【2024年最新版】薬剤師年収ランキング!職場・薬局・病院・都道府県別に徹底比較

薬剤師年収ランキング

「同年代の薬剤師の年収はどれくらいなの?」
「他の人と比べて薬剤師としての私の年収は低いのでは…?」

と悩んでいませんか。

薬剤師の年収は、全薬剤師の平均年収にして約565万円です。

ただし、薬剤師の場合は就業先の業態や地域によって大きな差があるため、自分の年収が高いか低いか判定するには、観点別の年収ランキングなどで確認してみる必要があります。

そこで当記事では、医療職専門の転職アドバイザーとして多くの薬剤師の転職を支援してきた筆者が、厚生労働省のデータをもとに「薬剤師の平均年収」を徹底解説します。

  1. 【職場別・条件別】薬剤師年収ランキング
  2. 薬剤師が年収をアップさせる3つの方法
  3. 薬剤師が年収アップするために利用したい転職エージェント3選
  4. 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
  5. 【図解】転職エージェント利用の流れ
  6. 【FAQ】よくある質問と回答
  7. さいごに

この記事を読めば、あなたの年収について客観的に判断でき、年収を増やす方法を知れるでしょう。

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1.【職場別・条件別】薬剤師年収ランキング

本章では、薬剤師の年収ランキングを条件別に紹介します。

各ランキングの紹介後、簡単にデータの傾向を解説します。(データ参考資料:賃金構造基本統計調査会社四季報オンライン

1-1.【就業先別】薬剤師年収ランキング

薬剤師が活躍できる場は多岐にわたるものの、大きくは「病院」「調剤薬局」「ドラッグストア」「企業」の4つに大別されます。

このうち、「ドラッグストア」は「OTC販売のみ(調剤業務なし)」「調剤併設(調剤業務あり)」の2つに、企業は「製薬企業および医薬品関連企業(治験関連施設・医薬品卸等も含む)」「左記以外の一般企業」の2つが主なものと考えて良いでしょう。

これらのうち、就業先としても人気が高い「病院」「調剤薬局」「ドラッグストア」「製薬企業」の4つについて、初任給・初年度年収・平均年収を就業先別に比較してみました。

順位 就業先 初任給(月給) 初年度年収 平均年収
1位 製薬会社 22万円前後 300万円前後 600〜1,200万円
2位 ドラッグストア 25〜35万円 350〜450万円 500〜800万円
3位 調剤薬局 22〜30万円 350〜400万円 450〜700万円
4位 病院 20〜25万円 300〜350万円 400〜650万円

〔出典〕厚生労働省:賃金構造基本統計調査

就業先別の年収ランキング1位は「製薬会社」です。

製薬会社は、初任給や初年収だけ見比べると他の職場とそれほど差はありません。

しかし昇給率が他の職場よりも高い傾向にあるため、最終的に他の職場よりも平均年収が高くなります。

2位の「ドラッグストア」は、店舗の規模や地域によって差が大きいのが特徴です。

地域差については、1-5. 都道府県別の年収ランキングで確認してください。

表の通り、薬剤師の平均年収は400万円から1,200万円まで、職場によって最大で800万円もの開きがあることが分かります。

どこで薬剤師として働くか、職場の選択によって年収が大きく変わることは覚えておきましょう。

1-2.【製薬企業】薬剤師年収ランキング

職業別ランキングでは、首位の製薬会社でしたが、各製薬会社ごとの平均年収はどのようなランキングになっているのでしょうか?

順位 製薬企業名 平均年収
1位 ソレイジア・ファーマ株式会社 1,576万円
2位 シンバイオ製薬株式会社 1,195万円
3位 第一三共株式会社 1,104万円
4位 そーせいグループ株式会社 1,088万円
5位 アステラス製薬株式会社 1,079万円
6位 大塚ホールディングス株式会社 1,076万円
7位 エーザイ株式会社 1,045万円
8位 武田薬品工業株式会社 1,039万円
9位 ペプチドリーム株式会社 1,016万円
10位 サンバイオ株式会社 1,010万円

〔出典〕マンパワーグループ:【最新版】製薬会社の年収ランキング,2023年10月21日閲読.

1位のソレイジア・ファーマ株式会社は、2006年創業、2017年3月東証マザーズに上場した、抗がん剤などオンコロジー領域の治療に特化した、従業員数21名(連結会社を含めると77名,2021年12月31日時点)、平均年齢51.4歳のバイオベンチャー企業です(従業員数・平均年齢はソレイジア・ファーマ㈱の2021年12月期有価証券報告書を参照)

ソレイジア・ファーマ株式会社の平均年収は、他の企業と大きく差が出ていますが、気を付ける点は、工場を持たないことから、平均年収額が他の製薬会社よりも高めに出ているということです。

つまり、工場を持っている製薬会社は、工場で働く従業員の年収が低いため、全体平均の年収額も低めになります。

下記の記事を読めば、利用するべき転職エージェントが分かります。

自分にあった製薬企業への転職が実現できるでしょう。

1-3.【ドラッグストア】薬剤師年収ランキング

次に、職業別で2位だったドラッグストアの各会社ごとの想定年収を見てみましょう。

順位 企業名 想定年収
1位 コスモス薬品 650万~700万円
2位 ウェルシアホールディングス 568万円~
3位 マツモトキヨシホールディングス 489万円~
4位 ツルハホールディングス 480万円~
5位 スギホールディングス 734万円

〔出典〕薬キャリ職場ナビ:ドラッグストア大手5社を徹底比較!,2021年10月20日付.

ご覧の通り、上位のドラッグストアは、知名度も高く全国チェーン展開を行っている企業で占められています

とくに全国にチェーン展開しているドラッグストアは、慢性的な人手不足の場合が多く、高い年収を提示して薬剤師を採用する必要があり、給与の水準は調剤薬局や病院の薬局に比べて高めの傾向です。

ここで注意したいことは、同じ企業内でも店舗の所在地や年齢・キャリアによって年収が変わるということです。

例えば、大手ドラッグストアチェーンのマツモトキヨシの場合、勤務エリアや年齢・キャリアによって、年棒475~700万円と差があります(参考:全国のマツモトキヨシグループ 薬剤師 採用情報

勤務地の選択によって年収に大きく差が出やすいことを知っておきましょう。

なお、有価証券報告書などに基づくランキングでは、ホールディングス(HD)の年収として記載されているものと店舗配属薬剤師の年収との間に大きな乖離があることがあります。

ホールディングスとは持ち株会社のことであり、ここに直接在籍しているのはグループ全体の経営幹部・上層メンバーだけという企業も存在します(連結子会社などが店舗を経営している企業という場合がある)

ホールディングスの平均年収=店舗配属の薬剤師が貰い得る年収ではない可能性も十分にあるので、気になるチェーン企業については募集要項に記載のモデル年収などで判断しましょう

また、上掲表の出典元である『薬キャリエージェント』は各ドラッグストアチェーンの年収相場や地域差、さらには年収額に表れない福利厚生面の違いなどにも精通しています。

自分で調べるのが大変という場合には、『薬キャリエージェント』のキャリアアドバイザーに質問してみれば手軽に情報を得ることができるでしょう。

 

1-4.【大手調剤薬局】薬剤師年収ランキング

次は大手調剤薬局のランキングです。

薬剤師転職業界大手のエムスリーキャリア社が運営する薬剤師向けサイト『薬キャリエージェント』が公表しているデータをまとめました。

順位 企業名 想定年収
1位 日本調剤(日本調剤薬局) 432万~832万円
2位 クオール(クオール薬局) 418万円~664万円
3位 メディカルシステムネットワーク(なの花薬局) 410万円~
4位 スズケン(ファーコス薬局) 406万円~613万円
5位 アインホールディングス(アイン薬局) 400万円~608万円

〔出典〕薬キャリ職場ナビ:調剤薬局大手5社を徹底比較!,2021年8月25日付.

売上高の堅調な大手調剤薬局チェーン企業が、薬剤師の想定年収ランキングでも上位を占める結果となっています。

ただ、展開店舗数および売上高が1位のアインホールディングス(ファーマシー事業部)をおさえ、売上高2位の日本調剤(調剤薬局事業)が大きくリードするなど、事業規模・収益規模と想定年収は必ずしも比例しているわけではない点に注意しましょう(売上高・店舗数については薬キャリエージェント:【最新!2021年版】調剤薬局 売上高ランキング,2021年9月30日付を参照)

また大手調剤薬局チェーン企業の場合、キャリアアップ・スキルアップに関する各種の学習機会福利厚生(子育て支援・各種補助や手当など)なども個社によって大きくことなります。

ネームバリューや額面の年収だけに注目せず、福利厚生を含めたメリット全体での比較や、中長期的なキャリアアップに寄与し得る教育制度の有無なども含めて検討しましょう。

なお、売上高を含めた大手調剤薬局の総合的な評価について知りたい場合、以下の記事をおすすめします。

1-5. 【病院】薬剤師年収ランキング

次に、病院ごとの薬剤師年収ランキングを見てみましょう。

個々の医療施設における待遇差はあるもの、病院薬剤師の場合には、まず病院の設置主体(運営者)別で収入の違いを見るのがおすすめです。

病院の設置主体(運営者)の区分(医療法人・個人以外)

  • 国立
    厚生労働省、国立病院機構、労働者健康福祉機構などが運営する病院
  • 公立
    都道府県・市町村など各自治体が運営する病院
  • 公的
    厚労省が定める公的団体が運営する病院(例:日本赤十字社、済生会など)
  • 社会保険関係法人
    健康保険組合や共済組合およびそれら連合会、厚生年金事業振興団などが運営する病院
  • その他
    公益法人・学校法人・社会福祉法人・医療生協などが運営するもの。および、医療法施行(1948年)以前に設立された企業運営病院

以上の分類による厚生労働省調査(2021年11月公表)の結果、平均年収が高い病院の種類ランキングは次の通りです。

順位 病院の設置主体 平均年収(賞与込)
1位 社会保険関連法人 約598.5万円
2位 公立 約593.5万円
3位 公的団体 約579.4万円
4位 国立 約571.7万円
5位 医療法人 約524.6万円
6位 その他 約510.1万円
7位 個人 約502.8万円

〔出典〕厚生労働省:第23回医療経済実態調査(医療機関等調査) ,2021.

上掲の表に見られるように、何らかの公的性格を持つ団体・機関が運営する病院とそうでない病院(一般的な民間法人や個人運営のもの)との間には、給与面での大きな差があります。

この差を大きくしている要因は、基本的に賞与です。

上記の区分に基づく平均給料(諸手当含む)平均賞与額は、それぞれ以下の通りです。

設置主体 平均給料額(年間) 平均賞与額(年間)
社会保険関連法人 約455.7万円 約142.8万円
公立 約457.6万円 約135.9万円
公的団体 約454.1万円 約125.3万円
国立 約445.2万円 約126.4万円
医療法人 約444.3万円 約80.3万円
その他 約418.5万円 約91.6万円
個人 約438.9万円 約63.8万円

〔出典〕厚生労働省:第23回医療経済実態調査(医療機関等調査) ,2021.

これを見ると、区分「その他」(公益法人・学校法人・社会福祉法人・医療生協などが運営するもの等)を除く各設置主体の薬剤師平均給料額は440~450万円前後と、設置主体間でそれほど平均給料の額に差はないことがわかります。

しかし、大きく異なっているのは賞与の額です。

上掲のランキングにおいて平均年収が高い病院の種類(設置主体)は、いずれも賞与が120万円以上あり、そのなかでも社会保険関連団体の賞与額が突出して高いのです。

もし給料の高い病院を目指すならば、国公立や公的団体・社会保険関連法人運営の病院を目指すのが良いでしょう。

ただし、こうした公的性格を持つ機関が運営する病院は、一部の地方など医療ニーズに対する供給量・人材が足りていない地域に所在するものが含まれます

民間法人が進出しにくいこうした地域には、保険関連法人など社会的なミッションを背負う機関が病院を設立・維持していることがあります。

そうした病院では医療の担い手を確保するために、平均的な都市の相場よりも高い給料や待遇を用意することで人材確保に努めているケースがあるのです。

公的な団体・機関の病院であればどこでも高給料とはいかないケースもあるので、注意しましょう。

1-6. 【男性・女性別】薬剤師年収ランキング

年齢 女性 男性
20~24歳 357万6,900円 349万9,000円
25~29歳 458万6,500円 476万9,000円
30~34歳 511万5,800円 579万7,700円
35~39歳 560万1,300円 653万9,700円
40~44歳 578万2,700円 652万2,800円
45~49歳 601万2,000円 704万9,300円
50~54歳 565万8,600円 682万1,000円
55~59歳 571万4,600円 691万7,400円
60~64歳 553万2,300円 565万3,400円
65~69歳 502万7,000円 467万9,800円
70歳~ 362万3,200円 607万900円
全体平均 524万6,200円 575万1,700円

〔出典〕賃金構造基本統計調査令和元年以前 職種別第2表 | 統計表・グラフ表示
平成30年賃金構造基本統計調査

年齢ごとの平均値なので、多少のばらつきはあるものの、女性と男性に分けて年収を見ると男性薬剤師の方が年収はやや高めです。

薬剤師は女性と男性が7:3の割合で、女性の方が圧倒的に多いにも関わらず、収入面では男性の方が女性を上回っています。

とはいえ、男女共通していることは、薬剤師の年収は就業開始以降経年的に上昇し、40代を目安にピークを迎えます
そして、40代より後になると、今度はやや経年的に下降していくのです。

下記の記事では、40代薬剤師の平均年収について解説しています。

自分が周囲と比べてどのくらい稼いでいるのか、おおよその目安が分かりますので、参考にしてください。

1-7.【都道府県別】薬剤師年収ランキング

最後に都道府県別の薬剤師年収ランキングを見てみましょう。

順位 都道府県名 平均年収
1位 栃木県 624万円
2位 福島県 608万円
3位 三重県 597万円
4位 広島県 591万円
5位 香川県 584万円
6位 兵庫県 581万円
7位 静岡県 578万円
8位 北海道 574万円
9位 島根県 570万円
10位 京都府 569万円
11位 岐阜県 566万円
12位 鹿児島県 565万円
13位 沖縄県 564万円
14位 岩手県 563万円
15位 福岡県 561万円
16位 宮崎県 560万円
17位 滋賀県 559万円
18位 山梨県 556万円
19位 群馬県 552万円
20位 富山県 551万円
21位 神奈川県 550万円
22位 熊本県 549万円
23位 高知県 549万円
24位 大阪府 545万円
25位 佐賀県 544万円

全都道府県の薬剤師平均年収(2019年)は544万円ですので、ここまでが全国平均を上回っているエリアです。

◎全国平均を下回っている都道府県

26位 愛知県 537万円
27位 山形県 528万円
28位 長野県 526万円
29位 奈良県 524万円
30位 新潟県 524万円
31位 千葉県 519万円
32位 茨城県 518万円
33位 東京都 518万円
34位 青森県 517万円
35位 和歌山県 505万円
36位 鳥取県 502万円

◎平均年収500万円未満の都道府県

37位 長崎県 498万円
38位 石川県 497万円
39位 福井県 497万円
40位 埼玉県 495万円
41位 岡山県 485万円
42位 愛媛県 482万円
43位 徳島県 479万円
44位 秋田県 475万円
45位 宮城県 466万円
46位 大分県 423万円
47位 山口県 416万円

データ参考資料:賃金構造基本統計調査

この表からわかることは「都市部より地方のほうが年収が高い」傾向があるということです。

薬剤師は一般的な職業と逆で、東京などの都市部よりも地方の年収が高い傾向にあります。

その理由として、都市部は薬剤師が過剰供給になっているのに対して、地方では薬剤師が不足しているからです。

さらに、エリアごとに傾向は変わります。

例えば、東海エリアや九州エリアでは比較的年収が高いですが、四国エリア、東北エリアは低い傾向です。

隣接している県で年収額の差が大きく開いているエリアもあるため、年収アップを考えた場合、働く場所が大きく影響することがわかります。

もし県境付近に住まいがある場合、あえて隣県の職場に就業したほうが給料アップにつながるということもあります。

転職先の地域選びは柔軟に行いましょう。

1-8.【年代別】薬剤師年収ランキング

以下の口コミは、ある30代薬剤師さんの給与に対する疑問です。

口コミ・評判

K.Y さん(30歳)
勤めている地域によって、年収がこれほどまで変わるとは思いませんでした。私は30代で年収470万円ですが、同世代と比較してどの程度でしょうか?

ここにあるように、また当記事で見たように、薬剤師の待遇は地域差がかなり大きく影響しています。

しかし、実際に「転職して給与の高い地域に勤めよう」という選択ができるかといえば、そうでもありませんよね。

では、今の職場で勤め続けたとして、将来的な収入はどの程度になるのでしょうか?

年代別の薬剤師平均年収を見てみましょう。

薬剤師の年代別(5歳刻み)平均年収は、以下の通りです。

年齢 女性 男性
20~24歳 357万6,900円 349万9,000円
25~29歳 458万6,500円 476万9,000円
30~34歳 511万5,800円 579万7,700円
35~39歳 560万1,300円 653万9,700円
40~44歳 578万2,700円 652万2,800円
45~49歳 601万2,000円 704万9,300円
50~54歳 565万8,600円 682万1,000円
55~59歳 571万4,600円 691万7,400円
60~64歳 553万2,300円 565万3,400円
65~69歳 502万7,000円 467万9,800円
70歳~ 362万3,200円 607万900円
全体平均 524万6,200円 575万1,700円

〔出典〕賃金構造基本統計調査令和元年以前 職種別第2表 | 統計表・グラフ表示
平成30年賃金構造基本統計調査

データからは40代をピークに前後で上昇傾向・下降傾向が分かれていることがわかります。

年代ごとの収入分布について、もっと詳しく見てみましょう。

スクリーンショット 2016-07-09 20.05.15

〔出典〕薬キャリエージェント

薬剤師の中で最も多い層は年収500万~549万円の層です。

年代別で見てみると、20代の約60%は400万円台となっており、まだ経験が浅い時期は大きく差はついていません。

年収の分布の違いは40代の方が400~500万円未満の層で10%ほど少なく、600~700万円未満の層で10%多いだけで、40代と50代の年収の分布の違いはあまりないので、ほとんどの薬剤師が40歳までに年収は頭打ちになります。

たとえば冒頭の口コミにあるような30代で年収470万円だと、同世代の平均より低い年収だと言えるでしょう。

他の職場に転職すると、年収アップが見込めるかもしれません。

2. 薬剤師が年収をアップさせる3つの方法

薬剤師が年収をあげる方法は以下の3つです。

  1. 資格を取得しキャリアアップする
  2. 時給3,000円以上の高額派遣で働く
  3. 転職エージェントを活用し、給与が良い職場へ転職をする

ひとつずつ見ていきましょう。

2-1.資格を取得しキャリアアップする

ひとつ目の年収アップの方法は、資格を取得しキャリアアップすることです。

これは、資格を取得することで役職に就きやすくなり、昇進に伴って年収もアップするためと言えます。

薬剤師のキャリアップに有利になる資格はさまざまありますが、おすすめは認定薬剤師専門薬剤師です。

認定薬剤師 例/がん薬物療法認定薬剤師、プライマリ・ケア認定薬剤師、外来がん治療認定薬剤師、 研修認定薬剤師、救急認定薬剤師等

認定薬剤師制度による一定期間の研修と実技から必要な単位を取得することで最新の知識や技術があると評価され資格として認定されます

専門薬剤師 例/がん専門薬剤師、がん指導薬剤師、感染制御専門薬剤師、HIV感染症専門薬剤師、 医薬品情報専門薬剤師、精神科専門薬剤師等

日本病院薬剤師会をはじめとする各団体から認定を受けた薬剤師であり、取得することで特定の専門分野において、薬物療法などに関する十分な知識と技術を有することが証明されます。

資格取得によって、患者を薬物療法の面からサポートできるようになり、医師や看護師を含む医療チームの一員として必要不可欠な薬剤師として認識されます。

ただし、資格取得のためには研修を受講するなど勉強する必要があり、取得までに一定の時間がかかるので、今すぐに年収アップしたい方には不向きです。

こちらの記事を読めば、緩和薬物療法認定薬剤師薬剤師になるために必要な知識を得ることができます。

2-2. 時給3,000円以上の高額派遣で働く

時給3,000円以上の高額派遣で働くことで、薬剤師の平均年収を超える年収を手にすることができます。

薬剤師の派遣時給の相場は2,500~2,800円程度と言われていて、職場や地域によっては、時給3,500円といった高額派遣もあります。

ここで簡単な年収の計算をしてみましょう。

派遣時給3,000円、フルタイム勤務(1日:8時間、1か月:週5日×4週)で年収を計算してみると

3,000(円)×8(時間)×20(日)×12(ヶ月)=576万円(年収)

となります。

薬剤師(正社員)の平均年収は、「平成30年賃金構造基本統計調査」によると543.5万円なので、正社員の平均年収を超えることになります。

パートや派遣なども含めた薬剤師全体の平均年収も約530万円程度ですから、時給3,000円以上の派遣で働けば年収アップできることは確実と言えるでしょう。

しかし、派遣で働く薬剤師にはデメリットもあるので注意が必要です。

  • キャリアアップが望めない
  • 派遣募集をしている職場は多忙な職場が多い
  • 契約期間が決まっている(長く働けない)
  • 派遣薬剤師に対して風当たりの強い職場もある
  • ボーナス・退職金が出ない

派遣薬剤師は残業がほとんどなく、正社員と比べて休暇も取得しやすいため、子育てと両立したい女性などにはメリットが多いです。

しかし、将来を見据えたキャリアップを目指す場合には避けたほうが良いでしょう。

こちらの記事を読めば、派遣薬剤師について理解が進み、「派遣薬剤師の時給」「高時給派遣薬剤師の探し方」がわかるでしょう。

 

実は、薬剤師が年収アップするために一番おすすめできる方法は、転職エージェントを活用して給料の良い職場に転職をすることです。

補足:転職エージェントとは

    一般的な求人サイトと異なり、求職者一人に対してキャリアコンサルタントが担当し、転職活動をサポートしてくれるサービスです。求人の紹介から、面接対策まで、転職活動を総合的に支援してくれます。

次章では、転職エージェントの活用についてくわしく解説します。

2-3. 転職エージェントを活用し、給料が良い職場へ転職をする

年収アップのための転職を成功させる最大のポイントは転職エージェント(薬剤師転職サイト)を利用することです。

転職エージェントを利用すると、以下のようなメリットがあります。

薬剤師が転職エージェントを利用するメリット

  • 転職活動に必要なサポートを全て無料で受けられる
  • 自分のキャリアを客観的に見つめ直すことができる
  • 表には出ていない非公開求人を探してきてくれる
  • 面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別途プッシュしてくれる
  • 面倒な手続きや調整を代理で行ってくれるので手間が減る

転職エージェントはあなたの悩みや希望をヒアリングして、適切な求人を紹介してくれます。

もちろん、転職そのものに悩んでいる段階でも利用が可能です。

また、「残業の少ない職場がいい」「激務の職場は避けたい」といった悩みにも、丁寧に対応してくれるでしょう。

次の章では、数ある転職エージェントの中から、薬剤師の転職におすすめの会社を厳選して紹介します。

3. 年収アップしたい薬剤師におすすめの転職エージェント・転職サイト3選

年収アップを目指す薬剤師の方におすすめの転職エージェント・転職サイトを3つ選びました。

理想の転職を叶えたいなら、求人数が豊富でかつサポート力(アドバイス、選考対策等)が好評の薬剤師専門の転職エージェント(薬剤師転職サイト)を選ぶことが重要です。

以下は、エージェント利用経験がある薬剤師500名への口コミ調査に基づく、薬剤師転職サイトの満足度ランキングベスト3です。

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また、転職サイトは担当するキャリアアドバイザーの質彼らとの相性が重要です。

いかに評判の高いサービスであっても、転職・キャリアの考え方やちょっとしたコミュニケーションの取り方について、あなたとそりが合わないアドバイザーにあたることもあります。

大切なのは、転職活動の初動段階では複数の転職サイト・転職エージェントに登録を行い、自分に一番フィットするサービスがどれかを実地で確かめることです。

はじめは複数登録して面談をしてみて、一番良いと思ったところを活用することをおすすめします。

面談を受けて、最終的に転職をしないことに決めても全く問題ないので、まずは気軽な気持ちで一歩を踏み出してみましょう。

それでは、各サービスについてひとつずつご紹介します。

(1)薬キャリエージェント|求人数が多く、交渉力が強い転職エージェント

薬キャリエージェント_LP

総合評価

4.3

 全指標で高評価。求人の幅も広く、若手〜ベテランまで全ての層におすすめ

求人の数・質

4.3

質の高い求人が魅力的

サポート力

4.0

キャリア相談から面接対策まで手厚いサポート

『薬キャリエージェント』のおすすめポイント

  • 病院・企業薬剤師の求人も多い
  • 丁寧かつ親身なサポートが提供される
  • 電話・メールのレスポンスが速い

薬キャリエージェント』は、総合満足度No. 1の薬剤師転職サイトです。
※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、薬剤師転職のノウハウサポート力レスポンスの早さには信頼と実績があります。

転職サイトの役割は求職者の希望条件に合った求人の紹介ですが、『薬キャリエージェント』では高品質なサポートを提供していることも強みです。
たとえば、求職者が求人を絞り込みやすいように自宅から職場までのルートも併せて紹介してくれるなど、利用者に寄り添ったワンランク上のサポートが期待できます。

また、スムーズな転職活動に欠かせない、レスポンスの早さも魅力です。

いくら希望条件に合った求人が多くある転職サイトでも、応募や選考準備がなかなか進まないと転職活動は難航してしまいます。

レスポンスが遅く、段取りの悪い担当者に当たってしまうと、至急、応募書類を作成しなければならないなどの帳尻合わせが必要になるかもしれません。
特に在職中に転職活動をする場合、急な履歴書作成や、仕事後の面談などは大きな負担になります。

ストレスや負担の少ない転職活動をしたい場合、サポート力やレスポンス速度に定評のある『薬キャリエージェント』は非常におすすめです。

『薬キャリエージェント』サービス概要

対応している求人の要件(求人検索で絞り込める項目)
対応業種 調剤薬局、病院、調剤薬局・OTC販売、OTC販売、企業、その他
対応雇用形態 正社員、契約社員、派遣、パート
対応地域 全国
対応求人数(公開)
雇用形態別
正社員 12,830件 パート 約3,893件
契約社員 2件 派遣 4,003件
業種別
調剤薬局 15,843件 調剤薬局・OTC販売 2,990件
病院 1,354件 OTC販売 303件
企業 86件
都道府県別
北海道 656件
青森県 189件 岩手県 180件
宮城県 273件 秋田県 86件
山形県 284件 福島県 299件
茨城県 355件 栃木県 1850件
群馬県 368件 埼玉県 810件
千葉県 534件 東京都 2,162件
神奈川県 1,269件    
新潟県 240件 富山県 437件
石川県 285件 福井県 168件
山梨県 182件 長野県 452件
岐阜県 537件 静岡県 967件
愛知県 1,637件 三重県 448件
滋賀県 282件 京都府 864件
大阪府 1,548件 兵庫県 535件
奈良県 241件 和歌山県 152件
鳥取県 87件 島根県 198件
岡山県 391件 広島県 406件
山口県 274件 徳島県 111件
香川県 135件 愛媛県 230件
高知県 84件    
福岡県 828件 佐賀県 127件
長崎県 208件 熊本県 121件
大分県 162件 宮崎県 187件
鹿児島県 145件 沖縄県 260件

〔出典〕薬キャリエージェント求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2024年5月7日時点のものです。

関連記事

(2)ファルマスタッフ|正社員にも非常勤にも強い、初転職でも安心の転職サイト

ファルマスタッフ

総合力

4.1

20年以上にわたる転職支援実績を活かしたサポートに定評がある

求人の量・質

4.3

求人数は4万件以上。調剤薬局と派遣求人に強み

サポート力

4.0

20年以上にわたる転職支援実績も魅力

『ファルマスタッフ』のおすすめポイント

  • 20代~30代積極採用の求人を多数保有
  • 派遣求人が業界最多クラス
  • スキルアップ研修が受けられる

ファルマスタッフは、「はじめての転職で使いたい薬剤師転職サイトNo. 1」の転職サイトです(日本マーケティングリサーチ機構調べ,2021年11月期)

20代~30代向けの求人を多く保有し、はじめて転職する方や若年層からの評判が良い一方で、「薬剤師のハイクラス転職に強い転職サイトNo. 1」も獲得しています(日本マーケティングリサーチ機構調べ,2021年11月期)
22年にわたる転職支援で構築してきた企業との強いパイプがあるからこそ、両極端の実績を上げられていると言えるでしょう。

また、大手調剤薬局チェーンである日本調剤グループの強みを活かし、蓄積された転職・就業ノウハウを惜しみなく伝えてくれます。
登録者や『ファルマスタッフ』経由の派遣就業者向けにさまざまな教育サービスを提供しているため、スキルアップ意識の高い薬剤師の方には利用価値が高いです。

そのほか、「給与交渉を積極的にしてくれる」という口コミも見られます。

これから働く会社と給与や年収の交渉をするのは、悪印象を与えないか不安で難しいものです。
キャリアアドバイザーが積極的に待遇交渉をしてくれる転職サイトを選べば、円満な給料アップを目指せます。

ファルマスタッフ』は、転職に不慣れな方から、キャリアアップを目指す方まで、まさに万人におすすめできる転職サイトです。

『ファルマスタッフ』サービス概要

対応している求人の要件(求人検索で絞り込める項目)
対応業種 調剤薬局、病院、ドラッグストア、企業、その他
対応雇用形態 正社員、派遣、パート、紹介予定派遣
対応地域 全国
対応求人数(公開)
雇用形態別
正社員 約26,000件 パート 約14,000件
派遣・紹介予定派遣 約1,200件
業種別
調剤薬局 約32,000件 ドラッグストア 約5,100件
病院・クリニック 約2,900件 企業 約500件
都道府県別
北海道 約1,200件
青森県 約300件 岩手県 約400件
宮城県 約600件 秋田県 約200件
山形県 約400件 福島県 約500件
茨城県 約1,100件 栃木県 約700件
群馬県 約600件 埼玉県 約2,200件
千葉県 約2,200件 東京都 約5,600件
神奈川県 約4,000件    
新潟県 約800件 富山県 約600件
石川県 約600件 福井県 約300件
山梨県 約300件 長野県 約600件
岐阜県 約800件 静岡県 約1,300件
愛知県 約2,500件 三重県 約700件
滋賀県 約600件 京都府 約1,000件
大阪府 約4,000件 兵庫県 約1,800件
奈良県 約300件 和歌山県 約300件
鳥取県 約140件 島根県 約200件
岡山県 約400件 広島県 約400件
山口県 約300件 徳島県 約140件
香川県 約160件 愛媛県 約300件
高知県 約160件    
福岡県 約800件 佐賀県 約100件
長崎県 約200件 熊本県 約200件
大分県 約200件 宮崎県 約80件
鹿児島県 約140件 沖縄県 約130件

〔出典〕『ファルマスタッフ』求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2023年10月20日時点のものです。

(3)マイナビ薬剤師|地方求人や企業求人にも強い大型転職サイト

マイナビ薬剤師

総合力

4.0

マイナビグループの知名度と営業力を活かしたサポート

求人の量・質

4.2

マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数

サポート力

3.9

全国15拠点でサービスを展開。アフターフォローも充実

『マイナビ薬剤師』のおすすめポイント

  • ドラッグストアや企業をはじめ求人数が圧倒的に多い
  • 薬局の内部事情にも詳しい
  • 全国の主要都市に支店を持っている

※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビ薬剤師は、圧倒的求人数を誇る転職サイトです。

転職業界大手のマイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の多様な求人を保有しています。

病院、調剤薬局、ドラッグストア、企業など、幅広い施設の求人が業界最多クラスです。
特にドラッグストアと企業の求人数は圧倒的と言えるでしょう。

雇用形態別に見ても、正社員の公開求人数No. 1(薬剤師の人材紹介サービス15ブランドにおける調査。2021年3月時点マイナビ薬剤師調べ)だけではなく、パート・アルバイトの求人も非常に多く取り扱っています。

加えて、全国14拠点を基盤に、地方での転職サポートにも定評があります。
地方在住の方はもちろん、パートナーの急な転勤により引っ越し先で転職先を探す必要がある方にとっても、拠点ごとの薬剤師専任アドバイザーがサポートしてくれる点は大きな魅力でしょう。

また、『マイナビ薬剤師』に登録すると、マイナビが運営する『薬読』の会員限定コンテンツも閲覧できます(2023年10月10日時点)
転職ノウハウだけでなく、薬剤師の知識やスキルを高める記事や動画、医薬品の添付文書を検索できるコンテンツなど、隙間時間の読み物として秀逸です。

とにかく多くの求人情報を収集して比較したい方や、大手の安定したサポートを受けながら転職活動を行いたい方には、『マイナビ薬剤師』の登録をおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』サービス概要

対応している求人の要件(求人検索で絞り込める項目)
対応業種 調剤薬局、病院、ドラッグストア、一般企業(管理薬剤師)、企業、その他
対応雇用形態 正社員、契約社員、派遣、パート
対応地域 全国
対応求人数(公開)
雇用形態別
正社員 約46,000件 パート 約21,000件
契約社員 約2,400件 その他 約10件
業種別
調剤薬局 約32,000件 ドラッグストア 約14,000件
病院 約3,200件 企業 約270件
都道府県別
北海道 約2,200件
青森県 約400件 岩手県 約500件
宮城県 約1,000件 秋田県 約300件
山形県 約400件 福島県 約700件
茨城県 約1,100件 栃木県 約800件
群馬県 約700件 埼玉県 約2,200件
千葉県 約2,400件 東京都 約6,300件
神奈川県 約3,300件    
新潟県 約900件 富山県 約600件
石川県 約700件 福井県 約400件
山梨県 約400件 長野県 約600件
岐阜県 約1,000件 静岡県 約1,100件
愛知県 約3,500件 三重県 約800件
滋賀県 約500件 京都府 約1,100件
大阪府 約5,600件 兵庫県 約2,700件
奈良県 約700件 和歌山県 約300件
鳥取県 約180件 島根県 約200件
岡山県 約900件 広島県 約1,500件
山口県 約600件 徳島県 約380件
香川県 約500件 愛媛県 約800件
高知県 約300件    
福岡県 約1,800件 佐賀県 約200件
長崎県 約300件 熊本県 約600件
大分県 約300件 宮崎県 約300件
鹿児島県 約600件 沖縄県 約300件

〔出典〕マイナビ薬剤師求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2023年10月20日時点のものです。

※マイナビのプロモーションを含みます。

 

関連記事:薬剤師500人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキング

4転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

5【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

6. 【FAQ】よくある質問と回答

ここからは、薬剤師の年収についてよくある質問に回答しますので、参考にしてください。

Q1. 薬剤師の平均年収はどれぐらいですか?

薬剤師の平均年収は600万円から1200万円です。年収に幅があるのは、病院の形態などで年収が大きく変わるためです。

Q2. 薬剤師で今よりも年収をアップさせるにはどうしたらいいですか?

薬剤師が今よりも年収をアップさせるポイントは下記の3つです。

  • 1.資格を取得しキャリアアップする
  • 2.時給3,000円以上の高額派遣で働く
  • 3.転職エージェントを活用し、給料が良い職場へ転職をする

Q3. 薬剤師の年収は他の職業に比べて高いですか?

先述の通り薬剤師の平均年収は少なくても600万円です。日本の平均年収が443万円であることを考えると、十分高いと言えるでしょう。

Q4. 今の職場の給料が低かったら転職すべきですか?

薬剤師で、今よりも年収をアップさせたいなら転職を検討しましょう。しかし、年収だけで職場を決めるのは危険です。

薬剤師が働く職場は狭い場所になりやすく、例えば人間関係が悪化してしまうと居づらくなってしまいます。

Q5. 休みが多くて、給料がいい職場にはどんな特徴がありますか?

休みが多くて給料が良い職場を選びたいなら一般診療所(クリニック)か企業の開発・研究職が良いでしょう。反対に、ドラッグストアは土日も営業するため、休みたい人には向いていません。

7.さいごに

この記事では、薬剤師の年収をさまざまな角度からランキング形式でご紹介しました。

薬剤師の年収は、働く職場やエリアによって差が大きく、どこに勤めるかで年収が大きく変わることをご理解いただけたのではないでしょうか。

年収アップのために、資格取得したり、高額派遣で働いたりすることも可能ですが、将来を見据えて確実に年収アップしたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

ぜひ下記の転職エージェントに登録し、相談してみてください。

薬剤師転職サイト おすすめポイント

薬キャリエージェント
1位:薬キャリエージェント
(薬キャリエージェント)

  • 利用者満足度No. 1(※エムスリーキャリア調べ)
  • 丁寧・親身なサポートが大好評
  • 病院・企業との強固なコネクションで力強いアシスト

ファルマスタッフ2位:ファルマスタッフ

  • 豊富な公開求人数を誇る大手サイト
  • 20-30代薬剤師のキャリアアップ転職におすすめ
  • 正社員だけでなくパート・派遣求人も豊富

マイナビ薬剤師3位:マイナビ薬剤師

  • 全国に拠点があり地方にも強
  • ドラッグストア・企業の求人は特に豊富
  • 求人検索システムが超使いやすいのも魅力

まずは、総合満足度が最も高かった『薬キャリエージェント』から試してみるのがおすすめです。

医療機関や製薬企業からの高い信頼を得ているエムスリーキャリア社が運営する人気の転職サイトで、豊富な求人数に加えてキャリアアドバイザーから有用なアドバイスを貰えたと好評です。

 

また、転職活動初動にあたっては複数社の転職サイトに登録し、利用感・キャリアアドバイザーの対応が自分にフィットするかどうかを確かめることをおすすめしています。

上記3サイトはそれぞれ特徴・強みも違うので、可能であれば3社登録し、初回面談と初回の求人紹介を受けてみるまで体験してみると良いでしょう。

あなたの転職活動がうまくいくよう、心から願っています。