【看護師必見】給料が高い病院の特徴と給料を上げるための全知識

「もう少し給料を上げたい」
「給料の高い病院ってどこかな?」

と悩みますよね。

働く上で給料を重視する方も多いと思いますが、他の病院の給料事情を知る機会はほとんどないため、どんな病院が高収入なのか分かりづらいですよね。

そこでこの記事を作成するにあたり、実際に転職サイトで募集されている求人調査してみたところ、給料の高い病院には、いくつか共通の特徴があることが分かりました。

転職の際は、この記事で紹介する特徴をもとに職場探しを行うと、給料を上げやすくなるでしょう。

この記事では、元看護師の私が、公的データや実際の求人検索結果を踏まえて、看護師の給料が高い病院の特徴と傾向をご紹介します。

  1. 看護師の給料が高い病院4つの特徴
  2. リアルな求人情報を徹底調査して分かった「給料の高い病院」とは
  3. 看護師の給料をアップさせる6つの方法
  4. 給料アップの転職におすすめの看護師転職サイト
  5. 元看護師が考える給料以外で大切にしたい3つのポイント

この記事を読めば、給料の高い病院の特徴や傾向が分かり、給料アップに向けて行動できるようになるでしょう。

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1. 看護師の給料が高い病院4つの特徴

この章ではまず、日本看護協会が公表しているデータに基づき、看護師の給料が高い病院の特徴を4つご紹介します。

1-1. 病院の規模が大きい

病院の規模が大きいと、看護師の給料が高いことがわかっています。

病床数月収
(万円)
目安年収
(万円)
500~34.6494.7
400~49933.5481.5
300~39932.9474.3
200~29931.7459.9
100~19931.3455.1
~9930.8449.1

参考:2020 年 病院看護実態調査 報告書

規模が大きい病院の多くは、最先端医療や救急医療などの重要な役割を担っているため、病院の収入源である診療報酬も高いです。その分、看護師に求められる知識やスキルは高度ですが、給料にも反映されやすくなっています。

1-2. 都市部にある

都市部にある病院の多くは、看護師の給料が高いことがわかっています。

以下は勤続10年の看護師の給与データですが、都市部ほぼ給与水準が高いことが分かります。

【勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職を想定)の給料】

給料が高い都道府県名月収(万円)目安年収(万円)
東京都34.9498.3
千葉県34.2489.9
神奈川県34.0487.5
大阪府33.8485.1
静岡県33.5481.5

参考:2020 年 病院看護実態調査 報告書

このように都道府県によって給料水準が異なるのは、生活水準の差があるからです。都市部にいくほど家賃や物価が高い傾向があるため、看護師の給料も地域ごとの生活水準が反映されています。

1-3. 経営母体による差がある

看護師の収入は、その病院をどこが運営しているかによっても違います。

以下は、勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職を想定)の平均月収と目安年収を、どこが運営しているかで分けて高い順に並べたものです

 設置主体月収目安年収
私立学校法人36.1513
日本赤十字社35.1501
会社34.5494
社会保険関係団体
34.2490
公立33.5482
国立33.4480
済生会32.6471
社会福祉法人32.6471
厚生連32.2466
医療生協32.2466
公益法人32.1465
その他医療機関31.5458
その他法人31.3455
医療法人30.7448

※日本看護協会「2020 年 病院看護実態調査 」をもとに試算

30代前半看護師の平均年収は約460万円であり、一見、多くの職場がそれを上回っているように見えます。

しかし、看護師の職場の多くが医療法人運営であり、年収高い順にみると最下位に位置しています。このことから、私立学校法人や社会保険関係団体など、一部のとりわけ高給の職場が、看護師年収の全体平均を引き上げている可能性も考えられます。

こうした給料の違いは、経営母体の大きさや経営状況が関係しており、経営母体が大きい病院ほど給料が安定しているといえます。

1-4. 労働環境が整っている

労働環境が整っている病院では、看護師の給料も高く設定されている傾向にあります。

下記の中で当てはまる項目が多い病院ほど、労働環境が良いといえるでしょう。

  • ボーナスが支給される
  • タイムカードを利用し、客観的な労務管理が行われている
  • 始業前・終業後の時間外労働に対する意識が高い
  • 夜勤手当が支給され、診療報酬改定に伴う夜間看護体制の見直しが行われている
  • 離職率が低く、在籍している看護師の経験年数に偏りがない
    (例:新人、中堅、ベテラン看護師の人数がバランスよく在籍している)
  • 各種休暇や福利厚生が充実している
  • 各種手当がしっかり規定されている
  • 人事評価による昇給制度がある
  • 看護必要度に応じた看護師の人員配置が行われており、必要に応じて看護補助者が在籍している
  • 業務負担軽減を目的としたICT導入が行われている

看護師の給料が高い病院を探す際は、こうした労働環境にも注目して病院を選ぶことをおすすめします。

医療スタッフのレベルは、病院経営に直結

一般病院を利用する患者を対象に「病院を選んだ理由」を聞いた調査では「専門性が高い医療を提供している(26.5%)」と同じくらい、「医師や看護師が親切(21.5%)」を理由に病院を選んでいるという結果もあります。(参考:令和2(2020)年受療行動調査(概数)の概況

意外にも、提供する医療と同程度、スタッフの対応が病院選び影響しているようです。

病院側は労働環境を整えて、給与水準を上げることで、優秀な看護師を集めようとしています。

ここまでは、日本看護協会が公表しているデータをもとに、給料の高い病院を紹介しました。

次章では、実際に募集されている求人情報をもとに、給料の高い病院の特徴をより具体的に解明していきます。

2. リアルな求人情報を徹底調査して分かった「給料の高い病院」とは

この章では、筆者が実際に看護師の給料が高い病院を求人検索し、見えた傾向をご紹介します。

<検索に利用したサイトと検索条件>

■マイナビ看護師(以下の条件で絞り込み)

・看護師
・病院
・年収500万以上可

■レバウェル看護(旧 看護のお仕事)(以下の条件で絞り込み)

・正社員・パート
・正看護師
・病院
・高給与

(検索日時:2021年11月20日)

上記の検索条件で表示された求人を分類してみると、以下の病院ほど高月収であることが分かりました。

順番に見ていきましょう。

2-1. 国立・公立病院や公的医療機関

国立・公立病院や公的医療機関では、充実した諸手当や高水準のボーナスが支給されるため看護師の年収が高くなっています。

  • 国立病院:
    厚生労働省、独立行政法人国立病院機構、国立大学法人、独立行政法人労働者健康福祉機構、独立行政法人地域医療機能推進機構などが経営する病院
  • 公立病院:
    都道府県、市町村、地方独立行政法人(公立大学法人を含む)が経営する病院
  • 公的医療機関:
    日本赤十字社・済生会・厚生農業協同組合連合会・北海道社会事業協会が経営する病院

上記の病院には、以下のような特徴があります。

  • 給与は規定に沿って支給され、地域差が少ない
  • 地域手当や寒冷地手当などの諸手当が手厚い
  • ボーナス支給額が多い(目安4か月分)
  • 退職金などの福利厚生も充実

昇給は緩やかですが、長く働くことでもらえる給料が確実に増えていくので、高収入かつ安定を求める方におすすめの職場です。

2-2. 都市部の私立大学病院

都市部にある私立大学病院では、ボーナスの支給額がトップレベルであり、看護師も高年収が狙えます。

都市部の私立大学病院の特徴は、以下の通りです。

  • ボーナス支給額は高水準(目安4~6カ月分)
  • 給与は独自の規定に沿って支給され、経営状態の良さが反映されやすい
  • 諸手当の手厚さは国公立大学病院と同レベル
  • 退職金の支給条件は病院により異なる

一例ですが、順天堂大学付属病院や慶応義塾大学病院では年間ボーナスが6カ月分以上の支給実績がありました。

出典:順天堂大学付属病院

出典:慶応義塾大学病院

ただ、経営状態によって看護師の給料が左右されやすいので、前年度のボーナス支給実績などを参考に病院を選ぶことをおすすめします。

先進医療技術を学びながら、高年収を目指したい方におすすめの職場といえるでしょう。

2-3. 大手企業グループが運営している病院

大手企業グループが運営する病院は経営母体が大きく、看護師の給料も高い傾向にあります。

上記の病院には、以下のような特徴があります。

  • 給与は規定に沿って支給され、安定している
  • 諸手当が充実しており、特に夜勤手当が高め
  • 企業に関連した福利厚生が受けられる

今回調査したセコムや東急グループなどの大企業経営病院では、月収が30万円以上のところも多く、高めの水準であることが確認できました。

また、東急グループが運営する病院では福利厚生としてパスモが支給が明記されているところもあり、ユニークな特色といえるでしょう。

出典:マイナビ看護師

中規模以上の病院でスキルを磨きながらしっかり稼ぎたい方におすすめの職場です。

2-4. 二次救急指定病院

二次救急指定病院では緊急性の高い患者が多く、看護師にも高いスキルが求められる分、給料も高い傾向にあります。

二次救急指定病院とは:
24時間体制で救急患者を受け入れる病院のこと。二次救急指定のためには、救急患者に対して入院加療や手術対応を行う施設がある、対応できる医師が常駐している等の要件を満たしている必要がある。

二次救急指定病院の特徴は、以下の通りです。

  • 求められるスキルが高い分、高給が期待できる
  • 諸手当も充実している
  • ボーナス支給額が多い(目安4カ月分以上)

二次救急指定病院が高給な理由は、救急患者や紹介入院の患者が多く、看護師に求められるスキルが高いからです。

実際に、厚生労働省が発表する『病床機能報告』では、救急車で搬送される患者さんの半数以上が二次救急指定病院に搬送され治療を受けているという結果もあります。

求められることが多い分、給与やボーナスに反映されるのがモチベーションになるという看護師は多いです。

高収入を得ながら看護師として成長できる環境で働きたい方にはピッタリの職場でしょう。

2-5. 専門病院

循環器・産科・精神科などの専門病院では、専門性の高い医療が提供されており、看護師にも仕事内容に見合った高い給料が支給されます。

  • 循環器専門病院:
    循環器専門医による内科的・外科的治療が行われている病院で、救急患者を受け入れているところも多い。
  • 産科専門病院:
    産科専門医が妊娠から出産、産後の女性の診療全般を行っている病院。病院により特色があり、ホテルのようなサービスを提供している病院もある。多くは婦人科も併設している。
  • 精神科専門病院:
    精神科専門医が投薬や他職種と連携し様々なアプローチを行う病院で、入院が必要な患者さんには開放病棟または閉鎖病棟などで行動制限を行うこともある。

上記の病院には、以下のような特徴があります。

  • スペシャリストとしてスキルアップが求められる分、給料は高い
  • 住宅手当、通勤手当などの諸手当が充実している
  • ボーナス支給額は高め(目安4カ月分)

また、病院ではありませんが、美容系のクリニックも高収入が期待できます。施設形態にこだわらない方は併せてチェックしてみると良いでしょう。

スペシャリストとしてステップアップしながら、給料が高い職場で働きたい方にはおすすめといえます。

2-6. 郊外にある療養型病院

郊外にある療養型病院は、看護師の給料が高く一定の人気があります。

療養型病院:
慢性期の患者さんや、病状により長期の医療的ケア・介護ケア・リハビリが必要な患者さんが入院する病院。病院によっては、療養型病床以外に一般病床や地域包括ケア病床など複数の機能を提供するケアミックス病院もある。

上記の病院には、以下のような特徴があります。

  • 看護師を集めるために、高給の傾向がある
  • 諸手当も充実している
  • 残業が少なく、ワークライフバランスをとりやすい

特に近年注目の職場は「回復期リハビリテーションを提供する病院」です。

ここでは、脳血管疾患や骨折などでADLが低下した患者さんに対して、退院後の生活を見据えたリハビリを行っています。

高齢化社会の影響で、回復リハ病棟のニーズは高まっており、実際に療養型医療施設の回復リハ病床の割合は年々増えています。(参考:令和元年度 病院の経営状況)

ニーズが高まる一方で、郊外では都心に比べて医療スタッフが集まりにくいため、給料を高く設定している施設も散見されます。

この傾向は今後も続くと予測できるので、好待遇の職場で働くなら視野に入れてみると良いでしょう。高齢者看護に興味があり、高収入の職場で働きたい方におすすめします。

3. 看護師の給料をアップさせる6つの方法

看護師の給料を上げる現実的かつ具体的な方法は、以下の6通りあります。

それぞれ詳しく説明します。

方法1. 単発・スポットの仕事をする

給料アップの最も現実的な方法は、単発・スポットの仕事をすることです。(※副業になるので、就業規則を確認は必須)

単発・スポットは、主に介護施設などの医療行為を行わない施設に、1日~数日だけ派遣され、看護師として施設スタッフのサポートを行います。

「1日だけ介護施設の夜勤をする」「3日間だけ訪問入浴の介助の仕事をする」といった柔軟な働き方が可能です。給料も高めに設定されており、日給2~3万円の求人も見られます。

さらに2021年4月以降は、新型コロナウイルスワクチン接種に限り、医療施設での単発の仕事も可能になりました。

補足:ワクチン接種に限り医療機関への看護師派遣が可能になった(2021年4月改正省令)

看護師の派遣は原則、介護施設など医療行為を行わない施設でのみ可能ですが、新型コロナウイルスワクチンの接種に限り、医療現場への看護師派遣が解禁となりました。

働く場所はワクチン接種を実施している病院・診療所で、期間は令和4年2月28日までと定められています。(変更の可能性あり)

参考:労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律施行規則の一部を改正する省令の公布・施行について

単発・スポットの求人は、転職サイト・派遣サイトなどを使って探せます。

例えば、看護師転職・派遣支援サービスの『MCナースネット』では、スケジュールが空いている日を選択すると、その日に募集している求人が一覧で表示されます。

mcナースネットMCナースネット検索画面

「夜勤を増やしたいけど、今の病院ではなかなかできない」という方は、単発の仕事をしてみるのもおすすめです。

方法2. 上司と良好な関係を築き評価を得る

現職の給料アップを目指しているなら、普段から上司と良好な関係を築いておくことも重要です。

看護師の給料は、在籍年数の長さが評価基準となりますが、それ以外にも「師長の評価」も関係します。分かりやすく言うと、師長が認めている看護師ほど給料が上がりやすいということです。

看護師の仕事の成果は、売上などで客観的に測れるわけではないので、どうしても「上司の主観的な印象」が大きく影響してきます。

実際に、スタッフのうち何人かをプラス評価(収入アップなど)するという時には、良い印象を持っている部下を推薦するということもあるようです。

そのため、普段から良好な関係を築いておき、高評価を受けやすくするという姿勢も、給料アップには必要と言えるでしょう。

方法3.管理職のポジションを目指す

時間はかかりますが、主任・師長などの管理職に就いて給与アップを目指すのも現実的な方法です。

実際にフルタイム勤務の看護師の平均年収が519万2,417 円であったのに対して、中間管理職は648万3,444円と、100万円以上の給与アップを期待できます。日本看護協会の調査)

看護師の管理職として、具体的には以下の役職があります。

看護師の管理職

  • 看護部長
    …看護部の責任者として、病棟の看護師長・スタッフナースをまとめ、病院全体の経営にも関わる仕事。
  • 看護師長
    …スタッフナースを統括する役割があり、主任看護師と一緒に業務の円滑化と質向上を目指す仕事。
  • 看護主任
    …スタッフナースの上位にあたる役職で、業務が円滑に進むように看護師長を補佐する仕事。

端的にいうと、看護師の管理職は「看護の現場のまとめ役」です。複数人のスタッフをまとめ上げるマネジメント力や忍耐力が求められます。

一般的に、管理職の資質があると認めた看護師を看護師長が推薦し、まずは看護主任を目指します。

大病院などの規模が大きく看護師の多い病院だと、競争が激しく管理職に就くのには最低でも10年以上かかりますが、中・小規模の病院であれば、看護師経験10年未満で管理職に就けるケースもめずらしくありません。

ちなみに、筆者が以前勤務していた大学病院では、特別な条件・手続がなくても、10年以上勤めていれば主任看護師として認定を受けていました。(そもそも10年以上勤続する看護師が少なく、自動的に主任に昇格するようになっていました)

時間はかかりますが、着実にステップアップしながら給料を上げる方法と言えます。

方法4. 基本給の高い病院・施設に転職する

基本給が高い他の職場に転職するというのも一つの方法です。

病院の経営母体や規模によって昇給率が異なるため、業務内容は変わらなくても年収が上がることは多々あります。

このまま働き続けても大幅な給与アップが見込めないなら、給与水準が高い他の職場への転職がおすすめです。

病院によってですが、以下のような明確な昇給基準を定めていることもあります。

  • クリニカルラダーをもとにしたレベル達成度
  • 病院独自の試験・面接による評価制度
  • ポイント制度を導入し、そのポイントとレベルに見合った評価制度

特に規模の大きな病院ほど、このような基準を明確に定めているケースが多いです。

方法5.夜勤の回数を増やす

現職のまま一番早く収入を増やしたいなら、夜勤の回数を増やすのが現実的な方法です。

夜勤手当は、三交代制で4,000~5,000円、二交代制で1万円ほどが相場で、シフトによって深夜割増賃金が加算されるため、夜勤の有無で月3~6万円ほど収入が変わることもあります。

また、夜勤専従という働き方を選ぶことで、サービス残業もなくなり月の給与がアップしたという方もいるようです。

口コミ・評判

匿名 さん
公立の大学病院に勤めており、副業もできないので思い切って夜勤専従になりました。
日勤の時にあったサービス残業もしないで済み、手取りの給料が月3~4万増えて嬉しかったです。
体質にもよりますが、退職に自信がある人は働き方を変えるのもアリだと思います。

この方のように、働き方を夜勤専従に変えるだけで、簡単に収入アップさせられます。正社員のまま夜勤専従になると、福利厚生やボーナスなどももらえるので、安定して働けるでしょう。

方法6.各種手当の申請を見直す

現職で収入を増やす場合、各種手当の申請を見直すことも大切です。

特に看護師の手当の申請見直しで問題になるのが残業代です。

日本医療労働組合連合会が発表した『2019 年秋・退勤時間調査』では、看護師の7割以上が始業前・終業後の残業代を申請できていないことが明らかになっています。

この調査では、残業代を申請していない理由について「請求できない雰囲気がある」「請求出来ると思わなかった」と回答している人が3割以上おり、一人あたりの不払い残業代は少なく見積もっても 1 人当たり月 58,750 円になるようです。

残業管理や申請方法は職場側が整備しなくてはならないものですが、個人でも残業に対する意識を変えていく必要があります。残業以外にも、職場で規定されている諸手当を見直し、申請漏れのないようにしましょう。

補足:給料アップに資格取得はおすすめしない

ネット上の情報には、認定看護師や認定看護師資格の取得を給料アップの方法として紹介していることも多いですが、これは全くおすすめできません。

費用対効果が悪すぎるからです。

例えば認定看護師の資格取得には、授業料・実習費などを合わせると100万円以上のコストがかかります。その上、専門の教育機関で6ヶ月以上、計615時間の教育課程をクリアしなければなりません。

それが給料に還元されれば問題ありませんが、実際はそうではありません。

専門看護師・認定看護師の資格を取得しても、昇給・手当がつくとは限らず、看護協会の資料によると、「病院の約6割は、認定看護師・専門看護師の資格手当や昇給がない」ようです。

専門看護師・認定看護師の処遇

専門看護師・認定看護師の資格は、半分以上の病院で給料に加算されない

出典:日本看護協会

そして仮に給与に反映されても、月およそ5,000円アップするくらいが相場です。

このことから、給料アップの目的だけで資格取得を検討するのは現実的ではありません。職場を変える方が、手軽かつ現実的と言えるでしょう。

4. 給料アップの転職におすすめの看護師転職サイト

数ある転職サイトの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
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転職サイト求人数|総合満足度
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※求人数2022年8月更新

この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。

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キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており現場のリアルな情報を詳細まで把握しています。

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5. 元看護師が考える給料以外で大切にしたい3つのポイント

看護師が転職する時は、給料以外で大切にしたいポイントが3つあります。

順番に見ていきましょう。

5-1. 人間関係や労働環境

仕事をする上で人間関係や労働環境は重要なポイントです。

当然ですが、どれほど高収入の職場であっても、人間関係や労働環境が悪いと長く続けるのが難しくなってしまいますよね。

人間関係や労働環境は求人票から知ることはできないので、転職サイトのキャリアアドバイザーに相談したり、「ナスコミ」や「medico(旧:病院転職ラボ)」などの口コミサイトでチェックすることをおすすめします。

また、産休・育休制度の有無や取得率、ママさん看護師の在籍率なども合わせてチェックしておくと、長く働ける病院かどうか判断しやすくなるでしょう。

5-2. やりがい

働くうえで、やりがいがもてるかどうかも重要なポイントです。

仕事にやりがいをもって働ける人ほど、仕事に楽しさを見つけられ長く働き続けられるでしょう。

とくに、2020年以降新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療従事者の労働環境が悪化しており、自治労の調査では鬱を発症する人も増加傾向にあることがわかっています。

こうした過酷な労働環境の中で、モチベーションを保ちながら働くには、やりがいがあったほうが良いのは間違いないでしょう。

5-3. キャリアプラン

看護師として働くなら、キャリアプランも重要です。

看護師として今の環境でキャリアを積むのか、環境を変えて違う分野に挑戦するのか、資格取得に向けて勉強するのかなど、看護師のキャリアは多種多様です。

キャリアを積むことで給料アップができますし、キャリアプランを描くことで仕事へのやる気も湧いてくるでしょう。

具体的なキャリアプランは、日本看護協会が運営する「ナースストリート | 看護職のキャリアと働き方応援サイト」や「看護職のキャリアと働き方支援サイト」を参考にしたり、転職サイトのキャリアアドバイザーに相談するのがおすすめです。

ぜひご参考になさってください。

まとめ

看護師の給料が高い病院には、以下のような特徴がありました。

  • 病院の規模が大きい
  • 都市部にある
  • 経営母体による差がある
  • 労働環境が整っている

また、上記の特徴以外にも、以下の病院は高年収を目指しやすいことも分かりました。

  • 国立・公立病院や公的医療機関
  • 都市部の私立大学病院
  • 大手企業グループが運営している病院
  • 二次救急指定病院
  • 専門病院
  • 郊外にある療養型病院

年収アップを目指して転職を考える際は、上記の職場を候補に入れてみましょう。

もし病院という枠組みを超えて「看護師が高年収で働ける職場」を見つけたいという方は、『看護師の給料が高い6つの職場|年収アップを目指す看護師必見』の記事も参考にしてください。

あなたが収入アップできるよう、祈っております。