転職ノウハウ

在職中の転職で好印象を与える履歴書作成2つのポイント

履歴書 在職中

「在職中に転職活動する場合の履歴書の書き方がわからない」

「決まってから退職するつもりだが、予定日はどう書いたらいいのだろうか」

在職中に転職活動をする人の中には、このような疑問がある人もいるのではないでしょうか。

在職中に転職活動の履歴書を書く場合には、「職歴」と「本人希望欄」の書き方がポイントです。

在職中の履歴書の書き方
  • 在職中であることを明確にする
  • 本人希望欄を有効活用する
  • 予定で構わないのでいつから出社できるかを記入する

在職中の転職活動でも、書き方を工夫すればマイナス評価になることはありません。
本記事では、転職エージェントとして多くの転職履歴書を添削してきた筆者の経験をもとに、在職中に履歴書を書く際のポイント2つを紹介します。最後まで読むことで、迷わず履歴書が書けるでしょう。

この記事を読むとわかること

  • 在職中の職歴は「現在に至る」もしくは「在職中」とする
  • 決まっていなくても退職日を記載する
  • 応募先からの連絡が取れる時間を明確にする
  • 希望条件は曖昧な表現にしない
  • 履歴書の添削サービスを利用することも有効

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1. 在職中は「職歴」の書き方に注意する

在職中の場合は、履歴書の中でも一番採用側の目に留まる「職歴」の書き方に注意しないと、人事から常識がないと思われてマイナス評価につながってしまいます。

そうならないために、誰でも常識ある「職歴」を完璧に書ける方法を具体的にご紹介します。

在職中の場合、職歴の最後は「現在に至る」と記載する

在職中の場合は、職歴としてはまだ続いている状態なので「現在に至る」という一言を最後の行に記載するのがマナーとされています。

履歴書 職歴

「現在に至る」は改行して左詰めで書きましょう。

ただし、同行内におさまる場合には、右横に「現在在職中」と書いても問題ありません。

“在職中である”ということが人事担当者に伝わることが重要なので、見やすさやバランスを見て記載すると良いでしょう。

完璧な「職歴」を作る4つのポイント

完璧な「職歴」を作る上でのポイントは4つあります。

  • 会社名は略さず正式名称で時系列で記載しましょう
  • 会社名の横、または次の行に業種と従業員数を書き、簡単な職務内容も記載しましょう
  • 異動などで部署が変わっている場合は、部署名・異動年月も記入しましょう
  • 企業の合併・買収など、社名変更があった場合は「○○株式会社(現:△△株式会社)」と記入する

より詳しい事例などは、「履歴書の職歴欄の正しい書き方|どんな経歴でも今すぐ書ける」でご紹介しておりますので、ぜひご参考ください。

2. 本人希望欄に記載すべき3つの項目

在職中の場合、「本人希望欄」に以下の3点を記載することで、人事と効率的にやり取りが可能になります。

  • 出社可能日
  • 退職予定日
  • 在職中の連絡方法

履歴書には伝達事項を書く欄がありませんが、「本人希望欄」を「通信欄」として活用し、事前に人事担当者に「いつから働けるのか」「在職中はどのように連絡が取れるのか」をきちんと伝えましょう。

これらを行うことによって「退職日と入社日に無理があった」「仕事中に連絡が出来ず、面接の機会を逃した」など、企業とのすれ違いによりチャンスを逃すリスクをなくすことができます。

入社可能日・退職予定日

「いつから働けるのか」を記載することで、採用側も受け入れ体制を調整することができます。

在職中の場合、退職願の提出⇒引き継ぎ⇒退社 まで最短で1ヶ月ほどが目安です。未定の場合でも目安は記載するようにしましょう。

あまりに短すぎると仕事に対する責任感を疑われてしまい、逆に3ヶ月以上も先となると状況によっては「採用しない」と判断される可能性も高くなるので注意が必要です。

書き方参考例

  • 出社可能日:「平成○年○月○日より勤務可能」
  • 退職予定日:「平成○年○月○日予定」

在職中の連絡方法

「いつ」「どのような方法で連絡が可能か」といった連絡方法の希望を記載します。

確実に連絡を取れるようにするため、 連絡先に書ききれなかった、携帯メールアドレスなど予備の連絡先を記しておくことも良いでしょう。 いつ連絡が取れるかが分かることで人事担当者も安心することが出来ます。

書き方参考例

  • 現在の勤務中の連絡方法:「○曜日、○○時~○○時の時間内で対応可能」
  • 「平日○時~○時までの連絡はメールでいただけると幸いです」

本人希望欄は具体的に記載すること

「本人希望欄」は、応募先企業に勤務する上で譲れない条件がある場合、それを記載します。

「できれば〇〇がよい」程度の希望は、イメージダウンにつながる可能性もあるため書くべきではありません。

書き方参考例

  • 希望職種:「一般事務」(求人情報と同じ職種名で)
  • 希望給与:「貴社規定に従います」も、「○○万円を希望いたします」
  • 希望勤務時間:「貴社規定に従います」、「○○~○○時の勤務を希望いたします」
  • 希望勤務地:「貴社配属に従います」、「本社、○○支社での勤務を希望いたします」

3.職務経歴書の添削に強い転職エージェント3選

一人での転職は、何かと不安や疑問が多いかと思います。

職務経歴書作成のアドバイザーを持つことで、転職を有利に進めることができます。

転職エージェントの登録は無料です。

ぜひ、ご活用ください。

3-1若手、第二新卒の人は『マイナビエージェント』

マイナビエージェント

若手、第二新卒向けの求人を多数持っており、またコンサルタントの質が高いです。

履歴書や、職務経歴書、面接対策のサポートがしっかりしており、初めて転職する方におすすめの転職エージェントです。

他社に比べて社員の方のやる気が非常に高いと評判です。

レスポンスが迅速なのは当然として、単なる求人紹介にとどまらず、その人のことをしっかり分析した上での求人内容や丁寧な面接対策などをしてくれたという声を多く聞きます。

口コミ・評判

営業・33歳・男性・800万台
総合評価:★★★★☆4

担当の人の対応がとても素晴らしかった。話もしっかりと聞いてくれた上で提案もしてくれて、他のエージェントさん達よりも心強かったです。

特に、初めての転職だったので職務経歴書・履歴書が不安だったのですが、丁寧に添削してくれたのが印象に残っています。

またお世話になる機会があったら、その担当さんにお願いしたいと思っています。

3-2. より多くの求人から探したい人は『パソナキャリア』

パソナキャリア

パソナキャリア』は、求人件数はリクルートやdodaといった大手には届かないものの、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。

パソナの社風自体が「利益よりも社会貢献」を重要視しているため、それが社員にも浸透し、利益追求のための紹介ではなく、親身な転職者サポートを実現しているのかもしれません。

口コミ・評判

エンドウ さん(30歳)
評価:★★★★★5
超がつくほど親身な対応をしてくれました。
アドバイスも的を得ていて、細かく丁寧でした。
求人も自分の求めていた条件を汲んでしっかりと見つけてくれましたし、面接対策もしっかりとしてくれました。
こういうのは担当のコンサルタント次第かと思いましたが、周りの友人もパソナで転職を決めており、評判もいいので全体としてレベルが高いのかと思います。

3-3. 自分のキャリアに自信のある人は『JACリクルートメント』

JACリクルートメント

『JACリクルートメント』は、発祥がイギリスの外資発の日系転職エージェントで、グローバルのハイキャリア案件に強いという背景があり、基本的にキャリアに自信のある人向けのサービスです。

案件としては、外資系の高年収・ハイキャリア案件が多いので、自分のさらなるレベルアップを目指そうという人にも最適です。

前述の通り、単価が高く転職エージェントの成功報酬も大きいため、コンサルタントも1人1人に対して職務経歴書の添削など手厚くサポートをしてくれます。外資に強いので、英語の職務経歴書などの対策も万全です。

口コミ・評判

SIMA さん(26歳)
評価:★★★★☆4
とにかく親身になって考えてくれていることがよく分かる対応だった。
求人情報に対するこちらのフィードバックに対して、新たな提案をしてこようとする姿勢はとても好感が持てた。様々な提案があり、いいものも気に入らないものもあったが、それでもなんとかクライアントに応えようとする姿勢は、こちらも頭がさがる思いだった。
特に、他のエージェントとの比較において、クライアントに親身な姿勢というのは際立っていた。
紹介してくれる案件も、非常にこちらの希望に近いものが多く、その意味でも、助かった。職務経歴書もしっかりとアドバイスしてくれて、自分だけでは気づかない部分も指摘してくれてさすがはプロだなと思った。
結果的には、このエージェントの紹介案件ではないところに転職したが、それでも、嫌な顔せず、祝福してくれたことは当然といえば当然だが、好印象しかない。

4.まとめ

働きながらの転職活動は、いかに効率よく進めていくかが重要です。

今回、ご紹介した下記の2つのポイントを守ることで、応募先の企業に対しての配慮をアピールでき、印象をグッと上げることができますよ。

  • 職歴の最後には「現在在職中」と書く
  • 本人希望欄には「出社可能日、退職予定日、在職中の連絡方法」を入れる

また、上記以外についても職務経歴書や履歴書でお困りの方は、転職エージェントに聞くのが手っ取り早くおすすめです。

本記事でご紹介したおすすめの転職エージェントです。

※転職エージェントを利用する際の注意点

転職エージェントは完全無料で使えますが、あなたが内定・転職すると企業側から多額の報酬(提示年収の30%前後)を受け取っていますので、言葉巧みに転職へ誘導してきます。

彼らの営業トークにのせられて焦って転職先を決めてしまうことだけは避けてください。

リクルートエージェント』のような大手エージェントは本気で転職を検討していればおすすめですが、担当のノルマも厳しいため注意しないと営業トークにのせられます。

転職検討段階やまだまだ悩んでいるという方は、商売っ気が少なく親身に相談にのってくれる『doda』や『パソナキャリア』、20代であれば『マイナビ』のような中堅エージェントがおすすめです。

転職活動中はとなりの芝は青く見えるものですから、注意しながら次の可能性を探して下さい。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

転職時に給与交渉はしないと損!例文を用いて伝え方やタイミングを徹底解説

転職 給与交渉 アイキャッチ

「給与交渉をすれば自分の年収は上がる?」

「給与交渉をしたいけど図々しいかな」

と考えていませんか。

転職活動において、基本的に給与交渉はできますが、失敗することや会社からマイナスイメージを持たれるリスクもあります。

給与交渉は、自分の市場価値を客観的に把握した上で、悪印象を与えない範囲で進めることが重要です。

転職時の給与交渉がスムーズになる伝え方
  • 自分の要求をまとめておく
  • 自分の実績について資料で説明する
  • 将来的にどのように貢献できるか伝える
  • 自分から最低希望額を言わない

本記事では、転職のプロとして多くの転職希望者をサポートしてきた私が、給与交渉ができる条件や相場、コツを徹底解説します。

すべて読めば、自分が給与交渉をしても良いか分かり、スムーズに転職活動を進めることができるでしょう。

この記事を読むとわかること

  • 転職の給与交渉をためらってはいけない理由
  • 給与交渉の伝え方
  • 転職時の給与交渉前に準備しておきたいポイント
  • 転職時の給与交渉を上手く進めるコツ
  • 給与交渉に自信がない方におすすめしたい転職エージェント

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(税込)

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転職の給与交渉をためらってはいけない2つの理由とは?

転職時に給与交渉すべき2つの理由

「自分から給料を上げてもらうのは図々しい」とためらってしまいますよね。交渉することや失敗するリスクにストレスを感じ、交渉せずに提示された給料を受け入れてしまう人の少なくありません。

しかし、交渉するリスクよりも交渉しなかったことのリスクの方がはるかに大きいのです。

給与交渉をしなかった場合を考えてみてください。はじめはあまり気にならなくても、給料への不満が少しずつ溜まっていくでしょう。仕事にやりがいを感じられないために、長続きせずに転職を繰り返すことも考えられます。

給与交渉は転職者の権利であり、決してわがままなことではありません。むしろ、給与交渉をせずに不満を募らせる方が会社にとってはよっぽど迷惑な話と言えます。

転職時の給与交渉は、お互いが納得できる形で前向きに仕事を始めるためには、欠かせないステップなのです。

交渉次第では50~100万円も年収が上がる

給与交渉では、現在の年収よりも50~100万円アップが目安とされています。逆に言うと、交渉次第で50~100万円も年収が変わってくるのです。

交渉中は、転職活動が長引くことや転職先に悪印象を与える不安など、精神的なプレッシャーを感じるかもしれません。しかし、一度交渉をすれば、その先前職よりも高い年収で働き続ける可能性があるのです。

1年単位でみると、年収を維持して転職することに不満はないかもしれませんが、少し勇気を出すか出さないかで、長期的にみると数百万円単位の年収差が出てきます。

年収が低くなれば満足度も下がる

年収変化は仕事の満足度に影響することが分かっており、転職後の年収に不満を持つと、やりがいを見いだせなかったり、仕事を楽しめない可能性が高まります。

転職で年収が上がった人は、仕事の満足度が上がる割合の方が多いです。一方、年収が下がった人は、仕事の満足度が下がる割合の方が多くなっています。

年収アップ/ダウンした人の転職満足度

転職動向調査(2021年度版)を元に当サイトで作成

お金よりもやりがいを重視して転職する方もいるかと思いますが、はじめは「給料が多少下がってもいい」と思っていても、いざ働き始めると仕事へのモチベーションが維持しづらくなるものです。

これは、行動経済学の外発的動機付けでも実証されています。外発的動機付けとはインセンティブや給与アップなど、外部からの働きかけで、行為を行おうとすることです。良くないニュアンスで紹介されることも多いですが、モチベーションを上げる上では効果があるものです。

転職により年収が上がれば、モチベーションアップにつながり、ある程度やりたくない仕事や辛い仕事でも、働くことができるのです。

逆に年収が上がらない、下がったことで給料面に不満が生まれると、モチベーションが維持できないために、結果も出せず、転職を繰り返してしまう恐れもあるのです。

給与交渉をするために自分の適性年収を知る必要がある

自分の適正年収を知って給与交渉を有利に

給与交渉をためらってしまう人は、自分の適正年収が分かっておらず、提示された給料が自分に見合っているのか判断できていないことが多いです。

適正年収を知っておくと、年収を低く提示された時に、自信を持って給与交渉を行うことができます。

適正年収の診断ツールを利用する

診断ツールを利用すると、適正年収の目安が分かります。

dodaの年収査定では、経歴を入力するだけで186万人の転職社ビッグデータを元に、適正年収を査定してくれます。doda 年収査定適正年収以外にも、今後30年間の年収推移や、似たような経歴を持つ人の転職事例も見ることが出来るので、転職イメージが沸きやすくなります。

年収は高めに査定されることが多いですが、目安としてまずは査定してみましょう。

【補足】異職種への転職では適正年収より下回ると想定しておく

転職では、「同業界×同職種」→「異業界×同職種」→「同業界×異職種」→「異業界×異職種」の順に年収アップの可能性は下がっていきます。

現職の経験やスキルが活かせない仕事は、即戦力とはみなされないため、年収はむしろ下がることがほとんどです。

適正年収はあくまでも同職種へ転職した場合の値であるため、異職種や未経験での転職は適正年収が下がると考えておきましょう。

自分の年齢の適正年収を知っておく

自分の年齢の適正年収を知っておくことも重要です。職種により年収に幅はありますが、提示された給料が同年代の年収でどれくらいの立ち位置なのかを把握することができます。

2020年度の年齢・性別の平均年収は以下の通りです。

年齢 男性 女性
20~24歳 277万円 242万円
25~29歳 393万円 319万円
30~34歳 458万円 309万円
35~39歳 518万円 311万円
40~44歳 571万円 317万円
45~49歳 621万円 321万円
50~54歳 656万円 319万円
55~59歳 668万円 311万円
60~64歳 521万円 257万円

(参考:国税庁 民間給与実態統計調査

性別や職業、学歴別に紹介されているので、確認してみてください。

社外の知人に聞いてみる

会社外の人に年収を聞いてみることもおすすめです。会社内の年収相場は、全体の相場とは大きくずれていることも多く、実際の適正年収よりも高すぎたり低すぎたりする場合があります。

同年代で同じような経歴やスキルを持っている人や、転職先に検討している業界で働く人の年収は、転職先での自分の年収相場を知る目安となります。

とはいえ、お金の話に抵抗を感じる人も多いでしょう。転職経験者に年収交渉をしたかどうか聞いてみるだけでも、年収交渉をするべきかどうかの目安が分かります。

【状況別】給与交渉の伝え方

状況別での給与の交渉方法

給与交渉の伝え方は、面接で希望年収を聞かれた場合内定後に給与交渉を切り出す場合で異なります。

面接で希望年収を聞かれた場合

面接で聞かれた際は、自分の経験とスキルを考慮したうえで、市場価値に見合った年収を提案しましょう。

そのためには、事前に業界の水準を調べ、自分の実績と照らし合わせることが重要です。

具体的な金額と合わせて、自分の実績や企業に今後どのような貢献ができるのか説明できると、納得してもらいやすいでしょう。

内定後に給与交渉を切り出す場合

内定を受けたあとでも給与交渉できますが、この段階での交渉は、企業との関係性に影響する可能性があるため慎重におこなうべきです。

交渉を始める前に、自分が提供できるスキルや価値をあらためて提示することで、企業の発展にどのような貢献ができるか説明しましょう。

また、具体的な金額を求める際には、これまでの業績を述べたうえで、妥当な要求である理由を述べられるとよいです。

説得力のある説明をすることで、双方が納得した状態で働けるでしょう。

転職時の給与交渉前に準備しておきたい6つのポイント

給与交渉の前いに準備すべきこと5選

転職での給与交渉前に準備しておくべきことは以下の6つです。

それぞれ説明します。

求人情報から転職先の平均給与・年収を把握する

転職を考える際に最も重視すべきことのひとつとして、給与相場が挙げられます。

求人情報から相場を把握することで、自分の市場価値を測りやすくなるはずです。
求人情報は、同じ分野・業界・地域の仕事のものから確認しましょう。

また、ひとつに限らず複数の媒体に目を通すことで、比較検討しやすくなります。
事前のリサーチをしっかりおこなうことで、交渉で有利に進められるでしょう。

転職先の給与設定の基準を確認する

スキルや経験だけでなく、業績や目標達成率に基づいて給与を設定する企業や業種も珍しくありません。

転職エージェントへの相談時や面接の際に、志望する企業の給与昇給のシステムについて聞いてみましょう。

給与体系を理解することで、入社後にもらえる金額の目安を予測できます。

給与の最低ラインを決めておく

せっかく転職に成功しても、給与に不満があるとストレスの原因になってしまいます。
そのため、自分が納得できる最低額の給与ラインを設定することも、交渉前におこなうべきことのひとつです。

求める生活水準から逆算して金額を割り出すことで、給与の最低ラインが見えてくるはずです。

内定をもらったら給与交渉を切り出す

必ず、内定をもらってから給与交渉を始めましょう。内定前に切り出すと、「給料のことしか考えていない」という印象を与えてしまう可能性があるからです。

逆に、内定承諾書を提出すると、記載されていた雇用や労働条件に合意したとみなされるので、給与交渉を行うことはできません。

給与交渉は内定をもらってから、承諾書を提出するまでの間に行うのがベストです。

現在の年収の50-100万円アップを目指す

給与交渉の目安は、現在の年収の50-100万円のアップです。

前職の年収が著しく低い場合や、確かな実績がある場合を除いて、100万円以上の年収アップを要求するのは辞めましょう。

高すぎる年収の要求は「自分の市場価値をわかっていない人」とみなされるだけで悪印象にしかなりません。

交渉が成立する範囲で希望額を設定しましょう。

複数社から内定をもらっておく

複数社から内定をもらっておくことで、他の会社で提示された年収を根拠に交渉を進めることができます。

例えば、本命のA社からは年収500万円、B社からは年収550万円を提示されて内定をもらっていると、「B社からは年収550万円を提示されているので、給料を上げて欲しい」とA社に交渉することができます。

複数社から内定が出ていると、他の企業も選択肢に入れつつ交渉する余裕が生まれ、また内定を複数もらえていることで自分の市場価値に自信が持てます。

給与交渉 テクニック

複数内定を持っている人は、採用担当者に「多くの企業が必要としている価値の高い人材」と評価されます。

このように、複数社の内定を持っていると、他の企業で提示された年収という明確な根拠が出来るので、交渉を有利に進めやすくなります。

転職時の給与交渉を上手く進める5つのコツ

給与交渉を上手く進めるコツ4選

給与交渉に不安を持つ方に重要なことをお伝えします。給与交渉が成功するかどうかは、事前の準備の段階で9割が決まっています。

適切な事前準備をしていなければ、交渉を始める前に失敗は見えていると思っておきましょう。

こちらでは、事前準備の段階で知っておきたい交渉術を紹介します。

自分の最低希望額や福利厚生の条件をまとめておく

自分の最低希望額や、福利厚生の条件など交渉で要求しておきたいことを事前にまとめておきましょう。

給与交渉は自分が希望する額が認められるまで、粘り強く交渉を続けていく必要があります。自分の要求を把握しておかないと、交渉が長引くうちに妥協してしまうことも考えられます。

また、自分の希望額がどうしても受け入れられない場合もあります。その場合に、福利厚生や労働時間の条件など、他に要求したい項目がある場合は、このタイミングで交渉するのがベストです。

交渉が長引いても妥協せずに自分の要求を最大限受け入れてもらうために、事前に要求をまとめておくことが重要です。

自分の実績について資料で説明すれば価値や熱意が伝わる

自分の実績についての資料を作成して、交渉の場で利用すると、あなたの価値や熱意が伝わります。

過去1年の実績や、自分が前職でどのような貢献をしてきたのかをまとめます。

給与交渉で資料を用意しておくことで、「しっかりと準備を行う堅実で真面目な人」という評価も得られるので、その後の交渉でもポジティブな評価を得やすくなります。これは、ある物事への評価が他の要素にも影響する心理学の「ハロー効果」でも実証されています。

交渉の場で、しっかりと準備をしてきた姿勢を見せることで、担当者はあなたに良い印象を持ち、その後の交渉も有利に進めやすくなるのです。

自分を採用するメリットを伝える

自分が入社することで、将来的に会社にどのようなメリットがあるのかを伝えることで、給料を上げてでも雇うべき人材であることをアピールできます。

(例)

  • 前職の営業経験を生かし、営業部の売上を1年以内に20%アップさせます。
  • 経理経験を活かして無駄を見つけ出し、15%の経費削減を実現します。

現在実現できていないことでも、将来的な話をすることで、あなたを雇ってスキルを伸ばすと会社にどのようなメリットがあるのかが伝わりやすくなるのです。

【NGワード】自分から最低希望額は言わない

企業側に自分の年収を先に提示させるために、面接で聞かれても自分から最低希望額を明示してはいけません。

例えば、自分から「最低希望額は550万円です」と言うと、企業側は希望額の少し上の560万円程度の年収を提示してきます。実際は年収600万円以上と評価していた場合でも、最低限の譲歩しかしなくなるのです。

応募書類に最低希望額の記入欄があった場合は、空白にしておきましょう。面接で聞かれた際は、「希望年収は御社規定に従いますが、現在年収と同等以上を希望させていただけると幸いです」などと明言は避けます。

企業側が提示してきた額が自分の最低希望額を下回っていた場合でも、どれくらい下回っているのか明言せずに、今の年収以上を希望していることだけを伝えましょう。

他の内定企業の条件を引き合いに出す

他の企業から受け取った魅力的なオファーを提示することで、自分の市場価値に説得力を持たせられます。

しかし、他社を引き合いに出す際は、一方的に振りかざすのではなく誠実な態度でのぞむことが重要です。

具体的な数値を伝えるのではなく、「他の企業からも魅力的なオファーを受けています」と述べることで、自身の価値を強調しつつも尊重と敬意を示せます。

給与交渉でよくある3つの失敗

給与交渉で気をつけたい3つのトラブル

「給与交渉に失敗しないか不安」と思っているかもしれません。不安に感じている通り給与交渉は必ずしも成功するとは限らないのが現実です。

株式会社マイナビが2020年に行った調査によると、転職により年収が増えた人は全体の約3割でした。逆に言うと、7割は転職で年収がアップしていないと言えます。

転職による年収変化

転職動向調査(2021年度版)を元に当サイトで作成、結果は50万円以上の年収変化があった人をカウント

もちろん全ての人が給与交渉を行なっているわけではありませんが、転職により年収アップする人はかなり限られているのです。給与交渉においてよくある失敗は以下の3点です。

給与交渉に失敗する、交渉後に後悔しないためにも、しっかりと抑えておきましょう。

明確な根拠がないと企業へ悪印象を与えてしまう

確かな実績や経歴もないのに給与交渉を行うのは、企業へ悪印象を与えるだけの逆効果となります。

提示された給料よりも高い金額を求めるには、周りよりも秀でた経歴やスキルが求められます。数値化された明確な実績や根拠のないまま、給料アップを訴えても、「給料しかみていない人」という印象を与えるだけです。

提示された給料は、企業からあなたへの評価を示しています。評価を上げたい場合は、事前に実績を明確に説明できるように準備しておきましょう。

前職の年収が高い人は自分の適性年収を調べよう

大手企業に勤めていた人や、適正年収よりも高い給与をもらっていた人は、給与交渉に失敗しやすいと言えます。

転職先の給与は、前職の年収を考慮することもありますが、経験やスキルを総合的に判断して提示されます。各企業の給与目安をもとに決まるので、前職の給料水準が高い場合は、年収ダウンは免れないでしょう。

事前に企業の平均年齢や平均年収などから、転職先での自分の適正年収を把握して、絶対に交渉が成立しないような高すぎる金額を提示しないように心がけましょう。

目先の年収だけを気にすると生涯年収で損をする

入社時の年収だけを気にして交渉すると、長期的に損をする可能性もあることに注意しましょう。

例えば、転職時に年収600万円を提示するA社と、年収560万円を提示するB社があったとします。

目先の年収だけを気にする人は、A社を転職先に選びます。しかし、昇給率がA社は0.5%、B社が3%だった場合、10年間の総年収で比較するとB社の方が多くなるのです。

生涯年収 比較

このように、給与交渉をする場合も、目先の年収だけでなく、将来的に年収が上がっていくのか昇給率も確認し、交渉しましょう。

給与交渉が不安な方は転職エージェントに任せるのがおすすめ

給与交渉は転職エージェントにお任せ

ここまでを読んで「交渉術を知れたのは良いけど、どうしても自分では交渉出来ない…」と不安が拭いきれない方もいるのではないでしょうか。

転職時に給与交渉をする機会は人生でもほとんどないことです。自分の希望を通そうとして転職先がいつまでも決まらないリスクもあり、どうしても勇気を出せないものですよね。

給与交渉は、自分でやるよりも転職エージェントに任せる方がおすすめです。

転職エージェントとは

転職エージェントとは、登録すると転職相談に乗ってくれて、求人探しから面接対策まで、幅広いサポートをしてくれる『人材紹介サービス』のことです。

給与交渉以外にも、あなたの希望に合った求人の提案や、応募先企業とのやり取り、履歴書の添削や面接練習などの選考対策など、転職活動にまつわる全ての工程でサポートをしてくれます。

転職エージェントのサポート図解

内定が決まると、企業側から紹介料を受け取るため、転職エージェントは全て無料で利用することができます。

希望年収を満たした求人の紹介や、企業からの給与評価につながる面接対策もできるので、希望年収での転職がしやすくなります。

転職エージェントは給与交渉経験も多い

転職エージェントの担当者は、何百人もの転職希望者をサポートしてきた転職のプロです。

同様に、給与交渉経験も豊富です。転職エージェントは、転職者の年収の約3割を紹介料として企業側から受け取ることで、利益を出しています。

転職エージェント側の利益のためにも、担当者は給与交渉をして年収を少しでも上げようとしてくれるのです。

交渉ノウハウを持ち、転職者の市場価値や業界の相場も把握した上で交渉を進めてくれるため、自分でやるよりも交渉が成功しやすいのです。

直接交渉しないので精神面での負担が少ない

転職エージェントに任せることで、直接交渉する必要がないため、精神的な負担が減ります。

交渉をするのはエージェントの担当者のため、ここまで紹介したノウハウを駆使する必要もありません。担当者には自分の最低希望額を伝えておけば、なるべく高い金額での合意を目指してくれます。

転職エージェントの担当者が給与交渉を行うことは当たり前なので、企業側に悪印象をもたれることもありません。

入社後も、気まずさやプレッシャーを感じずに仕事を始めることができるでしょう。

給与交渉に自信がない方におすすめしたい転職エージェント3選

数ある転職エージェントの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い転職エージェント」をピックアップしました。

転職サイト選定基準

  1. 求人の数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
  2. 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアコンサルタントに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職エージェントは、以下の通りとなりました。

転職エージェント 公開求人数|総合満足度
1位
リクルートエージェント
約37万件| 4.1
業界最大手エージェント。選択肢を増やしたいなら登録必須
2位
dodaエージェント
約18.8万件|3.9
顧客満足度No.1(2023年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)の転職エージェント
3位
マイナビエージェント
6.3万件|4.3
サポートが充実しており、はじめての転職に強い。

〔求人数〕2023年4月7日時点

※この記事では3つに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!』を参考にしてください。

1位.リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

◆補足:リクルートが運営している関連サービス

2位.dodaエージェント

2024年版dudaトップ画像

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

3位.マイナビエージェント

※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

転職の給与交渉でよくある質問

転職の給与交渉でよく聞かれる質問

転職の給与交渉の際に、よく聞かれる質問は以下の3つです。

ひとつずつ回答します。

希望の年収はどのタイミングで伝えれば良いですか?

ベストなタイミングは人それぞれです。
しかし、一般的には、面接の段階で希望する金額を伝えるのがよいとされています。

なぜなら、内定後の労働条件通知書が提示されたあとで給与交渉をおこなうのは難しいからです。

面接官に希望年収を聞かれることを想定し、あらかじめ妥当な額を見積もっておきましょう。

転職時で上げられる年収の相場はどれくらいですか?

転職時の給与アップの相場は、実績やスキルなどによりさまざまです。

一般的には、前職の給与より5〜10%ほど高めの金額と言われています。
しかし、未経験の業界・業種であるケースや福利厚生を考慮すると、この限りではありません。

転職は、新卒と比べて給与交渉がしやすいです。
年収をアップさせたい場合は、それだけの理由を説明できる必要があります。

転職の給与交渉がうまくいく人の特徴を教えてください。

給与交渉がうまくいく人の特徴として、自分の市場価値を正確に把握し、それをうまく伝えられることが挙げられます。

具体的には、自分のスキル・経験・実績を具体的かつ事例も合わせて説明でき、今後どのように企業に貢献できるかを明確に話すということです。

さらに、基本的なコミュニケーション能力誠実な態度も重要です。

自分自身の要求を突きつけるだけでなく、企業が定める基準や転職者に求めるニーズを理解することが、成功の鍵です。

転職の給与交渉は適正年収を把握してから行動しよう

転職時の給与交渉まとめ

転職時の給与交渉の方法や有利に進めるコツなどを解説しました。

後から不満をため込まないためにも、給与交渉はしっかり行うべきです。

面接で聞かれる場合・内定をもらったあとなど状況によって異なりますが、相場を事前にリサーチし、妥当な額を提案できるように準備しておきましょう。

希望の給与を提案する際には、実績やスキルを提示するだけでなく、どのように貢献できるのかも合わせて話すことが大切です。説得力のある説明ができないと、入社後の信頼関係に影響が出てしまうからです。

交渉が苦手な人や交渉経験がない人は、転職エージェントに代行してもらうことをおすすめします。
転職エージェントの担当者は、何百人もの転職希望者をサポートしてきたプロなので、給与交渉にも柔軟に対応してくれます。

直接交渉しなくて良いので、精神的な負担を感じることもありません。

転職で給与アップができれば、今よりも満足度の高い生活ができるはずです。
あなたの未来が明るくなることを祈っております。

転職や退職の方法に迷うすべての方へ

転職や退職の方法に関する悩みは、それぞれの分野のプロフェッショナルに頼るのも有用です。

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27,000円~
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転職が決まらない12の理由と解決して内定を勝ち取るための全知識

転職 決まらない

「1年以上転職活動しているのに決まらないのはなぜ?」

「転職が決まらないのでメンタルが疲れた…!」

転職活動をしていてなかなか決まらない場合「このままずっと無職になるのか」と焦りや不安を感じますよね。

転職が決まらない原因には、事前準備ができていない場合や転職活動の進め方が間違っている可能性があります。

しかし、自分の性格や特徴を把握して準備をおこない、応募や面接などの転職活動に大切なポイントを抑えることで、希望の条件を満たした企業や職種に転職できます。

転職が決まらない人への解決策を紹介!
  • 転職準備|自己分析を徹底し自分の長所・短所を理解する
  • 求人への応募書類選考|応募数を増やし、企業に合った自己PRや志望動機を丁寧に作成する
  • 面接|基本的なマナーを守り、これまでの失敗を踏まえたうえで自信を持って返答する

転職が決まらない20代後半から30代の悩みはさまざまなので、自分が転職活動のどのタイミングで足踏みしているのか判断するのは難しいでしょう。また、具体的な解決策を見出せなければ、同じ失敗を何度も繰り返してしまう可能性もあります。

そこで本記事では、転職エージェントとして長年働いてきた私が、転職が決まらない人のよくある悩みを調査し、それぞれの悩みに合った具体的な解決策を紹介します。

この記事を読むとわかること

本記事を読むことで、転職がうまくいかない状況を打破して、自分の希望する企業にスムーズに転職できるでしょう。

注:転職に関する悩みは転職エージェントに相談するのが効果的です。転職エージェントのサービス内容を詳しく知りたい方は、「転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識」もご覧ください。

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1. 転職が決まらない原因を12のケースに分けて徹底解説

なかなか転職が決まらず、「自分は本当に大丈夫なの?」と不安に思っている方もいるかもしれません。

しかしながら、あっさり内定を勝ち取る人は一部のみで、みんな苦労しながら転職活動をしています。

1-1. 自分だけじゃない!転職で1年以上苦労している人は意外と多い

下記は「doda」による転職成功者に何社応募したのかを聞いたアンケートの結果で、およそ半数の方が応募11社以上を経てようやく転職が決まったという結果が出ました。

転職 応募社数

出典:doda 転職成功者の「平均応募社数」

また、21社以上の面接を受けて決まった人が32.9%と、苦労して転職活動をしている人は少なくありません。

私が以前お会いした求職者の方の中には、179社に応募、16社の面接を受けてようやく決まったという方もいます。

口コミ・評判

N・S さん(41歳・メーカー)
前職での残業・上司との関係に耐えられなくなり、逃げ出すように退職。
ややブランクありの状態だったことや、40歳を超えていることから、大分苦労しました。
でも、「毎日転職のことを1つ以上する」「週に30社応募する」などを決めて、とにかく数で勝負しました。
200社近く応募して、ようやく私の希望通りで、かつ経験を活かせる企業に1社内定。
これから転職する人に伝えたいことは、かならず合う企業はどこかあること、それを見つけるために行動量を増やすことが大切だということです。

「決まらない」と焦る気持ちは良くわかりますが、苦労しているのはあなただけではないですし、あなたに合う会社は絶対にあるはずなので、諦めずに頑張って行きましょう!

1-2. 転職が決まらない理由を明確にすれば内定率が上がる

しかし、転職が決まらないのには何か理由があるはずで、そこが間違えていると、いつまで経っても転職は決まりません。

原因を見つけ、きちんと対策して行くためにも、下記に転職が決まらないときに考えられる全ての理由を挙げてみました。

転職のステージ 転職が決まらない原因
①「転職準備」
  • 自己分析が不足している
  • 自分の市場価値を正しく評価できていない
  • ポジティブに語れるようになっていない
②「求人への応募」
  • 応募の数が少ない
  • 自分に合った企業/求人に応募できていない
③「選考書類」
  • 企業・ポジションに合わせた自己PRが書けていない
  • 企業・ポジションに合わせた志望動機が書けていない
  • 丁寧に、読みやすく作成できていない
④「面接」
  • 基本的なマナーができていない
  • 自信のなさがにじみ出ている
  • 面接の対策が不足している
  • 失敗した振り返りができていない

これら1つでも欠けていると、うまく行く可能性はガクッと落ちます。

このページで徹底的に対策まで紹介するので、しっかり読んで対策しましょう。

1-3. 転職を成功させたい人は転職エージェントに相談するのもおすすめ

上記のポイントを1つずつ対策するにしても、数が多いし、何をどうすればいいかわからなくなっている方も多いと思います。

そういった方は、転職のプロである「転職エージェント」に相談してみましょう。

転職エージェントとは|転職に関するサポートを無料で受けられるサービス

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、選考の対策まで転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。

あなたの今の転職状況を相談すれば、何がいけないのか、何をすれば転職を決められるのかを無料で教えてもらえるので、転職の成功率がグッと高まります

まだ登録してない方は「2. 「転職が決まらない」を打破する転職エージェント3選」で紹介する、『リクルートエージェント』などの大手転職エージェントに登録して相談してみるのが最も確実で手軽な打開策です。

気にすべきデメリットはありませんが、転職エージェントについてすべて理解した上で使いたいという方は「転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識」のページにまとめましたのでチェックしてください。

それでは、転職が決まらない理由を転職のステージ別に紹介していくので、まずは自分でなんとかしたい方はチェックしていきましょう。

2.「転職準備」が悪いから転職が決まらないケース3つ

まず、しっかりと準備ができていないから転職が決まっていないケースです。

実際に、準備が悪いせいで、企業側とのミスマッチが起き、それが最終的に面接など、転職活動後半まで響くケースも多いです。

特に準備不足で起こりがちな3つのケースについて紹介していくので、チェックしていきましょう。

2-1. 自己分析が不足している|自分の実績や得意を明確にする

あなたは何ができるのか、何を成し遂げたのか、それを生かして転職先の企業にどう貢献できるのかを考えられていないと転職は決まりにくくなります。

下記のように、自己分析の不足は転職活動のあらゆるステージで悪影響を与えます。

  • 応募する企業が、あなたのスキルや経験に合わない
  • 能力や経験を表す具体的なエピソードを話せない
  • 根拠を持った志望動機が語れない

そのため、今までのキャリアをきちんと振り返り、何ができるのか、エピソードを交えてまとめておくことが必要です。

的確な自己分析は転職エージェントに相談しよう

転職エージェントに相談すれば、キャリア相談の中で、こういったポイントを引き出してもらえます。

ただし、自分で活動したい方のために、シートを埋めるだけで、転職に必要な自己分析ができるためのツールを用意しました。

すべての自己分析のポイントをまとめた下記シートは1~2時間程度で埋められますので、休日に試してみてください。

(画像をクリックすればpdfが開きますので、印刷してお使いください)

自己分析ツール

シートを埋めていく中でわからないことがあれば、自己分析のすべてのステップを解説した「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ」を参考にしてみてください。

2-2. 自分の市場価値を正しく評価できていない|実力に合った目標を定める

先ほどと少し似ていますが、「どうせ転職するなら年収◯◯円欲しい」「〇〇の役職に就きたい」など、あなたの実力以上の目標を持ち、求人を絞ってしまっていると転職が決まりにくくなります。

特に、転職前に実力以上に評価されていたり、高い給与をもらっているとここでつまづきやすいです。

どんなに実力に自信があっても、自分を客観的に評価して、動くことが転職活動では必要です。

転職エージェントであれば現実的な自分が目指せるラインを教えてくれる

転職エージェントに相談すれば、現実的に目指せるラインを教えてくれるので、2~3社の担当に話を聞きに行くことをおすすめします。

自分でやりたい方は、先ほどの自己分析シートを、「会社を飛び出したら何ができるか、いくらの価値が自分にはあるか」意識しながら埋めていくことがおすすめです。

市場価値を図るツールはたくさんありますが、機械的に算出するため正確ではないこと、中には市場価値が高く出すぎてしまうものもあるので、あくまでも「あなたのケース」でどうなのかじっくり考えましょう。

2-3. 経歴をポジティブに語れない|伝え方を工夫するのがポイント

自己分析などでまとめたあなたの話をするときに、ネガティブな発言・表現をしてしまうと一気に通過率は下がります。

特に転職理由などはネガティブになりがちですが、採用側の印象は良くありません。下記のようになるべくポジティブに伝えましょう。

  • ×:個人の営業ノルマがキツイ
  • ◯:チームで成果を上げる環境の方が活躍できる

この他にも転職の面接などでは、ネガティブな発言はなるべく避けるべきです。

今ネガティブに語ってしまっていることがあれば、前向きに伝えられないか見直してみましょう。

3.「求人への応募」が悪いから転職が決まらないケース2つ

いざ、求人に応募するときも、下記のようなポイントで問題があるケースは存在します。

  • 応募の数が少ない
  • 自分に合った企業/求人に応募できていない

3-1. 応募の数が少ない|30代・40代以上は応募数を増やそう

そもそも応募数が少ないと転職はなかなか決まりません。

未経験の業界に飛び込む場合、30代を過ぎた場合など、ライバルが多く、狙える求人が少ないケースは100社の選考を受けても1社も面接にたどり着かないケースも存在します。

そこで、確実に内定を出すためにもとにかく多くの求人に応募して面接まで辿りつくことが重要です。

なかなか内定が出ない方は週20件に応募することをまずは目標にしてみてください。

応募の数を増やすためには複数の転職エージェントの併用がおすすめ

応募の数を増やすために、下記の2つのポイントを意識してみましょう。

  • より多くの媒体を使って1つでも多く求人をチェックする
  • 譲れるポイント、絶対に譲れないポイントを明確にしておく

まずは、より多くの媒体を使って、求人を探せば、希望に合う求人を見つけやすくなります。

後ほど紹介する転職エージェントに登録すれば、あなたの条件に合う求人を毎日のようにガンガン紹介してくれますし、それでも足りないという方は担当者を付けずに自分でどんどん求人を探す「転職サイト」を使ってみましょう。

また、「絶対に譲れないポイント」「譲ってもいいポイント」を明確にしておけば、応募のチャンスを逃しにくくなります。

3-2. 自分に合った企業・求人に応募できていない|自己分析でミスマッチを防ぐ

応募は結構してるけど..という方の中には、「自分に合った」求人に応募できていないというケースもあります。

「企業が求めるスキルや経験を持っていない」など、ミスマッチのある求人に応募してもなかなか決まりません

先ほどの自己分析なども踏まえ、あなたに合った求人に応募する必要があります。

逆にハイスペックすぎて「すぐに辞めるのでは..」「会社の和を乱すのでは..」という理由で落ちることもあるので、あなたに合った会社選びは重要です。

事前の自己分析と企業リサーチの徹底が大切

あなたが何をしたいかだけでなく、企業がどんな人を求めているのか、それに対してあなたはどのように活躍できるかイメージした上で応募することが大切です。

数も大切ですが、現実性のある求人であることも意識しましょう。

転職エージェントであれば、あなたの希望だけでなくスキルなども考慮した求人を紹介してもらえるので、このポイントが不安なら転職エージェントを使いましょう。

4「選考書類」が悪いから転職が決まらないケース3つ

職務経歴書・履歴書などの選考書類問題があるせいで転職が決まらないこともあります。

具体的には下記の2つで、この章で紹介していきます。

4-1. 企業に合った自己PRが書けていない|企業がどういう人材を求めているかを確認する

職務経歴書では自己PRを書くことになりますが、これらが企業のニーズに合致していないと、通りにくくなりますし、通ったとしても面接などで、落とされてしまいます。

例えば、PC業務が中心の一般事務職に応募される方が、前職の販売職で鍛えた「フットワーク」をアピールするなど、意外に出来ていない応募者が多いです。

転職エージェントでは職務経歴書の添削・アドバイスをしてもらえる

基本的に、転職エージェント経由の応募であれば、職務経歴書の添削・アドバイスをしてもらえるので、1度今の応募書類にまずいポイントはないか相談するのがベストです。

しかし、自分で解決をしたい場合は、下記の5つの流れで自己PRを書ければ企業に響くものになります。

  • PRタイトル
  • 仕事内容
  • 結果・成果
  • 得た強み
  • 企業に貢献できる事

これらの観点で書けていないという方は、「転職成功する職務経歴書の自己PR|誰でも書ける6ステップ」の記事に職務経歴書における自己PRの書き方のポイントがまとまっているので、これをベースに見直してみましょう!

4-2. 企業に合った志望動機が書けていない|熱意をどれだけ伝えられるかがポイント

志望動機が的外れだったり、熱意を伝えられないと、採用にはなかなか結びつきません。

見る人が見れば使いまわしたということもバレるので、なるべく企業に合わせて作り込んでいきましょう。

企業に合わせた志望動機を作るためには念入りな事前調査が大切

企業のホームページなどはチェックした上で、下記要素をしっかりと盛り込み企業に合わせた志望動機を作りこんでいきましょう。

  • 応募企業に惹かれている理由
  • 事業・ポジションに惹かれている理由
  • 応募企業・事業・ポジションに貢献できる根拠

正直、できていないなと思う方は「職務経歴書で完璧な転職の志望動機を考える3ステップ」のページで、上記要素を盛り込んだ受かる志望動機の書き方を伝授していますのでチェックしましょう。

4-3. 丁寧で読みやすい文章が作成できていない|読みやすいだけで好感度アップにつながる

また、内容が良くても、読み手の好感度をあげるような書類になっていない可能性もあります。

  • 文章が読みにくい
  • 手書きの履歴書の字が雑・汚い

こういった書類を提出すると、あなたの魅力が伝わらなかったり、人事にマイナスの影響を与えることもあります。

丁寧に、読みやすく作成するためには文字数や表現の統一を意識しよう

特に手書きの履歴書は丁寧に書くこと、また読みやすい職務経歴書になるように下記のポイントを気をつけていきましょう。

  • 文字数は300字まで
  • 表現は平易かつ具体的に
  • 「~だが」「しかし~」など、逆説の接続詞を多用しない
  • ですます調で統一されている

不安な方は転職エージェントに1度チェックしてもらうことをおすすめします。

5.「面接」が悪いから転職が決まらないケース4つ

面接になかなか通らないという方は、自己分析が不足しているということのほかに下記のような課題がある可能性が高いです。

5-1. 基本的なマナーができていない|自分では気付けないこともあるので要チェック

面接の際に下記のような基本的なポイントが1つでもできていないと、面接官にマイナスの印象を与えている可能性があります。

上記26項目をチェックし、できていない箇所があれば直して、次回からの面接に臨みましょう。

「これってどういうこと?」「何を直せばいいの?」などの疑問点があれば「転職のプロ直伝!合否の55%を決める転職面接マナー26選」に上記26項目が詳しくまとまっているのでチェックしてみてください。

5-2. 自信のなさがにじみ出ている|企業に自分を売り込むつもりで自信を持つ

なかなか転職が決まらないという方にありがちなのが、選考に落ちすぎて自信を失い、それが面接官に伝わってしまうということです。

こうなってはますます選考に通りにくくなります。

面接の際は、企業に自分を売り込むつもりで、無理をしてでも自信満々に振る舞うことを意識しましょう。

自信をつけるためには自分のやってきた実績を整理して思い返そう

私が、自信を無くした人によくするアドバイスは、「自分のやってきたことを整理して、それを思い返して欲しい」ということ。

自己分析をする中で、大小はあれど、キャリアの中で成功体験や強みが発揮できたシーンが出てきたと思います。

それを思い出して「あなたも輝ける場所がある」ということを胸に、もう少し頑張ってみましょう!

また、面接の前の日はお風呂や寝る前などで、選考先の企業でバリバリ活躍している姿をイメージすることも有効です。

5-3. 面接の対策・準備が不足している|どのような質問が来るかを想定しよう

シンプルに対策が不足しているケースです。

想定される質問や、さらにそこから深掘りされる質問に対してどう答えるか、考え、言えるようになっていないとライバルに差をつけられてしまいます。

そのため、面接まで行くけど..という方は特に、面接の練習・対策を行いましょう。

転職エージェントでは無料で模擬面接をおこなってくれる

転職エージェントでは、無料で模擬面接を行ってくれます。

そのため、1度受けてみると、フィードバックももらえ、あなたの面接の課題が浮き彫りになります。

それでも自分で対策をしたいという方は、まずは下記の99の想定質問に全て答えられるようにシートを埋めましょう。

埋めて行く中で、疑問点があれば「プロ直伝!転職時の面接質問への本質的な対策と99の質問例」の記事にそれぞれどう答えるべきかをまとめたので、参考にしながら埋めましょう。

ただし、大切なのは、きちんと語れること。

口下手で不安な方は、何度も音読し、スラスラ語れるように練習しましょう

5-4. 失敗した振り返りができていない|次の選考に活かすことが大切

また落ちたか..と落ちた事実にだけ目を向けて、「なぜ落ちたのか」考えられていないと、同じ失敗をしてしまう可能性もあります。

面接で落ちた場合は、きちんと面接を振り返り「あそこではああ答えるべきだった」と他社の選考に活かせるようにしておきましょう。

振り返りをするには、面接後すぐに手帳に反省点を洗い出す

手帳などを用意して、面接の直後に、反省すべきポイントや聞かれた事をまとめ、他社の面接前などに読み返すと同じ失敗をしにくくなります。

ちなみに、転職エージェント経由で選考を受けた場合は、落ちたときに何がまずかったのか聞けば教えてくれることがあります。

落ちた理由を聞きたい方は転職エージェント経由の選考を意識しましょう。

6. 「転職が決まらない」を打破する転職エージェント5選

ここまでをまとめると、転職がなかなか決まらないのには12の理由があり、転職エージェントを活用すれば、その大半をクリアできるということです。

また、今の悩んでいる状況を無料で相談できるので、一度相談するだけでも気持ちが楽になります。

転職エージェントを使った人の声

口コミ・評判

Y・O さん(32歳・IT)
5ヶ月間の転職活動では、全くうまくいかず、「自分はダメなんじゃないか」と毎日不安に思っていました。そんな時知人の勧めで転職エージェントサービスに登録してみました。
登録すると、担当の方から電話があり、早速面談に。それまでの転職活動の状況などを伝えると、親身になってくれ、職務経歴書も見てくれました。
その中で「私のやってきたことを上手に伝えられていない」などのアドバイスをいただき、さらにいい条件の求人を紹介してくれました。
何がいけないかわかっただけでなく、その後も担当のIさんが密に連絡をくれ、二人三脚で勧められた感じがして1人で悩んでいた頃よりも転職活動が辛くなくなりました。
理容開始後2ヶ月で転職が決まりましたが、転職エージェントを利用して、転職活動が良い方向に動いた気がします。

このように、「転職で行き詰まったときに頼りになった」という声は非常に多いです。

6-1. 転職エージェントがサポートしてくれる内容まとめ

ここで、改めて転職エージェントがしてくれることをまとめました。

転職のステージ 転職エージェントがしてくれること
①転職準備 キャリア面談で、あなたの現在・過去・未来をプロ目線で棚卸しして、ベストな方向に導いてくれる
②求人への応募 あなたの希望や経験に合わせた求人(非公開案件含む)をガンガン紹介してくれ、応募手続きもしてくれる
③選考書類作成 職務経歴書や履歴書の作成をサポートしたり添削してくれる
④面接 模擬面接などの対策をしてくれ、面接の日程調整もしてくれる

この他にも内定を勝ち取った場合に下記のような面倒な手続きを全て代行してくれます。

  • 配属先の交渉
  • 給与・ポジションの交渉
  • 雇用契約書の確認
  • 入社関連手続き

完全無料なので、転職が決まらない方は必ず登録すべきサービスなのです。

6-2. 20代後半〜40代の転職が決まらない人におすすめの転職エージェント5選

転職エージェントは山ほどありますが、下記の観点で、今の状況を打破する転職エージェントをピックアップしました。

  • 保有求人数|とにかくたくさんの求人の中から良質な求人を数多く見つけるために
  • サポートの手厚さ|面接対策など、あなたの弱点をしっかりサポートしてもらうために

おすすめは下記の5社で、どれも完全無料のサービスなので、できる限りたくさん登録し、担当者との相性・紹介してくれる求人の質、量を比べながら頼るところを決めていきましょう。

では、一つずつご紹介していきます。

リクルートエージェント|大手だが担当に差がある

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

◆補足:リクルートが運営している関連サービス

リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです

ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。

レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。

また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます

レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。

doda|業界最大級。20代30代なら登録必須

2024年版dudaトップ画像

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1

※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

パソナキャリア|首都圏特化でサポート充実

6-3. 転職エージェントに登録した後の流れ

上記URLから登録すると、転職エージェントから数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

その際、面談の調整などをして、下記のようにサービスが進んでいきます。

スクリーンショット 2016-08-21 17.30.24

7. 転職に疲れたあなたへ伝えたい3つのこと

上記を元にまずは転職エージェントに相談するのがおすすめです。

しかし、自分で転職を進めるという方は、転職活動を乗り切るために、下記のポイントを頭に入れておいてください。

7-1. 転職自体を目標にしないようにする

転職を決意した理由が「収入を増やしたい」「キャリアアップ」などだった方も、転職がなかなか決まらないと、それを忘れて「どこでもいいから..」と徐々に「転職すること」を目標にしてしまう傾向があります。

まだ退職する旨を今の職場に伝えていない方は、今の職場に残ることも考えて、妥協して転職してしまうということは避けましょう

そのため、なるべく転職先を見つけるまで、今の職場に「辞める」と言わないことも重要です。

7-2. メンタルがやられないように息抜きしながら転職活動をする

焦る気持ちのあまり、転職ばかりを考えてしまうと、長期化した転職活動を乗り切れません。

そのため、スポーツ・飲み会・読書など適度に息抜きをしながら転職活動を進めて行くことをおすすめしたいです。

ちなみに、転職活動自体にも何かしらの楽しみを見出せるとより良いです。

私が以前担当した方の中に、カレーが大好物という方がいましたが、面接の度にその企業の近くにあるカレー屋を探して、帰りに食べに行くというのを楽しみに頑張っていました。

7-3. 必ずしも正社員としての採用にこだわる必要はない

正社員として転職したい方は多いと思いますが、数百社応募してなかなか決まらないという方、退職済みで金銭面が不安という方は正社員以外の道も考えましょう。

例えば「紹介予定派遣」という派遣期間の終了後に直接雇用を結ぶことを前提とした雇用形態もあります。

紹介予定派遣であれば、なかなか正社員で決まらないという方にもチャンスはありますし、派遣期間であなた自身も企業を見極めることができます。

転職エージェントには正社員以外にもたくさんの求人がある!

リクナビ派遣」などで、どんな求人があるかチェックできるので、正社員への転職がうまくいかず悩んでいる方はチェックしてみましょう。

リクナビ派遣

リクナビ派遣公式サイト:https://haken.rikunabi.com/

8. 転職が決まらない理由を把握して、転職エージェントを活用しよう

なかなか転職が決まらないという方に向けて、原因や対処法を紹介してきましたが、いかがでしたか?

転職が決まらない、理由は下記のように12個あり、1つでも欠けていると、それが転職が決まらない原因になっている可能性があります。

転職のステージ 転職が決まらない原因
①「転職準備」
  • 自己分析が不足している
  • 自分の市場価値を正しく評価できていない
  • ポジティブに語れるようになっていない
②「求人への応募」
  • 応募の数が少ない
  • 自分に合った企業/求人に応募できていない
③「選考書類」
  • 企業・ポジションに合わせた自己PRが書けていない
  • 企業・ポジションに合わせた志望動機が書けていない
  • 丁寧に、読みやすく作成できていない
④「面接」
  • 基本的なマナーができていない
  • 自信のなさがにじみ出ている
  • 面接の対策が不足している
  • 失敗した振り返りができていない

すべて、振り返り、できていないところは直して行きましょう。

また、その際に役立つサービスが、「転職エージェント」です。決まらないと悩む今、相談すれば、何がいけないのか、どうすればいいのかアドバイスをしてくれ、転職の成功率がグッと高まります。

おすすめは下記の3社で、全て完全無料ですので、登録し、担当者に話を聞いてみましょう。

このページがあなたの転職活動のお役に立てることを心から祈っています。

仕事を辞めたいけど怖いから言えない!退職を言いづらいときの対処法・コツ

「ストレスで精神的に疲れたけど、怖いから退職を言いづらい」
「退職したいけど人手不足で申し訳ない」

円満退職を実現したいなら、勇気を出してできるだけ早いタイミングで仕事を辞める意思を伝えましょう。

加えて、辞めたいと伝えるときのコツを押さえれば、余計なトラブルや引き止めを回避できます。

円満退職を実現するためのコツ
  • 本音と建前を使い分ける
  • 「相談」のような言い回しをしない
  • 職場の不満は決して口にしない
  • 辞める理由は個人的な内容or前向きな内容にする
  • 仕事辞めたいけど次がないを防ぐために、先に転職先を決めておく

本記事では、元人事部で退職・転職について詳しい筆者が、仕事を辞めるコツや流れなどを紹介しています。知恵袋にはない情報も満載です。

すべて読めば、仕事の辞め方がわかり、円満退職への第一歩を踏み出せるでしょう。

この記事を読むとわかること

なお「上司が怖くて退職を言い出せない…」と悩んでいるなら、退職代行サービスの活用を検討しましょう。会社に行かず仕事を辞められます。

転職や退職の方法に迷うすべての方へ

転職や退職の方法に関する悩みは、それぞれの分野のプロフェッショナルに頼るのも有用です。

以下にアドバイス・ノウハウ提供に長けた転職エージェント口コミ評判の良い退職代行サービスをまとめました。

次の職場探しや転職ノウハウに悩む方は、担当者のアドバイス力(企業選びのアドバイス・提案)や選考対策サポート力(履歴書・職務経歴書の添削や面接対策・模擬面接など)の評判が良い転職エージェントがおすすめです。

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仕事を辞めたいのに言えない4つの理由

仕事を辞めたいと言えない理由

仕事を辞めたいけれど言えない代表的な理由としては、以下の4つが挙げられます。

それぞれ簡単に解説していきます。

上司の反応が怖いので退職したいと言い出せない

上司の反応が気になってしまい、なかなか退職を言い出せない方は多いです。

特に上司が怖かったり威圧的であったりする場合、「怒られるのではないか」「話を聞いてもらえないのではないか」と心配になるのは当然だと言えます。

また、お世話になっている優しい上司の場合であっても、なかなか言い出しづらいもの。「残ってもらえないかとお願いされたら断れない」「引き止められたらどうしよう」と心理的なハードルが高くなってしまうのも無理はありません。

人手不足で職場に申し訳ないと思い言いづらい

自分が辞めることで職場に迷惑をかけてしまうという理由で、退職を躊躇している方もいるでしょう。

責任感の強い人ほど、「自分が抜けたら仕事が回らなくなるかもしれない」と心配してしまうケースが多いです。特に人手不足の職場であれば、なおさら辞めづらいでしょう。

しかし、一人の社員が抜けただけで仕事が回らなくなったのであれば、それは経営側の責任であり、退職者の責任ではありません。

引き継ぎさえしっかりと行っておけば、自分が辞めた後の職場のことまで心配する必要はないと言えます。

辞めると伝えた後も会社に行くのがストレスで言えない

辞めると伝えた後も会社の行くのが気まずい、という人も多いでしょう。

仕事を辞めると伝えたその日に退職することは基本的になく、やむを得ない事情により出社できなかったり、有給消化を行ったりする場合がほとんどでしょう。たいていは、数週間~数か月間会社に通うことになります。

そのため、多少の気まずさを感じることもあると思います。辞めるまでの期間過ごしやすいかは、上手く辞意を伝えられるかどうかに左右されますので、この記事で解説する方法を参考に伝えるようにしてください

家族の反応が気になり勇気がでない

家族の反応が気になって仕事を辞めたいと言い出せない方もいるでしょう。

両親であれば、「せっかく入った会社なのだから辞めるのはもったいない」「考えが甘いのではないか」と、厳しい意見を言われるかもしれません。

奥さんや旦那さんであれば、「収入は大丈夫なのか」「今後の生活はどうするのか」「将来が不安だ」と、難色を示されるかもしれません。

相手が納得できる退職理由を考え、現在の状況や将来のプランを伝えることが大切だと言えます。

【結論】「辞めたい」は早く伝えるほど後が楽になる

「仕事を辞めたい」は早めに伝えよう

「辞めたい」というタイミングを逃している方も多いと思いますが、円満退職を実現するならむしろ「できるだけ早いタイミングで伝える」ことこそが何より重要です。

余裕を持って退職の旨を伝え、時間をかけて引継ぎをしておけば、会社側としても困ることはなくなるからです。新しい人材を採用する時間もあるでしょう。過度な引き止めにあったり、周囲に迷惑をかけてしまい、気まずくなったりすることもなくなります。

具体的に言うと、仕事を辞める旨は1ヶ月以上前に伝えるようにしてください。

これに対して、ギリギリまで「辞めたいけど言えない」と悩み続け、急なタイミングで伝えてしまっては、会社側としては当然引き止めを行います。いきなり人がいなくなったら、業務が回らなくなるからです。

企業の本音

企業側としても、「もちろん長く続けてほしいが、退職するのは仕方がない。早めに伝えてもらえれば引継ぎの余裕も生まれるし、採用の時間もあるから、快く送り出せる。急に”今月辞めます”と言われたら、引き止めざるを得ない」というのが本音です。

ちなみに、ほとんどの会社では、就業規則に1ヶ月前~3ヵ月前に申し出るよう記載されているはずです。

退職手続きには、以下のような工程を踏む必要があるからです

  1. 社内承認を得る・調整:1週間~2週間
  2. 業務の引き継ぎ:1週間~2週間
  3. 有給休暇の消化:1週間程度

就業規則はあくまでも会社が定めた規則であり、法的な強制力はありませんが、なるべく従うようにしましょう。

「仕事を辞めたい」と伝える5つのコツ

仕事を辞めたいと伝えるコツ

会社を円満に退職するには、「辞めたい」の伝え方が重要です。以下の5つを全て押さえておくことで、余計なトラブルや引き止めを回避できます。

それぞれ解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

本音と建て前を使い分ける

退職を伝える際は、本音と建て前を使い分けるようにしましょう。

「本当の退職理由」と「会社に伝える退職理由」は、必ずしも同じである必要はありません。

例えば、給料が安すぎて退職したい場合でも、「給料に不満があるので退職します」と正直に伝える必要はなく、「家庭の事情で」「一身上の都合で」など、建て前の理由を伝えた方が円満に仕事を辞めやすくなります。

実際、エン・ジャパンの調査によると「本当の退職理由を伝える人は約半数しかいない」ことが分かっています。(参考:退職理由のホンネとタテマエ)

エン・ジャパン調査

退職経験者の約半数は「建前の理由」を伝えている

引用:退職理由のホンネとタテマエ

同調査によると、会社に伝えた退職理由として最も多いのは「結婚、家庭の事情」であり、本当の退職理由については「人間関係」が最多の回答でした。

円満退職を目的に、多くの人が本音と建て前を使い分けていることが分かります。

「相談」のような言い回しをしない

「相談」のような言い回しをしないことも重要です。「辞めます」と言い切るくらい、はっきりとした意思表示をしてください。

「実は会社を辞めたいと思っているのですが……」のような曖昧な言い方をすると、上司に引き止められる可能性が高くなります。

歯切れの悪い伝え方では、上司も相談されているのではないかと勘違いし、会社に残る前提で話が進むことがあるからです。話し合いに発展し、退職しづらい空気になってしまうでしょう。

職場の不満は決して口にしない

職場の不満を口にするのは避けましょう。

「残業が多い」「人事評価制度が良くない」「人間関係が悪い」など、会社や上司に対して不満があり、退職を決意した人も多いと思いますが、それらを会社に直接伝えてしまうと、トラブルに発展しかねません。

上司に悪影響を与えてしまい、退職までの期間に気まずい思いをすることにもなります。

円満退職するためにも、不満や悪口は言わないように気をつけてください。

辞める理由は個人的な内容or前向きな内容にする

退職理由は、個人的な内容か前向きな内容にすることをおすすめします。

個人的・前向きな理由であれば、会社側も引き止めにくく、スムーズに退職できる可能性が高いからです。

具体的な理由

  • 家族の介護をしなければならない(個人的な事情)
  • 結婚することになった(個人的な事情)
  • 異なる業界に挑戦してみたい(前向きな理由)
  • 将来やりたいことがある(前向きな理由)

特に「将来やりたいことがある」という理由は、円満退職につながりやすいでしょう。例えば、「目標のためにハローワークの職業訓練校に通いたい」などです。

「将来やりたいことが明確になったが、今の会社では(部署異動しても)実現できない」という場合も、会社側も理解してくれる可能性が高く、良い関係性を保ちながら退職することができます。

「仕事辞めたいけど次がない」を避けるために転職先を決めておく

先に転職先を決めておくことも重要です。

当たり前ですが、転職先が既に決まっている場合、現在の会社は必ず辞めることになります。

いくら上司の反応が怖くても、退職を申し出る以外の選択肢はないので、思い切って「仕事を辞めます」と伝えられるでしょう。

また、転職先が決まっていれば、現在の仕事を辞めた後の経済的な不安などもなくなります。そのため、ポジティブな状態で退職を伝えることができます。

働きながら転職活動となると、スケジュール管理が難しくなるので、転職エージェントなどのサポートサービスの利用をおすすめします。

「仕事辞めたい」を言えないまま先延ばしにするデメリット

「仕事を辞めたい」を先延ばしにするデメリット

仕事を辞めたいと言えないまま、退職をズルズルと先延ばしにしてしまうと、以下のようなデメリットが生じます。

働きがいがなくなり、人生の幸福度が下がる

結論から言うと、「この会社で働きたくない」という状態のまま退職をズルズルと先延ばしにすると、人生の幸福度が下がります。

ギャラップ社という企業が50年以上にわたり行った幸福の調査・研究によると、仕事の幸福度が高い人は、そうでない人に比べて「自分は素晴らしい人生を送っている」と思う割合が2倍も高いことが分かっています。

言い換えると、「今の会社・仕事に対してネガティブな捉え方をしていて、仕事の幸福度が低い」という状態は、人生の幸福度や日常生活の充実度を下げてしまうのです。

働く意欲が低下したり、精神的に疲れたりする

皆さんはワークモチベーションという概念をご存知でしょうか。ワークモチベーションとは、与えられた職務を遂行するために、あるいは目標を達成するために主体的に働き続ける意欲のこと。以下の3要素で構成されています。

  • 方向性:目標をなぜ、どのように成し遂げるのかの明確性
  • 強度:目標の実現に向けた努力や意識の高さ
  • 持続性:目標を追求・実現するために費やされる時間の長さや継続性

「この会社を辞めてしまいたい」という状態では、目標を高く掲げたり、努力を継続したりすることは難しいでしょう。ワークモチベーションは下がってしまいます。

熱量高く目の前の仕事に没頭できない状態なので、モチベーションが高い人より相対的に後れを取ってしまいます。

市場価値が下がり転職で不利になる可能性がある

退職を先延ばしにすればするほど、自分の市場価値は下がっていきます。

高いモチベーションで没頭できない状態が続き、年齢だけを重ねてしまうからです。

上述の通り、ワークモチベーションが低いまま仕事を続けても、熱量高く目の前の仕事に没頭できず、モチベーションが高い人より相対的に後れを取ってしまいます。

スキル面でも差がついてしまい、どんどん自分の市場価値は低くなっていくでしょう。

即戦力が求められる中途採用では、必要なスキルを備えた市場価値の高い人材が採用されていきます。

自分の市場価値を下げないためにも、退職を先延ばしにするのはなるべく避けましょう。

仕事を辞める際の基本的な流れ

仕事を辞める際の流れ

以下では、仕事を辞める際の基本的な流れについて解説します。

退職の旨を直属の上司に伝える

まずは、仕事を辞める旨を上司に伝えましょう。

伝えるのは「直属の上司」です。忙しい時間帯を避けて声をかけるか、あらかじめメールで都合を確認しておき、二人きりで話せる時間を作ってもらいましょう。

そして、「このような理由で退職します」ということを、丁寧に伝えてみてください。

なお、上述の通り、退職の1ヶ月以上前に申し出るのが望ましいです。

上司や人事担当者と退職に関する交渉を行う

仕事を辞める旨を伝えたら、上司や人事担当者と退職交渉を行います。

具体的には、以下のようなポイントについて話し合います。

  • 退職日や有休消化について
  • 業務の引き継ぎについて

また、退職交渉が終わったタイミングで、退職届を上司に提出します。書き方などが分からなければ、事前に確認しておきましょう。

なお、退職交渉でもし引き止められそうになった場合は、「嬉しいお言葉ありがとうございます。しかし、退職の意思に変わりはございません」と、ハッキリと伝えるようにしましょう。

また、「すでに転職先は決まっています」と伝えることで、引き止めの余地をなくすことも可能です。

業務の引き継ぎや有休消化を行う

退職交渉が終われば、後は業務の引き継ぎや有休消化を行い、退職日を待ちましょう。

「どうせ辞めるのだから」という姿勢で手を抜くのは良くありません。以下のポイントを意識しながら、退職日を迎えるまで丁寧に仕事を行ってください。

  • 引き継ぎは計画的に進める
  • 一方的に説明して終わらない
  • 口頭説明だけでなく、必ずデータで残しておく
  • 簡易的な資料を作っておく(要点をまとめ、共有しておく)

なるべく周囲の負担にならないよう心掛けることが大切です。

また、会社に返却するものや会社から受け取るものが複数あるので、しっかりと確認しておきましょう。

仕事を辞めたいとどうしても言えない場合の対処法

「仕事を辞めたい」と言えない時の対処法

「どうしても退職を言い出せない」という場合は、以下のような対処法もあります。

極力おすすめしませんが、やむを得ない場合は検討してみてください。

人事部宛てに退職届を郵送する

上司に直接退職を伝えられない場合は、人事部宛てに退職届を郵送しましょう。

実は退職届を提出さえすれば民法の規定により、仕事を辞めることが可能です。郵送した証拠を残すため、「内容証明郵便」を利用すると安心です。

ただし、職場との関係が悪くなる可能性は高いので、十分に注意してください。基本的には直接手渡しするものなので、退職届の郵送は極力やらない方がよいでしょう。

退職代行サービスの利用を検討する

やむを得ない事情により退職を伝えられない場合は、退職代行サービスを検討してみてもよいでしょう。

退職代行サービスを利用すれば、会社に行かずに仕事を辞めることが可能です。退職手続きの全てを代行してもらえるので、上司とやり取りする必要もありません

ただし、ある程度のコストがかかることは頭に入れておきましょう。

関連記事:
退職代行サービスおすすめランキング|退職者100人の口コミ評判比較!

仕事を辞めたいと言えないままにするのはNG!できるだけ早く伝えよう

「仕事を辞めたい」は就業規則に沿って伝える

元人事部で退職・転職について詳しい筆者が、「仕事を辞めたいけれど言えない理由や対処法、伝えるときのコツ」などを解説しました。

「仕事を辞められなかったらどうしよう」
「上司に退職を拒否されるのではないか」

このような不安を感じている方も、

辞められない仕事など存在しませんので、安心してください。

会社の就業規則には「退職日の1カ月前~3カ月前に意思表示」と記載されているケースがほとんどです。

やむを得ない事情がない限りは、就業規則にしたがいましょう。就業規則は、以下のような状態で保管されています。

  • 職場内の見やすい場所に保管
  • パソコンの共有フォルダに保管
  • 社内ポータルサイトに保管
  • 入社時に冊子として配布

見つからない場合は、人事部や総務部に確認してみてください。

なお、就業規則に「2週間前」と記載されていた場合は、2週間前の通告で問題ありません。

円満退職の流れについて更に詳しく知りたい方は、『会社を円満に辞める5つのステップとは?ベストタイミング&退職理由の伝え方』の記事を参考にしてください。

職務要約の書き方で差をつける!職業別例文と5秒で伝えるコツを紹介

職務要約

「アルバイト経験しかなく、職務経歴書に書くことがない」

「転職多いので、実績の記載方法がわからない」

転職の応募に必要な職務経歴書の書き方がわからず、悩んでいませんか?

効果的な職務要約は、あなたの経験やスキルを際立たせることができます。要約がないと最後まで読まれずに、あなたの強みや特徴をアピールすることができません。

本記事では、職務要約の書き方をわかりやすく解説し、採用担当者の目にとまる職務経歴書を作成する方法をお教えします。

魅力的に見せる職務要約の重要テクニック

最後まで読めば、職務要約の重要性とその作成方法がわかり、成功率の高い転職活動につなげることができます。

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職務経歴書の応募時に伝わる職務要約の記載が必要な3つの理由

伝わる職務要約が必要な理由

職務要約は、職務経歴書の初めに必ず書く文章です。

しかし、多くの転職者が手を抜いてしまい、「あの人の経歴パッとしなかったんだよね…」と書類選考で落ちてしまう例を嫌というほど見てきました。

この章では、転職コンサルタントとして数々の職務経歴書対策を支援する中で見えてきた、伝わる職務要約が必要なポイントを3つに分けてご説明します。

採用担当者に5秒で興味を持ってもらうため

残念な事に、多くの採用担当者は「職務経歴書を1枚5秒でジャッジする」と言います。

人事の本音は「一人ひとりの転職者と向き合う」のではなく「いい人がいれば面接で会いたい」、つまり職務要約をざっと見て、「この人いいかも!」と思えて初めて職務経歴書をじっくり読むのです。

まず初めに採用担当者に興味を持ってもらえないと、多くの職務経歴書が最後まで読まれることなく、シュレッダー行きになってしまいます。

転職コンサルタントに、有利な推薦文を書いてもらうため

多くの採用担当者と同様に、多くの転職コンサルタントも「一人ひとりの転職者にじっくり時間をかける事が難しい」事を知っておきましょう。

転職コンサルタントが推薦文を書く際に参考にするのが、あなたの職務要約です。

自己PRがしっかり出来ている要約を書く事で、推薦通過率がグッと高まりますよ。

 聞いて欲しいことを職務要約に盛り込み転職面接を有利に進めるため

職務要約の必要性は、書類選考だけに留まりません。

転職面接の場面でも重要です。

面接前の準備について採用担当者に聞いたところ、「準備する時間はほとんど無い。職務要約をザッと読んで、面接で聞くポイントを整理する」と話していました。

面接で聞いて欲しい点を職務要約に盛り込む事で、面接を有利に進める事ができるのです。

複数社で調査!人事担当者が好む職務要約の書き方3ステップ

職務要約の書き方

職務要約の書き方にはセオリーがあります。

「最初にこれだけは読みたい」と人事担当が言う職務要約の書き方を3ステップでご説明します。

 Step  職務要約例 : 営業
 Step1. 経歴要約  〇〇株式会社に新卒入社して〇年、法人向け営業職として中小企業を対象に、自社商品の営業に取り組んで来ました。
 Step2. 自己PR  新規顧客開拓だけでなく、実績の大きい顧客の取引拡大に向けたソリューション型営業も経験しております。現在は職場のリーダーとして、部下の育成にも取り組んでいます。
 Step3. 意欲PR  今後は営業としてさらに成長し、職場リーダーとしても貴社に貢献したいと考えております。

Step1. アルバイトを含め、今までの経歴が伝わるように要約する

まず初めに、入社してから今までの経歴を簡単に書きましょう。

ここでは、詳細にご自身の経歴を記さずとも結構です。

「何年やっていたか?」「何の職種をやっていたか?」が簡単に伝わる程度に短くまとめる事がポイントです。

Step2. 面接で質問されることを想定して自己PRを書く

次に、あなたの自己PRポイントを整理して書きます。

自己PRは、実際の転職面接で人事から質問される事を想定して書きましょう。

自身のPRポイントが定まっていない場合は、自己分析から自分のやりたい事や強みを整理する事が必要です。

「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」を参考にして下さいね。

Step3. 企業の採用担当者に興味を持ってもらえるよう入社意欲をアピールする

最後に、あなたの入社意欲をPRします。

職務要約は言葉の通り「職務を要約するもの」ですが、目的は「採用担当者に興味を持ってもらう」ものです。

簡潔で結構ですので、入社意欲を1文程度PRして下さい。

グッと印象が良くなりますよ。

【重要】5秒で伝わる職務要約のポイント3点

職務要約のポイント

何度もお伝えしている通り、人事が職務経歴書を見る時間は「1枚5秒」程度だと言います。

この章では、伝わる職務要約を書く上で必要なポイントを、3つに分けてお伝えします。

自分の考えや評価など主観的な表現は避けて客観的な事実を伝える

「○○を自負しています」といった自分の考えや評価は排除しましょう。

客観的な成果や事実を中心に書くと、スマートなビジネスパーソンである事をPRする事が出来ますよ。

【Good例】

  • 半年で5000万円の売上に貢献し、MVP表彰をもらった
  • 海外法人を現地で立ち上げ、半年で15名の拠点に成長させた

【Bad例】

  • 営業力があると自負している
  • グローバル事業に興味があり、社内でも積極的に取り組んできた

 成果や行動は具体的な数字で表現すると信頼性が高まる

経験した職種やプロジェクトを並べるだけでなく、成果も併せて記載しましょう。

その際、成果は具体的な数字で表現する事が大切です。

人事は「どう頑張ったか」でなく「どんな成果を上げたか」に注目して判断します。

あなたの成果を分かりやすく具体的にPRしましょう。

【Good例】

  • 職場リーダーとしてメンバー8名をマネジメントしながら新規事業を立ち上げ、2年間で3億円の売上を達成した

【Bad例】

  • リーダーとして新規事業を立ち上げた

文字数は200~300文字程度に収めると一読で理解しやすい

人間が一読して理解できる文章量は、200~300文字程度と言われています。

職務経歴が長い場合など自己PRしたい内容がたくさんあったとしても、おおよそ5~6行程度、200~300文字程度に収めましょう。

まずは人事が「もう少し読みたい」と思って貰えれば、書類選考は通過したも同然ですよ。

職種別の職務要約書き方5つの例文

職種別職務要約の事例

今までご説明したポイントを踏まえ、職種別の職務要約をご紹介します。

営業職|数字を入れて実績を具体的にアピールする

 営業職の職務要約
〇〇株式会社に新卒入社して〇年、法人向け営業職として中小企業を対象に、自社商品の営業に取り組んで来ました。

開拓した企業は通算200社程度、年間約5000万円の売上に貢献しました。

新規顧客開拓だけでなく、実績の大きい顧客の取引拡大に向けたソリューション型営業も経験しております。

現在は職場のリーダーとして、5名の部下育成にも取り組んでおります。

昨年度は全社優秀チーム賞として、代表して表彰される機会を頂きました。

今後は営業としてさらに成長し、職場リーダーとしても貴社に貢献したいと考えております。

経理職|経験や能力、取得資格をアピールする

 経理職の職務要約
株式会社〇〇に入社後、経理部に配属となり、請求書発行などの月次処理業務、売掛金買掛金の処理、決算処理までのデータ作成を行っております。

正確かつ迅速に処理するために、営業部や開発部といった関係各所との連絡を密に取りながら仕事を進めております。

在職中に簿記1級の資格を取得し、経理だけでなく財務についても勉強しております。

今後は、経理財務のスペシャリストとして成長し、経営管理全般について貴社に貢献したいと考えております。

総務職|総務部門での経験や管理能力、スキルを強調する

 総務職の職務要約
株式会社〇〇入社後、総務職として文書管理・固定資産管理・株式実務といった業務に携わってきました。

社外との折衝業務が多く、昨年度は固定資産管理に伴う窓口を一本化し、経費を1500万円削減する事に成功しました。

社内では部門間のコミュニケーションが円滑に進むよう心がけております。

人事労務職の経験もあり、従業員の気持ちの分かる総務職として、短期間で貴社の戦力となれるよう努力いたします。

販売職|売り上げ目標や成果、目標達成への貢献度を伝える

 販売職の職務要約
大学卒業後、〇〇株式会社にて、惣菜販売に携わってきました。

現在〇〇店に勤務しており、店舗では接客・販売・売上管理の他に、店舗独自の販促ツールを作成しています。

昨年度、自店舗内で企画制作したパンフレット「晩御飯にプラス1品!」がお客様に大変喜ばれ、月当たり売上を昨年130%に伸ばす事が出来ました。

今後も、お客様の事を考えられる販売職として、貴社に貢献したいと考えております。

事務職|業務の効率化やシステム化の貢献度、技術スキルを強調する

 事務職の職務要約
株式会社〇〇〇〇支店において、営業事務として5年間従事し、営業担当8名の見積書・申込書・請求書の作成に加え、電話対応・来客対応・精算業務などに携わってきました。

書類作成では、パワーポイントやエクセル・イラストレーターを活用して、営業資料や社内共有用データを作成しています。

お客様や社内関係者の立場を考え、読みやすい資料作成をモットーに仕事をしています。

営業事務としての経験を生かし、短期間で貴社の戦力となれるよう努力いたします。

書くことがない?職務要約に困ったら利用したい書類添削に強いエージェント3選

書類添削に強い転職エージェント

職務経歴書や履歴書でお困りの方は、転職エージェントに聞くのが手っ取り早くおすすめです。

特に初めて転職活動される方は、不安や疑問が多くあるかと思います

職務要約などの転職時に必要な書類添削に強い転職エージェントを3社紹介します。

若手や第二新卒者におすすめなのは『マイナビエージェント』

マイナビエージェント

 

若手、第二新卒者におすすめしたい転職エージェントです。

コンサルタントのやる気がとても高く、親身になって転職のサポートをしてくれます。

面接時に必要な書類の添削だけでなく、面接のサポートもしっかりあり、初めての転職で不安を感じる方は、マイナビエージェントを活用することをおすすめいたします。

マイナビエージェント公式サイト:
https://mynavi-agent.jp

口コミ・評判

営業・33歳・男性・800万台
総合評価:★★★★☆4

担当の人の対応がとても素晴らしかった。話もしっかりと聞いてくれた上で提案もしてくれて、他のエージェントさん達よりも心強かったです。

特に、初めての転職だったので職務経歴書・履歴書が不安だったのですが、丁寧に添削してくれたのが印象に残っています。

またお世話になる機会があったら、その担当さんにお願いしたいと思っています。

慣れない転職で不安な方におすすめなのは『パソナキャリア』

パソナキャリア_新キャプチャ画像

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです

運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。

Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。

親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプラン女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。

パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢有用な提案を受けることができるでしょう。

さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。

関連記事

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取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。

パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。

既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう

口コミ・評判

エンドウ さん(30歳)
評価:★★★★★5
超がつくほど親身な対応をしてくれました。
アドバイスも的を得ていて、細かく丁寧でした。
求人も自分の求めていた条件を汲んでしっかりと見つけてくれましたし、面接対策もしっかりとしてくれました。
こういうのは担当のコンサルタント次第かと思いましたが、周りの友人もパソナで転職を決めており、評判もいいので全体としてレベルが高いのかと思います。

自分のキャリアに自信のある人は『JACリクルートメント』

JACリクルートメント

『JACリクルートメント』は、発祥がイギリスの外資発の日系転職エージェントで、グローバルのハイキャリア案件に強いという背景があり、基本的にキャリアに自信のある人向けのサービスです。

案件としては、外資系の高年収・ハイキャリア案件が多いので、自分のさらなるレベルアップを目指そうという人にも最適です。

前述の通り、単価が高く転職エージェントの成功報酬も大きいため、コンサルタントも1人1人に対して職務経歴書の添削など手厚くサポートをしてくれます。外資に強いので、英語の職務経歴書などの対策も万全です。

JACリクルートメント公式サイト:
https://jac-recruitment.jp

口コミ・評判

SIMA さん(26歳)
評価:★★★★☆4
とにかく親身になって考えてくれていることがよく分かる対応だった。
求人情報に対するこちらのフィードバックに対して、新たな提案をしてこようとする姿勢はとても好感が持てた。
様々な提案があり、いいものも気に入らないものもあったが、それでもなんとかクライアントに応えようとする姿勢は、こちらも頭がさがる思いだった。
特に、他のエージェントとの比較において、クライアントに親身な姿勢というのは際立っていた。
紹介してくれる案件も、非常にこちらの希望に近いものが多く、その意味でも、助かった。職務経歴書もしっかりとアドバイスしてくれて、自分だけでは気づかない部分も指摘してくれてさすがはプロだなと思った。
結果的には、このエージェントの紹介案件ではないところに転職したが、それでも、嫌な顔せず、祝福してくれたことは当然といえば当然だが、好印象しかない。

職務要約の書き方で差をつけてあなたの魅力を効果的に伝えよう!

転職時の職務要約コツを掴んで作成しよう

職務要約のポイントやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

職務要約は、職務経歴書の初めに必ず書く文章です。とにかく大事なのは「短く簡潔に」「しっかり自己PRする」こと。「職務経歴書は1枚5秒でジャッジされる」といっても過言ではないので、ぜひ心がけて下さいね!

また、上記以外についても職務経歴書や履歴書でお困りの方は、転職エージェントに聞くのが手っ取り早くおすすめです。

※転職エージェントを利用する際の注意点

転職エージェントは完全無料で使えますが、あなたが内定・転職すると企業側から多額の報酬(提示年収の30%前後)を受け取っていますので、言葉巧みに転職へ誘導してきます。

彼らの営業トークにのせられて焦って転職先を決めてしまうことだけは避けてください。

リクルートエージェント』のような大手エージェントは本気で転職を検討していればおすすめですが、担当のノルマも厳しいため注意しないと営業トークにのせられます。

転職検討段階やまだまだ悩んでいるという方は、親身に相談にのってくれる『マイナビ』や『パソナキャリア』のような中堅エージェントがおすすめです。

転職活動中はとなりの芝は青く見えるものですから、注意しながら次の可能性を探して下さい。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

仕事が続かない人の特徴6つ!原因・対処法・転職成功のポイントを解説

「転職しても仕事が続かない…」

「20代、30代の仕事が続かない人に向いてる仕事はある?」

転職してもすぐ退職してしまう方のなかには、仕事が続かないのはどうしてなのか、どのような仕事を探せばいいのかと不安や疑問を抱えている方も多いことでしょう。

結論、仕事が続かない原因は職場の人間関係や仕事内容、また自分自身の仕事に対する価値観などのさまざまな原因があり、その一つ一つを明確にして適切に対処することで仕事を続けられるようになります。

仕事が続かない人におすすめの対処法

自分の仕事が続かない原因が何なのかわからなければ、対処法や向いてる仕事を見つけられません。また、次の職場に転職したとしても同じことを繰り返してしまう可能性があるでしょう。

そこで本記事では、転職のプロとしてたくさんの転職者をサポートしてきた私が、仕事が続かない人の特徴や原因、原因別の対処法を詳しく解説します。また、おすすめの相談先や向いてる仕事の特徴も紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。

この記事を読むとわかること

本記事を読むことで、仕事が続かない原因を正しく突き止めて対処し、自分の価値観に合った続けやすい仕事に転職できるでしょう。

注:自分に合った仕事の選び方を詳しく知りたい方は、「後悔しない仕事の選び方 | 重視すべきポイントを転職のプロが解説」もご覧ください。

キャリア・仕事に悩む人のおすすめ相談先4選

働くことに悩み「自分の価値ってなんなんだろう」「もう、自分でも自分のことがわからなくなってしまった」とすら思ってしまっている人もいるのではないでしょうか。

長いキャリアを歩んでいくなかにおいて、自分自身を見失ってしまうことはとてもつらいことです。

そんな「働くこと自体」や「仕事との向き合い方」に悩む方々におすすめの、キャリアや仕事について相談できるおすすめのサービスを紹介します。。

左右にスクロールできます。

おすすめ相談サービス 口コミ満足度 料金 サービス おすすめポイント

きづく。転職相談きづく。転職相談

(初回相談は無料)

3.9点

9,038円〜/月
(合計金額187,000円 [税込])

  • 自己分析コーチング
  • キャリアの棚卸し
  • 志望業界・企業選び支援
  • 転職の選考対策
    (プランにより異なる)

  • コンパクトな料金で人気のキャリアコーチングサービス
  • プロのコーチが自分の強み・価値観にきづくことをサポート!
  • 自分を肯定できない人におすすめ

マイナビジョブ20sマイナビジョブ20s

4.6点

完全無料

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 転職の選考対策
    (転職エージェント)

  • 大手マイナビ運営の20代・第二新卒専門転職エージェント
  • 20代・若手ならでは悩みもしっかり聞いてくれる
  • キャリア相談会など相談機会も充実

POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)ポジウィルキャリア

(初回相談は無料)

3.8点

合計440,000円~[税込み]
(返金保証・分割制度あり)

  • 自己分析コーチング
  • 人生設計コーチング
  • 志望業界・企業選び支援
  • 転職の選考対策
    (プランにより異なる)

  • キャリア論の専門家監修のコーチングプログラム
  • キャリアや人生の軸・ゴール設定から転職・入社後活躍まで支援
  • 力強く前に進みたい人におすすめ

よりどころ ロゴ
よりどころ

3.5点

1,500円~/回[税込み]

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  • メンタルケア
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  • キャリアはもちろん、育児や恋愛についても相談可能
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1.そもそも仕事はなぜ続けるのかを改めて考えよう

仕事が続かない」という悩みについて、そもそも仕事をなぜ続けるのかをあらためて考えてみましょう。

仕事を続けないと生活に困ってしまうから
仕事が続かないとキャリアが不安定になるから

など、つい後ろ向きな理由を考えてしまうかもしれません。追い詰められていると、リスクばかりが気になるものです。

しかし、仕事についての考え方は後ろ向きなものばかりではないはずです。

臨床心理学者のハーズバーグによって提唱された「モチベーション理論」では、「衛生要因」と「動機づけ要因」の2つがあるとされています。

衛生要因」は賃金など暮らしに直接影響し、足りなければ不満をもたらすもの。
動機づけ要因」は裁量の大きさなど仕事自体に関わり、あると仕事への満足度につながるものです。

衛生要因を確保することは最低限の状態を保つために必要ですが、仕事における満足を得る要因にはなりません

あなたにとっての動機づけ要因となるものを見つけることで、前向きに仕事と向き合えて続けられるようになるのではないでしょうか

あなたにとっての仕事を続ける意義を、もう一度考えてみましょう。

  • 人の役に立つ喜びを得るため
  • 人として成長するため
  • 社会とのつながりを持つため
  • 自己実現のため
  • 生活を豊かにするため

仕事を続ける意義を前向きに捉え直すことは、仕事を続けるための原動力となります。

動機づけ要因となる要素を見出しながら、衛生要因を確保することが大切です。

ポジティブな気持ちで、仕事を続けるために必要なことを一緒に考えていきましょう。

2.20代・30代の仕事が続かない原因7つ

仕事が続かない状態には原因がありますあなたが仕事を続けられない原因を見極め、解決方法を探りましょう

厚生労働省が毎年実施している「雇用動向調査」の結果からは、転職者が前職を退職した理由として、男女ともに次のような点を挙げることが多いとわかります。

転職者が前の職場を辞めた理由TOP5

男性
(計:2256.1千人)
男女計
(計:4844.3千人)
女性
(計2588.2千人)
1位 労働時間、休日等の
労働条件が悪かった
(11.23%)
職場の人間関係が
好ましくなかった
(12.24%)
職場の人間関係が
好ましくなかった
(14.78%)
2位 職場の人間関係が
好ましくなかった
(9.33%)
労働時間、休日等の
労働条件が悪かった
(11.92%)
労働時間、休日等の
労働条件が悪かった
(12.51%)
3位 給料等収入が少なかった
(8.71%)
給料等収入が少なかった
(9.07%)
給料等収入が少なかった
(9.37%)
4位 会社の将来が不安だった
(7.28%)
会社の将来が不安だった
(5.55%)
仕事の内容に
興味を持てなかった
(5.36%)
5位 能力・個性・資格を
生かせなかった
(5.42%)
仕事の内容に
興味を持てなかった
(5.10%)
会社の将来が不安だった
(4.05%)

〔出典〕厚生労働省:令和2年雇用動向調査,2019.第15表を基に編集部作成
〔注〕典拠には定年・契約満了、会社都合、出向等を含むその他が理由として含まれているが、
表の作成にあたっては個人的な理由に相当するもののみ抽出の上で、ランキング集計を行った。

「会社の将来性」といった世情・市況による影響が大きそうなものを除けば、退職の理由は仕事内容そのもの(興味ややりがい)、人間関係、働き方(労働時間・休日等)、待遇面(給料等)に集約されていると言えるでしょう。

こうしたことを踏まえ、ここからは仕事が続かない原因として、次の7つを見ていきます。

2-1.仕事内容が合っていない|そもそも向いてる仕事がわからない

自分に合っていない仕事内容だと、働くことがストレスとなり仕事が続かない原因となります

いまの仕事は自分に合っていない
もっと違う仕事がしたい

と感じているなら、自分に合った新しい仕事をしようとして現在の仕事を辞めるのは自然な行動と言えるでしょう。

しかし、なかには「いまの仕事が自分に合っているのかわからない」と感じている人もいます。

わからないから辞める、を繰り返しているケースは注意が必要です。それでは仕事を続けられるようにはなりません。

自分に合った仕事内容を選び、やりがいや意欲を持って取り組めると仕事は長続きします。まずは、いまの仕事内容があなたに合っているか、あるいはどんな仕事内容なら自分に合っているのかを考えましょう

2-2.働き方が合っていない|心身への負担を感じやすくなる

働き方が合っていない仕事は、心身への負担を感じやすく、仕事が続かない原因になります

たとえば、「夕方に子どもが学校から帰ってくるので仕事は定時で上がりたい」という方にとって、残業が多い仕事は続けにくいでしょう。

また、夜型の生活が身体に合っている方や、平日に休みを取りたい方には、平日の昼間に働く仕事よりも夜勤やシフト勤務がある仕事が向いています。

人によっては週5日、1日8時間働くのが合わないという方もいるのではないでしょうか。
その場合は、パートやアルバイト、短時間勤務の契約社員などの働き方を選ぶ道もあります。

無理をせず、自分に合った働き方を選ぶことが仕事を続けるコツです。

最近では、フリーランスとして個人で仕事を請け負い、働く時間や場所を柔軟に決められる働き方も増えています。

あらゆる働き方を知り、あなたに合ったものを選ぶことで、仕事を続けやすくなるでしょう

2-3.人間関係に問題がある|転職の繰り返しでは解決できない

仕事が続かないのは、人間関係が原因である可能性もあります

仕事では、職場の人と協力して業務を進めなければなりません。人間関係が悪いと、職場に行くのが憂鬱になり、働くのが嫌になります。

業務の遂行に支障が出るケースもあるでしょう。思うように働けず心理的な負担が積み重なる結果、仕事を辞めてしまいます。

職場の人間関係は転職することでリセットできる!」と考えて転職を繰り返す人もいるのではないでしょうか。

しかし、どこの職場でも人と人が関わり合って働く以上、人間関係をめぐる多少のトラブルは避けられないものです。

人間関係の問題が起こるたびに仕事を辞めていては、きりがありません

1つの職場で仕事を続けていく上では、人間関係の問題とどう向き合うかが大切です。

また、職場の人間関係ではなく、自分自身の人間関係の築き方に問題があるケースもあります。自分の考えをわかりやすく話すことや、相手の話を聞いて意図を汲み取ることに苦手意識があると、人間関係の構築に困難を感じるでしょう。

自分では気づいていなくても、周囲を不快にさせていることもあります。

これまでの職場の人間関係を思い返し、問題がなかったかを振り返ってみましょう。

2-4.労働環境・待遇に問題がある|低賃金や時間外労働など

労働環境や待遇に不満があると、仕事のモチベーションが低下して続かなくなります

自分はこんなに働いているのに
結果を出しても評価されない

と感じることはないでしょうか。

働きやすい労働環境が整っていることや、待遇が良いことは、仕事を続けるために大切な要素です。

労働環境や待遇への不満の例として、次のことがあります。

  • 給料が低い
  • 残業や休日出勤などの時間外労働が多い
  • 働きを正当に評価されていない
  • 業務遂行に必要なツールやシステムが導入されない
  • 有給を取得させてもらえない

働きに対して給料が少なかったり、残業や休日出勤が多かったりすることは、仕事へのやる気が失われる原因になります。その結果、仕事を辞めてしまうのです。

いまの労働環境や待遇について不満に感じていることがないかを振り返り、改善できないか考えていきましょう。

2-5.ハラスメントがある|被害者だけでなく知らない間に加害者になっていることも

ハラスメントが横行している職場は仕事を続けられない原因となります
ハラスメントだと気づかずにしている/されているケースもあるので注意が必要です。

職場でよくあるハラスメントには以下があります。

  • パワーハラスメント(パワハラ)
  • モラルハラスメント(モラハラ)
  • セクシャルハラスメント(セクハラ)
  • マタニティハラスメント(マタハラ)

パワーハラスメントは、暴行・暴言、過大・過小な要求、飲み会への参加強要などがあたります。

「上司に叩かれた」「明らかに遂行不可能な業務を指示された」などがなかったか振り返ってみてください。

モラルハラスメントは無視や差別発言など、倫理的な嫌がらせです。「高卒のくせに」など学歴や職歴で見下すような発言も含まれます。不機嫌な振る舞いや失敗を責め続けるような行為も職場でよく見られるモラハラです。

セクシャルハラスメントは性的な嫌がらせです。「髪や肩などを触られる」「性的関係を求められ、断ると仕事上の嫌がらせを受ける」などがセクハラにあたります。「まだ結婚しないのか」「相変わらず色気がない」という発言など、セクハラと気づかれずに横行しているケースも多いです。

マタニティハラスメントは、妊娠・出産・育児に関する嫌がらせを意味します。妊娠・出産・育児のために休みを取ろうとすると「休みが多い」「あなたが休むせいでみんなが大変な思いをしている」と言われることなどが当てはまります。また、妊娠・出産・育児を理由に退職を迫られたり、契約を打ち切られることもマタハラです。

近年はハラスメントをなくそうとする動きも見られますが、まだ職場のハラスメントが残る企業はあります。

2-6.仕事観に問題がある|仕事の意義や目的を明確にしよう

仕事が続かないのは、あなた自身の仕事観が原因である可能性もあります

仕事観とは、仕事の意義や目的など、仕事に関する考え方です。

仕事観によって、仕事とどのように関わっていくのかが決まります。

たとえば「仕事はお金を稼ぐためだけのもの」という考えなら、続けることにはあまりこだわらず、稼げる仕事を求めて退職・転職を繰り返すことになるでしょう。

また、「選ぶ仕事は天職でなければならない」と考えていたら、自分にとって天職だと思える仕事を求めて延々と仕事が続かないままかもしれません。

あなたにとって仕事とはどういうものか?」という仕事観をたずねる問いは、就職活動の面接時でもよく質問されます。

いまのあなたの仕事観を明確にして、説明できるように考えてみましょう

2-7.性格・体調に問題がある|自分の特徴を知ることが大切

性格や体調が原因で、仕事を続けられないこともあります

本人の性格上、つい無理をしてストレスを溜め込んでしまい、仕事を辞めることもあるでしょう。

また、人はそれぞれ体調の問題を抱えており、状況によっては仕事に影響が出てしまうことも少なくありません。

仕事が続けられない性格や体調の問題については、次の章で詳しく解説します。

3.自分では気付かない…?仕事が続かない人の特徴6つ

仕事が続かない原因として、本人の性格や体調があることをお伝えしました。

自分の状態については、意外と自分で気づけていないケースも多いです。

仕事が続かない原因が自分にあると、職場を変えたとしても問題の根本的な解決にはなりません。

仕事が続かない原因が自分にあるかどうかを判断するには、仕事が続かない人の特徴を知るといいでしょう。

ぜひ自分のことを振り返りながら、読み進めてみてください。

以下より、仕事が続かない人の6つの特徴をご説明します。

3-1.人間関係を築くのが苦手で業務を溜め込んでしまう

仕事が続かない人は、人間関係を築くのが苦手という特徴があります。

退職理由のなかでも人間関係は上位にランクインする項目です。

「人間関係」は先ほど紹介した厚生労働省「雇用動向調査」(2019)においても転職者の前職を辞めた理由で1位(男女計)となっていましたが、日本労働調査組合の調査でも、やはり「職場の人間関係」が退職理由の1位となっています(参考:日本労働調査組合:仕事の退職動機に関するアンケート調査(2021年4月).

人間関係を築くのが苦手な人ほど、退職が現実的なものとなりやすいです。

仕事では、さまざまな人と協力しながら業務を進めます。業務をスムーズに遂行するには、人間関係を良好に保つことが重要です。

しかし、人間関係を築くのが苦手な人は、周囲に頼ることができず、一人で業務を抱え込んでしまう傾向があります。

自分でこなせる業務量には限界があるため、キャパシティを超過して抱え込んだ結果、ミスや失敗につながることも少なくありません。「周囲に迷惑をかけてしまった」と余計に萎縮してしまいます。

また、人間関係に安心感を得られずにいると、常に気持ちが張り詰めて疲れやすくなってしまいます。心理的な負担を感じて働き続けたいと思えなくなることから、仕事を辞めてしまいます。

3-2.頑張りすぎて無理をするため後からどっと疲れる

仕事が続かない人は、必要以上に頑張りすぎて無理をしがちです。

つい頑張りすぎてしまう
張り切って働くと、あとからどっと疲れてしまう

と感じることはないでしょうか。

仕事に対して気力を注ぎ込み続けることは、時として大きな消耗感につながり、バーンアウト(燃え尽き)と呼ばれる、強い疲労・消耗感や仕事に対する意欲・関心の喪失をもたらすことがあります

作業量の多さや勤務時間の長さからくる身体的な負担はもちろん、仕事に伴う重圧や葛藤など、心理的な負担情緒的な資源(心のリソース)を消耗させ、バーンアウトの要因になると考えられています久保真人:バーンアウト(燃え尽き症候群)――ヒューマンサービス職のストレス.日本労働研究雑誌558:54-64,2007.

そのような消耗感をもたらすほど無理をして働くような環境では、働き続けるのが難しいでしょう。

また、無理をして仕事を続けていると、ストレスから体調不良になりやすくなる懸念があります。

なんだか体調が優れないな」と感じているうちに、うつ病になってしまい、仕事を辞めるケースも少なくありません。

特に真面目で責任感が強く、完璧主義な性格の人ほど、次から次へと業務を引き受けてしまうなど、無理を重ねすぎてしまって仕事が続かない状況に陥りやすいです。

また、プライドの高い人や、楽観的な性格の人も「自分ならこれくらいできるだろう」と思い込んで無理をするため、注意しましょう。

自分が気づかないうちに無理をしてしまうことも多いので、落ち着いてあなたのキャパシティがどれくらいなのかを考えてみてください

3-3.仕事に理想を持ちすぎて現実とのギャップを感じてしまう

理想と現実のギャップが大きいことも仕事が続かない人の特徴です。

エン・ジャパンのアンケート調査によると、89%が就業前後のギャップを体感し、そのうち56%はギャップが原因で退職したことがあると回答していますエン・ジャパン:⼥性500名に聞く「就業前後のギャップ」実態調査.『ウィメンズウィーク』ユーザーアンケート,2019.)

このアンケートは女性のみの回答で、ギャップの内容もさまざまですが、就業前のイメージと実態との差が退職につながる原因として挙げられていることは事実です。

現実をよく確認せず、理想ばかりイメージしてしまいがちな人は注意しなければなりません。

また、自分が抱いていた期待・夢と仕事・職場の実状との間にあるギャップがもたらす衝撃(リアリティ・ショック)は、組織や上司への信頼感低下など、組織へ留まる意欲を低下させることが示唆されています小川憲彦:リアリティ・ショックが若年者の就業意識に及ぼす影響.経営行動科学18(1):31-44,2005.pp. 39-40)

こうしたことからも、理想と現実のギャップが仕事を続けられない状況につながり得ると考えることができるでしょう。

憧れの仕事でキラキラ働ける」という理想を持っていたのに、実は地道な業務の積み重ねが多かったなど、現実とのギャップが大きいと働く意欲を失ってしまいます。

理想があることは、向上心を持って仕事に取り組むために大切なこと。しかし、地に足がついていなければ、現実とのギャップに苦しみます。

「イメージと違った」と期待が裏切られたように感じてしまい、やる気を失って退職につながるのです。

3-4.飽きやすく継続的な努力が苦手ですぐ転職しようとする

なかなか仕事が続かないという人のなかには、飽きやすく継続的な努力が苦手という特徴を持つ人がいます。

ある研究では、調査対象となった労働者のほとんどが仕事に対してマンネリ間・停滞感に省庁される「飽き」を経験しており、​​それが「先が見えない」感覚と結びついて、異動や転職への欲求につながとされています市村 陽亮:キャリア形成における責任と職務自律性の関係についての一考察.組織学会大会論文集7(2): 374-379,2018.)

飽き性な人は、新しい仕事を始めてもすぐに目の前のことに飽きて、ほかの仕事にばかり魅力を感じます。興味関心が変わりやすく、好奇心が旺盛です。

また、継続的な努力が苦手で、同じ仕事を長期的に続けることに苦痛を感じます。

仕事が単調でつまらなく感じるため、成長意欲や向上心が失われがちです。数ヶ月〜数年単位の視野で物事に取り組むときには、計画倒れになることもしばしばでしょう。

3-5.仕事に対する目的意識がない

仕事に対する目的意識がないと、仕事は続きにくいです。

内閣府の世論調査では、「働く目的は何か」という質問について4.2%が「わからない」と回答しています内閣府:令和国民生活に関する世論調査(令和元年6月調査),2019.

目的意識を持って仕事をしていれば、つらいときや挫けそうになったときでも「目的を達成するため」と自分を奮い立たせて、仕事を続けるための行動ができます

一方で、もし目的が明確になければ「自分は何のために仕事をしているんだろう?」と立ち止まり、そのまま仕事を続ける道が見えなくなってしまうでしょう。

あなたは「何のために仕事をしているのか」と聞かれて、すぐに答えられるか考えてみましょう。

3-6.うつ病や発達障害などの病気や障害を抱えている

仕事を続けることが難しい病気や障害を抱えている可能性もあります

障害者職業総合センターの調査によると、身体障害者の39.2%、知的障害者の32.0%、精神障害者の50.7%、発達障害の28.5%は1年以内に離職していることがわかりました(高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター:障害者の就業状況等に関する調査研究.調査研究報告書137,2017.

病気や障害が原因で仕事に困難を感じるのは仕方のないことです。

そして、自分では気づいていない病気や障害によって、働きづらさや生きづらさを感じている人はたくさんいます

実際に、仕事に困難を感じたことをきっかけに次のような病気や障害が判明するケースは多いです。

  • 気分障害(うつ病、双極性障害〔躁うつ病〕)
  • 発達障害(ADHD、ASD、LD)
  • 適応障害

躁うつ病を含む気分障害の人数は2017年時点で124.6万人で、2002年の68.5万人から増え続けています。この数字は外来のみのため、病院で診察を受けていない気分障がいの人はさらに多いと見込まれます。

2021年現在のデータはありませんが、そのまま推移していればますます増加していることが予測できるでしょう。

また、近年は発達障害者に対するキャリア支援などが推進されており、社会全体の課題として取り上げられています

「大人の発達障害」といって、発達障害が成人後に判明するケースも見られるようになりました。

一般的に発達障害のなかでもADHDは子どもによく見られ、「落ち着きがない」といった多動傾向の症状が代表的な症状です。

しかし大人の場合、多動傾向の症状はやや落ち着いている一方で「注意力が低い」など注意欠陥傾向の症状がよく見られます。

仕事でミスが多い」「コミュニケーションがうまくいかない」などから判明するケースも少なくありません。

適応障害は、ストレスが原因で心身に不調が現れる精神疾患です。

仕事に行こうとすると体調が悪くなる」「苦手な上司の顔を見ると心臓がバクバクする」など、心当たりがあれば注意しましょう。

すでに病気や障害がわかっていれば、必要な対策を講じることができます。

しかし、自分で気づいていない状態では、つらい状況が続くだけです

もし気になる症状や不安がある場合は、医療機関を受診しましょう原因がわかって適切に対応できれば、仕事を続けることも十分に可能です。

4.【効果あり】長期的に安定して働くためのポイント12選

仕事が続かないときには、適切な対処法を実行しましょう。

原因を解決できれば、仕事が続かない状況を打破し、長期的に安定して働けるようになる可能性があります

ここでは、仕事が続かない時の対処法12選を見ていきましょう。

ケース別にとるべき対処法をまとめてみました。

原因 対処法
仕事内容が合っていない 4-1.仕事内容を変える部署異動や自分に向いてる仕事を探す
働き方が合っていない 4-2.働き方を変える副業や独立も視野に入れる
人間関係に問題がある
人間関係を築くのが苦手
4-3.苦手な相手から適度に距離を置く無理に親しくなる必要はない
頑張りすぎて無理をしている 4-4.力の入れ具合を調節するメリハリをつけることが重要
理想と現実のギャップが大きい 4-5.現状分析をする|良い部分に注目する癖をつける
飽きやすく継続的な努力が苦手 4-6.期限や目標を決めて取り組む1つ1つのハードルを低くする
労働環境・待遇に問題がある 4-7.待遇を交渉する資格取得も有効
仕事観に問題がある
仕事に対する目的意識がない
4-8.仕事に目的意識を持つキャリアアンカー診断で確認
仕事内容が合っていない
性格・体調に問題がある
4-9.自分に合った仕事を選ぶ自分の本来の能力を発揮させよう
頑張りすぎて無理をしている 4-10.適度にストレスを解消する筋トレやランニングがおすすめ
理想と現実のギャップが大きい 4-11.プライベートを充実させるオンオフをつけることで余裕ができる
ハラスメントがある
病気や障害を抱えている
4-12.信頼できる相手に相談する家族や友人、相談窓口へ

以下より、それぞれの対処法について詳しくご説明します。

4-1.仕事内容を変える|部署異動や自分に向いてる仕事を探す

仕事内容が合わないことが原因で仕事が続かないなら、仕事内容を変えましょう

仕事内容を変える方法は「異動を希望する」「転職する」の2つです。

まずは上司にいまの仕事が合わないことを相談します。上司に相談することで、仕事の分配により担当する業務を変えてもらえる期待ができるでしょう。上司に相談しにくい場合は、より上の役職の人や異動希望先の役員、人事部門などに相談します。

希望を聞き入れてもらえれば、次の半期(上期・下期)あるいは新年度など、組織改編が起こるタイミングから別の部署に配属されて、新しい仕事ができるかもしれません。

異動が難しい場合は、自分に合った仕事ができる企業に転職する道があります。

あらかじめ自己分析や企業分析を十分におこない、自分に合った仕事内容で働ける環境を手に入れましょう。

4-2.働き方を変える|副業や独立も視野に入れる

仕事が続かない原因が働き方なら、働き方を変えましょう

いまの仕事のままで働き方を変えることは難しいことが多いので、転職が現実的な選択肢です。

働き方を変える際には、自分にどんな働き方が合っているのかをあらかじめ考えておくことが重要になります。

夜勤」「シフト制」「完全週休2日制」など、さまざまな働き方を知りましょう。

副業独立など、個人で仕事を獲得して収入を得る働き方もあります

働き方を変える例は以下の通りです。

働き方を変えるコツ(例)

①働く曜日・日数を変える

  • 毎月安定した収入を得たい→固定性
  • 予定に合わせて柔軟に働きたい→シフト制

②働く時間を変える

  • 幼稚園に子どもを迎えにいける時間に帰りたい→時短勤務
  • 朝早く起きるのが苦手で、夜型の生活で働きたい→深夜勤務

4-3.苦手な相手から適度に距離を置く|無理に親しくなる必要はない

仕事をするなかで人間関係に悩むときは、まず苦手な相手から適度に距離を置くよう心がけましょう
苦手な相手と関わる機会を減らすだけでも、働きやすくなるはずです。

悪口の言い合いには関わらない」「行きたくない飲み会には参加しない」なども距離を置く行動になります。

業務上どうしても苦手な相手と関わらなければならない場合は、司に相談して業務を変えてもらうのも手です。人間関係について上司や人事など、信頼できる相手に相談しておくといいでしょう。

同僚は、あくまで仕事の仲間であって友達ではないため、「仲良くしなければ」と考えすぎる必要はありません

仕事上の関係と考え、ほどよい距離感でいることも大切です。

4-4.力の入れ具合を調節する|メリハリをつけることが重要

仕事でつい頑張りすぎて無理をしてしまう人は、力の入れ具合を調節することを意識しましょう

すべてに120%の力で取り組んでいては、すぐに体力や気力が尽きて長く持ちません。

大切なのは、物事の全体像を把握して、力を入れるべき部分と抑えるべき部分を見極めることです。

たとえば、1時間で社内会議の資料を作成しなければならない場合、フォントや文字のサイズ、グラフの色などにこだわるよりも、議題についてのデータや意見をまとめることのほうが重要です。

業務の目的は何かを考えることで、力の入れどころや抜きどころが見えてくるでしょう。

仕事において、何が重要で力を入れるべきかを意識して取り組むことで、必要以上に疲弊せずに済みます力を入れるべき部分に迷うときは、上司や同僚に相談することもおすすめです。

メリハリをつけて仕事に取り組むことで、ここぞというときに力を発揮できます。

また、自分の力量を適切に把握していれば、無理をする前にみずから歯止めをかけられるでしょう。仕事を続けていくには、力の入れ方を工夫することが重要です。

4-5.現状分析をする|良い部分に注目する癖をつける

理想と現実のギャップを感じてしまう人は、現状を分析して良い部分に注目する癖をつけましょう

イメージと違ってがっかりしたこと」ではなく「良かったこと」がないかに意識を向けるのです。

ただ自分の想像と違ったからというだけですべてを否定的に見てしまうと、いまの仕事の良い面は見出せません。現在の環境で自分にとってプラスになる部分を探すことで、前向きに仕事と向き合える要因が見つかる可能性があります。

良い部分と悪い部分の両方を冷静に受け止められれば、ミスマッチな期待を持つことがなくなり、継続的に仕事に取り組めるでしょう。

まずはいまの仕事の良い部分と悪い部分をリストアップすることから始めてみてはいかがでしょうか。

4-6.期限や目標を決めて取り組む|1つ1つのハードルを低くする

継続的な努力が苦手で仕事が続かないなら、期限や目標を決めて取り組むのが効果的です

期限や目標を考えるときのコツは、スモールステップで設定すること。短期間かつ小さな目標をたくさん設定すれば、1つ1つのハードルが低いので達成しやすくなります。

たとえば、飽きやすいルーチンワークに取り組むときに、「30分以内に終わらせよう」と目標を立てるとモチベーションになります。

面倒に感じる業務でも、少し頑張れば達成できる程度の目標を立てることで、ゲーム感覚で取り組めるでしょう。

飽き性でも工夫次第で楽しみながら仕事を継続できるので、ぜひ実践してみてください

4-7.待遇を交渉する|資格取得も有効

待遇に不満がある場合、直接交渉するのも解決策の1つです

たとえば、「給料が低い」という不満がある場合、これまでの実績やスキルを根拠に昇給を要求することで、希望が通る可能性があります。

直属の上司や人事と話し合う場を設け、入念に準備をした上で交渉をしてみましょう事前に昇給の基準を調べたり、業務に役立つ資格を取得しておいたりすると交渉を進めやすくなります

また、給料以外でも、有給取得や残業など不満を感じている待遇について相談することで改善される可能性はあります。

行動を起こし、納得のいく待遇をみずから掴み取りましょう

4-8.仕事に目的意識を持つ|キャリアアンカー診断で確認

仕事に目的意識を持つことも、仕事を続けるための有効な手段です

何のために仕事をするのか?」とみずからに問いかけてみましょう。目的を設定するコツとして、キャリアアンカー理論を活用する方法があります。キャリアアンカー理論とは、自分がキャリアを考える上で譲れない軸となる価値観や考え方(アンカー:船の錨)を次の8つに分類したものです。

キャリアアンカー(キャリアの軸となる8つの価値観・考え方)

  • 管理能力
  • 専門・職能別能力
  • 安全・安定
  • 起業家創造性
  • 自律と独立
  • 奉仕・社会貢献
  • チャレンジ
  • 生活様式

自分のキャリアアンカーを確認する方法は、以下の3つがあります。

  1. 特定の質問票による自己採点
  2. 客観的な意見(他者から何が得意で、何を行いたいと考え、何をしているときが充実しているかを中心にインタビューしてもらう)
  3. 上記1・2の結果を総合的に判断し、8つの類型のなかで順位付けを行う

結果としてわかる自分のキャリアアンカーをもとにすれば、仕事に対する目的意識を考える助けとなります。手軽にキャリアアンカーを確認する方法として「キャリア・アンカー診断」を活用する方法もあります。

キャリアアンカー理論を提唱した心理学者シャインは、次の3つの問いが自分のキャリアのよりどころを探る出発点になるとしています。

キャリアのよりどころを探る3つの問い

  • 自分はいったい何が得意か
  • 自分は本当のところ何をやりたいのか
  • 何をやっている自分に意味や価値を感じられるのか

上記のことを意識しながら自分のキャリアアンカーを確認し、仕事の目的意識を考えてみてはいかがでしょうか

常に目的意識を持っていれば、仕事における多少の困難は乗り越えられます。目的を達成することに意識が向いているので、困難が小さなことに感じられるのです。

仕事をする目的は本人の経験や価値観によって変わります。その時々に応じて、自分なりの目的意識を持つようにしましょう。

4-9.自分に合った仕事を選ぶ|自分の本来の能力を発揮させよう

仕事が続かないときには、自分に合った仕事を選ぶことが大切です

たとえば、人と関わることが苦手なのに営業の仕事をしていると、苦手なことをやらなければならないストレスを常に感じる上に、自分の本来の能力を発揮できません。

自分に合わない仕事をしていては長続きしないでしょう。自分に合った仕事を選び、転職を成功させる方法については後ほど詳しく説明します。

また、以下の記事でも仕事選びについてまとめているので、参考にしてみてください。

4-10.適度にストレスを解消する|筋トレやランニングがおすすめ

ストレスが原因で仕事が続かないときは、普段から適度にストレスを解消するよう心がけましょう

ストレスによる心身への影響は大きく、ときには病気の原因になります。のびのびと仕事を続けるためにも、ストレスを解消することは重要です。

あなたは自分に合ったストレスの解消方法を把握しているでしょうか?

ストレスの解消方法は人によってさまざまです。自分なりのストレス解消方法を持っておくと、ストレスを自分でコントロールできます。

おすすめは筋トレやランニングなどの運動です。身体を動かすことで血流が促されて脳が刺激されるので、気分が良くなります。ストレスを気持ちよく発散しましょう。

4-11.プライベートを充実させる|オンオフをつけることで余裕ができる

プライベートを充実させると日々の生活にメリハリがついて、仕事を続けやすくなります

仕事が大変でも、仕事後に楽しみな予定があると「あと少しだから頑張ろう!」と思える方は多いでしょう。

ある企業が30代の会社員を対象に行った調査によると、プライベートを充実させることは「仕事のモチベーションが上がる」ことにつながるとした人が、回答者の54.8%(660人中)を占めていました。

また、プライベートが充実することで心理的な余裕ができ、人間関係が良くなると答えた人も47.3%見られるなど、仕事への好影響をもたらしていると考えている人が多いようですTPO:30代会社員の休み⽅・理想と現実  調査結果レポート,2019.

また、仕事で嫌なことがあっても、プライベートが充実していれば気分転換が可能です。
マイナスな気持ちを引きずらず、また前向きな気持ちで仕事に取り組めます。

4-12.信頼できる相手に相談する|家族や友人、相談窓口へ

仕事が続かずに悩んだときは、信頼できる相手に相談することが大切です

1人で抱え込むよりも、誰かに相談した方が問題の解決は近づきます。信頼できる相手は誰でも構いません。親や兄弟、友人やパートナー、会社の上司や人事など、相談しやすい相手に話して見てはいかがでしょうか。

「仕事が続かない」と悩む人は多く、そのような仕事の悩みを持つ人向けの相談窓口もあります。積極的に活用しましょう。

5.仕事が続かない人におすすめの相談先4選

「仕事が続かない」と自分1人で悩んでいては、不安になるばかりです。相談できる機関を知り、気軽に相談してみましょう

相談先を知っていれば、身近に相談できる相手がいないときでも安心です。

誰かに話を聞いてもらえるだけで落ち着いたり、解決にたどり着くための具体的なアドバイスをもらえたりします。ぜひ活用してみてください。

以下より、仕事が続かないときの相談先4選についてご説明します。

5-1.ハローワーク(公共職業安定所)|厚生労働省が運営で安心

ハローワークは、職業紹介をおこなう公的機関です。

主に求職者の就職、転職に関する支援をしています。そのため、現在の職場や仕事に関する悩みの相談を中心にしているわけではありません。

しかし、「いまの仕事を辞めたいと考えており、次の仕事先を探している」というケースでは役に立ちます

仕事を紹介してもらうなかで、「仕事が続けられずに困っており、自分でも続けられる仕事を見つけたい」と相談することも可能です。

どのような求人があるか、自分の経験やスキルでどのような企業へ採用される見込みがあるかなどもわかるので、仕事探しでは活用しましょう。

5-2.公共相談窓口|無料で電話、SNS、メールで相談可能

公共相談窓口は、国や地方自治体が運営している相談窓口を意味します。

仕事に関する公共相談窓口を選べば、仕事のあらゆる相談が可能です。仕事が続かない悩みの相談先としても適しています。

いずれも利用は無料で、気軽に利用できます

こころの耳」は働く人のためのメンタルヘルス・ポータルサイトです。

「こころの耳相談」という相談窓口を設けており、電話、SNS、メールで相談できます。「仕事が続かない」と悩む方におすすめです。必要に応じて、精神科や心療内科などを案内してもらうこともできます。

総合労働相談コーナー」は、職場のトラブルに関する相談を受け付けています。

仕事を辞めたい・続けられないと感じる原因が職場にある場合の相談先としておすすめです。面談あるいは電話で相談できます。

各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内などの379か所に設置されており、最寄りの窓口で相談可能です。

障害者就業・生活支援センター」は、障害がある方が生活・仕事の両方について相談できる機関です。

「障害で仕事が続けられず生活に困っている」「障害を考慮しながら仕事を続けたい」という方におすすめの相談先です。令和3年4月1日時点で全国に336箇所設置されています。

5-3.カウンセリングサービス|オンラインや匿名相談など気軽に利用できる

カウンセリングサービスは、専門の知識や技術を持つカウンセラーとの対話を通じて、相談者の抱える困りごとの解決をサポートするサービスです。

自分の悩みについて知識のあるカウンセラーに相談することで、心理的な負担が軽くなり、解決の手助けをしてもらえます

「仕事が続かない」という悩みを相談できるカウンセリングサービスとして、以下があります。

cotree(コトリー)は、オンラインカウンセリング・コーチングを中心としたメンタルヘルスケアサービスです。ビデオ・電話・テキストメッセージから自分に合った方法で、24時間いつでもカウンセリングを受けられます

うららか相談室は、200名以上の厳選したカウンセラーに3,960円から悩みを相談できるオンラインカウンセリングサービスです。ビデオ・電話・メールのほか、対面でもカウンセリングを受けられます

ことり電話は、電話専用の相談窓口です。仕事・恋愛・人間関係・家族・人生など幅広い悩み相談ができます匿名ですぐに相談できるので安心です。

また以下の記事では、キャリアコーチングやキャリア相談・支援などのサービスについてまとめています。よりキャリアを重視した相談先を知りたい方は、ぜひご覧ください。

5-4.医療機関(精神科・心療内科)|専門知識があり的確な診断が受けられる

「仕事が続かない原因は、もしかして病気や障害かも」と思ったときは、精神科や心療内科で相談しましょう

原因がわからずに不安な気持ちでいるよりは、診断を受けて適切な対応をとる方が安心でき、仕事が続かない状態の解決にもつながります。

精神科や心療内科と聞くと、気が引けてしまう方も多いかもしれません。

しかし、精神・心も身体と同じように、病気になるときがあります

治療して働きやすい環境を整えるためには、早期発見が大切です。気になる症状や傾向がある場合は、気軽に医療機関で診察を受けてみましょう

精神科と心療内科のどちらに行くべきか迷ったときは、以下を参考にしてみてください。

  • 精神科:心理的・精神的な症状があるとき(落ち込む、無気力など)
  • 心療内科:身体的な症状があるとき(不眠、倦怠感、発疹など)

なお、企業によっては保健師や産業医がいるオフィスもあります
いきなり医療機関にかかるのはちょっと…」という場合は、利用してみるのも手です。

6.仕事が続かない人が転職を繰り返すことによるリスク5つ

仕事が続かないと、さまざまなリスクを背負うことになります。

あらためてどのようなリスクがあるのか確認しましょう

以下より、仕事が続かないリスクを5つご説明します。

6-1.安定した収入がないので社会的な信用が低下する

仕事が続かない状態でいると、社会的な信用が低下するおそれがあります

社会的な信用において重要なのは、安定した収入があることや、支払いの遅延がないことなどです。

仕事が続かないと、会社で得た給料が途切れてしまい、収入が安定しません。また、会社に雇用されていない間は社会的な信用(金融機関等から見た支払能力の見込み)が非常に低い状態です。社会的な信用の低下は、以下のようなデメリットがあるので注意しましょう。

  • クレジットカードの審査に通らない
  • ローンの審査に通らない
  • 賃貸契約の審査に通らない

もし引越しなどで新たに部屋を借りる予定やクレジットカードを作成する予定があるなら、会社員として働いている間に済ませておくと安心です。

6-2.逃げ癖がつくので成功体験を得られず、自分への自信がなくなる

仕事が続かないリスクとして、「逃げ癖」がついてしまう可能性があります

仕事に限らず、困難にぶつかったときに「辞めればいいや」とすぐに諦めてしまいやすくなるのです。

逃げ癖がつくと、あらゆる局面で成功体験を得られず、自分への自信を失ってしまいますやりたいことがあっても、プレッシャーを感じるとすぐに投げ出してしまい、いつまでも実現できません。

ハラスメントの横行や劣悪な就労環境、改善の見込みがない人間関係など、明白に辞めるべき理由以外のネガティブな動機から退職を検討する場合には、一度立ち止まって冷静に考え直してみましょう

6-3.経済的に苦しくなる

仕事が続かなければ、収入がなくなって経済的に苦しくなります

貯金があったとしても、いつかはなくなってしまうため、ずっと貯金で生活していくわけにはいきません。

生活をするにはお金が必要です。経済的な困窮に陥らないためには、安定した収入を得られる仕事が欠かせません

6-4.スキルや経験が得られないため年齢が上がってから苦労する

仕事が続かず、職場や仕事内容が変わってばかりだと、スキルや経験が積み重なりません

特に30代以降は、転職時にそれまで身につけたスキルや経験が求められるようになります。

年齢が上がるほど、スキルや経験がないことのリスクは高くなります

できるだけ早いうちに、長期的に続けられる仕事を見つけることが重要です。

6-5.採用してもすぐに辞めるのではないかと思われるので転職しにくくなる

仕事が続かず、職務経歴書に短期間のキャリアばかりが並んでいると、転職時に採用されにくくなるリスクがあります

面接官に「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」という懸念を抱かせてしまうためです。

採用や育成は一種の投資であり、大きなコストがかかります。

採用側は候補者にそのコスト以上の利益を期待しており、できるだけ長く働いてもらいたいと考えて応募者を選んでいます

不利になりやすいことを理解し、退職理由や今後のキャリアプランについては伝え方を工夫しながら、前向きに転職活動に取り組みましょう

7.仕事が続かない人が転職を成功させるためのポイント5つ

仕事が続かないと、転職しにくくなるリスクがあることをお伝えしました。

すでに何度も短いキャリアを繰り返していて、転職に不安を感じる方も多いでしょう。

しかし、転職が不可能になるわけではありません。

大切なのは、仕事が続かない人が転職活動をするときに、十分な準備をすることです。転職を成功させるポイントをおさえて、自分に合った企業への転職を成功させましょう。

以下より、仕事が続かない人が転職を成功させるための5つのポイントをご説明します。

7-1.自己分析で自分が続けられる仕事を見つける|逆に続けられない仕事も確認する

自分に合った仕事を見つける基本は自己分析です。自分がどんなことなら続けられるのかを明らかにしましょう。

仕事に限らず、「これならずっと続けられる」ということを思いつく限り書き出します

また、これまでの仕事が続かなかった経験から、どんな仕事は続けられないのかを明確にしておくことも大切です。

転職サイトの自己分析ツールなどを活用して参考にするのもいいでしょう。

自分にとって、どんな仕事なら続けられるのかを見つけることが成功の鍵です。

7-2.企業分析で労働環境や人間関係を確認する|評判や口コミを調査する

自分に適した企業を見つけるには、企業分析で労働環境や人間関係をよく確認することが重要です

求人の募集要項のみでは、企業の実態を知るのに不十分と言えます。

社員から直接話を聞いたり、企業の内情に精通しているエージェントから情報収集したりして、企業分析を入念におこないましょう。

企業分析を十分にすることで、入社後のギャップを最小限に抑えられます

7-3.退職する前に余裕を持って行動する|転職は妥協しないことが大切

転職を成功させるには、いまの仕事を退職するまでに次の転職先の内定を得ておくなど、余裕を持った行動が必要不可欠です

もし退職後に転職活動を始めることになると、収入の不安があるなかで焦りの気持ちから、妥協した企業を選んでしまいかねません

十分な自己分析や企業分析、面接対策ができず、中途半端に転職を進めることになります。その結果、新たな就職先にも不満を感じて、続かない可能性が高いです。

7-4.面接で職務期間の短さや回数の理由を前向きに説明する|伝え方の工夫が重要

転職活動時の面接では、職務期間の短さや回数の理由を前向きに説明することが選考通過率アップにつながります

短い経歴ばかりが並んだ職務経歴書を見たときの面接官の懸念は、「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか?」という点です。

そこで、次のように言い換えましょう。

  • いまの職場ではスキルが身につかない→スキルアップをはかるため
  • 仕事内容に飽きてしまった→働くなかで◯◯に興味を持ったため
  • 給料が少なくて不満だった→結婚を機に収入アップをはかるため

なお、転職の軸に一貫性を持たせると、説得力のある回答になります。

たとえば、「人をサポートすること」を軸とすれば、目の前にいる顧客の悩みを解決する営業から、人が働くことをサポートする人材業界への転職という流れも自然です。

また、実際の転職理由が後ろ向きな理由でも、より良い環境を得るためにみずから動いたという伝え方ができると好印象を与えられます

選考書類や面接では、ぜひ伝え方を工夫してください。

7-5.転職エージェントに相談する|プロが自分に合った仕事を見つけてくれる

仕事が続かない人が転職を成功させるためには、転職エージェントに相談することもポイントになります

転職エージェントとは、転職市場に関する知識や情報によって求職者をサポートし、転職成功を支援するサービスです。

仕事が続かない人に転職エージェントがおすすめな理由は以下になります。

  • 客観的な視点で自己分析の精度を高められる
  • 業界に精通したプロに自分に合った仕事を紹介してもらえる
  • 労働環境や人間関係など企業の内部情報も得られる

たとえば、『Spring転職エージェント』は、コンサルタント(キャリアアドバイザー/転職エージェント)が1人の求職者と企業の両方を担当し、求職者と候補企業のカルチャーとの相性まで見極めながら情報提供をしてくれます。

志望企業の生の情報を得られるため、企業の内情を的確に知ることが可能です。

転職エージェントは「仕事が続かない」という悩みの相談はもちろん、自己分析や企業分析のサポートから選考書類の添削や面接対策、企業との条件交渉まで手厚い支援を受けられます無料で利用できるので、一度相談してみましょう。

8.仕事が続かない人に向いてる仕事の特徴3つ

仕事が続かない自分におすすめの仕事が知りたいという方もいるでしょう。
そこで、仕事が続かない人の特徴に応じておすすめの仕事をまとめました。

仕事選びの参考にしてみてください。

以下より、仕事が続かない人におすすめの仕事の特徴3つをご説明します。

8-1.人間関係が苦手な人は1人でできる仕事|警備員・清掃員・Webライターなど

人間関係に苦手意識を感じているなら、1人でできる仕事がおすすめです

人間関係の悩みから解放され、リラックスして目の前の業務に集中できるでしょう。1人でできる仕事の具体例は以下になります。

  • 警備員
  • 清掃員
  • 長距離トラック運転手
  • Webライター
  • エンジニア

Webライター」や「エンジニア」などは人と協力しながら進めることも多いですが、作業自体は1人で取り組むことが中心です。

フリーランスなど、1人で仕事をする働き方もあります

最近はフリーランスと発注者をマッチングするプラットフォームも充実しており、受注から納品まで一貫してオンラインで完結できるのでおすすめです。

8-2.飽きやすい人は変化が多い仕事|マーケター・接客業・クリエイターなど

飽き性の人には変化が多い仕事がおすすめです

常に新しいものに触れられるので、日々楽しみながら働けるでしょう。

変化が多い仕事の具体例は以下になります。

  • 企画
  • マーケター
  • 接客業
  • Webデザイナー
  • クリエイター

上記の仕事は、最新情報をキャッチしながら世の中のトレンドやニーズに合わせて仕事をするので、変化に富んでいます

また、業界ではIT業界の成長スピードが速く、最新技術に触れられるチャンスも多いです。クリエイティブな仕事が多い業界なので、単調な仕事が苦手な人は自分に合った仕事を見つけやすいでしょう。

8-3.時間外労働や待遇が不満な方は実力重視の仕事|営業・販売など

待遇に不満を感じやすい人は、実力重視の仕事がおすすめです

いまだに年功序列や残業の多さを誇るといった古い体質の企業は多く、ストレスを感じることもあるでしょう。

しかし、実力重視の職種や業界を選べば、自分の実績やスキルを適正に評価して、見合った待遇を得られます

インセンティブ制が導入されていることが多く、実力次第でプラスアルファの収入を得るチャンスが大きいです。

実力重視の仕事の具体例は以下になります。

  • 不動産営業
  • 保険営業
  • 自動車販売
  • 美容部員

また、外資系企業は実力重視の社風であることが多いです。自分の能力に自信がある方は、転職先として外資系企業も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

9.仕事が続かない人は自分の特徴を知ったうえで自分に合った会社に転職しよう!

今回は、仕事が続かない原因と対処法について以下のようにご紹介しました。

原因 対処法
仕事内容が合っていない 4-1.仕事内容を変える
働き方が合っていない 4-2.働き方を変える
人間関係に問題がある
人間関係を築くのが苦手
4-3.苦手な相手から適度に距離を置く
頑張りすぎて無理をしている 4-4.力の入れ具合を調節する
理想と現実のギャップが大きい 4-5.現状分析をする
飽きやすく継続的な努力が苦手 4-6.期限や目標を決めて取り組む
労働環境・待遇に問題がある 4-7.待遇を交渉する
仕事観に問題がある
仕事に対する目的意識がない
4-8.仕事に目的意識を持つ
仕事内容が合っていない
性格・体調に問題がある
4-9.自分に合った仕事を選ぶ
頑張りすぎて無理をしている 4-10.適度にストレスを解消する
理想と現実のギャップが大きい 4-11.プライベートを充実させる
ハラスメントがある
病気や障害を抱えている
4-12.信頼できる相手に相談する

あなたの状況に照らし合わせて、ぜひできることから行動を起こしてみてください

仕事が続かないという悩みは、仕事を長く続けていきたいという前向きな気持ちの表れです

あなたにとっての仕事の意義を明確にして、仕事を続けていけるようにしましょう。

よくある転職の悩み13選|ケース別の解決方法もあわせて紹介!

「転職で悩みすぎて疲れた…自分に合った求人を見つけるのも大変すぎるし辛い!」

「20代・30代によくある転職の悩みと解決方法を知りたい!」

転職は自分に合った企業を見つけるのに多くの時間や労力が必要になりますし、今の職場を退職しなければならないためメンタルが落ち込んでしまいますよね。

また、いざ転職しようと思っても誰に相談したらいいのか、どうすれば自分の希望する仕事が見つかるのか不安に思っている方もいることでしょう。

転職をスムーズに成功させるためには、実際に転職を経験した人の悩みを知ったうえで、それぞれの悩みに適した解決策を見出すことが大切です。

転職に関するよくある悩みと解決策はこれ!

しかし、上記以外にも転職する過程にはさまざまな悩みがあるので、一つ一つを解決するためには多くの時間や労力が必要になります。また、転職に関する悩みを解決できたとしても、そこからどのように行動すればいいのか自分だけで判断するのは難しいでしょう。

そこで本記事では、これまで転職エージェントとしてたくさんの悩みを解決してきた私が、転職に関するよくある悩みを徹底調査して具体的な解決策を紹介します。また、解決策を見出した後にどのように行動すればいいのかも詳しく解説します。

この記事を読むとわかること

本記事を読むことで、転職活動に関する悩みや不安を解決して、自分の希望する企業に転職できるでしょう。

注:転職に関する悩みはプロに相談するのが効果的です。おすすめの転職エージェントを詳しく知りたい方は、「転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!」もご覧ください。

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よくある転職の悩みランキング13選!解決方法も徹底解説

よくある転職の悩みと決方法

初めに、よくある転職の悩みについて紹介します。

年収が低い・給与に満足できない悩み|年収だけでなく福利厚生も含めて考える

以下、STRATE[ストラテ]の『現状の給与への満足度に関するアンケート(2021年5月)』のデータによると、約84%の人が現在の給与に満足していないと回答しています。

給料の満足度

出典:STRATE[ストラテ]

また、エン転職の『転職のきっかけ(2019)』ユーザーアンケートによると、転職のきっかけが「給与が低い」を理由に、転職活動を始める人は43%以上です。

年収をきっかけに、転職を考えだした人の多さをうかがい知ることができます。

エン転職_「転職のきっかけ」実態調査

出典:転職のきっかけ(2019)

実際にインターネットには、以下のような悩みも見られます。

いくら結果出しても年功序列で給料上がらないので転職したい

出典:Twitter

年収アップを望むなら、まずは現在どれだけの年収をもらっているかを、正しく把握しましょう。

「年収」とは、実際に口座に振り込まれる金額ではなく、天引きされている税金や社宅の家賃や手当など全て含んだ額面金額を指します。

転職先の手取り条件が良くても、手当が薄かったり、差し引かれる税金が考慮されていなかったりすることもあります。逆に、見た目の年収が少なくても、福利厚生や手当が厚く、現状よりも満足した生活が得られることもあります。

まずは額面金額を把握した上で、転職を考えるのも一つの方法です。今より年収の高い企業を探すなら、単に提示された年収だけをみずに、給与規定や評価水準、手当などについても確認しておきましょう。

30代に多い仕事内容や業務時間に関する悩み|どんな内容であれば満足できるか検討する

就業時間や就業場所、評価に関する悩みや、会社自体に将来性を感じられないという悩みなどがあります。

先ほどご紹介した、エン転職の『転職のきっかけ(2019)』ユーザーアンケートでも、仕事内容や会社の将来性に対する不安は、転職のきっかけの上位に挙がっています。

エン転職_「転職のきっかけ」実態調査グラフ

出典:エン転職

インターネットには、このような声が挙がっています。

今勤務している会社の経営状態が危なく、倒産しそうだという噂も社内で聞きます。

私も危機感を感じているのですが、今のうちに退職して転職活動をしたほうがよいでしょうか?

出典:エン転職

今の仕事は、お給料が低い上、残業代も出なくて生活していくのが大変な状態です。

そのため転職を考えているのですが、退職理由を正直に伝えても良いものでしょうか? 転職経験がないため、このような理由が通るものなのか分かりません。

どうか教えてください。よろしくお願いします。

出典:エン転職

この悩みには年齢によって傾向があり、主に30代以上の人が、評価や仕事内容、会社の将来に対する悩みを感じる傾向にあるようです。

評価や仕事内容に悩みを抱えているなら、自分が理想とする待遇を箇条書きで列挙してみましょう。

その上で、条件に優先順位をつけると、今の仕事を変わっても解決する問題なのか、解決するのであれば、どの点を優先して仕事を探せばいいのかが見えてくるかもしれません。

会社の将来性に関して不安を抱いている場合は、一度IR情報や実績、財務状況などを確認してみるのがおすすめです。実際に現場で感じる不安感は、もしかすると一部の部署や営業所だけのものかもしれません。

客観的に自分のいる会社が置かれている状況を把握した上で、転職が必要かどうかを考えてみると、転職をすべきか、転職するならどんな企業がいいかという点が見えてくるのではないでしょうか。

20代に多いやりがいに関する悩み|仕事で楽しいことや達成感を感じたことを探す

主に20代に多い悩みの1つです。

そもそも今の仕事が自分に合っていないという悩み、仕事内容は好きだが、会社自体に将来性を感じられないという悩みなどがあります。

やりたいことを仕事にできるほど世間は甘くないとはわかっているけど、「もっと向いている仕事があるんじゃないか」、「ポテンシャルを潰しているんじゃないか」なんて考えてしまう…

出典:Twitter

今の仕事が自分に合っていないと感じているなら、今の仕事で感じた楽しいことや、達成感を感じたことなどを挙げてみましょう。

その上で、「今の仕事は本当に自分に合っていないのか」「合っていない場合、どんな仕事が自分に合っているのか」を考えて転職に臨むと、転職時期や転職先の業種・職種を、より具体的に考えることができます。

人間関係に関する悩み|転職先の評判や口コミを事前に調査する

上司や同僚、事務員との人間関係に悩み、転職を考える事例です。

PR TIMESによると仕事で頻繁にストレスを感じている人のうち、76.3%が人間関係が原因だと回答しています。

職場ストレスの原因_人間関係

出典:PR TIMES

ストレス過多すぎて勉強しても全く頭に入ってこない………. 職場のいじめがエスカレート ついに全体LINEで攻撃されました。 業務完了しましたの一言だけ入れたら挨拶もなしかと 社会人の基本がなってないと…… ここで愚痴ることじゃないけど….. もう潰れそう…..

出典:Twitter

人間関係に関するトラブルは、残念ながら、どの職場でも起こり得ることです。

転職を考えている場合、今の職場での人間関係は解決できるかもしれませんが、新たな人間関係のトラブルを抱える可能性もあります。

転職先の人間関係を知りたい場合は、実際にその職場で働いている人が知り合いにいないか探し、話を聞いてみましょう。

難しい場合は、転職先と取引をしている会社の人などを見つけるのも一つの方法です。また、面接の際にそれとなく会社の雰囲気を探ってみるのもよいでしょう。

相談相手に関する悩み|ハローワークや転職エージェントなどのプロに相談しよう

「信頼できる相手が周囲にいない」「転職活動の話をするのに抵抗がある」など、相談相手がいないことに悩みを抱えている人は少なくありません。

本当に信頼して相談できると感じる人がいない

出典:ワークポート

小さな相談を気軽にできなくて、悩みを抱え込んでしまう

出典:ワークポート

悩みを打ち明けられる人が近くにいないときは、以下のような転職の相談ができるサービスの活用を検討しましょう。

  • ハローワーク
  • 転職フェア
  • キャリアコーチングサービス
  • 転職エージェント

転職のサポートを専門とするプロが在籍する上記のようなサービスを利用すれば、あなたの抱えている悩みをしっかりと聞いてもらえ適切な解決策を提示してくれるでしょう。

自分一人で不安や悩みを抱え込んで転職の一歩を踏み出せないのは、よりよい職場で働く機会を失うことにもつながります。相談できる環境を作って、支援してもらいながら転職を進めていきましょう!

以下の記事では、おすすめの転職相談先を紹介しています。「いま抱えている悩みを解決して、転職の一歩を踏み出したい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

転職時期に関する悩み|20〜40代のどの層でも転職できるチャンスはある

転職時期がわからず、困っているという悩みです。この悩みには、年齢によって傾向があります。20代の場合は、「若いうちから転職していいのか」と悩む人が多いようです。

一方、30代以上になると、「転職に適した時期があるか」「今転職すべきか」など、転職時期を探る悩みが多くなるようです。

転職活動を始めたいと思っています。

ただ、「不況が続いているから、今の時期は求人数が減っているはずだ」と聞きました。

やはり今活動を行なうのは間違っているのでしょうか。転職活動に適した時期があれば教えてください。

出典:エン転職

20代で転職を考える人は、決して少なくありません。

dodaの『転職成功者の年齢調査(2020年)』によると、約50%の方が、20代で転職をしていることがわかります。転職成功者の年齢割合

出典:doda

20代で転職する場合、これまでのキャリア以上に、業務の遂行能力や最低限のビジネスマナー、その将来性などが重要となります。

まずはしっかり自己分析を行い、今の自分に何ができるか、将来どのように活躍したいかなどを具体化した上で転職に臨めば、決して早過ぎるということはなさそうです。

一方30代以上の転職の場合、明確に転職に適した時期というのはありません。

以前までは、3月や10月に転職案件が増えるという話や、35歳限界説などが囁かれてきました。

しかし転職が一般的となった昨今では、年中転職案件があり、35歳以上でも活躍できる案件が増えたことから、「○月がいい」「○歳までに転職したほうがいい」という話は、必ずしも該当しなくなっています。

こうした時代背景の中で、自分に適した転職時期を見出すためには、市場のニーズだけでなく、自分にとっての転職のタイミングを見出すことが大切になっています。

30代以上が転職する場合は、これまでのキャリアや専門性、管理職に対する適性などが重要視されます。

転職時期にお悩みの30代以上の人は、これまでのキャリアや現在の状況などを判断し、転職に適性な時期を考えてみましょう。難しい場合は、自己分析や転職支援企業を利用するのも一つの方法です。

転職後の不安に関する悩み|職場見学や評判を調査して不安を解消する

転職には大きな不安がつきまとうものです。「新しい職場環境にうまく適応できるか?」「収入が減ってしまうのではないか?」など、転職によるリスクを考えると新しい環境に飛び込むことにためらいを感じてしまう人も少なくありません。

転職後の不安を少しでも払拭したいなら、以下の対策をおこなうとよいでしょう。

  • 職場見学をする
  • 実際に働いている人の声を聞く
  • 自分自身の能力を信じる
  • 会社の業績・組織文化などをリサーチする
  • 転職のプロから適切なサポートを受ける

    不安な気持ちを抱えたままで、転職活動に臨むのは大変です。上記のような対策をおこない不安を一つずつ解消して、新しい挑戦をするキッカケにしていきましょう。

    以下の記事では、転職で後悔するパターンと対策法を紹介しているので、怖くて転職活動に踏み出せない方はぜひ参考にしてみてください。

    転職活動や転職先に関する悩み|自己分析で自分の転職の方向性を定める

    「何からはじめていいのかわからない」「どれくらい応募すべきなのか分からない」「どんな転職先を選べばいいのかわからない」など、転職方法や転職先に関する悩みです。

    転職のため就活をしています。 ですが、なかなか内定がもらえません。 皆さんは転職のとき何か月、何社応募したり時間がかかりましたか。

    出典:Yahoo!知恵袋

    転職活動の手順を知ることも大切ですが、まずは自己分析などで、転職活動の軸や優先順位を明確にしましょう。

    全ての条件が揃った転職先を見つけることは、至難の業といえます。

    自己分析により、「優先したい条件は何か」「転職によって何を実現したいのか」「諦めてもいい条件は何か」などを具体化すれば、おのずと転職時期や転職活動の内容が明確になります。

    逆に転職活動の軸が明確でないと、転職活動が長引いたり、面接で自分自身をうまくアピールできない可能性もあるのでしっかりと自己分析をしましょう。

    3社目のエージェントさんと電話面談…ここに来て早くも心折られてます… 自分の考えが甘々で軸もブレブレなのが悪いんだけど今の希望にあった求人ほとんど出せないって言われてしまい意気消沈 やる気出させてくれないここは合わないって思って良いのか本当に私には求人が無いのか

    出典:Twitter

    まずは自己分析を行い、転職活動の軸を決定しましょう。

    職種探しに関する悩み|転職エージェントに登録して多くの求人から選ぶ

    「希望条件に一致する求人がみつからないかも」「求人がみつかっても落ちてしまうかも」と思い、転職活動に不安を感じる人は多いでしょう。

    自分の持っているキャリアが一致しているか否かの不安

    出典:ミドルの転職

    タイムリーに見つけられるかが不安であった

    出典:ミドルの転職

    得意分野での少ない求人か、一般的だが多い求人か。そのどちらに重きを置いて活動すべきかが不安だった

    出典:ミドルの転職

    「求人がみつからないかも」という不安を解消するためには、求人を多く保有している転職サイトや転職エージェントに登録するのがおすすめです。

    なかでも転職エージェントは、求人の検索・紹介をおこなってくれたり、非公開求人を紹介してくれたりするなど転職サイトにはない特徴があります。

    自力でリサーチしても、得られる情報には限界があります。転職エージェントを上手に活用して、希望する求人と出会える可能性を高めましょう。

    以下の記事では、自分にあった職場の探し方や、仕事探しを成功させるコツについて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    スキル・実績に関する悩み|未経験の職種でも企業への熱意を伝える

    希望する職種によっては、関連するスキルや過去の実績が求められる場合があります。そういった背景から、自分の能力に物足りなさを感じ「私は会社に必要とされる価値がないのでは…。」と自信をなくす人は少なくありません。

    転職したい
    けど私のスキルで今のとこよりいい条件なんてありません。とはっきり言われた…
    はぁ〜
    まだ私の就活半歩も踏み出せてないのにもうやる気無くした

    出典:Twitter

    転職したいって気持ちは常にあるんだけど、私みたいな学歴も資格もスキルも向上心も無い30代半ばの女を何処の会社が雇ってくれるのかと思い踏み出せない。メリットはきっと一生独身だから長く働けるよってことくらい

    出典:Twitter

    スキルや実績が少なくても悲観しすぎることはありません。未経験の職種であっても企業に対する熱意をうまく伝えたり、これまでの経験から得た強みを明確にアピールしたりすれば、採用率を高めるのは十分に可能です。

    もしも、「自分を表現するのが苦手」「自分の強みがわからない」という方は自己分析をおこない自分を知るところからはじめましょう。

    以下の記事では、自己分析の方法を4ステップで紹介しているので、詳しい手順を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

    家族からの反対に関する悩み|十分に話し合ってお互いに納得する

    家庭をもっている人は、転職は自分だけの問題ではありません。

    例えば、転職によって今よりも年収が下がってしまったり、就労時間が変わって生活リズムが変化したりする場合など。家計や家族との時間に影響が生じるため、家族からの反対を受けやすくなるでしょう。

    家族から転職に対する理解を得るには、十分な話し合いが必要です。話し合いに大切な心構えを以下にまとめました。

    • 転職による変化と、それへの対策を説明する
    • 転職によるメリットを提示する
    • 家族が希望する条件や優先順位を確認する
    • 家族への情報共有を徹底する

      円滑に転職をすすめるためには、家族の協力が欠かせません。実際に行動をはじめる前にしっかりと家族の理解を得て、お互いが納得できる形で転職活動をすすめましょう。

      転職疲れに関する悩み|転職エージェントでプロの支援を受ける

      転職活動では、求人情報の収集や応募書類の作成、面接対策など、内定獲得に向けて多くの対策をしなければいけません。働きながらそれらの作業をおこなうのは大変であり、転職疲れを感じるのは当然といえるかもしれません。

      いざ自分の棚卸しを文章に書くと、思うように表現できず、何度でも書き直し、わからなくなる

      出典:ミドルの転職

      転職先を探す度に、本当に転職していいのか?今の会社に留まるべきではないか?など、精神的に疲れた

      出典:リクナビNEXT

      転職活動の負担を軽くするためには、プロのサポートを受けるのが効果的。おすすめなのは、転職エージェントの活用です。転職エージェントを活用すれば、以下のサービスが受けられるため、転職にかかる労力を減らせます。

      転職エージェントがおこなってくれること(一例)

      • 求人探し
      • 求人の応募手続き
      • 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
      • 面接の日程調整
      • 配属先の交渉
      • 給与・ポジションの交渉

      転職エージェントは無料で利用できます。プロの支援を受けて効率的に転職活動をすすめましょう。おすすめの転職エージェントはのちほど紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

      不採用によるメンタル面に関する悩み|失敗の原因を把握し改善する

      不採用通知を目にしたときのショックは相当大きいはずです。自己評価が下がる原因にもなり、転職できないかもという不安からメンタルが崩れやすくなるでしょう。

      不採用通知に落ち込まず、メンタルの安定を保つためには、以下のことを意識するのが大切です。

      • 自分自身を否定しない
      • 過去の成功体験を振り返り自己肯定感を高める
      • 挫折を成長の機会と捉える
      • ストレス軽減のための時間を確保する
      • 相談できる相手をみつける

        採用・不採用はあくまでも企業とのマッチングの問題であり、個人の価値を決めるものではありません。不採用通知をもらったからといっても、自分自身を否定するのはやめましょう。失敗を成功の機会ととらえて、新たなチャンスをつかみにいく気持ちが大切です。

        しかし内定をもらえなかったのは、成功を妨げる何かしらの原因があると考えられます。失敗を繰り返さないためにも、それらの原因を把握・改善するのが重要といえるでしょう。

        以下の記事では転職で失敗しないための注意点を紹介しているので、転職の成功率をあげたい人はぜひ参考にしてみてください。

        【悩み解決】転職を成功させるためにやるべき3つのこと

        転職に悩んだ時にやるべきこと

        ここでは、転職に悩んだときにやるべき3つのことについて紹介します。

        自己分析で自分の状況を客観的に判断する

        すでに転職を決めている人も、転職するべきか悩んでいる人も、まずは自己分析を行うことをおすすめします。

        自己分析を行うことで、現在の自分の状況を客観的に分析することができます。

        その結果、今が本当に転職に適した時期なのか、そもそも転職すべきなのかなど、転職の悩みに関する解決の糸口をつかむことができるかもしれません。

        また自己分析により、どんなことに喜びや達成感を感じるのかなどを知れば、自分にあった転職先探しの近道を探すことができます。

        自己分析の詳しい作成方法については「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」をご覧ください。

        業界分析や自分に合った転職サイトへの登録をおこなう

        転職するかどうか悩んでいるなら、まずは自己分析や業界分析、転職サイトへの登録などを行い、行動してみることも一つの方法です。

        転職活動を開始したからといって、必ずしも転職しなければいけないわけではありません。

        転職活動によって自分のキャリアや、現在勤めている会社、業界における立ち位置を知り、転職を思いとどまる人もいます。逆に、それが本格的な転職活動への足がかりになることもあります。

        企業分析や自己分析が面倒であれば、自分が目的としている業種や企業に勤める人に話を聞いてみるのもよいでしょう。リアルな現場の状況を知ることで、次の行動に結びつくこともあります。

        転職活動は意外と簡単にはじめられます。悩みすぎてどうしようもなくなる前に、まずはできることからはじめてみましょう。

        3社以上の転職エージェントを使って転職を成功させる

        自分一人では解決できない悩みも、転職のプロに相談すると簡単に解決できる場合があります。

        応募先の順序の工夫を教えて頂いたり、内定を頂いた際の時期の調整の話を先方に伝えてくださったりして、解消しました

        出典:ミドルの転職

        相談することでカツを入れてもらったり、気分転換になった

        出典:ミドルの転職

        特に「漠然とした不安があって行動できない」「転職したいけど何をしたらいいかわからない」という悩みを抱えているなら、転職エージェントの活用がおすすめです。失敗しない転職活動の方法を教えてもらえたり、キャリアプランにそった具体的な方向性を教えてもらえたりします。

        転職の悩みは転職のプロに相談するのが一番です。何人もの転職を成功に導いてきた転職エージェントのサポートを受けて、理想とする職場への転職を成功させましょう。

        なお、転職エージェントを選ぶときは、以下の3つのポイントを確認するのが大切です。

        転職エージェントを選ぶときのポイント

        • 求人の質・量・・いい求人を保有しているか
        • 提案力・・あなたの人生を豊かにする提案をしてくれるか
        • サポート・・面接・書類対策などを手厚くおこなってくれるか

        この3つの軸を使い『転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!』の記事で500人の評判を元にランキング化しましたが、おすすめ順に並べると、下記の通りになります。

        全て無料で、カウンセリングから内定後の手続きまでおこなってくれるので、まずは3社以上登録し比べてみましょう。

        では、一つずつご紹介していきます。

        リクルートエージェント|大手だが担当に差がある

        リクルートエージェント

        リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

        公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

        業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

        転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

        ◆補足:リクルートが運営している関連サービス

        リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定

        リクルートダイレクトスカウト

        リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです

        ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。

        レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。

        また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます

        レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。

        doda|業界最大級。20代30代なら登録必須

        2024年版dudaトップ画像

        dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

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        首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

        マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1

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        マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

        求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

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        おすすめの特化型転職エージェント

        特化型の紹介をまとめたのが下の表です。

        自分に合ったものをチェックしてみてください。

          おすすめエージェント 業界別解説サイト
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        転職に悩みを抱えている人は転職エージェントに相談して解決しよう!

        転職の悩み・悩んだときにやるべきことのまとめ

        キャリアや転職への悩みは、まず行動することで解決への糸口が見つかるかもしれません。

        転職するしないに限らず、まずは一歩踏み出してみることが、後から後悔しないためには大切です。

        第一歩として、転職に詳しい人に相談するのがいいと思いますが、身近にいない方は以下のような転職エージェントに登録して、転職のプロに相談してみましょう。

        転職エージェントでおすすめなのは下記の5社で、上からおすすめ順に並んでいます。

        このエージェントの中からあなたに合いそうなものをいくつか登録してみて、まずは担当者に相談してみることをおすすめします。

        あなたのキャリアが素晴らしいものになることを心から祈っています。

        転職に学歴は関係ない?学歴が低くても転職を成功させる全知識

        転職 学歴

        「転職ではいつからの学歴が見られる?学歴は関係ない?」

        「学歴に自信がないけど転職を成功させる方法はある?」

        自分の学歴に自信がない場合、転職活動の面接でどのようなアピールをすればいいのか不安な方もいるでしょう。

        また、どのような業界であれば大学卒業や専門卒業などの学歴に左右されずに採用されるのか、どこからの学歴を見られるのかなどの悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

        結論、学歴重視ではなく社会経験やキャリアを重視した業界を知って、面接を突破するコツを掴むことで転職を成功させられます。

        学歴に自信がない人でも転職に成功するポイント!

        しかし、どのような業界が学歴ではなく経験やキャリアを重視しているのかを調べるには、多くの時間が必要になります。また、学歴を重視していない業界を見つけたとしても、採用面接を突破するためには事前準備や対策が大切です。

        そこで本記事では、転職のプロとしてたくさんの求職者を支援してきた私が、転職活動で学歴がどう影響するのか、またどのような対策をおこなえばいいのかを具体的に解説します。

        この記事を読むとわかること

        本記事を読むことで、転職と学歴の関わりを知ったうえで、自分の希望する求人や企業をスムーズに見つけられるでしょう。

        注:転職を成功させるには自己分析が欠かせません。自己分析の方法を詳しく知りたい方は、「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」もご覧ください。

        転職や退職の方法に迷うすべての方へ

        転職や退職の方法に関する悩みは、それぞれの分野のプロフェッショナルに頼るのも有用です。

        以下にアドバイス・ノウハウ提供に長けた転職エージェント口コミ評判の良い退職代行サービスをまとめました。

        次の職場探しや転職ノウハウに悩む方は、担当者のアドバイス力(企業選びのアドバイス・提案)や選考対策サポート力(履歴書・職務経歴書の添削や面接対策・模擬面接など)の評判が良い転職エージェントがおすすめです。

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        1. 転職に学歴は関係ない?新卒か中途かによって異なる

        採用に全く関係ないわけではありませんが、転職では新卒採用ほど学歴を重要視されない傾向にあります。

        転職コンシェルジュのワークポートの調査によると、「採用に学歴は関係ない」と答えた担当者は、全体の6割に上りました。

        「採用に学歴は関係あるかどうか?」のアンケート結果

        転職時に学歴が関係あるかどうか

        62%の企業が採用に学歴は関係ないと解答している通り、転職では学歴よりも、これまでのキャリアを重要視する企業が多いようです。

        それは、両者の採用目的の違いにあります。

        新卒採用は学歴を見られる!中途採用は学歴よりもキャリア重視

        企業が新卒者に求めているものは、今後の可能性であり、いわば先行投資のようなものです。これまで社会に出て仕事をしたことのない人材は、いわば何ものにも染まっていない、まっさらな紙のようなもの。一から教育をしなければならないというデメリットはありますが、企業が望む人材を作りやすいというメリットがあります。

        また、採用の基準が学歴や自己PRなどしかないというのも、新卒採用時に学歴が重要視される理由の一つとなっています。

        一方、企業が転職者に求めているものは即戦力です。言い換えれば、採用することで、確実に企業を強くできる力を求めているといえます。

        企業を強くできるかどうかという点に大きく関わってくるのは、学歴よりもこれまでのキャリアです。いくら学歴が高くても、キャリアに乏しければ、企業が即戦力とみなすことはほとんどないでしょう。逆に学歴に乏しくても、企業が求めているキャリアを持っていれば、採用の道は明るくなるといえます。

        社会人経験が少ない第二新卒者は学歴を重視される

        ただし、キャリアをあまり積んでいない第二新卒者は、新卒採用同様、学歴が重要視される傾向にあります。

        学歴に対してコンプレックスを持っているならば、ある程度キャリアを積んだうえで、転職に臨むことをおすすめします。

        転職のためにキャリアを積むのであれば、社長賞や売上全国No.1など、客観的に評価できる実績を上げることもおすすめです。キャリアについて詳しく説明するよりも、より直感的に相手に皆様の力を示すことができます。

        2. 【おすすめ】学歴に自信がなくても受かりやすい業界4選

        以下業種は、採用時に学歴をあまり重要視しない傾向にあります。学歴に自信がないなら、こうした業種を受けてみるのもおすすめです。

        • 旅行・レジャー業界
        • 小売業界
        • 外食業界
        • IT・WEB業界(クリエイティブ職)

        dodaの調査によると、中途採用時に大卒以上または六大学以上を求める業種は、総合商社や金融業界、教育業界に多いことが分かりました。

        大卒以上を求める求人割合業界別

        一方、旅行・レジャー業界や小売業界、外食業界では、学歴をあまり重要視しない傾向にあります。

        また、WEB業界やIT業界などのクリエイティブ職でも、学歴はあまり重視されません。
        【中途採用】職種別大卒以上を求める求人割合

        これは、学歴よりもこれまでのキャリアや公私における経験、発想力が即戦力に直結するためです。

        転職コンシェルジュのワークポートの調査では、以下のように述べる中途採用担当者がいることも公開されています。

        エンジニアは技術がすべて。

        参考:転職コンシェルジュのワークポート

        どうしても学歴が心配ならば、こうした業界を中心に転職活動を行うのも一つの方法です。

        3. 学歴関係なく希望する求人の転職面接を突破するコツ2選

        できるだけ学歴に左右されずに転職を突破したいなら、面接時に以下2つをアピールするのがおすすめです。

        • 即戦力とみなされる実績をアピールする
        • モチベーションの高さや会社貢献への前向きなアピールを行う

        3−1. 即戦力とみなされる実績のアピールで好印象を与えられる

        面接では社長賞や全国売上No.1の実績を上げたことなど、即戦力とみなされる実績をアピールしましょう。

        前述したとおり、企業が中途採用者に求めているのは即戦力です。つまり、これまでどんな実績を上げてきたか、入社後どのように企業に貢献できるのかを面接官に示すことが、採用への道を切り開くための重要なポイントになります。

        中でも社長賞や全国売上No.1などといった明確な実績は、実績を明確に伝えられる指標の一つになってくれます。

        職種や業種を問わず、何かしらの賞を受賞したということは、社内でも一定の評価を受けるような業績を残したということ。採用担当者からすれば、即戦力かどうかを判断するのに、これほど明確な指標はないといえます。

        すでに何かしらの賞を受賞しているのであれば、履歴書作成や面接時にこうした点をしっかりアピールしましょう。これから転職活動を行うのであれば、こうした賞を受賞し、転職活動を有利に進められるよう、実績を積むことがおすすめです。

        3−2. モチベーションの高さや会社貢献への前向きなアピールをおこな

        即戦力かどうかという点とともに、採用担当者が重視するのが、モチベーションの高さや、入社後どのように会社に貢献してくれるかというポイントです。

        入社後の働き方のイメージが明確だったり、より具体的に貢献内容についてアピールできたりする人は、学歴を問わず、採用担当者から「即戦力になってくれそう」「企業に力を尽くしてくれそう」というイメージを持たれる傾向にあります。

        入社後のキャリアプランを短・中・長期と段階的にしっかりと考えており、それぞれでどのように貢献してくれるのか具体的なイメージが描けたところですね。(システム開発)

        参考:doda

        現有スキルを、当社のどの領域で活用したいのか。なぜ活かせるのか。しっかりと業務を理解し、関連付けて具体的に語ってくれているなと感じられたところを評価しました。(メーカー)

        参考:doda

        こうした点は、業界研究や自己分析の中で見出していけるもの。受賞歴や高い売上成績がない場合は、こうした点をアピールしてみてはいかがでしょうか。

        4. 学歴はいつから・どこから見られる?履歴書に書く際のポイント4つ

        履歴書に学歴を記入する場合は、以下の4つのポイントを厳守しましょう。

        • 最終学歴のひとつ前から記入
        • 高校は「高等学校」と記載する
        • 大学は学部と学科まで記載する
        • 長期間のブランクがある場合は理由を記入する

        4−1. 最終学歴のひとつ前から記入する

        学歴は最終学歴のひとつ前の卒業時点から記載しましょう。大卒の場合は高校卒業から、高卒の場合は中学校卒業から記載します。

        4−2. 高校は省略せずに「高等学校」と記載する

        高校名は省略せず、「○○高等学校」と正式名称を記載しましょう。

        4−3. 大学は学部と学科まで記載する

        大学は所属していた学部と学科も記入しましょう。学科編入などを行った場合は、編入後の大学と学部、学科についても忘れず記載しましょう。

        4−4. 長期間のブランクがある場合は理由を記入する

        長期間浪人や留年した場合は、理由を書いておくと良いでしょう。

        1年程度の浪人や留年であれば、理由を特記する必要はありませんが、2年以上のブランクは、学歴を問われにくい転職面接でも、理由を聞かれる場合があります。

        「それなら仕方がない」と思われるよう、事前に履歴書に簡潔に理由を記載した上で、面接で聞かれても詰まらないよう。準備をしておきましょう。
        履歴書の学歴の書き方

        以下は大卒の場合の学歴記載例です(高卒の場合、書き始めの学歴は中学校卒業からになります)。こちらを参考の上、履歴書の作成を進めてみてください。

        5. 中途採用の転職に学歴は関係ない!能力と実績をアピールしよう

        転職では一部の業種を除き、学歴よりも、これまでのキャリアや入社後の企業貢献への姿勢が重要視されます。まずは現在勤めている企業で実績を上げ、転職成功への大きな足がかりを作ってみてください。

        すでに退職されている場合は、入社後にどのように企業に貢献できるのか、その将来像を採用担当者に具体的に想像してもらえるよう、自己分析を通してアピール方法を考えるのがおすすめです。

        自己分析の方法については、「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」をチェックしてみてくださいね。

        あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

        転職するか悩む..後悔のない決断をするためのベストな第一歩

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        「転職したいんだけど、本当に転職していいのかな?」

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        など、転職すべきかという悩みは転職活動にはつきものです。

        まだ動いていない方は、とりあえず一歩踏み出せば、将来後悔するリスクを減らせ、より満足できる環境に出会えるかもしれません。

        転職するべきか悩んだ際にスッキリさせる方法
        • あなたの求めているものがどれだけ満たされるか比べてみる
        • 転職口コミサイトを活用する
        • 今の職場のことを考えすぎないようにする
        • 決められない場合は動かない方がいい

        内定をもらった方が「転職すべきか」判断できるように、転職するか悩むすべての方に元転職エージェントがアドバイスします。

        すべて読めば、転職すべきか少しでも悩んだ時に後悔のしない決断をすることができます

        この記事を読むとわかること

        • 周りの方の転職理由がわかり基準になる
        • 頼れる相談相手を見つけやすくなる
        • おすすめの転職エージェントがわかる
        • 転職するか悩んでいるときにスッキリ決める方法がわかる
        • 転職でよくある悩みと解決策がわかる

        キャリア・仕事に悩む人のおすすめ相談先4選

        働くことに悩み「自分の価値ってなんなんだろう」「もう、自分でも自分のことがわからなくなってしまった」とすら思ってしまっている人もいるのではないでしょうか。

        長いキャリアを歩んでいくなかにおいて、自分自身を見失ってしまうことはとてもつらいことです。

        そんな「働くこと自体」や「仕事との向き合い方」に悩む方々におすすめの、キャリアや仕事について相談できるおすすめのサービスを紹介します。。

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        1. みんなこんな理由で転職するか悩んでる。気軽にまずは一歩目を!

        「転職しようかな」「こんな会社やめてやる」などと考えている人は意外にたくさんいます。

        転職サービスを提供するMyReferの調査によると、下記のように約77%の方が転職の意向を示しています。

        今考えていなくても過去に考えたことがある方も入れると、非常に多くの方が転職するか考えるというのが現実です。

        コロナ禍の転職意向調査

        データ引用元:MyRefer コロナ禍の転職意向調査

        みんなどんな理由で転職を考えてる?

        また、下記は「doda」による転職理由のランキングですが、本当に様々な理由で転職を考えています。

        順位 転職理由 割合
        1位 ほかにやりたい仕事がある 11.2%
        2位 会社の将来性が不安 10.2%
        3位 業界の先行きが不安 10.1%
        4位 給与に不満がある 8.6%
        5位 残業が多い/休日が少ない 5.5%
        6位 市場価値を上げたい 5.2%
        7位 専門知識・技術を習得したい 5.2%
        8位 倒産/リストラ/契約期間の満了 3.7%
        9位 幅広い経験・知識を積みたい 3.6%
        10位 雇用形態を変えたい 3.3%

        出典:doda 転職理由ランキング2020年度<総合>

        この他にも「人間関係がうまくいかない(13位)」「ルーチンワークでつまらない(35位)」など100人いたら100通りの悩みを持っていると言っても過言ではありません。

        ただし、すべての悩みに共通しているのは、このままモヤモヤした気持ちで今のまま働いていても状況が変わる可能性は低いということ。

        悩んだら気軽に一歩踏み出すことが、気持ちをスッキリさせる解決策です。

        1-1. 気軽に踏み出した第一歩が人生を激変させるかも

        一歩踏み出すとは、ズバリ、軽くでも転職活動を始めてみようということです。

        よほどのことがない限り、会社にもバレませんし、お金も交通費くらいしかかかりません。

        でも、この「とりあえず第一歩」でいい縁に巡り合えている方もたくさんいます

        口コミ・評判

        T・I さん(36歳・IT)
        法人営業の仕事をしていましたが、会社が不安定で、給料も満足できない状態だったので、将来が何となく不安になり、転職エージェントに相談しました。
        私のやってきたことを伝えると、「いい求人がある」と業界でも大手の企業を紹介してくれました。
        そこまで営業力に自信があるわけではありませんでしたが、私の経験と先方の求める人材がたまたまマッチしたようで、知名度も安定性も抜群の企業に年収アップで転職できました。
        大きい企業なので、安心して働けますし、待遇面でも申し分ないです。

        上記の方は、「なんとなくの不安」から転職活動を始め、待遇面でも、安定性の面でも非常に満足のいく転職ができました。

        あくまでも一例ですが、このように動かなければ巡り合えない縁が世の中にはたくさん転がっています。

        1-2. 悩んだときに動かず、後悔する人もたくさんいる

        あなたの年齢やスキルにもよりますが、職種を変えたい、未経験の領域にチャレンジしたいとなった場合、1年経つごとにチャンスは減ります。

        特に20代の方は今のチャンスを逃すと、下記のように30代になってからもモヤモヤした気持ちで働くことになるかもしれません。

        口コミ・評判

        H・Yさん(30歳・通信)
        新卒から営業職ですが、マーケティングの仕事がしたいと思っていました。
        転職をしたいと思ったこともありますが、うちの会社でもマーケティングをするチャンスがあるし「まあいいや」と考えて30歳になりました
        しかし、うちの会社はマーケティング職の人員が少なく、文系社員のほとんどが営業か総務系なので、なかなかチャンスがなくこの歳になってしまいました。
        確実にマーケをやるなら、若いうちにそのポジションの求人に転職しとくべきでした。
        今転職すると、給料が下がるので、そんな話家族にもできず、我慢して働いています。

         

        30代になってから未経験の職種にチャレンジするのは非常に難易度が高いです。

        悩んだ今動かないと、本当に身動きが取りにくくなる可能性が高まります。

        逆に、希望の人生に向けて、できる限り動いておけば、将来「ああしとけばよかった」と後悔するリスクは減ります。

        1-3. 逆に残ることになってもスッキリできるかも!

        いざ、転職活動を始めて他の会社を見た上で、「残る」という選択をする方もたくさんいます。

        そういった方に共通するのが、「モヤモヤがなくなった」ということです。

        一人の女性を例にさせていただきます。

        口コミ・評判

        A・K さん(29歳・メーカー)
        営業職でしたが、結婚と出産を意識して家庭と両立させるために転職活動をしたことがあります。
        転職エージェントに相談しながら、女性が働きやすそうな職種・業種を見てみましたが、色々な企業の制度などを見るとうちの会社がすごく恵まれているなと考えるようになりました。
        そこで、会社の中で、残業の少ない事務職に異動届を出し、バックヤードで支援の仕事をすることにしました。
        正直、今までは会社への悪い面ばかり見ていましたが、一回転職活動をして外から会社を見たことで、「いい会社にいる」という自覚を持つようになり前よりも今の会社が好きになりました。

        この女性は、転職に一歩踏み出し、求人を見たり、選考を受ける中で、今の会社の良さに気づけたというパターンです。

        他にも口コミでは以下のように、転職しなかったけど一歩動いてよかったという声がたくさんありました。

        • 人間関係で悩んでいたけど、たくさんの求人を見て「いつでも辞めれるな」と考えるようになり小さいことで悩まなくなりました。(27歳/IT)
        • 昔から、やりたかった職種にチャレンジしてみて、撃沈。でもこれで今の仕事を精一杯できそうです。(33歳/不動産)
        • 自己分析をじっくりしたら私のやりたいことは今の会社でできると気づけました。(30歳/メーカー)

        転職活動は今の仕事と並行して十分できますし、会社にバレることもありません。

        とりあえず一歩踏み出して、内定が出てしまってから決めても何も問題ありません。

        ここまでのまとめ

        この章で言いたかったのは、転職について悩み始めたこの今のタイミングで、なるべく早く一歩目を踏み出そうということです。

        多くの方が転職のような面倒なことを後回しにしがちですが、少しでも悩んだ今動かないと「今のままでいいや」という感覚が芽生えこのままズルズルいく可能性が高いです。

        ここを逃すと5年後・10年後に同じことで悩んだ時に後悔します。

        次の章で会社にバレずに手軽で確実な「一歩目の行動」を紹介するので気軽な気持ちで踏み出してみましょう。

        2. 頼れる相談相手を作るところから始めよう

        一歩動くにしても「どの方向に何から転職活動を始めればいいか」「どうすれば今の悩みを解決できるか」などが判断つかない方も多いと思います。

        こういったところは、明確な答えがなく、判断が難しいという方も非常に多いです。

        そして決めるのが面倒で転職を断念してしまう人もたくさんいます。

        そこで、こういったことを一人で悩まないように、また、できるだけあなたが幸せになる結論を出せるように、手軽に相談できる相談相手を作るようにしましょう。

        2-1. 相談相手は詳しい人が好ましい

        転職の相談相手は誰でもいいわけではなく、以下のような2つの条件を満たすような人でないときっと後悔します。

        • 転職活動そのものについて詳しい
        • あなたが目指す職種や業種について詳しい

        転職の相談ですから、人事の方や人材会社に所属しているような転職に詳しい人でないとあまり役に立たないかもしれません。

        また、転職に関してだけではなく、あなたの(あなたが目指す)職種や業種について詳しくなければいいアドバイスがもらえないでしょう。

        そのため、まずはこの条件を満たす方に2~3人相談してみることをおすすめします。

        とはいっても、身近にこんな人いない!という方も多いと思うので、そういった方向けの無料で使えるサービスを紹介します。

        2-2. 転職エージェントというサービス

        「転職エージェント」という完全無料で使えるサービスがあり、多くの方がこのサービスを使って転職のプロに転職の相談をしています。

        転職エージェントは、よくある求人サイトとは違い、登録すると担当者がつき、その方に相談しながら転職するかどうから、どこを受けるかを一緒に決めることができます。

        そもそも転職すべきなのかという軽い気持ちでサービスを利用する方がすごく多いです。

        いい転職エージェントに巡り会えれば以下の男性のようにキャリアにすごくプラスになります。

        口コミ・評判

        S さん(25歳・銀行からITへ)
        銀行の同期が転職したことで、転職を意識するようになり、軽い気持ちでとりあえず転職エージェントに登録しました。
        もともと銀行員だし、金融業界かなと考えていたのですが、思いもよらぬ道に進むことになりました。
        キャリア面談をしてもらった時に、担当のAさんが私が気付いていなかった希望を引き出してくれ、結果ベンチャー企業に進むことになりました。
        安定という面では銀行ほどではありませんが、転職して4ヶ月たった今、毎日充実していて、本当に転職してよかったと感じています。
        私のやりがいを引き出してくれ、内定を取った時は自分のことのように喜んでくれたエージェントのAさんのことは一生忘れません。

        転職エージェントは、会社によって差はあれど、基本的に親身に相談に乗ってくれ、必要に応じてあなたの人生を豊かにするための提案をしてくれます。

        今の悩みにフィットした企業もあれば求人を紹介してくれるので、悩んでいる今のあなたにぴったりなサービスなのです。

        2-3. 他にもこんなサポートをしてくれる

        転職エージェントは担当者が身近な相談相手になってくれるだけでなく、もし転職を決意したときは以下のようなサポートをしてくれます。

        • 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
        • 求人探し
        • 求人の応募手続き
        • 面接の日程調整
        • 配属先の交渉
        • 給与・ポジションの交渉
        • 雇用契約書の確認
        • 入社関連手続き

        転職活動で面倒なことは全て自分の代わりに無料でやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。

        今の仕事やプライベートとこれらの面倒な手続きを両立させることは非常に苦労します

        そのため、手間を少しでも減らすために転職エージェントはおすすめです。

        身近に頼りになる相談相手がいる!という方も求人をもらったり、手続きを代理でしてもらうために転職エージェントを使ってみるのもいいかもしれません。

        こんな便利なサービスですが、完全無料で使えるので試しに使ってみることにデメリットは特にありません。ただし、きちんと仕組みを理解してから使いたい方は「転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識」を参考にしてみてください。

        参考. 転職求人サイトとはどう違うの?

        リクナビNEXT」「エン転職 」「マイナビ転職」など、いわゆる求人を検索する「転職求人サイト」と呼ばれるものとの一番の違いが、転職求人サイトでは相談できる担当者がつかないということです。

        そのため基本的に、相談相手を探すためにも、まずは次の章で紹介しているような「転職エージェント」の中から選ぶようにしましょう。

        転職を成功された多くの方は転職エージェントを使っています

        3. 悩んだ時に相談したい転職エージェント5選

        転職の第一歩は転職エージェントに相談と紹介しましたが、闇雲に登録して相談することには注意が必要です。

        なぜなら転職エージェントによっては、「登録しても全然相談に乗ってくれない」「転職を決めたけど、希望の条件が全くない」など、あなたに合わず満足できない可能性もあるためです。

        なんとなく転職をすべきか悩んだ今相談すべきなのは以下のような転職エージェントです。

        • 転職すべきかというところを親身に相談に乗ってくれる
        • 転職を決めた時は手厚くサポートしてくれる
        • あなたが納得して転職できる求人をたくさん持っている

        5つ紹介しますが、全て無料で使えるので、とりあえず登録して、気軽に相談してみましょう。

        では、一つずつご紹介していきます。

        リクルートエージェント|大手だが担当に差がある

        リクルートエージェント

        リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

        公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

        業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

        転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

        ◆補足:リクルートが運営している関連サービス

        リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定

        リクルートダイレクトスカウト

        リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです

        ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。

        レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。

        また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます

        レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。

        doda|業界最大級。20代30代なら登録必須

        2024年版dudaトップ画像

        dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

        提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

        首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

        マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1

        ※マイナビのプロモーションを含みます。

        マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

        求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

        そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

        ※マイナビのプロモーションを含みます。

        パソナキャリア|首都圏特化でサポート充実

        4. いざ内定が出たけど..本当に転職するか悩んだときににスッキリ決める方法

        転職で悩む方の中には、内定が出たものの、本当に転職していいのか決めきれないという方もいらっしゃるかと思います。

        そこで、ベストな決断をするためのポイントを紹介します。

        4-1. あなたの求めるものがどれだけ満たせるか比べてみる

        おすすめしたいのはノートなどに、あなたの会社選びで大切にしたいポイントを書き出し、今の会社と転職先がどれだけ満たされているのかを比較して行くことです。

        1. 転職時、会社選びで重視するポイントを書きだす
        2. 特に重視したいポイントは×2、3など倍率をあげる
        3. 各企業10点満点で、評価し点数をつける
        4. 倍率を決めたものはそれを掛けて、各企業ごとに合計を出す

        こうすることで、客観的に、あなたが求めている企業はどこなのかを浮き彫りにできます。

        今の会社がいい可能性もありますし、明らかに転職しないほうがいい企業がわかることもあります。

        ここまでカッチリやらなくても◎、◯、△などでまとめてみるだけでもスッキリするケースもあります。

        4-2. 転職口コミサイトもいい情報源に!

        社員の人や、元社員の人が会社の実情を書き込んだ転職口コミサイトも内定後迷ったら参考にしましょう。

        今の会社と比較しながら読めば、転職先はどうなのかが見えてくるはずですし、4-1で紹介した比較表を埋めるのにも役立ちます。

        実際に一つ取り上げると、「openwork」では、入社後にギャップを感じたという口コミが見受けられました

        openwork 口コミ

        実際にやる業務内容や、会社の雰囲気など、求人だけでわからないことは転職口コミサイトを見て判断することをおすすめします。

        4-3. 今の職場のことを考えすぎないようにしよう

        「育ててもらったのに申し訳ない」「私が抜けたら会社が大変なのでは..」など、会社を辞めること引っかかっている方もいらっしゃるかと思います。

        確かにこう思えるということは周囲の人に恵まれている可能性が高いので、転職しなくてもいいかもしれませんが、「あなたが心の底でどうしたいか」を最優先で決めましょう。

        今の周囲の人と、一生一緒に働けることはないはずです。あなたの人生を最優先に考えるようにしてください。

        次の職場で新しい仲間が待っている

        そして、想像していただきたいのが、次の職場の仲間です。

        次の職場の上司、同僚は、あなたと働くことを心から楽しみにしています。想像するだけでワクワクしませんか。

        今の職場で辞めるのを躊躇するほど上司や同僚と関係を築いてきたあなたなら、新しい仲間ともきっと上手く行きますよ。

        4-4. 転職は怖がる必要はない

        特に初めての転職の方などは、転職するのが怖い..と考える方もいると思います。

        しかし、反対に今の企業に残るリスクも忘れてはいけません。今はどんな大企業でも傾く時代です。

        つまり会社に残る=安定という時代は終わりました。あなたが満足できる環境で経験や実績を積んでいく方がよほど安定につながります。

        内定が出た企業と今の企業の10年後、20年後を思い浮かべて転職する/残るのどちらが安定していて、幸せかを考えてみましょう。

        4-5. 本当に決められないなら、動かない方がいい

        ここまで、決めるポイントを紹介してきましたが、これでもなお、転職していいのか悩んでしまう方は、転職すべきタイミングでないかもしれません。

        理由は、今我慢すれば、次また転職したくなったときに転職しやすいからです。

        実際、転職回数は1度でも少ない方がいいというデータもあります。以下の表は採用担当者が転職回数をどのように捉えているかを調査したものです。

        出典:doda

        20代の場合、転職回数が1回でもあると、10.7%の採用担当者が、選考に影響すると答えています。

        また3回目になると50%以上の採用担当者が選考に影響すると回答しているのです。

        転職回数が選考で不利になるのは企業側が、あなたが前の職場に短期間しかいないことから、「短期間の業務でスキルが身についてないのでは」「忍耐力がないのでは」と不安をどうしても持ってしまうからです。

        理由をしっかり語れれば、マイナスの影響を受けないことも多いですが、「じっくりと働く気がない」などと思われて落ちる理由にもなりかねません。

        転職すべきか決められないくらい悩むのであれば、次に本当に転職したいときのために今回は様子を見てもいいのではないでしょうか。

        5. その他転職でよくある悩みとその解決策6選

        その他、転職を踏み出すに当たって、下記のような不安を持つ方もいらっしゃるかと思います。

        それぞれの悩みを持つ方に向けて、転職エージェントの経験からアドバイスをさせていただきます。

        5-1. 面接が苦手なので、転職うまくいかないかも…

        口下手だったとしても、転職に成功している人はたくさんいます。

        特に営業の仕事のようなトーク力の求められる職種を目指すわけでない限り不安にならなくてもいいでしょう。

        先ほど紹介した転職エージェントは模擬面接を始めとする面接対策をきっちりやってくれるので、面接が苦手な方はしっかり頼るようにしましょう。

        また、面接が苦手な方は、転職エージェントへの相談と並行して「転職のプロ直伝!1000人以上を面接合格に導いた面接完全ガイド」をご一読ください。

        最低限のマナーから、99個のよくある質問とその答え方まで受かる面接の全てがまとまっています。

        5-2. 今派遣社員なのですが、正社員になれるの?

        今正社員でなくても、正社員へのチャンスは十分ありますし、成功させている方もたくさんいます。

        ただし1点注意すべきポイントがあります。

        このケースの転職も転職エージェントなどの支援を受けることはできますが、正社員でない方の場合、いいサポートを受けられない可能性があるのです。

        ※転職エージェントは転職を成功させ、お金を企業からもうことで成り立っているサービスなので、「転職が上手にできなさそう(転職での市場価値が低い)」とみなされた場合は親身なサポートを受けられない可能性があります。

        そのため、「500人の口コミでわかる正社員への転職におすすめの転職サイト10選」を参考にしながら、正社員を目指すのにベストな転職エージェントに相談していきましょう。

        おすすめは下記3社です。

        5-3. 転職エージェント以外にどうやって求人を集めればいい?

        転職エージェント以外に求人を集める方法としては、下記のような方法があります。

          転職方法 特徴
        1. 転職サイト すべての方におすすめ。最もメジャーな方法。
        2. 企業採用ページからの直接応募 中小企業、大量採用系求人を探している方にはおすすめ。
        3. ハローワーク 経験の浅い方、正社員未経験の方にはおすすめ。
        4. リファラル採用 ハイキャリア向け。行きたい企業が実施していれば、おすすめ。
        5. ヘッドハンティングを受ける ハイキャリア向け。転職に時間はかかる。
        6. SNSで採用担当者に接触 Web・IT業界を志望するかたにはおすすめ。  

        「これってどういう方法?」という疑問点があれば、「転職エージェントを使わない6つの転職方法と全注意点」をチェックしていただきたいですが、上記の中なら得られる求人が圧倒的に多い、「転職サイト」の利用がおすすめです。

        ただし、サポート体制などを考えると、上記の6つの方法ではなく、転職エージェントをメインで使うのがベストです。

        転職サイトはサブで使っていく程度がおすすめで、エージェントと違って特に選び方や注意点はありません。業界最大手の『リクナビNEXT』さえ登録すれば案件の多くを網羅できるので無理せず1社で十分です。

        5-4. 転職診断テストはどうなの?

        dodaの「バーチャルカウンセリング」など、転職すべきか、どんな転職をすべきかを診断するテストはあちこちで出ていますが、あなたという人物を見るものではないので、当てにしすぎるのはおすすめしません

        dodaのバーチャルカウンセリングの結果

        それよりも、きちんと転職エージェントに相談して、対面で相談しながらアドバイスをもらったほうが正確ですし、あなたのためになります。

        5-5. 在職中に転職活動をしたほうがいい?

        収入がないと金銭面できつくなるなどの理由で、できるだけ在職中に転職活動をすることがおすすめです。

        ただし、どうしてもすぐに辞めたい場合は『辞めた後に転職活動を始めてすぐに内定がでそうか』についてを転職エージェントに意見を貰っておきましょう

        ちなみに、リクナビNEXTの調査によると、転職活動で使った金額は、10万円未満との回答が67.6%と最も多くなりました。

        リクナビnext 転職にかかった費用

        引用:リクナビNEXT

        5-6. 今の会社を円満に辞められるか不安・・

        あなたの退職で、誰かしらに迷惑がかかると思いますので、100%の円満退職は難しいです。

        しかし、辞めるときに最低限のマナーを守れば、下記のような状態にすることは可能です。

        • 職場の人に笑顔で見送ってもらう
        • 退職後も協力し合える関係を維持する

        上記を満たすための退職の切り出し方・交渉などは「誰でも実践できる円満退職の全知識|詳細解説と豊富な図解付」に全て書いてありますので、転職先が決まったらチェックしてみてください。

        ただし、円満に辞められないからといって、あなたの今後の人生にあまり影響はありません。先ほど解説した通り、あなたの人生を最優先に考えてください。

        6. まとめ

        転職すべきか悩んでいる方に向けて、最高の一歩を踏み出すためのポイントを紹介してきましたがいかがでしたか?

        転職に悩んだ今、一歩踏み出しておくことが、5年後・10年後に「ああしとけばよかった..」と後悔するリスクを減らせます。

        悩んだら、下記のような転職エージェントに登録し、転職すべきか相談するところから始めましょう。

        まずは登録し、担当者からの連絡が来たら気軽に相談してみましょう。あなたの転職が成功することを心から祈っています。

        正しい転職のやり方|初めてでも失敗しない転職活動の仕方・方法6ステップをプロ視点で解説

        転職 やり方

        「転職って何から始めればいいの?」

        「しないといけないことは何?」

        など、転職のやり方がわからず困っていませんか?

        転職は6つの手順を踏むだけで、失敗するリスクを減らせます。

        正しい転職6ステップは以下のとおりです。

        転職の流れ全体図

        また、全ての手順を無料で手伝ってくれるサービスもあるので、利用すれば転職が簡単になります。

        正しい転職をするために必要な事前準備
        • 自己分析を徹底的に行う
        • 自分の市場価値を正しく評価する
        • ポジティブに語れるようにしておく
        • 目指す業界や職種について調べておく

        このページでは元々転職業界で働いていた筆者が、転職活動に失敗しないための6つのステップを徹底解説します。

        この記事を読めば、転職に必要な6つの手順や失敗しないためのコツ、簡単に転職できるサービスまで、転職成功のための情報をすべて知れるでしょう。

        転職や退職の方法に迷うすべての方へ

        転職や退職の方法に関する悩みは、それぞれの分野のプロフェッショナルに頼るのも有用です。

        以下にアドバイス・ノウハウ提供に長けた転職エージェント口コミ評判の良い退職代行サービスをまとめました。

        次の職場探しや転職ノウハウに悩む方は、担当者のアドバイス力(企業選びのアドバイス・提案)や選考対策サポート力(履歴書・職務経歴書の添削や面接対策・模擬面接など)の評判が良い転職エージェントがおすすめです。

        実際に利用した人の口コミ・評判でアドバイス・サポート力への満足度が高い2つの転職エージェントを厳選しました。

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        おすすめ転職サイト 口コミ満足度 公開求人数 おすすめポイント

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        4.0点

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        退職代行サービスを選ぶ上では、弁護士事務所運営など適法・適正に代行してくれるサービスを選ぶことが大切です。

        口コミ評判の良い退職代行サービスのなかから、特に安心して退職手続きを任せられるサービスを2つ厳選しました。

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        1. 事前準備をしよう

        まず、転職活動に本格的に入る前に、準備をしておく必要があります。

        実際に、準備が悪いと、それが最終的に面接など、転職活動後半まで響くケースも多いです。

        特に準備段階で実施すべき4つのポイントを紹介しますので、特に転職エージェントに頼らない方は必ず実践しましょう。

        1-1. 自己分析を徹底的に行う

        転職は就職活動とは違い即戦力が求められます。

        自己分析

        あなたは何ができるのか、何を成し遂げたのか、それを生かして転職先の企業にどう貢献できるのかを考え、伝えるかが成功の鍵になります。

        下記のように、自己分析の不足は転職活動のあらゆるステージで悪影響を与えます。

        • 応募する企業が、あなたのスキルや経験に合わない
        • 能力や経験を表す具体的なエピソードを話せない
        • 根拠を持った志望動機が語れない

        そのため、今までのキャリアをきちんと振り返り、何ができるのか、エピソードを交えてまとめておくことが必要です。

        きちんと自己分析するためには?

        転職エージェントに相談すれば、キャリア相談の中で、こういったポイントを引き出してもらえます。

        ただし、自分で活動したい方のために、シートを埋めるだけで、転職に必要な自己分析ができるためのツールを用意しました。

        すべての自己分析のポイントをまとめた下記シートは1~2時間程度で埋められますので、休日に試してみてください。

        (画像をクリックすればpdfが開きますので、印刷してお使いください)

        自己分析

        シートを埋めていく中でわからないことがあれば、自己分析のすべてのステップを解説した「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ」を参考にしてみてください。

        1-2. 自分の市場価値を正しく評価する

        先ほどと少し似ていますが、「どうせ転職するなら年収◯◯円欲しい」「〇〇の役職に就きたい」など、あなたの実力以上の目標を持ち、求人を絞ってしまうと転職の失敗に繋がります。

        市場価値

        特に、転職前に実力以上に評価されていたり、高い給与をもらっているとここでつまづきやすいです。

        どんなに実力に自信があっても、自分を客観的に評価して、動くことが転職活動では必要です。

        自分の市場価値を正しく見直そう

        転職エージェントを使えば、あなたという人物をしっかりみて評価・アドバイスしてくれます。

        しかし、個人でチェックしたい場合は他の会社にとって「あなた」にどのくらいの価値があるのかじっくり考えましょう。

        よくあるのは「大企業にいたから大丈夫」など、在籍している企業で自己評価してしまうこと。

        大切なのは「あなたがどう貢献できるか」で、先ほどのシートをもとに現実的に目指す目標を決めましょう。

        注意:「資格があるから大丈夫」と思わないこと!

        大型免許や医師など、資格がなければ仕事にならない職種を除いて、資格を持っていればそれだけで転職できるというのは間違いです。

        転職は即戦力を求めていることが多く、資格を持っているというよりも「いかに経験があるか」が見られます。

        アピールポイントの一つにはなりますが、あなたには何ができるのか、経験ベースで話ができるといいです。

        1-3. ポジティブに語れるようにしておく

        自己分析などでまとめるときに、ネガティブなものが出てくると思いますが、できるかぎりポジティブに語れるようにしておくといいです。

        ポジティブ

        特に転職理由などはネガティブになりがちですが、採用側の印象は良くありません。下記のようになるべくポジティブに伝えましょう。

        • ×:個人の営業ノルマがキツイ
        • ◯:チームで成果を上げる環境の方が活躍できる

        この他にも転職の面接などでは、ネガティブな発言はなるべく避けるべきです。

        嘘をつく必要はありませんが、ポジティブに語れないか?を考えておきましょう。

        1-4. 目指す業界や職種について調べておく

        特に、異業界への転職を目指す方や未経験の方は特に転職準備の段階で業界への理解を深めておきましょう。

        業界調査

        業界への知識が乏しいと以下のようなリスクが付きまといます。

        • 先細りの業界を選んでしまい将来苦労する
        • 志望動機が浅いものになってしまいライバルに差をつけられる
        • 面接などで業界について聞かれた時に答えられない

        以上のようなことにならないように、業界への知識を事前にしっかりと押さえておくことが大切なポイントです。

        転職活動を進める中でも、「この業界どうなのかな」など感じたら何となくではなく、しっかり調べた上で応募できるといいです。

        「〇〇業界」などでネットで検索して調べてもいいですし、業界地図が一冊あると、転職活動中は重宝します。

        「業界地図」

        業界の動向や、業界内の様子が大まかにわかるのが「業界地図」です。

        業界地図

        出典:Amazon

        「会社四季報」業界地図のような業界地図が書店では1,000円前後で買えます。

        業界としての動向や業界内での企業間の関係性などが詳しくわかるので、転職先の企業選びや志望動機作成に役に立ちます。

        ちなみに、転職活動終了後もニュースなどを見るときに役立つので、1冊持っておいても損ではないでしょう。

        2. 選考に必要な書類を作ろう

        企業に応募をすると、「職務経歴書」「履歴書」などの提出をすることになります。

        特に職務経歴書は転職の成功を決める大きな要素になりますし、履歴書も企業に与える印象を左右します。

        それぞれポイントがありますので、この章で解説をしていきます。

        応募前に大枠を準備しておき、企業に合わせて調整しながら提出できるようにしておきましょう。

        2-1. 職務経歴書

        職務履歴書

        テクニックを知っているかいないかで、大きく差がつくのが「職務経歴書」です。

        職務経歴書とは、自分の職務経験や志望動機、自己PRなど書類選考に用いられる書類です。

        選考の中で、履歴書と職務経歴書のどちらの提出も求められますが、「書く目的」「内容」「文量」「書き方」の4点で以下のように大きく違います。

        履歴書 職務経歴書
        目的  内定後に保管するもの  書類選考で使うもの
        内容 人事情報として保管する内容を書く 書類選考に合格できる内容を書く
        文量 JIS規格のものに従う 必ず「2枚」で書く
        書き方 PCでも手書きでもOK 必ずPCで書く

        以上のように、「別物」であるとお考えいただいて大丈夫です。

        特に職務経歴書は書類選考の合否を大幅に左右するものであるため、きちんと対策を立てることが必要です。

        特に多くの方がつまずきやすいポイントを下記にまとめましたので、チェックしてみましょう。

        職務経歴書のポイント①:企業・ポジションに合わせた自己PRを

        職務経歴書では自己PRを書くことになりますが、企業のニーズに合致していないと、通りにくくなりますし、通ったとしても面接などで落とされてしまいます。

        例えば、PC業務が中心の一般事務職に応募される方が、前職の販売職で鍛えた「フットワーク」をアピールするなど、意外に出来ていない応募者が多いです。

        下記の5つの流れで自己PRを書ければ企業に響くものになります。

        • PRタイトル
        • 仕事内容
        • 結果・成果
        • 得た強み
        • 企業に貢献できる事

        この5つのステップで書いた自己PRの例などを「転職成功する職務経歴書の自己PR|誰でも書ける6ステップ」でまとめていますので、いまいちイメージがわかない方はチェックしましょう。

        職務経歴書のポイント②:企業・ポジションに合わせた志望動機を

        企業のホームページなどはチェックした上で、下記要素をしっかりと盛り込み企業に合わせた志望動機を作りこんでいきましょう。

        • 応募企業に惹かれている理由
        • 事業・ポジションに惹かれている理由
        • 応募企業・事業・ポジションに貢献できる根拠

        正直、できそうにないななと思う方は「職務経歴書で完璧な転職の志望動機を考える3ステップ」のページで、上記要素を盛り込んだ受かる志望動機の書き方を伝授していますのでチェックしましょう。

        受かる職務経歴書を書くためにすべきこと

        まずはアドバイスや添削を受けられる転職エージェントに相談して欲しいですが、一人で頑張りたいという方は上記記事に加え、「現役エージェントが教える!受かる職務経歴書の書き方完全マニュアル」を読むようにしましょう。

        ここでは現役エージェントとして今まで3000人を超える転職支援をしてきた経験から、転職に成功する職務経歴書の書き方から提出方法まで、具体的な情報が一切隠さずに紹介しています。

        このページを参考にするだけでできるようになることは以下の2つです。

        • あなたにあったテンプレートをダウンロードできて正しい型で書けるようになる
        • 合否を左右するポイントで、何を書けばいいのかがわかる

        特に一人で転職活動をする場合は職務経歴書が苦労するポイントですので、しっかりと対策を講じましょう。

        2-2. 履歴書

        基本的に履歴書は本人確認の書類・人事情報として、内定した後に保管するために使われるので、選考に直接影響を与えるということはまずありません。

        しかし、顔写真や職歴など、応募者の印象を左右するものなので、手を抜いていいものではありません。

        最低限のマナーを守り、マイナスの印象を与えないように、丁寧に、正確に作成しましょう。

        転職を成功に導く履歴書フォーマットの無料ダウンロード」のページでダウンロードできますので、必要に応じて使いましょう。

        ※上記を使うとパソコンでの作成になりますが、「歴史のある日系企業/公庁関係」「面接官/役職者の年齢が高い」「秘書など手書きがある業務」の場合は用紙を購入し、手書きで作成することをおすすめします。

        3. 求人を探して応募しよう

        書類などの準備が終わったら、いよいよ求人を探して応募することになります。

        このステージで守っていただきたいポイントとしては下記の2つです。

        • 求人は厳選して応募すること
        • 自分に合った企業/求人に応募すること

        3-1. 求人は厳選して応募すること

        ネットの情報では、「とにかくたくさん応募しましょう」と書かれていることも多いですが、これは悪手です。結論、求人は厳選して応募してください。

        なぜなら、とにかく闇雲に応募してしまうと「企業一社ごとに合わせた選考対策」が難しくなるからです。

        特に中途採用では、職務経歴をもとに魅力的な自己PRをする必要がありますが、「どのような業務経験をアピールすべきか」は企業によって異なります。

        そのため、履歴書・職務経歴書はもちろん、面接で話すことなども企業一社ごとにカスタマイズしなければなりません。

        しかし、大量応募してしまうと、企業一社あたりに時間をかけて対策を行うのが難しくなり、結果的に書類を使いまわしたり、面接対策がおろそかになってしまったりします。そうなると、いくら応募しても選考通過せず、本末転倒です。

        目安としては、3~4社がベスト。候補は多くても10社以内までに抑えるようにしましょう。新卒の就職活動とはやや勝手が違うので注意が必要です。

        効率的に求人を探す方法

        効率的に求人を探すために、下記の2つのポイントを意識してみましょう。

        • 「転職サイト」と「転職エージェント」を使う
        • 譲れるポイント、絶対に譲れないポイントを明確にしておく

        まずは、「転職サイト」と「転職エージェント」を使って、求人を探せば、希望に合う求人を見つけやすくなります。

        後ほど紹介する転職エージェントに登録すれば、あなたの条件に合う求人を自動的に紹介してくれます。それでも「コレだ!!と思える求人がない」という方は担当者を付けずに自分でどんどん求人を探す『リクナビNEXT』などの「転職サイト」を使ってみましょう。

        また、「絶対に譲れないポイント」「絶対に応募したい企業の条件」を明確にしておけば、応募のチャンスを逃しにくくなります。

        転職サイトって?

        転職サイトは自分で求人を探して応募する、基本的に無料のサービスです。

        膨大な求人が並んでいて、ネットで買い物する感覚で求人を探し、興味があれば応募ができます。

        下記はリクナビNEXTの求人検索画面ですが、直感的に検索ができます。

        リクナビNEXT

        基本的に転職エージェントの利用で求人は十分に集まりますが、自分でも探す方は転職サイトを使ってみましょう。

        求人の多さ、サイトの使いやすさとして『リクナビNEXT』が最もおすすめの転職サイトで、ここさえ登録すれば他は必要ないケースが多いです。

        それでももっとたくさんの転職サイトを使いたいという方は「全267サイト比較してわかった本当におすすめの転職サイトすべて」のページに目的に合わせて紹介していますのでチェックしてみましょう。

        ※転職エージェントの求人がおすすめな理由

        転職サイトを覗くといい求人がたくさんあるので、「これで探そう」と思うかもしれませんが、転職エージェントは求人の質が良くなりやすいです。

        それは、転職エージェントには「非公開求人」と呼ばれるネットに公開できない求人がたくさんあり、あなたの希望に応じて紹介してくれるからです。

        転職エージェント 仕組み

        「非公開求人」は、公にしたら、応募者が殺到してしまう案件や、極秘プロジェクトに関する案件など応募者にとっていい求人が多いです。

        求人の数も転職エージェントの方が多い傾向にあります。

        転職サイト「リクナビNEXT」の求人数は1万ちょっとですが、同じリクルート社の転職エージェント「リクルートエージェント」には非公開求人だけで、10万件以上求人があります。

        非公開求人

        引用:リクルートエージェント

        そのため、頼れる転職エージェントが見つかればそこに求人も任せてしまえばいいのです。

        また、転職エージェントで担当者にサポートしてもらっていても、転職サイト経由で申し込んだ場合は基本的に手続きなどのサポートを受けられません。

        どうしても..という求人を見つけたらエージェントに「〇〇社の求人は御社では扱ってませんか?」と聞いてみましょう。

        3-2. 自分に合った企業/求人に応募すること

        いくら申し込んでも、「自分に合った」求人に応募できないと書類選考すら通りません。

        「企業が求めるスキルや経験が自分にマッチしている」など、なるべくあなたに合った求人に応募することが重要です。

        先ほどの自己分析なども踏まえ、あなたに合った求人に応募するようにしましょう。

        逆に募集求人に対して、ハイスペックすぎる人が申し込むと、「すぐに辞めるのでは..」「会社の和を乱すのでは..」という理由で落ちることもあるので、あなたに合った会社選びは重要です。

        自分に合った企業/求人に応募するために

        あなたが何をしたいかだけでなく、企業がどんな人を求めているのか、それに対してあなたはどのように活躍できるかイメージした上で探し、応募することを意識しましょう。

        もちろん数も大切ですが、現実性のある求人であることも意識しましょう。

        転職エージェントであれば、あなたの希望だけでなくスキルなども考慮した求人を紹介してもらえるので、このポイントが不安なら転職エージェントを使いましょう。

        ワンポイント:大企業にこだわりすぎない

        「転職するなら大企業」と大企業にこだわっている方もいるかもしれませんが、もったいないです。

        今は、大企業でもどうなるかわからない時代。大企業だけで選ぶのではなく、視野を広げて、あなたがより活躍・成長できる環境に身を投じる方が将来のためになります。

        4. 面接を突破しよう

        書類選考を突破すると面接に呼ばれます。

        企業にもよりますが、面接の段階ではまだまだライバルが大勢いますので、きちんと対策し合格率を上げるようにしましょう。

        中途の面接で重要なポイントを3つ解説していきますので、1つずつ対策をしていくようにしましょう。

        4-1. 基本的なマナーを抑える

        即戦力が求められる中途採用ですから、社会人としてのマナーは面接で見られます。

        転職エージェントに相談すれば模擬面接などを実施してくれ、マナー面で改善すべき点を教えてくれます。

        自分で対策をする場合、下記に面接の際に注意すべきマナーをまとめましたので、チェックの上、完璧にしてから面接に臨みましょう。

        面接マナー

        「これってどういうこと?」「具体的に何を気をつければいいの?」などの疑問点があれば「転職のプロ直伝!合否の55%を決める転職面接マナー26選」に上記26項目が詳しくまとまっているのでチェックしてみてください。

        4-2. 想定される質問への回答を用意しておく

        企業は「あなたが本当に活躍できそうか」「熱意があるか」「会社に合っているか」などを確かめるために様々な質問をしてきます。

        そのため、想定される質問や、さらにそこから深掘りされる質問に対してどう答えるか、質問の意図を考え、言えるようにしておけば好感度を高められます。

        99個の想定質問へ答えられるようにしておこう

        質問の回答を用意するためにも、まずは下記の99の想定質問に全て答えられるようにシートを埋めましょう。

        中途の面接で想定される質問はほぼ全て網羅できていると自負しています。

        面接質問例

        埋めて行く中で、疑問点があれば「プロ直伝!転職時の面接質問への本質的な対策と99の質問例」の記事にそれぞれどう答えるべきかをまとめたので、参考にしながら埋めましょう。

        ただし、もっと大切なのは、きちんと語れること。

        口下手で不安な方は、何度も音読し、スラスラ語れるように練習しましょう。

        より具体的な面接対策をしたい方へ

        特に、エージェントに頼らない方は、まずは上記の99の質問に答えられるようにしましょう。その上で、下記のような対策ができれば内定率は飛躍的に高まります。

        • 第一印象を劇的に変える「自己紹介」
        • 面接の最後で評価を上げる「逆質問」
        • 「最終面接」ならではの突破法

        こういったポイントを押さえられれば、一気に内定率が高まります。

        転職のプロ直伝!1000人以上を面接合格に導いた面接完全ガイド」のページに上記含めた面接のポイントが全てまとまっているので、面接前にチェックできればライバルに差がつきます。

        4-3. 失敗した振り返りを毎回していく

        1社目から内定をもらえる人はほぼいません。

        先ほどのアンケート結果のように、何回も落ちてそしてようやく転職先が決まるのが転職活動です。

        そのため、落ちた時に何が悪かったか振り返り、次に活かすことを意識しましょう。

        手帳などを用意して、面接の直後に、反省すべきポイントや聞かれた事をまとめ、他社の面接前などに読み返すと同じ失敗をしにくくなります。

        ちなみに、転職エージェント経由で選考を受けた場合は、落ちたときに何がまずかったのか聞けば教えてくれることがあります。落ちた理由を聞きたい方は転職エージェント経由の選考を意識しましょう。

        5. 内定を承諾するか決めよう

        転職活動を経て、内定が決まったら入社をするのか決めましょう。

        この際、入社後に後悔しないように下記のポイントを意識しましょう。

        5-1. 会社の社風を確認しておく

        サービス残業まみれだった、軍隊みたいな社風だった、一切昇給しない、となった場合に入社したことを後悔するので、必ず社風をチェックしておきましょう。

        企業の社風を調べるのにおすすめなのが、転職口コミサイトと呼ばれる、社員や元社員の人が会社の内情を掲示板のように書いていくサービスです。

        下記のように、生の声が書かれていて、どんな社風なのか?働いている人はどう感じているのか?給料は上がるのか?など、不安なポイントを確認しましょう。

        転職口コミサイト

        出典:openwork

        下記のように複数の転職口コミサイトがありますので、不安な人は全てチェックするつもりで読んでみましょう。

        これを見て、転職が怖くなってしまった方はその会社は避けるべきかもしれません。

        内定後とは言わず、企業が絞れてきた段階でチェックしておくと、なおいいです。

        5-2. 条件を確認し、必要に応じて給与交渉をする

        採用内定通知書などで必ず給与、入社日、労働時間などの条件を確認しておきましょう。

        特に給与に関しては残業を含むのかなどを確認して、納得できたら内定を承諾しましょう。

        わからなかったら採用担当に確認することをおすすめします。

        ここをなんとなくで承諾してしまうと、給料が下がった..ということにもなりかねません。

        転職エージェントなどに相談しておけば、必要に応じて給与交渉をしてもらえます。あなたから直接交渉をすることも可能ですが、言いにくい面もあると思いますので、やはりエージェント経由での応募がおすすめです。

        5-3. 迷った場合は大切にしたいポイントで比較する

        内定をもらった方の中には、「いまの会社の方がいいのでは..?」「選考中の他社と迷う」など、本当に転職すべきか、他社を断っていいのか、悩む方もいるかもしれません。

        そういった方におすすめしたいのはノートなどに、あなたの会社選びで大切にしたいポイントを書き出し、今の会社と転職先がどれだけ満たされているのかを比較していくことです。

        会社 ポイント比較

        1. 転職時、会社選びで重視するポイントを書きだす
        2. 特に重視したいポイントは×2、3など倍率をあげる
        3. 各企業10点満点で、評価し点数をつける
        4. 倍率を決めたものはそれを掛けて、各企業ごとに合計を出す

        こうすることで、客観的に、あなたが求めている企業はどこなのかを浮き彫りにできます。

        今の会社がいい可能性もありますし、明らかに転職しないほうがいい企業がわかることもあります。

        ここまでカッチリやらなくても◎、◯、△などでまとめてみるだけでもスッキリするケースもあります。

        6. 今の会社を円満に辞めよう

        次の会社への入社手続きは、先方の人事やエージェントが指示・サポートしてくれるので、心配はありません。

        ただ、退職に関しては、あなたが周囲との関係を踏まえ、計画的に行う必要があります。(もちろん転職エージェントに言えばアドバイスをもらえます)

        ちなみに、退職の際は、以下のようなステップを正しい手順で行うことが必要で、次の会社の入社日前日に退職をすることが手続き上最もおすすめです。

        退職ステップ

        法律的に「辞めたいタイミングで辞められない」という事態は起こりにくいですが、マナーを無視した行動は恨みを買ってしまいます。

        反対にきちんとマナーやルールを守って退職交渉を進めていくことで、職場や会社との関係を悪化させず、気持ちよく見送ってもらえる可能性が高まります。

        そのため、それぞれのポイントで正しい情報を知った上でマナーを守って退職の準備を進めていきましょう。

        ※また、退社から入社まで1日でもブランクがある方は健康保険や年金の手続きを自分で行う必要がありますので、何をすべきかこの章で紹介します。

        6-1. 退職の切り出し

        退職するにあたってまずは上司に退職したい旨を切り出す必要があります。

        退職の切り出しでは誰に、いつ、どこで切り出すかで会社側に与える影響とその後の退職交渉の行方が大きく変わってきます。そのため、以下のポイントを意識しましょう。

        退職の切り出しの4つのポイント

        • 退職の切り出しは退職1~2ヶ月前に
        • 必ず直属の上司に最初に話すこと
        • 理由は会社ではどうにもならない個人的なものにすること
        • 引きとめられても意思を変えないこと

        いまいちイメージがつかない方のために「退職の切り出し方で失敗しないための全ポイント」に知っておくべきことをまとめたので、しっかり読んであなたの状況に応じた切り出しができるようにしておきましょう。

        6-2. 退職交渉

        退職交渉は、辞めさせたくない会社と意見が対立することが非常に多く、上手くいかないことが多いです。そのため、きちんとスケジュールを立てて交渉をする必要があります。

        そのため、以下のポイントを意識しましょう。

        退職交渉の4つのポイント

        • 誠意を見せつつも、退職日を妥協しない
        • 退職日までのスケジュール感を意識する
        • 想定される引きとめ話への反論を考えておく
        • 何があっても意思を変えないこと

        基本的に「1ヶ月で辞めますが、引き継ぎは全力で行います」のように誠意を見せつつ希望を通すことがうまく交渉を進めるコツです。

        さらに詳しく知りたい方は、「誰でも円満退職!確実に退職するための退職交渉の全ポイント」を読んでいただくことで、退職交渉の流れを全てご理解いただけます。

        有給も勝ち取ろう

        また退職時に有給を取得したい方も多いかと思いますが、有給を取得した上で、退職することに反対してくる会社も多々あります。

        そこで、会社に負けずに有給を取得した上で辞めるためにはコツが必要ですので、「退職前の有給消化|確実に取得して有意義に使うための全知識」にまとめました。

        こちらの記事を読んでいただければ、具体的な会社の妨害に対する適切な対処方から、勝ち取った有給の有効な使い方まで有給に関する知識を全て得られます。

        6-3. 退職届・退職願

        退職交渉が終わり次第、退職届・退職願を提出します。

        基本的に、退職届や退職願はあなたの「辞めたい」という意思表示を会社として保管しておきたいでという理由で提出を求められる傾向にあります。

        そのため、退職交渉の後半あたりで、提出が求められるので会社からの指示があった後に提出するようにしましょう。

        交渉が難航して、「最後の手段」としてではない限り、いきなり退職届などを突きつけることは常識外れなので、会社からの指示を受けた後に作成・提出しましょう。

        ちなみに、会社から特に指示がなく、「書き方がわからない」「封筒はどうすればいいかわからない」など退職届・退職願に関して自信がない場合は「退職願・退職届の全知識|円満退職に近づく考え方と書き方」のページでポイントを日本一詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

        以下のポイントを中心に、考え方からテンプレートまで退職届に必要な情報を全てまとめています。

        • 退職願・退職届・辞表の違い
        • 正しい道具選び
        • 見本やテンプレート
        • 折り方
        • 封筒への正しい書き方

        退職願を出したら、周囲の人への感謝を伝えつつ、引き継ぎをしましょう。

        「立つ鳥跡を濁さず」の意識でやるべきことをきちんと行えば、後からいざこざの起こるリスクも減らせます。

        番外編. ブランクが1日でも発生する場合に必要な手続き

        「年金」や「健康保険」に関して、退職した翌日に別の会社への入社が決まっていれば手続き等は次の会社の指示通りに行えば問題ありません。

        しかし、退職して転職先への入社に1日でも差がある方は、「年金」や「健康保険」に関する手続きを自分でしなければいけません。

        正直面倒なので、ブランクを作って何かしたいことがない限りは入社日の前日付けでの退職がおすすめです。

        年金|1日でもブランクがある方は必須

        1日でもブランクがある方は「各市町村役所の国民年金窓口」などへ行き自分で手続きを行う必要があります。

        年金の手続きがどうすればいいかわからない方は、「全額免除もできる!誰でも使える退職時の年金の全知識」を参考に正しい手続きを行えるようにしましょう。

        ちなみに、自己都合退職であっても、年金の支払いを免除することも可能です。

        上記ページには、そういったあなたにとってお得な話から、年金の手続き時に気をつけて頂きたい事まで年金の手続きに関するありとあらゆる情報が紹介されています。

        健康保険|1日でもブランクがある方は必須

        健康保険も年金と同様ブランクがある場合には、以下のいずれかの方法で、保険料を払い続ける必要があります。

        以下の3つのパターンがありますが、選ぶものが限定されていたり、払う保険料などが大きく変わってくるため注意が必要です。

        • 会社の任意継続被保険者となる
        • 国民健康保険に加入する
        • 家族の扶養となって、家族の健康保険の被扶養者になる

        そのため、ブランクが1日でもあり健康保険を自分で手続きする必要がある方は「知らないと月1万も損!5分でわかる退職時の健康保険全知識」を参考にしましょう。

        どのタイプの保険に加入すべきかからどうやって手続きをするのかまで、知らないと損する情報を全て紹介しています。

        7. 転職活動を始める前におさえておきたい2つの注意点

        ここまで、転職活動のやり方を順にご説明していきましたが、転職活動前に知っておくべき注意点があります。

        ここでつまずく方も多いので、しっかりとチェックして間違えないようにしましょう。

        注意点①:転職先が決まるまで会社に「辞める」と言わないこと

        転職先が決まる前に会社に退職する旨を伝える人がいますが、「すぐに退職しないとおかしくなりそう」「仕事が忙しすぎて全く転職活動ができない」というケース以外では基本的に転職先が決まってから会社にやめると伝えましょう

        退職 切り出し タイミング

        信用している同僚にも内緒で転職活動をしましょう。

        「転職活動をしている」と社内で噂になると、転職活動の支障になりますし、転職をやめた時も今の会社に居づらくなります。

        内定を承諾してから、まずは直属の上司から順に伝えましょう。

        一番キツいのは金銭面

        退職後の転職活動で一番リスクがあるのが金銭面です。

        収入がなくなり、金銭的余裕がなくなると生活が苦しくなり、精神的にも追いつめられることも。

        その結果、「どこでもいいから早く就職先を決めなければ」という焦りが生まれ、転職に失敗してしまう可能性が高くなります。

        ちなみに、リクナビNEXTの調査によると、転職活動で使った金額は、約7割の人が10万円未満と答えています。リクナビnext 転職にかかった費用

        引用:リクナビNEXT

        金銭面、そして精神面に余裕のもって就職活動を行うことは、希望の転職先を見つけるための見えない必須条件の一つです。

        転職を成功させるためにも、できるだけ転職先を見つけてから、退職することをおすすめします。

        どのくらいの期間がかかると考えればいい?

        とはいっても、どれくらいかかるの?と疑問の多い方もいるかもしれませんが、3~6ヶ月をみておきましょう。

        内定が出るまでに2~4ヶ月前後、そこから退職までに2ヶ月程度かかるケースが多いです。

        転職 期間

        注意点②:初めての転職はなるべく一人で進めないこと

        特に初めての転職活動をする方は、必ず詳しい人に話を聞きながら転職活動を行いましょう。

        • そもそも転職すべき状況なのか
        • どんな職場に転職すればいいか
        • あなたの経験・スキル的にどのくらいの年収を狙えるか
        • 面接ではどういったポイントをアピールすべきか

        こういったものは明確な答えがなく、失敗すると人生の歯車が狂う可能性もあります。

        そのため、周囲の人に人事の仕事をしていたり、転職に詳しい人がいればその人に相談するようにしましょう。

        しかし、詳しい人が近くにいない…という人が使うのが転職エージェントというサービスです。

        おすすめの相談相手:転職エージェント

        「転職エージェント」という完全無料で使えるサービスがあり、多くの方がこのサービスを使って転職のプロに転職の相談をしています。

        転職エージェントは、よくある求人サイトとは違い、登録すると担当者がつき、その方に相談しながら転職するかどうから、どこを受けるかを一緒に決めることができます。

        転職エージェント

        完全無料なのに、下記のように転職の各ステップの中で必要なサポートをしてくれる、転職成功に欠かせないサービスです。

        転職エージェントのサポート

        実際、転職活動では、上記のような手続き・対策と、仕事や家庭を両立するのは非常に困難になります。

        正しい判断をするため、成功率を上げるためだけでなく、手間を減らすためにも登録しておきたいです。

        おすすめの転職エージェントについては、次章で詳しく解説していきます。

        8. 転職成功のために相談すべき転職エージェント3選

        数ある転職エージェントの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い転職エージェント」をピックアップしました。

        転職サイト選定基準

        1. 求人の数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
        2. 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアコンサルタントに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

        利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職エージェントは、以下の通りとなりました。

        転職エージェント 公開求人数|総合満足度
        1位
        リクルートエージェント
        約37万件| 4.1
        業界最大手エージェント。選択肢を増やしたいなら登録必須
        2位
        dodaエージェント
        約18.8万件|3.9
        顧客満足度No.1(2023年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)の転職エージェント
        3位
        マイナビエージェント
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        ※この記事では3つに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!』を参考にしてください。

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        公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

        業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

        転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

        ◆補足:リクルートが運営している関連サービス

        2位.dodaエージェント

        2024年版dudaトップ画像

        dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

        提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

        首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

        3位.マイナビエージェント

        ※マイナビのプロモーションを含みます。

        マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

        求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

        そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

        ※マイナビのプロモーションを含みます。

        9. まとめ

        転職のやり方をまとめてきましたが、いかがでしたか?

        下記のように6つのステップに分けて考えるとわかりやすいです。

        転職の流れ全体図

        それぞれ、自分で進めていくのは大変ですので、「転職エージェント」への相談がおすすめです。事前準備から退職手続きまで、全てのシーンでサポートしてくれます。

        転職成功のためにまずは転職エージェントに相談するところから転職活動を始めましょう。

        転職エージェントでおすすめなのは下記の3社で、上からおすすめ順に並んでいます。

        まずは登録し、担当者からの連絡を待ちましょう!

        以上を参考に、あなたがベストな転職をできることを心から祈っています。

        会社を辞めてからの転職は不利?すぐ辞めたい方へのアドバイス&仕事を続けながら転職する方法

        転職 辞めてから

        会社を辞めてから転職活動をしても良いの?

        転職先が決まってないけど退職したい

        と悩んでいませんか。

        結論として、会社を辞めてから転職活動をすることで、選考が不利になることはありません。

        ただし、辞めてから転職活動をすることをおすすめできるのは、金銭的に余裕がある人に限ります。

        会社を退職して収入が途絶えても、家賃や食費、国民年金や先月のクレジットカード利用料の支払いなど、様々な支出があります。

        そのような状況で転職先がなかなか決まらないと、だんだんと余裕がなくなり、妥協して転職してしまうことがあるからです。

        転職先を見つけてから退職するために必要な考え方
        • スケジュールは余裕を持って立てる
        • 面接は同じ日にまとめて入れる
        • 転職活動をしていることは社内で話さない
        • 入社日はある程度期間をとって回答する

        本記事では、転職のプロとして多くの転職希望者をサポートしてきた私が、退職前に転職活動をするべき理由を体験談を交えてご説明します

        すべて読めば、会社を辞めてから転職するデメリットが分かり、転職活動を効率良く進めることができるでしょう。

        この記事を読むとわかること

        • 会社を辞めてから転職するメリット
        • 会社を辞めてから転職デメリット
        • 仕事を続けながら転職活動を上手く進めるコツ
        • 辞めてから転職をする人は抑えておきたいポイント
        • 仕事を続けながら転職する人におすすめの転職エージェント

        転職や退職の方法に迷うすべての方へ

        転職や退職の方法に関する悩みは、それぞれの分野のプロフェッショナルに頼るのも有用です。

        以下にアドバイス・ノウハウ提供に長けた転職エージェント口コミ評判の良い退職代行サービスをまとめました。

        次の職場探しや転職ノウハウに悩む方は、担当者のアドバイス力(企業選びのアドバイス・提案)や選考対策サポート力(履歴書・職務経歴書の添削や面接対策・模擬面接など)の評判が良い転職エージェントがおすすめです。

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        リクルートエージェント1位:リクルートエージェント

        4.3点

        約33.7万件
        (+非公開求人約27.7万件)

        • 編集部が全世代・業種におすすめする転職エージェント
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        doda ロゴ2位:dodaエージェント

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        退職代行サービスを選ぶ上では、弁護士事務所運営など適法・適正に代行してくれるサービスを選ぶことが大切です。

        口コミ評判の良い退職代行サービスのなかから、特に安心して退職手続きを任せられるサービスを2つ厳選しました。

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        1. 会社を辞めて転職しても不利にはならない

        会社を辞めてから転職することは、採用選考には関係ないので不利となることはありません。

        反対に、会社を辞めてからの転職活動には以下のようなメリットがあります。

        メリット1. じっくり転職の方向性を考えられる

        まず、会社を辞めていることでじっくりと転職の方向性を考えることが出来ます。

        退職後の転職活動では、時間に余裕があるので、じっくりと転職の軸を決めたり、自己分析を行った上で自分に合った会社を探すことが出来ます。

        仕事を続けながらの場合、どうしても時間の制約があるため、求人探しや選考対策に時間が取られ、じっくりと転職の方向性を考えないまま転職をして後悔してしまう人が多いです。

        時間に余裕があると、今回の転職活動の最優先事項や自分の理想の将来像などを考えられるので、転職後のミスマッチが起こりにくくなります。

        メリット2. スケジュール調整が楽

        退職してからの転職活動では、仕事を続けている場合よりも、面接や入社日などのスケジュール調整が楽です。

        仕事を続けている場合、面接を受ける際に有休を取得して日程調整を行う必要がありますが、退職後の転職活動では、仕事の予定を考慮せずに日程調整をすることが出来ます。

        また、内定後も退職準備がないので、すぐに仕事を始めることが出来ます。

        メリット3. 転職活動に専念できる

        転職活動だけに専念できることも大きな魅力です。

        仕事を続けていると、転職活動は仕事が終わった後か休日に進めなければならず、負担が大きくなります。

        休みの取りにくい会社や、仕事の繁忙期と重なってしまった場合、有休が取りにくいので、応募書類の作成や面接の日程調整が難しくなるでしょう。

        一方で、退職後に転職活動をする場合は、時間が確保できるので、書類準備や面接に万全に準備した状態で臨むことが出来ます。

        2. 会社を辞めてから転職するとお金の面でデメリットが大きい

        会社を辞めてから転職することで、不利になることはありませんがお金の面でデメリットが大きいので、おすすめ出来ません。

        次の転職先が決まるまでは、貯金を切り崩して支出を賄わなければならないので、経済的に余裕がなくなってしまうからです。

        こちらでは、会社を辞めてから転職することの経済的なデメリットについてご説明します。

        2-1. 経済的に余裕がなくなることで転職に失敗しやすい

        仕事がない状態で転職活動を行うと、貯金が減っていくことに焦りを感じ、転職に失敗しやすいです。

        特に、転職活動が想定より長引いた場合、経済的な余裕がなくなり、「早く転職先を見つけなければ」と焦って転職先を妥協してしまいやすいです。

        実際に、転職活動が想定より長引き焦ってしまい、転職先を妥協した結果、転職後に後悔した方がいました。

        口コミ・評判

        Y・T さん(36歳・通信)
        営業をしていましたが、サービス残業が多すぎてプライベートの時間を作れなかったので退職を決意しました。
        幸い、貯金もあったので、リフレッシュしようと思い退職。
        しかし、大変だったのはそこからで、意外に内定が取れないのです。
        特に、私は今回ホワイトな企業ということで大手やその子会社を目指していたので、人気も高く、営業職の仕事でも書類に通らないものも多かったです。
        徐々に、貯金も切り崩すのもストレスに感じ、結局「営業経験があれば大歓迎」という会社に入社しました。
        そこは前よりも、厳しい会社でサービス残業がますます増えてしまいました。

        経済的に余裕がなくなると、ストレスを感じやすくなり、正しい判断ができなくなってしまうことがあります。

        2-2. 前職より年収が下がりやすい

        退職後に転職活動をする場合、前職より年収が下がりやすいです。

        採用担当者は、「ある程度年収は低くても、転職を早く終わらせたいから入社してくれる」と考え、年収を低めに見積もることが多いからです。

        口コミ・評判

        Nさん コンサル職
        転職先が決まる前に退職しないほうがいいよ。決まらないと大変だし、転職内定先に足元見られて給与を低く取ろうとしてくる担当者が大半だからね。優秀なら他で内定出そうな会社とのオークションでなんとかなるとは思うけど。

        複数社の内定が出ていたら、給与を

        また、転職期間が長引くことで経済的に余裕がなくなり、希望年収を満たしていない企業に妥協して転職してしまうことも考えられます。

        仕事を続けながら転職活動をする場合は、経済的にも余裕のある状態で判断できるので、年収を重視する場合、前職より年収の低い企業の内定は受諾しないなど冷静な判断ができます。

        2-3. 転職者の8割以上が在職中に転職活動を進めている

        実際に、転職社の8割以上は在職中に転職活動を進めていることが分かっています。

        転職活動 退職後 在職中

        (出典:エン・ジャパン株式会社 「転職活動」実態調査)

        転職活動が長引いた場合でも、経済的に余裕のある状態で転職活動を続けられる人以外は、仕事を続けながら転職活動を行うのがおすすめです。

        3. 仕事を続けながら転職活動を上手く進めるためのコツ

        会社を辞めてから転職活動をするのがおすすめできない理由をご説明しました。

        こちらでは、仕事を続けながら転職活動を進めるためのポイントをご紹介します。

        3-1. スケジュールは余裕を持って立てる

        仕事を続けながら転職活動をする場合、退職してから転職するよりも転職期間が長くなることが多いです。

        内定が出るまでに2~4ヶ月前後、そこから退職までに2ヶ月前後かかるので、トータルでは3~6ヶ月かかると見積もっておきましょう。

        転職 期間

        まず、応募する求人探しや履歴書・職務経歴書の作成に2週間から2ヶ月かかります。

        応募する求人を決めたら選考に1~2ヶ月かかると考えておきましょう。

        内定受諾後は、退職の切り出しや退職交渉などを行い、入社までに約2ヶ月かかります。

        転職期間を短く見積もってしまうと、転職活動が長引いた際に焦った結果、妥協して転職してしまうこともあるので、「転職には半年以上かかることもある」と、余裕をもって見積もっておきましょう。

        3-2. 面接は同じ日にまとめて入れる

        複数社で選考が進んでいる場合、面接は同じ日にまとめて入れるのがおすすめです。

        有休を取得する場合、なるべくプライベートの時間を削りたくない人はまとめて入れてしまうと効率的です。

        また、同じ日に面接を受けることで、面接での雰囲気を他の会社と比較することもできます。

        ただし、それぞれの面接準備を休日に行う必要があるため、午前休・午後休などが取得できる場合は、初めのうちは1日1社のみと面接すると良いでしょう。

        3-3. 転職活動をしていることは社内で話さない

        社内に転職活動をしていることは隠しておくことをおすすめします。

        転職の意思があることを会社に知られてしまうと、社内で居心地が悪くなってしまったり、転職に失敗した際に会社に残りづらくなってしまうからです。

        実際に同期に転職の意思を伝えてしまったことで、関連会社へ出向となった方がいました。

        口コミ・評判

        25歳、入社4年目を迎える男性です。
        現在、在職中でありながら転職を考えているのですが、大きな懸念事項があります。

        転職は1年以上前から考えていたのですが、
        つい仲の良い同期に、「自分は来年度に転職を狙う」という事を話してしまっていたのです。
        その話が支店長にバレてしまいました。

        ごまかし切れず、その支店長も自分の部下が最近多数辞めている事から、これ以上自分の部下に辞められると困る。という事で、
        人事部に私を飛ばす様に申し出られ結果的に関連会社へ在籍出向となりました。

        出典:Yahoo知恵袋

        仲の良い人だけに伝えてたとしても。社内で「あの人、転職活動をしている」という噂はすぐに広がります。

        転職を決意し、内定を承諾してから、まずは直属の上司から順に伝えましょう。

        3-4. 入社日はある程度期間をとって回答する

        入社日は、退職準備を余裕をもって行えるよう、1ヶ月程度は期間をとることをおすすめします。

        内定時に入社日を聞かれたら、「1ヶ月後を目安に勤務できると思います。具体的な日時については、退職日と調整させてください。」と答えましょう。

        今の会社に退職を伝えるのは、内定が決まった直後をおすすめします。

        退職 切り出し タイミング

        退職を会社に伝え、具体的な退社日が決まったら、内定した会社に連絡をして入社日の調整を行います。

        ある程度期間をとることで、自身にも余裕が生まれ、また引継ぎもしっかりと行えるので前の会社への負担を減らすことができます。

        [補足] 転職エージェントの利用がおすすめ

        仕事を続けながら転職活動をする人は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。

        転職エージェントは、応募書類の準備や面接の日程調整など、1人で行うには負担の大きい転職活動のサポートをしてくれるからです。

        例えば、有休を取得して1日にまとめて複数社と面接をしたい場合、仕事の合間にそれぞれの会社に連絡をして調整するのは面倒ですよね。

        転職エージェントを利用していると、代わりに面接の日程調整を各社としてくれ、さらに面接練習までサポートしてくれます。

        転職活動の負担が減り、選考対策により採用されやすくなるので転職エージェントの利用を検討しましょう。

        4. 会社を辞めてから転職した人のよくある失敗

        会社を辞めてから転職するのはおすすめできないとお話しましたが、会社を辞めてから転職をするとこのような失敗をすることが多いです。

        4-1. 転職活動期間が予定より長引いた

        まず、転職活動期間が予定より長引いてしまうケースはよく見られます。

        転職期間が予定より長引く原因としては、自分の市場価値を見誤っていたことが考えられます。

        特に、大企業に勤めていた人や実際よりも高い評価を受けていた人が、前職以上の年収を求めても内定はなかなか出ません。

        無職の状態が続くことで、余裕がなくなり勢いで転職先を決めた結果、後悔している方がいました。

        口コミ・評判

        G.Sさん(28歳)
        退職したのが4カ月前。なかなか転職先が決まらず、ようやく1社から内定が出ました。給与や待遇、福利厚生は前職と同水準だったので、すぐに入社の意思を伝えました。ところが、入社後に分かったのですが、試用期間中は給与が下がるし、月に1度は土日出勤。もう、耐えられません。
        (参考:doda)

        会社を辞めてから転職する場合、転職期間が長引くほど焦りを感じ、転職に失敗する危険性が高まってしまいます。

        4-2. 理想の会社に転職できなかった

        転職活動が予定通りに進まず焦ってしまった結果、希望通りの会社に転職できないというケースも多いです。

        例えば、転職期間を3ヶ月と予定していた人は、3ヶ月経ってもなかなか内定が出ないとだんだん焦りを感じて、転職先を妥協するようになるでしょう。

        その結果、希望年収や希望の休日数を満たしていない会社へ転職して後悔することがあります。

        また、転職活動中に前職の会社の良さに気がついても、「前の会社にはもう戻れない…」と後悔してしまうこともあるでしょう。

        4-3. 転職を繰り返してしまった

        転職先に満足できなかった場合、年収や労働条件に不満を持ち、転職を繰り返してしまうことがあります。

        転職を繰り返す原因としては、元に希望していた転職先の条件を満たしていない企業に転職してしまうことが挙げられます。

        転職先に求める条件や妥協できる点をしっかりと決めないまま転職活動を始めると、このような失敗を起こしやすいです。

        会社を辞めてから転職する場合、早く転職先を見つけようとするために、転職の軸を決めないまま転職活動を進めてしまうことがあるのです。

        5. 辞めてから転職をする人は抑えておきたい3つのポイント

        デメリットを理解した上で、会社を辞めてから転職をする方は以下の3点のポイントを抑えておきましょう。

        5-1. 失業保険を活用する

        退職後の話にはなりますが、退職してから転職活動をするなら、「失業保険(失業手当)」を活用しましょう。

        失業手当とは、職を無くしたときの保険のようなもので、会社の給料から天引きされて保険料を支払っています。

        今の給料ほどはもらえませんが、生活費の足しになるので、活用することをおすすめします。

        失業保険は「自己都合」「会社都合」で大きく変わる

        この失業保険ですが、いつからもらえるのかが「自分の都合で辞めたか(自己都合)」「会社の都合で辞めたか(会社都合)」でガラリと変わります。

        いつからもらえる? どのくらいもらえるの?
        自己都合 待機期間(手続き後7日)+3ヶ月たった日の翌日分から 90~150日間
        会社都合 待機期間(手続き後7日)の翌日分から 90~330日間

        自己都合だと受け取れるのは手続き後3ヶ月以上先ですし、もらえる期間も短いので、会社都合の方が退職後の収入的に好ましいです。

        そして、あなたから会社を辞めると言った場合も、下記に当てはまるケースの場合は会社都合の退職とみなされることがあります

        会社都合になりうるケース

        • 残業があまりに多かった
        • 給料を減額された
        • 給料が払われなかったり遅延した
        • 勤務地が遠くなった
        • 仕事内容が当初のものと大幅に異なっていた
        • 労働契約書が更新されなかった
        • 職場内でのパワハラ、セクハラ
        • 会社が長期間休業した
        • 会社の業務が法令に違反していた

        これらに当てはまる場合は、会社都合の退職として認められるケースがあります。

        自己都合退職でも失業保険を最大まで受け取るための全知識」のページでより具体的な基準や、必要な証拠書類をまとめています。

        当てはまりそうであれば、退職後、必要書類を持ってハローワークに「会社都合退職にならないか」相談してみましょう。

        5-2. 生活費を準備しておく

        会社を辞めてから転職する場合は、最低でも生活費3ヶ月分の貯金を用意しておきましょう。

        というのも、自己都合退職の場合、失業保険の受給は早くても2カ月半後からになるからです(待期期間1週間+給付制限期間2カ月)。

        あくまで3ヶ月分は最低ライン、理想は半年がベストです。次の会社がすぐ決まれば問題ありませんが、半年以上かかることも珍しくありません。

        特に若年層(20代前半)や、ミドル層(40代後半以降)は、長引く傾向にあります。

        このため、まずは生活費の準備を忘れずにしておきましょう。

        5-3. 家族の理解を得る

        退職前に、必ず家族に了解を得ておくことも重要です。

        配偶者としっかり話し合わないまま仕事を辞めてしまい、あとあと問題になるケースは意外と少なくありません。生活費は、当面の間なら失業手当で補填できますが、そう長くは続きません。

        転職が成功しても、給与が前の職場より下がり、家計に影響するケースもあります。

        このため、「仕事を辞めようかな」と思った段階でまずは家族に相談しておき、会社に伝えるよりも先に配偶者に言っておくようにしましょう。

        6. 仕事を続けながら転職する人におすすめの転職エージェント

        こちらでは、おすすめの転職エージェントについてご紹介していきます。

        転職エージェントは非常に多くの種類がありますが、選ぶときに注意すべきポイントは下記の3つです。

        • 求人の質・量・・いい求人を保有しているか
        • 提案力・・あなたの人生を豊かにする提案をしてくれるか
        • サポート・・面接・書類対策などを手厚く行ってくれるか

        この3つの軸を使い、「転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!」の記事で500人の評判を元にランキング化しましたが、おすすめ順に並べると、下記の通りになります。

        全て無料で、カウンセリングから内定後の手続きまで行ってくれるので、まずは3社以上登録し比べてみましょう。

        では、一つずつご紹介していきます。

        リクルートエージェント|大手だが担当に差がある

        リクルートエージェント

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        リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定

        リクルートダイレクトスカウト

        リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです

        ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。

        レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。

        また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます

        レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。

        doda|業界最大級。20代30代なら登録必須

        2024年版dudaトップ画像

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        そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

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        パソナキャリア|首都圏特化でサポート充実

        おすすめの特化型転職エージェントです。

        特化型の紹介をまとめたのが下の表です。

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        ※名前をクリックすると公式ページにリンクします。詳しく知りたい方は、解説サイトをご覧ください。

        基本的に上記エージェントに登録すれば、担当者から連絡がありますので、気軽に相談してみましょう。

        転職エージェントは上からおすすめ順に並べていますので、上から2~3社選べるといいです。

        それぞれどんなエージェントなの?と気になる方は「転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!」に特徴がまとまっていますので、チェックしましょう。

        7. 辞めてから転職するか悩む人によくある質問

        最後に、辞めてから転職するか悩んでいる人によくある質問にお答えします。

        Q1. 辞めてから転職する人の割合はどれくらいですか?

        会社を辞めてから転職する人は約1割です。

        転職支援サービス『エン転職』がユーザー1万人に行った調査によると、86%が在職中に転職活動を行うと回答しています。

        (参考:エン・ジャパン株式会社 「転職活動」実態調査)

        すぐに辞めなければ心身を壊してしまいそうな方以外は、仕事を続けながら転職活動を行うことをおすすめします。

        Q2. 地方から東京への転職は辞めてから行っても良いですか?

        地方から東京への転職をする場合でも、辞めてから行うことはおすすめできません。

        東京の企業は、地方よりも応募者が多いので選考が長引く傾向にあり、ブランクが長引く、経済的に負担が大きくなるからです。

        さらに内定が決まり東京で物件を借りようとしても、無職期間があると物件が借りられないこともあります。

        転職エージェントでは、希望条件に合った東京の企業の求人紹介や、東京に行く際にまとめて面接が受けられるような日程調整を行ってくれるので、活用することをおすすめします。

        8. まとめ

        会社を辞めてから転職すべきではない理由と、仕事を続けながら転職をするためのコツをご説明しました。

        希望の会社に転職するためには、経済的・精神的にも余裕を持った状態で在職中に転職活動を行うことがおすすめです。

        転職エージェントを活用すると、仕事を続けながら1人で行うのは負担の大きい、応募書類の作成や面接の日程調整をサポートしてくれるので、転職活動を効率よく進めることができます。

        あなたの未来が明るくなることを祈っております。

        転職エージェント・転職サイトの7つの違い|おすすめのサイトや登録後の流れを解説

        「転職エージェントと転職サイトの違いは?併用したほうがよい?」
        「どちらを利用したら転職を有利に進められる?」

        結論、転職を成功させるためには、転職エージェントの利用がおすすめです。

        転職エージェントをおすすめする理由
        • 給与面などの条件交渉をおこなってくれる
        • 転職成功率を上げるためのサポートをしてもらええる
        • 転職活動に関わる様々なアドバイスを受けられる
        • 面接日の調整や企業別の面接対策をしてもらえる
        • 求人票以上の情報収集ができる

        一方で、転職エージェントの数は多く、どれが自分に合っているか判断するのは難しいでしょう。

        そこで本記事では、厳選したおすすめの転職エージェントの魅力やサービス内容を解説しています。

        すべて読めば、あなたが登録すべき転職エージェントがわかり、転職を有利に進められるようになるでしょう。

        この記事を読むとわかること

        転職や退職の方法に迷うすべての方へ

        転職や退職の方法に関する悩みは、それぞれの分野のプロフェッショナルに頼るのも有用です。

        以下にアドバイス・ノウハウ提供に長けた転職エージェント口コミ評判の良い退職代行サービスをまとめました。

        次の職場探しや転職ノウハウに悩む方は、担当者のアドバイス力(企業選びのアドバイス・提案)や選考対策サポート力(履歴書・職務経歴書の添削や面接対策・模擬面接など)の評判が良い転職エージェントがおすすめです。

        実際に利用した人の口コミ・評判でアドバイス・サポート力への満足度が高い2つの転職エージェントを厳選しました。

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        おすすめ転職サイト 口コミ満足度 公開求人数 おすすめポイント

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        退職代行サービスを選ぶ上では、弁護士事務所運営など適法・適正に代行してくれるサービスを選ぶことが大切です。

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        転職エージェントと転職サイトの7つの違いを解説

        転職エージェントと転職サイトの最大の違いが転職の進め方です。

        どちらも基本的に完全無料のサービスですが、転職エージェントは担当者がサポートしてくれる一方で、転職サイトは自分で情報を探して頑張らなければいけません。

        受験勉強に例えると、転職エージェントが無料の個別指導塾、転職サイトが独学での勉強というイメージです

        それにより下記のように7つの違いが発生します。

        1つずつ紹介しますが、まとめると下記のようになります。

        転職エージェントと転職サイトの違いまとめ

        • 転職エージェントは転職活動全般をサポートしてくれる
        • 手軽に、自由に転職活動ができるのが転職サイト
        • 転職を成功させたいなら成功率の高い転職エージェントの利用がおすすめ

        これから違いを細かく紹介していきますが、おすすめは転職エージェントです。

        特に下記の大手5社がおすすめです。無料で使えるので気軽に登録してみましょう。

        では、転職エージェントと転職サイトの7つの違いについて解説していきます。

        1. 転職エージェントに比べて転職サイトのほうがマイペースに進められる
        2. 転職エージェントよりも転職サイトほうが求人を自由に選べる
        3. 転職エージェントを利用すると企業との調整や条件面の交渉をしてくれる
        4. 転職エージェントを活用したほうが転職成功の確率が高くなる
        5. 転職エージェントに登録すると転職のアドバイスをもらえる
        6. 転職エージェントでは模擬面接をおこなってくれる
        7. 転職エージェントを利用すると効率的に情報収集できる

        転職エージェントに比べて転職サイトのほうがマイペースに進められる

        転職サイトでは、基本的に自分一人で転職活動をしていくことになるので、自分の判断で、マイペースで進められます。

        一方、転職エージェントでは登録すると担当者から連絡が入り、面談をし、その後も打ち合わせしながら進めるので、転職サイトのような気軽ではありません。

        ただし、自分一人で本格的に転職活動を進めると面倒なことが多く、転職活動を後回しにしがちな方もいるので、担当者をつけた方がうまくいきやすいです。

        転職エージェントよりも転職サイトほうが求人を自由に選べる

        転職サイトでは、膨大な求人が並んでいて、ネットで買い物する感覚で求人を探し、興味があれば応募ができます。

        ※リクナビNEXTの検索画面

        どの求人に申し込もうがあなたの自由なので、選択肢としては非常に多くなります

        一方、転職エージェントでは下記のようにあなたのスキル・経験・希望に合わせてフィットする求人を紹介してもらえます。

        探す手間はない一方で、「あなたが現実的に内定をもらえそうな企業」が多くなるので、未経験職種などの選択肢はかなり少なくなります。

        求人の数は転職エージェントのほうが圧倒的に多い

        転職エージェントには「非公開求人」と呼ばれるネットに公開しない、できない求人が多数あります。

        「非公開求人」は、公にしたら応募者が殺到してしまう案件や、極秘プロジェクトに関する案件など応募者にとっていい求人が多いです。

        非公開求人もトータルすると求人数は転職エージェントの方が多くなります。

        転職サイト「リクナビNEXT」の求人数は1万ちょっとですが、同じリクルート社の転職エージェントリクルートエージェント」には非公開求人だけで、10万件以上求人があります。

        引用:リクルートエージェント

        転職エージェントは、膨大な求人の中からあなたにフィットした求人を厳選し、教えてくれるサービスなのです。

        転職エージェントを利用すると企業との調整や条件面の交渉をしてくれる

        転職サイトの場合は、企業との調整、交渉を直接行わなければいけませんが、転職エージェントであれば間に入ってくれます。

        特に、転職時に苦労するのが「給与交渉」です。

        企業の心象を悪くしないように、「どのタイミングで」「どうやって伝えるか」は多くの方が悩むポイントです。

        転職エージェントはプロですから、相手企業との距離を測りつつ、あなたの希望条件に近づくように給与交渉まで代理で行ってくれます。

        転職エージェントを活用したほうが転職成功の確率が高くなる

        転職エージェント経由での転職の方が内定が決まる確率が高くなりやすいです。

        まず、企業側にあなたがどんな人かアピールしてくれることがあります。

        限られた面接時間で伝えきれない強みを代わりに伝えてくれるのは助かります。

        そのほかにも過去の膨大な転職実績をもとにした「応募書類の添削」「面接対策」など、全力であなたの内定を支援してくれます。

        転職サイトだとこういった支援を受けられないので、自分自身で頑張る必要があります。

        転職サイトに掲載されている求人は倍率が高くなりやすい

        大半の求人が非公開の転職エージェントと違い、転職サイトの求人は基本的に全てネットに公開されていて多くの人がチェックしています。

        そのため、いい求人があると、応募者が殺到し、倍率が高くなりやすいです。そのため、書類で落ちやすい傾向にあります。

        転職エージェントに登録すると転職のアドバイスをもらえる

        転職エージェントでは登録後の面談で、今までのキャリアを棚卸し、どんな業界があなたに向いているのか、どんな面をアピールすべきか一緒に考えてくれます。

        これによって、自分では気付くことのできない自分の市場価値やキャリアの発見が可能になります。

        転職サイトではこういったアドバイスを受けられません。

        転職エージェントでは模擬面接をおこなってくれる

        転職エージェント経由で選考が進むと、模擬面接などを実施してくれます。

        これによって、志望している企業で想定される質問への練習ができ、採用のプロからフィードバックをもらえます。

        また、面接前に「〇〇社の1次面接ではここが見られます」のようなアドバイスももらえ、面接へ万全の状態で臨むことができます。

        転職サイトでは基本的にこういった支援を受けられません。

        転職エージェントを利用すると効率的に情報収集できる

        転職サイトでは基本的に、求人票の情報以上のことは教えてくれませんが、転職エージェントであれば、内部情報など+αの情報をわかる範囲で教えてくれることがあります。

        例えば、「募集背景」「求める人材像」などの採用担当者から聞き出した話、「面接で聞かれること」など過去の応募者から聞き出した話などです。

        こういった求人票以上の情報を知れるのも転職エージェントを使うメリットと言えます。

        転職エージェント経由で転職すると企業が紹介料を払う必要がある

        以上が、利用者目線で見た違いですが、実際企業からするとどんな違いがあるのか見て行きましょう。

        転職エージェント経由で中途入社すると、企業は紹介料という名目で転職エージェントにお金を支払います。相場は提示年収の30%前後です。

        一方で転職サイトの場合は転職サイトに1ヶ月20~180万円程度で掲載し、企業は応募を待つというイメージです。

        転職エージェントへは転職者一人につき料金を払いますが、転職サイトは何人応募してきても、何人内定が出ても料金は変わりません。

        紹介料のせいで内定率は落ちない

        結論、内定率は落ちません。むしろエージェント経由は有利です

        なぜなら、採用担当者は「雇った人がすぐに辞めた」「活躍しない」といったリスクを避けることを第一に考えるため、個人応募の素性のわからない方を採用するより、転職エージェントのお墨付きがあって安全な方を採用したいと考えるからです。

        雇った人がすぐに辞めてしまうと、引き継ぎ、退職処理、採用、育成、人事調整など、エージェントの仲介料とは比べものにならない膨大なコストがかかります。

        また多くの場合、エージェント経由で雇った人が短期間で辞めた場合、企業側に紹介料を返還する契約ですので、企業側も安心して採用が出来る仕組みになっています。

        転職エージェントを利用すると企業側の手間も減る

        また、転職サイト経由で人気企業が募集をかけると、膨大な応募が来てしまい、書類選考だけでも苦労します。

        転職エージェントはマッチしている人を中心に紹介するので、人事の手間が減り人件費の削減に繋がります。こういった面で、人気な企業の多くが転職エージェントを使っています。

        違いを踏まえた転職エージェント・転職サイトの上手な使い分け方(併用も可能)

        改めて転職エージェントと転職サイトの違いをまとめると下記のようになります。

        以上のことから、転職をある程度真剣に考えているのであれば転職の成功率を上げるためにも転職エージェントの利用をお勧めします。

        まずは転職エージェントに登録するのがおすすめ

        • 転職活動に必要なサポートを全て無料で受けられる
        • 自分のキャリアを客観的に見つめ直すことができる
        • 表には出ていない非公開求人を探してきてくれる
        • 面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別途プッシュしてくれる
        • 面倒な手続きや調整を代理で行ってくれるので手間が減る

        こういったメリットがあるため、まずは転職エージェントに登録し使ってみましょう。

        ただし、転職エージェントのサポートの質・求人の質は転職エージェントのみならず担当者によっても左右されます。

        そのため下記のサポート・求人ともにレベルの高い大手に2~3社に登録の上、担当者に会うところから始めましょう。

        一回会ってみて、頼れそうな人にあなたの転職活動を任せるようにできるといいです。

        リクルート社も転職エージェントを使ったほうが転職の効率性が高まると回答している

        ちなみに、「転職サイト(リクナビNEXT)」と「転職エージェント(リクルートエージェント)」の両方を運営するリクルート社も転職エージェントを使った方が効率的とホームページで明記しています。

        引用:リクルートエージェント公式ページ

        転職エージェントのサポートを受けられない場合は転職サイトの利用がおすすめ

        転職エージェントに登録した全員がサポートを受けられるとは限りません

        特に、転職して初めて報酬を得られる仕組みなので、転職における市場価値が低いとみなされると紹介などを断られるケースもあります。

        また、登録して話を聞いたけど、やっぱり自分で進めた方が楽かもしれないと考えた方もいるかもしれません。

        この状態になった場合に初めて「転職サイト」という選択肢を用意しましょう。

        転職サイトの場合はエージェントと違って特に選び方や注意点はなく、業界最大手の『リクナビNEXT』さえ登録すれば案件の多くを網羅できるので無理せず1社で十分です。

        転職サイトでもエージェントの支援を受けられる場合がある

        転職サイトに登録をしていると、「スカウトメール」などと呼ばれるメール(転職サイトにより呼び名は様々)がたくさん来ます。

        これは大きく下記の2つが送り主です。

        • あなたに興味を持った企業
        • あなたに興味を持った転職エージェント

        このように、「転職エージェントから」メールがくることがあります。

        具体的には「〇〇という案件があるんですが是非面談しましょう」という内容のもので、これに申し込みをすれば転職エージェントのサポートを受けられる可能性が大きいです。

        しかし、転職支援実績がほとんどない転職エージェントもちらほらいることから、大手エージェントに登録して断られた方を除いてこの形での利用はおすすめしません。

        また、中小のエージェントが多いですが、中小は紹介できる案件が限られており、平気でブラック企業の案件を紹介してくるところもあるため、まずは上場している大手の総合転職エージェントを利用することを推奨します。

        おすすめの転職エージェント5選|各サイトのサービス内容を紹介

        では、おすすめの下記の転職エージェントがどんなサービスなのかを解説して行きます。

        上からおすすめ順に並んでいますので、気になるところがあれば気軽に登録して担当の連絡を待ちましょう。

        どれも利用は完全無料ですので、担当者とのフィーリング、紹介される求人の量や質を比べてみましょう。

        「業界特化型」を選ばなくてもいいの?

        転職エージェントの中では「〇〇業界に強い」とPRしているものも多数存在しますが、上記のような「総合転職エージェント」と呼ばれる全ての業界・業種に強い大手エージェントがまずはおすすめです。

        1つ1つの業界・業種の求人も膨大な数ですし、「他の業種」という選択肢を含め今のあなたにベストな選択ができます。

        リクルートエージェント|業界大手、担当に差があるのが懸念

        リクルートエージェント-トップ画面

        リクルートエージェントは、求人数No.1の総合転職エージェントであり、コロナ禍で求人数が減っている今、必ず登録すべき1社です。

        ただ、1社だけだと十分な求人数には満たないので、No.2の『dodaエージェント』をはじめとした他の転職エージェントも同時登録しておくことをおすすめします。

        また、コンサルタントに一部ネガティブな口コミもありましたので(※大手なので担当差が大きい)、不安な場合は、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

        リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

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        doda|業界最大級。20代30代なら登録必須

        スクリーンショット 2016-07-31 23.55.58

        dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。

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        doda公式サイト:https://doda.jp/

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        パソナキャリア_新キャプチャ画像

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        マイナビエージェント|20代の方におすすめの1社

        スクリーンショット 2016-04-09 18.14.54
        マイナビエージェント』は、中小企業の案件にも強い大手エージェントです。

        それぞれの業界の基礎知識や、面接対策、履歴書の添削など、つまづきがちなポイントについて個別にアドバイスをくれますので、転職を考え始めた段階で必ず登録しておきたいエージェントです。

        特に20代向けの案件が多いので、20代の方は必ず登録したい一社です。

        マイナビエージェント公式サイト:https://mynavi-agent.jp/

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        JACリクルートメント|キャリアに自信があれば使うべき1社

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        JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなくトップレベルといえるでしょう。

        特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。

        キャリアや経験にある程度の自信がある方は、そのキャリアを活かすためにも必ず登録すべき1社です。

        JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/

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        年齢別のおすすめ転職エージェント|探し方・使い方

        その他、年代別に転職エージェントをどう選ぶか、おすすめはどこかを解説していきます。

        基本的に上記5つで構いませんが、万が一ピンとこなかった、登録したけど助けてくれなそうな方は、より視野を広げて見ていきましょう。

        20代の方、第二新卒の方におすすめの転職エージェントの選び方

        企業側からすると、中途の20代の方はには下記のような不安がつきまといます。

        • 入社してすぐ辞めないか・・・?
        • 前職で人間関係はうまくいっていたのか・・・?
        • 前職で何か問題を起こしたのでは・・・?

        こうした採用上の不安を解消しないと内定はでませんが、あなたが1時間の面接で全てを十分に説得することは困難です。

        転職エージェントを利用すれば、面接の前後であなたの代わってあなたの強みや、上記のような不安を解消するよう説得・推薦してくれますので、20代の方にも転職エージェントは必須です。

        特に、第二新卒(入社3年目まで)の方は自分自身で伝えきれない強みを転職エージェントからアピールしてもらうことで、新卒の頃に落ちた企業に受かる可能性もあるので、しっかり活用していきたいです。

        マイナビエージェント』など上記でおすすめしたエージェントは、全て20代の方におすすめですが、サポートを受けさせてもらえなかった方は下記のエージェントを使ってみましょう。

        詳しくは下記のページに解説をまとめています。

        20代の方におすすめの記事

        20代が転職エージェントを使うべき全理由とおすすめ13選

        第二新卒の方におすすめの記事

        第二新卒でキャリアアップするための転職エージェント13選

        30代におすすめの転職エージェントの選び方

        30代の方も下記理由で、転職の際は転職エージェントを活用しましょう。

        • 失敗したときに再転職しにくいため、慎重に進めるべきであるから
        • 20代に比べて案件が少ないため、窓口は多く持つべきだから

        しかし、30代の方はスキルだけでなく、30代の前半か後半かや、マネジメント経験の有無によっても使うべき転職エージェントは変わってきます

        しかし、上記5社はハイクラスに特化した『JACリクルートメント』を除き、全ての30代の方におすすめできます。

        まずはこのページで紹介した各社に登録し、思ったようなサポートを受けられない、いい求人がないということであれば、下記のページを参考に状況に合わせたエージェントを使いましょう。

        30代の方におすすめの記事

        30代の転職でおすすめな転職エージェント11選と全活用法

        40代におすすめの転職エージェントの選び方

        40代の方も転職エージェントのサポートを受けるべきですが、キャリアに自信があるか、ないかによって転職エージェントとの向き合い方が変わって来ます。

        キャリアに自信がない40代の方|たくさんの転職エージェントに登録しよう

        スキルに自信がなければ、厳しい戦いが予測されるので、とにかくたくさんの転職エージェントに登録し、助けてくれる担当者と会い、少しでも多くの求人を得ることが重要です。

        上記5つの中で、若手に強い『マイナビエージェント』、ハイキャリア向けの『JACリクルートメント』を除いた3社に登録し、その上で成功率を上げるために下記の2社に登録しましょう。

        キャリアに自信のある40代の方|リクルートエージェントかJACリクルートメントがおすすめ

        まずは国内企業での転職なら『リクルートエージェント』、外資案件をご希望なら『JACリクルートメント』がおすすめで、この2つでいい求人・サポートを得られるはずです。

        また、『ビズリーチ』などの、専属の担当者がつかず条件に合わせて担当者がつく「ヘッドハンティング型」のエージェントに登録すれば、企業がより公にできないハイクラス案件に出会えるかもしれません。

        40代の方におすすめの記事

        プロが教える40代のための転職エージェント完全マニュアル

        転職エージェントに登録した後の流れ

        この章では、実際に転職エージェントに登録した場合のサービスの流れについて解説します。

        特に準備は必要いらず気軽に身をゆだねれば良いのですが、エージェントを初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。

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        公式ページから登録する

        それぞれの公式ページから登録を行います。

        繰り返しになりますが、登録する際は、転職エージェントサービスなのかどうかを確認するようにしてください

        例えば、「doda」と検索するとdodaの派遣登録サイトが出てくるように、転職エージェントと紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

        不安な方は、転職エージェントサービスの各公式ページはそれぞれ下記の通りですので登録前にご参考ください。

        正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、十分に注意しましょう。

        電話やメールでのヒヤリングがおこなわれる

        登録すると、転職エージェントから数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

        準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

        • 転職希望時期は?
        • 希望する職種や業界は?
        • 希望年収は?

        10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

        担当のエージェントからキャリアカウンセリングを受ける

        あなたがエージェントのオフィスに訪問することもあれば、エージェントが近くまで来てくれることもあります。(都合が合わなければ電話の場合もあります。)

        初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

        • あなたのキャリアの棚卸
        • PRポイントの整理
        • 転職するべきかどうか
        • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
        • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
        • 転職についての要望の深堀

        キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのエージェントに意見をもらえば、考えがまとまっていき後悔ない転職をすることができるでしょう。

        希望に近い求人を紹介してもらう

        あなたの希望に合いそうな求人を5件〜50件ほど紹介してもらいます。

        思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

        それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

        職務経歴書や履歴書の添削を受ける

        応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

        場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行います。

        最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げましょう。

        選考書類が完成したら企業に応募する

        選考書類が完成したら、エージェントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

        自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、エージェントが企業に営業してくれます。

        転職サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べるとエージェント経由は圧倒的に有利です。

        担当のエージェントから面接対策を受ける

        応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

        あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

        企業との面接を行う

        面接の日時設定はエージェントが全て行ってくれます。

        対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

        面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、エージェントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

        入職・退職のサポートをおこなってもらう

        内定が出た後は、エージェントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

        また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど大手エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

        転職エージェントと転職サイトの違いを踏まえたうえで自分にあったサイトを選ぼう

        転職エージェントと転職サイトの違いを解説して来ましたがいかがでしたか?

        転職エージェントと転職サイトの違いをまとめると以下のようになります。

        転職エージェントの方がより成功率を高められて、また手間も減らせるので、基本的に下記のように使い分けていくことがおすすめです。

        転職エージェントは下記の5社がおすすめです。上からおすすめ順に並べたので2~3社登録し連絡を待ちましょう。

        転職サイトの場合はエージェントと違って特に選び方や注意点はなく、業界最大手の『リクナビNEXT』さえ登録すれば案件の多くを網羅できるので無理せず1社で十分です。

        このページを参考に、あなたがベストな形で転職活動を進められることを心から祈っています。

        転職内定後に必要な準備|3分でわかる絶対後悔しない全知識

        転職 内定

        「内定をもらったけど、この後どうしたらよいのだろう」

        「すぐに返事をしなければならないのだろうか」

        転職活動で内定が出た後に、このような悩みを抱く人も少なくありません。

        内定をもらえば終わりという訳ではありません。入社するまでにやるべき事が多くあります。

        転職で内定をもらった後にやるべきこと
        • 通知された労働条件の確認
        • 内定先企業への返事
        • 今の職場に退職の連絡をする
        • 退職に向けた準備
        • 入社に必要な書類をそろえる

        しっかりスケジュール立てて進めなければ退職日が遅くなり、内定を承諾したにもかかわらず入社できなくなる恐れがあります。
        最悪の場合、内定を取り消される可能性もあるでしょう。

        本記事では、転職コンサルタントとして多くの転職者を成功に導いてきた筆者の経験をもとに、採用内定後の流れについて、詳しく説明します。
        最後まで読めば入社までのステップを理解でき、スムーズな転職ができるので、ぜひ参考にしてください。

        この記事を読むとわかること

        • 労働条件通知書の確認方法
        • 内定は必ず承諾しなければならないか
        • 返事はいつまで待ってもらえるのか
        • 今の職場を退職するタイミング
        • 入社に必要な書類

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        面接内定から入社までの6ステップ

        応募した会社から内定が出ました。

        この後、どんなステップで手続きを進めれば良いのでしょうか?

        多くの転職応募者は内定獲得を目指して、自己分析・職務経歴書対策・面接対策と準備されます。

        「内定が欲しい!」という気持ちは全ての転職応募者の気持ちだと思います。

        しかし、内定獲得は一つのゴールであり、転職活動がそこで終わるわけではありません。

        私は「転職入社まで、やる事はたくさんありますので、気を抜かないで下さい!」とはっきりお伝えしています。そのステップをご紹介します。

        ステップ1:内定通知連絡への応対

        採用担当者

        内定通知連絡への応対が遅い応募者は、マイナスイメージです。

        他企業の選考を続けたいなら、正直に伝えて頂いて問題ありません。

        1-1. 内定通知の連絡

        通常、企業からの内定通知は「内定なら電話で」「不合格ならメールで」が一般的のようです。

        一昔前は郵送での内定通知も一般的でしたが、近頃はほぼ無くなりました。

        1-2. 不在着信にはすぐ折り返す

        よくある失敗例として、「内定通知の不在電話が何度もあったのに折り返さず、採用担当者のイメージを下げてしまった」というケースがあります。

        「多くの選考合格連絡はメールで来るので、内定通知が電話であるとは思わなかった」「知らない番号からの電話は折り返さないようにしていた」など。

        あまりに連絡が遅れると、「入社辞退」とみなされる事も。

        不在電話にはすぐ折り返すように心がけましょう。

        1-3. 他企業の選考状況は正直に答える

        よく応募者から「他企業の選考状況をいつ伝えれば良いでしょうか?」と質問ありますが、基本的には内定通知の連絡時に伝えるようにしましょう。

        ポイントは「正直に答える」こと。

        多くの企業は多少の内定保留期間を待ってくれますし、後から辞退連絡をもらう事を好みません。

        ステップ2:労働条件の確認

        採用担当者

        労働条件の確認は、しっかり行って下さい。

        後々揉めないため、我々も正直にお答えします。

        2-1. 労働条件は必ず内定承諾の前に確認する

        どんなに第一希望からの内定連絡だとしても、労働条件の確認をせずに内定承諾する事はNGです。

        転職活動の成功は、内定獲得ではなく、入社後の満足な仕事と活躍です。

        「こんなはずじゃ無かった…」と後悔しない転職を実現するために、些細な事でも疑問点は全て聞くようにしましょう。

        2-2. 労働条件の確認時にチェックすべき書類

        多くの企業は「労働(雇用)条件通知書」「労働(雇用)契約書」を作成しています。

        事前にこれらの書類を郵送、またはメールで企業から送ってもらい、疑問点を洗い出した後に企業との面談に臨みましょう。

        特に中小企業やベンチャーなどでは、上記書類を作成していない場合もあります。

        また、労働条件通知書とは名ばかりで、時間外給与や賞与についての記述が十分でないケースも。

        少しでも疑問点を解消するために、面談前にしっかり疑問点を洗い出す事をおすすめします。

        2-3. これでカンペキ!労働条件の確認事項一覧

        以下のリストは、転職コンサルタントが転職応募者の皆さんに、労働条件の確認リストとしてお渡ししている一覧です。

        ぜひ活用して、後悔しない転職を実現してください。

        必ず確認すべき項目

        • 給与額(月給)/賞与額
        • 時間外手当(残業)
        • 上記以外の支給(通勤交通費や住宅手当など)
        • 就業諸経費の有無(営業交通費や制服代などの負担があるか)
        • 社会保険の有無
        • 仕事内容
        • 勤務形態
        • 勤務時間(始業終業時間)/時間外労働の有無
        • 休日/有給休暇
        • 休日出勤の有無
        • 入社日

        確認しておくと良い項目

        • 給与/賞与の支払い方法/支払い日
        • 昇給
        • 退職金額
        • 研修期間(仕事内容・待遇)
        • 配属予定部署
        • 勤務地
        • 休暇(夏季・年末年始)
        • 休職に関する取り決め
        • 転勤/異動の有無
        • 転籍/出向の可能性

        雇用形態によって確認すべき項目

        • (有期雇用の場合)契約期間 契約更新の有無/基準
        • (試用雇用の場合)試用期間
        • (交替制雇用の場合)交替時間

        ステップ3:内定承諾/辞退

        採用担当者

        労働条件の確認が終われば、できるだけ早く入社意思表示をしてもらいたいと考えています。

        3-1. 内定承諾/辞退の連絡は1週間以内に

        内定承諾/辞退に関わらず、企業への連絡は労働条件確認面談後2〜3日以内に、遅くとも1週間以内に行う事がマナーです。

        中途採用は、すぐに人手を必要としているケースが大半です。

        承諾の場合、1週間以上待たせると入社辞退とみなされ、次点の応募者に内定連絡がいく場合がありますのでご注意下さい。

        また内定辞退の場合は、なるべく早く連絡する事がビジネスマナーです。

        企業は応募者のために面接を準備し、入社後の手続きを進めようとしています。

        企業を待たせて迷惑をかけないよう気遣いを忘れずに。

        3-2. 第一希望の企業選考が続いているようなら「承諾」ではなく「保留」

        内定が出た企業以外に第一希望の選考が進んでいるような状況では、企業に「保留」をお願いしましょう。

        保留期間は一般的に1週間程度、長くて2週間といわれています。

        あくまで「お願いする」スタンスで「入社意思があること」を伝えながら交渉してください。

        内定保留の理由は、「家族に相談してから」が無難で好ましいでしょう。

        多くの本音は「第一希望の選考がまだ」だと思いますが、ストレートに伝えてしまうと入社意欲が低いと評価されてしまいますのでご注意を。

        3-3. 「内定承諾」した企業でも「辞退」は可能

        何らかの理由で内定承諾した企業に対して辞退する事は、「入社日の前日」までであれば可能です。

        企業によっては「内定承諾書」を提出させるケースもありますが、承諾書の署名と捺印には法的拘束力はありませんのでご安心ください。

        ただし、企業側は内定承諾した応募者のために、入社準備を進めています。

        辞退する事が決まり次第、速やかに企業に連絡し、真摯に謝罪する事が社会人のマナーです。

        ステップ4:入社日/退職日の決定

        採用担当者

        入社日は、前職の退職日をある程度考慮しますが、一般的には3ヶ月以内でお願いしています。

        4-1. 採用が決まれば、すぐに職場に退職の報告をする

        内定承諾し、退職がきまればすぐに職場報告しましょう。

        法的には「2週間前に報告すれば退職できる」というルールがありますが、残務整理や引き継ぎを考えると、1〜2ヶ月以上の猶予を持つようにしましょう。

        もし上司や人事部に希望退職日の延期を求められたら、ある程度対応する事が円満退職のコツです。

        具体的なスケジュールを知りたい場合は、退職願・退職届の提出時期|有給・賞与を勝ち取る全知識を参考にしてください。

        4-2. 退職を引き止められそうな時は

        退職を職場に話した際、引き止め交渉を避けるためのポイントは、「退職の切り出し方」が全てです。

        「強い気持ちで退職意思を伝え」「個人的な転職理由を伝え」「慰留を断固断る」事です。

        少しでも切り出し方にボロがあると、多くのケースでは退職を慰留され、希望日に退職できなくなります。

        具体的な退職の切り出し方とコツを知りたい場合は、退職の切り出し方で失敗しないための全ポイントを参考にしてください。

        ステップ5:入社手続き

        採用担当者

        入社手続きには、様々な資料が必要です。

        余裕を持った準備をお願いします。

        一般的に入社手続きには、以下の資料準備が求められます。

        しっかりと確認して余裕を持った準備を進めていきましょう。

        多くの企業で提出が必要な資料

        • 労働契約書
        • 源泉徴収票
        • 給与振込先の届書
        • 年金手帳
        • 雇用保険被保険者証
        • 扶養控除申告書
        • 健康保険被扶養者異動届け

        企業によっては提出が必要な資料

        • 健康診断書
        • 住民票記載事項証明書(住民票)
        • 身元保証書
        • 入社誓約書

        また、事前に退職先から返還すべき書類、受け取るべき書類もあるので、詳しくは「どんなケースも万全!転職時の必要書類と返却すべきもの全て」をご参考いただくとより準備は万全になります。

        ステップ6:初出勤

        採用担当者

        多くの応募者は、初出勤前に焦るようです。

        何事にも余裕を持って、万全の状態で初出勤してください。

        6-1. 転職先の業界・職種知識を身につける

        基本的に、初出勤する前には最低限の業界・職種知識を身につけましょう。

        商品知識や組織情報などは入社後の研修で習得できますが、特に異業界/異職種からの転職の際には、しっかりと知識を身につける事をおすすめします。

        特に転職入社者が複数いる際は、どうしても比較されてしまうもの。

        入社して1ヶ月程度で「仕事ができない人」という印象がついてしまうと挽回は大変ですので、事前学習をしておきましょう。

        6-2. 残務処理や引継業務は計画的に

        いくら余裕を見ていても、残務処理や引継業務は想像以上に時間がかかります。

        退職日と入社日が近い人は、業務が終わらず入社日を延期するような事のないよう、計画的に業務を進めていきましょう。

        6-3. 初出勤の準備と出勤時間/場所の再確認を

        どれほど落ち着いた人でも、転職先への初出勤日は緊張するもの。

        準備物を忘れる事の無いよう、採用担当者や人事にしっかり確認しておきましょう。

        また、特に注意したいのは出勤時間/場所です。

        初日から遅刻は大幅なマイナス印象になりますので、しっかり出勤時間と場所の確認をおすすめします。

        さいごに

        転職内定後のステップについて、コツやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

        お伝えした通り、多くの転職応募者は「内定がゴール」になっており、内定後のステップまで計画できていません。

        慌てる事の無いよう「入社までのステップを理解し」「計画的に準備する」ことで、ぐっと満足できる転職結果と入社後の活躍に近づくでしょう。

        ぜひ、転職成功に向けてトライしてみる事をおすすめします!

        あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

        転職の流れが図解でわかる!スムーズに進めるコツ3選

        転職の流れを図解で解説!イメージを掴んで転職をスムーズに進めよう

        「転職したいが、何から手をつければよいかわからない」

        「転職の進め方がわからない」

        このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

        「なんとかなるだろう」で準備を疎かにしてしまうと、応募したい求人が見つからないことや、自分に合っていない企業に入社してしまう恐れがあります。

        スムーズな転職活動の進め方
        • 転職の目的と「軸」を決める
        • スケジュールを組む
        • 自己分析と情報収集を行う
        • スムーズに退職する

        悔いのない転職活動をおこない、スムーズな退職で次の会社に入社するためにも、事前に退職の流れについて把握しておくことが大切です。

        本記事では、転職エージェントとして数々の転職志願者のサポートをしてきた経験から、後悔しない転職を送るために転職の流れについて解説します。

        本記事を読めば転職の流れや準備すべきことが理解でき、応募から退職までスムーズな活動を進められるので、ぜひ参考にしてください。

        この記事を読むとわかること

        • 転職の準備段階ですべきこと
        • 転職計画の立て方
        • 自己分析と情報収集のし方
        • 効率よく転職活動を行う方法
        • 内定後にすべきこと

        1. 転職の流れを3つのフェーズに分けて考える

        転職の流れを簡単に解説

        転職の流れは、大きく以下3つのフェーズに分けられます。

        転職の流れ全体図

        転職活動を成功させるためには、この3つのフェーズを3〜6ヵ月の間におこなうようスケジュールを組むことが大切です。

        それぞれの内容を簡単にご紹介します。

        1-1. 転職準備

        転職準備中は、主に以下4つをおこないます。

        • 転職の目的と将来像を考える
        • 転職計画を立てる
        • 自己分析やキャリアの振り返りをおこなう
        • 情報収集をする

        何事も準備が大切といいますが、それは転職活動においても同じこと。

        この期間をどう過ごすかによって、転職の成功は大きく左右されます。

        転職を成功させるための準備期間のポイントは「2. 転職準備の流れ」でご紹介します。

        1-2. 転職活動

        志望企業への書類応募や選考を経て、内定を獲得するまでの期間です。

        期間中におこなうこととしては、以下が挙げられます。

        • 応募書類の作成
        • 志望企業への応募
        • 面接

        仕事を続けたまま転職活動をおこなう場合は、スケジュールの調整が必要です。

        一方、退職してから転職活動をおこなう場合は、給与が途絶えることから資金面で苦しくなる期間といえます。

        ここではどちらのパターンでも転職活動をスムーズにおこなうためのポイントについて、「3. 転職活動の流れ」で詳しくご紹介します。

        1-3. 内定後

        内定連絡をもらってから、実際に入社するまでの期間です。

        仕事を続けながら転職活動をおこなう人は、内定後に退職準備をします。

        期間中に行うこととしては、以下が挙げられます。

        • 内定連絡・就業条件の確認
        • 内定受諾
        • 入社日決定・準備
        • 退職交渉・退職日決定
        • 引き継ぎ
        • 退職に必要な書類の準備
        • 退職届提出
        • 社内外の挨拶

        転職を成功させるためにも、気を抜かずにしっかり条件の確認や退職の準備をおこなうことが大切です

        円満退社のためのポイントなどについて、「4. 内定後の流れ」でご紹介します。

        2. 【フェーズ1】転職準備の流れ

        転職活動における事前準備

        転職準備期間は、どのように転職活動を進めるのか、その目的や全体のスケジュールを決める時期です。
        転職の流れ01

        転職準備の流れは、以下のようになります。
        転職準備の流れ

        転職準備は1ヵ月から、長くとも2ヵ月以内に収めることが大切です。

        それぞれの流れについて、詳しくご紹介します。

        2-1. 転職の目的と将来像を考える

        まずは、転職の目的や理由、転職によって実現したいことを挙げます。

        転職したほうがいいと判断した場合は、転職で実現したいことを思いつくだけ書き出し、優先順位をつけます。

        優先順位をつけることで、内定をもらったあとに、その会社が転職の目的に合うかどうかを具体的に判断できます。

        2-2. 転職計画を立てる

        転職活動を長期化させないために、具体的な転職計画を立てます。

        冒頭でもご紹介したとおり、転職期間は長くても半年以内に設定しましょう。転職の際に資格の取得が必要な場合は、取得期間も計画にいれたうえで、スケジューリングしましょう。

        資格については「転職に資格は必要?おすすめ資格20選と成功のポイント」で詳しくご紹介していますので、合わせてご確認ください。

        さらにここでは、資金計画も合わせておこなっておきましょう

        なぜかというと、転職活動に費用がかかるものだからです。特に退職後に転職活動を行う場合は、貯金を切り崩して生活するため、転職先を適当に決めてしまうことにもなりかねません。

        転職活動を成功させるためにも、資金面の計画もしっかりおこなっておきましょう。

        2-3. 自己分析やキャリアの振り返りを行う

        自分のキャリアを振り返り、どんな仕事が合っているのか、どんな強みがあるのかなどのチェックをおこないます。実際に自分が行ってきた仕事やキャリアを直視し、素直に書き出すことが大事です。

        結果、本当に自分に合っている職種や業種がわかり、自分の強みや弱みが自然と見えるようになります。

        キャリアを振り返る際は、「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」にあるシートを使うのがおすすめです。

        2-4. 情報収集

        転職情報や求人情報を集めましょう。

        情報収集せずに転職をすると、自分に合っていない企業に転職するリスクが増えます。

        情報収集には、転職エージェントや口コミサイト、転職フェアなどを利用するのがおすすめです。

        転職エージェント、口コミサイト、転職フェアの選び方

        転職準備のより具体的な流れな要点については、「転職のプロが教える安心して転職に臨むための準備のすべて」でご紹介しています。より細かな内容を知りたい人は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。

        3. 【フェーズ2】転職活動の流れ

        転職活動における応募書類~面接までの流れ

        転職活動期間は、書類の作成や応募、面接など、希望の転職先企業に対してアクションを行う時期です。

        準備期間同様、1ヶ月または2ヶ月以内に収めるのが、転職成功のポイントとなります。
        転職の流れ02

        転職活動の主な流れは以下のとおりです。
        転職活動の流れ

        書類作成から面接が終わるまでは、1ヶ月から2ヶ月かかることを覚えておきましょう。

        それぞれの流れについて、詳しくご紹介します。

        3-1.応募書類の作成・送付

        転職準備で設定した転職の軸や実現したい将来像、キャリアの棚卸しなどの情報を参考に、応募書類を作成します。

        ここで大切なのが、例文に頼らないということです。

        インターネットをチェックすれば、志望動機や退職理由に関する例文が数多くヒットするでしょう。しかしほとんどの例文は質が低く、また不特定多数の多くの転職希望者に利用されています。数多くの応募書類に目を通している人事が見れば、例文を転用して作成したかどうかは一目瞭然です。

        転用して書かれたものは、思いが伝わりにくいどころか、質が低いために、マイナスに評価される可能性があります。

        少しでも質の高い書類を作成するためには、「受かる職務経歴書の書き方完全マニュアル」をしっかりと読んで実践することが重要です。

        3-2. 面接

        書類選考に受かれば、続いて面接に挑みます。

        企業によって異なりますが、面接は主に以下のような流れでおこなわれます。
        転職の面接の主な流れ

        (1)訪問・入室

        開始5分前には面接会場に到着できるように、余裕を持って出発しましょう

        また、面接会場に入る前に、身だしなみや口臭などをチェックしましょう。

        身だしなみについては「第一印象で損しない転職面接での正しい服装マナー【男女別】」でご確認ください。

        ただし、会場に早く到着しすぎるのも控えましょう。面接会場や面接官の準備ができていない場合、面接先に気を遣わせる可能性があります。

        理想としては、10分ほど前に会場に到着し、トイレに入って身だしなみをチェックしてから、5分前に待合室に到着するのがおすすめです。

        (2)自己紹介

        面接での第一印象を決めるのが自己紹介です。

        自己紹介はダラダラと話しをせず、1分以内に簡潔に答えましょう。この流れのまま、自己PRをおこなうこともあります。

        自己PRは伝えたいことを全て話すのではなく、自分の強みや経験を簡潔にまとめて話しましょう。

        自己紹介についてより詳しく知りたい場合は「転職面接の自己紹介|第一印象を劇的に上げる5つのポイント」をご覧ください。

        (3)職歴・志望動機

        ここでは簡単に職歴を紹介するとともに、前向きかつ具体的な志望動機を伝えましょう。

        同時に退職理由を聞かれることもありますが、いずれにしても前向きな理由を答えることが大切です。志望動機については、自分の言葉で具体的に話せるように練習しておきましょう。「理念に共感した」「商品が好きだから」といった当り障りのない理由では、面接官の記憶に残りません。

        志望動機について、より詳しく知りたい人は「面接での転職理由を本音で突破!正しい回答法と例文5選」をご覧ください。

        (4)希望条件の確認

        入社後どのように活躍したいかという点と合わせて、就業の際に希望する諸条件について確認されます。

        自分のこれまでのキャリアを踏まえたうえで、会社にどのように貢献できるかをアピールしましょう。

        (5)逆質問

        終盤は面接者から面接官への逆質問の時間があります。この時間は単なる質問時間ではなく、面接を受けている側の最後のアピールポイントという重要な時間です。

        逆質問の内容によって、入社したい熱意や興味関心があることをアピールでき、面接を有利に進められます。ただ、金銭面の条件ばかりを質問すると、マイナスのイメージを与えてしまう場合があるので注意しましょう。

        逆質問でしっかりアピールしたいなら「転職面接のラスト2分で合格を勝ち取るための逆質問21選」をご覧ください。

        4. 【フェーズ3】内定後の流れ

        転職活動における内定後の流れ

        内定をもらい、入社するまでの流れは、主に以下のようになります。

        こちらも1ヵ月から2ヵ月程度を目安に設定するのが良いでしょう。
        転職の流れ03

        内定後の大まかな流れは以下のようになります。
        内定後の流れ

        退職が決まったからと言って、すぐに会社を辞められるわけでは無いので注意しましょう。

        それぞれの流れについて、詳しくご紹介します。

        4-1. 内定連絡・受諾

        内定連絡を受けたら、就業時の諸条件を確認し、受諾するかどうかを判断しましょう。内定をもらうと、うれしさでとっさに内定を承諾してしまいそうになりますが、少し立ち止まってください。

        しかし内定を受諾する際は、就業条件を再度確認のうえ、実現可能な入社日を設定して内定を受諾しましょう。就業条件を確認するためには、労働条件通知書(雇用契約書)を発行してもらい、最終的な条件を確認することをおすすめします。

        転職では、求人時の条件と最終的な就業条件が異なることはよくあることです。最終的な給与面や福利厚生などを確認したうえで、内定を受諾するかどうかを決定しましょう。

        内定の返答をすぐに返答できない場合でも、24時間以内に御礼の連絡と、返答を保留にしたい旨、そしていつ返答できるかを返信しておきましょう。返答が遅くなると、印象を悪くする恐れがあります。

        4-2. 退職準備

        内定承諾を決めたら、退職準備を進めます。退職準備は、以下のような流れで進めましょう。
        転職の手順円満退職0

        退職準備については「誰でも実践できる円満退職の全知識|詳細解説と豊富な図解付」をご覧ください。

        5. 転職の流れをスムーズに進める3つのポイント

        スムーズに転職を進めるノウハウ

        転職の流れをスムーズに進めるためには、以下の3つのポイントをおさえると良いです。

        ポイントを知っておくことで、早め早めに準備が出来るので、効率よく転職活動を進められますよ。

        5-1. 【ポイント1】事前準備に力を入れる

        前述したとおり、転職が成功するかどうかは、事前準備が物をいいます。

        計画的に転職するために、事前に何が必要か、選考の際にどのようにスケジューリングするかなどをしっかり決めた上で、転職活動に臨みましょう

        5-2. 【ポイント2】スムーズに退職手続きをおこなう

        退職手続きに必要な書類や、手続きのやり方を事前に確認しておきましょう。

        重要な手続きを忘れると、転職先にも迷惑をかけることになります。

        特に退職してから転職活動をおこなう場合は、失業手当や健康保険、年金の手続きなどが必要となります。

        退職の手続き|充実の図解でわかる効率的に行うための全知識」を参考に、スムーズな退職手続きを行いましょう。

        5-3. 【ポイント3】転職エージェントに登録して流れを教えてもらう

        転職のプロである転職エージェントに登録し、準備から入社までの流れを教えてもらう方法です。

        転職エージェントに登録すると、アドバイザーと二人三脚で転職を進めることになり、以下のサービスが受けられます。

        • 退職の手続き
        • 書類作成・添削
        • 求人応募
        • 面接対策
        • 転職後のアフターフォロー

        転職に不安があるなら、ぜひ以下の転職エージェントに登録しておいたほうがよいでしょう。

        では、一つずつご紹介していきます。

        リクルートエージェント|大手だが担当に差がある

        リクルートエージェント

        リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

        公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

        業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

        転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

        ◆補足:リクルートが運営している関連サービス

        リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定

        リクルートダイレクトスカウト

        リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです

        ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。

        レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。

        また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます

        レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。

        doda|業界最大級。20代30代なら登録必須

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        dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

        提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

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        マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1

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        マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

        求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

        そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

        ※マイナビのプロモーションを含みます。

        パソナキャリア|首都圏特化でサポート充実

        6. 転職活動を有利に進めるためには流れの理解が重要

        転職の流れを理解して転職を有利に

        転職をスムーズに進めるためには、全体の流れを知り、事前にしっかり準備することが大切です。

        不安があるなら、以下の優秀な転職エージェントの力を借りることも、転職をスムーズに進めるポイントの一つです。

        転職後に後悔しないためにも、今回ご紹介した流れとそのポイントを確認し、転職に臨んでください。

        後悔しない仕事の選び方 | 重視すべきポイントを転職のプロが解説

        仕事 選び方 アイキャッチ

        「転職したいけど何を優先すべきか分からない」

        「仕事選びに後悔しそうで不安」

        このような不安を抱えて就活している人もいるのではないでしょうか。

        企業選びは基準を設けて条件に優先順位をつけなければ、ミスマッチが起こります。

        後悔しない仕事の選び方
        • 転職の目的を明確にする
        • 自分の経験やキャリアを整理する
        • 将来をイメージする

        転職の目的を明確にせずに仕事を選ぶと、軸が定まらずまた同じような不満を抱えて退職するリスクもあります。

        この記事では、転職のプロとして多くの転職希望者をサポートしてきた筆者が、仕事選びの5つのコツを解説します。最後まで読むことで優先順位のつけ方がわかり、転職の軸が定まるのでぜひ参考にしてください。

        この記事を読むとわかること

        • 転職軸の見つけ方
        • 優先順位の決め方
        • 将来のイメージのしかた
        • 幸福度の上がる仕事の選び方
        • 向いている仕事がわからない時の基準

        キャリア・仕事に悩む人のおすすめ相談先4選

        働くことに悩み「自分の価値ってなんなんだろう」「もう、自分でも自分のことがわからなくなってしまった」とすら思ってしまっている人もいるのではないでしょうか。

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        1. 仕事選びは「自分がどうありたいか」が大事

        仕事選びで、「どの条件を優先させるべきか分からない」と悩む方は、転職の目的が曖昧になっていると考えられます。

        年収アップや休日数を増やしたいなど、希望条件はたくさんあるものの、「何を優先させると転職満足度が上がる」のかを把握できていないのです。

        そういった方におすすめなのが、「自分がどうありたいか」を軸に仕事を選ぶことです。

        「自分はどうありたいか」の例

        • 仕事ばかりではなく、家族と過ごす時間も大切にしたい
        • 上司の指示ばかりを聞くのではなく、自分の意見も伝えたい
        • 仕事を嫌々やるのではなく、熱意を持って取り組む人になりたい

        分かりやすく言うと、仕事に関わらず「どのような毎日(人生)を送りたいか」という視点で、これからのキャリアを選ぶということです。

        転職は、自分がなりたい状態に近づくための手段です。「自分がどうありたいか」を深掘りすることで、転職の目的を明確にすることができるので、優先すべき基準が分かり、後悔のない選択が出来るようになります。

        この章では、仕事選びの第一歩となる「どうありたいか」の見つけ方を解説していきます。

        このステップに沿って自己分析を行えば、自分がどのような生活を送りたいかが分かり、仕事選びでどの基準を優先させれば良いのかが明確になります。

        仕事選びの基準を書き出す

        仕事の選び方に迷っているということは、「仕事選びの基準はいくつかあるけれども絞り込めていない」のではないでしょうか。

        まずは、自分の仕事選びの基準を全て書き出し、基準に選んだ理由を深掘りしていきましょう。

        (例)

        • 年収600万円以上→子供が生まれるので家族を養うために年収アップしたい
        • 雑用だけではない、やりがいのある仕事→自分の頑張りが評価されず、誰でも出来る仕事ばかり任せられる
        • 残業が少ない→家族との時間を増やしたい

        自分の仕事選びの基準を深掘りすると、現職への不満や理想の生活など、転職の目的が見えてきます。

        不満や解決したい問題が分かると、自分がどれを最も優先したいか考えれば、仕事選びの優先基準が決まります。

        例えば、「家族との時間を増やしたい」というのが最も重要な転職の目的だと分かれば、職種はそのままで、「残業ナシ・有給取得率が高い・子育て中の社員が多い(=子育てしながらでも働きやすい環境)」の会社を探すのが良いでしょう。

        仕事選びの基準を選んだ根本的な原因を探っていくことで、転職の目的が明確になり、自分に合う仕事を見つけやすくなります。

        理想の将来を具体的にイメージする

        自分が今「どういう生活を送りたいと考えているか」が分かったら、次は目線を未来に向けましょう。

        10年後・20年後、どのような暮らし・働き方をしていたいでしょうか。漠然としていても問題ありませんし、「さすがに無理かも」と思うようなものでも構いません。

        というのも、実は自分の「どうありたいか」を正確にとらえるには、理想と現在の会社との差分が大事なのです。

        具体例

        口コミ・評判

        Aさん(26歳)
        ■10年後の理想
        ・SV(管理者)の役職に就いていること
        ・年収は700万円を達成していること
        ・今いる地元に住み続けていること

        10年後の理想がイメージできれば、「今いる職場との差分(なぜ現職でその理想が達成できないのか)」を考えていきます。実際に、自分の年齢+10歳の上司で、自分の理想の状態である人がどれくらい居るかを調べてみても良いでしょう。

        • SV(管理者)の役職に就いていること
          →年功序列の風習が残っており、若手が躍進するチャンスは少ない
        • 年収は700万円を達成していること
          →不可能ではないが、役職に就くと残業手当がなくなり、かつ現職の上司はかなり激務な働き方をしている
        • 今いる地元に住み続けていること
          →頻繁ではないが、転勤になった上司がいる

        このように「理想と今いる職場との差分(なぜ現職でその理想が達成できないのか)」が具体的になれば、転職先としてどんな仕事・会社を選べばいいかが明確になっていきます。

        上記の方の場合だと、

        • 人事評価に明確な評価制度が取り入れられている
          (コンピテンシー評価、360度評価など)
        • 30代後半のモデル年収が700万円に達している
        • 転勤がない

        といった軸で転職先を探すのが現実的です。

        仕事選びの基準に優先順位をつける

        どのような毎日を送りたいか、理想の将来がイメージできたら、仕事選びの基準に優先順位をつけていきましょう。

        条件に優先順位をつけることで、絶対に外せない条件や妥協しても良い点が分かり、仕事を絞り込みやすくなります。

        まずは、ここまでに分かった仕事選びの基準や転職の目的を書き出してみます。希望条件だけでなく、やりたくないこと・嫌なことも挙げてみましょう。

        (例)

        • 家族との時間を大事にしたいので定時で帰りたい
        • 家の近くで働きたい、なるべく電車には乗りたくない
        • 住宅手当や育児支援などの福利厚生が充実していて欲しい
        • 事務作業だけは嫌だ

        次に、書き出した条件に理想と妥協点を考えます。

        • 労働時間→(理想)残業なし(妥協)月残業時間20時間
        • 勤務地→(理想)通勤30分以内(妥協)通勤1時間半以内
        • 福利厚生→(理想)企業内に保育所がある(妥協)住宅手当が出る
        • 仕事内容→(理想)雑用なし(妥協)経験を積めば、希望プロジェクトに携われる

        希望条件と妥協点が分かったら、妥協できない条件から選んで並べてみましょう。

        • 1位. 労働時間→月残業時間20時間
        • 2位. 仕事内容→経験を積めば、希望プロジェクトに携われる
        • 3位. 勤務地→通勤1時間半以内
        • 4位. 福利厚生→住宅手当が出る

        優先順位、妥協条件を決めておくことで、転職先を絞り込みやすくなります。

        ここまでで、転職の大まかな方向性は見えてくるはずです。

        次章からは、これまでと全く違う職種を検討している方向けに、仕事探しのヒントとなる考え方を紹介していきます。

        2. 幸福度が上がる仕事の選び方7選

        仕事が生活の全てではありませんが、長い時間を費やす仕事において幸福感が得られると、生活全体の幸福度が上がります。

        実は、人材会社パーソルと慶應義塾大学の共同研究により、仕事において幸福感を感じるためには以下の7つの因子が影響していることが分かっています。

        仕事で幸せを感じる要因となる7因子

        1. 新たな学びや能力アップを実感できる(自己成長因子)
        2. プライベートの時間も取れて私生活が安定している(リフレッシュ因子)
        3. 目標に向かって助け合える仲間とのつながりが感じられる(チームワーク因子)
        4. 同僚や上司など周りから評価されていると感じられる(他者承認因子)
        5. 他者や社会に貢献できていると思えている(他者貢献因子)
        6. 自分の考えや意見を述べて自分のペースで仕事が出来ている(自己裁量因子)
        7. 仕事において自分なりの役割を見出している(役割認識因子)

        仕事で幸福を感じられている原因の約7割は、上記のいずれか(あるいは複数)で説明できることが確認されています。

        仕事と幸せ

        仕事で幸福感を感じる人には7つの因子が影響している

        (引用:パーソル総合研究所×慶應義塾大学 前野隆司研究室 「はたらく人の幸せに関する調査」

        この章では、上記の7つの因子をもとに幸福度の上がる仕事の選び方を説明します。

        人によって幸福度に影響する因子は異なります。どの条件が自分には重要か考え、仕事選びの基準に選びましょう。

        2-1. 常に新たな学びがある

        仕事を通じて、新たな知識を得たり、スキルアップができていると感じられる環境は、幸福感を得やすいです。

        特に20代は、成長できる環境を求める傾向にあります。実際に、20代の転職理由として多いのは、「成長できる環境ではなかった」ことです。

        この因子が強い人は、誰でもできる業務ではなく、重要プロジェクトも任せてくれる会社や、研修体制が整えられている会社がおすすめです。

        2-2. 安定した私生活を送れる

        休日がしっかり取れる、仕事が終わると家族との時間が取れる、などリフレッシュできる環境も重要です。

        仕事のことを忘れられる時間が取れ、身体的・精神的に休まるような私生活を過ごせると、ストレスも溜まりにくいです。

        プライベートを重視している人は、この因子が強く影響しています。定時で上がれる会社や完全週給2日制の会社がおすすめです。

        2-3. チームのつながりを感じられる

        目標を共有して励まし合える、仲間とのつながりを感じられる状態は仕事の満足度が上がります。

        プロジェクト成功を目指してチームで協力する、同僚が自分の仕事を助けてくれるなどチームワークのある環境は、つながりを感じやすいです。

        チームワークのある環境は、苦手分野のカバーができ、チーム全体のモチベーションの向上につながるので仕事も成功しやすくなります。

        2-4. 周りから評価されていると感じられる

        同僚や上司から褒められる、昇給するなど、周りから良い評価を受けていると感じられると幸福感を得ることができます。

        周りから評価されると、自分の存在価値を感じることが出来るので、幸福感も高まるのです。

        ただ評価されるだけでなく、自分の頑張りを誰かが見てくれていると感じることで、仕事へのモチベーションも高まります。

        2-5. 誰かの役に立てていると感じられる

        仕事を通じて、他者や社会に良い影響を与えている、役に立てていると感じられることも幸福度に影響します。

        これはアドラー心理学でも実証されており、人間は他者に貢献して自分の存在価値を感じることで幸せを得ることが出来るのです。

        人の役に立つと実感できる仕事は、ある程度辛くても幸福感を得ることが出来るので、やりがいを感じやすい仕事と言えます。

        2-6. 自分の意見を言える

        自分の考えや意見が言える職場や、自分の意思やペースで進められる職場など「自己決定」が出来る仕事は、幸福度が上がります。

        同志社大学と経済産業研究所の2万人のデータを基に行った共同研究により、所得や学歴よりも自己決定が幸福度を上げることが分かっています。また、自己決定度が高くなるほど前向き思考の人の割合が増え、不安感を持つ人の割合は減ることも分かっています。

        自己決定と幸福度

        (引用:幸福感と自己決定―日本における実証研究

        若手でも裁量権がある会社や、意見を言いやすい環境では、幸福感を得やすいと言えます。

        2-7. 仕事に自分なりの役割を感じられる

        仕事にポジティブな印象を持っており、自分なりの役割を担えている実感があると、幸福感が得られます。

        自分の強みや得意分野を知っている人は、積極的に自分の特性を活かした業務を担当することができます。

        自分がどのように仕事に貢献していけばいいか分かっていると、仕事にやりがいを感じやすいので満足度も高くなるのです。

        3. 向いている仕事がわからない人は3つの基準を参考にするとよい

        「自分にはどんな仕事が向いているのかよく分からない」という方は、自分が努力をしなくても結果を出せることを仕事に選びましょう。

        転職において、好きなことよりも得意なことや周りから褒められることを仕事にすると満足度が高くなります。

        「好きこそものの上手なれ」ということわざがあるように、好きなことだから一生懸命になれると思う人は多いです。しかし、得意なことは一生懸命努力をしなくても結果がついてくるので、モチベーションを維持しやすく、仕事を続けやすいのです。

        どんな仕事が良いか分からない人におすすめなのは、以下の3つの基準です。

        順番に説明します。

        3-1. 得意なこと

        得意分野を仕事にすると、自分に自信が付きやすいので、積極的に行動できるようになります。

        これは心理学の「自己効力感」というもので実証されています。「自己効力感」とは、自分が目標を叶えられる能力を持っていると認知していることを指します。ひとことで表すと「自信」です。

        自己効力感は、成功体験や人から褒められることで高まります。

        得意なことは、成功体験が多く人から褒められる機会も多いので、自己効力感が上がりやすいのです。

        自己効力感が高まると、その分野において優越感を抱けるようになり、積極的に行動できるようになるので、より仕事が成功しやすくなります。

        自己効力感

        失敗してしまったときにも、今までの成功体験を振り返り前向きに解決策を考えることができるので、ストレスを感じにくいのです。

        3-2. 周りから褒められること

        自分では得意だと思っていなくても、周りからよく褒められることは、得意分野と言えます。

        周りからよく褒められることを挙げ、よく褒められることはどのようなスキルが活きているのか考えてみます。

        • クライアントから臨機応変な対応を褒められる→対応力や受容力がある
        • チームのムードメーカーとよく言われる→コミュニケーション能力や高揚性がある
        • 上司から常に冷静でいる姿勢を褒められる→決断力や判断力がある

        自分の強みとなるスキルが活かせる仕事を選ぶと、仕事が上手くいきやすいので満足度が高まります。

        周りから褒められるものは、周りよりも秀でたスキルなので、転職活動においてのアピールポイントにもなります。

        「対応力や受容力がよく褒められるから現職の営業職は向いている仕事だ」と自分の適正に気がつくきっかけにもなるでしょう。転職後の負担を減らすためにも前職と同じ職種で、自分の強みが活かせないかも考えてみましょう。

        3-3. ストレスを感じにくいこと

        よく褒められるスキルが分からない人は、ストレスを感じにくい業務を考えてみるのもおすすめです。

        やりたくなくてもやらなければいけない業務が多い中で、ストレスなくできるものがあるというのは大きな強みとなります。ストレスなく業務ができると、集中して仕事に打ち込めるので、成果も出やすいです。

        例えば、好んでやっているわけではなくても、クライアントの希望に応える営業職をストレスなく出来ている場合、その人は営業職に向いている人材と言えます。ノルマやコミュニケーションにストレスを感じる人も多い中、ノンストレスで仕事が出来ているというだけで、その人の強みとなるからです。

        他の人が負担に感じるような業務をストレスなくこなせると、周りと差を付けやすく結果も出やすくなります。

        4. 「やりたくないこと」を考えるのがポイント

        仕事を選ぶ際にやりたいことから考える人は多いですが、まずはやりたくないことを考えてみましょう。

        やりたいというポジティブな感情には限度がありませんが、やりたくないというネガティブな感情には、「もう無理、辞めたい」という限界が必ずあるからです。

        限界のあるネガティブな感情を意識することで、心身に負担のかかる仕事を避けることが出来ます。

        4-1. やりたくないことから転職の軸を見つける

        まずは、やりたくない仕事を書き出してみましょう。やりたい仕事を考えるのは難しいですが、仕事をしている上で感じた不満や、ストレスを感じた業務などは挙げやすいです。

        やりたくないことを軸に考えていくと、転職で自分が求めている条件(転職の軸)が見つかりやすいです。

        例えば、法律的にグレーなサプリメントを見せかけだけのインフルエンサー広告と、マーケティングハックで売りつける仕事をやりたくないと感じていたとします。

        やりたくない理由を考えてみると、社会に悪影響を与える仕事をやりたくないと考えていることが分かり、「社会に良い影響を与えたい」というものがその人にとっては転職において重要要素であると分かります。

        このようにやりたくないことから、やりたいこと、転職先に求めている基準を導き出すことができます。

        4-2. やりたくない理由を深掘りするとやりたいことが分かる

        やりたくないことを挙げてみたら、なぜやりたくないのか理由を深掘りしてみると自分が仕事に何を求めているのか分かります。

        例えば、「事務職はやりたくない」という理由を具体的に深掘りしてみます。

        • マニュアル通りにやれば誰でも出来る→資格やスキルを活かせる仕事がしたい
        • 単調な作業で飽きそう→多種多様なプロジェクトに携わりたい
        • 一人で黙々とやるのは嫌→人とコミュニケーションを取る仕事が好き
        • 事務職が出来ても評価されにくい→成果が成績としてハッキリと分かる仕事が向いている

        理由を深掘りしていくと、事務職をただやりたくないのではなく、自分の理想とする仕事像に反しているため「やりたくない」と考えていたことが分かります。

        このように、やりたくない仕事の理由を考えて深掘りすることで自分のやりたいことに気がつくことができます。

        5. 身近な人の意見を聞く

        あなたの働きぶりや性格をよく知っている身近な人の意見は、どのような情報よりも有益です。

        自分一人では思いつかなかった考え方や強みが分かることもあります。

        5-1. 転職経験談を参考にする

        身近に転職経験がある人がいた場合、どのように転職先を決めたのか聞いてみるとイメージが湧きやすくなります。特に、同業種や同年代の人は、経験やスキルが似ていて参考にしやすいです。

        転職経験がない場合、現職の不満の解消ややりたいことを仕事にすることだけを考えてしまい、視野が狭くなりやすいです。

        身近な人の仕事選びで重視したポイントや、転職してみて後悔したポイントなどを聞くことで、自分に合う仕事について冷静に考えられるようになるでしょう。

        5-2. 世の中にはどのような仕事があるのか情報収集する

        仕事選びに悩んでいる人は、今している仕事以外にどのような仕事があるのか分かっていないことが多いです。

        周りの人がやっている仕事について、業務内容ややりがいを聞いてみると、自分の知らない様々な仕事についての情報が集まります。

        他にも、厚生労働省が運営する「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」を使いながら、自分で情報収集してみるのもおすすめです。

        世の中にある仕事を網羅的にまとめられているサイトで、テーマ別検索・イメージ検索・産業別検索など、様々な切り口で世の中の仕事を調べることができます。

        例えば、興味関心の診断テストなどもあるので、質問に答えるだけで意外な仕事に向いているとわかることもあります。

        5-3. 同僚や上司から意見をもらう

        同僚や上司など一緒に仕事をしている人に、自分の仕事ぶりや強みについて意見をもらいましょう。

        いつもあなたの仕事する姿を見ている同僚や上司は、あなたよりもあなたの強みや向き不向きを分かっているものです。

        転職を考えていることを伝えてしまうと、転職活動中や転職を踏み止まったときに会社に居づらくなってしまうので、それとなく自身の強みや向きを聞いてみましょう。

        自覚がないことでも、いつも近くで見ている人からの意見は、非常に信頼できるものです。

        他の人の意見も参考にしつつ、自分の考えをまとめてみましょう。

        5-4. 転職エージェントを利用してみるのもおすすめ

        転職活動で行き詰まったら、転職エージェントを利用してみるのも一つの手です。

        転職エージェントは、求人探しから選考対策、退職準備まで転職活動に関する全てのサポートをしてくれるサービスです。

        自身のスキルや経験を伝えると、客観的に強みを判断して、あなたに合う求人を紹介してくれます。

        無料で利用することが出来るので、転職活動を1人で進めるのが不安な人や客観的な意見が欲しい人は利用を検討してみましょう。

        関連記事:【図解】転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識

        6. まとめ

        満足度の高い仕事の選び方について解説しました。

        自分がどのように毎日を過ごしたいか「どうありたいか」を考えてみると、幸福度の高まる仕事を見つけやすくなります。

        また、自分の得意なこと・出来ることを仕事にすると、自信がつきやすく満足度が上がりやすいです。

        一人で行き詰まってしまったら、身近な人の意見も取り入れてみましょう。

        あなたの未来が明るくなることを祈っています。

        【職務経歴書】自己PRの正しい書き方を転職のプロが解説

        職務経歴書 自己PR

        「職務経歴書の自己PRってどう書いたらいいの?」

        「そもそも職務経歴書に自己PRは必要なんだろうか」

        このような悩みを持っていませんか?

        転職で書類選考の通過率を高めるためには、職務経歴書の自己PRでいかに企業にアピールするかが重要です。

        採用担当者の目にとまる自己PRの書き方
        • できるだけ具体的に詳しく書く
        • 経験はエピソードを交えて根拠を書く
        • 実績は数値を使ってあらわす
        • 結論・要点から書く
        • 読みやすさを意識する

        魅力的な自己PRは、「人事担当者がチェックしているポイント」を理解し、正しい書き方をマスターすれば、だれでも簡単にスキルや強みをアピールできます。

        この記事では、転職のプロとして数多くの応募書類を添削してきた私が、履歴書の自己PRを書くポイントを分かりやすく解説します。

        この記事を読むとわかること

        • 履歴書は「簡潔に」職務経歴書は「詳しく」
        • 採用担当者が見ているポイントは「スキル」と「適正」
        • 自己PRはステップを踏んで考える
        • 面接官の目にとまる文章構成の方法

        すべて読めば、自己PRの正しい書き方が分かり、魅力的な職務経歴書を完成させられるでしょう。

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        1.【自己PR】履歴書と職務経歴書では書き方が異なる

        自己PRの書き方には、

        • 履歴書:要点を絞って簡潔に書く
        • 職務経歴書:エピソードを盛り込んで詳しく書く

        という違いがあります。

        履歴書 職務経歴書
        ポイント 要点を絞って簡潔に書く できるだけ具体的に詳しく書く
        書くべきこと ・強み
        ・エピソード
        ・応募企業でどのように強みを活かせるか
        ・強み
        ・エピソード
        ・応募企業でどのように強みを活かせるか
        ・詳しい仕事内容
        ・経験から学んだこと
        ・特筆すべき経歴や実績
        ・仕事に活かせるスキルや経験
        ・履歴書に書ききれなかった熱意や想い
        役割 プロフィールを伝える書類 業務経験や仕事に活かせるスキルを伝える書類
        文字数 およそ200文字前後
        (記入欄の8割程度)
        およそ400文字前後
        (文字数の制限は無し)

        職務経歴書の方がボリュームが多くなるため、自己PRを考える際は、

        1. まずは職務経歴書に自己PRを詳しく書き込む
        2. その内容を端的にまとめたものを履歴書に記載する

        という順番で作成すると書きやすいでしょう。

        なお、自己PRの内容自体は共通で構いません。

        2.【職務経歴書】採用担当者が見ている2つのポイント

        職務経歴書を読む際、採用担当者は以下の2つのポイントに着目しています。

        • 2-1.応募者のスキルは十分かどうかを判断したい
        • 2-2.応募者の性格や人間性が会社にマッチするか知りたい

        魅力的な自己PRを書くためにも、まず採用担当者の視点を理解しておきましょう。

        2-1.自社の仕事に見合ったスキルがあるか

        採用担当者が最も注目しているのは、「募集職種に対して、応募者のスキルは十分かどうか」という点です。

        これまでの経歴や担当していた業務内容から、想定しているレベルに達しているかを判断しています。特に技術職などでは、この傾向が顕著です。

        そのため、募集要項から「企業がどのようなスキルのある人材を求めているのか」を把握し、それに合わせて自己PRを作成したり、特定の経歴を強調してアピールしたりすることが重要となります。

        2-2.考え方や価値観が自社に合っているか

        採用担当者は、スキル・能力だけでなく、応募者の性格や人間性なども判断材料にしたいと考えています。

        面接で実際に対話してみないと詳しい部分はわかりませんが、応募書類からでもある程度判断することは可能です。

        たとえば、経歴の中で「3時間かかっていた作業を、エンジニアチームと連携して、自動で終わるように仕組み化した」のようなエピソードがあれば、

        • 「主体的に行動できる」
        • 「チームで連携するコミュニケーション力がある」

        などの印象を与えます。

        人間性や性格が社風に合いそうか、既存のチームにスムーズに溶け込めそうか、といった点も選考の対象となります。

        企業によって求められる人材像は異なる

        「どのような性格であれば良いか」は企業によって違います。あくまで重要なのは、双方のマッチングです。

        自分の性格とかけ離れたことを書いたり、誇張した表現にしたりするのはやめておきましょう。

        ここまでは人事担当者の目線について解説しました。

        これらの内容を踏まえて、次章からは実際に「自己PRをどうやって考えればよいか」の具体的な手順を解説します。

        3.【職務経歴書】好印象を与える自己PRの考え方4ステップ

        「何を書けばいいか思いつかない」という方でも、以下の4ステップに沿って考えれば、難なく職務経歴書の自己PR欄を埋めることができます。

        それぞれ、具体例を交えながら解説していきます。

        ステップ1.企業の求める人物像を把握する

        まずは企業の求める人物像はどんな人なのか、具体的にイメージできるまで情報収集を行いましょう。

        募集要項や求人票に書いている情報を入念に読み込むことは必須です。

        それ以外には、企業のコーポレートサイトからも、どのような採用ニーズがあるのか推測できます。

        手段 見極めポイント
        求人情報を読み込む 業務内容
        必要なスキル、経験
        コーポレートサイトを参考にする 企業理念やミッション
        企業規模(社員数やチームの人数)
        ビジネス形態(toB、toCなど)
        社員や経営者のインタビュー(あれば)
        転職エージェントを活用する 転職エージェントは人事担当者から、求める人物像をヒアリングしていることが多い

        どれだけ魅力的な自己PR文を書いたとしても、企業の求める人物像から外れてしまっていては採用につながりません。

        「業務内容」や「必要なスキル」から逆算して、採用ニーズを見極めましょう。

        企自己PRは応募企業ごとに書き分ける

        自己PRは、応募企業ごとにしっかり書き分けるようにしましょう。

        企業規模や、提供するサービス・商品の内容によっても、求める人物像は違ってくるからです。

        たとえば、

        • 創業期のスタートアップ
          「指示がなくても行動できる積極性のある人」や「ゼロから何かを作り上げた・立ち上げた経験のある人」
        • 規模の大きな企業
          「チームをまとめる能力のある人」や「人の上に立った経験のある人」

        が求められやすい傾向にあります。

        このほかにも、ビジネスモデル(toB、toC)や扱う商品によって、採用ニーズは変わってきます。

        どの企業でも使える自己PRは存在しない、と理解しておきましょう。

        ステップ2.自己分析を行い、キャリアを棚卸しする

        次に、これまでのキャリアを振り返り、経験や実績を整理しましょう。

        これをもとに、アピールすべき強みを決定します。

        端的にいうと、「これまでやってきた仕事内容」を細かく分けて列挙していきます。

        たとえば、「WEBサイトの運営」という仕事内容であれば、

        • サイトコンテンツの企画・立案
        • サイト流入数の改善
        • コンテンツ更新の進行管理

        などに、細かく分けられます。

        このとき、数字で表現できる実績や経験をピックアップするのがポイントです。

        ポイント:実績は、具体的な数字を用いて記載する

        実績や経験は数字で表すことで、説得力を持ちます。

        上記の例であれば、

        • 月10本のサイトコンテンツの企画・立案
        • サイト流入数を120%改善
        • 10人規模のチームのコンテンツ更新の進行管理

        とすることで、よりリアルに相手に伝わるようになります。

        自己PRでも数字は盛り込むので、この段階で思いつく限り書いておきましょう。

        NG例
        「私はフットワークを生かした新規開拓営業に自信があります!どんな時でも顧客第一優先でお客様から信頼を勝ち得てきました。」

        OK例
        「誰よりも行動する事でお客様から信頼を得ようと、一日100件のテレアポと週20件の訪問を欠かさず3年続けました。」

        ステップ3.経験・実績をもとに強みを言語化する

        ステップ2で列挙した経験・実績をもとに、強みを言語化していきます。

        たとえば、「月10本のサイトコンテンツの企画・立案」をもとにするなら、企画力や発想力が強みと言えそうです。

        サイトの課題を分析し、「サイト流入数を120%改善」を達成したなら、「分析力」や「課題解決能力」となるでしょう。

        以下の表も参考にしながら、自らの経験・実績を強みに言い換えてみてください。(参考:リクナビNEXT

        スキル・能力 他者との関わり 課題解決
        決められたことをやり抜く力
        忍耐力
        継続力
        粘り強さ
        実行力
        活動意欲
        集中力
        ストレス耐性
        主体性(自分で考え行動できる力)
        挑戦心・チャレンジ精神
        改善・成長意欲
        前向き志向
        学ぶ姿勢
        度胸・本番に強い
        感情をコントロールする力
        タフさ(精神力)
        使命感・責任感
        目標指向性・達成意欲
        パッション(情熱)
        探究心
        どんな仕事でも面白みを見つける好奇心
        変化対応力・柔軟性
        親しみやすさ
        気配り・ホスピタリティ
        チャーム(可愛がられる要素)
        素直さ
        誠実さ
        真面目さ
        約束を守る
        協調性・チームワーク力
        指導・育成力
        働きかける力(巻き込み力)
        わかりやすく伝える力
        傾聴力
        プレゼンテーション力
        理解力
        調整・交渉力
        論理的思考力
        物事の本質を突き止める力
        課題発見力
        企画力
        計画力
        想像力
        提案力
        分析力
        広い視点で捉える力
        正確性
        スピード
        PCスキル
        文章作成力
        計算能力

        ステップ4.強みは応募先企業の業務と関わりの大きいものから1~2個にする

        ステップ3で言語化した強みの中から、応募先企業の業務と関わりの大きい強みを選びましょう。

        選定の基準は、ステップ1で見極めた「企業が求める人物像」です。

        「企業が求める人物像」と「強み」を照らし合わせながら、もっとも関係の大きいものを厳選してください。

        なお、自己PRはあまり多すぎると「結局何を伝えたいのか分からない」という印象を与えるため、記載する強みは、1~2個がベストです。

        NG例

        私は、「コミュニケーション力」が高く、「協調性」があり、「フットワーク」が良く、「顧客との交渉力」を武器に新規開拓を行ってきました。

        ここまでのまとめ

        魅力的な自己PRは、以下の4ステップで作ることができます。

        • ステップ1.まずは企業の求める人物像を把握する
        • ステップ2.キャリアを振り返り、経験や実績を整理する
        • ステップ3.経験・実績をもとに強みを言語化する
        • ステップ4.応募先企業の業務と関わりの大きい強みを1~2個選ぶ

        たとえば、「目標達成意識」という点を自己PRにするなら、以下のようなものになります。

        【例文】

        口コミ・評判
        目標達成意識を高く持ち、主体的に行動する力
        求人広告営業を担当する中で、常に部署・個人の数値目標を意識し、その達成に尽力しました。達成に向けた計画を立て、そこから逆算し一日最低15件という荷電数を設定。さらに荷電数に対するアポイントの成功率30%以上をキープできるよう、改善を繰り返しながら訪問数を増やしていきました。その結果、部署の目標は1年間連続で達成し、個人としても社内で表彰を受けました。この経験は貴社の業務でも活かせると考えています。

        ただ、「何を書くか」が決まっても、「どう書くか」を意識をしなければ、伝わる自己PRは作成できません。

        そこで次章では、伝わる自己PRの書き方のポイントを解説します。

        4.【自己PR】面接官が読んでみたくなる書き方3つのポイント

        分かりやすく伝わる自己PRを書くためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

        それぞれ詳しく解説します。

        4-1.結論・要点から先に書く

        自己PRは、最初に結論・要点を提示するように記載しましょう。

        真っ先に示すべきは、「これまでどのような業務を担当していたか」「何が自分のアピールポイントなのか」ということです。

        いきなり過去のエピソードや実績を並べても、「何をアピールしたいのだろう」と読み手は混乱していまいます。

        タイトルはこだわる

        自己PR文を書く際に、最もこだわって欲しい点はPRタイトルです。PRタイトルは言わば「あなたらしさが表れた名刺の肩書き」のようなもの。

        できるだけ魅力的に映るように、言い回しを検討しましょう。

        PRタイトルの例

        「行動量」→「どんな欠点もカバーできるだけの行動量」

        「愚直さ」→「目標に向かって、地道に進み続ける愚直さ」

        「実行力」→「やると決めたらどんな時も逃げない実行力」

        「営業力」→「顧客との対話を何よりも重視する営業力」

        4-2.根拠はエピソードをまじえて書く

        最初に結論(自己PRのポイント)を提示したら、根拠を続けて書きます。

        根拠は、キャリアを振り返った際に書きだした「経験」や「実績」など、具体的なエピソードであると好ましいです。

        具体的なエピソードがないと、文字数が足りなくなり、密度の低いPR文となってしまいます。

        履歴書は限られたスペースで記載しなければなりませんが、職務経歴書は、形式が決まっているわけではないので自由に記載できます。そのため、文字数に制限などは生じません。

        自己PR要素に説得量が生まれるよう、より多くのエピソードや具体的な実績を盛り込んでみましょう。

        根拠には数字を入れるのがポイント

        前述しましたが、根拠となるエピソードにはできる限り数字を入れるのがポイントです。

        「売上の改善に貢献した」と書くよりも、「1日5件のアポイントを3ヶ月継続してこなし、受注率70%以上を実現。部署の売上目標比120%を達成に貢献した」と書く方が、説得力が生まれ、能力やスキル、行動力を正確に伝えられます。

        4-3.最後は「応募先企業でどのように活かせるか」で締める

        自己PRは、「自らの強みが、応募先企業の業務でどのように活かせるのか」という内容で締めると良いでしょう。

        自らを応募先企業に売り込むための文言なので、企業にとってのメリットが感じられるものである必要があります。

        同職種の場合は、「御社の業務に活かせる」「この経験を活かし、御社の売り上げ拡大に貢献したいと考えている」のような文言が好ましいです。

        異職種や未経験転職の場合は、前職の経験と転職先の職種を照らし合わせつつ、応募企業の求める人材像を踏まえて、「貢献していきたいという意欲」を示しましょう。

        「伝わる自己PRの構成」に当てはめるのもおすすめ

        履歴書の狭い記入欄と異なり、職務経歴書は自由に文章を記載できるため、闇雲に書くと支離滅裂な文章になってしまうことがあります。

        そこで、以下の構成に沿って内容を埋めてみることをおすすめします。

        1. PRタイトル
        2. 仕事内容
        3. エピソード・実績
        4. 企業に貢献できること

        具体的な例文は以下の通りです。

        PRタイトル 【顧客の潜在ニーズを聞き出すソリューション営業が強み】
        仕事内容 入社以来5年間、大手顧客を中心とした営業職に従事してきました。
        営業場面でこだわっているのは、単なる状況ヒアリングに留まらず、顧客の戦略や事業の仮説をぶつけることです。顧客の潜在ニーズを聞き出し、深い顧客理解をベースとしたソリューション営業を心掛けてきました。
        エピソード・実績 結果、多くの顧客から「○○さんが一番うちの事を知っている。〇〇さんにお願いしたい。」と指名を頂くようになりました。
        入社以来、継続的に売上を20%アップさせる事ができ、昨年度は営業全体のMVPを頂く事ができました。
        企業に貢献できること 私の強みを活かし、より深く提案営業を追求し、貴社の営業担当として顧客に貢献したいと考えています。

        「どういう順番で書いたら良いか分からない」という方は、上記に沿って書いてみてください。

        ここまでのまとめ

        履歴書の自己PRの文章構成は、以下のポイントを押さえておきましょう。

        • まずは結論・要点から書く
        • 次にエピソードをまじえながら根拠を書く
        • 最後は「応募先企業でどのように活かせるか」で締める

        これらの内容を踏まえれPRを作成すれば、強みが伝わる職務経歴書に一歩近づきます。

        次章では、職務経歴書に自己PRを書く際の注意点もあわせて紹介しますので、目を通しておいてください。

        5.【職務経歴書】自己PRを書く際の注意点

        職務経歴書に自己PRを書く際は、以下の点に注意してください。

        職務経歴書はフォーマットが決まっていないこともあり、上記を意識していないと、読みづらい書類になってしまう恐れがあります。

        5-1.内容と同じくらい「読みやすさ」を意識する

        職務経歴書に自己PRを書く際は、内容と同じくらい「読みやすさ」が重要です。

        読みやすくするポイント

        • 行間を程よく空ける
        • 文字は小さすぎないようにする
        • 改行を入れる
        • 綺麗な字で記入する

        文字の綺麗さは当然ながら、行間や改行などは意識していないと忘れがちになるので気を付けましょう。

        どれほど良い内容自己PRであっても、読みづらいと感じるものであれば、「読み手への配慮がない」「見やすい資料を作るスキルがない」など、それだけで採用担当者からの印象は悪くなります。

        特に事務職など、日常的に書類作成をする仕事の場合は致命的です。

        採用担当者は、一度に複数の書類に目を通すことも珍しくありません。他の書類よりも著しく見劣りしないように、体裁・レイアウトを整えることを意識しましょう。

        5-2.最初に経歴をまとめ、自己PRは後半に記載する

        職務経歴書はあくまで「経歴をまとめる書類」なので、自己PRは書類の後半に記載しましょう。

        【職務経歴書のフォーマット例】

        以下の流れで構成を組むのが望ましいです。

        1. まずは経歴を要約する
        2. 詳しい経歴と業務内容を一覧形式で示す
        3. その経歴を踏まえて自己PRや志望動機などを記載する

        なお、『職務経歴書の書き方に関する全知識』では、職務経歴書の書き方をイチから解説し、構成テンプレート(Wordファイル)も用意していますので、ぜひ参考にしてください。

        5-3.志望動機と混同しないように心がける

        自己PRと志望動機を混同しないように心がけましょう。

        自己PR 志望動機
        自らの強みや能力、スキルをアピールする 企業に応募した理由や経緯、想いを伝える

        自己PRは、自らの強みや能力、スキルを客観的に示し、「自分を採用するメリット」を伝えるものです。

        一方、志望動機は「なぜその会社に応募したのか」「他の企業ではなく、その企業でなければいけない理由」などを示し、熱意や意欲を伝えるものです。

        それぞれを混同して書いてしまわないように注意しましょう。

        6.【自己PR】アピールポイント別に例文を紹介

        職務経歴書の自己PR例文をまとめましたので、参考にしてください。

        リーダーシップ

        口コミ・評判
        前職では、新規顧客の獲得を目的としたサイトの企画開発リーダーを担当しました。デザイン・エンジニア・営業などから計20人のメンバーを集め、方向性を検討しましたが。その段階でメンバーによって課題認識が異なることに気づきました。そこで一対一の面談を行い、それぞれの課題認識を洗い出し、共通項をまとめたうえで、全体としての方向性を定めました。それぞれのモチベーションを低下させることなく開発を進めることで3ヶ月後にはサイトを公開でき、新規獲得目標を達成しました。この度応募しました管理職のポジションでも、このリーダーシップは活かせると思います。(260文字)。

        行動力

        口コミ・評判
        前職では法人営業を担当していました。取引先はEC業界が中心でしたが、WEB広告業界にも潜在的なニーズがあるのであはないかと考え、まずはWEB広告業界のセミナーに参加したり、SNSを通じて業界の方とコンタクトを取ったりしました。そこから得た情報をもとに、新規開拓のための自分なりの戦略を立て、営業活動を行った結果、前年比120%の顧客獲得数を達成しました。この行動力を活かして、貴社の製品をまだ知らない潜在ユーザー層にアプローチする営業活動を行えると思います。(230文字)。

        コミュニケーション能力

        口コミ・評判
        前職では、飲食店を中心とした広告の提案営業を担当。まずはクライアントのニーズを正しく把握するために、丁寧なヒアリングを繰り返し行いました。また各店舗を実際に利用し、いち消費者の立場から感じたことなどをお伝えし、店舗の業務改善などに活かしてもらうことで信頼関係を築いていきました。一方的にこちらのサービスを提案するのではなく、コミュニケーションを通して信頼関係を獲得し、かつ潜在的なニーズも把握したうえで個別に提案を行うことで、当初の目標を20%上回る、開拓率50%を達成することができました。対話を通してクライアントとの信頼関係を築くという姿勢で、貴社の営業でも顧客獲得に貢献したいと思います。(302文字)。

        課題解決能力

        口コミ・評判
        ECサイトの運用を担当しました。商品の売り上げデータを分析すると、リピート率・満足度ともに高い一方で、新規購入の割合が低い現状の課題から、「新規流入アップ・離脱防止策の強化により、新規購入を20%向上させる」という目標を設定し、サイトデザインの抜本的な改善を行いました。外部のデザイナーと連携し、よりターゲット層に合わせた見た目に変更し、さらにポータルサイトへの広告出稿も実施。その結果、前年比売上130%を達成しました。現状を分析し課題を発見し、その解決までのアプローチを考える力は、貴社のサイト運用でも活かせると思います(246文字)。

        主体性

        口コミ・評判
        前職で法人営業を担当していた際、扱う商材の種類が300種類以上あり、新人が商材を覚えてから実際に営業活動を始めるまでに多大な時間がかかることを課題に感じていました。そこで私は、新人ができるだけ効率よく商材知識を得られるよう、マニュアルを作成し、さらに週ごとに勉強会を実施しました。勉強会では、実践形式でアウトプットしながら知識の定着を図りました。結果として、独り立ちするまでに半年は要していた期間を3ヶ月に短縮することができました。主体的に動くという強みを活かして、貴社の課題解決に尽力したいと思います(253文字)。

        さいごに

        職務経歴書に自己PRを書くコツについて解説しました。

        重要なのは「採用担当者が何を見極めているのか」を理解することです。

        採用担当者が見極めているポイント

        • 応募者のスキルは十分かどうかを判断したい
        • 応募者の性格や人間性が会社にマッチするか知りたい

        書くことが思いつかないという方は、まず自分のキャリア(これまでやってきた仕事)を箇条書きにして書き出してみることをおすすめします。

        この時重要なのが、思い浮かぶままにすべて書いてみることです。

        すべて書き出してみてから、「どれが応募先企業にとって魅力的なものだろう」という視点で、選んでみてください。

        また、上記以外についても職務経歴書や履歴書でお困りの方は、転職エージェントに聞くのがおすすめです。

        詳しくは、『職務経歴書の添削に強い転職エージェント』を参考にしてください。

        この記事が、あなたの転職活動に役立つことを願っています。

        英語の職務経歴書の書き方のコツ!書類に記載すべき項目や英文のフォーマットも紹介

        職務経歴書 英語

        「英語の職務経歴書(レジュメ)はどうやって書けばよいのだろう」
        「魅力的な英語の職務経歴書の作成方法は?スキルの書き方は?」

        英文の職務経歴書ならではの正しい書き方を理解して、ポイントを押さえれば、英語力がアピールされた魅力的な応募書類を作成できるでしょう。

        英語の職務経歴書で必ず書くべき項目
        • Personal Information(連絡先など個人の情報)を書類上部の中央に記載する
        • 冒頭にSumally(要約)をつくる
        • Objectives(希望職種)を記載する
        • Work Experience(職務経歴)を具体的に記載する
        • Education(学歴)を新しい情報から順に記載する
        • 業務に関係あるQualifications/Skills(資格/能力)を端的に記載する

        「はじめて英語の職務経歴書をつくるため、何をどう書いたらいいかわからない…」と悩んでいるなら、テンプレートを参考にしてみてください。

        この記事では、転職コンサルタントとして数多くの職務経歴書を添削し、転職者を成功に導いてきた私が、英文の応募書類の書き方を見本(翻訳)付きで解説します。

        すべて読めば、英文の職務経歴書の書き方をマスターできるでしょう。

        この記事を読むとわかること

        注:「プロからの添削を受けたい」と考えている方は、転職エージェントを活用するとよいでしょう。「職務経歴書の添削に強い転職エージェント|口コミ評判から転職のプロがおすすめ」では、キャリア別のおすすめエージェントを紹介しています。

        【英語の職務経歴書】応募書類に必ず書くべき6項目

        英語の職務経歴書で必ず書くべき事項

        英語の職務経歴書で書くべき項目は以下の通りです。

        1. Personal Information|氏名や電話番号など個人の情報を記載する
        2. Sumally|自分の職歴を端的に要約した項目をつくる
        3. Objectives|希望する職種を記載する
        4. Work Experience|経験した職務や業務内容、業績などを具体的に書く
        5. Education|学歴(専攻・卒業年次・大学名)を記載する
        6. Qualifications / Skillss|職務に関係ある資格やスキルを明記する

        それぞれ詳しく見てみましょう。

        Personal Information|氏名や電話番号など個人の情報を記載する

        氏名、住所、電話番号、メールアドレスを、書類上部の中央に記載します。

        Sumally|自分の職歴を端的に要約した項目をつくる

        冒頭に「自分の職歴を端的に要約した項目」を作ると、読みやすくなり、あなたの魅力や一番の強みを効果的にアピールできます。

        「どのような仕事をしてきたか」「どのような能力・スキルがあるか」を端的にまとめましょう。

        Objectives|希望する職種を記載する

        希望職種を記載しましょう。

        職種だけでなくポジションも明確に記載する必要があります。

        Work Experience|経験した職務や業務内容、業績などを具体的に書く

        採用担当者が特に注目して読む、最も重要な箇所です。

        社名と在籍期間を明記した上で、職務とポジション、職務内容や業績を具体的に記載します。

        表彰された経験やアサインされたプロジェクトの経験なども、ここに記載しましょう。

        Education|学歴(専攻・卒業年次・大学名)を記載する

        学歴を記載します。

        専攻・卒業年次・大学名を記載しましょう。論文や課外活動には触れずとも結構です。

        職歴・学歴は新しい情報から順に書く

        外資系企業や英語圏の企業では、直近の経験を重視する傾向にあります。したがって、職歴・学歴は新しい情報から順に書くようにしましょう。

        Qualifications / Skills|職務に関係ある資格やスキルを明記する

        語学力や希望職種に関係ある資格やスキルを記載します。

        希望職種・業務に関係のあるものだけを、厳選して端的に記しましょう。

        6つの項目を含めた英文職務経歴書のテンプレートを紹介

        上記の内容を踏まえたテンプレートを用意しました。ぜひ参考にしてください。

        英語版職務経歴書サンプル

        >>Wordファイルでフォーマットダウンロードする

        魅力的な英文職務経歴書を書くコツを解説

        魅力的な英文職務経歴書を書くコツ

        魅力的な英文職務経歴書を書くコツは、以下の3つです。

        1. 1枚の用紙に収まるように簡潔に書く
        2. フォントや年月の書き方を統一する
        3. 書き方に迷ったら転職エージェントに相談するのも効果的

        それぞれ詳しく見てみましょう。

        1枚の用紙に収まるように簡潔に書く

        英文職務経歴書を書く際は、なるべく1枚の用紙に収まるよう、簡潔に記載しましょう。

        職務経歴書で自身の魅力をアピールするためには、余計な情報を省き、伝えるべき要素を端的に記すことが大切です。

        職務経歴をすべて詳細に書き込む必要はありませんし、冗長な文章ではむしろ「情報の取捨選択ができない」といった悪印象を与える可能性もあります。

        フォントや年月の書き方を統一する

        職務経歴書の内容はもちろん、見た目にもこだわりましょう。

        「フォント」や「年月の書き方」に統一感がないだけで、「細部にまで気を配れないのではないか」といった印象を与えかねません。

        また、英文の職務経歴書の場合、スペルミスがないかどうかもチェックしておくことが重要です。

        スペルチェッカーなどを用いて、提出前に確認しておきましょう。

        参考:スペルチェッカー
        https://smallseotools.com/ja/spell-checker/

        書き方に迷ったら転職エージェントに相談するのも効果的

        英語の職務経歴書の書き方に迷ったら、転職支援のプロである「転職エージェント」に相談するのも一つの方法です。

        中でもおすすめは『ランスタッド』『JACリクルートメント』『パソナキャリア』などのハイクラス向けの転職エージェントです。

        外資系企業や海外企業への転職支援実績も豊富であり、採用側の視点から見た魅力的な職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれます。

        転職エージェントへの相談は無料で行えるので、不安な方は職務経歴書の文面をチェックしてもらうのも良いでしょう。

        ハイクラス転職満足度No1は、ランスタッド | 年収800万以上の求人も豊富

        ランスタッド

        ランスタッド』は、世界39カ国で人材ビジネスを展開する世界最大級の外資系転職エージェントです。

        特に、海外転職や外資系転職には強みがあり、独自案件も保有しています。

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        ランスタッド公式サイト:
        https://randstad.co.jp

        日本語書類と英語書類の両方を提出するケースもある

        日本語書類と英語書類の両方を提出する企業も多いです。

        その場合は、通常の職務経歴書を作成し、その中でも特にアピールしたい点を厳選して、英文の職務経歴書にまとめましょう。

        参考記事
        【完全版】プロが教える抜群に好印象な職務経歴書の書き方

        英語の職務経歴書は端的かつ分かりやすく作成しよう

        英語の職務経歴書は魅力的に書こう

        英語の職務経歴書について、ポイントやノウハウをご紹介しました。

        記事の内容を参考にして、端的かつわかりやすい職務経歴書を作ることを心がけましょう。

        また、書類作成に悩んだ場合、転職エージェントからのアドバイスをもらうのもおすすめです。

        あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

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