「失敗して落ち込むのがイヤで転職に踏み切れない」
「転職は難しい?失敗しないための方法はある?」
転職に失敗しやすい看護師の特徴や、転職成功に欠かせないポイントを知れば、転職先が合わないため転職後すぐ辞めるという状況を防げるでしょう。
転職活動時に気をつけること
- 何がしたいかわからないときは転職の理由をはっきりさせる
- 自己分析を徹底的におこなう
- 一人で転職活動を進めない
- なんとなくで職場を選ばない
- 転職先の情報を十分に集める
- 内定した後に、採用の条件を必ず良く確認する
- 口コミサイトや職場見学で転職先の雰囲気を確認する
- 現職場を「退職しない」という選択肢を残す
- 最終決定は自分でおこなう
一人での転職活動や再就職に不安を感じている人は、看護師転職サイトを活用するとよいでしょう。キャリアアドバイザーからの手厚いサポートを受けられ、転職を繰り返すという事態を防げます。
本記事では、数ある転職サイトのなかから、利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイトをピックアップしました。
最後まで読めば、失敗しない転職方法や利用すべきサイトがわかり、転職して良かったと思える未来をつかめるでしょう。
看護師723名が選んだ人気の転職サイト
編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての看護師におすすめの相談先です。
左右にスクロールできます。
おすすめ転職サイト |
口コミ満足度 |
公開求人数 |
おすすめポイント |
1位:看護roo! (看護ルー)
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約5.9万件 |
- 利用者満足度No. 1(編集部調べ)
- 面接対策・サポートも手厚い定番の転職サイト
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2位:マイナビ看護師
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約4.6万件 |
- 全国に拠点があり地方にも強い
- 初めての転職から企業転職まで抜群の支援
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3位:レバウェル看護 (旧・看護のお仕事)
|
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約14.1万件 |
- 圧倒的公開求人数を誇る大手サイト
- 取材に基づくリアルな施設情報を教えてくれる
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〔求人数〕2023年1月5日時点
看護師が転職に失敗する原因5選|事例とともに紹介
この記事ではまず、転職経験のある看護師100人を対象にアンケート調査を実施しました。
看護師が「転職に失敗した…」と思う原因を分析したところ、主に以下の5つに分けられました。気になる項目をぜひチェックしてみてください。
早速ご紹介します。
入ってみたら雇用条件が違った
入ってみたら雇用条件が違い、転職に失敗した…と感じる看護師さんは多いです。
採用時に労働条件通知書の形で、労働条件は提示されます。残業については、記載されている「所定労働時間外労働の有無」で確認できます。
ですが、「残業ナシ」と聞いていたにも関わらず毎日残業が発生するというケースも珍しくありません。
病院側が意図して情報を隠していた・違う情報を伝えていたのであれば、かなり悪質なケースです。しかし、このような事態を100%確実に防ぐのは現状難しいでしょう。
職場環境に問題があった
職場環境に問題があった、転職失敗した…と感じる看護師さんも多いです。
いざ入職してみると、「前の職場と比べて環境が悪い」と気づくケースです。
これは本来、面接時に病院内をチェックすればある程度防げるものですが、新型コロナウィルス拡大に伴い、見学中止やオンライン面談を実施する病院が増え思うように事前確認が取りにくい環境に…。
結果、実際に入職してから院内の環境の悪さが分かるといった状況になります。
自分の仕事の出来なさ具合に落ち込んだ
新しい職場で、自分の仕事の出来なさ具合に落ち込んで、失敗した…という方もいらっしゃいます。
出典:看護roo!
転職の際に、キャリアアップの観点で業務内容を変える人も多いです。看護師として社会人歴があっても、新しい職場に入れば新人ですので、仕事を覚えるまでに一定の時間はかかると覚悟しておくことが大切といえます。
ですが、前職でバリバリ働いていたからといって、転職後の仕事も同じように上手くいくとは限りません。入職時に自信があった人ほど、イメージと現実のギャップに戸惑い、「転職しなければよかったかも」と考えるようになってしまいます。
想像よりも収入が低くなった
想像よりも収入が低くなった、転職に失敗した…と感じる看護師さんも多いです。
看護師の給与は、夜勤の頻度によってかなり変わります。「人手不足で夜勤が頻繫にあった職場」から、「スタッフが充足していて夜勤ペースが少ない職場」に移った場合、基本給や諸条件が変わらなくても、年収ベースでは数十万円単位の違いになることもあるでしょう。
また賞与の支給がある職場でも、転職後すぐのスタッフは対象外なこともあります。
転職先も人間関係が合わない
人間関係が悪くて毎日が辛い、失敗した…と感じている看護師さんもいます。
出典:看護roo!
看護師さんの職場は人間関係が悪いところも多く、それ自体が転職の理由となっている方も多いでしょう。ですが、人間関係の問題はどこでも起こり得るものです。
転職先にも、「前と同じような人がいた」「前の職場よりもギスギスしている」というケースは珍しくありません。
「人間関係が良くて働きやすい職場です」と説明されていたが、実際はかなり空気が悪く、スタッフの入れ替わりも激しい職場だったという体験談もありました。
看護師の転職で失敗する人の特徴4選
この章では、看護師の転職で失敗する人の特徴を4つご紹介します。
その特徴を知り、ご自身の転職活動にぜひ活かしてみてください。
転職して何がしたいかわからない
自分が何のために転職したいのかを明確にしていない人は、転職で失敗しやすくなります。
人間関係や給与、残業量、スキルアップなど、人それぞれ理由があるかと思いますが、何のために転職したいかが明確になっていない状態だと、転職活動をする際に軸がぶれてしまうのです。
激務ではない職場に転職したいと思っていたにも関わらず、給与は高い方が良いと思って選んだ結果、残業も多くて激務な職場だった…など、本末転倒の状態になりかねません。
そのため、転職の目的を明確にすることはとても大切な作業であるといえます。
全て自分で決めているという意識がない
全て自分で決めているという意識がない人も、転職には失敗しやすくなります。
主体性がなく、他人の意見を重視しがちな人は要注意です。特に「人材紹介会社の担当者の意見を鵜吞みにしてしまう」「家族に反対されて諦めてしまう」などはよくある事例です。
人に相談することはもちろん良いことですが、最終的には自分で決めているということを認識するようにしましょう。
転職先に求める優先順位が整理されていない
転職先に求める優先順位が整理されていない状態も、転職に失敗しやすくなる原因の一つです。
転職先を自身で決めるためには、求める条件などの優先順位を整理しておくことが大切です。
「夜勤を減らしたい」「毎月の給与を5万円上げたい」など、転職で実現したいことを思いつくだけ書き出し、優先順位をつけていきます。
このように、求める優先順位をつけておけば、内定をもらった後に、その職場が転職目的に合っているか具体的に判断でき、入職後のギャップも少なくなるでしょう。
転職先の事前調査が足りていない
転職先の事前調査が足りていない場合も、転職の失敗に近づいてしまいます。
求人の内容だけを見て判断していたり、後述する人材紹介会社のコンサルタントにおすすめされるままに転職活動を進めるなど、自分で情報を集めようとしない看護師さんもいるのは事実です。
情報がないまま転職活動を進めると、万が一面接が上手くいって内定が出たとしても、入職後に「こんなこと知らなかった」と後悔することもあるでしょう。
そうならないためにも、転職先を事前に調査しておく作業はとても大切といえます。
次章では、転職に失敗したくない看護師さんへ、転職活動で押さえるべきポイントを紹介します。
転職後すぐ辞めるのを防ぎたい!看護師が転職活動時に気をつけること9選
転職に失敗したくない看護師が転職活動時に押さえるべきポイントは以下9ポイントです。
ご自身の転職活動で失敗しないためにも、ぜひ活かしてみてください。
転職の理由をはっきりさせる
転職の理由がはっきりしていないと、転職の際に軸がぶれやすくなってしまいます。
その結果、妥協が生まれたり、転職を意識した本質の部分が見えづらくなったりして、転職後に同じ不満や問題を抱えるリスクが高いです。
せっかく転職に成功したのに「前の職場の方がよかった!」と後悔するのは、とてももったいないこと。そうならないためにも、まずは現職を辞めたいと思ったきっかけや出来事を振り返り、自分の本心としっかりと向き合ってみてください。
自分にとって譲れない条件が明確になれば、転職に失敗するリスクを減らせるはずです。
自己分析を徹底的におこなう
転職活動を始める際は、自己分析を徹底的におこなうことは重要です。
自己分析は、どうして転職をしたいのか、どのような職場に転職したいのかを明確にし、転職活動をスムーズに進めるために大切といえます。
転職活動の課程で自分への理解が甘いと、転職後に「失敗した…」と気付いてしまうことが多くなってしまうのです。
転職成功に導く自己分析は、以下の4ステップでおこないます。
- 振り返り:今までの経験
- Will:何がやりたいのか
- Can:何ができるのか
- Must:何が求められているのか
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自己分析で大切なことは、「私はこうだから」という固定観念をまず捨て、しっかりと自分に向き合うことです。
家族や友人などの第三者から意見をもらうことも良いですが、言いなりになることと、意見を受け止めることは大きく異なります。必ず自己分析をして、最終的に自分で判断をしましょう。
関連記事≫
プロ直伝!転職を成功に導く自己分析4ステップ【シート付】
一人で転職活動を進めない
特に初めての転職活動をする方は、一人で転職活動を進めず、詳しい人に話を聞きながら転職活動を行いましょう。
- そもそも転職すべき状況なのか
- どんな職場に転職すればいいか
- あなたの経験・スキル的にどのくらいの年収を狙えるか
- 面接ではどういったポイントをアピールすべきか
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こういったものは明確な答えがなく、失敗すると人生の歯車が狂う可能性もあります。
そのため、周囲で人事の仕事をしていたり、転職に詳しい人がいたりした場合、その人に相談するようにしましょう。
なんとなくで職場を選ばない
なんとなくで職場を選ばないことも重要です。
深く考えずに職場を決めてしまうと「こんなはずじゃなかった」などと後悔する可能性が高くなるためです。
そのため、なぜ今の職場を退職したいのか、どうすれば納得して働けるかをしっかりと考えたうえで職場選びをしましょう。
「興味があれば、とりあえず応募してみる」は問題ありませんが、自身の価値観や強みなどを分析するためにも、自己分析や職場研究をしっかりおこない、その職場への志望動機などを明確することが大切です。
転職先の情報を十分に集める
転職先の情報を十分に集めていないと、入社したあとに「こんな職場だとは思わなかった…」と後悔する原因になります。だからこそ転職を検討している職場の情報は、できるだけ多く集めておきましょう。
情報収集の際は、ホームページ上の情報を隈なくチェックするのも大事ですが、看護師や元看護師のリアルの声は情報としての価値がとても高いです。
転職フェアに参加してみたり、SNSで看護師に関する情報発信をしている人から話を聞いてみたりして、情報収集の幅をぜひ広げてみてください。
内定した後に、採用の条件を必ず良く確認する
採用内定通知書などで必ず給与、入社日、労働時間などの条件を確認しておきましょう。
特に給与に関しては残業や手当を含むのかまで確認し、納得してから内定を承諾しましょう。わからなかったら採用担当者に確認することをおすすめします。
求人票と採用の条件が違うこともあるため、しっかりと確認せずに承諾してしまうと、思っていた条件と違う…ということにもなりかねません。
後述する転職サイトのコンサルタントに相談しておくと、必要に応じて給与交渉を代理でしてもらえます。
ご自身での給与交渉は難しいと感じる方も多いため、不安な方は転職サイト経由での応募がおすすめです。
口コミサイトや職場見学で転職先の雰囲気を確認する
口コミサイトや職場見学で転職先の雰囲気を確認しておくことも大切です。
サービス残業が多かった、人間関係が悪い、年功序列で仕事がしにくいなど、入職後に後悔しないよう、職場の雰囲気は必ずチェックしておきましょう。
「ナスコミ」などの口コミサイトを活用すると、実際にそこで働いた看護師さんがリアルな口コミを書き込んでおり、希望病院の雰囲気を簡単に調べられます。
また、面接時に職場の雰囲気をチェックする、転職サイトの担当者に職場の人間関係について尋ねるなど、多くの方法で情報収集することがおすすめです。
現職場を「退職しない」という選択肢を残す
最後に、現職場を「辞めない」という選択肢を残しておくことがおすすめです。
転職活動をしていると、今の職場の見え方が変わってくることは多々あります。
実際転職活動をした結果、今の職場の良い部分が見え、以前よりも納得感を持って働けるようになったという方は多いからです。
このため、内定をもらったら、「今の職場とくらべてどうなんだろう」と一回立ち止まって考えてみると良いでしょう。
また、年齢に応じて差はありますが、転職しやすい看護師業界でも、転職回数が多いと選考時に不利となってしまうため、その貴重な1回を将来の転職のために取っておくことも一つの手段です。
最終決定は自分でおこなう
転職活動は、キャリアの方向性を左右する大切なプロセスです。そのため、最終的な決定は自分自身がおこなうという意識を強くもちましょう。
大事な決断を他人に任せてしまうと、自分が心から満足できる職場には出会えません。また周りの意見に流されて出した答えは納得感が伴わず、転職後の後悔につながりやすいです。
もちろん、人の意見やアドバイスを参考にするのは大切です。しかしすべてを鵜呑みにするのではなく、自分がどう思うかを主軸に置いて物事を判断しましょう。
自分で出した答えには責任が生まれるので、どのような道に進んだとしても強い心で前進できるはずです。
看護師で転職に失敗しないために病院以外の職場で働くものあり!
看護師が働ける職場は病院だけではありません。
病院以外にも看護師が活躍できる職場はたくさんあるので、転職の視野を広げるための参考にしてみてください。
それでは、それぞれの仕事の特徴ややりがいをみていきましょう!
保育園|プライベートの時間を重視したい人に
保育園に勤務する看護師は、子どもたちの日々の健康管理に加え、子どもが病気・怪我をしたときに適切な処置をしていくのがメインの仕事です。
その他にも、保育園看護師は以下のような業務を担当します。
- 健康診断・歯科検診のサポート
- 手洗い・うがいなどの衛生指導
- 子どもの嘔吐・怪我の対処法指導
- 保健だよりの作成
- 保育補助
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子どもや職員だけでなく、保護者に対しても子どもの発達・健康面に関する相談・指導をするときもあります。
看護師としての専門知識を活かしながら、子どもたちの成長を間近で見守れるので、子どもが好きな方はやりがいを感じられるでしょう。
病院と比べて勤務時間や休日が安定していることが多いので、プライベートの時間を重視したい方にとっては魅力的な選択肢になるはずです。
高齢者向け施設|人との交流が楽しめる人に
看護師は老人ホームやデイサービスなどの高齢者向け施設でも活躍しています。
主な業務内容は以下のとおり。
- 血圧や体温測定などの健康管理
- 爪切り・口腔ケアなどの日常的なサポート
- 服薬の管理
- 軟膏の塗布
- リハビリのサポート
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また介護の現場では利用者と積極的に会話するのも、大事な仕事の一つ。コミュニケーションは利用者にとって心の健康につながるうえ、やりとりを通して体調の変化にも気づきやすくなります。
人との交流が楽しめる方にとっては、充実した職場環境といえるでしょう。
医療機器メーカー|ワークライフバランスを重視したい人に
一般企業に興味がある方におすすめなのが、医療機器メーカーへの転職です。
看護師の知識と経験を活かして、仕事に貢献できるでしょう。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 医療機器の営業
- 医療機器の商品開発
- 医療機器の使い方指導
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人命に関わる機器を取り扱うケースも多いため「自社商品が患者さんの役に立っている!」とやりがいを感じられるでしょう。
病院とは違って夜勤がないので、ワークライフバランスを重視したい人におすすめです。
ツアーやイベントナース|働き方の視野を広げたい人に
ツアーやイベントナースは、ツアーやイベントの開催時に、参加者の健康管理や緊急時の対応をおこなうのが主な仕事です。
具体的な仕事の内容は以下のとおり。
- ライブや野外コンサートでの救護対応
- マラソン大会での救護対応
- 花火大会での救護対応
- 修学旅行での参加者の健康管理
- 企業の団体旅行での参加者の健康管理
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働く場所によって細かい業務内容が異なるうえ、病院とは違って医師の指示で行動することが基本的にないため、臨機応変な対応と決断力が求められます。
雇用形態は派遣が多く、その場合はツアーや大規模イベントの開催に応じて派遣要請がかかります。
働き方の視野を広げたい方はぜひ検討してみてください。
看護師が転職に失敗しないための求人の探し方
当サイトで看護師100人を対象に、「職場探しはどのようにして行いましたか?」とアンケートを行いました。
回答を集計すると求人探しの手段は6つあり、その中で最も回答数が多かったのが転職サイト(人材紹介会社)でした。
転職経験者の半数以上は、転職サイトの利用経験があるようでした。求人探しの手段としては最も定番と言えるでしょう。
利用者の口コミを分析してみると、転職サイトは「求人が見つけやすい」「専門的なサポートが受けられる」という点が他の手段よりも優れていることが分かりました。他の手段との比較を以下にまとめます。
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
転職サイト(人材紹介会社)|求人探しから選考対策まで幅広いサポートをしてくれる
転職サイトは、登録すると転職相談に乗ってくれて、求人探しから選考対策まで、幅広いサポートをしてくれる人材紹介サービスです。
サービスは全て無料で利用できます。
転職サイト利用のメリット
- 自分に合った転職先を提案してくれる
- 転職のプロにキャリア相談ができる
- 応募書類の添削、面接対策ができる
- 病院とのやり取りを代行してくれる
サービスの質は担当者次第で左右されますという面もありますが、担当者は変更可能なので、それほど懸念点ではありません。
全手段の中で転職サイトがおすすめな人
- 転職するのがはじめてで不安
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 転職すべきかどうかまずは相談したい
ただ担当者と二人三脚で転職活動を進めていく転職サイトは、「マイペースに仕事探しをしたい」という方にとっては不向きなので、その場合はハローワークやナースセンターを活用すると良いでしょう。
ハローワーク|無料で求人の紹介を受けられる行政機関
ハローワークは、無料で求人の紹介を受けられる行政機関です。
医療機関の8割が看護師の採用にハローワークを使っているという調査報告もあることから、より多くの選択肢から職場を選びたい方は利用すべきでしょう。(参考:日本看護協会調査研究報告)
また、ハローワークは国営の機関のため、どの医療機関とも金銭的な利害関係がなく、中立公正な立場で求人紹介や転職アドバイスをしてくれます。
求人の質に注意!ハローワークは補助的に使うのがおすすめ
ハローワークは転職活動に役に立つサービスですが、ハローワークだけしか使わないのはリスクが高いです。
ハローワークには質の低い求人が紛れ込んでいることがあり、ブラックな職場に転職してしまう危険があるからです。
実際に、雇用条件に関するトラブルは多発しており、「求人票の記載内容と実際の労働条件が異なる」という報告は6,811件(平成30年度)確認されています。(出典:厚生労働省)
そのため他の手段も活用しながら、あくまで補助的な役割として使用することをおすすめします
詳しく解説:
看護師の転職でハローワークは使うべき?利用の流れやメリット・デメリットを徹底解説
ナースセンター|ハローワークと異なり看護師の就業に特化した行政機関
ナースセンターは、看護人材確保を目的として設置された行政機関です。
求人紹介はもちろん、看護職の専門相談員による就業相談や、再就職に向けた研修の開催なども行っています。
最大の魅力は、情報の専門性です。ハローワークと異なり看護師の就業に特化した機関なので、より役立つ情報を効率的に得られることが期待できます。
専用サイト『eナースセンター』では、希望勤務地やライフスタイルから求人検索が可能です。
ただ掲載情報が少なく、サイト自体も使いにくいため、自分の条件に合った求人を探しづらい側面があります。また転職サイトと比較すると、サポートも手薄です。
求人広告サイト|看護師求人の情報を一括で検索できるサービス
求人広告サイトは、「看護師求人の情報を一括で検索できる」転職情報サービスです。
転職サイト(人材紹介会社)と違い、担当者のサポートはありません。自分で求人を検索して、気になったものがあれば応募するという形で転職活動を進めるため、「転職意欲はそれほど高くないが、良い求人が見つかれば転職したい」という方におすすめです。
知人の紹介|リアルな情報を教えてもらえる
知人や友人、元同僚からの紹介で転職する看護師も少なくありません。
旧知の人からの紹介であれば、求人広告などからは分からないリアルな情報も事前に教えてもらえるので、ミスマッチを減らすことができます。
病院側にとっても、素性の知らない人を採用するよりは、紹介経由での採用の方が信頼できるので、他の手段経由の応募よりも採用されやすいというメリットもあります。
ただし、「面接や見学をしてイメージと違っていたとしても断りづらい」「退職を言い出しづらくなる(早期離職の場合は特に)」などのデメリットも大きいため、注意が必要です。
直接応募|応募したい病院やクリニックなどが決まっている人に
求人探しではありませんが、気になる病院の公式ホームページから直接応募するという方法もあります。
直接応募は、他の応募手段と比べて採用確率が高くなります。人材紹介会社に仲介料を払ったりする必要がなくなりますし、大々的に募集していないため、競争率が低くなるからです。
応募したい病院・クリニックが決まっているという方は、直接連絡してみるのがベストです。
看護師が転職に失敗しないために利用すべき転職サイト3選
数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
- 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
- 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。
転職サイト |
求人数|総合満足度 |
1位 看護roo! |
55,907件|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) |
135,763件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 マイナビ看護師 |
60,875件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2022年8月更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。
1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
- 利用者満足度96.3%
- 公開求人55,907件+非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
看護roo!の詳しい情報は、下記の記事でもご覧になれます。
2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を提供しています。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
- 累計利用者数40万人以上
- 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
- 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル
「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- できるだけたくさん求人が見たい
- 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
- 気軽に求人探しがしたい
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の詳細は、下記の記事も参考にしてみてください。
関連記事
Career Theory|最高の転職を実現するメディア
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3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。
数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
マイナビ看護師の特徴
- 看護師認知度5年連続No1の定番転職サイト
- 求人数は6万件以上
- 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み
加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。
こんな看護師さんにおすすめ
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
なお、マイナビ看護師の詳細は、下記の記事でも確認できます。またおすすめの転職サイトについて、より詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
看護師の転職に関するよくある質問
看護師の転職に関するよくある質問として以下が挙げられます。
1つずつ解説します。
転職しまくる看護師はどういう印象をもたれますか?
転職回数が多いと、マイナス評価がつく可能性はあります。
「またすぐ辞めるのではないか?」「本人になにか問題があるのではないか?」という印象を与えてしまうからです。
しかし家庭の事情やキャリアアップを目的とした転職などの理由であれば考慮されるため、必ずしもネガティブにとらえられるわけではありません。
どのような理由であれ、転職をした理由を前向きに伝えられれば、不合格に直結するほどのマイナス評価はつかないでしょう。
転職を通して学んだ経験や成長できたエピソードなどを添えて、よい印象に変えていく工夫をしてみてください。
厳しい環境で働いて失敗続きだったので次はゆるい職場に再就職したいのですが難しいでしょうか?
お金をもらって働く以上、完全にゆるい職場に出会うのは難しいでしょう。
ただし自分が厳しいと感じている環境を1つでも変えるだけで、心に余裕が生まれるはずです。そのためまずは、自分がどの環境に疲弊しているのかを振り返ってみてください。
悩みの種を見つけたら、同じ苦労をしないような条件を設定している職場を探してみるとよいでしょう。
失敗するのが怖くて転職に踏み切れないです。辞めて良かったと思うためにはどうすればいいですか?
大きな不安で判断や決断が鈍くなってしまったときは、今一度「なぜ転職を考えたのか」という原点に立ち返ると良いかもしれません。
そこには「今よりもやりがいのある職場で働きたい」「キャリアアップのために新しい環境に移りたい」などの気持ちがあるはずです。そのような欲求や願望は、行動する勇気に変えてくれるでしょう。
転職は大きなキャリア転換への一歩なので、失敗が怖いと感じるのはごく自然な感情です。
たとえ転職に失敗したとしても、その職場で一生働かなければいけないわけではありません。失敗は学びに変えられ、何度でも再チャレンジできるので前向きに取り組むマインドを大切にしましょう。
なお、転職活動は一人で進めるのはおすすめできません。なぜなら転職活動は不安やプレッシャーを感じやすく、前向きな気持ちをキープするのが難しいからです。
そのため転職エージェントは積極的に利用してみてください。彼らは看護師の転職市場をよく理解しており、転職に関する不安な気持ちにもしっかり耳を傾けてくれるでしょう。
看護師の転職で失敗しないためには転職サイトの利用がおすすめ
看護師が転職で失敗しないためのポイントについてお話しました。
転職で失敗する人には特徴があるため、ポイントを押さえることで転職成功に近づくことができます。
絶対に転職に失敗したくないという方は、『看護roo!』や『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』などの看護師転職サイトに相談すると、転職のプロから選考対策を受けることができます。
転職サイトへの登録・相談は無料です。自分に合う求人や担当者を見つけるためにも、2~3社を併用し、ご自身に合うところを見つけてみてください。