ママ薬剤師が子育てと仕事を両立するには?おすすめの職場や仕事探しのポイントを解説

子育て 薬剤師

「子育てしながら薬剤師として働きたい」
「子育てと仕事は両立できるの…?」

と考えていませんか。

薬剤師は女性が多い職場であり、子育てと両立しながら仕事をしている薬剤師も多くいます。

ただ、子育てと仕事を上手く両立するためには、急な休みへのフォロー体制が整っている職場や、子育てに理解がある職場など、ポイントを押さえた職場選びをすることが重要です。

そこでこの記事では、元薬剤師で転職コンサルタントの私が、ママ薬剤師が子育てと仕事を両立するために知っておくべきことを解説します。

  1. 子育てママ薬剤師の転職体験談【家庭を優先して転職しました】
  2. 子育て中のママ薬剤師が職場探しで避けるべき職場の特徴
  3. 子育てしながら薬剤師に復帰するなら薬局・ドラッグストアがベスト
  4. 子育て中の薬剤師が職場復帰するなら、非常勤からがおすすめ
  5. 子育て中の薬剤師が職場復帰するタイミング3選

この記事を読めば、子育てをしながら薬剤師として働くために必要な全てが分かります。

1. 子育てママ薬剤師の転職体験談【家庭を優先して転職しました】

女性が多い薬剤師の業界では、多くのママ薬剤師が出産後の復職のタイミングで転職しています。この章では、子育てママ薬剤師の転職体験談を紹介します。

口コミ・評判

女性薬剤師(32歳)
派遣薬剤師→調剤薬局パート
子供が産まれたので、出来る限り家族との時間を大切にしたい為、自宅近くの融通がきく職場へ転職したかった。家に近く、薬剤師の人数も多い為、子供の急な熱などにも対応してもらえやすく理解のある所だと感じたから今の職場を選んだ。

口コミ・評判

女性薬剤師(36歳)
調剤薬局→病院パート
子供の小学校進学を機に通勤時間の短縮、労働時間の見直しを考え転職活動をした。ちょうどその時期人間関係でも悩んでいたためちょうど良いタイミングだった。転職先は、自分が希望する勤務形態、勤務時間と合致したことが一番大きかった。通勤距離も以前の職場と比べると短縮できた点も大きかった。

口コミ・評判

女性薬剤師(30歳)
病院→病院正社員
出産後、片道1時間20分の通勤時間が厳しくなり、子供と触れ合う時間をもっと増やしたいと思うようになったため転職しました。新しい職場を選んだのは、完全週休2日の土日休みでありながら、今と変わらない給与で働けて、通勤時間がかなり短縮されたからです。

口コミ・評判

女性薬剤師(27歳)
病院→調剤薬局正社員
大学時代にお世話になった知り合いの薬局から声がかかり転職しました。店舗も少ないので、店舗移動がないこと、家事や子育てと両立するのに融通もきくと考えたので決めました。

このように、多くの女性薬剤師が出産や子育てのタイミングで転職をしています。その理由のほとんどに、子供との時間がほしい、家から近い場所で働きたいなど、家庭を優先したいという意向が見られます。

2.子育て中のママ薬剤師が職場探しで避けるべき職場の特徴

子育て中のママ薬剤師にとって、どのような職場で働くかは非常に重要です。この章では、子育て中のママ薬剤師が職場探しの際に気を付けるべき4つのポイントをご紹介します。

順番に見ていきましょう。

2-1.時短勤務制度がない

時短勤務制度がない職場は、子育てママ薬剤師が避けるべき職場の一つです。

育休の期間は厚生労働省によって定められていますが、その期間を過ぎても子供に手がかかることに変わりはありません。このため時短勤務制度の活用は、仕事と家庭を両立するうえで重要と言えます。

職場によっては、子供が小学校に上がるまでなど、法律で定められる範囲以上に時短勤務を認めているところもあります。また、このような職場は、子育てに理解がある可能性も高いです。

時短勤務制度がない職場を避け、制度がある職場の中でもサポート体制が手厚いところを選ぶことで、より一層仕事と家庭の両立がしやすくなるでしょう。

2-2.人が少なく急な休みへのフォロー体制が整っていない

人が少なく、急な休みへのフォロー体制が整っていない職場も、避けるべきです。

小さい子供は急に熱を出すことも多く、急な休みや早退を余儀なくされることもあるでしょう。その際に人員が少なく、早退や休みにくい職場に勤務をしていると、仕事までやりにくくなる可能性が高いです。

このため、薬剤師の人数が多い職場や、近隣店舗からの応援体制が充実している職場など、フォロー体制が充実している職場を選ぶことがおすすめと言えます。

また、厚生労働大臣が、子育てサポート企業として認定を行うくるみんマーク」を参考にすることも一つの手段です。

2-3.子育てや育児に理解がない

子育てや育児に理解がない職場も、復職したい子育てママ薬剤師が避けるべき職場の一つです。

育児のサポート制度が充実している職場は増えているものの、同僚であるスタッフが非協力的であると、制度を活用しにくいからです。

また、薬剤師は女性が多い職場であるため、子育てに理解がないために人間関係に悪影響が及び、ストレスから子育てに悪影響が出てしまう可能性もあります。

このため、同じ状況であるママ薬剤師や既婚者が多いなど、子育てや育児に理解がある職場を探すことが大切です。

2-4.土日休みが取りにくい

土日休みが取りにくい職場も、子育てママ薬剤師が避けるべき職場の一つです。

なぜなら、保育園や幼稚園は土日もしくは日曜休みの園が多く、子供の預け先に困ってしまうからです。また、幼稚園や学校などの行事も、土日に行われることが多いでしょう。

土日休みの勤務先を選べば問題はありませんが、薬局によっては土曜のみ開いていたり、ドラッグストアは年中無休だったりします。このため、希望したときに休みが取れる職場なのかどうかを事前に確認しておくことが重要です。

また、土日休みが取りやすい職場は、薬剤師の数が多いか、ヘルプ体制が整っている職場である可能性が高く、その点においてもママ薬剤師向けの職場であると言えます。

3.子育てしながら薬剤師に復帰するなら薬局・ドラッグストアがベスト

結論から申し上げると、子育てをしながら薬剤師に復帰するなら、薬局・ドラッグストアがベストな選択です。この章では、その理由をお伝えします。

興味がある項目からご覧ください。

3-1.薬局は希望条件に合う職場が見つかりやすい

一つ目の理由として、薬局は希望条件に合う職場が見つかりやすいことが言えます。

日本国内の薬局数は6万店と、全国のコンビニ数(5万店)より多いとも言われており、全体数が多いことで、必然的に希望条件に合う職場が見つかりやすくなるのです。

また、子育て中のママ薬剤師は、家から近い職場を希望することも多く、その点においても薬局は職場探しがしやすい就業先と言えるでしょう。

3-2.大手薬局・ドラッグストアは時短などの制度が整っている

二つ目の理由として、大手の薬局・ドラッグストアの多くは、時短などの制度が整っている企業が多いからです。

大手企業であるほど、会社として女性薬剤師が長く活躍できるよう、ライフステージに沿ったサポート体制が整えてられている傾向があります。

会社全体でサポート体制が整えられていることで、各店舗で勤務する際も働きやすい可能性が高いのです。

育休の長期取得や時短勤務の期間延長、女性薬剤師の活躍を推進するプロジェクトの推進、産休・育休中のママ薬剤師への復職支援など、女性薬剤師の目線での支援策が展開されている企業も多くあります。

3-3.薬局は子育て世代のママ薬剤師が一番多い

三つ目の理由として、薬局は子育て世代のママ薬剤師が一番多いことが挙げられます。

厚生労働省の調査によると、実際に薬局または医療施設に勤務する30代、40代の女性薬剤師数は、30代が37,422人、40代が39,070人と、20代の21,024人、50代の32,484人とくらべて多くを占めているのです。

同じ状況の薬剤師が多いことで、仕事と家庭の両立に関して理解が得やすい、職場に薬剤師数が多い、分からないことを聞きやすいなど、働きやすい環境が整っている可能性が高いと言えます。

また、子供をもつ親同士のコミュニケーションも取りやすく、子育ての話ができることによる安心感も得られるでしょう。

薬剤師専用の転職サイトに相談することもおすすめ

子育て薬剤師に最適な職場を選びたいという場合、『薬キャリ』や『ファルマスタッフ』などの薬剤師専用の転職サイトのコンサルタントに相談することもおすすめです。

薬剤師専用のサイトを利用することで、自身の希望に合わせた求人を紹介してもらえたり、働きやすさを含めた職場環境の情報を聞くことが出来たりと、転職活動成功に近づきやすくなります。

また、『薬剤師500人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

補足:薬剤師向け在宅ワークもあり(メディカルライター)

比較的珍しい働き方として、薬剤師向けの在宅ワークであるメディカルライターという働き方もあります。

メディカルライターとは、健康や医療に関する専門的な情報を、理解しやすい文章で発信する仕事です。一般の方向けと専門家向けなど、契約先やクライアントによって執筆する内容は異なります。

自宅に居ながら仕事をすることができるため、近年人気が高まっている仕事の一つですが、その多くは成果報酬型となっており、納品をした件数によって収入が決まることが特徴です。

このため、集中して執筆をし収入を得るためには、子供を預ける必要があると言えるでしょう。

4.子育て中の薬剤師が職場復帰するなら、非常勤からがおすすめ

子育ての薬剤師が職場復帰をするなら、非常勤からスタートされることがおすすめです。非常勤には「パート」と「派遣」の2種類の働き方があります。

パート|週2回や3回の短時間で働くことができる

パート勤務をするメリットは、週2回・3回かつ短時間などの働きたい時間だけ働くことができ、休みも比較的取りやすいことです。特に子供の入学前などの小さい時期は、自由度が高く働きやすいと言えます。

また、パートは無期雇用であるため継続して働けるというメリットがあるものの、派遣と比べると時給が安いうえ、勤務時間が短いことで、社会保険などの福利厚生は受けられないことが多いです。

このため、どのくらいの時間働きたいのか、お給料はいくらほしいのかと合わせて事前に検討しておく必要があるでしょう。

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派遣|時給が高く、福利厚生を受けられる

派遣社員として働くメリットは、時給が高く、社会保険や有給休暇などの福利厚生を受けられることです。派遣会社に登録した後、各職場に派遣されて働くことになります。

勤務形態を柔軟に選択しやすいため、ライフスタイルに応じて働き方を変えられる点はメリットですが、同じ職場で働き続けたくても、契約期間を満了すると職場を変えなくてはなりません。

また、時給が高いために、ほとんどの職場で即戦力としての活躍を期待されます。このため、ブランク期間が長いなど、すぐに即戦力として働ける自信がない方は、パート勤務で復職することがおすすめです。

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5.子育て中の薬剤師が職場復帰するタイミング3選

この章では、子育て中の薬剤師が職場復帰するおすすめのタイミングを紹介します。職場復帰するタイミングによって、スムーズに復職できるかどうかも変わるため、検討してみてください。

順番に見ていきましょう。

タイミング1.授乳がいらなくなったとき

一つ目のタイミングは、授乳がいらなくなったときです。早く復帰したい人には、このタイミングがおすすめです。

子供が1歳前後になると保育園に預けやすくなることや、このタイミングで復職すると長いブランクになりにくいことが理由として挙げられます。

計画的に断乳や卒乳をして、授乳が要らなくなったタイミングで復帰することで、ママ薬剤師の体力的にも無理なく復帰しやすいのです。

また、最速のタイミングで復職するため、ブランク期間をキャッチアップするための勉強が少なくて済むというメリットもあります。

タイミング2.保育園や幼稚園に入園したとき

二つ目のタイミングは、保育園や幼稚園に入園したときです。特に3歳からは幼稚園の受け入れも始まるため、このタイミングで多くの方が復職されています。

気を付けておきたいのが、保育園や幼稚園の預かり時間です。幼稚園の入園のタイミングで復職した場合、幼稚園は預けられる時間帯が限られているため、多くの方はパートか時短勤務で復職されています。

状況によっては、お迎えの時間を考え、自宅から近い職場を探す必要もあるでしょう。

タイミング3.小学校に入学したとき

三つ目のタイミングは、小学校に入学したときです。このタイミングは、フルタイムで復職したい方におすすめです。

子供が急に熱を出すことや送り迎えの心配が減る年齢であり、かつ学童保育を利用することでフルタイムで仕事をすることができ、仕事に専念しやすい環境が整いやすくなります。

しかし、この時期に復職すると、ブランクが5年以上になり、仕事の知識や働くことの感覚を取り戻すのに時間がかかるというデメリットがあるでしょう。

このため、ゆくゆくは正社員で働きたいと考えているかたは、前述の幼稚園のタイミングでパートなどで復職をし、子供が小学校に上がったタイミングで正社員になるという方法もおすすめです。

さいごに

ママ薬剤師が子育てと仕事を両立する方法について解説しました。

多くの女性薬剤師が子育てと仕事を両立していますが、子育てをしながら復職する際の仕事探しには、避けるべきポイントがあるなど、転職活動にコツが必要となることも事実です。

このため、子育てを優先しながらも自身に最適な職場を見つけたいという方は、『薬キャリ』や『ファルマスタッフ』などの薬剤師専用の転職サイトにぜひ相談してみてください。

働きやすさを含めた職場環境の情報を聞くことが出来るなど、転職活動成功に近づきやすくなります。

この記事が、あなたにとって理想の職場探しの一助となることを祈っています。