
「看護師転職サイトって複数登録した方がいいの?」と迷っていませんか。
結論から言うと、転職サイトは複数登録するのがおすすめです。
求人の選択肢が増えるのはもちろん、複数のサイトの担当者からアドバイスをもらうことで、より転職成功率を高められるからです。
実際に、当サイトが転職サイト利用経験のある看護師165人を対象にアンケートを取ったところ、4人中3人が転職サイトを複数登録していることも分かりました。
複数登録は、転職サイトの使い方としてはむしろ当たり前と言えるでしょう。
ただ、複数登録には当然ながら悪い側面もゼロではありません。そこでこの記事では、転職のプロとして数多くのキャリアチェンジを支援してきた私が、転職サイトに複数登録するメリット・デメリットや注意点を詳しく紹介していきます。
- 【結論】看護師転職サイトは複数登録がおすすめ!
- 看護師転職サイトに複数登録する3つのメリット
- 複数登録のデメリット3点
- 転職サイトを複数登録する際の注意点
- 複数登録に最適!看護師からの人気が高いおすすめ転職サイト
- 複数の転職サイトを最大限活用するための3つのテクニック
この記事を読めば、看護師転職サイトに複数登録すべき理由がわかり、転職活動を効率良く進められるでしょう。

1989年、北海道生まれ。北海道美唄聖華高等学校を経て、看護師として札幌医科大学附属病院へ入職。約5年間の小児科病棟勤務ののち、クリニック勤務を経て、妊娠・出産を機に派遣看護師へ転向。コロナ禍の社会情勢や子育て上の理由から、より柔軟な働き方を求め、2021年より看護師ライターとして活躍中。現在2児の母。
編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての看護師におすすめの相談先です。
左右にスクロールできます。
おすすめ転職サイト | 口コミ満足度 | 公開求人数 | おすすめポイント |
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約5.9万件 |
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約14.1万件 |
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1. 【結論】看護師転職サイトは複数登録がおすすめ!
結論から言うと、看護師転職サイトは複数登録がおすすめです。
冒頭でも述べましたが、「看護師転職サイトに複数登録する」というのは、珍しいことではなく、むしろ複数登録している人の方が多数派です。
当サイトが転職を経験した看護師を対象に実施したアンケートで、「転職サイトは複数登録しましたか?」と質問したところ、7割以上の看護師から「複数登録した」と回答が得られました。

転職サイトは複数利用が多数派
なお、上記のアンケートでの平均登録数は2.4サイトでした。登録サイト数は、最低でも2つ、できれば3~4つがベストと言えるでしょう。
複数登録は担当者に伝えてOK
転職サイトは、どこであっても基本的に複数登録を推奨しています。
「複数登録しているのは伝えづらい」「サポートが手薄になるんじゃないか」と思っている方も多いのですが、むしろサイトを複数登録している人=転職意欲が高い人なので、実は素直に伝えた方が、「ぜひウチ経由で転職を決めてもらいたい」と前向きにサポートしてくれるようになります。
では、実際に複数使うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。次章では、アンケート調査の結果をもとに分かった複数登録のメリットを紹介します。
2. 看護師転職サイトに複数登録する3つのメリット
看護師転職サイトに複数登録するべき理由は、主に以下3つのメリットが得られるからです。
それぞれ見ていきましょう。
メリット1. 応募できる求人の幅が広がる
複数のサイトを使うほど、応募できる求人の幅が広がり、理想の職場に出会える確率が高まります。
というのも、転職サイトが保有している非公開求人にアクセスできるようになるからです。
非公開求人とは、一般的な求人サイトやハローワークでは公開されておらず、その転職サイトだけが扱っている求人のことです。
非公開で募集するのはなぜ?
病院が非公開で募集をする理由は以下の2点です。
- 効率良く採用選考を進めたいから(応募が殺到すると選考が大変)
- 既に働いている看護師より待遇が良いケースもあるから
→好条件の求人であるケースが多い!!
こういった非公開求人は、広く出回らないので「サイトAしか扱っていない」「サイトBでしか見られない」ということも多く、一つのサイトしか登録しないと、好条件の非公開求人を逃してしまう可能性があります。
このことから、理想の職場で働きたいという人は、できる限り情報にアクセスするためにも、転職サイトの複数登録がおすすめです。
非公開求人も含めて求人数が多く、転職成功率が高い
なお、『看護師の転職が決まらない人とすぐ決まる人の違いとは?採用されやすくなるコツを解説』の記事でも解説していますが、看護師の転職は同時進行で複数応募するほど、上手くいきやすくなります。選択肢をグッと広げるためにも、いくつかのサイトに登録するのは必須でしょう。
メリット2.信頼できるキャリアアドバイザーを見つけられる
複数のサイトを使うほど、担当者を比較できるので、信頼できるキャリアアドバイザーを見つけやすくなります。
登録後に担当してくれるキャリアアドバイザーは、人によって経験や知識にバラツキがあり、必ずしも相性の合う人に担当してもらえるとは限りません。登録したサイトの担当者のサポート力が低い場合、転職活動の足手まといになる可能性もあります。
ですが、複数のサイトを使えば、それぞれの担当者を比較した上で、一番信頼できそうな人に担当してもらえます。
もちろん、転職サイトでは担当者変更の依頼に対応してくれますが、結局同じような人が担当になったというケースも多いです。
例えば、運営会社によっては厳しいノルマ(月間の紹介人数)をキャリアアドバイザーに課していることもあり、そういったサイトでは誰が担当しても「やや強引に転職を勧めてくる」といった対応をされることもあります。
そのため、まずはいくつかの転職サイトに登録して、担当者の質を比較するのが賢明です。
メリット3.より良い条件での転職がしやすくなる
より良い条件で転職できる確率が上がるのも、複数登録のメリットです。
というのも、実は同じ職場でもどのサイト経由で転職するかによって、給与や待遇が変わることがあるからです。
- 転職サイトによって条件や福利厚生が違うケース
- 病院と交渉をしてもらえて給与が上がるケース(優秀な担当者ほど交渉が上手い)
上記のように、転職サイト次第で最終的な給与・福利厚生が変わることもあるので、できるだけ複数のサイトで比較して、一番条件の良い所を経由して転職するのがおすすめです。
ここまでのまとめ
看護師転職サイトの複数利用では、以下のような利点があることが分かりました。
- 応募できる求人の幅が広がる
- 信頼できるキャリアアドバイザーを見つけられる
- より良い条件での転職がしやすくなる
ただもちろん、複数登録は良いことばかりではありません。やや手間がかかる側面もあるので、そういったデメリットを知った上で、あまり登録しすぎないようにしましょう。(2~4つがベスト)
複数登録のデメリットについては次の章で詳しく紹介します。
3. 複数登録のデメリット3点
本章では、事前に確認しておきたい複数登録のデメリットをいくつか紹介していきます。
デメリット1. 担当者とのやりとりが煩雑になる
登録サイトが増えるほど、担当者とのやりとりが面倒になります。
転職サイトの担当者は、基本的に「あなたに早く転職してもらいたい」と頻繁に連絡をしてきます。転職が決まると病院側から紹介料がもらえて利益が出る仕組みだからです。
転職サイトによっては「1日3回も連絡が来る」「折り返しを待たずしてまた電話をかけてくる」ということもあるようです。
電話がしつこいくらいかかってくる
勤務中に何度も着信があった
仕事や子育てをしながら転職活動をする場合、1日何度もも連絡がきたら忙しくて電話に出れなかったり、しつこいと感じてしまったりしますよね。
このように、転職サイトに登録すればするほど、連絡のくる数も増えるのでどのサイトとも密な連絡が取れなくなることが考えられます。
スケジュール管理も難しくなる
複数サイトの担当者とやり取りをしていると、「いつ誰と面談するのか」「どのサイトから紹介された求人か」などが、こんがらがってしまうこともあります。
デメリット2. 異なるアドバイスをされたときに判断できない
複数登録のメリットとして様々な視点からのアドバイスが受けられる点を挙げました。しかし、これは見方を変えると、担当者ごとに異なるアドバイスをされて自分で判断できなくなるというデメリットにもなり得ます。
例えば、ある病院が気になり各サイトの担当者に評判を聞いてみたところ、あるサイトの担当者は「人間関係も非常によく時間外労働もない」と良い評判を教えてくれたのに対し、違うサイトの担当者は「残業が多く、離職率が非常に高い職場です。」と悪い評判を教えてくれることがあります。
このように担当者によって対照的な意見が出た場合、どちらの意見を信じれば良いのか分からなくなり、決断が難しくなることがあります。
デメリット3. 紹介求人が多すぎて決められなくなる可能性がある
複数登録のメリットとして豊富な求人数から職場を探すことができることを挙げました。しかしこれも見方を変えると、求人が多すぎてどの職場が自分に合っているのか分からなくなり転職活動が難航するというデメリットにもなります。
例えば、1つのサイトから3つの希望条件に合った求人を紹介されるとします。もし3つの転職サイトに登録している場合は、9つの求人から応募する職場を選ばなければなりません。
複数の病院から内定が出ても「どの職場が1番良いのか決められない」「もっと良い求人があるのではないか」と悩んでしまい転職活動がなかなか進まなくなってしまうことも考えられます。
豊富な求人数はメリットでもありますが、なるべく早く転職活動を終わらせたい人にとっては転職活動がなかなか終わらない原因となる場合があります。
ここまでのまとめ
複数登録にはデメリットの側面もあることが分かりました。
- 担当者とのやりとりが煩雑になる
- 異なるアドバイスをされたときに判断できない
- 紹介求人が多すぎて決められなくなる可能性がある
ただこれらは、しっかりと事前に注意点を知った上で登録すれば、困ることにはなりません。ではどういった点を事前に知っておくべきか、次章で詳しく解説していきます。
4. 転職サイトを複数登録する際の注意点
転職サイトを複数利用する場合は、以下の点に注意しながら転職活動を進めていきましょう。そうすれば、前章のデメリットを感じることはそれほどありません。
4-1.スケジュール管理をしっかりと行う
スケジュール管理を自分でしっかりと行い、それぞれの担当者や病院との予定をしっかりと把握しておきましょう。
複数の転職サイトを利用していると、担当者との面談の日程や複数の病院との面接予定など予定が把握しきれなくなり、場合によっては予定を忘れて無断欠席してしまうなどのトラブルにつながることもあります。
自分の予定管理不足が原因で、不採用となったり転職活動が難航することのないよう気をつけましょう。
補足:担当者への連絡は早い方がベスト
転職サイトの担当者は早くレスポンスがある人ほど、積極的なサポートをしてくれることが多いです。
レスポンスが早い人は転職意欲が高いとみなされてすぐに転職してくれると考えるからです。
担当者からの連絡に気づいたら、すぐに返事をすることを心がけると条件の良い求人を優先的に紹介してくれることがあります。
4-2.自分の意見をしっかり持つ
各転職サイトの担当者の意見に流され過ぎないように、自分の意見をしっかり持つことは欠かせません。
たくさんの人からアドバイスをもらっても、確固たる意志がないと、どんどんと軸がぶれていってしまい転職活動が思うように進まなくなってしまいます。
参考にならないアドバイスをしてくる例
「美容クリニックは35歳を過ぎると採用されにくくなるのでおすすめしない」など、やや否定的なニュアンスのアドバイスをされることもあります。
ですが、それを真に受けて美容クリニックへの転職を諦めるしまってはもったいないです。
確かにこの場合、年齢が採用に影響する可能性はありますが、転職そのものを諦めるほどではありません。美容市場は拡大傾向にあり(2014→2017で14.8%+)、新規開業するクリニックも増えています。
新規開業するクリニックでは、ある程度経験・キャリアのある看護師さんほど採用ニーズが高く、ベテランの看護師さんが引き抜かれる(ヘッドハンティング)ことさえあります。つまり、一概に年齢が高い=採用されにくい、とは言えず、むしろキャリアが豊富な看護師ほど採用ニーズが高いこともあります。
転職サイトの担当者の中には、このような背景を考慮せずに、表面的な情報(若いほど採用されやすいなど)だけ根拠に提案をしてくることも多々あります。
アドバイスを受ける際には、事前に自分の意見は何か考えてから、参考程度に相手の意見を聞いて取り入れましょう。
4-3.間違って同じ求人に応募しないよう徹底する
複数の転職サイトから同じ求人に応募することは厳禁です。
サイト・病院間の余計なトラブルのもとになるからです。
サイト経由であなたの採用が決まると、病院はサイト側に紹介料を払いますが、複数のサイト(サイトA・サイトB)から応募されると、どちらに紹介料を払えば良いのかが分からなくなります。
病院側は両者に相談して交渉しなければなりません。「入社前から余計なトラブルを起こす人は、採用するのをやめておこう」と判断されてもおかしくないですよね。
複数の転職サイトから同じ求人に応募するのは、病院側にも転職サイト側にも悪印象を与えます。
また、二重応募をしてきた段階で、病院側に「自己管理のできない人」「他にも何十社と応募しているのではないか」といった悪い印象を与えてしまい、採用確率はグッと下がってしまうでしょう。
掛け持ちしているサイトから、うっかり同じ求人に応募してしまわないよう注意しましょう。
補足:悪質な転職サイトもある
悪質なサイトでは、登録者に実際とは異なる情報を伝えて無理やり転職をさせて紹介料をうけとるところもあります。
実際に、悪質な転職サイトを利用してしまい転職に失敗した方の声を紹介します。
このように、担当者の話を鵜呑みにした結果、想像とは全然違う職場へ転職してしまうこともあります。
転職サイトに大量に登録するのではなく、評判の良いサイトを厳選して登録する必要があります。ただ転職サイトは種類が多く、どれを使うべきか迷いますよね。
そこで次章では、当サイトが看護師を対象に行ったアンケートをもとに、評判の良かった転職サイトを厳選して紹介していきます。
5. 複数登録に最適!看護師からの人気が高いおすすめ転職サイト
数ある転職サイトの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
- 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
- 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。
転職サイト | 求人数|総合満足度 |
1位 看護roo! | 55,907件|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 135,763件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 マイナビ看護師 | 60,875件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2022年8月更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。
1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1
看護roo!の特徴
- 利用者満足度96.3%
- 公開求人55,907件+非公開求人も多数
- 面接同行や選考対策など手厚いサポート
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるので、希望にぴったりの求人を見つけることができるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
- みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- はじめての転職で不安なのでプロに相談したい
2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
- 累計利用者数40万人以上
- 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
- 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。
キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を詳細まで把握しています。
したがって、、「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえます。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的です。
こんな看護師さんにおすすめ
- できるだけたくさん求人が見たい
- 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
- 気軽に求人探しがしたい
3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる
マイナビ看護師の特徴
- 看護師認知度4年連続No1の定番転職サイト
- 求人数は6万件以上
- 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。
数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
そのため、「ゆっくりと考えたいのに連絡が煩わしい」「早く転職したいのにサポートが遅い」といったミスマッチもなく、自分のペースで転職活動を進められるでしょう(面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれます)。
こんな看護師さんにおすすめ
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい
6. 複数の転職サイトを最大限活用するための3つのテクニック
さいごに、転職サイトを複数登録するメリットを最大限活用するためのテクニックを紹介します。
複数登録を最大限活用するためのテクニック
6-1. 2週間に1回は連絡をいれる
転職サイトは、依頼を受けた病院の条件に合った登録者を探す際に「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)や「最終ログイン日」の順番で連絡を入れます。
何週間も連絡をとっていない人より直近で連絡をとっている人の方が、転職意欲が高くすぐに転職をしてくれるとみなされるからです。
したがって、長い間連絡をとっていない人やサイトを見ていない人は「転職活動を終えた人」と判断され案件紹介の連絡をしなくなります。
最新の求人を紹介してもらうためにも、最低でも2週間に1回は担当者に連絡を入れる、サイトにログインするようにしましょう。
6-2. 今すぐ転職するつもりだと伝える
先ほどご説明した通り、転職サイトは転職が成功した際に病院から紹介料をもらうことで利益をあげています。
担当者には売り上げ目標が課せられているため、転職意欲が高くすぐに転職をしてくれそうな人を優先的に考えます。
初めに担当者と面談する際に、必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので「できるだけ早く転職したい」と伝えて優先的に求人を紹介してもらえるようにしましょう。
ただし、連絡の頻度も多くなるので半年以上かけてゆっくり転職したい場合は正直に伝えましょう。
6-3. 担当者は合わなければ変える
転職サイトでは担当者が合わないと感じた場合はいつでも担当者を変更することができます。
転職サイトの担当者は残業が多い、厳しいノルマを課せられるという理由から非常に離職率が高い仕事となっています。
人の入れ替わりが激しい仕事なので、担当者に経験の少ない新人があたる場合も多いです。
このように担当者が慣れていない場合このようなトラブルが起きることがあります。
伝えていた労働条件が先方に一切伝わっておらず、面談開始とともに、「夜勤のできない人はいらないって言ったよね?」と面接者が担当者に一喝。
こちらは休日をつかい、数千円の交通費もかけて面接に赴いたのに全くの無駄となりました。
後日本社に連絡すると、すみませんという謝罪のメールはありましたが、交通費の返却などなく、本当に無駄足でした。
仕事を続けながら転職活動を進める場合、時間がない中このようなトラブルが起きたり連絡がしつこいと大きなストレスとなります。
担当者と性格が合わない、良い条件をなかなか紹介してくれない場合、転職活動が希望通りに進まなくなってしまうので我慢せずに、変えてもらいましょう。
7. まとめ
看護師転職サイトの複数登録について説明していきましたが、いかがでしたか。
もう一度、結論を述べると看護師の転職活動では転職サイトを複数利用するのは一般的で、選択肢が広がったり、信頼できる担当者に出会えたりするメリットがあります。
もちろん良い面ばかりではありませんが、スケジュールをしっかり調整して、担当者の言葉に惑わされ過ぎないようにすれば、デメリットも少なくなるでしょう。
もし登録してみて合わないなと思えば、『【コピペでOK】看護師転職サイトの断り方!しつこい連絡をぴたりと止める方法』の記事で紹介している通りにメールを送れば、それで問題ありません。
では、あなたの転職活動が成功することを祈っています。