【2026年版】メガベンチャー一覧!Web・ゲーム会社43社の年収ランキング

メガベンチャーとゲーム会社の年収ランキングで比べられる、年収と規模・分類ごとの水準・ゲームやSaaSの会社・平均年齢と勤続年数の4つの見方

転職するなら、いまより年収の高い会社へ移りたい。そう考えると、候補のメガベンチャーやゲーム会社が業界の中でどんな位置にあるのかが気になるところです。そこでこの記事では、メガベンチャーを含むWeb・ゲーム会社43社を平均年収の高い順に並べ、平均年齢・平均勤続年数・従業員数も同じ表で比べられるようにしました。あわせて、表に入らない非上場の会社を含む5つの分類別の大手一覧を載せています。平均の数字を自分の年収と比べるときの注意、Web・ゲーム会社の主な職種、経歴に合った転職エージェントも紹介します。

メガベンチャー・ゲーム会社の平均年収ランキング

社名 分類 平均年収 平均年齢 平均勤続年数 従業員数
メルカリ 大手インターネット企業(メガベンチャー) 1,233万円 37.2歳 4.5年 1,345人
ディー・エヌ・エー 大手インターネット企業(メガベンチャー) 1,118万円 38.6歳 7.1年 1,400人
カプコン ゲーム・エンタメ 985万円 38.1歳 11.2年 3,593人
任天堂 ゲーム・エンタメ 982万円 40.5歳 14.6年 3,084人
エムスリー 大手インターネット企業(メガベンチャー) 976万円 34.8歳 4.5年 750人
バンダイナムコスタジオ ゲーム・エンタメ 970万円 41.5歳 13.4年 982人
サイバーエージェント 大手インターネット企業(メガベンチャー) 914万円 33.8歳 6.5年 2,588人
ネクソン ゲーム・エンタメ 910万円 40.1歳 8.1年 233人
LINEヤフー 大手インターネット企業(メガベンチャー) 902万円 39.0歳 9.6年 10,577人
コナミデジタルエンタテインメント ゲーム・エンタメ 889万円 39.8歳 14.0年 2,063人
セガ ゲーム・エンタメ 883万円 40.8歳 13.4年 2,540人
ZOZO 大手インターネット企業(メガベンチャー) 856万円 34.7歳 7.5年 1,662人
楽天グループ 大手インターネット企業(メガベンチャー) 851万円 36.0歳 6.3年 9,989人
MIXI 大手インターネット企業(メガベンチャー) 847万円 38.1歳 6.2年 1,316人
コーエーテクモゲームス ゲーム・エンタメ 810万円 35.0歳 10.4年 1,928人
Sansan SaaS・FinTech 810万円 32.1歳 3.4年 2,077人
フリー(freee) SaaS・FinTech 806万円 33.2歳 2.2年 2,268人
スクウェア・エニックス ゲーム・エンタメ 783万円 41.3歳 9.1年 3,235人
リクルート 大手インターネット企業(メガベンチャー) 764万円 33.7歳 6.6年 11,776人
ガンホー・オンライン・エンターテイメント ゲーム・エンタメ 757万円 41.8歳 10.2年 459人
カカクコム ネットサービス・Webメディア 755万円 37.3歳 6.6年 1,152人
アカツキゲームス ゲーム・エンタメ 750万円 34.0歳 3.1年 171人
ラクスル SaaS・FinTech 742万円 35.9歳 3.0年 385人
マネーフォワード SaaS・FinTech 723万円 34.3歳 2.9年 1,707人
LIFULL ネットサービス・Webメディア 712万円 37.4歳 8.4年 667人
コロプラ ゲーム・エンタメ 682万円 36.6歳 6.5年 676人
フリュー ゲーム・エンタメ 681万円 38.0歳 9.2年 512人
KLab ゲーム・エンタメ 681万円 39.0歳 9.0年 294人
エニグモ ネットサービス・Webメディア 681万円 37.8歳 6.1年 119人
ラクス SaaS・FinTech 665万円 32.7歳 3.2年 2,190人
ウェザーニューズ 地図・気象の情報サービス 654万円 40.0歳 12.6年 978人
ベーシック ネットサービス・Webメディア 647万円 33.3歳 4.9年 110人
クラウドワークス ネットサービス・Webメディア 643万円 33.7歳 2.6年 346人
ぐるなび ネットサービス・Webメディア 636万円 40.5歳 10.0年 745人
マーベラス ゲーム・エンタメ 625万円 38.6歳 9.1年 589人
gumi ゲーム・エンタメ 621万円 37.9歳 6.4年 279人
はてな ネットサービス・Webメディア 612万円 36.1歳 4.8年 217人
モバイルファクトリー ゲーム・エンタメ 612万円 34.7歳 7.5年 75人
ゼンリン 地図・気象の情報サービス 601万円 47.1歳 18.4年 2,441人
じげん ネットサービス・Webメディア 554万円 33.2歳 4.0年 226人
ランサーズ ネットサービス・Webメディア 541万円 36.0歳 4.2年 126人
イトクロ ネットサービス・Webメディア 526万円 34.6歳 6.2年 96人
オープンドア ネットサービス・Webメディア 489万円 37.4歳 6.6年 181人

分類は、大手インターネット企業(メガベンチャー)、ゲーム・エンタメ、SaaS・FinTech、ネットサービス・Webメディア、地図・気象の情報サービスです。メガベンチャーの線引きは記事によって違います。そこで「メガベンチャー」と付けた分類は、大手インターネット企業の9社にとどめています。従業員数の足切りはしていません。会社単体で1万人を超える会社から、モバイルファクトリー(75人)やイトクロ(96人)のような100人前後の会社まで入っています。

数値は各社の最新の有価証券報告書にある、会社単体のデータです。会社単体とは、報告書を出した会社に雇われている社員だけの数字で、グループ全体(連結)の数字ではありません。持株会社体制の企業は、持株会社の報告書に載る従業員が本社部門の少数にとどまり、グループの給与水準を表しません。そこで、グループで従業員数が最大の事業会社の数字を採用しました。リクルート(リクルートホールディングスの事業会社)も、リクルートホールディングスの報告書に載る主要な子会社の数字を載せています。

表は列の見出しで並べ替えができ、分類での絞り込みもできます。当サイトに記事がある会社は、社名をクリックすると個別記事へ進めます。

平均年収の上位10社

43社の中で平均年収の1位はメルカリの1,232.5万円で、2位のディー・エヌ・エーの1,117.9万円とともに1,000万円を超えました。3位から5位は、カプコン(985.2万円)、任天堂(982.5万円)、エムスリー(975.9万円)です。6位はバンダイナムコスタジオ(バンダイナムコホールディングスの事業会社)の969.8万円です。7位はサイバーエージェントで913.8万円、8位はネクソンで910.4万円、9位はLINEヤフーで902.4万円です。10位はコナミデジタルエンタテインメント(コナミグループの事業会社)で、889.1万円です。上位10社のうち9社が900万円以上です。

43社の平均年収は、いちばん低いオープンドアの488.6万円から、1位のメルカリの1,232.5万円までに分布し、中央値は749.5万円です。700万円以上が25社、800万円以上が17社あります。

国税庁の「民間給与実態統計調査(令和7年分)」では、1年を通じて勤務した給与所得者の全業種の平均給与は486.6万円です。表の平均年収は会社単体の従業員の平均で、この調査とは対象が違います。参考として並べると、43社はすべて486.6万円を上回っています。同じ調査の情報通信業の平均給与は681.9万円で、43社のうち25社が上回り、18社が下回ります。

数字は会社単体で揃えていますが、平均年間給与に含める範囲は会社ごとに少し違います。ディー・エヌ・エーの1,117.9万円には、ゲーム事業の成果に大きく寄与した従業員への特別報奨金の支給実績が含まれています。この報奨金は、前年度比26.6%増の要因の一つと注記されています。フリー(freee)は今期から計算方法を変え、賞与などに加えて株式報酬費用を含めています。変更後の方法で比べた前年度比は4.0%増です。このほか、ZOZOは株式報酬費用を含まず、任天堂は2026年3月期の税込支給額を開示しています。含める範囲が違うので、金額の近い会社どうしの順位は目安として見てください。

分類ごとの平均年収の傾向

大手インターネット企業(メガベンチャー)9社の平均年収は、763.9万〜1,232.5万円です。メルカリ(1,232.5万円)とディー・エヌ・エー(1,117.9万円)の2社が1,000万円を超えました。800万円台から900万円台には6社が入ります。エムスリーが975.9万円、サイバーエージェントが913.8万円、LINEヤフーが902.4万円です。ZOZOは855.8万円、楽天グループは850.8万円、MIXIは847.0万円です。リクルートは763.9万円です。

ゲーム・エンタメ16社の平均年収は、612.0万〜985.2万円です。880万円以上は6社です。カプコンが985.2万円、任天堂が982.5万円、バンダイナムコスタジオが969.8万円です。ネクソンは910.4万円、コナミデジタルエンタテインメントは889.1万円、セガ(セガサミーホールディングスの事業会社)は883.0万円です。

続く700万円台から800万円台は4社です。コーエーテクモゲームス(コーエーテクモホールディングスの事業会社)は810.4万円です。スクウェア・エニックス(スクウェア・エニックス・ホールディングスの事業会社)は782.6万円です。ガンホー・オンライン・エンターテイメントは757.0万円、アカツキゲームス(アカツキの事業会社)は749.5万円です。

600万円台は6社です。コロプラが681.8万円、フリューが681.5万円、KLabが681.4万円です。マーベラスは625.2万円、gumiは621.2万円、モバイルファクトリーは612.0万円です。

SaaS・FinTech5社の平均年収は、664.7万〜810.0万円です。Sansanが810.0万円、フリー(freee)が805.6万円、ラクスルが742.2万円、マネーフォワードが723.4万円、ラクスが664.7万円です。

ネットサービス・Webメディア11社の平均年収は、488.6万〜754.7万円です。上限はカカクコム、下限はオープンドアです。

地図・気象の情報サービス2社は、ウェザーニューズが654.0万円、ゼンリンが601.3万円です。

転職エージェントを比べたい方は、IT分野に強い転職エージェントとハイクラス向けの転職エージェントを比べた、次の2本の記事もご覧ください。

メガベンチャー・大手ゲーム会社の一覧【分類別】

この表では、ランキングの表に入らない非上場の事業会社や持株会社も含め、Web・ゲーム業界の主要企業を分類別に見られます。親会社と議決権の割合は、その会社か親会社の最新の有価証券報告書によります。

分類 社名 上場か非上場か 親会社
地図・気象の情報サービス ゼンリン 上場 なし
地図・気象の情報サービス ウェザーニューズ 上場 なし
SaaS・FinTech マネーフォワード 上場 なし
SaaS・FinTech フリー(freee) 上場 なし
SaaS・FinTech Sansan 上場 なし
SaaS・FinTech ラクス 上場 なし
SaaS・FinTech ラクスル 上場 なし
SaaS・FinTech ビズリーチ 非上場 上場するビジョナルの完全子会社(議決権100%)
SaaS・FinTech SmartHR 非上場
SaaS・FinTech ユーザベース 非上場 カーライルグループの公開買付けが2022年12月に成立し、2023年2月に上場廃止
大手インターネット企業(メガベンチャー) 楽天グループ 上場 なし
大手インターネット企業(メガベンチャー) LINEヤフー 上場 ソフトバンクの子会社(Aホールディングスが議決権の62.4%を所有)
大手インターネット企業(メガベンチャー) リクルート 非上場 上場するリクルートホールディングスの完全子会社
大手インターネット企業(メガベンチャー) サイバーエージェント 上場 なし
大手インターネット企業(メガベンチャー) ディー・エヌ・エー 上場 なし
大手インターネット企業(メガベンチャー) メルカリ 上場 なし
大手インターネット企業(メガベンチャー) エムスリー 上場 ソニーグループが議決権の34.5%を持つ(その他の関係会社)
大手インターネット企業(メガベンチャー) MIXI 上場 なし
大手インターネット企業(メガベンチャー) ZOZO 上場 LINEヤフーの子会社(議決権の51.9%)
大手インターネット企業(メガベンチャー) GMOインターネットグループ 上場 持株会社(提出会社の従業員は管理部門の197人。2025年1月にインフラ事業と広告・メディア事業を上場子会社のGMOインターネットへ承継)
大手インターネット企業(メガベンチャー) DMM.com 非上場
ネットサービス・Webメディア カカクコム 上場 デジタルガレージ(議決権の20.7%)と KDDI(17.7%)がその他の関係会社
ネットサービス・Webメディア LIFULL 上場 楽天グループが議決権の18.6%を持つ(その他の関係会社)
ネットサービス・Webメディア 一休 非上場 LINEヤフーの完全子会社(議決権100%)
ネットサービス・Webメディア ぐるなび 上場 楽天グループが議決権の16.45%を持つ(その他の関係会社)
ネットサービス・Webメディア じげん 上場 なし
ネットサービス・Webメディア エイチームホールディングス 上場 持株会社(提出会社の従業員は本社部門の70人)
ネットサービス・Webメディア オープンドア 上場 なし
ネットサービス・Webメディア イトクロ 上場 なし
ネットサービス・Webメディア はてな 上場 なし
ネットサービス・Webメディア ベーシック 上場 なし
ネットサービス・Webメディア エニグモ 上場 ソニーグループが議決権の25.2%を持つ(その他の関係会社)
ネットサービス・Webメディア クラウドワークス 上場 なし
ネットサービス・Webメディア ランサーズ 上場 なし
ゲーム・エンタメ 任天堂 上場 なし
ゲーム・エンタメ ポケモン 非上場 任天堂が議決権の32%を持つ持分法適用関連会社
ゲーム・エンタメ ソニー・インタラクティブエンタテインメント 非上場 ソニーグループの完全子会社(議決権100%)
ゲーム・エンタメ スクウェア・エニックス 非上場 上場するスクウェア・エニックス・ホールディングスの完全子会社
ゲーム・エンタメ バンダイナムコスタジオ 非上場 上場するバンダイナムコホールディングスの完全子会社
ゲーム・エンタメ セガ 非上場 上場するセガサミーホールディングスの完全子会社
ゲーム・エンタメ コナミデジタルエンタテインメント 非上場 上場するコナミグループの完全子会社
ゲーム・エンタメ カプコン 上場 なし
ゲーム・エンタメ コーエーテクモゲームス 非上場 上場するコーエーテクモホールディングスの完全子会社
ゲーム・エンタメ Cygames 非上場 サイバーエージェントの子会社(議決権の64.5%)。ディー・エヌ・エーの持分法適用関連会社(21.0%)でもある
ゲーム・エンタメ ネクソン 上場 事業持株会社(提出会社の従業員は日本の事業の233人。グループは9,834人)
ゲーム・エンタメ グリーホールディングス 上場 持株会社(提出会社の従業員は本社部門の122人)
ゲーム・エンタメ ガンホー・オンライン・エンターテイメント 上場 Belleisle Japan が議決権の22.44%を持つ(その他の関係会社)
ゲーム・エンタメ コロプラ 上場 なし
ゲーム・エンタメ アカツキゲームス 非上場 上場するアカツキの完全子会社
ゲーム・エンタメ マーベラス 上場 なし
ゲーム・エンタメ KLab 上場 なし
ゲーム・エンタメ gumi 上場 SBIホールディングスが議決権の30.556%を持つ(その他の関係会社)
ゲーム・エンタメ モバイルファクトリー 上場 なし
ゲーム・エンタメ SNK 非上場
ゲーム・エンタメ フリュー 上場 なし

メガベンチャーとは

メガベンチャーとは、ベンチャー企業として創業し、急成長を遂げて大企業と同じくらいの事業規模や組織規模にまで育った会社を指す呼び方です。法律上の用語ではなく、広く共通する明確な定義はありません。そのため、メディアや求人サイトによって、時価総額や従業員数の線引きは異なります。

たとえば、1960年創業のリクルートホールディングスは、社内から新しい事業を次々に生み出してきたことから、多くの記事で代表例に挙げられています。中小企業庁の「中小企業者の定義」(中小企業基本法)では、サービス業の中小企業は資本金5,000万円以下または常時使用する従業員100人以下とされています。ソフトウエア業・情報処理サービス業は、中小企業関連立法で資本金3億円以下または従業員300人以下とする場合があります。大手インターネット企業9社の会社単体の従業員は、750人(エムスリー)から11,776人(リクルート)です。いずれもこの100人や300人を大きく超えています。

一般に、伝統的な大手企業は稟議や会議を重ねて合意形成を図る傾向があるのに対し、メガベンチャーは意思決定が現場に近いと言われます。評価や昇進も、大手企業では年次の影響が残りやすい傾向があるのに対し、メガベンチャーは成果と担う役割で決まりやすいと言われます。

中途採用は、伝統的な大手企業は新卒採用が中心で部署ごとに少数にとどまる傾向があるのに対し、メガベンチャーは通年で行うことが多いと言われます。研修は、大手企業で体系的な制度が厚い傾向があるのに対し、メガベンチャーはOJT中心と言われます。OJT中心の環境では、自分から聞きに行って覚える動きが必要になります。

スタートアップは創業から日が浅く、新しい事業で一気に大きくなることを狙う会社です。ユニコーン企業は、企業価値が10億ドル以上の未上場の会社です。これに対してメガベンチャーは、多くが上場し、規模と収益の基盤を持つ段階にあります。

大手インターネット企業(メガベンチャー)

楽天グループは、ネット通販の楽天市場を中心に、金融や通信の事業を持っています。会社単体の従業員は9,989人です。

LINEヤフーは、Yahoo! JAPANとLINEを運営する会社です。LINEは2023年10月の再編でLINEヤフーに統合されました。ソフトバンクの子会社で、Aホールディングスが議決権の62.4%を所有しています。会社単体の従業員は10,577人です。

サイバーエージェントは、インターネット広告、ABEMAなどのメディア、ゲームを事業の柱としています。ゲームのCygamesは同社の子会社です。

ディー・エヌ・エーは、ゲームのほか、ライブ配信のPococha、プロ野球などのスポーツ、ヘルスケアの事業を展開しています。

メルカリは、フリマアプリのメルカリと、決済サービスのメルペイを展開しています。

エムスリーは、医師をはじめとする医療従事者向けの情報サイトとサービスを提供しています。ソニーグループが議決権の34.5%を所有しています。

MIXIは、スマートフォン向けゲームの『モンスターストライク』、家族向け写真共有アプリの『家族アルバム みてね』、プロスポーツを手がけています。

ZOZOは、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する上場会社です。LINEヤフーの子会社で、LINEヤフーが議決権の51.9%を所有しています。

リクルートは、上場するリクルートホールディングスの完全子会社です。SUUMO、ホットペッパー、じゃらんなどの情報サービスを担っています。提出会社(有価証券報告書を出した会社)であるリクルートホールディングスの従業員は、本社部門の130人です。そのため表には、子会社のリクルートの数字(会社単体の従業員11,776人)を載せています。

GMOインターネットグループは上場する持株会社で、提出会社の従業員は管理部門の197人のため、ランキングの表には入れていません。ドメイン・サーバーなどのインターネットの基盤と、ネット金融を手がけています。2025年1月には、インフラ事業と広告・メディア事業を上場子会社のGMOインターネットへ承継しました。

DMM.comは、動画配信・英会話・ゲームなどのDMMのサービスを統括する合同会社で、非上場です。ランキングの表には入りません。

ゲーム・エンタメ

ゲーム・エンタメの会社は、家庭用ゲームの大手と、スマートフォンゲームなどの会社に大きく分かれます。

家庭用ゲームの大手は7社です。任天堂、カプコン、スクウェア・エニックス、バンダイナムコスタジオ、セガ、コナミデジタルエンタテインメント、コーエーテクモゲームスです。任天堂とカプコンは上場しています。残る5社は、上場する持株会社の完全子会社として、ゲームを作る事業会社です。ゲーム開発の現場の社員の年収は、持株会社ではなく各事業会社の数字で見る必要があります。

スマートフォンゲームなどの会社のうち、ネクソンは上場していて、自らも事業を行う持株会社です。有価証券報告書に載る日本の事業の会社単体の従業員は233人ですが、グループ全体では9,834人です。

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、『パズル&ドラゴンズ』などのスマホゲームと家庭用ゲームを手がけています。コロプラ、KLab、gumi、マーベラス、モバイルファクトリーも上場しています。gumiは、SBIホールディングスが議決権の30.556%を所有しています。アカツキゲームスは、上場するアカツキの完全子会社です。フリューは、プリントシール機やキャラクター商品などを扱う上場会社で、スマホゲームの会社ではありません。

ランキングの表に入らない会社もあります。ポケモンは非上場で、任天堂が議決権の32%を所有しています。Cygamesは非上場で、サイバーエージェントが議決権の64.5%を所有する子会社であり、ディー・エヌ・エーも21.0%を所有しています。グリーホールディングスは、ゲーム・VTuber・IP・DXの事業会社を束ねる上場の持株会社で、提出会社の従業員は本社部門の122人です。グループで従業員がいちばん多い会社はゲームの開発・運営会社のWFSで、表には入れていません。ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、ソニーグループの完全子会社(議決権100%)で、非上場です。SNKも非上場です。

SaaS・FinTech

フリー(freee)は、会計・人事労務などの中小企業向けクラウドを展開しています。

マネーフォワードは、家計簿アプリと、会計などの法人向けクラウドを提供しています。

Sansanは、名刺管理などの営業DXのクラウドを提供しています。

ラクスは、経費精算などのバックオフィス向けクラウドを提供しています。

ラクスルは、印刷や広告などの発注をネットで受ける仕組みを提供しています。

ビズリーチは、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイトを運営しています。上場するビジョナルの完全子会社で、非上場のためランキングの表には入りません。SmartHRは、人事労務のクラウドを提供する非上場の会社です。ユーザベースは、経済情報プラットフォームのSpeedaと、経済メディアのNewsPicksを運営しています。2022年12月にカーライルグループの公開買付けが成立し、2023年2月に上場廃止となったため、表には入りません。

ネットサービス・Webメディアと地図・気象の情報サービス

カカクコムは、価格.comと食べログを運営しています。

LIFULLは、不動産・住宅の情報サイト「LIFULL HOME’S」を運営しており、楽天グループが議決権の18.6%を所有しています。ぐるなびは、飲食店の情報サイトを運営しており、楽天グループが議決権の16.45%を所有しています。じげん、オープンドア、イトクロ、はてな、ベーシック、エニグモも上場しています。

一休は、厳選したホテル・旅館とレストランの予約サイトを運営しています。LINEヤフーの完全子会社で、非上場です。

クラウドソーシングでは、クラウドワークスとランサーズが上場しています。

地図や気象の情報サービスでは、ゼンリンが地図の会社で、会社単体の平均年齢は47.11歳、平均勤続年数は18.39年です。ウェザーニューズは気象情報の会社で、平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は12.6年です。この2社は、43社の中央値より平均年齢も平均勤続年数も高い会社です。

エイチームホールディングスは上場する持株会社で、提出会社の従業員は本社部門の70人のみのため、表に入れていません。

そのほかのWeb・ゲーム会社

ここまでの会社のほかにも、当サイトにはWeb・ゲーム業界の企業研究の記事があります。合併や再編で社名が変わった会社やなくなった会社には、いまの社名や合併先の社名を添えています。気になる会社の記事もあわせて確認し、事業内容やカルチャーの理解に役立ててください。

ベンチャー企業への転職や、転職サイト全般の比較を知りたい方は、次の2本の記事もご覧ください。

平均年収ランキングを見るときのポイント

ランキングの数字は、会社単体か連結か、決算日がいつか、どんな年齢・勤続の社員か、によって読み方が変わります。

会社単体と連結の違い

有価証券報告書の平均年収は、報告書を出した会社に雇われている社員の平均です。連結(グループ全体)の平均とは別の数字です。

エムスリーは会社単体の従業員が750人、連結が17,010人で、表の平均年収は750人の平均です。LINEヤフーは会社単体10,577人・連結29,863人、楽天グループは会社単体9,989人・連結29,419人です。会社単体でも1万人前後で、多くの事業の社員をまとめた平均になります。

また、持株会社は少数の本社社員の平均になり、グループの社員の給与水準を表しません。そのため表では、持株会社の下にあるゲーム会社6社とリクルートは、持株会社の数字を使わず、持株会社の有価証券報告書に載る事業会社の数字を載せています。GMOインターネットグループ、グリーホールディングス、エイチームホールディングスは、提出会社の従業員が本社・管理部門の少数のため、表に入れていません。

決算日は会社によって違います。表では23社が2026年3月31日で、ほかは2025年7月31日から2026年6月30日です。メルカリとフリー(freee)は2026年6月30日、サイバーエージェントは2025年9月30日、楽天グループは2025年12月31日です。

平均年齢・平均勤続年数の見方

平均年収は、社員の年齢や勤続年数、職種の構成でも上下しますが、この表では年齢・勤続年数の順と平均年収の順は一致しません。43社の平均年齢の中央値は37.3歳、平均勤続年数の中央値は6.6年です。

ゲーム・エンタメの大手は勤続が長く、任天堂が14.6年、コナミデジタルエンタテインメントが14.0年です。バンダイナムコスタジオとセガが13.4年、カプコンが11.2年です。一方、SaaS・FinTechの5社は平均年齢32.1〜35.9歳、勤続2.2〜3.4年と若く短いものの、平均年収は664.7万〜810.0万円です。大手インターネット企業では、リクルートの平均年齢が33.7歳でいちばん若く、LINEヤフーが39.0歳でいちばん高くなっています。

たとえばゼンリンは、平均年齢47.11歳・勤続18.39年で601.3万円です。メルカリは、37.2歳・4.5年で1,232.5万円です。職種の構成でも平均年収は変わるため、エンジニア比率や営業職の多さにも目を向けましょう。

求人票の年収と待遇の確かめ方

表の平均年収は、転職したときの自分の提示額ではありません。求人票の年収に幅があっても上限で入るとは限らないため、等級表と自分が入る等級、昇格の条件を入社前に確かめておきましょう。

また、他業界の大手から移ると、住宅手当・家族手当・退職金が無いか小さいことがあり、基本給が上がっても手取りが下がる場合があります。額面の年収ではなく、手当と退職金を含めた総報酬で比べましょう。

同じ会社でも、配属される事業や組織で働き方と求められる役割が大きく違います。面接やカジュアル面談で、配属先がいま取り組んでいることを確かめておくと安心です。

Web・ゲーム業界の主な職種

Web・ゲーム業界の中途採用は、エンジニアなどの開発職に限らず、営業・マーケティングや経営企画・人事などのビジネス職にも行われています。

選考は一般に、応募、書類選考、複数回の面接、内定の順に進みます。正式な応募の前に、カジュアル面談が設定されることもあります。また、職種によって選考課題が出る点も特徴です。エンジニアの選考ではコーディングの試験、ビジネス職の選考ではケース課題が課されることがあります。

エンジニア

Web・ゲーム業界のエンジニア採用では、プログラミングなどの技術力があることは前提です。そのうえで企業は、利用者の多いサービスを安定して開発・運用していくための拡張しやすい設計力と、新しい技術を学び続ける姿勢を求めます。

中途の選考で面接官が見やすいのは、自分が作った機能によってユーザーの行動や事業の数字がどう変わったかまで考えられているかという点です。仕様どおりに開発した実績で終わらず、事業やサービスの成長にどう結びついたかを具体的に語れるように準備しましょう。

SIer出身者の場合は、これまでに培った要件定義やプロジェクト管理の経験が強みになります。Webサービスで使われる技術や開発の進め方に触れておくと、面接で話せることが増え、強みを伝えやすくなります。

プランナー・ディレクター・PdM

Webディレクターは、サイトやサービスの制作・改善の進行と品質をまとめます。ゲームのプランナーは遊びの仕組み・イベント・数値のバランスを考え、ゲームのディレクターは開発チーム全体の方向を決める役割を担います。

PdM(プロダクトマネージャー)は作るものを決める役割で、プロダクトを企画し、改善まで受け持った経験が問われます。幅広い知見が必要なため、PMやPdMは未経験からは入りにくいとされる職種です。前職はエンジニア、SIerのPM、ITコンサル出身者が多い傾向があります。

選考では、担当したプロダクトの実績とチームの規模を伝えます。入社後に任される役割とチームの規模は企業によって異なるため、事前に確かめておきましょう。

デザイナー・クリエイター

Webサービスのデザイナーは、画面の見た目と使いやすさ(UI・UX)を担います。UXデザイナーとして専門性を高めるためにメガベンチャーへ移る例もあります。一方、ゲームのクリエイターは、キャラクター・背景・CG・エフェクト・サウンドなどを作り、作品の世界観を形作ります。

選考では作品集(ポートフォリオ)を提出し、作品ごとに自分が担当した範囲と使ったツールを示します。成果物だけでなく、制作のプロセスや関わり方も具体的に伝えましょう。

営業・マーケティング

営業は、法人向けに相手の課題を聞いて自社のサービスで解決を提案する形が中心です。IT企業や人材会社の法人営業の出身者が多く活躍しています。法人営業や広告営業は、業界未経験でも入れることがある職種です。

マーケティングは、SEO・広告運用・SNSなどデジタルの専門性と、担当した施策の成果を数字で示せるかが問われます。集客や売上にどう貢献したかを、数字で語れるように準備しておきましょう。

成果と連動する報酬の会社では、年収が上下する場合があります。求人票で、報酬の連動の有無を確かめましょう。

経営企画・人事

事業開発・経営企画は、新規事業の立ち上げや提携を進めた経験が問われます。前職はコンサルや大手事業会社の企画職が多い傾向があります。

コンサル出身者は、提案で終わらず自分で実行して結果に責任を持つことが求められます。役職や担当によっては年収が下がることがあるため、ストックオプションや成長の機会をどう評価するかを、応募の前に自分の基準で決めておきましょう。また、経営企画・IRのポジションでは、資本政策・IR・M&Aの実務の経験が問われます。

人事・採用は、採用計画を立てた経験やスカウトの運用の経験が問われ、一部のポジションは未経験からも入れます。

Webデザイナーやクリエイティブ職の転職エージェントを比べたい方は、次の2本の記事もご覧ください。

メガベンチャー・ゲーム会社への転職で使う転職エージェント

自分の職種や経験でどのくらいの年収が狙えるか、選考で何が求められるかは、転職エージェントに相談すると把握しやすくなります。ここでは、他業界から移る人にも、Web・ゲーム業界の中で大手へ移りたい人にも使える3社を紹介します。

リクルートエージェント(総合型)

リクルートエージェントは、業界や職種を限らず求人を扱うため、同じ業界の中で移る場合にも使える総合型の転職エージェントです。キャリアアドバイザーが希望の条件と企業の採用条件を合わせて求人を紹介します。

業界・職種を限らない総合型なので、SIerや広告会社、事業会社の営業・企画など他業界からWeb・ゲーム業界へ移りたい人に向いています。Web・ゲーム業界から他業界へ移る選択肢もあわせて検討したい人にも合います。Web・ゲーム以外の業界の求人も同じ窓口で相談できるため、業界をまたいだ比較がしやすい点がメリットです。

求人を探す際は、業界「Web インターネット業界」の中から、ソーシャルアプリやWebサービスなどの区分で探せます。職種はITの各職種のほか、営業職の「Webサービス/ゲーム営業」、クリエイティブ/デザイン職の「Webサービス/制作」「ゲーム」で絞り込めます。

非公開求人は、特定の職種や業種に限らず用意があります。支援は、面談、求人紹介のほか、応募書類の添削、面接対策、面接の日程調整、内定後の年収交渉と入社日の調整まで及びます。面接対策では、企業ごとに注目される点や採用者の傾向を伝えてもらえます。

面談は対面か電話で、平日の夜や土日にも時間を調整できます。利用は無料で、状況によっては転職を勧められない場合もあり、相談だけでも使えます。

doda(総合型)

dodaは、総合型の転職エージェントで、Web・ITエンジニア向けの専門サイトも用意しています。

業種「インターネット・広告・メディア」の中に、「Webサービス・Webメディア(EC・ポータル・ソーシャル)」の区分があります。「Webマーケティング(広告代理店・コンサルティング・制作)」と「ゲーム(オンライン・ソーシャル)」の区分もあります。職種は「技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)」や「クリエイター・クリエイティブ職」で探せます。

専門サイト「Web・ITエンジニア」では、IT専任のキャリアアドバイザーがオンラインでキャリアカウンセリングを行います。Web・ITエンジニアの転職に向いています。担当は、専任でつくキャリアアドバイザーと、企業1社ごとにいる採用プロジェクト担当の2種類が連携して支援します。

無料のスカウトサービスに登録すると企業からオファーが届きます。氏名や連絡先は企業に公開されず、勤務先などは企業ブロック設定で見せないようにできます。

利用料が無料なのは企業が成功報酬を払っているためです。厚生労働省の委託事業の認定制度で「職業紹介優良事業者」に認定されており、いまの仕事を続けることも選択肢として助言してくれます。転職するか決めていなくても相談でき、複数の転職エージェントと併用できます。

JACリクルートメント(ハイクラス型)

JACリクルートメントは、ハイクラス・エグゼクティブの転職を専門にする転職エージェントです。

業種「WEB(デジタル・メディア・ゲーム)」、職種「WEB・アプリ・ゲーム」で求人を探せます。ハイクラス・エグゼクティブ向けなので、メガベンチャーやゲーム会社で管理職や専門職を目指す人に向いています。

専用ページ「Webサービス/ゲーム」があり、Webサービス/ゲーム業界専門のコンサルタントが転職を支援します。

複数の専門コンサルタントが連携し、レジュメの添削、面接対策、日程調整、条件交渉、入社日の調整、円満退社の助言まで支援します。面談はWEBか電話でも受けられ、利用は無料です。

ハイクラスに特化しているため、経験や希望によっては紹介できる求人が無いことがあります。

まとめ

まずは一覧表にある会社単体の数字を手がかりに、気になる会社を数社に絞り込みましょう。候補を絞ったら、当サイトに記事がある会社は個別記事で、ほかの会社は企業の公式情報で、事業の方向性や現場の働き方を確かめます。

ここで注意したいのは、表の平均年収を自分への提示額と取り違えないことです。実際の転職では、応募先の評価等級と、基本給や賞与を含めた総報酬で年収を比べましょう。

正確な提示額や組織の実態は、自分の状況に合う転職エージェントを1社選んで相談してみましょう。他業界との比較も含めて幅広く探すなら、総合型のリクルートエージェントが向いています。Web・ITエンジニアとして検討するなら、専用サイトもあるdodaです。管理職や専門職を目指すなら、ハイクラス向けでWeb・ゲームの専用ページもあるJACリクルートメントが合います。客観的な数字とプロの助言を組み合わせ、納得のいく転職先を見つけてください。