派遣薬剤師におすすめの派遣会社5社【あなたは派遣薬剤師に向いている?】

派遣薬剤師におすすめの派遣会社6社【あなたは派遣薬剤師に向いている?】
  • 派遣薬剤師の求人が多い派遣会社はどこ?
  • 派遣の時給はどうして高いの?
  • 派遣薬剤師に向いている人の特徴は?

と悩んでいませんか。

この記事では、派遣薬剤師におすすめの派遣会社をランキング形式で紹介しています。

一方、高時給の派遣薬剤師は人気ですが、その働き方にはメリットもデメリットもあります。
派遣薬剤師に向いている人の特徴も解説しますので、あなたの状況やキャリアプランに相応しいか検討する参考にしてください。

編集部イチオシ!
派遣薬剤師におすすめの派遣会社 2社

薬剤師派遣会社おすすめランキング
薬剤師派遣会社サービスの特徴
ファルマスタッフ1位:ファルマスタッフ
公式サイト
詳細を見る
派遣公開求人数:約1,800件|満足度:4.1
調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上にわたる転職支援実績があり、サポート力も高い
労働者派遣事業者20代30代40代50代
調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業
正社員パート派遣
薬キャリエージェント2位:薬キャリエージェント
公式サイト
詳細を見る
派遣公開求人数:約1,400件|満足度:4.3
薬剤師からの利用満足度No1の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価
労働者派遣事業者20代30代40代50代
調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業
正社員派遣

〔求人数〕2023年10月2日時点

  1. 薬剤師派遣で求人探しに失敗しないコツ
  2. 薬剤師派遣におすすめの派遣会社5社
  3. 派遣薬剤師の時給が高額の理由と時給相場
  4. 薬剤師派遣として働く5つのメリット
  5. 薬剤師派遣として働く5つのデメリット
  6. 薬剤師派遣が向いている人
  7. 【FAQ】薬剤師派遣に関するよくある質問
  8. さいごに

薬剤師派遣で求人探しに失敗しないコツ

まず、派遣薬剤師が求人探しで失敗しないコツを紹介します。

すぐに「おすすめの派遣会社」を知りたい人薬剤師派遣におすすめの派遣会社6社までスキップしてください。

入社後のフォローが手厚い大手企業の求人を選ぶ

派遣薬剤師としての就業に失敗したくなければ、入社後のフォローが手厚い大手企業を選ぶと安心です。

派遣就業を希望する薬剤師の方から「初めての派遣だから、まずは、楽に業務ができそうな中小企業を選ぼうと思っています…」と相談されることがありますが、必ずしもそうとは言い切れません。

大手企業は、業績拡大のために新規出店に積極的です。
言い換えると、店舗が増えるたびに派遣社員を採用しているため、派遣薬剤師の扱いに慣れています

そのため、しっかりとしたフォロー体制が組まれて、特に導入研修が充実している職場も多いため、仕事にもスムーズに慣れることができるでしょう。

大手の薬剤師派遣会社に登録する

2つ目のコツは、大手の薬剤師派遣会社に登録することです。

たとえば「就業時間は16時までと聞いていたが、毎日2時間程度の残業が常態化していた」など、事前説明と実態が異なるケースもあります。

場合によっては派遣会社から派遣先に要望してもらうことになりますが、交渉が上手くいくかどうかは派遣会社と派遣先のパワーバランスに左右されることがあります。
このため、派遣会社は大手の方が安心と言えます。

派遣会社のキャリアアドバイザーに相談する

3つ目のコツは、キャリアアドバイザーに相談することです。

このページで紹介している薬剤師派遣会社は、薬剤師の転職紹介事業(正社員・パートなど)も行っています。
派遣求人探しにおいても、あなたの状況に合わせた働き方やキャリアプランについてもアドバイスをしてもらえます

もちろん応募先企業の風土や特色についても詳しく教えてもらえますし、相談は無料ですので、積極的に相談するようにしましょう。

未経験であれば、高時給派遣を避けた方が良い

最後のコツは、未経験の場合は高時給派遣求人を避けることです。

高時給派遣求人の多くは、たとえば人手不足など、何らかの理由で応募が集まらないものの場合が多いです。

フォローや研修が十分ではないことから、特に未経験者の方は「慣れない業務がつらい…」「仕事量が思っていた以上に多い…」と感じるような状況に陥ってしまう可能性があるため注意しましょう。

薬剤師派遣におすすめの派遣会社5社

当サイトが薬剤師200人を対象に行ったアンケートをもとに、薬剤師派遣におすすめの派遣会社5社を紹介します。

なお、このページで紹介している薬剤師派遣会社は労働者派遣事業の登録をしているため、自社で労働者派遣を行っています

どの派遣会社を使うか迷ってしまう方は、『ファルマスタッフ』『薬キャリエージェント』を軸にいくつか登録する方法がおすすめです。費用は無料、登録自体も3分程度で完了します。

薬剤師派遣会社おすすめランキング
薬剤師派遣会社サービスの特徴
ファルマスタッフ1位:ファルマスタッフ
公式サイトを見る
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派遣公開求人数:約1,800件|満足度:4.1
調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上にわたる転職支援実績があり、サポート力も高い
労働者派遣事業者20代30代40代50代
調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業
正社員パート派遣
薬キャリエージェント2位:薬キャリエージェント
公式サイトを見る
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派遣公開求人数:約1,400件|満足度:4.3
薬剤師からの利用満足度No1の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価
労働者派遣事業者20代30代40代50代
調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業
正社員派遣
お仕事ラボ3位:お仕事ラボ
公式サイトを見る
詳細を見る
派遣公開求人数:非公開|満足度:3.7
マッチング精度が高く、満足度90%以上!気になる職場を指名して求人募集状況を確認してもらえる「逆指名求人」も魅力
労働者派遣事業者20代30代40代50代60代
調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業
正社員パート派遣
アプロドットコム4位:アプロ・ドットコム
公式サイトを見る
詳細を見る
派遣公開求人数:約786件|満足度:3.7
求人の幅が広く、単発や高時給のパート求人も見つけやすい転職サイト。キャリアコンサルタントのサポートも丁寧と好評
労働者派遣事業者20代30代40代
調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業老健・療養
正社員パート派遣
CME薬剤師5位:CME薬剤師
公式サイトを見る
詳細を見る
派遣公開求人数:約100件|満足度:3.6
大手薬剤師転職サイトに匹敵する求人量約3.2万件を保有。正社員からパート、調剤薬局からドラッグストア、北海道から沖縄まで、まんべんなく求人を取り揃えている
労働者派遣事業20代30代40代50代60代
調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)製薬企業治験関連漢方
正社員パート派遣

〔求人数〕2023年10月2日時点

当サイトでは「転職サイトを利用して転職した薬剤師200人のアンケート」をもとに以下の基準で評価しています。

  • 求人の数・質:
    薬剤師向けの求人数は十分か、求人条件は良質か
  • 提案力:
    薬剤師としてのキャリアアップを考慮した提案はあるか
  • サポート力:
    求職者の経験やスキル、希望に合わせたサポートはあるか

ここからは薬剤師派遣会社を1社ずつ紹介していきます。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

総合満足度

4.1

おすすめ薬剤師はこんな人
おすすめ年代20代30代40代50代
おすすめ施設調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業
おすすめ勤務形態労働者派遣事業者正社員パート・アルバイト派遣

ファルマスタッフのおすすめポイント

  • 大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営。採用側のニーズにも実地で詳しい
  • 正社員求人だけでなくパートや派遣薬剤師など多様な働き方の求人に強い
  • 大手薬局チェーンのノウハウを活かしたスキルアップ・キャリアプランの相談もできる

ファルマスタッフ』は大手調剤薬局チェーン・日本調剤のグループ企業であるメディカルリソースが運営する薬剤師専門転職サイトです。

全国716店舗・約6,300名の従業員を抱える大規模薬局チェーン企業の系列会社が運営する転職サイトであるため、薬剤師を募集する薬局・事業所側の目線や採用ニーズに実地で詳しく、また就労中の薬剤師が抱える悩みやトラブルもよく理解しているのが特徴です(店舗数は2023年10月1日時点、従業員数は2023年10月期・連結・パート含む値)

全国の薬剤師求人に強く、加えて薬局チェーングループ運営のサービスということで、やはり調剤薬局ドラッグストア(調剤併設)の求人数には目を見張るものがあります。

また、『ファルマスタッフ』は正社員だけでなく、パート・アルバイト、派遣などの求人も多く保有しています。

一般的な薬剤師転職サイトでは、パート・アルバイトや契約社員の求人は多くて全体の10~20%です。派遣社員の求人は取り扱っていない転職サイトが大多数です。

この点、『ファルマスタッフ』は、公開求人数約4.1万件のうち30%弱がパート・アルバイトの薬剤師求人であり、加えて、派遣薬剤師の求人も約1,900件と豊富です(2023年10月6日時点)

ファルマスタッフ』は正社員・パート・派遣と多様な働き方への対応力が高く、正社員にこだわらない、あるいは、パートや派遣社員として勤務したい薬剤師には強くおすすめできる転職サイトです。

薬キャリエージェント

薬キャリエージェント

総合満足度

4.3

おすすめ薬剤師はこんな人
おすすめ年代20代30代40代50代
おすすめ施設調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業
おすすめ勤務形態労働者派遣事業者正社員パート・アルバイト派遣

薬キャリエージェントのおすすめポイント

  • 21万名以上の薬剤師が利用するポータルサイト『エムスリー』の運営会社が提供する専門転職サイト
  • 薬剤師のキャリアに詳しく給与交渉など高い交渉力を持つコンサルタントが多数在籍
  • 医師に対するブランド力も高く病院薬剤師の保有求人数が比較的多い

薬キャリエージェント』は医療産業に特化した人材紹介会社のエムスリーキャリアが運営する薬剤師専門転職サイトです。

同社は、31万人以上の医師と21万人以上の薬剤師を会員にを持つポータルサイト「M3(エムスリー)」を運営するエムスリー社のグループ会社です。
ドクターや病院経営層・採用担当者への知名度が高いこともあってか、病院薬剤師の求人数は約3,500件と最多クラスです(2023年10月28日時点)

ほかにも調剤薬局やドラッグストア(調剤併設)の求人数も多いことも特徴です。
また、正社員向け求人が比較的多いことから、薬キャリエージェント』は、調剤経験を積み正社員としてスキル・キャリアアップをしたい薬剤師におすすめの転職サイトと言えます。

地域別に見ても全地域まんべんなく求人を保有していて、たとえば薬剤師募集の少ない沖縄県でも、このページで紹介している転職サイト中では最多を誇ります(2023年10月6日時点)

すべての薬剤師におすすめできる転職サイトなので、1社目の相談先に迷う人はまず『薬キャリエージェント』に登録してみましょう。

お仕事ラボ

お仕事ラボ|薬剤師の派遣・転職

総合満足度

3.7

おすすめ薬剤師はこんな人
おすすめ年代20代30代40代50代60代
おすすめ施設調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業
おすすめ勤務形態労働者派遣事業者正社員パート・アルバイト派遣

お仕事ラボのおすすめポイント

  • 時間をかけたヒアリングと逆指名求人でマッチング精度が高い
  • 定着率は95.6%と高評価
  • 大手薬局チェーンのアイセイ薬局グループが運営

お仕事ラボ』は、大手調剤薬局チェーンであるアイセイ薬局のグループ会社が運営する薬剤師転職サイトです。

求職者の希望を細部まで時間をかけてヒアリングすることで、転職先とのマッチング精度向上に成功している転職サイトの一つです。

事実、転職(入社)後の定着率は95.6%と高評価を得ています(3カ月間定着確認による。『お仕事ラボ』調べ,2018年2月時点)

さらに、「逆指名求人」も、マッチング精度を高めている要因です。

「逆指名求人」とは、『お仕事ラボ』で求人の取り扱いがない施設や企業であっても打診ができるサービスです。
求職者が「あの施設で働きたい!」と逆指名すれば、キャリアアドバイザーが企業に対して、採用を検討するよう営業をかけてくれるのです。

必ずしも良い返事がもらえるとは限りませんが、働きたい特定の施設がある方は『お仕事ラボ』の逆指名求人を試してみてはいかがでしょうか。

アプロドットコム

アプロ・ドットコム|薬剤師の派遣・転職・求人を探すなら

総合満足度

3.7

おすすめ薬剤師はこんな人
おすすめ年代20代30代40代
おすすめ施設調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)一般企業老健・療養
おすすめ勤務形態労働者派遣事業者正社員パート・アルバイト派遣

アプロ・ドットコムのおすすめポイント

  • 24年の薬剤師転職サポート実績
  • パート・アルバイト、派遣の求人が多い

『アプロドットコム』は、パート・派遣の求人が豊富な薬剤師転職支援サービスです。

「失敗しない職場選び」にこだわり、24年間、薬剤師に寄り添う転職サポートしてきた実績があります。

転職をするにあたって、マネジメント業務をしたい、収入を増やしたい、家族との時間を大切にしたい、短期間だけ働きたいなど、求職者によって要望はさまざまです。

アプロドットコム』は、幅広い雇用形態の求人を保有し、求職者一人一人の希望や事情に応えることに使命感を持っています

その中でも、パート・アルバイト、派遣の求人が非常に多いため、雇用形態よりも働き方を優先したい薬剤師の強い味方になってくれるでしょう。

CME薬剤師

CME転職|薬剤師の求人・転職・募集なら

総合満足度

3.6

おすすめ薬剤師はこんな人
おすすめ年代20代30代40代50代60代
おすすめ施設調剤薬局病院クリニックドラッグストア(OTC専門)ドラッグストア(調剤併設)製薬企業治験関連漢方
おすすめ勤務形態労働者派遣事業者正社員パート・アルバイト派遣

CME薬剤師のおすすめポイント

  • 公開求人数は大手薬剤師転職サイトに匹敵する約3.2万件
  • 雇用形態、就業施設、エリア、まんべんなく求人を取り揃えている

CME薬剤師』は、医療情報の提供及び医療コンサルタント事業も行うCMEコンサルティングが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

公開求人数は約3.2万件と、大手薬剤師転職サイトに匹敵する量を保有しています。

CME薬剤師』の特徴は、正社員、パート、派遣社員調剤薬局からドラッグストア(OTC専門)北海道から沖縄まで、まんべんなく求人を取り揃えている点です。
大手薬剤師転職サイト以外では珍しく、雇用形態や職種に縛られないフラットな転職活動ができるでしょう。

また、土日祝日も対応可能のため、平日はなかなか時間が取れないという薬剤師の方にもおすすめできる転職サイトです。

派遣薬剤師の時給が高額の理由と時給相場

派遣薬剤師の時給は、パートやアルバイトに比べて高額と言われます。
この章では、その理由や具体的な時給を解説します。

順番にご説明します。

薬剤師派遣が高時給の理由は即戦力を期待されているから

薬剤師派遣の時給が高時給であるのは、即戦力として期待されているためです。

一般的には、正社員の退職や長期休務、インフルエンザなどの感冒が流行する繁忙期など、人手不足となる時期や店舗で薬剤師派遣の募集がかかります。

つまり、人手不足の問題を高時給の人件費を支払ってでも解決したいという目的があるのです。

また、薬剤師派遣は調剤業務を求められることがほとんどであり、即戦力として調剤業務ができる人が求められる傾向があります。

薬剤師派遣の時給相場と地域による違い

一般的に高時給と言われる薬剤師派遣ですが、時給相場はどのくらいなのでしょうか。

ここでは、地域別の違いとその理由をご紹介します。

(1) 薬剤師派遣の時給相場の違い

薬剤師派遣の時給相場の違いは、下記のとおりです。

都市部
(東京・横浜・大阪・名古屋)
3,000円~3,500円
地方都市部
(札幌市、仙台市、広島市、福岡市)
2,800円~3,700円
その他地方3,000円~4,000円

このように、地域にもよりますが、薬剤師派遣の時給は3,000円を超える場所が多いと言えます。

(2) 東京よりも地方が高時給

ここでの特徴は、薬剤師派遣の場合、東京よりも地方が高時給である点です。

地方では薬剤師が不足する傾向があり、その不足を補うために時給が高く設定されています。

では、高時給を求めて地方に行けばいいのかと思いがちですが、ここで注意すべきポイントは「地方の求人は都市部や地方都市部とくらべて少ない」ということです。

都市部と地方都市部に約80%の求人が集中しているとも言われており、そもそも地方の求人を探すことが困難となる可能性があることは認識しておきましょう。

薬剤師派遣として働く5つのメリット

薬剤師派遣として働くことは、多くのメリットがあります。
正社員と比べると社会的地位の低さや不安定さを感じる人も多い派遣という働き方ですが、なぜ人気があるのでしょうか。

ここでは、派遣薬剤師という働き方のメリットを紹介します。

早速、見ていきましょう。

正社員以上に高給であることが多い

薬剤師派遣として働く一番のメリットは、高給であることです。

薬剤師の派遣社員として働くことで、正社員時代の金額よりも高い給与を手にすることは良くあります。

前述のとおり、薬剤師派遣は時給3,000円以上が当たり前の相場であり、中には時給4,000円の職場もあるのです。

仮に時給3,000円、一日8時間勤務、月20日として計算すると、年収576万円となります。

薬剤師年収の平均が553万円ですので、薬剤師全体の平均年収以上の給料を得ることもできるでしょう。

プライベートを大事にしながら働ける

2つ目の理由は、勤務条件を選べることで、プライベートを大事にしながら仕事ができることです。

特に調剤薬局に勤めている薬剤師の中には「ママさん薬剤師」も多いですが、「家族を最優先に仕事がしたい」と望む人はとても多いです。

「子供が小さいため保育園から徒歩圏内の場所に勤務し、16時で必ず退社する」などという働き方は、正社員だとなかなか難しいでしょう。

家庭と仕事のバランスを取って、その時々の自身のライフスタイルに合った働き方を選択する事ができるのは、大きなメリットと言えます。

残業がほとんどない

薬剤師派遣として働くメリットの三つ目は、残業がほとんどないことです。

薬剤師派遣は契約に基づいて働くため、残業なしの契約であれば、契約通りに残業なしで帰ることができます。

また、派遣社員はタイムカードで勤務時間を管理しており、勤務時間に従って給料が支払われるため、正社員にありがちなサービス残業という概念がありません。

このため万が一、頼まれごとなどで残業をしたとしても、働いた分だけ対価を得られることは大きなメリットと言えます。

もし、タイムカードの時間通りに申請を通さない職場に当たったら法令等を遵守しない「ブラックな職場」である可能性が高いため、派遣会社に職場の変更を申し出ましょう。

様々な職場を体験できる

薬剤師派遣として働く四つ目のメリットは、様々な職場を体験できることです。

様々な職場を体験することを大きな魅力として派遣社員になる方は、特に女性で多くいらっしゃいます。

例えば、慢性期病院を経験した後に、門前調剤薬局に行き、OTCも経験したいからドラッグストアに転身するが、やはり調剤薬局が合っているなと感じて戻る…という具合です。

多くのことに興味がある方や、さまざまな職場を体験して学びたい思う方には、おすすめの働き方と言えるでしょう。

人間関係が煩わしければ転職できる

薬剤師派遣として働くことについて、最後のメリットは、人間関係が煩わしければ転職できることです。

薬剤師業界は女性が多い職場ということもあり、人間関係のトラブルが他職種とくらべて多めであることは否めません。

しかし、正社員や契約社員として働くと人間関係が変わらないことも多く、職場で相容れない人がいても耐えるしかないのです。

職場の人間関係がわずらわしいと感じた経験がある人にとって、派遣社員として働くことは大きなメリットであると言えるでしょう。

薬剤師派遣として働く5つのデメリット

薬剤師派遣として働くことには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。
これらに不安を感じる方は、看護師派遣会社のキャリアエージェントと相談しながら、応募する求人を選定するようにしましょう。

順番にご紹介します。

派遣契約が打ち止めになり、突然職を失うことがある

一つ目のデメリットは、働き続けたいと思っても契約が打ち止めとなると、職場を変えざるを得ない点です。

これは、派遣社員である以上、雇用契約は有限であるため、契約期間満了により契約が終了となることはやむを得ないと言えるでしょう。

どうしても働き続けたい場合は、派遣社員を辞めて正社員として就職したいと申し出る選択もありますが、必ずしもその望みが叶うとは限りません。

「まずは派遣社員として入社してみて、もし働きやすい職場なら長く勤めたい」と思う人は、一定期間の派遣社員としての勤務後、直接雇用に変更となる紹介予定派遣がおすすめです。

社内でのスキルアップ・キャリアアップができない

薬剤師派遣という働き方は、スキルアップやキャリアアップを目指す人にとっては向かないでしょう。

そもそも、薬剤師は仕事の成果を評価のしづらい職業であるため、正社員では勤続年数と、それに伴う経験・スキルを評価されてキャリアアップをするケースがほとんどです。

しかし、薬剤師派遣は最長3年という契約期間があり、長く働き続けることができません。

このため、キャリアアップをさせにくく、管理職へ昇進するようなケースはほとんどないでしょう。

もし将来的にマネジメントや責任のある仕事をしたいと考えるのであれば、薬剤師派遣として働くことはおすすめできません。

即戦力を求められる

薬剤師派遣は即戦力を求められる傾向があり、これは人によってはデメリットとなる可能性があります。

そもそも高時給を提示している時点で人件費が多くかかっているため、「高い時給を払っている分、戦力にならないと意味がない」と思うスタッフは多いでしょう。

人手不足の補充として派遣されることも多いため、一から教えてもらえる時間はない場合も多いです。

このため、自分から積極的に動くことや、慣れない期間が長く続くと、現場スタッフから不満が上がることもあるため注意しましょう。

不安な方は、一定期間の調剤薬局業務の経験を積み、ある程度自信がついてから薬剤師派遣として働くことをおすすめします。

定期的な更新と同じ場所で働く年数に上限がある

薬剤師に限らず、派遣社員として働くと、定期的な更新と最長3年という契約期間に上限があります

しかし実際のところ、ほとんどの薬剤師派遣求人は3か月~6か月ほどで一度契約が満了するのです。

これは、一時的に薬剤師派遣を採用していても、本来ならできるだけ直接雇用の正社員やパートを確保したい意向が強いため、柔軟に人員を調整しやすい状態にしておきたいという企業側のメリットであると言えます。

このため、良い職場に派遣されてやっと慣れてきた頃に契約更新の時期が近づき、「更新してもらえるのだろうか…」と不安に感じる人は多いです。

ただ、契約終了の告知に関しては30日前までにおこなうこととなっており、派遣契約が終了しても次の派遣先を紹介してもらえることがほとんどですので、過度な心配は不要でしょう。

雇用契約が守られないことがある

最後のデメリットは、雇用契約が守られないことがある点です。

派遣社員のメリットのひとつとして「残業がほとんどない」点を挙げましたが、一部雇用契約が守られない職場もあります。

派遣社員は時給で計算されるため、まれに発生する突発的な事情などで残業した場合でも、サービス残業にはなりません。

しかし、雇用契約を締結し仕事をしている以上、頻繁に残業が発生することは望ましくないと言えるでしょう。

あまりに酷い時は、派遣会社に相談し就業先へ申し入れをしてもらったり、派遣先を変えてもらうなどの対応をしてもらうことがおすすめです。

薬剤師派遣が向いている人の特徴

ここまでに紹介してきた、薬剤師派遣のメリットとデメリットをもとに、薬剤師派遣という働き方が向いている人の特徴をまとめます。

薬剤師派遣が向いている人の特徴
  • 結婚、出産、育児などライフスタイルに変化があった女性薬剤師
  • キャリアアップよりも家族やプライベートを優先したい方
  • 実際に働いてみて直接雇用での入社したい方
  • 職場との関係を割り切れるタイプの方
  • 短期間(2〜3ヶ月)で一気に稼ぎたい方

薬剤師派遣という働き方には向き不向きがあります。
どちらかと言うとメリットに目を向け、メリットを最大限享受したい人には、薬剤師派遣は強くおすすめできます。

たとえば子育てなどの事情によりフルタイム勤務が難しいママ薬剤師や、仕事とプライベートを切り分けたいタイプの方などに、最適な働き方と言えるでしょう。

【FAQ】薬剤師派遣に関するよくある質問

ここでは、派遣薬剤師に関するよくある質問について解説します。

それでは、順番にご紹介します。

Q1. 薬剤師の派遣でも扶養の範囲内で働くことは可能ですか?

薬剤師派遣でも扶養の範囲内で働くことはできます。扶養の壁と言われる103万円以内に抑えるためには、都市部で時給2,800円の就業先の場合、週7~8時間の勤務で年収103万円となります。

パートとくらべて派遣は時給が高めに設定されているため、プライベートを大事にしたい人や短時間で稼ぎたい薬剤師には、派遣として働くことがおすすめです。

Q2. 紹介予定派遣と派遣は何が違うのですか?

紹介予定派遣と派遣の主な違いは、派遣社員として働いた後の動きです。紹介予定派遣とは、一定期間派遣社員として働いた後に「本人」「派遣先会社」「派遣会社」の3者間で合意が取れれば、派遣先会社に就職ができる制度を言います。

このため、「今は派遣社員として働いているが、将来的には正社員を目指したい」と考えている人は、ぜひ活用するとよいでしょう。

これまでに延べてきた派遣としての働き方と、ぜひ比較してみてください。

Q3.人気の薬剤師単発派遣って何ですか?

薬剤師単発派遣とは、指定された職場で短期間限定の派遣社員として働くことです。案件さえあれば、最短1日から働くことができ、派遣同様に時給が高いため、「空いてる時間を活用したい、もう少しお金を稼ぎたい」と考える薬剤師にとって人気の働き方と言えます。

ただ単発派遣ができる人は法律で制限されており、誰でもできるわけではありません。

Q4. 薬剤師の派遣にも福利厚生はありますか?

薬剤師派遣には福利厚生がないと思われがちですが、実は薬剤師派遣にも福利厚生はあります。ポイントとなるのは、派遣社員は派遣元から雇用されているため、派遣先ではなく派遣元の福利厚生が適用される点です。

派遣会社によっては、宿泊施設の割引などが充実しているなど、正社員に引けを取らない福利厚生が用意されている派遣会社もあります。

気になる方は派遣会社選びの際にチェックすると良いでしょう。

Q5. 薬剤師の派遣でも産休育休・有給休暇が取得できますか?

薬剤師派遣は、一定の条件を満たせば、正社員と同じように産休育休や有給休暇が取得できます。ちなみに有給に関しては、雇用形態ではなく労働時間が関係しており、正社員と同じ時間働けば、派遣でも同程度の有給を取得できます。

また、産休育休・有給休暇は、各種法律に基づき労働者が請求できる権利であるため「休暇を取得できない」ということはありません。

取得にあたり条件がつく場合もありますが、休暇制度について明文化していない会社でも申請すれば取得できるでしょう。

Q6. 薬剤師の派遣は各種保険に入れますか?

薬剤師派遣は、正社員と同様に各種保険に加入することができます。しかしその内容は派遣会社によって異なるため注意が必要です。

薬剤師派遣に関係する保険は、主に「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労災保険」「薬剤師賠償保険」の5つです。

それぞれが整備されているかどうか、どの健康保険に加入しているかによって、受けられる福利厚生の質は変化します。

会社によっては制度が整っている派遣会社もありますので、気になる方は派遣会社選びの際に確認するようにしましょう。

さいごに

薬剤師派遣の働き方について、就業成功のコツや、メリット・デメリットをご紹介してきました。

薬剤師派遣は働き方を選べたり、高収入も実現できたりとメリットが目立ちますが、当然デメリットもあります。

状況や希望する働き方、キャリアプランに合致する場合は、派遣会社の登録に進みましょう。
費用は無料、登録自体も3分程度で完了します。

なお、このページで紹介している薬剤師派遣会社は労働者派遣事業の登録をしているため、自社で労働者派遣を行っています

薬剤師派遣会社おすすめランキング
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