男性薬剤師向け転職サイト・エージェント6選|最高の転職のためにプロが解説

「男性薬剤師はどの転職サイトを使うのが良いのだろう」「そもそも男性薬剤師は人数が少なく、働きにくいと感じることがある…」と悩んでいませんか?

結論から申し上げると、求人の傾向は転職サイトによって異なります。

このため、男性薬剤師が希望に合った求人を見つけるためには、正しい転職サイト選びが欠かせません。

そこでこの記事では、転職コンサルタントとして数多くの薬剤師転職をアドバイスしてきた私が、男性薬剤師におすすめの転職サイトと、職場で活躍するために押さえるべきポイントについて解説します。

  1. 【男性】薬剤師に特化したおすすめ転職サイト6選
  2. 男性薬剤師は全体の4割未満
  3. 男性薬剤師が転職のタイミングで悩むこと
  4. 男性薬剤師に会社が期待すること
  5. 薬剤師転職成功のための3つのステップ
  6. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  7. 【図解】転職サイト利用の流れ
  8. 男性薬剤師が気を付けるべき4ポイント
  9. 薬剤師の転職ノウハウに関連する記事

このページを読めば、転職活動の成功に近づき、次の職場で理想とする活躍ができるでしょう。

1. 【男性】薬剤師に特化したおすすめ転職サイト6選

まずは、数ある転職サイトの中から、男性薬剤師転職に最もおすすめのものを、以下の点を基準に選定しました。

  1. 公開求人数:ホームページで公開している求人数
  2. 求人の質:紹介してくれる求人の質は良いか
  3. サポート体制:サポート体制に強みがあるか

その結果、男性薬剤師転職に強みがある転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職エージェント公開求人数 | サポート力
1位.
薬キャリエージェント
6万件 | ★★★★☆4.3
抜群にスピーディで丁寧な転職サポートが強み
2位.
マイナビ薬剤師
5.8万件 | ★★★★☆4.4
全国主要都市で面談を実施。面接が不安な人におすすめ
3位.
ファーマキャリア
4.9万件 | ★★★★☆3.9
希望に沿った好条件求人を提案。コンサルタントが優秀
4位.
ファルマスタッフ
5.1万件 | ★★★★☆3.8
求人数は業界トップクラス。調剤薬局求人に強み
5位.
リクナビ薬剤師
4.1万件 | ★★★☆☆3.4
スピーディな対応が高評価。「やや強引」といった口コミも
6位.
オレ薬
非公開 | ★★★★☆4.0
男性薬剤師専門の転職サイト。コンサルタントの質が良いと評判

※求人数は2021年9月時点

薬剤師転職を考えている方は、まず上記の中から気になるサービスを2~3社に登録・利用してみることをおすすめします。

そのうえで、担当のコンサルタントとの相性が良い転職サイトをメインに、転職活動を進めていきましょう。

それでは、ご紹介します。

1-1. 薬キャリエージェント|実績豊富で満足度95%

薬キャリ

『薬キャリ』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

当サイトでは薬キャリのコンサルタントにインタビューを行いました!

薬キャリの強みコロナ禍における薬剤師の転職事情をお話いただいたので、転職を検討している方はぜひご覧ください。

こちらをタップ ▼

薬剤師の人生を照らす転職を――薬剤師満足度No1『薬キャリ』のコンサルタントによる「求職者ファースト」の転職支援とは

1-2. マイナビ薬剤師|親身なサポート体制に高評価

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。
※マイナビのプロモーションを含みます。

1-3. ファーマキャリア|好条件求人をオーダーメイドで提案

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

1-4.ファルマスタッフ|調剤薬局と派遣の求人が豊富

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

1-5.リクナビ薬剤師|優秀なアドバイザーが全面サポート

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

1-6. オレ薬|業界初の男性薬剤師専門の転職サイト

『オレ薬』は業界初の男性薬剤師専門の転職サイトです。

女性が多い薬剤師業界において、男性の希望に合う求人を調査し、展開しています。

登録をすると非公開求人の紹介も受けられ、コンサルタントも質が良いと評判の転職サイトです。

男性特有の悩みや将来のビジョンに沿ったフォローアップをしており、スキルアップ研修も充実しています。

全体的に高い評判ではありますが、求人件数が非公開であり、求人数がネックとなる可能性があります。

総求人数が少なければ、良い求人に出会える確率が下がりやすくなるため、先に紹介した「薬キャリエージェント」や「マイナビ薬剤師」と併用して使うことで、満足がいく転職活動ができるでしょう。

2. 男性薬剤師は全体の4割未満

調剤薬局や病院、企業など、薬剤師資格を持ち活躍する男性薬剤師は全体の4割未満と言われています。

参照:厚生労働省「平成30(2018)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」(2021年12月最新)

全国の届出「薬剤師数」311,289人に対し、 男性120,545人(総数の38.7%) 、 女性190,744人(同61.3%)であることが報告されています。

割合が少ない男性薬剤師ですが、管理薬剤師や本部スタッフなど、会社が男性薬剤師にこそ任せたいと考えている仕事も多いため、その需要は高いと言えるでしょう。

詳細は4章でお話しますので、転職を決められているかたはスキップしてご覧ください。

3. 男性薬剤師が転職のタイミングで悩むこと

職場内で少数派となりやすい男性薬剤師が転職のタイミングで悩むことは、主に下記の4つです。

  1. 他業種と比べて年収アップが難しい
  2. 病院や薬局勤務の場合、キャリアアップが見込めない
  3. 仕事が単調でつまらない
  4. 女性と比べて負担の大きい仕事が回ってきやすい

早速ご紹介します。

3-1. 他業種と比べて年収アップが難しい

薬剤師は業界全体的に、年収が上がりにくく、それを理由に転職を考える人も少なくありません。

これは、働くうえで残業時間が給料に反映されなかったり、業務量が多くても給料が良くなかったりする職場が多く存在するためです。

一般的に、薬局は入社時の収入が高く、その後の昇給がほとんどありません

また病院薬剤師の場合、入職時の給料が低く、その後長時間勤務や夜勤があるにも関わらず、10年近く勤務しても年収がほとんど変わらないのが現状です。

薬剤師の業務内容上、一般企業と比べて成果を収入に反映しづらいという側面もあるため、キャリアを鑑みて転職をおこない、年収アップを目指す男性薬剤師もいます。

中小薬局や地方の勤務先に転職することで年収が150万円近く上がる人もいるため、まずは多くの案件を見ることがおすすめです。

3-2. 病院や薬局勤務の場合、キャリアアップが見込めない

収入が増えないだけでなく、薬剤師がキャリアアップしたくても昇進しにくい職場は多くあります。

個人薬局や2~3店舗を構える中小薬局は、基本的に管理薬剤師以上のポストがありません。

また、病院でマネージャー職になるためには、ポストが空いていることが条件となり、昇進したくても空きがなく昇進できないという現状が多いです。

このままだと同じ職場でどれだけ活躍してもキャリアアップを図ることはできませんが、転職をすると実現できる場合があります。

多くの仕事をこなせる男性薬剤師の中には、高い役職に就いて認められたいと考える人もいます。

そのとき、転職によってエリアマネージャーのポジションで入社したり、将来の役員候補として入社したりすることで、キャリアアップをするのです。

3-3. 仕事が単調でつまらない

仕事に変化がなくつまらないと感じ、転職によってやりがいを求める男性薬剤師も多いです。

病院薬剤師の場合、業務内容が日々変わることで大変さと同時にやりがいを感じる人が多いですが、調剤薬局やドラッグストアの薬剤師の場合、処方箋をもとに調剤する毎日の仕事を繰り返すことになります。

このため、仕事内容に飽きやすく、新たな刺激を求めて転職を考えるのです。

調剤薬局やドラッグストアの場合、ルーティンワークになりがちですが、刺激を得ながら楽しく仕事をする職場も一定数存在します。

例えば、在宅専門の薬局の場合、医師や看護師と連携し、患者さんの家に訪問して服薬指導をするなどです。

また、薬局によっては無菌調剤を取り入れており、こうした薬局であれば、病院薬剤師のように刺激的な業務内容になりやすい特徴があります。

3-4. 女性と比べて負担の大きい仕事が回ってきやすい

男性薬剤師は女性ばかりの職場に入ることも多くなりがちですが、産休などを取ることが多い女性に対し、負担が大きい仕事が回ってきやすい傾向があります。

薬剤師業界は女性が多い職場であるがゆえに、産休や育休が重なることも多く、欠員に悩まされている企業は多くあります。

このため、欠員により男性薬剤師を中心に管理職などの負担が大きな仕事が集中したり、残業が増えたりする点に悩まされる場合があるのです。

このように悩みが多くなりやすい男性薬剤師ですが、そんな少数派の男性薬剤師に会社が期待することはなんでしょうか。次の章で解説します。

4. 男性薬剤師に会社が期待すること

会社が男性薬剤師に期待することは主に3つです。

  1. 男性が加わることで職場内のスタッフが多様化する
  2. 管理薬剤師や本部スタッフを任せたい
  3. 在宅医療など患者宅での服薬指導をしてほしい

早速ご紹介します。

4-1. 男性が加わることで職場内のスタッフが多様化する

職場のスタッフの多様化を目的として、男性薬剤師の雇用を積極的に行う企業(就業先)も少なくありません。

薬剤師業界に限らずですが、スタッフの性別が偏ることで、派閥が生まれたり、人間関係に軋轢が生じたりすることもあるでしょう。

特に薬剤師の就業先は少人数体制であることも多いため、人間関係の問題は、スタッフの退職に直結しやすくなります。

そこで、多様な性別・年齢の人材を揃えようと、男性薬剤師を積極的に採用しようとする職場も多いのです。

4-2. 管理薬剤師や本部スタッフを任せたい

女性よりも男性に管理薬剤師や本部スタッフを任せたいと考える会社は多く存在します。

女性は産休や育休によって仕事をしない期間が発生しやすい傾向があるため、管理薬剤師や本部スタッフなどの役職は男性に任せようとするのです。

育児が仕事に影響することを懸念し、あえて昇進を辞退する女性もいます。

このような中で、男性薬剤師は昇進や年収アップに意欲的であり、女性が多い職場こそこれらの役職を任せてもらいやすいというメリットがあります。

4-3. 在宅医療など患者宅での服薬指導をしてほしい

男性薬剤師に在宅医療を通じた患者の服薬指導を求める会社もあります。

近年の在宅医療の需要の高まりから、患者宅での服薬指導や残薬管理が必要な時代となりました。

輸液や経口栄養剤など、重たい医薬品を運搬する観点からも、男性薬剤師の活躍が期待されています。

会社が男性薬剤師に期待することが分かったところで、次章では転職を成功させるための3つのステップについてお伝えします。

5. 薬剤師転職成功のための3つのステップ

薬剤師転職を成功させるためには、以下の3つのステップを踏むことを意識しましょう。

  1. 良質な求人をできるだけ多く集める
  2. 人間関係や職場環境など本当にあなたに合った就業先かを検討する
  3. 入念な準備を経て選考を受ける

それぞれ詳しく解説していきます。

ステップ1. 良質な求人をできるだけ多く集める

まずは良質な求人情報を、できるだけ多く集めましょう。

選択肢が多いほど、細かい要望に合致する求人を見つけやすくなり、結果として、自らの希望にぴったりの求人に出会える確率を高めることができます。

情報収集は転職サイトを活用するのが一番の近道

情報収集を行うならば、まずは薬剤師転職に特化した転職サイトを利用しましょう。

良質な薬剤師求人は、転職サイトが独占して保有していたり、一般的な求人サイトでは公開されていなかったりすることが多々あります。

効率的に多くの求人情報を集めるならば、複数の転職サイトに登録し、検索することが最善の方法です。

ステップ2. 人間関係や職場環境など本当にあなたに合った就業先かを検討する

転職を検討している就業先が、本当にあなたにあっているのかどうかを見極めることも欠かせません。

職場の内部の情報は、以下の方法で確認しましょう。

職場の内部事情を事前に知るには

  1. 面接時に採用担当者へ質問する
  2. 転職サイトのキャリアアドバイザーから、情報を教えてもらう
  3. 知人の紹介で転職する場合は、事前に遠慮なく聞いておく

面接時に採用担当者へ質問するのがもっとも確実ですが、状況次第ではなかなか質問しづらいケースも想定されます。

また紹介で転職するケースはそれほどないでしょう。

したがって、内部の情報を知るためには、転職サイトのキャリアアドバイザーから事前に聞いておくというのが、最も現実的な方法です。

ステップ3. 入念な準備を経て選考を受ける

行き当たりばったりの応募・面接では、選考通過の確率も低くなり、転職活動がむやみに長引いてしまう恐れがあります。

就業先へ応募する際は、書類作成から面接対策まで、事前の入念な準備が欠かせません

例えば、確実に聞かれるであろう「頻出の質問」に対する回答を、あらかじめ考えておくだけで、スムーズな応答が可能になり、的確に自分をアピールすることができるでしょう。

面接で頻出する質問

  • 「あなたの強みは何ですか?」
  • 「なぜ転職しようと思ったのですか?」
  • 「弊社を志望した動機を教えてください」
  • 「弊社に活かせるスキルや経験を教えてください」

また、面接特有の空気感に緊張してしまい、本番で思うように受け答えができないという方も少なくありません。

このような事態を防ぐためにも、面接の練習を行っておくことが大切です。

薬剤師転職のプロの視点を得られるとなお良し

転職サイトを利用すれば、薬剤師転職のノウハウを熟知したプロフェッショナルから、的確な面接アドバイスをもらうことができます。

特に「面接に不慣れ」「緊張してしまう」という方にとっては、心強い助けとなるでしょう。

この3ステップをうまく行うためには、転職サイトの利用がおすすめ

高年収の求人を狙うためには、薬剤師に特化した転職サイトに登録することが欠かせません。

転職サイトを利用することで、以下のようなサポートを受けることができます。

サポート例

  1. 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
  2. 求人探し
  3. 求人の応募手続き
  4. 面接の日程調整
  5. 配属先の交渉
  6. 給与・ポジションの交渉
  7. 雇用契約書の確認
  8. 入社関連手続き

転職サイトの担当者は、数多くの薬剤師転職を成功に導いてきた実績があり、「どのように自己PRをすれば、採用確率が高くなるか」といったノウハウを熟知しています。

一人ひとりに合った転職活動の進め方も、具体的にアドバイスしてくれるでしょう。

転職理由をうまく伝える方法が分からないという方は、一度プロの意見を聞いてみることをおすすめします。

登録から利用まですべて無料で行えますので、転職活動の準備に不安のある方は、利用を検討してみてください。

6転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

7【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

8. 男性薬剤師が気を付けるべき4ポイント

転職活動が無事に成功したら、男性薬剤師が新たな職場で活躍するうえで気を付けるべきポイントは4つです。

これらを気を付けることで、転職後も順調に仕事をすることができるでしょう。

  1. ハラスメントに気を付ける
  2. プライベートの話題に注意する
  3. 特定の女性グループに属さない
  4. 清潔感により一層気を配る

それでは、順にみていきましょう。

8-1. ハラスメントに気を付ける

女性が多い職場だからこそ、ハラスメントには十分気を付けましょう。

ハラスメントとは「悩ませること」「嫌がらせ」を意味します。

最近の日本では「セクハラ」「パワハラ」だけでなく、「モラハラ(モラルハラスメント)」「マタハラ(マタニティーハラスメント)」も問題として取り上げられるようになりました。

妊娠や出産の話などは、女性同士では普通の話題であっても、男性がその話題に触れることでハラスメントとなるケースもあるため、十分に注意しましょう。

8-2. プライベートの話題に注意する

ハラスメントの話と同様に、プライベートの話にも注意が必要です。

女性の中には男性からプライベートな質問をされることに抵抗を感じるかたもいます。

聞いた側に悪意がなくとも、された本人が嫌だと感じた行為はハラスメントとみなされてしまいます。

このため、プライベートの話題には必要以上に踏み込まないことがおすすめです。

8-3. 特定の女性グループに属さない

男性薬剤師は、職場内の特定の女性グループには属さないことがおすすめです。

職場で良好な人間関係を築くことは大切ですが、特定のグループやスタッフと仲良くしていると、女性ならではの派閥争いに巻き込まれる可能性があります。

また、人によって接し方を変えることは、敵を作りやすくなるため、おすすめしません。

「親しき中にも礼儀あり」と肝に銘じて、ほどよい一定の距離感を保ちながら仕事をすることがおすすめです。

8-4. 清潔感により一層気を配る

女性が多い薬剤師の職場だからこそ、男性薬剤師は清潔感により一層気を配りましょう

医療従事者であれば清潔感を保つことは当たり前ですが、清潔感が高い人とはさらに仕事が円滑に進みやすくなることが考えられます。

髪型や服装などの身だしなみはもちろん、タバコの臭いや口臭なども意識して気を付けるようにしましょう。

どんなに仕事ができてコミュニケーション力が高くても、清潔感がないだけでマイナスの印象となり、一緒に仕事をしたくないと思われることがあります。

転職後に気を付けるべきポイントが分かったら、あとは転職活動に力を入れていきましょう。次章では、薬剤師転職成功に必要なステップをお伝えします。

9. 薬剤師の転職ノウハウに関連する記事

薬剤師の転職ノウハウに関連する記事を集めました。

以下の記事も併せてお読みいただくことで、薬剤師の転職に関する知識が深まります。

転職先
ノウハウ・コツ
 業界別年収アップのコツ

10. さいごに

男性薬剤師の転職について、よくある悩みや職場で活躍するためのポイントをご紹介しました。

理想通りの転職を実現するためには、情報収集をして、正しい手順で転職活動をしていくことが欠かせません。

そのためにはまず、下記の転職サイト2~3社にぜひ登録してみてください。

男性薬剤師の転職に強く、必ず登録すべき転職サイト5選

※マイナビのプロモーションを含みます。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

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