【薬剤師転職のすべて】最新データから読み解く転職成功のポイントは?

「薬剤師は転職しても大丈夫?」
「転職で失敗しないコツが知りたい」

とお考えの方も多いのではないでしょうか。

薬の専門家である薬剤師は、かつては需要が高く、転職しやすい職業のひとつでした。

しかし、新型コロナウイルス感染症によって経営悪化に追い込まれる事業所も多く、近年は薬剤師の人員整理や採用控えの傾向が目立ちます。

今後は薬剤師の供給過多が起きることで、さらに転職しにくい状況になるかもしれません。

厳しい見通しの薬剤師転職市場で転職を成功させるためには、最新データから転職市場の動向を捉え、将来を見据えた選択をすることが重要です。

そこでこの記事では、医療業界の転職事情に詳しい私が、薬剤師の転職について以下の流れで解説していきます。

  1. 【5分で要約】薬剤師転職の全体像と転職成功の秘訣とは
  2. 薬剤師の転職ハードルは高い!今後もハードルは上がる見通し
  3. 薬剤師の転職におすすめの求人探し・応募方法5選
  4. 薬剤師さんにおすすめの転職先4選
  5. 転職経験のある薬剤師が選ぶ薬剤師転職サイト満足度ベスト3
  6. 薬剤師の転職活動に役立つ成功のコツ6選
  7. 薬剤師さんの転職でよくある質問

記事の中では、薬剤師の将来性や薬剤師におすすめの転職先についてもご紹介しています。

この記事を読むことで、薬剤師の転職に関する知識が得られ、あなたにとってベストな選択ができるようになるでしょう。

それではまず、最新の薬剤師転職市場の実態について詳しく見ていきましょう。

1.【5分で要約】薬剤師転職の全体像と転職成功の秘訣とは

結論として、薬剤師がスムーズに転職活動を行うためには、薬剤師転職サイトの利用がおすすめです。

薬剤師は日頃の業務が忙しい方も多く、仕事をしながら転職活動を進めることは難しいと考えられます。

Career Theory編集部では、独自に薬剤師の転職に関するアンケートを行いました。

下記のグラフには、薬剤師が行った転職方法の割合が記されています。

アンケートの結果から、半数以上の薬剤師が薬剤師専門の転職サイトを利用していることが分かります。

〔出典〕Career Theory編集部によるアンケート調査

転職活動をサポートしてくれる転職サイトを利用することで、転職成功率がグッと上がるでしょう。

薬剤師の転職市場に関する最新データによると、薬剤師の転職難易度は高く、今後も上がり続けると言われています。

たとえば、薬剤師転職のプロである各社の転職エージェントたちの多くは、コロナ禍以前・以後で薬剤師の転職難度が上がっていると肌で感じています。

実際に薬剤師有効求人倍率の推移を見てみると、コロナ禍直後に急降下して以降、いまだ従前の水準に戻らぬまま低迷を続けている状況にあります。

その背景には、たとえば患者さんの来院頻度を下げるべく処方医がいつもより薬を多めに出す(処方箋1枚あたりの処方日数を多くする)ようになったなど、調剤関連事業の収益性に影響する変化を想定することができます。

そのほか薬剤師が供給過多になる見通しなどもあり、これらを受けて、各病院・薬局などは薬剤師の人員配置見直しや採用控えを始めていると考えられます。

新しい職場を求める薬剤師にとって厳しい状況が続く中、転職を成功させるためには、スキルや経験を重ね、他の人材に負けないように市場価値を高めることが必要不可欠となります。

こうした薬剤師の転職事情については、当記事の第2章で詳しく解説していきます。

上記のような状況をふまえて、薬剤師の求職者は、市場価値の向上だけでなく、効率的な転職活動の方法をとって成功への近道を進む必要があります

薬剤師が転職を成功させるために効果的な方法は5つあります。

薬剤師におすすめの転職方法

  • 直接応募
  • ハローワーク
  • 求人サイト
  • 知人の紹介
  • 薬剤師専門の転職サイト(転職エージェント)

上記5つの方法にはそれぞれメリットがありますが、まずは薬剤師転職サイト(薬剤師専門の転職エージェント)を利用することをおすすめします。

薬剤師転職サイトでは、希望条件を提示することで代わりに応募先を探してくれたり、応募書類の添削を行ってくれたりなど、多くの利点があるからです。

転職活動にかける時間があまりない方や転職活動に対して不安がある方は、転職サイトを利用することでスムーズに転職先を見つけることができるしょう。

薬剤師が転職するための手段については、当記事の第3章で詳しく説明しています。

さらに、今日の薬剤師が厳しい競争を勝ち抜いて妥協のない転職を成功させるためには、戦略的に転職活動へ取り組むことが重要です

実のところ、今回の転職やその後のキャリアを通して何を実現したいか」によって、薬剤師が選ぶべき就業先の種類は変化します。

たとえば、薬剤師の就業先としてメジャーな下記の4業種は、以下のような視点で選択することができます。

薬剤師におすすめの転職先

  • 【スキルアップを目指すなら】病院
  • 【コミュニケーションを重視するなら】調剤薬局
  • 【幅広い業務に携わるなら】ドラッグストア
  • 【高年収を目指すなら】企業

自身の好みや薬剤師としてのキャリアビジョンも考慮しながら、理想の転職先となる選択肢はどのような業種か、いま一度考えてみてはいかがでしょうか?

希望の業種が決まったなら、次のアクションは実際に薬剤師転職サイトで求人情報を検索してみることです。
とはいえ、ただ漫然と求人票を検索・閲覧するだけでは理想の転職から遠のいてしまいます
同じ業種を1つとっても事業所就業先それぞれに特徴があり、探し方・読み取り方にもコツがあるからです。

たとえば、事業所の業種ごとで見れば、以下のような点が求人探しのカギとなります。

薬剤師が転職サイトで求人検索をかけるときのコツ

  • 病院薬剤師に転職したい場合
    キーポイントは「病床数」。
    病床数の多い病院を探すことで、高収入・スキルアップを狙える転職に近づく!
  • 調剤薬局薬剤師に転職したい場合
    「総合門前薬局」の求人に注目。
    幅広い医療・処方を経験でき、スキルアップにもつなげやすい!
  • ドラッグストア薬剤師に転職したい場合
    営業時間・休業日は必ずチェック。夜間勤務の有無で収入やワークライフバランスが変化しやすい。
    また、調剤スキルアップ重視なら調剤併設型のドラッグストアを選ぼう。
  • 薬剤師から製薬企業に転職したい場合
    まずはなりたい職種を決めてから動こう。
    職種によって応募要件が厳しいことが多いので注意!

そこで当記事の4章では、リアルな求人情報を参考にしながら、薬剤師転職サイトを使った求人探しのコツや、求人票をどう読み解くかについて業種別に詳しく解説します。

就業先ごとの求人の探し方や見方のコツを理解できましたか?

理解した上でいざ転職活動を進めようとしても、実際に独力のみで進めることは難しいでしょう。

あなたの魅力を最大限に伝えるためにも、転職のプロフェッショナルの力を借りることが転職成功への近道です。

薬剤師転職サイトに在籍するプロ(キャリアアドバイザー)であれば、医療・調剤市場の動向にも詳しく、あなたが築いてきた薬剤師としてのキャリアがもつ強みを引き出し、今日の市場で高い価値を持つアピールポイントは何かを教えてくれるはずです。

さらにプロの目線で優良な求人案件を厳選し、それだけでなく、求人票のみからは得られない求人施設の実情(募集背景、実際に働いている人の感想、経営状況など)も教えてもらうことができます。

つまり、いま薬剤師が転職活動で取り組むべきさまざまな難題について、プロが全面的にサポートしてくれるため、手間も少なく効率的に転職活動を進められるのです。

だからこそ、薬剤師に特化した転職サイトを利用することが、納得のいく転職を実現するための王道なのです。

薬剤師転職サイトは複数存在しており、それぞれ求人数や求人の質サポート力などに違いがあります。

求人数の多さだけで決めるのではなく、あなたが一番重要視したいことから利用する転職サイトを見極めましょう。

Career Theory編集部が転職経験のある薬剤師500人にアンケート調査を行った結果、薬剤師の利用満足度が高い転職サイトのおすすめランキングトップ3は、『薬キャリ』『ファルマスタッフ』『マイナビ薬剤師』の3サービスでした。

Career Theory編集部が薬剤師500人に対するアンケート調査に基づき作成した、薬剤師転職サイト満足度ランキングのベスト3を紹介します。

薬剤師転職サイトランキング
薬キャリ1位.薬キャリ

公式サイトを見る
詳細を見る

公開求人数
3万件

満足度
4.3

薬剤師さんからの利用満足度No1の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価
ファルマスタッフ2位.ファルマスタッフ

公式サイトを見る詳細を見る

公開求人数
4万2,000万件

満足度
4.1

調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上に渡る転職支援実績があり、サポート力も高い
マイナビ薬剤師3位.マイナビ薬剤師

公式サイトを見る詳細を見る

公開求人数
5万5,000件

満足度
4.0

マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数が魅力の転職サイト。地方在住の方もおすすめ

 〔出典〕求人数は、上掲各サービス求人検索システムによるCareer Theory編集部調べ(2022年7月20日時点)
満足度はCareer Theory編集部による薬剤師へのアンケート調査に基づき作成

当記事ではそれぞれの転職サイトについて詳しく解説しているので、ランキング表の「詳細を見る」ボタンから気になるサービスの解説・評判を確認しましょう。

3サービスともに評判の高いサービスです。
転職を検討しているのであれば、まずはいずれかに登録してキャリアアドバイザーと面談してみるべきです。

もしどれを選ぶか迷うようであれば、利用者満足度1位の『薬キャリ』に相談するところから始めましょう

2. 薬剤師の転職ハードルは高い!今後もハードルは上がる見通し

2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の影響によって、薬剤師の転職難易度は高まっています。

厚生労働省によると、最新の薬剤師の有効求人倍率は1.88倍でした厚生労働省:一般職業紹介状況(令和4年4月分),2022年5月31日付.

有効求人倍率とは?
有効求人倍率とは「求職者1人あたりどのくらいの求人があるか」を示す値のことです。
ハローワークの情報(求人の数・仕事を探す人の数)をもとに算出されており、有効求人倍率が1を超える状況を「売り手市場」1を下回る状況を「買い手市場」と呼びます。

一見、数値だけを見ると、薬剤師は売り手市場であるように見えるかもしれません。

しかし、2020年以前の有効求人倍率を見てみると、全国で初めて緊急事態宣言が発令された2020年4月を境に、有効求人倍率が大きく減少しています。

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、採用市場の規模が縮小していると考えることができるでしょう。

各医師職および薬剤師の有効求人倍率を時系列的に見ると、有効求人倍率は、緊急事態宣言が初めて発令された2020年4月を皮切りに急降下した。また直近ではやや回復傾向にあるものの、従前の水準には遠く及ばない。

〔出典〕厚生労働省:一般職業紹介状況(職業安定業務統計)を基に編集部作成

ただ、上記のデータは、薬剤師だけでなく医師・歯科医師・獣医師を含めた数値であり、ハローワーク求人数をもとに算出されているため、「参考値として捉えるべき」といった声もあるかもしれません。

しかしながら、有効求人倍率以外にも、薬剤師の転職市場の厳しさを表すデータは存在するのです。

そこでこの章では、さまざまな最新データに基づく薬剤師の転職市場について、詳しく解説していきます。

それでは、さっそく見ていきましょう。

2-1. 新型コロナウイルス感染症の影響で薬剤師転職のハードルは上がっている

かつては売り手市場といわれた薬剤師転職市場は、新型コロナウイルスの流行をきっかけに求人数が減少しており、転職のハードルが高くなっています

大手薬剤師転職サイト『薬キャリ』が提携の転職エージェント16社に行った調査によると、とくに調剤薬局で求人数の減少、採用控えが目立つことがわかっており、転職難易度は高いと認識しておくべきでしょう。

■新型コロナウイルス感染拡大前後における薬剤師就業業界ごとの転職難度

薬剤師の人材紹介事業者に対してヒアリングした調査では、薬剤師が活躍する全業界においてコロナ禍以降の転職難度が高いと感じられていることがわかった。

〔出典〕薬キャリ:2021年の薬剤師転職市場はどうなる?新型コロナウイルスが中途採用に与えた影響は?,2022年5月26日閲読

求人数が減少している原因の一つとして、外出自粛や受診控えによる処方箋枚数の減少があげられます。

厚生労働省の調査によると、2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、処方箋枚数の減少が続いています。

■調剤医療費総額、処方箋枚数及び処方箋1枚当たり調剤医療費

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項目2015年度2016年度2017年度2018年度2019年度2020年度
調剤医療費(億円)78,74674,95377,12974,74677,46475,392
処方箋枚数(万枚)82,37282,99983,88684,36184,28476,484
1枚当たり調剤医療費(円)9,5609,0319,1958,8609,1919,857

〔出典〕厚生労働省:令和2年度 調剤医療費(電算処理分)の動向,2021.

上記を見る限り、処方箋枚数が減少している一方で、1枚当たりの調剤医療費は増加しており、感染リスク軽減のために処方箋1枚当たりの処方日数が延長していると考えられます。

しかし、処方箋枚数が減ることによって、患者数の減少、調剤技術料や薬学管理料の収益減に繋がり、経営悪化に追い込まれる企業が後を絶ちません。

その結果、薬剤師の人員配置見直し、非正規雇用薬剤師(派遣やパートなど)の雇い止め、中途採用者の採用控えを行う企業が増えているのです。

40代・50代以上の薬剤師は転職活動が長期化する可能性もある
薬剤師の転職難易度を年代別に見ると、40代以上の転職ハードルが高い傾向であることが明らかです。

■年代別の薬剤師転職難易度

2020年の薬剤師転職市場においては、転職難度を高いと感じた求職者の割合が、年代別に見た場合40代以降で顕著に大きくなることが明らかとなった。

〔出典〕薬キャリ:2021年の薬剤師転職市場はどうなる?新型コロナウイルスが中途採用に与えた影響は?,2022年5月31日閲読.

これまでは、40代・50代以上の薬剤師は経験やスキルが豊富なため、現場で重宝される存在でした。
しかし、採用コストや人件費の観点から採用に慎重な企業も多く、転職活動が難航する可能性も否定できません

また、オンライン服薬指導や在宅医療などのニーズに対応すべく、若手の人材育成に力を注ぐ企業も多いことも、40代・50代以上の薬剤師の転職難易度を引き上げている原因といえるでしょう。

とはいえ、年齢を理由に転職を諦める必要はありません
これまで積み上げてきた経験やスキルは、あなたの市場価値に繋がっています。また、今日が一番若い日であり、動き出すベストタイミングなのです。

40代・50代以上の薬剤師が転職を成功させるためには、年収や待遇にこだわりすぎずに、譲歩できるラインをあらかじめ決めておくことをおすすめします

また、転職のプロに相談しながら転職活動を進めることで、転職成功にグッと近付くことができるでしょう。

40代・50代以上で転職を成功させるなら転職サイトの利用がおすすめ
おすすめの薬剤師転職サイトを見てみる

2-2. 薬剤師の転職難易度は今後さらに高まる見込み

薬剤師の転職難易度は、今後さらに高まると予測されています。

その理由は、将来的に薬剤師の需給バランスが崩れ、薬剤師の供給過多が起こると言われているからです。

厚生労働省によると、薬剤師の資格保持者が増える一方で、薬剤師求人数が減少しており、将来的には薬剤師が余る時代が来ると予測されています。

公的調査の推計によれば、薬剤師資格の保持者は今後増加する見込みである一方、薬剤師の人材需要自体は減少すると推測されており、薬剤師の人材供給過多が起こると考えられている。

〔出典厚生労働行政推進調査事業費補助金 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究事業(平成30年度):薬剤師の需給動向の予測および薬剤師の専門性確保に必要な研修内容等に関する研究:2019年3月p. 11

上記の研究が発表された翌年、新型コロナウイルスが発生し、経営悪化に追い込まれる企業や医療機関が相次いでいます。

こうした状況に不安を感じ、「このまま働いていていいのかな」「転職したほうがいいかも」と考える薬剤師が増えているのです。

(1). 転職したいと考える薬剤師は多い

いまだ収束の目途が立たないコロナ禍に不安を感じ、転職したいと考える薬剤師は多くいます。

薬剤師転職サイト『APOPLUS薬剤師』が薬剤師416人に行ったアンケート調査では、「転職したい」と回答した人が数多くいることが明らかになっています。

■薬剤師の転職意向について

APOPLUS薬剤師が薬剤師416名を対象に行ったアンケート調査では、回答者のうち45%が「転職を希望する」と回答した。薬剤師の半数近くは転職の意向を持っていることが明らかとなった。

〔出典〕APOPLUS薬剤師:薬剤師のお仕事に関する意識アンケート,2021年1月を基に編集部作成

こうした転職需要の高まりには、将来への不安だけでなく、労働環境や待遇の悪化なども関係しています。

たとえば、経営悪化で給与や賞与がカットされたり、人員整理によって一人ひとりにかかる業務負担が増えたりと、今の職場に不満を感じながら働いている方も多いのではないでしょうか。

また、コロナ禍をきっかけに、従来の働き方やキャリアに疑問を持ったり、人生を俯瞰的に考えたりする人が増えたことも、転職需要を後押ししていると考えられます。

(2). 今後は薬剤師資格だけでは差別化が難しくなる

批判を承知で申し上げると、将来的に薬剤師資格だけでは差別化が難しくなるでしょう。

いうまでもなく、新型コロナウイルス感染症が収束する兆しは見えず、今もなお、多くの企業が経営立て直しに追われています。

停滞する薬剤師転職市場をよそに、薬剤師数はどんどん増加傾向にあります。

エリアによっては「転職したくてもできない」「求人が見つからない」といった事態に発展するかもしれません。

さらに、処方箋の電子化、薬歴管理やピッキングなど多分野でIT化が進み、0402通知(薬生総発0402第1号「調剤業務のあり方について」)による非薬剤師の雇用などで、薬剤師を取り巻く環境は今後も変化し続けます。

薬剤師資格だけでは評価される時代ではないことを今すぐ認識し、これからの薬剤師に求められるスキルを磨くことが大切です。

2-3. 転職を成功させるためにはスキルアップが必要不可欠

厳しい展望の中で薬剤師として長く働き続けるためには、スキルや経験を積み、市場価値を高めることが重要です。

たとえば、専門・認定資格の取得は、薬剤師の市場価値を高め、キャリアを広げるために有効な方法です。

資格取得には一定の経験年数や、特定分野の経験、取得や更新にかかる費用などが必要ですが、スキルアップや資格手当の加算など、さまざまなメリットがあります。

また、これから需要拡大が見込まれる在宅医療やオンライン服薬指導、かかりつけ薬剤師としての経験などがあると、即戦力として重宝されやすくなるでしょう。

とはいえ、将来への不安からやみくもに資格取得やスキルアップを行うことはおすすめしません。

ご自身のキャリアプランを見据えてから行動しなければ、「スキルアップできたけどやりたい分野ではなかった」「経験が無駄になってしまった」と後悔してしまうからです。

厳しい薬剤師転職市場を目の当たりにし、焦ってしまう気持ちはわかります。

しかし、まずは現状のスキルや経験を客観的に見つめ、希望のキャリアプランに合った経験を積むことから始めましょう。

なお、3年以上の経験年数がある方で「これ以上のスキルアップは難しそう」「今の職場にいてもキャリアにつながる経験は積めないかも」とお悩みの方は、今すぐ転職活動を始めることをおすすめします。

今後さらに状況が厳しくなる薬剤師転職市場では、長く働ける可能性の高い若手のほうが転職が有利になるからです。迷っている場合は、まずは求人検索だけでも始めておきましょう。

この章のまとめ

薬剤師の転職市場を最新データから読み解いた結果、以下のことが明らかになりました。

  • 新型コロナウイルス感染症の影響で、薬剤師の転職ハードルは上がっている
  • 薬剤師数の増加・転職需要の高まりから、今後さらに薬剤師転職は難しくなる
  • 転職を成功させるためには、スキルアップが必要不可欠である
  • 自分のキャリアプランに合ったスキル・経験を積むことが大切になる
  • 今の職場でスキルアップが難しい場合、今すぐ転職活動を始めるべき

これらの薬剤師転職市場の動向を踏まえた上で、次章では薬剤師におすすめの転職方法をご紹介します。

3. 薬剤師の転職におすすめの求人探し・応募方法5選

「転職したいけど何から始めたらいいの?」「薬剤師におすすめの転職方法はどれ?」と考える方も多いのではないでしょうか。

薬剤師におすすめの転職方法は5つありますが、どの転職方法が合っているかは人によって異なります。

本章では、薬剤師におすすめの5つの転職方法と各転職方法の利用が向いている人の特徴などについて、詳しくお伝えしていきます。

それでは、さっそく見ていきましょう。

3-1. 直接応募

直接応募とは、医療機関や企業の公式ホームページにある採用ページからエントリーする方法です。

医療機関や企業のホームページに掲載される求人情報をこまめにチェックする必要がありますが、その過程で経営方針や理念の確認ができるため、結果的に転職後のミスマッチを減らせます。

直接応募がおすすめな人

  • 働きたい医療機関や企業がすでに決まっている人
  • 大学病院や大手企業で働きたい人
  • 選考対策に自信がある人

直接応募で転職する場合、以下の流れで転職活動を進めていくとよいでしょう。

直接応募で転職する場合の流れ

Step 1:応募先を探す

働きたい医療機関や企業の公式ホームページをチェックし、求人情報の確認を行う。
各職場によって募集時期は異なるため、時期を見てこまめにチェックする(たとえば、大学病院や国公立系の医療機関では正職員の薬剤師募集を春~夏頃に行っている)。

具体的な転職先が決まっていない場合は、後に紹介するハローワークや求人サイトで情報収集をすることから始める。

Step 2:求人内容の詳細を確認する

応募したい医療機関や企業が決まれば、求人情報の確認をする。
医療機関や企業のホームページでわからないことがあれば、専用フォームや電話で問い合わせる

直接応募で確認しておきたい求人情報の一例(タップで確認!)
  • 採用試験の日程
  • 採用予定人数
  • 受験資格
  • 応募に関する手続き
  • 選考方法(書類選考、面接、小論文など)
  • 職場見学の日程
  • 履歴書・職務経歴書の規定フォーマットの有無
  • 勤務形態
  • 給与(基本給、各種手当、昇給、ボーナスなど)
  • 休暇や休日に関する情報
  • 福利厚生
  • 社会保険の内容
  • 白衣などの貸与品の有無
  • (希望者のみ)薬剤師寮の有無や空き状況の確認

可能なら職場見学の機会を設けてもらい、職場の雰囲気を自分で確かめることがおすすめである。

Step 3:応募(書類提出・日程調整)

応募の意志が固まったら、必要な書類を提出し、面接の日程調整を行う。

あなたの魅力が伝わるように履歴書・職務経歴書を書きあげ、礼儀作法に気を付けながら提出する。
職場によって提出する書類は異なるため、必要書類の抜け漏れが無いか確認する。

働きながら転職活動をしている方は、面接日と現職の勤務日が被らないよう注意する。

Step 4:選考を経て内定、転職へ

内定をもらったら、転職に向けた準備を始める。
退職日や入職日が近付いてから慌てることのないよう、計画的に進める。

内定後に必要な手続きの一例(タップで確認!)
  • 現職を退職するための手続き
  • 退職の意思を伝える
  • 退職日を上司と相談する
  • 退職届を提出する
  • 研究の引き継ぎや書類の整理をする
  • 担当している業務や係の引き継ぎを行う
  • 貸与品の返却をする
  • 健康保険証の返還を行う
  • お世話になった先輩や同僚に挨拶をする
  • 職場の慣例に合わせて退職時に渡す菓子折りを用意しておく
  • 転職先に入職するための手続き
  • 入職日を採用担当者と相談する
  • 入職に必要な書類を提出する
  • 必要な物品を確認する
  • 社会保険の加入手続きを行う
  • 給与や待遇など交渉したいことがあれば交渉する
  • 入職までに勉強しておくことがあれば確認し事前学習を行う

直接応募するときの注意点

直接応募する場合、以下の6つのポイントに注意しながら転職活動を進めることが大切です。

  1. さまざまな視点から情報収集を行う
    医療機関や企業の公式ホームページだけでなく、現場の評判をまとめた口コミサイト(薬コミmedicoOpenWorkなど)や知人に話を聞くことで、ミスマッチを減らす。
  2. 採用担当者との電話やメールも評価の対象であることを認識する
    電話やメールの対応が悪いと、選考にも悪影響を及ぼすことも。

    基本的なマナーを意識し、好印象を与えられるよう努める。
  3. 応募条件は自分から細かく確認する
    転職サイトのように募集要項がフォーマット化されていないため、自分に必要な情報を見極め、過不足ないよう細かく確認しておく。
  4. 職場見学は可能な限り実施する
    人間関係や職場の雰囲気などは、実際に職場見学をしないとわからないことも多い。
    新型コロナウイルスの感染状況によっては厳しい可能性もあるが、可能であれば機会を設けてもらったほうがよい。
  5. 条件交渉は慎重に行う
    給与や役職などの条件交渉は、面接内では聞かれた時に伝える程度にしておく。
    内定後の条件交渉では、雇用契約書などの書面を用い、口約束にならないよう注意する。
  6. スケジュールには余裕を持たせる
    求人探しから入職までの各手続きをスムーズに行うためには、具体的なスケジュールを立てておくことが大切。
    とくに、仕事や家庭と両立しながら転職活動を行う方は、ある程度余裕のあるスケジュール調整を行っておくことがおすすめ。

直接応募は、職場側にとっては採用コストがかからない方法です。

人気の大手企業や大学病院では、直接応募以外の採用をしていないこともあります。

しかし、応募条件を細かく確認したり、選考対策を自力でやらなきゃいけなかったりと、求職者にかかる負担が大きい転職方法です。

転職に自信のある方、大手企業や国公立系の医療機関に転職したい方でもないかぎりは、直接応募とは異なる経路での転職を選ぶことをおすすめします。

3-2. ハローワーク

ハローワークは求人紹介を行う公的機関であり、求職者にとっては定番の転職方法になります。

求人の紹介だけでなく、求職相談や失業手当の申請なども行うことができるため、下記に該当する方は利用してみるとよいでしょう。

ハローワークがおすすめな人

  • 今の職場を辞めてからゆっくり転職活動したい人
  • 失業手当の受給を検討している人
  • 公的機関の立場から、中立的なアドバイスをもらいたい人

ハローワークを使った転職活動は、以下の流れで行います。

ハローワークを利用する場合の流れ

Step 1:ハローワークに求職登録をする

ハローワークを利用するためには、求職者登録が必要である。最寄りのハローワークに訪問するか、『ハローワークインターネットサービス』を通じて、基本情報(氏名・住所)や希望条件(雇用形態・月収)、資格や経歴などの登録を行う。

Step 2:求人検索や相談を行う

登録後、求人検索サービスが利用できる。最寄りのハローワークに訪問すると、設置されている端末で求人検索できるだけでなく、求人選びや選考対策に関する相談が可能。求人検索だけを利用したい場合は、『ハローワークインターネットサービス』を通じて自宅のパソコンやスマホからアクセスできる。

Step 3:応募する職場を選び、面接を受ける

気になる職場が見つかったら履歴書や面接の準備をする。労働条件や給料などで気になることがあれば、相談できる。

ハローワークは求人数が豊富で誰でも利用できる職業紹介所です。

しかし、なかには虚偽の求人情報を掲載している医療機関の求人や、過重労働を強いられる職場の求人が隠れている可能性もあります。

したがって、利用する場合は他の転職方法との併用をおすすめします。

3-3. 求人サイト

求人サイトは、医療機関や企業の詳しい求人情報が掲載されているサイトであり、「求人広告サイト」「求人情報サイト」と呼ばれることもあります。

薬剤師に特化した求人サイトでは、転職で確認しておきたい求人情報が簡単に検索でき、スマホやパソコンから気軽に利用できるため、人気のある転職方法です。

求人サイトがおすすめな人

  • とにかく多くの求人情報が見たい人
  • 自分のペースで転職を進めたい人
  • 細かい求人情報の確認を簡単に済ませたい人

求人サイトを使った転職活動は、以下の流れで行います。

求人サイトを利用する場合の流れ

Step 1:応募先を探す

スマホやパソコンから求人サイトにアクセスし、希望の条件を入れて求人情報を検索する。

Step 2:求人サイトの案内に従い、応募する

求人サイトのフォーマットに必要事項を入力し、応募を行う。
応募先の病院から連絡が来たら、必要書類の確認や面接日程の調整を行い、選考に進む。

Step 3:選考を経て内定、転職へ

内定をもらったら、退職手続きと入職手続きを行う。
退職日や入職日が近付いてから慌てることのないよう、計画的に進める。

求人サイトは、後述する転職サイトと異なり、担当アドバイザーがつきません。

そのため、他の転職方法と同様に自力で転職活動を行うスタイルであることを認識しておきましょう。

3-4. 知人の紹介

信頼できる知人や友人から紹介してもらい、転職するという方法もあります。

求人票ではわからない内情を包み隠さず教えてもらえるため、ミスマッチを防ぐことが可能です。

知人の紹介がおすすめな人

  • 働きたい医療機関に知人が勤めている人
  • 職場のリアルな内情を知った上で転職したい人
  • 企業薬剤師や産業保健師に転職したい人

知人経由の紹介は、採用担当者が紹介者に対して一定の信頼を置いていることで成り立つ方法です。そのため、採用されやすいというメリットがあります。

一方、職場見学や面接で「イメージと違う」と思っても断ることは難しく、入職条件の交渉がしづらかったり、退職時に紹介者への配慮が必要だったりと、デメリットもあります。

周囲を気にせず転職したい方は、避けたほうが無難でしょう。

3-5. 薬剤師専門の転職サイト(転職エージェント)

転職サイトとは、無料で、求人探しから面接対策まで、幅広いサポートをしてくれる『人材紹介サービス』のことで、「転職エージェント」とも呼ばれます。

登録すると、担当アドバイザーがつき、あなたの転職理由や希望条件、理想の働き方をしっかりとヒアリングした上で、転職サイトが保有する求人から適切な職場を選び、あなたに合った求人を提案してくれます。

応募を決めると、応募書類作成や面接対策もサポートしてくれるため安心です。転職先が決まるまで手厚いサポートが受けられます。

転職サイトが無料で利用できる理由は、職場からの紹介料で利益をあげる仕組みだからです。

求職者の入社が決まると、転職サイトは企業から仲介料(年収の30%前後)を受けとっています。そのため、利用者側に料金は一切発生しません。

このように、転職サイトは紹介料を払ってでも優秀な薬剤師を求めている」企業と、「希望条件に合った職場に転職したい」薬剤師をつないでくれるサービスとなっています。

薬剤師転職サイトがおすすめな人

  • 転職先が決まっていない人
  • 転職の軸が定まっていない人
  • 履歴書や面接に対する不安がある人
  • 転職活動の時間が無い人
  • 転職前に人間関係や労働環境を確認しておきたい人

転職サイトには求人が豊富にあり、なかにはインターネット上に出ていない好待遇の求人(非公開求人)もあるため、登録することで転職の選択肢を増やすことができるでしょう。

転職サイトを利用する場合、以下の流れで転職活動を進めていきます。

転職サイトを利用する場合の流れ

Step 1:面談

各転職サイトの公式ページから登録すると、担当アドバイザーから電話かメールで連絡がくる。
初回の連絡では面談の日程調整を行い、その後、キャリアや転職先に求める条件等のヒアリングが行われる。

Step 2:求人の紹介

面談後、希望に合う求人を紹介してもらえる。

気になる職場を担当アドバイザーに伝えると、職場の内情や雰囲気などを教えてもらうことができる。
気になる職場がなければ担当アドバイザーに伝え、再度求人を探してもらう。

Step 3:転職サイト経由で応募する

担当アドバイザーが選考書類の確認や面接日程の調整を行ってくれる。

必要な書類を揃え、面接に臨む。なお、履歴書や面接が不安な方は履歴書添削や面接練習などのサポートを受けることも可能。
同時進行で、自分からは言いにくい給与や待遇に関する条件の交渉も行ってくれる。

Step 4:選考を経て内定、転職へ

内定をもらったら、退職手続きと入職手続きを行う必要があるが、ほとんどの手続きは担当アドバイザーが代行してくれる。

入職までのスケジュール調整や、退職時に発生したトラブルなどの相談にも乗ってもらえるため、幅広いフォローが受けられ、安心して転職できる。

薬剤師が転職サイトを利用するメリットとは

薬剤師が転職サイトを利用するメリットは以下の3点です。

メリット1:希望条件に合った求人を代わりに探してくれる

まず、転職サイトでは担当アドバイザーに年収や勤務地などの希望条件を伝えると、あなたに合った求人を代わりに探してくれます。

転職サイトによっては、待遇がよいため公開して募集を行わない非公開求人を保有している場合もあり、自分で探すよりも年収が高い職場が見つかりやすいです。

仕事を続けながら転職活動をする場合も、自分で求人を探す手間が省けるため便利です。

メリット2:応募書類の添削や面接練習などの選考対策が受けられる

転職サイトを利用すると、応募書類の添削や面接練習など選考対策も受けることができます。

担当アドバイザーがヒアリングを通してあなたの人柄や経歴を把握し、伝え方のコツも教えてくれるので、より魅力的な応募書類を作成できます

転職経験がない・少ない場合、一人で応募書類を作ることは難しいです。過不足無く経歴を書いたつもりでも、プロの視点でみると内容が不十分であったり、見せ方が適切でなかったりするケースはよくあります。

面接対策でも、転職のプロから客観的な意見がもらえるため、面接のコツを掴むことができ、どのような質問をされるのか想定して面接に臨めます。

担当アドバイザーと万全な対策を行うことで、採用確率がアップするでしょう。

メリット3:応募先とのやり取りを代行してくれる

転職サイトは、企業とのやり取りを代行してくれるので、働きながらの転職活動がスムーズになります。

◆担当アドバイザーが代行してくれるやり取り

  • 各企業への応募
  • 面接の日程調整
  • 採用担当者への連絡
  • 入社日の調整

在職中に転職活動を行うとなると、細かいスケジュール管理が困難になります。

特に複数求人に応募している場合、それぞれの職場と並行してやり取りを行わなければなりません。予定管理が不十分だと、ダブルブッキングなどのトラブルにつながる恐れもあります。

転職活動に関する煩雑なやり取りを、代わりに行ってくれることは大きなメリットです。

転職サイトと求人サイトの違いとは?

「転職サイト」と「求人サイト」はサービス内容が似ていますが、それぞれ転職活動の進め方に違いがあります。

転職サイトは、担当アドバイザーと一緒に転職活動を進めていきます対して、求人サイトを使う場合、転職活動は全て自分一人で行います。

薬剤師転職サイト求人サイト
気軽さ
登録・相談のハードルが高いと感じる人も

自分で求人を検索するだけなので気楽
得られる情報
職場の内部情報なども教えてくれる

求人票の情報だけ
求人の選択肢
豊富(非公開求人や独占求人があることも)

豊富(サイトによっては少ないので注意)
転職アドバイス
転職のプロからのアドバイスが得られる
×
なし
選考対策
履歴書・職務経歴書の書き方や面接の答え方
×
なし
転職成功率
選考対策を入念に行えるので、採用確率アップ

上手く活用できればスムーズに決まる
年収アップ率
年収交渉をしてくれるので良い待遇で転職しやすい

自分で交渉できれば問題ない

求人サイトではサポートがないため、「よい求人がない」「履歴書の書き方が分からない」と悩んでも、自分でなんとかしなければなりません。

自力で解決できれば問題ないですが、自分一人だと客観的なアドバイスを受けられず、次第に視野が狭くなっていきやすいため、間違った方向に進んでしまう可能性もあります。

したがって、「転職活動に不安がある(履歴書や職務経歴書の書き方が分からない)」「次の転職は絶対失敗したくない(よい職場に入りたい)」という方は、転職サイトの利用がおすすめです。

また、「そもそも転職するか迷っている」「転職だけではなくキャリア全般の相談がしたい」という方でも、転職サイトを利用できます。

気になる方は、まずは登録だけでもしてみるとよいでしょう。

4. 薬剤師さんにおすすめの転職先4選

転職するならどこがいいんだろう」「おすすめの転職先があれば知りたいと考える方もいるのではないでしょうか。

薬剤師が活躍できる場所はさまざまであり、たとえば、以下のような働き方があります。

  • 専門性の高いスキルが求められる「病院薬剤師」
  • 職場によって特色が大きく異なる「調剤薬局薬剤師」
  • 業績を伸ばしつつある「ドラッグストア薬剤師」
  • 製薬や開発などの業務に携わる「企業薬剤師」
  • 学校の衛生環境を守る「学校薬剤師」
  • スポーツに関わる「スポーツファーマシスト」
  • 保健所や衛生研究所などで働く「公務員薬剤師」
  • 自衛隊に入隊する「薬剤官」
  • 犯罪の操作や防止に貢献する「麻薬取締官」
  • 特殊な環境で働く「刑務所薬剤師」

ただ、就業先によっては求人が市場に出回ることが少ないため、働きたい職場が決まっていない方は、以下の4つの就業先の中から、転職先を選ぶことをおすすめします。

詳しく見ていきましょう。

4-1.【スキルアップを目指すなら】病院

病院内で働く薬剤師のことを、病院薬剤師と呼びます。

主な仕事内容は、調剤・製剤業務、医薬品管理、薬剤管理指導、治験業務、病棟業務、救急救命業務など多岐にわたります。

病院によっては、入院患者だけでなく外来患者の処方箋も取り扱うため、「忙しい」と感じる薬剤師さんも多いでしょう。

しかし、患者さんの回復過程を間近で見ることができるため、やりがいを感じられる働き方であることは間違いありません。

病院薬剤師の平均年収

病院薬剤師の平均年収は556万円です厚生労働省:第23回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告,2021.

病院薬剤師は、病院の種類によって年収に大きな差があります。

■病院の種類別にみた薬剤師の平均年収

開設者別の病院の種類平均年収
国立病院567万円
公立病院597万円
公的病院592万円
社会保険関係法人595万円
医療法人528万円

〔出典〕厚生労働省:第23回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告,2021.

病院薬剤師として働く場合は、年収や各種手当などをしっかり確認しておくことがおすすめです。

病院薬剤師のメリット・デメリット

病院薬剤師のメリット・デメリットは、以下の通りです。

◆病院薬剤師のメリット

  • 患者さんと深い関わりが持てる
  • さまざまな薬の知識を学ぶことができる
  • 経験や知識を活かして専門性を発揮できる
  • キャリアアップにつながる

◆病院薬剤師のデメリット

  • 病院の種類によっては給料が安い
  • 夜勤がある病院もある
  • 他職種との人間関係に悩むこともある
  • 激務になることがある

CareerTheory編集部には、実際に病院に転職した薬剤師さんからさまざまな声が寄せられています。

■大変だけど知識と自信に繋がった

口コミ・評判

匿名さん・20代後半・女性・元調剤薬局勤務

内服薬だけでなく注射薬まで見る必要があり、最初は全く知識がなく大変苦労し、病院勤務を選んだことを後悔していたが、やはり総合病院のため、薬の知識や使い方により詳しくならざるを得なかったこと。

また当直など、一人でこなさねばならない業務もあり、知識と自信が付きました。薬局内だけでなく、他職種との連携も必要となるため、自身の社交性やコミュニケーション能力を活かすことができました。何より、尊敬し憧れる先生方の元で仕事ができることが、刺激になり、勉強になり、今後の目標を掲げれる素晴らしい環境となりました。

■患者さんとの距離が近くなった

口コミ・評判

匿名さん・30代後半・女性・元調剤薬局勤務

療養型の病院のため、ほとんどの患者様が口から薬を飲むことができず、経管栄養で薬を投与している。その患者様の状態に合わせた薬の調剤の仕方などを判断することが、調剤薬局とは違った業務であると感じる。

また注射の調剤も調剤薬局ではない仕事のため、配合変化など勉強することが多い。

服薬指導に関しても、調剤薬局とは違いこちらから患者様のベッドサイドへ出向きお話しするため、患者様とも距離が近いと感じる。

病院薬剤師はスキルアップやキャリアアップに適した就業先ですが、一方で幅広い業務をこなさなくてはならず、慣れるまでは苦労する方もいるようです。

病院薬剤師に向いている人

病院薬剤師に向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • 専門・認定資格を取得したい人
  • 専門性を活かしてチーム医療に携わりたい人
  • 体力に自信のある人
  • 患者さんの回復過程を間近で支援したい人

病院薬剤師のリアルな転職求人を実例で紹介

主要な薬剤師転職サイトで、病床数など規模が大きく、高収入・スキルアップが狙えそうな病院薬剤師の求人を調査しました。

病院薬剤師は、全体的に薬剤師の平均年収を上回るような高収入な求人が多く、さらに各種療法や地域医療・チーム医療といった、医療・薬学に関する専門性を高めることにつながりそうな募集も豊富に存在します。

病院薬剤師の求人には次のようなものがあります。
※タップすると開きます

【中部地方】急性期病院の薬剤師求人

▼求人施設の概要

  • 中部地方の急性期病院一般病床・地域包括ケア病床
  • 募集科目は内科・整形外科
  • 電子カルテあり

▼業務内容

院内調剤・服薬指導、病棟業務、DI業務、医薬品管理業務など

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 年収:440~590万円
  • 手当:教育研修手当、職務手当、扶養手当、調整手当、保育料補助、通勤手当など
  • 休日:月9日休み(土日休み、土曜が祝日の場合は出勤)
  • 休暇:有給休暇、慶弔休暇、産前産後休暇、記念日休暇・リフレッシュ休暇など
  • 福利厚生:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険

▼求人の特徴

  • 既に30~60代の薬剤師4名が在籍する病院の増員募集
  • 残業ほぼ無しで祝日勤務はローテーション制(年3回程度)
  • 保育料補助(3割補助)などライフステージに合わせた柔軟な支援・制度あり

〔出典〕『薬キャリ』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

【東京23区内】約450床病院の管理薬剤師求人

▼求人施設の概要

  • 東京23区内の一般病院
  • 病床数451床
  • 処方科目は内科・精神科・小児科・外科・整形外科・形成外科・美容外科・脳神経外科・呼吸器外科・心臓血管外科・皮膚科・泌尿器科・産婦人科・婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・呼吸器内科・放射線科・麻酔科・循環器内科・歯科
  • 電子薬歴、電子カルテ、オーダリングシステムあり

▼業務内容

病院薬剤師業務全般 ほか

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 給与:応相談 ※参考:新卒入職時初任給で24万5,600円
  • 手当:夜勤手当、住宅手当、扶養手当、通勤手当休日:日祝他(年間休日122日)
  • 福利厚生:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険

▼求人の特徴

  • 東京都内の大型病院施設の管理薬剤師ポジションという稀少求人!
  • 複数薬剤師体制なので無理なく安心して働ける病院
  • 処方科目もバリエーション豊かで知見・スキルのアップデートにも期待できる

〔出典〕『薬キャリ』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

【東北地方】化学療法に力を入れている病院の薬剤師求人

▼求人施設の概要

  • 東北地方の一般病院
  • 血液内科の抗がん剤治療など、化学療法に注力している病院

▼業務内容

入院調剤、注射(1本出し・混注)、DI業務、委員会業務等をローテーション制で実施
※ 外来調剤・当直・休日当番は無し
※ 人員体制が整い次第、服薬指導業務を実施していく方針

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 給与:450万円~1,000万円程度(諸手当込)
    ※経験・年齢等を考慮 
    ※ 管理職であれば800〜1,000万円、勤務薬剤師でも最大800万円まで相談可能
  • 手当:通勤手当、住宅手当、残業手当、役職手当
  • 休日:変則週休2日制(4週8休制)、日曜・祝日
  • 休暇:年末年始、慶弔など
  • 福利厚生:駐車場、借上げ社宅制度、託児所など

▼求人の特徴

  • 病院の管理職or勤務薬剤師ポジション両方の募集
  • 化学療法など薬剤師としての経験を積むのに適した職場
  • 所在地域外から転居しての転職もOK。引越し費・支度準備金等も病院で負担可能

〔出典〕『マイナビ薬剤師』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

転職サイトで病院薬剤師の求人を探すコツ

病院薬剤師に転職したいといっても、病床数20強から400以上の病院まで幅広い求人が存在します。

転職サイトの求人検索システムを利用し、病床数から求人を絞り込むことは難しいでしょう。

そこで、薬剤師転職サイトの求人検索から、病床数が多く、高収入が見込める病院を見つけるコツをまとめました。

【Good】病院薬剤師求人の上手な探し方

  • 「夜勤あり」「当直あり」項目がある場合、絞り込んで求人を検索する
  • エリア指定は「都道府県」単位まで!

【Bad】病院薬剤師求人の好ましくない探し方

  • 「施設/業態:病院」かつ「高収入」「年収●●●万円以上」で絞り込んでしまう
  • フリーワードで「300床」など具体的な数で検索してしまう

夜勤や当直がある病院は救急外来を置いているような病院が多く、地域の基幹病院になっている病院が少なくありません。

こういった病院には病床規模が大きいものが多く、高年収であったり高度な医療を経験ができる医療施設が含まれている可能性が高いです。

たとえば『ファルマスタッフ』には「当直・夜勤あり」という条件で求人を絞り込む機能があるため、上記の探し方をするにはぴったりの転職サイトです。

また、エリア指定を行う場合、都道府県単位までに留めましょう。

規模の大きな病院は複数の地区をまたいで地域医療の中心的役割を果たしていることも多く、市町村単位までピンポイントに指定してしまうと、規模の大きい病院が検索にヒットしない可能性があります。

他方で、転職サイトの求人検索システムで「年収500万円以上」や「高収入」といった条件を指定してしまうことは、あまりおすすめできません。

たしかに高収入な病院が多くヒットし、なかには病床数が多かったり、キャリアアップにつながる求人が含まれているでしょう。

しかし、「今回の採用ポジションのスタート年収は平均的だが、昇給率が良かったり、役職ポスト数が多かったりする病院の求人」は、年収条件による絞り込みではヒットしない可能性があります。

他にも、転職サイトのフリーワード検索機能で「300床」など具体的な数値で検索することも好ましくありません。

細かい病床数を正確に記載している施設の場合、300床以上の病院であっても検索にヒットしない可能性があるからです。

病院薬剤師の求人票で見るべきポイント

病院薬剤師への転職を志望する人は、求人票を見るとき以下のような点に注目しましょう。

「薬剤師の在籍数」をチェック

在籍している薬剤師の人数を知ることで、ある程度の業務量が推測できるでしょう。

薬剤師の在籍人数から明らかに業務量が多いと考えられる施設が、残業無しや有給休暇取得率100%などと謳っている求人票は疑う必要があります。

業務量に対して人員の余裕を持っているかは、業務の大変さや休みの取りやすさに大きく関わります。

求人票に記載の薬剤師数ではなく、自身が入社した際の薬剤師数を確認しましょう。

薬剤師3名と記載されている場合、入社後は自身を合わせて4名になるのか、もしくは自身と入れ替わりで誰かが退職し4名になるのかで、個人の業務負担は大きく変わります。

病院薬剤師の場合は、日勤時は複数薬剤師体制でも、夜勤や当直時・祝休日シフトではワンオペ体制になるケースもあります。

薬剤師としての経験が浅いうちは不安・大変さを強く感じる要因となり得るため、確認するべきポイントです。

「処方科目」「応需科目」を確認

担当する科目によって調剤の仕方や服薬指導の仕方が異なる場合があり、業務内容に関わります。

例えば、小児科で取り扱う小児用の薬は錠剤の計数調剤よりも、散剤や水剤が多いため、調剤に手間がかかります。

総合診療科や耳鼻咽喉科などでは、花粉症や風邪、インフルエンザが流行する時期は忙しくなる傾向があります。

季節性の疾患に対応せねばならない場合では、通常の処方箋枚数が1日100枚未満のところ、繁忙期は2〜3倍になることもあります。

今まで処方したことのない科目についても対応する可能性が高いため、注意が必要です。

「外来調剤の有無」や「院外処方率」に関する記載を確認

外来患者への処方も行う施設は、入院調剤だけではなく外来調剤も行う必要があります。

「外来調剤」も行う病院薬剤師は、業務の幅が広がり、繁忙の波が時間帯・季節によって大きく動くため、忙しさが読みにくくなることがあります。

「外来調剤無し」「院外処方率100%」といった記載がある求人を選択することで、避ける事が可能です。

病院薬剤師ならではの業務内容の有無を確認

薬剤師転職サイトでは、業務内容が詳しく記載されている場合が多く、特に「DI業務がある/ない」「注射業務がある/ない」などは、しっかりとチェックすべき項目の1つです。

病院薬剤師は、注射調剤・混注業務や外来化学療法、救命救急業務、チーム医療といった、調剤薬局などでは経験する可能性の低い業務が多くあります。

病院勤務以外から病院薬剤師を目指す人はもちろんのこと、同じ病院薬剤師であっても施設や採用ポジションによって、担当業務が大きく異なる可能性もあるため、業務内容を注意深く確認することが大切です。

教育・研修制度や認定薬剤師等の資格取得支援

せっかく病院で勤務するのであれば、薬剤師としての知見・専門性を高められるような施設を目指すことがおすすめです。

基本的な研修制度はもちろん、今後のキャリアアップ・スキルアップにつながる機会を得られそうな施設を選ぶことで、自己成長が可能です。

たとえば、病院では医師・看護師やコメディカルを交えた勉強会など、実践的な学習機会が用意されていることも多く最新の医療に触れることができるでしょう。

また、専門的医療を提供している病院ならば、経験を積むことで各種の認定薬剤師資格の取得/申請要件を満たせることもあります。

資格取得を奨励している施設も多いため、特に「資格手当」がある病院は魅力的であるといえます。

4-2.【コミュニケーションを重視するなら】調剤薬局

調剤薬局では、病院やクリニックから出された処方箋に従い、保険診療に基づいた調剤を行います。

主な仕事内容は、調剤業務・服薬指導・薬歴管理ですが、最近では在宅医療の提供や、かかりつけ薬剤師としての役割を担う薬局も増えています。

薬局にはいくつかのタイプがあり、それぞれ患者層や取り扱う処方箋の種類が異なります

点分業の調剤薬局は、特定の医療機関の処方箋を中心に応需するのに対して、面分業の調剤薬局は、医療機関を限定せず処方箋を応需します。

■調剤薬局のタイプ

分業形態タイプ特徴
点分業病院の門前・門内薬局
  • 幅広い診療科の処方箋を取り扱う
  • 1日に応需する処方箋枚数は多め
  • 病院の休診日である日祝日に休める
クリニックの門前・門内薬局
  • 特定の診療科の処方箋を取り扱う
  • 専門知識を身につけられる
  • クリニックの開院時間に合わせて開局するため、土日や夜遅くまで働くこともある
医療ビルや医療モールの門前・門内薬局
  • 複数の診療科の処方箋を取り扱う
  • 複数の診療科の薬歴管理がしやすい
  • クリニックの開院時間に合わせて開局するため、土日や夜遅くまで働くこともある
面分業調剤併設型ドラッグストア
  • さまざまな処方箋を取り扱う
  • 一般用医薬品、健康食品、衛生用品などの取り扱いも行う
  • レジ打ちや品出しなど、ドラッグストア業務と兼任する場合もある
面応需型薬局
  • さまざまな処方箋を取り扱う
  • 駅前や住宅地に開局していることが多い
  • 在庫管理や多岐にわたる薬剤の知識が求められる
在宅・施設調剤型薬局
  • 在宅や施設への調剤をメインに行う
  • 1~2週間分の薬をまとめて届けることもあるため、運転免許が必要なところもある
  • 医療機関からの外来処方箋を受け付けている場合は、通常の調剤薬局業務と兼任することも

調剤薬局薬剤師の平均年収

調剤薬局の薬剤師の平均年収は483万円です厚生労働省:第23回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告,2021.

一方、調剤薬局に勤務する管理薬剤師の平均年収は730万円であるため、年収アップを狙うなら管理薬剤師を目指すことをおすすめします。

調剤薬局薬剤師のメリット・デメリット

調剤薬局で働く薬剤師のメリット・デメリットは、以下の通りです。

調剤薬局薬剤師のメリット

  • 医療用医薬品に関する知識が深められる
  • 残業なし、土日祝休みといった働きやすい環境が多い
  • 患者さんとダイレクトに関わることができる
  • チェーン薬局では研修や設備が充実しており、異動もしやすい

◆調剤薬局薬剤師のデメリット

  • 点分業の調剤薬局では知識が偏ってしまう可能性がある
  • 面分業の調剤薬局では薬歴管理や在庫管理が大変である
  • かかりつけ薬剤師、オンライン服薬指導、在宅医療など、多様な業務に対応しなくてはならない
  • 人間関係でトラブルが起きると働きにくくなる

CareerTheory編集部には、実際に調剤薬局に転職した薬剤師さんからさまざまな声が寄せられています。

■患者さんや家族に喜んでもらえた

口コミ・評判

匿名さん・40代前半・女性・小児科門前調剤薬局→別の調剤薬局へ転職

在宅訪問で一人暮らしの患者さんにお薬を届ける仕事により、患者さんや離れて暮らすご家族の方に喜んで頂けました。主治医、ケアマネ、薬剤師間での情報交換がスムーズに行われ、患者さんの健康のために、皆が真剣に取り組めたことがやりがいに繋がりました。

高齢者施設へ定期的にお薬を届ける仕事も経験しました。施設の看護師さんから、入所者さんの状況をお聞きし、困りごとを把握し、主治医にフィードバックする事で、次からの薬が服用しやすい剤型に変更になったり、薬の追加、削除など行われ、お役に立てたのではと思っています。

■薬剤師としての業務以外に、経営に関しても学べる

口コミ・評判

匿名さん・40代前半・男性・総合病院門前調剤薬局→別の調剤薬局へ転職

薬剤師としての仕事では、在宅業務、在宅営業を任せてもらえた事。施設でのトラブルシューティングだったり、大変なこともあったが、その後のキャリアに役に立ちました。

その他、人事や経営や、卸との価格交渉も任せてもらえた。特に、経営面では、会社の利益が大きくなるのと、自分の成長が重なる感じがして、非常に達成感がありました。

調剤薬局は患者さんとの関わりにやりがいを感じることができますが、在宅・施設への薬剤提供を行うこともあり、はじめは大変と感じる方もいるようです。

調剤薬局薬剤師に向いている人

調剤薬局薬剤師に向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • 在宅医療・オンライン服薬指導・かかりつけ薬剤師など、今後需要が高まる分野の経験を積みたい人
  • 仕事とプライベートの両立を重視する人
  • 管理薬剤師を目指している人
  • 患者さんとのコミュニケーションを大切にしたい人

調剤薬局薬剤師のリアルな転職求人を実例で紹介

主要な薬剤師転職サイトで、教育体制が整っておりスキルアップができそうな調剤薬局薬剤師の求人や定着率の高い薬剤師求人をご紹介します。

調剤薬局の薬剤師求人は、病院薬剤師や企業薬剤師求人よりも求人数が多いため、選ぶことが難しいと感じるかと思います。

リアルな求人例を参考にしながら、あなたにぴったりの求人を考えていきましょう。

調剤薬局薬剤師の求人には次のようなものがあります。
※タップすると開きます

【近畿地方】教育体制が整っている調剤薬局薬剤師の求人

▼求人施設の概要

  • 処方箋応需科目に応じた疾患別勉強会など、あらゆる教育体制が整っている
  • 募集科目は精神科・神経科
  • 調剤過誤防止システムを整備

▼業務内容

調剤業務・服薬指導・薬歴管理など

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 年収:450万円〜520万円 ※経験・年齢等を考慮
  • 休日:完全週休2日制
  • 休暇:年末年始休暇、夏季休暇、有給休暇、慶弔休暇、出産・育児休暇、介護休暇、その他休暇
  • 福利厚生:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、退職金、育児休暇、介護休職、借り上げ社宅

▼求人の特徴

  • 年間休日120日以上!しっかりと休日が取得できる
  • 薬剤師のスペシャリストとしてステップアップできる教育制度

〔出典〕『薬キャリ』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

【東京23区内】長期育成を目的とした若年層の薬剤師求人

▼求人施設の概要

  • 東京23区内の調剤薬局チェーン
  • 長期育成のため若年層の募集
  • 処方科目は、内科・皮膚科・整形外科・小児科がメイン
  • 電子薬歴システムあり

▼業務内容

調剤薬局における薬剤師業務

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 給与:年収400万円〜550万円 ※経験・評価による
  • 手当:交通費
  • 休日:週休2日(シフト制)平日1日もしくは土曜+日曜・祝日
  • 休暇:夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇
  • 福利厚生:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、医療過誤保険

▼求人の特徴

  • 1日の処方箋枚数は50枚程度
  • 正社員薬剤師が2名、パート薬剤師が1名在籍
  • 処方科目もバリエーション豊かで知見・スキルのアップデートにも期待できる

〔出典〕『薬キャリ』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

【九州地方】定着率の高い調剤薬局の薬剤師求人

▼求人施設の概要

  • 定着率が高く、産休・育休取得実績がある調剤薬局
  • 通勤しやすい店舗立地が魅力

▼業務内容

店舗において調剤業務、服薬指導等

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 給与:420万円〜 ※経験・年齢等を考慮
  • 休日:日曜日、祝日
  • 休暇:年末年始休暇、夏季休暇、有給休暇

▼求人の特徴

  • 店舗間の異動なし。地元密着型で働きたい方におすすめ
  • 古くから在宅訪問服薬指導に取り組んでいる会社

〔出典〕『薬キャリ』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

転職サイトで調剤薬局薬剤師の求人を探すコツ

調剤薬局の薬剤師求人は、薬剤師の転職先の中で最も求人数が多く、幅広い選択肢と向き合う必要があります。

転職サイトの求人検索システムで、地域や条件で絞り込んだとしても、多くの求人を提案される可能性が高いです。

調剤薬局薬剤師の求人から、あなたに合った求人を見つけ出すコツをご紹介します。

【Good】調剤薬局薬剤師求人の上手な探し方

  • スキルアップを目指すのであれば、総合病院近くの門前薬局を検索する
  • フリーワード検索は「門前」など範囲の広いものから検索する

【Bad】調剤薬局薬剤師求人の好ましくない探し方

  • 地域で絞り込み、上から順に求人を確認していく
  • フリーワードで「総合門前」など具体的に検索してしまう

医療と関わっている実感を得ながら働きたい方は、応需機関がある程度決まっている門前薬局の求人を探すとよいでしょう。

応需機関が決まっていることで、患者さんが元気になっていく過程を見ることができます。

ただし、応需機関が限られることで処方内容が偏りがちになる場合がある点には注意が必要です。

処方医や患者層が限定されていると、いつも似通った薬剤のみを処方し続けることにつながります。

そこから医療・処方に関する知識の偏りが生まれ、知見のアップデートやスキルアップが見込めないことに悩む薬剤師も存在します。

スキルアップを目指す場合は、取り扱う処方箋の数や種類が多い「総合病院の門前薬局」や「大手調剤チェーン」と検索することで、さまざまな処方箋に触れる機会を得られます。

マイナビ薬剤師』では、詳細検索のこだわりから、「総合門前」を選択し検索することが可能です。

総合門前の求人を探したい方は、まずは『マイナビ薬剤師』を利用することをおすすめします。

マイナビ薬剤師』と同時に、他の薬剤師転職サイトを利用したい方も多いでしょう。

しかし、他の薬剤師転職サイトでは、「総合門前」や「大手調剤チェーン」などで絞り込む機能がない可能性が高いため、フリーワード検索が必須です。

そのような場合には、フリーワード検索をするにあたって「総合門前」という語句ではなく、より範囲の広い「門前」で検索を行うことをおすすめします。

最初から「総合門前」と検索してしまうと、範囲を狭めた結果ヒットしない求人があり、よい求人をキャッチできない可能性があるからです。

したがって、フリーワードで求人を検索する際には、範囲の広い順から検索することを心がけましょう。

調剤薬局薬剤師の求人票で見るべきポイント

調剤薬局薬剤師への転職を志望する人は、求人票を見るとき以下のような点に注目しましょう。

「薬剤師の在籍人数」をチェック

在籍している薬剤師の人数は大きなチェックポイントです。

毎日の処方箋枚数と薬剤師の在籍人数を比較し、業務量と人員のバランスが取れているかを確認しましょう。

一人薬剤師体制になる可能性なども確認し、一人で受け持つであろう業務量を推測することが大切です。

「応需機関」が偏っていないか確認

応需機関に偏りがないかも確認するべきと言えます。

仮に、応需機関が決まった医療施設のみである場合、薬局の経営をその施設に依存している可能性があるかもしれません。

提携病院に依存している調剤薬局は医薬分業のパワーバランスが崩れていることもあり、医師に疑義照会をかけにくい環境となっているケースも考えられます。

すべての調剤薬局がそうではないものの、処方医との健全なコミュニケーションを行えていないような事業所は、常に調剤事故や重大インシデントの危険性をはらんでいることに注意しましょう。

上記は極端な例ではあるものの、一般的な薬局でも「処方医に気をつかいすぎるあまり業務のやりづらさを感じる」といったシーンは少なからず存在します。

とはいえ、応需機関が単独か複数化だけで応募先を選定する必要はありません。

必要なことは、応需機関が単独・少数の調剤薬局を志望する際に、下調べや選考過程で、上述のような処方医とのコミュニケーションエラーをきたしていないかどうかを確認することです。

そうした確認の必要度を示唆する指標として、応需機関」の数をチェックするのが有用なのです。

「管理職の数」に関する項目をチェック

候補薬局におけるキャリアプランを明確にするためにも、管理職の数に関連する記述がないかどうかをチェックしておきましょう。

調剤薬局には、管理職のポストが少ないため、スムーズにキャリアアップできないという現状があります。

当初の年収はよくても、今後管理職として活躍できる可能性が低いこともあるでしょう。

管理職のモデルキャリアに関する記載があれば、確認することが大切です。

また、チェーン系の調剤薬局であれば、展開している店舗数が多いため、エリアマネージャーなど管理職ポジションが多いといえるでしょう。

「定着率」に関する情報は見逃さないで

求人情報に人材の定着率に関する指標(3年以内離職率や、平均勤続年数など)が記載されていたら、よく注目しておきましょう。

求人票内だけでなく、薬剤師転職サイト・求人サイトなどでは、キャリアアドバイザー/転職エージェントからの補足欄に記載されていることがあります

定着率を気にするべき理由は、あなたが今回転職を決意したきっかけと同様の要因を回避することにつながるかもしれないからです。

薬剤師の主な転職理由は「労働環境」「人間関係」「スキルアップ/キャリアアップにつながらないこと」「待遇への不満」の4つです。

特に調剤薬局勤務の薬剤師の場合、そのなかでも「労働環境」「人間関係」に関する悩みから転職を決意することが多い傾向にあります。

したがって、調剤薬局への転職を志望するならば、上記2点に関して示唆を得られそうなポイントは必ずおさえておきたいものです。

この場合の「労働環境」は就労時間の問題(残業の多さ/ワークライフバランス関連)が多いことから、求人情報を見たときに「勤務時間」「休日・休暇」「シフト制度」などの項目を見て念入りにチェックしている人がほとんどでしょう。

ところが、「人間関係」に関する問題は、求人票に記載されたデータだけでは読み解けないことがほとんどです。

調剤薬局というものはえてして1事業所あたりの従業員数が少なく、調剤薬局チェーン以外の事業所では人員の入れ替わりも頻回とは言えません。

つまり、狭く固定的な人間関係のなかで働き続けることになるケースが多くあります。

そのような職場では、何かの拍子に上司や同僚とトラブルになってしまった場合、その後の就労にも暗い影を落としてしまうことになりがちです。

関係を修復できずに居心地の悪い思いをしたり、ひどい例では業務遂行に支障をきたしたりといったことから、転職に踏み切る薬剤師も少なくないのです。

定着率の高い調剤薬局では、人間関係以外の面も含めて、そうした薬剤師に転職を決意させるネガティブな事象が起きにくいと期待することができます

記載されている求人自体多くはないものの、むしろ、あえて記載している施設は職場環境に自信があるのだと受け取っても良いでしょう。

求人票のアピールポイントに「定着率の高さ」に関する記述がある職場は狙い目です。

4-3.【幅広い業務に携わるなら】ドラッグストア

ドラッグストアで働く薬剤師は、幅広い業務の経験ができます。

主な仕事内容はドラッグストアの種類によって異なり、調剤薬局併設型ドラッグストアでは、ドラッグストア業務と調剤薬局業務を兼任することもあります。

OTC販売型ドラッグストア調剤薬局併設型ドラッグストア
仕事内容
  • OTCの説明・販売
  • 健康相談
  • 食料品、日用品・生活雑貨の販売
  • 商品の品出し・陳列・在庫管理、レジ打ち
  • 左のOTC販売型ドラッグストアの業務
  • 調剤業務
  • 服薬指導
  • 薬歴管理
扱う医薬品第一類医薬品第一類医薬品
医療用医薬品
調剤の有無なしあり

ドラッグストア薬剤師の平均年収

ドラッグストアに勤務する薬剤師の平均年収は450〜700万円ですCareer Theory編集部調べ

ドラッグストア業界では、コロナ禍による生活様式の変化で日用品や生活雑貨の売り上げが上昇し、業績を伸ばしている企業も増えています。

したがって、比較的安定して高収入を狙いやすいという特徴があるようです。

ドラッグストア薬剤師のメリット・デメリット

ドラッグストアで働く薬剤師のメリット・デメリットは、以下の通りです。

◆ドラッグストア薬剤師のメリット

  • 地域に貢献できていると実感できる
  • 薬剤師としての意見をお客様に伝えられる
  • 調剤以外の仕事も担当できる
  • 研修制度が充実している企業が多い

◆ドラッグストア薬剤師のデメリット

  • 調剤以外の仕事が多い
  • 医薬品や商品の種類の多さが負担になりがち
  • 会社の売上や利益を意識し続けなくてはならない
  • 仕事中心の生活になりがち

CareerTheory編集部には、実際にドラッグストアに転職した薬剤師さんからさまざまな声が寄せられています。

■笑顔でありがとうと言われたことがやりがいになった

口コミ・評判

匿名さん・30代前半・女性・元病院勤務
小さいお子さんを連れている親子のお客様がいらした時に、3歳くらいのお子様にお薬を飲みやすくするゼリーを提案したところ、とてもニコニコした笑顔でありがとうといってくださったことにとてもやりがいを感じました。また後日来てくださったのですが、お姉ちゃんが教えてくれたゼリーおいしかったといってくれたのでとても嬉しかったです。

■責任の重さと同時にやりがいを感じる

口コミ・評判

匿名さん・20代後半・男性・ドラッグストア(OTC販売)→調剤併設型ドラッグストアへ転職
現在は管理薬剤師として薬局の業務運営全般を任されています。スタッフのシフトを組んだり、医薬品の発注・返品・廃棄などの在庫管理をしたりなどと前職では余り経験できなかった業務に対してやりがいを感じることができます。患者さんからの要望やクレームなどに対しても先頭に立って対応する機会が多く、責任の重い仕事ではありますが、同時にやりがいもあると思います。

調剤併設型ドラッグストアは増加傾向にあり、転職と同時に管理薬剤師に挑戦するチャンスもあるようです。

ドラッグストア薬剤師に向いている人

ドラッグストア薬剤師に向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • 医薬品を含む商品の知識を深めたい人
  • 地域医療に貢献したい人
  • テキパキと応対する力がある人
  • 年収アップも狙いたい人

ドラッグストア薬剤師のリアルな転職求人を実例で紹介

主要な薬剤師転職サイトで、ワークライフバランスを大切にできそうなドラッグストア薬剤師の求人をいくつかご紹介します。

ドラッグストアは、深夜営業や土日祝日営業をしている店舗が多くあります。しかし、中には夜勤がなく土日休みの求人も存在します。

求人検索を上手に行うことで、自分の生活にあった求人を見つけることができるでしょう。

ドラッグストア薬剤師の求人には次のようなものがあります。
※タップすると開きます

【近畿地方】年間休日120日以上のドラッグストア薬剤師求人

▼求人施設の概要

  • 年間休日120日以上でワークライフバランスが取れる
  • 売上好調の大手ドラッグチェーンの調剤併設店

▼業務内容

薬剤師業務全般(面対応)

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 年収:550~600万
  • 休日:土日
  • 休暇:夏期休暇,、年末年始、有給休暇、産前産後休暇、育児休暇、リフレッシュ休暇
  • 福利厚生:健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険

▼求人の特徴

  • 処方箋枚数は1日20枚と少なめ
  • 社員の平均年齢が約30歳と若く、明るい雰囲気

〔出典〕『薬キャリ』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

【東京23区内】大手ドラッグストアチェーンの薬剤師求人

▼求人施設の概要

  • 全国に1600店舗以上展開する、大手ドラッグチェーン
  • 機械化を進め患者さんに費やせる時間を重視

▼業務内容

調剤、監査、服薬指導、OTC販売

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 給与:年収515万円~600万円 ※経験・年齢等を考慮
  • 手当:時間外手当、休日手当、深夜勤務手当など
  • 勤務時間:9:00~18:00 うち週40時間シフト制勤務
  • 休日:週休2日制(年間休日116日)
  • 休暇:夏季4日、有給休暇(初年度10日付与、最高年間20日付与)、薬剤師研修休暇(5日間)、慶弔休暇
  • 福利厚生:厚生年金、雇用保険、労災保険、薬剤師賠償責任保険、その他健保

▼求人の特徴

  • 学びたい方への、補助金が充実
  • 在宅実施店舗数、ドラッグストア業界No.1!
  • 時短勤務は、子供が中学1年生まで取得可能

〔出典〕『ファルマスタッフ』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

【関東地方】土日休みのドラッグストア薬剤師求人

▼求人施設の概要

  • 社員約1,000名を誇る、有数のドラッグチェーン
  • 土日休み&18時まで営業の店舗!

▼業務内容

調剤、監査、服薬指導

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 給与:年収480万円~550万円 ※経験・年齢等を考慮
  • 手当:家族手当、管理薬剤師手当、薬局長手当ほか
  • 勤務時間:変形労働時間制(月平均170時間程度)休日:土日(月8~10日休み、年間休日112日以上)
  • 休日:土日(月8~10日休み、年間休日112日以上)
  • 休暇:有給休暇、 慶弔休暇、特別休暇、産前産後休暇、育児休暇、介護休暇、子の看護休暇、アニバ―サリ―休暇
  • 福利厚生:厚生年金、雇用保険、労災保険、薬剤師賠償責任保険、その他健保、デパート健保

▼求人の特徴

  • 福利厚生充実!自宅から通勤圏外の方、家賃・引越し代金100%会社負担
  • レジ、品出しの仕事は販売職のスタッフが行うため、薬剤師業務に専念できる

〔出典〕『ファルマスタッフ』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

転職サイトでドラッグストア薬剤師の求人を探すコツ

ドラッグストアの薬剤師求人は、OTC販売のみのドラッグストアと調剤薬局併設のドラッグストア(調剤併設型ドラッグストア)が存在します。

どちらを選択するかにより、業務内容が大きく変わるため注意しましょう。

たいていの薬剤師転職サイトでは、OTC販売のみのドラッグストアか調剤併設型ドラッグストアかを選択できるため、最初にどちらで働きたいかを決めることでスムーズに進めることができます。

【Good】ドラッグストア薬剤師求人の上手な探し方

  • 調剤業務を続けたいのであれば、調剤薬局併設型ドラッグストアを検索する
  • 深夜営業・年中無休のドラッグストアを避けて検索する

【Bad】ドラッグストア薬剤師求人の好ましくない探し方

  • 年収で絞り込み、高年収求人を狙った検索をする
  • 調剤の有無や営業時間を気にせずに求人を検索する

調剤業務を忘れたくない方は、調剤併設型ドラッグストアの求人に応募することをおすすめします。

薬剤師転職サイトでは、調剤併設の有無で求人検索ができるため、積極的に利用していきましょう。

また、深夜営業や年中無休のドラッグストアは都市部を中心に多く存在します。

ワークライフバランスを重視した生活がしたい場合は、営業時間を18時までに絞り込むとよいでしょう。

ドラッグストアの求人は高年収であると言われていますが、高年収だからというだけで応募を決めるのはよくありません。

入社時が高収入であっても、その後キャリアアップできない可能性があるからです。

キャリアアップし続けたい場合は、ポジションが多い大手チェーンドラッグストアを選ぶことが大切です。

ドラッグストア薬剤師の求人票で見るべきポイント

ドラッグストア薬剤師への転職を志望する人は、求人票を見るとき以下のような点に注目しましょう。

「営業時間・休業日」をチェック

ドラッグストアは前述した通り、深夜営業や年中無休の店舗が多くあります。

ドラッグストアの営業時間を確認することで、夜勤の有無を確認することができるでしょう。

深夜帯の勤務は割増し賃金や手当等を見込めるため、収入アップを目指す薬剤師にとっては、夜間営業のある店舗が有力な選択肢となり得るでしょう。

他方でワークライフバランスを重視する人の場合、夜間勤務があることによるシフト編成の複雑さから、生活リズムを安定させたりプライベートの予定立てをしたりといったことが難しくなるケースもあるため、選択は慎重にすべきです。

さらに、年中無休のドラッグストアは、休日日数が極端に少ない場合があるため注意が必要です。

どのような「福利厚生」があるか確認

ドラッグストアの薬剤師求人といえば給料の高さにばかり注目が集まりますが、各種の福利厚生も必ず確認・比較するようにしましょう。

たとえば、大手チェーンドラッグストアチェーンであれば、社員の働きがいを高めるような福利厚生が多く用意されている傾向にあります。

たとえばバースデー休暇を設けている、資格取得支援が充実しているなど、給与面以外でも魅力的な求人がたくさんあります。

さらに、企業独自の手当などもあり、収入アップにつなげやすい待遇が用意されていることも多いでしょう。

他方で、非大手系や非チェーン系のドラッグストアも軽視はできません。

全店舗で画一的な制度を敷く大手チェーンとは異なり、中小ドラッグストアにも企業や店舗独自の制度があるケースも存在します。

総じて大手チェーンドラッグストアが充実傾向にあるとはいえ、それ以外のドラッグストア求人を確認しない手はないことにも注意しましょう。

「研修制度」に関する情報は見逃さないで

研修制度の有無やOJTがしっかりと行われているかも、しっかりと確認するべき情報です。

月に1回、勉強会の時間や薬剤師研修休暇を設けている店舗は、薬剤師としてキャリアアップできる求人であるといえます。

社員の技術向上に時間を惜しまない企業に入社することは、長い目で見てもよい選択であるでしょう。

4-4.【高年収を目指すなら】企業

年収を最重要視する場合には、製薬企業への転職も視野に入れることをおすすめします。
製薬企業の年収相場は600〜1,200万円と薬剤師全体の平均年収を大きく上回るからです。

主な仕事内容は、職種によって大きく異なります。

製薬企業の業務内容

  • 研究職
    新薬を開発する研究や、薬の有効性や安全性を高める研究を行う
  • 開発職
    新薬の候補となる薬剤の承認申請に向けて、臨床試験を行う
  • 生産管理・技術職
    高品質の製品を安定して供給するために製品の品質管理や製造工程の改善を行う
  • MSL職
    高度な専門性や学術知識を持ち、医学的・科学的な面から製品の適正使用を推進する

    医療関係者と定期的に面会し、医学情報の伝達・入手を行う
  • MR職
    調剤薬局や病院を訪問し、自社の医薬品の販売や、医薬品の品質・有効性・安全性などに関する情報提供を行う
  • 薬事職
    厚生労働省への新薬の承認申請を行う
  • DI業務
    医薬品情報を管理して、MRや医療従事者などに情報提供やアドバイスを行う
  • CRC(治験コーディネーター)
    治験の際に、被験者への説明や服薬指導などを行い治験の進行をサポートする

製薬企業には、新薬開発から自社の医薬品の営業までさまざまな仕事があり、薬剤師資格は必須ではありません。しかし、薬剤の知識を活かすことができる機会が多いです。

ただし、中途採用の場合、実務経験が必須となることもあり未経験で転職できる職種は限られます。

とくに、研究職や開発職は、経験者が優遇されるため未経験での転職はかなり厳しいと認識すべきでしょう。

一方、薬の知識やマネジメント力が求められるDI業務、管理薬剤師、CRC、CRAは未経験者でも応募できる求人が比較的多いため、気になる方は調べてみることをおすすめします。

<製薬企業で働く薬剤師の平均年収>

製薬企業で働く薬剤師の平均年収は600〜1,200万円ですCareer Theory編集部調べ

ほかの職場と比較し、製薬企業勤務の薬剤師は大幅な年収アップが叶う可能性があるでしょう。

企業で働く薬剤師のメリット・デメリット

企業で働く薬剤師のメリット・デメリットは、以下の通りです。

◆ 企業で働く薬剤師のメリット

  • 高収入が得られやすい
  • 休みが取りやすく福利厚生も充実している
  • 調剤以外の業務を幅広く経験できる

◆ 企業で働く薬剤師のデメリット

  • 転勤や出張が多い
  • 業務内容が企業によって異なる
  • 求人自体が少なく、転職が難しい

CareerTheory編集部には、実際に企業に転職した薬剤師さんからさまざまな声が寄せられています。

■会社内の薬剤師は自分だけなので責任を大きいと感じる

口コミ・評判

匿名さん・20代後半・女性・元調剤薬局勤務
会社内で他職種の人から、薬剤師ならではの知識を求められたときに最もやりがいを感じました。具体的には、この医薬品は法律的に相手に販売が可能であるのか、保管方法はどうすればよいのかなど、薬剤師ならではの判断を委ねられるので気が引き締まる思いがしました。会社で薬剤師は自分だけだったので、責任は大きかったと思います。

■経験や資格を考慮してもらえた

口コミ・評判

匿名さん・50歳以上・男性・衛生検査所の管理者→製薬会社へと転職

転職後の役職は、製薬会社の研究開発部長待遇というものでした。私は薬剤師の資格を持っている上、年齢的にも適当と会社から認められ、医薬品製造業の三役の内の、総括製造販売責任者を命じられ引き受けることにしました。

この医薬品製造業の三役というのは、私が任命された総括製造販売責任者と、品質保証責任者、安全管理責任者を指しますが、中でも、総括製造販売責任者は、製造した医薬品の出荷の合否判断を下すなど、重要な職責を担っており、大変に遣り甲斐を感じていました。

企業で働く薬剤師は、年収アップがしやすい反面、薬剤師資格を持っているのは自分だけという環境で働くことも多く、責任の大きさややりがいを感じながら働いている人もいます。

企業の薬剤師に向いている人

企業の薬剤師に向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • とにかく年収アップしたい人
  • 薬剤師資格を活かして柔軟な働き方がしたい人
  • 新薬開発や研究などの分野に挑戦したい人

製薬企業のリアルな転職求人を実例で紹介

薬剤師転職サイトに掲載されている、製薬企業の求人を紹介します。

製薬企業と一言でいっても、幅広い職種に分かれているため、求人検索が難しいことが特徴です。

また、そもそも製薬企業は求人数が少ないため、いくつかの転職サイトを併用することをおすすめします。

製薬企業の求人には次のようなものがあります。
※タップすると開きます

【近畿地方】ヘルスケア業界に特化した支援を行うMR職求人

▼求人施設の概要

  • 製薬企業や医療機関へMR派遣、医療機器サポート、DI業務支援を行う企業
  • 充実した導入研修やフォロー研修があり、未経験の方でも応募可能

▼業務内容

医師や薬剤師に、医薬品に関する情報提供を電話やWEB会議ツールを活用し、情報提供を行う

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 必須資格:薬剤師免許をお持ちの方(取得見込みの方を含む)
  • 年収:年収330万円~450万円
  • 休日:土日祝(年間休日120日)
  • 休暇:有給休暇、夏季休暇、年末年始休暇、慶弔休暇、産前産後休暇、育児介護休暇
  • 福利厚生:厚生年金、雇用保険、労災保険、薬剤師賠償責任保険、その他健保
  • 手当:通勤手当(上限10万円)、残業手当

▼求人の特徴

  • MR担当として医師の方々にオンラインで情報提供
  • 残業ほぼ無し(9時~18時・土日祝休み)の企業求人

〔出典〕『ファルマスタッフ』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

【関東地方】生産ライン・研究開発部門のマネジメント職の求人

▼求人施設の概要

  • 貴重な製薬メーカー求人のマネジメント職
  • 生産ラインや研究開発部門のマネジメントを担う求人

▼業務内容

工場と研究所にて、品質管理業務、製造工程の管理、品質試験の実施、製品の試作、出荷業務などを経験後、生産ラインのマネジメントや研究開発部門のマネジメントを行う

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 年収:300万円~450万円
  • 手当:通勤手当、住宅手当、家族手当 
  • 休日:完全週休2日制(土・日)、祝日
  • 休暇:年末年始休暇、夏季休暇
  • 福利厚生:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金、福利厚生クラブ、社内親睦費の補助等、定年後再雇用制度(65歳まで)

▼求人の特徴

  • 勤務時間が17時30分まで!残業も少なく働きやすい
  • ジョブローテーションあり!しっかりと経験を積める

〔出典〕『マイナビ薬剤師』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

【中部地方】医薬品メーカーでの管理薬剤師の求人

▼求人施設の概要

  • 医薬品メーカーの管理薬剤師
  • 管理薬剤師業務の他、営業事務・支援業務を行う

▼業務内容

管理薬剤師業務、営業事務業務、営業支援業務など

▼待遇

  • 雇用形態:正社員
  • 必須条件:薬剤師免許、パソコン及びOffice系使用スキル(Excel・Word・Powerpoint・メール)、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、ITリテラシー
  • 年俸:430万円〜500万円
  • 勤務時間:8時30分~17時10分(休憩60分)
  • 手当:通勤手当、家族手当
  • 休日:完全週休2日制(土・日)、祝日
  • 休暇:年末年始休暇、有給休暇、リフレッシュ休暇
  • 福利厚生:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、財形貯蓄、企業年金、社員持株会制度借り上げ社宅、留学・通信教育受講援助、公的資格取得奨励、持家資金融資、国内外留学、海外派遣、借上社宅、自社保有3ヶ所ほかリゾートクラブ各社法人会員

▼求人の特徴

  • 駅近で勤務しやすい!
  • ジョブローテーションあり!しっかりと経験を積める

〔出典〕『マイナビ薬剤師』求人検索システムによる編集部調べ,2022年7月14日閲読.
※ 当該求人は応募・採用状況等により予告なく掲載終了となることがあります。

転職サイトで製薬企業の求人を探すコツ

製薬企業の求人は希少価値が高く、転職難易度がとても高いことが特徴です。

また、ほとんどの薬剤師向け転職サイトは、製薬企業の求人を多く保有していないと考えられます。

したがって、企業求人に強い転職サイトを利用しながら、ご自身が挑戦したい職種を決めてから求人を探すとよいでしょう。

なかでも、製薬企業と深い繋がりを持つ『マイナビ薬剤師』は幅広い製薬企業求人を保有しています。

まずは、『マイナビ薬剤師』に登録し、求人検索することをおすすめします。

CRCやMRに関する詳しい業務内容に関する疑問は、下記の記事を読むことで解決することができます。

 

【Good】製薬企業求人の上手な探し方

  • 自分の挑戦したい職種に絞って求人を検索する
  • 薬剤師資格保有者優遇など、自分のアピールポイントを考えて検索

【Bad】製薬企業求人の好ましくない探し方

  • 「製薬企業 求人」など大雑把に求人検索を行う
  • 挑戦したい職種を決めずに求人を検索する

製薬企業からはさまざまな職種の求人が出稿されています。

しかし、実際のところ研究開発職や治験関連職種などは応募条件や必須項目の要求レベルが高いため、そもそも応募するに至らない場合もあります。

あえて言うならば、医薬品製造販売業における「薬事三役」のうち、「総括製造販売責任者」(品質管理・販売後安全管理の責任者)については原則薬剤師であることが要件となることから、薬剤師免許を持っていれば経験不問という求人も存在します。

ただし、1社あたりのポストが少ないポジションであるため、競争率が高く求人数も少ないものと考える必要があります。

他方、MR職であれば、営業チームとして各社多くの人材を擁しており、かつ薬剤師資格を保有していなくても応募が可能であるため、応募の間口は広いといえます。

とはいえMRは医師・薬剤師とのコミュニケーションを主とする仕事であることから、それらのターゲットとのコミュニケーション・協働経験が豊富な元医療従事者は歓迎される傾向にあります。

なかでも、薬学・薬理学に対する専門性の証明である薬剤師資格を保有していることは選考時・就労時にも有利に影響するため、MRは薬剤師にとって狙い目の職種なのです。

企業の雰囲気とご自身の性格が合っているかどうか、しっかりと確認してみましょう。

また、各医学会の学術集会に足を運ぶ業務も多いため、土日を挟んだ出張が頻繁に発生する可能性が高いです。

転勤も起こり得るため、ライフプランやキャリアプランを考えた上で求人検索をしましょう。

製薬企業の求人票で注目すべきポイント

製薬企業への転職を志望する人は、求人票を見るとき以下のような点に注目しましょう。

「募集要項」をチェック

製薬企業の求人は、職種によって応募要件のレベルがとても高い可能性があります。

募集要項をしっかりと確認し、必須事項を自身が満たせているのかどうかを確認しましょう。

「資格手当・優遇やキャリアアップ」について確認

「薬剤師資格保持者優遇」といった情報が、求人票に記載されているかはチェックするべきポイントです。

歓迎資格を満たしている場合は、製薬企業の求人に応募しやすいといえます。

反面、薬剤師資格を保持しており、入社時の年収が上がったとしても、その後のキャリアパスが明確ではない場合があります。

資格を保持していることで、どのくらい優遇されるのかを確認するべきです。

「担当業務・担当領域」の情報は今後のために確認

薬剤師の経験を活かそうとして製薬企業に挑戦したものの、今までの業務と全く違うということも起こり得ます。

製薬メーカーにもそれぞれ特徴があり、得意な分野があります。

担当する薬の領域がこれまでと異なるため経験や知識を活かしきれない、ということが起きないよう、今までの知見を活かせるような業務内容であるかを確認するとよいでしょう

【補足】未経験での製薬会社転職は年収ダウンすることも

平均年収が高い製薬会社ですが、職種によっては製薬企業の勤務経験がなければ、年収がダウンする可能性があります。

製薬企業の勤務経験が必要であることの多い職種

  • 医薬品情報管理
  • データマネジメント
  • 品質管理・分析
  • 学術職

製薬企業の中途採用は、即戦力として働ける経験者を中心に募集するため、未経験では転職難易度が高く、転職できたとしても年収は低くなることが多いです。

大手転職サイトdodaでは、薬剤師の平均年収を超える、年収600万円以上で募集している医薬品・医療系企業の求人は4,767件ありますが、その内未経験者を歓迎している求人はわずか61件でした(『doda』求人検索システムによる編集部調べ,2022年2月13日.)

製薬会社への転職では、薬剤師として勤務した経験や身に付けたスキルが評価される職種へ転職することをおすすめします。

5. 転職経験のある薬剤師が選ぶ薬剤師転職サイト満足度ベスト3

Career Theory編集部が薬剤師500人に対するアンケート調査に基づき作成した、薬剤師転職サイト満足度ランキングのベスト3を紹介します。

薬剤師転職サイトランキング
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ファルマスタッフ2位.ファルマスタッフ

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公開求人数
4万2,000件

満足度
4.1

調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上に渡る転職支援実績があり、サポート力も高い
マイナビ薬剤師3位.マイナビ薬剤師

公式サイトを見る詳細を見る

公開求人数
5万5,000件

満足度
4.0

マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数が魅力の転職サイト。地方在住の方もおすすめ

 〔出典〕求人数は、上掲各サービス求人検索システムによるCareer Theory編集部調べ(2022年7月20日時点)
満足度はCareer Theory編集部による薬剤師へのアンケート調査に基づき作成

1位.薬キャリ | 総合満足度No1、実績豊富で利用者満足度95%

薬キャリ

総合評価

4.3

 全指標で高評価。求人の幅も広く、若手〜ベテランまで全ての層におすすめ

求人の数・質

4.3

質の高い求人が魅力的

サポート力

4.0

キャリア相談から面接対策まで手厚いサポート

『薬キャリ』のおすすめポイント

  • 病院・企業薬剤師の求人も多い
  • 求人が的確で、ミスマッチが起こりにくい
  • 電話・メールのレスポンスが速い

薬キャリは、総合満足度No. 1の薬剤師転職サイトです。

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼と実績があります。

薬キャリを利用した薬剤師の感想を見てみると

  • 希望に合った求人を丁寧に紹介してくれる
  • 対応が速くすぐに転職できる

という2点が高く評価されていました。

◆求人紹介の際には、自宅から職場までのルートも教えてくれて感動した

口コミ・評判

20代後半・女性・年収500万台・調剤薬局→調剤薬局への転職
評価:★★★★☆4
登録した後すぐにお電話を頂け、希望をお伝えすると翌日中には求人を頂けました。今の職場が家から遠くて困っていたので、「自宅から15分以内」とお願いしたら、自宅から職場までのルートと時間を併せてメールを頂け、感動しました。 年収も希望の条件にばっちりの職場で働けています。

基本的にどの転職サイトでも、利用者の希望条件に合った求人を紹介するものですが、薬キャリはさらに利用者が求人を絞り込みやすいように自宅から職場までのルートも併せて紹介してくれたそうです。

利用者に寄り添い、本当に利用者のためになるサービスを提供してくれるサイトと言えます。

◆連絡頻度がちょうど良くすぐに転職できた

口コミ・評判

20代後半・女性・年収500万台・調剤薬局→調剤薬局への転職
評価:★★★★☆4
初めての転職で調剤薬局の転職に強いと評判のサイトに登録したが、電話やメールが遅くて不安になり、ネットの評判が良かった薬キャリに登録しました。 求人はもう一社の求人と比べて量は劣る部分はありましたが、なにより担当の方が親身に対応してくれ、すぐに求人を頂けたのでスムーズに転職することができました。

レスポンスの速さは、スムーズな転職活動には欠かせません。

いくら希望条件に合った求人が多くあるサイトでも、なかなか応募や選考準備が進まないと転職活動は難航してしまいます。仕事を続けながら転職活動をする場合、休日や仕事後に履歴書の作成や面談をしなければならず、大きな負担となります。

なるべく早く転職活動を終え、新しいスタートをきるためにも、レスポンスの速さは重要なポイントです。

『薬キャリ』サービス概要

対応している求人の要件(求人検索で絞り込める項目)
対応業種調剤薬局、病院、調剤薬局・OTC販売、OTC販売、企業、その他
対応雇用形態正社員、契約社員、派遣、パート
対応地域全国
対応求人数(公開)
雇用形態別
正社員約24,000件パート約7,700件
契約社員約700件派遣約40件
業種別
調剤薬局約23,000件調剤薬局・OTC販売約3,400件
病院約2,900件OTC販売約450件
企業約100件
 

都道府県別

北海道約1,600件
青森県約400件岩手県約400件
宮城県約400件秋田県約300件
山形県約500件福島県約600件
茨城県約800件栃木県約300件
群馬県約500件埼玉県約800件
千葉県約900件東京都約2,000件
神奈川県約1,400件  
新潟県約700件富山県約600件
石川県約400件福井県約300件
山梨県約300件長野県約600件
岐阜県約600件静岡県約1,600件
愛知県約2,200件三重県約600件
滋賀県約200件京都府約900件
大阪府約1,600件兵庫県約700件
奈良県約300件和歌山県約200件
鳥取県約190件島根県約300件
岡山県約600件広島県約600件
山口県約500件徳島県約180件
香川県約200件愛媛県約500件
高知県約200件  
福岡県約1,100件佐賀県約200件
長崎県約400件熊本県約300件
大分県約300件宮崎県約200件
鹿児島県約200件沖縄県約300件

〔出典〕薬キャリ求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2022年7月20日時点のものです。

2位.ファルマスタッフ | 調剤薬局と派遣の求人が豊富

ファルマスタッフ

総合力

4.1

20年以上にわたる転職支援実績を活かしたサポートに定評がある

求人の量・質

4.3

求人数は4万件以上。調剤薬局と派遣求人に強み

サポート力

4.0

20年以上にわたる転職支援実績も魅力

『ファルマスタッフ』のおすすめポイント

  • スキルアップ研修が受けられる
  • 派遣求人が見つかりやすい
  • 高品質なサービス・コンプラ遵守が徹底されている

ファルマスタッフは、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積された豊富な転職ノウハウを惜しみなく伝えてくれる点が魅力です。

ファルマスタッフ』を利用した薬剤師の感想を見てみると

  • 給与交渉を積極的にしてくれる
  • 転職相談の質が高い

という2点が高く評価されていました。

◆給与交渉を積極的にしてもらえて満足

口コミ・評判

匿名(女性・年収400万円台・正社員(常勤)・調剤薬局勤務)
評価:★★★★☆4
エージェントの面接への同行や給与の交渉等は積極的にしていただけたし、エージェントなしではとても転職できなかったと思うので満足しています。正社員として勤務開始後は連絡は特になかったかと思う。

これから働く会社と給与交渉をするのは、悪印象を与えないか不安で難しいものです。転職サイトの担当者に給与交渉をお願いすると、円満に給料アップが目指せます。

積極的に給与交渉をしてくれる転職サイトは、給与交渉経験が豊富で、交渉成功率も高いです。ファルマスタッフは年収をあげたい薬剤師にうってつけのサービスと言えるでしょう。

正社員にこだわる必要がないことに気付かされた

口コミ・評判

匿名(女性・年収300万円台・派遣社員・調剤薬局勤務)
評価:★★★★☆4
正社員という雇用形態にとわられずに仕事を探すことができた。
私自身、少し病んでいた時期だったのか、正社員というこだわりをもって転職活動をしていたのだが、「逆に、正社員でこだわる理由はなんですか?」と聞かれて、ああ別に正社員にこだわる必要はないのだな、と肩の力を抜いて転職活動をすることができた。
転職エージェントの評価でよく挙げられる求人数の多さだけが取り柄のエージェントよりも、転職活動中に、ほしい言葉をかけてくれて、共感してくれるようなエージェントを私は求めているし、職業に対する価値観なども変わったので、担当された方にはとても感謝している。

転職活動をしている人の多くは、前職に不満があり大きなストレスを抱えています。早く今の職場から退職したいあまり、冷静な判断が出来なくなっていることもあります。

そのような時に、転職サイトの担当者アドバイザーが相談に乗ってくれ冷静なアドバイスが貰えると、精神的に楽になり、落ち着いた判断が出来ます。

『ファルマスタッフ』サービス概要

対応している求人の要件(求人検索で絞り込める項目)
対応業種調剤薬局、病院、ドラッグストア、企業、その他
対応雇用形態正社員、派遣、パート、紹介予定派遣
対応地域全国
対応求人数(公開)
雇用形態別
正社員約26,000件パート約14,000件
派遣・紹介予定派遣約1,200件
業種別
調剤薬局約32,000件ドラッグストア約5,100件
病院・クリニック約2,900件企業約500件
 

都道府県別

北海道約1,200件
青森県約300件岩手県約400件
宮城県約600件秋田県約200件
山形県約400件福島県約500件
茨城県約1,100件栃木県約700件
群馬県約600件埼玉県約2,200件
千葉県約2,200件東京都約5,600件
神奈川県約4,000件  
新潟県約800件富山県約600件
石川県約600件福井県約300件
山梨県約300件長野県約600件
岐阜県約800件静岡県約1,300件
愛知県約2,500件三重県約700件
滋賀県約600件京都府約1,000件
大阪府約4,000件兵庫県約1,800件
奈良県約300件和歌山県約300件
鳥取県約140件島根県約200件
岡山県約400件広島県約400件
山口県約300件徳島県約140件
香川県約160件愛媛県約300件
高知県約160件  
福岡県約800件佐賀県約100件
長崎県約200件熊本県約200件
大分県約200件宮崎県約80件
鹿児島県約140件沖縄県約130件

〔出典〕『ファルマスタッフ』求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2022年7月20日時点のものです。

3位.マイナビ薬剤師 | 親身なサポート体制に高評価

マイナビ薬剤師

総合力

4.0

マイナビグループの知名度と営業力を活かしたサポート

求人の量・質

4.2

マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数

サポート力

3.9

全国15拠点でサービスを展開。アフターフォローも充実

『マイナビ薬剤師』のおすすめポイント

  • 企業求人数が圧倒的に多い
  • 薬局の内部事情にも詳しい
  • 全国の主要都市に支店を持っている

マイナビ薬剤師は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅し、多様な求人を数多く保有している点が大きな魅力です。

加えて、転職サポート力に定評があり、親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

マイナビ薬剤師を利用した薬剤師の感想を見てみると

  • 積極的に利用者に合った職場の提案をしてくれる
  • 地方の求人情報に詳しい

という2点が高く評価されていました。

◆ドラッグストアが合うと提案してくれた

口コミ・評判

20代後半・女性・年収500万台・調剤薬局→ドラッグストアへの転職
評価:★★★★★5
新卒で調剤薬局に勤めたが、日々の仕事に変化を感じられず転職を決意。
調剤薬局への転職を検討していたが、「幅広い業務に携わりたいならドラッグストアがおすすめ」と提案頂けた。 実際の店舗見学も行かせて頂き、とてもいい転職ができて感謝している

提案力が優れている転職サイトは、登録者の希望する職場だけでなく、理想の働き方やキャリアを元に、本当に合った職場を提案してくれます。特に、若いうちは他の職場が自分に向いているのか判断しにくいものです。

上記の薬剤師も、前職と同じ調剤薬局勤務が合っていると思っていましたが、転職サイトの担当者に提案され、ドラッグストアに転職したことで、仕事への満足度が上がった様子です。

初めての転職では、求人探しから面接、退職準備まで不安や緊張が続きます。経験豊富な担当アドバイザーが寄り添い、的確なアドバイスをしてくれると、精神的に楽になるでしょう。

◆地方でもスムーズに転職できる

口コミ・評判

30代前半・女性・年収500万台・調剤薬局→調剤薬局への転職
評価:★★★★★5
旦那の転勤で広島に行く事になり、見知らぬ土地での転職が不安だったので、転職サイトに登録。
マイナビは広島拠点でも面談して頂けると聞き、早速申し込みました。 土地勘や通勤路線など、地元情報も教えて頂けたので、スムーズに転職する事ができました
薬剤師はどの地域でも募集があり転職できるのが強みですが、見知らぬ土地での転職は不安だらけですよね。地方にも支店を持つマイナビ薬剤師の担当者はその地域ならではの情報も持っているので安心です。
通勤経路や職場の内情を教えてもらえるので、転職後のイメージとのギャップを防ぐことが出来るのです。

『マイナビ薬剤師』サービス概要

対応している求人の要件(求人検索で絞り込める項目)
対応業種調剤薬局、病院、ドラッグストア、一般企業(管理薬剤師)、企業、その他
対応雇用形態正社員、契約社員、派遣、パート
対応地域全国
対応求人数(公開)
雇用形態別
正社員約46,000件パート約21,000件
契約社員約2,400件その他約10件
業種別
調剤薬局約32,000件ドラッグストア約14,000件
病院約3,200件企業約270件
 

都道府県別

北海道約2,200件
青森県約400件岩手県約500件
宮城県約1,000件秋田県約300件
山形県約400件福島県約700件
茨城県約1,100件栃木県約800件
群馬県約700件埼玉県約2,200件
千葉県約2,400件東京都約6,300件
神奈川県約3,300件  
新潟県約900件富山県約600件
石川県約700件福井県約400件
山梨県約400件長野県約600件
岐阜県約1,000件静岡県約1,100件
愛知県約3,500件三重県約800件
滋賀県約500件京都府約1,100件
大阪府約5,600件兵庫県約2,700件
奈良県約700件和歌山県約300件
鳥取県約180件島根県約200件
岡山県約900件広島県約1,500件
山口県約600件徳島県約380件
香川県約500件愛媛県約800件
高知県約300件  
福岡県約1,800件佐賀県約200件
長崎県約300件熊本県約600件
大分県約300件宮崎県約300件
鹿児島県約600件沖縄県約300件

〔出典〕マイナビ薬剤師求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2022年7月20日時点のものです。

6.薬剤師の転職活動に役立つ成功のコツ6選

先にお伝えした通り、薬剤師が転職を成功させるためには、転職市場の動向を把握しつつ、スキルアップして市場価値を高めることが重要です。

しかし、実際に転職活動を始めてみると、「上手くいかない」「手応えを感じられない」と悩む人が多く存在します。

とくに、転職が初めての方、コロナ禍での転職は未経験の方、転職で失敗した経験のある方は、転職活動に不安や苦手意識を抱いていることでしょう。

そこで本章では、薬剤師の転職活動で役立つ6つのコツをご紹介します。

6-1. 転職したい理由を明確にする

まずは、転職したい理由をハッキリさせることが大切です。

「転職したい」と考えたきっかけや理由を明確にすることで、次の転職先を選ぶ基準をつくることができます。

また、転職したい理由を分析することで仕事をする上で重視していることは何か」「そもそも転職すべきかといった本質的な答えを見つけ出すことができるでしょう。

転職する薬剤師さんにおすすめの分析方法は、以下の通りです。

転職したい理由を明確にする方法3step

Step 1:転職を考えたきっかけを紙に書く

辞めたいと思ったきっかけや出来事を簡単に書く。
『書く』という作業を通して、現状を客観視することができる。

Step 2:紙に書いた内容から、不満を感じるポイントを抜き出してみる

今の職場のどこに不満を感じるのか、具体的なポイントを抜き出す。

例(タップで確認!)
  • 「いつも忙しい。残業しないと仕事が終わらない。でも残業代はほとんどつかないし、体力も限界。」
    →業務量の多さ、残業の多さ、給与への不満
  • 「忙しくても調剤過誤のないように気を付けなくてはならない。プレッシャーが大きい。」
    →責任の重さ
  • 「イジメやパワハラが横行している。人間関係に疲れた。」
    →人間関係

Step 3:抜き出したポイントを改善するために転職が必要かどうかを評価する

転職という方向性が本当にベストなのかを考えることで、後悔のない選択ができる。

例(タップで確認!)
  • 業務量の多さ、残業の多さ
    薬剤師の人数が少なく、業務改善は見込めなさそう。体力は限界だし、続けるのは無理かも。→転職活動を始めてみる
  • 給与への不満
    昇進しない限り、昇給は見込めない。サービス残業も多く、今後も期待できない。→転職活動を始める
  • 責任の重さ
    併用禁忌薬や小児の粉薬など、気を付けなくてはならない業務は多い。ただ、患者さんから「ありがとう」と言われることは嬉しいし、やりがいになっている。→現職で頑張ってみる
  • 人間関係
    理不尽な人間関係が限界。出勤するだけでストレスである。→転職活動を始めてみる

一見、『書く』という作業を面倒に感じる方もいるかもしれません。

しかし、転職という大きな決断において、俯瞰的に考える時間は重要であると筆者は考えます。

起床後、仕事終わり、就寝前などの10〜20分程度で構いませんので、実践することをおすすめします。

6-2. 転職の条件に優先順位をつける

次に、転職先に求める条件に優先順位をつけましょう。

「これだけは譲れない」「ここは妥協してもいいかも」という条件の優劣をつけておくことで、実際の求人を見た時に判断しやすくなるからです。

とくに、薬剤師の求人数は減少傾向にあり、よい条件の求人には応募が集中します。

迷っている内に「よい条件の求人の募集が締め切られてしまった」と失敗することのないように、あらかじめ優先順位をつけ、転職活動の長期化を防ぎましょう。

6-3. 転職までの大まかなスケジュールを立てておく

転職までの大まかなスケジュールを立てておきましょう。

薬剤師の転職市場を見る限り、企業への転職活動はある程度長期化するという前提でスケジュールを立てるべきです。

具体的には、余裕を持って「半年くらいかかる」と認識しておくとよいでしょう。

スケジュールを甘く見積もった結果、「早く決めなければ」と焦ってしまい、条件を妥協してしまう可能性も否定できません。

できるだけ職歴に空白期間を作らないためにも、在職中から少しずつ求人探しを始めておくことをおすすめします。

ただし、転職時期によっては求人数に大きな差が出ることもあるため注意しなくてはなりません。

年度末の退職者に代わる人材を確保するために、冬から春先は求人が増えやすいと言われています。「なるべく有利に転職したい」「色々な求人を見ながら決めたい」とお考えの方は、冬から春先(1月〜3月)の時期に転職することをおすすめします。

6-4. 気になる職場があれば情報収集をする

気になる求人を見つけたら、さまざまな視点から情報収集をしましょう。

異なる情報源から情報を得ることで、転職先の細やかな内部事情がわかり、転職後のミスマッチを減らせます。

とくに年収をアップしたい方は、求人票の数字だけではなく「なぜ給料が高く設定されているか」「この給料に求められるスキルは何か」といった視点を忘れてはいけません。

目先の年収を重視するあまり、「実はブラックな職場だった」「人手不足で即戦力を求められた」という失敗を招いてしまう可能性もあるため、注意する必要があります。

薬剤師におすすめの情報収集方法

  • 病院や企業のホームページをチェックする
  • 可能であれば、転職サイト経由で職場見学を依頼する(施設や企業によってはWeb見学会を行っているところもある)
  • 気になる職場に知人や友人がいれば、話しを聞いてみる
  • 実際に働いた経験のある薬剤師の評判が集まる、口コミサイトを確認する

口コミサイトには、実際に働いている薬剤師さんの口コミが掲載されており、現場のリアルな声を簡単に知ることができます。

おすすめの口コミサイト3社を以下に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

  • 薬コミ
    登録口コミ数が10万件以上あり、気になる職場の情報が見つかりやすい
  • OpenWork
    各企業の年収や口コミが1300万件以上掲載されており、見ておいて損はない
  • medico
    独自の病院ランキングを掲載し、薬剤師が働きやすい職場を提案してくれる

いずれの口コミサイトも、無料の会員登録や、閲覧ポイントの獲得が必要になるため、詳しい利用方法は各口コミサイトでご確認ください。

6-5. 書類選考や面接などの対策を万全にする

書類選考や面接などの対策は、入念に行いましょう。

1章でお伝えした通り、薬剤師の転職難易度は高まっており、選考対策を怠ってしまうと転職で失敗する可能性があります。

採用担当者は、選考書類や面接を通して「すぐに辞めたりしないか」「活躍が期待できる人材か」といった観点で選考を行っているため、基本的な選考対策にくわえ、スキル・経験・保有資格などをしっかりアピールしましょう。

アピールすべき!薬剤師が見落としがちなスキル・経歴の一例

薬剤師の転職では、現状のスキルや経歴をしっかりアピールすることが大切です。

「薬剤師資格以外の資格は持っていない」「経験年数が浅くアピールできるスキルがない」とお悩みの方もいるかもしれませんが、実は思いがけない経歴やスキルがアピールポイントになることもあります。

たとえば、勤務したことのある職場によって、以下のポイントをアピールできます。

調剤薬局で勤務していた

  • 調剤業務、服薬指導、薬歴管理といった基本的スキル
  • リーダーやエリアマネージャーなどの経験から得られるマネジメント能力
  • 医薬品医療機器等法などの法律やレセプト、医療保険など、管理薬剤師に必要な薬局運営能力
  • オンライン服薬指導や在宅医療、かかりつけ薬剤師など、今後需要が高くなる領域の経験
  • 薬局運営によって培われる経営に関する知見

病院で勤務していた

  • 多種多様の薬剤を調剤・製剤した経験
  • がん医療・精神医療・緩和医療などの専門分野に携わった経験
  • 入院・外来患者への対人業務の経験
  • チーム医療で培った他職種とのコミュニケーションスキル
  • 夜勤を通して培われた状況判断能力や体力

ドラッグストアで勤務していた

  • 調剤業務や服薬指導の経験
  • OTC医薬品の取り扱い経験
  • サプリメントや健康食品などの医薬品以外に関する知識
  • 短時間で顧客のニーズや状態を的確に判断できる能力
  • 接客応対や在庫管理などのマルチスキル

また、一見不利と思いがちな経歴も、アピール方法を工夫することで強みに変えることができます。

■一見不利と考えがちな経歴のアピール例

経歴やスキルアピール例
転職回数が多い多様な職場で働いた経験があり、幅広い知識や経験をもとに即戦力として働くことができる
ブランクが長い子育てや介護がひと段落しており、仕事に集中して取り組む環境が整っている
調剤薬局やドラッグストアでの経験が長い調剤業務や製剤業務などの基本的なスキルを習得しており、対人業務でこれまでの経験を活かすことができる
未経験
企業へ転職したいが自信がない
未経験だからこそ、ポテンシャルを活かし意欲的に業務を覚えられる
スキルに自信がない
患者さんと話すことは好き
今後求められる対人業務において、コミュニケーション能力や傾聴力を発揮することができる

ご自身のアピールポイントが見いだせない方は、上記をぜひ参考になさってください。

なお、「そもそも志望動機が書けない」「面接に自信がない」とお悩みの場合、第三者に相談しながら転職活動を進めることをおすすめします。

理由としては、インターネット上で検索できる一般的な選考対策だけでは、不安を抱えたまま転職活動に臨むことになってしまうからです。

あなたが自信を持って転職活動に臨むためには、薬剤師の転職市場に精通したパートナーが必要といえます。

3章でご紹介した薬剤師転職サイトには、薬剤師の転職実績が豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しています。

「アピールポイントがわからない」「履歴書も面接も不安」という方こそ、まずは登録し、相談するところから始めましょう。

6-6. キャリアアップへの熱意を伝える

スキルや経験不足を自覚している方は、キャリアアップへの熱意を伝えることが大切です。

何度もお伝えしていますが、薬剤師の転職市場は厳しい展望であり、今後は薬剤師資格だけでは通用しない時代が来るでしょう。

薬剤師を取り巻く環境は変化しており、変わりゆく政策や医療ニーズに対応できなければ、市場価値を高めることが難しくなってしまいます。

したがって、現時点でスキルや経験不足を自覚している方は、キャリアや経験を積む意欲を伝えることが大切です。

自信がないからと言って背中を丸めるのではなく、ご自身のポテンシャルの高さをしっかりアピールしていきましょう。

7.薬剤師さんの転職でよくある質問

最後に、転職したい薬剤師さんからよくある質問について回答していきます。

Q1.転職すべきか迷っています。転職におすすめのタイミングはいつですか?

A. スキルや経験不足のまま転職することはおすすめしません。薬剤師転職市場は厳しい状況が続いており、ある程度のスキルや経験があったほうが、転職先の選択肢を増やすことができるからです。

そのため、現在の職場で3年以上の経験を積んでから転職することをおすすめします。

ただし、以下に該当する方は、経験年数に関わらず、早めに転職することをおすすめします。

職場の労働環境が悪い

  • サービス残業が当たり前になっている
  • 人手不足で自分にばかり夜勤や連勤があたる など

人間関係に改善の見込みがない

  • 理不尽なイジメ・ハラスメントが横行している
  • 困った時に助けてくれる上司がいない など

心や体の体調不良を感じている

  • 夜眠れない
  • 食欲がない、または過食気味である
  • 仕事のことを考えると動くことができない など

とくに、心身の体調不良を自覚している方は、転職よりもまずは休職し、休養を最優先に考えましょう。

なお、転職の時期としておすすめなのは求人が市場に出回りやすい1~3月です。

「なるべく多くの求人を見比べたい」「選択肢を増やしたい」とお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

Q2.転職して年収アップはできますか?

A. 転職して年収アップはできます。とくに、スキルや経験、薬剤師資格以外の資格保有者であれば、転職時に年収交渉もしやすいでしょう。

ただし、年収ばかりを重視してしまうと、やりがいを感じにくかったり、キャリアアップしにくかったりすることもあるため、注意しなくてはなりません。

Q3.転職を繰り返していて、転職回数が多すぎて不利にならないか心配です。選考突破するコツがあれば教えてください。

A. 残念ですが、転職回数が多いと選考で不利になることがあります。採用担当者が、「すぐに辞めないだろうか」「長く続けてくれるだろうか」といった懸念を抱くこともあるからです。

とはいえ、転職回数を偽ることは決してしてはいけません。

仮に書類選考や面接でバレずに内定がもらえたとしても、社会保険の加入履歴から嘘の申告がバレてしまい、最悪の場合、内定取り消しにつながるかもしれないからです。

過去を変えることはできないため、転職回数の多さを気にしすぎることは得策とはいえません。

印象が少しでも良くなるように、誠実な対応を心がけましょう。

Q4.薬剤師さんは、どんな理由で転職を考えるのでしょうか?

薬剤師さんが転職を考える理由は、主に以下の8つです。

  • 業務の負担が大きいから
  • 人間関係に問題があるから
  • 仕事の責任が大きくプレッシャーを感じるから
  • 今の年収や待遇に不満があるから
  • 家庭の事情で続けるのが難しいから
  • 今の職場は労働環境が過酷であるから
  • 将来に不安を感じているから
  • スキルアップしたいから

まとめ

薬剤師の転職に関して、解説してきました。

新型コロナウイルスの影響で、薬剤師の転職ハードルは上がっています。

薬剤師の供給過多や転職需要の高まりから、今後さらに転職が難しくなるかもしれません。

そのため、今のうちからスキルアップやキャリアにつながる資格取得を行い、市場価値を高めることをおすすめします。

また、転職に不安を感じている方は、転職サイトを活用し、手厚いサポートを受けながら転職活動を進めていくとよいでしょう。

薬剤師さんの転職におすすめの転職サイトは、以下の3つです。

薬剤師転職サイトランキング
薬キャリ1位.薬キャリ

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公開求人数
3万件

満足度
4.3

薬剤師さんからの利用満足度No1の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価
ファルマスタッフ2位.ファルマスタッフ

公式サイトを見る詳細を見る

公開求人数
4万2,000件

満足度
4.1

調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上に渡る転職支援実績があり、サポート力も高い
マイナビ薬剤師3位.マイナビ薬剤師

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5万5,000件

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ぜひ参考になさってみてください。

あなたが薬剤師として輝かしい未来を歩むことを、陰ながら祈っております。