現役エージェントが教える!受かる職務経歴書の書き方完全マニュアル

受かる職務経歴書は、自己分析をしっかり行い、書くべき内容をしっかり守ることです

職務経歴書とは、自分の職務経験や志望動機、自己PRなど書類選考に用いられる書類です。履歴書の目的が「内定後に保管するもの」であるのに対して、職務経歴書は採用に直結するので非常に重要な書類なのです。

そして、転職活動で使う職務経歴書には「人事にアピールする事ができる」書き方のノウハウとコツがあります。

このページでは、現役エージェントとして今まで3000人を超える転職支援をしてきた経験から、転職に成功する職務経歴書の書き方から提出方法まで、具体的なノウハウは一切隠さずご紹介します。

このページと関連するリンクだけ全て読んでいただけば、自分にとってベストな受かる職務経歴書が書けるようになります。

3000人以上の転職を成功させてきた完璧な職務経歴書テンプレートを無料ダウンロードできます

転職活動を本気で始めようと思っているなら、まずは「正しい」テンプレートを選びましょう。

今まで転職エージェントとして3000人以上の転職を支援してきた経験から、多くのWebサイトにテンプレートが掲載されているのを見ても、間違ってるなと言わざるを得ないものも多々見受けられます。

正しいテンプレートを選ぶことで、以下のメリットがあり、転職成功の確率を上げることができます。

  • 伝えるべき内容が抜けもれず、書類選考で落ちない
  • 面接で掘下げて聞かれても、しっかりと対応できる

ぜひ、このテンプレートを活用していただき、以下でご紹介するサンプルや書き方を参考に自分にとってベストな職務経歴書作成をしていただければ幸いです。

ここからは実際の書き方から郵送するまでのステップをご紹介します
01書き方3ステップ
完璧な職務経歴書を書くための3ステップ
完璧な職務経歴書を書くには以下の3ステップが必要です。
  • Step01職務経歴書と履歴書の違いを知る
  • Step02書くまでに徹底的な自己分析をする
  • Step03職務経歴書の書き方とポイントを抑える

フォーマットをダウンロードしたら、項目をすぐに埋め始めるというのは、質の高い職務経歴書を作る上では、実は間違いです。

本当に重要なのは、職務経歴書の目的を本質から理解し、自分のキャリアをしっかりと棚卸ししてから、フォーマットを埋めていくことです。

一見すると遠回りのように見えますが、これが真の最短ルートだと、多くの転職エージェントも同意する部分なので、ぜひ次の3つのステップで書いてみてください。

Step01職務経歴書と履歴書の違いを知る

職務経歴書とは、自分の職務経験や志望動機、自己PRなど書類選考に用いられる書類です。

履歴書と職務経歴書では、「書く目的」「内容」「文量」「書き方」の4点で大きく違います。

これらの違いを抑えずに誤った職務経歴書を出してしまった事で、「採用担当者に読んでもらえず、書類選考で落ちてしまった…」と失敗される人をたびたび見かけます。

なので、まずは下記の表とリンクを読んで、職務経歴書の本質をつかみましょう。

次の3記事を読めば、より詳しく職務経歴書の本質を理解することができます。

Step02書く前に必ず徹底的な自己分析をする

フォーマットを埋める前に、自己分析をすることは、採用担当者にしっかりとアピールできる職務経歴書を書く上で必須です。

この一手間をしっかりと時間をかけて行うことで、多くの応募者がテンプレ通りの職務経歴書を提出するなかで、深く考えられたあなたの職務経歴書はキラリと光り、圧倒的な存在感を放つことになるでしょう。

presentあなたを成功に導く自己分析4つのステップ

自己分析4ステップ

01

必ずキャリアの振り返りから始めよう

まずはじめに、あなたのキャリアを振り返りましょう。

自己分析を始めると、何から考えば良いか混乱してくるものです。キャリアの振り返りが十分に出来ていると、その後Will/Cam/Mustを考えるネタが生まれ、自己分析がスムーズに進みますよ。

02

Canの前にWillを考える

転職本・転職サイトの多くには「面接に合格するため、まずあなたのスキル=Canを書き出しましょう」とありますが、これは大きな間違いです。

皆さんは「面接合格」するため転職活動するのでなく、「転職成功」のためですよね。「なぜ転職したいのか?」「どんな人生を歩みたいのか?」というあなた自身のWillを考える事こそが、転職成功の一歩目になります。

03

CanとMustは両面から考えよう

Canは「あなたの得意な事」、Mustは「志望企業の求めている事」。どちらかが片手落ちだと転職活動はスムーズに進みません。

Can・Must両方ぴったり合う企業を探す事が、転職面接に合格する大きなポイントです。

自己分析シートをダウンロードして、さっそく自己分析を始めましょう。

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Step03職務経歴書の書き方とポイントを抑える

職務経歴書フォーマットに従って、書くべき内容とそれぞれに対しての具体的なコツをお伝えします。

細かい書き方や例文は、リンク先のページで詳しく解説しています。そちらも読み込んで、ぜひ、実践してください。

01職務要約

職務要約は、職務経歴書の初めに必ず書く文章で、職務経歴書の要点を記載します。忙しい採用担当者が職務要約を見る時間は「1枚5秒」程度だと言われており、短い文章でしっかり自己PRする事が大切です。効果的な職務要約を書くためには、「経歴要約」→「自己PR」→「意欲PR」の3ステップを意識することと、「客観的な事実を伝える事」「具体的な数字や成績を入れる事」「文字数は200~300文字程度でまとめる事」の3つのポイントに注意することが重要です。

これらを意識して書けば、5秒で採用担当に伝わる「短く簡潔に」「しっかり自己PRする」職務要約を書くことができます。

02職務経歴

職務経歴で一番スタンダードな形式である”編年体”の職務経歴は、新卒入社から現在に至るまで順を追って自身のキャリアを書いていきます。入社に始まり、研修・配属・異動・昇進などの節目をポイントとしながら、必要に応じて箇条書きにするなど、分かりやすく表現していきましょう。

point自分の職務経歴に合わせてフォーマットを選ぼう

職務経歴書のフォーマットには、「編年体式」と「キャリア式」の2パターン存在します。

編年体式

職務経歴書として最も一般的なフォームが「編年体式」です。時間の経過に併せて職務経歴を記載します。

「初めて転職される人」「社会人経験が浅い人」「異動の回数が少ない人」などキャリアや職歴がシンプルな方に向いている方式です。

キャリア式

年代や勤務先、所属部署に関わらず、応募者の皆さんが携わってきた業務や分野をPRして書くフォームが「キャリア式」です。

「異動や転職回数が多く、キャリアが幅広い人」や「技術職などのスペシャリスト」など、ある能力や経験を強調してPRしたい方に向いている方式です。

03活かせる経験・スキル

応募する企業や職種で活かす事ができる経験・知識・能力を、ピックアップして記載してください。ピックアップするものが少なすぎるのは「PRしたいものが無いのか」、多すぎるのは「自身の強みを整理できていないのか」と評価されてしまうので、3~5点ほどに絞る事をお薦めします。

普通自動車免許の資格は記載すべきか?
上記の質問を応募者から受ける事がありますが、私は「応募する企業や職種で活かせる資格ですか?」と聞くようにしています。もし活かす事ができないようであれば、特に記載しなくてOKですよ。

04自己PR

自己PRは、職務経歴書の中で最も大切な項目で、あなたの強みを採用担当者に印象付けるための文章です。強みがしっかり整理され、また分かりやすい結果と言葉で伝えられる事が求められます。

採用担当者に好印象な自己PRを書くセオリーは、「PR」「仕事内容」「結果」「得た強み」「企業に貢献できる事」の5つのフレームワークで書く事です。

自己PRを書く際には、下記の2記事の通り実践していただければ対策は万全です。

05志望動機

志望動機は、受検する企業に対してあなたのやる気をPRするための文章です。「単に好き」と伝えるだけでなく、その根拠を整理して伝える事が求められます。採用担当者に好印象な志望動機を書くセオリーは、「応募企業に惹かれている理由」「事業・ポジションに惹かれている理由」「応募企業・事業・ポジションに貢献できる根拠」のステップで書く事です。

志望動機を書く際には、下記の2記事の通り実践していただければ対策は万全です。

職務経歴書をさらに高いレベルにするために

今までご紹介した方法で、しっかりと職務経歴書を書いていただければ、自信をもって合格するレベルのものが書き上がります。

ただし、いざ書き始めてみると下記のような悩みはでてくるかと思います。

  • 書き始めてみたものの、表現するのが難しい
  • 自分の書き上げたものが採用担当者に響くのか、自信が持てない
  • 一人で書き続きていくのがしんどい
そういった場合は、転職エージェントに相談してプロから直接アドバイスをもらうことがおすすめです

その際に、転職エージェントの選び方と活用方法にはポイントがあるので以下の記事を読んで、さらに職務経歴書をブラッシュアップして、転職成功の確率を上げましょう。

02郵送方法
職務経歴書の郵送方法
ベストな職務経歴書を書き終えたら、その後の送り方まで気をつけましょう。
「封筒」「メール応募」のポイントを押さえておけば万全です。

01好印象を与える「封筒」の書き方・入れ方をおさえる

持参や郵送する場合、「封筒」の書き方にもマナーがあります。そして、それは「書類を郵送する場合」と「書類を持参する場合」によって異なります。

上記の画像は郵送する際に必要な封筒の記入事項です。ただし、書類を持参する場合は「宛名・署名」だけで大丈夫など、細かいマナーの違いがあります。

また、郵送の場合はビジネスの場でのマナー感覚を採用担当者にPRするためのプラス材料として「添え状」を別途添付するとベターです。

職務経歴書以外でもマナーのある人間だと印象をもってもらうために、次の2記事を読んでこれらのマナーをしっかり押さえておきましょう。

02メール応募のマナーをおさえる

メールで書類を送る場合は、3つ重要なポイントがあります。

ポイント1. 職務経歴書は、PDFファイルで送る

Wordファイルなどではなく、PDF形式にすると担当者のPC環境に左右されないのでおすすめです。

ポイント2. ファイルにはパスワードを設定する

送付する履歴書・職務経歴書のファイルには、パスワードを設定しましょう。

なぜなら、これらの個人情報資料は企業も慎重に取り扱わなければならないからです。

また、そのような背景からパスワードをかけることは常識になっているので、もし忘れてしまうと、人事担当者から「情報管理に疎い人物」という印象を与えてしまう危険性もあります。

ポイント3. パスワードに関するメールは別途送る

最後に、パスワード自体は、履歴書・職務経歴書を添付するメールとは別にして送りましょう。

メールを送る際に、文面に自信のない方は下記のテンプレートをご参考下さい。

件名:中途採用応募の件【履歴書添付】(氏名)

本文:
株式会社◯◯◯◯
採用ご担当者様

はじめまして、
○○(フルネームを記載)と申します。

この度、御社の求人情報を◯◯にて拝見し、御社の○○職に応募させていただきます。
まずはメールにて履歴書等の応募書類を送付させていただきますので、ご査収いただきますようお願い申し上げます。

なお、履歴書のファイルにはパスワードを設定しております。
パスワードはこの後のメールでお送り申し上げますので、併せてご確認をいただきますようお願い申し上げます。

大変ご多忙なところ恐れ入りますが、ご確認をいただき、一度、面接の機会をいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

(最後に、あなたの住所・氏名・メールアドレス・電話番号を記載しましょう)

件名:パスワードの件(氏名)

本文:
株式会社○○
採用ご担当者様

○○(フルネームを記載)と申します。

先ほど送付させて頂いた履歴書のパスワードをご連絡いたします。
パスワード:○○○○○◯

ご査収の程、よろしくお願い申し上げます。

(最後に、あなたの住所・氏名・メールアドレス・電話番号を記載しましょう)

03テンプレート
職務経歴書をすぐ書けるテンプレートを用意しました
繰り返しになりますが、職務経歴書をしっかりと書くためにも適切なテンプレートをダウンロードしましょう。

3000人以上の転職を成功させてきた完璧な職務経歴書テンプレートを無料ダウンロードできます

転職活動を本気で始めようと思っているなら、まずは「正しい」テンプレートを選びましょう。

今まで転職エージェントとして3000人以上の転職を支援してきた経験から、多くのWebサイトにテンプレートが掲載されているのを見ても、間違ってるなと言わざるを得ないものも多々見受けられます。

正しいテンプレートを選ぶことで、以下のメリットがあり、転職成功の確率を上げることができます。

  • 伝えるべき内容が抜けもれず、書類選考で落ちない
  • 面接で掘下げて聞かれても、しっかりと対応できる

ぜひ、このテンプレートを活用していただき、以下でご紹介するサンプルや書き方を参考に自分にとってベストな職務経歴書作成をしていただければ幸いです。