薬剤師転職者のための履歴書『志望動機』の書き方3ステップ

薬剤師 転職 履歴書 志望動機

転職活動の履歴書を書こうとして「志望動機の書き方」で悩んでいませんか?

最近はドラッグストアの求人が一年中出るようになったので、転職自体は時期を問わず可能になりましたが、「スペースが小さく、何を書けばいいか分からない」「適当に書いた志望動機を面接で突っ込まれ、不合格になった…」と失敗する人はとても多いのです。

結論から申し上げますと、実は志望動機欄の無い履歴書を選ぶことが大事です。このページでは、転職コンサルタントとして数多くの薬剤師転職をアドバイスしてきた知見と経験をもとに、履歴書の志望動機についてご紹介します。

  1. 履歴書は「志望動機欄」のないものを選ぶべき理由
  2. 履歴書に「志望動機欄」がある場合の書き方ポイント2つ
  3. 例文に頼るのはNGな理由
  4. 志望動機の正しい書き方3ステップ
  5. 履歴書の書き方3つのポイント
  6. 履歴書対策に強いコンサルタントのいる転職サイト5選

これを読めばあなたの履歴書はグッとよくなり、落ちない履歴書を書くことが出来るでしょう。

<2019年7月:最新情報>

7月は、転職活動を開始するには最高のタイミングです。なぜなら、6月までの転職市場の最繁忙期を超え、より手厚いサポートを利用しながら活動できる時期だからです。

一方で、市場に出回っている求人数は限られている側面もあるため、良い求人を確実に手に入れるために可能な限り早いタイミングで転職活動を開始すべきです。

そのため、以下の簡単なステップで早めに転職を開始しましょう。

  1. このページを見ながら、複数の転職サイト(『薬キャリ』『マイナビ薬剤師』など)に登録する
  2. それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける

※登録後、転職エージェントからの連絡に細目に対応することがポイントです。そうすることで、優先的に良い求人を紹介してもらえる可能性が劇的に上がり、転職活動を円滑に進められるでしょう。


1. 履歴書は「志望動機欄」のないものを選ぶべき理由

薬剤師として転職しようと考えています。履歴書の志望動機欄はどのように書けばよいですか?

薬剤師の転職コンサルタントとして、多くの転職希望者の方とお会いしているとこのような相談を受けます。意外に思われる方も多いのですが、私は「志望動機欄のない履歴書を選びましょう」と強くおすすめしています。

なぜなら

  • 書類選考の多くは“職務経歴書”によって行われ、履歴書は人事情報として保管するもの
  • 履歴書は限られた情報しか伝えることができないため、いかにマイナス点を取らないかが重要

だからです。

つまり、「志望動機欄のないもの」を選べばマイナス点を取ることもないということです。

個人経営の調剤薬局など、履歴書のみ提出での書類選考もありますが、その場合は「面接重視」がほとんどです。「履歴書は人事情報として保管するもの」という理由が同様に当てはまり、履歴書内容を気にされなくても問題ありません。

2. 履歴書に「志望動機欄」がある場合の書き方ポイント2つ

今回は、転職先から指定された履歴書に、志望動機欄が設けられていました…。

先にお話ししたように、出来る限りマイナス評価をさけるためには「志望動機欄」のない履歴書を選ぶことをおすすめしますが、転職希望先から指定をされた履歴書など、「志望動機欄」が設けられているものを使う場合の書き方のポイントをご紹介します。

履歴書『志望動機』の書き方ポイント2つ

  • 「志望動機」の中に自己PRを盛り込む
  • 「面接で活用される事前情報である」ことを意識し、最も伝えたいことを絞る

履歴書は、職務経歴書と違って枠が決まっていて書く文量も限られているため、書き方のポイントをおさえてマイナス点を取らないようにすることが重要です。

実際の書き方を次から紹介していきます。

3. 例文に頼るのはNGな3つの理由

初めての転職なので、採用担当に受けが良い志望動機の例文を教えて下さい!

志望動機を書く際に例文を参考にしたい、という声は多くあります。

実際に多くのWebサイトにも例文が掲載されていますが、例文に頼りすぎる事は逆効果です。例文を転用したり、正しい書き方を守らなかったりして、

「採用担当者が例文転用を見破って、書類選考で落ちてしまった…」
「志望動機を面接で掘り下げて聞かれ、しっかり考えていない事が露呈してしまった…」

と失敗した人はとても多いのです。

まずは例文に頼るのはNGな3つの理由をご説明します。

3-1.例文の転用は採用担当者にすぐばれる

ちょっとぐらいネットの例文を転用してもバレないのでは…?

上記のように多くの応募者の皆さんが考えてられますが、残念ながら、採用担当者や我々転職コンサルタントはすぐに分かってしまいます。

なぜなら、自社に応募する志望動機を何百通と読んでいるので、「当社の良さをしっかり認識して志望されている履歴書」「ネット検索で上位表示されるサイトの例文をパクッた履歴書」の違いは明らかなのです。

なので、面倒ですがしっかり考えて記入する事をおすすめします。

3-2.志望動機は転職面接でも質問される

経歴やスキルがあって書類選考通過すれば、結果オーライじゃないの…?

履歴書の志望動機は「書類選考を通過すればOK」ではありません。転職面接では、採用担当者は履歴書を見ながら質問をします

しっかりした自己分析から自分のWill(想いや気持ち)を明らかにして志望動機を書かないと、肝心の面接で不合格になってしまいます。

3-3.ネットに出ている例文は「質が低い」

どう書いていいか分からない…。例文を参考にして書きたい!

残念ながら、転職コンサルタントとして履歴書や職務経歴書の指導を行っているプロの我々からすると、ネットに出ている志望動機の例文は「質が低い」のが現状です。特にノウハウを提示することなく、数多くの例文を出しているサイトがほとんどです。

が、ご安心下さい!志望動機の書き方には「順を追って考えると、必ずいい志望動機が書ける」ステップがあります。本サイトでは、そのノウハウとステップを皆さんにお伝えしようと思います。

4. 志望動機の正しい書き方3ステップ

例文を使うことがNGなことは分かりました。では志望動機の書き方を教えて下さい!

志望動機の書き方には「順を追って考えると、必ずいい志望動機が書ける」ステップがあります。熱意が伝わる志望動機とは何か、ということを本質的に考えていくと下記の3ステップに分解されます。

実際に、私の今までの転職志願者の方へのアドバイス経験からも、「当社を応募する熱意が伝わった!」と採用担当に好評でしたので、ぜひ実践してみてください。

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Step1. 明確なキャリアの目標

まず初めに、明確なキャリアの目標を伝えます。

例えば、「漢方について深く学び、スキルアップしたいと考えています」「将来、在宅医療の専門家として地域社会に貢献していきたいと考えています」といったように、どの分野でどんな成長がしたいか明確に書くようにしましょう。

本音としては「給料が良い」「職場が近い」という側面もあるかもしれませんが、将来のキャリアを明確に書くことで、あなたの本気度を熱意を持って伝えることができますよ。

Step2. 興味を持った理由

次に、その職場に興味を持った理由を整理して伝えます。

例えば、「患者さんのQOLを高めるために、漢方を長年扱ってきた理念に深く共感しています」「地域社会と密接に接しながら在宅医療に取り組む調剤薬局としての姿勢に共感しました」といったように、その企業の強みや姿勢に共感していることを伝えましょう。

「明確なキャリアの目標に沿って興味を持った」と書ければ、面接場面であなたの志望動機をストーリー化して話すことができますよ。

Step3. 即戦力アピール

最後に、入った職場ですぐに活躍できる根拠をPRします。

「内科・皮膚科を処方する調剤薬局での勤務経験が長く、管理調剤師として2年業務にあたってきました」「急性期病院で5年勤務しており、一通りの業務はこなせます」といったように、自身の強みを分かりやすくPRすることで、即戦力としての活躍を期待してもらうことができます。

一方、未経験の職場に転職しようと考えている薬剤師の方は、即戦力アピールが難しいと思います。未経験転職に悩んでいる方は、薬剤師が未経験でも転職に成功するためのテクニック4選を参考にして下さい。

5. 履歴書の書き方3つのポイント

いい履歴書の志望動機を書けるイメージがついてきました!その他に気にすべきポイントはありますか?

1章でお伝えした通り、薬剤師履歴書のポイントはマイナス点を取らないことです。履歴書の限られたスペースでの書き方を3つご紹介していきましょう。履歴書の書き方全般を調べたい人は、薬剤師の転職履歴書|正しい書き方と受かるための全ポイントを参考にして下さい。

ポイント1. バランスのとれた文字の大きさ

全体的にバランスのとれた履歴書は見栄えがよくなります。文字の大きさを揃え、斜めにならないように注意しながら書きましょう。

また、漢字に対してひらがな・カタカナは7割~8割程度の大きさを意識し、漢字とひらがな・カタカナの配分も意識すると綺麗に整って見えます。 文字の大きさは、読みやすい大きさを意識し、どの年代の担当者でも読める大きさを意識しましょう。

ポイント2. 文章量はスペースの8割を意識

文章を書くスペースは、余白が多すぎると熱意が伝わらす、印象を悪くしてしまいます。また、欄外にはみ出すほどにぎっしり書き込まれた履歴書は、熱意は伝わるものの、読みにくいだけでなく、簡潔にまとめる能力に欠ける印象を与えてしまいます。

スペースの大きさにもよりますが、おおよそスペースの8割を埋めることを意識しましょう。

ポイント3. 薬剤師専門の転職コンサルタントの添削を受ける

どうしても、履歴書の書き方に自信のない人は、薬剤師専門の転職コンサルタントに添削してもらいましょう。

大手の転職サイトにお願いすれば、履歴書の添削と細かいテクニックを聞く事が可能です。転職コンサルタントとの相談は基本的に無料ですので、利用しない手は無いと言えるでしょう。

転職コンサルタントの役割や特徴を詳しく知りたい方は、薬剤師のための転職エージェント全知識|1から理解し徹底活用!を参考にして下さい。

6. 履歴書対策に強いコンサルタントのいる転職サイト5選

履歴書の添削を転職コンサルタントに相談してみようと思います。どこの転職サイトに登録すると良いでしょうか?

5章の通り、履歴書の書き方が不安な薬剤師の転職希望者は、転職コンサルタントに相談する事をおすすめします。

転職サイトへ登録する際は【転職サポートが十分か?】という観点で探し、職場の状況について教えてもらうようにしましょう。【求人をしっかり提案してくれるか?】という観点も併せて、おすすめの転職サイトを5つピックアップしました。

サポート提案力特徴
薬キャリ
業界1位

業界2位
抜群にスピーディで丁寧な転職サポートが強み。
マイナビ薬剤師
業界3位
全国主要都市で面談を実施。面接が不安な人におすすめ。
リクナビ薬剤師
業界2位

業界1位
コンサルタントが優秀、初転職におすすめ。
ファルマスタッフ総求人数は業界No.1。調剤薬局求人に強み。
アプロドットコム求人業界No.2。希望の求人地域がある人におすすめ。

転職エージェントは、担当するキャリアアドバイザーの相性や質が重要ですから、数社登録して面談をしてみて、一番良いと思ったところを活用することをおすすめします

どこに登録すればいいかわからない方は 、口コミ評判が高くサポート力の高い『薬キャリ』と、転職エージェントのノウハウに評判が集まっている『リクナビ薬剤師』を同時に登録して、2社とも試しに面談を受けてみるとスムーズに転職活動が進むでしょう。

面談を受けて、最終的に転職をしないことに決めても全く問題ないので、まずは気軽な気持ちで一歩を踏み出してみて下さいね。登録自体は3分程度です。もちろん完全無料で費用等は一切かかりません。

【注意】登録する際は、薬剤師転職エージェントサービスなのかしっかり確認しましょう。

転職エージェントサービスの各公式ページは下記の通りですので、登録前にご参考ください。

薬キャリ:https://agent.m3career.com/

マイナビ薬剤師:https://pharma.mynavi.jp/

リクナビ薬剤師:https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

ファルマスタッフ:https://www.38-8931.com/

アプロドットコム:https://www.apuro.com/

6-1. 薬キャリ|スピーディで丁寧な転職サポート

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『薬キャリ』は、SONYグループが分社してできた薬剤師転職支援サイトです。15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていたこともあり、病院や医療施設などにおいて圧倒的な知名度を誇ります。

その特徴は何と言ってもオールマイティさ。転職人気の高い病院薬剤師(業界1位)や、調剤薬局(業界3位)以外にも、企業薬剤師求人数も業界1位と様々な職種に強い転職サイトです。病院とのコネクションが強く、業界や転職の裏事情にも強いと評判です。

さらに、200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職おすすめランキングによると、転職サポートが抜群にスピーディな事が分かりました。転職できるまでのフォローが丁寧という口コミも多く、希望店舗の内情をしっかりヒアリングしてみてはいかがでしょうか?

口コミ・評判

T. K. さん(20代後半)
調剤薬局→ドラッグストア
初めての転職で薬剤師転職に強いと評判のサイトに登録したが、電話やメールが遅くて不安になり、ネットの評判が良かった薬キャリに登録しました。
登録後、すぐに電話と求人を頂け、その後の対応も大変スピーディでした。転職しようと考えていた求人をいくつか伝えると、「◯◯は職場環境が厳しいのでおすすめしない」と内情も教えて頂けました。なにより担当の方が親身に対応してくれたのでスムーズに転職することができました。

6-2. マイナビ薬剤師|面談に力を入れている

マイナビ薬剤師

『マイナビ薬剤師』は、リクルートと並ぶ転職業界最大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職支援サービスです。マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅し、豊富な求人数を抱えているのも特徴です。

マイナビ薬剤師は応募者との「面談」に力を入れており、親身にアドバイスをしてくれる事で有名です。全国の主要都市に支店を持っており、特に地方在住の薬剤師の方は、ぜひ登録をおすすめします。

6-3. リクナビ薬剤師|コンサルタントが優秀

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトで、高い評判と多くの転職実績があります。

ドラッグストア求人・高収入求人で業界1位と、大手とのコネクションが強いリクナビ薬剤師ですが、強みは何と言っても「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富で優秀なコンサルタント。求人紹介だけでなく、希望の求人店舗から欠員補充採用があった際に、いち早く連絡をもらう事ができます。

特に初めて転職する方は、『リクナビ薬剤師』の転職エージェントに相談して損は無いでしょう。ネット上での登録の後、必ず対面での面談を申し込む事をおすすめします。

6-4. ファルマスタッフ|薬剤師求人No.1 日本調剤グループ

『ファルマスタッフ』は大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

もともと、出身母体である調剤薬局を中心に扱っていた転職サイトですが、そのネームバリューで病院・ドラッグストアなどでも求人を多く掲載しており、「求人の質・量」は業界トップという評価です。

また口コミ評判によると、面接が不安な転職者向けの面接同行サービスも高い評価を受けています。面接が不安な方は、登録しておいて損は無い転職サイトだと言えるでしょう。

6-5. アプロドットコム|薬剤師求人No.2 独立系

アプロドットコム

『アプロドットコム』は1998年に設立された薬剤師転職支援サービスです。

独立系の転職サイトとしてスタートしたので調剤薬局などの後ろ盾が無く、「転職希望者のニーズを徹底的に聞いて求人を探す」事をモットーに成長してきました。「XX駅の近くで」と要望があった時は、XX駅周辺の薬局に全てコンタクトを取って求人を探す姿勢が高評価を受けています。

独立系ですので、特定の求人を強くおすすめされる事もありません。今の職場に満足しておらず、フラットに次の働き方を考えている人は、必ず登録しておきましょう。

さいごに

履歴書の志望動機書き方について、コツやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

繰り返しになりますが、履歴書はマイナス点を取らない事が重要なため、出来る限り志望動機の項目がない履歴書を使うことをオススメします。

もし志望動機欄のある履歴書を使う場合には、

  • 志望動機の中に自己PRを盛り込み、その後の面接を意識して作成する
  • 例文に頼らない
  • 正しい書き方を意識する
  • 自信が無い時は転職コンサルタントに添削してもらう

この4つを意識することでグッと印象が良くなるはずです。きちんとポイントをおさえて「落ちない履歴書」を作成しましょう。

履歴書添削をお願いしたい薬剤師が登録すべき転職サイト5選

※薬剤師が転職する時の注意点

薬剤師は転職率が高く、「年収アップ」などの理由で転職する人が多い業界ですが、職場雰囲気の悪さや長時間労働に後悔するケースが多いのも事実です。薬剤師の転職で失敗しない!体験談と転職ノウハウの全てを見て、後悔しない転職を実現してください。

特に初めて転職する人は、職場雰囲気のヒアリングや面接対策などのため、転職エージェントを活用することをお勧めします。薬剤師のための転職エージェント全知識|1から理解し徹底活用!を参考にすると良いでしょう。

転職活動は、将来のキャリアや待遇などに悩み、すぐに決められるものではありません。しっかり考えた上で、次の一歩を踏み出してくださいね。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。