「仕事のストレスをどう対処すればいいんだ」「ストレスから身体に異変が出てきた」など、仕事のストレスで苦労されている方は多いのではないでしょうか。
このページでは、転職エージェントとして、仕事での悩みを持つ多くの方と向き合い、転職を成功させてきた筆者が自身の経験をもとに仕事からのストレスにうまく向き合い、解決するためのポイントを以下の流れでご紹介します。
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「会社を辞めたいんだけどどうしよう」「会社を辞めたい時はどんな理由で伝えればいいんだろう」など、会社を辞めたい時って悩みが増えますよね。
本ページでは転職エージェントとして数多くの方の転職・退職を支援してきた筆者が自身の経験を元に、会社を辞めたいと思った時にすべきこと、気をつけることを紹介します。
「仕事を辞めたい」
「会社に行きたくないと毎朝考えてしまう」
と悩んでいませんか。
仕事を辞めたいと悩む人は非常に多いです。
しかしながら、仕事を辞めることで、抱えている問題が必ず解決するとは限りません。
仕事を辞めて後悔しないためには、仕事への不満を深掘りして、転職先の希望条件を見極める必要があります。
当記事では、キャリアアドバイザーとして仕事を辞めるか迷っている人の相談に多くのってきた私が、仕事を辞めるかどうかの判断基準や、後悔しない仕事の辞め方を紹介します。
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など仕事を辞めるときって悩みますよね。
ただ単に仕事を辞めるだけなら、2週間前までに上司に伝えて、引き継ぎをおこなえば辞められます。退職届を郵送したり、退職代行サービスを使ったりするのも法律上は問題ありません。
ですが、キャリア支援を通して数多くの退職者を見てきた私の経験から申しあげると、角が立つような辞め方をしたり、早まった決断をしたりするのはまったくおすすめできません。無理やり退職しようとして会社と揉める、あるいは辞めたあとに後悔した人をたくさん見てきたからです。
この記事では、円満に仕事を辞める手順についてどこよりもわかりやすく解説します。
順番に読んでいただくことで、円満に仕事を辞める方法が分かります。
転職や退職の方法に関する悩みは、それぞれの分野のプロフェッショナルに頼るのも有用です。
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「仕事を辞める」と決めたものの、何から手を付けてよいかわからない方は、まず以下の4点をおこなうことから始めましょう。
会社を辞める前にやるべき4つのこと
詳しく解説します。
退職の計画を立てておきましょう。ここでは「□月□日」ときっちり決めるのではなく、「再来月末を目途に辞める」とアバウトに考えておきます。
退職予定日は上司との話し合い(引継ぎの計画など)を経て決定するものだからです。
ただ、ある程度予定を立てておく必要があります。おおよそ1~3ヵ月後を目安に想定しておき、退職を目指して行動しましょう。
退職を決めたとき、有給の残りと賞与支給のタイミングを確認しておくと、金銭的な損失なくスムーズに辞められます。
仕事を辞めるなら、必ず家族の了解を得ておきましょう。
配偶者としっかり話し合わないまま仕事を辞めてしまい、あとあと問題になるケースは意外と少なくありません。生活費は、当面の間なら失業手当で補填できますが、そう長くは続きません。
転職が成功しても、給与が前の職場より下がり、家計に影響するケースもあります。
このため、「仕事を辞めようかな」と思った段階でまずは家族に相談しておき、会社に伝えるよりも先に配偶者に言っておくようにしましょう。
原則、「仕事を辞める際は次の会社を見つけてから」を推奨しています(詳しくは後述)が、いったん仕事を辞めてゆっくりしたい方もいるはず。その場合は、最低でも生活費3ヵ月分の貯金があるか要確認しておきましょう。
自己都合退職の場合、失業保険の受給は早くても2ヵ月半後からになるからです(待期期間1週間+給付制限期間2ヵ月)。
あくまで3ヵ月分は最低ライン、理想は半年がベストです。次の会社がすぐ決まれば問題ありませんが、半年以上かかることも珍しくありません。
特に若年層(20代前半)や、ミドル層(40代後半以降)は、長引く傾向にあります。
このため、まずは生活費の準備を忘れずにしておきましょう。
失業保険の詳細は『自己都合退職で失業保険受給をするための全知識』の記事を参考にしてください
次章で詳しく説明しますが、仕事を辞める際は、基本的に先に転職活動を始めておくのがベストです。とはいえ、仕事を辞めるときはそれどころではない人も多いと思います。
当サイトでは、「大手転職サイト1つだけでも登録しておく」ことを推奨しています。
転職サイトに登録しておけば、「自分の理想となるような求人があるかどうか」をまず把握できます。「応募したいと思える求人がたくさんある」なら、エントリーしてみてもよいですし、「よい求人が全然ない」なら、辞めるのを待ってみるという冷静な判断ができます。
また転職サイトには「スカウト機能」があり、自動的に新着求人をメール・アプリで知らせてくれます。時間を作って転職活動をしなくても、情報が入ってくる状態を作れるでしょう。
転職サイトに登録するだけなら時間は3分もかからないので、特に面倒なことはありません。登録するサイトは、求人数の多い大手がベスト。人材業界大手企業が提供する『リクナビNEXT』か『doda』がおすすめです。
仕事を辞めるときの流れを解説します。
スムーズに会社を辞めるには、流れがあるのでしっかり理解してから転職・退職の準備を始めましょう。
前提として、仕事を辞めて次の職場を見つけるまでの流れは2つあります。
結論、スケジュール的に可能な、在職中の転職活動をおすすめしています。
次の仕事が決まる前に辞めてしまうと、無収入の期間が発生し、生活に影響する恐れがあるからです。それだけでなく、なかなか次の仕事が決まらないと焦ってしまい、妥協せざるを得なくなる可能性もありますし、ブランクが長くなると採用に不利になります。
「在職中に転職活動なんてできるの?」と思われるかもしれませんが、むしろ働きながら次の仕事を見つけるのはスタンダードなやり方です。
実際に、転職経験者1万人を対象にした調査では、86%が「在職中に転職活動をおこなう」と回答しています。(参考:「転職活動」実態調査『エン転職』ユーザーアンケート)
仕事を辞める際にはまず「転職活動の準備」から着手しましょう。
転職活動の準備とは
今の会社で給料をもらいながら転職活動すれば、より多くの情報を収集しつつ複数の会社を比較検討できるので、もっとも条件のよい転職先を選べます。
次に退職の意思表示をして退職日を決めます。
退職の意思表示は、上司に「辞めます」と伝えることです。その後に、上司や人事担当者と交渉・調整をおこないます。
退職日の取り決めや、引き継ぎの計画などは、ここから具体的に決定します。
なお、会社によっては「退職願・退職届の提出」が義務付けられている場合があります。その際は『手書きが必須?見本付きで楽々わかる退職届・退職願の書き方』を参考にしてみてください。
退職日が決まれば、次に業務の引継ぎをおこないます。
引継ぎは、後任者の負担にならないよう配慮し、余裕を持ったスケジュールを組みます。退職の意思表示(退職日の1ヵ月前)直後から始めて、遅くとも退職の3日前に終わらせるようにしましょう。
引継ぎを的確におこなうポイントは、業務マニュアルを作ることです。理由は、引継ぎの段階で後任者が決まっていない(or複数いる)ことも多いからです。口頭で説明するのではなく、文書で明文化しておくと後任者も安心できます。
引継ぎでやること一覧
また、引継ぎをしっかりおこなうのはもちろん、担当業務は可能な限り自分で終わらせるのも、円満退職のコツです。
退職当日は、引継ぎの最終チェックや返却物の確認などをして過ごします。また規模の大きな企業では、社内でお世話になった人にあいさつして回ることもあるようです。
なお、時間の制約であいさつに行くことが難しい人に対してはあいさつのメールを送りましょう。あいさつのメールを送る際は、『円満退職を実現する挨拶メールの全ポイント【テンプレ付き】』を参考にしてみてください。
この日で会社に来るのは最後なので、返却物をすべて渡し終えたかは入念に確認しましょう。
返却物一覧
また社内に置いている私物はすべて持ち帰ることも忘れないようにしましょう。これで退職は完了です。
どんなに遅くても、退職希望日の1ヵ月前までに伝えましょう。
法的には2週間前の伝達で構いませんが、引継ぎスケジュールがタイトになるため推奨しません。
意思表示のタイミングは、早いほど円満に仕事を辞めやすくなります。
なるべく早く意思表示すべき理由
なるべく早くとお伝えしていますが、具体的には以下のとおりです。
在職中に転職活動をする場合
次の会社からの内定を承諾したら、入社日は「ある程度期間を取って回答」しましょう。「いつから入社できますか?」と聞かれると思うので、「1ヵ月後を目安に勤務開始できると思います。具体的な日時は、退職日と調整させてください」と答えましょう。
その後、退職の意思表示をして、「具体的な退社日」が決まれば、再度次の会社に連絡して、入社日の調整(○月○日から勤務開始できます)を進めます。
前提として、上司に伝える退職理由で、本当の理由(本音)を言う必要はありません。建前の理由を伝えるだけでOKです。
実際に退職経験者の約半数は「建前の理由」を伝えている調査もあります。(参考:エン・ジャパン「退職理由のホンネとタテマエ」)
本音を伝えると、引き止めにあったり、退職までの約1ヵ月気まずい思いをする可能性があるので注意が必要です。
では建前の理由はどのようなものがよいのでしょうか。結論からいうと、以下の2つです。
一つずつ解説していきます。
「将来を見据えたキャリアアップ・キャリアチェンジ」は、もっとも仕事を辞めやすい理由です。
理解のある上司であれば、前向きに行動しようとする人を無理に引き留めることもないでしょう。
現状の不満ではなく、未来に向けた前向きな思いであれば円満な退職につながりやすく、さらに応援してもらえる可能性も高くなります。
これらの理由であれば、上司から反対されにくく、職場の人も納得してくれます。
家庭の事情は深く詮索されにくく、また説得してもどうにもならないため、スムーズな退職へとつながります。
ただ、結婚・出産後も働きやすい環境が整っている場合は、「なぜ退職するのか」を聞いてくる場合もあるので、答えを用意しておきましょう。
回答例
Q.「うちは産休取れるし、産休のあとも問題なく働いてる女性はたくさんいるよ。なんでわざわざ辞めちゃうの?」
A.「私は、一つのことを中途半端にせずにやりたい気持ちが人一倍強い人間で、今までは仕事を一番に考えて働いてきました。ですが育児が始まればどちらかが中途半端になってしまうと思い、退職を決めました。」
絶対にやめておいた方がよいのが、「本音の理由」を伝えることです。
以下のようなものが挙げられます。
会社や上司に対して不満があり、退職を決意した人も多いと思いますが、会社に直接伝えてしまうと、トラブルに発展しかねません。
上司からの心象も悪くなり、退職までの期間に気まずい思いをすることにもなります。円満退職するためにも、不平不満は言わないように気をつけてください。
もし仮に人間関係や給与、労働条件などが理由であっても「キャリアアップ」などの前向きな理由(建前)を伝えることこそが、円満に仕事を辞めるポイントです。
仕事を辞める旨を上司に伝える際は、以下の点を押さえておくとスムーズです。
退職の意思表示は、直属の上司に口頭で伝えます。日々のあなたの業務を管理している立場の人です。
ここを飛ばして人事部などに言ってしまうと、連絡の行き違いなどが発生し、思わぬトラブルのもとになります。
また、メールや電話などで伝えるのも極力避けるべきです。自分の意思が正しく伝わらないこともあるからです。
上司に伝える流れとしては、まず報告のアポイントを取り、上司のスケジュールを押さえましょう。上司と自分だけの時間を作ったうえで意思表示をします。
「辞めます」というのはなかなか言い出しづらいかもしれませんが、報告の際は端的に結論から伝えることを意識してください。
具体的には、「①結論→②理由→③退職日の調整依頼」の流れであれば、スムーズに意図が伝わりやすくなります。
先に何を言いたいのかを明確にして、その後転職を決意するに至った理由を述べます。
もし次の会社が決まっているなら、その旨も伝えましょう。企業名などは言う必要はありません。
「具体的な退職日の調整をお願いしたい」という依頼で話を締めます。
このような流れであれば、意図が端的に伝わります。
「相談」のような言い回しをしないことも重要です。「すでに辞めることは決意した状態である」姿勢で、はっきりとした意思表示をしてください。
「実は会社を辞めたいと思っているのですが……」のような曖昧な言い方をすると、上司に引き止められる可能性が高くなります。
「まだ辞める意思が固まっておらず、説得の余地がある」「悩みが解決すれば辞めなくてもよい」ととらえられてしまう可能性があるからです。
歯切れの悪い伝え方では、上司も相談されているのではないかと勘違いしてしまい、会社に残る前提で話が進むこともあります。話し合いに発展し、退職しづらい空気になってしまうでしょう。
転職先(次の会社)が決まった状態であれば、退職意思を切り出しやすくなります。
「辞めます」とはなかなか言い出しづらいものですが、転職先がすでに決まった状態(あとに引けない状態)なら、もはや言わざるを得ません。
いくら上司の反応が怖くても、退職を申し出る以外の選択肢はないので、思い切って「仕事を辞めます」と伝えられるでしょう。
また、次の会社が決まっているなら、上司や会社側も無理に引き止めをしてこなくなります。
※次の会社が決まってないと「辞めたあとはどうするんだ?」と話が逸れて、「次が決まるまで働けないか」と説得されることがあります。
切り出す際は、退職日は調整する姿勢を示しましょう。
転職先を決めておくとはいえ、入社日まで確定して「○日から働くので、それまでに辞めます!」と一方的にいうのは、トラブルのもとです。繁忙期などが重なっていれば、これまで一緒に働いてきた人たちに迷惑をかけることになります。
先ほどもお伝えしましたが、次の会社には「1ヵ月後を目安に勤務開始できると思います。具体的な日時は、退職日と調整させてください」と答えておき、退職意思を伝える際に具体的に取り決めましょう。
仕事を辞める際は適切なタイミングを選ぶことも重要で、時期を間違うと金銭的な損をしたり、円満退職ができなくなったりする可能性があります。
できる限り、以下のタイミングで辞めることが賢明です。
それぞれ詳しく説明します。
年度末・年末などキリのよいタイミングは、スムーズに辞めやすいです。
なぜなら年度の区切りは人事異動や新卒の入社など、人の動きが多くなり、引き継ぎなどもおこないやすいからです。
また、特に1月〜3月の年度末は転職市場の求人数も増え、他の時期と比べて転職活動がしやすいメリットもあります。
転職活動にかかる期間は3ヵ月を目安
転職活動にかかる期間は3ヵ月が目安です。
引き継ぎの期間なども考慮すると、年末にかけて転職活動を開始し内定先を決め、年度末(3月末)で退社、4月から新しい仕事が始められるスケジュールが理想的です。
ボーナス支給後のタイミングで辞意を伝えるのが、金銭的にはもっとも得があります。
ボーナスが支給される前に辞めると、受け取る権利があるお金をもらえなくなりますし、辞意を伝えるタイミング次第では、支給額が減らされてしまうことも考えられます。
金銭面の損失をできる限り減らすなら、退職の意思表示は、ボーナス支給後が最適です。
閑散期や大きなプロジェクトが終わった時期は、一年のなかでもっともスムーズに辞めやすい傾向にあります。
社内も比較的落ち着いており、引継ぎ業務などもおこないやすい状況にあるからです。
反対に、繁忙期や大きなプロジェクトの途中、人事異動直後はなるべく避けるべきでしょう。
退職を視野に入れつつも、行動に移すか迷っている方向けに、「辞めるべきかどうかの判断基準」を解説します。
前提として、退職は主に2種類あります。
あなたが退職を考え始めたきっかけがどちらかによって、それぞれ「退職すべきか(今してもよいものか)」の判断基準は異なります。
「今の職場で働き続けるのは無理そう」と悩む理由は、以下のようなものがあります。
よくある悩み一覧
どれかに該当する方は、これから解説する内容をもとに転職すべきかどうかが正しく判断できます。
悩んでいる状態が6ヵ月以上続いているなら、転職をおすすめします。
職場での不満・悩みが理由で転職をする際、まずその不満・悩みが「一時的なものかどうか」で考える必要があります。目安として6ヵ月以上続くなら、解決の見込みはないと判断できるからです。
例えば、人手不足で残業時間が増え、負担が増大していても、繁忙期など一時的なものであれば6ヵ月以上続くことはありません。
これに対して、いつまでたっても今の状態が続くようなら「人員を増やすつもりがない」「労働環境を改善する予定がない」など、職場に改善の見込みはないといえます。
今の不満・悩みを明確にし、それがが6ヵ月以上続いているかを一つの目安として判断しましょう。
体調やメンタルに異変が生じている場合は、速やかに転職するのがおすすめです。
要注意なストレス症状
実はこれは、心の病気の初期症状と言われている症状です。(参考:厚生労働省『こころの病気の初期サインに気づく』)
この状態を放置し、無理をして働き続けるのは危険です。心身の状態が悪化してしまえば、身体を壊して会社を辞めることになったり再就職が難しくなったりと、あなたの人生・キャリアにマイナスな影響を与えます。
月40時間以上残業する状態が続くようなら、転職をおすすめします。かなりハードな環境といえるからです。
一般的な残業時間の上限は、原則として月45時間と決定されています。これは労働者の健康面に影響が出る懸念から労働基準法によって取り決められています。
(時間外)労働時間が⽉45時間を超えて⻑くなるほど、業務と脳・心臓疾患の発症との関連性が徐々に強まるとされている
引用:時間外労働の上限規制
月45時間以上残業している=1日2時間以上の残業が毎日ある方は、転職を前向きに検討してみてもよいでしょう。
自分の力で改善できない悩みの場合は、転職を検討するのがおすすめです。
例えば、人間関係の問題、企業の制度(人事制度、給与体系など)の問題は、自分ではどうすることもできません。この場合は、環境を変えるのがもっとも現実的な手段です。
一方、自分で改善の余地がある場合は、いったん今の職場で仕事を続けてみる方がよいでしょう。
なぜならスキルや知識・経験が十分でない状態では、転職活動自体がかなり長引くからです。希望の条件に沿う職場に転職できる可能性は低くなります。
このように「自分の力で改善できるかどうか」という視点も欠かせません。
職場に相談できる人が誰もいないなら、転職を前向きに検討してもよいでしょう。
職場に何でも話せる人がいるかは意外と重要で、そういった存在が一人でもいれば労働環境が多少きつくても乗り越えられたりするものです。
しかし気を許せるような人がいないなら、悩み事も相談できず、フラストレーションはたまり続けます。というより、そのような職場は人間関係の悪い殺伐とした環境になりがちです。
積極的な転職を考える理由は、以下のようなものがあります。
積極的な転職の例
どれかに該当する方は、これから解説する内容にもとづいて考えると、転職すべきかどうかが正しく判断できます。
転職後のビジョンに具体性があるなら、積極的に転職をおすすめします。
ビジョンの具体性とは、「転職してこういうことがしたい」と理想が明確であることです。
「何をするか」がしっかりと言語化できている状態なら、転職活動の方向性も明確になり、失敗する確率もグッと低くなるでしょう。
これに対して、「なんとなく今の仕事に飽きたから」「イマイチやりがいがないので、とりあえず求人を探してみる」などの理由の場合、思わぬ失敗を招きます。まずは転職後のビジョンに具体性があるかどうかチェックしましょう。
コンフォートゾーンを抜け出す負荷を許容できるなら、転職をおすすめします。
コンフォートゾーンとは、「居心地が良くて安心感のある状態」のことを指します。わかりやすくいうと、「残業時間は少なく、人間関係もそう悪くない。特に不満はなく、毎日働けている状態」です。
「今の自分よりさらに成長したい!」方は、あえて厳しい世界に飛び込む必要があります。
ただし、コンフォートゾーンを抜け出すにはそれなりのリスク・負荷がかかります。
「このような負荷を許容できるか」を今一度考え、それでも自分を高められる場所に転職したい場合は、転職活動を始めてみましょう。
今の職場で5年以上勤務経験がある方で、キャリアアップを考えているなら積極的な転職をおすすめします。
中途採用は基本的に即戦力を求められますが、スキルを客観的に判断する指標の一つとして、年数があります。5年以上の経験があれば、その職場で身につくであるスキルは一通り習得していると判断されやすいです。
言い換えると「経験年数5年未満」であれば、今の職場で経験を積むことを優先するほうがベターです。
本章では、仕事を辞めようか考えている方が疑問に思いやすいことに、まとめて解説しています。気になることは、ここで解消しておきましょう。
提出が必要と言われたときだけ退職届・退職願を出します。
必要ない場合は、特に書類を作成したりする必要はありません。
退職後は以下の書類が会社から送付されます。
受け取る書類一覧
次の仕事が決まっていない人は、(1)と(2)を持参してハローワークに向かい、失業保険受給の手続きをおこないます。
また健康保険証は退職時に返却するので、仕事を辞めたあとは市役所に行き、「国民健康保険」に加入する必要があります。
年金は、会社の厚生年金ではなく国民年金に切り替わります(年金機構から納付書が送付されるようになる)。失業中の方は支払いが免除されるので、申請しておくとよいでしょう。
最低でも、3ヵ月間は無収入で生活できる貯金は必須です。失業保険の受給までに、2ヵ月半ほど空いてしまうからです。
理想は、半年~1年分の貯金があるのが望ましいでしょう。
また、転職が決まって辞める場合も、2か月分の貯金は必須です。次の会社の給与振り込み日によっては、1ヵ月程度無収入になる可能性があるからです。
極力おすすめしません。意図がうまく伝わらず、スムーズに事が運ばない可能性があるからです。
そもそも退職の意思を伝えても、引継ぎなどを行わなければならないので、いずれにせよ上司や同僚と顔を合わせることになります。メール・ラインだと上司からの心象も悪くなり、気まずい思いをすることになります。
退職の意思を伝える際に、これまでの感謝を伝える意味でも(円満退職に欠かせない)、極力対面で話す場を設けてください。
法律上は可能です。
雇用の期間に定めがないときは、解約(=退職)の申入れから2週間が経過すると雇用契約が終了する(民法第627条第1項)。
ただし、2週間前となると引継ぎなどで相当バタバタするはずで、当然上司からの心象も悪くなります。なので、当サイトとしては、最低でも1ヵ月前には伝えることを推奨しています。
また、契約社員などで雇用期間に定めがある場合、「1ヵ月前までに申し入れ」と明記されていることがあります。この場合、規則に従わなければならないので、2週間前に言っても退職できません。
経済的な事情が理由であれば、話し合いの余地があるでしょう。(子どもの教育費などの問題で、配偶者に反対されるなど)
しかし、なんとなくで反対されている場合は、自らの意思を貫いたほうがよいです。特に親世代の価値観と、近年の転職市場はずれが生じていることもあります。
例えば、転職は今やあたり前の時代となっています。1990年代前半の転職者数は250万人ほどでしたが、最新の調査(2019)では351万人にまで増加していることがわかっています。過去20年で、1.4倍にまで増えました。
このように、反対の背景には世代間のギャップなどがあることも考えられるので、意見として聞いたうえで最終的な判断は自分でしましょう。
まずは、なぜ辞めたいのか整理してみることから始めましょう。
次の就職先を選ぶ軸を明確にでき、同じような悩みに陥る可能性を回避できます。(例えば給与に不満があるなら、次の仕事選びでは給与・福利厚生を重視するなど)
「今の仕事の何が不満なのか」「どういう仕事であれば続けられそうか」を一度見つめ直してみてください。
場合によっては、「辞めなくても解決できる問題だ」と気付くことがあるかもしれません。
辞めたい理由が「部署の人間関係が問題」や「業務内容が問題」などの場合、社内環境を変える(部署異動など)ことを通して解決できるケースがあります。
部署異動や上司・人事への相談などで解決できない場合は、仕事を辞めることを前向きに検討しましょう。
「辞めたい理由が漠然としている」という方は、下記のように「悩み」や「どうなれば満足できるのか」を紙に書き出してみることをおすすめします。
一見面倒に思えますが、こうして手を動かして紙に書き出してみることで、頭の中のモヤモヤがなくなり、客観的かつ冷静に、現状を見つめなおすことが可能です。
会社名を伝える必要はありません。
「○○業界の会社です」とだけ端的に回答しましょう。
仕事を辞めるうえで「上司になんと伝えよう」「入社と退社のスケジュール調整が難しい」など悩みはつきものです。
仕事を辞められない方は転職エージェントの活用をおすすめします。
転職エージェントとは、転職相談に乗ってくれて、求人探しから面接対策まで、幅広いサポートを無料でしてくれる『人材紹介サービス』のことです。
メインは求人探し・選考対策ですが、実は「内定後のサポート」に力を入れているエージェントも多いです。
例えば、内定先企業との調整もおこなってくれるので、社内の事情でどうしても退職日をずらせなくなった場合でも柔軟に調整を試みてくれます。
また転職エージェントは、キャリアヒアリング(キャリアについての相談)もおこなってもらえるため、「仕事を辞めるべきかどうか決意できていない」方でも問題なく利用できます。
数ある転職エージェントのなかから、以下の3点を基準に、「総合評価の高い転職エージェント」をピックアップしました。
転職を前向きに考えている方は、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェント利用のメリット
また、大手企業の求人は、一般的な転職サイトで見つからなくても、転職エージェント経由で非公開求人(エージェント利用者のみ応募できる求人)として募集されていることも多々あります。希望条件を伝えておけば、募集が開始されたタイミングでいち早く知らせてもらうことも可能です。
本章では、大手エージェントの中から特に求人数の多いサービスを厳選して紹介します。
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総求人数 | おすすめの年代 | 現在の年収目安 | 特徴 | 提案力 | サポート力 | 支社 | |
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314,086 | 20代後半~50代 | 300~700万円 | ・総求人数No1 ・業界最大手で実績豊富 |
◎ 4.2 |
○ 3.9 |
東京・北海道・宮城・栃木・埼玉 千葉・神奈川・静岡・愛知・京都 大阪・兵庫・岡山・広島・福岡 |
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132,360 | 20代後半~50代 | 300~700万円 | ・求人数が多い ・地方の転職にも強い |
◎ 4.0 |
○ 3.6 |
東京・北海道・宮城・神奈川・静岡・愛知 大阪・京都・兵庫・岡山・広島・福岡 |
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60,105 | 20代前半~30前半 | 250~500万円 | ・若年層向けサポートが好評 | ○ 3.8 |
◎ 4.2 |
東京・神奈川・北海道 宮城・愛知・京都 大阪・兵庫・福岡 |
求人数は2021/12時点
※求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因で変動します。「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」というわけではないので注意してください。
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2022~2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
仕事を辞めるときに知っておいていただきたいポイントを紹介してきましたが、いかがでしたか。
大切なことは、辞めたいからといってすぐに辞めるのではなく、しっかりと準備をしたうえで辞めることです。
まだ、辞めていいか判断できていない、転職先が決まっていない方は転職エージェントに相談するところから始めましょう。
退職は人生を変える決断です。決して焦らず、怖がらず後悔のない選択をしていただければと思います。
「会社を辞める手順を知りたい」
「円満に会社を辞められる方法が分からない」
と考えていませんか?
会社を辞める際は、以下のステップに従って手続きを進めれば、円満に退職できます。
また、「会社を円満に退職できるか」「金銭的に損をしないか」どうかは、タイミングや理由の伝え方によって左右されるため、正しい方法を知る必要があります。
そこでこの記事では、転職のプロとして数多くの方の退職をサポートしてきた私が、自身の経験をもとに、会社を辞める時に必要な知識を紹介します。
履歴書を作成していて
「手書きで書くべき?」
「パソコンで作成しても問題ない?」
と悩んでいませんか。
結論からいうと、パソコン・手書きどちらで書いても問題ありません。
採用担当者への調査では、「どちらでも構わない」と回答した企業が最も多数を占めています。
ただし、「手書きの方が良い」という意見もあるため、迷った場合は応募先への熱意を伝えるためにも手書きで書くのも良いでしょう。
今回は、多く転職サポートをしてきた筆者が、手書きかパソコンかを判断するポイントと、採用担当者に好印象を与える履歴書の書き方について、以下の流れでご紹介していきます。
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「人間関係のストレスでつらい」
「夜勤で残業続きで辞めたい」
患者の命を預かる責任の重さや緊張感から1度はつらい、辞めたいと感じた経験があるでしょう。
この記事では、転職経験のある看護師100人にアンケートを取った結果を踏まえて解説していきます。
最後まで読むと、多くの看護師が辞めたいと思う共通の理由や辞めるか否かの判断基準がわかるでしょう。
ぜひ最後まで目をとおしてみてください。
多くの看護師が辞めたいと思う要因は以下のとおりです。
日本医労連の「2023年看護職員の労働実態調査」によると、8割の看護師が辞めたいと感じながら働いています。
〔出典〕日本医労連:「2023年看護職員の労働実態調査」より作成
過去には辞めたいのは甘えだと思われた時代がありました。しかし現在は仕事への価値観が多様化し、転職が普通の時代になっています。
したがって、別の職場で看護師を続ける、もしくは看護師を辞めるのも正解の時代です。
キャリアセオリーで100人に聞いたアンケートから、看護師が辛い・辞めたいと思う悩みをランキング形式でみていきましょう。
〔出典〕Career Theory編集部によるアンケート調べ,2021年4月.
辞めたい理由のトップが、人間関係の悩みです。
人間関係が悩みの要因になったのは、以下の背景があります。
例えば、看護師として働いていると以下のようなストレスを感じます。
したがって過酷な労働環境と感情を抑えて働くつらさがあるため、多くの看護師がストレスを抱えています。異動や転職をしない限り、人間関係は変わりません。人間関係に限界を感じた方は、ぜひ転職を検討しましょう。
看護師間で派閥があり、どちらにも属していないと仲間外れのような扱いにされてしまい、いじめられてしまうところです。
仲間外れにされるのはいいのですが、いじめられると仕事に支障が出てしまうので、仕事でミスをしてしまうことが多かったのがつらかったです。
人間関係が悪かったときです。
初めて就職した病棟では、とても人間関係が悪かったです。
お局さんからの新人いびりは当たり前で、上司も庇ってくれず、慣れない環境での初めての仕事だったのでとてもトラウマになっています。
今でも転職するときは人間関係を重視してしまいます。
看護師を辞めたいと思う原因は人間関係が一番だと思います。
集団での勤務なので、どうしても苦手な人、怖い人などと一緒に仕事をしないといけません。
関わらずに仕事ができれば苦労はしませんが、報告・連絡・相談が重視されます。
そういったことを避けて仕事したいときに辞めたいなと思います。
看護師の仕事は、他者の協力と報連相なしにはおこなえません。
苦手な人と関わらざるを得ない場面も多々あります。
辞めた理由で次に多かったのは、労働環境が合わなかったことです。
看護師の多くは、残業が多くて日勤と夜勤を繰り返す生活についていけなくて辞めています。夜勤は日勤に比べて勤務時間が長くて人員が少ないです。
したがって、緊急時に対応できるか不安で眠れない看護師もいます。
他にも残業が多くて負担が大きいと感じた看護師もいました。実際、日本医療労働組合連合会の「2017年看護職員の労働実態調査結果報告 」をみると看護師の半数以上が残業していて、残業が常態化しているのがわかります。
〔出典〕日本医療労働組合連合会:2017年看護職員の労働実態調査結果報告
残業や夜勤による生活リズムの変化で、体調に異変を感じて休職や退職する看護師もいます。もし、体調に異常を感じたら職場に相談して休むようにしましょう。
とにかく夜勤がつらかったです。
月に4〜5回の夜勤で生活リズムを整えるのがたいへんでした。
生活が戻った頃にまた次の夜勤がきます。
また、常に人が足りない状態で業務をしているので、仕事を夜勤などに渡したりもできないため、残業が当たり前にあります。
明日に回せる仕事がほぼない、仕事が終わる直前に患者さんに何かを頼まれれば終わるまで帰れないなど、平日仕事後にプライベートの約束が基本難しかったです。
残業が多く、心身の疲労を十分に回復できないまま勤務が続いたときです。
17時の退勤時間で0時以降まで残業しなければならないときもありました。
命に関わる仕事なので、集中力も大事ですし、自分の心の状態も業務に影響するのでやめたいと思いました。
ミスや失敗を繰り返して、辞めたいと思う看護師も多いです。理由は、以下のように考えるからです。
ミスをしたときは原因を明らかにして、再発防止を職場での共有が重要です。1人で悩まず、同僚や上司に相談しましょう。
ミスをしたときに、毎回このままでいいのかと自信をなくしていました。
特に病棟でのミスは、かなりきつかったです。
夜寝ることができなくなることもありました。
それだけ、ストレスがマックスになっていることがありました。
看護師1年目のとき、患者の異変に気付いていたのに医師にすぐ報告するべきなのか、様子を見ていいのか悩み、急変の対応が遅れてしまいました。
当時はまだ、こんなことを言ったら医師に怒られるんじゃないかと思ったり、先輩にも相談できませんでした。
自分の失敗が頭から離れず、働くのが嫌になったことがありました。
看護師は患者から感謝だけでなく、心ない言葉を浴びることも多いです。
看護をしても報われないと感じて、モチベーションが低下していきます。結果、辞めるか悩む人もいます。
前述したとおり、前職では認知症患者さんが多かったので罵声・暴言は正直当たり前でした。
なかには車椅子で後ろからぶつかってきたり、突然殴りかかってきたりする方もいたので、なんでお世話をしているのに、こんなことをされなければいけないのだろうと思っていました。
看護師の業務内容が合っていないと感じて辞める人もいます。
看護師は患者の命を救える一方で、死と向き合う職業です。その結果、プライベートで悲しい気持ちを切り替えられず退職するケースもあります。
患者様の終末期に関わる場面が続いたときです。
自分が勤務してるときに急変が続いてしまったり、死後処置などに入ることが増えたとき、気持ちが沈み、悲しくなることが多くありました。
気持ちの切り替えができるようになるまで時間もかかり、辞めたいと思うことがありました。
ストレスで体調に異変を感じて退職する看護師もいます。責任感が強い場合、少しの体調不良でも我慢して働きがちです。
しかし我慢して働き続けると、体調が悪化して日常生活にも支障が出始めます。限界を感じたら、職場に相談しましょう。
体調が悪くなり、辞めたいと申し出ました。
しかし、人の補充をしてからと言われてしまい、なかなか補充がなく辞めることができませんでした。
どんどん体調は悪くなるばかりで夜眠ることもできなくなり、精神的にも追いつめられる感じがしました。
看護師や患者だけでなく、医師との関係性に悩む看護師もいます。なぜなら、医師の指示で医療行為をする立場だからです。
高圧的に接する医師もいて、看護師のなかには理不尽なことも従うしかないと感じている人もいます。
その結果、相性が合わずつらいため退職するケースが多いです。
患者の主治医以外の医師が患者の治療に関していろいろ口出しをしてきて、それが主治医の方針と異なるもので、主治医と主治医以外の医師で衝突したときです。
主治医は自分の指示に従えと言うし、主治医以外の医師も自分のやり方に従えと言って、どちらの指示に従えばいいかわからなくなりました。
医師に罵声を浴びせられたときです。
かなり理不尽な理由でした。
忙しいためピリピリした雰囲気が漂う職場でした。
医師も人間なのでしょうがないとは思いますが、業務以外のストレスをこうむることは避けたいと感じました。
患者の容態が急変して死に直面したとき、命を守れるかプレッシャーを感じて辞める人も多いです。
新人や若手時代は患者の容体が悪化しても何もできないこと、中堅以降はリーダーになって責任を持つプレッシャーで悩みます。
もしプレッシャーで眠れず気持ちを切り替えられなくなったら、職場に相談して休養を取りましょう。
新人の頃、初めて受け持った患者が亡くなったときです。
患者が怖くて離れたくなって、もう看護師は向かないと思いました。。
命を預かることが怖くて、離職しました。
夜勤時の患者の急変への対応ができるのか、何年たっても不安でした。
自分のせいで命を救えなかったらどうしようと、夜勤前はまったく眠れませんでした。
神経をすり減らしながら働いているのを実感していました。
ずっと交感神経が活発でオンオフを切り替えられませんでした。
看護師が辞めたい理由は、置かれた状況でも変わります。
第3章では辞めたいと思う理由を年次・立場と職場別で紹介するので、ぜひ参考にしてみましょう。
はじめに、年次・立場別で辞めたいと思う理由です。
それぞれ説明していきます。
新人や経験が浅いうちは、自分のミスや仕事のできなさに悩む人が多くいます。
看護師になって1〜3年目は、仕事のできなさに悩む人が多いです。理由は経験が浅く、先輩から指導される日々を送るからです。
先輩は成長を願って指導しますが、なかには行きすぎた指導になる人もいます。
また2年目以降は、同期と比較して「自分は看護師に向いていない」と思いやすい時期です。先輩の看護師のサポートも減少するため、不安が解消されないまま自立を促された結果、悩む人もいます。
看護師2年目の頃、辞めたいと強く思ったことがありました。
やはり毎年辞める看護師も多く2年目にしてさまざまな業務を任されることになったのですが、知識も技術もついていかずミスを連発してしまい先輩からも怒られ続け、加えて夜勤回数も多くなり身体的精神的に追い詰められてしまったからです。
仕事に慣れて独り立ちすると、違う悩みがあります。具体的には、責任がある立場になって初めてわかる悩みができることです。
自分の業務だけでなく、チームのフォローや医師・他職種と連携を取る機会も増えます。
またプリセプターの場合、新人との関係で悩む人が多いです。新人の成長が遅いと、他のスタッフから報告されて自分の指導で悩むことがあります。
リーダー業務がもっともたいへんでした。医師とのコミュニケーションがうまくいかず苦痛でした。医師が快く聞いてくれるタイミングを見計らうのはとても難しいです。
また、メンバーの看護師に指示を出すのも苦手でした。
自分で動いてしまうほうが楽ですが、それではチームが回らないのです。
10年目以降は副主任や主任など、中間管理職に就く人もいます。しかし、悩みは尽きません。
スタッフで業務をこなしていたのが、役職に就くことで病棟の運営や人材育成に関わっていく立場になります。
したがって、業務量が増えて負担に感じる人が多いです。運営と現場の板挟みのような立場になるため、師長や看護部、現場の考えが合わないこともあります。
仕事以外で、プライベートで悩む人もいます。例えば子どもがいる場合、以下のことで悩む人が多いです。
一方で妊娠をきっかけに退職を考える人もいます。看護師の現場はおむつ交換や移乗など、力仕事が多くて感染症のリスクが高いです。
また日本医療労働組合連合会の「2017年看護職員の労働実態調査結果報告 」をみると、マタニティハラスメントを受けた人もいて、妊婦が働きにくい環境も存在します。
〔出典〕日本医療労働組合連合会:2017年看護職員の労働実態調査結果報告
看護師の仕事は、科や職場で業務内容が変わります。職場でたいへんさが違うため、辞めたいと思う理由もさまざまです。
それぞれ説明していきます。
急性期病棟だったため、毎日患者さんの入れ替わりが激しかったです。
そのため、出勤してから情報収集をしていると申し送りも理解できないので、一時間前には出勤して前残業をしていました。
夜も残業が当たり前だったのと、前残業は手当がつかなかったので精神的にも身体的にもとても辛かったです。
急性期病棟は、患者の情報収集から苦労します。理由は、在院日数が短く患者の入れ替わりが激しいからです。
急性期は病状が変化しやすいため、昨日見ていた患者も今日は状態が変わっていることもあります。
また1人の患者におこなう医療行為が多く、業務の負担も大きいです。時間外労働も当たり前の職場が多いため、忙しさで辞めたいと思う人がいます。
小規模でスタッフの人数が少ないクリニックは休みが取りにくいです。
大規模な病院は1人か2人くらい休んでも他のスタッフがなんとかフォローしてくれることが多いですが、クリニックは基本的に少人数体制のため、1人休むだけでも仕事が回らなくなってしまうので。
業務自体は慣れですね。
多くのクリニックは少人数で業務を回しています。したがって、欠員が出たときの業務負担は病棟よりも重いです。
人間関係も閉鎖的で育児や体調不良で休みがちになった結果、退職を検討する人がいます。
看護師1人で夜勤は300人をみなければいけないことと緊急時の判断を委ねられること、医師がいないなかで介護士と連携や救急隊と連携を取らなければいけないこと、アセスメント次第では命を守ることができなくなること。
また、看護師が夜勤にいないときはオンコール対応だったため緊張しながら寝たことや寝起きでも迅速な対応をその場にいないが行わないといけないこと。
介護福祉施設は医師が常駐しておらず、少人数の看護師で利用者を担当します。吸引や注射などの医療行為で失敗したら、代わりの看護師がすぐにサポートできる環境ではありません。
医師がいない現場だと、看護師が介護士に指示を出すときもあります。
したがって、利用者の命が自分にかかっていることにプレッシャーを感じて辞める人もいます。
手術室は清潔操作のため、ガウンや帽子を着用しなければならず、疲労感が高かったです。また、長時間にわたる手術や、緊急手術で、立っている時間が長く、いつも足がむくんでいました。
手術中は緊張感のある空気感で、心身ともに疲労します。
医師によっては手術中に怒ったり機嫌が悪くなることがあり、周りはとても気を使いました。
手術室にいる看護師は、医師と連携する場面が多いです。医師へ器具を渡す器械出しと記録の作成などをおこなう外回りに分かれて、手術のサポートをします。
なかでも器械出しの場合、医師とのコミュニケーションに悩むことが多いです。手術中に間違った器具を渡すことやタイミングが合わないと、怒鳴る医師もいます。
手術が終了するまで辛い空気に耐えなければならず、医師との連携の難しさから辞めたい人が多いです。
未熟児ばかりを担当しているため、体調の急変は日常茶飯事で、気が休まる時間はありません。
ちょっとした顔色の変化にいち早く気付いて処置をしなければ、小さな命は亡くなってしまいます。
また、どんなに最善を尽くしても、残念な結果になることもあり、やりきれない気持ちでいっぱいでした。
体力的な負担に加えて、常に神経を張り巡らせていたので精神的な負担も多く、たいへんでした。
NICUには、気が抜けない緊張感があります。理由は早産児や低出生体重児が入院して、かつ急変する可能性があるからです。
NICUの看護師は、両親にも気を配らなければなりません。ナーバスになっている両親も多く、言葉を選んでコミュニケーションを取らないとトラブルになるケースもあります。
また、一生懸命ケアした赤ちゃんが亡くなり、精神的な負担が大きくて辞める看護師がいます。
保育園の看護師は、保育士や保護者との関係に悩んで辞める人が多いです。乳幼児クラスに入って園児の世話もしますが、専門外の業務に戸惑っても丁寧に教えてもらえないことや厳しく指導されることがあります。
また怪我や体調不良になったことを報告した結果、親からクレームが来た話も珍しくありません。クレームの対応をする状況に嫌気がさしてしまう看護師もいます。
患者との関わり方に難しさを感じて、辞める看護師がいます。理由は、患者の症状が要因でトラブルに遭遇しているからです。
精神科看護師が遭遇するトラブルの例
身に覚えがないことを言われ、ケアを拒否されることや暴力を振るわれると患者を診るのがつらくなります。一般科では起こらないトラブルに疲弊して、辞めたいと思う看護師が多いです。
4章では看護師を辞めたらどうなったか、実際の声を見ていきましょう。
はじめに、辞めてよかった2つのケースです。
看護師を辞めず職場を変えたら、悩みが解決したケースを見てみましょう。
それぞれ解説していきます。
救急外来での業務で当院をかかりつけにしている患者さんが救急車で運ばれてきた際や、外来診療の時間外に体調が悪くなり受診したい患者さんの受け入れをしていました。
急変時なので限られた時間のなかで医師の介助をしたり、患者さんや家族への対応をしたりと時間に追われるなかで判断に迫られる事が一番たいへんでした。
勤務時間の調整や帰宅後にも勉強会などで家を留守にする事が多くなるので子どもが思春期となり子育てとの両立を考えたときに難しさを感じ始めました。
勤務時間や休みの調整の相談に乗ってくれたからです。
また救急の受け入れがないので精神的にも負担が少ないと感じました。
クリニックは救急外来に比べると、患者の状態が落ち着いています。したがって、緊迫した状況がなく精神的な負担も減少します。
救急外来は残業が多くて、帰宅時間を読めないことも多いです。
一方でクリニックは残業が少なく、子育てや家庭と両立しやすいメリットがあります。
精神科の病棟なので今まで働いていた身体科の急性期とは異なりゆっくり患者様に関わり目を見て患者様のペースに合わせたコミュニケーション、ケアができるところです。
基本的にバタバタしたりしないため残業も少なく身体的、精神的疲労も少ないので働きやすく人間関係も良好です。
急性期の病棟は状態の変化が激しく医療行為が多いです。したがって看護師が忙しくなり、精神的な余裕のなさから職場環境の雰囲気が悪くなります。
一方で精神科は患者とコミュニケーションを取る分、医療行為が少ないです。精神的にも余裕が生まれて、職場の人間関係が良好になったケースもあります。
療養病院を選択したので患者の入れ替わりがほぼなく、患者さんとじっくり関わる時間が多く取れることが魅力です。
病状が安定している患者さんが多いので、仕事のスケジュールを立てやすく、その日に手をかけたい患者さんに時間を作ることができます。
時間がゆったりと流れているので気持ちに余裕を持って働くことができます。
急性期の病棟は患者の入れ替わりも激しいため、時間をかけて看護をするのが難しいです。
例えば外科病棟はクリニカルパスとおりのケアが多くて、ルーティンワークを時間をかけずにやる感覚になります。
一方で、療養型の病院は長期入院で状態で落ち着いている患者が多いです。したがってスケジュールに余裕があって、患者と関わりながら看護ができます。
仕事と家庭の両立がしやすい環境が整った病院へ転職してよかった声もありました。
妊娠して出産をしたためです。
子どもが産まれてからは残業の多く勤務時間が長すぎる病院では働けないと判断したためです。
院内託児所があり、子育てが落ち着くまでは日勤帯だけの勤務でも常勤として雇ってもらえたためです。
また、残業がほとんどなく、子育て世代の方や長く勤務されている方も多いと聞いたためです。
子育て中の看護師は、残業や夜勤がある病棟で働き続けるのは難しいです。
そこで、以下の環境で働ける病院をおすすめします。
子育て中の看護師が多い職場は、子どもの体調不良で休んでも寛容的な雰囲気があります。したがって、子育てが両立できる病院を探すのは大切なことです。
一方で、看護師から異業種への転職で解決する方法もあります。
なにもやりがいを感じられず、まったく別の職場に一度勤めてみようと思ったからです。
意外と計算やテストなどの作業は楽しいですし、フォローもしっかりしてくれるし、資格取得のサポートもしっかりしてくれる。
自分のスキルもあがるし、周りとのコミュニケーションもしっかり取れる。
天職かもしれません。
看護師から異業種に転職するメリットは以下のとおりです。
看護師が患者の立場で考えるように、異業種でもお客様や取引先の立場で考えて仕事をします。このように看護師で得た経験が活きるため、異業種に転職しても問題ありません。
辞めてよかった意見がある一方で、転職に失敗し後悔するケースもあります。
5章では、看護師が今の職場を辞めて後悔するケースを解説していきます。
それでは一つずつ見ていきましょう。
人間関係がつらくて辞めたものの、転職先でも人間関係に悩むケースです。たしかに転職したら、今の職場の人間関係から抜け出せます。
しかし、転職先の人間関係のほうがたいへんな可能性もあるでしょう。
転職しても人間関係で悩むのを防ぐために、以下の方法で調べておくのがおすすめです。
日勤だけの職場に転職したら、給与が下がったケースです。
日本看護協会の「2020年病院看護実態調査」をもとに計算すると、夜勤で働いた場合は平均で約4万円の夜勤手当が支給されています。
1回あたりの夜勤手当 | 月平均の夜勤回数 | 月の夜勤手当(概算) | |
---|---|---|---|
2交代制 | 11,286円 | 4~5回 | 45,114~56,430円 |
3交代制 | 準夜勤:4,154円 深夜勤:5,122円 |
8回 (準夜・深夜ともに4回ずつと仮定) |
37,104円 |
〔出典〕日本看護協会:2020 年病院看護実態調査.日本看護協会調査研究報告96,2021.
なかには夜勤から日勤だけの生活に変わって、生活水準を下げざるをえない人もいるでしょう。給与が下がっても満足な生活を送れるか、事前に収支を把握するのが大切です。
転職したら医療の質が低く、前の職場とギャップを感じて後悔するケースもあります。
例えば転職後に不満を感じる医療の質は、以下のとおりです。
転職後の不満につながる医療体制・設備に関する質の例
医療の質が低いと、やりたい看護ができずスキルが向上しません。医療事故や感染症を引き起こす可能性もあります。
したがって、病院のホームページや現場の実態を把握して転職を検討しましょう。
転職した結果、聞いていた待遇と働き方が違って後悔したケースも多いです。
違いが発生するのは、以下の理由があります。
応募や面接では就業時の条件を確認しましょう。口コミがあれば、聞いていた待遇と差異がないかのチェックも大切です。
辞めてよかった・後悔したケースを知ったうえで、今の職場を辞めるべきか悩んでいる人もいるでしょう。6章では、今の職場を辞めたほうがいいケースを5つ紹介します。
以下のケースに当てはまらないか、チェックしてみましょう。
以下、詳しく説明していきます。
体調やメンタルに異変が生じて日常生活にも支障がある場合,、退職を検討しましょう。理由は患者の命を預かる立場で、体調が万全でないと重大なミスにつながるからです。
体調やメンタルの状態に関して、チェック項目を一覧にしました。
1つでも当てはまると心身ともに限界を感じているでしょう。職場に相談して休職、やむを得ない場合は退職を検討しましょう。
職場環境が悪くて改善の見込みがない場合、退職を検討しましょう。理由は、職場環境が悪いと仕事のモチベーションが下がり、ストレスで体調不良になりやすいからです。
職場環境がいいかを判断するには、日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」をチェックするのがおすすめです。
夜勤・交代制勤務における勤務編成の基準(日本看護協会ガイドラインより)
- 勤務間隔: 勤務と勤務の間隔は 11 時間以上あける。
- 勤務の拘束時間:勤務の拘束時間は 13 時間以内とする。
- 夜勤回数:夜勤回数は、3交代制勤務は月8回以内を基本とし、それ以外の交代制勤務は労働時間などに応じた回数とする。
- 夜勤の連続回数:夜勤の連続回数は、2連続(2回)までとする。
- 連続勤務日数:連続勤務日数は5日以内とする。
- 休憩時間:休憩時間は、夜勤の途中で1時間以上、日勤時は労働時間の長さと労働負荷に応じた時間数を確保する。
- 夜勤時の仮眠:夜勤の途中で連続した仮眠時間を設定する。
- 夜勤後の休息(休日を含む):夜勤後の休息に関して、2回連続夜勤後にはおおむね 48 時間以上を確保する。1回の夜勤後もおおむね 24 時間以上を確保が望ましい。
- 週末の連続休日:少なくとも1ヵ月に1回は土曜・日曜ともに前後に夜勤のない休日をつくる。
- 交代の方向:交代の方向は正循環の周期とする
- 早出の始業時刻:夜勤・交代制勤務者の早出の始業時刻は7時より前を避ける。
〔出典〕日本看護協会:看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン,2013.p. 34
また、ガイドラインで過酷な勤務状況になりやすい項目を説明していきます。
仕事が終わって次の勤務まで時間が短い場合、労働環境が悪いと判断できます。理由は、回復しないまま次の勤務したら、疲労と集中力の低下でミスを引き起こすからです。
2019年には労働時間等設定改善法が制定されて、労働者の休息と生活時間の確保が目的です。
11時間空ける「勤務間インターバル」が努力義務で、日本看護協会の「2019年病院および有床診療所における看護実態調査報告書」では、8割の病院が勤務間インターバルを設けています。
したがって転職先が設けていない場合は退職を検討しましょう。
〔出典〕日本看護協会:2019年病院および有床診療所における看護実態調査報告書
「夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」では、夜勤は月8回以内が基本だと記載されています。したがって転職先で月9回以上の夜勤がある場合、労働環境が悪いと判断していいでしょう。
日本看護協会の「2023年 病院看護・助産実態調査報告書」では、3交代制で月9回以上の夜勤をしている看護師が約15%いることがわかっています。
〔出典〕日本看護協会:2023年 病院看護・助産実態調査報告書
無回答・不明を除く約75%の職場でガイドラインを守れているため、月9回以上の夜勤の場合は退職を検討しましょう。
夜勤時に仮眠時間を確保できないのは、労働環境が悪いと判断していいでしょう。仮眠は、疲労を回復させ集中力を維持するためにも必要です。
なかには患者の急変で仮眠を確保できないこともありますが、日本看護協会のガイドラインにも仮眠の確保は推奨されています。仮眠時間を確保できないのが続き、体調に異変が生じたら退職を検討しましょう。
職場でパワハラが横行している場合も、退職を検討しましょう。
厚生労働省によると、以下の3つに当てはまるとパワハラと認定されます。
職場においておこなわれる
- 優越的な関係を背景とした言動であって
- 業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより
- 労働者の就業環境が害される
これらすべてに該当するもの
〔出典〕厚生労働省特設サイト『あかるい職場応援団』|ハラスメントの定義,2023年10月21日閲読.
例えば、上司から大声で「早くやってよ!あなたって何をやらせても遅いね」と言われた場合、周囲も能力を発揮できなくなるためパワハラに該当します。
以下、パワハラの種類を細かく紹介するので、ぜひ参考にしてみましょう。
厚生労働省では、パワハラを6つに分類しています。
パワハラの種類 | 例 |
---|---|
①身体的な攻撃 | 殴る蹴るなどの暴行、物を投げる |
②精神的な攻撃 | 皆の前で罵倒する、「あの子は使えない」と悪評を流す |
③人間関係の切り離し | 集団で無視する、必要な連絡事項を伝えない |
④過大な要求 | 自分だけ業務量が異常に多く残業しても仕事が終わらない |
⑤過小な要求 | 雑用や看護助手の業務しかさせてもらえない |
⑥個の侵害 | 交際相手のことなど、プライバシーを必要以上に聞いてくる |
上記のいずれかに該当した場合、耐え続けると体調不良になります。職場に相談しても改善されないなら、転職を検討しましょう。
辞めるか悩んでいる状態が6ヵ月以上続いているなら、転職をおすすめします。理由は、6ヵ月以上も続いているのは解決の見込みがないからです。
例えば一時的な人手不足で看護師の残業時間が増えていても、同じ状況は6ヵ月以上も続きません。不満や悩みを明確にして、6ヵ月も悩んでいるかを目安に転職を検討しましょう。
職場に相談できる人が誰もいないなら、転職を検討してもいいでしょう。理由は相談できる環境があれば、たいへんな仕事も乗り越えやすいからです。
相談できないとストレスが溜まる一方なため、転職先を見つけることをおすすめします。
今の職場をもう少し続けるには、以下のコツを実践してみましょう。
それぞれ説明していきます。
看護師になって1年目〜3年目の場合、「まだまだ臨床経験が浅いだけ」と思えば働き続けられるでしょう。臨床経験が浅いうちは、ミスが多くて先輩の指摘で気持ちが落ち込みやすいです。
それでも経験していけばミスや指摘が減って、仕事のつらさが減っていくことがあります。臨床経験が浅くても転職できますが、経験が長いと転職活動の選択肢が広がります。
臨床経験が浅い場合の転職に興味がある方は、以下の記事を参考にしてみましょう。
人間関係を割り切れると、働き続けることができるでしょう。必要以上に仲良くせず、必要なやり取りだけで大丈夫です。
人間関係がうまくいかず転職するのもいいですが、どの職場にも苦手な人がいます。心理学では良好な人間関係を築く方法が確立されているため、ぜひ身に付けておきましょう。
円満な人間関係を築く心理学的テクニック
仕事を辞めたい原因がミスや失敗の繰り返しなら、改善の余地があります。
ミスや失敗をしたら、以下の2つを実行しましょう。
例えば、夜勤明けに患者へ薬を飲ませるのを忘れた場合を見てみましょう。
<状況>
深夜勤帯朝8時、朝食後に飲ませる予定の高血圧治療薬を飲ませ忘れてしまった。
カルテ上は実施のサインがあったが、日勤者が配薬ボックスを確認したところ残薬があり、ミスが発覚した。
<考えられる要因>
<対策>
インシデントレポートには考えられる要因を多く見つけて、対策の記載が重要です。
不安やプレッシャーは、ベテランの看護師でも感じるものだと考えましょう。新人や若手は、患者が急変したときの対応を多く経験していないため、不安や焦りで身体が動かないことがあります。
同様に、ベテランの看護師も患者が急変したとき、不安や焦りを感じます。
しかし急変した状況を多く経験しているため、不安やプレッシャーに押しつぶされるません。緊急時にどのような心構えがいいのか、経験から習得済みです。
また筆者の職場では患者が急変したときの勉強会を開催して、本番を想定した訓練をしています。
◆筆者の職場での急変対応に関する取り組み
心肺蘇生や気管挿管の介助、誰が医師に報告し救急要請するかなど役割を決めて、急変が起きたときにスタッフがどの役割でもできるようにするためです。
勉強会の担当はベテランやプリセプターはもちろん、若手や新人がおこなうこともあります。
人に教えるには、正しい知識を理解して自分の言葉で発信する力が必要です。
急変時の勉強会を新人や若手にも担当してもらうのは、勉強会の準備や実施を通して、より理解を深めてもらう目的があります。
急変時の状況を共有できるため、本番でも気持ちを軽くできます。
看護師を辞めたいと思ったら、まずは以下の6つのことに取り組んでみましょう。
辞めたいと思ったら理由を整理しましょう。辞めたい理由を解決する方法が他にもないか、判断するためです。
例えば大きな病院で人間関係で悩んでいる場合、別の診療科に異動すれば解決します。
転職して解決する場合、辞めたい理由を明確にすれば次の職場に求めることがわかるでしょう。辞めずに解決できるのか、転職しても後悔しないかを冷静に考えるのが大切です。
辞めたいと思ったらすぐ辞める前に、今後のキャリアを考えてみましょう。
見なおすところは以下の3つです。
辞める前にキャリアを考えることは、ライフプランまで見なおすきっかけになります。
看護師の仕事がつらいと思ったら、休養してリフレッシュするのもおすすめです。
おすすめのリフレッシュの方法は以下の4つです。
辞めたいと思いながら仕事をすると、精神的に追い込まれていきます。適度に仕事を休むことで、これからどうしていきたいか見えてくるでしょう。
夜勤や勤務内容が負担に感じる場合、働き方を変えられないか上司に相談してみましょう。職場によっては、常勤からパートになると日勤だけの就業やリーダー業務が免除されます。
勤務時間を減らせば、家庭やプライベートの時間を確保できるので休息の時間が増えます。経済的に困らないのであれば、職場での働き方を変えるのもおすすめです。
人間関係や職場環境に悩みがある場合、部署異動の希望を出してみましょう。ポイントは、伝えるときに不満や愚痴を言わないことです。
不満や愚痴を理由にすれば、他責にする人だと思われて異動の希望がとおらなくなります。人間関係がうまくいっていないこと、職場環境の改善したいことを相談しながら部署異動の希望をしてみましょう。
悩みはあるものの転職に踏み出せない方は、転職サイトのキャリアアドバイザーに相談してみましょう。転職サイトは求人探しから選考対策まで、転職活動をサポートする人材サービスです。
転職するか迷っている方も利用できて、以下のサポートをします。
求人数・求人の質 | インターネットに載せたら応募者が殺到してしまう「非公開求人」を紹介してもらえる。 |
---|---|
内部情報 | 働かないとわからない「人間関係」「職場環境」などの内部事情を教えてくれる。 |
テクニック (アドバイス) |
履歴書・職務経歴書の作成(添削)など、採用されるためのポイントを教えてくれる。 |
転職サイトの担当者が相談者に寄り添って、キャリアのアドバイスをします。看護師を辞めたあとの不安や転職をすべきか迷っている方は、ぜひ相談してみましょう。
退職すると決めたものの、経済的な不安がある方や、保険の手続きで何をすればいいかわからない方も多いでしょう。
第9章では、退職してもお金に悩まないコツを7つ紹介します。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
退職するのであれば、3ヵ月の生活費を用意しておきましょう。理由は、失業手当の支給が3ヵ月後だからです。
失業手当が支給されるまでのスケジュールは以下のとおりです。
<失業手当支給までのスケジュール>
失業保険に関して、さらに知りたい方は下記記事を一読してみましょう。
退職を検討するのなら、失業手当の支給対象に当てはまるか・どれくらい支給されるか事前に確認しておきましょう。
下記に失業手当の概要をまとめました。
失業手当の概要
<支給条件>
<申請先>
ハローワーク
<支給金額>
失業手当額は、離職前の給与の50〜80%ほどです。
参考までに、離職前の給与と失業手当の目安金額をまとめました。(離職時の年齢や給付率によって変動します)
離職前の給与 (月収) |
月々受け取れる失業手当 (目安) |
---|---|
15万円 | 11万9,000円 |
20万円 | 14万5,000円 |
25万円 | 16万5,000円 |
30万円 | 17万7,000円 |
35万円 | 18万3,000円 |
40万円 | 19万9,000円 |
※CASIO『生活や実務に役立つ計算サイト』にて25~30歳、被保険者期間5~10年で試算
<支給期間>
失業手当の給付期間は、雇用保険の加入期間によって、90〜150日の間で変動します。
端的に言うと、勤めていた期間が長い人ほど、より長い期間、失業給付金を受け取れます。
ただ、退職後すぐに給付金を受け取れるわけではありません。
失業手当の受給には、まず申請後7日間の待期期間があり、自己都合退職の場合は、その後さらに給付制限期間(自己都合退職なら2ヵ月)が設けられます。
そのため、その間の生活費は自分で工面しなければなりません。
雇用保険加入期間 | 1年未満 | 1年以上、10年未満 | 10年以上、20年未満 | 20年以上 |
---|---|---|---|---|
給付日数 | なし | 90日 | 120日 | 150日 |
退職は賞与をもらってからにしましょう。注意する点は、退職を伝えるタイミングを間違えないことです。
伝えるのが早いと、賞与が支給される前に退職を促されることもあります。
例えば6月に賞与の支給がある場合、以下のスケジュールで退職を伝えるのがおすすめです。
時期 | 動き |
---|---|
4月 | 転職する場合、転職活動開始 |
5月 | 転職活動 |
6月 | 転職先内定 |
7月 | 賞与支給 |
8月 | 退職 |
賞与をもらって退職するときのポイントを知りたい方は、下記記事も参考にしてみてください。
退職するときは、健康保険証の返却が必要です。
転職先が決まっていない場合、任意継続健康保険か国民健康保険の手続きをしましょう。
任意継続健康保険 | 国民健康保険 | |
---|---|---|
加入条件 | 退職日1日前を除き2ヵ月以上社会保険に加入していた人 | 他の保険に入っていない人 |
加入できる期間 | 2年間 | 条件を満たす限り |
加入方法 | 退職翌日から20日以内に書類を提出 | 退職翌日から14日以内に書類を提出 |
申請・問い合わせ先 | 各保険組合 | 市区町村窓口 |
保険料 | 標準報酬月額をもとに計算 2年間変わらない |
自治体による 前年度の所得や世帯人数、保有資産などから算出 |
ポイント |
|
|
どちらに入ったほうがよいかは、収入や扶養家族の有無で変わります。
自治体などの問い合わせ先に保険料の納付額を確認し、申請期間に遅れないようにしましょう。
退職時期で住民税の支払い方法が異なります。
どちらに該当するか確認しておきましょう。
住民税は、退職したあと次の職場が決まるまで個人で納付します。
退職するときは住民税の出費があることも覚えておきましょう。
退職後、年金の支払いを免除したい方は年金事務所に申請しましょう。申請すれば、年金の支払いは所得を考慮せず免除されます。
退職理由なども聞かれないため、時間をかけずに手続きが可能です。退職時の年金を詳しく知りたい方は、下記記事を一読してみてください。
奨学金の返済が残っている方は、返済方法を確認しましょう。指定された病院で働いて奨学金の返済が減額・免除になっていた方は、退職しても返済義務は継続します。
返済額や規定は病院で異なりますが、返済を一括で求めるケースもあるため注意が必要です。返済を分割払いに切り替えられる場合もあるため、規定を確認して上司に相談してみましょう。
退職はできるだけ円満にしたい人も多いでしょう。
10章では退職するコツを6つ紹介します。
一つずつ順番に見ていきましょう。
まず、辞めると決意したら退職時期を決めましょう。
円満に退職したい方は、以下の時期に退職するのがおすすめです。
看護師が退職しやすいとされるタイミング
一方で退職しにくいのは、年末年始やGWなど長期休暇です。看護師が少なくなっているため、欠員がでると職場に影響を及ぼします。
退職を伝える時期は就業規則を確認して、上司に相談しましょう。
退職時期を決めたら、まずは直属の上司に話をしましょう。
ポイントは以下のとおりです。
退職の意思は、曖昧な態度を見せないで伝えましょう。看護師は人手不足なため、一人でも退職すると現場の業務量が増えます。
したがって、退職を引き止めてくる上司もいます。
しかし引き止められたとき、考えなおすそぶりを見せないのが大切です。悩むと退職する時期が先になるため、退職を決めたら態度を崩さないようにしましょう。
退職理由を伝えるときは、すべてを正直に話す必要はありません。人間関係や労働環境が理由であるのを話すと、トラブルに発展して退職まで仕事がしづらくなるからです。
待遇面の不満を話すと「給料を上げる」「有給を取れるようにする」と返答されて、引き止めにあうこともあります。
退職理由で引き止めにくい理由は以下の2つです。
退職理由と伝え方のコツを知りたい方は、下記記事も参考にしてみましょう。
上司と話して退職日が決まったら、書面に残しておきましょう。口頭だけだと、上司が退職日を勘違いすることがあるからです。
退職日を覚えていなくて、「言った・言わない」のトラブルに発展しないように注意しましょう。
退職日が決定したら、退職届を提出しましょう。
職場で退職届のフォーマットがない場合は、下記内容を書けば問題ありません。
<縦書きの場合の退職届の構成と例文>
タイトル | 退職届 |
---|---|
書き始め | 私議 |
本文 | 一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもちまして退職いたします。 |
日付 | 令和〇年〇月〇日 |
所属部署と名前 | 看護部〇病棟 〇〇 |
宛名 | 医療法人〇〇 〇〇病院 院長 〇〇殿 |
退職届は、直属の上司の看護師長か看護部長に渡します。渡す相手が誰になるか、事前に確認しておきましょう。
業務の引継ぎや仕事道具の返却は、スケジュールに余裕を持っておこないましょう。引き継ぎ事項や道具の返却で漏れがないように、書面で管理するのがおすすめです。
引き継ぐ相手が決まっても、お互いに忙しくてうまく引き継げない場合もあります。引き継ぎ不足を避けるために、退職の1ヵ月前に引き継ぎが終わっているのが理想です。
有給休暇が残っている場合、計画的に消化するのがおすすめです。理由は有給休暇をまとめて取得すると、職場の人手が足りなくなるからです。
有給休暇は労働者の権利で病院側は拒否できませんが、時季変更権があります。
【時季変更権とは】
指定する日に休暇を与えると事業の正常な運営が妨げられる場合には、日にちを変更する権利
したがって一方的に有給休暇を申請せず、上司と相談して決めていきましょう。
退職してもすぐに働けるように、転職活動と並行して次の職場を決めておきましょう。
理由は、以下の3つです。
はじめての転職活動になる場合や臨床経験が短くて、転職活動に不安を抱く方もいるでしょう。
そこで、次章で紹介する転職サイトを利用するのがおすすめです。
看護業界向けの転職サイトから、以下を基準におすすめをピックアップしました。
転職サイト選定基準
上記を踏まえた結果、おすすめの転職サイトは以下の3つです。
それぞれ見ていきましょう。
『看護roo!』は、転職した看護師が多く利用している転職サイトです。登録者だけが閲覧と応募できる非公開の求人を多く保有しています。
条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望の求人を見つけられるでしょう。信頼と実績も十分で、面接で専任のスタッフが同行してくれるなどサポートが魅力的です。
運営会社 | 株式会社クイック |
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特徴 |
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おすすめの人 |
|
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数が多い転職サイトです。キャリアアドバイザーが病院や施設を取材をしているため、現場の情報を細かく把握しています。
したがって人間関係や施設の雰囲気、子育て中でも働きやすいかなど最適な提案をしてもらえます。LINEに新着求人情報が届いてキャリアアドバイザーに相談できるなど、気軽に転職活動ができるのも魅力的です。
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
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特徴 |
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おすすめの人 |
|
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する転職サイトです。数週間で内定を目指す「スピード転職」や数ヵ月で職場を探す「じっくり転職」など、求職者に合わせたサポートをしてくれます。
ゆっくりと考えたいのに連絡が煩わしい、早く転職したいのにサポートが遅いなどのミスマッチがなく、マイペースで転職活動を進められるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
特徴 |
|
おすすめの人 |
|
一方、看護師では仕事に転職を考えている方もいるでしょう。そこでおすすめの転職サービスは以下の3つです。
それぞれ見ていきましょう。
『リクルートエージェント』は、求人数が多い総合転職エージェントです。2023年10月時点で公開求人は約36万件、登録者のみ閲覧できる非公開求人は約27万件で合計約63万件以上の求人を扱っています。
無期雇用と4ヵ月以上の有期雇用の求人に転職した人が一番多かったこともあり、実績がある転職サービスです。サポートも充実しているため、転職を検討する人はぜひ登録しましょう。
『dodaエージェント』は、パーソルキャリアが運営する転職エージェントです。
2023年の「オリコン顧客満足度®調査」によると、20代で転職エージェントの顧客満足度が第1位でした。
〔参考〕2023年:オリコン顧客満足度®調査
提案力と求人数も多く、担当者の当たり外れが少ないエージェントです。30代以降向けや地方の求人も見つけやすいため、誰でもおすすめできる転職エージェントと言えます。
『マイナビエージェント』は、丁寧なサポートが特徴の20代向け転職エージェントです。求人数はリクルートやdodaに比べたら少ないですが、多くの求人が中小企業や第二新卒向けで占めています。
熱意のある若い担当者が多いため、20代の方におすすめの転職エージェントです。
最後に、看護師を辞めたい人のよくある質問を3つ紹介します。
ぜひ参考にしてみましょう。
どうしても職場を辞めさせてもらえないときは、以下の順で行動しましょう。
内容証明郵便とは、いつ・どのような内容の文書を、誰から誰に対して差し出したのかを郵便局が証明してくれる制度です。内容証明郵便で退職届を送れば、いつ退職届を職場に送り、いつ受け取られたのか証拠に残せます。
つまり確実に退職届が職場に届けられて、退職の意思を伝えられます。
内容証明郵便ですら拒否する職場があった場合、自力で退職するのは不可能を意味するため、労働基準監督署や退職代行サービスの会社に相談しましょう。
休職する場合の手続きは、以下の順番でおこないます。
休職中は最長で1年6ヵ月だけ傷病手当金が支給されます。手続きの注意点や傷病手当金の支給額に関しては、以下の記事も参考にしましょう。
転職してもすぐに辞めないコツは以下の3つです。
2章で紹介したとおり、辞める理由の第一位は人間関係です。初心に戻って謙虚に学ぶこと、同僚の考えを尊重して職場の雰囲気を良好に保つことを意識しましょう。
この記事では、看護師が辞めたいと思う理由や辞めるべきかの判断基準を解説しました。
看護師は複雑な人間関係や時間外労働の多さ、夜勤など、過酷な労働環境に置かれています。
したがって、今の職場だけでなく看護師さえ辞めたいのも無理はありません。
退職するか悩んでいる人は早く辞めたほうがいいか、それとも続けるべきかのどちらに該当するか確認してみてください。
そして、自分が辞めたい理由や今後のキャリアを考えて判断しましょう。
仮に退職を決意したら、以下の転職サイトを利用してみてください。
<看護業界での転職を考えている方>
<まったく違う仕事への転職を考えている方>
また転職活動の悩みと解決策は「看護師が転職前・転職活動中に抱える悩みをプロの目線でまとめて解決!」が参考になるでしょう。
あなたがよりいい決断を下せることを祈っています。
「病院やドラッグストアから調剤薬局に転職できるの?」と悩んでいませんか?
薬剤師転職のなかでは、調剤薬局への転職は比較的簡単な一方で、「年収がなかなかアップしない…」「職場の雰囲気が良くなく、もう一度転職を考えている…」と後悔する人はとても多いのです。
結論から申し上げますと、調剤薬局への転職自体は可能ですが、「求める境遇や環境への転職」にはコツがあります。
このページでは、転職コンサルタントとして数多くの薬剤師転職をアドバイスしてきた知見と経験をもとに、病院薬剤師の転職についてご紹介します。
続きを読む
と不安に思っていませんか?
外資コンサルティング業界は、秘匿性の高い業界のため、ほとんど情報が外部に漏れることがありません。非常に人気の高い業界ですが、いまひとつ内情まで理解できていない方が多いのではないでしょうか。
本記事では、現役でコンサルティング業界専任の担当者として今まで1,000人以上の方と面談をして、わかった外資コンサルへ転職する際に必要な4つのポイントと有利に進められる資格、働き方を解説します。
1,000人以上の方と面談をしてわかった、ここだけは押さえておいて欲しい上記のポイントを理解することで、外資コンサルティングファームに行くべきかどうかの判断がつくことでしょう。
狭き門の外資コンサルティングファームですが、転職時にはどのようなポイントで見られているのでしょうか。
実際に自分自身が選考の対象になっているのかどうか、まずはこのポイントを押さえておく必要があります。
上記4つのポイントを確認することで、選考の対象になっているかどうかを確認できます。
コンサルティングファームでは学歴を重要視しています。
なぜかというと、コンサルティングファームでは考えやアイデアを売る商売のため、商品はコンサルタント自身だからです。
物の商品を扱っている会社と異なり、コンサルタントの良し悪しで会社の良し悪しが決まってしまいます。
そのため、受験勉強を根気よく耐え抜き、結果をだした高学歴の方のほうが、確率論で成果を出せる方と見る傾向があります。
特に、戦略を考えていく戦略コンサルティングファーム(ボストンコンサルティングやマッキンゼーなど)は、学歴で足切りをおこなっています。
学歴を覆し、コンサルティングファームに入社する方法
戦略ファームは相変わらず学歴主義を貫いています。
しかし、総合系ファームは学歴の高い方を好まれますが、スキルを持っていれば入社ができるようになってきました。
具体的には、経営かITで特化したスキルを持っていることが条件となります。
学歴がなくても総合系ファームに入社できるスキル
採用と年齢はよく語られる内容ですが、コンサルティングファームと応募時の年齢はどのように関係するのでしょうか。
結論は年齢と経験にもよりますが、35歳が目安になってきます。その理由としては3つの背景があります。
コンサルティングファームは、基本的に労働時間が長い業界です。
ときには、2ヶ月間のプロジェクトで常に深夜2時、3時まで働く生活を強いられることもしばしばあります。
その忙しい仕事に耐えられる体力が非常に重要になってくるのです。
メーカーや金融など、役員クラスはほとんどが50代後半以上で構成されていると思いますが、コンサルティングファームでは40代で役員になることが多いです。
必然的に30代で部課長クラスになる方もいます。
実力主義の世界のため、早ければ30代で役員になる方もいるでしょう。
そのため、未経験でコンサルティングファームに入社される方は、プレッシャーも多く、ついていけない状況になってしまうことが予想されるので、採用する側も慎重になってしまう傾向にあります。
コンサルティングファームは考えを売る仕事のため、独自の手法やノウハウを駆使して、顧客に価値を提供しています。
その手法やノウハウを習得するには、ある程度の時間と吸収力が必要になってきますが、30代中盤以降になってくると、習得する時間も限られてきますし、仕事の型もある程度身についているでしょう。
そのため、企業側としても採用にリスクを感じてしまい、避ける傾向があります。
年齢的に適齢期を過ぎたが、コンサルティングファームに入りたい場合
実際、私は38歳未経験で外資コンサルティングファームへの転職をサポートさせて頂いた方がおります。
あくまでも参考であって、決して無理ではないのです。必要なのは経歴です。
では、外資コンサルティングファームではどのような経歴を求められるのでしょうか。
外資コンサルティングファーム内では、大きく「業界軸」と「業務軸」で専門領域が分かれております。
出典:アビームコンサルティング
例としてアビームコンサルティングの組織図をホームページからお借りしてきました。
アビームコンサルティング自体は国内系ですが、外資コンサルティングファームも同様の組織となります。
先ほど、学歴の項目で、専門領域のお話しをしましたが、「業界軸」か「業務軸」のどちらかで、一貫した強みを持っていれば、外資コンサルティングファームに入るチャンスがあります。
英語力の必要性は年々高まっています。理由は大きく2点あります。
採用の段階で英語が必ず必要という訳ではありませんが、持っていれば有利になることは間違いありません。
※TOEICの点数は目安です
外資コンサルの転職を有利に進められる資格を3つ紹介します。
一つずつ解説していきます。
MBAの資格は、コンサルの土台がつくられると言われています。
MBAはMaster of Business Administrationの略で、経営学修士号、また経営管理修士号と呼ばれる学位の一つです。
ビジネススクールで通常2年間の修士課程を修了すると授与されます。
MBAを取得すると、経営管理に関わることを体系的に学べます。座学やグループワーク、課外学習などの手法でビジネスリーダーに必要な知識と実践力を身につけられるでしょう。
外資コンサルの転職には、必ず取得しておきたい資格の一つです。
USCPAは米国の会計・税務の資格となっており、外資コンサルへの転職を有利に進められる資格の一つです。
外資コンサルは海外企業とも深く関わるので、米国の公認会計士の資格を取得しておけば、信用も厚く重宝されます。
また面接で資格の質問をされたときでも、米国公認会計士の資格があればインパクトがあり、面接官にも印象に残るでしょう。
そのため、USCPAの資格があれば転職を有利に進められます。
外資コンサルには英語力を求められる場合があるので、TOEICやTOEFLなどの資格があると転職を有利に進められます。
外資コンサルの業務は、海外本社とのやり取りやミーティングで英語でやり取りする場面が多いです。
英語をネイティブに話せる必要はありませんが、多少なりとも英語を話せると転職を有利に進められるでしょう。
画像のように、応募条件でTOEIC800点以上でないと、応募できない求人もあるので、積極的に取得しましょう。
外資コンサルには主に4つ種類があります。
4種類のコンサルティングファームを解説していきます。
また、各コンサルティングファームの大手企業も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
戦略コンサルティングファームは、クライアントが抱える課題に対して、改善・実行の道筋を立てて提案する仕事です。企業の全社戦略やM&Aの事業統合サポートをおこないます。
主要業務は「戦略立案」「DD」「オペレーション支援」などです。
戦略コンサルティングファームの大手企業は以下のとおりです。
総合系コンサルティングファームは、クライアントに対して、幅広くサポート・コンサルティングをおこないます。
業務の改善やシステム導入をし、企業の売り上げ向上のために、プロジェクト全般をワンストップでサポートします。
総合系コンサルティングファームの大手企業は以下のとおりです。
IT系コンサルティングファームは、クライアントに対して、ITを活用しコンサルをおこないます。
IT技術の導入やITで経営戦略をたてアドバイスをしたり、企業システムの改善や問題点を洗いだしたりして、経営の売り上げに貢献します。昨今では、IT技術が進んでいるため、IT技術の導入などで需要は高まっているでしょう。
ITコンサルティングファームの大手企業は以下のとおりです。
ITコンサルを詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
特化型コンサルティングファームは、一つの分野に特化して専門知識をつかっておこなうコンサルティングです。
業務内容は他の種類のコンサルと一緒ですが、製造業や医療に特化して業務改善をおこないます。専門分野なりの戦略があるため、実務経験を活かしたコンサルによってクライアントから信用を獲得できるでしょう。
特化型コンサルティングファームの大手企業は以下のとおりです。
結論からいうと、未経験の外資コンサルへの転職は難しいです。
理由は、選考基準が厳しいことと、採用枠が一般企業と比べると少ないことがあげられます。ですが、コンサルティングに転職するほとんどが未経験からです。
そのため、紹介した資格を取得している人や論理的思考ができる人は、未経験でも転職できます。
未経験に強い転職エージェントは「リクルートエージェント」です。
リクルートエージェントの求人数は業界トップで多くの転職成功実績があるので、未経験でも外資コンサルの転職を希望する人は登録しておきましょう。
この章では、外資コンサルタントの働き方にをお伝えします。
働き方を知っておくことで、転職後に後悔することが減りますよ。
コンサルタントは給与がトップクラスだが、仕事時間もトップクラスに多い職種です。
転職し、最初のうちは平均0時過ぎ、土日のどちらかは潰れる、位の覚悟が必要です。
その理由は2点あります。
それでは、どんな人でも忙しい生活をしているかというと、そうではありません。
過去お会いした、ある戦略ファームの20代後半の方は、年収1800万円を稼ぎながら20時頃には会社を出ているとのことでした。
では、なぜその様な働き方ができるのでしょうか。
早くランクアップする一番の方法は、早く能力をつけて、ランクを上げることです。
先ほどのある戦略ファームの方は、マネジャーレベルの方でしたが、そのランクまで上がると、ある程度自分で業務をコントロールできます。
逆に、アソシエイトやコンサルタントランクから上がれない方は、いつまでたっても仕事を振られて、業務に振り回されることになります。
この章では、外資コンサルティングファームの年収体系と年収を上げる方法をお伝えします。
日本企業と異なる部分も多いので、よく確認しておきましょう。
外資コンサルティングファームは、全業界の中でもトップクラスに年収の高い業界です。
では具体的に、どのような年収体系になっているのか見ていきます。
基本的に、タイトルと年収がリンクしている形態をとっています。
(出典:career incubation)
タイトルは会社ごとに異なりますが、だいたい同じ呼び方をしております。
細かく分けると、同じタイトルの中でさらにいくつか分類されているため、年収にも幅があります。
成果主義のため、実力がなければ年齢が高くなってもタイトルが上がることはありません。
年齢相応の成長がなければ、いづらくなってしまうのが現状です。
では、社内で順調にタイトルを上げ、年収をアップさせていくにはどうすればいいかをお伝えします。
コンサルティングファーム内では、常にいくつかのプロジェクトが動いています。
そのなかでも、成果を出しやすいプロジェクトと出しにくいプロジェクトに分かれます。
一番確実なのは、成果を出している上司に気に入られて、プロジェクトに誘ってもらうことです。
「そんなこと?」と思われるかもしれませんが、冒頭にも記載したように、コンサルタントはモノではなく考えを売る仕事です。
成果を出している方からノウハウを教えてもらうことが、一番の早道となります。
評価のされ方ですが、上司はもちろん、顧客からの評価も成績の対象となります。
プロジェクトは、3~6ヵ月程度の期間が決まっているため、その間に顧客とのリレーションを高めることが重要です。
そのために大切なことは、結果を出すことは前提ですが、どれだけ顧客のために身を粉にして考えてきたかです。
顧客も普段のミーティングや話合いの中で、担当のコンサルタントが一生懸命かそうでないかは見分けがついてしまいます。
問題解決を売るコンサルタントに、完璧な答えはありません。
限られた時間の中で、仕事に取り組んだ「姿勢」を非常に問われる仕事なのです。
外資コンサルの面接対策は、一般的な面接対策と一緒です。
【面接対策の例】
ただ、コンサルの面接は見られるポイントが他業種の面接と違います。
以上の3つがコンサルの面接では重要視されています。
論理的思考力は、志望動機や転職理由をとおして、整理して道筋をたてて答えられる必要があります。
コミュニケーション力は、面接官からの質問を瞬時に理解して、相手のリアクションをみながら話す内容を変えていくことが大事です。
また、コンサルティングには英語力は欠かせません。面接で英語の受け答えを求められることもあります。”書く”だけでなく”話せる”や”聞く”などもみられるポイントとなるでしょう。
面接対策について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
次に、外資コンサルに特化した転職エージェントを紹介します。
総合型では取り扱っていない外資コンサルの求人が多いので、具体的にどの外資コンサルに転職したいかが決まっていれば、今から紹介する転職エージェントに登録しておきましょう。
『ムービンストラテジックキャリア Consultant転職』は、コンサルティング業界に特化したエージェントで、元戦略ファーム出身者が多いため内部情報やコネクションで引っ張ってきた案件が多いです。
レジュメの添削はもちろん、コンサルティング業界特有の面接対策(フェルミ推定やケース)についても、主要ファーム別にしっかりと対策をしてくれます。
外資系コンサルティング業界に興味がある場合、必ず相談するべき転職エージェントです。
公式サイトを見る
『アンテロープ』は、外資系金融・コンサルタンティング業界両軸を得意とする転職エージェントで、主要外資系コンサルティングファームの案件が何かしら常にあるほど、案件確保には力があります。
金融と両軸での運営のため、案件は経営戦略、事業戦略、企業再生、M&A、財務など金融周りのものが多いです。
公式サイトを見る
『コンコード』は、案件数やコンサルタントの質でいえば上記2社と比べると品質に差があるようですが、とにかく親身に何度も面談を行ってくれ、徹底的に面接対策をしてくれると評判です。
コンサルティング業界の面接は難易度が非常に高く、対策が必要なので、こちらも相談してみると良いでしょう。
公式サイトを見る
実際に転職する際は、転職エージェントをつかうことがおすすめです。
総合型で誰でもおすすめできる転職エージェントを紹介します。
もし、どの転職エージェントを利用するか迷った時は、とりあえず登録しておきましょう。
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
『JAC Recruitment』は、ロンドンが発祥の外資系転職エージェントで、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1です。
『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』のような総合転職エージェントの中でも、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえます。
キャリアやスキルに自信のある方は、必ず登録しておきましょう。
全国の求人数 | 11,000件以上 |
拠点 |
東京(本社) |
提案力 | 4.2 ★★★★☆ |
公式ページ | http://jac-recruitment.jp/ |
『パソナキャリア(ハイクラス向け)』は、大手人材サービス会社「パソナグループ」が運営するハイクラス向け転職エージェントです。
豊富な求人数を誇る『パソナキャリア(ハイクラス)』は、充実したサポート体制が魅力のハイクラス向けの人材サービスです。
年収800万円以上のハイクラス求人が非常に豊富であり、ハイクラス転職にグッと近づくことができます。
また、『パソナキャリア(ハイクラス)』では多くの独占求人を保有しており、希少な求人を求めて登録する方も数多くいます。
なにより、注目すべきなのが利用者満足度の高さです。
2019〜2022年オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門において、4年連続総合1位を獲得し、実績と信頼を兼ね揃えたサービスであることは疑いようがありません。
CareerTheory編集部が行ったアンケート調査でも、「満足のいく転職ができた」「サポートがよかった」という声が多く寄せられています。
「なるべく多くのハイクラス求人を見比べたい」「サポート体制が整った転職エージェントを探している」とお考えの方は、『パソナキャリア(ハイクラス)』をぜひ利用してください。
外資コンサルでよくある質問を回答します。
結論、30代でも外資コンサルへの転職は可能です。理由は、外資コンサルは未経験の転職者が多いからです。
ただし、30代の転職はスキルや前職の実績がないと厳しいといえます。
そのため、前職の専門性とマッチするファームやスキルを活かせる外資コンサルを選択しましょう。
女性でも外資コンサルに転職できます。
女性ならではの知見が社会課題解決に重要だからです。
外資コンサルに転職して後悔した理由は以下のようなものがあります。
後悔する理由は人それぞれですが、後悔を回避するには自分のスキルや経験を見直して、転職先に活かせるのかを判断しましょう。
外資コンサルの転職難易度は、一般企業と比べて非常に高いです。
理由は、多くの企業で実務経験が求められるからです。
専門的な知識やスキル(英語力やMBA)などの資格がなければ、転職は厳しいでしょう。
ただ、外資コンサルは未経験でも転職できるので、スキルなどを身につけてから転職活動を進めましょう。
いかがでしたでしょうか。
普段表舞台にはなかなか出てこない外資コンサルティングファームですが、大企業の大きな決定や舵取りの裏には、ほぼコンサルティングファームの存在があります。
しっかりと情報を集め、納得した上で転職すれば、すばらしい経験ができるので、まずは以下3社の転職サービスに登録してみることをおすすめします。
外資コンサルティングファームへ興味を持っているあなたが、正しい選択をしてけることを願っております。
「調剤薬局の年収が知りたい」
「年収が高い調剤薬局はどこかな?」
とお考えですね。
調剤薬局で働く薬剤師の平均年収は474.2万円、管理薬剤師の平均年収は、754.4万円です。
ただ、調剤薬局で働く薬剤師の年収は、年代や勤務先によって大きく異なります。また、中には年収を上げたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、元薬剤師で転職コンサルタントの私が、調剤薬局の年収をさまざまな角度から解説し、年収アップの方法と合わせて紹介します。
転職の参考に口コミサイトを利用したいと思っているものの、どの口コミサイトを利用すればいいのか、掲載されている情報をどこまで信用していいかわからずに困っていませんか。
口コミサイトに書かれている情報の中には、ウソや個人の一時的な感情に左右されたものも少なくありません。また残念ながら、こうした正確性に欠ける口コミが多いサイトがあるのも事実です。
このページでは、転職を成功させるために口コミサイトをうまく使うためのポイントを、以下の流れに沿ってご紹介します。
転職サービス『doda』について気になりつつも、
「本当に登録すべきだろうか?」
「他の転職サービスと比べてどうなの?」
と思っている方も多いかと思います。
私は転職コンサルタントとして長く働いていますが、既存のネット上にある情報は「素人」が片手間に書いていて誤りが多いと感じています。
また、評判もアンケートをしている層に偏りがある印象を受けるので、うのみにしてしまっては危険と言えます。
そこでこのページでは、doda利用経験のある幅広い「年齢」「業種」「年収帯」の方500名へのアンケート結果を踏まえ、「dodaの評判」を徹底解説します。
さらに、登録から内定を得るまでの全フェーズにおける「doda活用のポイント」も余すことなくご紹介します。
「グッドポイント診断が気になる」
「自己分析をどう活かせばいいの?」
と考えていませんか。
グッドポイント診断とは、質問に答えると18種類から自身の5つの強みを客観的に導き出してくれるリクナビNEXTのコンテンツです。
より説得力のある自己PRを作成でき、リクナビNEXTから企業へ応募する際は、グッドポイント診断の結果を添付することも出来るので、転職活動を有利に進めることができます。
この記事では、転職のプロとして多くの転職希望者をサポートしてきた私が、グッドポイント診断の活用方法について、実際に利用した体験談を交えてご説明します。
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転職活動中のメールの返信に困っていませんか。または、返信の際に心がけることがわからず、頭を抱えていないでしょうか。
メールは選考に含まれていないとはいえ、書き方にはどうしても人となりが表れるもの。書き方や送り方によっては、評価を下げてしまうこともありますが、逆に評価を上げることも可能です。
このページでは、人事の評価を上げるためのメール返信のテンプレと、送信時の注意点について、以下の流れに沿ってご紹介します。
転職活動で履歴書作成をしようと、ダウンロードできる履歴書フォーマットを探してどれが良いか悩んでいませんか?
現在、インターネットにはたくさんの履歴書フォーマットがダウンロードできるようになっています。
しかし、履歴書は応募書類の中でも最初に人事担当者の目に触れる重要なものであるため、適切な履歴書フォーマットを選ばないと「自分の魅力が十分にアピールできない」「常識のない人として見られてしまった」ということになってしまいます。
そこで、転職コンサルタントとして数多くの履歴書を見てきた経験から、状況別に失敗のない履歴書フォーマット2パターンをご紹介します。
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「パソナキャリアってどんなサービスなんだろう」「実際に利用した人から評判を聞きたい」などと、気になってはいませんか?
利用者から寄せられた実際の評判はポジティブな口コミからネガティブな口コミまで様々でしたが、『パソナキャリア』は総合的に判断するとすべての転職希望者におすすめできるエージェントです。
特に、現年収が500万円以上ある人のキャリアアップ転職や東名阪(東京・名古屋・大阪)での転職を希望する人には、『パソナキャリア』が非常におすすめです。
このページでは、転職のプロとして多くの求職者の悩み相談を受けてきた筆者が、幅広い「年齢」「性別」「年収」「業界」の人たち計500人以上へのアンケートで集めた利用者の口コミを基に、パソナキャリアの評判を徹底的に調査していきます。
「今の会社、転職したいけど失敗したくないな…」と不安に感じていませんか。
実は、転職の失敗事例の中には、多くの人がおちいる「よくある失敗」が存在し、事前にこうした事例を知っておけば、転職で失敗するリスクを極限まで少なくすることができます。
このページでは、転職エージェントとして「転職に失敗して後悔したあげく、再度転職を繰り返す人」をこれまで数多く見てきた経験から、下記の転職に失敗しないためのノウハウをご紹介します。
「転職履歴書の写真ってどうすればいいのだろう」
「スピード写真や自撮りでも良いのかな」
と考えていませんか。
結論、転職履歴書の写真は、スピード写真で手早く撮影して問題ありません。
ただ、ポイントを意識せずに撮影してしまうと、人相悪く写ってしまい、書類選考でマイナスとなるうえ、仮に書類が通過したとしても面接でマイナススタートとなってしまう可能性があります。
転職履歴書の写真は、採用担当者にあなたの第一印象を決定づける大切なものですので、表情や姿勢、髪型などの要点を押さえて撮影することが重要です。
この記事では、転職のプロとして多くの求職者を転職成功に導いてきた私が、受かる転職履歴書の写真について解説します。