CareerTheory編集部

生活相談員を辞めたい!辛いと感じる理由と辞める決断をする前に試してほしいこと

生活相談員 辞めたい

「生活相談員の仕事を辞めたい…」
「仕事が激務すぎて辛い…」

と悩んでいませんか?

仕事のストレスや業務量の多さから、「頑張りたいけど、もう限界かも」と疲弊してしまう生活相談員のかたはとても多いです。

まず、限界だと感じる状態で無理を続けることはおすすめしません。

ただ辞めたい理由によっては、勢いのままに転職しない方が良いこともあります。辞めたいと思う理由をきちんと見極め、最善の選択をしましょう。

この記事では、生活相談員を辞めたいと思い悩んだときにどうすれば良いのか、元転職コンサルタントの経験をもとに解説していきます。 続きを読む

何がしたいのかわからないままの転職はNG!適職を見つける3つの方法を解説

転職 何がしたいかわからない アイキャッチ

「転職したいけど何がしたいのか分からない…」
「転職して後悔しないか不安」
と悩んでいませんか。

環境を変えてみたい気持ちはあるものの、何がしたいか分からずに一歩を踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。

早く退職したいからといって、やりたい仕事を考えずに勢いで転職してしまうのはリスクがあります。転職先で同じような不満を抱えて、また転職を繰り返してしまうこともあり得るでしょう。

そこでこの記事では、転職のプロとして多くの転職希望者をサポートしてきた私が、転職満足度の上がる、適職を見つける3つの方法を紹介します。

この記事を読めば、自分が転職に何を求めているのかが分かり、一歩踏み出すことができるでしょう。

キャリア・仕事に悩む人のおすすめ相談先4選

働くことに悩み「自分の価値ってなんなんだろう」「もう、自分でも自分のことがわからなくなってしまった」とすら思ってしまっている人もいるのではないでしょうか。

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何がしたいのかわからない人が自分にあった転職先を見つける3つの方法

何がしたいのかわからない人が転職先を見つける方法

何がしたいのかわからない人が自分にあった転職先を見つける3つの方法について、解説します。

「自分がどうありたいか」を見つめ直す

「転職したいけどやりたいことがない」とお悩みの方に、まず一番重要なことをお伝えすると、実はそもそも転職で何かしたいかを考える必要はありません。

特に若いうちは経験も浅く、やりたいことがある人なんてほんと一握りです。実際に、エン転職のアンケートでは20代の半数以上が「やりたいことが分からない」「適性が分からない」という悩みを抱えています。(参考:1万人が回答!「転職活動」実態調査

「好きなことを仕事にしている」「やりたいことに邁進している」のような著名人やインフルエンサーを目にする機会も多いかもしれませんが、そのような明確な意思を持っているのはかなり少数派。ほとんどの人はやりたいことを模索しながら仕事をしています。

ただやりたいことが不明瞭だと、転職先探しをするにしても何から着手すべきか分かりませんよね。

そういった方におすすめなのが「何がしたいか」ではなく「どうありたいか」を軸に考えることです。

「何がしたいか」
…例:ITのベンチャー企業に入って、エンジニア経験を活かしてアプリ開発に携わりたい!

「自分はどうありたいか」
…例:仕事ばかりではなく、家族と過ごす時間も大切にしたい

分かりやすく言うと、「仕事で何がしたいか」ではなく、「どのような毎日(人生)を送りたいか」という視点で、これからのキャリアを選ぶということです。

仕事だけが人生を豊かにし、幸せをもたらすものではありません。自分の理想の生き方ができる仕事を選べば、幸福度は高くなります。

何がしたいか分からないけど転職を視野に入れているということは、今の職場に何らかの「満足できないこと」があるのではないでしょうか。

「どうありたいか」を見つける第一歩は、現状の不満と向き合うことです。まずは転職を考えるようになったきっかけを、一度思い出し、解決すべき問題を深掘りしていきましょう。

例えば、「残業が多くて大変だから転職したい」というきっかけ一つとっても、

  • 体力的にきつく、この先10年、20年も続けられそうにない
  • 家族との時間を十分に取れない
  • 今の会社の将来が不安なので、空いた時間でスキルを身に付けたいが、その余裕がない

など人によって解決すべき問題は違います。

もし「家族との時間を取れない」という問題を解決したいのだと分かれば、職種はそのままで、「残業ナシ・有給取得率が高い・子育て中の社員が多い(=子育てしながらでも働きやすい環境)」の会社を探すのが良いでしょう。

このように、今の不満を深掘りしていくと、転職先探しの具体的な道筋が見えてきます。

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このように、現職の不満点を全て挙げて、不満に思う理由を深掘りしてみましょう。

  • 給与が安い
    →子供が生まれるので、家族を養うために最低でも年収500万円は必要
  • 自分の頑張りが評価されていない
    →結果主義の環境で働きたい
  • 人間関係が悪い
    →上下関係問わず意見を交わせるような心理的安全性の保たれた会社で働きたい

仕事への不満の根本的な原因を探っていくことで、その問題が解決できる仕事の条件が分かり、自分に合う仕事を見つけやすくなります。

自分が今「どういう生活を送りたいと考えているか」が分かったら、次は目線を未来に向けましょう。

10年後・20年後、どのような暮らし・働き方をしていたいでしょうか。漠然としていても問題ありませんし、「さすがに無理かも」と思うようなものでも構いません。

というのも、実は自分の「どうありたいか」を正確にとらえるには、理想と現在の会社との差分が大事なのです。

具体例

口コミ・評判

Aさん(26歳)
■10年後の理想
・SV(管理者)の役職に就いていること
・年収は700万円を達成していること
・今いる地元に住み続けていること

10年後の理想がイメージできれば、「今いる職場との差分(なぜ現職でその理想が達成できないのか)」を考えていきます。実際に、自分の年齢+10歳の上司で、自分の理想の状態である人がどれくらい居るかを調べてみても良いでしょう。

  • SV(管理者)の役職に就いていること
    →年功序列の風習が残っており、若手が躍進するチャンスは少ない
  • 年収は700万円を達成していること
    →不可能ではないが、役職に就くと残業手当がなくなり、かつ現職の上司はかなり激務な働き方をしている
  • 今いる地元に住み続けていること
    →頻繁ではないが、転勤になった上司がいる

このように「理想と今いる職場との差分(なぜ現職でその理想が達成できないのか)」が具体的になれば、転職先としてどんな仕事・会社を選べばいいかが明確になっていきます。

上記の方の場合だと、

  • 人事評価に明確な評価制度が取り入れられている
    (コンピテンシー評価、360度評価など)
  • 30代後半のモデル年収が700万円に達している
  • 転勤がない

といった軸で転職先を探すのが現実的です。

転職で解決したい問題や、将来の理想像が叶えられる環境を考えるにあたって、転職先に求める条件が複数出てくる方も多いと思います。

その場合は、求める条件に優先順位をつけましょう。条件に優先順位をつけることで、絶対に外せない条件や妥協しても良い点が分かり、転職先を絞り込みやすくなります。

まずは、ここまでに分かった転職先に求める条件を、思いつくだけ書き出します。希望条件だけでなく、やりたくないこと・嫌なことも挙げてみましょう。

(例)

  • 家族との時間を大事にしたいので定時で帰りたい
  • 家の近くで働きたい、なるべく電車には乗りたくない
  • 住宅手当や育児支援などの福利厚生が充実していて欲しい
  • 事務作業だけは嫌だ

次に、書き出した条件に理想と妥協点を考えます。

  • 労働時間→(理想)残業なし(妥協)月残業時間20時間
  • 勤務地→(理想)通勤30分以内(妥協)通勤1時間半以内
  • 福利厚生→(理想)企業内に保育所がある(妥協)住宅手当が出る
  • 仕事内容→(理想)雑用なし(妥協)経験を積めば、希望プロジェクトに携われる

希望条件と妥協点が分かったら、妥協できない条件から選んで並べてみましょう。

  • 1位. 労働時間→月残業時間20時間
  • 2位. 仕事内容→経験を積めば、希望プロジェクトに携われる
  • 3位. 勤務地→通勤1時間半以内
  • 4位. 福利厚生→住宅手当が出る

優先順位、妥協条件を決めておくことで、転職先を絞り込みやすくなります。

ここまでで、転職の大まかな方向性は見えてくるはずです。

次章からは、これまでと全く違う職種を検討している方向けに、仕事探しのヒントとなる考え方を紹介していきます。

「やりたいこと」ではなく「やりたくないこと・嫌なこと」をピックアップする

「何がしたいか分からない」という方は、「絶対にやりたくないこと・嫌なこと」を軸にすると考えやすくなります。

やりたいというポジティブな感情には限度がありませんが、やりたくないというネガティブな感情には、下限ラインがあるからです。

理想は言い出したらキリがなく(あれもやってみたい、これもやってみたい…など)、ぼんやりとしたものになりがちですが、「絶対にやりたくないこと・嫌なこと」は意外とはっきり言語化できるものです。

これを明確にしてみるだけで、転職先の方向性がぐっと鮮明になります。

「やりたくないこと・嫌なこと」といってもやや漠然としているので、まずは考え方をお伝えします。

実は、人材会社パーソルと慶應義塾大学の共同研究により、仕事の満足度を下げる要因は以下の7つに分類されることが分かっています。

仕事で幸せを感じられない要因となる7因子

  • 会社に自分が役立っていると感じられない。自分の強みが活かせない(自己抑圧因子)
  • 上司から理不尽な要求をされる。ハラスメントが横行している(理不尽因子)
  • 同僚が非協力的(協働不全因子)
  • 職場環境が生理的に不快(不快空間因子)
  • 自分の努力が正当に評価されていない(評価不満因子)
  • 職場で孤立している(疎外感因子)
  • 働きすぎ(オーバーワーク因子)

仕事で幸せを感じられない原因の約半数は、上記のいずれか(あるいは複数)のようです。

仕事のストレス要因

仕事で幸福感を感じられない人には7つの因子が影響している

(引用:パーソル総合研究所×慶應義塾大学 前野隆司研究室 「はたらく人の幸せに関する調査」

今の仕事に不満がある場合、これらの項目が影響している可能性が高いです。逆に言うと、自分が不満を感じやすい因子を避けることで、ストレスを減らせます。

上記7つの原因を元に、「自分は今の職場で何が嫌だと感じているのか」を起点に考えてみてください。

やりたくないこと・嫌なことを挙げてみたら、なぜやりたくないのか理由を深掘りしてみると自分が仕事に何を求めているのか分かります。

例えば、「事務職はやりたくない」という理由を具体的に深掘りしてみます。

  • マニュアル通りにやれば誰でも出来ると感じてしまい、やりがいがない
    →マニュアルのないクリエイティブな仕事をする
  • 一人で黙々とやるのが嫌
    →人とコミュニケーションを取る仕事をする
  • 事務職が出来ても評価されにくい
    →成果が数字でハッキリと分かる仕事が向いている

理由を深掘りしていくと、事務職をただやりたくないのではなく、自分の理想とする仕事像に反しているため「やりたくない」と考えていたことが分かります。

このように、やりたくない仕事の理由を考えて深掘りすることで自分のやりたいことに気がつくことができます。

自分ができること・得意なことを活かせる仕事を探す

自分ができることや向いていることを仕事にすると、他の仕事よりも成功体験が増えるので、仕事への満足度が上がります。

自分の得意なことを知るために、周りからよく褒められることを考えてみましょう。

次に、よく褒められることはどのようなスキルが活きているのか考えてみます。

  • クライアントから臨機応変な対応を褒められる
    対応力や受容力がある
  • チームのムードメーカーとよく言われる
    コミュニケーション能力や高揚性がある
  • 上司から常に冷静でいる姿勢を褒められる
    決断力や判断力がある

自分の強みとなるスキルが活かせる仕事を選ぶと、仕事が上手くいきやすいので満足度が高まります。

「営業職は向いていないと思っていたけれど対応力があることに気がついた」など、前職の職種が自分に向いていることに気がつくこともあります。

転職後の負担を減らすためにも前職と同じ職種で、自分の強みが活かせないかも考えてみましょう。

よく褒められるスキルが分からない人は、ストレスを感じにくい業務を考えてみるのもおすすめです。

やりたくなくてもやらなければいけない業務が多い中で、ストレスなくできるものがあるというのは大きな強みとなります。ストレスなく業務ができると、集中して仕事に打ち込めるので、成果も出やすいです。

例えば、好んでやっているわけではなくても、クライアントの希望に応える営業職をストレスなく出来ている場合、その人は営業職に向いている人材と言えます。

ノルマやコミュニケーションにストレスを感じる人も多い中、ノンストレスで仕事が出来ているというだけで、その人の強みとなるからです。

他の人が負担に感じるような業務をストレスなくこなせると、周りと差を付けやすく結果も出やすくなります。

診断ツールを使って、客観的に自分の強みを把握するのも有効的です。

グッドポイント診断リクナビNEXTのグッドポイント診断では選択形式の質問に答えていくと、18種類の中から、自分では気がつかないあなたの強みを5つ見つけ出してくれます。

グッドポイント診断 強み

診断される強みは、誰に対しても自然に対応できる「受容力」や、思い切りよく決断できる「決断力」など、仕事をする上でメリットとなるものばかりです。また、診断された強みが仕事のどのような場面で活かされるのかも教えてくれます。

自身の強みを客観的に把握することで、自分の向いている仕事を絞り込みやすくなります。

転職して何がしたいのかわからない人に共通する3つの特徴

何がしたいのかわからない人に共通する特徴

転職して何がしたいのかわからない人に共通する3つの特徴を解説します。

もし当てはまる項目があれば、自分を見つめ直すきっかけにしてみてください。

自分に自信がない

自分に自信がない人は何でも悲観的に物事を考えやすいです。

そのため「チャレンジしても失敗するだけ」「どうせ何をやってもうまくいかない」などと行動にストッパーがかかり、自分のやりたいことが見えにくくなってしまう人も少なくありません。

自分に自信をつけるには、身近なところで小さな成功体験を積んでいくとよいでしょう。

例えば、今の仕事で新しい提案書を作成したり、プライベートでやってみたかった趣味の活動に参加したりするなど。

スモールステップを踏んで少しずつ自信をつけていけば、「次はこんなことにチャレンジしてみたい!」という新たな目標が見えてくるでしょう!

業界や職種の知識が少ない

周りの人がやっている仕事について、業務内容ややりがいを聞いてみると、自分の知らない様々な仕事についての情報が集まります。

他にも、厚生労働省が運営する「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」を使いながら、自分で情報収集してみるのもおすすめです。

世の中にある仕事を網羅的にまとめられているサイトで、テーマ別検索・イメージ検索・産業別検索など、様々な切り口で世の中の仕事を調べられます

例えば、興味関心の診断テストなどもあるので、質問に答えるだけで意外な仕事に向いているとわかることもあります。

自己分析が足りていない

自己理解を深め、自分の強みや能力を知っておかなければ、何を基準に仕事を選べばいいのかがわからなくなります

まずは、今までの仕事を棚卸しして、やりがいを感じた瞬間や身についたスキルを考えてみましょう

自己分析をしっかりおこなうと、どのような仕事がしたいのか、どこで自分の能力が最大限に発揮できるのかなどを基準に仕事が選べるようになります。

なお、詳細な自己分析のやり方は以下の記事で解説しているので、「自己分析のコツが知りたい」という人は参考にしてみてください。

何をしたいのかわからない人が転職を見直すべきポイント

何がしたいのかわからない人が転職を見直すべきポイント

ここでは、何をしたいのかわからない人が転職を見直すべきポイントを解説します。

焦って転職をするとリスクも発生するので、本当に仕事を辞めるべきかどうかを見直してみてください。

転職をすれば必ず良いことがあると信じている

転職をすれば「今のモヤモヤから解消されて楽しく働ける」「今の仕事のストレスがなくなって伸び伸び働ける」などポジティブな一面しか見ていない人は多いです。

しかし転職はリスクや今より苦労を伴う可能性があり、いいことばかりではありません。

転職に伴うリスク

  • 業務を一から覚えなければいけない
  • 人間関係を再構築する必要がある
  • 馬が合わない人と一緒に働く場合がある
  • 年収が下がる可能性がある
  • 残業が増えるかもしれない

転職のマイナス側面も知っておかなければ、仕事に適応できず早期退職の可能性も高まります

後悔のないよう、総合的判断のもと転職を検討していきましょう!

現職の仕事に不満を感じていない

「ワークライフバランスが充実している」「やりがいを十分感じられる」などと、現職に不満を感じていないなら転職を見直すのも一つの手です。

転職すると、過度な残業や休日出勤が求められたり、上司の理不尽な指示に振り回されたりと状況が悪くなるケースも珍しくありません。

その際に「前の仕事のほうがよかった……」と後悔し、またすぐに転職してしまう可能性もあります。

もし現職の仕事に不満を感じていないなら、無理に転職せず今の仕事に専念するという選択肢も視野に入れてみてください。

海外勤務やフリーランスの働き方に強い憧れがある

自分のやりたいことを追求するために仕事を辞めてしまうのは、大きなリスクを伴います。

例えば、転職後にすぐに海外勤務を希望していても、まずは日本で数年間働き実績を作ることが求められる可能性があります。

入社後すぐに海外駐在の担当になることは、かなり稀なケースだと押さえておきましょう。

また、フリーランスは収入が安定しないほか、税金や保険などの金銭面の負担が大きくなります。

先の憧れだけで行動してしまうと、後悔しかねません。

会社員と憧れの働き方をしっかりと天秤にかけ、それでも転職したいのであれば覚悟をもって挑戦してみるのもいいでしょう!

何がしたいのかわからない状態で転職すると陥る落とし穴

何がしたいのかわからない人が転職して陥る落とし穴

何がしたいのかわからない状態で転職すると陥りやすい落とし穴を解説します。

転職後に後悔しないためにも、潜むリスクを頭に入れておきましょう。

転職活動が長引いて内定をもらえない

やりたいことが明確ではない状態で、面接官に志望動機を効果的にアピールするのは難しいでしょう。

表面上で志望動機を伝えたとしても、人を見るプロである面接官からは「結局この人は入社後に何がしたいんだろう」というネガティブな印象を持たれてしまいます。

結果的に、転職活動が長引いて内定そのものがもらえない事態にもなりかねません。

転職活動をスタートする前に、まずは何がしたいのかを明確にすることが大切だといえます。

仕事が合わずに早期退職につながる

仕事に対して意欲や目標がなければ、「この仕事は自分には合わないかも」と考えやすくなります。

自分に合わない仕事をするデメリット

  • やりがいを見出せない
  • 退勤時間まで漫然と過ごす
  • スキルを磨けない
  • 成果を出せず出世できない

上述した状態のままで働くのは仕事のモチベーション維持が難しく、早期退職の原因になるでしょう。

安定して長く働きたいなら、自分がやりがいを持って働ける仕事を探すのが大事です。

転職を繰り返すことで転職がどんどん不利になる

何がしたいのかわからない状態で転職をしても、またすぐに職場を変えたくなるでしょう。

あなたの適職を求めて転職を繰り返したとしても、転職履歴が残ってどんどん不利な状況になってしまいます

何度も転職している求職者に対して良いイメージを持たない企業は多いので、採用選考を受けても厳しい状態からスタートしないといけません。

このような状況を避けるためには、転職を繰り返す前に「自分は何がしたいのか」「どのようなことに興味がわくのか」を考えておくことが大切といえます。

何がしたいのかわからなくて転職に困っているなら他の人に相談しよう

何がしたいのかわからないなら他の人に相談しよう

知人や上司など、他の人に意見を聞いてみると、自身では気がつかなかった強みや向いている仕事に気がつくことがあります。

同僚や上司から意見をもらう

いつもあなたの仕事する姿を見ている同僚や上司は、あなたよりもあなたの強みや向き不向きを分かっているものです。

転職を考えていることを伝えてしまうと、転職活動中や転職を踏み止まったときに会社に居づらくなってしまうので、それとなく自身の強みや向きを聞いてみましょう。

自覚がないことでも、いつも近くで見ている人からの意見は、非常に信頼できるものです。

他の人の意見も参考にしつつ、自分の考えをまとめてみましょう。

転職のプロに相談する

転職活動で行き詰まったら、転職エージェントを利用してみるのも一つの手です。

転職エージェントは、求人探しから選考対策、退職準備まで転職活動に関する全てのサポートをしてくれるサービスです。

自身のスキルや経験を伝えると、客観的に強みを判断して、あなたに合う求人を紹介してくれます。

無料で利用することが出来るので、転職活動を1人で進めるのが不安な人や客観的な意見が欲しい人は利用を検討してみましょう。

何がしたいのかわからない人におすすめの転職エージェント3選

何がしたいのかわからない人におすすめの転職エージェント

何がしたいのかわからない人におすすめの転職エージェントを紹介します。

年代別にわけて適職が見つかる転職エージェントを解説しているので、参考にしてみてください。

【第二新卒向け】dodaエージェント

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dodaエージェント公式サイト

人材大手のパーソルキャリアが運営しているdodaエージェント。

dodaエージェントでは、転職支援のプロが親身になってやりたいことを一緒に探してくれるのが特徴です

さらに、あなたの希望にマッチする仕事を20万件以上もの求人から紹介してくれます。

たくさんの求人があるので「今よりも年収を上げたい」「残業が少ないところがいい」など、あなたが理想とする働き方を実現できるでしょう。

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dodaエージェント公式サイト

なお、dodaエージェントの詳細な特徴や、利用者の口コミは以下の記事を参考にしてみてください。

【20代向け】マイナビジョブ20’s

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業界最大手のマイナビが運営するマイナビジョブ20’s。

マイナビで唯一の20代・第二新卒に特化した転職エージェントです。

マイナビジョブ20’sの適性検査では、自分の人間性や長所・短所を正確に理解できるのが特徴です

自分を客観的に分析できれば、そこからどのような仕事が向いているのか、何がしたいのかが見つけやすくなるでしょう。

また、担当エージェントとマンツーマンで相談して自分が何がしたいのかを探せるのも、マイナビジョブ20’sを活用するメリット。

未経験OKの求人が2,300件以上もあるので、経験を問わずやりたいことを探してみてください。

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マイナビジョブ20’s公式サイト

なお、マイナビジョブ20’sの評判について、500人の口コミから調べた結果を以下の記事でまとめています。「転職で失敗したくない」という20代は、ぜひ参考にしてみてください。

【30代向け】パソナキャリア

パソナキャリアのHP写真

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パソナキャリア公式サイト

パソナキャリアは、人材派遣領域で業界No.2のパソナが運営しています。

パソナキャリアでは、転職を支援するコンサルタントが個別にあなたの価値観や志向をヒアリング

あなたが何がしたいのかわからない状態でも、コンサルタントが丁寧に話を聞いたうえで一緒にやりたいことを探してくれます。

コンサルタントとの面談はオンラインで受けられるので、対面での利用にハードルが高いと感じている人や、地方に住んでいる人でも気軽に利用できます。

約43万人もの転職支援実績があるパソナキャリアをぜひ活用してみてください。

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なお、パソナキャリアの詳しい内容や口コミは以下の記事で紹介しているので、チェックしておきましょう。

何がしたいのかわからないまま転職せず自分を見つめ直そうのまとめ

何がしたいのかわからないまま転職せず自分を見つめ直そう

やりたいことがない人に向けて、満足度の高い仕事の選び方について解説しました。

仕事選びは、「何をやりたいか」よりも、「自分がどうありたいか」を考えることが重要です。

また、診断ツールや知人、プロの意見を聞き自分の得意な仕事を選ぶと、ストレスを感じにくいので、仕事を続けやすくなります。

あなたの未来が明るくなることを祈っております。

「人間関係で仕事を辞めたい」は甘え?辞める基準や人間関係の対処法を解説

仕事 辞めたい 人間関係

「人間関係がきつくて仕事を辞めたい…」
「本当に仕事を辞めてしまって大丈夫かな?」

など、毎日仕事を頑張るからこそ、人間関係での悩みは尽きないですよね。

実は退職を検討している人の約4割は「人間関係が理由」と言われており、たくさんの人が会社での人間関係に悩んでいることがわかります。

ただ、今すぐにでも辞めたいと思っても、焦って退職することはリスクが高く、注意が必要です。特に人間関係の問題は、転職先でも陥りやすいものだからです。

そこでこの記事では、転職エージェントとして数多くの方の転職・退職を支援してきた私が、人間関係で仕事を辞めたいと思ったときの判断基準を紹介します。

この記事を読むとわかること

  • 人間関係で仕事を辞める前に確認したいこと
  • 人間関係で仕事を辞めてもいい職場の特徴
  • 人間関係で仕事を辞めたときの面接での伝え方

この記事を読んでいただくと、職場の人間関係が辛いときの最善の選択がわかります。

転職や退職の方法に迷うすべての方へ

転職や退職の方法に関する悩みは、それぞれの分野のプロフェッショナルに頼るのも有用です。

以下にアドバイス・ノウハウ提供に長けた転職エージェント口コミ評判の良い退職代行サービスをまとめました。

次の職場探しや転職ノウハウに悩む方は、担当者のアドバイス力(企業選びのアドバイス・提案)や選考対策サポート力(履歴書・職務経歴書の添削や面接対策・模擬面接など)の評判が良い転職エージェントがおすすめです。

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1.人間関係の悩みは辞める理由第1位!

人間関係が仕事を辞める理由の1位である理由

あなたと同じように、多くの人が人間関係のストレスと戦い、「仕事を辞めたい」と思いながら働かれています。

実際に、厚生労働省の調査によると、職場の人間関係を理由に前職場を退職した人は、女性13.3%(1位)、男性8.8%(2位)と高い割合を占めています。

前職場の退職理由

職場の人間関係による退職は、男女ともに高い割合を占める(厚生労働省発表のデータを元に作成)

ネットの口コミでも、人間関係の悪さから仕事を辞めたい人の叫びが多く聞かれました。

職場の人間関係が合わず、プライベートにも悪影響が及んでいる

口コミ・評判

匿名さん

仕事を辞めたいです。
辞めたいと思っている理由として、職場内の人間関係、雰囲気に合っていないことです。

最初の頃はやる気があって頑張ろうと思えていました。しかし、最近は仕事でもプライベートでも何もやる気が起きません。外に出るのも億劫、何もかもが面倒くさいです。

2021/5/30・出典:Yahoo!知恵袋

人間関係が辛くて辞めたいが、どうしたら良いか分からない

口コミ・評判

匿名 さん
仕事辞めたいです。人間関係も悪いしお給料も低いです。
しかし、貯金もほとんどないしどうすればいいかわかりません。このままだとノイローゼになりそうです。お助けください。

2015/5/25・出典:Yahoo!知恵袋

人間関係の悩みを相談できる同僚がいない

口コミ・評判

匿名さん

仕事辞めたい。辛いです。
入社4年目です。委員会やれなり、人間関係も悪いし、相談できる人もおらず、業務が雪だるま式に増え、胃が痛くて、昨日の夜何か吹き出るように泣いてしまいました。

2020/4/4・出典:Yahoo!知恵袋

このように、多くの方が人間関係で悩み、仕事を辞めたいと思っています。ただ、人間関係だけを理由に仕事を辞めることは基本的におすすめできません。次章では、その詳細を解説します。

2.人間関係だけを理由に仕事を辞めるのは推奨しない

人間関係だけで仕事を辞めるのをおすすめしない理由

結論、人間関係だけを理由に仕事を辞めること推奨しません。なぜなら、その理由だけで転職するには、以下のようなリスクがついてくるからです。

早速みていきましょう。

2-1.人間関係が良い職場は外側から判断できない

人間関係が良い職場を入社前に見極めるのは、ほぼ不可能です。

もちろん、求人広告で「人間関係の良さ」をアピールしている職場も多いですが、そのような企業に入れば人間関係の悩みから解放されるとは限りません。

むしろそのような会社は具体的にアピールできる部分がなく、「風通し」や「雰囲気が良い」など、漠然とした文言でアピールしていることも多いです。あくまで求人広告は「職場をよく見せて、人材を集める」ことが目的であることを忘れてはいけません。

このような、人間関係の良し悪しは求人票には掲載されない

  • 社員同士の仲が良い
  • 嫌な人がいない
  • 尊敬できる上司がいる
  • フランクに相談できる同僚がいる

よく「雇用条件が良い会社なら、働く人の心に余裕が生まれて人間関係が良くなる」という意見もありますが、実際のところそうとは限りません。

好条件でも人間関係が悪化しがちな職場例

  • 高給な分、忙しすぎて疲弊している
  • 残業は全くないが、時間に余裕があるために人のうわさ話などがよくある

このように、条件の良さと社内の雰囲気・人間関係の良さはイコールになりません。

口コミサイトなどで本音をチェックできはしますが、このようなサイトは本人のネガティブな感情が入りやすいです。このため、残業などの客観的事実以外は信用しすぎないようにしましょう。

2-2.前の職場よりも悪くなる可能性がある

転職をした結果、前の職場よりも人間関係が悪くなる可能性もあります。

じっくり検討した上で転職先を決めても、人間関係の本当のところは入社してみなければわかりません。このため、今よりも人間関係が良くなるという絶対的な保証はありません。

「人間関係が殺伐として過ごしづらい」という理由で転職した先が、「パワハラが横行している職場」である可能性も捨てきれないでしょう。

入社してから「前の職場の方がマシだった」と感じてしまうかもしれません。

また、一つの事実への解釈が人によって異なるように、その職場の人間関係に対する感じ方や捉え方、良し悪しを感じるポイントは、人それぞれです。

人間関係への感じ方が異なる例

  • 社員同士の仲が良い
    …業務に関するコミュニケーションがとりやすいが、仕事中の雑談も多くて苦痛だった
  • 個性が尊重されている
    …業務での個人プレイが多く、社員間の接点が無さすぎて辛かった

このように「人間関係が良い」と聞いて入社したものの、自分には合わなかったということもあり得ます。

複数の観点で「前の職場よりも人間関係が悪くなる可能性がある」ため、人間関係のみを理由とした退職は避けることがおすすめです。

2-3.入社直後は良くても、後から悪化することがある

仕事を辞めて転職した場合、入社直後は人間関係が良くても、後から悪化することがあります。

例えば、「転職して数か月は居心地は良かったが、性格の合わない上司が別支店から配属になった」というケースも考えられます。

他にも、以下のような展開も十分あり得るでしょう。

  • 急激な業績悪化により、社内の雰囲気が悪くなる
  • 退職者が続き、人手不足で社内の空気が悪化する
  • 業務が多忙になり、心に余裕がなくなる

このように、なんとか人間関係が良い職場に入社しても、その後状況が変わることは大いにあります。同様に、今の職場の人間関係が悪くても、後に人が入れ替わり、改善されることもあるでしょう。

このため、人間関係だけを理由として退職することはおすすめしません。

2-4.転職を繰り返すとキャリアに悪影響を及ぼしやすい

今よりさらに人間関係が悪い会社に入社した場合、ずっと働き続けられるでしょうか。また同じように追い詰められ、転職が頭をよぎることもあるでしょう。

しかし、転職を何度も繰り返すほど、人間関係の良い職場から遠のいてしまいます。

求職者の転職回数が多いと、採用担当者は「うちに入社してもまたすぐ辞めてしまうのではないか」と懸念します。結果、転職活動で不利になりやすく、キャリアに悪影響が出るのです。

実際に、企業の人事担当者向けの調査では、ミドル層人材の採用検討時に「転職回数は気にしない」と答えた人は、わずか1%でした。

採用企業が気にする転職回数

3回以上の転職は、転職回数の多さを懸念する企業が多数派

また、転職回数が多い求職者に対しては、72%の採用担当者が高い専門スキルを求めています。このため、なんとなく転職した結果、本来身に付くはずのスキルが中途半端になり、次の転職活動がさらに厳しくなるのです。

前述の通り、人間関係のみを理由とした転職はキャリア以外の観点でもリスクが高いです。むやみに転職回数を増やさないためにも、他に理由がなければ転職しない方が良いでしょう。

辞める理由が複数あるなら辞めても良い

「辞めたい」と感じた時の理由は、複数の要因が掛け合わさっている場合も多いです。

人間関係以外に退職したい理由があるなら、その理由のみで転職の要否を再考しましょう。その上で職場を変えることが自分にプラスと感じるなら、転職は一つの手段となります。

3.自分のコミュニケーションに改善ポイントがある場合も

仕事を辞める前に見直すコミュニケーションについて

多くの人が悩まされる職場の人間関係ですが、そもそも普段の自分のコミュニケーションに改善ポイントがあるかもしれません。

自分が相手にどう見えているかは意外と把握できないものです。以下のように、自分が意識せずとも、実は相手に不快感を与えていることもあります。

自分の行動が相手に不快感を与えてしまった例

  • 苦手な人と話している時、気づかないうちに嫌悪感が顔に出ていた
  • しっかり話を聞いていたら、相手にはぼんやりして聞いていないと伝わっていた
  • 明るくいようとニコニコしながら話を聞いていたら、ヘラヘラしていると怒られた
  • 盛り上げようとオーバー気味にうなづいていたら、馬鹿にされていると思われた

このように、「自分の意識」と「印象の伝わり方」がズレていることはよくあるのです。

職場環境や忙しさは、自分の力ではどうしようもないですが、コミュニケーションの取り方は改善の可能性があります。

特に上記の例は、単純に誤解を生んでいるというだけなので、非常にもったいないです。転職を考える前に、まずコミュニケーションの取り方を見直してみても良いかもしれません。

4.人間関係はある程度のところで割り切るのも大事

人間関係で割り切るコツ

人間関係への感じ方は人によって異なり、自分が100%満足できる環境を見つけるのは非常に難しいものです。

なので、会社の人間関係では、必要以上に周囲と仲良くしようと考えず、「仕事上で必要不可欠なやり取りができればOK」くらい割り切って考えてみるのも心がけてください。

心理療法の一つに「対人関係の三重円」という考え方があります。内側ほどかけがえのない人で、仕事の人間関係は一番外側です。

対人関係の三重円

出典:ダイヤモンドオンライン

職場の人間関係は、円滑に仕事が進むことが最優先であるため、そこそこで良いのです。無理して密な関係を築く必要はありません。

苦手な人が居たとしても、他人の行動は変えられません。どうにも改善できないような職場なら、無理になんとかしようとせず、自分のペースを乱されないようにある程度距離を取り、最低限のやり取りで粛々と仕事に没頭すれば良いでしょう。

しかし、いろいろ工夫しても「やっぱり人間関係が上手くいかず、辞めたい」ということもありますよね。次章では、その際の判断ポイントをお伝えします。

5. こんな職場は辞めても良い!人間関係で仕事を辞める判断ポイント

人間関係で仕事を辞めてもいい基準

「人間関係が悪い職場を辞めたい」と思ったら、まずは以下3つのポイントから「本当に辞めるべきか」を判断してください。以下のポイントに当てはまった場合、退職しても良いでしょう。

詳しくご紹介します。

5-1. 業務の報連相もままならない

退職を検討すべきポイントの一つ目は、業務の報連相もままならないときです。

なぜなら報連相すらできない状況下では、確認・連携不足から大きなミスや損失につながる可能性があり、非常にリスクが高いからです。

業務の報連相もままならないような状態とは

  • 怖くて話しかけられず、進捗報告ができない
  • 困り事を相談したくても、怒られそうで萎縮してしまう
  • 社内が殺伐としており、情報が連携されない

このように最低限のコミュニケーションが取れない状態は、ミスが発生しやすく、スキルアップもできません。

特にうかつに発言できないような「心理的安全性」が保たれていない職場は、退職に値すると言えます。

心理的安全性とは

組織やチームメンバーが地位や経験に関わらず、率直に意見や疑問を言える環境のこと。以下の「4つの因子」で構成されており、実際に職場の満足度や離職率に大きく影響している。

心理的安全性

出典:朝日新聞GLOBE+

上記のような「話しやすさ」「助け合い」が一切ない職場では、イキイキと働くのは難しく、成果もあげづらいです。

こういった環境は、退職を決める一つの判断ポイントとなります。

5-2. 職場に相談できる人が誰もいない

職場に相談できる人が誰もいないなら、退職を前向きに検討しても良いでしょう。

職場に何でも話せる人がいるかは意外と重要で、そういった存在が一人でもいれば労働環境が多少きつくても乗り越えられたりするものです。

しかし気を許せるような人がいないなら、悩み事も相談できず、フラストレーションは溜まる一方になってしまいます。というよりそのような職場は、人間関係の悪い殺伐とした環境になりがちです。

5-3. 体調やメンタルに異変が起きている

体調やメンタルに異変が生じている場合も、退職を検討するのがおすすめです。

実はこれは、心の病気の初期症状と言われています。(参考:厚生労働省『こころの病気の初期サインに気づく』)

この状態を放置し、無理をして働き続けるのは非常に危険です。心身の状態が悪化すると、身体を壊して会社を辞めることになったり、再就職が難しくなったりと、あなたの人生・キャリアにマイナスになります。

責任感が強い方ほど限界まで頑張ってしまう方もいますが、限界を迎える前に手を打った方が賢明です。

次章では、退職をすると決めた方に向けて、人間関係の良い職場の傾向について紹介します。

6.人間関係の良い職場の傾向

人間関係のいい職場の特徴

この章では、人間関係の良い職場の傾向を紹介します。職場の人間関係は入社するまでわかりませんが、悪い職場との遭遇率を下げるためには、以下のポイントに着目してみてください。

詳しく見ていきましょう。

6-1.性別や年代に偏りがない

一つ目は、性別や年代に偏りがない職場です。

性別や年代に偏りがあると、価値観の偏りも起きやすくなります。結果、社員同士が分かりあえず、人間関係がギクシャクしたり、働きにくいと感じたりする可能性があるのです。

人は元々、『アンコンシャス・バイアス』と呼ばれる、偏ったモノの見方をする傾向があります。

性別や年代によって「普通はそうだろう」「大抵はこうに決まっている」などの決めつけや押し付けが起き、人間関係が悪化しやすくなるのです。

アンコンシャス・バイアスの仕事での影響

  • 個人への影響
    …年代・性別に偏りがあると、相談相手が見つかりにくく、孤立しやすい
  • 組織への影響
    …採用、育成、評価、昇進、リーダーの意思決定などに影響し、社内で問題が起きやすい

このように、職場内の性別や年代の偏りは、アンコンシャス・バイアスと相まって人間関係の悪化に大きく影響を及ぼします。

性別や年代に偏りがない職場を選ぶためには、面接時に一緒に仕事をすることになるメンバーの年代や性別を尋ねておきましょう。

6-2.会社の業績が堅調である

業績が堅調な会社を選ぶことも、人間関係が良い職場を選ぶ上で大切です。

なぜなら、会社の業績が悪いと、社内の雰囲気がギスギスしやすいからです。業績の悪さが個人のイライラにつながり、人間関係も悪化します。

そこで、以下に業績の良い会社の特徴と見分け方を紹介します。ぜひ転職先選びの参考にしてください。

業績の良い会社の特徴と見分け方

業績の良い会社の特徴は「経営者・組織・環境」の3つの領域に分類できます。

◆経営者…面接時に社風や会社の文化を尋ねる
・拡大志向と利益意識が強い
・顧客想い、社員想いなどの利他の精神がある

◆組織…面接時の対応や、採用担当者の受け答えをチェックする
・社員の士気が高く、組織が元気で明るい
・論理的(ロジカル)な思考が定着している

◆環境…会社の事務所、採用担当者、スタッフの身なりをチェックする
・清潔感があり、整理整頓が徹底されている

人間関係が悪い職場を避けるためにも、上記のような会社の業績が堅調な会社を選びましょう。

6-3.求人にブラック企業がよく使うワードがない

求人にブラック企業がよく使うワードがないことも、応募する際に確認しておきましょう。

ブラック企業がよく使うワードの一例は、以下の通りです。

ブラック企業求人によく使われるワード例

  • アットホームな職場
  • 土日祝日や、夜間の面接も対応
  • 面接1回!その場で内定をお出しすることもあります
  • 誰にでもできる簡単な仕事です
  • 未経験歓迎!入社後はOJTでサポート
  • プライベートも仲良し!仕事も遊びも全力
  • 入社〇ヶ月で部長に!
  • 人物重視の採用です

これらのワードは一見良い職場に見えがちですが、実は以下特徴の裏返しと言えます。

  • 土日祝日・夜間の面接/面接1回&その場で内定:人手不足で焦っている
  • 誰にでもできる簡単な仕事:人の代替がすぐにきく
  • プライベートでも仲良し:仕事以外の時間も干渉される
  • 入社後はOJTでサポート:研修期間がなく、いきなり現場に出される
  • 人物重視の採用:スキルが不要な誰でもできる仕事

このような特徴がある会社は、人を大切にすることに手が回っておらず、社内の人間関係も殺伐としがちです。当然、人間関係も悪くなりやすいです。

人間関係が良い職場を選ぶには、求人にこのようなワードがないことを確認しましょう。

6-4.閉鎖的・縦割り的な組織体制ではない

閉鎖的・縦割り的な組織体制ではない職場を選ぶことも大切です。

このような職場環境は、その職場独自のルールや慣習が生まれ、長く在籍しているベテラン社員の意見が強くなりやすいからです。

閉鎖的・縦割り的な職場環境で起こりうること

  • ベテラン社員に陰口を叩かれる
  • 「上司の言うことは絶対」のような暗黙の決まりがある
  • ベテラン社員から圧力をかけられる
  • 社歴が浅い社員が意見しにくい
  • 気に食わないことがあると、身に覚えのない噂話をされる
  • 誘いを断ったら、無視されるようになった

もちろん全てのベテラン社員がそうではありませんが、社内に一人でもこのような人がいると、職場の空気と人間関係に悪影響が出やすいです。また人間関係の固定化により、派閥や余計ないざこざも発生しやすくなります。

このような組織体制の職場を避けるには、

  • 人事異動の有無
  • 社内の協力体制

について尋ねることがおすすめです。

6-5.適度に忙しい職場である

実は適度に忙しい職場ほど、人間関係は良好です。

各々が自分の作業に没頭し、仕事への充実度・満足感・モチベーションに繋がるからです。また、適度に忙しい(負荷がかかる)と、経験値が上がり自分の成長も感じられます。

これに対して、「忙しすぎる」あるいは「暇すぎる」職場は、人間関係のトラブルが生まれやすいです。

  • 忙しすぎる
    …心身の余裕がなくなり、ギスギスする。少しのミスで過剰に叱責したり、他人に八つ当たりするような人も出てくる
  • 暇すぎる
    …仕事に張り合いが持てない。自己成長の機会も少なく、周囲の人間のあら探しをしたり、いじめをする人が出てくる

上記のような環境でないか判断するためには、

  • 月の平均残業時間
  • 人員配置の状況

などを基準に、忙しさを確認しておきましょう。

求人募集の背景を聞いてみることもおすすめ

忙しさを判断する方法として、「求人募集の背景を聞いてみる」のもおすすめです。特に「人手不足につき急募」のような職場は、前任者が忙しさのあまり退職したばかりで、業務が回っていない可能性があります。

そういった職場はたいていギスギスしているので、避けた方が賢明です。

7.人間関係で仕事を辞めた場合の転職理由の伝え方

転職活動で人間関係が理由で仕事を辞めたときの伝え方のコツ

人間関係が悪くて退職した場合、転職理由として直接伝えるのは避けてください。理由は以下の3つです。

  • 人や環境のせいにしている(他責思考)ような印象を与えるから
  • 愚痴のようなニュアンスになってしまうから
  • ウチの会社も同じように不満を言って辞めるのでは?と思われるから

一方で、嘘の退職理由を作り上げるのもNGです。他の回答と矛盾が生じる可能性があるからです。嘘が露呈すれば、不採用に繋がります。

そこでこの章では、転職理由の伝え方の要点と、具体的な例文を紹介します。

本当の理由を伝えつつ、不平不満にならないようにする

転職理由は、本当の理由を伝えつつ、不平不満にならないようにします。面接に慣れた採用担当者であれば、嘘による発言の不自然さはすぐに見抜かれ、懸念材料となるからです。

本当の理由を伝えるとはいえ、その伝え方には細心の注意を払う必要があります。そこで、以下の3点を押さえると、前向きかつ本音の転職理由になります。

転職理由の伝え方の要点

  • 私は○○という働き方がしたいと考えている
  • しかし前の職場ではそれが実現しなかった
  • その理想の働き方を実現させるために、転職という決断をした

重要なのは「どんな理由を言うか」ではなく「どのように伝えるか」です。「自分が理想とする働き方が前職では実現できなかったから、それを叶えるために退職をした」という論理であれば、納得感のある転職理由になります。

転職理由の具体的な伝え方【例文で解説】

前職の人間関係に不満があった場合、あまり詳細は伝えず、他の言葉や理由で言い換えましょう。

ではどう伝えれば良いかというと、「社員間のコミュニケーションが適切・円滑に取れない環境だった」と言い換えるのが最適です。

具体的には、以下のようになります。

口コミ・評判

前職では、個人が高い成果を出すことが重視され、社内のメンバーとコミュニケーションをとることは僅かでした。
しかし、そうした環境に身を置くことで、私自身は周囲と意思疎通を図りながら、チームで仕事をする方が向いていると気付きました。
このことから、貴社のように、社員間の連携を深めるような取り組みが行われている企業で、チームで団結して一つの目標に邁進したいと考え、今回応募いたしました。

人間関係が原因の場合でも、単純に「前の会社で合わない人がいたので辞めた」と伝えるより、このように「理想の働き方が明確にあるが、前の会社では実現できなかった」と伝えた方が納得感があります。

特に人間関係の悩みは「業務に必要なコミュニケーションが適切に取れない」という状況に陥りやすいため、「社員間の連携を大事に、チームワークを活かした仕事をしたい」という理由であれば、悪印象になりません。

さいごに

「人間関係で仕事を辞めたい」は甘え?辞める基準や人間関係の対処法を解説のまとめ

人間関係を理由に仕事を辞めたいと思ったときの対処法や、人間関係が良い職場の傾向をお伝えしました。

人間関係だけを理由に仕事を辞めるのは推奨しませんが、どうしても辛い場合は、紹介した「人間関係で仕事を辞める判断ポイント」に照らし合わせて、検討してみてください。

あなたの人生が最高のものになるよう、心から祈っています。

仕事がうまくいかないときはどうすればいい?原因と対処法を徹底解説

「仕事がうまくいかなくて悩んでいる」
「何か解説策があれば知りたい」

このように考えている方もいるのではないでしょうか。

仕事がうまくいかないと、自分に自信がなくなったり、モチベーションが下がったりしますよね。

仕事がうまくいかない原因を把握し、対策を講じないと、このままの状態がずっと続いてしまうかもしれません。

そこでこの記事では、元人事部で多くの労働者の働き方を改善させてきた筆者が、「仕事がうまくいかない場合の対処法」を原因別に分類した上で解説していきます。

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有料の転職エージェントはないの?エージェント以外に頼れる転職・キャリアの相談先とは

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「転職エージェントからもらえるアドバイスが自分にマッチしていない」
「もっとこまめに、深く向き合ってほしい……。」

転職活動にエージェントを利用していて、上記のようなことを感じ、お金を払ってでもいいからもっと自分に寄り添ってくれる「有料のエージェント」はないだろうかと考えたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

しかしながら、求職者からお金を貰って職業を紹介してくれるような「有料のエージェント」は、実のところ存在しません。法律上、求職者の側から手数料等を取ることが禁止されているからです。

他方、職業のあっ旋はしないものの、応募や選考に関わるサポートや、キャリア形成の相談に乗ってくれる有料のサービスが多く存在しています。

自分にマッチしたアドバイスやサポートが得られない!という方は、エージェント以外の相談先も検討してみるのがおすすめです。

そこで当記事では、キャリアコンサルタントとして多くの方へ支援をしてきた私が、転職・キャリアをサポートしてくれる数々のサービスについて、種類別の特徴や、どんな人におすすめかを徹底解説していきます。

転職やキャリアにお悩みの方は、ぜひ次のアクションを選ぶのにお役立てください。

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外資系経理に転職するには?求人分析で分かった人材ニーズや日系企業との違い

外資系 転職 経理

「外資系企業の経理に転職したい!」
「どんな求人があるのだろう?」

とお考えですね。

外資系企業の経理に転職するために、どのような準備をしたら良いのか、英語や実務経験はどのくらい必要なのだろう、と知りたい方も多いのではないでしょうか。また、実務面での日系企業との違いも気になりますよね。

そこでこの記事では、元外資系企業勤務で現在転職エージェントの私が、外資系経理転職で求められる英語力や実務経験、日系企業との違いなど、転職をするうえで知っておくべきポイントを解説します。

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転職軸の決め方を簡単解説!軸決めに迷ったときの行動も紹介

納得のいく仕事選びのための「転職の軸」の考え方

「転職にはが必要」
「転職では、新卒の就活時よりも明確な軸が問われる」

などという言葉を耳にしたことがある方も、多いのではないでしょうか?

でも、突然「転職の軸」などと言われても、どんなものなのか、どうやって決めればいいのかだなんて、すぐには考えつかないものです。

転職の軸とは、あなたが仕事・企業(職場)に求める条件のことであり、
応募・就職先企業を選ぶ際の基準になるものです。

たとえば「育児・介護休暇が取りやすい」といった福利厚生面や、
「裁量が大きい/若いうちからプロジェクトを任せてもらえる」などの業務・社風に関する面などがあります。

しかし「●●がある/ない」のレベルに軸を留めるのは禁物。

なぜ自分がその条件を求めるのか、また最低限、「●●」によって自分の人生がどう良くなるのかを考えていなければ、優れた軸とはなりません。

皆さん自身の人生と結びついたものが「転職の軸」であり、より深くまで考えた軸によって応募先・内定先の企業を見極めることで、転職先とのミスマッチが起きてしまうようなリスクを減らすことができるのです。

この記事では、元キャリアコーチの私が、転職の軸の概要や考え方、軸を決めるにあたって気を付けなくてはならないポイントを徹底解説します。

「転職の軸」決めの方法がわからないという方はもちろん、既に自分なりの軸を考え終えたという方がその軸を見直す際にも有用な情報を盛り込んでいますので、ぜひご活用ください。

この記事を読むとわかること

  • 転職軸の意味
  • 転職軸の決め方
  • 軸に迷ったときの対処法

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営業職の転職を成功に導く――いい求人netの転職コンサルタントが語る「人生を変えるコンサルティング」とは

20~30代向けの営業職求人に強い『いい求人net』は、独自のデータベースとひもづいた丁寧なコンサルティングなどから、質の高いサービスを提供する転職エージェントです。

今回は、同社の転職コンサルタントとして数多くの転職をサポートしてきた近藤和也さんに、いい求人netのサービス概要や強み、コロナ禍における転職事情など、詳しくお話を伺いました。

近藤和也 さん
コンサルタント歴 10年
経験に問わず営業職を希望する20代〜30代後半までの求職者様の転職をサポート。キャリアアップだけでなく、キャリアチェンジの相談も得意

いい求人net公式サイト:
https://iikyujin.net/

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大学病院の看護師は大変?仕事内容の特徴や大学病院で働くメリット・デメリットを紹介

大学病院の看護師は忙しく大変なイメージがありますが、一般病院と仕事内容がどう違うのか、なぜ大変なのか具体的なイメージが湧かない人もいると思います。

実のところ、大学病院と一般病院の看護師の仕事内容はほぼ変わりません。

ただ一般病院にはない「教育機関」「研究機関」「地域の中核医療機関」としての役割があり、

  • 学生・新人教育が業務で大きな比重を占めていること
  • 一般病院では対応できない重症患者さんも多いこと

など大学病院ならではの特徴から、ハードワークになりやすい傾向にあります。

この記事では、大学病院勤務経験のある筆者が仕事内容の特徴を詳しく解説していきます。

  1. 大学病院看護師の仕事内容と特徴
  2. 大学病院に就職(転職)するメリット・デメリット
  3. 大学病院の看護師に向いている人
  4. 大学病院看護師の採用状況!若い人が多く中途採用は難しい?転職活動のポイントも

大学病院での働き方や採用の現状についても触れているので、大学病院への就職・転職に興味がある方はぜひ参考にしてください。

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耳鼻科看護師の仕事内容とは|耳と鼻だけでなく首から上の病気を幅広くカバー

耳鼻科 看護師 仕事内容

「耳鼻科の看護師に転職してみたいけれど、仕事は楽?」「スキルが身につかないのでは」と考えていませんか?

耳鼻科に来る患者さんというと、風邪や中耳炎、花粉症などが思い浮かぶ人が多いかもしれませんが、それだけではありません。

耳鼻咽喉科は首から上の部位の病気を幅広く診療している科で、身近な風邪や中耳炎から周手術期・がん看護まで幅広く対応する領域です。専門的なスキルが多く身につくので、実は1つの領域を極めたい看護師に適しています。

そこで今回は大学病院の耳鼻咽喉科に勤務経験がある筆者が、病棟・クリニックにおける耳鼻科看護師の仕事内容を詳しく解説します。

  1. 中耳炎や風邪だけじゃない!耳鼻科で診療している疾患はどんなもの?
  2. 耳鼻科の看護師の気になる仕事内容!クリニックと病棟に分けて紹介
  3. 耳鼻科看護師に転職するメリット・デメリット
  4. こんな人がおすすめ!耳鼻科の看護師に向いている人の特徴3つ

どのような働き方をするのかもあわせて紹介するので、耳鼻科への転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

看護師723名が選んだ人気の転職サイト

編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

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1. 中耳炎や風邪だけじゃない!耳鼻科で診療している疾患はどんなもの?

まずはじめに、耳鼻咽喉科が対象としている領域や疾患について解説します。

1-1. 耳鼻咽喉科は首から上の部位の病気を幅広く診療している

耳鼻咽喉科の診療範囲は以下のようになっています。

  • 咽頭・喉頭
  • 食道・気管
  • 口腔・舌
  • 頭頚部
  • 顔面神経

耳・鼻・喉の狭い範囲をカバーしている診療科と思われがちですが、首から上の部位を幅広く診療している領域なのです。

もちろん、個人のクリニックではこれらすべてをカバーすることは難しいため、精密検査やより専門的な治療が必要な場合は、大学病院や総合病院が診療します。

1-2. 耳鼻科で診療している主な疾患

ここでは、耳鼻科で診療している主な疾患について解説していきます。

クリニックと病棟では対象となる疾患が異なるため、それぞれ紹介します。

(1). クリニックで診療している主な疾患

耳鼻科クリニックでは以下の疾患を診療しています。

  • 風邪(急性上気道炎)
  • 花粉症・アレルギー
  • 急性中耳炎
  • 滲出性中耳炎
  • 外耳炎
  • 耳管開放症
  • 突発性難聴
  • メニエール病
  • 耳下腺炎(おたふくかぜなど)
  • 扁桃腺炎
  • 口内炎
  • 副鼻腔炎
  • 鼻中隔湾曲症による鼻づまり

風邪や花粉症、中耳炎など誰もが経験したことのある身近な病気が多いのが特徴です。
クリニックによっては、日帰り手術に対応している施設もあります。

(2). 病棟で診療している主な疾患

耳鼻科病棟では以下の疾患を診療しています。

  • 慢性中耳炎
  • 真珠腫性中耳炎
  • 慢性副鼻腔炎
  • 突発性難聴
  • メニエール病
  • 扁桃腺炎
  • 顔面神経麻痺
  • 咽頭がん
  • 喉頭がん
  • 口腔がん
  • 上顎がん
  • 聴神経腫瘍 など

中耳炎や突発性難聴、メニエール病はクリニックでも対応できますが、手術や継続的な点滴が必要な場合は、病棟でしか診療できません。

また、頭頚部のがんや腫瘍など、手術や抗がん剤を使用した化学療法、放射線治療が必要なものも診療しています。

口腔がんや聴神経腫瘍などは、口腔外科や脳神経外科といった他科と 共同で治療にあたることもあります。

2. 耳鼻科の看護師の気になる仕事内容!クリニックと病棟に分けて紹介

ここでは、耳鼻科看護師がおこなう仕事内容について、クリニックと病棟に分けて詳しく解説していきます。

2-1. 耳鼻科クリニックの看護師の仕事内容

耳鼻科クリニックの看護師の仕事は以下になります。

クリニックの看護師の仕事は、診療や検査の補助、物品の管理などが多く、患者さんに直接看護するというよりは、医師の業務の補助的な役割が強いのが特徴です。

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

(1). 医師の診療の補助

1つ目は、医師の診療の補助です。

診察がスムーズにいくように、物品を準備して渡したり、患者さんの誘導をしたりします。

耳鼻科は小さな子どもが風邪や中耳炎のため来院することも多く、子どもが診察中に動かないように頭や身体を支えることもあります。

日帰り手術をおこなっている病院では、手術室看護師のように器械出しや介助をおこなうこともあります。

(2). 聴力検査

2つ目は、聴力検査です。

耳鼻科では、患者さんの耳の聞こえづらさの原因がどこにあるのか、診察の前後で検査をする必要があります。

聴力検査の種類は複数あり、それぞれ使う機器も異なります。

(3). ネブライザーなど医療機器の使い方の指導

3つ目は、患者さんにネブライザー(吸入器)など医療機器の使い方の説明と指導をおこなうことです。

診察後にネブライザーの場所まで案内し、機器のセッティングと使い方の説明をします。また、鼻づまりがある患者さんに対して自宅で使う鼻洗浄の器具の取り扱い方を伝えることもあります。

(4). 注射や採血

4つ目は注射や採血です。

他のクリニックと同様に、耳鼻科クリニックの看護師も採血や注射をおこないます。

注射は、突発性難聴に対して通院でステロイド剤の点滴ができる場合などにおこないます。

(5). 薬や物品の発注

5つ目は、薬や物品の発注です。

クリニックは少人数で回していることが多く薬や物品の発注、在庫管理を看護師がおこなう場合もあります。

また、総合病院などと違い物品が潤沢に揃っている訳ではない施設もあるので、隙間時間を使って綿球を作るなどすることもあります。

(6). 医療機器の洗浄・滅菌作業

6つ目は、医療機器の洗浄・滅菌作業です。

使用後の医療機器の管理も看護師の仕事となります。

滅菌作業は業者委託している場合もありますが、クリニック内でオートクレーブで滅菌していることもあります。

2-2. 耳鼻科病棟の看護師の仕事内容

耳鼻科病棟看護師の仕事内容は以下になります。

クリニックは医師の診療の介助がメインでしたが、耳鼻科病棟の看護師の場合は患者さんの日常生活の援助が主な仕事となります。

それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。

(1). 周手術期にある患者さんの看護と日常生活の援助

1つ目は、周手術期にある患者さんの看護です。

耳鼻科病棟には、中耳炎や副鼻腔炎、扁桃腺炎でも手術が必要な患者さんが入院します。

これらの多くはクリニカルパスを使用しての治療となり、 1週間程度で退院していく患者さんが多いのが特徴です。

耳鼻科病棟の看護師は、術前のオリエンテーションや出棟前の点滴から手術後のバイタルサインの管理、患者さんの苦痛の軽減のための与薬などをおこないます。

短時間で終わる手術が多いため、手術患者が多い日はオペ出しと術後の処置に追われることもあります。

病棟ならではの仕事も多いです。

  • 慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎など耳の手術
    …トイレ歩行の介助(術後に吐き気やふらつきが出やすい)をしたり、制吐剤の投与をしたりすることで苦痛の軽減を図る。
  • 慢性副鼻腔炎の術後
    …解熱鎮痛剤を患者さんの希望に合わせて与薬する(頭痛や発熱が起きることもあるため)
  • 扁桃腺摘出など喉の手術
    …食事量や本人の希望に合わせて食形態の調節を行う。(術後に喉の痛みで食事が思うように食べられないこともあるため)
  • 口腔内・咽頭・喉頭がんの摘出など食事・発声に関わる部位の手術
    …気管切開カニューレのケア、経鼻経管栄養の投与

また、短期間で退院できる手術もあれば、聴神経腫瘍やがんといった入院が長期に及ぶものもあります。

耳鼻科で手術をおこなう部位は、発音・発声・嚥下にかかわる場所で、患者さんのQOLに大きな影響を及ぼします。

疾患によって思うように発声・発音ができなくなったり、食べたいものが食べられなくなったりする患者さんの辛い気持ちに寄り添い、QOLを少しでも高められるように援助していくのも看護師の重要な役割です。

(2). 突発性難聴やメニエール病の患者さんの点滴管理や日常生活の援助

2つ目は、突発性難聴やメニエール病の患者さんの点滴管理や日常生活の援助です。

これらの疾患は外来やクリニックで診療することもありますが、通院での治療が難しい場合は入院して点滴治療を受けることがあります。

耳鼻科病棟の看護師は、これらの疾患を持つ患者さんの点滴管理や日常生活の援助もおこなっています。疾患によってふらつき・めまい・ふらつきが出ることも多く、転倒に注意しながら患者さんが安全・安楽に入院生活がおくれるように支援していきます。

吐き気で食事が思うように取れない患者さんに対しての与薬や食形態の変更や食事介助も看護師の役割です。

(3). 頭頚部がんの化学療法を円滑に進めるための看護、日常生活の援助

3つ目は、頭頚部がんの化学療法を円滑に進めるための看護と日常生活の援助です。

耳鼻科の病棟には、がん患者さんも多く入院します。

中には手術だけでなく、抗がん剤を使った化学療法や放射線療法をおこなう患者さんもおり、看護師は、化学療法の点滴管理や副作用への対処、日常生活の援助をおこないます。

化学療法中の患者さんは、抗がん剤とハイドレーションのための点滴、制吐剤の点滴など1日におこなう点滴の本数が多く、正確な時間管理が求められます。

抗がん剤を使用することによる副作用としての吐き気・嘔吐の出現や腎機能の悪化による浮腫、感染リスクの上昇などもあります。放射線療法を併用している患者さんでは、咽頭・喉頭に照射することによって口内炎・嗄声・味覚障害に苦しむ方もいました。

これらの副作用による苦痛の軽減や、患者さんの身体症状と血液データをアセスメントして医師に報告もしていきます。

また、化学療法や放射線療法をおこなう患者さんは長期の入院となることも多く、副作用の多さもあり身体的・精神的に大きな苦痛を伴います。

患者さんの辛い気持ちに寄り添い、支えるのも病棟看護師の大きな役割です。

筆者の経験

筆者が勤務していた病棟は、化学療法をおこなう患者さんが多く、吐き気や口内炎・嗄声・味覚障害に苦しむ患者さんが多かったことを覚えています。
治療期間も長く、効果が目に見えてわかる治療ではないため「もうやめたい。」と辛い心情を話される方も少なくありませんでした。
副作用に苦しみながら治療を続ける患者さんを支えていくことは、看護師としても心苦しい思いをする時もあります。
しかし、長い治療を終えて退院していく患者さんに「看護師さんたちのおかげで頑張れた」とお礼を言われた時はとてもうれしく看護師としてのやりがいを感じられました。
耳鼻科でおこなう化学療法は、食事や会話などの楽しみに直接影響するため、患者さんも辛い思いをしています。
医療の力で苦痛を直接的に軽減するだけでなく、患者さんの精神的な支えも看護師としての重要な役割なのだと実感させられました。

ここまでのまとめ

  • 耳鼻科は首から上の部位を幅広く診療している
  • クリニックでの仕事は、医師の診療の補助や医療機器の操作がメイン
  • 病棟での仕事は、患者さんの日常生活の援助がメイン

風邪や中耳炎、手術から化学療法まで幅広い症例を経験できる耳鼻科で「働いてみたい!」と思う方もいるのではないでしょうか。

仕事内容は理解できたけれど、実際の働き方のイメージがわかない人もいると思います。

そこで、次章では耳鼻科看護師のメリット・デメリットを説明していきます。

3. 耳鼻科看護師に転職するメリット・デメリット

ここでは、耳鼻科看護師に転職するメリット・デメリットをクリニックと病棟に分けて解説していきます。

3-1. 耳鼻科クリニック看護師のメリット3つ

ここでは耳鼻科クリニック看護師のメリット3つについて解説していきます。

(1). 専門機器の取り扱いに詳しくなる

1つ目は、専門機器の取り扱いに詳しくなることです。

耳鼻科クリニックは医師の診療の介助をする場面や検査も多く、専門的な医療機器を多く扱います。

自分で機器を取り扱い検査や処置の介助をすることで、より患者さんの疾患や症状に詳しくなることができます。

(2). 身近な病気に対する知識や対処法が身につく

2つ目は、身近な病気に対する知識や対処法が身につくことです。

耳鼻科クリニックには、風邪や花粉症、アレルギー、鼻出血、中耳炎など生活に身近な疾患を持った患者さんが多く来院します。

これらの患者さんの処置や介助に入ることで、知識や対処法が身につき日常生活にも役立てることができます。

(3). 夜勤がなく規則正しい生活ができる

3つ目は、夜勤がなく規則正しい生活ができることです。

これは、入院施設のないクリニック全般に言えることですが、クリニックの場合は祝日と日曜日や年末年始が休みの場合も多いので、家族との時間も確保でき、生活リズムを崩すことなく仕事ができます。

3-2. 耳鼻科クリニック看護師のデメリット3つ

ここでは耳鼻科クリニック看護師のデメリットについて解説していきます。

(1). 検査や機械の種類が多く、覚えるのが大変

1つ目は、検査や機械の種類が多く、覚えるのが大変ということです。

耳鼻科に行ったことがある方なら見たことがあると思いますが、診察室には可動式の診察椅子の隣に診療ユニットがついています。

診療ユニット

出典:にしおぎ耳鼻科クリニック

実は、このユニットについている機器だけでも

  • 吸引器
  • スプレー
  • 耳鏡
  • 鼻鏡
  • 麦粒鉗子
  • 耳垢鉗子
  • 舌鉗子
  • 顕微鏡

など多様にあり、すべての機器の取り扱い方を覚える必要があります。

診察をスムーズに進めるためには使い方だけでなく、医師が次に使う機器を予測して準備する必要があり、慣れないうちは苦労するでしょう。

また、聴力検査1つをとっても複数の種類があり、看護師が患者さんに検査方法や目的を説明する場面もあるため、ただ機器を扱えるだけでなく検査結果の目的や見方などきちんとした知識が求められます。

(2). 繁忙期と閑散期の差が激しい。繁忙期は定時に帰れないことも

2つ目は、繁忙期と閑散期の差が激しく、繁忙期は定時に帰れないこともあります。

耳鼻科は数ある診療科の中でも、繁忙期と閑散期の差が激しいのが特徴です。

花粉症や風邪が流行する秋から春にかけてが繁忙期で、春の終わりから夏は閑散期と言われています。

繁忙期は患者さんの数が多く定時で帰れないこともあるので、クリニックに転職する場合は残業の有無や繁忙期の忙しさを確認しておくとよいでしょう。

(3). 子どもの患者さんが多く、対応に苦労することも

3つ目は、子どもの患者さんが多く、対応に苦労することもあるという点です。

子どもは風邪を引きやすく、鼻を上手くかめないことで中耳炎に移行することもよくあります。

自宅ではなかなか上手く取れない鼻水を吸ってもらったり、気管支炎のため吸入に来たりすることも多いのです。耳や鼻、口腔内の診察や処置を嫌がる子どもは多く、泣いてしまったり暴れてしまう子も少なくありません。

クリニックの看護師は、子どもの親とともに医師が診察しやすいように身体を固定したり、子どもをあやしたりすることも多いので、子どもが苦手な方や扱いに慣れていない方は苦労することもあるでしょう。

3-3. 耳鼻科病棟看護師のメリット

ここでは、耳鼻科病棟看護師のメリット2つについて解説していきます。

(1). 周手術期看護から化学療法まで幅広い知識・技術が身につく

1つ目は、周手術期看護から化学療法まで幅広い知識・技術が身につくことです。

耳鼻科病棟の場合は、クリニックよりも対応している疾患が幅広く、入院も短期から長期に及ぶものまで多様にあります。

短期間で身体に変化が見られやすく注意が必要な周手術期看護から苦痛の軽減を図りながら患者さんを支える化学療法まで、病棟看護師に必要な知識や技術がしっかり身につきます。

(2). 自立度が高い患者さんが多い

2つ目は、自立度が高い患者さんが多いことです。

耳鼻科病棟は、クリニカルパスの手術も多く術後の患者さんも早期離床できるケースが多いため、自立度が比較的高いのです。

排泄ケアや体位交換が常時必要な介護度の高い患者さんも少ないので、他の科と比較すると身体的な負担が少ないのはメリットといえるでしょう。

3-4. 耳鼻科病棟看護師のデメリット

ここでは、 耳鼻科病棟看護師のデメリット2つについて解説していきます。

(1). 外科や内科と比べると手技や知識を他科に応用することが難しい

1つ目は、外科や内科と比べると手技や知識を他科に応用することが難しいということです。

メリットの項目で、周手術期看護や化学療法など病棟看護師として必要な知識・技術は取得できると挙げましたが、やはり外科や内科と比べると応用できる手技や知識が限られてしまいます。

また、自立している患者さんが多いのもメリットではありますが、排泄ケアや吸引、食事介助など、全介助が必要な患者さんを担当するよりは、習得できる看護技術が少なくなってしまいます。

(2). 短時間で終わる手術も多くスピード感のある対応を求められる

2つ目は、短時間で終わる手術も多くスピード感がある対応を求められることです。

耳鼻科病棟は、短時間で終わる手術も多く、患者さんがオペ出しから2、3時間で病棟に帰ってくることもあります。

手術患者さんが多い日だと、1日何件もオペ出しと術後管理をおこなわなければなりません。患者さんが手術から帰ってくる時間が重なってしまうと慌ただしくなり、対応にスピード感を求められます。

クリニカルパスでの入院が多いため、ルーティンに慣れてしまえば楽に感じる場合もありますが、転職したてや新人のうちはその慌ただしさに疲れてしまうこともあります。

4. こんな人がおすすめ!耳鼻科の看護師に向いている人の特徴3つ

ここでは、耳鼻科の看護師に向いている人の特徴3つを解説していきます。

4-1. コミュニケーション能力が高い人

1つ目は、コミュニケーション能力が高い人です。

コミュニケーション能力どの領域の看護師にも求められますが、耳鼻科では特にその傾向が強くなります。

疾患によって発声・発音が上手くできなかったり、聞こえづらかったりする人も多く、上手くコミュニケーションを取れないことにもどかしさや辛さを感じている患者さんもいるからです。

耳鼻科の看護師は、こうした患者さんの思いを汲み取りながら、時に筆談やツールを使ってコミュニケーションを取っていく能力が求められます。

筆者の経験

新人時代に担当した患者さんで、一時的に気管切開をおこない発声ができなくなった方がいました。
当時は会話以外でコミュニケーションに慣れておらず、患者さんの希望や思いを上手く汲み取れずに、もどかしい思いをさせてしまったり、怒らせてしまったりすることもありました。
先輩看護師に、患者さんのジェスチャーや表情を読み取ることや今の患者さんの病状からどんな苦痛があり何をしてほしいか想像することを教えてもらい、徐々に発声ができない患者さんとコミュニケーションが取れるようになっていきました。
このように、耳鼻科の看護師には会話や筆談だけでなく様々な手法を用いたコミュニケーション能力や患者さんの辛い思いを汲み取る力が求められる場面があるのです。

4-2. 子どもと接することが得意な人

2つ目は、子どもと接することが得意な人です。

これは耳鼻科クリニックの場合に当てはまりますが、処置に不安のある子どもをあやしたり、安心させてあげられるような対応が求められます。

子育て経験のある人や小児科経験のある人など、子どもの扱いになれている人は耳鼻科の看護師に向いているでしょう。

4-3. スピード感をもってテキパキと動ける人

3つ目は、スピード感をもってテキパキと動ける人です。

クリニックの場合は、繁忙期に多くの患者さんをスムーズに診察できるような介助・誘導が必要となります。

病棟の場合は、手術患者さんが多い日でもスムーズにオペ出しと術後管理ができるスピード感が必要です。

5. まとめ

今回は、耳鼻科看護師の仕事内容について解説しました。

耳鼻科は幅広い領域の疾患に対応する診療科で、身近な病気から周手術期看護、がん看護まで学べる領域です。

クリニックか病棟かによっても患者さんや仕事内容が異なりますが、自分の興味ややりたい看護に合っていると感じたのなら、耳鼻科の看護師への転職もキャリアの選択肢に入れてみてください。

皮膚科看護師の仕事内容とは|処置が少なくて楽?一般・美容で違う?疑問を元看護師が解説

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今回は経験者である筆者が、精神科病棟での仕事内容や一般科との違いを解説します。

  1. 精神科の特徴!疾患や一般科との違い、急性期・慢性期の特徴も
  2. 【一般科と共通】看護師の仕事内容
  3. 【精神科独自】看護師の仕事内容
  4. 精神科看護師の1日のスケジュール
  5. 精神科で働くメリット
  6. 精神科で働くデメリット
  7. 精神科に向いている人

精神科での働き方にも触れているので、精神科への転職に興味がある方はぜひ参考にしてください。

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看護師の辛い・キツイ夜勤の乗り越え方|どうしても限界な時の夜勤のない働き方

「夜勤がつらい」「夜勤のない働き方ってどうなの?」

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24時間体制で患者さんの病状管理を行うためには、看護師の夜勤は欠かせません。しかし、生活リズムの乱れを感じたり、少ない人数で業務分担したりすることもあり、負担が大きいと感じてしまいますよね。

とくに人手不足の職場では夜勤の回数が多くなりがちで、夜勤でも残業をしないと仕事が終わらずに疲れを感じている方もいるでしょう。

夜勤により収入アップやスキルアップといったメリットは得やすいですが、心や身体の不調を感じているのであれば、夜勤を続けることはお勧めしません。

上司に相談して夜勤のない働き方に変えてもらうか、夜勤のない職場に転職したほうが、あなたのためになるでしょう。

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仕事に向いてないと感じたら|向き不向きの判断基準や取るべき行動を解説

「また仕事で大きなミスをしてしまった」
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上記のような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

人によって性格や価値観、能力は異なり、向いている仕事もあれば、向いていない仕事も存在します。

向いていない仕事をしていると、失敗やミスが生じやすく、ストレスも溜まりやすいです。自分に合わない仕事を我慢して続けていても、状況はなかなか好転せずに、辛い思いをし続けてしまうでしょう。

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年間休日110日はしんどい?転職・求人探しのコツや体験談を紹介

年間休日 110日

「年間休日110日ってキツい?」
「祝日は休めるの?」
と考えていませんか。

年間休日110日の企業で働く場合、休日日数はカレンダー通りの休み(土日祝)の企業よりも少なくなります。そのため、全ての休日を休むということはできません。

<2023年度の休日>
土日の数:104日+祝日の数:15日=119日
→土日祝全て休むと110日を超過(=全ての祝日を休むことはできない)

出勤日が固定制・シフト制どちらの企業でも、有給休暇を取得しない限り3日以上の長期休暇は難しいと考えていいでしょう。

求人に応募するか迷っている段階で、この記事をお読みになる方もいると思いますが仕事内容や年収など、年間休日以外の条件がよほど魅力的でない限りは、他の企業も並行して探しておくことをおすすめします。上手く探せば、年間休日が120日以上の企業も見つけられるでしょう。

少なくとも「プライベート重視」「家族との時間を大切にしたい」という方は、特に年間休日110日の企業はおすすめできません。

この記事では、転職のプロとして多くの転職希望者をサポートしてきた私が、年間休日110日の働き方を他の休日数の企業と比較しながら説明していきます。

この記事を読むとわかること

  • 年間休日110日は多い?少ない?
  • 年間休日110日の働き方
  • 年間休日110日の企業で働く時の注意点

この記事を読めば、年間休日110日の働き方が分かり、自分に合った会社なのか判断できるでしょう。

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1. 年間休日110日とは

年間休日110日とは

年間休日が少な目でも、他の条件が魅力的だと、働く前に大きな違いは感じにくいものです。しかし、実際に働いてみると年間休日110日では休みが少ないと感じるはずです。

年間休日110日は、週2日は休みが取れますが、祝日や長期休暇はほぼありません。

2023年は土日が104日、祝日が16日ありますが、全て休むと119日です。お盆休みや年末休暇を加えると123~125日となります。

つまり、年間休日110日の会社の場合、

  • 祝日休みが年に数回あるが、お盆や年末年始は出勤
  • 祝日は全て出勤でお盆や年末年始に休める

のどちらかのスケジュールとなります。

年間休日数 休み方

祝日全て出勤でお盆・年末年始に休める例

長期休暇を取りたい場合は、有給休暇を取得する必要があります。そうでない限り、3連休以上の長期休暇を取るのは難しいでしょう。

一方で、年間休日が110日よりも多く祝日も休める企業であれば、ほぼ毎月3連休があります。(2023年は祝日だけで9回の3連休があり、年末年始休暇を含めるとほぼ毎月3連休が取れる)

「6月は祝日がなくて辛い」と言われることがありますが、年間休日110日では6月どころかそれが毎月続くと考えておきましょう。

2. 年間休日110日は平均的だが大企業では少なめ年間休日110日は平均的だが大企業は少ない

求人を見ていると、年間休日数は120日や105日など企業によりばらつきがありますが、どれくらいの休日数なら多い・少ないといえるのか分かりにくいものです。「年間休日110日は十分なのでは」と思うかもしれません。

厚生労働省の調査を見てみると、1企業あたりの年間休日数平均は110.5日。実は年間休日110日は、ちょうど平均水準です。(参考:厚生労働省 令和3年就労条件総合調査

ただし、年間休日数の平均値には企業規模により大きな偏りがあります。企業規模が大きいほど年間休日も増えるのです

同調査の従業員数別の平均年間休日数を見ると、従業員数が増えるほど平均の年間休日数は増えています。従業員数が99人以下の企業では109日と、1企業平均を下回っていますが、100人以上の企業では平均休日数は100日を超えています。

企業規模別の年間平均休日数

大企業ほど年間休日は多い

また、企業規模が1,000人以上の会社(大企業)の約半数は、年間休日120日以上という結果になっています。

3. 年間休日110日の働き方 | 他の休日数と比較

年間休日110日の働き方と比較

年間休日110日の企業への転職に迷いがある人は、前職では110日以上の休みがあった人が多いでしょう。ここまで年間休日の概要を説明してきましたが、働き続けられそうか分かりにくいですよね。

それぞれの休日数では、土日・祝日・お盆や年末年始はどれくらい休めるのか比較してみます。

年間休日数 105日 110日 120日以上
土日休み 土日出勤もある
祝日 × ×
お盆や年末年始

年間休日110日が他の休日数とどのように変わってくるのか、それぞれ説明していきます。

3-1. 年間休日110日 | 祝日は原則休みなし

土日を全て休んで祝日は出勤する働き方が多いです。週2日は必ず休めるものの、3連休以上の休みはお盆や年末年始以外は有休を取得する必要があります。

祝日に休みが取れないと、旅行にいく、運動会など子供のイベントを見にいくなどは厳しく、プライベートの時間が取りにくいです。

お盆や年末年始だけ長期休暇が取れても、旅行に行きたくても、料金は高くどこも混雑しており断念してしまうこともあるでしょう。また、週2日の休みがあっても、仕事の疲れを癒すだけで終わってしまう人も多いかと思います。

このように、週2日必ず休める場合、十分休めると思いがちですが、精神的に休まりにくく不満を抱える人も多いです。

3-2. 年間休日120日 | 祝日も長期休暇も基本的に休める

土日は全て休め、祝日や長期休暇も基本的に休めます。

土日祝日を全て休み、長期休暇も休んだ場合、合計休日数は約125日です。5日ほどは祝日や土日に出勤したり有休を消化する場合がありますが、出張や繁忙期などだけで、基本的にしっかりと休みが取れるでしょう。

3連休や長期休暇も取りやすいので、プライベートも充実させることができます。

年間休日が125日になると、会社の用意した休みだけで土日祝日長期休暇を全て休むことができます。有給休暇を取得すれば、1週間以上の休みが取れることもあるでしょう。

このように、年間休日が120日以上あると、カレンダー通りに休みやすく精神的・身体的な負担が非常に少ないと言えます。

3-3. 年間休日105日 | 祝日は休みがない上に土日に出勤することも

祝日は原則として休みが取れない上に、土日に出勤することも多くなります。土日を全て休む場合は長期休暇はないと考えておいた方がいいでしょう。

3連休以上休むのはほぼ不可能で、プライベートの時間はほぼ取れない働き方となります。

サービス業など、土日や長期休暇に業務が多い企業や人手不足の企業に多く、有給休暇も少ないことが多いです。

体調不良や家庭の事情で有休を取得した場合、土日以外は全く休みが取れないと考えておいた方がいいでしょう。

年間休日105日は労働基準法の最低ラインであり、ブラック企業と言われることも多いです。残業が多い会社では、身体的にも大きな負担となります。

4. 年間休日110日の企業へ転職する際の注意点

年間休日110日の企業への転職の注意点

ずっとやりたいと思っていた業務内容ができる会社や、大幅な年収アップが狙える会社の場合、祝日が休めなくても転職したいと思うこともありますよね。

休日数が多少少なくても、やりがいや年収に満足できる方が、働きやすいと感じることもあるでしょう。前職よりも休みが減ったとしても検討したい求人を見つけた場合は、以下の5点を確認してから応募しましょう。

4-1. 年間休日数以外の休暇数も確認

年間休日数にカウントされない休暇がどれくらいあるのか、確認しておきましょう。年間休日数が少なくても、休暇数が多ければ十分に休めるからです。

年間休日数に含まれない休み

  • 法定休暇:法律で定められており、労働者に取得する権利のある休み

(例)有給休暇・育児休業・介護休業など

  • 特別休暇:会社の福利厚生に含まれる休み

(例)リフレッシュ休暇・バースデー休暇・転勤休暇など

例えば、年間休日数が120日・有休5日の企業よりも、年間休日数は110日でも有休と特別休暇が計20日取れる企業の方が年間で休める日数は多くなります。

有給休暇の日数や、有給を取りやすい環境であるかも重要です。

4-2. 月残業時間も確認しておく

休日数だけに注目するのではなく、月残業時間もしっかりと確認しましょう。ただでさえ休日数が多くないのに、残業時間が多いと、よりプライベートの時間が取れなくなり、働きづらいからです。

実際に、年間休日110日の企業で残業もあることに不満を抱いている方がいました。

残業もある会社は働きにくい

口コミ・評判

匿名
年間休日110日で残業月20時間を働きやすいっていうなよ… 働きにくいよ…

(参考:Twitter

また、年間休日数が多くても残業時間が長い企業は、年間休日数が比較的少なくても残業のない企業よりも労働時間が長くなることもあります。

例えば、年間休日数が120日で月に25時間の残業があるA社と年間休日数は110日であるものの残業はないB社があったとします。A社は祝日も休みがあるので月19日の勤務、B社は祝日も勤務があるので月21日の勤務として計算してみます。

すると、祝日も勤務があるB社は月の勤務日数は2日多いものの、残業がないため月の労働時間ではA社より9時間短いことが分かるのです。

労働時間と年間休日数

もちろん、残業が毎日あっても休みの数が多い方がいいという人もいるかもしれませんが、月の労働時間で考えると、年間休日数が少なくても残業時間が短ければ、プライベートの時間が取りやすい場合もあるのです。

このように、プライベートの時間がどれくらい取れるのか事前に把握しておくためにも、年間休日数だけでなく月の残業時間を確認することが重要です。

4-3. 労働時間を考慮すると給料が安い場合がある

給料が高いように感じても、年間休日数が少なく労働時間が長い場合、時給換算すると給料が安い場合があります。

年間休日数と給料は関係なく、年間休日が少ないからといって高年収が見込めるわけではありません。同じ年収の企業があった場合、年間休日数が少ない企業の方が労働時間を考慮した給料は少なくなるので、損をしています。

実際に労働時間の長さに給料が見合っていないと不満を持っている方がいました。

給料が高く見えるが労働時間が長いだけ

口コミ・評判

匿名
給与は高めに見えるけれど、一般的な企業の年間休日125日より15日少ないので、その分月給に上乗せしていると考えたら、実は他の保育園と同じレベル。求人票をチェックする時に、年間休日110日以下はブラック企業の可能性が高いと言われている。

(参考:Twitter)

給料をただ比較するのではなく、労働時間を考慮して好待遇の求人であるのかを検討しましょう。

4-4. 週休2日制は毎週2日休めるわけではない

週休2日制と完全週休2日制は異なることに注意が必要です。

完全週休2日制とは、毎週土日など週2日は確実に休みが取れることを指します。最低でも8~10日の休みが毎月取れることが保証されています。

一方で、週休2日制は月の中で1週でも週2日の休みが取れることを指すのです。言い換えると、週2日休める日が毎月1回しかなくても、週休2日制と言えるのです。

繁忙期には、1ヶ月以上で週6日出勤となる場合も考えられます。

完全週休2日制 比較

年間休日110日では、全ての土日を休める計算にはなりますが、閑散期にまとめて休みを作り繁忙期は土日に休みがないことも珍しくありません。実際に、年間休日110日の企業で働きながらも週2日休むことができず不満を抱える方がいました。

月によって休みにばらつきがあるとキツい

口コミ・評判

匿名
年間休日110日確保できてるからって1-3月を5勤1休で働かせるのをやめろ

参考:Twitter

いくら他の月でまとまった休みが取れるとしても、数ヶ月も週6日勤務が続くと余裕がなくなり、体調を崩したり、ネガティブに考えやすくなりますよね。

週休2日制と記載がある企業では、月の休み数や繁忙期に週2日の休みが取れるのかを事前に確認しておきましょう。

4-5. 他の求人も並行して探しておく

年間休日が110日以上の他の求人も並行して探しておきましょう。

年間休日120日以上の企業への転職は厳しいと思っているかもしれませんが、意外と見つかりやすいものです。

2章で紹介した調査(厚生労働省 令和3年就労条件総合調査)によると、100~299人規模の中小企業であっても、約4割は年間休日120以上です。大企業への転職はハードルが高いかもしれませんが、中小企業の転職でも十分待遇の良い求人は見つかります。

もちろん、年収が100万円以上アップする、どうしてもやりたかった仕事が確実にできる保証があるなど、魅力的な企業であれば応募した方がよいです。

しかしそういった理由がない場合、年間休日110日の企業への転職は、後悔する未来が見えています。検討している企業にすぐ決めるのではなく他の求人も並行して探すことを強くおすすめします。

条件の良い求人を自分で探すのが難しい、探す時間のない人は転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、無料で希望条件に合った求人探しを代行してくれます。担当者に「年間休日125日以上の企業がいい」と伝えると、代わりに探してくれるのです。

また、条件のいい企業は倍率も高くなりがちですが、応募書類の添削や面接練習など選考対策も行ってくれるので、内定をもらいやすくなるのも魅力的です。

なお、年間休日数の多い求人を探す際にハローワークを利用するのはおすすめできません。地域の中小企業の求人を多く保有しており、前述の通り中小企業は年間休日数が少ない傾向にあるからです。

5-6.ではおすすめの転職エージェントを紹介します。

4-6.転職におすすめのエージェント3選

当サイトでは『転職エージェント利用者500人へのアンケート』を通して取得したデータを、以下の基準で評価してランキングにまとめました。

転職エージェントの比較基準

  • 求人数&質(重要!!) どれだけ良質な20代向け求人を持っているか
  • 利用者満足度(提案&サポート力) 20代向けにキャリアの築き方や求人選びの方法など、求職者に合わせたサポートをしてくれるかどうか

20代のあなたが登録すべき転職サイト・エージェントをランキング形式で紹介していきます。

転職エージェントランキング
リクルートエージェント ロゴ 1位. リクルートエージェント 公式サイトを見る 詳細を見る 公開求人数 20.5万件(非公開25.8万件) 満足度

4.1

業界最大手エージェント。登録しなければ見られない「非公開求人」も20万件以上あり、情報収集の意味でも登録は必須。
doda ロゴ 2位. dodaエージェント 公式サイトを見る 詳細を見る 公開求人数 13.8万件(非公開4.1万件) 満足度

4.2

求人数No.2の転職エージェント。「キャリアアドバイザー」と「採用プロジェクト担当」の複数人体制でのバックアップがあるため、転職経験の乏しい20代からのキャリアアップ転職にも安心
ワークポート ロゴ 3位. ワークポート 公式サイトを見る 詳細を見る 公開求人数 5.5万件 満足度

3.7

IT・Web系のほか営業職求人に強い。エンジニアでもポテンシャル採用(若年層向け未経験採用)求人があり、異業種転職を目指す第二新卒におすすめ

※求人数:2022年6月更新

1位. リクルートエージェント

リクルートエージェント-トップ画面

総合力

4.1

求人数No.1で、全国どの職種への転職でもおすすめ

求人の量・質

4.3

公開求人数は16万件以上と圧倒的な多さ

サポート力

3.9

内定を勝ち取るための面接対策が充実している

リクルートエージェント』は、Career Theory編集部が行った500人の転職経験者を対象とした調査総合評価第1位に輝いた最もおすすめの転職エージェントです。 求人数No.1の総合転職エージェントなので、手取りアップを目指す人も希望条件にピッタリ合った仕事が見つかりやすいです。 公開求人だけでも20万件以上、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人まで含めれば約47万件の求人情報を保有しており、主要な転職エージェントのなかでは求人数No. 1に位置しています(2022年6月時点)。 エージェント選びに悩んでいる場合は、まず1番にこの『リクルートエージェント』へ登録しましょう。

『リクルートエージェント』公式サイトを見る

登録&利用は完全無料!まずは情報収集&相談から

『リクルートエージェント』を利用した人からの口コミ&分析

【読み飛ばし】口コミ評判のまとめを見る

◆希望条件に合った/応募したくなる求人をすぐ紹介してもらえた◆書類作成や面接対策のサポートが手厚い◆対企業への交渉力が高い
非公開求人を含めると約44万件の求人を抱える『リクルートエージェント』では、やはり利用者からも「希望条件に合った求人を紹介してもらえた」という声が多く寄せられました。

口コミ・評判

事務・ 20代前半・女性・年収300万台
評価:★★★★☆4

第2新卒、かつ一般事務職しか経験のない状態で、他のエージェントでは紹介できる案件はないと言われ諦めていたが、リクルートエージェントでは30件以上の案件を提示してくれました
面接対策もばっちりしてもらい、総合職として改めてキャリアをスタートさせることができました。

口コミ・評判

SE・ 30代前半・男性・年収500万台
評価:★★★★★5

転職の条件が首都圏から地方へのUターンだったため、年収的な意味での質はあきらめていた部分があったが、待遇面は現状維持できるような求人票を定期的に提示してもらえたため良かった。 結果的に、Uターン転職も成功し、年収も160万円上昇がかなったため、感謝をしている。

リクルートエージェント』は、転職エージェント最大手というだけあり、面接で何が聞かれるか、どのような方が面接を突破できるか、といったデータを大量に持っています。そのため、「内定を勝ち取るための面接対策が充実している」という口コミが多く見受けられました。

口コミ・評判

コンサル・ 30代前半・男性・年収800万台
評価:★★★★☆4

志望先が外資系で、特殊な面接をする業界だったため不安が大きかったが、過去の面接質問例を頂いたり、実際に電話で練習に付き合ってくれたりと、本当によくして頂きました。
担当者は外資系には詳しくなかったものの、社内にいる詳しいコンサルタントの方を連れてきてくれました。
熱心さは他社に比べ物にならないです。

口コミ・評判

営業・ 20代後半・女性・年収400万台
評価:★★★★★5

始めの面談時に持参した職務経歴書・履歴書について修正指導をしてくれた点や、こちらの希望をじっくり聞いてくれた上でキャリア指導をしてくれたので、サポート体制はしっかりしていました。
また、実際に面接が決まると、その会社の面接の傾向を事前に教えてくれ、その対応方法などもアドバイスしてくれたので、一人で転職活動をするより転職エージェントを利用していてよかったと心の底から思えました。

業界最大手というだけあり、企業とのつながりも磐石で、1度落ちた企業でも、コンサルタントが交渉して再挑戦させてもらえるというケースもあります。

口コミ・評判

エンジニア・ 20代後半・男性・年収600万台
評価:★★★★★5

どうしても入社したい企業があり、それだけを目的にリクルートエージェントに登録しました。
1回落ちてしまい途方にくれてましたが、担当コンサルタントの方が同企業の別部署配置を交渉してくれ、再度1次面接から再スタート、見事内定を頂きました。

口コミ・評判

人事・ 30代前半・女性 ・年収500万台
評価:★★★★★5

最後の企業との給与条件面での調整も、エージェントが間に入って交渉してくれたので、スムーズにいきました。
最初から最後まで連絡体制は万全で、いつでも連絡が取れる状態であった点も、大手ならではで素晴らしいなという好印象を持ちました。

アンケートからわかった! 『リクルートエージェント』の特長まとめ

Career Theoryによる転職経験者満足度調査で堂々の1位となった『リクルートエージェント』。 アンケートからわかったサービスの特長は、次のような点にあると言えます。

  • 豊富な求人数と担当者からの適切な紹介・提案
  • 書類作成や面接練習など選考対策サポートの手厚さ
  • 豊富な経験を活かした交渉力の高さ

全国どの職種をとっても求人が豊富なので、希望条件がいくつかある人や求人数の少ない職種に転職したい人にもおすすめです。 選考対策や企業との交渉など手厚いサポートが受けられるので、現職の勤務を続けながらの転職活動を進めていく上でも、有力な候補となることは間違いないでしょう。

◆『リクルートエージェント』のもっと詳しい解説・口コミ

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2位. dodaエージェント

doda-トップ画面

総合力

4.0

担当に当たり外れが少なく、書類作成や面接対策のサポートが充実しており、好評

求人の量・質

4.1

求人の量はリクルートに次いで多く、評価が高い。

サポート力

3.8

書類作成や面接対策のサポートが充実していると、評価が高い。

doda』エージェントは、転職支援実績が豊富な大手転職エージェントです。 提案力・求人数ともにトップレベルで、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。 特に若年層の求人情報や地方在住者への転職支援に強みを持っており、20代の転職や地方で転職活動を進めたい人におすすめです。

『doda』公式サイトを見る

登録&利用は完全無料!まずは情報収集&相談から

『dodaエージェント』を利用した人からの口コミ&分析

【読み飛ばし】口コミ評判のまとめを見る

◆求人の質が高い◆選考対策のノウハウを幅広く保有している◆利用者の潜在ニーズも満たしてくれる
主要な大手総合転職エージェントの中で、dodaの求人数は第2位です。求人数の多さだけでなく、求人の質も高いと評判になっています。

口コミ・評判

18-24歳・システムエンジニア・400~499万円
評価:★★★★☆4

1.こちらの希望に近い求人を多く紹介していただいた。 大手SIERに就職したいと考えていたが、ブランド力もあり、誰もが知る有名企業に転職することができ、大変満足している。アットホームな職場で、チームとしての体制が良く前職の悩みであった人間関係について強く解消された。 また、給料面においてもこちらが提示した最低保証額を満たしてくれているため、大変満足している。

口コミ・評判

広告代理店・30代前半・男性・年収500万台
評価:★★★★☆4

求人の質に関しては、他の転職サービスと比べても大企業だけでなく中小優良企業も掲載があり、条件の合う求人を探しやすいです。 他社ではあまり案件を紹介してもらえず門前払も数社ある状況で、これだけ提示してくれたのは本当にありがたかったです

dodaは、職務経歴書の書き方や面接対策をはじめとする、幅広い転職ノウハウを保有しており、それらを踏まえたサポートが充実していると好評でした。背景にあるのは、dodaは転職セミナーを業界で最も積極的に行っていることです。これにより、転職活動のテクニックについてノウハウが蓄積されているため、より手厚いサポートを提供できると言えます。

口コミ・評判

不動産営業・20代前半・男性・年収400万台
総合評価:★★★★☆4

職務経歴書でうまく話題をふり、得意分野に面接の質問を持っていくやり方など、とにかく実践的なテクニックをたくさん教えてくれ、助かりました 担当者がA4でくれたテクニック集を練習して、面接はうまくのりきって内定をもらえました。

口コミ・評判

専門商社技術職・30代後半・男性・年収500万台
評価:★★★★★5

もともと面接が苦手でしたが、何回も電話と対面で練習してもらい、なんとか乗り切ることができました。 履歴書をつかって面接を仕組む方法など、とても勉強になることばかりでした。 最後の収入交渉の段階でも尽力してくれて、他のエージェントに比べてだんとつでよかったです。

dodaは担当者の適切なアドバイスに定評があります。希望条件に合った求人以外にも、キャリア相談を通して求職者が希望する働き方に合う求人をおすすめしてくれたり、時には厳しい指摘もしてくれます。

口コミ・評判

25-29歳・営業・200~299万円
評価:★★★★☆4

深い部分まで深掘りしてくださり、自分の潜在的なニーズを満たそうとする姿勢とそれに伴う豊富な求人を紹介いただけた。 恐らく言いづらいであろうことも求職者を思って、厳しく指摘してくださった点はハッとすることもあり、プラスになった。 どうしても気持ちが乗らない選考の時などに志望動機等について一緒に考えてくださった。 最初のカウンセリングでいつまでに転職したいか、どんな転職をしたいか、自分の強み等を丁寧にヒアリングしてくださり、無理な要望にも応えようとしてくださったり、親身な姿勢が見受けられたため、満足しています。

口コミ・評判

25-29歳・営業職・300~399万円
評価:★★★★☆4

エージェントの担当者の方は非常に親切に対応くださりました。エントリーシートなどの文章添削や活動中の悩みも親身に聞いてくださりました。驚きだったのは、それら内容をメールで送信すると、今お時間ありますか?と電話してくださることが多かったことです。文面ではわからない熱量を感じたいので!と常に親身にフォローくださいました。

アンケートからわかった! 『dodaエージェント』の特長まとめ

Career Theoryによる転職経験者満足度調査で2位となったdoda。 アンケートからわかったサービスの特長は、次のような点にあると言えます。

  • 豊富な求人数と求人の質の高さ
  • 選考対策のノウハウを幅広く保有している
  • 担当者が的確なアドバイスをくれる

求人数は業界No.2と非常に多く、地方や若年層向けの求人など幅広く持っているので、どなたにでもおすすめできます。 面接力アップセミナーやITエンジニアのための転職フェアなど、転職セミナーを積極的に行っているので、情報収集したい人にもおすすめです。

◆『dodaエージェント』のもっと詳しい解説・口コミ

関連記事

3位. ワークポートワークポート ホーム画面

総合力

4.0

IT・Web系の求人を探している人は登録必須

求人の量・質

4.1

IT・Web系の求人に対して抜群の高評価。未経験向けの求人も豊富

サポート力

4.1

対応が早く急ぎの転職に向いている

ワークポート』は、異業種からの未経験転職に強いエージェントです。 営業や事務、とくにIT業界の職種に強く、未経験歓迎のIT職種案件が豊富である点が優位ポイントです。 特にIT・Web業界には未経験可の求人も多く、若手のエンジニアも比較的多いとされているため、手・未経験者の採用と育成を行った実績がある企業も多く、内定獲得や入社後の活躍見込みが高いと考えられます。 第二新卒・20代の若年層から支持を受けているサービスであるため、異業種への転職を希望している第二新卒はとくに、一度利用を検討してみましょう。

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登録&利用は完全無料!まずは情報収集&相談から

『ワークポート』を利用した人からの口コミ&分析

【読み飛ばし】口コミ評判のまとめを見る

◆IT・Web求人に強い◆対応が早く、急ぎの転職を目指す人から好評◆担当者がIT・Web業界に詳しい
IT・Web業界・職種に関して、大手エージェントよりも強いという口コミが多く見受けられました。他社では紹介してもらえなかった案件も、『ワークポート』だと紹介してもらえたケースも多いです。

口コミ・評判

Web系広告代理店営業・20代後半・男性・年収400万台
総合評価:★★★★☆4

IT・Web業界の転職に強いとうたっているだけあって、担当者の業界知識は他社に比べて非常に優れていました。 また、ITはベンチャーから大手まで、独占求人を多く持っているようで、他社では紹介してもらえなかった案件、金融系から財閥系など老舗企業でのIT専門職を取り扱っており、案件の質も良かったです。

口コミ・評判

Webマーケティング・20代後半・女性・年収600万台
総合評価:★★★★☆4

非公開求人がとても多いことに驚きました。 また、今回の転職でキャリアアップを目指していることを伝えたところ、企業に問い合わせをしながらポジションを模索してくれました。 企業とのつながりの深さと、そこからくる非公開求人の多さは素晴らしかったです。 厳しい条件で求人を探してもらいましたが、私の志向にマッチした求人をたくさん紹介頂いたので、非常に満足です。

ワークポートの対応は業界屈指の早さで、急ぎの転職を目指す方から非常に好評です。

口コミ・評判

Webエンジニア・30代前半・男性・年収600万台
総合評価:★★★★☆4

「ワークポート」は、対応が極めて早くて驚きました。 実際、初回面談をした日のうちに20件、翌日に50件以上の案件が送られてきました。 また、メールへの返信も即日中にして頂けることが多く、非常に助かりました。 さすがはIT業界の老舗企業といわれるだけありますね。

口コミ・評判

ITエンジニア・20代後半・女性・年収500万台
総合評価:★★★★★5

容赦ないくらい案件を連打してくれるのが特徴でした。 駆け引きしながら出し惜しみしてくる他社エージェントに比べてスピード感があります。 面接の日取り調整なども圧倒的に早く、急ぎの転職を目指す方には非常におすすめです。

IT・Web業界に特化した『ワークポート』は担当者も業界の内情に詳しいです。未経験で転職する場合、自分でリサーチするよりも希望業界に特化した転職エージェントを利用する方が効率的です。

口コミ・評判

プログラマー・20代後半・男性・年収300万台
評価:★★★★★5

ワークポートのミンスクという個人で勉強していくことができる塾(?)のようなものがあるのですが、ミンスクを利用して全く触ったことのないプログラミングを使って勉強することができる点、わからないことは講師に聞けて、ヒントを教えていただける点が良かったです。未経験からの就職はなかなか厳しいとインターネットを通じて調べていたので、不安でしたが、給料も前職と変わらない程度で、休みも124日で定時あがりの職場に就職することができ大変満足しています。 他に紹介してくださった就職先も似たような場所が何件かあり、求人数も多くて個人的にワークポートをお勧めします。

口コミ・評判

エンジニア・20代後半・男性・年収300万台
評価:★★★★★5

感想としてIT業界未経験でしたがエージェントの運営しているスクールにてプログラミングを学び、基礎知識を付け転職することができました。nまた面談にて面接対策なども行い大変参考になりました。
一番印象に残っているのはほかのエージェントを利用した際に未経験でこの年齢でIT業界は難しいと言われていたのが最初の面談で絶対可能ですと伝えられ結果的に就職できたことです。感想としてIT業界未経験でしたがエージェントの運営しているスクールにてプログラミングを学び、基礎知識を付け転職することができました。

アンケートからわかった! 『ワークポート 』の特長まとめ

IT・Web業界に強みを持つ大手転職エージェントである『ワークポート』。 アンケート調査からは、以下のような特長がわかります。

  • 圧倒的なスピード感で応募先選びをサポートしてくれる
  • 求人企業との強力なコネクションで採用交渉も力強くアシスト
  • IT・Web業界特化ならではの優れたアドバイザー陣

第二新卒者がエージェントを選ぶ際には、どちらかといえばあなたのことをリードしてくれる、積極的なサポートが売りのエージェントを選ぶべきです。 未経験や浅めのキャリアから中途採用市場に飛び込む場合には、転職ノウハウや業界研究・応募先企業の知見が不足していることがほとんどであり、こうした部分を独力でリサーチするよりも、プロフェッショナルである転職エージェントにお任せしてしまうほうが効率的です。 『ワークポート』が提供してくれる積極的な提案や業界知識は、若年キャリア層の弱みをうまくカバーし、キャリアアップへの大きな後押しとなってくれると期待できます。

◆『ワークポート』のもっと詳しい解説・口コミ

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5. まとめ

年間休日110日は祝日の原則出勤に注意

年間休日110日の働き方について説明しました。

週2日は毎週休むことができますが、祝日は原則出勤すると考えておいた方がいいでしょう。

プライベートの時間が取りにくくなるため、よほど他の条件が良くない限り、他の求人も並行して探すことをお勧めします。

あなたの未来が明るくなることを祈っております。

【2023年】外資系転職におすすめの企業ランキングTOP10

外資系 転職 ランキング

「外資系企業に転職したい」

とお考えの方に向けて、この記事では転職先におすすめの外資系企業を紹介します。

当記事を作成するにあたり、編集部で「株価の推移(成長率)」「2社の口コミサイトにおける社員・元社員からの評価」を調査し、企業評価を数値化した上でランキング化しました。

大手からあまり広く知られていない企業まで、幅広くまとめています。この記事を読めば、あなたに最適な転職先の候補が見つかるでしょう。

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看護師の産休・育休事情。気になるお金関係の知識から産休まで安全に働くポイントも解説!

「産休・育休中の給料はどうなる?」
「看護師は切迫早産が多いというけど産休まで無事に働けるか不安」

現在妊娠中または将来妊娠を希望していて、産休・育休にまつわる疑問や妊娠中の働き方に不安がある看護師も多いのではないでしょうか。

産休・育休中は給料は出ませんが、必要な手続きをおこなうことでさまざまな手当を受け取れます。

また、看護師は切迫早産になる人が多いというデータは事実なので、妊娠中は身体を最優先に考え業務を調整しながら働く必要があるでしょう。

この記事では、産休・育休に関する基礎知識や気になる手当のこと、看護師が産休まで安全に働くためのポイントを現役看護師で2児の母である筆者が解説します。

  1. 産休・育休ってどんな制度?
  2. 産休・育休中は給与が出ない!税金の支払いやかわりにもらえる手当を解説
  3. 産休取得までの流れ
  4. 看護師が産休まで安全に働くためのポイントは?
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  7. 産休・育休からの復帰後の働き方

この記事を読めば、産休・育休や妊娠中の働き方に関する様々な不安や疑問が解消されるでしょう。

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仕事を辞めたい!うつ病かもと感じたときにまず取るべき行動を徹底解説

「会社に行きたくない!仕事を辞めたい!」
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うつ病を治療せずに放置しておくと、症状はどんどん悪化し、仕事や人間関係に支障が出てしまいます。もちろん仕事を頑張ることは大切ですが、うつ症状があるのならば、しっかりと治療に専念すべきです。

しかし、「病院に行った方がいいの?診断書はもらえるの?」といった疑問や、「休職や退職の流れが分からない」という不安を抱えている人も多いでしょう。

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ニートの面接を成功させるには?よく聞かれる質問や回答の仕方を徹底解説

「ニートでも面接に受かるのかな?」
「就職したいけれど面接が怖い」

このように考えている方も多いのではないでしょうか。

ニートの方にとって、これまでの経歴やスキル、仕事への考え方について色々と質問される採用面接のハードルは非常に高いと言えます。事前に面接対策をしっかりと行っていないと、本番で緊張してしまい、思うように喋れないこともあるでしょう。

そこでこの記事では、元採用担当でニートの就活事情にも詳しい筆者が、「ニートの面接でよく聞かれる質問や回答の仕方」を分かりやすく解説していきます。面接に対して恐怖や不安を感じている方や、少しでも面接対策を進めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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2023年|キャリア・グロースさせるために、今やるべきこと

田中 研之輔 様
法政大学の教授として教鞭をとる傍ら、民間企業の取締役や社外顧問も数多く務め、社会の変化に応じ、自分の意思で自由にキャリアを形成していく考え方、「プロティアン・キャリア論」を提唱する田中研之輔氏。

今回、そんな田中氏に新年を迎えたタイミングで、「2023年、あなたのキャリアをグロース(成長)させるために、今やるべきこと」をテーマに記事を寄稿していただきました。

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