
大手の調剤薬局について知りたいと思ったとき、
- 「調剤薬局の業界内ランキングってどうなの?」
- 「会社ごとに特徴はあるのだろうか」
と考えていませんか。
調剤薬局の会社ごとの特徴は、企業によって大きく異なります。
また、調剤報酬の改定や異業種からの参入、M&Aといった業界全体の動きが続いており、業界を取り巻く環境は大きく変化していることが現状です。
このため、「景気アップの波に乗って成長している企業」が多い一方で、「業界内成長率に満たず苦戦している企業」もあると言えるでしょう。
このページでは、薬剤師転職コンサルタントとして数多くの調剤薬局と接点を持ってきた知見と経験をもとに、調剤薬局のランキングと会社評価についてご紹介します。
このページを読めば、調剤薬局について理解が進み、「自分に合う大手調剤薬局と働き方」がわかります。
<2021年1月:薬剤師転職の最新情報>
コロナ禍による不況で、有効求人倍率は低下し続けており、転職の難易度は日を追うごとに高まっています。
特に好条件の求人であるほど競争が激しくなるので、ライバルに差をつけるためにも、転職のプロの力を借りて、しっかりと対策を行いましょう。
- このページを見ながら、複数の転職サイト(『薬キャリ』『マイナビ薬剤師』など)に登録する
- それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
- 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける
未だかつて誰も経験したことのない事態だからこそ、周囲よりもいち早く行動を開始し、戦略的に転職活動を行っていくことが重要です。
1. 大手調剤薬局の売上ランキング
はじめに、大手調剤薬局の売上ランキングをご紹介します。
薬剤師転職の業界大手である薬キャリを運営しているエムスリー社が運営する薬剤師向けサイト「薬キャリPlus」では、調剤薬局売上ランキングを公表していますのでご覧ください。
順位 | 企業名 | 売上高(百万円) |
1 | 株式会社アインホールディングス | 245,003 |
2 | 日本調剤株式会社 | 208,622 |
3 | クオール株式会社 | 134,148 |
4 | 総合メディカル株式会社 | 106,283 |
5 | 株式会社スズケン | 94,657 |
6 | 東邦ホールディングス株式会社 | 93,222 |
7 | 株式会社メディカルシステムネットワーク | 90,706 |
8 | 株式会社トーカイ | 41,817 |
9 | 株式会社ファーマライズホールディングス | 40,613 |
10 | 株式会社シップヘルスケアホールディングス | 25,585 |
参照:薬キャリPlus 2019年12月時点
ここからは、売上高ランキングトップ10社の会社詳細について、ご説明します。
1位 アインホールディングス
売上高首位のアインホールディングスは、近年のM&Aを経て、事業規模を拡大しています。
積極的に新卒採用をしており、2018年度は257名の新卒採用からかかりつけ薬剤師への育成を進めるなど、育成に力を入れている企業です。
「後発医薬品使用割合85%以上」の達成に向けて体制整備への取り組みが功を奏した結果、売上高2,450億円で前年度対比102.7%を達成しています。
2位 日本調剤
売上高2位の日本調剤は、国内最大規模の調剤薬局チェーンです。
近年では売上高1位のアインホールディングスと同様に、後発医薬品調剤体制の整備に注力しています。
2019年4月時点で後発医薬品調剤体制加算3を取得した店舗が全体の62%まで増加しており、「かかりつけ薬剤師・薬局化」も継続的に推進しました。
その結果、かかりつけ薬剤師が在籍する店舗は全体の81.0%、在宅医療の実施店舗は96.6%へと増加し、結果として売上高は2086億円と対前年度比101.7%を達成しています。
3位 クオール
売上高3位のクオールは、JR西日本グループやローソン、ビックカメラなど異業種と提携し、多くの業態の調剤薬局を展開しています。
2018年度にローソンとの提携を強化し、首都圏や大阪、京都への出店を行い、売り上げを伸ばしてきました。
また、近年ではM&Aも積極的に行い、中部・近畿地方を中心に事業規模を拡大しています。
2018年の診療報酬改定の影響を受けた結果、売上高は1341億円、対前年度比99.5%となりました。
4位 総合メディカル
総合メディカルは、「医薬連携」をキーワードに、地域に根ざした薬局づくりを全国で展開しています。
人材の育成に力を入れており、薬剤師の場合「専門薬剤師として専門性を追求していくキャリア」「薬局長やブロック長といったマネジメント力を高めていくキャリア」の2つのキャリアパスを用意している点が特徴です。
また、「みんなの健康ステーション」をめざし、在宅訪問に加え、学校薬剤師として地域貢献に努めた活動にも力を入れています。
5位 スズケン
スズケンは、薬局事業の展開を中心に、地域医療の充実に貢献するという理念のもと、訪問在宅医療にも力を入れています。
在宅医療に必要な注射剤や輸液の調剤ができる無菌調剤室を備えた薬局を増やし、他の薬局からの利用を受け入れるなど、地域全体の保険薬局の業務改善や教育支援にも注力している点が特徴です。
医療機関・老人福祉施設などと連携強化を図り、質の高いサービスの提供を目指しています。
6位 東邦ホールディングス
東邦ホールディングスは、全国の各調剤薬局で「健康サポート薬局」として地域医療に根ざした活動を行い、地域医療・地域社会に貢献するかかりつけ薬局・薬剤師を輩出を目指しています。
また、「薬局共創未来」と呼ばれる、独立性と自主性をもって薬局事業を展開する薬局経営者のグループを運営している点は特徴のひとつと言えるでしょう。
地域密着型の薬局として他社とは異なる観点から、社会への貢献を目指した分科会や研究会を通じて、「経営効率の改善」「薬局機能の向上」「経営基盤の強化」などの課題解決に共に取り組んでいます。
7位 メディカルシステムネットワーク
なの花薬局を展開しているメディカルシステムネットワークは、処方せん調剤の他、栄養相談など予防・未病の取り組みで地域の人々の健やかな生活を支えることべく、事業を展開しています。
産休・育休後の復帰率が93.69%と非常に高い点は、評価すべきポイントと言えるでしょう。
患者さんに向き合う時間を増やすことを目的とした業務効率化を実施し、そこから質の高い医療サービスの提供を目指しています。
8位 トーカイ
岐阜県に本社を置くトーカイは、関西・東海・北陸・四国エリアでたんぽぽ薬局を運営している企業です。
かかりつけ薬局としての機能を目指すだけでなく、オンライン服薬指導や、電子お薬手帳など、昨今の情勢の変化にもいち早く対応している点が特徴であり、首都圏に店舗がなくとも売上高8位に食い込んでいる原因のひとつと言えるでしょう。
調剤薬局と病院薬剤部との連携を強化しており、患者さんのお薬に関する情報について連携することで、調剤薬局の枠組みにとらわれず、薬での治療が安全かつ有効に行なわれるようサポートすることに努めています。
9位 ファーマライズホールディングス
ファーマライズホールディングスは、国が提唱する「地域包括ケアシステム」の実現と、すべての人に〝パーフェクト〟な地域医療を提供することを目的とした企業活動を展開しています。
在宅医療に長年取り組んでおり、高齢の患者さんにただ薬を届けるのでなく、地域の医師、介護士等とチームを組み、薬の管理や指導に力を入れている点が特徴と言えるでしょう。
また、超高齢化社会におけるニーズに応えるため、医療スタッフ、ケアマネージャー等と連携し、介護・福祉施設へ赴いての調剤業務も行っています。
10位 シップヘルスケアホールディングス
シップヘルスケアホールディングスは、3社の調剤薬局会社を保有し、首都圏を含む病院の周辺や医療モールなどで調剤薬局を運営しています。
ひとりでも多くの方が健康で快適な生活を送り、地域から信頼される店舗運営を目指し、薬剤師・スタッフの採用、教育研修にも力を入れている点が特徴です。
また、ご自身で薬局に来られるのが困難な患者様に対し、在宅訪問による服用薬剤の管理・指導なども行っています。
売上上位10社のうち前年比以上の売上増を達成したのは3社だけ
2017年には、ランキング上位10社すべてが前年度の売上高を上回りましたが、2018年度は対前年度比で増収した企業は3社のみでした。
その要因としては、以下の2点が挙げられます。
- 調剤基本料1の「特例除外」が廃止
- 調剤基本料1以外の薬局では「地域支援体制加算」の算定がほぼ不可に
近年の調剤報酬改定によって、調剤基本料を始め大手チェーンが大きなダメージを被ったため、大手だから経営は安泰という状況とは言えなくなりました。
中小規模の企業を見ても、数は非常に多く、経営状態は千差万別です。
これらの点より、どの企業に転職するとしても、これまで以上に自分の目で転職先の経営状態を確認することが大事になってきます。
ご自身での判断が難しいと感じる方は、転職サイトを活用することがおすすめです。
早速、転職サイトについて詳しく知りたいという方は、4章:調剤薬局に強い転職サイト5選をご覧ください。
2. 売上トップ10社の働きやすさを徹底調査【社員の口コミをもとに分析】
2章では調剤薬局売上Top10社について、売上高や前年比増減率・店舗数といった会社業績だけではなく、「働く職場」としての社員口コミを元にした会社評価ランキングをまとめましたので、ご覧ください。
参照:「社員による会社評価」OpenWork 2019年12月時点での口コミ評価点数を元に作成
株式会社トーカイは口コミ(回答)数が0件でした。
また、一般的に口コミ数は10人以上無いと妥当な評価とは言えず、クオール株式会社・株式会社メディカルシステムネットワーク・株式会社トーカイについては、参考値としてご確認ください。
7社のうち、1位の企業に金色、2位の企業に銀色、3位の企業に銅色を色付けしています。
2-1. 総合評価
- 1位 株式会社アインホールディングス
- 2位 東邦ホールディングス株式会社
- 3位 クオール株式会社
総合1位は、調剤薬局大手の株式会社アインホールディングスです。
老舗であり、地域に根差しており、高評価を受けている調剤薬局ですが、働いている社員の口コミ評価も高いようです。
OpenWork口コミ評価の多くの項目でTop3にランクインしており、オールマイティな働きやすさが見て取れます。
総合2位は、口コミ数は限られるものの東邦ホールディングス株式会社がランクインしました。
東邦ホールディングス株式会社は、医療機関や薬局、地域の方との共創を通じて、患者さまの満足度向上に努めている企業です。
「風通しの良さ」「人材の長期育成」「人事評価の適正感」部門で1位となっており、一人ひとりの社員がイキイキと長く働ける職場作りに取り組んでいます。
総合3位は、口コミ数は限られるもののクオール株式会社です。
クオールは店舗数500数以上、ローソン・ビックカメラ・JR西日本と提携しながら事業を拡大してきた大規模調剤薬局です。
「20代成長環境」部門で1位となっており、真っ当で正直な企業作りをしている企業です。
2-2. 待遇面の満足度
- 1位 株式会社メディカルシステムネットワーク
- 2位 株式会社スズケン
- 3位 東邦ホールディング株式会社
「待遇面の満足度」1位は、株式会社メディカルシステムネットワークです。
株式会社メディカルシステムネットワークは、北海道に本社を置き、医薬品流通業から発展して成長した異色の中規模調剤薬局です。
OpenWork口コミでも「ワークライフバランスが充実している」「働き方が選べる」といった声が多く聞かれました。
2-3. 社員の士気
- 1位 株式会社メディカルシステムネットワーク
- 2位 株式会社アインホールディングス/東邦ホールディングス株式会社
「社員の士気」1位は、株式会社メディカルシステムネットワークです。
メディカルシステムネットワークは人材の長期育成にも力を入れており、社員のワークライフバランスや育休産休といった制度にも力を入れています。
OpenWork口コミでも「ワークライフバランスが充実している」「働き方が選べる」といった声が多く聞かれました。
2-4. 風通しの良さ
- 1位 株式会社東邦ホールディングス
- 2位 株式会社アインホールディングス/株式会社スズケン
「風通しの良さ」1位は、株式会社東邦ホールディングスです。
東邦ホールディングスは「人材の長期育成」も高く、真っ当で正直な企業作りをされてます。
OpenWork口コミでも「研修がきっちりしている」「自分のペースで仕事ができる」といった声が多く聞かれました。
2-5. 社員の相互尊重
- 1位 株式会社アインホールディングス
- 2位 総合メディカル株式会社
- 3位 東邦ホールディングス株式会社
「社員の相互尊重」1位は、株式会社アインホールディングスです。
相互評価も高く、業界トップの大規模調剤薬局で、創業は1969年と古くから業界を牽引してきた企業です。
2-6. 20代成長環境
- 1位 クオール株式会社
- 2位 株式会社アインホールディングス/株式会社シップヘルスケアホールディングス
「20代成長環境」1位は、クオール株式会社です。
クオール株式会社は口コミ評価の多くの項目でTop3にランクインしており、オールマイティな働きやすさが見て取れれます。
「様々なことに挑戦させてもらえる」「一通りの業務経験ができる」など、OpenWork口コミでも若いうちに成長できる環境を良い点にあげる方が多くいます。
2-7. 人材の長期育成
- 1位 東邦ホールディングス株式会社/株式会社メディカルシステムネットワーク
- 3位 クオール株式会社/株式会社シップヘルスケアホールディングス
「人材の長期育成」の1位は、東邦ホールディングス株式会社と株式会社メディカルシステムネットワークです。
東邦ホールディングス株式会社は、医療機関や薬局、地域の方との共創を通じて、患者さまの満足度向上に努めている企業です。
同じく1位として、株式会社メディカルシステムネットワークがランクインしてます。
株式会社メディカルネットワークシステムは、北海道発の企業で、医薬品流通業から発展して成長した異色の中規模調剤薬局です。
2-8. 法令遵守意識
- 1位 日本調剤株式会社/総合メディカル株式会社
- 3位 クオール株式会社
「法令遵守意識」1位は、日本調剤株式会社です。
日本調剤株式会社は業界トップの大規模調剤薬局で、創業は1969年と古くから業界を牽引してきた企業です。
「組織内の統制が取れている」「福利厚生が充実している」といった、OpenWorkのコメントは高評価と言えます。
同じく1位に、総合メディカル株式会社がランクインしています。
総合メディカルは九州で設立された老舗の大規模薬局で、「良い医療は良い経営から」と標榜されている病院コンサルティング業として、長期的な展望を見越したしっかりとした経営を進めています。
OpenWork口コミでも「社員を大事にする」「お客様のために考えている」「会社の前向きな姿勢が伝わる」と高評価です。
2-9. 人事評価の適正感
- 1位 東邦ホールディングス株式会社
- 2位 株式会社メディカルシステムネットワーク/株式会社シップヘルスケアホールディングス
「人事評価の適正感」1位は、東邦ホールディングス株式会社です。
東邦ホールディングス株式会社は「風通しの良さ」も高く、真っ当で正直な企業作りをされてます。
OpenWork口コミでも「研修がきっちりしている」「自分のペースで仕事ができる」と評価が高かったです。
ここまで、大手調剤薬局の働きやすさをランキング形式で見てきました。
実際に大手調剤薬局に転職するために必要なポイントはあるのでしょうか。
次章でご紹介します。
3. 大手調剤薬局に転職するなら押さえておきたいポイント3つ
働きやすさや評判の良さから大手調剤薬局に転職したいと考えたとき、押さえるべきポイントは3つです。
順番に見ていきましょう。
3-1. スキル・専門性を磨く
中小薬局から大手調剤薬局への転職をしたいと考えたとき、職務内容に生かせるスキルを磨いておくことは必要不可欠です。
大手調剤薬局の場合、通常の調剤業務に加えて、業務や役職に幅の広さがあるため、スキル・専門性を身に着けておくことで、採用される可能性が高まります。
キャリアアップや可能性を広げる観点からも、日頃からスキルと専門性を磨き続けておきましょう。
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職場選び
3-2. 採用人数が多い求人を狙う
採用人数が多い大手調剤薬局の求人を狙うことで、採用される確率が高くなります。
大手調剤薬局はM&Aによって事業規模を拡大することや、新規事業をスタートすることもあり、その際に大量採用が実施されるケースがあるでしょう。
そのようなタイミングを狙い、求人にエントリーをすることで、大手調剤薬局への転職成功の確率が向上すると考えられます。
3-3. 転職サイトを利用する
大手調剤薬局への転職を希望する場合は、転職サイトを利用しましょう。
これは、大手調剤薬局への転職には多くのケースや考慮すべき点があり、事前の調査が非常に重要となるからです。
そこで転職サイトのコンサルタントと二人三脚で転職活動を進めると、効果的な情報収集や、悩んだときの解決策が見つかりやすくなります。
また、大手調剤薬局の採用担当者からコンサルタント宛にダイレクトに情報が伝達されるため、求人を含む最新情報が手に入りやすくなるでしょう。
これから大手調剤薬局への転職活動を目指すのであれば、ぜひ転職サイトに登録をし、プロの力を借りながら転職活動を進めることをおすすめします。
4. 調剤薬局に強い転職サイト5選
本章では、ご自身に合い満足できる調剤薬局への転職を実現するためのおすすめ転職サイト5社をご紹介します。
調剤薬局は一年中募集があるからこそ、求人票では見えない職場の人間関係や面接対策など、キャリアアドバイザーによるサポートが重要です。
今回は、転職サイトを選ぶ際に大事な要素である「求人数の多さ」と「キャリアアドバイザーによるサポート体制・価値提案」の2点に着目し、調剤薬局への転職に強いサイトを5社ピックアップしました。
求人数・質 | 提案力 | サポート力 | |
薬キャリ | ◎ 4.1 | ◎ 4.3 | ◎ 4.1 |
マイナビ薬剤師 | ◎ 4.2 | ◎ 4.2 | ○ 3.7 |
ファルマスタッフ | ○ 3.9 | ○ 3.8 | ◎ 4.1 |
ファーマキャリア | ◎ 4.2 | △ 3.4 | ◎ 4.1 |
◎ 4.2 | ○ 3.9 | △ 3.4 |
転職サイトは、担当するキャリアアドバイザーの相性や質が重要ですので、数社登録・面談をしてみて、一番良いと思ったところを活用しましょう。
どこに登録すればいいかわからない方は 、まず総合評価が高い『薬キャリ』と、求人数No.1の『ファルマスタッフ』に登録し、2社とも面談を受けてみるとスムーズに転職活動を進められます。
面談を受けて、最終的に転職をしないことに決めても全く問題ないので、まずは気軽な気持ちで一歩を踏み出してみて下さいね。
登録自体は3分程度で、費用等は一切かかりません。
各転職サイトの公式ページは下記の通りです。
- 薬キャリ:
https://agent.m3career.com/ - マイナビ薬剤師:
https://pharma.mynavi.jp/ - ファルマスタッフ:
https://www.38-8931.com/ - ファーマキャリア:
https://pharmacareer.jp - リクナビ薬剤師:
https://rikunabi-yakuzaishi.jp/
4-1. 薬キャリ|スピーディで丁寧な転職サポート
『薬キャリ』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。
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業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。
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薬キャリの強みやコロナ禍における薬剤師の転職事情をお話いただいたので、転職を検討している方はぜひご覧ください。
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薬剤師の人生を照らす転職を――薬剤師満足度No1『薬キャリ』のコンサルタントによる「求職者ファースト」の転職支援とは
4-2. マイナビ薬剤師|面談でのサポート力が高い
『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。
マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、6万3,000件以上の求人を掲載しています。
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4-3. ファルマスタッフ|総求人No.1 日本調剤グループ
『ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。
調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスであるため、薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。
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薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。
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4-4.ファーマキャリア|希望に沿った好条件求人を提案
『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。
求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。
また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。
一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。
公式サイト:
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4-5. リクナビ薬剤師|安定した転職サポート
『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。
サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。
ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。
また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。
公式サイト:
→https://rikunabi-yakuzaishi.jp/
5. さいごに
調剤薬局のランキングについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
売上高については、株式会社アインホールディングスと日本調剤株式会社が圧倒的にトップです。
一方で、従業員の満足度といった社員評価だと、様々な企業がランクインし、企業特性がはっきり表れました。
転職の際に大事なポイントは、「自分に合った働き方」を見定めて「その働き方ができる調剤薬局を探すこと」の2点です。
もし行きたい調剤薬局が見つかれば、「本当に自分に合っているか?」「その企業に入社するための対策」を転職サイトのキャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。
ぜひ、転職成功に向けてトライしてみてください。
以下が、満足できる調剤薬局への転職を実現するためにおすすめの転職サイト5選です。
- 薬キャリ
…薬剤師の総合満足度No1の転職サイト - マイナビ薬剤師
…親身なサポート体制と求人の多さが高評価 - ファルマスタッフ
…調剤薬局と派遣求人の数は業界トップクラス - ファーマキャリア
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…優秀なアドバイザーが転職活動を全面サポート
上位3サイト(『薬キャリ』、『マイナビ薬剤師』、『ファルマスタッフ』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくと、転職成功に大きく近づくでしょう。
なお、それぞれのサイトの利用者からの評判を知りたい方は、以下を参考にしてください。
※薬剤師が転職するときの注意点
薬剤師は転職率が高く、「年収アップ」などの理由で転職する人が多い業界ですが、職場雰囲気の悪さや長時間労働に後悔するケースが多いのも事実です。
『薬剤師の転職で失敗しない!体験談と転職ノウハウの全て』を見て、後悔しない転職を実現してください。
特に初めて転職する人は、職場雰囲気のヒアリングや面接対策などのため、転職サイトを活用することをおすすめします。
『薬剤師のための転職エージェント全知識|1から理解し徹底活用!』を参考にすると良いでしょう。
転職活動は、将来のキャリアや待遇などに検討すべきことが多いため、しっかり考えるためにも、ぜひプロの力を借りて次の一歩を踏み出してみてくださいね。
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。