きつくて大変?訪問看護師の本音を調査 | 仕事内容&求人の探し方の基本

訪問看護師への転職を考えている方の中には、

  • 訪問看護師はきついのだろうか?
  • 仕事内容を詳しく知っておきたい

と考えている方も多いでしょう。

訪問看護師は、社会的ニーズも高く魅力的な仕事である一方、実際に働く方からは「体力的・精神的にきつい」という声が挙がりやすい側面があります。

そこでこの記事では、看護師のキャリアップを支援してきた経験を数多く持つ私が、訪問看護師の口コミを収集・分析した結果をもとに「訪問看護師の本音」や「訪問看護師に転職すべきかどうか」について、詳しく解説していきます。

(目次)

  1. 口コミから分かる訪問看護師のきつい点
  2. 口コミから分かる訪問看護師のやりがい・楽な点
  3. 訪問看護師とは?【仕事内容や働き方まとめ】
  4. 訪問看護師になるために必要なこと
  5. 訪問看護師の給料事情
  6. 訪問看護師に向いている人・向いてない人【性格から適性を判断】
  7. これで失敗しない!訪問看護師転職をするなら、知っておくべきポイント
  8. 訪問看護師の転職におすすめの転職サイト3選
  9. 【FAQ】訪問看護師にまつわる質問

すべて読めば、訪問看護師の働き方を理解でき、キャリアチェンジすべきかどうかを判断することができるでしょう。

1.口コミから分かる訪問看護師のきつい点

実際に訪問看護師として働く方の口コミを分析すると、訪問看護師という仕事ならではの、きつい点・辛い点が見えてきました。

  1. 自分で考えて臨機応変に判断する必要がある
  2. 体力的な負担が大きい
  3. オンコール対応がつらい

訪問看護師への転職を考えている方は、まず訪問看護師という働き方の実態を理解しておきましょう。

※訪問看護師の仕事内容を詳しく知りたい方は『訪問看護師とは?【仕事内容や働き方まとめ】』の章をご覧ください。

1-1. 自分で考えて臨機応変に判断する必要がある

訪問看護師は、基本的に一人で患者宅へ訪問することになります。

処置はもちろん利用者からの相談にも、個人の判断で応えなければなりません。

様々な問題に対して一人でその都度判断を下していく必要があるのです。

教えてくれる人もおらず、わからないことだらけ

口コミ・評判

匿名
以前看護ステーションで働いていましたが、教えてくれる人もおらず、自分の判断でと言われてもわからないことだらけで本当にしんどかったです。残業をする雰囲気もなかったため、訪問から帰ってきた後も相談がしづらく、結局病院に戻りました。

出典:アンケート

病棟とは違うスキルが必要

口コミ・評判

匿名
「私病院疲れたから訪問看護やろうかなぁ」という知り合いがいるので一言。当たり前だけど楽するために転職したいならやめたほうがいいと思う。高度なコミュニケーションスキル、判断能力、マネジメントスキルなど、病棟とは違うスキルが必要になってくると個人的には思っている。

出典:Twitter

なんでも屋のような役割を担う

口コミ・評判

匿名
何も訪問看護が楽って思ってるわけじゃない。ただ病棟で何でも屋さんになってるのが辛い。多重課題。決められた命にかかわる処置にすぐかかりたいのに鳴り止まないナースコール。受け持ちじゃない患者の家族からいきなり話しかけられパニック…もうこんな環境で働くのがストレス

出典:Twitter

1-2. 体力的な負担が大きい

体力的な負担が大きい点も、訪問看護師のネガティブな口コミとして散見されました。

特に車の運転や自転車での移動によって、体力を消耗するという声もあります。

また、訪問件数が増えるほど、体の負担は増していくでしょう。

訪問看護ステーションに転職する際は、必ず平均の訪問件数を事前に確認しておくことが大切です。

利用者と向き合う余裕がない

口コミ・評判

匿名
しばらく看護師のブランクがある復帰組でした。1日7件の訪問を毎日こなさなければならず、「利用者と向き合う」なんて悠長なことはいってられない状況でした。特に冬場は雪もすごく、運転にも神経がいるため体力的に厳しかったです。

出典:アンケート

楽なイメージは間違い

口コミ・評判

匿名
仲良しの訪問看護師さんに聞くと、稀にだけど、殆ど経験ないまま結婚退職して数十年て方が、楽だからと訪問看護師に再就職されるらしい。全然楽じゃないので、務まらずすぐ辞めるらしいんだけどね

出典:Twitter

訪問先の環境次第で辛さが増す

口コミ・評判

匿名
訪問看護の辛いところは、訪問先の家の環境に左右されてしまうこと。生活保護の老人宅にはエアコンがない、あっても付けないことが多いそうで。しかも訪問先への移動は自転車。そりゃ熱中症になるわ。

出典:Twitter

自転車での移動がきつい

口コミ・評判

匿名
この時期の訪問看護は本当にきつい。炎天下の中の自転車、酷いと片道30分…普段の倍以上に疲れる。あげく高齢者はエアコン嫌いが多い…屋内に入っても暑いし暑い中ケアするのは、どっちが先に倒れるかの我慢比べ。

出典:Twitter

1-3. オンコール対応がつらい

24時間体制で看護師が待機する訪問看護ステーションで働く方からは、急な呼び出し=オンコールがつらいという声も多く挙げられました。

オンコール対応とは

オンコールとは、訪問看護師が当番制で専用の携帯電話を持ち、緊急の呼び出しがあった場合、患者のもとへ向かうことです。

緊急時の呼び出し・対応が業務内容にある場合は、いつでも応対できるようにしておかなければなりません。

夜間のオンコール対応は、自宅待機(自宅当直)と規定しているステーションが一般的ですが、ステーション内に当直室が設置されているケースもあります。

オンコールの当番の日には、いつでも呼び出しに対応できるように心の準備をしておかなければなりません。

そのため、ゆっくり気が休まらずにストレスを抱えてしまいやすくなるようです。

人手が足りないときのオンコール対応はきつい

口コミ・評判

匿名
それぞれのステーションはそれぞれ人数もそこまで多くないため、退職者が出た際のオンコール対応は特に地獄です。また、頻繁に連絡してくる特定の利用者がいると大変です。

出典:アンケート

オンコールの着信音がトラウマ

口コミ・評判

匿名
訪問看護やってた時の、休日夜間のオンコールは、本当にキツかった。
オンコール電話の着信音がトラウマになり、ろくに眠れなかった。だけど、その時の経験のおかげで、今の仕事に感謝できる。同じ在宅系看護師でも業務のばらつきは大きい。自分に合った職場で働けるって、本当に幸せな事だと思う。

出典:Twitter

オンコール対応は事前確認必須

口コミ・評判

匿名
訪問看護で働くならその会社のオンコール体制について、リサーチは必ずすべき!
持つ頻度、手当て、バックアップ体制など、自分の生活と照らし合わせ可能かどうかを判断する。やってみるとわかるけど、拘束感、半端ないよ

出典:Twitter

さて、ここまでは訪問看護師のきつい部分に焦点を当てて紹介しました。

次の章では、訪問看護師の口コミの中からポジティブな内容のものを抜粋して紹介します。

2. 口コミから分かる訪問看護師のやりがい・楽な点

訪問看護師の口コミを分析すると、訪問看護師には以下のようなメリットがあることが分かりました。

  1. 夜勤がないのが楽
  2. 自分の裁量で働ける
  3. 患者と一対一でじっくり向き合うことができる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1. 夜勤がないのが楽

訪問看護師は夜勤がないため、規則的な生活を送りやすいという側面があります。

この点は病院看護師から転職する方にとって、大きなメリットとなるでしょう。

ストレスなく働ける

口コミ・評判

匿名
訪問看護やってると病院勤めがアホらしく思えてくる
そりゃ給料は安いし運営も厳しいけど、夜勤やヘンな委員会は無いし規則正しい生活送れるし基本的にカレンダー通りの休みがもらえるし、ストレスも激減。病院勤めで自分の命を削るくらいなら、訪問看護したほうがずっと楽だよ。

出典:Twitter

ただし、オンコール当番は気が休まらないため、「夜勤をしていた頃の方が楽だった」とおっしゃる方も少なくありません。

病院勤務の夜勤の方があっていた

口コミ・評判

匿名
オンコールで明け方に訪問しても、朝からの通常業務も普段通りだし、振替休日もないし、病院勤務で夜勤してる方が楽かなぁ。

出典:Twitter

緊急連絡を待つのは精神的に疲れる

口コミ・評判

匿名
病棟看護師→訪問看護→病棟に戻った人と話したけど、緊急オンコールを持つより病棟夜勤の方が気が楽だそう。鳴るか鳴らないかを待つメンタル疲弊の辛さは確かに分かる。まだいっそのこと仕事してる方が気持ちは楽かも。

出典:Twitter

2-2. 自分の裁量で働ける

訪問看護師は、それぞれの患者に合わせて柔軟に対応を変えていきます。

言われたことをただこなしていくという仕事内容ではないため、自分の裁量で働くことが可能です。

「患者の性格に合わせてコミュニケーションの取り方を変える」なども自分の判断で実行することができるので、自分で考えて患者と向き合いたい人にとっては大きなやりがいとなるようです。

工夫を凝らして、患者さんに喜んでもらえるのは大きなやりがい

口コミ・評判

匿名
病院にいるときは、医師の指示が不適切に感じたり、もっとこうしたら良いのに…と思うところが大きく、訪問看護師になりました。医師からの指示書はあるものの、患者に最も適した処置をほどこすのは自分の判断のもとです。工夫をこらして患者さんに喜んでもらえるのは大きなやりがいです。

出典:アンケート

2-3. 患者と一対一でじっくり向き合うことができる

訪問看護師は患者と一対一で向き合うことができます。

一人ひとりとじっくり向き合い、看護活動ができる点は、やりがいに感じられるでしょう。

在宅療養を選ばれた利用者により良い人生を提案することができるのが、まさに訪問看護師の醍醐味と言えます。

家族に近い存在として寄り添うことができた

口コミ・評判

匿名
人生の終末期に家族の次に近い存在として寄り添い、最後の時を迎えること。病院時代にも数多くの患者様と向き合ってきましたが、また意味合いや深みが全くことなる経験でした。最後に家族の方に感謝を伝えられた時は、看護の仕事で初めて涙がでました。病院のある意味機械的な仕事とは違った、重要な役割があると考え、一人一人に向き合っています

出典:アンケート

患者とじっくり向き合う時間の余裕がある

口コミ・評判

名前 さん(20歳)
評価:★★★★☆4

訪問看護が大変なのは、どの科の症状でも一人で対応しなければいけないところにあるそうで。それでも訪看の仕事を辞められないのは、一人一人にじっくり向き合える時間がとれるからだと。こういった方たちに、日々支えていただいております。この仕事に就いて良かった。

出典:Twitter

命を支えるやりがいのある仕事

口コミ・評判

匿名

訪問看護ステーションで看護師をしています。
「最期まで自宅で過ごしたい」という人を、技術的、精神的に支え、状態が改善したり、満足の行く看取りができ感謝された時、この仕事について本当に良かったと思います。

また、同じ志を持ち在宅医療に従事する医師やケアマネージャーさん達と協力し、チームとして人を支える喜び、達成感も、何事にも代え難いものがあります。

まさしく、命を支える喜びなんです。

出典:Yahoo!知恵袋

訪問看護師という働き方の実態が理解いただけたのではないでしょうか。

次の章からは、訪問看護師の仕事内容について詳しく説明していきます。

3.訪問看護師とは?【仕事内容や働き方まとめ】

訪問看護師の仕事内容や働き方について、以下の流れで解説します。

  1. 訪問看護師の仕事内容
  2. 訪問看護師の1日の流れ

訪問看護師とは何か具体的にイメージができていない方は、ぜひ一度目を通しておきましょう。

3-1.訪問看護師の仕事内容

訪問看護師 仕事内容

訪問看護師とは、在宅治療中の患者のもとへ直接訪問し、医療処置にあたる仕事です。

具体的な担当業務は以下のようなものが挙げられます。

訪問看護師の担当業務

  • 健康状態のチェック(体温、血圧、血糖値、脈拍の測定)
  • 持病の状態チェック
  • カテーテル交換、インシュリン注射、点滴
  • 身体介護、食事や排泄の介助、清潔な空間の維持など
  • 健康に関するアドバイス
  • 服薬・栄養摂取の指導、嚥下訓練

※上記の医療処置は、担当医の指示書に基づいて行われます。

チェックした患者の健康状態をもとに、担当医は適切な治療方針を検討します。

患者の健康をサポートする、非常に重要な仕事と言えるでしょう。

患者や家族とのコミュニケーションも大切

在宅で治療にあたる患者やその家族が抱えている不安を軽減することも、訪問看護師の重要な仕事の一つです。

密接にコミュニケーションを取り、時には相談に乗ったり、アドバイスをしたりすることもあります。

在宅医療の場合、患者の家族には体力的・精神的な負担がかかってしまうものです。

患者とその家族が快適に暮らせるために、常日頃から細かいサポートが欠かせません。

訪問看護師は、いわば担当医と患者・家族との架け橋となる存在です。

(1).訪問看護の対象者・診療科

訪問看護師は、なんらかの事情で通院できない患者を看護します。

乳幼児から高齢者まで、幅広い年齢層の患者が対象です。

内科系の診療だけでなく、精神疾患やリハビリ、ターミナルケアなどに携わることもあります。

(2).訪問看護師の就業先

訪問看護師は、一般的に訪問看護ステーションでの就業となります。

訪問看護ステーションとは、訪問看護が所属する事業所です。

ここを拠点に、訪問看護師は、利用者の居住地へ赴き、看護業務にあたります。

病院・クリニックで就業するケースもありますが、その数は年々減少しています。

3-2.訪問看護師の1日の流れ

訪問看護師の1日の仕事は、以下のようなスケジュールで進んでいきます。

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1日の訪問件数は、平均4~6件程であると言われています。

研修や社外勉強会などが行われることもありますが、基本的には上記のスケジュールに沿って業務を遂行していきます。

4.訪問看護師になるために必要なこと

訪問看護師になるために必要なことを以下の流れで解説します。

  1. 訪問看護師に必要な資格・経験
  2. 訪問看護師に必要な考え方

それぞれ詳しく理解しておきましょう。

4-1.訪問看護師に必要な資格・経験

訪問看護師になるには、看護師資格、あるいは准看護師資格が必須となります。

就業に必須な経験は、特に定められていません。しかし訪問看護師は、

  • 臨機応変な対応
  • 患者・家族との柔軟なコミュニケーション
  • レベルの高い看護処置や身体介護

を基本的に一人で行うことから、看護師としての臨床経験が3年以上あることが望ましいと言われています。

とはいえ、数年単位の臨床経験が必ずしも必要というわけではありません。

近年では、キャリアの浅い方も積極的に採用する訪問看護ステーションも増えています。

また、各自治体が養成研修を行っていたり、eラーニングなどの教育制度も整ってきていたりと、就業のハードルは低くなっている傾向にあります。

補足.訪問看護eラーニングとは

訪問看護eラーニングとは、インターネットを利用して訪問看護師の研修カリキュラムを受講できるサービスです。

平成30年度以降の新たなカリキュラム(訪問看護人材養成基礎カリキュラム)に準じた内容に改定されており、自宅のパソコン・タブレットを使って、最新の研修内容を手軽に学べます。

こんな人におすすめ

  • 訪問看護の基礎を学びたい看護師の方
  • 再就職のために時間を有効利用したい離職中の看護師の方
  • 知識の幅を広げたい看護師の方
受講料
  • 個人申し込み 16,000円
  • 都道府県看護協会経由の申し込み 14,000円
学べること
  • 訪問看護概論
  • 在宅ケアシステム論
  • リスクマネジメント論
  • 訪問看護対象論
  • 訪問看護展開論
  • 訪問看護技術論

※申し込みは「訪問看護eラーニングの公式サイト」から行います。

口コミ・評判

匿名
財団のホームページにあるeラーニング。有料だけど、新卒で訪問看護に行こうと思ってる人や転職しようと考えてる人はやってみるといいかも。知識の振り返りにはこういうのがちょうどいい。

出典:Twitter

4-2.訪問看護師に必要な考え方

訪問看護師には「さまざまな職種のスタッフと連携して看護にあたる」という考え方が欠かせません。

在宅療養の患者の治療は、訪問看護師が単独で行うものではなく、主治医やケアマネジャー、訪問介護員、リハビリスタッフと一体となって進めていくものだからです。

したがって、「訪問看護は一人で対応しなければならない」と気負うのではなく、さまざまなセクションのスタッフと相互コミュニケーションを取り、柔軟に対応していくという心構えで業務にあたるのが適切です。

5.訪問看護師の給料事情

訪問看護師の給料を、以下の流れで解説します。

  1. 常勤訪問看護師の平均年収
  2. パート訪問看護師の平均時給

希望する働き方だとどのくらい稼げるのか、把握しておきましょう。

5-1.常勤訪問看護師の平均年収

常勤の訪問看護師の平均年収は、約435万円と言われています。

看護師全体の平均年収とされる約483万円よりも、やや低い水準であると言えるでしょう。

とはいえ、訪問看護師の年収は就業先によって異なります。

オンコール対応の有無や賞与額などによって、上下するためです。

また、訪問件数に応じて、追加で手当が付与されるケースもあります。

このような就業先の場合、年収が500万円を超えることも珍しくないでしょう。

オンコール対応の手当

オンコール担当となる訪問看護師は、手当がつきます。

手当の相場は1,000~3,000円と言われています。

ただし、実際にオンコールを受け訪問先へ出動した場合には、別途「緊急訪問手当」という形で手当が追加されることもあるようです。

この場合実働時間を時給換算した金額が支払われます(相場:1時間あたり2,000円~5,000円)。1回の出動ごとに定額で支払われる規定の訪問看護ステーションもあるようです。

また、メイン・サブの2人体制のオンコール対応体制を取っている訪問看護ステーションもあります。

この場合、サブ担当のオンコール手当は、1回あたり1,000円前後となることが多いです。ただしほとんど実働がないことから、手当がつかないこともあります。

5-2.パート訪問看護師の平均時給

パートの訪問看護師の平均時給は約1,800円と言われています。

地域によって変動するものの、およそ1,500円~3,000円が相場と考えておいてください。

また、時給が低く設定されていても、訪問件数に応じて業績給が加算される給与体系をとっている訪問看護ステーションも多くあります。

時給と業績給の組み合わせを採用している場合、平均より低い時給である場合でも、日給ベースで換算すると、十分な額を受け取れるケースもあります。

給与例(時給と業績給の組み合わせ)

  • 時給 1,500円
  • 訪問手当 2,000円 / 1件

8:00~17:00の実働で、5件訪問した場合の日給:22,000円

補足:訪問看護師のニーズは高まりつつある

訪問看護という医療サービスへのニーズは年々高まっています。事実、訪問看護ステーションは2012年以降、年々増加傾向にあります。

これには2012年度の診療報酬改定に伴い、民間企業が訪問看護分野に参入しやすくなったことも影響しています。(※2020年時点、全国に11,161箇所)

サービス自体のニーズが増加すれば訪問看護師の年収・給料も上昇していくでしょう。

特に経験・能力のある訪問看護師の数は少ないため、訪問看護ステーションにとって、人材確保は喫緊の課題です。

魅力的な条件で人材を集めようと試みる訪問看護ステーションも増えています。

6.訪問看護師に向いている人・向いてない人【性格から適性を判断】

性格面から、あなたが訪問看護師に向いているかどうか判断する基準を解説します。

  1. 訪問看護師に向いている人
  2. 訪問看護師に向いていない人

転職に迷っている方は、自身に適正があるかどうか一度確かめておきましょう。

6-1.訪問看護師に向いている人

訪問看護師に向いている人の性格的な特徴は以下の通りです。

  • 責任感が強い
  • 行動力があり、体力的にも自信がある
  • 他人とコミュニケーションをとるのが苦ではない
  • 向上心や学習意欲がある
  • 患者一人ひとりとじっくり向き合いたい

適性を判断するにあたり、自身のコミュニケーション能力を見極めることは欠かせません。

見知らぬ人や高齢者と難なく快適なやり取りができるかどうかは重要なポイントです。

また自らの意思・考えで主体的に行動できる方は、訪問看護師の適性があると言えるでしょう。

6-2.訪問看護師に向いていない人

訪問看護師に向いていない人の性格的な特徴は以下の通りです。

  • 高度な医療処置を行う現場に携わりたい
  • 誰かの指示で動く方が楽
  • ルーティンワークが苦である、日常に変化を求めている
  • オン/オフを明確に分けたい
  • 年収が何より重要である
  • 他者に人一倍共感、感情移入してしまう

訪問看護師の仕事は、各種数値測定など、ある種のルーティーンワークとなることも少なくありません。

このような業務を単調と感じてしまう方は、訪問看護師に不向きと言えるでしょう。

極度に潔癖な性格であったり、体質的にアレルギーがあったりするなど、他人の家に入ることに抵抗があるという方もおすすめできません。

また、訪問看護師はその業務の特性上、ターミナルケア(終末医療)に携わることもあります。

このため、他者に人一倍共感、感情移入してしまうという方は、精神的に落ち込んでしまうことも考えられます。

患者さんを看取ることに辛さを感じるという方も、向いていないと言えるでしょう。

7.これで失敗しない!訪問看護師転職をするなら、知っておくべきポイント

訪問看護師転職のポイントを以下の流れで解説します。

  1. 訪問看護師求人の探し方
  2. 訪問看護師の職場選びのポイント
  3. 訪問看護師の面接で聞かれやすい質問
  4. 訪問看護師への転職なら、転職サイトの利用がおすすめ【3つの理由】

転職に失敗しないためには、上記をすべて理解しておきたいところです。

それでは詳しく見ていきましょう。

7-1.訪問看護師求人の探し方

訪問看護師の求人探しは、以下のような手段があります。

 得られる求人の量得られる求人の質内定のためのサポート選考や手続きの手間内定後の満足度
ハローワーク××
都道府県の看護協会による職業紹介
知人の紹介×
求人情報サイト
転職サイト
各病院のホームページ×

求人探しは転職の成否を左右する、重要なポイントです。

あなたの転職活動の方針や状況に合わせて適切な方法を選択する必要があります。

上記のうち、すべての人におすすめの方法は転職サイトの利用です。

転職サイトとは

転職サイトとは、あなたの転職活動をサポートしてくれるサービスです。

専門の担当者(キャリアコンサルタント)があなたのキャリアビジョンや希望条件をヒアリングし、最適な求人を提案してくれます。

数ある求人探しの手段のなかで、転職サイトの利用をおすすめする理由は以下の通りです。

  1. 看護師転職のプロの視点で、あなたに合った求人を的確に提案してくれる
  2. 求人探しの手間を省けるので、効率的に転職活動を進められる

仮に、ハローワークや求人広告サイトを利用した場合、自分ひとりで情報収集をしなければならなくなるため、転職活動に時間がかかります。

また、最終的な判断も自分の考えで下さなければならないため、誤った職場選びにつながってしまう恐れもあります。

一方、転職サイトであれば、転職のプロによる的確な求人提案や、選考通過のためのアドバイスも得られるため、転職成功率を一段と高められるでしょう。

「訪問看護師への転職を初めて検討している」という方は、特に転職サイトの利用をおすすめします。

※訪問看護師へのキャリアチェンジにおすすめの転職サイトは『訪問看護師の転職におすすめの転職サイト3選』の章で詳しく紹介しています。

7-2.訪問看護師の職場選びのポイント

訪問看護師の職場選びの際は、以下の点を事前にチェックしておきましょう。

  1. オンコールの有無・頻度
  2. 医療法人か民間企業の株式会社か
  3. 就業先の規模
  4. どんな利用者が多いか

それぞれ簡潔に説明します。

(1).オンコールの有無・頻度

訪問看護師の働き方・きつさに直結するオンコール対応の有無は、必ず確認しておきましょう。

またその際、「平均してどのくらいのオンコール対応が発生するか」といった点も把握しておく必要があります。

(2).医療法人か民間企業の株式会社か

訪問看護ステーションの運営母体もチェックしておくことをおすすめします。

運営しているのが医療法人の場合、以下のようなメリットがあります。

医療法人のメリット

  • グループ内の医療施設への異動や人員調整が柔軟
  • 医師が身近にいる
  • 就業場所が急に閉鎖されることはほとんどない

一方、株式会社として経営している訪問看護ステーションには、以下のようなメリットがあります

株式会社のメリット

  • 訪問件数などの実績によって、給与が上がりやすい
  • 管理者としてのステップアップのチャンスが多い

いずれも長所的な側面があるため、自身の理想のキャリアや働き方から逆算して検討することをおすすめします。

(3).就業先の規模

就業先の規模は、日々の働きやすさを左右するポイントです。

大規模の訪問看護ステーションの場合、以下のようなメリットがあります。

大規模の訪問看護ステーションのメリット

  • 人数が多いため、一人当たりの負担が少なくなりやすい
  • 休日なども柔軟に調整できる
  • ノウハウが蓄積されており、教育体制も充実している

一方、小規模の訪問看護ステーションの場合、以下のようなメリットがあります。

小規模の訪問看護ステーションのメリット

  • スタッフ同士でコミュニケーションを取りやすい
  • 個人の意見が取り入れられやすい

こちらも望む働き方に合わせて、選択しましょう。

(4).どんな利用者が多いか

訪問看護ステーションによって、利用者の傾向に違いがあります。

訪問看護は多様な方が利用する

  • 小児ケア、高齢者の介護
  • 難病患者
  • ターミナルケア
  • リハビリテーション

利用者の特性によって、実践する看護活動にも違いがあります。

「小児科で働いた経験を活かしたい」「高齢者のサポートがしたい」などの希望がある方は、面接時に確認をとるようにしておきましょう。

7-3.訪問看護師の面接で聞かれやすい質問

訪問看護師の面接で聞かれやすい質問の例を、以下に掲載します。

  • これまでの経験を教えてください
  • あなたの長所(短所)を教えてください
  • 志望動機を教えてください
  • 訪問看護師を目指す理由(きっかけ)は何ですか
  • 前職の退職理由を教えてください

特に訪問看護師を採用する場合、担当者は面接で以下のような点を見極めようとしています。

採用担当者が見ているポイント

  • 対話力はあるか(適切にコミュニケーションが取れるか)
  • 責任感はありそうか
  • 学習意欲は高いか
  • 状況判断能力はあるか
  • 挨拶やマナーなどはしっかりと身についているか

面接の際は上記を意識した回答を行うことで、選考通過率を高めることができるでしょう。

とはいえ、転職活動に慣れていない方や、面接に苦手意識のある方は、うまく答えられないこともあるかもしれません。

面接が不安な方は、サポート力に強みのある転職サイトの利用をおすすめします。

転職サイトのサポートは、求人探しだけでなく、書類選考や面接対策など多岐にわたります。

看護系転職のプロによるアドバイスを受けることで、さらに内定に一歩近づくことができるでしょう。

7-4.訪問看護師への転職なら、転職サイトの利用がおすすめ【3つの理由】

訪問看護師への転職を行うなら、転職サイトの利用を強く推奨します。

その理由は以下の通りです。

  1. 求人の選択肢が増やせる
  2. 転職の悩み相談に乗ってくれる
  3. 職場の内情や人間関係など、より深い情報も得られる

転職サイトは、一般の求人情報サイトには掲載されていない「非公開求人」や「独占求人」への応募も可能です。

また「そもそも訪問看護師に転職しても大丈夫だろうか」「訪問看護師の適性はあるのだろうか」といった悩みから相談できる点も魅力の一つと言えます。

次の章では、訪問看護師の転職に強みのある転職サイトを紹介します。

8.訪問看護師の転職におすすめの転職サイト3選

数ある転職サイトの中から、訪問看護師の転職におすすめのものを以下の基準で厳選しました。

転職サイト選定の基準

  • 求人の量・質 | 訪問看護師の求人は見つかりやすいか
  • 提案力|ニーズに合った提案をしてくれるかどうか
  • サポート力|キャリアコンサルタントのサポートは手厚いか

以上を踏まえた上で、訪問看護師の転職におすすめのサイトは以下の通りです。

転職サイト求人数・質提案力サポート力
看護roo!
4,939件

4.2

4.0
看護のお仕事
2,344件

4.0

4.2
ナースではたらこ
1,677件

3.9

3.9

※訪問看護師の求人数(2020/07時点)

それぞれ詳しく紹介します。

8-1.看護roo!

看護roo!

看護roo!』は東証一部上場企業の株式会社クイックによって運営される看護師向けの転職サイトで、特に求人の質への評価が高いです。

特にホームページには出ていない、5万件を超える優良求人を紹介してくれる点が好評です。

また、面接に同席までしてくれるサポートの手厚さも特徴で、面接が不安な方にもおすすめです。

運営会社株式会社クイック
対象地域主要都市圏
オフィス全国4箇所(東京・大阪・名古屋・横浜)
公開求人数約3.7万
公式ページhttps://kango-roo.com/

8-2.看護のお仕事

看護のお仕事』は日本最大級の看護師向け転職サービスです。

医療業界に詳しい担当者が今の職場の悩みや、「辞めていいのか」ということについても親身に相談に乗ってくれるとのことで、求人・サポート共に看護師さんからの評価が非常に高くなっていました。

また、求人票に書いてない内部情報を教えてくれたり、入職まで手厚くサポートしてくれるなど非常に心強い存在です。

ちなみに、派遣の求人に関しても『看護のお仕事(派遣版)』という特設ページがあるくらい力を入れていて、派遣の求人を探す方にもおすすめです。

運営会社レバレジーズ株式会社
対象地域全国
公開求人数約5.3万
公式ページhttps://kango-oshigoto.jp

8-3.ナースではたらこ

ナースではたらこ』はアルバイトの求人媒体「バイトル」なども手掛ける、大手人材会社のディップ株式会社が運営する看護師向け転職サイトです。

24時間の電話対応、ナース・キャリア・ステーションでの対面支援など、サポートが手厚く、サポートへの満足度はNo.1でした。楽天リサーチの調査でも看護師さんの満足度1位を獲得しています。

求人に関しても行きたい病院を指名できる、「逆指名」を行なっていますので、下記のように気になる病院があれば求人を探してくれます。

そのため、行きたい病院がなんとなくでもある方は登録しておくべき1社です。

運営会社ディップ株式会社
対象地域全国
オフィス全国19箇所
公開求人数約9.1万件
公式ページhttps://iryo-de-hatarako.net/

9. 【FAQ】訪問看護師にまつわる質問

訪問看護師にまつわる質問を以下にまとめました。

疑問点はここで解消しておきましょう。

Q1.保健師と訪問看護師と専門看護師の地域看護の違いとは何ですか?

保健師とは、地域住民が健康に暮らせるようサポートする仕事です。乳幼児から高齢者まで、幅広い世代を対象に、健康管理や病気予防の指導を行います。

訪問看護師とは業務内容・役割が異なります。

保健師については、『保健師になるには?主婦・社会人が保健師を目指す基礎知識』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

また専門看護師とは、高い技術や知識を備え、特定の分野で高い能力を有する看護師を指します。

Q2.男性でも訪問看護師になることはできますか?

もちろん可能です。

特に在宅医療では、患者の介助など体力を要する業務も多いため、男性訪問看護師のニーズは高まっています。

Q3.訪問看護は、医師と二人で行動するのでしょうか?

基本的に訪問看護師は、一人で患者宅へ向かいます。

ただし、医師が患者の自宅で診療を行ったり、往診や訪問診療を行ったりする場合は、医師も同行する場合があります。

Q4.在宅看護と訪問看護の違いを教えてください

それぞれ意味合いは同じです。

在宅看護は、患者側視点が使う言葉であるのに対し、訪問看護は医療提供者が使う言葉です。

Q5.訪問看護師はどのような服装で患者宅へ訪問するのでしょうか?

訪問看護師の服装は、「清潔感」が何より大切です。

また移動や体を動かす動作も多いため、「動きやすさ」という点も考慮しておかなければなりません。

医療従事者が着用する白衣などではなく、「ポロシャツ」「チノパン」などのカジュアルなものであることが一般的です。

訪問看護師の制服は、就業先で用意されていることがほとんどですが、まれに個人での用意が必要なケースもあります。

気になる方は、面接時に確認しておきましょう。

靴は動きやすいスニーカーがベスト

靴はスニーカーなど歩きやすいものを選択しましょう。

訪問看護師の移動は車以外にも徒歩や自転車の場合があるからです。

患者宅に上がりやすいように、スリッポンタイプの靴を履く訪問看護師の方も多いようです。

補足:派手過ぎない色を選びましょう

色は黒、紺、ベージュなど派手過ぎないものがベター。白は汚れが目立つのであまり好ましくありません。

Q6.運転できなくても訪問看護師になれますか?

運転ができなくても訪問看護師として働くことは可能です。

ただしこれには地域差があります。

例えば、都心や都市部であれば、「徒歩や自転車移動がほとんど」という訪問看護ステーションも少なくありません。

しかしながら、地方の訪問看護ステーションで働く場合、運転免許証は必須であると考えた方が良いでしょう。

地方の求人では「運転免許証必須(AT可)」といった条件が設けられていることが多々あります。

Q7.新卒で訪問看護師になることは可能ですか?

新卒で訪問看護師になることは、不可能ではありません

ただし、臨床経験がない看護師にとって、単独で患者宅を訪問することは、非常に難易度の高い行為です。

したがって、非常に珍しいケースであると言えるでしょう。

とはいえ、新卒で訪問看護師の仕事をこなせるかどうかは、就業先のサポート体制・教育制度によって異なります。

入念な研修が用意されていたり、先輩看護師にその都度相談できる仕組みが整っていたりする職場であれば、新卒の方でも、無理なく業務に慣れるでしょう。

10. まとめ

いかがでしたでしょうか。

訪問看護師は人によって向き不向きがあるものの、将来性もあり転職先としてはとてもおすすめできる職種です。

転職する際は以下の転職サイトを活用しながら、あなたの希望にぴったりの職場選びをしていきましょう。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。