CareerTheory編集部

薬剤師転職で口コミサイトは活用すべき?信憑性はある?プロが活用方法を紹介

薬剤師 転職 口コミ

「薬剤師転職で口コミは見た方がいいの?」
「口コミって信じて大丈夫…?」

と考えていませんか。

結論、薬剤師が転職する際は、口コミサイトを活用することがおすすめです。

しかし、口コミサイトに書かれている情報の中には、信憑性が低いものも少なくありません。また残念ながら、こうした正確性に欠ける口コミが多いサイトがあるのも事実です。

そこでこの記事では、転職コンサルタントとして多くの薬剤師転職をサポートしてきた私が、薬剤師が転職する際の口コミサイトの活用方法と、おすすめの口コミサイトを紹介します。

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薬剤師がブランクから復帰するには?おすすめの勉強法や職場の選び方を解説!

薬剤師 ブランク

「ブランクがあっても薬剤師として復帰できる?」
「復帰しても、仕事についていけるか不安…」

と考えていませんか。

結論、薬剤師は他の職種とくらべて復帰がしやすく、多くの薬剤師さんがブランクから復職しています。

ただ、ブランクが長くなるほど復職が難しくなりがちであるため、スムーズな復帰を果たすためにも、事前に薬に関する最新の情報や法改正を学んでおくことに加え、復職に適した職場選びをすることが大切です。

この記事では、転職のプロとして多くの薬剤師の復職をサポートしてきた私が、薬剤師が復職する際の勉強法や、おすすめの職場を紹介します。

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40代看護師の転職・再就職は難しい?データで読み解く転職難易度と面接官の本音

看護師 40代 転職 難しい

「40代看護師の転職って難しい?」とお考えですね。

結論からお伝えすると、40代だからと言って転職が極端に難しくなることはありません。看護師は他の仕事と比べて採用ニーズが高く、キャリアを積んだベテラン看護師さんであれば難なく次の仕事が見つかるはずです。

ただ厳密に言うと、40代後半になると若干ではありますが、転職の難易度は高めになります。また、長いブランクから復職する方は、転職活動が思ったよりスムーズに進まないこともあるでしょう。

そこでこの記事では、転職のプロとして数多くのキャリアチェンジを支援してきた私が、40代看護師が転職を成功させるために知っておくべきことを網羅的に紹介していきます。

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一身上の都合とは?退職・履歴書・面接で失敗しない使い方と書き方例

一身上の都合

一身上の都合とは「個人的な事情」のことを意味します。

履歴書や退職届などのビジネスシーンでは、自己都合退職の理由として「一身上の都合」を用いるのが一般的となっています。

ただし、履歴書で前職の退職理由として「一身上の都合により退職」だけを書いた場合は、就職・転職で不利に働いてしまうかもしれないケースがあります。

そこでこのページでは、「一身上の都合」の失敗しない使い方を解説します。

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看護師の給料が高い6つの職場|年収アップを目指す看護師必見

派遣 退職金

「看護師の給料が高い職場ってどこ?」とお考えですね。

まず結論から言うと、以下の職場は相場よりも給与が高い傾向にあります。

  • 300床以上の病院
  • 病棟の介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • 訪問看護ステーション
  • 有料老人ホーム
  • 美容クリニック

この記事では、それぞれの職場の給与相場や仕事内容を詳しく紹介していきます。今よりもっと稼げる職場に転職したいと考えている方は、参考にしてください。

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自己PRが書けないときの対処法7選!人事が見ているポイントから例文まで徹底解説

  • 「自己PRが上手く書けない…」
  • 「そもそも自己PRに書くことがない」

と悩んでいませんか?

実は、自己PRが書けない原因というのは、長所や魅力がないからではなく、自分のアピールポイントを「知らない」だけの場合がほとんどです。

そこでこの記事では、東証一部上場企業で年間1,000人以上の面接官を担当してきた私が、自己PRが書けないときの対処法について以下の流れで解説していきます。

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看護師が転職後すぐに辞めるリスクを紹介!早期退職したいときの対処法も解説

「転職したばかりだけどもう辞めたい…」「転職して1か月で辞めるのはアリ?」と悩んでいませんか。

結論から言うと、転職後にすぐ辞めることは十分できます。むしろ、明らかに合わない職場なら、見切りをつけるのは早い方が良いこともあります。

1年後・3年後もその職場に居続けられるかを想像してみて、「絶対に無理そう」と思うのであれば、すぐ辞めるというのも悪い選択ではありません。

しかし、入職直後というのは、まだその職場の表面的な部分しか見えていないことも多いはずです。そのため、最低でも3か月は働いてみた上での判断を推奨します。

この記事では、転職のプロとして数多くのキャリアチェンジを支援してきた私が、早期離職のリスクを紹介しながら、すぐ辞めるべきかの判断軸を解説していきます。

すべて読めば、転職後の早期離職のリスクと、いま取るべき行動が分かります。

この記事を読むとわかること

  • 看護師が転職後にすぐ辞めたいと思う理由
  • 看護師が転職後すぐに辞めるリスク
  • 看護師が転職後すぐに辞めたいと思ったときの対処法
  • 看護師が転職後すぐに辞めてもいいケース
  • 看護師が転職後すぐに辞めたいときにおすすめの転職サイト

看護師が転職後にすぐ辞めたいと思う3つの理由

看護師が転職後にすぐ辞めたいと思う理由

転職後すぐ辞めた看護師さんが、どのような理由・原因で退職したのか、実際の体験談を紹介します。

看護師さんの実際の意見をまじえながら、詳しく解説します。

人間関係や雰囲気が悪い職場だった

人間関係の悪さは、転職直後に辞めたいと思うに至る理由の一つです。

人間関係を事前に把握することは容易ではありません。面接時に職場を見た限りでは働きやすそうだったが、実際に入職してみると全然違ったというのはよくあるパターンです。

口コミ・評判

匿名
転職したばかりでしたが、すぐに辞めました。一番しんどかったのは人間関係です。新人ということもあり、同じ失敗を何度かしてしまい先輩に「何度同じことを言わせるんだ」と怒られる日々でした。他のスタッフも私が失敗するのを「またこんな失敗したらしい」と裏で笑い話にしていたようです。失敗が続き、味方もおらず疲弊していたこともあり、すべての人間関係が嫌になり退職してしまいました。

人間関係の問題は、どのような形態の病院・施設でも起こりやすいものです。

  • 大規模な病院
    …派閥がある、忙しすぎてギスギスしている、ハラスメント
  • 小規模な病院・クリニック
    …苦手な人と毎日顔を合わせる、閉鎖環境ゆえの陰口、陰湿ないじめなど

こういった職場環境を事前に知るのは、現実的に不可能と言えるでしょう。

事前に聞いていた労働条件と違った

事前に聞いていた勤務条件や待遇が、実際と異なっているという理由も珍しくないようです。

口コミ・評判

匿名
めったに退職者がおられず、なかなか募集枠が空かないということでした。また、長年勤続される人が殆どで、それだけとても働きやすい環境であるとのことでしたが、入職してみると、十数人単位で次々とスタッフが辞めていく、入れ替わりの激しい職場で大変でした。ワークライフバランスが取りやすいと聞いていましたが、実態としては毎日残業だらけ、休憩返上とかなりブラックなクリニックでした。

せっかく転職しても、前職より条件が悪くなってしまったら辞めたいと思うのは当然ですよね。

「面接時に気になることを聞けなかった」など遠慮してしまったことが原因であることもありますが、中には施設側が虚偽の内容を伝えていた・転職サイトの担当者が情報を勘違いしていたなど、回避するのが難しいケースも少なくありません。

なお、ハローワーク経由での転職では求人情報と職場の実態が違うという事態に陥りやすいので注意が必要です。実際にハローワークでは求人票の内容と労働条件が異なるという報告が頻繁に寄せられており、更にその報告件数は医療・福祉業界が最多です。

こういった背景から、ハローワークの利用は極力推奨できません。

仕事についていけなかった

転職先の仕事についていけなかったという理由で、退職を考えた方もいるようです。

口コミ・評判

匿名
退職を決めたのは、自分の知識や技術が伴わず、失敗があまりにも続いたからです。いつも先輩の目が気になり、簡単なことでも失敗してしまうようになり、悪循環に陥ってしまいました。精神的にも辛く看護師としての責任に耐えられずに辞めたいという気持ちになってしまいました。

キャリアが浅い人ほど、「自分のスキル以上のことを求められる」という悩みが多いようです。

またある程度キャリアを積んでいたとしても、これまでと全く違う環境に移ったら、右も左も分からないのは当然です。

事前に研修や説明がしっかり行われる仕組みが整っている施設であれば問題ありませんが、中には説明もそこそこに「仕事は現場で慣れるもの」という方針の施設もあります。

看護師が転職後すぐに辞める3つのリスク

看護師が転職後すぐに辞めるリスク
結論として、2週間前に退職の申告をすれば、転職して間もない場合でも会社を辞められます。

事実、民法627条1項には「雇用は解約申入の後2週間を経過したるに因りて終了する」と明記されています。

ただし、転職後の早期退職はこれから解説する3つのリスクを伴うため注意してください。

退職を決断する際は、それらのリスクを理解したうえで慎重におこないましょう。

短期間で辞めても職歴は履歴書に書く必要がある

転職後にすぐ辞めたとしても、その期間は職歴となるので、次に転職活動する際はその間もしっかりと履歴書に書く必要があります。

「書かなければバレないのでは?」と思ってしまいがちですが、極力おすすめできません。

正規雇用なら社会保険に加入しているはずです。社会保険は加入履歴が残るため、保険や年金に関する書類を提出した際などに、バレる可能性があります。(※パートでも、シフトによっては社会保険加入が必須なこともある)

社会保険手続き前のかなり早いタイミング(2週間未満)で離職した場合は、記録に残らないこともありますが、それでもやはりおすすめしません。もし仮に隠していたことが発覚すると、採用取り消しになる可能性もあるからです。

転職の面接では辞めた理由を詳しく聞かれる

看護師の面接では「前職を辞めた理由」を必ず聞かれます。

看護師の採用・教育には非常にお金がかかるため、病院の採用担当者は、候補者のスキルだけでなく「この人はすぐに辞めたりしないだろうか」という点もじっくり見極めています。

もしすぐ辞めた理由が「職の労働条件が事前に聞いていたものとあまりにも違った」など、面接官が「それなら仕方ない」と思うようなものであれば懸念はありません。

しかし「人間関係が悪い」などどの職場でも起こりうる原因であれば、採用しても同じ理由で辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。

辞め癖がつきやすくなる

短期間で複数の職場を転々とするのは避けたほうがよいでしょう。早期退職を繰り返すと辞め癖がつきやすくなる可能性があるからです。

転職後にすぐに辞めてしまう癖がつくと、ちょっと仕事で嫌なことがあると転職の道を選択するようになり、看護師としての成長やキャリア形成に悪影響を及ぼしてしまいます。

不満を感じたらすぐに転職を検討するのではなく「改善策はないか?」「上司に相談して改善してもらえないか?」など、問題と向き合う努力をしてみましょう。

看護師が転職後すぐに辞めたいと思ったときの対処法5つ

看護師が転職後すぐに辞めたいと思ったときの5つの対処法
この章では、転職後すぐに辞めたいと思ったときの対処法を紹介します。せっかく入職した職場をすぐ辞めないためにも、以下の内容をまず試してみてください。

それではご紹介します。

期限を決めて働く

まずは「3か月だけ続けてみる」と期限を決めて、その日までは働いてみるという心持ちで仕事に行ってみてください。

そもそも人間は誰であれ、新しい環境に適応することを苦手としています。慣れない業務や人間関係に適応するためには膨大なエネルギーを消費し、時期によって「向いてない」「辞めてしまおうか」といった考えも頭に浮かんでくるものです。

実際に、これまでと異なる環境への適応過程を示した「異文化適応曲線(リスガードのU字曲線)」では、新しい環境に少し慣れた頃に、適応レベルがグッと下がる(=その環境自体がストレスとなる)ことが分かっています。

リスガードのU字曲線

入職後しばらくすると、適応レベルがグッと下がる(=新しい環境の悪い面が見えてきたり、疲れが蓄積したりしてストレス反応が起きる)

健康ポータルハピルス「新しい職場のストレスの正体をつかむ」より引用

■ハネムーン期
新しい環境への期待・刺激

■カルチャーショック
新しい環境の刺激がストレスに転じる

■適応・回復
時間が経つにつれて、その環境に慣れていく

このストレス反応(カルチャーショック期)は、入職直後というより、1~2か月経った頃にやってきます。いわゆる「5月病」もこのメカニズムによって生じるものです。

そのため、目安として最初の3か月目くらいまでに判断してしまうのは早計と言えるでしょう。

もし「毎朝出勤するのも苦痛」というレベルでない限りは、「3か月とりあえず続ける」と期限を決めて、それから辞めるかどうかを判断してみてください。

仕事に限らず、辛いと感じることでも終わりがあると思えば頑張れるという人はとても多いです。自分で決めた期間を頑張って乗り越えれば自信につながりますし、その間に多くの収穫があるでしょう。

決めた期間を頑張ってみても、どうしても辛くてこれ以上続けることが難しいと感じたなら、改めて退職を検討してみてください。もし迷うようであれば、無理して退職を決めるのではなく、再度期間を決めて頑張ってみる、ということも一つの手段です。

ストレスを溜め込まない癖づけをする

仕事が辛い中で職場を続けるためには、ストレスを溜め込まない癖づけが大切です。

新しい仕事を始めた直後は、仕事を覚えることに加え、職場環境や人間関係に慣れることも仕事の一つです。知らず知らずのうちに無理がたたってしまうと、辞めたいと感じやすくなってしまいます。

ストレスや疲れを溜めないためのコツ

  • 規則正しい生活を心がける
  • 家族や友人とコミュニケーションを取る
  • お風呂にしっかり浸かり、十分な睡眠をとる
  • 自分に合ったストレス解消法を見つける(運動・外出・旅行・映画鑑賞など)

また、入職直後はできないことが多くて当たり前です。早く仕事を覚えようという姿勢は大切ですが、できていないことに目を向けて自信を失っていては、本末転倒です。

仕事ができない、慣れないことにストレスを感じる人は「最初はできなくて当たり前」「8割できていれば良い」と捉え、心に余裕を持たせて働くことをおすすめします。

以下の記事では、ストレスとの付き合い方や対処法についてさらに詳しく解説しています。ストレスを解消したい…という人はぜひ合わせて読んでみてください。

同僚とコミュニケーションを取ってみる

せっかく入職した職場ですから、同僚とコミュニケーションを取ってみると良いでしょう。

一緒に働く人と積極的にコミュニケーションを取ることで、業務が円滑に進みやすくなり、仕事を教えてもらいやすく、孤独感を感じにくくなります。

何を話したら良いかわからないという方は、まず「今日は忙しいですね」くらいで構いません。話しかけるハードルが高いのであれば、自分から挨拶をするだけでも良いでしょう。

良好な関係を築きたいという意思を示す意味でも、積極的に自分から声をかけてみてください。

また、人間関係を円滑に構築するためにはいくつかコツがあります。心理学をもとにしたテクニックを以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

円満な人間関係を築く心理学的テクニック

1.相手との共通点を見つける

人は共通点を持つ相手に親近感を覚えます(類似性の法則)。

相手の話に耳を傾けて、自分と共通する部分があれば、積極的に自己開示してみると良いでしょう。

2.周囲に自分から話しかける

人は好意を示してもらった相手に好意を持つと言われています(好意の返報性)。

良好な関係を築きたいという意思を示す意味でも、積極的に自分から話しかけてみると良いでしょう。

3.ポジティブな感情を表情に出す

自分は好意的に接しているつもりでも、表情に出ていなければうまく伝わらず、良好な関係が築けないケースもあります。

例えば「嬉しい」と言っているのに表情が曇っている場合、受け手は視覚情報=表情を重視して「嬉しくないのでは」と捉えてしまいます(メラビアンの法則)

4.人間関係はある程度のところで割り切る

必要以上に周囲と仲良くしようと考えず、「仕事上で必要不可欠なやり取りができればOK」くらい割り切って考えるのも大切です。「自分ではコントロールできないものに一喜一憂しない」という考え方で、アドラー心理学では課題の分離と言われています。

苦手な人が居たとしても、他人の行動は変えられません。無理になんとかしようとせず、自分のペースを乱されないようにある程度距離を取って、最低限のやり取りで仕事に集中してみましょう。

もっと詳しく知りたい方は『看護師の人間関係の悩みに効果抜群!心理学にもとづく6つの改善策』も参考にしてください。

悩みがあれば素直に上司に相談する

仕事を続けるなかで、悩みが生じているなら、上司に伝えてみても良いでしょう。自分が考えていることをきちんと伝えるのは、仕事を続けていくうえでとても重要です。

悩み相談の例

  • 業務が辛いと感じることについての相談
  • ◯◯の業務についてアドバイスが欲しい

このように、毎日の仕事の中で気になる点があれば、確認やアドバイスを求めてみることがおすすめです。

上司が忙しく、新人を気にかける事ができていないというケースもあります。そういう場合は、自分から動いてみることで改善することもありますよ。

異動をして働く環境を変える

転職後すぐに辞めたいと思ったときは、いきなり退職するのではなく、まずは異動を検討しましょう。

同じ職場内でも働く部署が変われば、今の職場での問題が解決される可能性が十分にあります。例えば良好な人間関係を再構築できたり、十分なサポートを受けながら仕事ができたりするなど…。また、異動であれば履歴書に早期退職の傷を残す心配がありません。

部署の変更を希望する場合、まずは直属の上司に相談するのが好ましいです。そうすれば、上司から人事に話が進んでいくでしょう。

看護師が転職後すぐに辞めてもいい3つのケース

看護師が転職後すぐに辞めてもいいケース
ここでは、看護師が転職後にすぐに辞めてもいいケースを紹介します。

それぞれ順番に見ていきましょう。

悪質な労働環境

悪質な労働環境で働いている場合は、積極的に転職を検討しましょう。過度な疲労やストレスにより心身の健康に悪影響をおよぼすおそれがあります。

具体的には以下の状況で働いているなら、職場の変更をしたほうがよいかもしれません。

  • 有給休暇がもらえない
  • 忙しすぎて十分な休憩がとれない
  • 人手不足で時間外労働を強いられる
  • 指導なしに高度な仕事を求められる

職場環境の改善を試みても状況が変わらない場合は、自分の身を守るためにも転職という手段を検討しましょう。

転職前に聞いた条件・仕事内容と違う

転職前に聞いていた情報と現状が異なる場合も、正当な転職理由の1つです。

求人先のなかには、入社させるために、てきとうな情報や嘘の情報を伝える会社も少なくありません。もちろんそれは相手側に非があり、聞いていた話と違うようであれば仕事を辞める理由に該当するでしょう。

〈看護業界でよくある条件の不一致内容〉

  • 異なる部署に配属させられた
  • 範囲外の医療行為をさせられている
  • 提示された給料と実際の給料が大幅に異なる
  • 固定のシフトと聞いたが不規則勤務をさせられている
  • 研修を受けられると聞いたがその機会がまったくない

条件の不一致があると、仕事への満足度が下がったり、職場への不信感が募ったりしてモチベーションを維持するのが難しいはずです。

妥協したまま働く必要はないので、まずは上司に「当初の話と違う点」を伝えてみてください。それでも解決しないときは、転職を視野に入れるとよいでしょう。

いじめやパワーハラスメントを受けている

陰口を言われ続けたり、上司から侮辱的な発言を投げられたりするなど、職場でいじめやパワーハラスメントがある場合は、転職後すぐであっても転職を検討しましょう。

我慢して仕事を続けるとストレスが原因で、うつ病や不安障害、不眠などの精神的な健康問題を引き起こすおそれがあります。心の病気にかかってしまうと回復までに時間がかかってしまうほか、症状によっては働けなくなるケースもあるため注意が必要です。

上の者に相談をしても改善の見込みがなければ、自分の身を守るための転職を考えましょう。

看護師が転職後すぐに辞める失敗を防ぐ4つのポイント

看護師が転職後すぐに辞める失敗を防ぐポイント
この章では、転職後にすぐに辞める失敗を防ぐ方法を解説していきます。

それでは一つずつ紹介していきます。

なぜ転職に失敗したのか、原因を振り返る

どうしても転職をするという場合には、なぜ転職に失敗したのかを振り返る必要があります。

  • 原因が分かっていないと再び職場選びで失敗してしまうから
  • 転職活動では、必ず退職理由の説明を求められるから

よって、まずは「なぜ辞めたくなったのか」「どんな環境なら続けられるのか」を明確に言語化する必要があります。

ただ、入職してすぐだとなかなか客観的に職場を見られないと思いますので、前章でお伝えした通り「まずは3か月」続けてみて、その中で「自分は○○の部分がどうしても合わない」と言葉にしていくことをおすすめします。

職場見学でイメージをつかむ

転職活動において、職場見学は必ずおこなったほうがよいです。

なぜなら職場の雰囲気や仕事のやりやすさ、人間関係、業務量など、求人情報を見ているだけでは分からないことがたくさんあるためです。

職場見学時のチェックポイント

  • 病院内はきれいな状態か
  • 整理整頓ができている環境か
  • スタッフの年代はバランスが良いか
  • スタッフ同士の適度な雑談はあるか
  • スタッフが明るく挨拶をしてくれるか
  • スタッフの身だしなみはきちんと整っているか

職場見学を希望する際は電話で確認するのがベターです。働く現場を見たい旨を伝えて、調整してもらえるか確認してみましょう。

ただ注意点として、近年は感染症対策の一環で、職場見学ができないというケースも増えています。そこで、看護師が病院の評判を投稿している口コミサイトを活用して情報を得ることも欠かせません。

例えば『ナスコミ』や『ナース専科』、『medico』は、実際にその病院で働いた方が「人間関係」や「労働の実態」などのリアルな評価を投稿しているサイトです。

匿名サイトなので悪い評価に偏るという側面はありますが、気になる病院があれば検索しておくのもよいでしょう。

自己評価をおこなう

次の職場での早期退職のリスクを下げたいと考えているなら、自己評価をおこない、自分の強みやスキルなどを見つめなおしましょう。

新しい職場で活かせる持ち味を再発見できるため、自分にあった転職先を選べるようになります。

具体例な評価ポイント

  • 自分の強みはなにか?
  • なにを得意としているか?
  • どのような成果を達成したか?
  • これまでにどのような貢献をしたか?
  • どのようなスキルや経験・知識を得たか?

自己評価する際は、転職エージェントのキャリアアドバイザーと一緒におこなうのも効果的です。自分では気づけない強みを教えてもらえたり、あなたの経歴やスキルを最大限活かせる転職先を提案してもらえたりするでしょう。

そのほか「キャリアアドバイザーに頼るメリット」を以下の記事で解説しているので、ぜひあわせて読んでみてください。

看護師向けの転職サイトを活用する

次の転職活動にのぞむときは、極力自分ひとりでおこなわないほうがよいでしょう。客観的な視点が欠如したまま仕事を探すと、同じような失敗を繰り返してしまう可能性が高いからです。

ハローワークやナースセンターなどの公的機関の利用もよいですが、一番おすすめなのはキャリアアドバイザーが在籍している看護師向けの転職サイトの活用です。

キャリアアドバイザーは看護師転職支援のプロで、あなたの希望条件をヒアリングしたうえで最適な職場・求人を紹介してくれます。

また、転職サイトに登録すると、非公開求人を紹介してもらえる可能性があるため、より条件のいい職場に転職できる確率が高くなるでしょう。

非公開求人とは…

    インターネット上では一般公開されていない求人。条件がよく人気になりやすい求人や高収入の求人、管理職のポストが約束された求人など、好条件の求人が多いのが特徴。

「同じような失敗を繰り返したくない…」「今よりも待遇がよい職場で働きたい…」と考えているなら、看護師転職サイトの利用をおすすめします。

看護師が転職後すぐに辞めたいときにおすすめの転職サイト

看護師が転職後すぐに辞めたいときにおすすめの転職サイト
最後に、看護師が転職後すぐに辞めたいときにおすすめの転職サイトを紹介します。

それぞれ詳しくみていきましょう。

看護roo!|豊富な求人数と手厚い転職サポートが評判

看護roo!

看護roo!は株式会社クイックが運営する転職サイトです。転職支援の実績は30年以上、安心してサポートを任せられるでしょう。

保有している求人案件も豊富で、約3万件以上の公開求人があります。※2023年10月時点

在籍しているキャリアドバイザーの質も高く、各施設の内部情報の提供はもちろん、求人者のニーズに合わせたサポートをおこなってくれます。

看護roo!は、各施設の詳しい内部情報を知りたい人や、きめ細やかなサポートをしてほしい人などにおすすめの看護師転職サイトです。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)|求人施設の事情に詳しい定番のサイト

レバウェル看護

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する転職サイトです。

約13万件の求人を保有していて、他の看護師転職サイトと比較しても圧倒的な案件数を誇っています。※2023年10月時点

サポート面に対する評価も高く「求人票ではわからない内部情報を教えてもらえた」「前職と同じ水準で働ける職場を紹介してもらえた」などの声がありました。

圧倒的な求人数と充実したサポート体制があるレバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、できるだけ多くの求人を比較検討したい人や、内部情報をふまえた求人を提案してほしい人におすすめの看護師転職サイトです。

マイナビ看護師|医療施設・病院以外の珍しい求人にも強い

マイナビ看護師

マイナビ看護師は、大手人材企業である株式会社マイナビが運営する転職サイトです。

保有する求人数は約5万件※2023年10月時点)。保育施設や資格を活かせる一般企業、治験関連企業など病院以外の案件も多数保有しているため、思わぬ求人と出会えるかもしれません。

手厚いサポートを受けられるのもマイナビ看護師の特徴の一つです。全国17箇所にある相談会場では、対面で転職の相談ができるため、不安点や疑問点をその場で解消できるでしょう。

マイナビ看護師は、担当者に直接転職の相談をしたい人や、転職先の選択肢を増やしたい人におすすめの転職サイトです。

看護師が転職後すぐに辞めるリスク・対処法まとめ

看護師が転職後すぐに辞めるリスク・対処法まとめ

転職したばかりですぐ辞めたくなってしまい辛い時期かと思います。

もちろんすぐに辞めることはできますが、この経験を次の転職に活かすためにもまずは3か月だけ続けてみて、それでも無理そうなら転職を検討することをおすすめします。

ただ、「事前に聞いていた内容と実態全く違った」など、100%職場側に非がある場合は、選考にもそれほど悪影響はないので、潔くすぐ辞めてしまうのも一つの方法です。転職活動については、『【決定版】看護師転職の方法・手順を徹底解説』を参考にしてください。

この記事があなたのキャリアに役立つことを祈っています。

看護師の転職が決まらない人とすぐ決まる人の違いとは?採用されやすくなるコツを解説

看護師 転職 決まらない

看護師の転職がなかなか決まらない」「不採用が続いているけど理由が分からない」とお悩みではないですか?

早く次の職場を決めたいのに、不採用が続くと何をどうすれば良いか分からず、気が滅入りますよね。

想像以上に転職先が決まらず焦りを感じているかも知れませんが、とはいえ妥協して転職先を決めてしまっては、合わずにすぐに辞めてしまう可能性もあります。

そこでこの記事では、看護師転職のプロとしてキャリアのサポートをしてきた私が、まず「転職先がすぐ決まる人と決まらない人の違い」を紹介し、どうすれば選考を突破できるのか、具体的なノウハウをまとめて解説します。

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腰痛持ちの看護師必見!看護師の腰の負担が少ない職場&辛い腰痛から抜け出す対処法

看護師 腰の負担 少ない 職場

「腰が痛くて仕事が辛い…」
「腰の負担が少ない職場ってあるの?」

と悩んでいませんか。

業務中の立ちっぱなしや介助時の負担により、看護師の半数以上が腰痛やヘルニアなどで苦しんでいると言われています。

腰痛が原因で退職を余儀なくされる人もいるほど、腰痛は看護師にとって重大な問題なのです。

そこでこの記事では、元看護師で転職コンサルタントの私が、腰の負担が少ない看護師の職場や、腰への負担を減らす方法をお伝えします。

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看護師向け転職サイトの仕組みを解説!無料で利用できる理由やおすすめの転職サイトも紹介

転職サイト 仕組み

「看護師の転職サイトってどういう仕組みなの?」
「本当に無料で利用できるの?」

看護師の転職サイトは、看護師の人材を求める施設に転職を希望する看護師を紹介し、施設から人材紹介料を受け取って運営を成り立たせています。そのため、利用者は完全無料で安心して利用できます。

この記事では、納得のうえで安心して転職サイトを利用できるようサービスの仕組みをさらに深掘りしていきます!転職サイトを使うメリット・デメリットも紹介していくので、利用を検討する際の参考にしてみてください。

この記事を読むとわかること

  • 看護師向けの転職サイトが無料で使える仕組み
  • 看護師の転職サイトを利用するメリット
  • 看護師の転職サイトを利用するデメリット
  • 看護師の転職サイトに登録したあとの流れ
  • 看護師の転職サイトを使うべき人の特徴
  • 看護師の転職サイトを使わない方がいい人の特徴
  • おすすめの看護師向け転職サイト
  • 転職サイト以外のサービス
  • 看護師向け転職サイトに関するよくある質問
看護師723名が選んだ人気の転職サイト

編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての看護師におすすめの相談先です。

左右にスクロールできます。

おすすめ転職サイト 口コミ満足度 公開求人数 おすすめポイント

1位:看護roo!
(看護ルー)

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  • 利用者満足度No. 1(編集部調べ)
  • 面接対策・サポートも手厚い定番の転職サイト


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看護師向けの転職サイトが無料で使える仕組み

転職サイトの仕組み

転職サイトは、看護師を求めている病院と仕事を探している看護師を繋いで転職活動をサポートするサービスです。

求人を紹介してもらえるだけでなく、履歴書の転職や面接の対策などの手厚いサポートも受けられるので、中には本当に無料で利用できるのか不安になる方もいるでしょう。

安心して看護師向けの転職サイトを使うためにも、無料で使える仕組みを解説していきます。

転職サイトは人材紹介料で運営している

転職サイトの仕組み
転職サイトは人材を探している病院やクリニックに求職者を紹介し、看護師の入職が決まれば人材紹介料(成功報酬)が受け取れます。

転職サイトはその報酬で運営が成り立っているので、求職者は無料でサービスを利用できるのです。

利用者から手数料を受け取る行為が法律で禁止されている

職業安定法で有料職業紹介事業者に対して以下のことを定めているため、対象となる転職サイトは求職者から原則手数料を徴収できません。

〈職業安定法32条3項〉
② 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。

引用:職業安定法32条の3第2項/e-Gov法令検索

人材紹介会社が職業安定法に違反した場合、業務停止になったり紹介業者としての許可が取り消されたりします。

このように転職サイトが無料で利用できる理由は法律も関係しているのです。

看護師の転職サイトを利用する5つのメリット

転職サイトのメリット

転職サイトは無料で利用できる以外にも、次のようなメリットが得られます。

それぞれ順番に解説していきます。

希望にあった求人を探してくれる

転職サイトでは担当者があなたの希望に合った求人を探して提案してくれます。

看護師転職のプロが一般には公開されていない非公開求人も含む豊富な求人の中から、探してくれるのであなたにぴったりの求人が見つかりやすいです。

転職サイトの仕組み

一方、看護師の転職では掲載されている求人から自分で希望条件に合う職場を探して応募する求人情報サイトを使うという手段もあります。

求人情報サイトの仕組み

自分で求人を探さなければいけない求人情報サイトとは違い、公開された求人の中から自分で探して応募する手間が省けるので働きながら転職活動をすすめる忙しい人におすすめです。

また、転職サイトでは担当者が休日数や各種手当など求人情報サイトよりも多くの希望を反映して求人を探してくれるのも魅力の一つです。

条件の良い非公開求人を紹介してくれる

転職サイトを利用すると、求人情報誌や他の転職サイトには公開されていない非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。

なぜ非公開で求人を募集しているのかというと、条件がいいため応募が殺到してしまうのを防ぐためや、現在その職場で働いている看護師より良い条件を設定しているためです。

そのため一般には公開せず、転職サイト登録者の中でも意欲的でレベルの高い求職者を紹介してもらうことで応募者を絞っています。

「なかなか希望に合う求人が見つからない」と悩んでいる方も、転職サイトを利用すれば思わぬ好条件の求人と出会えるかもしれません。

職場の内情を教えてくれる

転職サイトを利用すると、個人では知ることの難しい職場の内情を教えてもらえます。

例えばこのような声が見られました。

口コミ・評判

Tさん(30-34歳・-299万円・パート)
転職サイトには掲載されていないが、個人的にリサーチし気になっている求人を伝えたら、コンタクトをとってくれた。また、転職サイト目線で良い求人か、あまりオススメできない求人か教えてくれた。職場のホームページには掲載されていない、情報(職場の雰囲気、評判)を教えてくれた。

このように、個人で調べても分からない職場の雰囲気や実際の評判を転職サイトを利用すれば把握しやすくなるでしょう。

自分に合った職場なのかを前もって知ることができれば、転職後のミスマッチを防げるでしょう。

面接対策や書類添削などのフォローが手厚い

転職サイトは、面接対策や書類添削などのサポートが充実しているため、転職活動を有利に進められるでしょう。

サービス内容は転職サイトによって異なりますが、主に以下のようなサポートが受けられます。

〈転職サイトのサポート例〉

  • 求人紹介
  • 履歴書や職務経歴書の作成・添削
  • 面接練習
  • 面接日の調整
  • 選考中の悩み相談

転職サイトは求職者と企業を結びつけてきた数々の支援実績があるため、転職の合格率を高めるノウハウをたくさんもっています。そのためプロの手厚いフォローがあれば、転職活動は間違いなく有利に進むでしょう。

条件交渉をしてくれる

転職サイトの中には、労働条件や待遇面に関する条件の交渉を代理してくれるところもあります。

自分では頼みづらい給与や労働時間の条件も、代わりに交渉してくれるので、気になる職場で理想の条件を叶えたいなら依頼してみるのもよいでしょう。

担当者は「どうすれば交渉を快く聞き入れてもらえるか」というプロ目線で企業とコンタクトを取ってくれるので、自分で交渉するよりもスムーズに話が進むはずです。

下記の記事でも転職サイトを利用すべきポイントについて詳しくまとめています。
転職サイトの選び方や失敗しないための注意点なども解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

看護師の転職サイトを利用する3つのデメリット

転職サイトのデメリット

看護師向けの転職サイトは、非公開求人を紹介してくれたり、条件交渉を代行してくれたりといったメリットがあるものの、中には下記のようなデメリットを感じてしまう方がいるのも事実です。

それぞれ順番に見ていきましょう。

希望する求人を紹介してもらえない

1つ目に「希望する求人を紹介してもらえない」という点が挙げられます。

質の悪い転職サイトによっては、紹介してくれた求人がブラックな病院であったり、担当者の経験・知識の差によっても、紹介してくれる求人の質が変わったりすることがあります。

実際に質の悪い転職サイトを使って失敗したと感じる人の例を紹介します。

口コミ・評判

(45-50歳・300-399万円・正社員)
転職サイトからの説明と、実際に入職しての職場環境が全く異なっていた。転職サイト・エージェントからの説明では、紹介先の職場において、めったに退職者がおられず、なかなか募集枠が空かないということでした。長年勤続される人が殆どで、それだけとても働きやすい環境であるとのことでしたが、入職してみると、十数人単位で次々とスタッフが辞めていく、入れ替わりの激しい職場で大変でした。

転職サイトの担当者の中には、利用者を早く転職して報酬を貰おうと事実とは異なる内容を伝えたり、マイナス面を隠したりして求人紹介する人もいます。そうなると、求職者は転職後に職場の現状を知るという事態に…。

そのため、転職サイトに登録する前には口コミや評判をよく確認してサービスの質を見極めましょう。

また、求人に関してこのような声も聞こえました。

口コミ・評判

Aさん (40-44歳・-299万円・パート)
自分のしたくないという条件を満たす転職先に出会うのは、とても難しいと感じた。何か妥協しなければ、話が進まず苦労した。

希望条件が多いと、豊富な求人が揃う転職サイトでも希望条件に合う転職先が見つからないケースもあるようです。

担当者の質が悪い

転職サイトを利用するからとはいえ、必ずしも相性の良い担当者がつくとは限りません。

担当者を指名できるものでもないため、専門知識が浅かったり、連絡が取りにくかったりといったスタッフが担当になることもあります。

相性の悪い担当者に当たってしまった場合、次のようなトラブルが起きる可能性が高まるため注意しましょう。

相性の悪い担当者に当たってしまったときに起こるトラブル例

  • 的外れな求人を紹介される
  • 選考対策で手を抜かれる
  • 連絡がしつこい
  • 連絡がつかず、スムーズに転職活動を進められない

以下は、実際に相性の悪い担当者に当たってしまった利用者の声です。

口コミ・評判

Yさん(25-29歳・300-399万円・パート)
毎日夜転職サイトから電話が来て、はやく向こうも決めさせたいというのもあるのかちょっと煩わしくて困りました。

口コミ・評判

Sさん(35-39歳・-299万円・パート)
以前登録していたサイトでは募集の終わった求人広告がいつまでもネット上に掲載されていたり、こちらからどんどん相談しないと全く求人を紹介してくれなかったりしたので困りました。

あまりにも担当者の対応や態度が悪いと感じたら、他の人に変えてもらうこともできるので問い合わせてみるのもよいでしょう。

倍率が高い病院では採用率が下がるケースもある

条件が良く、応募者が多数集まる病院では採用率が下がるケースもあります。

先ほどご説明した通り、転職サイトを仲介した採用では高額な手数料を払わなければいけないからです。

例えば、同じような経歴やスキルを持つ「転職サイト経由の候補者」と「直接応募の候補者」がいた場合、病院は後者を優先して採用することが多いです。そうすれば、病院はコストを最小限に看護師を採用できます。

人材紹介料は数百万円かかることも…。それは病院にとって高いコストです。実際に、8割を超える病院が「転職サイトの紹介手数料は高すぎると感じている」と回答しています。

転職サイトの紹介手数料について

出典:「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査

このように、病院側は同じ条件で採用できる場合は紹介手数料がかかる転職サイト経由での採用を見送る場合があります。

転職したい病院は決まっているのに、応募方法を理由に不採用となってしまうのはもったいないので、転職したい病院が明確に決まっている場合は直接応募することをおすすめします。

下記の記事でも、看護師の転職サイトにおけるデメリットを紹介しているので、登録に迷っている方はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

看護師の転職サイトに登録したあとの流れ

転職サイトの利用手順

転職サイトを初めて利用する方であれば、まず何から始めればいいのかわからない方もいるでしょう。

ここでは看護師の転職サイトに登録したあとの利用の流れを解説していきます。

それぞれ詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

STEP1. 登録後、担当者から連絡が来る

まずは転職サイトの公式ページにアクセスし、氏名や生年月日などを入力します。ほとんどのサイトで、登録は1分程度で完了するため、仕事や家事で忙しい方でも手軽に登録が可能です。

登録完了後は、数日以内に電話・メールでサイトの担当者から連絡が来ます。転職希望時期や志望職種などを大まかに質問されますが、事前に準備などをする必要はありません。

初回の連絡は数分程度で終わります。その際、次のステップであるキャリアカウンセリングの日程調整などをおこないます。

STEP2. キャリアカウンセリングを受ける

転職をサポートしてくれるキャリアコンサルタントと、一対一で面談(キャリアヒアリング)を行います。

面談といっても、ほぼすべてのサイトで電話やビデオ通話を用いてオンラインで実施されます。都市部在住で、近隣に拠点のあるサイトを利用する場合は、対面面談も選択可能です。

キャリアカウンセリングでは以下のような話題で話を進めていきます。

キャリアカウンセリングの内容

  • 現在の転職市場について
  • これまでの職歴や身につけたスキル
  • 転職を決めた理由
  • 転職先に希望する条件
  • 将来的なキャリアビジョン

キャリアカウンセリングでは、転職支援のプロから客観的な意見をもらいながら、転職活動の方向性を定めていきます。自身の考えを整理できる良い機会なので、じっくり時間をかけておこないましょう。

STEP3. 求人を紹介してもらう

面談の内容に合わせて、キャリアコンサルタントが求人を紹介してくれます。自分で探す手間が省けるので、転職活動を効率的に進められるでしょう。

また非公開求人の中からニーズに合ったものを提案してもらえるのも、転職サイトならではの利点です。

自分の条件に合った病院やクリニックが見つかったら、応募に向けての準備を始めましょう。

STEP4. 応募書類の添削を受ける

応募先の病院が決まれば、履歴書と職務経歴書の作成をおこないます。

転職サイトによっては、書類添削のサービスを提供しているところもあり、はじめて転職する方でもクオリティの高い書類を作成できるでしょう。

書類の準備に不安がある方は、書類添削サービスのある転職サイトに登録するのがおすすめです。

STEP5. 面接対策を受ける

書類が完成したら、転職サイト経由で求人に応募します。

その際、キャリアコンサルタントが推薦文を添えてくれることがあります。推薦文は、応募書類からは伝わりづらいあなたの魅力を、代わりに伝えてくれるものです。どんな内容を書いてくれているのか確認もできるので、気になる方は担当者に尋ねてみてください。

書類選考に通過したら、次は面接へと進みます。書類選考期間は病院次第ですが、目安として1~2週間程度と想定しておきましょう。

STEP6. 選考に通過した場合は病院で面接を行う

希望者は面接対策を受けられます。特に、転職サイトと病院がもともと深い関係を築いている場合は、「面接官はどんな人なのか」「どのような質問をされるのか」などを事前に把握できます。これも、転職サイトを利用するメリットの一つです。

なお、面接日の調整なども転職サイトが代行してくれます。

STEP7. 内定の手続き・内定辞退

面接から約1週間ほどが経つと、面接の合否連絡があります。そのまま内定の手続きへと進みますが、返事をする前に希望条件に間違いがないかを必ず確認してください。

もし採用条件に食い違いがあったり、給与や待遇などで再度相談したいことがあったりする場合は、転職サイトの担当者に相談しましょう。

また「第一希望の企業ではない」「条件が良い企業から内定をもらった」などの理由から、内定を辞退することも可能です。その場合は、その理由を担当者に正直に伝えて企業への対応をお願いしましょう。

なお、入社後も継続してサポートをおこなっている転職サイトもあるので、何か悩みがある場合は気軽に連絡してみてください。

看護師の転職サイトを使うべき人の特徴

転職サイトを使うべき人の特徴

人によって転職サイトの利用に向き・不向きがあります。まずは、転職サイトを使うべき人の特徴を以下にまとめました。

〈転職サイトを使うべき人の特徴〉

  • 初めての転職に不安を感じている
  • 仕事を続けながら転職活動をしたい
  • 自分で希望に合った求人を見つけられない
  • 条件の良い職場をいくつか検討して決めたい
  • なるべく早く転職したい

特に初めて転職する方は、転職サイトの利用を積極的に検討しましょう。

転職サイトは、あなたの内定が決まるまで転職活動を完全サポートしてくれます。面接や書類選考を突破するためのコツも教えてくれるので、転職に関する知識が全くない人にとって安心できる環境が整っているといえるでしょう。

また企業とのやり取りに必要な面談日の調整や、その他の諸連絡なども担当者が代わりにおこなってくれるので、仕事をしながらの転職活動で時間がない人にも転職サイトの利用はおすすめです。

看護師の転職サイトを使わない方がいい人の特徴

転職サイトを使わない方がいい人の特徴

転職サイトを使わない方がいい人の特徴は以下のとおりです。。

〈転職サイトを使わないべき人の特徴〉

  • 転職したい病院が決まっている
  • 半年以上かけてゆっくりと転職したい
  • 自分で条件の合う求人を見つけられる自信のある人

すでに転職したい病院が決まっている人は、転職サイトを介さず病院のホームページから問い合わせ先を調べて直接連絡した方がスムーズでしょう。

また、ゆっくり転職活動を進めたい人に転職サイトの利用は向いていません。担当者もビジネスなので求職者を早く内定させたいと考えています。そのため連絡や進行のテンポが早い傾向にあり、求職者のペースで転職活動を進めるのは難しいでしょう。

看護師向けの転職サイトならここ!おすすめ3選を紹介

おすすめの転職サイト

看護師向けの転職サイトは種類が多く、どのサイトを利用すべきか悩んでいる方もいるでしょう。

ここでは看護師向けのおすすめ転職サイトを3社まとめました。
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転職サイト 求人数|総合満足度
1位
看護roo!
55,907件|◎4.3
利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。
2位
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
135,763件|○3.8
総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる
3位
マイナビ看護師
60,875件|◎4.1
求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい

それぞれの特徴を詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1

看護roo

〈看護roo!の特徴〉

  • 利用者満足度96.3%
  • 公開求人55,907件+非公開求人も多数
  • 面接同行や選考対策など手厚いサポート

看護roo!は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。

さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるので、希望にぴったりの求人を見つけられるでしょう。

看護roo!は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。

信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。

〈こんな看護師さんにおすすめ〉

  • みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
  • 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
  • はじめての転職で不安なのでプロに相談したい

2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!

レバウェル看護

〈レバウェル看護(旧看護のお仕事)の特徴〉

  • 累計利用者数40万人以上
  • 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
  • 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、求人数がトップレベルの転職サイトです。
キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を詳細まで把握しています。

「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるでしょう。

また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的です。

〈こんな看護師さんにおすすめ〉

  • できるだけたくさん求人が見たい
  • 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
  • 気軽に求人探しがしたい

3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる

マイナビ看護

〈マイナビ看護師の特徴〉

  • 看護師認知度4年連続No1の定番転職サイト
  • 求人数は6万件以上大手マイナビならではの情報ネットワークも強み

マイナビ看護師は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。

数週間で内定を目指すスピード転職や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探すじっくり転職など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。

そのため「ゆっくりと考えたいのに連絡が煩わしい」「早く転職したいのにサポートが遅い」といったミスマッチもなく、自分のペースで転職活動を進められるでしょう。(面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれます)

〈こんな看護師さんにおすすめ〉

  • なるべく早く次の仕事を見つけたい
  • 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい

下記の記事でも、看護師向けのおすすめ転職サイトを多数まとめているので、気になる方はぜひご覧ください。

看護師向けの転職サイト以外ならハローワークやナースセンターを利用しよう

転職サイト以外のおすすめサービス

看護師向けの転職サイト以外にも、転職の相談やサポートをしてくれる機関はあります。

下記の表では、それぞれの特徴についてまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
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メリット デメリット
ハローワーク
  • 国公立病院や大学病院などの医療機関が求人を出している場合がある
  • 再就職手当を受けられる
  • 看護師求人に特化していない
  • 求人情報が古い場合がある
ナースセンター
  • 多くの職員が看護師としての勤務経験がある
  • キャリアの研修やセミナーが受けられる
  • 地方の求人は少ない傾向にある
  • 転職活動のプロではないため、書類添削、面接対策の質はあまり高くない場合がある
看護師向け派遣センター
  • 勤務日数や勤務時間など、自分に合わせて働ける
  • 単発派遣もある
老人ホームや社会福祉施設などの求人が多い

各機関それぞれ特色が異なります。自分にあったサポートや求人があれば、まずは相談だけでもしてみるとよいでしょう。

相談場所が増えれば、自分にあった職場に出会える可能性も広がるはずです。

看護師向け転職サイトに関するよくある質問

転職サイトに関するよくある質問

ここでは看護師向け転職サイトに関するよくある質問をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

看護師向け転職サイトのキャリアアドバイザーって何ですか?

看護師向け転職サイトのキャリアアドバイザーとは、看護師の転職に精通し、求職者の転職活動をマンツーマンでサポートしてくれる方です。

書類の添削や面接対策、内定後の条件交渉などを行ってくれます。

転職サイトは使わない方がいいと言われる理由は何ですか?

転職サイトを使わない方がいいと言われる原因には、下記のような理由があります。

転職サイトを使わない方がいいと言われる理由

  • 転職活動を自分のペースで進められない
  • 希望条件に合った求人を紹介してもらえない

キャリアアドバイザーは求職者をなるべく早く内定させたいと思っているため、転職活動をサクサク進めがちです。そのため、自分のペースで転職活動を進めたい方には向いていないと言えるでしょう。

上記の理由以外に、こちらの記事でも転職サイトを使わない方がいいと言われる理由について詳しくまとめているので、ぜひご覧ください。

関連記事

転職サイトを利用すれば必ず内定できますか?

転職サイトに登録したからとはいえ、必ず内定がもらえるとは限りません。

スキルや知識が不十分だったり、条件に合わなかったりすると、不採用になってしまう可能性もあります。

転職サイト経由で内定が決まればお祝い金がもらえるって話は本当ですか?

現在は就活や転職に成功しても、転職サイトからはお祝い金はもらえません。

職業安定法の改正で、2021年4月よりお祝い金として人材会社から求職者へ金銭を提供することが禁止されました。

今は金銭ではなく、会社の信頼性やサービスの質に納得したうえで、転職サイトに登録してもらう流れになっています。参考:厚生労働省

看護師向け転職サイトにおける仕組みのまとめ

転職サイトの仕組みまとめ

本記事では看護師向け転職サイトの仕組みやメリット・デメリットなどを解説しました。利用者は完全無料でサービスを受けられます。

看護師向けの転職サイトを利用するのが初めての方や、手厚いサポートを受けながら有利に転職活動を進めたい方は、ぜひ転職サイトを活用してみましょう。

看護師の転職面接の服装はスーツにするべき?好印象を与える身だしなみを紹介

看護師 転職 面接 服装

「看護師の転職面接、何を着ていこう…」
「スーツがない場合、どうしたらいいのかな」

看護師の転職面接で、どのような服装にすべきか悩んでいませんか?

結論からいうと、看護師の転職面接での服装は、上下セットのスーツがおすすめです。

もしスーツがない場合、ジャケットとパンツ、白ブラウスを合わせたオフィスカジュアルな服装だとよいでしょう。

この記事では、看護師の転職面接でスーツがおすすめな理由や注意点、NGな服装についてなどを紹介しています。どのような格好にするかも合否に関係する大切な要素なので、ぜひ服装選びの参考にしてみてください!

この記事を読むとわかること

  • 看護師の転職面接の服装はスーツが王道!
  • 看護師の転職面接における服装のポイント4選
  • 看護師の転職でスーツがないときの対処法
  • 看護師の転職面接でNGな服装ポイント
  • 看護師の転職面接における身だしなみチェック項目【服装と合わせて確認】
  • 看護師の転職面接における服装に関するよくある質問
  • 看護師向けのおすすめ転職エージェント3選

看護師の転職面接の服装はスーツが王道!

転職面接はスーツが王道

相手に誠実な印象を与えるためにはスーツの着用がよいといえるでしょう。

必ず着用しなければならないといったルールはありませんが、スーツは転職面接のようなフォーマルな場面に最もふさわしい服装です

面接は第一印象がとても大切。清潔感がない服装やTPOにふさわしくない格好で面接にのぞむと、見た目が原因で不採用にされるケースは少なくありません。

最初の印象だけで面接に落とされないためにも、清潔感のあるスーツを着用するようにしましょう。

看護師の転職面接における服装のポイント4選

転職面接におけるポイント

看護師の転職面接では、以下4つのポイントを意識して臨みましょう。

それぞれ具体的に解説していきます。

上下セットのスーツを準備する

これから服装を揃えるという方は、上下セットのスーツを準備しましょう。

GUスーツ

出典:GU『テーラードジャケット』『テーパードアンクルパンツ

看護師という職業柄、普段スーツを着る機会は少ないと思いますが、転職を成功させるためには必須アイテムです。

身だしなみは、面接通過の成否を左右するとともに、入職する際の印象にも影響します。

ただ身だしなみで差をつけるのは難しいので、服装は「減点がないこと」を念頭に置いて用意すると良いでしょう。スーツは減点ポイントが少なく、すべての面接官に良い印象を与えやすい万能アイテムといえます。

スーツの柄は無地がおすすめ

面接では黒・ネイビー・グレーのビジネススーツを着用し、柄がない無地のものを選ぶようにしましょう。

20代までであれば、リクルートスーツを着用しても問題ありません。

そもそもリクルートスーツに定義や年齢的な制限はなく、その多くは黒の無地でフレッシュな印象を与えるようなデザインで作られているため、良い印象を与えやすいのです。

ただし、30代以上の方が着用すると、年齢の割に頼りなさそうな印象や、違和感を与えることもあるため、注意が必要です。

トップスは白のワイシャツまたはブラウス

トップスは、白のワイシャツまたはブラウスを着用するようにしましょう。

シャツ&ブラウス

出典:H&M『ストレッチシャツ』、GU『エアリー2WAYブラウス(長袖)

迷う場合は、白のワイシャツを選ぶと良いでしょう。ワイシャツの場合、事前にアイロンをかけ、襟や袖もきれいにしておくと、より一層きっちりとした印象を与えられます。

白のブラウスは、その多くがワイシャツよりも手入れが楽であり、シワになりにくい点が特徴です。

ワイシャツよりも手入れが少なく済むため時間の節約となり、仕事をしながら転職活動をする看護師さんに重宝されるアイテムといえます。

レーヨンやポリエステル入りの白系のシンプルなデザインのブラウスは「清潔感」「信頼感」のイメージも与えやすいでしょう。

Vネック・ラウンドネックいずれもOK

ブラウスを着用する場合「Vネック」もしくは「ラウンドネック」どちらのタイプを選んでもOKです

胸が開きすぎているものや、袖や襟がひらひらしているものは面接に好ましくないので、オフィスカジュアル向けのシンプルなものを選択しましょう。

秋冬の寒い時期であれば、シンプルな無地のニットを着用しても問題ありません。

スカートよりもパンツスタイルがおすすめ

スカートとパンツスタイルで迷う方には、パンツスタイルをおすすめしています。

どちらを着用してもよいですが、スカートは丈や形、ストッキングなど、悩みが増えがちです。一方でパンツスーツの場合は、選択肢がそれほど多くなく、パンプスにも合わせやすいものが多くあります。

活発で仕事ができそうな印象を与えやすい点もメリットといえるでしょう。

スカートなら、膝丈を選ぶ

スカートを選択する場合は、基本的に膝丈を選びましょう。長すぎ、短すぎはNGです。

スーツスカート

出典:ORIHIKA『黒シャドーストライプ スカート』、セシール『ストレッチタイトスカート

タイトスカートや台形スカートだと、上品で落ち着いた印象を与えられます。

フレアスカートでもよいですが、ものによっては華やかになりすぎる可能性があるため、注意しましょう。

夏はジャケット(スーツの上着)、冬は普段使いのコートを羽織る

面接官にしっかりとした印象を与えるためにも夏はジャケット(スーツの上着)、冬はコートを羽織りましょう。

それぞれの着用ポイントを下記の表にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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色や見た目 着用するタイミング
ジャケット
(スーツの上着)
落ち着いた色味 面接会場に着いたら羽織る
コート スーツに合わせた色味
装飾がないもの
面接会場に着いたらコートを脱ぎ、きれいに畳んで腕にかける

派手な色や装飾の付いたコートは、TPOをわきまえていないと判断される可能性があります。マイナスな印象を与えないようにするためにも、スーツに合わせた落ち着いた色のコートを着用しましょう。

なお、中に着用しているワイシャツやブラウスが汗ばんでしまいそうなときは、面接会場に着くまではジャケットやコートを脱いでいても構いません。会場となる建物に入る前には必ず羽織り、身だしなみを最後にしっかりと整えてから中に入りましょう。

看護師の転職で面接用スーツがないときの対処法

転職でスーツがないときの対処法

急に面接が決まり、スーツの準備が間に合わないといった方もいらっしゃるでしょう。そのようなときは、ジャケットとパンツスタイルを組み合わせましょう。

スーツに準ずる格好であり、黒や紺、グレーなどで統一されたジャケットとパンツにインナーを合わせれば、きちっとした大人な女性を演出できます。経験に長けた大人な雰囲気を伝えたい場合は、ライトグレーや明るめのベージュの色を選択してもよいでしょう。

以下の3点を組み合わせるとフォーマルな服装に近づきます。

  • ジャケット
  • 白のインナー(ワイシャツまたはブラウス)
  • スラックスまたはぴったりめのテーパードパンツ

ジャケット&パンツ

出典:GU『ノーカラージャケット』『ドレープタックテーパードパンツ

もし30代以上でリクルートスーツしかもっておらず、すぐにスーツの購入が難しい方は、このジャケットとパンツスタイルに切り替えたほうがむしろよいかもしれません。リクルートスーツよりも年相応に仕事ができる印象を与えられます。

これらはスーツの専門店や売場でなくても、GUやユニクロ、H&Mなどの量販店でも購入できるので、すぐに対応できるでしょう。

看護師の転職面接でNGな服装ポイント

転職面接における服装のポイント

看護師の転職面接ではNGとされる服装があり、下記の表にそのポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
←左右にスクロールできます→

服装関係 アイテム関係 その他
  • 膝よりも短いスカート
  • ダメージジーンズ
  • パーティ用のドレス
  • フリルがついた派手なシャツ
  • 胸元が開いている服
  • エナメルのようなカジュアルな生地
  • つま先が尖っている靴
  • 華美で小さいバッグ
  • 6cm以上のヒール
  • タバコや香水などの匂い
  • ホコリや動物の毛がついている
  • まとまっていない髪の毛
  • アレンジした髪型
  • メイクが濃い

看護師の転職面接では服装の指定がない病院も多いのですが、どのような格好でも良いというわけではありません。

面接官にマイナスな印象を与えないためにも「清潔感」「TPOをわきまえた服装」を意識しましょう。

看護師の転職面接における身だしなみチェック項目【服装と合わせて確認】

転職面接の身だしなみチェック項目

服装を整えたからこそ、細部を抜かりなくチェックしておくことは大切です。以下のポイントも押さえて、転職面接を乗り切りましょう。

それでは、ご紹介します。

靴|3~5cmの黒のパンプス

靴は、3~5cmの黒のパンプスを選びましょう。ヒールがない靴や、6cm以上のヒールは好まれません。

素材は本革や合成皮革、スエードが最適で、エナメルなどのカジュアルな生地や、サンダル、つま先の出た靴はNGです。服装の色がライトグレーやネイビー、ベージュなどの場合、靴はアイボリーやベージュなどの色を選んでも良いでしょう。

傷や汚れがないか、ヒールの金属部分がむき出しになっていないかもチェックしておいてください。

なお、先の尖ったポインテッドトゥや四角くカットされたスクエアトゥのパンプスを選ぶと、活発な印象を与えやすいです。

カバン|A4の書類が入るサイズ

面接に持っていく鞄は、A4の書類が入るサイズのものがベストです。

これは、面接時に病院についての資料などを渡されることがあり、資料を折りたたんで鞄に入れることを避けるためです。

どうしてもA4サイズの鞄がないという場合、書類は封筒などに入れて別に持ち歩くようにしましょう。

カバンの色は基本的に黒をおすすめしますが、シンプルでビジネス向きのものであれば、茶色やベージュなどでも構いません。

髪型・メイク|髪は結び、ナチュラルメイクで清潔感を出す

髪は結び、ナチュラルメイクで清潔感を出すと、面接時の印象がよくなります。

髪が長い方は一つにまとめて、すっきりとした印象にすると良いです。前髪が目にかかったり、顔回りの髪の毛が垂れていたりすると、暗い印象を与えてしまうでしょう。

面接官は、候補者が入職したときに患者さんにどのような印象を与えるかを含めてチェックしています。

面接だからきっちりとした格好を心がけるのはもちろんですが、ご自身が看護師としてどのような印象をもたれるのかも意識しておくとよいでしょう。

爪|短く切り揃えて何も塗らない

爪は短く切り、マニキュアは塗らないようにしましょう。

在職中の方でネイルをしている人は少ないですが、前職を既に退職していた場合も、ネイルやマニキュアは控えておいた方が無難です。

マイナスな印象となるだけですので、避けることがおすすめです。

アクセサリー|基本的に着用しない

フォーマルな場である面接にはアクセサリーは基本的に不要です。

ただしシンプルなデザインの腕時計であれば着用して構いません。

もしVネックのブラウスなどにネックレスをつけたい場合は、華美なものを避け、極力シンプルで控えめなものを選びましょう。

看護師の転職面接における服装に関するよくある質問

看護師の転職面接における服装に関するよくある質問

ここでは看護師の転職面接における服装について、よくある質問をまとめてみました。

それぞれ詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Q1.「私服で来てください」と言われた場合、ラフな格好でOKですか?

ラフな格好で面接にのぞむのはNGです。

病院によっては「TPOを考えられる人か」「マナーをわきまえているか」を判断するために、面接時の服装を私服にしているところもあります。そのためジーンズやTシャツなどラフすぎる格好は絶対に避けましょう。

迷う場合は、スーツやジャケット&パンツスタイルを選べば、間違いありません。

Q2.看護師のパート面接もスーツで行くべきですか?

スーツが好ましいです。

ですがスーツを持ち合わせていない場合、ジャケットとパンツスタイルでも構いません。

その際は落ち着いた配色の服装になるようにしましょう。

Q3.看護師の復職面談におけるおすすめの服装を教えてください。

復職面談とは、心身の不調や疾患により休職している方が、復職する前に産業医や上司と話し合いをおこなう面談です。

転職面接ほどフォーマルではありませんが、復職面談の際も上下セットのスーツがおすすめです。

もしスーツがない場合は、ジャケットとパンツ、ブラウスを合わせたオフィスカジュアルな服装を選びましょう。

Q4.40代・50代の方が服装で注意すべきポイントはありますか?

40代・50代の方であっても、転職面接では上下セットのスーツがおすすめです。

リクルートスーツでも問題ありませんが、事前にサイズが合っているか確認しましょう。年齢を重ねる中で体型が変化している可能性があるためです。

Q5.男性の服装で気を付けるべきポイントはありますか?

男性の方であれば、黒や紺、グレーで無地なスーツを着用しましょう。

以下に面接時の服装で大事なポイントをまとめたので、参考にしてみてください。
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ワイシャツ
  • 落ち着いた色のシャツか(白か青)
  • ボタンダウンではないシャツか(ボタンダウンはカジュアルな印象を与えてしまう)
  • 袖口のボタンはしっかり留めているか
ネクタイ
  • 落ち着いた色味のネクタイか(青やえんじ)
靴・靴下
  • 派手な色の靴ではないか(黒や焦茶色)
  • 靴下に穴が空いていないか
髪型・ひげ
  • 耳と眉毛が出ているか
  • 眉毛はきれいに整っているか
  • 髭はきれいに剃っているか

男性の方も清潔感とTPOをわきまえた服装を意識しましょう。

Q6.看護師の転職面接で聞かれる質問を教えてください。

転職の面接では、自己紹介や志望動機、退職理由だけでなく、次のような内容についても質問されることがあります。
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質問 注意点・確認すべき点
あなたの看護観を教えてください。
  • どのような看護師を目指しているのか
  • 応募先の病院が掲げる理念とマッチしているか
インシデントの経験はありますか?
  • どのような事態に、どうやって対処したのか
  • また、予防するために取り組んだことは何か
患者との印象的なエピソードを教えてください。
  • なぜ印象的だったのか
  • どういう学びを得たのか
業務に関するスキルや能力をアピールしてください。 応募する病院の施設形態や希望する配属先、業務内容を理解・把握したうえで回答できているか

下記の記事でも、看護師の転職面接で聞かれる質問集をまとめています。

面接官が見ているポイントも解説しているので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。

Q7.面接の服装に問題がないかチェックしてほしいのですが……

面接での服装は、面接官に大きな印象を与え、その印象によって合否が変わることも多くあります。

服装をチェックしてほしいという方は、転職エージェントに登録し相談してみましょう。

服装だけでなく面接時のマナーも含めたアドバイス、面接の練習や対策など、さまざまなサポートを受けられます。

看護師向けのおすすめ転職エージェント3選

おすすめの転職エージェント

看護師へ転職するのに不安がある方は、次の転職エージェントに会員登録してみましょう。

  1. 医療ワーカー
  2. レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
  3. ナースではたらこ

それぞれの特徴やおすすめポイントを紹介していきます。

医療ワーカー

医療ワーカー

医療ワーカーは、面接のサポートだけでなく、履歴書・職務経歴書の書き方サポートや入社後のフォローなどもおこなってくれる転職エージェントです。

面接での身だしなみコラムでは、イラストに沿って注意点が紹介されているので、本番前でも簡単に見直しができます。

身だしなみコラム以外にも、転職活動に役立つ次のようなサービスを無料で利用できるのもポイントです。

  • 看護師国家試験の解答速報
  • 面接先施設の口コミが無料で聴ける
  • 面接前にチェックしたい質問集

    施設の口コミが見えるサービスでは、実際に現場で働いている看護師さんの感想を確認できます。

    人間関係や施設環境、給料面などに悩みがある方は、よりイメージしやすくなるでしょう。

    レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

    レバウェル看護

    レバウェル看護では、施設とのつながりが深いエージェントが、職場の良いところ・悪いとこも包み隠さず教えてくれる転職エージェントです。

    模擬面接のサービスも提供しているので、転職活動が初めての方でも安心できるでしょう。

    また模擬面接以外にも、下記4つのカテゴリに分けられた面接コラムを無料で利用できます。

    • 面接時の服装・髪型、OKなもの、NGなもの
    • どんな質問がされるの?想定質問集
    • これだけは気を付けて!面接で失敗しないポイント
    • 知っておきたい面接に関するQ&A

      すべてのコラムでは、忙しい方でも読めるように要点をまとめて5分以内に読める構成になっています。

      キャリアアドバイザーとのやり取りもLINE上でできるので、手間を省いてスムーズに転職活動を進めたい方におすすめです。

      ナースではたらこ

      ナースではたらこ

      ナースではたらこは、2023年のオリコン顧客満足度調査において、顧客満足度No.1(※)を獲得した転職エージェントです。※2019年9月~ディップ株式会社調査

      他の転職エージェント同様、転職の面接に役立つコラムを運営しており、よく聞かれる質問や面接でのマナーなどをまとめています。
      下記に公開しているコラム例を挙げているので、気になる方はぜひご覧ください。

      • 看護師の面接で聞かれる7つの質問|逆質問の答え方や事前準備のポイントも解説
      • 第一印象で差をつける!看護師さんのための面接の服装・身だしなみ
      • 看護師さんのための面接の流れとマナー
      • 【例文あり】看護観とは?面接での回答の組み立て方や、考え方のポイントを解説

        ナースではたらこでは、ブランクがある看護師さんの復職サポートもおこなっています。

        「復帰しても仕事についていけるか不安」「ブランクがあると採用されにくそう」といった悩みも抱えている方でも、プロのキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、安心して転職活動を進められるでしょう。

        また、本記事で紹介した転職エージェント以外のおすすめエージェントを、下記の記事でも紹介しています。

        自分にピッタリな転職エージェントを見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

        看護師が転職面談で注意すべき服装のまとめ

        看護師が転職面接で注意すべきこと

        看護師の転職面接時の服装についてお伝えしました。

        服装は面接官に与える印象が大きいため、スーツを着用して清潔感のあるTPOに合わせた格好が大切です。

        服装や面接で与える印象に不安があるという方は、面接対策が手厚い『医療ワーカー』や『レバウェル看護』などの転職エージェントを利用してみてください。

        担当者との相性や、あなたの求める求人によって合う合わないなども出てくるかと思いますので、転職エージェントの中から2~3つ登録し、比較しながら利用してみましょう。

        看護師の転職に年齢制限はある?年齢が影響する職場や転職成功のコツを紹介

        看護師の転職に年齢制限はある?転職成功のコツを紹介

        看護師として転職を検討する際

        • 「看護師としての転職に年齢制限がないか不安」
        • 「年齢が原因で転職活動に苦戦したらどうしよう」

        と心配になりますよね。

        転職する職場によっては、看護師の年齢が採用選考に影響することも多々あるようです。転職成功のためにも、看護師の年齢事情について事前に把握しておきましょう。

        本記事では、看護師の年齢に基づく転職事情や注意点について詳しく紹介していきます。

        すべて読み終えることで、看護師採用における年齢の影響を理解し、転職活動に役立てられます。ぜひ最後までご覧ください。

        続きを読む

        看護師100人の転職体験談【成功した人のリアルな声を紹介】

        看護師 転職 体験談

        「看護師の転職体験談が知りたい」
        「他の看護師さんはどんな転職をしているの?」

        看護師さんのリアルな転職体験談を集めるために、当サイトでは、転職経験のある看護師100人を対象にアンケート調査を実施しました。

        そこでこの記事では、これまで数多くの看護師転職を支援してきた私が、「転職してよかった」という看護師さんのリアルな体験談を抜粋し、転職成功のポイントと合わせて紹介します。

        あなたが看護師のキャリアを考えるうえでの一助となると幸いです。

        看護師723名が選んだ人気の転職サイト

        編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

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        看護師のリアルな転職体験談【良かったという声を紹介】

        看護師のリアルな転職体験談

        看護師は転職が多い職種ですが、実際のリアルな転職体験談を聞く機会は少ないかもしれません。

        この章では、当社で独自に入手した看護師さんからの転職体験談をご紹介します。

        大学病院→一般病院|自身の希望する仕事内容と看護観に合う職場に転職

        大学病院から一般病院に転職したこの女性は、新人ゆえの大変さと人間関係がつらいことが理由での転職であったものの、転職後は患者さんとしっかり向き合える仕事を選んだことで、とてもやりがいを感じているとおっしゃっています。

        ご自身がどのような看護をしたいかをしっかりと明確にしていたことで、転職が成功した例と言えます。

        口コミ・評判

        24歳女性
        病棟勤務(大学病院)→病棟勤務(一般病院)
        新卒として入職し一年半勤務後転職しました。新人ゆえ慣れないことも多く、すべての業務が大変でした。(中略)同時並行的に一つひとつの手技を覚えること、電子カルテの入力方法を覚えること、そして日々の勉強と仕事もプライベートも忙しく、大変でした。
        一番しんどかったのは人間関係です。新卒ということもあり、同じ失敗を何度かしてしまい先輩に「何度同じことを言わせるんだ」と怒られる日々でした。また同期も私が失敗するのを「またこんな失敗したらしい」と同期同士で裏で笑い話にしていたようです。失敗が続き、味方もおらず疲弊していたこともあり、患者さんと衝突してしまい、すべての人間関係が嫌になり退職してしまいました。
        転職前が大学病院だったので、もっと地域の病院で一般的な症例を見たいと思い、次の職場を決めました。
        転職前の職場と違い、患者さんの症例も専門性の高い症例ではなく、一般的な誤嚥性肺炎や寝たきりの方の看護など自分的にとっつきやすく、看護しやすいと感じたため、患者さんと向き合う時間をゆっくり作ることができたことが一番やりがいを感じてます。今までは多忙と余裕がなさすぎて、患者さんを理解しないまま看護をせざるえないことも多々ありましたが、転職後は病気に至った背景や退院後の生活とその支援まで関わることができ、充実した毎日を送ってます。

        ICU→ICU|自分の力を新しい環境で試したいと感じて転職

        この男性は、前職で身に付けた力が、新しい環境でどのくらい通用するのかを知りたいと感じて転職したそうです。

        転職後は、患者さんが回復する姿を見ることにやりがいを感じていて、専門分野を磨きながら、スキルアップに努めたいとおっしゃっています。

        転職の目的を明確にしたうえで転職活動をしたことが、転職後に生き生きと仕事ができる理由であると言えます。

        口コミ・評判

        25歳男性
        ICU勤務→ICU勤務

        3交代勤務であったが準夜⇨日勤というシフトがあったことや、勤務自体は忙しくてもあまり気にならないが次の勤務までの時間が短すぎると、さすがにしんどさを感じたため転職しました。日勤⇨深夜もそうですが、睡眠時間も少なくなり、何度か遅刻したことがあります。
        前職は大きな総合病院であったため検査だしやOP出しなどを担当していました。移動距離が長い点が辛かったです。
        転職をした理由は、外の環境を知りたくなったことと、自分の知識、技術がどの程度通じるのかを知りたかったからです。何より転職することで自分を高められるような気がしていました。
        専門病院に転職したため、科の異動がなく、自分の専門としたい科だけに集中することができたことはとても良かったです。また全国レベルのOP件数があるため自分の力を試してみたいと感じています。
        ただ業務だけをこなしていくことに興味がないので、いかに自分の考えを医者や他の看護師、コメディカルへ伝えるかが肝になります。自分の受け持ち患者が、自分の考えに基づいた医療行為、ケアなどを行う事によって状態が改善していく様子をみると、自分の価値ややりがいを感じることができます。

        脳外科病棟→内科病棟|結婚を機に、自宅近くの病院に転職

        この女性は、 結婚を機に転職をしました。後の出産や育児を考え、家から近いという条件を優先しての転職でしたが、新しい職場では前職での経験を活かしながら仕事をされ、大きなやりがいを感じられています。

        どのような転職理由でも、前職のスキルや経験が活かせる職場を選ぶと、新しい職場でスムーズに仕事をすることができるでしょう。

        口コミ・評判

        29歳女性
        脳外科病棟→内科病棟
        転職前は、脳外科に勤務していました。(中略)麻痺の変化により、再出血や梗塞の早期発見に勤めますが、指示の通らない患者さんの麻痺レベルの観察が難しく苦労が多かったです。
        前病院に就職したのは、奨学金を借りていたからです。4年経験を積み、ある程度のことができるようになり、学生時代から交際していた現主人との結婚の話もあり、転職をしました。
        前病院で2交代勤務をしていたので、転職活動時も2交代を希望しました。また、今後の出産育児なども考え、家からできるだけ近い職場を選びました。
        今の職場は、関連施設に特養や老人ホームを持っているため、高齢者の入院患者さんがほとんどです。肺炎や心不全で呼吸状態が悪く入院される方も多くいます。状態が悪ければ、処置等も多く1人の患者さんのケア時間も長くなります。しかし、治療が終わり入院前と同じ状態で元気に退院される患者さんを見ると、頑張ってよかったなぁと感じます。

        病棟→外来|家庭の時間を最優先にするためにパート看護師に転職

        この女性は、結婚のタイミングで転居をしたために転職をされています。家庭を優先するために常勤ではなくパート勤務を選択し、前職から仕事内容は大きく変化しました。

        しかし、ご自身がどのような働き方をしたいのか、転職の条件と優先順位を明確にした状態で転職先を決定したことで、日々やりがいを感じながら働けていると言えます。

        口コミ・評判

        34歳女性
        病棟勤務→外来勤務
        前職では学生の指導や委員会・係の仕事を任されていたため、日々学生の指導や記録の添削・委員会や係の仕事の提出期限などもあり、大変でした。また、色々な分野の責任者を任されていたため、日々の看護の仕事以外にも抱えているものが多く、仕事が終わっても残って仕事をしなければならないことが多く、大変に感じていました。
        働いているわりに時間外の給料がちゃんと出ないため、給料は安かったです。(中略)
        転職のきっかけは、その当時付き合っていた人が遠方に転勤になり(中略)私の方が仕事を退職し、転勤先についていくことになったからです。
        時給が良いことと、パートなので時間で帰れること、夜勤をしなくてもいいこと、カレンダー通りのお休みであることから、今の職場を選びました。
        外来の採血室勤務で働いているため、日々患者さんの採血をとっています。一発で血管に刺せることはもちろん、見えない血管の人に一発で刺せたり、患者さんに痛くなかったと言われた時はとても嬉しく感じます。また、一人当たりの採血時間が短いと、どんどん採血をスムーズにとることができるため、そのようにスムーズに採血がとれている時にやりがいを感じています。

        オペ室勤務→病棟夜勤専従|患者さんとゆっくりと関わりたいと思い転職

        この女性は、非常に忙しいオペ室勤務から、病棟の夜勤専従看護師に転職されています。患者さんとコミュニケーションを取りながら看護がしたいという想いで転職をし、満足いく転職活動となったそうです。

        前職では給与面の不満もあったとのことですが、ご自身の看護観に沿って仕事を探すかどうかで、転職後の仕事の満足度に大きく影響することが分かります。

        口コミ・評判

        26歳女性
        オペ室勤務→病棟夜勤専従
        手術室に勤務していたときは、長時間にわたる手術や、緊急手術で、立っている時間が長く、いつも足がむくんでいました。手術中は緊張感のある空気感で、心身ともに疲労します。医師によっては手術中に怒ったり機嫌が悪くなることがあり、周りはとても気を使いました。夜勤がないので給料が低い点も不満に感じていました。
        手術室でのスキルアップは望んでいませんでした。患者さんとのコミュニケーションがとれなくてやりがいがあまり感じられなかったことも、転職した理由の一つです。
        転職後は夜勤専従なので、給料が高く、休みが多いです。また、前職と異なり患者さんと関わる時間が長いので、やりがいを感じています。食事介助やお風呂や歯磨き等の清潔介助では、ゆっくり患者さんと向き合うことができます。関わる時間が長くなると、患者さんも心を開いてくれたり、感謝してくれたりと、ゆっくり看護に向き合えるんです。入院中は身体だけでなく、精神的にもケアが必要になってくると思うので、寄り添えることにやりがいを感じています

        障がい者病棟→訪問看護|やりたい仕事に挑戦したくて転職

        この男性は、「訪問看護師として在宅での看取りがしたい」と強く希望して転職されました。キャリアプランややりたい仕事が明確であればあるほど、転職後に大きなやりがいが得やすいと言えます。

        口コミ・評判

        35歳男性
        障がい者病棟→訪問看護
        前職は障害者病棟だった為、全患者さんのおむつ交換をするのが大変でした。(中略)その間にナースコールや点滴交換などの業務もあったため、本当に激務だし腰や膝を悪くする環境でした。
        コロナの対応がずさんで、院内で患者さんが発症したら看護師が持ち込んだから発症したんだと病院の上層部に何度も言われるようになり、一番患者さんの近くで仕事をしている看護師を大事にしてくれないと感じたため転職を決意しました。
        訪問看護を選んだのは、在宅での看取りなど、やりたい仕事だったからです。また、訪問看護の中でも給与が良く、残業代もきちんと支払われる待遇だったため、今の職場を選びました。
        実際に仕事をしてみて、やはり在宅での看取りが出来たときに大きなやりがいを感じました。今は、病棟に入院するとコロナの為に面会が出来ないため、在宅での最期を希望する方も多く、希望に沿うことが出来たと感じています。(中略)家族も利用者さんも満足した顔をして家で過ごしてくれている姿を見て、凄くやりがいを感じる日々を過ごしています。

        介護・福祉施設勤務→病棟勤務|看護師として病院勤務する力をつけたいと希望し転職

        この女性は、前職の介護施設の夜間の待機業務の経験から、病院で夜勤として働きたい、看護師としてスキルアップしたいとの思いで転職をされました。

        病棟勤務できる自信はなかったとのことですが、その仕事を強く希望していたこと、知らないことも一つずつ勉強すると覚悟をもって入職されたからこそ、大変さを感じながらもやりがいを得て仕事ができているのでしょう。

        口コミ・評判

        30歳女性
        介護・福祉施設勤務→病棟勤務
        前職では、介護福祉施設で夜間の待機業務をしていました。(中略)電話で説明を受けても状況が不明なときもあり、実際に施設に行って対応した方が良い場合が多いです。自宅にいても気が休まりません。待機ではなく、夜勤として働かせてほしいと思いました。
        転職したのは、夜間の電話待機ではなく、夜勤がやりたいと思ったからです。自宅にいながらも気持ちが休めない待機業務ではなく、仕事のメリハリをつける必要があると感じたのです。また、看護師である以上病院で働いてみたいと思ったため、転職に踏み切りました。人間関係が良い職場ではなかったことも理由の一つです。
        夜勤のある病院勤務と言うと病棟が一般的だと思い、介護施設からの転職だとスキルが足りているかわからなかったのですが、勉強のつもりで今の職場を選びました。
        今は夜勤業務全般を担当しており、翌日の薬出しや採血、今の病棟では夜間の救急の受け入れもやっているので、臨機応変に対応しなければいけません。(中略)大変ではありますが、やりがいを感じています。これまでの仕事とは全然違うことばかりでしたが、ひとつずつ勉強しています。

        呼吸器内科病棟→児童精神科病棟|長く希望していた仕事に求人が出たため迷わず転職

        この男性は、長く希望していた児童精神治療の専門病院で求人が出たタイミングで迷わず転職されました。

        前職は赤字病院で経営状態が悪く、いつ転職してもおかしくない状況でしたが、ご自身のキャリアプランや将来を日頃からきちんと考えていたからこそ、最適なタイミングで転職に成功した例と言えます。

        口コミ・評判

        28歳男性
        病棟(呼吸器内科、耳鼻科)→病棟(児童精神科)
        前職では、毎日のように肺がん末期、耳鼻科系のがん末期患者が入院し、状態の急激な悪化、寛解を繰り返し退院していきました。(中略)治療病棟であったため、DNAR確認はするものの、家族到着までは蘇生措置を繰り返さなければならなかったことが「辛くて大変」でした。
        三交代勤務の深夜入り、準夜明け休みしか取れないことが多いことや、赤字病院だったため、施設の老朽化により、治療環境は不衛生であることは耐えられませんでした。経営困難が囁かれ、大量離職が続きました。(中略)緩和ケアを取り入れられないものかと提案したこともあったが、相手にもされませんでした。施設の老朽化、赤字続きだったため、経営に不安を抱いたことで、転職を決意しました。元々、経験して見たかった分野の専門治療を行っている病院が、看護師の募集をかけたことも大きな理由です。
        過去に小児専門病院に勤務しており、その中で、身体治療はできても精神治療ができないという事例を多数経験しました。身体治療に合わせて精神治療もできれば、よりよい状態で日常生活に戻れるのではと常々考えていたのです。この頃から、児童精神治療に興味を持ち、専門病院の存在を知ることになります。当初は、採用試験を行っていなかったため諦めていましたが、看護師の募集を急遽かけることにしたと新聞、ホームページに掲載されたことから、迷わず応募しました。
        (中略)社会、大人に対し、強烈な不信感からの行動障害を引き起こしてしまった患者に対し、少しずつ信頼関係を構築していくことで、少しずつ心を開いてくれるようになること、行動障害が改善され、笑顔で退院し、社会復帰をする姿を見られることにすごくやりがいと誇りを持っています。

        外科病棟→透析クリニック|腰痛発症をきっかけに休職退職後、職場環境と給与に魅力を感じ転職

        この女性は、前職勤務時に腰痛を発症しドクターストップがかかったことをきっかけに休職し、そのまま退職されています。

        転職後の職場は働きたいと感じた場所であることや、給与面など希望を叶える職場を選んだことが、転職成功の理由であると言えます。

        口コミ・評判

        36歳女性
        外科病棟→透析クリニック
        前職では、配属後にまもなく1人でICUを担当する事になりました。基本的に重傷者、更に病院柄で高齢者が非常に多く自力での体動を行えない方がほぼ全員だったため、1人で体交を行っていました。(中略)1人で行っていた体交などが原因で腰痛が出現し、とても仕事が出来る状態ではなくDrストップがかかりました。休職の申請の為に当時の看護部長を訪れた所「気合が足りない」などの発言があり、ここに居たら自分の体が持たない事を確信したため、休職→そのまま退職しました。
        新しい職場を選んだのは、まず、出来たばかりの病院だった事、(中略)面接の際に、前の職場での職務経験と給料を加味していただき、魅力的な給料の提示を頂けた所です。
        透析室という比較的特殊な分野での業務を行っていますが、通常の外来とは違く、同じ患者様が週に2~3回通院されます。(中略)
        そんな患者様と良好の関係を築くことができ、「○○さんがこの病院に居てくれてよかったよ」という言葉をかけて頂けた時には、この職場で頑張ってきてよかったという気持ちと、患者様との良好な関係性を築けていると明確に認識でき、大変嬉しく感じます。

        臓器移植コーディネーター→クリニック勤務|過去の経験を活かせる職場に転職

        この女性は、臓器移植コーディネーターという臨床とは異なる職種からの転職でしたが、ご主人の転勤をきっかけにクリニック看護師に転職されました。

        夜勤がないなどの条件を優先されての転職でしたが、過去に経験した診療科での経験や、前職で苦労した臓器移植時のご家族とのコミュニケーションも、転職後の仕事に活かされていると感じます。

        口コミ・評判

        32歳女性
        臓器移植コーディネーター→クリニック勤務
        都道府県の臓器移植コーディネーターは多くが1人で活動しています。人口が多い県でも2人しかおらず、(中略)臨床現場で働くのとは違う難しさがありました。また、夜間でも駆けつけなければいけないなど体力的な問題もあります。一番大変だった業務は、臓器提供を希望している患者様のご家族に説明を行うことです。例えば、不慮の事故で脳死状態になった人が、生前から臓器提供を希望していた場合、本当に臓器提供を行うかは最終的にはご家族が決定することになります。(中略)その説明をコーディネーターが行うのでご家族のお気持ちを考えながらの説明でとても苦心しました。
        (中略)主人の県外転勤に伴い転職することとなりました。夜勤がない勤務形態が良かったのと、自分が以前働いていた診療科も入っていたので比較的働きやすいのではないかと思いました。また自宅からとても近く通勤時間が短いことが決め手となりました。
        クリニック勤務は始めてでしたが、通院されている患者様と顔馴染みになり世間話をしたりとアットホームな雰囲気がとても自分に合っていました。また、老人ホーム3棟に対して毎週決まった曜日に回診も行っていました。(中略)1週間おきに馴染みの利用者さんの体調を伺ったり最近の出来事についてお話ししたりすると、「元気が出る」と言ってくださったり笑顔が見られるとやりがいを感じます。

        多くの看護師が転職したいと思っている

        多くの看護師が転職したいと思っている
        「人手不足で業務の負担が大きい…」「仕事量に対して給料が安い…」など、労働条件や待遇への不満から転職を考える看護師は少なくありません。

        日本医療労働組合連合会がおこなった『看護職員の労働実態調査(2017年)』では、約8割の看護師が仕事を辞めたいと回答しています。理由としてもっとも多かったのは人材不足で仕事がきつい、次いで賃金が安い、休暇が取れないが上位3つのなかに入っていました。多くの看護師が転職したいと思っている事実を裏付ける結果になっています。

        一方で、日本看護協会がおこなった『看護実態調査報告書(2019年)』をみてみると、正規雇用の看護職員の離職率が約10%にとどまっていて、転職に踏み切れない看護師が多数いる現状がみえてきます。転職後の後悔をおそれるからこそ、このような結果がうまれるのかもしれません。

        看護師の転職で後悔しやすい人の特徴

        看護師の転職で後悔しやすい人の特徴
        では、転職後に後悔しやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは3つの特徴を紹介します。

        それぞれ詳しく見ていきましょう。

        情報収集が不十分

        志願先の情報収集を怠ると、入社後に「こんなはずじゃなかった…」「思っていた職場と違った…」などとミスマッチが起こりやすくなります。そのような事態を防ぐためには、転職前に念入りな情報収集をおこない、入職前・後のギャップを少なくする作業が不可欠といえます。

        以下の方法を組み合わせて、応募先に対する理解を深めましょう。

        • 公式ホームページをみる
        • 口コミサイトを確認する
        • 職場見学をする
        • 転職エージェントを活用する

          そのなかでも、職場見学をすることと転職エージェントを活用して担当者から転職先の話を聞くのは情報の質がグッと高まります。インターネットでは得られない内部情報(職場の雰囲気・人間関係の様子など)が集められるので、ぜひ活動の一つとして取り入れてみてください。

          自己分析ができていない

          自己分析は今までの自分のキャリアを振り返り転職の軸や、転職に求めるものを見つめ直す作業ですが、この作業ができていないと、自分に合わない職場に応募してしまい、入社してから後悔する原因になってしまいます。

          また、自己分析の自分の強みやスキルを洗い出す時間もありますが、自己理解ができていないと採用担当者に対して魅力的なアピールができず、せっかくのチャンスをものにできなくなるでしょう。

          このように自己分析は、転職を成功させるために必要不可欠な作業といえます。転職先を決める前に必ずおこない「転職によって何を実現したいか?」「優先したい条件はなにか?」という意思を明確にしておきましょう!

          比較検討せずに決めてしまう

          「この求人いいかも!」という直感で転職を決めてしまうと、入社後に後悔する可能性は高いです。

          なぜなら自分の希望条件に100%マッチする求人に出会える確率は低く、どこかで条件を妥協するケースがほとんど。その妥協ポイントに自分自身が納得できていなければ、入職後に大きな不満に変わりやすくなるからです。

          そこで肝となるのが、自分の気持ちに折り合いをつけるために必要な比較検討をする作業。

          <転職における比較ポイント>

          • 給与や待遇
          • 勤務条件や休暇制度
          • 教育や研修の充実度
          • 各施設の特徴や文化
          • スタッフ同士の関係性

          後悔のない転職を実現させるためにも、複数の求人を見比べたうえで自分にとってのNo1求人を選んでいきましょう!

          看護師が転職を成功させるための7ポイント

          看護師が転職を成功させるためのポイント

          この章では、看護師が転職を成功させるためのポイントを7つ紹介します。

          ポイントを押さえて、満足のいく転職活動にしましょう。

          転職理由を明確にする

          まずやるべきことは、転職理由を明確にし、準備を入念におこなうことです。

          転職理由がネガティブだったとしても、ポジティブな側面は無いのか、自身の捉え方を多方面から見ることで、前向きな自分を表現するようにしましょう。

          これまでの自身の経験の棚卸をおこない、入念な準備をすることで、柔軟に物事をとらえることができ、転職理由の明確化につながりやすくなります。

          転職理由が明確になることで、採用担当者が高評価をつけやすく、面接に通過する可能性があがるのです。

          希望する条件に優先順位をつける

          希望条件をピックアップし、それらに優先順位をつけておくことも大切です。

          あらかじめ優先順位をつけておくことで、誤った判断を避けることができるようになります。

          優先順位付けの例

          1. 現職の年収よりも高いこと
          2. 残業時間は月20時間以内
          3. なるべく少人数の職場が望ましい
          4. 通勤時間は40分以内が良いが妥協可能

          優先順位を考えると、自分が転職活動で何を重視しているのかが、徐々にはっきりとしてくるでしょう。

          優先順位が決まれば、求人を検索する条件や判断する軸が明確になるので、転職活動がスムーズに進むようになります。

          スキル・適性を活かした職場を選ぶ

          スキルや適性を活かした職場選びをすることもポイントと言えます。

          看護師は職場や診療科によって、求められる看護スキルや適性が異なるからです。

          例えば、急性期病棟やICUでは、患者さんの容態が目まぐるしく変わりやすいため、てきぱきとスピード感をもって仕事をこなす人が求められます。

          一方で、慢性期病棟や介護施設では、患者さんとのコミュニケーションを通じて、丁寧に信頼関係を構築できる人が求められるのです。

          スキルアップのためにご自身の経験がない分野にチャレンジしたい場合は、教育制度の整った転職先を選ぶとよいでしょう。

          高いスキルが求められるほど相応の努力や勉強が必要となるため、5年後、10年後も見据えたキャリアプランを描き、転職活動をすることが大切です。

          求人票をしっかり確認し、できるだけ多くの求人を比較する

          求人票をしっかりと確認し、できるだけ多くの求人を比較することも大切です。

          高額な給料が提示されていると、つい目がいきがちですが、それ以外の条件が良くないということはあり得ます。

          良い求人を見極めるためには、以下の4点を確認することがおすすめです。

          • 給与の内訳(残業代と手当)
          • 賞与実績
          • 休暇と年間休日数
          • 福利厚生

            給与に関しては、残業代と手当が含まれているのか、別途支給されるのか、それによって支給される額は大きく異なります。

            賞与は「年2回」と記載されていても、何か月分支給されるのか確認しておく必要があるでしょう。

            休暇や複利厚生も同様に、ご自身のプライベートや働き方に影響する可能性が大きいため、求人票で分かりにくい場合は、面接官や後述する転職エージェントのコンサルタントに相談することがおすすめです。

            病院・施設の情報収集をする

            病院や施設の情報収集も、転職成功のためには重要となります。

            必要な情報収集をするためには、以下の5つの手段がおすすめです。

            • 転職希望先のホームページをチェックする
            • 転職希望先のパンフレットを読み込む
            • 口コミサイトをチェックする
            • 知り合いから話を聞く
            • 転職エージェントの担当者に確認する

              面接の際に、面接官から「病院の方針や理念に共感しているか」という質問を受けることもあるため、ホームページのチェックは必ずしておきましょう。

              口コミサイトには実際にそこで働いた看護師さんがリアルな口コミを書き込んでおり、希望の病院の実態を簡単に調べられます。ナスコミなどの口コミサイトをぜひ活用してみてください。

              徹底した面接対策をおこなう

              転職活動成功には、徹底した面接対策が必須です。

              なぜなら、書類選考が通過した後の面接の受け答えで、内定が出るかどうかが決まるからです。

              看護師の転職面接では、以下のような質問を受けることが多くあります。

              • 自己紹介(自己PR)をしてください
              • 志望動機を教えてください
              • 退職理由を教えてください
              • これまでの経験を教えてください
              • なぜ看護師を目指したきっかけは何ですか
              • あなたの長所と短所を教えてください
              • あなたの看護観を教えてください
              • 患者さんと接する中で印象的なエピソードはありますか?
              • 当院でやりたいことはなんですか?
              • 希望する配属先とその理由を教えてください
              • インシデント経験はありますか?
              • 夜勤や残業はできますか

                これらの質問に答えられるよう、しっかりと面接対策をおこなっておきましょう。

                転職エージェントを活用する

                最後のポイントは、転職エージェントに相談することです。

                上記の通り、転職を成功させるためには、しっかりとした事前準備と選考対策が必要となるため、転職エージェントに相談することをおすすめします。

                相談することで、魅力的な職務経歴書の作成方法や、面接時のポイント、「どういう理由や内容であれば採用担当者に響くか」といった人事目線でのアドバイスなどを知ることができます。

                転職エージェントへの相談は基本的に無料です。自分に合う求人や担当者を見つけるためにも、2~3社に登録すると良いでしょう。

                次章では、転職したい看護師におすすめする転職エージェントを紹介しますので、ぜひ活用してみてください。

                転職したい看護師におすすめの転職エージェント3選【体験談をもとにおすすめ】

                看護師におすすめの転職エージェント

                当記事を作成するにあたり、看護師さん100人にアンケート調査を行いました。そこで分かったのが、いかに自分の理想の求人を見つけられるか、が転職成功・失敗を左右するということです。

                そして、看護師さんがどのように求人を探したのか、も併せて伺ったところ、約半数以上から「転職エージェントを使った」と回答が得られました。

                看護師アンケート回答

                最後に参考として、利用評価の高かったサイトを紹介します。

                数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。

                転職サイト選定基準

                1. 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
                2. 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

                利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。

                転職サイト 求人数|総合満足度
                1位
                看護roo!
                55,907件|◎4.3
                利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。
                2位
                レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
                135,763件|○3.8
                総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる
                3位
                マイナビ看護師
                60,875件|◎4.1
                求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい

                ※求人数2022年8月更新

                この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。

                1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1

                看護roo

                看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。

                登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。

                看護roo!の特徴

                • 利用者満足度96.3%
                • 公開求人55,907件+非公開求人も多数
                • 面接同行や選考対策など手厚いサポート

                さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。

                看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。

                信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます

                こんな看護師さんにおすすめ

                • みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
                • 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
                • はじめての転職で不安なのでプロに相談したい

                看護roo!の詳しい情報は、下記の記事でもご覧になれます。

                2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!

                レバウェル看護

                レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており現場のリアルな情報を提供しています。

                レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴

                • 累計利用者数40万人以上
                • 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
                • 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル

                「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。

                また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます

                こんな看護師さんにおすすめ

                • できるだけたくさん求人が見たい
                • 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
                • 気軽に求人探しがしたい

                レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の詳細は、下記の記事も参考にしてみてください。

                関連記事

                3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる

                マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。
                数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。

                マイナビ看護師の特徴

                • 看護師認知度5年連続No1の定番転職サイト
                • 求人数は6万件以上
                • 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み

                加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。

                こんな看護師さんにおすすめ

                • なるべく早く次の仕事を見つけたい
                • 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい

                なお、マイナビ看護師の詳細は、下記の記事でも確認できます。またおすすめの転職サイトについて、より詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

                看護師転職のリアルな体験談のまとめ

                看護師転職のリアルな体験談のまとめ

                看護師の転職体験談をご紹介しました。

                看護師は転職する人が多いのは事実ですが、転職に成功している人ほど、事前準備と対策をしっかりとされている傾向があります。

                看護roo!』や『看護師のお仕事』などの転職エージェントに登録すると、職歴の棚卸や、ご自身のアピールポイントの伝え方面接対策などを受けることが出来るため、ぜひ活用してみてください。

                担当者との相性や、希望する求人によって合う合わないなども出てくるかと思いますので、転職エージェントの中から2~3社に登録し、比較しながら利用してみることがおすすめです。

                あなたの今後の人生が、より明るいものとなることを祈っています。

                【看護師転職】年収アップのカギは自分の市場価値にあった!年収アップの方法と平均年収を徹底解説

                看護師が転職で年収アップする方法
                • 「転職して年収を上げたい…」
                • 「転職で年収を上げるにはどうしたらよい?」

                と考えていませんか。

                看護師が転職で年収を上げる方法は、「ベースの年収や給料が高い職場を狙う」「面接の際などに給与交渉をする」の2つが挙げられます。

                ただ、転職をすれば必ず年収が上がるわけではなく、看護師が転職で年収アップをするためのポイントを押さえ、戦略的な転職活動が必要です。

                そこでこの記事では、看護師が転職で年収アップを成功させる方法をお伝えします。

                続きを読む

                看護師の転職面接でよく聞かれる質問19選&回答例【面接官が見ているポイントも解説】

                「面接では何を質問されるんだろう」
                「面接で気を付けることはあるかな…?」

                看護師の転職面接では、人柄や志望動機に加え、入職したらどのような看護師になるのかが見られており、様々な角度から質問がされます。

                そこでこの記事では、看護師の転職面接での頻出の質問や、面接官がチェックしているポイントについて解説します。最後まで読めば、転職面接の突破と理想のキャリアに近づくでしょう。

                この記事を読むとわかること

                • 看護師の転職面接で必ず聞かれる質問5選&回答例
                • 看護師の転職面接で頻繁に聞かれる質問14選&回答例
                • 看護師の転職面接で答えにくい質問をされたときの対処法
                • 看護師の転職面接で採用担当者がチェックしているポイント
                • 看護師が転職の面接で質問に上手く答えるコツ
                • 看護師の転職でやるべき面接前の事前準備
                • 看護師の転職面接に関するよくある質問

                看護師の転職面接で必ず聞かれる質問5選&回答例

                看護師の転職面接で必ず聞かれる質問と回答例

                まず、看護師の転職面接で必ず聞かれる質問を5つピックアップしました。以下を参考に、ご自身の回答を考え、しっかりと準備しておきましょう。

                さっそくご紹介します。

                自己紹介をしてください

                面接場所に入室し、挨拶や雑談を交わしたのち、簡単な自己紹介を求められます。

                口コミ・評判

                はじめまして、○○と申します。専門学校を卒業後、看護師として○○病院の呼吸器内科で3年間勤務しておりました。今後はより幅広い業務に携わりたいと考えており、呼吸器外科と集中治療の両方を経験できる貴院を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。

                ここではあまり長く喋りすぎないように意識しておきましょう。おおむね、1~3分程度が目安であり、端的に下記の要素を伝えることが大切です。

                自己紹介で伝えるべきこと

                • 名前、学歴・経歴を端的に述べる
                • 志望動機やキャリアビジョンを簡潔に伝える
                • 「本日はよろしくお願いします」の一言を添える

                自己紹介の話し方や振る舞いは、第一印象を大きく左右します。

                そのため、話す内容に加えて「表情を明るくする」「姿勢を正す」ことを意識し、ハキハキとした声で話すよう心がけましょう。

                なお、はじめに施設・業務内容の説明が簡単に行われ、次に「自己紹介から質疑応答」へと進められるケースもあります。

                自己PRをしてください

                看護師としてのスキルや経験、モチベーションの高さなどを評価するための質問です。

                質問に答えるときは、具体的なエピソードや数字を交えて、自分の強みや過去の成果などを伝えましょう。リアルな情報は信ぴょう性を与えるうえ、あなたがどういった人なのかも採用担当者がイメージしやすくなります。

                口コミ・評判

                私は〇〇で〇〇年間勤務してきました。以前の職場では、新人看護師の指導と育成に携わりました。個々のニーズを理解し適切な教育プランを作成したことで、新人看護師のインシデント発生率を10%軽減させました。この経験を通して、コミュニケーション能力と教育スキルを培うことができました。
                また、心肺停止に陥った患者様のケースでは、迅速に心肺蘇生を実施し、医師と連携し適切な処置をおこないました。その結果、患者様の心拍は回復し、その後無事に退院できました。この経験を通して、迅速な対応力と冷静な判断力を培うことができました。
                御院では、これまで培った経験やスキルを活かし、看護ケアの質の向上に貢献したいと考えています。

                志望動機を教えてください

                面接者は、この質問で応募者の熱意や志望度を図ろうとしています。

                転職を希望する病院の理念や方針、特徴などを踏まえた上で、自分がやりたいことと絡めて、この病院でなければならない理由を伝えましょう。

                具体的には、以下の内容で展開をすると、分かりやすくなります。

                • これまでに積んだ経験の内容と、その思いを持っているか
                • その経験から、自身にとって志望先にどのような魅力があるのか
                • 志望先に入職したら、どのような看護・働き方をしたいか

                待遇面や通勤のしやすさなどを考慮して職場を選ぶ人もいるかと思いますが、そのまま志望動機にすることは避けましょう。条件が良ければ他の病院でも良いのかと思われてしまいます。

                口コミ・評判

                患者様やそのご家族の気持ちに寄り添う看護、という以前からの理想の看護が、貴院であれば可能だと考えたからです。貴院を見学させていただいた際、患者様一人一人に、丁寧で温かいサポートをチームワークよく行っている看護師のみなさんの姿に深く感動いたしました。ぜひ私もその一員として働きたいと考え、志望いたしました。

                退職(転職)理由を教えてください

                採用担当者が退職(転職)理由を聞くのは、何か出来事が起きた際の、その人の考え方や行動を知りたいからです。

                面接では、「応募者がどのようにうちで働いてくれそうか」「せっかく入職してもすぐに辞めてしまわないか」の2点をチェックされています。

                このため、退職理由となった不満に対して「自身で改善・解決するために起こした行動」「応募者自身が組織の欠点を補う当事者としての自覚や能力を持っているか」を知りたいのです。

                口コミ・評判

                前職では上司からの指示に従うことが絶対とされており、個人の自発的な課題発見に基づき、チームで解決することで成果を挙げるのが困難な環境でした。このため、同僚看護師と一緒に、チームで仕事をすることのメリットを文書化し、上司に提出伝えましたが、受け取ってもらうことすらできませんでした。
                貴院は、患者さんの早期回復に必要なことの一つとして、チーム医療の重要性を掲げられており、かつ私の前職での看護経験を活かせると考えています。前職の経験をもとに主体的に意見を取り入れてもらえるよう努力し、貴院と患者さんに貢献したいです。

                これまでの経験を教えてください

                面接で経歴を伝えるときは、以下の順番で伝えるようにしましょう。

                • 最終学歴
                • 職歴と各職場での経験や学びを時系列で伝える
                • 志望先の病院に応募した理由を伝える

                基本的に、今までに所属した勤務先は省略せずに伝えることが重要です。事前に履歴書を提出している場合がほとんどであることから、省略することで「何か隠したいことがあるのでは?」と悪印象となる可能性があります。

                それぞれの職場で、経験したことと学び得たことを伝えると、前向きな印象となるでしょう。

                口コミ・評判

                〇〇大学を卒業後、〇〇病院消化器外科病棟にて5年間勤務しておりました。急性期看護の経験を積みつつ、多くの患者様から抗がん剤治療の辛さを聞くたびに、もっと力になりたいと感じていました。
                その後、同病院のICUに異動となり4年間勤務し、様々な診療科の患者さんに対応いたしました。
                貴院では最先端の化学療法外来で、通院しながら治療を続けられると知り、そこでこれまでの経験を活かし、患者様に寄り添ったケアをしたいと考えています。

                看護師の転職面接で頻繁に聞かれる質問14選&回答例

                看護師の転職面接で必ず聞かれる質問と回答例

                ここでは、さきほど紹介した質問の他に、看護師の転職面接で頻繁に聞かれる14の質問をご紹介します。

                転職に成功した多くの看護師さんが聞かれてきた質問ですので、押さえておくようにしましょう。

                順番に見ていきましょう。

                看護師を目指したきっかけは何ですか

                採用担当者は、看護師を目指すきっかけから、仕事への情熱を確認しています。自身の経験やエピソードを元に、看護師を目指すきっかけを伝えましょう。その人の看護観と合わせて回答すると、より仕事への熱意が伝わりやすくなります。

                口コミ・評判
                実は子どもの頃盲腸で入院したことがあり、とても心細い思いをしたことがあります。両親が共働きで病室に1人でいる時間が長かったのですが、看護師たちが付き添ってくれ、大きな安心感を与えてくれました。不安を感じていた私に優しく接してくれた看護師に憧れを抱き、そのときの出来事が、看護師なろうと決意したきっかけです。私もそのときの看護師のように、患者様の気持ちに寄り添える看護師を目指しています。

                あなたの長所と短所を教えてください

                この質問では、応募者の性格や、自分をどのように客観視しているか、職場に馴染めそうか、入職したらどのように活躍しそうか、を確認されています。

                答え方としては、仕事に活かせる長所であれば何でもかまいません。優しい、明るい、協調性、度胸がある、冷静沈着、俊敏性など、新しい職場の仕事や理念にマッチするような回答が出来ると、採用担当者に響きやすくなります。

                逆に、短所を聞かれた場合、言い換えれば強みになることを話しましょう。「人と話すのが苦手」「協調性がない」「時間を守れない」「嘘をつく」など、ネガティブしかない短所は避けることが賢明です。

                口コミ・評判

                私の長所は、真面目で几帳面なところです。時間を守ることはもちろん、お薬の用量などを正確に把握し、周りの方のサポートもありますが、大きなミスをすることなく仕事して参りました。医療業界はミスが許されない世界であるため、自身の几帳面さは大きな長所であると感じています。一方で、真面目すぎるがゆえに、神経質になって仕事が遅くなってしまう点は短所と感じています。

                休みの日の過ごし方について教えてください

                休日の過ごし方から、あなたの性格や人柄を把握しようとしています。その会話の中からストレスを上手に発散できる人か、社交性がある人なのかなどもチェックしているでしょう。

                ストレスケアがうまくできることをアピールしたい場合は、以下のような回答をするのが効果的です。

                • 自然に触れることで癒しを得ている
                • 読書や映画鑑賞で非日常の世界を楽しんでいる
                • ヨガをおこなって心身を整えている

                上手にストレスを解消できていれば、健康なメンタルを維持した状態で仕事ができる人だと評価されるはずです。

                もし休日にボランティアや社会人サークルの活動に参加したことがあるのなら、その経験を話すと社交性をアピールできます。他の人との交流が活発である側面を伝えれば、新しい職場でも良好な人間関係を築ける人だと評価されるでしょう。

                口コミ・評判

                休みの日は、ウォーキングやヨガなどの運動をしたり、友人とでかけたりして、ストレス解消に時間を割くことを大切にしています。
                また、新しい人たちとのつながりを広げるために、社会人サークルに入ったり、地域のイベントに参加したりしています。
                今後もワークライフバランスを大切にし、看護師としてより充実したキャリアを築いていきたいと考えています。

                あなたの看護観を教えてください

                「看護観」とは、どんな看護師になりたいか?ということを意味しています。看護師として大切にしていることを答えても良いです。

                この質問では、経営理念にマッチする人材か、長く働いてくれそうかが確認されています。看護観は人それぞれですので、正解はありませんが、応募先の理念を念頭に置き、ご自身の看護観を伝えることがおすすめです。

                口コミ・評判
                患者様のQOLを高めるために、自身の看護知識や技術を向上させることです。特に難しい病状の患者様の場合、適切な処置を行うためには、知識や技術力が不可欠です。痛みやつらさに寄り添ったサポートはもちろん、その人らしい時間を過ごすためには、患者様やご家族とコミュニケーションを取りながら、自身が新しい技術や知識をブラッシュアップし続けることが大切であると考えています。

                患者さんと接する中で印象的なエピソードはありますか?

                この質問は、応募者の性格や感性、何にやりがいを感じるのかを知ることが目的です。

                患者さんとの関わりから得た経験や、感じたことを簡潔に伝えるようにしましょう。具体的なエピソードであるほど、長く話してしまいがちですが、限られた面接時間の中でまとめることも大切です。

                自分の経験を話しつつ、どう成長したかを答えると好感が持たれやすくなります。

                口コミ・評判
                看護師経験がまだ浅かったころ、先輩の看護ではいつもニコニコしていた患者様が、私が担当になった途端に笑わなくなってしまったことがありました。患者様には不安を与えないよう、笑顔で接していたつもりでしたが、ミスをしないことを優先して、コミュニケーションをおろそかにしていたことに気付きました。その後、患者様とお話することを心がけ、『いつもありがとう』という言葉を頂いたときは、とても嬉しかったです。患者様は精神的に不安定な方も多いため、どんな状況でも寄り添い、安心感を与えることも看護師の仕事であると感じています。

                当院の理念・方針についてどう思われますか?

                「職場の理念や方針に共感してくれるか?」「チームとして同じ方向をむいて働けるか?」などを見極めるための質問です。

                質問に回答するときは、志願先の理念・方針を徹底的にリサーチしたうえで、どのような形で自分が企業に貢献ができるかをアピールしていく意識が大切です。その際に理念や方針に対する自分の考えも一緒に伝えると、より評価が高まるでしょう。

                口コミ・評判

                御院の理念・方針には、患者様を中心にした看護ケアの提供や、チームワークの重要性が明確に表現されていると感じました。私はこの理念・方針に深く共感しており、その実現に向けて努力してまいりました。
                以前の職場では、患者様のニーズを深く理解し、それに応えるためにチームメンバーと協力してケアを提供してきました。その経験を通して、患者様を人間として尊重し、個々のニーズに応えることの重要性を強く感じました。
                今後は、これまで培った経験を活かし、御院の理念・方針に基づいた看護ケアの提供に貢献していきたいと考えております。

                当院でやりたいことはなんですか?

                この質問は、病院側が望む業務内容とあなたの希望がマッチするか、やる気があるかどうかをみるための質問です。

                転職を希望する病院の業務内容だけではなく、理念等も事前に確認しておきましょう。病院の理念や業務内容が自身の希望とマッチしていることを伝え、これまでの経験を活かした活躍が期待できそうだとアピールします。

                前職での経験を活かして即戦力となれる点をアピールできると、転職が決まった後に希望が通りやすくなります。

                口コミ・評判

                私は、貴院で小児科の看護に携わりたいと考えています。これまで6年間、小児病棟に勤務していました。様々な症例を経験し、多様な看護技術や患者様への向き合い方等、多くのことを学びました。今後は今までに培った経験を活かし、一人一人の子どもに寄り添う看護をしたいと思い、すべての患者さんに平等に、優しく接するという貴院の理念に共感し、志望いたしました

                今後の働き方やキャリアプランについて教えてください

                将来的なポジションや責任を担える人材を採用したい場合に聞かれやすい質問です。企業と応募者のキャリアプランが一致しているかどうかの確認もおこなっているでしょう。

                理想的な回答は「特定の専門分野でのスキルや知識の習得をしたい」「管理職へ昇進したい」など、自分が目指したい領域や方向性を明確に伝えること。その際は「専門コースの受講やリーダーシップ研修などに参加する意志(または受講経験)がある」というように具体的にアピールするのが効果的です。

                口コミ・評判

                私は、小児看護のエキスパートとして、患者様とご家族に最高のケアを提供することを目指しています。
                業務内での知識・スキルの習得はもちろん、小児看護の専門教育プログラムに参加するなどして、最新のケア手法や疾患管理について学んでいきたいと考えています。また、将来的にはチームリーダーとして、他の看護師の指導やサポートをしたいと考えています。
                今後は、小児看護の知識・スキルの習得とともに、リーダーシップスキルを磨き、チームリーダーとして、患者様のケア品質の向上に貢献したいと考えています。

                以前の職場で身につけたスキル・能力をアピールしてください

                以前の職場で、どのような実績や成果をあげたのかを把握するための質問です。これにより、採用担当者は応募者のスキル・能力を客観的に評価でき、企業が求める人材かどうかを判断しやすくなります。

                質問に答える際は、求人情報や職務内容を事前に確認し、応募先で重視されるスキル・能力に焦点を当ててアピールしましょう。

                また自己成長のために、新しいケアの手法を学習していたり、研修などに積極的に参加したりしている経験などがあれば採用担当者に伝えましょう。仕事以外で努力している人は良い印象を与えやすくなります。

                口コミ・評判

                私は以前の職場で、協調性や対応力、指導力を身につけました。
                協調性においては、ある患者様のケアプランを作成する際、他職種のメンバーと意見交換をしながら最適なケア方法を立案しました。この経験を通して、チームと協力しながら最善の結果を追求する能力を身につけました。
                対応力においては、ある日多くの患者様が入院してきた際に、優先順位の設定や業務の効率化をすることでスムーズな受け入れをおこなえました。この経験を通して、想定外の事態が発生しても臨機応変に対応できる力を身につけました。
                指導力においては、新人看護師の教育プロジェクトを立ち上げた際に、学習スケジュールを作成し、それに沿った臨床指導や実践的なトレーニングをおこなった結果、彼らの自信と能力が向上しチーム全体のパフォーマンスも向上しました。
                今後はこれらのスキル・能力を活かし、御院に貢献していきたいと考えています。

                希望する配属先とその理由を教えてください

                希望の診療科がある場合は、面接時に伝えておきましょう。

                その診療科を希望する理由や、そこに配属されたらどのような看護をしたいかなど、希望する理由を具体的に伝えると良いでしょう。

                希望は必ず通るとは限りませんので、柔軟に対応することも合わせて伝えることがおすすめです。

                口コミ・評判
                もし可能であれば、循環器内科を希望します。前職ではICUに勤務しており、高いアセスメント力や多くの看護技術・知識を学びました。その能力を活かしつつ、継続的に患者さんを看ていきたいと考えたからです。
                ただ、どこの配属となっても学べることは多いかと思いますので、一生懸命取り組むつもりです。

                勤務条件に関する希望はありますか?

                応募者の希望する条件を確認する目的で問われます。お互いの条件のマッチ度が高ければ、転職後の定着率があがるため、採用担当者にとっては大切な質問といえます。

                勤務条件を伝えるときは、応募先が求めている人材と希望する条件が一致していることをできるだけ強調しましょう。職場に適した人材であるという印象を、採用担当者に与えやすくなります。

                他にも「研修があれば積極的に参加したい」「弊社の〇〇のポジションに興味がある」などと自身のスキルやキャリアの発展につながる条件を提示するのも効果的です。応募先での長期的なキャリア目標をもち、成長意欲が高い人材であることをアピールできるでしょう。

                口コミ・評判

                勤務条件としては、継続的な教育・研修の機会がある職場への転職を希望しています。
                以前の職場では、専門領域のスキルアップや新たな役割への挑戦ができる機会が十分にありませんでした。
                御院では、継続的な教育プログラムや研修への参加など、新しい知識やスキルの習得に必要な環境が整っています。そういった環境で働くことで、自身の成長や御院の発展に貢献できると考えています。

                失敗経験について教えてください

                採用担当者はこの質問を通して、応募者の問題解決能力や対処能力を測りたいと考えています。

                〈採用担当者がみているポイント〉

                • 失敗を学びに変える力はあるか?
                • 困難に立ち向かうマインドはあるのか?
                • 問題を冷静に分析できる能力はあるのか?

                質問に回答する際には、どのような状況で・どのような行動をとり・どのような結果になったのかを具体的に説明しましょう。失敗の原因を客観的に分析でき、自己成長する人材であるとアピールできます。

                口コミ・評判

                失敗経験として、緊急時に的確な判断を下せなかったことがありました。
                患者様が意識を失った際に、パニックになり冷静さを欠いた結果、迅速な対応ができませんでした。
                この経験から、緊急時に備えた訓練をおこなう重要性を学びました。それ以降、積極的に研修に参加し緊急時の対応法を学ぶことで、同様の状況下でも冷静な対応ができるようになりました。

                夜勤や残業はできますか

                働き方についての質問をされることもあります。無理のない範囲で対応できる旨を伝えておきましょう

                採用されたいと考えるあまり「残業はどれだけあっても大丈夫」のような、現実的でない回答をすることはおすすめしません。

                実際に働きはじめて、生活に支障をきたしてしまうと、ご自身が辛いだけでなく、職場にも迷惑をかけてしまうからです。

                口コミ・評判
                残業には、できる限り対応いたします。ただ、家庭の事情もあるため、残業は週に3日程度までとさせていただけると幸いです。

                看護師以外の転職は考えなかったのですか?

                この質問では、看護に対する情熱の有無を問われています。看護師以外の転職について聞かれた場合、「看護師としてこのようなことを実現したく、転職した」と伝えると良いでしょう。

                消極的な理由や、消去法で選んだと思われることがないよう、明確な回答を用意しておくことが重要です。

                口コミ・評判
                看護師以外の転職は考えたことはありません。看護師として患者様のお役に立ち、治療だけでなくより良いQOLを送っていただくようサポートすることが私のやりがいだからです。前職では、高度な治療も多く扱っており、患者様のお役に立っている実感が大きい職場でした。しかし、もっと患者様の近くで寄り添って、サポートができる環境で仕事がしたいと感じ、貴院への転職を決意しました。

                 

                看護師の転職面接で答えにくい質問をされたときの対処法

                看護師の転職面接で答えにくい質問をされたときの対処法
                面接では、想定していなかった質問や答え方に迷うような質問がくる場合があります。

                想定外・予期せぬ質問例

                • 他の職種と比べて、看護師の役割の重要性はどう思いますか?
                • あなたが新たな職場でもたらすことのできる付加価値は何ですか?
                • 自分自身を一言で表現するとしたら、何と言いますか?

                答え方に迷う質問例

                • 患者との関わりで難しさを感じた場合、どのように克服しましたか?
                • プレッシャーやストレスが高まる状況でどのように対処しますか?
                • 他のスタッフとの衝突や意見の相違があった場合、どのように解決しますか?

                答えにくい質問をされたときは、まずは慌てずに冷静さを保つのが大切です。そのうえで質問の意図をくみ取り、要点をおさえて回答しましょう。

                また答えを準備していなかったからと言って、嘘をついてはいけません。嘘をつくと、途中で話の辻褄が合わなくなったり、言いたいことがわからなくなったりと大きなリスクを伴います。自分を大きくみせる必要はないので、自分の考えや経験をもとに素直に答えていきましょう。

                なお、場合によっては、以下のようなハラスメントや差別的な質問をされる可能性もあります。

                • パートナーはいますか?
                • 将来的に子どもを産む予定はありますか?
                • 信仰心はありますか?

                  上記のように完全にプライベートの話であれば「申し訳ないのですが、仕事に関係ない話なので回答は控えさせていただきます」と正直に伝えても問題ありません。

                  看護師の転職面接で採用担当者がチェックしている6つのポイント

                  ここでは、看護師の面接で採用担当者がチェックしているポイントをお伝えします。

                  質問の回答内容に加え、下記をしっかりと押さえておくことで、より面接突破に近づきやすくなります。

                  さっそくご紹介します。

                  明るくハキハキと話せる人か

                  明るくハキハキと話せる人かどうか、はチェックされてます。

                  社会人としてきちんとした態度で受け答えが出来る人なのかを採用担当者は確認しています。緊張してしまうことは理解しますが、険しい表情や自信がなく暗い表情は、マイナスイメージとなってしまうのです。

                  また、話す時の姿勢も、印象に大きく影響します。背もたれは使わずに背筋を伸ばして座り、話をするときは、ややゆっくりめにハキハキ話しながら、明るい表情を心がけましょう。

                  やる気があり長く働いてくれるかどうか

                  やる気があって長く働いてくれる人材かどうか、採用担当者はチェックしています。

                  採用する側からすると、仕事に対する意識が高く、やる気がある人と働きたいと思うことは当然です。面接を受けている時点で、一定のやる気はあるかと思いますが、それが採用担当者に伝わらなければ、不採用となってしまうでしょう。

                  思考は行動に現れるため、面接においては事前準備をしっかりとするようにしましょう。事前に自己分析や職場の情報収集、理念を調べておくことが大切です。

                  そのことを踏まえたうえで何をやりたいかを伝えることが出来れば、やる気は自然と伝わります。

                  また、長く働いてくれる人なのか、という観点でも見られているため、入職後のキャリアプランについても明確にしておきましょう。

                  患者さんとのコミュニケーションに問題がないか

                  患者さんとのコミュニケーションに問題がないか、というポイントもチェックされています。

                  看護師は患者さんや同僚、医師など、多くの人とコミュニケーションを取ることが多いため、コミュニケーションスキルに問題がないかを採用担当者は知りたいと思っています。

                  面接の際は、顔を上げてハキハキと対応することを心がけましょう。

                  質問の回答内容が良いものであっても、コミュニケーションに難ありと判断された場合、内定からは遠ざかってしまいます。

                  礼儀正しく受け答えができるか

                  礼儀正しく受け答えができるかどうかも、採用担当者のチェックポイントの一つです。

                  看護師転職では、採用時にスキルや技術面だけでなく、人柄の部分も大きく重視されます。

                  相手がどんなにくだけた態度で接してきたとしても、礼儀正しく受け答えをすることは大変重要です。明るくハキハキと答えながらも、礼節を欠くことがないように気をつけましょう。

                  そのうえで、自身の意見を的確に伝え、端的に意見を述べられると、採用担当者から良い評価を得やすくなります。

                  応募書類の内容と質問への回答に相違はないか

                  採用担当者は、応募書類を元に話を進めたり、質問したりしてテキストの情報だけでは把握しきれなかった人間味の部分を深掘りします。

                  あわせて書類に書かれている内容と回答に違いがないかも、会話の中で確認しているため、書かれていることと違う内容を答えたり、誇張した発言をしたりすれば不信感や違和感を与え、マイナス評価の原因になってしまいます。

                  回答への一貫性を保つためにも、面接前に応募書類を再確認し、記載した内容を正確に把握しておきましょう。

                  職場に馴染める人材かどうか

                  採用担当者は、組織の一員として長期的に働ける人材を探しています。そのため面接では以下のようなポイントをチェックして、職場に馴染める人材かどうかを見極めています。

                  • 他のスタッフと円滑な意思伝達ができるか?
                  • 協調性をもって働けるか?
                  • 新しい環境への適応力はあるか?

                    上記の内容に信ぴょう性をもたせるには、コミュニケーション能力や協調性が感じられる前職のエピソードを伝えるのが効果的です。

                    口コミ・評判

                    院内感染対策の改善プロジェクトに参加し、感染リスクを低減するための新しいガイドラインの策定に貢献しました。また、プロジェクトの進行状況のモニタリングをおこなったり、他のメンバーのサポートをしたりするなど、目標達成に向けた協力を惜しみませんでした。

                    同時に、自己分析をおこない、適応力やコミュニケーション力などをアピールするための、具体的なエピソードを用意するのも大切です。面接ではそれらの情報に基づいて、自分の考えや意見を明確に伝え、職場に馴染む能力があることをアピールしましょう。

                    看護師が転職の面接で質問に上手く答える3つのコツ

                    看護師が転職の面接で質問に上手く答えるコツ
                    面接での質問にうまく答えるためのコツを3つ紹介します。

                    対策を練れば面接に対しての自信がつくうえ、採用担当者に刺さる回答が考えられるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

                    自己分析をおこなう

                    自己分析をおこなうと、自分の強みや志望動機、転職理由、キャリア目標などを把握できます。これらは面接で自信をもって自分をアピールしたり、質問に的確に答えたりするために必須となる情報です。

                    転職成功への一歩をすすめるためにも、自己分析をおこない自分を深く理解したうえで面接にのぞみましょう。

                    自己分析の方法はたくさんありますが、ここでは以下の4ステップで簡単に自分を振り返る方法を紹介します。

                    自己分析のステップ 分析内容
                    Step1 今までの経験(キャリア)を振り返る
                    Step2 「なぜ転職したいのか?」「どのような仕事がしたいのか?」などの気持ちを整理する
                    Step3 自分のスキルや得意なことを洗い出す
                    Step4 志願先会社が求める人材を調べて、自分と照らし合わせる

                    この方法で分析をおこなうことで、自分が仕事で大切にしている信念や自分自身の強みを再確認しつつ、志願先の求める人材であるとアピールしやすくなります。

                    以下の記事では、自己分析4Stepの詳しいやり方を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

                    ポジティブに答える

                    前職での不満や愚痴に匹敵するような発言はマイナス評価になります。ネガティブなエピソードや意見が実際にあったとしても、そのまま伝えるのではなくポジティブな発言に変換して回答すべきです。

                    例えば転職回数が多い場合の回答例はこちら。

                    口コミ・評判

                    これまで転職を3度経験してきましたが、そこで得た学びはたくさんあります。特にそれぞれの職場に応じた職場環境や人間関係に適応する力を身につけられたと感じております。それらの経験を活かし、柔軟性と協調性をもって御院に貢献していきたいです。

                    経験から得た学びを前向きにアピールし、良い印象を与えるように心がけていきましょう!

                    回答の型を学ぶ

                    採用担当者の質問にうまく答えられるようになりたいなら、回答の型を学ぶのも一つの手です。ここでは代表的な型であるSTAR法を紹介します。

                    STAR法とは

                    状況(Situation)・課題(Task)・行動(Action)・結果(Result)の頭文字をとって名付けられたもので、面接官の質問に的確に答えるためのテクニック。

                    具体的な手順は以下のとおり。

                    状況
                    (Situation)
                    あなたが直面した具体的な状況や背景を説明する
                    課題
                    (Task)
                    その状況に対してどのような目標を設定したか説明する
                    行動
                    (Action)
                    実際にどのような行動をしたのかを具体的に説明する
                    結果
                    (Result)
                    行動した結果どのような学びを得たかを説明する

                    4つの手順を踏んで説明すると質問の本質から逸脱することなく、採用担当者が理解しやすい形で答えられます。

                    このような型を1つでも知っておくと、自分の考えを相手にわかりやすく伝える力が身につき自信にもつながるので、ぜひ積極的に学んでみてください。

                    看護師の転職でやるべき面接前の事前準備6選

                    看護師の転職でやるべき面接前の事前準備
                    やっておくべき面接の事前準備を6つ紹介します。

                    それぞれ詳しく見ていきましょう。

                    志望先の情報収集をおこなう

                    面接ではほとんどの場合、志望動機が問われます。志望先の企業理念やモットーにしていることなどに共感したうえで「御社だから働きたいと思った!」という気持ちを積極的に伝えていく姿勢が大切です。そのためには、志望先の事前リサーチが欠かせません。

                    また、志望先を十分に理解できれば、自信がついて心が落ち着いた状態で面接にのぞめたり、採用担当者との会話をスムーズにすすめたりもできます。

                    情報収集をおこなう際は、以下の方法がおすすめです。

                    • 公式ホームページをみる
                    • ソーシャルメディアをチェックする
                    • 口コミサイトを確認する
                    • 転職エージェントを活用する

                      リサーチする場合は、複数の情報源を活用しましょう。特徴が違う複数の情報を組み合わせることで、より具体的なイメージをつかめるため、志望先に対する理解が深まります。

                      面接に必要な持ち物を準備する

                      「大事な持ち物を忘れてしまい、失敗した…」という事態を避けるためにも、面接に必要な持ち物は事前に準備しておきましょう。前もって支度をしておけば、当日慌てることなく心に余裕をもって面接にのぞめるはずです。

                      以下に面接に必要な物をまとめました。

                      面接に必要な持ち物

                      • A4の書類が入るバッグとクリアファイル
                      • 応募書類(履歴書・職務経歴書)のコピー
                      • 募集要項のコピー
                      • 身分証明書
                      • 筆記用具
                      • スケジュール帳・メモ帳
                      • ハンカチ
                      • 携帯電話・スマートフォン
                      • 腕時計
                      • 応募企業から指定された持参物 など

                      上記の他にも、現地までの地図や印鑑、折りたたみ傘などがあるとよいでしょう。また、女性の場合は、ストッキングの予備や化粧ポーチを用意すると安心です。

                      面接会場までのアクセスを調べる

                      面接への遅刻は必ず避けなければいけません。事前に面接会場までのアクセスを調べ、交通手段や道路状況、所要時間を把握し、余裕をもって会場に到着できるスケジュールを立てましょう。

                      面接会場までのアクセスの調べ方には、以下の方法があります。

                      • Googleなどの検索エンジンを利用する
                      • 公共交通機関のウェブサイトを参照する
                      • ルート案内アプリを活用する

                        なお、面接前に実際に会場にいき、周辺の様子や建物の外観、近隣の施設などを確認しておくのもよいでしょう。迷わずたどり着ける状況を整えておけば、移動の不安がなくなり、リラックスした状態で面接にのぞめます。

                        身だしなみを万全な状態にしておく

                        面接での服装は、採用担当者への第一印象を決定づけるものであり、その印象が合否に大きく影響します。面接本番で好印象を与えるためにも、身だしなみをしっかり整えておきましょう。

                        面接での服装は原則スーツです。クリーニングされていてシワがなく、体型に合ったものを着用しましょう。また、スーツを着用する際には、シャツやネクタイ、靴などその他のアイテムにもこだわる必要があります。

                        押さえておきたいポイントは以下のとおり。

                        • ネクタイは派手すぎない明るい色
                        • シャツは白無地でデザイン性の低いもの
                        • ベルトはスーツにあう表皮
                        • 靴はレザーの紐靴のビジネスシューズ
                        • 靴下は黒無地
                        • カバンは黒や濃いネイビー、ブラウンでA4が入るサイズ

                          面接の突破率をあげるために、清潔感のあるTPOに適した格好を心がけていきましょう。

                          面接の流れやマナーを再確認する

                          ある程度のマナーを守らなければ、面接を突破するのは難しいでしょう。入社してからも「非常識な行動を起こすのではないか…」と懸念されるからです。

                          以下に面接における大切なマナーの例をまとめました。

                          • 携帯電話の電源はOFF
                          • 控室では必ず下座に座る
                          • ノックの回数は3回
                          • 「どうぞお座りください」のあとに着席
                          • 当日中に御礼メールを送る

                            基本的なことがしっかりできているだけで、採用担当者に好印象を与えられます。合格率をあげるためにも、面接前に押さえるべきマナーをしっかりと確認してから本番にのぞみましょう。

                            転職のプロから面接の指導を受ける

                            面接対策では、転職エージェントからの的確なフィードバックを受けるのも効果的です。

                            サービスに登録すれば、担当者から以下のような具体的なアドバイスがもらえます。

                            • よくされる質問と適切な回答例
                            • 強みやスキルを効果的に伝える方法
                            • 模擬面接を通しての具体的な改善点

                            また、転職エージェントを活用すると、一人では気づきにくいポイントに気づけたり、応募先にあった面接対策ができたりします。合格率をあげるためにも積極的に活用していきましょう。

                            看護師の転職面接に関するよくある質問

                            看護師の転職面接に関するよくある質問

                            ここでは、看護師の転職面接に関するよくある質問にお答えします。

                            気になる項目があれば、ぜひご覧ください。

                            すべての質問に答えないといけませんか?

                            悪い印象を与えないためにも、基本的にはすべての質問に答えるのが望ましいといえます。

                            ただし、以下の質問に対しては答える必要がありません。

                            • 個人のプライバシーに関する質問
                            • 性的指向などの差別的な質問
                            • 職務経験や能力に関係のない質問

                              「これは絶対に仕事に関係のない話だ!」と思ったら、最低限の情報のみを説明したり、関連する他のテーマの話をしたりするなどの対応を取るとよいでしょう。

                              面接採用者は悪気なく質問しているケースも珍しくありません。そのため失礼に感じる質問をされても、冷静な対応を心がけ、採用担当者との関係を良好に保つのが好ましいです。

                              回答する際に気を付けるべきポイントについて教えてください

                              質問に回答する際は、以下のポイントを押さえながら回答することがおすすめです。

                              • ネガティブな内容でもポジティブに締める
                              • 待遇面の条件については自ら話さない
                              • 暗記した回答をそのまま話さない

                              面接はコミュニケーションの場であり、会話のキャッチボールが大切です。どのような質問が飛んできたとしても、上記を意識しながら面接官との自然なやり取りを心がけると良いでしょう。

                              特に、ネガティブな回答をしたくなっても、ポジティブに締めることは、とても重要です。面接で与える印象を大きく左右しますので、徹底するようにしましょう。

                              面接中に、答えに詰まってしまいそうで心配です

                              答えに詰まってしまうことは、悪いことではありません。それよりも長い沈黙が続くことがNGです。

                              まず、答えに詰まってしまったこと自体は、採用の合否に影響しません。面接官の意図が読めないときは「○○に関する質問でよろしいでしょうか」などと聞き返すことで、分かりやすく言い直してくれることもあります。

                              面接官は、予想外のことが起きた際の臨機応変な対応力を見ています。焦ることなく、コミュニケーションを心がけながら立て直していきましょう。

                              頭が真っ白になって黙り込んでしまい、面接官からフォローしてもらう状況は回避しなくてはなりません。

                              逆質問で何を聞けばいいのかわかりません

                              逆質問では、求職者の方から面接官に対して自由に質問をすることができます

                              以下の項目について質問すると良いでしょう。

                              • 業務内容について聞く
                              • 職場環境・待遇について聞く
                              • 病院の理念について聞く

                                質問内容によっては「あまりうちの病院に興味がないのかな?」「活躍するイメージ見えない…」といったネガティブな印象を与える恐れがあるため、最低限の準備をしておきましょう。

                                補足:逆質問に「ありません」と回答するのは避けましょう。

                                理由は以下の3点です。

                                • 志望度が低いと思われてしまうから
                                • 自発的なコミュニケーションを取れない人だと思われるから
                                • 自己PRのチャンスを無駄にしてしまうから

                                何かしらの質問ができるように、事前に準備しておきましょう。

                                面接が苦手なのですが…

                                面接に苦手意識を感じるのであれば、苦手意識をなくすように努力してみましょう。

                                苦手意識から来る自信のなさは、それだけで魅力が半減してしまいます。逆に、堂々としていて自信があるように見える人には、どんな魅力があるのだろう、と面接官も気になるものです。

                                家族や友人に協力を得て、ご紹介した質問を投げかけてもらい、面接の練習をするのもおすすめです。練習をしておけば、しっかりと回答できるようになり、自信を持って面接にのぞめるでしょう。

                                転職サイトのコンサルタントに相談してみるのもおすすめ

                                家族や友人に協力してもらうのが恥ずかしいという方は、『看護roo!』や『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』などの、看護師転職サイトに相談してみるのもおすすめです。転職サイトに登録すると、面接練習を含む選考対策を、転職のプロであるコンサルタントから無料で受けられます。

                                また、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

                                看護師の転職面接で聞かれる質問&回答例のまとめ

                                看護師の転職面接で聞かれる質問&回答例のまとめ

                                看護師が転職面接で聞かれる質問や、採用担当者がチェックしているポイントについてお話しました。

                                多くの質問と回答例をご紹介しましたが、面接において一番重要なことは、面接官とコミュニケーションの場であるということです。

                                面接に苦手意識のある方は、看護roo!』や『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』などの看護師転職サイトに相談すると、転職のプロから面接対策をしてもらえます

                                転職サイトへの登録・相談は無料です。自分に合う求人や担当者を見つけるためにも、2~3社を併用し、ご自身に合うところを見つけてみてください。

                                看護師の転職で後悔しやすい人の7つの特徴|転職活動を成功させるコツ

                                「転職をして後悔しないか不安…」転職をして後悔しないか、不安を抱いている看護師さんは多いです。

                                転職で後悔してしまう看護師さんに共通する特徴としては、以下の7つが挙げられます。

                                • 焦って転職先を決めてしまった
                                • 適切な情報収集ができていない
                                • 職場見学をしていない
                                • 給与にこだわりすぎる
                                • 自己分析ができていない
                                • 確労働条件をしっかりと認できていない
                                • 比較検討せずに決めてしまう

                                7つの特徴を踏まえて、転職活動には失敗しないためのコツがあります。

                                この記事では、看護師が転職後に後悔する事例や転職に失敗する人に共通する特徴、失敗しない転職先の探し方などについて解説していきます。順番に読んでいただくことで、後悔なく転職し、新たな一歩を踏み出すことができるでしょう。

                                看護師723名が選んだ人気の転職サイト

                                編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

                                キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての看護師におすすめの相談先です。

                                左右にスクロールできます。

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                                1位:看護roo!
                                (看護ルー)

                                4.3点

                                約5.9万件

                                • 利用者満足度No. 1(編集部調べ)
                                • 面接対策・サポートも手厚い定番の転職サイト


                                2位:マイナビ看護師

                                4.2点

                                約4.6万件

                                • 全国に拠点があり地方にも強い
                                • 初めての転職から企業転職まで抜群の支援

                                レバウェル看護(旧・看護のお仕事) ロゴ3位:レバウェル看護
                                (旧・看護のお仕事)

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                                看護師は転職による後悔をおそれて行動に踏み出せないケースは多い

                                転職による後悔をおそれて行動に踏み出せない看護師は多い
                                「仕事を変えたら給料が下がってしまうかも」「新しい職場でも人間関係に苦しむかも」など、転職後の後悔をおそれて今の職場で働き続ける看護師は少なくありません。

                                日本医療労働組合連合会がおこなった『看護職員の労働実態調査(2017年)』では、約8割の看護師が仕事を辞めたいと回答していました。一方で、日本看護協会がおこなった『看護実態調査報告書(2019年)』をみてみると、正規雇用の看護職員の離職率が約10%にとどまっていて、転職に踏み切れない看護師が多数いる現状がみえてきます。

                                何が起きるかわからない環境に飛び込むよりも、現状維持のほうが安心に感じる心理が働くからこそ、このような結果が生まれるのかもしれません。

                                看護師の転職でよくある後悔事例3つ

                                看護師の転職でよくある後悔事例
                                では、看護師の転職でよくある後悔にはどのようなものがあるでしょう。ここでは代表的な3つの事例を紹介します。

                                それぞれ、独自調査した事例とともに詳しく見ていきましょう。

                                人間関係や社風が合わない

                                看護師の職場における悩みで最も多いのが、人間関係に関する不満です。

                                入職前に職場見学等を通じて、雰囲気をしっかりと見ておかないと、入職後に「自分合わない」と感じてしまうケースが多いのです。

                                給料等の条件面で職場を選び「スタッフ同士の関係性や雰囲気」「仕事の進め方」などの情報収集ができていないと職場とのミスマッチが起こりやすいです。

                                職場の雰囲気になじめず、業務もうまくいかない

                                口コミ・評判

                                クリニック外来勤務(22歳女性)
                                給料は良いが、人間関係が良くなく、スタッフ全員挨拶交わしたら最後、何も喋らずに早々に着替えて仕事。初勤務からお局の指導や言葉が厳しかった。一度で覚えろという指導で、メモをしっかりとり、自分なりに覚える努力もしたが、スタッフ全員が何も喋らずロボットの様にただ業務を行っている雰囲気の中での仕事はやりにくく、業務を覚える事か出来なかった。お局は掃除でさえ姑の如く、埃が残ってないか物をどかして確認するほどに神経質。ただただ、仕事に行くのが嫌でした。

                                派閥争いに巻き込まれて仲間外れに

                                口コミ・評判

                                介護・福祉施設勤務(27歳女性)
                                看護師間で派閥があり、どちらにも属していないと仲間外れのような扱いにされてしまい、いじめられてしまうところです。仲間外れにされるのはいいのですが、いじめられると仕事に支障が出てしまうので、仕事でミスをしてしまうことが多かったのが辛かったです。

                                入職してみたら、看護師間の派閥があり、いじめに巻き込まれてしまうケースもあります。

                                勤務条件・労働条件が求人情報と異なる

                                また、入職してみると、求人情報に記載していた条件と異なっていた、というケースもあります。

                                「土日休みと聞いていたのに休日出勤が多い」「サービス残業が当たり前の雰囲気がある」など、事前の説明と実態が違うことはよくあります。

                                期待よりも給料が少なかった

                                給料が少ないというのも、転職時に後悔する事例の一つです。

                                「基本給の高さに惹かれて転職したが、ボーナスが少なく、結局年収がダウンしてしまった。」「焦って転職先を決めたところ、給与の条件が良くなかった。」

                                というように、転職したにも関わらず給与が下がってしまい、後悔するケースです。

                                休暇が取れない

                                口コミ・評判

                                 病院外来勤務(34歳男性)
                                小学校の学校行事(授業参観や持久走大会)の日が他のスタッフと重なることがありました。休暇を希望しても通らず、学校行事に参加できなかったのが辛かったです。

                                特に子どもがいる家庭の場合、休暇が取りにくく仕事と子育ての両立が難しいという方がいます。

                                残業や夜勤等の労働条件がブラック

                                「残業代が付かなかい」「夜勤が想像よりも多い」など、入ってみたら想像よりブラックな労働環境で後悔するという方もいます。

                                80時間の残業しても、残業手当が付かない

                                口コミ・評判

                                病棟勤務(42歳女性)
                                80時間も残業していたが、全額残業手当が付かなかった。当直明けで帰りが毎回昼過ぎになり居眠り運転を数回して、命の危険を感じたから。

                                特に、残業と夜勤で体力的、精神的に消耗してしまう方が多いです。

                                夜勤がしんどいが、夜勤をしなければ給与が少ない

                                口コミ・評判

                                病棟勤務(23歳女性)
                                夜勤が長くしんどいこと、夜勤をしなければ給与が少ないこと、認知症患者への対応が大変だったとき、業務の大変さや責任の重さの割には給与が少ないこと、失敗が時に人の命に関わること、インシデントやアクシデントを起こした時
                                (これまで看護師として働く中で、一番「辞めたい」と思ったのはどんな時ですか?)

                                せっかく転職しても、前職より条件が悪くなり後悔してしまいます。

                                実際に働いている方の口コミなど、情報収集がしっかりとできていないと、このようなケースに直面しやすいです。

                                教育体制が整っていない

                                指導係を付けてもらえなかったり、新参者に厳しい職場環境だったりと、教育を満足に受けられない職場に転職したことを後悔する方もいます。

                                ある程度の経験がある看護師ならば、仕事の覚えは早いかもしれません。しかし、新卒や経験値の少ない人の場合、教育体制が整っていなければ転職後の職場で働くのは厳しいでしょう。また、しっかりとした教育者がいない職場では「それわかんないから他の人に聞いて」とたらい回しにされるケースもあるようです。

                                そういったことを踏まえ「教育や研修が充実した職場に転職したい」と考えているなら、希望する転職先がどのようなサポートをおこなってくれるかを事前にしっかりと調べておきましょう。

                                職場環境に対する不満がある

                                病院の内部環境や看護体制に不満を感じる方もいます。

                                「人手不足」「職場が不衛生」などのケースがあります。

                                人手が足りず、患者さんの受け持ちの負担が大きい

                                口コミ・評判

                                病院 病棟勤務(24歳女性)
                                人が少ない現場で、一人では動けない、状態がよくない患者さんばかり受け持ちとてもひとりでは見きれないような受け持ちが大変でした。ひとりは急変しており、ひとりは認知症でナースコール連打、ひとりは失禁でベットが汚物まみれ、ふたりはオペが終わったあとで注意深く見なければならない、あと数人検査にも連れて行かなければいけない、それに加えておむつ交換、食事介助、自分でナースコールが押せない人はセンサーがなったら見に行かなくてはいけません。そんな受け持ちの割り振りがされている予定表を見たときは、仕事が始まる前から泣きそうになります。

                                人手が足りていない病院では、必然的に一人当たりの業務負荷が高くなってしまいます。

                                医師と看護の方針が合わない

                                口コミ・評判

                                外来勤務(40歳女性)
                                医師との関係に悩んだ時です。自分では患者さんにこの様な看護をしたいと感じても医師の治療方針によってそれが一番叶わないこともあります。その様な時に自分の理想と現実の間で悩む事が多くありました。どうにも折り合いがつかない時に辞めたいと思う事がありました。

                                赤字経営で職場環境が不衛生

                                口コミ・評判

                                呼吸器内科、耳鼻科中心 病棟勤務(28歳男性)
                                赤字病院だったため、施設の老朽化により、治療環境は不衛生。経営困難が囁かれ、大量離職が続いたこと。一部看護師が理不尽な物言いや陰口を繰り返していること、それが原因で職員関係を悪化させていることが辛かった。また、収入とならない論文を毎年執筆させられるのも大変だった。

                                事前に職場見学ができておらず、入職してはじめて職場の不衛生さに驚いたという方もいます。

                                医療の質が低い

                                見過ごせないような質の低い医療が浸透している職場は意外と多いです。具体的な例を以下にまとめました。

                                • 不適切なケア
                                • 感染対策のルールが守られない
                                • 医療機器や薬剤の不足
                                • 他部署との連携が不十分

                                一定レベルの医療の質を求める看護師にとって、そのようなずさんな現場環境で毎日働くのは耐え難いといえるでしょう。

                                業務内容が合わなかった

                                新しい職場に転職すれば当然1から仕事を覚え直しです。前職で培ったスキルや経験があったとしても、転職先の仕事についていけなければ職場に適応できないでしょう。

                                事実「看護師歴がある程度あるから大丈夫だろう!」と思っていても、勤務先が変わり仕事についていけず挫折する看護師もいます。

                                事前に業務内容をしっかりと確認しておかないと、同じような後悔を招き兼ねません。

                                看護師で後悔しないために転職すべき人の特徴3つ

                                後悔しないために転職すべき看護師の特徴
                                転職すべき人の特徴には、以下の3つがあります。

                                目標があり、スキルアップを狙っている

                                自己分析ができており、明確な目標を持っている方には転職はおすすめできます。
                                今の職場では得られないスキルや、やりたいことがある場合です。

                                手術看護に興味を持ち、クリニックから病院に転職

                                口コミ・評判

                                クリニック→病院の手術室に転職(35歳女性)

                                もともと手術看護に興味があったが今まではクリニックしか勤めたことがなかったので携わることはなかったが、やはりやりたいという気持ちがおさまらず、手術室のある病院に転職することにした。

                                手術室看護に憧れていた若い頃の夢を実現することができた。病棟では直接患者とコミュニケーションをとることで患者のニーズを理解できたが、手術室では患者は麻酔がかかり眠っている状態であるのであらかじめカルテから収集した情報や術前訪問で患者のニーズを探らなければならないため情報の収集力や理解力が必要とされる。長年の経験が必要ではあるが患者が無事に手術を終えて退出するときにはやりがいを感じる。

                                このように、目標やスキルアップを狙って転職活動をする場合、

                                • 配属先の希望が通るか(自分のやりたいことができるのか)
                                • 転職先が決まってから今の職場を退職する

                                ということに注意して転職活動を進めると良いでしょう。

                                労働条件・待遇が明らかに悪い

                                労働基準法に明らかに違反している、職場環境が著しく悪いという場合は、退職を検討した方が良いです。

                                毎月30時間以上の残業や、月9回以上の夜勤がある病院は要注意です。

                                ブラック病院・クリニックの客観的な特徴

                                • 残業
                                  • 残業代が支給されない(サービス残業が当たり前の雰囲気がある)
                                  • 30時間以上の残業が毎月ある
                                • 夜勤
                                  • 3交代制で月9回以上ある
                                残業

                                残業や夜勤は看護師が辞めたいと思う要因です。残業代が支給されない(申請できない空気がある)はもちろん、残業が常態化している場合も、かなり悪い環境と言えます。

                                事実、看護師の86 %は月残業30時間未満のようです。これを超える看護師はかなり少数であり、客観的に見てもかなり残業が多い職場と言えるでしょう。

                                (参考:メディカルサポネット『看護師白書2019年度版』)

                                夜勤

                                夜勤回数も三交代制で月9回以上が続くようなら、体力的にキツイ職場と言えます。

                                「看護職の夜勤・交代制勤務ガイドライン」では、夜勤回数は、3 交代制勤務の場合月 8 回以内を基本とすると定められており、73%の病院がこれに沿ったシフトにしています。

                                (参考:「看護職の夜勤・交代制勤務ガイドライン」の普及等に関する実態調査

                                月9回以上の夜勤が当たり前でかなりつらい

                                口コミ・評判

                                病棟勤務(33歳女性)
                                正に今、コロナウィルスにより、病棟が一つコロナ病棟になった事で、他の病棟がその患者様を受け入れる事になり、毎日満床が続き忙しすぎて辞めたくなります。更に看護師の数が足りていない状態の為夜勤も9回以上が当たり前で辞めたくなります

                                いじめやパワハラが精神的につらい

                                職場で理不尽なパワハラや、陰湿ないじめが存在するようなケースは、できるだけ早く転職を考えたほうが良いです。

                                以下のような症状が続きませんか?

                                • 気分が沈む、憂うつ
                                • 何をするのにも元気が出ない
                                • イライラする、怒りっぽい
                                • 理由もないのに、不安な気持ちになる
                                • 気持ちが落ち着かない
                                • 胸がどきどきする、息苦しい
                                • 何度も確かめないと気がすまない
                                • 周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
                                • 誰かが自分の悪口を言っている
                                • 何も食べたくない、食事がおいしくない
                                • なかなか寝つけない、熟睡できない
                                • 夜中に何度も目が覚める

                                (参考:厚生労働省『こころの病気の初期サインに気づく』)

                                これらの症状は、こころの病気のサインと言われています。
                                このまま働き続けることは危険なので、早めに専門機関に相談することをおすすめします。

                                厚生労働省の『こころの耳 相談窓口案内』では、働く人のための各種相談窓口を用意しています。仕事に関する相談から、心の健康に関する相談まで電話やメールで相談することができます。

                                看護師で後悔しないために転職をしないほうがいい人の特徴2つ

                                後悔しないために転職をしないほうがいい看護師の特徴
                                転職しないほうがいい人の特徴には、以下の2つがあります。

                                新卒で入職してから3年以内の方

                                新卒で入職してから3年以内の転職はおすすめできません。

                                というのも、チームリーダーやプリセプターなど3年目では経験できていない業務があるのと、4年目以降の方が転職先の選択肢が多くなります。

                                実際に、100名の看護師さんに、一度目の転職を何年目に行ったのか調査をしたところ、6年目に転勤するのが平均でした。

                                新卒であれば、新人として教育してもらう機会が多いですが、転職では即戦力としての働きを求められる機会が多くなります。経験が浅いうちは転職に慎重になった方が良いでしょう。

                                1,2年の経験では見えないことも、3年目からは見えることがある

                                口コミ・評判

                                病院 病棟勤務(26歳女性)
                                1、2年目は仕事をこなすだけでいっぱいいっぱいで、確認したつもりが、確認できてなかったりする事が多かった。1.2年の経験では見えなかった事も、3年目からは少し余裕が出てきて、見える事があるかもしれないので、もう少し頑張ってみると良いと思う。

                                人間関係だけが理由で転職を考えている方

                                転職の理由が人間関係だけの場合、早まって転職することはおすすめできません。

                                なぜなら、人間関係は運の要素が非常に大きいからです。すなわち、次の職場で必ずその悩みが解決されるとは限りません。人間関係を理由に転職をしたとしても、次の職場でまた合わない人がいるということも考えられるのです

                                どうしても人間関係に耐えられないという場合は、まずは異動を考えてみてはいかがでしょうか。

                                人間関係やその部署が合わないなら、転職より異動を勧める

                                口コミ・評判

                                病院 ICU病棟勤務(32 歳女性 )
                                転職の理由によるかなと思う。人間関係やその部署が合わないとかなら、転職より異動を勧めると思うし、やりたい事が見つかっての転職なら、それは応援したいと思う。(新人看護師に転職の相談をされた際の回答)

                                同じ病院内でも、部署、病棟ごとに仕事内容や雰囲気は大きく異なります。部署内の人間関係で悩んでいる方には、異動の方を検討してみると良いでしょう。

                                看護師が転職で後悔する7つの行動特徴

                                転職で後悔する看護師の行動特徴
                                転職をして後悔してしまう人には、次の7つの特徴があります。

                                それぞれ詳しく見ていきましょう。

                                焦って転職先を決めてしまった

                                焦って次の職場を決めてしまう人は、結果的に転職に後悔しやすいです。

                                特に、「今の職場を早く辞めたい」など余裕がない状態で転職活動をしている人は高確率で失敗しやすいので注意が必要です。なぜなら、早く転職活動を終わらせることを優先するあまり、視野が狭くなってしまうからです。

                                例えば、転職活動を始める際は、理想のキャリアプランや希望条件についてじっくり考えてから取り組むべきですが、焦っている方はこの工程をスキップしてしまいます。結果として、希望条件が曖昧なまま、とりあえず目についた求人に応募してしまうことがあるのです。

                                適切な情報収集ができていない

                                また、適切な情報収集ができていない人も転職活動で失敗する可能性が高いです。

                                というのも、情報収集をしっかりとしないで入職してしまうと「自分の思っていた職場」と「実際の職場」が異なっていたということがあるためです。

                                人からは「残業が少ない病院」だと聞いて入職したのに、実際に勤務する病棟は残業が多かったというようなケースがあるのです。

                                情報収集が不足したまま転職先をきめることは、入職してから後悔の原因なりやすいので、気を付ける必要があります。

                                職場見学をしていない

                                求人の仕事内容や条件だけをみて、職場のイメージ像を固めてしまう人は少なくありません。そのため、実際に働き始めてから「イメージしていた職場環境ではなかった…。」と気づくパターンはよくあります。

                                職場見学では、ネットの情報だけでは把握しきれない内部事情(職場の雰囲気・人間関係の様子など)がわかります。

                                職場見学の重要性を理解していないと、転職後にミスマッチを起こしやすくなるので働き始めてから後悔するケースが増えるでしょう。

                                給与にこだわりすぎる

                                転職活動の際に給料にこだわりすぎる人も、転職後に後悔しやすいです。これは、給料以外の希望条件が曖昧なまま転職活動を行ってしまうためです。

                                例えば、給料の良さを理由に入職しても「職場の雰囲気がギスギスしている」「残業、夜勤が多い」など、後悔してしまうケースがあります。

                                また、給料が高い求人にはそれなりの理由があります。スキルの高い人材を求めているため高給という求人もありますが、一方で、何かが原因で高い給料にしないと人が集まらないという職場もあるのです。

                                このように、給料を第一条件にしていると、職場選びに失敗する可能性が高いので気を付ける必要があります。

                                自己分析ができていない

                                自己分析ができていないというのも、転職で後悔しやすい人の特徴です。なぜなら「なぜ転職したいのか」「絶対に譲れない点は何か」という自己分析ができていないと、職場選びの難易度が高くなってしまうからです。

                                自己分析ができていないと、職場の選び方の軸が定まりません。選び方の軸が無いと、複数の職場を適切に比較することができず、転職活動自体にも時間がかかってしまいます。結果として、なんとなく内定をもらえた職場に入職してしまい、後悔してしまうという状態に陥りやすいのです。

                                このように、自己分析ができていないと、転職活動で失敗してしまう可能性が高いのです。

                                労働条件をしっかりと確認できていない

                                求人にさらっと目を通すだけで、労働条件をしっかり確認しない看護師もいます。労働条件は、働くうえで重要な情報です。

                                • 給与
                                • 労働時間
                                • 職務内容
                                • 休暇
                                • 福利厚生

                                労働条件の確認不足によって、ワークライフバランスが悪化したり、収入が減ったりするなどして転職後に大きな後悔を招く可能性もあるでしょう。

                                比較検討せずに決めてしまう

                                転職先の候補をいくつかピックアップして、その中から1社に絞っていくのが転職成功の秘訣なのですが、その作業をしていない方は意外と多いです。

                                他社の求人と比較検討しなければ、以下のようなリスクを招くことも…。

                                • 選択肢の幅を狭めてしまう
                                • よりよい条件の求人を見逃してしまう
                                • 条件に適した職場なのかの判断が正確にできない
                                • 情報不足により理想と現実のギャップの乖離が大きくなる

                                じっくりと検討して出した答えには後悔が生まれにくいですが、浅い決断だと「他の求人にすればよかった…。」と気持ちがぶれやすくなります。

                                このような後悔をしないためにも、より多くの求人を比較検討し、自分の希望する条件に合致する職場をみつけましょう。

                                看護師転職で後悔しない3つのコツ【辞めて良かったと思えるために】

                                看護師転職で後悔しないコツ
                                転職で失敗しないために抑えておきたいポイントは次の3つです。

                                それぞれ詳しく見ていきましょう。

                                自己分析をおこなう

                                ここまで紹介してきた通り、自己分析ができていない人は転職に失敗しやすいです。自己分析は次の2ステップで行いましょう。

                                • 転職したい理由を言葉にする
                                • 譲れない点、妥協する点を決める

                                転職したい理由を言葉にする

                                まずは、転職したい理由をはっきり言葉にすることから始めます。転職先を選ぶ基準になります。

                                「今の職場のどこに不満を感じているか」をはっきりさせましょう。

                                例:常に余裕がなく、夜勤の回数も多い。また数年以内に結婚したいと考えているが、この環境だと結婚後も続けるのは無理だと感じるので、早いうちに転職しておきたい

                                例えば、このように言葉にすることで、転職先を選ぶ基準が浮かび上がってきます。

                                この場合、以下のような軸で仕事を探すと良いでしょう。

                                転職先探しの指針

                                • 慢性回復期の患者が多いなど、比較的に余裕を持って働ける職場
                                • 夜勤の回数が今より少ない、あるいはクリニックなど夜勤そのものがない
                                • 30~40代の子育て世代のスタッフが多い

                                不満を明確にすることで、同じような職場に転職してしまうリスクを減らすことができます。

                                転職の理由を明確にすることを意識しましょう。

                                譲れない点、妥協する点を決める

                                転職の理由を明確にしたら「絶対に譲れない点」を1つ決めましょう。

                                転職に成功した看護師さんは「絶対に譲れない点」をはっきりさせており、複数ある場合は優先順位をつけているようでした。

                                実際に転職経験のある看護師さんの声を具体例として紹介します。

                                譲れない点:残業無し

                                口コミ・評判

                                病棟勤務(43歳女性)
                                残業がないことと休みがしっかり取れることを第一条件に選びました。療養病院だと緊急の入院がないので業務が一定のペースで進められると思い、そちらも重視しました。また、3交代勤務で不規則な生活が辛かったので、2交代勤務も条件にしました。
                                譲れない点:休みの多さ、妥協できる点:給料

                                口コミ・評判

                                病院オペレーター室勤務(48歳女性)
                                第一条件は休みが多いことでした。あとは通勤時間が一時間かからないことと、そんなに忙しくないことですね。以前に勤めていたが体調悪くなり退職しただけなのでもどることにした。給料はあまり満足していないが許容範囲とした。

                                「ここは妥協しても良い」という点も決めておくと、求人が見つかりやすくなります。

                                念入りに情報収集をする

                                情報収集をしっかり行うことで、入職前と実際に入職後のギャップを小さくすることができます。最低限チェックしておきたいのは以下の4点です。

                                • 職場見学で働くイメージをつける
                                • 口コミサイトを参考にする
                                • 労働条件をしっかりと確認する
                                • リアルな内部情報を入手する

                                職場見学で働くイメージをつける

                                看護師の転職において、職場見学は非常に重要です。「職場の雰囲気」「設備の充実度」等、求人情報では分からない事を知ることができます。

                                職場見学の際には以下のようなポイントを抑えておくようにしましょう。

                                職場見学で注意して確認したいポイント

                                • 挨拶を返してもらえるか、スタッフ同士の挨拶はあるか
                                • 深夜明けのスタッフが残っていないか
                                • 避けられているスタッフがいないか
                                • 忙しそうか、殺伐としているか
                                • 一人当たりの受け持ち数、検査数
                                • 汚物処理室は清潔か
                                • 患者用トイレは清潔か

                                口コミサイトを参考にする

                                職場の口コミも転職する上で参考になる情報の一つです。

                                「仕事のやりがい、働き方」「職場の雰囲気」「退職の理由」等が参考になります。似たような理由で辞めている方が多い職場は、問題がある可能性が高いです。自分がその環境で続けられるかどうか、しっかりと検討しましょう。

                                ただし、退職された方の口コミは基本的にネガティブな物が多いです。一つの口コミを信じ込みすぎないようにいましょう。

                                口コミを確認をする際には『ナスコミ』『ナース専科』『病院転職ラボ』等のサイトを参考にしてみてください。

                                労働条件をしっかりと確認する

                                自分に合った働き方を実現したり、仕事への満足度を高めたりするためには、希望条件に合致した転職先を選ぶのが大切です。以下に大事な確認ポイントをまとめました。

                                • 勤務体制は自分の求めるものに近いか?
                                • 夜勤の頻度は想定内の日数か?
                                • 給与水準と希望する金額に大きな差はないか?
                                • 希望する年間休日は確保されているか?

                                労働条件は求人情報だけでは把握しきれないため、職場見学した際に実際に自分の目で見て確かめたり、気になるポイントを質問したりするのも大切です。

                                また、転職エージェントを利用すれば、担当者が代わりに条件を確認してくれたり、交渉してくれたりするため「採用担当者に直接質問するのは抵抗がある」という方は利用を検討してみるのもよいでしょう。

                                リアルな内部情報を入手する

                                「想像よりブラックな環境でしんどい」「職場の雰囲気があわなかった」など転職後の後悔を減らすには、職場のリアルな情報をいかに事前に集めているかにかかります。

                                この事前リサーチを怠れば、ミスマッチが増え早期退職の原因にもなり兼ねません。なお事前リサーチは以下の方法が効果的です。

                                • 職場見学にいく
                                • 職場の口コミサイトをみる
                                • 転職エージェントを活用する

                                求人情報だけでは、実際の労働環境や人間関係の雰囲気を知ることはできません。後悔のない転職をするためには、リアルな情報を積極的に集めて理想と現実をすり合わせていく作業が必要不可欠といえるでしょう。

                                転職エージェントを活用する

                                転職エージェントを活用すると、担当者がついて自分にあった求人を紹介してくれるため「人間関係や職場環境が合わない」「勤務条件・労働条件が求人情報と異なる」といった転職後の後悔を未然に防げるでしょう。

                                また、転職エージェントを活用すると、求人の紹介以外にも以下のようなサポートを受けられるため、効率的に転職活動をすすめられます。

                                • 応募書類の添削
                                • 面接日のセッティング
                                • 面接対策
                                • 条件面の交渉

                                担当者は何人もの求職者の転職を成功に導いてきたプロです。職場選びに失敗しないノウハウもたくさんもっているので、転職で後悔しないためのサポートをしてもらえるでしょう!

                                看護師の後悔しない転職をサポートするおすすめの転職エージェント3選

                                後悔しない転職をサポートするおすすめの看護師転職エージェント
                                ここでは、後悔しない転職をしたい方におすすめの転職エージェントを紹介します。

                                それぞれ詳しくみていきましょう。

                                看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1

                                看護roo!

                                看護roo!」は、利用者満足度96.3%を誇る転職エージェントです。30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスで、信頼と実績も十分です。

                                細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけられるでしょう。

                                「はじめての転職で不安なのでプロに相談したい」「給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい」という方におすすめです。

                                レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!

                                レバウェル看護

                                レバウェル看護(旧 看護のお仕事)」の総求人数は約13万件。数ある転職エージェントの中でもトップレベルの求人数を誇っています。

                                キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して取材をおこなっており、現場のリアルな情報を把握しています。そのため、「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるでしょう。

                                LINEで担当のキャリアアドバイザーに相談できるなど、気軽に転職活動ができる点も魅力的です。

                                「職場の雰囲気や内部情報を知りたい」「気軽に求人探しがしたい」という方におすすめです。

                                ナースではたらこ | サポートは抜群、働きたい病院を指名できる!

                                ナースではたらこ

                                ナースではたらこ」は、医療機関への逆指名求人が特徴的な転職エージェントです。

                                逆指名求人とは
                                求職者が気になる病院を指名すれば、求人募集がおこなわれていない場合でも、その都度キャリアアドバイザーが求人の状況や条件を確認してくれる仕組み。

                                求職者側から病院を指名できるため「以前から気になっている病院で働きたい」という方にとっては、役に立つサービスといえるでしょう。また、問い合わせのフリーダイヤルは24時間受付をしているので、夜勤が多く勤務シフトが不規則な方でも時間を気にせずサービスを利用できます。

                                働きたい病院が決まっている方や、転職活動をする時間がない方などにおすすめです。

                                看護師が転職で後悔しないための対処法まとめ

                                看護師が転職で後悔しないための対処法
                                後悔しない転職をするためには、自己分析や念入りな情報収集が欠かせません。事前にできる準備や対策に手を抜かず「転職してよかった!」と思えるような職場を見つけていきましょう。

                                なお仕事探しには転職エージェントを活用するのが効果的です。希望条件に適した求人を紹介してくれたり、リアルな内部情報を提供してもらえたりするなど、現実と理想をすり合わせる手助けをしてくれます。

                                以下は看護師におすすめの転職エージェントです。

                                後悔しない転職をしたい方におすすめの転職エージェント

                                自分にあうものに登録して転職活動をスタートさせましょう。

                                【履歴書封筒】宛名の書き方・入れ方・サイズ・郵送のマナーを徹底解説!

                                履歴書を郵送する際、どんなサイズの封筒に入れれば良いのか、宛名の書き方や履歴書の入れ方などに悩んでいませんか?

                                結論、履歴書は「角形2号・角形A4号」の定形外封筒に入れて、下図のような宛名の書き方で、必要書類を入れて郵便窓口から送ります。

                                 

                                この記事では、多くの人事採用に携わってきた私が、以下の流れで履歴書封筒の選び方、宛名の書き方、応募書類の入れ方、送り方まで図解で完全解説します。

                                1. 履歴書封筒の選び方
                                2. 宛名(表面)の書き方
                                3. 裏面の書き方
                                4. 応募書類の入れ方
                                5. 履歴書封筒の閉じ方
                                6. 履歴書封筒を郵送する時のマナーと注意点

                                この記事を最後まで読めば、履歴書を郵送する際の悩みを全て解消できるでしょう。

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                                1. 履歴書封筒の選び方

                                まずは履歴書封筒の選び方です。郵送でも手渡しの場合でも、同じ履歴書封筒を選べば大丈夫です。

                                履歴書封筒の「サイズ・色・厚さ」を確認しておいてください。

                                1-1. 履歴書封筒のサイズ

                                履歴書封筒のサイズは、次の2つのどちらかを選びましょう。

                                • 角形2号(角2)サイズ:入れる書類の枚数が多い場合
                                • 角形A4号(角A4)サイズ:入れる書類の枚数が少ない場合
                                角形2号(角2) 角形A4号(角A4)
                                履歴書封筒のサイズ_角形2号 履歴書封筒のサイズ_角形4号
                                240mm×332mm 228mm×312mm
                                A4サイズの書類を3枚以上送る場合 A4サイズの書類を1〜2枚送る場合

                                一般的な履歴書は、A4判(210mm×297mm)とB5判(182mm×257mm)のものがあります。

                                履歴書を封筒に入れる場合は、折り目をつけないようにするのがマナーです。

                                ですので、どちらのサイズの履歴書を送る場合でも、折らずに入れられる「角形2号・角形A4号」の定形外封筒を使うのが一般的です。

                                市販の履歴書には三つ折り用の長封筒が付属していることがありますが、折り目がついてしまうので使わないようにしましょう。

                                転職活動では角形2号(角2)サイズを選べば間違いない

                                転職活動で履歴書を郵送する場合は、履歴書と一緒にA4サイズの職務経歴書を送ることになります。よって、A4サイズの書類が余裕で入る角形2号の封筒を選べば間違いありません。

                                一方で、アルバイトや新卒の就職活動など、入れる書類が少ない場合は、A4サイズより少しだけ大きい角形A4号の封筒を選んでも問題ないでしょう。

                                ちなみに、角形A4号の封筒の場合は、A4サイズの書類を複数枚入れるとパンパンになる可能性があります。

                                1-2. 履歴書封筒の色

                                履歴書封筒の色は、「白」を選んでおけば間違いありません。

                                白には「信頼・清潔・上品・潔白」といったポジティブなイメージを伴いやすいことから、ビジネスシーンでも一般的に使われる色だからです。

                                とは言え、茶色や薄い水色といった封筒がマイナス評価になる、というわけではありません。あくまで無難であるということです。

                                派手な色や柄物の封筒はビジネスシーンには相応しくないのでNGですが、どの色を選ぶかで迷うようなら「白」を選んでおけば問題ないということです。

                                1-3. 履歴書封筒の厚さ

                                履歴書封筒の厚さは、普通のもので大丈夫です。とくに厚紙封筒である必要はありません。

                                後ほど解説しますが、履歴書封筒には履歴書を保護するためのクリアファイルを同封しますので、封筒自体の厚みは気にしなくてもOKです。

                                ただし、中の書類が透けるような薄い茶封筒はNGです。

                                ビジネス向きではありませんし、個人情報保護の観点からも、採用担当者から常識を疑われる可能性があるからです。

                                1-4. 履歴書封筒を売っている場所

                                履歴書封筒を売っている所は、コンビニ・100円ショップ・郵便局・文房具店などです。

                                コンビニや100円ショップの場合はいずれも店舗によって異なりますが、例えばローソンでは、白色の角形2号封筒(10枚入り)が販売されています。

                                セブンイレブンやファミリーマートでは、茶色クラフトの角形2号封筒(10枚入り)が、100円ショップのダイソーでは、茶色クラフトの角形2号封筒(13枚入り)が販売されています。

                                他にも、Amazonや楽天といったECサイトでも購入することができますので、一番入手しやすい所から購入すると良いでしょう。

                                2. 宛名(表面)の書き方

                                ではここから、履歴書封筒の書き方を解説していきます。

                                履歴書封筒の宛名の書き方

                                まずは宛名(表面)の書き方を確認してください。

                                履歴書封筒の表面には、次の項目を記載して、切手を貼ります。

                                履歴書封筒の表面

                                ①郵便番号を書く

                                履歴書封筒に郵便番号蘭があれば、枠内に記入します。

                                なければ、履歴書封筒の右上に郵便番号を記入します。

                                ②住所を書く

                                住所は履歴書封筒の右端に縦書きで、中央の宛名よりも小さめの文字で記入します。

                                宛名の大きさを100%とした場合、住所の文字は80%くらいの感覚です。

                                都道府県から番地まで正式に記入し、ビル名も正式名称を記入します。英文字が入っている場合でも、アルファベットを縦書きにします。

                                住所を一行で書ききれない場合は、市区町村や建物名など区切りのいいところで改行します。

                                改行した際には、右隣りの行よりも下げた位置で書き終わると見栄えが良くなります。

                                ③宛名を書く

                                履歴書封筒の中央に縦書きで、「社名・部署名・担当者名」を大きめの文字で記入します。

                                社名は(株)(有)などの略語は使わないように、正式社名を記入しましょう。英文字の社名の場合でも、アルファベットを縦書きで記載します。

                                なお、宛名は住所の位置よりも下げて書き始めると見栄えが良くなります。

                                担当者名は、個人名が分かっている場合と、分かっていない場合で書き方が変わります。

                                担当者名が分かっている場合

                                担当者名が分かっている場合は、個人に宛てますので「様」を付けます。

                                部署名の左側少し下げた位置に、社名・部署名よりも大きな文字でフルネームと「様」を記載します。

                                肩書を書く場合は、短い肩書なら担当者名の上に、長い場合は部署名の下に続けて書きます。

                                担当者名が分かっていない場合

                                担当者名が分かっていない場合は、組織に宛てますので「御中」を付けます。

                                社名の左側少し下げた位置に、募集要項にある採用担当部署名を書き、「人事部 採用担当御中」のように「御中」と記載します。

                                あるいは「採用担当」を個人として扱う場合は、「人事部 採用ご担当者様」のように「ご担当者様」としても大丈夫です。

                                宛名の注意点

                                宛名を記載する際には、「御中」と「様」は併用しません。個人名まで記入する場合は「様」を付けますので「御中」は不要です。

                                • 御中:組織に対して使う敬称
                                • :個人に対して使う敬称

                                履歴書封筒の宛名の正誤

                                ④履歴書在中(応募書類在中)と書く

                                赤いペンを使って、履歴書封筒の左下に「履歴書在中・応募書類在中・◯◯職応募書類在中」のように記入して、枠線で囲みます。

                                目立たせる理由は、企業には多くの郵便物が届くため、採用に関わる重要書類が他の郵便物に紛れないようにするためです。

                                なお、赤いペンの代わりに、文房具店や100円ショップなどで販売されている「履歴書在中スタンプ」を使っても問題ありません。

                                たくさんの企業に応募する場合は、スタンプを使った方が労力を減らせるので便利です。

                                ⑤切手をまっすぐ貼る

                                ご自分で切手を準備している場合は、履歴書封筒の左上(郵便番号と同じ高さあたり)にまっすぐ貼ります。

                                切手の料金は後ほど解説しますが、140円分の切手を貼れば大抵は大丈夫です。

                                例えば、「120円切手1枚+20円切手1枚」のように2枚以上貼る場合は、縦に並べて貼るようにします。

                                履歴書封筒に使う切手は、記念切手や慶弔切手などのビジネスシーンに不向きな切手は避けて、普通の切手を使うようにしましょう。

                                また、余っている切手があるからと、10円切手を14枚貼るようなことも避けた方が賢明です。絶対にNGというわけではありませんが、受け取る側が不快に感じるかどうかを考えることもマナーです。

                                3. 裏面の書き方

                                履歴書封筒の裏面には、次の項目を記載します。

                                • ⑥日付
                                • ⑦自分の郵便番号・住所・氏名

                                履歴書封筒の裏面

                                ⑥日付

                                履歴書封筒の裏面の右上に、封かん日を記載します。日付をつけるのは、採用担当者が分類しやすくなるための配慮です。

                                封かん日は、同封する書類(添え状・履歴書・職務経歴書)と同じ日付を書きます。

                                ⑦自分の郵便番号・住所・氏名

                                履歴書封筒の裏面の左下に、自宅の郵便番号・住所・自分の氏名を小さく記載します。住所は都道府県から、番地、建物名まで正式名称で書きます。

                                横書きでも問題ありませんが、縦書きの方が一般的です。

                                「ペンの種類・文字の大きさ」の注意点

                                履歴書封筒に必要項目を記入する際には、「ペンの種類・文字の大きさ」に配慮すると良いでしょう。

                                ペンの種類

                                履歴書封筒に使うペンは、黒色の油性ペンか油性ボールペンが適切です。太さの目安は1.0〜1.5mm程度です。

                                油性ペンや油性ボールペンを使う理由は、郵送の途中に雨などで濡れてにじむ危険を回避するためです。ですので、熱によって文字が消えてしまうフリクションタイプのボールペンも使わないようにしましょう。

                                太さの目安が1.0〜1.5mm程度の理由は、角形2号・角形A4号の封筒サイズに対して一般的なボールペンだとやや細くなり、弱々しい印象を与えてしまうからです。

                                反対に、マジックインキのような太い油性マーカーの場合は読みづらくなります。

                                ですので、普通のボールペンや太いマーカーは避けた方が無難です。

                                文字の大きさ

                                表面に記載する「受取人の住所氏名」は大きく、裏面に記載する「自分の住所氏名」は小さく書くようにします。

                                これは、受取人に対する敬意や尊重の表現でもあります。また、封筒のサイズに対して「受取人の住所氏名」が小さいと、消極的な印象を与えてしまうことにもなります。

                                反対に、大きすぎると威圧感を与えますので、封筒のサイズに合わせた配慮が大切です。

                                4. 応募書類の入れ方

                                履歴書封筒に必要な項目を記入したら、次は応募書類の入れ方です。

                                ここでは、次の点を確認してください。

                                4-1. 同封する応募書類を確認する

                                履歴書を郵送する際には、一緒に送る応募書類を確認しておきましょう。

                                中途採用の転職活動なら、一般的に職務経歴書を同封します。

                                さらに、アルバイト・新卒の就職活動・中途採用の転職活動にかかわらず、用紙一枚にまとめた添え状(送付状)を同封するのがマナーです。

                                履歴書を郵送する際の添え状の役割は、「誰が・誰宛に・何を・どれだけ送ったのか」を知らせるためのものです。

                                また、本来の添え状は挨拶の代わりであったことから、履歴書郵送においても挨拶の役割を持っています。

                                そのため添え状を同封しないと、ビジネスマナーを疑われる可能性があります。

                                なお同封する応募書類が揃っていない場合は、次の記事を参考に準備すると良いでしょう。

                                4-2. 応募書類をクリアファイルに挟む

                                必要な応募書類は、クリアファイルに挟んで履歴書封筒に入れます。

                                クリアファイルに書類一式をまとめることで、採用担当者が管理しやすくなるからです。

                                さらには、郵送時に書類が折れ曲がるのを防いだり、雨などの湿気から守ったりする用途もあります。

                                クリアファイルのサイズ

                                クリアファイルのサイズは、職務経歴書や添え状のサイズに合わせると良いでしょう。

                                一般的な職務経歴書はA4サイズですから、添え状もA4で作成して、クリアファイルもA4サイズに合わせます。

                                履歴書がB5サイズなら、企業から指定がない限り、職務経歴書と添え状をB5サイズで作成して、B5サイズのクリアファイルにしても問題ありません。

                                クリアファイルは、コンビニ・100円ショップ・文房具店などで販売していますので、無色透明のものを選ぶと良いでしょう。

                                応募書類はコピーを取っておくと良い

                                応募書類をすべてクリアファイルに挟む前に、応募書類はコピーに取って保管しておくことをおすすめします。

                                なぜなら、郵送から面接までに日にちが空く場合は、記載した内容を忘れてしまう可能性があるからです。

                                コピーを取っておけば面接の前日にでも見返して、面接の準備を整えることに役立ちます。

                                4-3. 挟む順番と入れる向きに気をつける

                                応募書類をクリアファイルに挟む順番は、上から順に「添え状」→「履歴書」→「職務経歴書」→「その他の応募書類(必要な場合)」にします。

                                一番最初に添え状を読めるようにしておきます。

                                応募書類を挟む順番と入れる向き

                                応募書類の向きは、履歴書封筒の表面から取り出した時に、採用担当者がそのまま添え状を読めるように入れます。

                                上下逆さまや裏向きになっていないかを確認して、正しい向きで応募書類を入れましょう。

                                5. 履歴書封筒の閉じ方

                                必要な書類をすべて履歴書封筒に入れたら、最後に糊を塗って閉じます。

                                • ⑧しっかり糊付けする
                                • ⑨中央に黒ペンで「〆」を書く

                                ⑧しっかり糊付けする

                                糊付けは、履歴書封筒のフタの部分に端から端までしっかりと行います。

                                液体のりを使う場合は、付けすぎると糊がはみ出したり履歴書封筒がヨレたりして、雑な印象を与えてしまいますので注意してください。

                                両面テープやスティックのりを使うと、綺麗に貼れます。

                                ⑨中央に黒ペンで「〆」を書く

                                しっかりと封をしたら最後に、フタの部分と裏面の境目の中央に「〆」を書きます。

                                これは「封をしました」という意味で、発送してから一度も開封されずに相手方に届いたことを示します。

                                「〆」を忘れたからといってマイナス評価になるわけではありませんが、書類を送る際のマナーとして印を入れておきましょう。

                                6. 履歴書封筒を郵送する時のマナーと注意点

                                応募書類を入れて履歴書封筒の封をしたら、いよいよ郵送します。

                                結論から言えば、履歴書を郵送する際には、郵便局の窓口から発送することをおすすめします。

                                なぜなら、もしも料金不足の切手を貼った状態で郵便ポストに投函した場合は、差出人に返却されるか、受取人が不足額を支払うことになり、迷惑をかける可能性があるからです。

                                また、締め切り日の直前に投函した場合は、間に合わない可能性もあります。

                                よって郵便局の窓口をおすすめする訳ですが、郵便ポストから送らないといけない状況があるかもしれません。

                                そこでこの章では、どちらの場合でも対応できるように、郵送時の注意点やマナーを解説します。

                                6-1. 切手の料金を確認する

                                履歴書の郵送に使う「角形2号(角2)・角形A4号(角A4)」の封筒は、いずれも定形外郵便物に該当します。

                                定形外郵便の規格内(長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内)であれば、ほどんどのケースにおいて、履歴書封筒を郵送する料金は140円切手で対応できます。

                                料金は次の表のとおりです。

                                <定形外郵便物「規格内」の料金>

                                重量 料金
                                50g以内 120円
                                100g以内 140円
                                150g以内 210円

                                引用:郵便局の定形郵便物・定形外郵便物の料金ページ

                                角形2号の封筒は約15g、一般的なA4用紙は1枚で約4g、厚め(0.3mm厚)のA4サイズのクリアファイルが1枚で約43gですので、書類を5枚入れたとしても総重量は約78gになります。

                                書類が2〜3枚増えたとしても、100gを超えることは少ないでしょう。

                                ですので郵便ポストから送る場合は、あらかじめ140円分の切手を購入しておけば大丈夫です。不安であれば、210円分の切手を貼れば間違いありません。

                                6-2. 郵便窓口から発送する

                                履歴書封筒は、郵便窓口から普通郵便で発送するのが確実な方法です。局員さんが重量を測ってくれて、必要な切手を貼ってくれるからです。

                                ただし、履歴書は重要な書類だからといって、貴重品便・書留・レターパックプラス・速達を使うのは避けた方が無難です。

                                これらの郵便は相手方の受領印が必要になり、手を煩わせてしまうからです。

                                履歴書は郵便局以外で送ると法律違反になる

                                ちなみに、履歴書をメール便や宅急便で送るのはNGです。

                                履歴書は郵便法において「信書」に分類されるのですが、信書は郵便法第4条によって日本郵便株式会社および、総理大臣に認可を得た信書便業者のみに従事が認められているからです。(参考:総務省「信書の送達についてのお願い」

                                メール便や宅急便で送ると法律違反にあたりますので、履歴書封筒は郵便局で送るようにしてください。

                                6-3. 締め切り日に注意する

                                履歴書を送る際、締め切り日がある場合は、「必着・消印有効」のどちらなのかを確認することが大切です。

                                • 必着:締め切り日までに相手方に到着すること
                                • 消印有効:締め切り日までの消印があること

                                必着とは、締め切り日までに相手方に到着すること

                                「必着」とは、締め切り日の当日までに相手方に到着していることです。

                                例えば「4月1日必着」であれば、4月1日に到着はOKで、4月2日に到着はNGです。

                                日本国内であれば大抵は翌々日までに届きますので、必着の締め切り日の3日ほど前に送れば問題ないでしょう。

                                ご自宅の住所から送付する企業まで、どれくらいの日数がかかるのか知りたい場合は「郵便局のお届け日数を調べる」サービスで調べることができます。

                                消印有効とは、締め切り日までの消印があること

                                「消印有効」とは、締め切り日の当日までに郵便局を通過していることです。相手方に到着していなくても、郵便局で押された消印が締め切り日であれば大丈夫です。

                                例えば「4月1日消印有効」であれば、切手に4月1日の消印があればOKで、4月2日の消印はNGです。

                                郵便局の窓口へ持っていけば当日に消印を押してくれますが、郵便ポストから送る場合は注意が必要です。

                                ポストに記載された集荷時刻を過ぎてから投函すると、消印が翌日になるからです。

                                6-4. メールで連絡しておく

                                履歴書を郵送した際、企業から指示がない限りメール連絡は不要です。

                                とは言え、履歴書を郵送した後は、当日中に応募する企業へ郵送した旨をメールで送っておくと良いでしょう。

                                というのも 、事前連絡をしておけば相手方により丁寧な印象を与えることができるからです。

                                また、悪天候などで万が一到着が遅れた場合は、事前にメール連絡をしておくことでトラブルを回避しやすい理由もあります。

                                次にメール連絡する際の文例を載せておきますので、よければ参考にしてください。

                                履歴書郵送のメール連絡の文例

                                【件名】
                                履歴書ご送付の件/(自分の氏名)【本文】
                                株式会社◯◯
                                人事部 ◯◯様お世話になります。
                                (自分の氏名)と申します。この度は、採用選考の機会をいただきまして
                                誠にありがとうございます。本日◯月◯日付で、履歴書および職務経歴書を郵送いたしました。
                                お手数ですがご査収のほど、宜しくお願い申し上げます。———————
                                氏名:(自分の氏名)
                                郵便番号:(自宅の郵便番号)
                                住所:(自宅の住所)
                                電話番号:(自分の電話番号)
                                メールアドレス:(自分のメールアドレス)
                                ———————-

                                さいごに

                                以上、履歴書封筒の選び方、宛名の書き方、応募書類の入れ方、封筒の閉じ方、郵送のマナーについて解説してきました。

                                郵送でのマナーが採用選考に直接影響を与えるわけではありません。

                                ですが、乱筆であったり、裏表を逆にして書類を入れたり、添え状が入っていなかったりすれば、やはり社会人としての資質を疑われることになります。

                                この記事で解説した方法で履歴書を郵送すれば、採用担当者にネガティブな印象を与えることはありません。

                                ぜひ手順に従って、就職・転職活動に役立ててください。

                                あなたの成功を心から願っています。

                                看護師転職サイトは複数登録すべき?掛け持ちするメリット・デメリット・注意点を解説

                                看護師 転職サイト 複数登録

                                「看護師転職サイトって複数登録した方がいいの?」
                                「複数に登録したら転職に有利になるの?」

                                結論から言うと、転職サイトは複数登録するのがおすすめです。

                                求人の選択肢が増えるのはもちろん、複数のサイトの担当者からアドバイスをもらえるため、より転職成功率を高められるからです。

                                実際に、当サイトが転職サイト利用経験のある看護師165人を対象にアンケートを取ったところ、4人中3人が転職サイトを複数登録していることも分かりました。

                                複数登録は、転職サイトの使い方としてはむしろ当たり前と言えるでしょう。

                                ただ、複数登録には当然ながら悪い側面もゼロではありません。

                                そこでこの記事では、転職のプロとして数多くのキャリアチェンジを支援してきた私が、転職サイトに複数登録するメリット・デメリットや注意点を詳しく紹介していきます。

                                この記事を読めば、看護師転職サイトに複数登録すべき理由がわかり、転職活動を効率良く進められるでしょう。

                                【結論】看護師転職サイトは複数登録がおすすめ!

                                看護師転職サイトは複数登録するのがよい
                                結論から言うと、看護師転職サイトは複数登録がおすすめです。

                                冒頭でも述べましたが、「看護師転職サイトに複数登録する」というのは、珍しいことではなく、むしろ複数登録している人の方が多数派です。

                                当サイトが転職を経験した看護師を対象に実施したアンケートで、「転職サイトは複数登録しましたか?」と質問したところ、7割以上の看護師から「複数登録した」と回答が得られました。

                                看護師転職サイト複数登録調査

                                転職サイトは複数利用が多数派

                                なお、上記のアンケートでの平均登録数は2.4サイトでした。登録サイト数は、最低でも2つ、できれば3~4つがベストと言えるでしょう。

                                複数登録は担当者に伝えてOK

                                転職サイトは、どこであっても基本的に複数登録を推奨しています。

                                「複数登録しているのは伝えづらい」「サポートが手薄になるんじゃないか」と思っている方も多いのですが、むしろサイトを複数登録している人=転職意欲が高い人なので、実は素直に伝えた方が、「ぜひウチ経由で転職を決めてもらいたい」と前向きにサポートしてくれるようになります。

                                では、実際に複数使うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。次章では、アンケート調査の結果をもとに分かった複数登録のメリットを紹介します。

                                看護師の転職サイトに複数登録する3つのメリット

                                看護師の転職サイトに複数登録するメリット

                                看護師転職サイトに複数登録するべき理由は、主に以下3つのメリットが得られるからです。

                                それぞれ見ていきましょう。

                                応募できる求人の幅が広がる

                                複数のサイトを使うほど、応募できる求人の幅が広がり、理想の職場に出会える確率が高まります。

                                というのも、転職サイトが保有している非公開求人にアクセスできるようになるからです。

                                非公開求人とは、一般的な求人サイトやハローワークでは公開されておらず、その転職サイトだけが扱っている求人のことです。

                                非公開で募集するのはなぜ?

                                病院が非公開で募集をする理由は以下の2点です。

                                • 効率良く採用選考を進めたいから(応募が殺到すると選考が大変)
                                • 既に働いている看護師より待遇が良いケースもあるから

                                →好条件の求人であるケースが多い!!

                                こういった非公開求人は、広く出回らないので「サイトAしか扱っていない」「サイトBでしか見られない」ということも多く、一つのサイトしか登録しないと、好条件の非公開求人を逃してしまう可能性があります。

                                このことから、理想の職場で働きたいという人は、できる限り情報にアクセスするためにも、転職サイトの複数登録がおすすめです。

                                非公開求人も含めて求人数が多く、転職成功率が高い

                                口コミ・評判

                                Fさん
                                転職サイトの評価:★★★★☆4
                                転職サイト「看護roo!」を利用しました。良かったことは、とにかく求人数が圧倒的に多いことです。非公開のものも多いのですが、それだけ一般には知られていない求人にも近づけますので登録をすれば転職の確率も高くなると思います。

                                なお、『看護師の転職が決まらない人とすぐ決まる人の違いとは?採用されやすくなるコツを解説』の記事でも解説していますが、看護師の転職は同時進行で複数応募するほど、上手くいきやすくなります。選択肢をグッと広げるためにも、いくつかのサイトに登録するのは必須でしょう。

                                信頼できるキャリアアドバイザーを見つけられる

                                複数のサイトを使うほど、担当者を比較できるので、信頼できるキャリアアドバイザーを見つけやすくなります。

                                登録後に担当してくれるキャリアアドバイザーは、人によって経験や知識にバラツキがあり、必ずしも相性の合う人に担当してもらえるとは限りません。
                                登録したサイトの担当者のサポート力が低い場合、転職活動の足手まといになる可能性もあります。

                                ですが、複数のサイトを使えば、それぞれの担当者を比較した上で、一番信頼できそうな人に担当してもらえます。

                                転職サイトの担当者を比較

                                もちろん、転職サイトでは担当者変更の依頼に対応してくれますが、結局同じような人が担当になったというケースも多いです。

                                例えば、運営会社によっては厳しいノルマ(月間の紹介人数)をキャリアアドバイザーに課していることもあり、そういったサイトでは誰が担当しても「やや強引に転職を勧めてくる」といった対応をされることもあります。

                                そのため、まずはいくつかの転職サイトに登録して、担当者の質を比較するのが賢明です。

                                より良い条件での転職がしやすくなる

                                より良い条件で転職できる確率が上がるのも、複数登録のメリットです。

                                というのも、実は同じ職場でもどのサイト経由で転職するかによって、給与や待遇が変わることがあるからです。

                                • 転職サイトによって条件や福利厚生が違うケース
                                • 病院と交渉をしてもらえて給与が上がるケース(優秀な担当者ほど交渉が上手い)

                                上記のように、転職サイト次第で最終的な給与・福利厚生が変わることもあるので、できるだけ複数のサイトで比較して、一番条件の良い所を経由して転職するのがおすすめです。

                                その他のメリットについては、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。

                                看護師の転職サイトに複数登録する3つのデメリット

                                看護師の転職サイトに複数登録するデメリット

                                本章では、事前に確認しておきたい複数登録のデメリットをいくつか紹介していきます。

                                担当者とのやりとりが煩雑になる

                                登録サイトが増えるほど、担当者とのやりとりが面倒になります。

                                転職サイトの担当者は、基本的に「あなたに早く転職してもらいたい」と頻繁に連絡をしてきます。
                                転職が決まると病院側から紹介料がもらえて利益が出る仕組みだからです。

                                転職サイトによっては「1日3回も連絡が来る」「折り返しを待たずしてまた電話をかけてくる」ということもあるようです。

                                電話がしつこいくらいかかってくる

                                口コミ・評判

                                女性(30代前半)
                                転職サイトに対する評価:★☆☆☆☆1
                                子どものお世話をしないといけない夕方に電話がしつこいぐらいにかかってきます。こちらが急いで次の仕事を探してない状態なのに何度も何度も電話がかかってきて迷惑でした。こちらの状況は事前の情報入力で今すぐの求人でなくてよい、というところにチェックをいれているにも関わらず、ひっきりなしに着信があり、迷惑で電話に出たくないと思いました。

                                勤務中に何度も着信があった

                                口コミ・評判

                                女性(30代前半)
                                転職サイトに対する評価:★★☆☆☆2
                                担当者が時間を問わずに電話で連絡してくる(1日3回以上)ところがよくなかったです。看護師として、シフト制で仕事をしているので、出られない時が多いのですが、担当はいつでもつながるだろうという決めつけで何度も連絡をしてきました。そこが態度にも表れていたので、少し気になりました。

                                仕事や子育てをしながら転職活動をする場合、1日何度もも連絡がきたら忙しくて電話に出れなかったり、しつこいと感じてしまったりしますよね。

                                このように、転職サイトに登録すればするほど、連絡のくる数も増えるのでどのサイトとも密な連絡が取れなくなることが考えられます。

                                スケジュール管理も難しくなる

                                複数サイトの担当者とやり取りをしていると、「いつ誰と面談するのか」「どのサイトから紹介された求人か」などが、こんがらがってしまうこともあります。

                                異なるアドバイスをされたときに判断できない

                                複数登録のメリットとして様々な視点からのアドバイスが受けられる点を挙げました。
                                しかし、これは見方を変えると、担当者ごとに異なるアドバイスをされて自分で判断できなくなるというデメリットにもなり得ます。

                                例えば、ある病院が気になり各サイトの担当者に評判を聞いてみたところ、あるサイトの担当者は「人間関係も非常によく時間外労働もない」と良い評判を教えてくれたのに対し、違うサイトの担当者は「残業が多く、離職率が非常に高い職場です。」と悪い評判を教えてくれることがあります。

                                このように担当者によって対照的な意見が出た場合、どちらの意見を信じれば良いのか分からなくなり、決断が難しくなることがあります。

                                紹介求人が多すぎて決められなくなる可能性がある

                                複数登録のメリットとして豊富な求人数から職場を探すことができることを挙げました。
                                しかしこれも見方を変えると、求人が多すぎてどの職場が自分に合っているのか分からなくなり転職活動が難航するというデメリットにもなります。

                                例えば、1つのサイトから3つの希望条件に合った求人を紹介されるとします。もし3つの転職サイトに登録している場合は、9つの求人から応募する職場を選ばなければなりません。

                                複数の病院から内定が出ても「どの職場が1番良いのか決められない」「もっと良い求人があるのではないか」と悩んでしまい転職活動がなかなか進まなくなってしまうことも考えられます。

                                豊富な求人数はメリットでもありますが、なるべく早く転職活動を終わらせたい人にとっては転職活動がなかなか終わらない原因となる場合があります。

                                複数登録する看護師の転職サイトを選ぶときのポイント4つ

                                複数登録する看護師の転職サイトを選ぶポイント

                                複数登録する看護師の転職サイトを選ぶときに、重視すべきポイントを紹介します。

                                よりマッチする転職先を見つけるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

                                求人の数や種類

                                求人数が豊富なサイトを利用すれば、そのぶん選択肢が広がるので、自分の求める条件に見合った求人に出会いやすくなります。

                                目安として、求人数が5万件以上くらいの転職サイトを選ぶと良いでしょう。

                                また転職サイトを利用するなら、好条件の案件が多い非公開求人のチェックも欠かせません。
                                非公開求人の保有数は各サイトで異なるので、登録前に確認しましょう。

                                サポートの充実度合い

                                転職サイトといえば、転職活動における充実したサポートを提供しているのが魅力です。

                                サポート内容は、以下の通りです。

                                • 希望条件のヒアリング
                                • 求人の紹介
                                • 応募書類の添削や模擬面接
                                • 企業とのスケジュール調整
                                • 応募後のアフターフォロー

                                どの会社もサービス内容に大きな違いはないものの、実績や担当者のスキルによってサポートの質は異なります。

                                そのため、公式サイトをよくチェックしてサポート体制に力を入れている会社かどうかをよく見極めてみてください。

                                加えて、その会社にしかない独自のサポートにも注目しておくと、安心してサービスを利用できるでしょう。

                                例えば『看護roo』では転職がはじめての方に「サポートブック」を無料でプレゼント(※)しています。また『マイナビ看護師では入社後も利用できるフリーダイヤルの「お客様相談室」を用意(※)し、アフターフォローを充実させています。※2023年10月現在のサービス

                                利用しようと考えている転職サイトがあるなら、ぜひサービス内容について事前に調べてみてください。

                                キャリアアドバイザーとの相性

                                転職サイトを利用して転職を成功させるうえで、キャリアアドバイザーの存在が欠かせません。

                                キャリアアドバイザーはあなたの内定を願って、全力で転職活動をサポートしてくれる存在です。
                                あなたの希望条件や個人的な事情を理解し、最適な転職先を提案してくれるでしょう。

                                しかし対応が悪かったり、連絡が遅かったりと質の悪いキャリアアドバイザーも一定数存在します。

                                登録するサイトを1つに絞ってしまうと、相性の合わない方と出会った場合に逃げ道がなくなってしまうので、複数のサイトに登録して質の良いキャリアアドバイザーに巡り合う機会を広げていきましょう。

                                相性の良い方に担当してもらえれば、転職活動で満足感も得られるはずです。

                                キャリアアドバイザーの交渉力

                                転職する際、資格手当を考慮して給料をあげてもらったり、働く時間を調整してもらったりと求職者が要望を出すこともできます。

                                しかし、自分で交渉するのは気が引けるという方もいるでしょう。

                                そのような場合、キャリアアドバイザーに仲介してもらうのがおすすめです。

                                より満足できる環境で働けるよう、志願する企業に対してキャリアアドバイザーがあなたの代わりに労働条件の交渉をしてくれます。

                                エージェントの交渉力は、公式サイトや口コミで過去の成功事例やクライアントからの評価などからリサーチできるので、ぜひチェックしてみてください。

                                看護師の転職サイトを掛け持ちする際の注意点3つ

                                看護師の転職サイトを掛け持ちするときの注意点

                                転職サイトを複数利用する場合は、以下の点に注意しながら転職活動を進めていきましょう。そうすれば、前章のデメリットを感じることはそれほどありません。

                                スケジュール管理をしっかりと行う

                                スケジュール管理を自分でしっかりと行い、それぞれの担当者や病院との予定をしっかりと把握しておきましょう。

                                複数の転職サイトを利用していると、担当者との面談の日程や複数の病院との面接予定など予定が把握しきれなくなり、場合によっては予定を忘れて無断欠席してしまうなどのトラブルにつながることもあります。

                                自分の予定管理不足が原因で、不採用となったり転職活動が難航することのないよう気をつけましょう。

                                補足:担当者への連絡は早い方がベスト

                                転職サイトの担当者は早くレスポンスがある人ほど、積極的なサポートをしてくれることが多いです。

                                レスポンスが早い人は転職意欲が高いとみなされてすぐに転職してくれると考えるからです。

                                担当者からの連絡に気づいたら、すぐに返事をすることを心がけると条件の良い求人を優先的に紹介してくれることがあります。

                                自分の意見をしっかり持つ

                                各転職サイトの担当者の意見に流され過ぎないように、自分の意見をしっかり持つことは欠かせません。

                                たくさんの人からアドバイスをもらっても、確固たる意志がないと、どんどんと軸がぶれていってしまい転職活動が思うように進まなくなってしまいます。

                                参考にならないアドバイスをしてくる例

                                「美容クリニックは35歳を過ぎると採用されにくくなるのでおすすめしない」など、やや否定的なニュアンスのアドバイスをされることもあります。

                                ですが、それを真に受けて美容クリニックへの転職を諦めるしまってはもったいないです。

                                確かにこの場合、年齢が採用に影響する可能性はありますが、転職そのものを諦めるほどではありません。美容市場は拡大傾向にあり(2014→2017で14.8%+)、新規開業するクリニックも増えています。

                                新規開業するクリニックでは、ある程度経験・キャリアのある看護師さんほど採用ニーズが高く、ベテランの看護師さんが引き抜かれる(ヘッドハンティング)ことさえあります。
                                つまり、一概に年齢が高い=採用されにくい、とは言えず、むしろキャリアが豊富な看護師ほど採用ニーズが高いこともあります。

                                転職サイトの担当者の中には、このような背景を考慮せずに、表面的な情報(若いほど採用されやすいなど)だけ根拠に提案をしてくることも多々あります。

                                アドバイスを受ける際には、事前に自分の意見は何か考えてから、参考程度に相手の意見を聞いて取り入れましょう。

                                間違って同じ求人に応募しないよう徹底する

                                複数の転職サイトから同じ求人に応募することは厳禁です。

                                サイト・病院間の余計なトラブルのもとになるからです。

                                サイト経由であなたの採用が決まると、病院はサイト側に紹介料を払いますが、複数のサイト(サイトA・サイトB)から応募されると、どちらに紹介料を払えば良いのかが分からなくなります。

                                病院側は両者に相談して交渉しなければなりません。
                                「入社前から余計なトラブルを起こす人は、採用するのをやめておこう」と判断されてもおかしくないですよね。

                                複数の転職サイトから同じ求人に応募するのは、病院側にも転職サイト側にも悪印象を与えます。

                                また、二重応募をしてきた段階で、病院側に「自己管理のできない人」「他にも何十社と応募しているのではないか」といった悪い印象を与えてしまい、採用確率はグッと下がってしまうでしょう。

                                掛け持ちしているサイトから、うっかり同じ求人に応募してしまわないよう注意しましょう。

                                補足:悪質な転職サイトもある

                                悪質なサイトでは、登録者に実際とは異なる情報を伝えて無理やり転職をさせて紹介料をうけとるところもあります。

                                実際に、悪質な転職サイトを利用してしまい転職に失敗した方の声を紹介します。

                                口コミ・評判

                                (45-50歳・300-399万円・正社員)
                                転職サイトからの説明と、実際に入職しての職場環境が全く異なっていました。転職サイトからの説明では、紹介先の職場において、めったに退職者がおられず、なかなか募集枠が空かないということでした。長年勤続される人がほとんどで、それだけとても働きやすい環境であるとのことでしたが、入職してみると、十数人単位で次々とスタッフが辞めていく、入れ替わりの激しい職場で大変でした。

                                このように、担当者の話を鵜呑みにした結果、想像とは全然違う職場へ転職してしまうこともあります。

                                転職サイトに大量に登録するのではなく、評判の良いサイトを厳選して登録する必要があります。ただ転職サイトは種類が多く、どれを使うべきか迷いますよね。

                                そこで次章では、当サイトが看護師を対象に行ったアンケートをもとに、評判の良かった転職サイトを厳選して紹介していきます。

                                複数登録に最適!看護師からの人気が高いおすすめ転職サイト3選

                                看護師からの人気が高いおすすめの転職サイト

                                数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。

                                転職サイト選定基準

                                1. 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
                                2. 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

                                利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。

                                転職サイト 求人数|総合満足度
                                1位
                                看護roo!
                                55,907件|◎4.3
                                利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。
                                2位
                                レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
                                135,763件|○3.8
                                総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる
                                3位
                                マイナビ看護師
                                60,875件|◎4.1
                                求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい

                                ※求人数2022年8月更新

                                この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。

                                1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1

                                看護roo

                                看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。

                                登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。

                                看護roo!の特徴

                                • 利用者満足度96.3%
                                • 公開求人55,907件+非公開求人も多数
                                • 面接同行や選考対策など手厚いサポート

                                さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。

                                看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。

                                信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます

                                こんな看護師さんにおすすめ

                                • みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
                                • 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
                                • はじめての転職で不安なのでプロに相談したい

                                看護roo!の詳しい情報は、下記の記事でもご覧になれます。

                                2位.レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 求人多数で選択肢の幅が広い!

                                レバウェル看護

                                レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており現場のリアルな情報を提供しています。

                                レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴

                                • 累計利用者数40万人以上
                                • 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
                                • 総求人数は135,763件と転職サイトトップレベル

                                「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。

                                また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます

                                こんな看護師さんにおすすめ

                                • できるだけたくさん求人が見たい
                                • 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
                                • 気軽に求人探しがしたい

                                レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の詳細は、下記の記事も参考にしてみてください。

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                                3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる

                                マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。
                                数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。

                                マイナビ看護師の特徴

                                • 看護師認知度5年連続No1の定番転職サイト
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                                • 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み

                                加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。

                                こんな看護師さんにおすすめ

                                • なるべく早く次の仕事を見つけたい
                                • 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい

                                なお、マイナビ看護師の詳細は、下記の記事でも確認できます。またおすすめの転職サイトについて、より詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

                                看護師の転職サイトを最大限活用するための4つのテクニック

                                看護師の転職サイトを最大限活用するテクニック

                                さいごに、転職サイトを複数登録するメリットを最大限活用するためのテクニックを紹介します。

                                2週間に1回は連絡をいれる

                                転職サイトは、依頼を受けた病院の条件に合った登録者を探す際に「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)や「最終ログイン日」の順番で連絡を入れます。

                                何週間も連絡をとっていない人より直近で連絡をとっている人の方が、転職意欲が高くすぐに転職をしてくれるとみなされるからです。

                                したがって、長い間連絡をとっていない人やサイトを見ていない人は「転職活動を終えた人」と判断され案件紹介の連絡をしなくなります。

                                最新の求人を紹介してもらうためにも、最低でも2週間に1回は担当者に連絡を入れる、サイトにログインするようにしましょう。

                                今すぐ転職するつもりだと伝える

                                先ほどご説明した通り、転職サイトは転職が成功した際に病院から紹介料をもらうことで利益をあげています。

                                担当者には売り上げ目標が課せられているため、転職意欲が高くすぐに転職をしてくれそうな人を優先的に考えます

                                初めに担当者と面談する際に、必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので「できるだけ早く転職したい」と伝えて優先的に求人を紹介してもらえるようにしましょう。

                                ただし、連絡の頻度も多くなるので半年以上かけてゆっくり転職したい場合は正直に伝えましょう。

                                担当者は合わなければ変える

                                転職サイトでは担当者が合わないと感じた場合はいつでも担当者を変更することができます。

                                転職サイトの担当者は残業が多い、厳しいノルマを課せられるという理由から非常に離職率が高い仕事となっています。

                                人の入れ替わりが激しい仕事なので、担当者に経験の少ない新人があたる場合も多いです。

                                このように担当者が慣れていない場合このようなトラブルが起きることがあります。

                                口コミ・評判

                                (40-44歳・300-399万円・正社員)

                                伝えていた労働条件が先方に一切伝わっておらず、面談開始とともに、「夜勤のできない人はいらないって言ったよね?」と面接者が担当者に一喝。
                                こちらは休日をつかい、数千円の交通費もかけて面接に赴いたのに全くの無駄となりました。
                                後日本社に連絡すると、すみませんという謝罪のメールはありましたが、交通費の返却などなく、本当に無駄足でした。

                                仕事を続けながら転職活動を進める場合、時間がない中このようなトラブルが起きたり連絡がしつこいと大きなストレスとなります。

                                担当者と性格が合わない、良い条件をなかなか紹介してくれない場合、転職活動が希望通りに進まなくなってしまうので我慢せずに、変えてもらいましょう。

                                待遇をしっかり比較する

                                待遇の悪い会社は、ストレスの要因が多く早期退職の原因にもなりかねなません。一方で待遇の良い会社はメリットを感じやすいので、長く安定して働く環境が整っているといえます。

                                待遇の良い会社は、例えば以下のような条件を用意している傾向にあります。

                                • 給与が安定している
                                • 残業が少ない
                                • 教育制度が整っている
                                • 昇進の機会が明確
                                • 福利厚生が充実している

                                  これらの要素はサイトに掲載されていることがほとんどです。しかし、転職サイトの文字情報だけで全てを把握するのは難しいでしょう。

                                  そんな時はキャリアアドバイザーに一度相談してみてください。
                                  自分だけでは得られない裏情報や内情など、より深い情報を得られるはずです。

                                  看護師の転職サイトの複数登録に関するよくある質問

                                  よくある質問

                                  看護師の転職サイトの複数登録に関して、よくある質問は以下の通りです。

                                  順に解説します。

                                  看護師の転職サイトを使わないほうが良いケースはありますか

                                  以下の場合は、看護師の転職サイトを使わなくても良いケースに当てはまります。

                                  • 転職先を紹介してくれる知り合いがいる
                                  • 働きたい病院や施設がすでに決まっている

                                  これらの場合は、病院のホームページから問い合わせ先を調べて直接連絡した方がスムーズでしょう。
                                  ただし、希望する施設が求人を出していなかったり、非公開求人として取り扱われていたりする可能性もあります。

                                  そのような状況を想定すると、転職サイトに登録しておくと安心です。

                                  何社くらい登録するのがおすすめですか

                                  3〜4社ほどに登録するのがおすすめです。

                                  複数のサイトに登録しておけば、より多くの情報を集められ、比較や選択肢の幅が広がるでしょう。

                                  ただし、登録先を増やしすぎるのはおすすめしません。

                                  キャリアアドバイザーとのやりとりの負担が増えるほか、面談や面接がブッキングしやすくなります。
                                  そのため、登録するサイトは3〜4社を目安にしてください。

                                  看護師の転職サイトに登録せず使うことはできますか

                                  基本的に、看護師の転職サイトは登録しないとサービスを利用できません。

                                  登録することで、求人情報を詳しく見たり、キャリアアドバイスや面接対策などが受けられます。

                                  登録せずに一部の情報を閲覧できるケースもありますが、キャリアアドバイザーへの相談や書類選考や面接の対策といった手厚いサポートを受けるなら登録は必須です。

                                  転職先が決まった後の断り方を教えてください

                                  事実を伝えて、もうサービスを利用する必要がないことを伝えましょう。

                                  連絡手段は、電話・メールのどちらでも構いません。

                                  その際はこれまで支援してくれたことへの感謝の気持ちを添えるようにしましょう。

                                  【例文】

                                  「内定が決まったため、今回はお断りさせていただきます。これまで丁寧にサポートしてくださり本当にありがとうございました。また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。」

                                  今後また利用する機会があるかもしれないので、良好な関係性で終わるのが理想です。

                                  看護師の転職サイト複数登録のまとめ

                                  まとめ

                                  以上、看護師の転職活動では転職サイトを複数利用するのは一般的で、選択肢が広がったり、信頼できる担当者に出会えたりするメリットがあります。

                                  もちろん良い面ばかりではありませんが、スケジュールをしっかり調整して、担当者の言葉に惑わされ過ぎないようにすれば、デメリットも少なくなるでしょう。

                                  もし登録してみて合わないなと思えば『【コピペでOK】看護師転職サイトの断り方!しつこい連絡をぴたりと止める方法』の記事で紹介している方法でサービスの利用を断るのもありです!

                                  転職サイトを複数登録するメリットを最大限に活かして、転職活動をぜひ効率的に進めてみてください。

                                  U・Iターン転職に強い地方特化エージェント『ヒューレックス』——地元の優良企業求人が集まる理由とは

                                  まずは一歩動いてみるだけでも、視野がグッと広がり、キャリアを考えるきっかけになると思います。

                                  ヒューレックス』は、地方転職に特化した転職エージェントです。

                                  特に「U・Iターンに興味があっても、距離が遠く、時間もないので転職活動を踏み出せない」とお悩みの方におすすめです。

                                  今回は、同社のキャリアコンサルタントである大阪太祐さんに、ヒューレックスの強み、地方で転職活動をするときのポイントを詳しく伺いました。

                                  大阪太祐さん
                                  山形県出身。大学卒業後、東京の大手不動産でリテール営業を経験してきたのち、30歳手前を節目に出身地となる東北地方へUターン。ヒューレックスに入社後、現在は山形県を中心に東北エリアを担当。転職を希望する登録者とのキャリアカウンセリングをはじめ、転職活動のサポートを行う。

                                  公式サイト:
                                  https://www.hurex.jp/

                                  続きを読む

                                  【看護師の結婚】転職先どうやって選ぶ?事前に確認すべきポイントも紹介

                                  看護師 結婚 転職

                                  結婚を予定されている看護師さんは、

                                  「結婚したら、家庭と両立できるのかな」
                                  「転職先はどうやって選んだらよいのだろう」

                                  と悩む人も多いでしょう。

                                  結婚のタイミングで転職する看護師さんの多くは、夜勤なしの職場や、家からの近さを優先して職場を選ばれています。

                                  ただ、そのような職場を選んでも、転職に失敗した…と感じる人もいるため、事前にポイントを押さえるなど、しっかりとした対策が必要となるのです。

                                  そこでこの記事では、元看護師で転職コンサルタントの私が、結婚で転職する看護師が知っておくべきポイントを全解説します。

                                  続きを読む