
- 「まだ新人だけど辛くて辞めたい…」
- 「新人看護師でも転職しても大丈夫?」
と考えていませんか?
結論から言いますと、新人看護師でも転職は可能です。ただし、新人看護師は転職活動が難航しやすいため、極力慎重になるべきです。
この記事では新人看護師が転職に慎重になるべき理由や、転職するときの注意点、成功確率を高めるためのポイントについて解説します。
- 新人看護師さんに転職したい理由を聞きました!
- 新人看護師は転職が難しいので、覚悟が必要!
- 新人看護師が転職するメリット・デメリット
- 【重要】新人看護師が転職に迷ったらまずは異動相談がベスト
- 新人看護師の転職体験談|成功事例と失敗事例
- 新人看護師が転職に失敗しないための4ポイント
- 新人看護師におすすめの転職サイト3選
- 看護師転職サイトをより効果的に利用する6ポイント
- 看護師転職サイト利用の流れ
全て読み進めていただくと、新人看護師が転職に慎重になるべき理由がわかり、自分が転職してもいいかどうか、冷静な判断をくだせるようになるでしょう。
編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
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1.新人看護師さんに転職したい理由を聞きました!
実習・国家試験を乗り越え、晴れて看護師として働きだしたばかりなのに、次第に当初の前向きな気持ちもなくなり、「どうしても今の職場で続けられそうにない」と悩みを抱える看護師さんは少なくありません。
新人看護師さんの声
当サイトで100人の看護師さんにアンケート調査を行ったところ、入職して1年未満で既に転職を考えている方の声が多数集まりました。
結論としては、どれも共通して「経験がまだまだ少ないこと」「慣れない環境で、性格の合わない人と働いていること」が原因のようです。
覚えることが多すぎてできるようになるとは思えない
新人ということで、初めは仕事ができなくて当然です。失敗もあることでしょう。
ただそうはいっても、現場で患者さんと向き合って仕事をするわけなので、悠長なことは言ってられません。
覚えることも膨大な量あります。いざ働き始めると、毎日のくたくたで余裕もなくなり、家に帰っても疲れを取るだけ。そんな毎日が続くことで、早くも転職を考えるようになる方もいます。
また次の方々は、失敗続きの毎日に加えて、人間関係に悩まされていたようです。
失敗が続き、すべての人間関係が嫌になりました
教育体制が不十分
新人なので失敗があるのは当然です。ただ、ここを乗り越えられるかは、本人の意思よりも、指導体制・人間関係がカギとなります。
的確な指導を受けられる体制が整っていて、新人看護師によくある課題や悩みをケアしてくれる人が周りにいるなら、たとえミスをしてしまったとしても、少しずつ前に進めるはず。
ですが、指導体制が不十分で人間関係も劣悪な環境であるならば、全てを投げ出してしまいたくなっても無理はありません。
他には、看護師という仕事柄、患者さんの死に直面することについての回答もありました。
命を預かることが怖くて、結局離職しました
新人を指導するベテランの目線から見ても、やはり大きな影響を与えることのようです。
新人看護師は気持ちの持って行き方で悩む子が多い
看護業界の最新事情:学校と現場のギャップはコロナ禍で拡大中!
「学校で学んだこと」と「実際の医療現場」に大きなギャップがあり、「想像よりもはるかに大変だった」と心が折れてしまう看護師も少なくありません。
これは2019年以降、新型コロナウイルス感染症対策の影響で、十分な看護教育が受ける機会が減ってしまったことが背景として考えられます。
例えば、病床のある病院ほど感染症対策が厳格なので、看護実習が中止になったケースはかなり多いです。
実際に、96%の学校が、病院・施設から「実習受け入れ不可」の連絡を受けたことがあるというデータも確認されました。
※出典『看護職養成校の新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大への対応に関する調査』
また講義がオンラインになった学校も少なくありません。
このような背景から「新卒者は臨床での教育の補強が必要」と考える医療者もいるようです。
教育の機会が減ったことが、スキル習得の妨げになり、結果として「スキルが十分でない状態で新人として現場に出ることになる」という状況になっているようでした。
ここまでのまとめ
新人看護師で転職を考えている方は、主に「経験がまだまだ少ないこと」「慣れない環境で、性格の合わない人と働いていること」が原因のようでした。
しかし、結論として新人のうちに転職をするのは極力おすすめできません。次章ではその理由について詳しい説明します。
2.新人看護師は転職が難しいので、覚悟が必要!
転職したいと考えているものの、新人で転職しても大丈夫なのか心配という方は多いです。
結論としては、新人看護師の転職は以下3点の理由から難しくなります。
特に最近は新型コロナウイルスの影響で求人倍率が低下しているため、本当に転職しても問題ないか確認していきましょう。
理由1. 年度の途中で受け入れ体制がない病院がある
一般的に中途採用は通年や不定期で行われるため、時期に関係なく求人に応募できます。
しかし、新人看護師が転職活動をすると、本来通年採用している職場でも応募できないことがあります。
というのも、新人看護師に向けた現場や教育の体制が整っていないことが多いからです。
すでに経験が豊富な看護師であれば、即戦力として年度の途中で採用することができますが、新人看護師だと教育が必要になるため、転職先の選択肢が減ってしまうのです。
理由2. 職場によっては高いスキルがないと受け入れてもらえない
新人看護師は経験やスキルが不十分であるため、即戦力を期待される職場には転職することができません。
そのため、新人のまま転職すると転職先が限られてしまいます。
理由3. そもそも新人の状態でやめたことを気にされる
ナースセンターに登録している求職者のデータによると、1年未満で転職を考えている看護師は全体のわずか3%しかいません。
新人看護師のまま転職する人は非常に少なく、「採用してもまたすぐに辞めてしまうのではないか?」と思われてしまう可能性が高いです。
その結果、看護師としての経験が長い人と比べると転職活動が難航しやすくなるのです。
なお、退職理由は、面接で必ずといっていいほど聞かれる質問なので、できるだけポジティブな印象を持ってもらえる回答を考えておきましょう。
【補足】1カ所で3〜5年働けば不利にならない
どれくらい働けば転職で不利にならないのかと疑問に感じる方もいると思います。
結論としては、最低3年は続けるというのがベストです。
むしろそれ以前に辞めてしまうと、そもそも十分なスキルが身についておらず、他の病院でも同様の悩みを抱えることになる可能性があります。
次章では、新人看護師が転職するメリット・デメリットについて解説します。
3.新人看護師が転職するメリット・デメリット
ここまで新人看護師の転職が難しい理由について解説してきましたが、新人看護師が転職するメリットもあります。
そこで、本章では新人看護師が転職するメリット・デメリットについて解説します。
新人看護師が転職するメリット
新人看護師が転職するメリットは主に2点。「転職がうまくいけば今の職場の悩みから解放されるかもしれないこと」と「転職先でも新人として指導してもらいやすいこと」です。
メリット1. 転職がうまくいけば今の職場の悩みから解放される
最大のメリットは、転職がうまくいけば今の職場の悩みから解放されるということです。
人間関係のトラブルや、職場に根付いた長時間労働、不十分な教育制度といった問題は、すぐに解決することは難しいでしょう。
我慢して働き続けた結果、体調を崩してしまったり、うつ病になってしまったという方も少なくありません。
そのため、新人のまま転職するリスクを理解した状態であれば、転職を考えてもいいでしょう。
メリット2. 転職先でも新人として指導してもらいやすい
転職先でも新人として指導してもらいやすいのは新人看護師が転職するメリットです。
そのため、興味のある領域に挑戦するチャンスと捉えることもできます。
また、先輩看護師に気軽に質問をしてコミュニケーションをとりやすいのも新人看護師ならではといえます。
ある程度経験があり、即戦力を求められる年数になってくると、経験のない領域の病棟に配属されても指導してもらえないということもあります。
新人のうちに職場を移る方が、むしろ良いケースもあるのです。
新人看護師が転職するデメリット
新人看護師が転職するデメリットは主に2つ。「転職活動が難航しやすいこと」と「転職先でまた膨大な量の仕事を覚えなければならないこと」です。
デメリット1. 転職活動が難航しやすい
新人看護師が転職する最大のデメリットは、転職活動が難航しやすいということです。
2章で解説した通り、以下の3つの理由から、新人看護師の転職は難しくなります。
- 年度の途中で受け入れ体制がない病院がある
- 職場によっては高いスキルがないと受け入れてもらえない
- そもそも新人の状態でやめたことを気にされる
このことから、極力は今の職場に留まることをおすすめします。
デメリット2. 転職先で新しい仕事を覚えなくてはならない
新人看護師が転職すると、転職先で新しい仕事を覚えなければなりません。
特に新卒で入社した施設とは異なる施設に転職する場合は、一から覚える必要があります。
そのため、今の職場でも仕事が覚えられず苦労しているといった方は、本当に転職しても後悔しないかよく考えた方がいいでしょう。
4.【重要】新人看護師が転職に迷ったらまずは異動相談がベスト
新人看護師の転職難易度の高さ、デメリットの多さから、新人のうちの転職は極力避けた方がよいでしょう。
いきなり転職を考えるよりも、まずは「異動できないか」を上司に相談することをおすすめします
というのも、看護師の採用と教育には多大なコストがかかるからです。(看護師1人を採用するために、100万円近くの費用がかかるともいわれています)
病院側としても、極力スタッフの退職は避けたいというのが本音なので、新人からの相談や申し出があった場合、異動が実現するケースはとても多いです。
もし異動の相談をする際は、「辞めたいという言葉は口にしないこと」「まずは上司に相談すること」を忘れないようにしてください。
ポイント1.「辞めたい」という言葉は口にしない
「辞めたい」という言葉を口にして、退職をほのめかすのはおすすめしません。上司に相談もなしに勝手に話を進めているような印象になり、余計な揉め事に発展しかねないからです。まずは段階を踏んで、「今の環境がツラくて、続けられそうにない」程度のニュアンスで切り出しましょう。
異動を実現してもらうためには、今の環境が自分に合ってないことを伝えるのがポイントです。「今の部署がツラい」「しんどくてご飯ものどを通らない」など、ありのままの現状を伝えましょう。
そうすると、「いつも指導しているスタッフを変えよう」「いつもと違う業務をしてみようか」など、スキルに合った仕事・環境に変えてもらえます。これだけの変化でも、気持ちが軽くなることは多いです。
ポイント2.まずは上司に相談!順番を間違えないように
異動や配置換えの相談をするのは、必ず直属の上司(看護師長・看護副師長・看護主任など)にしてください。
まず上司に相談し、上司から看護部に話を伝えてもらう、という流れがベストです。この工程を飛ばして、いきなり看護部に相談に行ったりした場合、思わぬトラブルになることもあるので注意してください。
ここまでは新人看護師はまず異動を検討すべきという内容を説明しました。ただ病院の体制そのものや仕事内容についてなど、部署や配置を変えただけでは解決しないケースもあるかもしれません。
そこで次章では、実際に転職した看護師さんの体験談をまとめます。
5.新人看護師の転職体験談|成功事例と失敗事例
実際に転職をした新人看護師の方の体験談を紹介します。
自分が転職をするかどうか判断をする上での、参考にしてみてください。
新人看護師の転職成功事例|熱心に指導してもらえる職場
以前の職場は「一度見たならできるよね?」ということがとても多く、できないと怒られ、時には怒鳴られ、プリセプターからのパワハラもあって毎日辛くて精神的に病気になってしまいました。
今の職場は新人をしっかり育てようと部署みんなで協力しているのもあり、途中で入った私にも熱心に指導してくださります。
先輩方は大変だと思いますが、声を掛け合ってみんなで協力して業務を終わらそうという風潮があり、忙しいですが人間関係もとても良いです。
転職前はもう二度と看護師ができなくなるんじゃないかと思うくらいボロボロでしたが、今は精神的に穏やかに仕事ができています。
これから辛いこともたくさんあると思いますが、また頑張ろうと思える職場です。
出典:アンケート
この方は、前職の教育体制の問題やプリセプターのパワハラに悩んでいて、1年目での転職を決断されています。
転職先は、教育熱心で人間関係もいい職場ということで、転職の成功体験談といえるでしょう。
新人看護師の転職失敗事例|転職先の人間関係に参ってしまった
次に地元の慢性期病棟に入職しました。ここでは以前の脳外科病棟よりはるかにゆっくり働けて楽しかったのですが、職場の強い先輩ナースに嫌われてしまい、仕事が鈍臭く遅いこともあり、向かないから辞めろなどきつい発言や、部屋もちを禁止されたりしてまた、精神的にまいってしまい、1年と4ヶ月で退職になりました。
出典:アンケート
この方は、新卒で入った脳外科病棟を半年で退職したのち、慢性期病棟に転職しています。
前職よりもゆっくり働けたものの、職場の人間関係から精神的に参ってしまい、短期間で再び退職しています。
新人看護師の転職失敗事例|そもそも雇ってもらえない
しかし、病棟の雰囲気に合わないと思うようになり、さらに残業時間の多さに参ってしまい七月末で退職してしまいました。
今考えると自分の考えが甘かったのかなと思いますが、そのときはやめることしか選択肢がないように感じていました。
退職後、就職活動をしていますが、なかなか採用していただくことができず現在に至っています。
もう、こんな私を採用してくださる職場はないのかもしれないと思っています。
出典:アンケート
この方は、残業時間や職場の雰囲気が合わないことを理由に数ヶ月で退職しています。
転職先が決まっていない状態で退職してしまったため就職活動をしていますが、なかなか採用されなくて困っているようです。
6.新人看護師が転職に失敗しないための4ポイント
新人看護師の転職は、ただでさえリスクが大きいので、失敗を避けるためにできる限りのことをしたいと考えるのが普通でしょう。
そこで本章では、新人看護師が転職に失敗しないためのポイントを以下の4つ紹介します。
転職を考える新人看護師の方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
6-1.辞めたいと思った原因を正しく分析する
転職活動において、あまり深く考えずに転職サイトの待遇の良い求人に手当たり次第に応募する方がいます。
しかし、転職活動を始める前に、なぜ今回辞めたくなったか、どういった環境なら辞めずに続けられたかを徹底的に分析すべきです。
理由は以下の2点です。
- 転職活動時に退職理由は必ず聞かれるから
- 正しく分析をしないと、職場選びで同じ失敗をする恐れがあるから
転職先で同じ問題が起こらないように徹底的に原因を分析しておきましょう。
なお、新人看護師が転職先選びで失敗してしまうと以下のリスクがあります。
新人看護師が転職先選びで失敗するリスク
- また辛くなって辞めてしまうとやめ癖がついてしまう
- 仮に辞めたとしたら、すぐに辞める人と認識され、社会的信用が落ちる
- 新しい職場でも仕事がうまくいかないと、同世代と比べて、スキルや経験に差が出てしまう
以上のことから、転職を考える新人看護師の方は職場選びに細心の注意を払うべきです。
自己分析をする際は、『プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】』をぜひ参考にしてみてください。
6-2.転職先が決まってから今の職場を辞める
すぐに退職せずに、下記画像のように転職先が決まったタイミングで退職しましょう。
なぜならば、先に退職してしまうと、平均的に2~4ヶ月かかる転職活動中に収入がなくなってしまうからです。
さらに、金銭的な余裕がなくなると精神的にも追い詰められて「どこでもいいから早く転職先を見つけないと…」と焦りが生じて、ミスマッチのリスクが高まります。
転職を成功させるためにも、できるだけ転職先を見つけてから、退職することをおすすめします。
ただし、「激務で退職しないと転職活動の時間が取れない」「今すぐに辞めないと、健康障害やうつ病を発症しそう」といったケースであれば、例外的に先に退職してもいいでしょう。
6-3.入ってから苦労する職場は避ける
入ってから苦労する職場に転職してしまうと、早期離職に繋がる恐れがあります。結論としては「プリセプター制度がない職場」「高度なスキルが求められる職場」は避けるべきです。
(1)プリセプター制度がない職場
プリセプター制度がない職場は避けるようにしましょう。
というのも、新人看護師はスキルや知識が不十分なため、プリセプター制度のような教育体制が整っていない職場だと、入ってから苦労を強いられるからです。
入ってから仕事をしっかり覚えられるよう、教育体制は充実した施設に転職するようにしましょう。
なお、転職サイトには以下のような求人がありますが、実際に確認しないと実態はわかりません。
確実な情報を得るために、転職サイトを利用して、転職のプロに直接相談することをおすすめします。
(2)高いスキルを求められる職場
高いスキルを求められる職場は避けましょう。
というのも、新人看護師がスキルが身についていない状態のため、戦力になるまでに時間がかかり、職場に居辛くなるといったことが起こりうるからです。
具体的には、以下の施設は高いスキルが求められるためおすすめしません。
転職先 | おすすめできない理由 |
訪問看護 | 1人で状況判断しなければならない状況が多いことから、スキル・経験を求められるため。 |
急性期病院 | 生命に関わるような重症疾患を抱えた患者が多いことから、スピード感があり高いストレスがかかるため。 特に体力に自信がない方や、素早く仕事をこなすのが苦手な方は避けた方がいい。 |
6-4.看護師に特化した転職サイトでプロに相談する
転職活動は、求人検索から書類の準備、面接対策などやることが多く、現職を続けながら進めることが非常に難しいです。
そのため、新人に限らず、転職するときは転職サイトを活用しましょう。
転職サイトを利用するメリットの一例を紹介します。
- 転職先の施設の情報を提供してもらえる
- 面倒な手続きを代行してくれる
- 無料でキャリアカウンセリングをしてもらえる
- 面接対策や書類添削をしてもらえる
- 非公開求人も紹介してもらえる
このように、転職サイトを活用するメリットは多数あります。
選考通過率をグッと高め、転職先とのミスマッチも減らせるためぜひ利用してみてください。
次章では、新人看護師の転職におすすめの信頼できる大手転職サイトをご紹介します。
7.新人看護師におすすめの転職サイト3選
数ある転職サイトの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。- 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
- 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる
転職サイト | 求人数|総合満足度 |
1位 看護roo! | 55,907件|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 135,763件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 マイナビ看護師 | 60,875件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2022年8月更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1

- 利用者満足度96.3%
- 公開求人55,907件+非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるので、希望にぴったりの求人を見つけることができるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!

- 累計利用者数40万人以上
- 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
- 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。
キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を詳細まで把握しています。
したがって、、「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえます。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的です。
- できるだけたくさん求人が見たい
- 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
- 気軽に求人探しがしたい
3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる

- 看護師認知度4年連続No1の定番転職サイト
- 求人数は6万件以上
- 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み
数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
そのため、「ゆっくりと考えたいのに連絡が煩わしい」「早く転職したいのにサポートが遅い」といったミスマッチもなく、自分のペースで転職活動を進められるでしょう(面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれます)。
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
次章では転職サイトを効果的に利用するためのポイントをご紹介します。
8.看護師転職サイトをより効果的に利用する6ポイント
看護師転職サイトは、以下のポイントを押さえておくことで、より効果的に利用できます。
どのサービスを選ぶかと同じくらい、どうやって活用するかも重要です。利用前にそれぞれのポイントを押さえておきましょう。
point-1.登録前に「担当者との連絡方法」を確認する
転職サイトに登録する前に、担当者(キャリアコンサルタント)との連絡方法を確認しておきましょう。
連絡方法は主にメール・電話・LINE・ビデオ通話などのツールが用いられます。どのツールをメインで使うかはサイトによって異なります。「自分が連絡を取りやすい形でやり取りできるか」という視点は、スムーズに転職活動を進める上で大切です。
転職経験者の話では、「メールやLINEなどテキストでのやり取りが楽で良い」という意見が多数派でした。「電話で話をするのが苦手」「休みの日に連絡してほしくない」という方は、メールやLINEでのやり取りが可能なサイトを選びましょう。
なお、看護師さんからの評価の高い大手サイト(看護roo!、レバウェル看護(旧 看護のお仕事)、マイナビ看護師)は、いずれも電話・メール・LINEから、希望の連絡方法を選べます。派遣会社利用の場合は、電話のみというケースが多いようです。
point-2.希望条件をしっかりと伝える
担当者との面談の際は、時間をかけて、希望条件をしっかりと伝えましょう。
希望の働き方や条件を具体的に伝えるのはもちろん、「転職に対する想い」「将来的なキャリアビジョン」などもしっかりと伝えておいてください。
キャリアコンサルタントは、二人三脚で転職活動を進めるパートナーのような存在。そのため、両者が同じゴールを見据えていることが何より大切です。
「転職に対する想い」「将来的なキャリアビジョン」がしっかり伝わっていれば、担当者は希望条件の背景まで先読みして、本当に知りたかった情報を教えてくれたり、キャリアの可能性を広げるような提案をしてくれたりします。
一方で、双方の認識がズレていると、自分の求める病院と提案される病院の方向性が一致せず、時間と手間だけがかかってしまいます。
point-3.転職時期は最短可能な日程を伝える
転職サイトに登録すると、「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と質問されます。特に決まった時期がなければ、「できるだけすぐに転職したい」と伝えておきましょう。
直近で転職を考えている看護師ほど、積極的にサポートしてもらえるからです。転職サイトは、看護師を病院・施設に紹介し、その仲介料で収益を上げるビジネスモデルなので、転職意欲が高い人を優先する傾向があります。
ただし、働きながら転職活動をする場合は、現実的に退職が可能な時期(引継ぎが終わるタイミング)も併せて伝えておいてください。
point-4.経歴やスキルは正確に伝える
経歴やスキルは正確に伝えるようにしてください。曖昧にしたままでは、適切な提案を受けられません。診療科目や病院の規模、具体的な担当業務は誤解のないよう伝えておきましょう。
診療科目:内科、消化器内科
病床数:一般200床
担当業務:消化器疾患のケア(消化器官の早期がんに対する内視鏡治療など)
もし内容に偽りがあった場合は、担当者からの信用を失うリスクもあります。
point-5.紹介された病院の口コミをチェックする
転職後に後悔しないためにも、紹介された病院の口コミを事前にチェックしておくのも大切です。
もちろん、病院の良い面・悪い面、リアルな内部情報は、転職サイト経由であらかじめ把握できます。ですが場合によっては、転職サイトの担当者が病院の悪い面を正しく把握していないケースもあるのです。
口コミサイトはいくつかありますが、その中でも特におすすめなのが、40万件以上の口コミが投稿されている『ナスコミ』と、病院ランキングなどが表示される『medico』です。
いずれも口コミを投稿することで閲覧ポイントを獲得できるものなので、やや労力はかかるものの、事前にリアルな口コミを知ることで、ブラックな職場を避けられます。
point-6.複数の転職サイトを併用する
複数の転職サイトを併用することで、スムーズな転職が可能になります。あまり多すぎると連絡がわずらわしくなるので、利用サイトは2~3つがベストです。
複数併用することで、以下のようなメリットがあります。
複数利用のメリット
- 各サイトの非公開・独占求人にアクセスできる
- 応募先の選択肢が増える
- 担当者を比較し、最も相性の良い人にサポートしてもらえる
- 異なる視点のアドバイスをもらえる
特に各サイトの非公開・独占求人にアクセスできるのは、かなり魅力です。
複数のサイトを利用すると、条件の良い求人情報を得られ、より理想に近い職場を見つけやすくなります。
9.看護師転職サイト利用の流れ
転職サイトを使ったことがない方に向けて、利用の流れを分かりやすく解説します。
Step1.登録後、担当者から連絡が来る
まずは転職サイトの公式ページから登録を行います。やるべきことは、氏名や生年月日を入力するだけ。どのサイトも、登録は1分程度で完了します。
登録完了後は、数日以内に電話・メールでサイトの担当者から連絡が来ます。転職希望時期や志望職種などを大まかに質問されますが、事前に準備などをする必要はありません。
初回の連絡は数分程度で終わります。その際、次のステップであるキャリアカウンセリングの日程調整などを行います。
Step2.キャリアカウンセリングを受ける
転職をサポートしてくれるキャリアコンサルタントと、一対一で面談(キャリアカウンセリング)を行います。
面談といっても、2021年時点は、ほぼ全てのサイトで電話やビデオ通話を用いてオンラインで実施されます。都市部在住で、近隣に拠点のあるサイトを利用する場合は、対面面談も選択可能です。
キャリアカウンセリングでは以下のような話題で話を進めていきます。
キャリアカウンセリングの内容
- 現在の転職市場について
- これまでの職歴や身につけたスキル
- 転職を決めた理由
- 転職先に希望する条件
- 将来的なキャリアビジョン
キャリアカウンセリングでは、転職支援のプロから客観的な意見をもらいながら、転職活動の方向性を定めていきます。自身の考えを整理できる良い機会なので、じっくり時間をかけて行いましょう。
Step3.求人を紹介してもらう
面談の内容に合わせて、キャリアコンサルタントが職場を厳選して紹介してくれます。
自分で探す手間が省けるので、転職活動を効率的に進められます。非公開求人・独占求人の中からニーズに合ったものを提案してもらえるのも、転職サイトならではの利点です。
Step4.応募書類の添削を受ける
応募先の病院が決まれば、書類の作成を行います。応募書類は主に履歴書と職務経歴書の2つ。希望者は、添削を受けることもできます。はじめて転職する方で書き方が分からない場合は、積極的に添削してもらうようにしましょう。
Step5.求人に応募する
書類が完成したら、転職サイト経由で求人に応募します。
その際、キャリアコンサルタントが推薦文を添えてくれることがあります。推薦文は、応募書類からは伝わりづらいあなたの魅力を、代わりに伝えてくれるものです。どんな内容を書いてくれているのか確認もできるので、気になる方は担当者に尋ねてみてください。
書類選考に通過したら、次は面接へと進みます。書類選考期間は病院次第ですが、目安として1~2週間程度と想定しておきましょう。
Step6.面接対策を受ける
希望者は面接対策を受けることもできます。特に、転職サイトと病院がもともと深い関係を築いている場合は、「面接官はどんな人なのか」「どのような質問をされるのか」などを事前に把握できます。これも、転職サイトを利用するメリットの一つです。
なお、面接日の調整なども転職サイトが代行してくれます。
Step7.選考に通過した場合は病院で面接を行う
書類選考が通過したら、採用面接を受けます。面接回数は1回であることが多いです。
転職サイトを利用した場合、キャリアコンサルタントが同行してくれるケースもありますが、2021年現在、面接は最小限の人数を指定される場合も多く、1人で受けることを想定しておいたほうが良いでしょう
採用の場合は、雇用条件などを最終確認し、問題なければ承諾しましょう。入職の日程などは、担当者が間に入って調整してくれます。これで転職活動は終了です。
まとめ
ここまで新人看護師の転職について解説しましたが、いかがでしたか?
新人看護師の転職は無理ではありませんが、できるだけ慎重になるべきです。
もし職場を移ると決めても、転職活動を進めることはせず、転職サイトに登録して、プロのサポートを必ず受けるようにしましょう。