転職面接を突破するには、
「本質的な質問対策」と「正しいマナー」の2つを身に付ければ万全です。
転職面接に対して、どのように対策をすればいいのか不安だと思います。
私は転職エージェントとして3000人以上の転職志願者を支援してきましたが、せっかくやる気や能力があっても、転職面接でのセオリーを踏まえずに面接に臨むことで大失敗してしまう人を大勢見てきました。
このページでは、私が日頃エージェントしてアドバイスしている転職面接の本質的で有効なノウハウを「質問対策」と「マナー対策」のどちらも出し惜しみなくご紹介します。
全て読んでいただけば、事前に準備していただけば、面接官にあなたの魅力を最大限アピールすることができ、面接の突破率も劇的に上がること間違いなしでしょう。
転職面接で質問される例文を限りなく
100%に近く網羅した最高のワークシート
転職コンサルタントとして数多くの転職面接をアドバイスし、転職者を成功に導いてきた知見と経験をもとに、転職面接で質問される例文を、ほぼ100%網羅したワークシートを準備いたしました。
それぞれの回答ノウハウもこのページと関連するページ内で全て公開していますので、ぜひダウンロードしてください。
Step01転職面接の4ステップを理解する
転職面接は、大まかには下記の4ステップにわかれます。
- 面接者から、はじめに質問される項目が自己紹介です。
これまでの経歴・経験してきた仕事内容・強みとなるスキル・志望動機などを簡潔に伝えます。多くのケースでは「1分以内に」「簡潔で」と面接者から指示がありますので、ダラダラと話さないようにしましょう。開始直後から面接者にマイナス印象を持たれてしまう事は避けたいものです。
異動歴や転職回数が多い人は、応募企業に興味を持ってもらえそうな部分に絞って話すことをおすすめします。転職面接の自己紹介の伝え方をもっと詳しく知りたい人は、下記の記事を読めば、自己紹介で面接者の期待をグッと高めることができ、面接突破に一歩近づくでしょう。
- 面接序盤では、応募者の強みを聞く自己PRについて質問されます。
仕事を頑張ってきた人や異動歴が多い人ほど、自己PRでいくつもの強みをアピールしてしまいますが、率直にお伝えすると逆効果です。今までの仕事で最も成果が出たことや、自分らしく頑張れたことなど、「一番のハイライト」を伝えましょう。
後述しますが、自己PRの質問にはセオリーがあります。面接者の意図と質問のセオリーを理解して、力強くあなたのアピールポイントをPRして下さい。
- 面接後半では、応募者の転職理由や応募企業への志望動機を質問されます。
転職理由は不平不満でなく、前向きな姿勢を伝えましょう。多くの転職希望者にとって、本当の転職理由は「給与が低い」「残業が多い」「上司と合わない」といったネガティブなものでしょう。しかし、その本音をそのままの言葉で伝えては「転職後にしんどい事があればまた転職してしまうのでは?」とマイナス印象です。
志望動機は、事前に企業研究をしっかり行った上で、なぜその会社を選んだか自分の言葉で話せるようにしましょう。誰でもHPを見ればわかるような「グローバル企業だから」「商品が好きだから」「アットホームな雰囲気を感じたから」といった志望動機では面接者を納得させる事は難しいでしょう。
転職理由や志望動機の伝え方をもっと詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にすると、言いづらい転職理由をポジティブに話す事ができ、面接突破に一歩近づくでしょう。
- 転職面接の最後は、「何か質問はありますか?」という面接者からの逆面接です。
この逆質問は、ほとんどの面接で聞かれる質問ですが、面接者が最も対策していない項目であり、「逆質問で失敗した…」という例に事欠きません。たかが逆質問とはいえ、面接最後に訪れるこの発言で、応募者の印象がプラスにもマイナスにも転んでしまうのです。
HPを見ればわかるような企業情報を質問してしまうと、「この応募者は本気で面接に臨んでいない」と志望意欲を疑われてしまいます。一方で、給与や残業手当などの福利厚生を質問すると、「仕事よりも金銭に興味がある応募者か」とマイナス印象です。
しかし、下記の記事を読めば、逆質問を通じてぐっと採用担当者の印象を高めることができます。
Step022つの面接のセオリーを理解する
面接には「質問セオリー(STAR)」「回答セオリー(PREP)」という2つのセオリーが存在します。
これらの2つを理解することで、付け焼き刃ではない本質的な面接対策が可能になります。
- 「面接質問セオリー」である「STAR質問」とは、応募者がどんな状況で(S)、どんな仕事や目標に向かって(T)、どのように行動し(A)、どう結果に繋がりそこから何を得たか(R)、を質問するフレームです。
自己PRに関する質問は基本的にこのフレームに沿って行われるので、質問の丸暗記よりも、このフレームに沿った流れを知っているだけで、面接中にも心のゆとりができるのでとても有効な面接対策です。
- 「面接回答セオリー」である「PREP」とは、PREPとは、まず結論を述べ(P)、次にその理由を伝え(R)、わかりやすく具体例を示し(E)、最後に再度結論を伝える(P)事で、自分の意見を効果的に相手に伝える回答フレームです。
これを理解し、意識することで面接官にしっかりと論理性をアピールできるとともに、自分の考えを正しく伝えることができます。
これら2つの面接セオリーは、下記の記事に具体的にまとめていますので、しっかりと理解してワークシートとともに活用しましょう。
Step03最終面接・役員面接の対策をする
最終面接・役員面接は顔合わせ程度だと思う方も多いのですが、実は、最終面接は合格率は30〜50%とかなり難易度の高い関門なのです。
そして、1次、2次とは評価される軸も異なるため、独自に対策を立てる必要があります。
面接者のタイプによる受け答えの判断、経営者視点での逆質問など今までとは別の面接だと思った方がよいでしょう。
これらの最終面接・役員面接対策については、下記の記事を読めば、最終面接を突破するノウハウが身につき、内定獲得に一歩近づくでしょう。
転職マナーを万全にするチェックリスト
私が転職コンサルタントとして数々の面接対策を支援してきましたが、いつも「面接マナーはとても大事です!」とはっきりお答えしています。
採用担当者によっては「面接マナーが面接合否の55%を決める」とも言っており、会社で活躍する実力があってもマナーで不合格になってしまう転職志願者を数多くみてきました。
そこで、転職コンサルタントとして数多くの転職面接をアドバイスし、転職者を成功に導いてきた知見と経験をもとに、これで面接マナーは万全といえるチェックシートを作成しました。
このシートと、このページと関連するページを読んで実践していただければ、必ずやマナーを守った好印象なビジネスパーソンとして採用担当者にPRする事ができるでしょう。
Step01面接前日に準備するマナー2選
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社会人として第一印象を決めるのは「服装マナー」です。服装は「高級な服を着ているか」では決して無く、「ビジネスマナーに沿った服装ができているか」がポイントです。TPO(時・場所・場合)を意識した服装を心がけるようにしてください。
服装は決して「服」だけでなく、「靴・鞄・アクセサリー」といった小物や、「スーツのボタンはいくつ留めるの?」といった着こなしにも及びます。
不安に感じる方は、ぜひ下記のページを読んで面接にふさわしい服装で臨み、面接合格を勝ち取りましょう。
- 服装と同様、社会人としての第一印象を決めるのは「持ち物マナー」です。持ち物も「時計や靴が高級か」では決して無く、「ビジネスマナーに沿った持ち物を持参できているか」がポイントです。
応募書類を忘れてしまう方は論外ですが、「身分証明書・印鑑」や「緊急連絡先・現地までの地図」などは前日に準備しておくと良いでしょう。
不安に感じる方は、下記のページを読んで、大事なものを絶対に忘れず安心して面接に臨みましょう。
Step02面接到着から面接終了時までのマナー
大きく分けると、「到着〜控室」「入室〜着席」「面接〜面接終了」の3つのフェーズがあります。
「集合時間」から「ノックの回数」まで、それぞれ細かいマナーがあるので、下記のページを読んで、一つ一つ具体的に理解を深めましょう。
当日中の連絡が面接合否を変える!?
実は、面接後のお礼メールは必須でありませんが、面接後に送る事によって「熱意のアピール」を行う事ができ、合否ギリギリのケースだと、お礼メールで印象UPする事ができるようです。
面接でも志望動機を伝えますが、さらにメールで想いを伝えることで志望度の高さをアピールしましょう。
具体的な例文やコツは、下記の記事で具体的に説明しているので、全て読めば、採用担当者の印象をUPさせるお礼メールを簡単に実践して、面接合格に一歩近づくでしょう。
面接対策をより万全にするために
今までご紹介した方法で、しっかりと面接対策をいただければ、合格するための知識は万全でしょう。
ただし、面接対策は一人ではできません。いざ書き始めてみると下記のような悩みはでてくるかと思います。
- 自分の考えた質問回答が面接官に響くのか、自信が持てない
- 質問対策は万全だけど、本番で表現できるか自信が持てない
- 一人で質問対策を考えていくのがしんどい