転職面接の質問99例と答え方のポイントを転職のプロが徹底解説

転職 面接 質問

転職活動で面接を控える方の中には、

  • 「どんな質問をされるんだろう」
  • 「よく聞かれる質問を事前に知っておきたい」

と考えている方も多いでしょう。

結論からいうと、転職の面接で聞かれる質問は、ある程度パターンが決まっているため、あらかじめ質問に対する回答を考えておくだけで、選考通過の可能性は高くなります。

そこでこの記事では、転職コンサルタントとして数多くのキャリアチェンジを支援してきた私が、転職の面接で頻出の質問99選をまとめました。

(目次)

  1. 転職面接での質問例99選
  2. 転職面接の4ステップ
  3. 面接質問のセオリー「STAR」とは
  4. 質問への回答セオリー「PREP」とは

このページを読めば、面接突破に一歩近づくでしょう。

1. 転職面接での質問例99選

ここでは、転職面接での質問例をご紹介します。

  1. 転職面接の基本質問
  2. スキルや能力、仕事に対する姿勢に関する質問
  3. 会社規模別質問
  4. 応募者経歴別
  5. 応募者タイプ別質問
  6. 内定条件に関する質問

それぞれ詳しく見てみましょう。

1-1. 転職面接の基本質問

まずは、基本的な質問事項から紹介します。

(1). 自己紹介

  • まず初めに、自己紹介をお願いします。
  • 職務経歴について、簡単に教えてください。

面接最初の質問です。簡潔にハキハキと30秒程度で答えましょう。 長く話しすぎるとマイナス印象です。

(2). 自己PR

  • 今まで仕事をしてきた中で、一番頑張った事や成果について教えてください。
  • その時の状況について教えてください。
  • どんな目標にチャレンジされましたか?課題や壁はありましたか?
  • 課題を解決するために、実際行った行動を教えてください。
  • 行動の結果、そこから学んだ事を教えてください。
  • 今までの経験で、弊社で活かせると考える経験やスキルを教えてください。
  • 仕事をする上で、自分の強みや長所を教えてください。
  • 仕事をする上で、弱みや短所だと感じている特徴があれば教えてください。

アピールしたい項目が複数あっても、一つに絞って話します。

抽象的なものでなく、自身の経験を事前にまとめておきましょう。

活かせる経験や強み・弱みに答えはありません。 自分の経験を振り返り、「企業があなたを採用するメリット」を感じられるような回答を意識しましょう。

(3). 転職理由・志望動機

  • 今回転職を考えたきっかけや、経緯を教えていただけますか?
  • 今の会社や仕事への不満はどのようなものですか?
  • 転職先を選ぶ上で、何を重視しますか?
  • 弊社に興味をお持ちになった理由を教えていただけますか?
  • 同業界にはxx社などもありますが、なぜ当社が第一志望なのですか?
  • 他に受けている企業はありますか?
  • 我々の業界は、今後どうなると思いますか?
  • 仮に弊社に入社した際に、まずどんな事にチャレンジしたいですか?

転職理由がネガティブな応募者の場合は、 ネガティブな言葉のままでなく、ポジティブに変換して伝えましょう。

企業側は、この質問を通して、「本気で自社を志望しているか?」と見極めます。 HPを見ればわかるような言葉でなく、しっかり準備して面接に臨みましょう。

(4). 逆質問

  • 最後に、何か質問ありますか?
  • 言い残した事や、PRしたい事があればどうぞ。

逆質問は必ず聞かれる質問です。必ず複数準備しておきましょう。

1-2.スキルや能力、仕事に対する姿勢に関する質問

スキルや能力、仕事に対する姿勢に関する質問を紹介します。

(1). 仕事に対するスタンス

  • 仕事をする上で、自分なりにこだわっている事はありますか?
  • あなたにとっての仕事とは何ですか?
  • 目指したいモデルとなる先輩はいますか?
  • 仕事の中で感じる喜び・やりがいは何ですか?

この質問で企業は、応募者の「仕事に対するスタンス」を判断しています。 受け身ではなく、前向きに取り組む姿勢や、 自分なりの仕事観・こだわりをPRしましょう。

(2). 交渉力

  • 関係各所との折衝が多い仕事の経験はありますか?
  • 対人面での交渉が求められる仕事の経験はありますか?
  • 利害関係が発生する交渉場面では、どのようなスタンスで臨みますか?

特に30代以上の転職でよく聞かれる質問です。

利害関係が絡む折衝・交渉場面の経験があれば、振り返って言語化しておきましょう。

(3). リーダーシップ

  • リーダーとしてプロジェクトや業務に取り組んだ経験はありますか?
  • ご自身のリーダーシップスタイルはどのようなものですか?
  • リーダーに必要な要件はなんだと思いますか?

マネジメント業務などがあるポジションの採用時に、よくある質問です。

自身の経験を棚卸しして、 自分なりのリーダー像を伝えられるようにしましょう。

(4). チームワーク

  • チームで成果をあげた経験はありますか?どうチームに関わりましたか?
  • 働きづらいと感じる同僚はいますか?どのように協働しますか?
  • 同僚はあなたをどう評価していますか?

特に20代の転職でよく聞かれます。

チームで連携して仕事を進めることができるという点を、具体的にアピールしましょう。

(5). 活動量

  • 行動量が求められる仕事の経験はありますか?
  • (特に営業の場合)どの程度のアポイント件数をこなす仕事でしたか?
  • 手早くスピーディに仕事を進めるべき時、何から仕事を始めますか?

特にベンチャー企業など、スピード感とアクティブさが求められる社風の企業でよく質問されます。

(6). 自律性

  • 自ら率先して業務を自律的に進めた経験はありますか?
  • (前職が大企業の場合)仕事は誰が責任者として進めていくのですか?
  • 特に指示を与えられないような案件にアサインされた経験はありますか?

言われたことをただこなすだけではなく、自分で考え行動する力があるかを見極める質問です。

例え若手であったとしても、自ら率先して業務を推進した経験をアピールしましょう。

(7). ストレス耐性

  • 今まで一番辛かった事、大変だった事は何ですか?
  • 逃げたい・避けたいと思う仕事があった時に、どう取り組みますか?
  • 仕事の中で大きなミスをした事はありますか?どう復旧させましたか?

大変なトラブルやミスを乗り越えた経験を、エピソード形式で回答すると効果的です。

(8). イノベーション

  • 今までに、今まで無かった価値を生み出した仕事の経験はありますか?
  • 新しいアイデアが良く出るタイプですか?出てきたアイデアをどう具体化しますか?
  • イノベーションが起こる組織はどのようなものだと思いますか?

特にベンチャーや新規事業を立ち上げる部署への転職で、よく聞かれます。

ただアイディア力があるということだけでなく、 「アイデアを形にできること」を具体的にアピールできると良いでしょう。

(9). 誠実さ・真摯さ

  • 前職では、仕事で迷った時に何を優先させて判断していましたか?
  • 違った立場や価値観の人と仕事をする際に大事にしている事はありますか?
  • 困難な仕事に取り組もうとした際、何をやりがいに仕事に取り組みますか?

誠実さ・真摯さは、どんな仕事でも求められます。

面接全体の印象で評価される事が多いですが、質問で判断されるケースもあります。 「顧客」「チーム」のために取り組んだ仕事をアピールすると良いでしょう。

(10). グローバル

  • 語学力は仕事でどの程度活かせますか?
  • 海外転勤の機会があればチャレンジしますか?その理由は?
  • グローバルで活躍する人に求められる力はなんだと思いますか?

海外との取引が発生する仕事で、よく聞かれる質問です。

海外駐在経験などグローバルな舞台での仕事経験がない場合は、 海外業務に対する前向きなスタンスをアピールすると良いでしょう。

(11). キャリアビジョン

  • 将来、絶対に成し遂げたい事はありますか?
  • 3〜5年後のキャリアビジョンがあれば、教えていただけますか?
  • 弊社に就職した際に、必ず身に付けたいスキルや経験はありますか?

中途採用では、キャリアビジョンについて問われるケースが多くあります。

その時点でのキャリアビジョンを伝えられるよう準備しておきましょう。

1-3. 会社規模別質問

中小企業やベンチャーで求められる働き方と、大企業での働き方には大きな違いがあり、質問も異なります。

(1). 中小企業・ベンチャー

  • 弊社の企業理念をどう感じましたか?
  • 業務内容は、担当部署を超えてお願いする事もありますが、問題ありませんか?
  • 突発的な残業や休日出勤がありますが、問題ありませんか?

中小企業やベンチャーで判断される軸は、 「企業理念への共感」「幅広い職務」「ある程度の時間外労働」です。

特に大企業出身者は質問されるので、しっかり前向きなスタンスをPRしましょう。

(2). 大企業

  • 関係各所との折衝が多い仕事の経験はありますか?どのように取り組みましたか?
  • 長期間にわたるプロジェクト経験はありますか?どのように取り組みましたか?
  • 利害関係が反する部署と協働した経験はありますか?どのように取り組みましたか?

大企業で判断される軸は、 「折衝力」「プロマネ力」「利害が一致しない協働」です。 それぞれに適する業務を棚卸しして準備しておきましょう。

1-4. 応募者経歴別

応募者経歴別の質問例です。

特にネガティブな経歴の応募者は必ず聞かれる質問なので、面接中に慌てる事のないように事前に準備することをおすすめします。

(1). 異業種・未経験

  • なぜ、異業種・未経験の仕事にチャレンジしようと思ったのですか?
  • 前職でのどのような経験やスキルを活かせる事ができますか?
  • 将来、チャレンジしたいと思う仕事や業務はありますか?
  • 初めは新人同様の育成期間からスタートしますが、問題ありませんか?
  • 希望していない職種に異動になるケースもありますが、覚悟はありますか?

異業種・未経験からの転職の場合は、理由や業界志望動機を面接で質問されます。

「その業種や仕事に興味を持ったきっかけ」などを軸に、納得感のある回答を意識しましょう。

(2). 初めての転職

  • 転職せず、社内で異動するなどの方法は検討されましたか?
  • 異なる社風に溶け込む事への心配はありますか?
  • 職種や部署の大きな異動はありましたか?どのようにフィットされましたか?

はじめての転職の場合は、転職理由に加えて、上記の質問をされることがあります。

特に「環境の変化に対して、うまく適応できるか」という点を企業は懸念します。

具体的なエピソードをまじえて、新たな組織にもうまく馴染めることをアピールしましょう。

(3). 転職回数が多い

  • 転職回数が多い理由は何ですか?
  • 転職する中で、一貫して志望している仕事の軸はありますか?
  • 周囲や上司とうまくいかない時に、どのように乗り越えますか?
  • 仕事がつまらないと感じる時に、どのように乗り越えますか?

転職回数が多い応募者は、その理由を詳細に聞かれることがあります。

「また辞めるのではないか?」と考える採用担当者も多いため、疑念を払拭するためにも、納得感のある理由を準備しておきましょう。

(4). ブランクがある

  • 仕事にブランクがあるようですが、なぜでしょうか?
  • ブランク期間には、どのような事をされていましたか?
  • なぜ、今のタイミングで再就職しようと思われたのですか?

ブランクの理由は様々ですが、必ず正直に答えましょう。

虚偽の回答をしてしまうと、入社後にトラブルになるケースがあります。

(5). リストラ後

  • リストラされた理由は、何でしたでしょうか?
  • リストラされた経験を、ご自身ではどう捉えていますか?
  • 次に働く職場や仕事では、どのように仕事に取り組みたいと考えていますか?

こちらも、虚偽の回答をしてしまうと、入社後にトラブルになるケースがありますので、必ず事実を答えましょう。

1-5. 応募者タイプ別質問

応募者タイプ別の質問例です。年齢や性差に関する面接者の期待や気になるポイントを事前に知り、しっかりと対策しましょう。

(1). 第二新卒・20代

  • もう少し長く働こうとは思いませんでしたか?
  • 新卒の会社には、どのような志望動機で入社されたのでしょうか?
  • 新卒時に入った企業から、何を学びましたか?
  • 合わない上司や同僚はいましたか?どのようなタイプでしたか?
  • 今のあなたの課題は何だと思いますか?

第二新卒や20代転職では、弱みや課題について聞かれることもあります。

克服するためにどのようなことに取り組んでいるのかを伝えると、弱みもアピールポイントになります。

(2). 30代

  • 周囲の誰よりも優れていると感じる強みはありますか?
  • リーダーシップを発揮された経験はありますか?
  • マネジメント経験はありますか?
  • 部下のマネジメント業務において、こだわりや大切にしている事を教えてください。
  • ご自身のキャリアアンカーは何と置いて仕事されていますか?

30代転職の質問の多くは、強みについてです。 特に「マネジメント業務の有無」は聞かれることが多いです。

自身の仕事をしっかり棚卸しして、PRできるようにしましょう。

(3). 女性

  • 結婚後、仕事を続けたいですか?
  • 出産後、仕事を続けたいですか?
  • お子さんがいらっしゃるとの事ですが、育児はどのようにされますか?
  • 残業や休日出勤は、どの程度許容できますか?
  • 子供の送り迎えなど、業務調整が入る場面はありますか?

ライフスタイルとの兼ね合いについて、質問をされることもあるようです。

1-6. 内定条件に関する質問

最後は内定条件に関する質問例です。

基本的には内定後に聞かれるものですが、面接中に確認されるケースもありますので、しっかり対策して面接に臨みましょう。

(1). 内定条件

  • 入社可能期間はいつからですか?
  • 内定を出した際に、いつまでに決めてもらえますか?
  • 内定を出した際に、他社を辞退してもらえますか?

内定条件に関する質問です。 複数の転職先候補がある方は、事情を伝えて待ってもらうようにしましょう。

(2). 入社条件

  • 希望年収はありますか?
  • 残業や休日出勤は、どの程度許容できますか?
  • 転勤は可能ですか? 希望勤務地はありますか?

入社条件に関する質問です。正直に自分の希望をしっかり伝えましょう。

転職面接での質問例99選を網羅したワークシート

ここまで紹介した「中途採用の面接質問99選」を網羅したワークシートを準備いたしました。

それぞれの回答のポイントも載せていますので、ぜひ活用してください。

転職面接質問ワークシート

2. 転職面接の4ステップ

転職の面接は、主に以下の流れで進められます。

  1. 自己紹介
  2. 自己PR
  3. 転職理由・志望動機
  4. 逆質問

それぞれ詳しく見てみましょう。

2-1. 自己紹介

面接者から、はじめに質問される項目が自己紹介です。

これまで経歴・経験してきた仕事内容・強みとなるスキル・志望動機などを簡潔に伝えます。

あまり長く話しすぎると、散漫な印象を与えてしまうので気をつけましょう。

異動歴や転職回数が多い人は、応募企業に興味を持ってもらえそうな部分に絞って話すことをおすすめします。

転職面接の自己紹介の伝え方をもっと詳しく知りたい人は、「転職面接の自己紹介|第一印象を劇的に上げる5つのポイント」を参考にして下さい。

2-2. 自己PR

面接序盤では、応募者の強みを聞く自己PRについて質問されます。

今までの仕事で最も成果が出たことや、自分らしく頑張れたことなど、「一番アピールしたいこと」を絞って伝えましょう

自己PRする強みが見つからない場合は…

自己PRする強みが見つからない場合は、自己分析から自分の強みを整理しましょう。

本質的に自己分析を行い、過去の自身のキャリアから自己PRする強みを探す場合は、プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】を参考にして下さい。

ある程度簡単に、自分の強みを「客観的」かつ「職務経歴書で使えるもの」として知りたい場合は、グッドポイント診断がおすすめです。「グッドポイント診断」で自己分析・職務経歴書の質を上げる6ステップを参考にして下さい。

2-3. 転職理由・志望動機

面接後半では、応募者の転職理由や応募企業への志望動機を質問されます。

「給与が低い」「残業が多い」「上司と合わない」といったネガティブな理由の場合、そのまま伝えてしまってはマイナス印象です。

転職理由は不平不満でなく、必ず前向きな姿勢を伝えましょう。

志望動機は、事前に企業研究をしっかり行った上で、なぜその会社を選んだか自分の言葉で話せるように準備しておくことが大切です

誰でもHPを見ればわかるような「グローバル企業だから」「商品が好きだから」「アットホームな雰囲気を感じたから」といった志望動機では面接者を納得させる事は難しいでしょう。

転職理由や志望動機の伝え方をもっと詳しく知りたい人は、「面接での転職理由を本音で突破!正しい回答法と例文5選」を参考にして下さい。

2-4. 逆質問

転職面接の最後は、「何か質問はありますか?」という面接者からの逆面接です。

この逆質問は、ほとんどの面接で聞かれる質問ですが、面接者が最も対策していない項目であり、「逆質問で失敗した…」という方も少なくありません。

HPを見ればわかるような企業情報を質問してしまうと、「この応募者は本気で面接に臨んでいない」と志望意欲を疑われてしまいます。また、給与や残業手当などの福利厚生を質問するのもおすすめできません。

逆質問では、「事業内容をより詳しく聞きたい」といった、意欲をアピールできるものをすると良いでしょう。

※逆質問を通じて採用担当者の印象を高めたい人は、「転職面接のラスト2分で合格を勝ち取るための逆質問21選」を参考にして下さい。

3. 面接質問のセオリー「STAR」とは

面接の質問内容は、大まかに以下のように分類されます。

2章では面接質問のセオリーで、特に自己PRを聞く質問のフレームである「STAR」についてご説明します。

面接質問のセオリー「STAR」質問

  1. 「S」Situation:状況
  2. 「T」Task:職務 Target:目標
  3. 「A」Action:行動
  4. 「R」Result:結果

STAR質問とは

応募者がどんな状況で(S)、どんな仕事や目標に向かって(T)、どのように行動し(A)、どう結果に繋がりそこから何を得たか(R)、を質問するフレームです。

3-1. 「S」Situation:状況

「市況環境は、どのようなものでしたか? あなたの事業は何を目指しているのでしょうか?」

「あなたのポジションや組織について教えて下さい。」

「組織の中で、どんな役割や立ち位置で仕事されているのですか?」

最初の質問は状況確認です。応募者の事業全体や組織、その中での役割を簡潔に質問されます。

この質問は、応募者の状況を確認するものなので、「印象の良い内容を回答しよう」と思う必要はありません。状況を説明しようと長々と話すと逆効果ですので、短く簡潔に説明できるようにしましょう。

3-2. 「T」Task:職務 Target:目標

「あなたの仕事や職務について、詳しく教えて下さい」

「どのような目標にチャレンジされたのですか?」

「目標を解決するために、何が問題点でしたか?どのような壁を乗り越えたのでしょうか?」

次の質問は、応募者の職務や目標についてです。目標へのチャレンジや、解決に際した問題点について質問されます。

この質問も事実確認が中心ですので、長々と話す必要はありませんが、1点注意が必要です。「問題点」や「壁」といった質問に対して、「上司が指示した」「事業で決まってる」といった会社から与えられた課題を答えると、主体性が無いような評価を与えてしまいます。

自分なりに感じた壁や課題感を答えると、あなたらしさをPRする事ができます。

3-3. 「A」Action:行動

「課題や壁を乗り越えるために、実際に行った行動を教えてください」

「事前に立てた計画と、うまくいった事/うまくいかなかった事を教えてください」

「周囲のメンバーやチームと、どのように連携を取りながら努力されたのですか?」

いよいよ、応募者が評価される質問です。課題を解決するために行った行動について質問されます。

面接者が聞きたいのは、「応募者の行動」であって「チームの行動」ではありません。

「話を大きくしよう」とチーム全体の活動をPRする応募者がいますが、それほど意味はありません。「自分」は何をして、どうチームに貢献したかを説明できるようにしましょう。

3-4. 「R」Result:結果

「あなたが行動した事で、どのような結果になりましか?」

「その結果や活動から、あなたは何を学びましたか?」

「今振り返って、さらに頑張れた事や良くできた事はありますか?」

最後の質問は、一連の結果についてです。プロジェクトの到達点や成果について質問されます。

この質問は、単に「売上xx万円が受注できた」という目標の到達度合いだけでなく、一連の活動から得た学びや強み、よい良くするための反省ポイントなど、応募者の内面に迫ります。

振り返りや自己反省を通して、学ぶ姿勢があるということをアピールしましょう。

4. 質問への回答セオリー「PREP」とは

質問に対する回答は、PREP法で答えると、わかりやすく相手に伝わります。

PREPとは

まず結論を述べ(P)、次にその理由を伝え(R)、わかりやすく具体例を示し(E)、最後に再度結論を伝える(P)フレームワークのこと。自分の意見を効果的に相手に伝えることができます。

質問への回答セオリー「PREP」

  1. 「P」Point:結論
  2. 「R」Reason:理由
  3. 「E」Example:例
  4. 「P」Point:結論

「あなたの強みは何ですか?」という面接質問を受けた際の解答例としてご説明します。

4-1. 「P」Point:結論

「私の強みは、顧客の潜在ニーズを聞き出すソリューション営業です。」

最初の回答は「P」結論です。

面接者の質問に対して、一言で答えましょう。

質問に対して結論から答えるのは当たり前のように感じますが、実際には難しいものです。「強みは何ですか?」といった良くある質問に対しては、多くの応募者が回答を準備しているので結論から話す事ができますが、「xx業界の未来を考えて、業界全体で取り組むべき事と、あなたが弊社に入社してやりたい事は何ですか?」といった複雑な質問だと詰まってしまう応募者も多いでしょう。

このような時は、ダラダラと話し始めながら考えるのでなく、「少しお時間頂けますか?」と断って10秒ほど熟考した後に結論から話しましょう。

4-2. 「R」Reason:理由

「入社以来5年間、大手顧客を中心とした営業職に従事しています。営業場面で拘っている事は、単なる状況ヒアリングに留まらず、顧客の戦略や事業の仮説をぶつける事です。顧客の潜在ニーズを聞き出し、商品営業にならず、顧客の課題を解決できるソリューション営業を心がけてきました。」

次の回答は「R」理由です。

「P」で答えた結論の理由を簡潔に伝えます。

理由について回答する際は、事実に基づいた話をしましょう。

どんな質問に対しても「こうありたいという仮説」で回答する応募者がいますが、事実に基づいていない回答だと面接者に信用されません。

「今後の日本はどうなると思いますか?」といった未来予想の質問でない限り、自身の仕事体験に沿った事実を話すようにしましょう。

4-3. 「E」Example:例

「例えば、過去お取引を頂けていなかったメーカーA社を3年前に引き継ぎました。少しでもA社を知ろうと事業戦略や組織状況などを考え、担当者と会話するように心がけました。結果、担当して半年ほどして、A社が大きな事業変革を計画され、そのプロジェクトに社外パートナーとしてアサインされる機会を得ました。」

理由を伝えた後の回答は「E」例です。

自身の回答に真実味を持たせるため、事例を伝えるフェーズです。

例について回答する際は、自分の経験を1つに絞ってわかりやすく伝えましょう。

信憑性を高めるため、事例を複数話される応募者がいますが、一つ一つの事例が薄くなってしまいます。

4-4. 「P」Point:結論

「こういった仕事経験を通じて、顧客の潜在ニーズを聞き出すソリューション営業が私の強みとなりました。」

回答の最後には「P」結論を再度伝えましょう。

さいごに

転職面接の質問について、コツやノウハウを紹介しました。

質問例99選を参考にして、事前に準備を行っておきましょう。

また、面接の対策を万全にしたい方は、リクルートエージェントdodaなどの転職エージェントに相談するのが手っ取り早くおすすめです。

転職エージェントでは、選考対策として「模擬面接」を行ってくれます。

本番で緊張しないように、模擬面接を通して練習しておくと良いでしょう。

※詳しくは、無料で上手くエージェントを利用しながら手軽に面接対策する方法をまとめた『面接対策に強いおすすめ転職エージェントと活用法』をご参考ください。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。