看護師転職を10回以上繰り返すと不利?パート歴はカウントするの?疑問を徹底解説

看護師 転職 10回以上

「気付けば10回以上転職している」「こんなに転職回数が多いと流石に不利だよね」と悩んでいませんか。

これまでの転職経験の中には、不本意な転職もあったのではないでしょうか。そういった経験が積み重なり転職回数が増えるほど、転職活動で苦戦を強いられますよね。次こそは長く勤めたいと強く思っている方も多いのではないでしょうか。

まず結論からお話すると、やはり転職回数が増えるにつれて採用には不利になってしまいます。ただ、面接官の懸念点を払拭するような伝え方さえできれば、採用確率を上げることはできます。

そもそも10回以上の転職を経験しているあなたは、見方を変えれば少なくともこれまで9回は「転職に成功している」わけです。必要以上に不安を抱える必要はありません。

また、パートで短い期間働いていて、いつの間にか10か所以上の職場を経験したという方もいるかもしれませんが、原則としてパート歴は転職回数に含める必要はありません。

この記事では、転職回数が多い方向けの転職ノウハウ(主に転職回数についての答え方)を解説し、後半では「そもそも一つの職場にとどまらない派遣・単発などの働き方」も提案しています。

  1. 【看護師転職の現実】転職回数が増えるほど採用されにくくなる
  2. アルバイト・パート歴は転職回数に含めなくてOK
  3. 面接で転職回数の多さを指摘された時の答え方
  4. 転職回数の多さは「武器」と考える
  5. 一か所で長く勤めるのではなく、派遣・単発の働き方もおすすめ

全て読めば、転職回数の多さをものともせず、転職成功率をグッと高めることができるでしょう。

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1.【看護師転職の現実】転職回数が増えるほど採用されにくくなる

まずは看護師の採用事情からお伝えすると、やはり転職回数が増えるほど採用されにくくなるのは事実です。

病院の採用担当者は、候補者のスキルはもちろんですが、「この人はすぐに辞めたりしないだろうか」という点もじっくり見極めています。看護師の採用・教育には非常にお金がかかるからです。

一般企業を対象にしたものではありますが、採用担当者が選考で一番課題としているのは「早期離職の可能性が高そうな人材でないか」であるという調査もあります。(参考:採用面接の悩みに関するアンケート調査結果

そのため、職歴がズラリと並んだ履歴書は以下のような印象を与えてしまいます。

  • またすぐに辞めてしまうのではないか
  • 仕事の責任感がない人ではないか
  • 人柄に問題があるのではないか
  • 協調性がないのではないか

転職回数が多さは、一つの職場の在籍期間が短いさを意味します。採用担当者が転職回数の多い応募者の採用にリスクを感じるのはやむを得ません。そのリスク以上に自身を採用するメリットがある、という点をアピールする姿勢が必要です。

2.アルバイト・パート歴は転職回数に含めなくてOK

パート勤務の職歴が積み重なって10回以上職場を変えた方もいるかと思いますが、基本的にアルバイト・パートは職歴としてカウントしません。

実際に大手転職サイト「エン転職」の質問コーナーでも、アルバイト歴は職歴として捉えられることは少ないと回答されています。

転職回数は、雇用先が変わった際に「1回」としてカウントすることが一般的です。 ただ、アルバイトは職歴として捉えられることが少ないですから、アルバイト歴を除いて転職回数をカウントして大丈夫ですよ。

出典:アルバイト歴も、転職回数にカウントすべき?

転職回数は「正職員・契約社員」として働いた職場で数えます。特に、週数回・数時間のパートであれば、履歴書に記載しなくても構いません。

職歴のカウント
原則、正職員・契約社員の職歴をカウントする

  1.  2014年4月 ~ 2017年3月 正職員として○○病院で勤務
  2.  2017年4月 ~ 2017年 9月 パート看護師として○○病院で勤務
  3.  2018年4月 ~ 2020年3月 正職員として○○病院で勤務

→この場合、履歴書には(1)と(3)だけ記載すればOK

「転職回数が10回以上あって、履歴書の職歴欄がぎっしり埋まっている」という方も多いのではないでしょうか。そういった方は、まず正職員・契約社員として入退職した病院だけを記載してみてください。

そうすれば履歴書もかなりスッキリと見やすくなって、悪い印象も与えずに済みます。

※ただし、パート職歴が多い人は、全て除くと逆に空白期間が多く見えてしまう恐れがあります。その場合は、「長く勤めた病院」だけを抜粋して記載しましょう。

履歴書の書き方については『看護師転職を成功させる履歴書の書き方|志望動機や職歴の記入方法』を参考にしてください。

派遣の職歴は「志望先の仕事に近いものだけ」を抜粋して書く

派遣社員は一定の期間ごとに職場が変わること前提の働き方です。

そのため、こちらも全ての職場を履歴書に書く必要はありません。志望先の職場の仕事に近く、実務経験をアピールできる経歴を抜粋して記載しましょう。

なお、一つの派遣会社から派遣され、複数の職場で働いていた場合、派遣会社ごとにひとまとめにして職歴に記載します。

詳しい書き方は『派遣社員の職務経歴書の書き方 | ポイントや履歴書との違い&注意点についても解説』を参考にしてください。

3.面接で転職回数の多さを指摘された時の答え方

正職員の職歴だけで10回を超えている場合、書類選考に通過しても面接では必ず「転職回数が多い理由」を尋ねられます。

本章では、面接での答え方のポイントを解説していきます。

3-1.やむを得ない事情は堂々と伝える

やむを得ない事情で退職したなら、それは堂々と伝えて構いません。

  • 結婚
  • 出産
  • 配偶者の転勤
  • 親の介護

これらを理由とした転職の場合、正直に伝えても不利となることはありません。9割以上が女性と言われる看護師は、結婚・出産などのやむを得ない事情での転職はごく一般的です。

3-2.転職理由の多さは敢えて本音で話す

よく転職アドバイスで「転職理由は前向きに伝える」と言われることもありますが、それが有効なのは多くて4~5回目くらいまでです。それ以上になると、逆効果にさえなり得ます。

もちろん、スキルアップなどの理由で転職した場合はそのまま伝えて構いませんが、そうでないならある程度本音で話すことも必要です。

  • 職場がブラックだった
  • いじめに遭い辞めた
  • 求職票と異なる環境で働くよう強制された

こういった理由は一般的な採用面接では口にしない方が好ましいですが、転職回数が極端に多い場合、無理に隠していても仕方ありません。正直な理由を伝えることで、少なくとも「嘘はつかなそう」「実直な人」というプラスの印象を与えられます。

前職場を悪く言うニュアンスになってしまわないよう、堂々と話すのではなく「実はこういう理由があります」と控えめに謙虚な姿勢で話すことが重要です。

3-3.職歴に一貫性があることを伝える

転職回数が多いからこそ、職歴に一貫性があることをしっかりと伝えましょう。

10回以上転職をしていると職歴がばらばらに見えてしまいますが、それぞれの仕事に共通するポイントを見つけ、一貫性を持たせて伝えることが大切です。

  • 職場で得た経験を次の職場でも活かし、このような活躍をしてきた
  • どんどんステップアップしたくて転職をしてきた

など、ご自身の職歴において、常に一貫した理由があったことを伝えます。

理由をしっかりと伝えることで、意外性のあるキャリアチェンジでも、採用担当者の納得感を得られやすくなるでしょう。

4.転職回数の多さは「武器」と考える

10回以上も職場を変えていると転職回数の多さを引け目に感じてしまうかもしれませんが、見方を変えれば「色んな職場での仕事を経験してきた」という他の看護師にはない強みとも言い換えられます。

転職回数の多さをごまかしたりせず、むしろ「多くの職場での経験や身に付けてきたスキル」を具体的に伝え、他の看護師との差別化を図りましょう。

口コミ・評判

もともと人と接することが好きで、看護学校卒業後は内科病棟、手術室、整形外科病棟、クリニック、訪問看護など、幅広い診療科や職種を経験してきました。様々な診療科での経験を通じて、患者さんとのコミュニケーションの有無に関わらず必要な看護に気付く観察力や、どのような環境でも仕事ができる適応力を磨くことができたと考えています。現在勤めている小児科・整形外科・消化器内科の混合病棟では、患者様の疾患が多様であるため、適切な看護を提供するべく、根拠に基づいた看護の実践を意識しています。これまでに多くの職場で培った経験を活かし、貴院に入職した際にもお役立てできると考えております。

しっかりとアピールをすれば、マイナスイメージが強い転職回数の多さをプラスに変えることができます。

転職回数の多さを必要以上に弁解しないようにしましょう。転職回数の多い転職者によくあるのが「転職回数の多さを気にして、弁解や言い訳ばかり面接で話してしまう」ケースです。

もちろん、どういった理由で転職を繰り返すことになったのかを伝えるのは重要ですが、弁解や言い訳(自己保身)ばかりしていると、「愚痴っぽい人」「他人のせいにしやすい人」といった最悪の印象を与えてしまいます。

中途採用では基本的に即戦力が求められるため、ご自身の経歴から「どのようなことで、これだけ貴院に貢献できます」と伝えることがポイントです。

5.一か所で長く勤めるのではなく、派遣・単発の働き方もおすすめ

転職回数が多い方には、派遣・単発の働き方もおすすめです。派遣・単発は比較的短いスパン(数日~最長でも3年)職場を変えることが前提の働き方なので、どうしても一つの職場にとどまれない性格の方に適しています。

例えば、「人間関係や組織のあり方にどうしても嫌気がさしてしまう」「別に長く勤めなくていい。お給料もらえるなら雇用形態はこだわらない」という方は、いっそのこと派遣会社に登録し、派遣看護師として働くか、単発の仕事を選ぶと、ストレスなく働けるでしょう。

派遣看護師の仕事

派遣会社に登録し、その派遣会社から紹介される職場で働くというやり方で、以下のようなメリットがあります。

派遣看護師の利点

  1. 採用面接がない
    顔合わせという形で面談はあるが、採用前提である(詳しく解説『派遣の職場見学・顔合わせとは?』)
  2. 担当者から病院の内部事情(残業時間など)を事前に教えてもらえる
  3. 就業後に職場が合わなそうと感じた場合、契約更新しなければスムーズに辞められる(1か月ほど)
  4. 一つの職場で働くのは最長でも3年まで
    通称3年ルール。部署異動をすれば延長可能
  5. 残業代が必ず支払われる
    もし払わなければ、派遣会社経由で交渉してもらえる

特に派遣の(1)採用面接がないというのは、かなり大きな利点です。

実は派遣就業前には職場見学(顔合わせ)という面談が行われますが、これは採用を前提とした形式的な面談です。そして顔合わせには、履歴書や職務経歴書などの書類提出が必要ありません。

なぜなら、派遣先による選考は法律で禁止されており、個人を特定することにつながる履歴書等の提出を求めることも違法となるからです。

その代わりに派遣会社の担当者が「スキルシート」を作成してくれます。

スキルシートとは

派遣会社の担当者があなたの職歴をヒアリングして、端的にまとめたもの。派遣の顔合わせではこれをもとに話を進めていくので、看護師は履歴書を作る必要はありません。

職歴をもとにどういったアピールをしていくかは、派遣会社の担当者と相談できるので、転職回数が多い看護師さんでも不安なく面接に臨めます。

看護師求人を主に扱う派遣会社については『看護師派遣におすすめの派遣会社ランキング|300人の口コミ評判をプロが徹底調査』を参考にしてください。

単発スポットの仕事

単発・スポットは、主に介護施設などの医療行為を行わない施設に、1日~数日だけ派遣され、看護師として施設スタッフのサポートを行います。

「1日だけ介護施設の夜勤をする」「3日間だけ訪問入浴の介助の仕事をする」といった柔軟な働き方が可能です。給料も高めに設定されており、日給2~3万円の求人も見られます。

単発・スポットの求人は、転職サイト・派遣サイトなどを使って探せます。

例えば、看護師転職・派遣支援サービスの『MCナースネット』では、スケジュールが空いている日を選択すると、その日に募集している求人が一覧で表示されます。

mcナースネットMCナースネット検索画面

「職場での人間関係がわずらわしい」「パート以外で、月数日だけ働きたい」という方は、単発の仕事をしてみるのもおすすめです。

さいごに

看護師転職が10回以上の人が、転職を成功させる方法についてお伝えしました。

転職回数が多くなるほど不利になってしまいますが、その分色んな職場で働いた経験という武器があるので、それほど悲観する必要はありません。

転職回数は正しくカウントした上で、もし10回以上職歴があるなら、その経験を十分にアピールしましょう。

あなたの今後の人生が、より明るいものとなることを祈っています。