薬剤師の人生を照らす転職を――薬剤師満足度No1『薬キャリ』のコンサルタントによる「求職者ファースト」の転職支援とは

エムスリーグループが提供する『薬キャリ』は、利用者満足度95%以上と、薬剤師から高い評価を受ける国内最大級の転職エージェントサービスです。※エムスリーキャリア調べ

今回は、同社のコンサルタントとして数多くの薬剤師転職をサポートしてきた長尾裕士さんに、薬キャリのサービス概要や強み、コロナ禍における薬剤師の転職事情など、詳しくお話を伺いました。

※取材は感染症拡大防止に配慮した形で実施しています。

長尾裕士さん
薬剤師キャリア事業部
人材紹介グループ
営業職を経てエムスリーキャリア株式会社へ入社。コンサルタントとして、常勤・非常勤の薬剤師転職のサポートを行う。

求職者の人柄を知ることから始まる!薬キャリで受けられる手厚いサポート

――まずは、薬キャリのサービス概要についてお聞かせください。

求人探しから選考アドバイス、内定後のフォローまで、薬剤師の転職を総合的にサポートする転職エージェントです。

薬キャリにご登録いただくと、はじめに求職者とコンサルタントとの面談を行います。面談を通して、まずは求職者のお人柄を詳しく知り、そのうえでぴったりの求人を提案します。

――求人紹介の他には、どのようなサポートが受けられるのでしょうか。

履歴書・職務経歴書の添削模擬面接など、選考通過に向けた「採用者視点のアドバイス」もサポートの一つです。特に模擬面接は、自信を持っていただけるまで何度でも実施していますよ。

また、内定が決まったあとは、雇用条件を踏まえて「内定承諾すべきかどうか」を一緒に話し合います。企業との雇用条件の調整・交渉を、コンサルタントが代行することも多いです。

薬キャリのサービス内容

  • 希望条件に合った求人の紹介
  • 応募手続き~面接日程の調整
  • 選考対策、アドバイス
  • 条件面の調整と交渉
  • 退職&入社後のフォロー

薬キャリならではの強みは、求人・スピード・コンサルタント

――他社サービスと比較して、薬キャリならではの強みと言える点はありますか?

3つあります。1つめは提案求人の質の高さです。薬キャリでは普段から企業・店舗と頻繁にコンタクトを取り、募集状況や人材ニーズを詳細に把握しているため、求人情報の質と新しさには自信があります。

その中から、面談のヒアリング内容をもとに、求職者のニーズを満たす求人を厳選して提案します。

――求職者のニーズを把握するうえで、工夫されていることはありますか?

「希望条件」「将来のビジョン」「転職市場における評価」といった複数の観点で、ヒアリングを行うようにしています。

ヒアリングの観点

  • 希望条件
    …年収/立地/福利厚生/理想の職場の雰囲気などを伺います。
  • 将来のビジョン
    …キャリアデザイン・ライフデザインの両軸から、理想の未来像を伺います。
  • 転職市場における評価
    …求職者の経歴やスキルが、転職市場でどのように評価されるのかという視点も踏まえ、提案を行います。

例えば、「転職したいが、希望条件が細かく決まっているわけではない」という方には、「理想のライフスタイル」や「普段の生活の中で楽しいと思うこと」などをお尋ねします。

一見、薬剤師の転職とは関係ないように思えますが、このような質問を重ねていくうちに「生活をより豊かにしたいので収入面は妥協できない」「管理職などキャリアアップの道も興味がある」など、求職者本人も気づいていなかったニーズが明らかになっていくことも多いんです。

――求職者も意識していなかったニーズを引き出すことで、「質の高い提案」が可能になるのですね。では、2つめの強みを教えてください。

2つめは、コンサルタントのレベルの高さです。薬キャリでは、薬局・病院に関する知識の習得や、国の政策・方針を学ぶための勉強会など、研修プログラムを随時実践しています。

転職エージェントサービスの質は、コンサルタントによって決まると言っても過言ではありませんからね。質の高いサービスを提供するため、コンサルタントの教育には特に力を注いでいます。

――3つめの強みは何でしょうか。

3つめは、転職実現までのスピード感です。薬キャリでは対面の面談は基本的に行っておらず、登録後は即座に電話・メール面談を実施します。

また、求職者のサポートはチーム単位で行います。好条件求人ほど、早い者勝ちですぐに決まってしまうものですが、薬キャリでは、メイン担当者が不在の場合も常にチーム内で情報共有されている状態なので、取りこぼしが発生することはありません。

なので、「早く次の仕事を見つけたい」という方は、特に弊社サービスの強みを感じていただけるはずです。

実際、ご登録いただいてから、2~3週間で採用が決まることも珍しくありません。

――そんなに早く転職できることもあるのですね。ただ、譲れない条件が多い人などは、なかなか決まらないこともあるのではないでしょうか。

いえ、そうとは限りません。難しい条件であっても、短期間で転職できた人は多いですよ。

以前、「すぐに働ける職場を探したいが、入社後一時的に休職せざるを得ない」という事情を抱えている派遣薬剤師さんの転職をサポートしたことがあります。

働き方や勤務条件などにおいても、具体的なビジョンをお持ちの方でしたので、「希望条件に合う職場が見つからない」とお悩みでした。

ですが、我々コンサルタントが、就業可能圏内の店舗へ1件ずつ電話をかけ、粘り強く求人探し・交渉を行った結果、条件調整が可能な店舗が複数見つかり、最終的にご登録から約2週間で転職先が決まりました。

「この条件での転職は難しいかな」と思っていても、はじめから諦めずに、まずはご相談いただければと思います。

ポリシーは「求職者第一」の考え方――利用者満足度95%の理由とは

――長尾さんがキャリアサポートを行う上で、もっとも重要視していることは何ですか。

求職者の想いを第一に考えることです。「それが求職者にとって本当に良い選択なのか」を常に考え、ベストな道を選んでいただけるように心がけています。

当然ですが、求職者が納得しない提案は一切行いません。また、仮に内定が出た場合でも、最終的な雇用条件が本人の理想と異なるようであれば、内定の見送りを提案することもあります。

――あえて転職を踏み止まるように助言をすることもあるのですね。とはいえ、転職エージェントは紹介料によって収益をあげるビジネスモデル。売上を伸ばすことも大事なのではないでしょうか。

もちろん、売上は重要です。良質なサービスを継続するためには、常に意識しなければなりませんからね。しかし、弊社としては求職者のキャリアに寄り添うことこそが、サービス・企業を継続して成長させると考えています。

目先の一時的な売上を追うために、一方的な提案を押し付けてくるコンサルタントは信用できませんよね。求職者からの不信感につながるような対応では、まったく意味がありません。

サービス・企業としての理想は、「利用者の満足度が向上し、それに伴って売上が伸びていく」こと。そのためにも、求職者第一の考え方は何より大切だと思っています。

コロナ禍の転職事情――これからの時代を生きる薬剤師に求められること

――2020年は新型コロナウイルス感染拡大により転職市場の動向が大きく変わりました。薬剤師の転職においても、影響はあったのでしょうか。

影響はありました。求人数は減少していく一方、転職したいと考える薬剤師の数は増えているため、以前にも増して好条件の求人を見つけにくくなっています。

特に派遣薬剤師への影響が大きかったですね。ただ、弊社では正社員・パート求人を多く扱っているため、直接雇用の求人を提案することで、コロナ禍でも問題なく転職をサポートできています。

※コロナ禍での市場感は日々変化しております。あくまで取材時の市場感です

――コロナ禍において、薬剤師の転職難易度は高まっているのでしょうか。

年代によって、難易度に差はあります。20代~30代の方であれば、コロナ禍であっても十分に満足のいく転職ができる市場感です。

特に大手企業は新卒・若手採用に注力していますし、年収も上昇傾向にあります。

ただ一方、ミドル層の転職は、難易度が高くなっています。40代薬剤師の需要は高いものの、以前ほど高年収は見込めなくなりつつあります。また、50代以上の薬剤師転職は、苦戦を強いられている状況です。

年代別ワンポイントアドバイス

  • 若手(20代、30代)
    …企業の方針と自分のイメージしているキャリアの方向性がフィットするか見極めることが重要です。
  • ミドル(40代、50代)
    …転職を繰り返しながら年収を上げていく方法が難しくなった今、転職をするのであれば、なるべく長期で就業できる企業を慎重に選びましょう。

――これから先、薬剤師として活躍し続けるために、今どのようなことを意識するべきだとお考えでしょうか。

自分の軸・強みを持つことです。「どのようなスキル・経験があって、何を強みにできるのか」ということが、これまで以上に問われるようになると思います。

普段、仕事を行ううえでも、「意識的に業務の幅を広げてみること」や「得意を伸ばすこと」を意識できれば、将来のキャリアの幅を広げられるでしょう。

――さいごに、今転職を検討している薬剤師に向けたメッセージをお願いします。

どんな些細なことでも構いませんので、まずは気軽に相談していただきたいです。特にコロナ禍の転職では、漠然とした不安な気持ちを抱えることも多いと思います。

「薬剤師としてこれからどう働いていけば良いのか」などキャリアの悩みの相談先として、ぜひ薬キャリをご活用いただければ幸いです。

コンサルタントに相談する ▼