ボーナスをもらってすぐ辞めるのは大丈夫?円満退職スケジュールも紹介

「ボーナスをもらってすぐ辞めてもいいの?」
「ボーナスをもらって円満退職したい」
と考えていませんか。

結論として、ボーナスを貰ってから辞めても全く問題ありません。

ボーナスは「これまでのあなたの仕事・会社への貢献に対する評価」であり、仮にすぐ辞めるとしても、ボーナスをもらう権利はあります。後ろめたさを感じる必要はありません。

ただし、辞めるタイミングがポイントとなります。伝えるタイミングによってはボーナスが減額・不支給になることもあります。円満退職をするためには、引継ぎ期間などを考慮してスケジュールを組むのも大切です。

この記事では、転職のプロとして多くの転職希望者をサポートしてきた私が、ボーナスがもらえる退職スケジュールの立て方や、円満退職するための方法をご説明します。

  1. [結論] ボーナスをもらってすぐ辞めることは可能
  2. ボーナスを貰ってすぐ辞めるのに後ろめたさを感じる必要はない
  3. ボーナスを貰って円満退職するための逆算スケジュール
  4. ボーナスを貰ってから退職する時の注意点

この記事を読めば、ボーナスを貰ってから退職する方法が分かるでしょう。

1. [結論] ボーナスをもらってすぐ辞めることは可能

結論から言うと、ボーナスを貰ってからすぐに会社を辞めることは可能です。

一般的に業績に応じて年2回支給する会社が多く、夏のボーナスは6月~7月、冬のボーナスは12月頃に支給されます。このタイミングで辞めても全く問題ありません。

ボーナス支給日に会社に在籍していれば、退職予定があってもボーナスを受け取ることが出来ます。

1-1. すぐ辞める予定でもボーナスを貰う権利がある

原則、退職予定があってもは、ボーナスを貰う正当な権利があります。

ボーナスは、これまでのあなたの頑張りに対する評価だからです。

具体的に、ボーナスの査定は以下の項目を基準に行われます。

  • 出勤状態
  • 成績・成果
  • 勤務態度
  • 業務能力
  • 勤続年数

あなたが在籍期間中に行った仕事への報酬(対価)なので、する辞めるとしても、後ろめたさを感じる必要はありません。

なので、ボーナス支給日に会社に在籍しているなら、ボーナスは貰えます。(支給日前に辞めてしまうと受け取れません)

ただし、会社側がボーナスを支払う義務はないため、会社によっては退職予定者にボーナスを支払わない、減額することがあります。

1-2. 退職後にボーナスを返還する義務はない

「退職するならボーナスを返して」と会社側に言われた場合も、返還する義務はありません。

会社側が退職者にボーナスを返還させてはならない旨は、「賠償予定の禁止」として労働基準法で定められているからです。

賠償予定の禁止とは(労働基準法 第16条)

労働者が途中退職する場合や会社に損害を与えた場合に、違約金や損害賠償額を支払うことを予定する契約を結ぶことは禁止されている。

例)
・途中で会社を辞めたら違約金を支払うこと
・会社に損害を与えたら◯◯円支払うこと

(参考:厚生労働省)

ボーナスを返還することは、違約金の支払いに該当するためボーナスを返還する必要はないのです。

会社からボーナス返還を求められた場合や、就業規則にボーナス返還の旨が記載されている場合は、かなりグレーな会社です。厚生労働省の総合労働相談コーナーなどに相談しましょう。

2. ボーナスを貰ってすぐ辞めるのに後ろめたさを感じる必要はない

「会社を辞めるのにボーナスを貰うのは後ろめたい…」と考えている方もいるかもしれません。

しかし、ボーナスはこれまでの会社への貢献度に対する評価なので、罪悪感を感じる必要はありません。

こちらでは、後ろめたさを感じずにボーナスを貰って退職するためのポイントをご説明します。

2-1. ボーナスはこれまでの頑張りに対する評価

ボーナスは、支給日までの頑張りに対する評価なので会社を辞める人にも貰う権利があります。

ボーナスの査定基準は大きく分けて業績評価・能力評価・行動評価の3つがあります。

ボーナスの査定基準

具体的な評価対象は、目標達成に向けて企業へどれだけ貢献したか、取得している資格やスキル、勤務状況や勤務態度などです。

もちろん、今後の社員のモチベーションアップの意味もありますが、基本はこれまでのあなたの頑張りに対する評価です。

ボーナス支給後に退職する場合でも、実績への対価を受け取るだけなので、気にする必要はありません。

2-2. 余裕を持ったスケジュールで円満退職

とはいえ、なかなか辞めづらいという方も多いと思います。その場合は、しっかり余裕を持って退職スケジュールを組めば、会社への誠意が伝わり、円満退職しやすくなります。

どんなに遅くても、退職希望日の1カ月前までに伝えましょう。

法的には2週間前の伝達で構いませんが、引継ぎスケジュールがかなりタイトになるため推奨しません。

意思表示のタイミングは、早いほど円満に仕事を辞めやすくなります。

なるべく早く意思表示すべき理由

  • 企業側も欠員を採用する余裕があり、引き止められづらくなるから
  • 余裕を持って引継ぎができ、周囲の社員の負担が少なくなるから
  • 無理のないスケジュールで有休を消化できるから

また、引継ぎをしっかり行うことで、周囲からネガティブな印象を持たれにくくなります。

引継ぎのポイント

  • 余裕を持って引継ぎが終わるように予定をたてる
  • 引継ぎ内容はファイル化しておく
  • 社内だけでなく取引先にも挨拶をする

退職予定日の数日前までに引継ぎが終わるよう、早めに引継ぎを始めましょう。

また、退職後にわからないことがあってもすぐに解決できるよう、書類やフォルダに残しておくと親切です。

退職の挨拶は社内だけでなく取引先にも早めに行い、後任がスムーズに関係を続けられるようにしておきましょう。

2-3. ボーナス支給日から2~3週間空けると退職希望を伝えやすい

転職先がまだ決まっておらず、すぐに退職する必要がない場合は、ボーナス支給日から2~3週間空けると、退職希望を伝えやすくなります。

例えば、6月30日にボーナスをもらったら、7月の中旬に退職希望を伝えるイメージです。

ボーナス支給直後に退職を伝えると、「ボーナスを貰ってすぐ辞めようとしてる」という印象になりますが、1ヶ月程度空けておけばその印象も薄まります。

次章では、夏・冬ボーナス支給時の具体的なスケジュールを紹介していきます。

3. ボーナスを貰って円満退職するための逆算スケジュール

ボーナスを貰って円満退職するためには、退職日から逆算してスケジュールを立てましょう。

夏と冬の退職ベストスケジュールはそれぞれ以下の通りです。

【夏のボーナスを受け取って退職する場合】

夏のボーナスは7月上旬~中旬に支給されます。その後2~3週間空けて7月末に辞意を伝え、現職を8月末で退職する流れがベストです。

夏のボーナス

ボーナス支給日までに転職先が決まるよう、転職活動は12~5月に行いましょう。

【冬のボーナスを受け取って退職する場合】

冬のボーナスは12月上旬~中旬に支給されます。その後2~3週間空けて12月末に辞意を伝え、現職を1月末で退職する流れがベストです。

冬のボーナス

ボーナス支給日までに転職先が決まるよう、転職活動は5~10月に行いましょう。

なお、転職スケジュールをたてる際は以下の2点が重要です。

ポイント1. ボーナス支給月の翌月に退職する

まず、ボーナス支給月の翌月を退職月として転職スケジュールをたてましょう。

7月にボーナスが支給される場合は、8月31日を退職日と設定します。

ただし、退職日を決める前にボーナス支給に関する会社の就業規則を確認しておきましょう。

会社の就業規則を事前に確認!

  • ボーナスが支給される在籍期間の条件
  • 退職予定者へのボーナス支給の有無
  • ボーナス支給額の査定期間

ボーナス支給前に退職希望を伝えた場合、ボーナスが支給されない、減額される可能性があります。

自分がボーナスを貰う条件を満たしているのか、いつ退職を申し出れば減額されないのかを確認しておきましょう。

ポイント2. 退職は辞める1ヶ月前に伝える

退職は辞める1ヶ月前に伝えましょう。

例えば、8月末で退職する場合は7月末までに上司に伝えておきます。

早めに退職することを伝えておくことで、引継ぎや後任の選定をしやすくなり、会社への負担を軽くすることが出来ます。

ただし、前述の通り退職届の提出がボーナス査定に響くことがあるので、ボーナス支給日を過ぎてから提出することをおすすめします。

4. ボーナスを貰ってから退職する時の注意点

ボーナスを貰ってから退職したい人は以下の3点に気をつけましょう。

4-1. ボーナスを優先しすぎない

ボーナスを貰うことを最優先することはやめましょう。

転職先の内定後は1~3ヶ月で入社するのが一般的ですが、ボーナス支給日まで在籍するために入社までの期間を伸ばすと転職先の会社へ悪印象を与えます。

また、現職のボーナスだけを考えがちですが、転職先でボーナスが貰える場合は、早く退職した方が結果として得をすることもあります。

転職理由を振り返り、ボーナスよりも自分の希望条件を満たした会社に転職することを優先して考えましょう。

4-2. 転職活動をしていることは会社に隠す

転職活動をしていることを、会社に隠すことも重要です。

ボーナス査定期間に転職活動をしていることが分かると、ボーナスを減額される可能性があるからです。

また、転職活動が難航した場合や、今の会社で仕事を続けると決めた場合にも、「退職を検討している人」とみなされると居心地が悪くなります。

円満退職をするためにも、退職希望を伝えるまでは転職活動をしていることは言わないでおきましょう。

4-3. 退職希望はボーナス支給後に伝える

退職希望はボーナスの支給や査定に響くことがあるので、ボーナス支給後に伝えることをおすすめします。

実際に、ボーナス支給前に退職希望を伝えたところ、ボーナス支給日前に退職しなくてはならなくなった方がいました。

口コミ・評判

銀行員→保険会社へ転職

12月末退職→1月から転職のスケジュールを希望して、10月頭に退職の希望を伝えたところ、11月末退職になりました。

「12月はボーナスがあるので、渡したくない」とのこと。

退職意向を伝えるタイミングは大事ですね。転職希望の方々の参考にしていただければ!

参考:Twitter

会社側はこれから退職する人にボーナスを渡したくないと考え、ボーナス支給日前の退職を迫る場合もあります。

ボーナスを受け取ってから退職できるよう、ボーナスを受け取った後に退職希望を伝えるといいでしょう。

まとめ

ボーナスを貰ってから退職するためのポイントをご説明しました。

円満退職をするためには、ボーナス支給月の翌月に退職をするために、逆算して転職スケジュールをたてるのがおすすめです。

ボーナスを貰うことに後ろめたさを感じる人は、支給日から1ヶ月程度あけると、退職希望を伝えやすいでしょう。

あなたの未来が明るくなることを願っております。