「中途採用で、はてなに転職しようかな」と考えていませんか?
いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。
加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、はてなへの転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。
このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、はてなへの転職についてご紹介します。
- まとめ|はてなの特徴と転職のポイント
- はてなの企業情報
- はてなの採用情報
- はてなの求人情報
- はてなに関する口コミまとめ
- はてなへの転職を成功に導くたった1つのコツ
- はてな転職で必ず登録すべき転職サイト4選
- 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
すべて読んでいただければ、あなたがはてなへ転職すべきか判断できるとともに、はてなへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。
目次
1. まとめ|はてなの特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「はてなに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
はてなの特徴
- 「はてなブックマーク」「人力検索はてな」等を運営するインターネット関連企業
- 自社サービス以外に、任天堂等大手企業へのサービス開発事業も展開
- 平均給与は500万円と業界水準並みだが、平均残業時間は月10~20時間と極めて短い
- 非常にフラットな組織で、社員の企業風土への評価も高い
はてなへの転職のポイント
- 事務系・技術系ともに、専門職ポジションでの採用がほとんど
- 専門職は非公開求人も多く、転職エージェントを使って転職活動を進めよう
2. はてなの企業情報
社名 | 株式会社はてな |
本社所在地 | 京都府京都市中京区御池通間之町東入ル高宮町206番地 御池ビル9F |
代表者 | 代表取締役会長 近藤淳也 |
設立 | 2004年2月1日 |
資本金 | 2億0013万円(2017年7月期) |
売上 | 18億9025万円(2017年7月期) |
従業員 | 117人(2017年7月31日現在) |
事業内容 | インターネット関連事業 |
2-1. 事業内容
2004年に設立されたはてなは、「はてなブックマーク」等を運営する国内インターネット関連企業です。
主にナレッジコミュニティサービス「人力検索はてな」や「はてなブログ」「はてなダイアリー」、「はてなブックマーク」などの開発・運営を行っていますが、運営サイトへのコンテンツ配信を通じたマーケティング活動や、同社のノウハウを生かしたソリューションサービスも提供しています。
2-2. トップメッセージと事業計画
はてなでは、「『知る』『つながる』『表現する』で新しい体験を提供し、人の生活を豊かにする」を企業ミッションとしてかかげ、インターネットを使った様々なサービスを提供していきたいとメッセージしています。
今後は、「はてなブログMedia」「はてなブックマークネイティブ広告」等のコンテンツマーケティングサービスの営業人員強化や、コンテンツプラットフォームサービスにおけるテクノロジー基盤への投資等へ重点的に取り組む方針です。
2-3. グローバル展開
はてなは、現在は国内向けサービスが主力事業ですが、2006年に米・シリコンバレーに子会社を設立したのを皮切りに、海外展開も進めています。
2009年には、任天堂と協業事業を展開し、ニンテンドーDSi向けのwebサービスを北米版、欧州版で提供しています。以降も任天堂と協業での海外向けサービス展開も進めていて、今後さらなる海外展開にも期待出来ます。
はてな企業HP:https://hatenacorp.jp/
見るべきポイント 事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。 採用情報 「求める人物像」をチェックして、あなたに合うかを考えましょう。 会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。
3. はてなの採用情報
業界大手のインターネット関連企業なのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?
3章では、はてなの採用情報についてお伝えします。
3-1. はてなの採用職種
はてなでは、現時点では開発職を中心に、事業部ごとに多数の中途採用を募集しています。転職を検討している場合には、詳細を採用HPから確認することが出来るので、一度参照すると良いでしょう。
3-2. 平均年収
転職時の平均年収 : 約400万~700万円
社員の平均年収 : 543万円(平均年齢32.1歳)
はてなの給与は、同業界のDMM.comやカカクコムと比較して、平均的かやや低い水準だといえます。ただし、平均年齢もインターネット業界の中でも低い方なので、特に給与水準が低い企業ではありません。
3-3. 労働環境
平均残業時間 月:10〜20時間
はてなの平均残業時間は【10〜20時間程度】です。同業界のDMM.com、カカクコム等と比較しても残業時間は短く、一般的に労働時間の長いIT企業の中では極めて労働時間の短い企業だと言えます。
ただし、労働時間の短さ=仕事が楽というわけではなく、結果を出すことを前提として、メリハリをつけて仕事をしている社員が多いようです。
3-4. 中途採用メッセージ
はてなでは、以下5つのポイントを求める人材として挙げています。
- 自分の持っている技術にこだわりを持ち、研鑽を怠らない人。
- 失敗を恐れずチャレンジ精神をもって新しいことに取り組める人。
- 素敵な表情で働ける人。
- はてなのサービスやカルチャーに興味を持ち、もっと良くしていける人。
- インターネットが好きな人。
現在もベンチャー企業として柔軟に事業拡大を続けている同社で、高い技術力と、その技術力を常にアップデートする向上心がとても重要になります。
同時に、インターネット業界で働くことを楽しみ、ユーザーとしてもインターネットや同社サービスへ愛着を持っているバランスのとれた人材が歓迎されています。
※はてなの採用情報をもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
- 企業採用HP:はてな・募集職種・はてなの中途入社社員メッセージ
4. はてなの求人情報
はてなへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?
ここから、はてなの求人情報をご紹介します。おすすめ大手転職エージェント『doda』『リクルートエージェント』を使って調べると、以下のような特徴があることがわかりました。
4-1. 事務系職種では広告営業職の求人あり
doda・リクルートエージェントで検索すると、事務系職種では、営業職の求人が見つかりました。
いわゆるバナー広告枠の営業ではなく、はてなブックマーク等、同社サービスの中にあるネイティブ広告枠の営業になります。2~3年の広告営業経験は必須要件となっていて、かつインターネット広告に関する知識があるとなお歓迎されます。
想定年収は約400万~550万円ですが、転職サイトによって想定年収に若干の差があります。中途採用で、特にエージェントを介して転職する場合、エージェントによって転職条件の結果に差が出ることはしばしばあります。自身にとって最も有利な条件で転職を成功させられるエージェント選びをすることは大変重要なポイントです。
4-2.技術系職種ではエンジニア職の求人あり
リクルートエージェントで検索すると、技術系職種では、エンジニア職の求人が見つかりました。
同社サービスのサーバー、ネットワークの運用、また新たな独自システムの構築も担当業務となっています。本社京都の他、東京オフィスでも募集が出ています。この他、採用HPではアプリケーションエンジニアの募集も出ています。
想定年収は400万~700万円となっています。中途採用ではぜひ年収アップを目指して交渉することをおすすめします。
5. はてなに関する口コミまとめ
内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、はてなの口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。
はてなに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。
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給与・福利厚生(待遇) |
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仕事のやりがい・成長 |
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人間関係・社員の雰囲気 |
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その他 |
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5-1. 給与・福利厚生(待遇)
給与への満足度は、まずまずの評価で、同規模のインターネット関連企業の中では高水準だと言えます。
給与水準については、実力主義で若手でも成果を出せば昇給も早いため、20代のうちは大手企業の同世代よりも給与水準は高くなる場合が多いようです。ただし成果を出せなければ年齢による昇給はほぼないため、特に中途採用でははじめの年収交渉が非常に重要です。
福利厚生については、大手のように住宅手当などはないものの、同社独自のユニークな制度が多くあり満足度は高くなっています。自転車通勤の場合月2万円の補助、また食事関係が特に充実しています。ランチはまかない制で無料の他、フリードリンクも採用されています。
5-2. 仕事のやりがい・成長
仕事のやりがい・成長についてもまずまずの評価で、特にやりがいについての評価が高くなっています。
業務内容自体にやりがいを感じているという意見もありますが、特に職場全体のモチベーション、社員の雰囲気が良く、一緒に仕事をすることにやりがいを感じるという意見が多くありました。年齢はもちろん、アルバイト社員でもサービス改善等について自由に意見を出すことができ、成長にもつながっているようです。
評価制度についても多方面から評価され公平性は十分にあるようですが、それらを人材育成に繋げるという観点ではベンチャー企業で中途入社者も多いこともあり整備されていないという意見が複数ありました。
5-3. 人間関係・社員の雰囲気
会社の雰囲気については、企業全体と比較するともちろん高水準で、インターネット業界の中でもまずまずの評価です。
自律性が求められるという意見がとても多く、特に新しいことへ挑戦する人材が評価されるようです。互いにフラットで働きやすい一方、フォローし合う、育成するという文化は薄いため、成長意欲を持って自己研鑚する必要があるという口コミもありました。
また、エンジニア中心の京都と、ビジネス拠点である東京では若干文化に違いがあるようです。ただし両社に溝があるというわけではないようで、総じて会社、社員への雰囲気にはポジティブな意見が多くなっています。
※はてなを志望する人におすすめな他の企業は?
はてなが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社ディー・エヌ・エー
- 株式会社カカクコム
- LINE株式会社
6. はてなへの転職を成功に導くたった1つのコツ
はてなに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
はてなへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。
- 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
- 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。
大手の転職エージェントであれば、はてなの非公開求人を保有している可能性があります。
さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。
公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。
理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。
具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。
そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。
理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。
転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
7. はてな転職で必ず登録すべき転職エージェント4選
はてなへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!
はてな志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
- はてなに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
- はてな以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
- 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)
登録必須度 | 特徴 | |
リクルートエージェント | すべての方に◎ | 業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。 |
doda | すべての方に◎ | 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。 |
パソナキャリア | 初めて転職は◎ | サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。 |
JACリクルートメント | 外資・技術系は◎ | スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。 |
上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。
- 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
- グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録
それでは、各社の特徴をご紹介します。
※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。
7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀
『リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。
業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。
- 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
- 信頼による非公開求人の獲得
はてなへ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。
リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。
doda公式サイト:https://doda.jp/
※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。
実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。
具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。
- 親身に転職相談にのってくれる
- 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
- 電話・メールのレスポンスが速く安心できる
求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェント・dodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。
パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1
『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。
特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。
アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。
JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。
8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。
8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する
担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
8-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)
「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」
書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。
8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。
8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。
この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。
内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。
8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する
時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。
大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。
感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。
さいごに
はてなでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
はてなへの転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、職場によっては激務で人間関係で失敗する人もいるという問題点もあります。
ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知る・はてな転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
はてな転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。