
「転職エージェントと転職サイトって何が違うんだ?」「どっちが有利なんだろう」など、転職エージェントと転職サイトの違いが気になっていませんか?
転職エージェントと転職サイトには大きく7つの違いがありますが、転職を成功させるために「転職エージェント」の利用がおすすめです。
このページでは、転職エージェントとして3,000人の転職支援をしてきた経験を生かして、「転職エージェントと転職サイトの違い」について下記の流れで徹底的に解説します。
このページを読めば、転職エージェントや転職サイトについて理解を深められ、ライバルに差をつけられるでしょう。
1. 転職エージェントと転職サイトの7つの違い
転職エージェントと転職サイトの最大の違いが転職の進め方です。
どちらも基本的に完全無料のサービスですが、転職エージェントは担当者がサポートしてくれる一方で、転職サイトは自分で情報を探して頑張らなければいけません。
受験勉強に例えると、転職エージェントが無料の個別指導塾、転職サイトが独学での勉強というイメージです
それにより下記のように7つの違いが発生します。
1つずつ紹介しますが、まとめると下記のようになります。
転職エージェントと転職サイトの違いまとめ
- 転職エージェントは転職活動全般をサポートしてくれる
- 手軽に、自由に転職活動ができるのが転職サイト
- 転職を成功させたいなら成功率の高い転職エージェントの利用がおすすめ
これから違いを細かく紹介していきますが、おすすめは転職エージェントです。
特に下記の大手5社がおすすめです。無料で使えるので気軽に登録してみましょう。
- リクルートエージェント:https://r-agent.com/
- doda: https://doda.jp/
- パソナキャリア: https://www.pasonacareer.jp/
- マイナビエージェント(20代向け): https://mynavi-agent.jp/
- JACリクルートメント(ハイキャリア向け): https://www.jac-recruitment.jp/
では、転職エージェントと転職サイトの7つの違いについて解説していきます。
- 気軽さ|転職サイトの方が気軽
- 選択肢|転職サイトの方が選択肢は多い
- 企業との調整|転職エージェントならほとんどやってくれる
- 転職成功率|転職エージェントの方がうまくいきやすい
- 転職のアドバイス|転職サイトでは受けられない
- 面接対策|転職エージェントが手厚い
- 情報収集|転職エージェントの方が集めやすい
違い①気軽さ|転職サイトの方が気軽
転職サイトでは、基本的に自分一人で転職活動をしていくことになるので、自分の判断で、マイペースで進められます。
一方、転職エージェントでは登録すると担当者から連絡が入り、面談をし、その後も打ち合わせしながら進めるので、転職サイトのような気軽ではありません。
ただし、自分一人で本格的に転職活動を進めると面倒なことが多く、転職活動を後回しにしがちな方もいるので、担当者をつけた方がうまくいきやすいです。
違い②選択肢|転職サイトの方が選択肢は多い
転職サイトでは、膨大な求人が並んでいて、ネットで買い物する感覚で求人を探し、興味があれば応募ができます。
※リクナビNEXTの検索画面
どの求人に申し込もうがあなたの自由なので、選択肢としては非常に多くなります。
一方、転職エージェントでは下記のようにあなたのスキル・経験・希望に合わせてフィットする求人を紹介してもらえます。
探す手間はない一方で、「あなたが現実的に内定をもらえそうな企業」が多くなるので、未経験職種などの選択肢はかなり少なくなります。
ただし、求人の数は転職エージェントが圧倒的
転職エージェントには「非公開求人」と呼ばれるネットに公開しない、できない求人が多数あります。
「非公開求人」は、公にしたら応募者が殺到してしまう案件や、極秘プロジェクトに関する案件など応募者にとっていい求人が多いです。
非公開求人もトータルすると求人数は転職エージェントの方が多くなります。
転職サイト「リクナビNEXT」の求人数は1万ちょっとですが、同じリクルート社の転職エージェント「リクルートエージェント」には非公開求人だけで、10万件以上求人があります。
引用:リクルートエージェント
転職エージェントは、膨大な求人の中からあなたにフィットした求人を厳選し、教えてくれるサービスなのです。
違い③企業との調整|転職エージェントならほとんどやってくれる
転職サイトの場合は、企業との調整、交渉を直接行わなければいけませんが、転職エージェントであれば間に入ってくれます。
特に、転職時に苦労するのが「給与交渉」です。
企業の心象を悪くしないように、「どのタイミングで」「どうやって伝えるか」は多くの方が悩むポイントです。
転職エージェントはプロですから、相手企業との距離を測りつつ、あなたの希望条件に近づくように給与交渉まで代理で行ってくれます。
違い④転職成功率|転職エージェントの方がうまくいきやすい
転職エージェント経由での転職の方が内定が決まる確率が高くなりやすいです。
まず、企業側にあなたがどんな人かアピールしてくれることがあります。
限られた面接時間で伝えきれない強みを代わりに伝えてくれるのは助かります。
そのほかにも過去の膨大な転職実績をもとにした「応募書類の添削」「面接対策」など、全力であなたの内定を支援してくれます。
転職サイトだとこういった支援を受けられないので、自分自身で頑張る必要があります。
「転職サイト」の求人は倍率が高い?
大半の求人が非公開の転職エージェントと違い、転職サイトの求人は基本的に全てネットに公開されていて多くの人がチェックしています。
そのため、いい求人があると、応募者が殺到し、倍率が高くなりやすいです。そのため、書類で落ちやすい傾向にあります。
違い⑤転職のアドバイス|転職サイトでは受けられない
転職エージェントでは登録後の面談で、今までのキャリアを棚卸し、どんな業界があなたに向いているのか、どんな面をアピールすべきか一緒に考えてくれます。
これによって、自分では気付くことのできない自分の市場価値やキャリアの発見が可能になります。
転職サイトではこういったアドバイスを受けられません。
違い⑥面接対策|転職エージェントが手厚い
転職エージェント経由で選考が進むと、模擬面接などを実施してくれます。
これによって、志望している企業で想定される質問への練習ができ、採用のプロからフィードバックをもらえます。
また、面接前に「〇〇社の1次面接ではここが見られます」のようなアドバイスももらえ、面接へ万全の状態で臨むことができます。
転職サイトでは基本的にこういった支援を受けられません。
違い⑦情報収集|転職エージェントの方が集めやすい
転職サイトでは基本的に、求人票の情報以上のことは教えてくれませんが、転職エージェントであれば、内部情報など+αの情報をわかる範囲で教えてくれることがあります。
例えば、「募集背景」「求める人材像」などの採用担当者から聞き出した話、「面接で聞かれること」など過去の応募者から聞き出した話などです。
こういった求人票以上の情報を知れるのも転職エージェントを使うメリットと言えます。
番外編:企業側から見た違い
以上が、利用者目線で見た違いですが、実際企業からするとどんな違いがあるのか見て行きましょう。
転職エージェント経由で中途入社すると、企業は紹介料という名目で転職エージェントにお金を支払います。相場は提示年収の30%前後です。
一方で転職サイトの場合は転職サイトに1ヶ月20~180万円程度で掲載し、企業は応募を待つというイメージです。
転職エージェントへは転職者一人につき料金を払いますが、転職サイトは何人応募してきても、何人内定が出ても料金は変わりません。
紹介料のせいで、内定率は落ちたりしないの?
結論、内定率は落ちません。むしろエージェント経由は有利です。
なぜなら、採用担当者は「雇った人がすぐに辞めた」「活躍しない」といったリスクを避けることを第一に考えるため、個人応募の素性のわからない方を採用するより、転職エージェントのお墨付きがあって安全な方を採用したいと考えるからです。
雇った人がすぐに辞めてしまうと、引き継ぎ、退職処理、採用、育成、人事調整など、エージェントの仲介料とは比べものにならない膨大なコストがかかります。
また多くの場合、エージェント経由で雇った人が短期間で辞めた場合、企業側に紹介料を返還する契約ですので、企業側も安心して採用が出来る仕組みになっています。
転職エージェントであれば人事の手間も少ない
また、転職サイト経由で人気企業が募集をかけると、膨大な応募が来てしまい、書類選考だけでも苦労します。
転職エージェントはマッチしている人を中心に紹介するので、人事の手間が減り人件費の削減に繋がります。こういった面で、人気な企業の多くが転職エージェントを使っています。
2. 違いを踏まえた上手な使いわけ
改めて転職エージェントと転職サイトの違いをまとめると下記のようになります。
以上のことから、転職をある程度真剣に考えているのであれば転職の成功率を上げるためにも転職エージェントの利用をお勧めします。
2-1. まずは転職エージェントの利用がおすすめ
- 転職活動に必要なサポートを全て無料で受けられる
- 自分のキャリアを客観的に見つめ直すことができる
- 表には出ていない非公開求人を探してきてくれる
- 面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別途プッシュしてくれる
- 面倒な手続きや調整を代理で行ってくれるので手間が減る
こういったメリットがあるため、まずは転職エージェントに登録し使ってみましょう。
ただし、転職エージェントのサポートの質・求人の質は転職エージェントのみならず担当者によっても左右されます。
そのため下記のサポート・求人ともにレベルの高い大手に2~3社に登録の上、担当者に会うところから始めましょう。
- リクルートエージェント:https://r-agent.com/
- doda: https://doda.jp/
- パソナキャリア: https://www.pasonacareer.jp/
- マイナビエージェント(20代向け): https://mynavi-agent.jp/
- JACリクルートメント(ハイキャリア向け): https://www.jac-recruitment.jp/
一回会ってみて、頼れそうな人にあなたの転職活動を任せるようにできるといいです。
参考:公式にも「転職エージェントが効率的」と明記されてる
ちなみに、「転職サイト(リクナビNEXT)」と「転職エージェント(リクルートエージェント)」の両方を運営するリクルート社も転職エージェントを使った方が効率的とホームページで明記しています。
2-2. ただし、転職エージェントでサポートを受けられないことも
転職エージェントに登録した全員がサポートを受けられるとは限りません。
特に、転職して初めて報酬を得られる仕組みなので、転職における市場価値が低いとみなされると紹介などを断られるケースもあります。
また、登録して話を聞いたけど、やっぱり自分で進めた方が楽かもしれないと考えた方もいるかもしれません。
この状態になった場合に初めて「転職サイト」という選択肢を用意しましょう。
転職サイトの場合はエージェントと違って特に選び方や注意点はなく、業界最大手の『リクナビNEXT』さえ登録すれば案件の多くを網羅できるので無理せず1社で十分です。
- リクナビNEXT公式ページ: https://next.rikunabi.com/
2-3. 転職サイトでもエージェントの支援を受けられる?
転職サイトに登録をしていると、「スカウトメール」などと呼ばれるメール(転職サイトにより呼び名は様々)がたくさん来ます。
これは大きく下記の2つが送り主です。
- あなたに興味を持った企業
- あなたに興味を持った転職エージェント
このように、「転職エージェントから」メールがくることがあります。
具体的には「〇〇という案件があるんですが是非面談しましょう」という内容のもので、これに申し込みをすれば転職エージェントのサポートを受けられる可能性が大きいです。
しかし、転職支援実績がほとんどない転職エージェントもちらほらいることから、大手エージェントに登録して断られた方を除いてこの形での利用はおすすめしません。
また、中小のエージェントが多いですが、中小は紹介できる案件が限られており、平気でブラック企業の案件を紹介してくるところもあるため、まずは上場している大手の総合転職エージェントを利用することを推奨します。
3. おすすめの転職エージェント5選の解説
では、おすすめの下記の転職エージェントがどんなサービスなのかを解説して行きます。
上からおすすめ順に並んでいますので、気になるところがあれば気軽に登録して担当の連絡を待ちましょう。
- リクルートエージェント:https://r-agent.com/
- doda: https://doda.jp/
- パソナキャリア: https://www.pasonacareer.jp/
- マイナビエージェント(20代向け): https://mynavi-agent.jp/
- JACリクルートメント(ハイキャリア向け): https://www.jac-recruitment.jp/
どれも利用は完全無料ですので、担当者とのフィーリング、紹介される求人の量や質を比べてみましょう。
「業界特化型」を選ばなくてもいいの?
転職エージェントの中では「〇〇業界に強い」とPRしているものも多数存在しますが、上記のような「総合転職エージェント」と呼ばれる全ての業界・業種に強い大手エージェントがまずはおすすめです。
1つ1つの業界・業種の求人も膨大な数ですし、「他の業種」という選択肢を含め今のあなたにベストな選択ができます。
3-1. リクルートエージェント|業界大手、担当に差があるのが懸念
リクルートエージェントは、求人数No.1の総合転職エージェントであり、コロナ禍で求人数が減っている今、必ず登録すべき1社です。
ただ、1社だけだと十分な求人数には満たないので、No.2の『dodaエージェント』をはじめとした他の転職エージェントも同時登録しておくことをおすすめします。
また、コンサルタントに一部ネガティブな口コミもありましたので(※大手なので担当差が大きい)、不安な場合は、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
3-2. doda|業界最大級。20代30代なら登録必須
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
doda公式サイト:https://doda.jp/
3-3. パソナキャリア|特に親身に相談に乗ってくれる1社
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。
実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。
具体的には、下記のような口コミが多数見受けられ、転職しようか悩んでいる方から、転職が不安な方まで多くの方におすすめのサービスです。
- 親身に転職相談にのってくれる
- 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
3-4. マイナビエージェント|20代の方におすすめの1社
『マイナビエージェント』は、中小企業の案件にも強い大手エージェントです。
それぞれの業界の基礎知識や、面接対策、履歴書の添削など、つまづきがちなポイントについて個別にアドバイスをくれますので、転職を考え始めた段階で必ず登録しておきたいエージェントです。
特に20代向けの案件が多いので、20代の方は必ず登録したい一社です。
マイナビエージェント公式サイト:https://mynavi-agent.jp/
3-5. JACリクルートメント|キャリアに自信があれば使うべき1社
『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなくトップレベルといえるでしょう。
特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。
キャリアや経験にある程度の自信がある方は、そのキャリアを活かすためにも必ず登録すべき1社です。
JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
3-6. その他、年齢別の転職エージェントの探し方・使い方
その他、年代別に転職エージェントをどう選ぶか、おすすめはどこかを解説していきます。
基本的に上記5つで構いませんが、万が一ピンとこなかった、登録したけど助けてくれなそうな方は、より視野を広げて見ていきましょう。
20代の方、第二新卒の方におすすめの転職エージェントの選び方
企業側からすると、中途の20代の方はには下記のような不安がつきまといます。
- 入社してすぐ辞めないか・・・?
- 前職で人間関係はうまくいっていたのか・・・?
- 前職で何か問題を起こしたのでは・・・?
こうした採用上の不安を解消しないと内定はでませんが、あなたが1時間の面接で全てを十分に説得することは困難です。
転職エージェントを利用すれば、面接の前後であなたの代わってあなたの強みや、上記のような不安を解消するよう説得・推薦してくれますので、20代の方にも転職エージェントは必須です。
特に、第二新卒(入社3年目まで)の方は自分自身で伝えきれない強みを転職エージェントからアピールしてもらうことで、新卒の頃に落ちた企業に受かる可能性もあるので、しっかり活用していきたいです。
『マイナビエージェント』など上記でおすすめしたエージェントは、全て20代の方におすすめですが、サポートを受けさせてもらえなかった方は下記のエージェントを使ってみましょう。
- スプリング転職エージェント:https://www.springjapan.com/
- ハタラクティブ(今回正社員を目指す方へ):https://hataractive.jp/
詳しくは下記のページに解説をまとめています。
20代の方におすすめの記事
第二新卒の方におすすめの記事
30代におすすめの転職エージェントの選び方
30代の方も下記理由で、転職の際は転職エージェントを活用しましょう。
- 失敗したときに再転職しにくいため、慎重に進めるべきであるから
- 20代に比べて案件が少ないため、窓口は多く持つべきだから
しかし、30代の方はスキルだけでなく、30代の前半か後半かや、マネジメント経験の有無によっても使うべき転職エージェントは変わってきます。
しかし、上記5社はハイクラスに特化した『JACリクルートメント』を除き、全ての30代の方におすすめできます。
まずはこのページで紹介した各社に登録し、思ったようなサポートを受けられない、いい求人がないということであれば、下記のページを参考に状況に合わせたエージェントを使いましょう。
30代の方におすすめの記事
40代におすすめの転職エージェントの選び方
40代の方も転職エージェントのサポートを受けるべきですが、キャリアに自信があるか、ないかによって転職エージェントとの向き合い方が変わって来ます。
キャリアに自信がない40代の方
スキルに自信がなければ、厳しい戦いが予測されるので、とにかくたくさんの転職エージェントに登録し、助けてくれる担当者と会い、少しでも多くの求人を得ることが重要です。
上記5つの中で、若手に強い『マイナビエージェント』、ハイキャリア向けの『JACリクルートメント』を除いた3社に登録し、その上で成功率を上げるために下記の2社に登録しましょう。
- スプリング転職エージェント:https://www.springjapan.com/
- typeの人材紹介:https://type.career-agent.jp/
キャリアに自信のある40代の方
まずは国内企業での転職なら『リクルートエージェント』、外資案件をご希望なら『JACリクルートメント』がおすすめで、この2つでいい求人・サポートを得られるはずです。
また、『ビズリーチ』などの、専属の担当者がつかず条件に合わせて担当者がつく「ヘッドハンティング型」のエージェントに登録すれば、企業がより公にできないハイクラス案件に出会えるかもしれません。
40代の方におすすめの記事
4. 転職エージェントに登録した後はこんな流れ
この章では、実際に転職エージェントに登録した場合のサービスの流れについて解説します。
特に準備は必要いらず気軽に身をゆだねれば良いのですが、エージェントを初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. 登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
繰り返しになりますが、登録する際は、転職エージェントサービスなのかどうかを確認するようにしてください。
例えば、「doda」と検索するとdodaの派遣登録サイトが出てくるように、転職エージェントと紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
不安な方は、転職エージェントサービスの各公式ページはそれぞれ下記の通りですので登録前にご参考ください。
- リクルートエージェント:https://r-agent.com/
- doda: https://doda.jp/
- パソナキャリア: https://www.pasonacareer.jp/
- マイナビエージェント(20代向け): https://mynavi-agent.jp/
- JACリクルートメント(ハイキャリア向け): https://www.jac-recruitment.jp/
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、十分に注意しましょう。
Step 2. 電話がかかってくる
登録すると、転職エージェントから数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたがエージェントのオフィスに訪問することもあれば、エージェントが近くまで来てくれることもあります。(都合が合わなければ電話の場合もあります。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのエージェントに意見をもらえば、考えがまとまっていき後悔ない転職をすることができるでしょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件〜50件ほど紹介してもらいます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行います。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げましょう。
Step 6. 応募する
選考書類が完成したら、エージェントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、エージェントが企業に営業してくれます。
転職サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べるとエージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定はエージェントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、エージェントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、エージェントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど大手エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
5. まとめ
転職エージェントと転職サイトの違いを解説して来ましたがいかがでしたか?
転職エージェントと転職サイトの違いをまとめると以下のようになります。
転職エージェントの方がより成功率を高められて、また手間も減らせるので、基本的に下記のように使い分けていくことがおすすめです。
転職エージェントは下記の5社がおすすめです。上からおすすめ順に並べたので2~3社登録し連絡を待ちましょう。
- リクルートエージェント:https://r-agent.com/
- doda: https://doda.jp/
- パソナキャリア: https://www.pasonacareer.jp/
- マイナビエージェント(20代向け): https://mynavi-agent.jp/
- JACリクルートメント(ハイキャリア向け): https://www.jac-recruitment.jp/
転職サイトの場合はエージェントと違って特に選び方や注意点はなく、業界最大手の『リクナビNEXT』さえ登録すれば案件の多くを網羅できるので無理せず1社で十分です。
- リクナビNEXT公式ページ: https://next.rikunabi.com/
このページを参考に、あなたがベストな形で転職活動を進められることを心から祈っています。