
- 「転職エージェントって何をしてくれるの?」
- 「なぜ無料で使えるの?」
と気になりますよね。
転職エージェントとは、登録すると転職相談に乗ってくれて、求人探しから面接対策まで、幅広いサポートをしてくれる『人材紹介サービス』のことです。
転職エージェントがやってくれること
- 面倒な手続きをすべて代行してくれる
- あなたに合った非公開求人を探してきてくれる
- 過去データから万全な面接対策をしてくれる
- 年収交渉を引き受けてくれる
- 退職トラブルの相談相手になってくれる
そして、ここまでのサービスが全て無料で受けられることが大きな強みであるため、転職活動をするにあたって利用は必須と言えるでしょう。
当ページでは、元転職エージェントのコンサルタントである私が、転職エージェントの仕組みから注意点まで、余すことなくお伝えしていきます。
- 転職エージェントが無料なのは、転職先企業から紹介料をもらう仕組みだから
- 転職エージェントと転職サイトの違いは「求人数の多さ」と「サポートの有無」
- 転職エージェント利用の7つのメリット
- 転職エージェント利用の5つのデメリット
- あなたに合った転職エージェントの選び方
- 転職のプロがおすすめする転職エージェント一覧
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
- 【FAQ】転職エージェントに関する疑問と回答
すべて読めば、転職エージェントとは何か、裏事情を含めて必要なすべてを知ることができ、誰よりも有利に転職活動を進めることができるでしょう。
※転職エージェントに関するWebサイトの注意事項
現在、「転職エージェント」と検索すると多くの記事が出てきますが、そのほとんどが自社サービスの宣伝のために、自社都合で書かれた内容です。
その証拠に、ページを進めて行くと「弊社サービスへの登録はこちら」「まずは弊社で無料相談」といった誘導が必ず出てきます。
このページでは、大手転職エージェントでの勤務を経て、企業で中途採用をしている人事の立場から、あくまで事実に基づいて中立的に、転職エージェントについて解説していきます。
1.転職エージェントが無料なのは、転職先企業から紹介料をもらう仕組みだから
転職エージェントが無料なのは、企業からの仲介手数料で収益を上げる仕組みのビジネスモデルだからです。
求職者が入社するごとに、転職エージェントは企業から仲介料(年収の30%前後)を受けとっています。
そのため、利用者側に料金は一切発生しません。
エージェントの利用が転職に不利になることはない
「企業側は紹介料を払わなければならないせいで、内定率は落ちたりしないの?」と考える方も多いですが、結論から言うと、内定率は落ちません。むしろエージェント経由は有利です。
なぜなら、採用担当者は「雇った人がすぐに辞めた」「活躍しない」といったリスクを避けることを第一に考えるため、個人応募の素性のわからない方を採用するより、転職エージェントのお墨付きがあって安全な方を採用したいと考えるからです。
雇った人がすぐに辞めてしまうと、引き継ぎ、退職処理、採用、育成、人事調整など、エージェントの仲介料とは比べものにならない膨大なコストがかかります。
また多くの場合、エージェント経由で雇った人が短期間で辞めた場合、企業側に紹介料を返還する契約ですので、企業側も安心して採用が出来る仕組みになっています。
2.転職エージェントと転職サイトの違いは「求人数の多さ」と「サポートの有無」
転職エージェントと転職サイト(求人サイト)の違いは、以下の2点です。
- 求人数の多さ
- サポートの有無
それぞれ詳しく解説します。
2-1.転職エージェントは転職サイトよりも求人数が多い!
転職活動を始める際、まずは情報集めのために転職サイト(求人サイト)に登録する方も多いですが、実は転職エージェントを利用した方が、遥かに多くの求人情報を得られます。
たとえば、リクルート社が運営する『リクルートエージェント(転職エージェント)』と『リクナビNEXT(転職サイト)』では、求人数に4倍以上の差(以下グラフ参照)があり、転職エージェントの方がより多くの求人を保有していることがわかります。
特にコロナ禍で求人数が減少している今、転職成功は「どれだけ多くの求人情報を集められるか」によって大きく左右されます。
より多くの選択肢を手に入れるためにも、転職エージェントは積極的に活用するのがおすすめです。
2-2.転職エージェントは手厚いサポートが受けられる
転職エージェントは、サポートを受けながら転職活動を進めることが可能です。
数々のキャリアチェンジを支援してきた転職のプロからの視点で、「魅力的な職務経歴書の書き方」や「面接で好印象を与えるコツ」などのアドバイスを受けられます。
一方、転職サイトの場合、求人探しはもちろん、選考対策から内定後の交渉まですべて一人で行わなければなりません。
参考までに、両者の細かい違いを以下にまとめましたので、ぜひご覧ください。
転職エージェント | 転職サイト | |
気軽さ | ○ 専任のアドバイザーと打ち合わせをしながら進めていく。 | ◎ 自分の判断で、マイペースに進めることができる。 |
選択肢 | ◎ 転職サイトにはない非公開求人にも応募可能。 | ○ 選択肢は多いものの、なかなか自分に合う求人が見つけづらい |
企業との調整 | ◎ 専任アドバイザーが面接日程、給与交渉、入社時期まで調整してくれる。 | △ 応募から面接日程、入社条件の交渉などは全て自分で行う。 |
転職成功率 | ◎ 面接指導や、企業へ強く推薦してくれる場合もあり、成功率は高い。 | △ 選考対策を全て一人で行う必要があり、内定に中々繋がりにくい。 |
転職アドバイス | ◎ 自身の正確な市場価値や、理想のキャリア実現に向けたアドバイスをもらうことができる。 | △ サイト内のツールは使用できるが、機械的なアドバイスしか得られない |
面接対策 | ◎ 豊富な転職支援実績を元にした模擬面接で、それぞれの企業の対策ができる。 | △ 一人で練習することになり、客観的なアドバイスをもらえない。 |
情報収集 | ○ 転職アドバイザーを通して、企業の独自情報を容易に入手できる。 | △ 企業の情報を収集するにあたって、複数のサイトや口コミを当たる必要があり、時間がかかる。 |
ここまでは、転職エージェントの基礎知識・仕組みについて解説しました。
次の章ではエージェントを利用するメリットをより詳しく紹介していきます。
3.転職エージェント利用の7つのメリット
転職エージェント利用のメリットは、以下の通りです。
- あなたに合った転職先を提案してくれる
- 転職のプロにキャリア相談ができる
- 応募書類の添削を受けられる
- 面接対策ができ、選考通過率がアップする
- 企業とのやり取りを代行してくれる
- あなたのことを企業の採用担当者にアピールしてくれる
- 内定決定後もサポートしてくれる
それぞれ詳しく見てみましょう。
3-1.あなたに合った転職先を提案してくれる
転職エージェントを利用する最大の利点は、非公開求人を含む求人情報の中から、あなたに合った転職先を提案してくれることです。
非公開求人とは
事業戦略上などの理由から、一般的な求人情報サイトでは募集されない求人のこと。
公開募集してしまうと応募が殺到してしまうような好条件な求人(給与・ポジション)であるケースが多い。
なお、非公開求人は転職エージェントに登録することで、閲覧・応募ができるようになります。
3-2.転職のプロにキャリア相談ができる
キャリアコンサルタントとの面談(対面・WEB)を通して、自身のキャリアについての相談ができるのは、大きなメリットです。
「コロナ禍のいま、転職できるのだろうか」という不安や、「転職すべきか分からない」という悩みに対して、転職エージェントはプロの視点で丁寧に回答・アドバイスしてくれます。
客観的な意見をもらうことで、視野が広がったり、取るべき行動が明確になったりすることもあるでしょう。
キャリアの分岐点で「間違った選択はしたくない」という方は、一度キャリア相談をしてみることをおすすめします。
転職活動中・後も相談可能!
具体例
- 「円満退職するためにはどうやって上司に伝えれば良いのだろう」
- 「内定を得られたものの、本当に承諾すべきか迷う」etc.
3-3.応募書類の添削を受けられる
転職エージェントを利用すれば、応募書類の添削を受けられます。
エージェントがヒアリングを通してあなたの人柄や経歴を把握し、伝え方のコツも教えてくれるので、誰でも魅力的な応募書類を作り上げることが可能です。
自分一人で応募書類を作るのは難しいもので、過不足無く経歴を書けたつもりでも、プロの視点からみると内容が不十分であったり、見せ方が適切でなかったりするケースはよくあります。
実際、求職者の作成した職務経歴書には「レイアウトや分量、内容」について修正すべき箇所があることが多いようです。(参考:ミドルの転職「エージェント200社を対象にしたアンケート」)
企業の採用担当者に伝わる職務経歴書を書くには、転職のプロであるエージェントに直接教わるのが効率的です。
3-4.面接対策ができ、選考通過率がアップする
エージェントを利用する大きなメリットの一つが、面接対策ができることです。
エージェントの面接対策が効果的な3つの理由
- 企業が重視するポイントが分かる
…エージェントは、企業の採用担当者と頻繁にやり取りをしており、「その企業がどんな人材を求めているか」を正確に把握している - 面接に関する情報が蓄積されている
…多くの転職支援実績があるエージェントであれば、企業ごとに「どのような質問がされるか」といった具体的な情報が、社内に蓄積されている - 模擬面接で客観的なフィードバックがもらえる
…印象を良くするポイントなど、一人では分からない面接のコツを、模擬面接(練習)を通して教えてもらえる
転職エージェントを利用すれば、応募先企業に合った面接対策を行うことができるので、採用される確率を高めることができます。
3-5.企業とのやり取りを代行してくれる
エージェントは、企業とのやり取りを代行してくれます。
エージェントが代行してくれるやり取り
- 各企業への応募
- 面接の日程調整
- 採用担当者への連絡
- 入社日の調整
在職中に転職活動を行うとなると、細かいスケジューリングが困難になります。
特に複数社に応募している場合、それぞれの企業と並行してやり取りを行わなければならなりません。
油断するとダブルブッキングなどのトラブルにつながる恐れもあります。
転職活動に関する煩雑なやり取りを、代わりに行ってくれるのは大きなメリットです。
3-6.あなたのことを企業の採用担当者にアピールしてくれる
エージェントは、あなたのことを企業の採用担当者にアピールする役割を担っています。
たとえば、
- 応募の際に推薦状を書いてくれる
- 面接では伝えきれなかったあなたの魅力や人柄を、直接伝えてくれる
などのように、あなたの採用通過をアシストしてくれるのです。
3-7.内定決定後もサポートしてくれる
転職エージェントのサポートは、内定が決まったらで終わりではありません。
たとえば、内定後の年収交渉や入社日の調整なども、代行してくれます。
とくに転職時には、現職の引き継ぎや退職関連の手続きなどで、忙しくなりやすいでしょう。
もし引き継ぎなどの簡易で、入社日が延びそうになっても、エージェントが交渉を行ってくれます。
ここまでのまとめ
エージェント利用には、以下のメリットがあることが分かりました。
- あなたに合った転職先を提案してくれる
- 転職のプロにキャリア相談ができる
- 応募書類の添削を受けられる
- 面接対策ができ、選考通過率がアップする
- 企業とのやり取りを代行してくれる
- あなたのことを企業の採用担当者にアピールしてくれる
- 内定決定後もサポートしてくれる
ただエージェントの利用はメリットばかりではなく、使い方次第では、思わぬデメリットとなることもあります。
次の章では中立的な立場から、転職エージェントのデメリットも紹介します。
4. 転職エージェント利用の5つのデメリット
転職エージェント利用のデメリットは、以下の通りです。
それぞれ詳しく見てみましょう。
4-1.自分のペースで転職活動を進めづらい
転職エージェントは、自分のペースで転職活動を進めづらいという側面もあります。
たとえば、目先の売上やノルマのために、転職者の意向をあまり考えてない提案をしてきたり、逐一連絡を取ってきたりと、やや強引に転職させようとしてくるキャリアアドバイザーも少なからず存在します。
これは、転職エージェントが、求職者を企業に紹介することで収益を上げる仕組みだからです。
エージェントは「なるべく早く内定を決めて欲しい」というのが本音なので、ゆっくり時間をかけてマイペースに転職活動をしたいという方にとっては、対応が少々煩わしいと感じられるかもしれません。
応募まで時間がかかる
転職エージェントは、まずヒアリングを実施して、求職者のニーズを把握してから求人紹介を行うので応募までにある程度時間がかかります。「気軽に求人を見たい」「早く応募したい」という方は、転職サイトの方が向いていることもあります。
4-2.希望求人に応募できないケースもある
転職エージェントを利用したからといって、必ずしも希望求人に応募できるわけではありません。
というのも、エージェントは企業応募の前段階で、社内選考を行い、応募者にスクリーニングをかけるのが一般的だからです。
エージェントが社内選考を行う3つの理由
- 企業からの信頼を得る必要があるから
エージェントにとってのお客様(お金を払う人)は、求職者ではなく企業。エージェントは「良い人材を紹介できる」という信頼を企業から得るためにも、できるだけレベルの高い求職者を紹介したいと考える - 採用代行の役割があるから
…転職エージェントは、求職者の転職を支援する役割と同時に、企業の採用を代行する(良い人材を探して紹介する)という役割を担う。そのため、採用基準に満たない求職者は、あらかじめ選別しておく必要がある - より高い報酬を得るため
…同一の求人に複数の応募がある場合、より高年収で内定が見込める求職者を積極的に斡旋することもある
このため、「この企業に応募したい」と伝えても、スキルや経歴が企業の求める基準に満たない場合、断られることもあります。
※「社内選考後に企業への連絡を行う」と説明するケースもあれば、応募をしたふりをして「他社から紹介の人材に内定が決まった」といった報告がされることもあります。
4-3.担当者との相性次第でサービスの質が変わる
エージェントサービスの質に満足できるかどうかは、担当者のスキル次第です。
人材業界は離職率が高いので、入社間もない経験不足の新人が担当になってしまうことも十分考えられます。
また、いくらスキルがあったとしても、性格的に相性の悪いアドバイザーもいるでしょう。(「態度が高圧的に感じる」「イマイチ信用できない」など)
スキルの低いキャリアアドバイザーに担当されてしまうと、転職活動が上手く進められず、かえって足手まといになることもあるので注意が必要です。
担当者の変更は可能
担当者との相性が悪いと感じたら、変更してもらうことができます。
多くのエージェントでは、問い合わせ窓口を設けており、担当変更の旨を伝えることで柔軟に対応してくれます。
ただ、必ずしも良い担当者がつくとは限らないので、効率的に転職活動を進めるなら、複数のエージェントを使ってみて一番相性の良いサービスを選ぶのが賢明です。
4-4.担当者との調整が手間なこともある
エージェントを利用すると、面談を行って希望条件のすり合わせを行ったり、随時くる連絡に対応したりする必要があります。
自分一人で転職活動を進めるわけではないので、これらの工程が少々手間に感じられる人もいるでしょう。
エージェントによっては、なるべく早く転職を決めてもらおうと頻繁に連絡してくることもあり、煩わしさを感じるかもしれません。
4-5.サポート期間が決まっているエージェントもある
たいていのエージェントは、無期限でサポートしてくれますが、中には3ヶ月や6ヶ月などのサポート期間が定められているサービスも存在します。
また、無期限のサポートではあるものの、3ヶ月を過ぎたあたりから対応を後回しにされるケースもあります。
特に利用者が多いサービスの場合、長期的なサポートは期待できないので、状況に合わせて転職サイトなどのサービスを使うのも良いでしょう。
ただ、転職活動は漫然と進めていくよりも、3ヶ月ほどの期間を目安として設けて効率的に行っていく方が、モチベーションも低下せず、求職者に好ましいです。
そのため、「転職活動を効率的に行いたい」「早く転職を決めたい」という方にはむしろ積極的な利用をおすすめします。
ここまでのまとめ
転職エージェントのデメリットを解説しました。
- 自分のペースで転職活動を進めづらい
- 希望求人に応募できないケースもある
- 担当者との相性次第でサービスの質が変わる
- 担当者との調整が手間なこともある
- サポート期間が決まっているエージェントもある
ここまでの内容を踏まえると、以下に該当する人はエージェントを利用しても、思ったほどメリットを得られないでしょう。
エージェント利用が向いていない人
- ゆっくりと時間をかけて転職したい
- 自分のやり方で転職活動したい
- スキルや経験が一切ないにも関わらず、転職先の理想が高すぎる
時間をかけて転職したい人は、『doda(サイト版)』や『リクナビNEXT』などの転職サイト(求人広告サイト)の利用がおすすめです。
一方、以下に該当する人は、積極的なエージェントの利用をおすすめします。
エージェント利用をおすすめできる人
- まずは転職相談をしてみたい
- 早く転職先を決めたい
- できるだけ多くの求人情報を得たい
- 履歴書や職務経歴書を書くのに悩んでいる
- どうすれば面接選考に通過するか分からない
利用は全て無料なので、まずは2~3社登録してみて、複数の担当者と実際に話してみることを推奨します。
そうすれば、自分と相性の合う担当者を選ぶことができ、手厚いサポートを受けながら安心して転職活動を進められるでしょう。
ただ、転職エージェントの種類は様々なので、選び方をしっかりと理解しておく必要があります。
そこで次の章では、あなたに合った転職エージェントの選び方を解説していきます。
5.あなたに合った転職エージェントの選び方
転職エージェントの選び方のポイントは、以下の通りです。
それぞれ詳しく見てみましょう。
5-1.まずは総合型と特化型の2パターンあることを理解する
転職エージェントには、業界を横断して大量の案件を持つ『総合型転職エージェント』と、業界や対象とする層を絞って専門的に案件を持つ『業界・職種特化型エージェント』の2つに分けられます。
それぞれ説明していきます。
(1)総合型転職エージェント
業界・職種を横断して、様々な種類の求人を扱っているのが、総合型転職エージェントです。
たとえば、大手人材企業リクルート社が運営する『リクルートエージェント』や、パーソルキャリアの『dodaエージェント』などが挙げられます。
総合型転職エージェントは、総求人数も多く、自分の希望条件に合った職場を見つけやすいのが特徴です。
また、対象となる業界・職種が広いので、キャリアアドバイザーとのヒアリングを通して「自分では意識していなかったが、こういう仕事が向いているかもしれない」といった発見も期待できます。
こんな人におすすめ
- 転職したいが、方向性が漠然としている
- 業界にこだわりがない
- 今までとは違う仕事に挑戦したい
- とりあえずキャリア相談したい
初めて転職エージェントを利用するという方は、まずは総合型の利用をおすすめします。
(2)特化型エージェント
特定の「業界」や「キャリア(年代)」の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーがいるのが、特化型転職エージェントです。
業界特化型は、たとえば、IT業界に特化し、IT・WEBエンジニアの求人をメインに紹介する『レバテックキャリア』や外資系企業に強い『エンワールド・ジャパン』などが挙げられます。
また、20代のキャリアが浅い求職者と、年収600万円以上を目指したいという求職者では、使うべきサービスが異なりますので、キャリアに特化したサービスを選ぶのも重要です。
※「まだ十分な職歴がなく、何を書けば良いか分からない」という方は、若年層向けのサポートに強い『マイナビジョブ20’s』など、「これまでのキャリアを活かして、より高年収を目指したい」という方は、ハイクラス向けサービス『キャリアカーバー』などを使った方が、より自分の現状に合ったサポートが受けられます。
こんな人におすすめ
- いまの仕事と同じ業界で転職をしたい
- キャリアが浅くて転職できるか不安(既卒・第二新卒)
- 希望する業界のプロに相談したい
- 業界特有の面接対策を受けたい
総合型と比べると、特定の業界に特化しているため求人数は多くありませんが、業界・職種特化型エージェントはいわば「その業界の転職のプロ」なので、業界の事細かな転職情報を得られたり、その職種ならではの選考対策を受けられたりするメリットがあります。
とくにコロナ禍では、業界や年代によって転職のしやすさは大きく異なりますので、「転職先の業界が明確に決まっている」「第二新卒に特化したサポートを受けたい」という方は、特化型エージェントをおすすめします。
5-2.初めて転職エージェントを使うなら大手を選ぶ
初めて転職エージェントを使うなら、必ず大手エージェントを選ぶべきです。
なぜなら全国的に事業展開している大手エージェントは、保有求人数が多く、登録するだけで選択肢を増やせるからです。
特に企業が採用を控えつつあるコロナ禍において、選択肢の多さは転職成功に直結するので、「まずはできるだけ求人情報を得ること」が最優先となります。
また、転職支援実績が豊富な大手は、選考通過に関する実用的なノウハウが蓄積されており、役に立つアドバイスを受けられます。
中小企業が運営するエージェントも、一人あたりのサポートが手厚くなるという点では良いのですが、大手と比べると求人数とサポート内容が心もとないので、初めて転職エージェントを使うならなるべく大手を選ぶことを意識しておきましょう。
5-3.複数のエージェントに登録し担当者との相性を見極める
前述の通り、エージェントのサービスの質は、担当者(キャリアアドバイザー)によって左右されます。
キャリアアドバイザーはいわば転職を二人三脚で進めるパートナーのような存在なので、本当に信頼できる人物かどうかを見極めなければなりません。
相性の見極めポイント
- 相談に親身に乗ってくれるか
- 話しやすい人柄か
- 求人提案の量やペースが適切と感じられるか
一社のエージェントにはじめから絞るのではなく、2~3社に登録してみて、キャリアアドバイザーの対応や相性を比較検討することをおすすめします。
6.転職のプロがおすすめする転職エージェント一覧
転職エージェントは数が多く、どれが自分に合っているか分からないという方も多いでしょう。
そこで本章では、当サイトが独自に取得した転職エージェント利用者500人へのアンケートをもとに、利用者満足度の高いおすすめのサービスを厳選しました。
- 大手総合エージェント一覧
- 業界・職種特化型エージェント一覧
それぞれ詳しく見てみましょう。
大手総合エージェント一覧
利用者からの評判が良い大手総合エージェントは、以下の通りです。
転職エージェント | 特徴 |
リクルートエージェント | 業界最大手エージェント。選択肢を増やしたいなら登録必須 公式サイト 口コミ評判 |
dodaエージェント | 求人数No.2の転職エージェント。求人の質も高く、キャリアアップ転職に最適 公式サイト 口コミ評判 |
マイナビエージェント | サポートが充実しており、はじめての転職に強い。 公式サイト 口コミ評判 |
パソナキャリア | 年収アップの転職サポートに定評あり。 公式サイト 口コミ評判 |
ワークポート | IT系や営業職の未経験求人に強い 公式サイト 口コミ評判 |
特化型エージェント一覧
利用者からの評判が良い特化型エージェントは、以下の通りです。
業界・職種 | 転職エージェント | 特徴 |
ハイキャリア | キャリアカーバー | リクルート運営のヘッドハンティング型サイト 公式サイト 口コミ評判 |
既卒・第二新卒 | マイナビジョブ20s | 初めての二卒転職におすすめ 公式サイト |
女性 | マイナビエージェント(女性の転職) | 女性の転職サポートに特化 公式サイト |
IT | レバテックキャリア | ITエンジニア・クリエイター実績No.1 公式サイト 口コミ評判 |
不動産 | 不動産キャリアエージェント | 不動産業界に特化したサポートが受けられる 公式サイト |
コンサル | アクシスコンサルティング | コンサルファームへの転職に強い 公式サイト 口コミ評判 |
広告 | マスメディアン | 広告業界に特化したエージェント 公式サイト |
看護師 | 看護roo | 看護師満足度No.1 公式サイト 口コミ評判 |
薬剤師 | 薬キャリ | 実績豊富で満足度95% 公式サイト 口コミ評判 |
介護 | きらケア正社員 | 実績豊富で満足度No,1 公式サイト 口コミ評判 |
7. 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 担当コンサルタントをシビアな目でみる
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
キャリアコンサルタントも売上目標があり日々追われています。
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 担当コンサルタントをシビアな目でみる
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではないコンサルタントの場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいものです。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
8. 【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(日程・場所の都合が合わなければ電話面談になります。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
9. 【FAQ】転職エージェントに関する疑問と回答
ここまでの知識や裏事情を理解すれば十分と言えますが、より万全な知識で転職エージェントに登録したい方向けに、細かいポイントを含めて全て解説していきます。
- Q1. 転職に向いている時期はいつ頃ですか?
- Q2. 面談のときの服装を教えてください
- Q3. 利用は完全無料なのですか?
- Q4. 面談は何時まで対応してくれるのですか?
- Q5. 電話での面談もできるのですか?
- Q6. 土日祝日の対応はしてくれるのですか?
- Q7. 転職活動中に何回面談するのですか?
- Q8. エージェントとの「面談」のキャンセルはできますか?
- Q9. 企業との「面接」のキャンセルはできますか?
- Q10. 担当変更をしたいときは誰に言えばいいのですか?
- Q11. 内定辞退したらどうなりますか?
- Q12. 転職するか決めていなくても使えますか?
- Q13. 何も準備できていなくても使えますか?
- Q14. エントリーしたエージェントから個人情報を削除できますか?
- Q15. 勤務先・取引先、家族にばれてしまいませんか?
それぞれ見ていきましょう。
Q1. 転職に向いている時期はいつ頃ですか?
2~4月は、転職活動を開始するには最高のタイミングです。
なぜなら、3月の退職や人事異動に伴って、企業が好条件な求人を募集する時期だからです。
一方で、多くの求職者が動く時期でもあるため、人気の求人は短期間で定員に達してしまう場合があります。
良い求人を確実に手に入れるために、可能な限り早いタイミングで転職活動を開始すべきです。
またこの時期は、転職エージェントの担当者は、より多くの人のサポートを行うことになります。
そのため、優先的に良い求人を紹介してもらうためにも、登録後、転職エージェントからの連絡に可能な限りこまめに対応するようにすることが重要です。
Q2. 面談のときの服装を教えてください
その日に面接を行う訳ではないので、どのエージェントでも服装は自由です。
ただし、あまりに常識ハズレの服装だと、「紹介してから、面接でも常識ハズレな態度をしそう・・・」と思われてしまい、良い求人を紹介してくれなくなる可能性は大いにあります。
カジュアルでも良いですが、小ぎれいな格好をしていきましょう。
Q3. 利用は完全無料なのですか?
ごく一部のエージェントをのぞき、利用は完全無料です。
少なくとも、下記の大手エージェントは求職者側に金銭を要求することはありません。
- リクルートエージェント:
https://www.r-agent.com/ - doda:
https://doda.jp/ - パソナキャリア:
https://www.pasonacareer.jp/ - JACリクルートメントリクルートメント:
https://jac-recruitment.jp - マイナビエージェント:
https://mynavi-agent.jp/ - Spring転職エージェント(アデコ):
https://www.springjapan.com/ - レバテックキャリア:
https://career.levtech.jp/
ただ、大手の中でも唯一例外なのが、『ビズリーチ』です。
ビズリーチは転職エージェントというより、スカウトサービスを受けられる転職サイトで、サービスを完全に利用するためには下記の料金がかかります。
- 年収600万円未満: 2980円/30日間
- 年収600万円以上: 4980円/30日間
詳しくは『ビズリーチを利用するべき人の3つの条件と活用方法の全て』で解説しているので、気になる方はこちらを参考にしてください。
Q4. 面談は何時まで対応してくれるのですか?
担当者次第ですが、一般的に19時または20時からの面談が最終となります。
ただし、募集締め切りが迫っていたりすると、23時などに対応してくれる担当者もいますが、なるべく無理をさせず、良好な関係を築きましょう。
Q5. 電話での面談もできるのですか?
電話での面談も可能です。
そのため、仕事の都合でエージェントのオフィスまで行けない場合も心配ありません。
また、スカイプなどWebツールを使って面談をすることも一般的になっています。
「エージェントのオフィスにどうしても行けない、行きたくない」という方も、気軽に相談してみてください。
Q6. 土日祝日の対応はしてくれるのですか?
転職エージェント・担当者次第となりますが、基本的には平日のみの対応です。
もし対応してくれた場合は、休日返上してくれている可能性が高いので、感謝の意をしっかりと伝えましょう。
Q7. 転職活動中に何回面談するのですか?
平均して、1回〜2回の対面面談と、都度の電話面談となります。
ただし、「何回まで」といった回数のルールは存在しませんので、必要に応じて対応してくれます。
面接練習や職務経歴書添削に時間が必要な方は、5回以上会うケースも良くあります。
Q8. エージェントとの「面談」のキャンセルはできますか?
もちろん、仕事の都合などで面談に行けなくなった場合には、面談をキャンセルすることが可能です。
ただし、転職エージェントと良好な関係を築くために、事前に連絡は必ずいれましょう。
面談キャンセル文面例
いつも大変お世話になっております。
○月○日○○時より面談のお時間を頂戴しております、○○と申します。
誠に申し訳ございませんが、どうしても仕事の都合が重なってしまい、
以下のいずれかにご調整をお願いできないでしょうか。
×月×日(×曜)×時~
×月○日(○曜)×時~
×月△日(△曜)終日または、○○様のご都合のいい日をお教えください。
ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Q9. 企業との「面接」のキャンセルはできますか?
可能ですが、企業との面接は、極力キャンセルしないようにしましょう。
せっかく手間をかけてセッティングした場なのに、あなたの勝手な都合でキャンセルされると、次の求人紹介が最悪なくなってしまいます。
どうしてもキャンセルする場合は、誠意を持って対応をしましょう。
キャンセルする場合は、企業に連絡するのではなく、転職エージェントの担当者に必ず連絡してください。
Q10. 担当変更をしたいときは誰に言えばいいのですか?
担当変更をしたい場合、下記のような文面を担当者に直接送りましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。
現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と
一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
どうしても直接は送りにくい・・・という方は、それぞれの総合窓口に電話するか、変更フォームより相談することも可能です。
担当者変更申し込みフォーム | |
マイナビエージェント | お問い合わせ |
パソナキャリア | 登録完了時に来たメールに返信し、変更希望を伝える |
doda | 担当キャリアアドバイザー変更のお申し込み |
JACリクルートメントリクルートメント | – |
リクルートエージェント | 転職支援サービスお問い合わせフォーム |
Spring転職エージェント | – |
※JACリクルートメントリクルートメント・Spring転職エージェントは、案件によって対応する人が変わるスタイルですので、あなた専属の担当者がそもそも存在しません。
Q11. 内定辞退したらどうなりますか?
内定辞退をすることは良くあることで、問題ありません。
ただし、担当してくれたエージェントや、内定先企業には迷惑がかかるため、誠意をもって対応しましょう。
- 理由を丁寧に説明する
- できるだけ早く伝える
ただし、内定の段階での辞退は問題ありませんが、入社前辞退はやってはいけません。
法律の話になりますが、内定をもらい、入社に合意した上で、入社日の2週間前以内に辞退した場合、最悪の場合、損害賠償を受けてしまうこともあります。
断ることが決まった内定については、すぐに辞退してください。
Q12. 転職するか決めていなくても使えますか?
もちろん、転職するか決めていなくても利用可能です。
むしろ、転職をするべきかどうかの相談から入る利用者が多数です。
複数のエージェントに一気に相談してみて、印象の良い方に深い相談をしてみましょう。
Q13. 何も準備できていなくても使えますか?
もちろん、何も準備ができていなくても利用して問題ありません。
転職準備をするためのエージェントですので、職務経歴書や志望業界が全く決まってない状態でも、とりあえず相談してみましょう。
準備の仕方から、丁寧に教えてくれます。
Q14. エントリーしたエージェントから個人情報を削除できますか?
もちろん、エントリーしたエージェントから個人情報を削除することは可能です。
それぞれ会社ごとにやり方が違いますので、下記の一覧を参考にしてみてください。
そのほかのエージェントについても、基本的に可能ですので、問い合わせてみましょう。
個人情報削除の手順 | |
マイナビエージェント | E-mail:privacy-info@mynavi.jp |
パソナキャリア | 登録完了時に来たメールに返信し、削除希望を伝える |
doda | マイページの「登録情報設定」→「退会」 |
JACリクルートメントリクルートメント | お客様相談センター TEL:03-5259-6919 |
リクルートエージェント | 転職支援サービスお問い合わせフォーム |
Spring転職エージェント | 個人情報削除フォーム |
Q15. 勤務先・取引先、家族にばれてしまいませんか?
大手の転職エージェントであれば、問題ありません。
というのも、大手転職エージェントでは、各社ともに個人情報を守るために万全の対策を行なっており、厳しい第三者機関の監査が定期的に入っています。
少しでも個人情報が漏れることがあればニュースになるほどで、滅多に起きないと考えて大丈夫です。
さいごに
転職エージェントについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
「転職エージェント使おうかな…」と迷っているようなら、完全無料なのでまずは登録して気軽に相談してみましょう。
あなたの転職活動が上手くいくよう、心から願っています。