看護師転職サイトは使わない方がいい?紹介会社を使わず自分で探すべき人の特徴

転職を考えている看護師の中には、

  • 「転職サイトって使わない方がいいの?」
  • 「変なサイトのせいで合わない職場に転職するのは絶対に嫌だ」

と考えている方も多いでしょう。

結論からいうと、以下に該当する方は、転職サイトを使わない方がいいです。

転職サイトを使わない方がいい人

  • 転職したい病院がある程度既に決まっている
  • 半年以上かけてゆっくり転職したい

転職サイトは「希望条件に合う職場を探したい」という方向けのサービスなので、既に「この病院に転職したい」と決まっている人にとって、利用するメリットは特にありません。

また、仲介手数料で収益を上げるビジネスモデルである転職サイトは、求職者の転職がなるべく早く決まるようにと積極的にサポートしてきます。

そのため、ゆっくり時間をかけてマイペースに転職活動をしたいという方にとっては不向きです。

言い換えると、以下に該当する方であれば、転職サイトはメリットが大きいです。

  • どの病院が自分に合うか分からない
  • 初めての転職で不安を感じている
  • 仕事が忙しくて、なかなか求人を探す時間がない
  • 条件の良い職場をいくつか比較して検討したい
  • なるべく早く転職したい(直近~半年以内)

ただ、転職サイトの中には悪質なサービスも少なくないため、利用の際は信用できるサイトなのかしっかりと見極めなければなりません。

そこでこの記事では、転職サイト利用経験のある看護師を対象にアンケート調査を行い、口コミやデータをもとに、「転職サイトを使わない方がいいと言われる原因」や「サイト利用のメリット・デメリット」を分析・解説していきます。

  1. 「看護師転職サイトは使わない方がいい」と言われる4つの原因【口コミから分析】
  2. 注意!転職サイトを使わないと転職先の選択肢が狭くなる
  3. 看護師転職サイトを利用する7つのメリット
  4. 転職サイトを使わない方がいい人・使うべき人の特徴
  5. 利用者から高評価のおすすめ看護師転職サイト
  6. 転職サイト以外の看護師求人探し全手段

すべて読めば、転職サイトを使うべきかどうか判断できるでしょう。

1.「看護師転職サイトは使わない方がいい」と言われる4つの原因【口コミから分析】

看護師転職サイトは、求人紹介から選考対策まで、転職活動をトータルサポートしてくれる役に立つサービスですが、「使わない方がいい」という声があるのも事実です。

実際、当サイトが転職経験のある看護師を対象に行った調査では、全体の15%ほどが利用したサイトに不満を感じている(悪い点の方が多かった・他人に勧められないほど最悪)という結果になりました。

集計した口コミの内容を精査すると、「看護師転職サイトは使わない方がいい」という意見は、以下のパターンに分類されることが分かりました。

それぞれ、利用者の口コミをもとに詳しく解説します。

1-1.希望に合う求人を紹介してもらえない

転職サイトは、登録するとまずキャリアアドバイザー(転職をサポートしてくれる担当者)と面談を行い、そこで伝えた希望条件などを踏まえて最適な求人を提案してくれます。

しかし、中には求職者の意向を無視して、まったく見当違いの求人を押し付けてくる転職サイトもあるようです。

希望と異なる求人を紹介される

口コミ・評判

30代前半・女性・常勤
評価:★☆☆☆☆1
結婚後家庭と両立させたいと話していても夜勤専従の仕事を紹介されたりと担当者にやや不満は残りました。最終的になかなか希望の求人はない、高望みしすぎといわれ利用をやめました。担当者によると思いますがあまりお勧め出来ません。

異なる条件の病院を紹介されるようになった

口コミ・評判

30代前半・女性・常勤
評価:★★☆☆☆2
条件に合う病院がないと言われ、次第に条件とは異なる病院の紹介をされるようになった。また、直接病院の求人に応募した方が採用してもらえることもあったため、病院の募集内容や人数によっては利用しない方が良いと感じた。

希望条件が多い人は、なかなか求人が見つからない傾向にあります。特に病院の数が少ない地方ほど顕著で、条件を満たす求人が数件しかないことも少なくありません。

この場合転職サイトの担当者は、ある程度妥協できるであろうという範囲で、当初の条件とは異なる求人を紹介してくることもあります。

「条件が異なるので結構です」と毅然と断れる方であれば問題ありませんが、中には担当者の意見に押されて、妥協して応募してしまう方もいます。

結果として、「年収が下がる」「合わない職場で働く」といった失敗につながってしまうこともあるようです。

ポイント

「周囲の意見に流されやすい」「断るのが苦手で押しに弱い」という方は要注意

1-2.連絡がしつこいので、自分のペースで転職活動できない

利用者の口コミを調査して最も目立ったのは、「連絡の頻度が多くしつこい」という内容のものでした。

頻繁に電話がかかってくる

口コミ・評判

20代後半・女性・正社員
評価:★☆☆☆☆1
正直にいうと、連絡の頻度がかなり多いと感じました。私も日頃看護師の仕事をしていますので、連絡が取れないことは多々ありましたが、鬼電のように頻回にかかってくるときもありました。また、あまり時間がない時に「少しの時間ですので」と言われて応じましたが、その後20~30分間一方的に話を続けられました。

遅い時間にも電話をかけてくる

口コミ・評判

30代前半・女性・非常勤
評価:★☆☆☆☆1
ゆっくり時間をかけて探したかったが、電話がしつこく、子供がせっかく寝た時に電話が来た。もう電話しないで欲しいと言うと、今度はメッセージがしつこくきて、とても嫌な気持ちになった。必要な時にはこちらから声をかけるので、そっとしておいて欲しい。何度も連絡がくると、必死すぎて逆にここのサイトは大丈夫だろうかと心配になった。

転職サイトは、キャリアアドバイザーから求人提案や選考サポートを受けながら、二人三脚で転職活動を進めていきます。

ですが上記の口コミのように、希望の転職活動のペースと、担当者からの連絡(対応)の頻度が合わないことで、不満だったという方は少なくありません。

これは転職サイトのビジネスモデルが、「求職者を病院に紹介することで収益を上げる仕組みであること」が原因と考えられます。

担当者にしてみれば「なるべく早く内定を決めて欲しい」というのが本音なので、ゆっくり時間をかけてマイペースに転職活動をしたいという方にとっては、対応が少々煩わしいと感じられるかもしれません。

ポイント

転職サイトは、早く内定を決めてもらおうという姿勢で対応してくる。そのため、長期的(半年以上)なスパンで転職活動をしたい人にはやや不向き

1-3.事前に聞いていた情報が事実と異なる

「働き始めてみると、事前に聞いていた情報と違っていた」というネガティブな意見もありました。

騙されたと感じています

口コミ・評判

30代前半・女性・非常勤
評価:★★☆☆☆2
非常勤としての入職で残業はないと聞いていましたが入ってみるとサービス残業が当たり前でだまされました。療養型病院とのことで入職しましたが、入って半年後に介護医療施設へ転換となりこれも騙されたと感じました。

伝えられた情報と違ったので後悔している

口コミ・評判

30代後半・男性・常勤
評価:★☆☆☆☆5
はじめは「離職率も低く残業も比較的少ないです。給料も高くなかなか出ない求人ですと」と、言われて就職したが、実際は「簡単に辞めさせてもらえない、残業はほとんど毎日。給料は高いが、残業が多いから」と、伝達された情報と違いました。細かい説明もなく少し雑な印象。知人のツテで情報を収集した方が、リアルで良かったと思います。

求人情報を正しく伝えてもらえなければ、転職活動に大きな支障が生じます。

職場の雰囲気や人間関係、労働条件などの情報が誤った認識のまま転職してしまうと、「こんなはずではなかった」と後悔につながる恐れもあるので、細心の注意が必要です。

本来、このような情報は担当者が正確かつ詳細に伝えるべきなのですが、情報を正しく把握していない担当者のサポートを受けてしまったために、職場の実態を知らないまま転職してしまった人もいるようでした。

ポイント

担当者の中には、情報を正確に把握していない人もいる

1-4.病院側(採用担当者)も転職サイトのことを好意的に思っていない

転職サイトに対するネガティブな意見は、実は看護師だけでなく、病院の採用担当者からも上がっています。

実際に、公益社団法人全日本病院協会が医療機関を対象に行った調査によると、「転職サイト(人材紹介会社)のサービスに不満を持っている」と答えた採用担当者は、全体の約7割近くいることが分かっています。

参考:病院における人材紹介手数料調査

また、「日本医療・病院管理学会誌」に掲載された研究資料によると、病院の採用担当者は転職サイトに対し、「手数料が高すぎる」「フォロー体制がない」といった不満を感じており、中には非常にネガティブな印象を持つ採用担当者もいるようでした。

紹介業者を通じて職を求めようとするナースに対しても良い印象を持ちにくい

「民間中小病院における看護職員紹介業者の利用に関する研究」より抜粋

「ハローワークで人が集まらないので仕方なく使っている」と考えている採用担当者が多いようです。

ポイント

看護師の採用コストは高く、厚生労働省の調査によると一人当たり91.8万円かかると言われています。こういった背景もあり、転職サイトの利用に良い印象を持っていない採用担当者も多いです。

ここまでのまとめ

「看護師転職サイトは使わない方がいい」と言われる原因は、以下のパターンに分類されることが分かりました。

  • 希望に合う求人を紹介してもらえない
  • 連絡がしつこいので、自分のペースで転職活動できない
  • 事前に聞いていた情報が事実と異なる
  • 病院側(採用担当者)も転職サイトのことを好意的に思っていない

これらを踏まえると、まず「長期的に時間をかけて、ゆっくりとマイペースに転職活動したい」という方に、転職サイトはおすすめでないと言えます。

また、「この病院で働きたい」など、すでに転職活動の方向性が決まっている人も特に利用するメリットはないでしょう。

ただし、悪い評判が多いから転職サイトは使わないと決めてしまうのは、早まった判断です。

なぜなら、転職先の選択肢を大幅に狭めてしまうことになるからです。

次章では、転職サイトを使わない場合のデメリットを、公的なデータを用いて解説します。

2.注意!転職サイトを使わないと転職先の選択肢が狭くなる

転職サイトのネガティブな側面だけを見て、「転職サイトを使わない」と判断するのはおすすめできません。転職先の選択肢が大幅に狭くなるからです。

それぞれ詳しく解説します。

2-1.77%の病院・施設が転職サイトで看護師を採用している

公益社団法人全日本病院協会が医療機関を対象に行った調査では、医療機関の77%が転職サイトを利用して看護師を採用していると回答しています。

転職サイトはそれだけ看護師転職においてスタンダードな手段です。

もし仮に利用しないとなると、得られる求人情報の数も、必然的に限られてきてしまいます。

2-2.得られる求人情報の量は公的サービスよりも転職サイトの方が多い

「得られる求人情報の量」は、ハローワークやナースセンターなどの公的サービスよりも、転職サイトの方が多いです。

実際に、東京都の看護師求人を比較してみると、2.5倍ほどの差が生じることが分かりました。

※転職サイトは求人数上位3社(看護のお仕事・医療ワーカー・マイナビ看護師)の総計
※公的サービスはハローワークとナースセンターの総計
いずれも2021年4月時点

このように、活用する手段によって、選択肢の数に違いがあることが分かります。

2-3.転職サイトは検索のしやすさが格段に違う

病院は転職サイト以外にハローワークなども併用して求人を掲載していますが、見つけやすさが格段に違います。

特にハローワークなどの公的機関サービスは検索機能もそれほど充実しておらず、看護師転職に特化しているわけでもありません。

出典:ハローワーク

一方、転職サイトであれば看護師転職ならではの検索が可能で、以下のように複数の条件で絞って最適な職場を見つけられます。

出典:マイナビ看護師

ここまでのまとめ

冒頭では転職サイトのデメリットを紹介しましたが、転職サイトを求人探しの手段から外してしまうと、選択肢が限られてしまうことが分かりました。

  • 約77%の病院・施設が転職サイトで看護師を採用している
  • 得られる求人情報の量は公的サービスよりも転職サイトの方が多い
  • 転職サイトは検索のしやすさが格段に違う

そのため、転職サイトの悪い面だけでなく、良い面も把握したうえで、利用すべきか判断するというのが、最も賢明です。

そこで次章では、看護師転職サイトを利用するメリットについて解説します。

3.看護師転職サイトを利用する7つのメリット

転職サイト利用のメリットは、以下の通りです。

それぞれ詳しく見てみましょう。

3-1.求職者に合った転職先を提案してくれる

転職サイトを利用する最大の利点は、非公開求人を含む求人情報の中から、求職者に合った転職先を提案してくれることです。

非公開求人とは

一般的な求人サイトやハローワークでは公開されておらず、転職サイトだけが扱っている求人のこと。ネット上に公開されたら応募者が殺到してしまうような好条件のものが多い

なお、非公開求人は転職サイトに登録することで、閲覧・応募ができるようになります。

条件の良い求人をどんどん紹介してくれた

口コミ・評判

N さん(37歳・『看護roo!』を利用)
総合評価:★★★★★5
もともと希望の条件が高かったのか、ネットで見たりハローワークを使っても希望の転職先が見つかりませんでした。
そんな中で、転職サイトを使うと条件のいい求人をどんどん紹介してくれました
給料を上げたいと思ったのが転職のきっかけでしたが、月収は4万円上がり、通勤時間も短くなりました。

3-2.転職のプロにキャリア相談ができる

キャリアアドバイザーとの面談(対面・WEB)を通して、自身のキャリアについての相談ができるのは、大きなメリットです。

「コロナ禍のいま、転職できるのだろうか」という不安や、「転職すべきか分からない」という悩みに対して、転職サイトはプロの視点で丁寧に回答・アドバイスしてくれます。

客観的な意見をもらうことで、視野が広がったり、取るべき行動が明確になったりすることもあるでしょう。

キャリアの分岐点で「間違った選択はしたくない」という方は、一度キャリア相談をしてみることをおすすめします。

色々とアドバイスをもらえた

口コミ・評判

Y さん(27歳・『看護のお仕事』を利用)
総合評価:★★★★☆4
初めての転職でしたので、履歴書、特に志望動機のところにすごく苦労しました。
最初は別の転職サイトでやっていたんですが、看護のお仕事に登録して、相談したら、私が転職したいと考えるようになった背景をしっかり引き出してくれ、いろいろとアドバイスをもらえました
苦手だった志望動機をスラスラ、本当のことを言えるようになり、受けていたところにはスッと通りました。

3-3.応募書類の添削を受けられる

転職サイトを利用すれば、応募書類の添削を受けられます。

転職サイトがヒアリングを通して求職者の人柄や経歴を把握し、伝え方のコツも教えてくれるので、誰でも魅力的な応募書類を作り上げることが可能です。

自分一人で応募書類を作るのは難しいもので、過不足無く経歴を書けたつもりでも、プロの視点からみると内容が不十分であったり、見せ方が適切でなかったりするケースはよくあります。

病院の採用担当者に伝わる職務経歴書を書くには、転職のプロである転職サイトに直接教わるのが効率的です。

3-4.面接対策ができ、選考通過率がアップする

転職サイトを利用する大きなメリットの一つが、面接対策ができることです。

転職サイトの面接対策が効果的な3つの理由

  1. 病院側が重視するポイントが分かる
    …転職サイトは、病院の採用担当者と頻繁にやり取りをしており、「その病院がどんな人材を求めているか」を正確に把握している
  2. 面接に関する情報が蓄積されている
    …多くの転職支援実績がある転職サイトであれば、病院ごとに「どのような質問がされるか」といった具体的な情報が、社内に蓄積されている
  3. 模擬面接で客観的なフィードバックがもらえる
    …印象を良くするポイントなど、一人では分からない面接のコツを、模擬面接(練習)を通して教えてもらえる

転職サイトを利用すれば、応募先病院に合った面接対策を行うことができるので、採用される確率を高めることができます。

3-5.病院とのやり取りを代行してくれる

転職サイトは、病院とのやり取りを代行してくれます。

転職サイトが代行してくれるやり取り

  • 各病院への応募
  • 面接の日程調整
  • 採用担当者への連絡
  • 入社日の調整

在職中に転職活動を行うとなると、細かいスケジューリングが困難になります。

特に複数社に応募している場合、それぞれの病院と並行してやり取りを行わなければならなりません。

油断するとダブルブッキングなどのトラブルにつながる恐れもあります。

転職活動に関する煩雑なやり取りを、代わりに行ってくれるのは大きなメリットです。

仕事や家庭のことを考えつつ転職活動ができた

口コミ・評判

Y さん(35歳・『ナース人材バンク』を利用)
総合評価:★★★★★5
以前は知人の紹介で転職をしましたが、今回の転職ではナース人材バンクを利用。
一番良かったのがとにかく楽ということです。必要に応じて手続きをフォローしてくれるので、仕事・家庭のことをしっかりしながらも転職活動ができました

3-6.求職者のことを病院の採用担当者にアピールしてくれる

転職サイトは、求職者のことを病院の採用担当者にアピールする役割を担っています。

たとえば、

  • 応募の際に推薦状を書いてくれる
  • 面接では伝えきれなかった求職者の魅力や人柄を、直接伝えてくれる

などのように、求職者の採用通過をアシストしてくれるのです。

3-7.内定決定後もサポートしてくれる

転職サイトのサポートは、内定が決まったらで終わりではありません。

たとえば、内定後の年収交渉や入社日の調整なども、代行してくれます。

とくに転職時には、現職の引き継ぎや退職関連の手続きなどで、忙しくなりやすいでしょう。

もし引き継ぎなどの簡易で、入社日が延びそうになっても、転職サイトが交渉を行ってくれます。

ここまでのまとめ

転職サイト利用には、以下のメリットがあることが分かりました。

  • 求職者に合った転職先を提案してくれる
  • 転職のプロにキャリア相談ができる
  • 応募書類の添削を受けられる
  • 面接対策ができ、選考通過率がアップする
  • 病院とのやり取りを代行してくれる
  • 求職者のことを病院の採用担当者にアピールしてくれる
  • 内定決定後もサポートしてくれる

これらの内容を踏まえて、転職サイト利用がおすすめな人とそうでない人の特徴を次章で紹介します。

4.転職サイトを使わない方がいい人・使うべき人の特徴

転職サイトの良い側面・悪い側面を踏まえると、以下に該当する方は、転職サイトを使わない方がいいでしょう。

転職サイトに登録すべきでない人

  • 転職したい病院がある程度既に決まっている
  • 半年以上かけてゆっくり転職したい

マイペースに転職活動を進めたい方は、『転職サイト以外の看護師求人探し全手段』で紹介する方法で求人を探してみてください。

一方、以下に該当する方は、積極的な利用をおすすめします。

転職サイトの登録がおすすめな人

  • どの病院が自分に合うか分からない
  • 初めての転職で不安を感じている
  • 仕事が忙しくて、なかなか求人を探す時間がない
  • 条件の良い職場をいくつか比較して検討したい
  • なるべく早く転職したい(直近~半年以内)

特に、「条件や環境の良い職場を見つけたい」という方は、登録しておいて損はないでしょう。

「担当者が希望に合う求人を紹介してくれない」といったネガティブな意見もありましたが、担当者は変更してもらうことが可能なので、「合わないな」と思ったら別の人に変えてもらいましょう。

転職サイトの利用はすべて無料です。まずは登録してみて、キャリアヒアリングを受けてみることをおすすめします。

補足:悪質なサイトがあるのは事実。転職サイトは選び方が重要

転職サイトはメリットの大きいサービスですが、中には悪質なサイトがあるのも事実です。

実際、厚生労働省から採用側(病院)に対しての注意喚起も行われています。

民間の有料職業紹介事業者(人材紹介会社)を利用し、人材の採用活動を行う際に、医療機関や福祉施設がその対応に苦慮する事例が生じています。

出典:厚生労働省

転職サイト選びの際は、以下の観点でそれぞれのサイトを見極めることが重要です。

転職サイト選びの3つの観点

  • 職業紹介事業の許可を得ているか
    …厚生労働省が提示する基準を満たしたサービスかどうか
  • 大手企業が運営しているサイトかどうか
    …大手企業ほどコンプライアンスが遵守されており、安心して利用できる
  • 求人数は十分か
    …求人数が少ないと選択肢が限られるため、希望に合わない求人を紹介される可能性がある

ただ、転職サイトは大手だけでも85社以上あると言われており、一つひとつ比較検討するのは難しいでしょう。

そこでこの記事では、上記の観点に加え、看護師723人を対象にしたアンケート結果をもとに、おすすめの転職サイトを厳選して紹介します。

5.利用者から高評価のおすすめ看護師転職サイト

悪質な転職サイトを避けるための3つの観点に加え、看護師723人を対象にしたアンケートの内容を踏まえたおすすめサイトランキングは以下の通りです。

←左右にスクロールできます→

転職サイト公開求人数利用満足度職業紹介事業の許可運営企業
看護roo!54,000件
4.3
株式会社クイック

看護のお仕事
115,000件
4.1
レバレジーズ株式会社

マイナビ看護師
49,000件
4.0
株式会社マイナビ

ナースではたらこ
12,000件
3.9
ディップ株式会社

ナース人材バンク
33,000件
3.8
株式会社エス・エム・エス

※より詳しいサイト紹介は『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』で行っていますので、参考にしてください。

それぞれ紹介します。

看護roo!|看護師さんからの人気No1の転職サイト

看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の転職サイトです。

公開求人数は5万4,000件以上、さらに登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。

希望の施設形態や、担当業務など、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるので、希望にぴったりの求人を見つけることができるでしょう。

30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスであるため、信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートも魅力的です。

こんな看護師さんにおすすめ

  • みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
  • 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
  • はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
公式サイトを見る
登録&利用は完全無料!まずは情報収集&相談からOK

看護のお仕事|総求人数トップレベル!累計利用者数40万人以上

看護のお仕事』は、公開求人11万件以上と、求人数がトップレベルの転職サイトです。

キャリアアドバイザーは、病院や施設を訪問して直接取材を行っており(年間4,000回以上)、現場のリアルな情報を詳細まで把握しています。

そのため、「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらうことが可能です。

また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的です。

こんな看護師さんにおすすめ

  • できるだけたくさん求人が見たい
  • 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
  • 気軽に求人探しがしたい
公式サイトを見る
登録&利用は完全無料!まずは情報収集&相談からOK

マイナビ看護師|地方の看護師転職におすすめ

マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。

数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。

そのため、「ゆっくりと考えたいのに連絡が煩わしい」「早く転職したいのにサポートが遅い」といったミスマッチもなく、自分のペースで転職活動を進められるでしょう。(面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれます)

全国21箇所に相談会場があり、地方在住の方でも来社相談がしやすいという点も、大手企業が運営するサービスならではの強みです。

こんな看護師さんにおすすめ

  • なるべく早く次の仕事を見つけたい
  • 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
  • 地方在住で、対面のサポートを受けたい
公式サイトを見る
登録&利用は完全無料!まずは情報収集&相談からOK

ナースではたらこ|気になる求人を指名できる「逆指名求人」が魅力

ナースではたらこ』は、医療機関への「逆指名求人」が特徴的な転職サイトです。

逆指名求人とは、求職者が気になる病院を指名すれば、求人募集が行われていない場合でも、その都度キャリアアドバイザーが求人の状況や条件を確認してくれるという仕組みです。

常時扱っている求人数は1万2,000件と、他のサイトよりは少ないですが、求職者側から病院を指名できるため「以前から気になっている病院で働きたい」という方にとっては、役に立つサイトと言えるでしょう。

また、問い合わせのフリーダイヤルは24時間受付をしているので、夜勤が多く・勤務シフトが不規則という方でも安心です。

こんな看護師さんにおすすめ

  • 「この病院で働きたい」という希望がある
  • 勤務シフトの都合上、なかなか転職活動をする時間がない
公式サイトを見る
登録&利用は完全無料!まずは情報収集&相談からOK

ナース人材バンク|地域専任の担当者によるスピーディな対応が魅力

ナース人材バンク』は、年間10万人以上の看護師が利用する転職サイトです。

同社のキャリアアドバイザーは地域専任の担当制となっており、各エリアの医療機関の看護師募集状況などの最新情報を熟知しているため、スピーディかつ詳細な情報収集が期待できます。

また、病院を病床数で絞り込んだり、介護施設を施設形態で検索できたりと、求人の探しやすさにも定評があります。

サイトの求人情報が「職場スタッフの口コミ」や「給与モデル」まで詳細に記載されている点も特徴的で、転職後の働き方を具体的にイメージできるでしょう。

こんな看護師さんにおすすめ

  • スピード感のある対応をしてほしい
  • 応募に詳しい情報を集めておきたい
公式サイトを見る
登録&利用は完全無料!まずは情報収集&相談からOK

6.転職サイト以外の看護師求人探し全手段

転職サイト以外の看護師求人探しの手段を、「求人数」「サポートの専門性」「メリット・デメリット」の軸で比較表にまとめました。

←左右にスクロールできます→

求人数(※1)サポートの専門性メリットデメリット
ハローワーク
7330件
公的機関のため信頼性が高い。
求人数が多く、居住地近くの職場を見つけやすい
施設側も無料で求人を掲載できるため、
条件の悪い求人が紛れていることもある
ナースセンター
2094件
看護師の就労支援に特化した公的機関のため、
より専門的な情報が得られる
地方では好条件求人が見つかりにくい。
サイトのデザインが使いづらい
求人広告サイト
21,000件(※2)
×求人数が多く、自分のペースで転職活動を進められる転職活動はすべて一人で行う必要がある
誰にも相談できないので、視野が狭くなりやすい
知人の紹介×求人票からは分からないリアルな情報が得られる「イメージと違っていたとしても断りづらい」
「すぐに辞めにくい」などデメリットが大きい

※1,求人数は東京都のもの。2021年4月時点
※2.満足度上位3サイトの合算(看護求人EX・ジョブメドレー・ナース専科求人ナビ)

では、それぞれの手段の特徴を詳しく解説します。

ハローワーク

引用元:マザーズハローワーク

ハローワークは、無料で求人の紹介を受けられる行政機関です。

求人数が多く、医療機関の8割が看護師の採用にハローワークを使っているという調査報告もあります。(参考:日本看護協会調査研究報告

また、ハローワークは国営の機関のため、どの医療機関とも金銭的な利害関係がなく、中立公正な立場で求人紹介や転職アドバイスをしてくれます。

看護師転職を行ううえでは、まず利用を検討すべきサービスと言えるでしょう。

求人の質に注意!ハローワークは補助的に使うのがおすすめ

ハローワークは転職活動に役に立つサービスですが、ハローワークだけしか使わないのはリスクが高いです。

ハローワークには質の低い求人が紛れ込んでいることがあり、ブラックな職場に転職してしまう危険があるからです。

実際に、雇用条件に関するトラブルは多発しており、「求人票の記載内容と実際の労働条件が異なる」という報告は6,811件(平成30年度)確認されています。(出典:厚生労働省

そのため、他の手段も活用しながら、あくまで補助的な役割として使用することをおすすめします

関連記事:
看護師の転職でハローワークは使うべき?利用の流れやメリット・デメリットを徹底解説

ナースセンター

引用元:ナースセンター

ナースセンターとは、看護人材確保を目的として設置された行政機関です。

求人紹介はもちろん、看護職の専門相談員による就業相談や、再就職に向けた研修の開催なども行っています。

専用サイト「eナースセンター」では、希望勤務地やライフスタイルから、インターネット上で求人検索が可能です。

ナースセンター利用者(ナースセンター経由での応募)の6割が内定を決めているという実績もあります。

ですが、病院・施設側からの満足度は低く、採用活動に積極的には活用されていません。

実際に、日本医師会総合政策研究機構の調査によると最も採用実績があった採用媒体としてナースセンターを挙げた施設はわずか2.3%しかありませんでした。

そのため、「ナースセンターだけしか使わない」というのは、やや心もとないと言えます。可能な限り、ハローワークや求人広告サイトと併用するようにしましょう。

求人広告サイト

求人広告サイトは、「看護師求人の情報を一括で検索できる」転職情報サービスです。

気軽に求人を検索して、気になったものがあれば応募できるので、「転職意欲はそれほど高くないが、良い求人が見つかれば転職したい」という方におすすめです。

求人広告サイトの中で代表的なものを以下にまとめました。

求人広告サイト求人数|利用満足度
1位.
看護求人EX
9万7,000件|★★★★☆
掲載求人数トップレベルの求人サイト
2位.
ジョブメドレー
2万8,000件|★★★★☆
登録者にはスカウトが送られるサービスも
3位.
ナース専科求人ナビ
6万8,000件|★★★☆☆
条件を登録しておくと、新着情報を得られる

いずれも無料で利用できるので、気になったサイトがあれば登録しておくと良いでしょう。

また、数多くの求人広告サイトの情報が一括でまとまっている『indeed』を活用するのも一つの方法です。

ただし、求人広告サイトだけしか使わない場合、転職活動は自分一人で進めなければなりません。

マイペースに進められる反面、

  • 視野が狭くなってしまい、より良い求人や職場を見つけられない
  • 間違った方法で転職活動を進めてしまう

などのリスクもあるので、ハローワークやナースセンター、転職サイトと併用することをおすすめします。

知人の紹介

知人や友人、元同僚からの紹介で転職する看護師も少なくありません。

旧知の人からの紹介であれば、求人広告などからは分からないリアルな情報も事前に教えてもらえるので、ミスマッチを減らすことができます。

病院側にとっても、素性の知らない人を採用するよりは、紹介経由での採用の方が信頼できるので、他の手段経由の応募よりも採用されやすいというメリットもあります。

ただし、

  • 面接や見学をしてイメージと違っていたとしても断りづらい
  • 退職を言い出しづらくなる(早期離職の場合は特に)

などのデメリットも大きいため、注意が必要です。

さいごに

転職サイトの良い側面・悪い側面を踏まえ、看護師転職で使わない方がいいのかどうかについて解説しました。

結論をまとめると、「早く転職したい」「良い条件の職場を効率よく見つけたい」という方は、積極的に利用するべきです。

以下のサイトから、気になるものがあれば登録しておきましょう。

最高の転職をできることを陰ながら祈っております。