人間関係でお悩みの看護師に捧ぐ!相談事例と5つの改善策

「毎日師長に理不尽な叱られ方をして辛い」
「ただでさえ命を扱う重い仕事なのに、同僚・上司との関係がストレス…」

女性が中心である看護師の職場では、独特な人間関係による悩みが絶えないと思います。

事実、看護師を転職・辞職される理由として最も多いのが「いじめやパワハラによる人間関係の悪さ」によるものです。

慢性的な看護師不足や、人の命を扱うことのプレッシャーなどが、人間関係に悪い影響を及ぼしているとも言えるでしょう。

そこで本記事では、看護師専門の転職エージェントとして1,000人の相談を受けた経験から、看護師の方が人間関係のお悩みを少しでも解消する方法についてご紹介します。

  1. 看護師の人間関係や職場におけるお悩みの一例
  2. 看護師の人間関係が悪化する原因4選
  3. 看護師が今の人間関係を少しでも良好にするためにおすすめする行動
  4. 看護師が職場を辞めるべきタイミングの判断基準
  5. 看護師の人間関係がキツくても退職を踏みとどまった方が良いパターン
  6. 職場見学・面接時にチェックしたい人間関係が良好な職場の特徴5ポイント
  7. 看護師が人間関係の良い職場を見つけるための2つの方法

皆さんのお悩み解消のために、少しでも助けになれば幸いです。

1.看護師の人間関係や職場におけるお悩みの一例

転職エージェントとして看護師さんのお話を聞いていると、人間関係においてさまざまな多くの悩みを抱えているなと感じます。

この章では、実際に起こった看護師さんのお悩みを、具体的な実例を元にご紹介します。

  1. 科の中で誰かがいじめられている、パワハラを受けている
  2. 労働環境が悪く、今の職場を続けられる気がしない
  3. 患者の暴言や暴力がひどい
  4. 看護師としての自信が持てず、続けていけない気がする
  5. 職場が人手不足で、激務ゆえにギスギスしている
  6. 先輩や上司が癖のある人で、ストレスが溜まる

順番にご紹介します。

1-1.科の中で誰かがいじめられている、パワハラを受けている

ある方は、いじめられたことがトラウマになっていました。

二十年以上看護師をされている方なのですが私にだけ態度が違い、辛く当たられます。それは勿論される原因(自分の言動等)があるとは思うのですが、それにしても酷く気になります。
「あなたは悪い見本だからそのままで居てほしい」
と去年言われたのですが、最近だと忙しそうにしているから何かお手伝いしようと近付けば「○○さん(同期)に頼むからあなたは大丈夫です(多分手を出すなという意味)」と言われましたし、ちゃんと仕事していても大きな声で何をしているのかと皆の前で言われたり(他の人にはしない)。
あからさまに私に敵意あるなという態度を取られ声も掛けにくいです。

出典:看護roo! 

毎日必死で仕事をしている中で「いつか自分もいじめられるかも」と思いながら仕事をすることや、実際にいじめの対象となってしまうと、業務どころではなくなってしまうでしょう。

仕事のストレス発散なのか、揚げ足取りをして常に誰かをいじめている人は一定数存在するように感じます。

1-2.労働環境が悪く、今の職場を続けられる気がしない

労働環境の悪さから、今の職場を続けられる気がしない…という悩みをお持ちの方もいらっしゃいます。

2年目看護師です。
急性期病院の呼吸器、消化器内科、血液内科に勤めてます。日勤では、7~8名の患者さんを受け持ってます。輸血や化学療法、内視鏡検査などが多いため、受け持ち患者で入院、退院、内視鏡検査出し、輸血、化学療法などイベント系を多く持たなければなりません。プラス、吸引やナースコール対応、点滴作成、保清など…。
毎日、21時まで仕事が終わらず消灯後に病棟を出るのがほとんどです。定時だと、8時から16時10分までです。
この時期は、一年生もまだ、仕事が慣れないので助けるのはしょうがないんですが、流石にこの4ヶ月しんどいです…😭
先輩も忙しくて、嫌になってしまい3年目と4年目の先輩が先月で止めてしまい、ますますしんどいです…。

出典:看護roo!

勤務時間が長く休憩を取る時間すらない、人手不足で休日出勤になった、というような状況が続くことは、心はもちろん身体にも悪影響を及ぼします。

さらには、昨今のコロナ禍により感染症のリスクとも隣り合わせな中、人の入れ替わりの激しさを目の当たりにすると、「続けられるんだろうか…」と感じてしまうのも無理はありません。

1-3.患者の暴言や暴力がひどい

この方のように、職場における、入院患者からの暴力や暴言がひどくて困っている、という悩みもよく聞きます。

過去に喉頭摘出しており声が出ない患者さんがいますが、ナースコールがあり要件を聞きに行くとめちゃくちゃキレます。
声が出ないので読唇術か筆談になるのですが、一回で言ってる事を理解することは難しいです。(筆談も字が汚くて読めない事が多いですし、書いてくれることが稀です)「〇〇ですか?」と聞くと、違う、とバシッと叩いてきます。毎回なので「叩かないでください」と伝えると、ベッドやベッド柵を思いっきり何度も叩き「てめぇはバカか!」と言います。(暴言は口パクでもわかります笑)

(中略)認知症があったりせん妄があったりする患者さんの暴言暴力には仕方がない、と思って耐えられますがこの患者だけは我慢できません。毎回キレ返さないように自分を抑えていますが限界です。

出典:看護roo!

患者さんの容態が悪いから、認知症だから仕方ないなどと分かってはいても、実際に暴力や暴言を受け続けるのは、精神的にダメージが間違いなく大きいです。

責任感の強い看護師さんだからこその悩みであると言えるでしょう。

1-4.看護師としての自信が持てず、続けていけない気がする

看護師として働く中で、自分に自信が持てず続けていけない気がすると悩んでいる方も多いです。

私は人からオドオドしている様に見えると言われます。

自分でも、すぐに人の顔色を伺ってしまう所とか、近くで大きな声や音がすると私の事?と思いビクッとしてしまう所など心当たりはあります。さらに、すみません、が口癖になっています。でもそれは癖というか習性みたいになっていてどうやって治せばいいのか分かりません…。

患者さんやご家族からすれば、自信の無さそうな看護師に大事な身内を任せるのは不安だと思うので治したいです。
考え方を変えればもっと自信がつくでしょうか…?

出典:看護roo!

特に看護師となって間もない方の場合、仕事を覚えるだけで必死な中で、自分の看護が正しいのか自信が持てない…と悩む方は多くいらっしゃいます。

一連の業務を覚えるには時間が必要ですが、科全体が多忙であることも重なり、自信が持てない上に先輩にも相談できなくてどうしよう…と感じる方は多いです。

1-5.職場が人手不足で、激務ゆえにギスギスしている

職場の人手不足から激務となり、ギスギスした空気感が辛いという悩みは、多くの看護師さんが抱えているものです。

人手不足で皆ガミガミギスギスしてます。そのイライラを新人にぶつけてるスタッフもいます。ただ新人もこの時期にそれかい!というようなミスや質問をしています。

新人問わず休もうものなら大大大バッシングです。育児中の時短スタッフへの対応も冷たい。ただ時短スタッフも仕事が早い方ではないのも確か。

愚痴は当然です。というかボス(管理者)が独裁者…。患者がナースステーションの雰囲気をみて気を使ってくれるほど。

隣の芝生は青く見えるとか言いますが他の職場はどんな感じなのかなと思って質問しました。うちが悪い方なのか、普通なのか…。

出典:看護roo!

職場の人手不足の状態は、単に業務量が増加するだけではなく、心の余裕も同時に奪われることが多くあります。

余裕があれば許せるようなことも、ピリピリした空気感が伝染することで、結果として仕事のしにくさに繋がっているのでしょう。

1-6.先輩や上司が癖のある人で、ストレスが溜まる

科の先輩や上司が癖のある人で、その人と働くことがストレス、と悩んでいる方も多く見受けられます。

みんなの上に立つ課長が、ちょっとしたことですぐに怒って物や他の人に当たって、ヒステリックのように癇癪おこして、私が正しくてみんな間違ってると責め立て、ミスした人の人格を責め、働きにくい環境を作っています。
バタバタと忙しい急性期病棟なのだから緊急入院や急変はあって当たり前。なのに緊急入院がくるたびイライラして物にあたって。

誤嚥性肺炎は看護師の恥だからリスクのある高齢者を全員車椅子に乗せてナースステーションに連れてこいと言ったり。
忙しい日にあれしろこれしろって言ったと思ったら、退勤時間になっても残業しているみんなに対しお喋りしているから遅いんだ、時間だから早く帰れと。

(中略)課長が休みの日のスタッフはみんな生き生きしているけれど、最近のみんなの表情は暗く疲れきっています

出典:看護roo!

その科の空気が一人の人によって大きく変わってしまうのは、看護師の世界だけではありません。

それがトップに立つ人であれば、尚更でしょう。

上司と部下という立場上、言い返すこともできず、ストレスは溜まってしまう一方です。

2.看護師の人間関係が悪化する原因4選

1章で紹介したように、多くの看護師さんが、職場での人間関係が原因で悩んでいらっしゃいます。

人間関係が悪化する原因はさまざまですが、代表的なものは以下の4つです。

  1. 病院内での横のつながりがなく、閉鎖的である
  2. 女性特有のライフイベントが業務に影響しやすい
  3. 業務の多忙さから心に余裕がなくなる
  4. 自分と相手のコミュニケーションが上手くいっていない

詳しく見ていきましょう。

2-1.病院内での横のつながりがなく、閉鎖的である

病院内での診療科を超えた横のつながりがなく、閉鎖的であることが、理由の一つ目として挙げられます。

同じ病院内の看護師でも、診療科ごとに業務や看護内容が異なることが多く、配属された科の仕事を覚えることが最優先です。

このため、他の科との交流がない場合が多いうえに、それぞれの科ごとに統率体制があるため、年長者や先輩の意見が強くなりやすい環境であると言えます。

また、一つの科が長い先輩看護師がいると、経験が浅い看護師が意見しにくかったり、経験の豊富さから大きな態度を取られたりすることも良くある話です。

全てのベテラン看護師がそうというわけではありませんが、科の中に一人でもこのような人がいると、職場の空気と人間関係に悪影響が出やすくなってしまいます

2-2.女性特有のライフイベントが業務に影響しやすい

看護師の人間関係が悪化する原因の二つ目としては、女性特有のライフイベントが業務に影響しやすいことが挙げられます。

近年は男性看護師も増えましたが、看護師はまだ女性の割合が高いです。

女性は結婚や妊娠出産、育児などのライフスタイルの変化が仕事に影響してしまうことが多く、女性が多い看護師の職場は特に、業務のしわ寄せが起こりやすいと言えます。

また、同じような理由でのシフト変更や業務量増加などが繰り返されることで、影響を受けた人が大きなストレスを感じた結果、家庭を持っている人に対して厳しく当たることなどもあるのです。

このように、誰かのライフイベントが発端となり、職場の輪を乱す行動を取る人が出ることで、職場の人間関係が悪化してしまうことはよくあります。

2-3.業務の多忙さから心に余裕がなくなる

業務の多忙さから心に余裕がなくなり、結果として人間関係の悪化につながるケースもあります。

大規模病院の看護師は特に、手術や入退院、日常の看護などあらゆる業務を覚え、毎日の業務をこなさなければなりません。

かつ、昨今のコロナ禍の影響により看護師が人手不足の病院も多く、より過密なスケジュールとなりやすいのです。

また、一瞬の判断ミスにより、次の業務に響いてしまったり、残業となってしまったりすることは多々あります。

全員が忙しく余裕がないことで、お互いに質問や相談がしずらい空気となり、指導時にストレスから怒鳴る人も出るなど、業務の多忙さは人間関係が悪化する要因の一つといえるでしょう。

2-4.自分と相手のコミュニケーションが上手くいっていない

看護師に限った話ではないですが、そもそも相手とのコミュニケーションが上手くいっていない場合もあります。

コミュニケーションは人間関係の基盤となるものであり、毎日の挨拶や会話から同僚との距離を縮めていくものです。

円滑なコミュニケーションをするためには、発信する側が気を遣うことはもちろんですが、受け取る側も相手への敬意や配慮が必要となります。

親しい相手なら許せるミスや失言も、人となりを知らない相手だから許せなかった、ということは起き得てしまうのです。

相手と上手くコミュニケーションを取るためにも、一人ひとりへの敬意を忘れることなく、コミュニケーションを重ねながら、毎日の業務に当たることが大切だと言えるでしょう。

3. 看護師が今の人間関係を少しでも良好にするためにおすすめする行動

今の人間関係を少しでも良好にしたいと感じる方には、以下の行動をおすすめしています。

  1. 価値観・看護観の違いを受け入れる
  2. 先輩や上司から素直に学ぶ姿勢を見せる
  3. 業務をしっかり行い、周囲との信頼関係を築く
  4. 誰の意見を聞いても、中立の立場でいる
  5. 外部の相談窓口を利用する

それでは、見ていきましょう。

3-1.価値観・看護観の違いを受け入れる

人間関係を良好にするために最初におすすめする行動は、価値観や看護観の違いを受け入れることです。

人はそれぞれ異なる価値観を持っているものですが、看護師の場合、そこに看護観が加わることで、その違いがさらに大きいものとなります。

それぞれが歩んできた経歴や人生が違うため、いろいろな意見が出るのは当然でしょう。

プライドを持って仕事をしている看護師さんほど「これが絶対に正しい」と思ってしまう傾向がありますが、プライドがあるからこそチームで最善の看護を目指し、お互いを許容する余裕を持つことはとても大切です。

お互いを受け入れながら、患者さんに最適な看護を目指していきましょう。

3-2.先輩や上司から素直に学ぶ姿勢を見せる

先輩や上司の意見が正しい場合に素直に学ぶことは、円滑な人間関係を構築するうえでとても大切です。

「先輩が怖い…」と感じるとき、その原因が自分の看護師としての未熟さから来ていると感じたことがある人は多いかと思います。

例えば、採血が苦手なのであれば、「〇〇さんの採血ってすごくスムーズで、事前の患者さんへの説明も丁寧にされてるって聞きました。私、いつも不安になってしまってうまく出来ないんです。。採血を進める時のコツって教えてもらえますか?」と質問してみると良いでしょう。

このように、相手を立てながら、同時に学ぶ姿勢をしっかりと見せることは、先輩が教えやすい状況を作っていると言えます。

ただでさえ怖いと感じる先輩に話しかけるだけで、萎縮してしまう人もいるかもしれませんが、先輩も一人の人です。

謙虚さを忘れずに、学ばせてほしいという姿勢でコミュニケーションを取ることで、円滑な人間関係が築きやすくなります。

3-3.業務をしっかり行い、周囲との信頼関係を築く

人間関係を良くするために、業務をしっかりと行い、周囲との信頼関係を築くことは欠かせません。

信頼関係を築くためには、具体的な行動が必要となるため、まず以下のポイントを押さえるようにしましょう。

  • 挨拶をきちんとする
  • 時間や約束を守る
  • 業務に必要な報連相や確認をしっかりと行う

など、一社会人としてやるべきことがきちんとできていれば、一定の信頼を得ることが出来るでしょう。

人間関係を良くしたいと感じたら、まずは業務でのコミュニケーションをしっかりと行うところから始めてみましょう。

3-4.誰の意見を聞いても、中立の立場でいる

人間関係を良好にするうえで、誰の意見を聞いても中立の立場でいることは大切です。

看護の現場はチームワークで仕事をすることが多いですが、全員で協力して業務を進めるうえで、特定の人の意見に偏ることは良くありません。

同じ意見であっても、上司が言っているから受け入れる、後輩が言っているから受け入れないなど、発信する人によって自分の意見を変えることは、自分がブレてしまうことはもちろん、周囲からの信頼を失います。

中立な立場でいたいと思ったら、まずは「人の話をじっくり聞く」ことから始めるのがおすすめです。

さまざまな人の意見を聞き入れ、業務とコミュニケーションの双方に活かしましょう。

3-5.外部の相談窓口を利用する

いろいろやってみたものの、人間関係が改善しない…と感じている方は、外部の相談窓口を活用してみるのもおすすめです。

例えば日本看護協会では「ナースのはたらく時間・相談窓口」として、看護師の現場からの質問や悩みを受け付けています。

職場の人には相談しにくいけれど、何とかしたい…と感じている人は、客観的な第三者の力を借りることで、解決の糸口が見つかるかもしれません。

ナースのはたらく時間・相談窓口

問い合わせフォームから送信、FaxまたはEメールにて、相談することができます。

  • 問い合わせフォームはこちら
  • Fax:050-3737-2820
  • Eメール:hataraku@nurse.or.jp

4.看護師が職場を辞めるべきタイミングの判断基準

「人間関係を良くするために行動してみたものの、やっぱり辛い…」という場合もあるかと思います。

そんなときは、退職することも一つの手段として考えてもよいでしょう。

この章では、看護師が職場を辞めるべきタイミングについて紹介します。

  1. 精神的・体力的に限界を迎えそうだと感じたとき
  2. 人間関係のキツさから医療ミスを起こしそうだと感じたとき
  3. 職場で孤立してしまい、同僚から力を借りられないとき

順番に見ていきましょう。

4-1.精神的・体力的に限界を迎えそうだと感じたとき

どうしても精神的・体力的に限界を迎えそうだと感じたときは、職場を辞めてもよいでしょう。

ストレスが限界に達してしまうと、うつ病や適応障害などの長期療養が必要な病気になることもあるため、身体が限界を迎える前に、退職をすることをおすすめしています。

看護師さんは責任感が強い方が多いため、限界まで頑張ってしまう方もいらっしゃるのですが、この場合は「限界を迎える前に」手を打つことが重要です。

なぜなら、長期の療養が必要な病気にかかってから退職した場合、収入だけでなく、看護師としてのキャリアも中断してしまうからです。

次の職場を探す際に職歴にブランク期間があると、「なぜ休職したのか?」とネガティブにとらえられてしまうこともあります。

ご自身の体調と人生を大切にするためにも、限界を迎える前に退職することがおすすめです。

4-2.人間関係のキツさから医療ミスを起こしそうだと感じたとき

職場を辞めるべきタイミングの二つ目としては、人間関係のキツさから医療ミスを起こしそうだと感じたときです。

人間関係のキツさがご自身の精神的ダメージとなり、仕事をしていて動悸がする、緊張から本来のパフォーマンスを発揮できずに医療ミスを起こしそうだと感じるなら、退職を考えましょう。

このような精神状態で仕事をすることは、患者さんの命に危険が及ぶことに加え、看護師としての人生も途絶えてしまう可能性があるからです。

また、ミスのもみ消しやなすりつけがあるような人間関係の場合、そこで働き続けること自体がリスクとなります。

患者さんとご自身の両方を守るためにも、その職場で働くことに危険性を感じたら退職して良いでしょう。

4-3.職場で孤立してしまい、同僚から力を借りられないとき

職場で孤立してしまい、同僚から力を借りられないと感じたときも、職場を辞めるべきタイミングの一つです。

自分なりに努力や工夫をしてみても人間関係が変わらずに辛い、と感じるのであれば、他の職場に移りましょう。

同僚から力を借りられないと感じたら、一人で頑張り続けるという手もありますが、チームワークが大切である看護師という職業がら、そもそも仕事を覚えられない、仕事に支障が出る可能性が大いにあるからです。

また、これから仕事を覚える段階であれば、後に人間関係が改善する可能性はありますが、既に一通りの仕事を覚えているのに状況が変わらない、異動希望を出しても叶わないような場合は、環境を変えるタイミングであるとも言えます。

5.看護師の人間関係がキツくても退職を踏みとどまった方が良いパターン

看護師の人間関係の悪さが辛いと感じても、いったん退職を踏みとどまった方が良いパターンもあります。

  1. 一連の看護師業務を覚えている途中である
  2. そもそも入職直後で誰とも信頼関係が築けていない
  3. 職場を変えても似たようなタイプの人と対立している

退職を決める前に、事前に確認しておきましょう。

5-1.一連の看護師業務を覚えている途中である

入職をして、一連の看護師業務を覚えている途中の人は、一度退職を踏みとどまってみた方が良いでしょう。

看護師という仕事は、患者さんの命に直結するため、現場はとても多忙です。

このため、教えてもらう時間がなかったり、一度教えてもらったのにまた同じことを聞いてしまったりすると、日々切羽詰まった状況で仕事をしている先輩看護師の風当たりが強くなってしまうのはやむをえません。

看護師に限らず、一連の仕事を理解するまでにはある程度の時間がかかります。

業務を一人でできるようになれば、人間関係で悩むことも少しずつ減っていく可能性があるでしょう。

5-2.そもそも入職直後で誰とも信頼関係が築けていない

新しい職場に入職直後で、誰とも信頼関係が築けていない場合も、退職するのは一度待ちましょう。

入職してすぐに良好な人間関係を築ける人もいますが、全ての人がそうではありません。

これは、あなただけではなく、先輩看護師も同じです。

まずは業務を通じてコミュニケーションを取りながら、「新しく入職した看護師さんと一緒だと仕事がしやすい!」と思われるような信頼関係を築けると、人間関係も良好になっているでしょう。

時間が経過することで、同僚がどんな人かもわかってきますし、周りの反応が変わることは良くあります。

5-3.職場を変えても似たようなタイプの人と対立している

転職経験がある看護師さんであれば、職場を変えても似たようなタイプの人と対立していると感じたら、退職しない方が良いでしょう。

「せっかく転職したのに、いつも先輩の標的になってしまう」と悩んでいたり、どこに行っても自分だけ孤独になってしまったりと、同じことが何度も起きるということは、あなた自身にも原因がある可能性が高いからです。

教えてもらったときに余計なことを言ってしまう、そもそも言い方がキツイ、言われたことを素直に受け入れないなど、自分が無意識に取っている態度が人を不快にしている可能性はあり得ます。

家族や親しい人に自分の癖を聞いてみたり、そもそも過去にも仕事中に注意されたことがあったりする可能性もあるため、謙虚にご自身を振り返ってみることは大切でしょう。

6.職場見学・面接時にチェックしたい人間関係が良好な職場の特徴5ポイント

今の職場を辞めて、新しい職場に移ろうと決意した看護師さんに向けて、新しい職場を見学する際にチェックすべきポイントをお伝えします。

人間関係は職場環境にも表れるため、ポイントを知り、事前に確認するようにしましょう。

ポイントによっては職場見学で分からないものもあるため、面接時に「チーム体制がどうなっているか」を質問することがおすすめです。

  1. 職場が整理整頓されており、明るい雰囲気である
  2. 新人や後輩の教育体制が整っている
  3. 主任や師長など、現場の先輩や上司に指導力がある
  4. それぞれを思いやり、フォローし合うチームワークがある
  5. 職場内でほどよい雑談がある

順番に見ていきましょう。

6-1.職場が整理整頓されており、明るい雰囲気である

一つ目のチェックポイントは、職場が整理整頓されており、明るい雰囲気であるということです。

ナースステーション内や備品の配置が、きちんと整頓されているなら、働いている看護師さんの心に余裕があると判断できます。

その場の雰囲気が明るく和やかであれば、さらに良いでしょう。

職場のきれいさと精神状態は比例しやすいため、ぜひチェックしてみてください。

6-2.新人や後輩の教育体制が整っている

二つ目のチェックポイントは、新人や後輩の教育体制が整っていることです。

まずは求人票を見て、教育体制が整っているかどうかを確認しましょう。

教育体制が充実している職場は、その人の成長を待てるということを意味するため、看護師間の人間関係が和やかである場合が多いです。

このため、しっかりと業務を覚えながら、安心して働くことが出来るでしょう。

6-3.主任や師長など、現場の先輩や上司に指導力がある

三つ目のチェックポイントは、現場の先輩や上司に指導力があることです。

現場を仕切っている看護師長や主任がどのような人であるかは、現場の人間関係に大きく影響を及ぼします。

上司が明るく部下を引っ張っていくタイプであれば、その職場や部署も明るい空気になり、人間関係にも良い影響となるでしょう。

また、看護師として優秀であることに加え、上司が親しみがある人間性の持ち主であれば、人間関係がより円滑に保たれやすくなります。

6-4.それぞれを思いやり、フォローし合うチームワークがある

四つ目のチェックポイントは、お互いをフォローし合うチームワークがあることです。

看護師はチームワークをもって仕事をすることが多く、同じ看護師間だけでなく、医師や薬剤師など院内の多くの人との連携が必要となります。

このため、立場が違っても、お互いを思いやりフォローし合うチームワークが院内にあることはとても重要なのです。

また、小さな違和感を感じたときに、お互いを思いやりながら積極的にフォローし合う文化がある職場は、良い人間関係を保ちやすいと言えます。

6-5.職場内でほどよい雑談がある

五つ目のチェックポイントは、職場内でほどよい雑談があることです。

ほどよい雑談がある職場は、困ったときに相談しやすく、ミスを早期に発見できるというメリットがあり、人間関係が良好になりやすいと言えます。

特に、上司との雑談が多い人は、離職しにくく、仕事のパフォーマンスが上がる傾向にあるというデータもあるほどです。

師長や上司とのコミュニケーションがうまくいくことで、チームワークが良くなり、患者さんに対して良い看護ができることで、結果として人間関係も良好になるのです。

7. 看護師が人間関係の良い職場を見つけるための2つの方法

この章では、看護師が人間関係の良い職場を見つけるための具体的な方法について、お伝えします。

  1. 別の病院の医師・看護師等の友達に相談してみる
  2. 転職サイトに相談し、担当者から職場の内情を聞く

早速ご紹介します。

7-1. 別の病院の医師・看護師等の友達に相談する

一つ目の方法は、別の病院に勤めている医師や看護師の友達に相談することです。

まずは最も自分が信頼している人や、自分のことを良く知っている人から話を聞き、次にその職場での人間関係がどうか、という順番で判断してみましょう。

事前に病院に入って人間関係を体験することが出来ない以上、人の話を聞くことは現実を知る良い手段であると言えます。

7-2. 転職サイトに相談し、担当者から職場の内情を聞く

もし、友人に相談しても行きたい職場が見つからなかった場合や、解決しなかった場合には、看護師専門の転職サイトに相談してみましょう。

転職サイトの担当者は、求人情報に書かれていない人間関係や、職場の実態を知っていることが多く、5章で紹介したチェックポイントについて詳しく知っていることも多々あります。

下記3つのサイトは、求人量や担当者の対応が丁寧なことで評判が高いサイトですので、登録・相談してみることがおすすめです。

順番にご紹介します。

看護roo!:看護師さんの総合評価No.1

看護roo!』は、看護師の利用満足度96%を誇る人気の転職サイトです。

病院の種類や、施設の種類など細かい条件で求人検索が可能で、常に5万件以上の求人を掲載しています。

運営元の株式会社クイック(東証一部上場企業)は、医療業界を中心に30年以上に渡るサポートを続けてきた実績があり、十分な信頼が置ける企業です。

また、面接に同席までしてくれるサポートの手厚さも特徴的で、面接が不安な方にもおすすめです。

公式サイトを見る
https://kango-roo.com/

運営会社株式会社クイック
対象地域主要都市圏
公開求人数約5.5万
公式ページhttps://kango-roo.com/

看護のお仕事:非公開求人の量が豊富、面接対策◎

看護のお仕事』は日本最大級の看護師向け転職サービスです。

医療業界に詳しい担当者が今の職場の悩みや、「辞めていいのか」ということについても親身に相談に乗ってくれるとのことで、求人・サポート共に看護師さんからの評価が非常に高くなっていました。

また、求人票に書いてない内部情報を教えてくれたり、入職まで手厚くサポートしてくれるなど非常に心強い存在です。

ちなみに、派遣の求人に関しても『看護のお仕事(派遣版)』という特設ページがあるくらい力を入れていて、派遣の求人を探す方にもおすすめです。

運営会社レバレジーズ株式会社
対象地域全国
公開求人数約11.9万
公式ページhttps://kango-oshigoto.jp

ナースではたらこ:抜群のサポートが好評

ナースではたらこ』はアルバイトの求人媒体「バイトル」なども手掛ける、大手人材会社のディップ株式会社が運営する看護師向け転職サイトです。

24時間の電話対応、ナース・キャリア・ステーションでの対面支援など、サポートが手厚く、サポートへの満足度はNo.1でした。楽天リサーチの調査でも看護師さんの満足度1位を獲得しています。

求人に関しても行きたい病院を指名できる、「逆指名」を行なっていますので、下記のように気になる病院があれば求人を探してくれます。

そのため、行きたい病院がなんとなくでもある方は登録しておくべき1社です。

運営会社ディップ株式会社
対象地域全国
オフィス全国19箇所
公開求人数約9.2万件
公式ページhttps://iryo-de-hatarako.net/

転職サイトには無料で相談が出来るため、職場を変えるかどうか決めかねている人にも利用する価値は多いにあるでしょう。

おわりに

看護師の人間関係で悩んでいる人に向けて、そのお悩みを解消するための方法をお伝えしました。

人間関係に関する悩みへの対処法は、その原因を考え現状を打破するために行動する、どうしても厳しければ環境を変えるという2ステップになります。

また、長い看護師人生を歩むうえで、ご自身が人間関係が良好な職場で仕事をすることは、とても大切なことです。

環境を変えたいと思われる方は、ぜひ以下の転職サイトを活用し、人間関係が良好な職場を見つけてみてください。

あなたの人生がより豊かになることを祈っています。