薬剤師の転職理由とは?転職の理由から「本当の志望動機」を導こう!

転職をする際に転職理由をうまく伝えることは難しいですよね。

患者さんの健康に対して責任を持ち続けることによる心理的負担や給与・待遇面への不満まで、ポジティブな理由ではないことも多いでしょう。

なかには応募先へどう伝えればいいのか、分からない方も多いのではないでしょうか。

自分の転職理由を整理し、上手に伝えるポイントを知ることで、転職理由について自信をもって話すことが出来るでしょう。

また、転職理由は「次の職場に何を求めているか」ということです。

転職理由を明確化することで、自分が転職先で叶えたい潜在的な希望を知ることが出来ます。

転職理由から、具体的な志望動機を発見していきましょう。

今回は、薬剤師さんの転職理由に関するアンケートをもとに、よくある転職理由、転職理由の伝え方、 志望動機の考え方を解説していきます。

記事を読んだ後、あなたの転職理由は明確になり、おのずと志望動機を導き出せるようになるでしょう。

    1. 薬剤師が転職する理由 TOP
    2. 【状況別】薬剤師が転職する理由
    3. 転職理由を上手に伝えるポイント!
    4. 転職理由に合わせた伝え方の具体例
    5. 【想定質問】転職理由に関して聞かれること
    6. 転職理由から志望動機を考えよう
    7. いま、最初にするべきことは?
    8. 薬剤師の転職におすすめな転職サイト・エージェント3選
    9. キャリアについて相談したい人におすすめのサービス6選
    10. まとめ

では、本当の転職理由とそこから導き出される志望動機によって、今後のキャリアをしっかりと考えていきましょう。

薬剤師500名が選んだ人気の転職サイト

編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

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1.薬剤師さんが転職する理由 TOP5

薬剤師さんは、一体どのようなことに悩み、転職するのでしょうか。

自分の悩みと照らし合わせ、共通する転職理由があるか確認してみましょう。

Career Theory編集部では転職経験のある薬剤師さんにアンケートをとり、転職の決め手となった理由上位5位をランキング形式でまとめました。

1位:労働環境がよくない

もっとも多く回答を得た転職理由は労働環境」に関する悩みでした。

アンケートの回答からは、残業の多さや日々の業務量の多さが目立ちます。

職場によってはサービス残業が日常的にあり、個人への負担が大きいことが当たり前となっている職場も多いようです。

残業が続くと、心と体を休める時間が少ないため、必然的に業務のパフォーマンスが落ちてしまいます。

また、簡単に休みが取れないことや、忙しいため休憩がないことも多くあることが理由の一つになっています。

職場によっては、過度な業務量から休憩時間すら取れないといったことが常態化している職場も多くあり、それが転職の決め手となる方もいます。

口コミ・評判

25~29歳女性 調剤薬局勤務
処方箋応需先の医療機関が営業を終了する時間が多く、夜遅くまで帰れない日が続いたため転職を決めました。そのうえ、残業代もきちんと払われなかったから。

口コミ・評判

25~29歳女性 病院勤務
病棟担当や治験担当などの配属が完全年功序列で決められており、希望が一切反映されず、病院の体制に問題があった
サービス残業をさせられ、規定の残業時間を超えたものは、上司に申請却下される、もしくは口頭で圧力があった。

口コミ・評判

35~39歳女性 調剤薬局勤務
有給休暇制度や退職金制度がなく、将来に不安を感じたことが転職しようと考えたきっかけです。有給休暇がとれて、退職金制度のある会社に転職しました。

口コミ・評判

25~29歳女性 ドラッグストア勤務
日々上司に罵倒され、大勢の見ている前で人格否定のようなことも言われ続けました。
私の意見は聞いてもらえず同僚に助けをもとめても「力になるよ」という言葉だけで何もしてもらえず、ずっと一人で耐えるしかありませんでした
毎朝気持ち悪くなったり腹痛を起こしたりと心身ともに削られていきました。
労働環境に対する問題意識が低い職場・上司への不満や危機感が多く見受けられます。

勤怠記録の改ざんやサービス残業が横行している職場も多いようです。

残業が常態化している職場に在籍し続けると、業務過多により睡眠不足やうつ病の兆候が起きるなど、心身ともに影響があります。

職場に労働環境を改善する動きがみられない場合は、思い切って転職活動に踏み切りましょう。

2位:人間関係の悩みがある

二番目に多かった転職理由は「人間関係」に関する悩みでした。

職場の人間関係に問題があると、出勤すること自体がストレスになってしまい、仕事のパフォーマンスが落ちるなどマイナスなことばかりです。

また、人間関係の悩みには「自分と相手の人間関係が悪い場合」と、「自分以外の第三者同士の関係が悪い場合」があります。

前者の場合は自分から働きかけることで問題が改善し、状況が好転することもあるでしょう。

しかし後者の場合、自分自身は当事者ではないため、問題に対して何もできずに憤りを感じることもあります。

特に、職場規模の小さい調剤薬局に勤務する方は人間関係で悩むことが多いです。

調剤薬局は病院やドラックストアに比べると、環境がやや閉鎖的で人との距離感が近いです。

そのため、人間関係の問題が生じやすくなっています。

口コミ・評判

35~39歳男性 調剤薬局勤務
前職の人間関係が悪化し、職場に居場所がなくなってしまったため。精神的にも疲労困憊し転職する事を決めました。

口コミ・評判

25~29歳女性 調剤薬局勤務
忙しくなると管理薬剤師とベテラン社員の態度が悪くなり、店舗内の空気が悪くなることが頻発しており、大変苦痛であったため。
加えて、残業込みのシフトに替わり、ただでさえ勤務時間が多くなる上に、更に帰ることが出来ず、毎日13時間ほど拘束されることで疲労がピークに達したため。

口コミ・評判

35~39歳男性 ドラックストア勤務
職場の人間関係に疲れ切っていたため転職を決意しました。お客様を含めほぼ会話がなかったことで、職場の雰囲気が非常に悪かったです。

アンケート結果からは、人間関係の悩みにより精神が不安定になる方がいると分かります。

人間関係に問題が生じ、心理的負担がかかることで、仕事に行きづらくなることは一般的な反応であると言えます。

職場の人間関係は働きやすさに直結します。

もし、職場の居心地が悪い場合は、転職を視野に入れることも一つの手です。

3位:スキルアップできる環境に身を置きたい

三番目に多く上がった転職理由は「スキルアップできる環境ではない」というものです。

せっかく仕事を始めたのに、業務過多により学習の時間が取れないこともあるでしょう。

また、業務がルーティーンワーク化してしまっていると自分が成長している実感が湧きません。

また、職場の同僚や上司のやる気度合いも自分のスキルアップに直結します。

いくら自分だけでスキルアップしようと業務を進めていても、一緒に働く人たちの向上心がなければ、自分の成長は停滞してしまいます。

同じ目線で成長を望み、議論しあえる環境ではないことも転職理由の一つとなるでしょう。

薬剤師の業務内容は就業先によって大きく異なります。

入職前に描いていた業務のイメージと実態との間にギャップを感じることもよくあるでしょう。

特にドラッグストアでは、調剤業務よりも商品のレジ打ちや接客販売、さらには棚卸しなどといった医療と直接関わりがない業務が多くなってしまう場合もあります。

理想の業務と現実のギャップで転職することもあると思います。

口コミ・評判

25~29歳女性 病院勤務
病院なのに、調剤薬局と変わらないくらい外来の患者さんの調剤業務に追われていたため。病棟活動がしたかった。

口コミ・評判

35~39歳男性 調剤薬局勤務
同僚の向上心や学習意欲が低く、常に後始末をすることに疲れた。出来高でも発生すればまだ良いが、そんな事は一切無く受忍限度を超えたため。
薬剤師としての議論や意見交換が出来ないため自己研鑽にも限りがあると悟ったことも理由の一つです。

口コミ・評判

25~29歳男性 調剤併設型ドラックストア勤務
病院薬剤師に興味があったが、奨学金を借りていたため高収入の調剤薬局へ就職しました。
しかし、やりがいや知識の向上、内服薬だけでなく点滴に関する知識を身につけたく病院へ転職しました。

スキルアップに限界を感じ、将来に不安を抱く方が転職を選択していることが分かります。

就職前に思い描いていた業務と現実との間にギャップが生まれ、転職をする方も多いようです。

やりたいことに挑戦するために、前向きに転職を検討することは良い選択であると言えます。

もし、現在の業務に不満がある場合は、一度転職を視野に入れてみましょう。

4位:収入に納得できない

「自身の収入に納得できないこと」も薬剤師が抱く転職理由の一つです。

いくら頑張っていても収入が上がらないこともあるでしょう。また、妥当な収入をもらっていたとしても、残業代や休日出勤手当が支払われないなど給与の問題は様々です。

自分の頑張りに応じた報酬が支払われなければ、正当に対価を支払ってくれる環境に身を転じたくなるのも仕方がないことです。

薬剤師には調剤薬局や病院、製薬メーカーなど様々な転職先があり、活躍の場は多岐にわたります。

事業所によって待遇に差があるものの、高い年収が見込める職種が多くあることも事実です。

ですが、その反面、売り上げが伸びない、昇給が見込めないなど様々な理由で年収が下がる可能性もあります。

つまり、転職しても確実に年収が上がる保証はなく、転職前の年収を下回ってしまう可能性もあるのです。

また、派遣薬剤師や契約職員として働いていた人の場合では、薬剤師の需要不足のため働き口が少なくなってしまったこともきっかけになっているようです。

より多くの収入と将来の安定性を求めて、それらが見込める正社員としての就職を求めて転職する事例も珍しくありません。

口コミ・評判

30~34歳男性 調剤薬局勤務
大手調剤薬局で派遣薬剤師をしていたが、コロナウイルスの影響から派遣薬剤師の需要が減り時給相場が落ちて不安に感じて、正社員の転職を希望したため。

口コミ・評判

30~34歳女性 病院勤務
残業が多い割に賃金が少なかったため、転職を決意しました。
また、自分の時間がなかなか取ることが難しかったので労働環境を改善したいと思ったからです。

労働に賃金が見合わないため、納得できる給与を得るために転職を検討する方が見受けられます。

他方、実際に給与が下がったことで、将来に不安を感じて転職をしたという回答もあります。

この結果から、働く上で自分が納得できる報酬を貰うことがとても重要だと分かります。

職場や雇用形態を変えることは、大きく給与を上げる一つの方法です。

もし、給与に疑問を感じているなら、より良い報酬が見込める職場を探すことも一つの手でしょう。

5位:キャリアアップが見込めない

薬剤師の転職理由第5位は「キャリアアップが見込めない」という転職理由です。

「自分はこんな薬剤師になりたい!」と明確な目的が決まっている方にとって、キャリアアップが見込めない職場で働き続けることは辛いことも多いと思われます。

例えば、教育制度が整っていない職場では、しっかりとした研修が受けられないまま、すぐに実務を任せられることもあるでしょう。

その場合、経験年数に見合った知識が身に付かず、仕事に慣れることに時間がかかります。成長スピードが遅くなることで、今後のキャリアにも影響が出るでしょう。

一定以上の知識とスキルを裏付ける資格として、各種学会の認定薬剤師や管理薬剤師の資格を取得することもキャリアアップに繋がる一つの手です。

しかし、日頃の業務が忙しく資格の取得まで手が回らないことも多いでしょう。

その場合、資格取得のサポートが充実している職場が転職先として魅力的です。

また、キャリアップということを考えた場合、ライフイベントに寄り添った就業支援が整っている職場を選ぶのもいいでしょう

特に出産子育てなど、女性特有のライフイベントに理解がある職場に変えることで、女性もキャリアアップを見込めるでしょう。

上の役職に就くことや給与をアップすることなど目の前の目標だけではなく、長期的な目標実現に目を向けることで、より良いキャリアアップを視野に入れた転職が出来るのではないでしょうか。

口コミ・評判

35~39歳男性 ドラッグストア勤務
会社の中で目指したいポジションがなくなったため。パートで薬剤師の仕事をしながら自分の時間を作りたいと思ったため。

口コミ・評判

40~44歳女性 調剤薬局勤務
以前勤務していた企業の先輩が自社の調剤薬局を設立し、スカウトされたから。
以前の調剤薬局は小児科門前だった為、手にする薬の種類も限られており、総合科の門前で更に経験を積みたいと思っていました。

口コミ・評判

25~29歳女性 病院勤務
キャリアアップのため。前職が市中病院であり、オールラウンダーを育成する方針だったため、専門的で高度な技術が学べる病院に転職しようと考えた。

20代以降の転職者を見ると、教育体制や学習環境が整っている職場への転職を考える方が多くいます。

明確に目標が決まっている場合は、キャリアアップに向けてより良い経験ができる職場を選びます。

他方、30代以降では、現職での昇給やポジションが望めない場合に転職することが多いです。

求めている役職につけない場合は、違う職場でのキャリアアップを考えるでしょう。

理想のキャリアを具体的に考えられている方は転職の良いタイミングでしょう。

キャリアアップが適う転職先を探し始めることをおすすめします。

2. 【状況別】薬剤師が転職する理由

次に、年次や業務環境など状況に合わせた転職理由を解説します。

2-1. 【年次・立場別】薬剤師が転職する理由3選

経験年数や立場によっても転職理由は違います。自分の年次や置かれている状況と照らし合わせてみると良いでしょう。

【1~2年目】経験が浅いうちは「仕事が出来ないこと」に悩み転職を考える

仕事に不慣れな1〜2年目の薬剤師さんが「責任が大きすぎて向いていないかもしれない」辞めて転職したい」と考えることはごく自然なことです。

他の方も同じように悩む方がたくさんいます。

具体的に「仕事ができないこと」に悩む要因は以下のようなものがあります。

  • 十分な研修を受けられず、すぐに現場を任された場合
  • 教育体制が整っていない職場で知識不足に陥る

上記のように、仕事ができない理由は自分だけのせいではなく、置かれている環境の場合も多くあります。

そのため、経験年数の浅いうちは現状を変えられる方法がないかを考え、転職について冷静かつ慎重に進めることをおすすめします。

【3年目~】仕事に慣れてきたころに「薬剤師の存在意義」に悩み転職を考える

勤続3年目以降の薬剤師さんは、自分が何のために働いているのか、存在意義を見出せずに悩むケースが多いようです。

具体的に「薬剤師の存在意義」に悩む要因は以下のようなものがあります。

  • 薬剤師としての仕事に慣れてきて、ルーティンワークが増えた
  • IT化できる業務が増えつつあり、自分の業務が減ることへの危機感

薬剤師が腕前を発揮するのは、服薬指導や医師への疑義紹介など、コミュニケーションシーンが中心です。

医師・看護師における手技のように傍目からわかりやすい技術ではないことから、自分の仕事は誰にでも出来るのではないかと自信をなくす人も多くいます。

また、近年は調剤の現場でもIT化が進み、調剤トラブルが起きにくくなりました。
それと同時に、薬剤師が担う業務が服薬指導ばかりになってしまうことも「薬剤師としての自分は必要か」と感じてしまう要因となっています。

【5年目~】「今後のキャリアプラン」に悩み転職を考える

5年目以降の薬剤師さんは自分と周りの環境を比べ、今後のキャリアについて悩む方が多い印象です。

具体的に「別のキャリアを選ぶべきか」悩む要因は以下のようなものがあります。

  • 同期の薬剤師と差がついてしまい、焦りを感じている
  • 職場にロールモデルがいないため、今後のキャリアプランの想像がつかない

薬剤師の活躍の場は様々です。複数店舗を運営する調剤薬局へ転職し、管理者へのキャリアアップを考えることもあるでしょう。

薬剤師としての自信がついてきた頃に、薬局から転職し製薬企業のMRを目指す人もいます。

今までの経験と知識を活かして医療メディアのライターへキャリアチェンジする人もいるでしょう。

薬剤師の活躍の場は広い分、他業界で活躍する同業種と自分の現状を比べて悩むことがあります。長期的なキャリアを考えることで、自分にあったキャリアプランが明確化していくでしょう。

2-2. 【業務環境別】薬剤師が転職する理由7選

働く環境や業務の内容によって転職理由は異なります。状況に合わせた転職理由を詳しく見ていきましょう。

【病院で働く薬剤師】勤務時間が変則的で心身に負担がかかる

病院は患者の急変や急患の対応があり、使用する薬剤の確保など急な対応が発生することがあります。

加えて、病床数が多い病院は夜勤や当直当番が多い可能性が高く、その分勤務形態に変化が起きやすくなります。

そのため、身体がついていかず体調を崩してしまう場合があるでしょう。夜勤の現場は少人数であるため、緊張感やプレッシャーによる精神的な負担も加わり、体力面に問題が起きたことから転職を考える人も多くいます。

【調剤薬局で働く薬剤師】スキルアップが見込めない

日々の業務をこなすだけではスキルアップしにくいと言えるでしょう。

業務がルーティーン化することで、マンネリ感からやりがいを感じられなくなる薬剤師さんが多くいます。

医療機関に偏りがある場合は、患者さんに対して同じような調剤を繰り返します。

薬剤師としての知識の偏りを感じ、自己成長を感じられず転職を考えることがあるでしょう。

【ドラッグストアで働く薬剤師】勤務時間が長い

ドラッグストアは場所によって営業時間が長い場合が多く、土日も休めない可能性が高いです。

そのため、残業が多く、ワークライフバランスが崩れてしまうことが転職を考えるきっかけとなりえるでしょう。

また、ドラッグストアでは薬剤師としての業務以外に、レジ打ちや商品の納品・陳列など医薬に関連しない業務の多さが目立ちます。

調剤業務ではなく薬剤師の領域外でのタスクによる残業が多く、人びとの健康に直結しないように感じられる労力が多いことに対して疑問を抱く薬剤師も多いようです。

【医薬品卸企業で働く薬剤師】臨床に携われない

医薬品卸企業の薬剤師は、一般的な薬剤師と違い、調剤業務服薬指導をすることがありません。そのため、薬剤師としての業務経験がないということになります。

患者さんから感謝の言葉を伝えられたり、医療従事者から頼りにされたりする機会がないため、医療に携わっている実感を得にくいことがあります。

とくに、もともと「薬理のプロフェッショナルとして医療に携わりたい」といったような想いをもって薬剤師の道へ進んだ人の場合では、DI業務や薬事関連業務のような業務では直接的な満足が得られないことがあります。

結果として薬剤師としてのやりがいを感じられず、転職を検討する人もいるのです。

【地方公務員として働く薬剤師】給与が低い

地方公務員の薬剤師は給与体系が明確に決められています。
したがって、自分の活躍に比例して昇給が起こる見込みは大きくありません。
自分の努力や頑張りが給与という形で反映されないことからやりがいを見失ってしまう薬剤師も少なくありません。

また、公務員の中でも「縦社会」の文化が根強い部署に配属された場合、年功序列で昇格していく環境に閉塞感をおぼえる方も多いでしょう。

行政や公立病院に携わる地方公務員の場合は、給与が低いにも関わらず副業が許されていないため、成果主義が採用される職場への転職を考える傾向にあります。

【MR(医薬情報担当者)】全国転勤の可能性が高い

製薬企業は全国展開しており、外資系の企業も多く動きが激しい業界として有名です。そのため、引っ越しを伴う異動ももちろん多くあります。

ジョブローテーションにより職務経験の幅を広げる、リーダーや管理職としての育成など、環境を変えて長期的に成長してもらうことが転勤の目的です。

一方で、人間関係・コミュニケーションの問題や営業成績が上がらないといったマイナスな理由もあるようです。

家庭の事情などにより転勤が難しい方は、転勤がない職種へキャリアチェンジの選択をする人も少なくありません。

【大学で働く実務家教員】狭い環境で視野が広がりにくい

大学での研究を続け、教授のサポートをしながら生徒に教えていく職種であるため、研究をメインとする場合、環境が整っているため最適です。

その反面、大学教授や学生に囲まれるため、外部との関わりが少ない環境で働くこととなります。

閉鎖的な環境であり、大学院生の延長線上で仕事をしているような感覚に陥るでしょう。

当然、調剤業務がありませんので、薬剤師としてのスキルを伸ばすことができません。また、ビジネスマナーなど社会人としての基礎力を身につけることも難しいでしょう。

調剤経験や社会との関係を深めるために、転職を視野に入れる方もいます。

【補足】他業種への転職で考えるべきことは?

薬剤師は同じ業種や環境への転職ではなく、製薬メーカーなど薬剤師以外の他業種へ転職する可能性も大いにあります。

注意点薬剤師としての強みをしっかりと理解し、転職を有利に進めましょう。

患者さんと直接関わる機会が少なくなる場合がある

薬剤師が異業種へ転職する場合には、ギャップを感じる可能性が高いです。特に調剤薬局薬剤師のような患者さんと密接に関わる業務に携わっていた場合には、そのギャップが大きなものとなるでしょう。一般企業などでは主な業務がデスクワークとなる場合もあります。

前職に存在したエンドユーザー(仕事の恩恵を受ける人;薬剤師における患者さんなど)から直接の感謝を受け取ったり、さまざまなコミュニケーションをとったりする機会がない場合もあり、やりがいを感じにくくなる可能性があります。

 仕事によっては激務になる可能性も!

業種によっては転勤や出張が伴う可能性もあり、今までのライフスタイルに変化が生じる場合もあります。今までになかった残業が発生することで、前職よりも強く忙しさを感じることもあります。転職を考える際は、前職の業務量や残業との差を確認すると良いでしょう。

 薬剤師が他業種に行くときの強みを確認しよう

①高度な調剤スキルは評価される

調剤スキルは「薬剤師としての基礎が身についている」という判断になり、医療関連作業を行う際に高く評価されます。

他業種であっても、製薬メーカーや医療に関わる業種の場合は高度な調剤経験が優遇されることも多いです。

調剤経験・知識を得た方は、他業種にも多く求められ、転職の可能性が広がります。
もし転職を急いでいないのであれば、長期的に調剤経験を積むことも良いでしょう。

メディカル系の資格取得に有利

薬剤師は専門知識に長けているため、医療・医薬系産業への転職にあたって必要な資格取得も有利に行えるという強みがあります。

例えば、MRとして働くために有利なMR認定試験では、MR認定試験4科目のうち3科目が免除されます。

3. 転職理由を上手に伝えるポイント!

色々な転職理由を紹介しましたが、実際に面接の場で「今回転職を考えた理由は?」と質問されると困ってしまうこともあると思います。

次のステップでは、自分に当てはまる転職理由を確認した後に、どう伝えれば面接官相手に好印象を与えられるかを考えていきましょう。

3-1. プラスに変えて伝える

転職理由がネガティブなものであっても、面接官へ伝えるときはポジティブな表現に変換することが大切です。

前職への不満や愚痴を話すことは避け、明るく前向きな表現を探していきましょう。ネガティブな動機に隠れるポジティブな本心を見つけることで、自然と前向きに考えられるでしょう。

もし、不満だけをストレートに伝えてしまうと「不満ばかりで問題解決をする気がない」と判断されかねません。どうしても不満やネガティブな理由を話す必要がある場合は、問題を解決するためにとった行動を伝えると良いでしょう。

3-2. 嘘を言わない

転職理由を伝える際に嘘をついたり、ごまかしたりすることがあると思います。しかし、自分をよく見せようと作り出した偽りの転職理由は、深掘りされて話すうちに嘘とバレてしまうことがほとんどです。

面接官に見破られるような嘘の転職理由で評価を下げるよりも、正直に転職理由を伝え、まっすぐと想いを伝える姿勢の方が面接官に良い印象を与えます。

万が一、偽りの理由で転職が成功したとしても、入職後に仕事内容や採用条件にミスマッチが生まれてしまい、転職先と自分にとってマイナスです。

そのため、転職理由は正直に偽りなく伝えることがベストです。

3-3. 働く目的につなげる

転職理由を自分の働く目的と繋げることが重要です。「現職の不満を改善するための転職」ではなく「自分が持つ理想のキャリアプランを実現するために、最適な場へ転職したい」という伝え方が良いでしょう。

また働く目的が転職先で適うのかもポイントです。もし、応募企業で叶わないのであれば、転職理由として不適切と言えます。

転職理由と働く目的を適切にリンクさせることで、一貫性のある理由を話すことができるでしょう。一貫性のある理由を話すことで、その後伝える志望動機にも説得力が生まれます。

3-4. 状況と行動を具体的に伝える

転職理由を伝える際に、前職に対する不満を大まかに伝えがちです。ですが、面接官は前職の職場にいたわけではないため、漠然と伝えられても想像ができません。そのため、数値を用いて事実を伝え、具体的な状況説明を行うと良いでしょう。

具体的に伝えることで面接官は客観的に判断することができるため、正当に評価してもらえます。あわせて、生じた問題に対しての具体的な行動も伝えることが重要です。

問題解決に繋がらなかったとしても、改善のアクションを起こすことが出来る人材として大きく評価されます。

4. 転職理由に合わせた伝え方の具体例

この章では、より具体的な転職理由の伝え方を紹介します。前章で解説した上手に伝えるポイントを意識しながら考えていきましょう。

4-1. 労働環境が転職理由の場合

労働時間など労働環境の問題が転職の動機である場合には、数値を交えながら具体的伝え、転職先にとってプラスになることを伝えていきましょう。

具体例

▲「残業と夜勤が多く、体調不良が続いたため」

◎「残業時間が月平均○時間にも関わらず、残業代も支払われていない状況だった。

それに加え、体調を崩し、業務に集中しきれなかった。より効率的に働くことで、時間を自分の知識を補うために使い、成長し成果を上げたい

4-2. 人間関係が転職理由の場合

職場内の人間関係を理由に転職へ踏み切った場合には、具体的な状況説明に加え、今後の希望を交えながら話すのが良いでしょう。

具体例

▲「人間関係が悪かった」

◎「担当医とリーダーの関係が悪く、居心地の悪い職場だった。
周りの同僚、病院の関係者と連携し、チームワークを意識して、協力しながら働きたい

4-3. スキルアップが転職理由の場合

スキルや専門性を高めることを目標に転職を志す場合では、これまで自分が取り組んできたことも含めて話し、その結果を伝えることが大切です。

具体例

▲「調剤薬局ではルーティンばかりで新しい知識がつかない」

◎「現職はルーティン業務が多く、広い知識をつけるために自己学習に励んだが限界がある。

ドラックストアに勤務し、医療用医薬品以外の知識をつけ、働くフィールドを広げたい。前職の知識も踏まえながら、薬剤師としての価値を向上させたい」

4-4. 収入面が転職理由の場合

給与・手当などの待遇に関連する事情で転職を決意した場合には、何のために収入を上げたいのか、どうしてそう思ったのかを回答すると良いでしょう。

具体例

▲「収入を上げたい」

◎「以前の職場ではいくら頑張っても収入は上がらなかった。

家族のために安定した収入を得るためにも。努力と業績が正当に評価される会社で、医療と深く関わりながら自己研鑽を積み、会社に貢献したい

4-5. キャリアチェンジが転職理由の場合

これまでのキャリアから大きく転向して業態や業種を変えようと考えている場合には、キャリアチェンジを考えた理由を明確に伝え、合わせて今後の希望を話すことで、強い意志をアピールしましょう。

具体例

▲「頑張っても昇給できる環境ではない、薬剤師の仕事に飽きてしまった」

◎「前職の環境にい続けても年収が下がる一方だと感じ、早期退職を決断した。
これまでの知識と経験を活かして異業種へ転職すること
で、より一層視野を広げることで成長していきたい」

5.【想定質問】転職理由に関して聞かれること

転職理由を伝えた後、高い確率で転職理由に関する追加の質問をされるでしょう。面接官は内定前に働き方をすり合わせるために質問をしています。転職先と自分の将来のためにも、想定質問を確認し、しっかりとした返答を出来るように準備しましょう。

5-1. 【想定質問1】労働環境に関する質問

労働環境の問題を転職の理由とした場合、面接官から寄せられる主な質問は「残業が生じても問題はないか」というものです。

これを尋ねる面接官の意図としては、どこの職場でも残業が発生することが一般的であり、その上で残業の許容範囲がどこまでなのかを確認しているのでしょう。

したがって、残業が発生しても、業務には前向きに取り組むことを伝えながら、応募先企業の労働環境改善に対する意識を確認する必要があります。

想定質問

Q. 「弊社でも残業が月平均○時間ほどありますが大丈夫ですか?」

A.「特に問題はないと考えています。現職では、無駄な残業を減らすため業務分担を見直してきました。御社では、残業の削減や、業務負荷の平準化に対してどのような取り組みが行われていますか?」

労働環境は組織文化や体制によりかなり差が出る問題です。意味のある業務であれば当然行うアピールをしつつ、その上で転職先の具体的な数値や取り組みを質問しましょう。

5-2. 【想定質問2】人間関係に関する質問

人間関係の問題が転職理由である場合、面接官から主に問われる質問は「人間関係にまつわる問題への対処法」です。

人間関係の問題が生じることはどのような場でもよくあることです。

そうした問題に対してあなたがどう解決に動くのかを確認するのが、面接官のねらいです。

したがって、自分なりの対処法今まで行ってきた具体的な解決策を伝える必要があります。

想定質問

Q. 「今後、上司や部下ともめた時はどのように対処しますか?」

A. 「相手の意見に耳を傾け、自分の態度を見直しつつ、意見の対立を解消していきます。冷静に身構えることなく対処して参ります。例えば、前職では…」

転職の大前提となる考えを最初に伝えた後、前職での出来事を交えながら、その時実際に行った行動について詳しく話しましょう。

実際の事例を元に対処法を話すことで、あなたの考えや行動がよりリアルに伝わるでしょう。

5-3. 【想定質問3】スキルアップに関する質問

転職の理由がスキルアップの問題である場合、主に「現在のスキルと今後習得したいスキル」に関する質問をされるでしょう。

これを尋ねる面接官の意図としては、前職でスキルアップしてきた実績と今後スキルアップのために努力できるかどうかを確認しているのでしょう。

したがって、現在保有しているスキルを習得するまでの道筋今後挑戦したいスキルを具体的に伝える必要があります。

想定質問

Q. 「当社で活かせるスキルにはどのようなものがありますか?今後のスキルは?」

A. 「5年間調剤薬局で業務に取り組んできました。実務での調剤経験と認定薬剤師などの資格を取得しております。
今後は、新たに専門薬剤師の資格を取得し、さらなるスキルアップを目指していきたいです。」

現在持っている薬剤師としてのスキルと前職で得た特別な経験があれば伝えましょう。

また、今後のスキルアップに関してはよく聞かれる質問ですので、何を習得するべきかを明確にしていきましょう。

5-4. 【想定質問4】収入面に関する質問

収入面の問題を転職理由として伝えた場合、面接官から「現在の給与と転職後の給与の間のギャップ」について聞かれるでしょう。

これを尋ねる面接官の意図としては、前職から給与が下がってしまったとしても、業務に一生懸命に取り組んでもらえるかを確認しているのでしょう。

したがって、現在より収入が下回ったとしても、業務へ取り組む意識が下がることはないと伝える必要があります。

想定質問

Q. 「現状の給与より下がりますが大丈夫ですか?希望年収はどのくらいですか?」

A. 「問題ありません。採用時のオファーこそ現収入を下回ったとしても、その後活躍させていただくことを通して、正当に評価していただけると考えております。
キャリアアップに関して詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか。」

収入に関しては簡潔に答えましょう。また、希望給与と大きな差がでないよう想定給与を考えておくとスムーズです。収入は転職者・転職先両方にとって、かなりシビアな問題となるので、気になることや給与の変動については質問しておきましょう。

5-5. 【想定質問5】キャリアチェンジに関する質問

転職理由がキャリアチェンジの問題である場合、面接官から問われる主な質問は「転職の厳しさに対する考え方」です。

これを尋ねる面接官の意図としては、大きくキャリアチェンジをして、いくつかの壁にぶつかっても努力を続けられる人材かどうかを確認しているのでしょう。

したがって、他業種・他業界への挑戦を前向きに考え、今まで以上に努力をする姿勢と前職の経験から価値提供できる要素を伝える必要があります。

想定質問

Q. 「当社で働くには難しい面があるように思いますが、どうお考えですか?」

A. 「大幅なキャリアチェンジであるため、そう思われることも無理はないと思います
ですが、現職で培った△△の技術を御社の○○に応用することで、価値を提供できればと考えております。」

上記は、業界が変わるなど、大きなキャリアチェンジとなる際によく聞かれる質問です。

聞かれると少し動揺してしまいそうな質問ですが、不安に思わず、冷静に答えましょう。

今までの経験が活かせるポイントを見つけ、新しい価値を提供できることをアピールしていきましょう。

6. 転職理由から志望動機を考えよう

次のステップでは、明確になった転職理由志望動機に繋げていきます。
たくさんある選択肢の中で、なぜ転職先で働きたいと思っているのかを考えましょう。考え方のポイントは3つあります。

6-1.転職理由と次の職場の魅力を繋げる

前職で叶えられなかった希望をプラスに転換し、希望を叶えられそうな就職先はいくつかあると思います。その中でも、どこに魅力を感じたのかを伝えましょう。

  • 【転職理由1】賞与がもらえないため転職したい
  • 【転職理由2】人間関係が複雑なため転職したい
  • 【転職理由3】残業が多いため転職したい

(1)【転職理由1】賞与がもらえないため転職したい

賞与の問題を転職理由とした場合、叶えたい希望は「賞与がもらえる職場への転職」です。

この希望は、賞与を得られることが強いモチベーションであり、成果に繋がると言い換えられます。

正当に評価され、モチベーションとなる報酬が得られる職場へ転職したいと伝える必要があるでしょう。

したがって「実績に応じて正当に評価してもらえること」が転職先の魅力だと言えます。

  • 叶えたい希望

次は賞与がもらえる場所で働きたい

  • 志望動機

自分の頑張りの対価として給与を考えております。以前も給与を上げるために努力し、仕事のモチベーションとなっていました。

実績に応じて給与が変動し、正当に評価される御社で働くことで、モチベーションを保ちながら成果を上げたいです。

ストレートに給料や賞与を志望動機にするのではなく、「お金を稼ぐこと」がモチベーションである自分が、いかに成果を上げられ、会社にとって有益かを説明しましょう。

(2)【転職理由2】職場の居心地が悪いため転職したい

転職理由が職場の居心地悪さである場合、叶えたい希望は「人間関係に大きく左右されない職場への転職」です。

この希望は、チーム内外で円滑なコミュニケーションができる環境で働きたいと言い換えられます。

したがって「OJTや研修を通して、関わりを保ちながら成長できること」が転職先の魅力だと言えます。

  • 叶えたい希望

次は人間関係に大きく左右されない職場で働きたい

  • 志望動機

前職はコミュニケーションが少なく、話しかけるだけでも気疲れするような環境でした。
いくら上司や同僚に働きかけても改善しませんでした。

御社はOJTや研修が多くあり、信頼関係が築きやすいという印象を受けました。兼ねてから志望していた御社で、周りと協力しながらスキルアップしていきたいです。

応募者本人にも問題があるのではないかと思われてしまう可能性もあるため、人間関係にはあえて大きく触れすぎないことをおすすめします。仕事や自己成長と結びつけ、魅力に感じた部分を伝えると良いでしょう。

(3)【転職理由3】残業が多いため転職したい

残業が多いことを転職理由とした場合、「ワークライフバランスを重視した職場への転職」が叶えたい希望です。

この希望は、業務を効率よく進めることで、生まれた時間をスキルアップに使いたいと言い換えられます。

したがって「メリハリをつけた働き方が推奨されていること」が応募先企業の魅力だと言えます。

  • 叶えたい希望

次はワークライフバランスを重視した職場で働きたい

  • 志望動機

御社のようにメリハリをつけて働くことを推奨されている場所であれば、問題なく資格取得が可能であると感じました。

今後スキルアップのために新たな資格を取得したいと考えております。資格取得後は、専門薬剤師の資格を生かして薬物療法のサポートができる人材へ成長したいです。

ワークライフバランスを強調しすぎると、仕事に対してやる気がないと勘違いされてしまいます。

よく使われるワードではありますが、扱いが難しいため注意が必要です。なぜワークライフバランスが重要か、仕事内容や今後のスキルアップと繋げて伝えましょう。

6-2.オリジナリティのある内容を作成する

自分に起きた事柄は気持ちを込めて話すことができるため、相手の心へ届きやすいです。

自分だけが話せることを意識しながら内容を考えてみましょう。

(1)具体的なエピソードを交えて伝える

志望動機は自分の実体験を踏まえて作成しましょう。志望するきっかけとなったエピソードには、出来事を羅列させるだけではなく感情を含めると良いでしょう。同じような経験をした人はたくさんいるかもしれませんが、どう感じるかは人それぞれです。

経験から生まれた価値観や考え方について話すことで、面接官にあなたの人柄を知ってもらうことに繋がります。

(2)転職したら成し遂げたいことを伝える

転職において志望動機の考え方は大切なポイントです。しかし、志望動機を考えることに固執してしまい、ゴールを間違えてはいませんか?転職のために志望動機を考えるだけで満足してはいけません。
もし転職先に採用されれば、一人のメンバーとして働くこととなります。入職後に成し遂げたいことを考え、転職先に貢献する意思をアピール出来る人は相手にとって魅力的に映るでしょう。

今一度、入職後に自分の強みを生かしてやってみたいことを考えましょう。

7. いま、一番最初にするべきことは?

ここまでの章で、転職理由の考え方から志望動機への繋げ方までを一通り確認できたかと思います。ここからは自分の現状に合わせて、次のステップを決定しましょう。

7-1. まだ転職活動を始めていない人

まだ転職を始めていない人は、思い切って転職サイト・転職エージェントに登録してみましょう。

特に、薬剤師の転職に特化した転職エージェント(薬剤師転職サイト)を利用するのが有用です。

医療・医薬分野に詳しいキャリアアドバイザーに転職の実情を聞いてみることで、視野が広がり新しい発見があるかもしれません。

自分の中で転職理由が曖昧だったとしても、転職エージェントはたくさんの転職サポートをしてきた実績があるため、まずは登録してみることをおすすめします。

7-2. 転職活動を始めている人

転職活動中に抱く悩みつまずく問題は人それぞれです。置かれている状況にあわせて、最適な手段を選択しましょう。

転職活動がスムーズに進まない人

転職活動が思ったように進まない方は、一度進め方を見直す必要があります。

もし転職エージェントを使っていないなら、利用することをおすすめします。

転職は一人で進めるよりも、プロの手を借りる方がよりスムーズに進みます。

志望動機や自己分析でつまずいている人

転職活動に手を付けてはいるが、面接準備や履歴書の作成がスムーズに進まない方もいるかと思います。その場合は、キャリアコーチ/キャリアメンターへ相談することも一つの選択肢です。

◆キャリアコーチングサービスとは?

キャリアコーチングでは、あなたが抱く悩みの解決策を引き出してくれます。

質問や問いかけに対し、相手の言葉の中から答えを導き出し、長期的な目標達成のサポートをします。

自分の中の転職理由が曖昧である場合は、一人で考え込むのではなく、コーチングを利用し「薬剤師としてやり遂げたいこと」「自身の働く目的」に導いてもらう方が良いでしょう。

◆キャリアメンターサービスとは?

キャリアメンターサービスを利用することもおすすめです。メンターとは良き指導者・優れた助言者という意味を持ちます。

あなたの人生の目標となりそうな人物像=ロールモデルを探し、メンターからアドバイスや経験をシェアしてもらうサービスです。

薬剤師として理想的なキャリアを持つメンターを見つけることで、これからの具体的なキャリアや学ぶべきことを見つけることができるでしょう。

8. 薬剤師の転職におすすめな転職サイト・エージェント3選

ここでは、薬剤師が利用するべき転職サイト・エージェントを紹介しています。

各サービスの強み特徴を詳しく解説するため、転職を視野に入れている方は積極的に利用しましょう。

←左右にスクロールできます→

サービス名総求人数利用満足度調剤薬局求人数ドラッグストア求人数病院求人数企業求人数派遣求人数特徴
薬キャリエージェント
薬キャリエージェント公式サイト
詳細を見る
約60,000

4.3

22,0004,0002,800120~5◆薬キャリエージェントの特徴

  • 求人数が業界トップクラス!
  • 転職活動をスムーズに進められる
  • エージェントにハズレが少なく、専門性が高い
マイナビ薬剤師

公式サイト
詳細を見る

約56,000

4.1

33,0006,4003,200280×◆マイナビ薬剤師の特徴

  • はじめての転職で登録した転職したサイトNo.1
  • ヒアリングが対面で丁寧、かつサポートが手厚い
  • 求人の範囲が圧倒的に広い
ファルマスタッフ

公式サイト
詳細を見る

約41,000

4.0

32,0006,0002,9002701,300◆ファルマスタッフの特徴

  • 全国各地に相談可能な支店や営業所がある
  • 高時給の派遣求人を見つけやすい
  • 調剤薬局への転職に強い

※2023年10月7日時点

各サイトについて詳しく知りたい方は、『薬剤師500人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキング』をご覧ください。

1位:薬キャリエージェント

薬キャリエージェント』は、転職志望者からの信頼が最も厚い薬剤師の転職エージェントです。

運営会社のエムスリーキャリアは医療業界に特化したビジネスを展開しているため、病院や医療関係者からの知名度がかなり高いです。

病院や医療関連のコネクションがあるため、大手総合系転職サイト(『リクルートエージェント』等)と比較した際にも求人数が劣らないことも大きな強みです。

保有求人数が多いほど、希望条件とマッチした転職先が見つかりやすいでしょう。

◆薬キャリエージェントの特徴

  • 求人数が業界トップクラス!調剤薬局と病院の求人が多い
  • レスポンスが早いため、転職活動をスムーズに進められる
  • エージェントにハズレが少なく、専門性が高い

◆薬キャリエージェントがおすすめな薬剤師

  • 早めに転職活動を終わらせたい薬剤師
  • 調剤薬局/病院への転職を希望している薬剤師
  • 専門性の高いエージェントに担当してほしい薬剤師

転職活動において、レスポンスが速いエージェントを利用することは重要です。

仕事を続けながら転職を進める場合は、レスポンスの速さが転職成功の鍵を握るでしょう。

転職活動をスムーズに進めたい薬剤師には特におすすめのエージェントです。

転職活動を手厚くサポートし、より理想に近い転職先を見つけてくれるでしょう。

2位:マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビ薬剤師若年層の転職活動に大変人気のあるサービスです。

運営会社の株式会社マイナビ』は、転職業界で人材紹介サービスを提供する大手企業です。薬剤師だけではなく幅広い職種の転職サポートを行っています。

初めての転職であれば、しっかりサポートしてくれるマイナビ薬剤師にお任せするのも良いでしょう。

◆マイナビ薬剤師の特徴

  • はじめての転職で登録した転職したサイトNo.1
  • 面談が対面でヒアリングが丁寧、かつ履歴書添削や面接対策などのサポートが手厚い
  • 求人の範囲が圧倒的に広い

◆マイナビ薬剤師がおすすめな薬剤師

  • はじめて転職する薬剤師
  • 手厚いサポートを希望している薬剤師
  • 安定した転職先を時間をかけて探したい薬剤師

具体的な転職理由などを詳しくヒアリングしてくれるため、最適な求人を見つけてくれる転職エージェントです。

一方で、基本的にヒアリングは対面で行われるため、時間が取られて億劫だと感じる方もいるようです。転職が初めてではない求職者スピーディに転職を進めたい方は別のエージェントを利用することをおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

3位:ファルマスタッフ

第3位のファルマスタッフは、高収入・好条件求人が多いと言われている転職サービスです。

そのため、年収アップを目指す薬剤師にとってぴったりの転職エージェントです。

運営会社の株式会社メディカルリソース』は日本調剤グループの企業であり、医療系の総合人材サービス会社です。

◆ファルマスタッフの特徴

  • 全国各地に相談可能な支店や営業所がある
  • 高時給の派遣求人を見つけやすい
  • 調剤薬局への転職に強い

◆ファルマスタッフがおすすめな薬剤師

  • 調剤薬局への転職を検討している薬剤師
  • 派遣の求人を探している薬剤師
  • 高収入/高時給の職場へ転職したい薬剤師

派遣薬剤師の高時給求人も多く掲載されており、正社員やパート、派遣社員などさまざまな雇用形態に合わせて求人を公開しています。収入を落としたくない収入をアップしたいなど明確な理由がある方はファルマスタッフを利用すると良いでしょう。

9. キャリアについて相談したい人におすすめのサービス6選

キャリアについて迷っている場合は、キャリアコーチングまたはキャリアメンタリングサービスを利用しましょう。

キャリアコーチングは具体的な課題解決や目標達成を目的とします。一方、キャリアメンタリングは経験や知見のシェアを行い、課題解決を促します。

どちらのサービスを利用するべきか悩む方は、以下を指標に選択してみましょう。

キャリアコーチングを利用するべき人

  • 理想のキャリアに向けてどう歩めばいいかわからない
  • 質問や問いかけの中から、キャリアの答えを引き出して人
  • アドバイスは必要ない人

キャリアメンタリングを利用するべき人

  • 今後のキャリアプランが見つからない
  • 対話を通して、キャリアの悩みや課題を明らかにしてほしい人
  • アドバイスや知見の共有をしてほしい人

9-1. キャリアの答えを見つけたい人におすすめのキャリアコーチングサービス

質問や問いかけから、キャリアの答えに導いてほしい人はキャリアコーチングサービスを利用してみましょう。

理想のキャリアへの道筋がわからない場合でも、キャリアコーチングサービスを利用することで、スムーズに答えを導き出すことが可能でしょう。

←左右にスクロールできます→

サービス名    コース/プラン      費用  ビジネスパーソン向けマネージャー向け  主婦向け  特徴
1位.GOODDAY

公式サイト
詳細を見る

コーチングセッション6050円/1回

4.4

4.3

4.4

GOODDAYのおすすめポイント

  • 一般的な価格帯で利用しやすい
  • 信頼性の高いコーチが多数在籍している
  • 幅広いコーチ陣から自分で選ぶことができる

2位.myPecon

公式サイト
詳細を見る

Economyコース
Businessコース
Executiveコース
6,600円/1回
8,800円/1回
18,150円/1回

4.1

2.2

4.9

myPeconのおすすめポイント

  • アドバイスやフィードバックを受けられる
  • 振り返りなどがリアルタイムで共有できる
  • お試しコーチングを受けられる

3位.cotree

公式サイト
詳細を見る

ミニマムプラン
スタンダードプラン
アドバンスプラン
16,500円/性格診断1回・コーチング1回
38,500円/性格診断1回・コーチング3回
82,500円/性格診断1回・コーチング7回

3.1

3.1

3.5

cotreeアセスメントコーチングのおすすめポイント

  • 性格分析を自分の特性を理解できる
  • 行動と振り返りを繰り返すことで自分に合った方法を探せる

※2023年10月7日時点

1位:GOODDAY

GOODDAY「答えは相手の中にある」という原則に基づき、相談者を答えへ導いてくれるコーチングサービスです。

登録しているコーチ陣は、経歴書や資格の証明書、面談による審査を通過した人であるため、人間性も含め信頼性がある方のみが在籍しています。

◆GOODDAYのおすすめポイント

  • 一般的な価格帯で利用しやすい
  • 信頼性の高いコーチが多数在籍している
  • 幅広いコーチ陣から自分で選ぶことができる

◆GOODDAYがおすすめな人は?

  • 気軽にコーチングサービスを利用したい人
  • 時間をかけて自分の答えを見つけたい人

◆サービス費用
コーチングセッション (ビデオ通話・音声通話 から選択可能)
50分 6,050円(税込)/1回
長期的に答えを明確化していくことが目的であるため、面接前夜など緊急性が高い場合はあまり向かないサービスです。長い時間をかけてキャリア形成を進めたい方におすすめです。

GOODDAY公式サイト:
https://www.goodday-coach.com/

 

2位:myPecon

myPecon

myPecon日本最大級のオンラインコーチングサービスです。幅広いキャリアを持つプロフェッショナルなコーチが在籍しています。

従来とは違うコーチングという位置付けであり、アドバイスコンサルティングもあわせて行ってくれることが特徴です。

◆myPeconのおすすめポイント

  • アドバイスやフィードバックを受けることができる
  • チャットによる振り返りやTODOの進捗管理がリアルタイムで共有できる
  • お試しコーチングを受けられる

◆myPeconがおすすめな人は?

  • コーチング以上のサービスを求めている人
  • 充実したサービスをリーズナブルに利用したい人

◆サービス費用

体験版:無料
Economy:30分 6,600円(税込)/1回
Business :45分 8,800円(税込)/1回
Executive:60分 18,150円(税込)/1回

コーチングが目的ではなく、相談者の課題解決や目標達成に重点を置いてくれるサービスです。薬剤師としての市場価値を高め、転職を有利に進めたい方おすすめです。

myPecon公式サイト:
https://mypecon.com/

3位:cotreeアセスメントコーチング

cotreeアセスメントコーチングは、信頼できるコーチと共に、「自分と向き合うこと」を大切にしながら目標達成へ導いてくれるコーチングサービスです。

何度も「自分の成し遂げたいこと」「そのために必要なこと」を考え、自分のことを深く理解できると評判です。

◆cotreeアセスメントコーチングのおすすめポイント

  • 性格分析を自分の特性を理解できる
  • 行動と振り返りを繰り返すことで自分に合った方法を探せる

◆cotreeアセスメントコーチングがおすすめな人は?

  • さまざまな方法で自分を見つめ直したい人
  • 自分を理解した上で目標を立てたい人

◆サービス費用

ミニマムプラン:16,500円(税込)/性格診断/1回  コーチング/1回
スタンダードプラン:38,500円(税込)/性格診断/1回  コーチング/3回
アドバンスプラン:82,500円(税込)/性格診断/1回  コーチング/7回

数値などを用いた性格分析により、自分でも知り得なかった自分を知ることができるでしょう。自分と向き合うことで、より意味のある転職をしたい方が使うべきサービスです。

cotreeアセスメントコーチング:
https://as.cotree.jp/

9-2. キャリアの答えを見つけたい人におすすめのキャリアメンタリングサービス

対話の中から、キャリアに対する悩みや課題を明らかにしたい人はキャリアメンタリングサービスがおすすめです。

また、具体的なアドバイス経験をシェアしてもらうことで悩みや課題の発見ができます。

キャリアメンタリングサービスを利用することで、今後のキャリアプランを明確にしていきましょう。
←左右にスクロールできます→

サービス名    コース/プラン      費用  ビジネスパーソン向けマネージャー向け  主婦向け  特徴

1位.メンターmikke

公式サイト
詳細を見る

ライトプラン
スタンダードプラン
ロングプラン
会員申込費:5,000円 (別途)
8,500円(税込)   コーチング/1回
22,500円(税込)  コーチング/3回
37,000円(税込) コーチング/5回

4.0

3.5

4.5

 

メンターmikkeのおすすめポイント

  • 全員現役会社員であるため、リアルな経験談を聞ける
  • 自分にあうメンターを紹介してもらえる

 

2位.ホンネメンター

公式サイト
詳細を見る

×無料(チップ機能あり)

4.1

2.2

4.5

ホンネメンターのおすすめポイント

  • 悩みのテーマからメンターを探せる
  • 料金制ではなくチップ制度を導入している

3位.time ticket

公式サイト
詳細を見る

×チケットによる

3.1

3.1

3.5

time ticketのおすすめポイント

  • 30分単位で相手の「時間」を購入できる
  • 個人間の手軽なやりとりでサービスを受けられる

※2023年10月7日時点

1位:メンターmikke

メンターmikkeは、悩みや自分が置かれている環境に合わせて適切なメンターに相談できるサービスです。さまざまな業界や職種を知るメンターが在籍しており、今後の生き方の支援をしてもらえます。

◆メンターmikkeのおすすめポイント

  • 全員現役会社員であるため、リアルな経験談を聞ける
  • 悩みや属性に応じて、自分にあうメンターを紹介してもらえる

◆メンターmikkeがおすすめな人は?

  • 女性特有のライフイベントに関する悩みがある人
  • 女性のロールモデルを見つけたい人

◆サービス費用

会員申込費:5,000円 (別途)
ライトプラン:8,500円(税込)   コーチング/1回
スタンダードプラン:22,500円(税込)  コーチング/3回
ロングプラン:37,000円(税込) コーチング/5回

女性の利用者が多く、職場や家庭で相談しにくい悩みを、女性としてのキャリア形成を元に話せます。女性としてのキャリアの相談がしたい方職場に人生の目標となるようなメンターがいない方にオススメのサービスです。

メンターmikke公式サイト:
https://archcareer.org/personal/

2位:ホンネメンター

ホンネメンターは、より気軽なメンターサービスとして利用されています。登録している一般人の中から等身大のロールモデルを探し、悩みやキャリアについて相談ができるサービスです。

◆ホンネメンターのおすすめポイント

  • 悩みのテーマからメンターを探せる
  • 料金制ではなくチップ制度を導入しており費用対効果が高いと感じやすい

◆ホンネメンターがおすすめな人は?

  • メンターサービスを気軽に試してみたい人
  • 他のメンターサービスは敷居が高いと感じる人

◆サービス費用

無料
※相談後にメンターへの謝礼(チップ)制度あり

キャリアアドバイザーからの一般的なアドバイスとは違い、具体的な経験談をもとにリアルなキャリアを知ることができます。中立的な立場で、共感性の高い意見をもらえることも魅力です。自分と似た属性のメンターと身近な距離感で手軽に話したい人におすすめです。

ホンネメンター公式サイト:
https://honnetenshoku.com/mentor/

3位:time ticket

time ticket個人の時間30分単位のチケットとして購入することが出来るサービスです。メンターサービスとは一風変わっていますが、広い選択肢の中からよりロールモデルに近い人を探すことができるでしょう。

◆time ticketのおすすめポイント

  • 30分単位で相手の「時間」を購入できる
  • 個人間の手軽なやりとりでサービスを受けられる

◆time ticketがおすすめな人は?

  • 相談内容に合わせて相談相手を変えたい人
  • メンタリングだけではなく書類添削や面接準備などを相談したい人

◆サービス費用

購入チケットに拠る
※ユーザー登録無料

誰でも簡単に売買ができるため安価でサービスを利用できる反面、一般的なメンターサービスとのレベルの差が目立つこともあるでしょう。お試しでメンターを探してみたい方費用対効果の高いサービスを利用したい方にオススメです。

time ticket公式サイト:
https://www.timeticket.jp/

10. まとめ【転職理由を踏まえて納得いくキャリアを形成しよう】

当記事では、薬剤師の転職理由について紹介しました。
薬剤師は、置かれている状況属性により転職理由が異なると言えます。

改めて、自分の状況と一般的な薬剤師の転職理由を照らし合わせてみましょう。

◆薬剤師の転職理由 TOP5

◆年次別 薬剤師の転職理由
経験年数によって、転職を考える理由も変化していきます。年次にあわせた転職理由は以下の通りです。

◆業務環境別 薬剤師の転職理由

業務環境によって、転職理由が変わります。自分が属する業務環境の主な転職理由を確認しましょう。

◆転職理由を上手に伝えるポイント

薬剤師の転職理由を知ったことで、転職活動を始めたいと思った方も多いと思います。

転職理由を上手に伝えるポイントもおさらいしていきましょう。

  • プラスに変えて伝える
  • 嘘を言わない
  • 働く目的につなげる
  • 状況と行動を具体的に伝える

◆薬剤師の転職におすすめの転職サイト・エージェント

転職活動を始めると決めたら、まずは転職エージェントへの登録がおすすめです。
薬剤師の転職に強いエージェントを利用することで、転職の成功確率を高めます。
←左右にスクロールできます→

サービス名総求人数利用満足度調剤薬局求人数ドラッグストア求人数病院求人数企業求人数派遣求人数特徴
薬キャリエージェント
薬キャリエージェント公式サイト
詳細を見る
約60,000

4.3

22,0004,0002,800120~5◆薬キャリエージェントの特徴

  • 求人数が業界トップクラス!
  • 転職活動をスムーズに進められる
  • エージェントにハズレが少なく、専門性が高い
マイナビ薬剤師

公式サイト
詳細を見る

約56,000

4.1

33,0006,4003,200280×◆マイナビ薬剤師の特徴

  • はじめての転職で登録した転職したサイトNo.1
  • ヒアリングが対面で丁寧、かつサポートが手厚い
  • 求人の範囲が圧倒的に広い
ファルマスタッフ

公式サイト
詳細を見る

約41,000

4.0

32,0006,0002,9002701,300◆ファルマスタッフの特徴

  • 全国各地に相談可能な支店や営業所がある
  • 高時給の派遣求人を見つけやすい
  • 調剤薬局への転職に強い

※2023年10月7日時点

◆キャリアについて相談したい人におすすめのサービス

すでに転職活動を始めている方の中で、自分のキャリアに悩みを抱えている人もいるでしょう。
そんな時は、キャリアコーチング/キャリアメンタリングサービスの利用がおすすめです。

サービスを利用することで、一人では解決策が見つからなかった問題もスムーズに解決できます。

キャリアコーチングを利用するべき人

  • 理想のキャリアに向けてどう歩めばいいかわからない
  • 質問や問いかけの中から、キャリアの答えを引き出して人
  • アドバイスは必要ない人

キャリアメンタリングを利用するべき人

  • 今後のキャリアプランが見つからない
  • 対話を通して、キャリアの悩みや課題を明らかにしてほしい人
  • アドバイスや知見の共有をしてほしい人

キャリアの答えを見つけたい人におすすめのキャリアコーチングサービス
←左右にスクロールできます→

サービス名    コース/プラン      費用  ビジネスパーソン向けマネージャー向け  主婦向け  特徴
1位.GOODDAY

公式サイト
詳細を見る

コーチングセッション6050円/1回

4.4

4.3

4.4

GOODDAYのおすすめポイント

  • 一般的な価格帯で利用しやすい
  • 信頼性の高いコーチが多数在籍している
  • 幅広いコーチ陣から自分で選ぶことができる

2位.myPecon

公式サイト
詳細を見る

Economyコース

Businessコース

Executiveコース

6,600円/1回

8,800円/1回

18,150円/1回

4.1

2.2

4.9

myPeconのおすすめポイント

  • アドバイスやフィードバックを受けられる
  • 振り返りなどがリアルタイムで共有できる
  • お試しコーチングを受けられる

3位.cotree
アセスメントコーチング

公式サイト
詳細を見る

ミニマムプラン

スタンダードプラン

アドバンスプラン

16,500円/性格診断1回・コーチング1回

38,500円/性格診断1回・コーチング3回

82,500円/性格診断1回・コーチング7回

3.1

3.1

3.5

cotreeアセスメントコーチングのおすすめポイント

  • 性格分析を自分の特性を理解できる
  • 行動と振り返りを繰り返すことで自分に合った方法を探せる

※2023年10月7日時点

キャリアの答えを見つけたい人におすすめのキャリアメンタリングサービス
←左右にスクロールできます→

サービス名    コース/プラン      費用  ビジネスパーソン向けマネージャー向け  主婦向け  特徴

1位.メンターmikke

公式サイト
詳細を見る

ライトプラン

スタンダードプラン

ロングプラン

会員申込費:5,000円 (別途)

8,500円(税込)   コーチング/1回

22,500円(税込)  コーチング/3回

37,000円(税込) コーチング/5回

4.0

3.5

4.5

 

メンターmikkeのおすすめポイント

  • 全員現役会社員であるため、リアルな経験談を聞ける
  • 自分にあうメンターを紹介してもらえる

 

2位.ホンネメンター

公式サイト
詳細を見る

×無料(チップ機能あり)

4.1

2.2

4.5

ホンネメンターのおすすめポイント

  • 悩みのテーマからメンターを探せる
  • 料金制ではなくチップ制度を導入している

3位.time ticket

公式サイト
詳細を見る

×チケットによる

3.1

3.1

3.5

time ticketのおすすめポイント

  • 30分単位で相手の「時間」を購入できる
  • 個人間の手軽なやりとりでサービスを受けられる

※2023年10月7日時点

転職は、より良い生き方をするための選択肢の一つであり、転職すること自体がゴールではありません。
さまざまなサービスを利用しながら、本当の転職理由を探していきましょう!