転職を有利にするおすすめの資格35選【職種・職業ごとにわかりやすく紹介】

転職を有利にするおすすめの資格

「資格を持っていると転職に有利?」と考えていませんか。

結論から言うと、志望先企業の業務内容と合致していれば、有利になります。理由は以下2点です。

  • 業務に必要な知識を客観的に証明できる
  • スキルアップに向けた行動力があることを示せる

ただし、応募先企業の業務内容に合っていなければ特に効果は発揮しません。

限りある時間を有効に使い、転職を成功させるためにも、このページでは以下の流れに沿って、「どんな資格が評価されるのか」「資格習得による転職成功のポイント」を網羅的に紹介します。

この記事を読むとわかること

  • 転職活動に資格は有利なのか
  • 転職に役立つ資格選びのポイント
  • 業界を問わず転職におすすめの資格
  • 【職種別】転職におすすめの資格
  • 【業界別】転職におすすめの資格
  • 資格取得によって転職を成功させるためのポイント
  • 資格以外に自分の市場価値を高めるための方法
  • 転職・資格に関するよくある質問

最後まで読めば、皆様の転職に本当に必要な資格は何か、資格取得によって転職を成功させるために必要なことがわかり、よりよいキャリアを築くことができますよ。

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転職活動に資格は有利?

転職活動に資格は有利かどうか

以下の理由から、資格はあった方が有利です。

  • 業務に必要な知識を客観的に証明できる
  • スキルアップに向けた行動力があることを示せる

ただし、残念ながら、資格を持っていることが必ずしも転職活動に有利にはたらくわけではありません。

有利になることもあれば、効果を発揮しないこともあります。その線引は、転職したい職種や業種によって変わります。

例えば、経理職に就きたい人が日商簿記検定2級の資格を取得したり、建築士になりたい人が建築士一級の資格する場合など、就きたい職種に関連する知識や技術が、客観的に評価できるような資格は、転職活動に有利にはたらく場合が多いでしょう。

一方、秘書になりたい人が色彩検定や栄養士の資格を持っていても、採用の上で重宝されないことは明らかです。

当然のように感じるかもしれませんが、履歴書の取得資格欄を埋めるために、全く関係のない職種を記載する人は意外と多いものです。

結果、「この資格を持っているのに、なぜこの職種を受けたのか」と突っ込まれたり、取得資格への期待を込めて、希望とは別の部署に配属されることもあります。

口コミ・評判

名前 M.Kさん(30歳)
社長秘書の募集で面接を受けたときのこと。「アクティブな人」と受け取られてしまい、希望ではなかった現場の営業職に配属されてしまったんです。

参考:リクナビNEXT

口コミ・評判

名前 K.Sさん(25歳)
ある企業の社長と面接した際、社長の年齢が高いこともあり、色彩検定のことは知らない様子で、「これはどのような資格なのですか?」「これを活かした仕事は考えていないのですか?」と質問されました。
前職と同じ職種を志望していることもあり、まさか色彩検定のことを聞かれるとは思ってもみませんでした。

参考:リクナビNEXT

どんな資格でもいいから、とりあえず取っておけば転職に有利になる、ということはありません。

これから何らかの資格を取得しようと思っているなら、まずは転職したい職種や業界を決定した上で、必須の資格や評価される資格を確認したほうがよいでしょう。

もし、すでに何らかの資格を取得している場合でも、希望転職先と全く関係のないものは書かないほうがいいかもしれません。

もし記載するのであれば、「当時この資格が必要で、がむしゃらに勉強した。その粘り強さが今も仕事に生きている」など、資格の内容以上にアピールしたいことがある場合だけにしておいたほうが良さそうです。

転職に役立つ資格選びのポイント

資格選びのポイント

現在、日本には1,000個以上の資格が存在しています。

そのなかから、一体どれを選べばよいのかわからない人もいるでしょう。

そこで、資格を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

順番に解説していくので、資格選びに困ったらぜひ参考にしてみてください。

取得にかかる時間や費用

もし在職中や在学中に資格の取得を目指す場合、仕事や勉強、プライベートの時間の合間をぬって勉強をしなければなりません。

そのため、思った以上に勉強が捗らなかったり、時間の確保に苦戦したりします。

せっかく転職の面接日までに取得を目指していたとしても、間に合わなかったらそれまでの勉強時間が無駄になり兼ねません。

そのような事態にならないためにも、資格試験の出題範囲や難易度をみて、期限までに資格が取れそうかどうかをあらかじめチェックしておきましょう。

また、資格を取得するにはお金がかかります。

資格取得にかかる費用

  • テキスト代
  • 受験料
  • 資格登録手数料

なかには、資格を更新するための維持費がかかる資格もあります。

例えば以下の資格↓

資格 維持費
マンション管理士 登録から5年ごとに、講習を受講(受講代:16,600円税込)
DCプランナー 登録から2年ごとに、講座に参加(1級は講座か研修会かを選択できる)
1級:受講料はいずれも11,000円(税込)+更新料11,000円(税込)
2級:受講料7,120円(税込)+更新料11,000円(税込)
キャリアコンサルタント 登録から5年ごとに、講習を受講
更新手数料:8,000円(非課税)

※2023年10月現在

トータルでかかる費用を把握して、資格取得後も問題なく維持できるかどうかを確認しておきましょう。

社会的信頼性

そもそも資格は、大きく分けて3つあります。

国家資格 法律に基づいて、国や国に委託された機関が実施する資格
公的資格 官庁や大臣などに認定されている公的性質をもつ民間資格
民間資格 民間の団体や企業、個人が独自に設定した資格

上から順に社会的信頼性が高い資格といえます。国家資格には業務を独占できる効力があるので、評価ポイントも高いでしょう。

しかし、民間資格にも国家資格や公的資格と同じくらい重宝されるものもあります。

優遇されやすい民間資格

  • 外資系企業:TOEIC・TOEFL
  • 事務職:日商簿記検定
  • 営業職:営業士

一方で、民間資格には趣味の延長として取れるような資格も。

例えば「整理整頓アドバイザー」「温泉ソムリエ」などです。

その道に特化した仕事をするなら話は別ですが、一般企業に就職する場合はそのような資格はあまり評価されません。

どの資格を選ぶべきか迷ったら「社会的信頼性のある資格」に注目しつつ、仕事で実用的なものを選んでみるのもよいでしょう。

自分の能力との相性

「転職で有利になる資格を取得したいから」という理由で、いきなり難易度の高い資格に挑戦するのはおすすめできません。

自分の能力に伴わない難しい資格を選択すると、取得までに時間がかかりすぎてしまったり、挫折したりする可能性があります。

また、自分の興味のないジャンルだと、勉強に身が入らず継続が困難になる可能性も。

参考書や資格主催元のサイトを見れば、ある程度の難易度は予測できるでしょう。

最初は自分の能力と相性の良い資格に挑戦し、徐々に難易度を上げていくのがスマートな方法です。

業界を問わず転職におすすめの資格

転職におすすめの資格

業界を問わず転職におすすめの資格を2つ紹介します。

幅広い業務に応用できる資格なので、ぜひ参考にしてみてください。

TOEIC・TOEFL

資格ではありませんが、どちらも英語力を図るために重要視されるテストです。

特に外資系企業に対して、アピールしやすくなります。

ただし、採用時に評価される点数のラインは、TOEICだと600〜800点以上、TOEFLだと213点以上と言われているので、それ以下の場合はアピールポイントにはならない可能性があります。

日本国内での知名度は圧倒的にTOEICの方が高いですが、世界的にはTOEFLの結果のほうが評価される風潮にあります。

日本企業に転職するならTOEIC、外資系企業に就職するならTOEFLを受けるのがおすすめです。

《受験料》

  • TOEIC 7,810円(税込)
  • TOEFL 245ドル(テスト日の7日前までの申込の場合)

※2023年10月現在

MOS(Microsoft Office Specialist)

ExcelやWord、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスのスキルを証明するための資格です。

年齢や性別を問わずチャレンジしやすく、また活用しやすい資格の一つです。

ExcelなどのほかAccessやOutlookなど、ソフトに合わせて計5種類の資格が用意されていますが、一般的にはExcelやWord、PowerPointの3つを持っていれば、転職活動時に十分アピールできます。

バージョンによって試験内容が異なりますが、より転職に生かしたいなら、最新バージョンの試験を受けたほうが良いでしょう。

Excel・Wordについては、一般レベルのスペシャリストと、上級レベルのエキスパートの2種類があります。

短期で取得したいのであればスペシャリストを、時間をかけても、よりパソコンスキルを強くアピールしたいのであればエキスパートを受験するのがよいでしょう。

《受験料》

  • 一般レベル
    Word    バージョン2013 / 2016 / 365&2019 各10,780円(税込)
    Excel     バージョン2013 / 2016 / 365&2019 各10,780円(税込)
    PowerPoint バージョン2013 / 2016 / 365&2019 各
    10,780円(税込)
  • 上級レベル(エキスパート)(※)
    Word    バージョン2013 エキスパートPart1・Part2 各10,780円(税込)
    Word    バージョン2016 / 365&2019 エキスパート   各12,980円(税込)
    Excel     バージョン2013 エキスパートPart1・Part2 各10,780円(税込)
    Excel     バージョン2016 / 365&2019 エキスパート   各12,980円(税込)
    ※Part1とPart2それぞれに合格する必要があります。

※2023年10月現在

【職種別】転職におすすめの資格

職種別・転職におすすめの資格

ここでは職種別におすすめの資格を紹介します。

4つのジャンルに分けて解説していくので、気になる職種をチェックしてみてください。

事務・経理職

事務・経理職でおすすめの資格は、次の通りです。

日商簿記検定2級

簿記に関する知識について、「株式会社の経営管理に役立つ」レベルを持つことを証明する資格です。

特に女性におすすめですが、男性が取得しておいても有利にはたらきやすいものです。

財務諸表が読めるなど、大手・中小問わずに経理面に強いことが証明できるほか、営業職などでも数字に強いことが証明できる、汎用性の高さがポイントとして挙げられます。

商業簿記と工業簿記の二種類を勉強する必要がありますが、合格率は70%以上と比較的高めです。

しっかり勉強すれば数ヶ月の勉強で取得することも可能です。短期間で有効な資格取得を狙いたい人にもおすすめです。

《受験料》

日商簿記検定2級 4,720円(税込)

※2023年10月現在

秘書検定

秘書に必要とされる幅広い知識やビジネスマナー、技能を持っていることが証明できる検定です。

「秘書」と名前がついていますが、ビジネスシーン全般で使える、幅広いビジネススキルを網羅した検定内容なので、業種を問わず、事務系全般で使える資格といえます。

秘書検定は女性の資格、と言うイメージがありますが、ビジネススキルを証明するという意味では、男性も持っておきたい資格といえるでしょう。

履歴書に書きたいなら、2級はとっておきたいところです。

秘書を目指したいのであれば、さらに準1級、1級を取っておくと安心です。

《受験料》

  • 1級      7,800円(税込)
  • 準1級     6,500円(税込)
  • 2級      5,200円(税込)
  • 3級      3,800円(税込)
  • 準1・2級  11,700円(税込)
  • 2・3級  9,000円(税込)

※2023年10月現在

営業職

営業職でおすすめの資格は、次の通りです。

普通自動車運転免許

外回りの営業がある会社では、車の運転が必要になるケースが多いです。

営業で車の運転が必要になるケース

  • 担当エリアが広い
  • 地方営業で交通機関がない
  • 取引先が駅と離れた所にある
  • 持っていく荷物(営業商品)が多い
  • 急な商談が決まったとき

移動が自由にできるうえ、急なアポイントが入っても真っ直ぐに目的地に向かえるのが車移動のメリット。

最近だと会社で使われている営業用の車はほとんどがオートマ車です。

しかし、なかにはマニュアル車を使っている会社もあるので、営業職で車の免許が必要になる場合は免許のタイプも確認しましょう。

《受験料》

教習所によって受験料は異なります。相場はこちら↓

  • 普通自動車免許(MT):約30万円
  • オートマ限定自動車免許(AT):約29万円

※2023年10月現在

ビジネス実務法務検定

ビジネス実務法務検定は、仕事に必要な法的知識があることを証明できる資格です。

資格を取得するうえで、ビジネスの現場に直結している法律(民法・商法・会社法・労働法など)を学びます。

法律と関係の深い業務例

  • 取引先との契約書の締結
  • 雇用契約書の策定
  • 会計処理
  • 社員や顧客の情報管理

法律・倫理違反は会社の信頼度を下げ、経営悪化の恐れも。そのため近年、ビジネス実務法務検定の資格を高く評価する企業が増えてきています。

《受験料》

自分のパソコン・インターネット環境で受講する場合

  • 2級:7,700円(税込)
  • 3級:5,500円(税込)

※各地のテストセンターで備え付けのパソコンで受験する場合は利用料で別途2,200円(税込)

※2023年10月現在

営業士

営業士は、マーケティング・セールスのスペシャリストの証明になる資格です。

「営業力向上」を目的として作られた資格なので、企業の売上に貢献できるスキルが身につきます。

資格取得で身につくスキル

  • 取引先とのコミュニケーション力
  • 商品・サービスのプレゼンテーション力
  • 営業企画力
  • 営業アドバイザーとしてのスキル

これから営業職で活躍していきたいと考えている人は、営業士の資格を取得しておいて損はないでしょう。

《受験料》自分のパソコン・インターネット環境で受講する場合

  • 営業士初級:8,800円
  • 営業士初級・上級併願:22,000円
  • 営業士マスター:13,200円

※2023年10月現在

人事・労務職

人事・労務職でおすすめの資格は、次の通りです。

メンタルヘルス・マネジメント検定

メンタルヘルスケアに関する知識や技術を学び、従業員の心のケアや働きやすい職場の環境づくりに貢献できる資格です。

3つのコースが用意されており、それぞれの対象者と目的はこちらの通り↓

コース 対象者 目的
セルフケアコース 一般社員 仕事のストレスに対するセルフケア
ラインケアコース 管理職 担当部署・部下に対するメンタルヘルスケア
マスターコース 人事労務管理スタッフや経営幹部 組織全体のメンタルヘルス対策促進

近年、仕事に対する不安や悩みにより体調を崩す人が増え、休職・離職者の数は増加傾向にあります。

そのため、働く人たちの心が不調になるのを未然に防ぎ、メンタルを壊してしまう原因や環境に対処する力をもつ資格保持者は、面接官に良い印象を与えられるでしょう。

《受験料》

  • セルフケアコース:5,280円(税込)
  • ラインコース:7,480円(税込)
  • マスターコース:11,500円(税込)

※2023年10月現在

社会保険労務士

社会保険労務士法で定められている国家資格であり、資格があれば社会保険や労務の専門家として働けます。

国家資格ゆえに試験の難易度は少し高いですが、所持していると就活や転職で有利に働く機会が増えるでしょう。

社会保険労務士にしか行えない業務も多く、人事・労務職では評価の高い資格といえます。

社会保険労務士にしか行えない仕事

  • 健康保険や雇用保険など保険に関する書類作成
  • 年金に関する書類作成
  • 就業規則や労働者名簿、賃金台帳など帳簿書類の作成

なお、受験資格として「学歴」「実務経験」「指定試験の合格」の3つうち、いずれか1つを満たしている必要があります。

自分に受験資格があるかどうかの確認は事前に済ませておきましょう。

《受験料》
社会保険労務士:15,000円

※2023年10月現在

人事総務検定

人事総務に関する法律や知識を体系的かつ実務的に習得できます。

人事総務検定の出題内容例

  • 給与・賞与・退職金に関する知識
  • 労働時間・休日・休暇に関する知識
  • 就業規則に関する基礎知識
  • 年末調整の基礎知識

1〜3級まで用意されており、階級が上がるごとに応用力や実務対応力のスキル向上が求められます。

人事や労働環境についての理解を深めると、職場の環境を整えられるだけでなく従業員の相談や困りごとに対して手厚いサポートが行えるようになるでしょう。

《受験料》

  • 1級:11,000円(税込)
  • 2級:7,640円(税込)
  • 3級:5,090円(税込)

※2023年10月現在

ビジネス・キャリア検定

ビジネス・キャリア検定は、厚生労働省の後援を受けている公的資格です。

受けたい試験を8分野のなかから選択できるシステムで、ビジネスに必要な専門知識を深められます。

試験分野

  • 人事・人材開発・労務管理
  • 経理・財務管理
  • 営業・マーケティング
  • 生産管理
  • 企業法務・総務
  • ロジスティクス(物流の最適化を目指した考え方)
  • 経営情報システム
  • 経営戦略

階級は1級〜3級、BASIC級の4つに分けられており、階級が上がるにつれて試験内容がより実務的・応用的になっていきます。

志願する部署や役職と関連のある資格を取得していれば、就活や転職時のアピールポイントになるでしょう。

《受験料》

  • 1級:11,000円
  • 2級:7,700円
  • 3級:6,200円
  • BASIC級:3,300円

※2023年10月現在

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、職業能力開発促進法に基づいて定められている国家資格です。

取得すると、求職者の就職支援や従業員のキャリアップをサポートするエキスパートとして活躍できます。

キャリアコンサルタントの資格を活かせる場所

  • 企業の人事
  • ハローワーク
  • 大学の就活支援センター

働き方が多様化する現代、キャリアコンサルタントのニーズが高まってきています。

そのため、資格を持っていると評価も高まるでしょう。

《受験料》

  • 学科:8,900円(税込)
  • 実技:29,900円(税込)

※2023年10月現在

ITエンジニア職

ITエンジニア職でおすすめの資格は、次の通りです。

ITパスポート資格

ITに関する基礎的な知識を証明できる国家資格です。

グローバル化やIT化が加速している現代、ITの知識が必要不可欠となりつつあります。

ITをうまく活用すれば業務も効率化されるため、ITと積極的に向き合う企業も少なくありません。

ITパスポートはネットワークのシステムやパソコン技術などを学ぶファーストステップともいえる資格です。

ITエンジニア職はもちろん、IT力は幅広い職業で役立てられるでしょう。

《受験料》
7,500円(税込)

※2023年10月現在

基本情報技術者

ITに関する一定の知識・技術のある情報処理技術者だと証明できる国家資格です。

ITエンジニアとしてスタート地点に立つための必要な知識や技術が学べるので、今後IT職で活躍したい人は取得しておいて損のない資格です。

インターネットの発達が加速・高度化している今、問題となっているのはIT人材の人手不足。

そのため基本情報技術者は、IT業界では頼りになる人材として扱われる可能性が高まります。

《受験料》
7,500円(税込)

※2023年10月現在

応用情報技術者

ITに関する応用的知識・技術のある情報処理技術者だと証明できる国家資格です。

先ほど紹介した基本情報技術者のワンランク上にある資格。

IT業界である程度の実績を積んだプログラマーやシステムエンジニアを対象とした資格なので、試験の難易度も少し高まります。

より高度なITを扱う人材として活躍したい人は、資格の取得を前向きに検討してみましょう。

《受験料》
7,500円(税込)

※2023年10月現在

情報処理安全確保支援士試験(登録セキスペ)

情報セキュリティのスペシャリストと証明できる国家資格です。

ITの応用的な知識・技術に加えて、セキュリティやサイバー攻撃の知識を習得します。

そのため、安全性の高いインターネットシステムの構築・運用が可能に。

これまでに紹介したITエンジニア職向けの資格のなかでもっともレベルの高い資格で、試験の合格率は20%前後しかありません。

しかしそのぶん、希少価値のある人材として評価されるはずです。

《受験料》
7,500円(税込)

※2023年10月現在

【業界別】転職におすすめの資格

ここでは業界別におすすめの資格を紹介します。

5つのジャンルにわけて解説するので、自分の興味のある業種を参考にしてみてください。

金融・保険業界

金融・保険業界でおすすめの資格は、次の通りです。

ファイナンシャルプランナー

ライフプランの設計や資産運用、不動産や相続など、お金に関するさまざまな知識を有していることを示す資格です。

特に女性におすすめの資格ですが、男性でも金融業界やや不動産業界、士業で活躍したいと思っている人におすすめです。

特に1級は、起業できるレベルのファイナンシャルプランニングの知識を持っていることが証明できるため、キャリアアップとしてはもちろん、未経験でも転職に有利な資格と言えます。

《受験料》

  • 3級 学科と実技:8,000円(非課税)
  • 2級 学科と実技:11,700円(非課税)
  • 1級 実技:20,000円(非課税)

※2023年10月現在

証券外務員資格

有価証券の売買など、金融商品の勧誘の際に必須とされる資格です。

金融だけでなく、財務や経済に関する幅広い知識を身につけることができるので、活用の幅が広いのが大きなポイントとして挙げられます。

財務や金融の仕事は、比較的収入も高いので、キャリアアップとともに年収アップを目指したい人にもおすすめの資格です

一種外務員資格試験と二種外務員資格試験がありますが、未経験で金融業界への転職を目指すなら、二種で十分です。

その後、キャリアアップを図るために、一種を取るという流れがおすすめです。

《受験料》

  • 一種外務員資格試験 13,860円(税込)
  • 二種外務員資格試験 13,860円(税込)

※2023年10月現在

証券アナリスト(CMA)

金融や投資のエキスパートであることを証明できる資格です。

資格の勉強を通して経済学・統計学の視点から社会経済に関する学問に触れるだけでなく、企業財務、金融商品、ファイナンス理論など金融に特化した知識を深められます。

資格取得で手に入るスキル

  • 個別株式銘柄の評価・選定
  • 企業の収益性や成長性を評価するための財務調査・分析
  • 企業投資対象の企業価値の算出と将来性の予測

証券アナリスト自体は資格がなくてもなれますが、資格があると証券会社や銀行、投資を運用する部署などの金融機関で優遇されやすいでしょう。

《受験料》
一次試験:13,000円(3科目一括)
1科目ごとの受験料↓

  • 分析とポートフォリオ・マネジメント:6,400円
  • 財務分析:3,300円
  • 経済:3,300円

2次試験:15,000円
※1次・2次試験の前に有料講座を受ける義務あり

※2023年10月現在

DCプランナー

DC(Defined Contribution)とは「確定拠出年金」の意味で、DCプランナーとは年金制度全般の知識を習得したことを証明する資格です。

年金に関する学識だけでなく、退職金制度や投資・ライフプランの設計方法など幅広い知識を習得するため「企業年金総合プランナー」とも呼ばれています。

資格があれば金融機関のほかにも、年金の対応が必要な人事や労務など活躍の場を広げられるでしょう。

学歴や実務経験などは問われないので挑戦しやすい資格の一つです。

《受験料》

  • 1級(A・B・C分野):各5,500円
  • 2級:7,700円

※2023年10月現在

不動産業

不動産業でおすすめの資格は、次の通りです。

宅地建物取引士

「宅建」とも呼ばれる資格で、主に宅地の売買や取引などを行うために必要な国家資格です。

年齢・性別問わずにおすすめできます。

不動産業界ではこの資格を持つ人しか携われない仕事も多いほか、不動産業を経営するにあたり、従業員の5人に1人の割合で、必ず宅地建物取引士を置かねばならないという法律もあるため、未経験でも転職に有利にはたらいてくれる資格と言えます。

ほかにも保険関係の仕事や金融業界などでも重宝されるため、高収入な職種に転職したい人にもおすすめです。

《受験料》

宅地建物取引士 8,200円(非課税)

※2023年10月現在

管理業務主任者

マンションの契約時に必要な重要事項の説明や、一定の書面に対して記名押印ができる国家資格です。

マンション管理業では必須の資格であるとともに、マンション管理業者では一定数の管理業務主任者が必要ということもあり、男女問わず、未経験でも役立つ資格の一つとなっています。

また、実績を積めばマンション管理のコンサルタントとして独立の道も開けるので、将来的に独立を目指す人にもおすすめの資格です。

《受験料》

管理業務主任者 8,900円(非課税)

※2023年10月現在

マンション管理士

マンションの維持・管理のアドバイザーであることを証明できる国家資格です。

マンション管理に関する法律や規則を学び、マンションの運営者や購入者の相談に対して適切な助言を行います。

資格取得で手に入るスキル

  • マンションの維持管理に関するコンサルティング
  • マンションの修繕工事の計画
  • 住民との権利関係調整

マンション管理士の資格試験は難易度が高く、2021年から直近5年間の合格率は10%を満たしません。※参考:マンション管理士試験について|公益財団法人マンション管理センター

そのため、マンションに関連する仕事に就職する場合は、マンション管理士の資格があると一目置かれやすいでしょう。

《受験料》
9,400円(非課税)

※2023年10月現在

建設・電気業

建設・電気業でおすすめの資格は、次の通りです。

建築士

建物の設計業務が許可される国家資格です。

建築士には「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」と種類が3つあり、その種類によって設計できる建物のタイプや大きさが異なります。

資格 設計できる建物の規模感やタイプ
一級建築士 制限なし
二級建築士 比較的小規模の建造物(一般住宅ほどの大きさ)
木造建築士 比較的小規模な木造の建造物(一般住宅ほどの大きさ)

どの資格も試験の難易度は高いです。特に難しいのは設計範囲に制限のない一級建築士で、2023年度の合格率はたったの9.9%でした。

狭き門ゆえに建築業界で資格保持者は重宝されるでしょう。

《受験料》

  • 一級建築士:17,000円(非課税)
  • 二級建築士:18,500円(非課税)
  • 木造建築士:18,500円(非課税)

※2023年10月現在

CAD利用者技術者試験

設計支援ツール「CAD」を使い、設計図の作図を行えることを証明できる資格です。

CADは多くのメーカーや建築業界をはじめ、自動車や電子機器など、様々な業界で使用されているツールなので、転職の選択肢が広がりやすく、未経験の転職にも大いに役立ってくれます。

ソフトを使った仕事のため、在宅で仕事ができる求人もあります。

子育て中の女性はもちろん、手に職を付けたい男性にもおすすめの資格です。

《受験料》

  • 1級 16,500円(税込)
  • 2級  6,050円(税込)

※2023年10月現在

電気工事士

電気工事や設備メンテナンスを仕事にできる国家資格です。

資格には「第1種」と「第2種」の2種類あり、その種類に応じて工事できる作業範囲が異なります。

資格 電気工事できる建物規模
第1種 小規模〜大規模な建物(ビルや工場、病院など)
第2種 小規模施設な建物(一般住宅や小さめの店舗など)

身近にあるコンセントや照明器具、エアコンなどの設置工事は電気工事士の資格がなければできません。

また、鉄道の架線や信号システム、電気設備の施工も電気工事士のみが担当できる業務です。

学歴や年齢、実務経験は問われず、特別な受験資格はありません。

電気を取り扱う仕事に興味がある人は、前向きに資格取得を検討してみましょう。

《受験料》
第一種

  • インターネット申込み:10,900円(非課税)
  • 書面申込み:11,300円(非課税)

第二種

  • インターネット申込み:9,300円(非課税)
  • 書面申込み:9,600円(非課税)

※2023年10月現在

電気主任技術者(電験三種)

電気設備の保守・監督を行うための国家資格であり、資格があれば電気のスペシャリストとして活躍できます。

電気設備のメンテナンスや運用は電気主任技術者の資格がなければ行えません。

資格は3つに分けられ、それぞれの資格に応じて扱える電圧の規模が異なります。

資格 対応できる電圧の規模
第一種 電圧17万ボルト以上
第二種 電圧17万ボルト未満
第三種 電圧5万ボルト未満

専門性があるため試験の難易度はそのぶん高いですが、電気を取り扱う会社に興味がある人はぜひ一度チェックしてみてください。

《受験料》
第一種・第二種

  • インターネット申込み:13,800 円(非課税)
  • 書面申込み:14,200 円(非課税)

第三種

  • インターネット申込み:7,700 円(非課税)
  • 書面申込み: 8,100 円(非課税)

※2023年10月現在

医療・福祉業

医療・福祉業でおすすめの資格は、次の通りです。

社会福祉士

福祉に関する制度やサービスなどの専門知識が習得できる国家資格です。

「ソーシャルワーカー」とも呼ばれ、生活に困っている人に対して適切な助言や支援を行います。

サポートを必要とする人

  • 貧困の一人親家庭
  • 一人暮らしの高齢者
  • 就職に悩む障がい者

少子高齢化や離婚率増加などの福祉課題が増えている現代、今後ますます社会福祉士の活躍が期待されるでしょう。

福祉や医療現場への転職を考えている人は、資格取得を前向きに検討してみてください。

《受験料》
社会福祉士:19,370円

※2023年10月現在

介護初任者研修

介護に必要な基本的知識を持っていることを証明できます。

以前はホームヘルパー2級と呼ばれていた、介護士に欠かせない資格です。

多くの介護施設では、介護初任者研修の取得を就職の最低条件に挙げています。

訪問介護員になるための必須資格ととして挙げているところも多いので、介護業界でさらなるキャリアアップを目指すなら、ぜひ取得しておきましょう。

《受験料》

養成機関によって異なりますが、60,000円〜150,000円程度が相場です。

医療事務

レセプト業務や医療従事者のサポート、カルテの管理など、医療機関の事務員として働くために必要な知識を有していることを証明できる資格です。

「医療事務」には、歯科や調剤など、いくつか種類があります。

まずは以下3つを押さえておくと良いでしょう。

  • メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)
  • 医療事務管理士技能認定試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験

病院だけでなく、検診センターや損害保険会社、健康保険組合など、幅広い職場で活用できます。病院を始めとした医療機関は、どの地域にもありますから、パートナーが転勤族の人などにもおすすめしたい資格です。

《受験料》

受講形態によって異なりますが、40,000円〜120,000円程度が相場です。

※2023年10月現在

観光・飲食・サービス業

観光・飲食・サービス業でおすすめの資格は、次の通りです。

旅行業務取扱管理者

旅行商品の販売やツアー企画などの業務が行える旅行業界で唯一の国家資格です。

旅行業務取扱管理者の資格は3種類あり、それぞれの資格に応じて対応できる旅行先の範囲が異なります。

旅行業務取扱管理者の資格3種

  • 総合旅行業務取扱管理者:国内+海外旅行
  • 国内旅行業務取扱管理者:国内旅行のみ
  • 地域限定旅行業務取扱管理者:営業所所在地の市町村や観光庁長官が定めた区域内の旅行など

旅行業務取扱管理者の資格は学歴や年齢、実務経験を問わず誰でも受験可能です。

専門知識も深まるので、旅行業界への転職を検討している人は、もっておいて損のない資格といえるでしょう。

《受験料》

  • 総合旅行業務取扱管理者:6,500円(非課税)
  • 国内旅行業務取扱管理者:5,800円(非課税)
  • 地域限定旅行業務取扱管理者:5,500円(非課税)

※2023年10月現在

旅程管理主任者

企画旅行の主任添乗員に求められる資格です。

女性が多く活躍している仕事ということもあり、女性取得者が多いのが特徴です。

添乗員として、旅程の管理などを行うことができることを証明するもので、この資格がなければ主任添乗員として仕事をすることができないため、未経験の人にもおすすめの資格と言えます。

国内旅程管理と総合旅程管理がありますが、より幅広く活躍したいなら、総合旅程管理を取得しておきましょう。

《受験料》

  • 国内旅程管理 26,500円(税込)
  • 総合旅程管理 36,700円(税込)

※どちらも語学教本無しの価格

※2023年10月現在

調理師

調理に関する知識や衛生法、栄養に関する知識を証明できる資格です。

飲食業ではよく知られた資格で、調理師免許を持っていないと調理に関する仕事に就くことができないところもあります。

飲食業以外でも、介護施設の調理現場や工場の食堂などでも使える資格ですので、調理に関する職業に就きたいなら、取得をおすすめしたい資格です。

《受験料》

  • 調理師免許 6,000円~7,000円(都道府県により異なる)

栄養士

栄養学のスペシャリストであることを証明できる資格です。

栄養士になるには、厚生労働大臣が指定する栄養士養成施設を卒業する必要があります。

栄養士の就職先として多いのは、給食や食事がある病院や学校、福祉施設。

しかし、健康志向への関心が高まってきている現代、栄養士が活躍する場は増えてきています。

その一つが、飲食業界。

栄養士としての知識やスキルが活かせるお店

  • ヘルシー食材に特化したお店
  • 栄養バランスの取れたメニューを売りにするお店
  • アスリートを対象とした食事を提供するお店

もちろん一般の飲食店でも栄養士の資格は一つのアピールポイントになるので、飲食に関わる仕事に興味がある人は取得しておいて損はないでしょう。

《受験料》

調理師免許 6,000円~7,000円(都道府県により異なる)

※2023年10月現在

食品衛生責任者

食品衛生のプロフェッショナルだと証明できる資格です。

安心・安全の食品を消費者に届けるために、食品衛生責任者は製造・加工・調理・販売の環境や設備をチェックし衛生管理を行います。

食品衛生責任者の資格を取得するには、各都道府県で実施されている講習会の受講が必須。

飲食店や食品製造会社では食品衛生責任者の資格保持者を一人以上配属する義務があるので、飲食業界で重宝されやすい資格といえるでしょう。

《受験料》

自治体によって異なる。
相場は10,000円前後(テキスト代含む)

資格取得によって転職を成功させるための4つのポイント

転職を成功させるためのポイント

ここまでおすすめの資格を紹介しましたが、資格取得によって転職を成功させるためのポイントも併せて確認しておきましょう。

効率的に勉強する

効率的に勉強する方法は、次の2つです。

(1). より試験内容に沿ったテキストを選ぶ

対策テキストを購入する際は、より試験内容に沿ったものを選びましょう。

ほとんどの資格には、合格のためのテキストが用意されています。中には公式テキスト以外にも、対策用の教材が販売されているものもありますよね。

しかし、こうしたテキストの中には、試験傾向に沿っていないものやポイントがずれているもの、昔の試験に対応したものなど、試験対策用として内容がそぐわないものもあります。出版時期が古いほど、こうした傾向が強いようです。

より効率的に勉強するためには、最近の試験の傾向に合わせた内容のものや、対策ポイントがわかりやすいテキストを使用しましょう。

(2). 過去問題を必ず解く

資格対策テキストや公式サイトに過去問題が掲載されている場合は、試験前に必ず一度は解いておきましょう。

資格によっては、過去とほとんど変わらない内容の問題が出題されることもあります。

また内容が違っても、出題傾向は変わらないという資格も少なくありません。

試験対策問題を解くことも大切ですが、過去問題からは様々なヒントが得られます。

過去問題が公開されている資格は、必ず一度はチェックしておきましょう。

 期間を区切って資格取得に臨む

転職活動を長引かせないためにも、あらかじめ資格取得のための期間を区切っておくことをおすすめします。

期間を区切らず資格の勉強に励んでいると、資格取得自体がうまくいかず、転職活動が長期化する恐れがあります。

転職活動を長期化させないためにも、あらかじめ資格取得の期間を区切り、メリハリのある転職活動を行いましょう。

 目指す職種に本当に必要な資格を見極める

転職のために資格を取得するなら、先にどんな仕事に転職したいかを考え、希望の職種や業界で本当に必要なものだけを取得しましょう。

「転職活動に資格は有利?」でもご紹介したとおり、「持ってさえいれば有利になる」という資格はありません。

せっかく取った資格が、採用試験時に不利にはたらいたり、時には時間をかけて取得したのに、全く必要なかった…なんてことになることもあります。

資格取得にはお金も時間もかかります。転職活動に有利にならない資格を取るために労力や時間をかけるのは、転職活動を長引かせるだけでなく、機会損失を生むことにもなりかねません。

転職のためにこれから資格を取ろうと思っているなら、希望する職種や業界で本当に役立つのかを、今一度精査してみることをおすすめします。

資格取得を目標にしない

転職における資格取得は、転職活動を生きぬくための武器の一つです。

武器を得ることが目的になってしまうと、本来の目的であった転職活動がおろそかになったり、失敗したりする可能性が高くなります。

dodaが2012年9月に発表したデータによると、「資格が必須」または「資格があると尚可」という求人は、全体の20%に満たないことが分かりました。
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出典: doda「ホンネの転職白書」

一方、職務経験を問わない求人は全体の15%程となり、市場は資格よりも職務経験を問う求人の方が圧倒的に多いことが分かります。

スクリーンショット 2016-05-14 1.56.34

出典: doda「ホンネの転職白書」

医師免許や薬剤師免許のような、その職に就くために必須の資格でないかぎり、転職において資格とは、あくまで一つの武器でしかありません。

必須ではない資格取得のために時間を費やすなら、未経験でも経験が積める転職先を探して実績を積んだり、今の職場で実績を積んだりするほうが、結果的に転職活動の成功につながるはずです。

資格取得はあくまでも手段(武器)であることを、しっかり認識して転職活動に臨みましょう。

資格以外に自分の市場価値を高めるための方法

資格なしで自分の市場価値を高める方法

資格以外に自分の資格を高める方法は次の通りです。

まずは自分の転職市場価値を把握する

口コミ・評判

名前 M.Kさん(30歳)
資格、資格と焦っていましたが、資格がなくても意外とあっさりキャリアアップできました。

自分が思っている以上に、自分のスキル・市場価値が高いなんてことはよくあることで、そのまま好条件で転職…なんてこともよく見受けられます。

本当に資格は必要なのか?キャリアアップの方法は資格だけなのか?を知るために、下記手法をおすすめします。

自分の市場価値と課題を明確にする3STEP

  • STEP1. 大手の転職エージェントに登録し、面談を行う(電話でも可)
  • STEP2. 応募可能な案件と妥当年収を教えてもらう(市場価値の把握)
  • STEP3. 現状に加えてどのようなスキルを身につければ、市場価値が上がるか聞く(課題の明確化)

具体的に転職を検討していない段階でも、転職エージェントはキャリアの専門家ですから、良きアドバイスをもらえることでしょう。

そしてその時、あなたがピンとくる求人を紹介してもらえそうであれば、思い切って転職するのもありかもしれません。

※国内エージェントのTOP社5は下記の通りです。迷った場合、転職検討段階でも特に丁寧にアドバイスをくれる『マイナビエージェント』『パソナキャリア』あたりをおすすめします。

リクルートエージェント|業界大手、担当に差があるのが懸念

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

◆補足:リクルートが運営している関連サービス

リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです

ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。

レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。

また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます

レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。

doda|業界最大級。20代30代は登録必須

2024年版dudaトップ画像

Q4.資格なし・未経験で転職を成功させるコツはありますか?

もっとも効果的なのは、転職エージェントの活用です。

転職エージェントの担当者は「資格なしOK」「未経験歓迎」を条件としている求人のなかから、求職者におすすめの企業をピックアップしてくれます。

さらに、企業側に求職者を推薦してくれるほか、通過率を高める書類の書き方や面接指導までも丸々サポート。

内定がもらえるまで担当者が並走してくれるので、無資格・業界未経験の方でもハンデを感じることなく転職活動に集中できるでしょう。

転職に有利なおすす資格のまとめ

まとめ

資格取得が、必ずしも転職の成功に直結するわけではありません。

取得しようとしている資格が、本当に皆様の転職に必要なのかを判断した上で、有益になるものだけを取得することが、転職の成功につながります。

また、資格取得以外の方法で、市場価値を上げることも大切です。

自分の市場価値を知りたい方は、以下の中から2~3社ほど登録し、アドバイザーに相談してみましょう。

まずは自分にできることからはじめてみてください。