アパレル・ファッション業界での転職を考えてるけど、「業界に強い転職エージェントはどれ?」と考えていませんか。
アパレル業界の転職エージェントは30社以上が乱立し、サービスの質や得意分野に差があるため「とりあえず大手だから…」という理由だけで選んでしまうと、自分に合った求人を見つけることができないことが多いです。
そのため、アパレル転職ならではのアドバイスをもらうことができ、ニーズに合う求人を紹介してもらえる転職エージェントを選ぶことが、何よりも大切です。
このページでは、アパレル・ファッション業界での転職に成功するための転職エージェント選びについて、以下の順で解説します。
- アパレルに強い転職エージェントの選び方
- 【結論】アパレル業界への転職ならまずは『クリーデンス』
- アパレルに強いおすすめ転職エージェント14選
- そもそも転職エージェントを使うべきたった1つの理由
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
全て読めば、あなたにあった信頼できる転職エージェントが見つかり、アパレル・ファッション業界の転職成功に大きく近づくことでしょう。
目次
1. アパレルに強い転職エージェントの選び方
冒頭でもお伝えした通り、アパレル業界の転職エージェントは30社以上が乱立し、サービスの質や得意分野に差があるため「とりあえず大手だから…」という理由だけで選んでしまうと、自分に合った求人を見つけることができないことが多いです。
そのため、転職エージェントを選ぶ際には、以下の3つの軸を意識すると良いでしょう。
アパレルに強い転職エージェントを選ぶ3つの軸
- 求人の数・質
…求人数を十分に保有していて、人気な職種や、ブランドの案件も多い - 提案力
…キャリアの築き方や仕事選びの方法など、求人紹介以外のアドバイスももらえる - サポート
…求職者の要望を聞きながら、一人一人に合った選考対策を行ってくれる
このページでは、この3軸を元に、1,000人の転職者に行った独自アンケートの結果を踏まえ、『アパレルに強いおすすめ転職エージェント』を14社ご紹介していきます。
2. 【結論】アパレル業界への転職ならまずは『クリーデンス』
結論から言うと、アパレル業界への転職なら、『クリーデンス』に登録しておけばまず間違いなしです。
クリーデンスは、人材大手のインテリジェンスが運営するアパレル専門転職エージェントで、求人数・提案力・コンサルタントの質全てで、転職エージェントの中でずば抜けています。
案件数はすべての職種で多く、特にデザイナー・バイヤー・MDを志望している場合は他社と比べても案件数が豊富です。
サポート体制にも定評があり、専属担当となるキャリアアドバイザーは、アパレル・ファッション業界や人材業界出身で、国際資格GCDFの取得者も多数在籍しています。
また、クリーデンスは公開求人の約3〜4倍の非公開求人を持っており、具体的に以下のような優良案件が含まれています。
- 新規プロジェクトなど、企業・ブランドの戦略上公開できない求人
- 特別なスキルや経験をお持ちの方が必要な専門性の高い求人
- 急募のため掲載する余裕がない求人 など
ですので、まずは気軽に相談し、あなたに合った求人にはどのようなものがあるか紹介してもらいましょう。
また、『クリーデンス』で転職がうまくいかなかった場合は、「求人数」「提案力」「サポート力」が優れた、以下の総合転職エージェント3社を利用しましょう。
- パソナキャリア:
https://pasonacareer.jp - マイナビAGENT:
https://mynavi-agent.jp/ - リクルートエージェント:
https://r-agent.com/
上記3社については、『3-1. 総合転職エージェント5選』でさらに詳しく説明していますが、ここでは、クリーデンスと上記3社について、職種・地域別に求人数を比較して見ていきましょう。
職種別求人件数
職種別にみると、クリーデンス・パソナキャリア がどの職種でも多くの求人を保有していることがわかります。
しかし、転職においてはより多くの求人に触れることが大切なので、これら2社に登録することで、転職の成功確率をより高められるでしょう。
クリーデンス | パソナ | マイナビ | リクルート | |
デザイナー | 190 | 15 | 10 | 20 |
バイヤー・MD | 90 | 40 | 10 | 10 |
店舗・販売 | 220 | 50 | 50 | 50 |
販促・マーケ | 150 | 110 | 10 | 10 |
営業 | 140 | 110 | 70 | 20 |
事務 | 90 | 20 | 10 | 10 |
※2021年12月現在
地域別求人件数
地域別に求人数を見ると、クリーデンスとリクルートエージェントが、全地域において多くの求人を保有していることがわかります。
そのため、まずアパレル業界への転職におすすめのクリーデンスに加え、リクルートエージェントにも登録することで、さらに地元の求人に触れることができるでしょう。
クリーデンス | パソナ | マイナビ | リクルート | |
東京 | 640 | 320 | 55 | 180 |
大阪 | 90 | 70 | 10 | 100 |
神奈川 | 20 | 20 | 10 | 40 |
愛知 | 30 | 30 | 10 | 40 |
福岡 | 30 | 20 | 20 | 20 |
※2021年12月現在
次章では、ここで紹介した3社に加え、さらにおすすめの転職エージェントをご紹介していきます。
3. アパレルに強いおすすめ転職エージェント14選
本章では、アパレルに強いおすすめ転職エージェントを14社ご紹介します。
転職エージェントは、以下の2種類に分類することができます。
- 総合転職エージェント
…業界を横断して大量の案件を持つ - アパレル業界特化型エージェント
…アパレル業界に特化した良質な案件を持つ
以下でそれぞれについて詳しく説明していきます。
順に見ていきましょう。
3-1. 総合転職エージェント5選
以下で、業界を横断して大量の案件を持つ総合転職エージェントをご紹介します。
アパレル業界に特化しているわけではありませんが、求人数の豊富さ、幅広さ、サポート体制など選択肢を広げたい方は総合転職エージェントに登録することをおすすめします。
転職サイト名 | アパレル求人数 | 提案力 | サポート力 | |
1位 | パソナキャリア | ◎ 150件 |
◎ 4.0 |
◎ 4.2 |
2位 | マイナビAGENT | ◎ 160件 (非公開:810件) |
◎ 4.1 |
◎ 4.3 |
3位 | リクルートエージェント | ◎ 600件 |
◯ 3.6 |
◯ 3.5 |
4位 | doda | ◯ 530件 |
◯ 3.9 |
◯ 3.8 |
5位 | type女性の転職エージェント | 非公開 | ◯ 3.6 |
◯ 3.6 |
※2021年12月現在
それぞれ見ていきましょう。
1位. パソナキャリア|サポート充実で満足度No.1
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
2位. マイナビAGENT|初めての転職に強く20代実績No.1
『マイナビAGENT』は、『マイナビエージェント』の女性に特化したサービスで、女性コンサルタントの多さや、サポートの手厚さから女性利用者の満足度が高いです。
キャリアコンサルタントは女性求職者の要望を聞きながら、一人一人に最適なアドバイスをしてくれます。
また、マイナビの豊富なリソースにより、大手上場企業から人気ベンチャー企業、隠れた優良企業まで、多彩な求人を保有しています。
業界専任のキャリアアドバイザーによる、書類添削、面接対策など、しっかりと転職サポートを受けたい女性の方は、ぜひ『マイナビAGENT』に登録しましょう。
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3位. リクルートエージェント|求人数&実績No.1
『リクルートエージェント』は、『案件総数・内定決定数ともにNo.1』の実績を持つ国内最大手の総合転職エージェントです。
求人の数は業界トップレベルで、『他の転職エージェントで求人数がほぼない職種でも、リクルートならある』との口コミが見受けられるくらいなので、地方での転職や、40代以上の転職であってもおすすめすることができます。
またリクルートは、年収750万円以上での転職を検討されているハイクラス層な方向けに『リクルートダイレクトスカウト』も運営しており、そこも合わせて幅広い層からの指示が集まっていました。
まずは登録してみて、自身の希望する求人があるかどうか確認してみると良いでしょう。
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4位. doda|求人数No.2!コロナ禍では登録必須
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
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5位. type女性の転職エージェント|女性特化で一都三県に強い
『type女性の転職エージェント』は、転職サイト大手の株式会社キャリアデザインセンターが運営する女性専門の転職エージェントです。
2005年から、女性に特化した転職サイトの『女の転職type』を運営しており、女性の転職支援については10年以上の歴史があり、女性が働きやすい案件を大量に保有しています。
女性のアドバイザーを中心に、職種ごとに専門チームを作り女性の転職支援をしているため、細かなアドバイスを受けたい女性におすすめです。
また実際に、『type女性の転職エージェント』を利用して転職した方の約71%が年収UPに成功しています。
特に、職種ごとに専門のアドバイザーがいるので、非常に頼もしい転職エージェントと言えるでしょう。
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3-2. アパレル業界特化型エージェント9選
ここでは、アパレル業界に特化した転職エージェントを9社ご紹介します。
エージェントごとに特徴や強みがあるので、自分のキャリアプランにあったところを2〜3社登録することをおすすめします。
- クリーデンス|アパレル・ファッション業界最大手
- エラン|アパレル・ファッション業界の求人情報なら
- アパレル転職なび|ファッション業界の転職なら
- アズール&カンパニー|外資系企業、消費財業界の転職なら
- IDA|アパレル、ファッション業界の転職なら
- ブランドマッチ|ファッション・アパレル業界の転職
- PARDO|アパレル業界の求人・人材派遣・紹介
- Fashion HR|ファッションにまつわる全てのキャリアのための転職サイト
順に見ていきましょう。
クリーデンス|アパレル・ファッション業界最大手
『クリーデンス』は、人材大手のインテリジェンスが運営するアパレル専門転職エージェントです。
アパレル・ファッション業界を志望するすべての方におすすめで、サポートの質や案件数はすべての職種に強く、特にパタンナー・デザイナーを志望している場合は他者と比べても案件数が豊富です。
また公開案件の約3〜4倍の非公開案件を持っていますので、登録して相談してみるとあなたの望みにぴったりマッチする優良案件に出会える能性が高いです。
エラン|アパレル・ファッション業界の求人情報なら
『エラン』は老舗のアパレル業界専門の転職エージェントです。
アパレル業界出身のキャリアコンサルタントが相談に乗ってくれ、サポートの質は大変優れています。
職種別の職務経歴書フォーマットを提供・添削してくれたり、面接をするときは事前のアドバイスをしてくれるのはもちろん、場合によっては面接本番に同席してくれます。
アパレル転職なび|ファッション業界の転職なら
『アパレル転職なび』はシーエーセールススタッフが運営するアパレル業界に特化した転職エージェントです。
きめ細かい模擬面接は業界でも有名で、任意でビデオ撮影をしてくれ、具体的なアドバイスをもらうことができます。
案件数や対応地域は特筆すべきポイントはありませんが、面接対策に不安がある方に特におすすめです。
アズール&カンパニー|外資系企業、消費財業界の転職なら
『アズール&カンパニー』は、消費財業界を中心とした業界特化型の転職エージェントです。
ラグジュアリーファッション・日系ファッションなど、9つのカテゴリーに分かれ、多くの求人を扱っています。
また、面談に定評があり、面談を通じて登録者の想いやスキル、適性などを見極め、適切なキャリアプランを提案してもらえます。
IDA|アパレル、ファッション業界の転職なら
アパレル・ファッション・ラグジュアリー業界専門の転職エージェントです。
全国に正社員、契約社員、派遣社員の求人をもっています。
また、『IDA』はサポートに定評があり、専任のコーディネーターや、プロのトレーナーによる充実した無料研修もあるので、ファッション業界が未経験の方にもおすすめです。
とくに、ラグジュアリーブランドの求人を豊富に扱っているので、ラグジュアリーブランドへの転職を考えている方は登録することをおすすめします。
ブランドマッチ|ファッション・アパレル業界の転職
『ブランドマッチ』は、ファッション・アパレル業界の転職サイトです。
アパレル・コスメに特化し、ユーザーにとって1番の提供をすることを最優先にサービスを展開しています。
また、求人も外資系ブランドが多いのでハイブランドや外資系に興味がある方は登録することをおすすめします。
PARDO|アパレル業界の求人・人材派遣・紹介
『PARDO』は、アパレル業界専門の転職エージェントで、正社員だけでなく、派遣・紹介予定派遣の案件も扱っています。
アパレル接客販売を学ぶ研修制度もあり、ひとりひとりに合わせたキャリアプランを提示してくれるので、経験者の方はもちろんですが、未経験でアパレル業界に転職したい方に特におすすめです。
Fashion HR|ファッションにまつわる全てのキャリアのための転職サイト
『Fashion HR』はアパレル・ファッション業界の幅広い案件を取り扱っている転職サイトです。
雇用形態はアルバイトから、派遣、正社員/契約社員、業務委託、繁忙期の短期アルバイト、すべての形態を網羅的に取り扱っています。
雇用条件に関わらず案件を探してみたい方はぜひおすすめです。
4.そもそも転職エージェントを使うべきたった1つの理由
転職エージェントを使うべきたった1つの理由は、『転職の成功確率がずっと高いため』です。
実際、転職エージェントへ登録することによって以下2点の恩恵を受けることができます。
- メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
- メリット(2) 転職のプロからサポートを受けることができる
では、順にご説明します。
メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
転職エージェントを利用することで、様々な求人を見ることが可能になります。
例を挙げると、リクルート社が運営する『リクナビNEXT(転職サイト)』と『リクルートエージェント(転職エージェント)』では求人数を比較すると、転職エージェントの方がより多くの求人を保有していることがわかります。
さらに、転職エージェントで一般公開している「公開求人」のみならず、「非公開求人」まで見ることができるので、幅広い求人を見たいのであれば、必ず登録すべきだといえるでしょう。
事業戦略上、表立って募集はできないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する内容のもので、給与やポジションなどがハイグレードであるという特徴があります。
非公開求人も見ることで、ご自身の希望する労働条件や職場を見つけられる可能性がグッと上がります。
メリット(2) 転職のプロからサポートを受けることができる
この章では、転職エージェントがしてくれる『4つのサポート』について紹介をしていきます。
選考前から入職後まで、とにかく手厚いサポートを無料で行ってくれます。
反対に転職エージェントを使わずに転職をすると各ステップで非常に苦労するので、そこも合わせて説明していきます。
STEP1. 面談(希望条件などのすり合わせ)
転職エージェントに登録をすると、担当者が連絡をしてくれます。
そして、その後時間を合わせて、対面もしくは電話で面談を行い、「転職しようか迷っている」レベルの相談から「こんな職場に転職したい」などのヒアリングまでを行ってくれます。
また、あなたの希望に応じて、その後求人をガンガン紹介してくれるようになるので、以下のような譲れない条件があれば,ここでぶつけておきましょう。
- 希望の給料やボーナスの水準
- 夜勤なし、休みやすいなどの働き方の要望
- 希望の勤務場所(立地や交通の便)
- 「介護施設がいい」などの転職先の希望
STEP2. 求人の紹介
面談の後は、あなたの要望に合わせて求人を紹介してくれます。
要望に合った求人の中から、興味があるものがあれば、転職エージェントが応募手続きを代行して行ってくれます。
この時、転職エージェントだからこそ知っている職場の実情なども踏まえながら提案をしてもらえます。
また、転職エージェントの場合、ネット上などに公開されている公開求人の他に、ネット上には公開されない「非公開求人」も存在します。
非公開求人は何がいいの?
転職エージェントを使っている方にとって、非公開求人は「好条件の求人が多い」というメリットがあります。
実際にネット上に公開されたら応募者が殺到してしまう、今働いている方よりいい条件になってしまうなど、非公開求人は「非公開にすべき理由」のあるいい求人が非常に多いです。
STEP3. 選考のサポート
履歴書や面接対策などの「受かるためのサポート」も転職エージェントは行ってくれます。
転職エージェントはあなたが転職に成功し、入職して初めて「紹介料」をもらえるからです。
そのため、紹介して終わりではなく、受かるためのサポートも徹底的に行ってくれます。
また、あなた自身ではなかなかしづらい、条件面の交渉も担当者が行ってくれますので、希望の条件をしっかりと伝えておきましょう。
STEP4. 内定後のサポート
内定した後もサポートは以下の面で、手厚く実施してくれます。
- 職場側との条件などの調整
- 入職手続きの代行
- 現職の退職交渉のアドバイス
以上のように、内定が決まった後も入職するまでサポートしてくれ、面倒な手続きなどもほとんど代行してくれます。
~ここまでのまとめ~
転職エージェントに登録するべき理由について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
登録することで、非常に大きな恩恵を受けられるので、とりあえず相談ベースでも登録することをおすすめします。※しかも登録は無料です。
- メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
- メリット(2) 転職のプロから丁寧なサポートが受けられる
次の章では、転職エージェントをより効果的に活用するポイントについてご紹介していきます。
5転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
6【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アパレル業界の転職は『クリーデンス』に登録しておけばまず間違いなしです。
『クリーデンス』で転職がうまく行かなかった場合、次点としては下記13社をおすすめします。
【総合型】転職エージェント
- マイナビAGENT:
https://mynavi-agent.jp/ - リクルートエージェント:
https://r-agent.com/ - dodaエージェント:
http://doda.jp/ - パソナキャリア:
https://pasonacareer.jp - type女性の転職エージェント:
https://type.woman-agent.jp
【業界特化型】転職エージェント
- エラン:
https://www.elan-jp.com - アパレル転職ナなび:
https://tenshoku.ca-ss.jp - アズール&カンパニー:
https://www.azureweb.jp - IDA:
https://www.ida-mode.com - ブランドマッチ:
https://brandmatch.jp - PARDO:
https://pardo.jp - Fashion HR:
https://fashion-hr.com/
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。