「薬局で働くための志望動機が思いつかない」「そもそも志望動機をどうやって書けばいいのか分からない」と悩んでいませんか?
結論から言うと、いくつかのコツを押さえ、順を追って考えることで熱意が伝わる志望動機を書くことができます。
このページでは、転職コンサルタントとして数多くの薬剤師への転職をアドバイスしてきた知見と経験をもとに、薬局転職のための履歴書の志望動機の書き方についてご紹介します。
- 志望動機で押さえるべき3ステップ
- もっと良くなる志望動機の書き方のコツ
- 志望動機を考える際の注意点
- 志望動機対策に強いコンサルタントのいる転職サイト5選
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
- 【FAQ】転職サイトに関するよくある質問と回答
これを読めばあなたの志望動機はグッとよくなり、薬局転職の成功確率をグッと上げることができるでしょう。
編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
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目次
1. 志望動機で押さえるべき3ステップ
志望動機の書き方には「順を追って考えると、必ずいい志望動機が書ける」ステップがあります。
熱意が伝わる志望動機とは何か、ということを本質的に考えていくと下記の3ステップに分解されます。
実際に、私の今までの転職志願者の方へのアドバイス経験からも、「当社を応募する熱意が伝わった!」と採用担当に好評でしたので、ぜひ実践してみてください。
Step1. 明確なキャリアの目標
まず初めに、明確なキャリアの目標を伝えます。
例えば、
「漢方について深く学び、スキルアップしたいと考えています」
「将来、在宅医療の専門家として地域社会に貢献していきたいと考えています」
といったように、どの分野でどんな成長がしたいか明確に書くようにしましょう。
本音としては「給料が良い」「職場が近い」という側面もあるかもしれませんが、将来のキャリアを明確に書くことで、あなたの本気度を熱意を持って伝えることができます。
Step2. 興味を持った理由
次に、その職場に興味を持った理由を整理して伝えます。
例えば、
「患者さんのQOLを高めるために、漢方を長年扱ってきた理念に深く共感しています」
「地域社会と密接に接しながら在宅医療に取り組む調剤薬局としての姿勢に共感しました」
といったように、その企業の強みや姿勢に共感していることを伝えましょう。
「明確なキャリアの目標に沿って興味を持った」と書ければ、面接場面であなたの志望動機をストーリー化して話すことができます。
Step3. 即戦力アピール
最後に、入った職場ですぐに活躍できる根拠をPRします。
「内科・皮膚科を処方する調剤薬局での勤務経験が長く、管理調剤師として2年業務にあたってきました」
「薬局で5年勤務しており、一通りの業務はこなせます」
といったように、自身の強みを分かりやすくPRすることで、即戦力としての活躍を期待してもらうことができます。
一方、薬局での勤務経験がなく転職しようと考えている薬剤師の方は、即戦力アピールが難しいと思います。
未経験転職に悩んでいる方は、『薬剤師が未経験でも転職に成功するためのテクニック4選』を参考にして下さい。
2. もっと良くなる志望動機の書き方のコツ
1章でお伝えした通り、薬剤師転職の志望動機作成のポイントは順を追って考え、熱意が伝わる志望動機を作成することです。
志望動機は履歴書の限られたスペースに書くため、ここでは志望動機がもっと良くなるための書き方のコツを2つご紹介します。
履歴書の書き方全般を知りたい方は、『薬剤師の転職履歴書|正しい書き方と受かるための全ポイント』を参考にして下さい。
ポイント1. バランスのとれた文字の大きさ
全体的にバランスのとれた志望動機は見栄えがよくなります。
文字の大きさを揃え、斜めにならないように注意しながら書きましょう。
また、漢字に対してひらがな・カタカナは7割~8割程度の大きさを意識し、漢字とひらがな・カタカナの配分も意識すると綺麗に整って見えます。
文字の大きさは、読みやすい大きさを意識し、どの年代の担当者でも読める大きさを意識しましょう。
ポイント2. 文章量はスペースの8割を意識
文章を書くスペースは、余白が多すぎると熱意が伝わらす、印象を悪くしてしまいます。
また、欄外にはみ出すほどにぎっしり書き込まれた志望動機は、熱意は伝わるものの、読みにくいだけでなく、簡潔にまとめる能力に欠ける印象を与えてしまいます。
スペースの大きさにもよりますが、おおよそスペースの8割を埋めることを意識しましょう。
3. 志望動機を考える際の注意点
志望動機を書くためのステップとコツがお分かりいただけたら、次は注意点をお話しします。
早速見ていきましょう。
3-1. 例文に頼るのはNG
志望動機を書く際に例文を参考にしたい、という声は多くあります。
実際に多くのWebサイトにも例文が掲載されていますが、例文に頼りすぎる事は逆効果です。
例文を転用したり、正しい書き方を守らなかったりして、
「採用担当者が例文転用を見破って、書類選考で落ちてしまった…」
「志望動機を面接で掘り下げて聞かれ、しっかり考えていない事が露呈してしまった…」
と失敗した人はとても多いのです。
例文に頼るのがNGな理由は下記3つです。
詳細をご説明していきます。
例文の転用は採用担当者にすぐばれる
上記のように多くの応募者の皆さんが考えてられますが、残念ながら、採用担当者や我々転職コンサルタントはすぐに分かってしまいます。
なぜなら、自社に応募する志望動機を何百通と読んでいるので、「当社の良さをしっかり認識して志望されている履歴書」と「ネット検索で上位表示されるサイトの例文をパクッた履歴書」の違いは明らかなのです。
なので、面倒ですがしっかり考えて記入する事をおすすめします。
志望動機は転職面接でも質問される
履歴書の志望動機は「書類選考を通過すればOK」ではありません。転職面接では、採用担当者は履歴書を見ながら質問をします。
しっかりした自己分析から自分のWill(想いや気持ち)を明らかにして志望動機を書かないと、肝心の面接で不合格になってしまいます。
ネットに出ている例文は「質が低い」
残念ながら、転職コンサルタントとして履歴書や職務経歴書の指導を行っているプロの我々からすると、ネットに出ている志望動機の例文は「質が低い」のが現状です。
特にノウハウを提示することなく、数多くの例文を出しているサイトがほとんどです。
が、ご安心下さい!志望動機の書き方には「順を追って考えると、必ずいい志望動機が書ける」ステップがあります。本サイトでは、そのノウハウとステップを皆さんにお伝えしようと思います。
3-2. 志望動機に自信がないなら薬剤師専門の転職コンサルタントへ相談
どうしても志望動機の書き方に自信がない人は、薬剤師専門の転職コンサルタントに添削してもらいましょう。
大手の転職サイトにお願いすれば、志望動機を含む履歴書の添削と細かいテクニックを聞く事が可能です。
転職コンサルタントとの相談は基本的に無料ですので、利用しない手は無いと言えるでしょう。
転職コンサルタントの役割や特徴を詳しく知りたい方は、『薬剤師のための転職エージェント全知識|1から理解し徹底活用!』を参考にして下さい。
4. 志望動機対策に強いコンサルタントがいる転職サイト5選
「3-2章 志望動機に自信がないなら薬剤師専門の転職コンサルタントへ相談」でご紹介した通り、志望動機の書き方が不安な薬剤師の転職希望者は、転職コンサルタントに相談することをおすすめします。
転職サイトへ登録する際は「転職サポートが十分か?」という観点で探し、志望動機や履歴書を添削してもらいながら、書き方を教えてもらいましょう。
今回は「求人をしっかり提案してくれるか?」という観点も併せて、おすすめの転職サイトを5つピックアップしました。
求人数・質 | 提案力 | サポート力 | |
薬キャリエージェント | ◎ 4.1 |
◎ 4.3 |
◎ 4.1 |
マイナビ薬剤師 | ◎ 4.2 |
◎ 4.2 |
○ 3.7 |
ファルマスタッフ | ○ 3.9 |
○ 3.8 |
◎ 4.1 |
ファーマキャリア | ◎ 4.2 |
△ 3.4 |
◎ 4.1 |
◎ 4.2 |
○ 3.9 |
△ 3.4 |
転職エージェントは、担当するキャリアアドバイザーの相性や質が重要ですから、数社登録して面談をしてみて、一番良いと思ったところを活用することをおすすめします。
どこに登録すればいいかわからない方は 、口コミ評判が高くサポート力の高い『薬キャリエージェント』と、転職エージェントのノウハウに評判が集まっている『リクナビ薬剤師』を同時に登録して、2社とも試しに面談を受けてみるとスムーズに転職活動が進むでしょう。
面談を受けて、最終的に転職をしないことに決めても全く問題ないので、まずは気軽な気持ちで一歩を踏み出してみて下さいね。
登録自体は3分程度で、完全無料のため費用等は一切かかりません。
4-1. 薬キャリエージェント|スピーディで丁寧な転職サポート
『薬キャリエージェント』は、人気な薬剤師転職支援サイトです。
15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていたこともあり、病院や医療施設などにおいて圧倒的な知名度を誇ります。
その特徴は何と言ってもオールマイティさです。
また、転職人気の高い病院薬剤師(業界1位)や、調剤薬局(業界3位)以外にも、企業薬剤師求人数も業界1位と様々な職種に強い転職サイトです。※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)
病院とのコネクションが強く、業界や転職の裏事情にも強いと評判です。
さらに、『200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職おすすめランキング』によると、転職サポートが抜群にスピーディな事が分かりました。
転職できるまでのフォローが丁寧という口コミも多く、希望店舗の内情をしっかりヒアリングしてみることをおすすめします。
公式サイトを見る
https://pcareer.m3.com/
4-2. マイナビ薬剤師|面談でのサポート力が高い
『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。
マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています。
また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。
親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。
全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。
公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/
4-3. ファーマキャリア|希望に沿った好条件求人を提案
『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。
求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。
また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。
一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。
公式サイト:
→https://pharmacareer.jp
4-4. ファルマスタッフ|派遣求人に強い
『ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。
特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。
20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。
薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。
公式サイト:
https://www.38-8931.com/
4-5. リクナビ薬剤師|安定した転職サポート
『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。
サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。
ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。
また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。
5転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
6【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
7.【FAQ】転職サイトに関するよくある質問と回答
薬局へ転職するにあたって、転職サイトの利用に関するよくある質問をまとめました。
それでは、ひとつずつ回答していきます。
Q1 薬局の仕事内容とはどんなものですか?
薬局は薬剤師の代表的な職場の一つであり、主な仕事内容は医師が発行した処方箋をもとに、患者に必要な薬を作ることです。
適切な服薬方法を患者に説明する「服薬指導」や、処方した薬歴を管理をする「薬歴管理」を通じて、患者とコミュニケーションを取ることも重要な仕事です。
また、病院のすぐそばにある「門前薬局」では、該当の病院が扱う診療科の薬への詳しい知識が必要です。
今後は在宅医療がさらに増えると考えられており、その患者や家族に対するサポートや、寄り添うケアをする姿勢が求められるでしょう。
Q2 複数のサイトを利用する場合、何社くらいが目安ですか?
3社程度がおすすめです。
なぜなら、登録するとプロのコンサルタントがメールや電話で条件に会った求人を提示してくれますが、その求人情報は利用するサイトによって特徴が異なるためです。
自分一人で膨大な数の求人から探す時間が無い方や、求人を見比べたい方は、3社程度登録してプロの方に頼ると良いでしょう。
また、複数の転職コンサルタントと話すことで、自分に合った転職サイトを見つけやすいというメリットもあります。
Q3 面接対策のポイントはありますか?
志望動機を記載した履歴書を希望する薬局に送り、書類選考に合格した場合は、1次面接に呼ばれます。
最後に、書類選考に合格した後の選考フローである面接対策のポイントとして、前日までにやることと、面接当日にやることを簡潔に紹介します。
1.前日までにやること
面接対策として、質疑応答の練習や志望動機のブラッシュアップなどを行いましょう。
おすすめは、転職エージェントの面接対策を利用することです。
模擬面接、面接マナー講習などの面接対策ができる場合があるので、積極的に活用してみましょう。
2.面接当日にやること
会社までのアクセスを確認し、時間に遅れないように訪問します。出入り口や受付の場所も忘れず確認しましょう。
当日は事前の面接対策で意識するべきポイントを練習通りに行うのが大切ですが、内定のためには緊張しすぎず自然体な受け答えができることが一番重要です。
3.面接の逆質問対策
面接の最後に、こちらから企業へ質問ができる時間がある場合がほとんどです。気になることがあれば、ぜひ質問しておきましょう。
このとき、「特にありません」と答えてしまうと、面接官からの印象が悪くなるため、事前に2つ程度の質問を用意しておくのがおすすめです。
具体的には、
- 「入社後はどのような流れで実務に入りますか?」
- 「これまで転職された方は、入社までにどのような勉強をしていますか?」
など、ここに入社したいという積極性をアピールできる逆質問が良いでしょう。
8. まとめ
志望動機の書き方について、コツやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
繰り返しになりますが、志望動機は順を追って考え、熱意が伝わる志望動機を作成することが重要です。
- Step1. 明確なキャリアの目標
- Step2. 興味を持った理由
- Step3. 即戦力アピール
上記3つのステップで志望動機を作成すると応募先へ熱意が伝わりやすくなります。
また、もっと良い印象を与えるために
- バランスのとれた文字の大きさ
- 文章量はスペースの8割を意識
を意識することでグッと印象が良くなるでしょう。
きちんとポイントをおさえ、「転職が成功する志望動機」を作成しましょう。
それでも自分が作成した志望動機に自信が持てないという方は、転職サイトに登録してコンサルタントに添削してもらうことがおすすめです。
以下が、志望動機の添削をお願いしたい薬剤師が登録すべき転職サイト5選です。
- 薬キャリエージェント
…薬剤師の総合満足度No1(※エムスリーキャリア調べ)の転職サイト - マイナビ薬剤師
…親身なサポート体制と求人の多さが高評価 - ファルマスタッフ
…調剤薬局と派遣求人の数は業界トップクラス - ファーマキャリア
…オーダーメイド求人で希望にぴったりの職場が見つかる - リクナビ薬剤師
…優秀なアドバイザーが転職活動を全面サポート
上位3サイト(『薬キャリエージェント』、『マイナビ薬剤師』、『ファルマスタッフ』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくと、転職成功に大きく近づくでしょう。
なお、それぞれのサイトの利用者からの評判を知りたい方は、以下を参考にしてください。
関連記事:薬剤師200人の口コミから分かる転職サイトの評判
※薬剤師が転職するときの注意点
薬剤師は転職率が高く、「年収アップ」などの理由で転職する人が多い業界ですが、口コミの通り、職場雰囲気の悪さや長時間労働に後悔するケースが多いのも事実です。
『薬剤師の転職で失敗しない!体験談と転職ノウハウの全て』を見て、後悔しない転職を実現してください。
特に初めて転職する人は、職場雰囲気のヒアリングや面接対策などのため、転職エージェントを活用することをおすすめします。
『薬剤師のための転職エージェント全知識|1から理解し徹底活用!』を参考にすると良いでしょう。
転職活動は、将来のキャリアや待遇などに検討すべきことが多く、すぐに決められるものではないので、転職サイトを活用してプロに相談しながら、次の一歩を踏み出してくださいね。
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。