薬剤師向けのおすすめ転職エージェントランキング5選|選び方や活用するメリットなども解説

z「薬剤師転職で、エージェントに相談しようかな…」と考えていませんか?

薬転職エージェントは薬剤師転職を検討する人にとって「誰もが使うサービス」になってきましたが、「どこまで相談していいか分からない…」「いい求人を紹介してもらえなかった…」と失敗する人がいるのも事実です。

実は「薬剤師エージェントの使い方にはコツがあり、全員がメリットを受けている訳ではない」のです。

このページでは、数多くの薬剤師転職をアドバイスしてきた知見と経験をもとに、転職エージェントの使い方のコツについてご紹介します。

  1. 薬剤師転職エージェントの総合ランキング
  2. 薬剤師転職エージェントを使うべき理由の全て
  3. 失敗しない薬剤師転職エージェントの選び方
  4. 薬剤師転職エージェントにお願いできるサポート7選
  5. エージェントを最大限活用する8つのテクニック
  6. 転職エージェント利用の流れ
  7. 薬剤師が転職エージェントを活用して転職を成功させるコツ
  8. 薬剤師向け転職エージェントを活用した転職に関するよくある質問
  9. さいごに

このページを読めば、転職エージェントについて理解が進み、転職エージェントを活用したベストな転職方法がわかるでしょう。

 

1.  薬剤師転職エージェントの総合ランキング

下記は、200名の口コミから分かった薬剤師転職エージェントの総合ランキングです。

転職サイトランキング
薬キャリエージェントエージェント
1位.薬キャリエージェント
公式サイトを見る
詳細を見る
公開求人数
約6万件

満足度
4.3

薬剤師さんからの利用満足度No1(※エムスリーキャリア調べ)の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価
ファルマスタッフ2位.ファルマスタッフ

公式サイトを見る詳細を見る

公開求人数
約4万2,000件

満足度
4.1

調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上に渡る転職支援実績があり、サポート力も高い
マイナビ薬剤師3位.マイナビ薬剤師

公式サイトを見る詳細を見る

公開求人数
5万6,000件

満足度
4.0

マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数が魅力の転職サイト。地方在住の方もおすすめ
ファーマキャリア4位.ファーマキャリア

公式サイトを見る詳細を見る

公開求人数
1万6,000件

満足度
3.9

ヒアリングをもとに、求人をオーダーメイドで提案!希望条件にぴったりの職場を見つけたい方におすすめ
リクナビ薬剤師5位.リクナビ薬剤師

公式サイトを見る詳細を見る

公開求人数
1万3,000件

満足度
3.8

人材業界大手リクルート社が運営する転職サイト。ドラッグストアの求人が多く、高年収&好条件の職場が見つかりやすい

転職エージェントは、担当するキャリアアドバイザーの相性や質が重要ですから、数社登録して面談をしてみて、一番良いと思ったところを活用することをおすすめします

どこに登録登録すればいいかわからない方は 、口コミ評判が高く求人の幅が広い『薬キャリエージェント』と、転職エージェントによるサポート体制が抜群な『マイナビ薬剤師』を同時に登録して、2社とも試しに面談を受けてみるとスムーズに転職活動が進むでしょう。

面談を受けて、最終的に転職をしないことに決めても全く問題ないので、まずは気軽な気持ちで一歩を踏み出してみて下さいね。

1位:薬キャリエージェント

薬キャリエージェントエージェント_LP

運営会社エムスリーキャリア株式会社
公開求人数約6万件
非公開求人数公開なし
活動範囲北海道・東北・関東・北陸・甲信越・東海・関西・中国・四国・九州・沖縄

※2023年10月27日時点

薬キャリエージェント』は、総合満足度No.1の薬剤師専門転職エージェントです。
※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

最短即日で最大10件の求人を紹介してもらえるため、早く転職活動をしたい方におすすめです。

病院や調剤薬局などの医療施設などと密な連携を行っているため、病院薬剤師や調剤薬局の分野の求人が豊富にあります。

求人数が多く、全国の方が利用できるため、転職をしたい薬剤師全員が活用できる転職エージェントです。

「転職活動をしたことない人」「安心できる転職エージェントを使いたい」方は、下記のボタンから『薬キャリエージェント』に登録することをおすすめします。

2位:マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数約3万件
非公開求人数公開なし
対応エリア東京・さいたま・千葉・横浜・札幌・仙台・名古屋・石川・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・鹿児島

※2023年10月27日時点

マイナビ薬剤師』は、人材業界大手のマイナビが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。

病院やドラッグストア、企業への転職に強いのが特徴です。

多種多様なニーズに対応できるように、業種の種類が多く、地方求人にも対応しています。

また、親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動が可能です。

書類添削や面接対策など充実したサポートを受けたい方は下記のボタンから『マイナビ薬剤師』を利用してみましょう。

※マイナビのプロモーションを含みます。

3位:ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

運営会社株式会社メディカルリソース
公開求人数約4万5千件
非公開求人数公開なし
対応エリア北海道・東北・関東・信越・北陸・東海・近畿・中国・四国・九州・沖縄

※2023年10月27日時点

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師専門転職エージェントです。

薬剤師転職支援を22年行っており、転職相談の満足度が96.5%あります。(公式サイトより)

求人数が多く、正社員以外の働き方を目指している方にもおすすめの転職エージェントです。

ファルマスタッフ』は、派遣やパートなど幅広い働き方の求人を探せます。

登録者向けのスキルアップ・キャリアアップセミナーを開催しているのも特徴の1つです。

登録者向け・派遣就業者様向け・一般薬剤師向けなど、転職活動の形態に合わせたセミナーを受講できます。

調剤薬局への転職を検討している方は下記のボタンから『ファルマスタッフ』に登録しましょう。

4位:ファーマキャリア

運営会社エニーキャリア株式会社
公開求人数約2万件
非公開求人数公開なし
対応エリア北海道・東北・北関東・首都圏・甲信越・北陸・東海・関西・中国・四国・九州・沖縄

※2023年10月27日時点

ファーマキャリア』は、エニーキャリア株式会社が運営している薬剤師向け転職エージェントです。

ファーマキャリア』の最大の特徴は、オーダーメイド求人です。

コンサルタントが担当する人数を絞ることで、1人1人と密なやり取りを実現しています。

転職活動のサポート経験が豊富な方がコンサルタントにつくため、安心して転職活動ができます。

自力で本当に希望条件とマッチした求人を探すのが大変で、プロに任せたい方は下記のボタンから『ファーマキャリア』に登録しましょう。

5位:リクナビ薬剤師

運営会社株式会社リクルートメディカルキャリア
公開求人数約2万件
非公開求人数公開なし
対応エリア北海道・東北・北関東・首都圏・甲信越・北陸・東海・関西・中国・四国・九州・沖縄

※2023年10月27日時点

リクナビ薬剤師』は、株式会社リクルートメディカルキャリアが運営している薬剤師専門転職エージェントです。

リクナビ薬剤師』は、薬剤師業界の知識が豊富なキャリアアドバイザーによる支援が受けられます。

利用者の転職日数が最短3日という記録を持っており、早く転職したい方にもおすすめの転職エージェントです。

「隙間時間でも転職活動したい」「早なるべく転職活動を行いたい」と思っている方は下記のボタンから『リクナビ薬剤師』に登録しましょう。

2. 薬剤師転職エージェントを使うべき理由の全て

口コミ・評判

名前 M.Kさん(30歳)
ネットで薬剤師転職と検索すると「転職エージェント」という言葉を多く目にします。転職エージェントとは何をしてくれる人なのでしょうか?。

転職エージェントとは転職支援サイトのサポート専任担当の事です。登録すると完全無料で転職相談に乗ってくれ、求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

企業によっては「コンサルタント」「キャリアアドバイザー」などと呼ばれる事もあります。

総合転職エージェント

転職支援サイトに登録すると、翌日中には転職エージェントから電話があるでしょう。そこで、希望の転職条件を伝えると、求人紹介や面接対策など、転職にまつわるサポートを無料で行ってくれます。

なぜ無料かというと、転職エージェントはあなたが入社すると企業から謝礼(紹介料)として年収の30%前後に当たる額を受けとっているからです。個人で転職活動を進める場合はすべて自身で進めなければならないので、転職する場合はできる限り活用するのが得策です。

薬剤師転職エージェントを使う全メリットとデメリット

転職エージェントは一見すると無料で使えて何もかもサポートしてくれるありがたい存在ですが、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で使わなければ逆効果で、転職に失敗してしまいます。

薬剤師転職エージェントを使うメリットとデメリットは下記の通りです。

メリット

  • 転職活動に必要なサポートを全て無料で受けられる
  • 自分のキャリアを客観的に見つめ直すことができる
  • 表には出ていない非公開求人を探してきてくれる
  • 面接では伝えきれないあなたの魅力を、採用担当にプッシュしてくれる

転職エージェントは施設・企業側が支払う紹介料でなりたっていて、求職者の方から手数料を取ることはありません。

これだけのサービスを無料で受けられるとあっては使わない手はありません。例えるなら学習塾の個別指導を全て無料で受けられるような内容です。

面接で失敗しても、腕利きのエージェントであれば応募先の採用担当にあなたのことをプッシュしてくれるので伝え漏れたアピールなどもカバーしてもらます。

デメリット

  • 上手い営業トークにのせられて、誤った転職をしてしまう可能性がある
  • 転職市場価値が低い場合、サービスを受けられない
  • 電話や面談をしながら進めるため、転職に時間がかかる

転職エージェントの質は運営企業(人材紹介会社)や各担当者によってさまざまです。

エージェントによっては求人施設・企業の良い点ばかりを伝え、迷っている利用者が内定を承諾するよう少し誘導してくる可能性がゼロではありません。

彼らにとってのクライアント(顧客)は求人施設のほうであるため、なかにはクライアントファーストの精神で施設の利点ばかり紹介してくる担当者もいるのです。

ただ、こうして無理な転職決定を促しても、結局は入職後に「イメージと違った」などとして早期離職してしまう薬剤師がほとんどです。

そうした早期離職はクライアントである事業所・企業にとっては大損で、転職エージェント運営企業にとっても信頼やブランドを損なうことにしかなりません。

したがって、業界内で一定程度の信頼・実績を築き上げている中堅・大手の人材紹介会社が運営しているエージェントであれば、上述のような無理やりの転職決定を迫られることもなく安心でしょう。

口コミ・評判

名前 M.Kさん(30歳)
「企業側は紹介料を払わなければならない」事から内定率が低いと聞いたのですが、本当ですか?

結論、内定率は落ちません。むしろエージェント経由は有利です

なぜなら、採用担当者は「雇った人がすぐに辞めた」「活躍しない」といったリスクを避けることを第一に考えるため、個人応募の素性のわからない方を採用するより、転職エージェントのお墨付きがあって安全な方を採用したいと考えるからです。

雇った人がすぐに辞めてしまうと、引き継ぎ、退職処理、採用、育成、人事調整など、エージェントの仲介料とは比べものにならない膨大なコストがかかります。

また多くの場合、エージェント経由で雇った人が短期間で辞めた場合、事務所・企業側に紹介料を返還する保証をつけている人材紹介会社がほとんどですので、事務所・企業側も安心して採用が出来る仕組みになっています。

3. 失敗しない薬剤師転職エージェントの選び方

ここまでメリット・デメリットをお伝えしましたが、まとめると、ほぼ全ての方に転職エージェントを使うことを間違いなくおすすめします。

逆に、下記に該当する方は転職エージェントを使わなくても転職は成功するでしょう。

  • 大学病院の教授や医師などの信頼を得ており、リファラル採用(人づての紹介・推薦での応募)を選べそうな場合
  • 高度な専門性を伴う業務経験が豊富な場合(専門医療機関連携薬局での豊富な薬学管理経験など)

3-1. 転職エージェントの選び方で失敗すると…

薬剤師専門転職エージェントは国内にも数十社ありますが、なかにはブラックな転職エージェントも存在します。

1章でもお伝えした通り、悪質な転職エージェントに当たると、ブラックな職場を紹介されたり、あなたの意思を無視した求人ばかりを紹介されたりするケースもあるので注意が必要です。

また、転職エージェントには「強みと弱み」があります。

例えば、ドラッグストアへの転職を希望しているのに、調剤薬局求人に強みを持つ転職エージェントに登録すると、比較・検討するに足る十分な量の求人を紹介してもらう事は難しいでしょう。

必ず、あなたに合った転職エージェントを選ぶ事をおすすめします。

3-2. 間違いない転職エージェントへの登録

登録する際は、薬剤師転職エージェントサービスなのかどうかを確認するようにしてください。

例えば「リクナビ」と検索すると、新卒者向けの就活サイト(『リクナビ』)や一般企業の中途求職者向けの求人サイト(『リクナビNEXT』)がヒットします。

有名企業が運営するサービスの場合、薬剤師のような専門職向けの転職エージェント(『リクナビ薬剤師』)と紛らわしい名称のサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

当記事の1章内にあるリンク・ボタンはすべて薬剤師向け転職エージェントの公式ページへのリンクなので、安心して利用していただけます。

3-3.  転職エージェントを使う場合に注意すべきこと

忘れてはならないのは、転職エージェントは慈善事業ではなくビジネスであり、あなたは求人企業に紹介される「商材」という立場であることです。

それを踏まえて、下記2点については注意してください。

  • 転職エージェントの話を鵜呑みにしない
  • 2社以上の転職エージェントに相談し、多角的な検討・判断をする

転職エージェントはあなたをどこかの企業に入社させて初めて利益を得ます。転職エージェントの売り上げのための人生を棒にふらないよう、常に客観的な判断ができるよう身構えましょう。

4. 薬剤師転職エージェントにお願いできるサポート7選

口コミ・評判

名前 M.Kさん(30歳)
転職エージェントは薬剤師転職の味方なのですね。どんなサポートをお願いできるのでしょうか?

転職エージェントは、薬剤師の方が転職成功する事で、採用する企業から紹介料をもらうビジネスモデルなので、「転職成功するために必要なサービスを何でもしてくれる」サービスです。

転職成功のために、特に支援してくれる事は主に下記7点です。

薬剤師転職エージェントにお願いできる全サポート

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 面接日程のセッティング
  • 面接同行
  • 給与などの条件交渉

転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。逆に、個人で転職活動を進める場合は上記をすべて自身でこなさなければなりませんので、転職する場合はできる限り活用するのが得策です。

4-1. キャリア相談

まず初めに転職エージェントにお願いできるサポートは「キャリア相談」です。実は多くの薬剤師は「キャリアを考えるのは転職者自身で、エージェントは求人を出してくれる仕事」と考えている人が多いのですが、これは大きな勘違いです。

「結婚を機に病院をやめようと思っているのだが、本当にいいのか?」「給与をあげたいのでドラッグストアへの転職を検討しているがデメリットは?」といったキャリアの悩みは、自分一人では解決できません。ぜひ、転職のプロであるエージェントに相談してみると良いでしょう。

4-2. 求人紹介

次のサポートは「求人紹介」です。転職先への条件をヒアリングされ、その内容に沿って5〜10件程度、希望に合う求人を紹介してくれます。

ここでの希望条件は「できるだけワガママに」伝えましょう。職種はもちろん、給与・通勤時間・職場の雰囲気など、「こんな条件なら絶対転職したい!」と思える条件を本音で伝えてください。もし、その条件がワガママ過ぎるなら適正なものの相談がありますし、時期次第では100%叶う求人が見つかるかもしれません。

4-3. 履歴書・職務経歴書の添削

希望の求人が見つかれば、履歴書・職務経歴書を提出します。

薬剤師転職では、職務経歴書の提出が必須なケースは少なく(たとえば調剤薬局では基本的に不要)、履歴書のみの提出だと苦労しないかもしれません。しかし、油断は禁物。履歴書こそ「ミスが無いか」しっかりチェックしている職場もあります。

薬剤師転職の履歴書の書き方が気になる方は、「薬剤師転職での履歴書の書き方とは|正しい書き方とポイント3選」を参考にしてみて下さい。

4-4. 面接対策

履歴書の添削と同じく、希望者には面接対策を行ってくれる転職エージェントもあります。

多くの薬剤師にとって、業務で患者さんと話す機会は多少あるかと思いますが、自身の業務内容を説明する機会はほとんどないではないでしょうか?

初めての転職だとなおさらで、何を聞かれるのだろうかと緊張してしまうと思います。ぜひ一度、転職エージェントに面接対策をお願いすることをおすすめします。

もう1点、「未経験の職種への転職者」も面接で苦労する傾向にあります。「未経験転職で失敗しない|薬剤師転職で押さえるべきテクニック4選」を参考にしてみて下さい。

4-5. 面接日程のセッティング

希望求人が見つかれば、面接日程のセッティングです。

もし志望度の高い求人が見つかれば、面接日程は早めに組みましょう。

あなたの志望度が高い時、多くのケースで他にも志望度が高い応募者がいるものです。

薬剤師求人は「欠員補充」が大半なので、枠が埋まってしまうと追加での採用はほとんどなく、定員ぴったりで募集終了となることがほとんどです。

早めの面接が吉だと言えます。

4-6. 面接同席(同行)

面接同席(同行)を強みにしている転職エージェントもあります。

実は、面接同席というサービスは一般的で無く、薬剤師転職以外ではあまりメジャーでありません。

筆者の知人である薬局やドラッグストアの人事も「面接の場にエージェント同伴で来たからといって選考上の評価を下げることはない(1人で面接にすら来られない、などと思うことはない)」と口を揃えています。

どうしても面接に不安のある方は、面接同席を依頼すると良いでしょう。

4-7. 給与などの条件交渉

実はあまり知られていない事ですが、給与などの条件交渉も、転職エージェントにお願いする事ができます。

どういう事かと言うと、内定承諾前に「年収を50万ほど上げて欲しい」「働き始める日程を1ヶ月遅らせて欲しい」と条件交渉を依頼するのです。

もちろん成功するかどうかは、転職エージェントの腕前とあなたの力量に寄るのですが、条件交渉は損になるものでは無いので、希望条件があればぜひ交渉を依頼してみる事をおすすめします。

5. エージェントを最大限活用する8つのテクニック

口コミ・評判

名前 M.Kさん(30歳)
転職エージェントに複数登録しました!エージェントを更に活用するポイントがあれば教えて下さい。

この章では、業界裏事情などを含めた転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。

薬剤師転職エージェントを最大限活用する8つのテクニック

  • 初回面談時に転職エージェントのモチベーションを上げる
  • 「良いところがあればすぐに転職したい」と伝えておく
  • 担当エージェントをシビアな目で見る
  • 経歴やスキルに嘘をつかない
  • 同じ案件に複数の転職サイトから応募しない
  • 受ける職場の面接スタイルや癖を聞く
  • 面接後、転職エージェントから面接評価と改善点を聞く
  • 内定が出たら、他エージェントに話を聞きに行く

5-1. 初回面談時に転職エージェントのモチベーションを上げる

当たり前ですが転職エージェントも人間ですので、好き嫌いもあれば、やる気に差が出てくることもあります。そのため、手厚いサポートを受けるには、転職エージェントをやる気にさせることが重要なのです。

「とりあえず話を聞いてみたい」というケースや「面接対策を受けたい」「履歴書を添削して欲しい」などと転職支援サポートばかりを気にした相談だと、どうしても転職エージェントのモチベーションは下がってしまいます。

5-2. 「良いところがあればすぐに転職したい」と伝えておく

転職エージェントには売上目標があり日々追われています。転職エージェントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

5-3. 担当エージェントをシビアな目でみる

担当エージェントに情を移してはいけません。担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があったりする場合は変えてもらいましょう。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。

現在転職の支援をして頂いている○○と申します。

現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

5-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについて、申し出をしない限りは情報が残ります。転職エージェント同士の会話でよく話題にあがるのが、「3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ…」という話です。

この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断をされてしまう可能性があります。

5-5. 同じ案件に複数の転職エージェントから応募しない

数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから求人を紹介してもらえなくなるでしょう。

5-6. 受ける職場の面接スタイルや癖を聞く

面接対策は、オーソドックスな面接質問に対する答えを整理してもらう事が全てではありません。

面接を受ける職場ごとに、「その職場らしい面接スタイル」があり、事前に聞いておくと大変有利に面接を進めることができます。

例えば「A薬局は、自己PRよりも志望動機を重視します」と事前に教えてもらえれば、A薬局向けの志望動機をしっかり考え、熱意をもって入社意欲を伝えると、面接通過率は一気に高まるでしょう。

5-7. 面接後、転職エージェントから面接評価と改善点を聞く

面接対策は、面接前だけでなく面接後にもお願いすることができます。合格不合格に関わらず面接評価を聞き、次回の面接に向けた改善点を転職エージェントと話し合いましょう。

採用担当者は「いい応募者を連れてきて欲しい」ので、転職エージェントに面接評価と合格/不合格理由を、かなり本音で伝えています。ぜひこの面接評価をエージェントから聞き出し、次の面接に備えることをおすすめします。

5-8. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行く

内定が出たら、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができたりします。

この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、法的なペナルティはありません。

内定を辞退するのは大変心苦しいことでしょうし、転職エージェントとしては「ダメだったかあ」と残念に思う面もあります。

しかし、やはりご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をすることが何よりも重要です。

理想のキャリアをつかみとるためにも、上記は有効なテクニックとしておすすめです。

6. 薬剤師転職エージェント利用の流れ

上記までで、あなたが使うべきエージェント、使う際のコツなどをお伝えしてきました。この章では、実際に転職エージェントに登録した場合のサービスの流れについて解説します。

特に準備は必要なく、気軽に連絡を待っていれば問題ありませんが、エージェントを初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。

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Step 1. 登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。繰り返しになりますが、登録する際は、薬剤師転職エージェントサービスなのかどうかを確認するようにしてください

例えば、「リクナビ」と検索するとリクナビの正社員登録サイトが出てくるように、薬剤師転職エージェントと紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、十分に注意しましょう。

Step 2. 電話がかかってくる

登録すると、転職エージェントから数日以内に電話かメールで連絡が入ります。準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたがエージェントのオフィスに訪問することもあれば、エージェントが近くまで来てくれることもあります。(都合が合わなければ電話の場合もあります。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどこから内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、複数のエージェントからアドバイスを貰える事ができれば、後悔ない転職ができるでしょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件〜20件ほど紹介してもらいます。誰もが知る大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な職場もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、履歴書や職務経歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しをしてくれたりします。最高の応募書類をエージェントと一緒に作り上げましょう。

Step 6. 応募する

選考書類が完成したら、エージェントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、エージェントが企業に営業してくれます。転職サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べるとエージェント経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定はエージェントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、エージェントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、エージェントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど大手エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

7. 薬剤師が転職エージェントを活用して転職を成功させるコツ

転職エージェントを活用しても、上手く使いこなさないと転職することは難しい場合が多いです。

転職エージェントはサポートするだけなので、自分から積極的に動く必要があります。

ここでは、薬剤師が転職エージェントを活用して転職を成功させるコツを3つ紹介します。

  • 転職理由をはっきりさせておく
  • 書類添削や面接対策は必ず受ける
  • 転職先に求める条件の優先順位を決めておく

薬剤師転職の流れや成功のポイントを詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

関連記事:【2024年最新版】薬剤師の転職方法とは?流れや成功のポイントを転職のプロが詳しく解説!

7-1.転職理由をはっきりさせておく

転職を成功させるためには、転職理由をはっきりさせる必要があります。

転職をしてやりたいことがはっきりしていないと、転職を成功させても同じことで悩む可能性があります。

人間関係がいい職場で働きたい」「労働時間が少ない職場に行きたい」など自分が求めているものをはっきりさせましょう。

求めているものが決まると、転職が成功したあとに同じ悩みを抱えることがありません。

転職理由は転職する際の1番大切な部分なので、自分が納得できる答えが出るまで考えてみてください。

7-2. 書類添削や面接対策は必ず受ける

転職活動を成功させるために、書類添削や面接対策は必ず受けましょう。

転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーが担当につきます。

キャリアアドバイザーは、多くの転職活動をサポートしているため、質の高いアドバイスがもらえます。

経験豊富な方に書類添削や面接対策をしてもらえるため、自分1人でやるより、転職が成功しやすいです。

転職活動を成功させたい人は、書類添削や面接対策を受けて、自分の欠点を補いましょう。

7-3.転職先に求める条件の優先順位を決めておく

転職先に求める条件がはっきりしていないと、希望通りの転職はできません。

転職する理由は人それぞれで条件の優先順位が異なるからです。

人間関係」「年収アップ」「キャリアアップ」など優先したいものは人それぞれです。

優先順位が決まっていないと、たくさんの求人が気になり、転職活動がスムーズにできません。

1つ決まった条件があると転職先が選びやすいので、転職先に求める条件の優先順位を決めておきましょう。

8. 薬剤師向け転職エージェントを活用した転職に関するよくある質問

薬剤師向け転職エージェントを活用した転職に関してよくある下記のような質問の解説をします。

疑問が解決するかもしれないので、確認してみてください。

Q1. 薬剤師向けの転職エージェントのおすすめはどこ?

Career Theory編集部がエージェント利用経験者へのアンケート調査などに基づいて作成した薬剤師の人におすすめの就職エージェントランキングは、次の通りです。

薬剤師で転職をしたい方は、まずは『薬キャリエージェント』に登録してみることをおすすめします。

薬キャリエージェント』は15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼と実績があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いているため、転職人気の高い就業先である病院薬剤師や調剤薬局の分野では他を圧倒する求人数・質を誇ります。

下記のボタンから『薬キャリエージェント』の詳しい情報が見られるので、、薬剤師で転職を希望している方は確認してみてください。

Q2. 薬剤師への転職は厳しいのでしょうか?

薬剤師への転職は厳しい状態です。主な理由が2つあります。

  • ドラッグストアの調剤併設化
  • 薬剤師免許保持者の増加

近年、ドラッグストアの併設化で薬剤師の需要が減っています。

ドラッグストアの方が日用品やサプリメントなど幅広く取り扱っています。

また、調剤薬局よりも、ドラッグストアの方が営業時間が長く、人々のニーズに応えることが可能です。

薬剤師の免許保持者が増えたことも、転職が厳しい理由の1つです。

しかし、転職エージェントを利用して転職活動をすれば、決して不可能ではありません。

Q3. 薬剤師向けの転職エージェントを使わない方がいいと言われているのはなぜでしょうか?

転職エージェントを使わない方がいいと言われてる主な理由は下記の通りです。

  • 利益のために急かされる
  • 担当者の対応が悪い
  • やり取りが面倒

転職エージェントは得意な分野や求人の対象を絞っている場合が多いため、相性があります。

転職エージェントに不安がある方も多いでしょう。

しかし、真剣に転職活動する場合は、転職エージェントを使った方がいいです。

希望条件や企業との相性を考えた上で、求人を紹介してくれるため、1人で転職活動するより、効率的に転職活動を進められます。

さいごに

薬剤師転職エージェントについて、相談のコツやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

お伝えした通り、転職エージェントは薬剤師転職の当たり前とも言えるサービスとなっていますが、相談の仕方にはコツがあります。

ポイントはメリットデメリットを理解する本音で転職エージェントに相談する失敗しないために複数登録するの3点。これだけで満足いく転職可能性をぐっと高める事ができます。ぜひ、転職成功に向けてトライしてみる事をおすすめします!

上位3サイト(『薬キャリエージェント』、『マイナビ薬剤師』、『ファルマスタッフ』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくと、転職成功に大きく近づくでしょう。

なお、それぞれのサイトの利用者からの評判を知りたい方は、以下を参考にしてください。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

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