50代薬剤師におすすめ転職サイト・エージェント5選|プロが教える成功のための全ポイント

50代で薬剤師転職を考えていても、 「転職を有利に進めるためにどの転職サイトを使えば良いのか」 「50代になった今、転職をして大丈夫なのか」 と言った疑問点が出てくると思います。

結論として、50代の転職は30~40代と比べると不利にはなりますが、専門職である薬剤師は需要が見込まれる売り手市場の職種であり、50代であっても転職することは十分可能です。

しかしスキルや経験の有無によって、難易度が高くなるケースも想定されます。

そこで、転職のプロとして数々の薬剤師転職をサポートしてきた私が、使うべき転職サイトと好待遇求人を勝ち取るために重要なポイントついてお伝えします。

  1. 【50代】薬剤師に特化したおすすめ転職サイト5選
  2. 薬剤師は50代でも転職可能!
  3. 油断は禁物!50代の薬剤師の転職は注意が必要
  4. 【50代薬剤師】転職を成功させるための3つのポイント
  5. 転職サイトを効果的に利用する7ポイント
  6. 【図解】転職サイト利用の流れ
  7. 【FAQ】50代薬剤師の転職でよくある疑問と解答
  8. 薬剤師の転職ノウハウに関連する記事

全て読めば、50代の薬剤師がどのように転職を進めていけばいいか、理解が深まるでしょう。

1.【50代】薬剤師に特化したおすすめ転職サイト5選

50代薬剤師の転職をサポートしてくれる転職サイトとしておすすめなのは以下の5つです。

それでは順に紹介しますので、参考にしてください。

1-1. 薬キャリエージェント|実績豊富で満足度95%(※エムスリーキャリア調べ)

薬キャリ

『薬キャリエージェント』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、(※エムスリーキャリア調べ)調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

1-2. マイナビ薬剤師|親身なサポート体制に高評価

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

※マイナビのプロモーションを含みます。

1-3. ファーマキャリア|好条件求人をオーダーメイドで提案

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

1-4.ファルマスタッフ|調剤薬局と派遣の求人が豊富

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

1-5.リクナビ薬剤師|優秀なアドバイザーが全面サポート

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

関連記事

2. 薬剤師は50代でも転職可能!

結論、薬剤師資格を持っているのであれば、年齢問わず転職は可能です

実際に有効求人倍率を比較すると、薬剤師や看護師などは約1.7倍であり、全体が約0.97倍であることと比較すると、約2倍の数値となっています。

出典:厚生労働省「職業別一般職業紹介状況」

理由としては以下2点です。

それぞれ詳しく説明していきます。

2-1. 資格が求められる薬剤師はそもそも人数が少ない

薬剤師という仕事は、未経験からの新規参入の障壁が非常に高いです。

なぜなら、6年制の薬科大学を卒業したうえで、国家試験に合格しなければならないからです。

CBニュースの調査によると、「薬剤師の採用に困っていない」という薬局は、全体のわずか24%しかありません。

当社で独自に行った薬剤師へのアンケートでは、このような意見も寄せられています。

口コミ・評判

匿名(50歳)
第一志望の会社に転職することができました。
お給料も上がり、人間関係も問題なく快適な職場環境です。
これまでの経験をフルに活かせるので、毎日が充実しています。

出典:アンケート

このように、資格自体に高い価値のある薬剤師は、50代になっても転職に成功する人がいるのです。

2-2. 薬剤師が足りていない職場はまだある

薬剤師が資格を活かして働くことができる場所はとても多い上に、人手不足が続いています。

特に薬剤師の不足が問題となっているのは主に次の3つの業界です。

  • ドラッグストア(出店数に薬剤師の数が追い付いていない)
  • 調剤薬局(登録販売者で代替が利かず、需要が継続して高い)
  • 病院(高齢化により調合が必要な患者が増え、依然として薬剤師が足りていない)

この3つだけで、薬剤師の就職先の77%を占めます。

薬剤師の就職先割合

出典:平成30年(2018年最新)厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」

このように、薬剤師を必要としている業界、現場は数多く存在します。

そのため、50代以上だからといって募集対象から外れることは他業種に比べ少ないです。

ただ、年齢ゆえに採用担当からはあまりよくないイメージを持たれることがあります。

そこで、50代の転職希望者が採用担当にもたれるイメージについて次章から紹介していきます。

3. 油断は禁物!50代の薬剤師の転職は注意が必要

世間一般では「50代からの転職は厳しい」「50代で転職を始めたが、履歴書を数十枚送って通ったのはたった数件」などと言われています。

この2点が50代の転職志望者を採用担当が敬遠する主な理由となっています。

それぞれ紹介していきます。

3-1. 勤続年数の短さ

2020年現在は63歳までが定年として定められており、50代の薬剤師が転職して働くことができるのは長くても13年です。

そのうえ、研修を終えて現場で働くことができる期間が短いため、ドラッグストアなどの企業や病院は、同じ研修・教育を行うのであれば、長く働いてくれるであろう若い薬剤師を取りたがります。

50代の経験豊富な薬剤師となれば人件費も多くかかり、積極的に採用するのは難しいのが現状です。

3-2. 体力的な厳しさ

50代薬剤師は、40代以下の薬剤師に比べて体力的に厳しくなりがちです。

前章で述べた通り、薬剤師はどの現場でも人手不足が深刻化しており、売り手市場であることは確かですが、一方でそれは薬剤師一人あたりに割り当てられる仕事の量が非常に多いとも言えます。

少子高齢化が進む現代ではかかりつけ薬剤師や在宅医療など、薬剤師に求められる役割や仕事が多様化し、今後も業務量が増加傾向となるでしょう。

また、調剤薬局では閉店時間を18時に設定しているところが多いですが、実際に勤務を終えることができるのは19~20時となっており、残業時間が月で30時間を超えるところが多くあります。

このため、体力的に厳しいと感じる人が多いのです。

特にドラッグストアでは、薬剤師の不足のため、休みが思った通りにとれないということもあります。

当社独自でアンケートをお願いしたところ、以下のような回答が寄せられました。

口コミ・評判

匿名(50歳)
新しい勤務先は、採用時の話とは少し違っていて、勤務時間が不規則でした。
薬剤師の数が不足しているようで、ほかの人が有給休暇を取得するとすぐに呼び出しがかかり、新参者は断りにくい状況です。
給料が上がったことには満足していますがが家族との時間が取れないことが多々あり、その点は不満です。

出典:アンケート

このように、長時間労働を余儀なくされる側面があるため、50代の薬剤師はより若い薬剤師と比べて体力面で敬遠される場合があります。

以上の2つの要因により、採用担当によくない印象を与えてしまうのです。

次章からは、これらのネガティブなイメージを払拭して、より有利に転職活動を進めるために重要なポイントを解説していきます。

4. 【50代薬剤師】転職を成功させるための3つのポイント

結論から言ってしまうと、個人で転職活動を行うよりも、転職活動に成功した薬剤師や転職活動のプロにアドバイスを求めるのが一番効率的です。

薬剤師としてだけではなく、転職活動の基本としても重要なポイントです。

4-1. 今までの経験などを振り返る

これまで述べてきた通り、薬剤師の50代からの転職は「専門職ゆえに同年代よりは非常に有利であるが、やはり体力面や勤続可能な年数から見て厳しい」と結論付けることができます。

しかし、体力面などのデメリットを打ち消して余りある「指導薬剤師」「在宅療養支援認定薬剤師」などの認定薬剤師の資格があれば、ほかの転職希望者と独自性で大きく差をつけることができます。

また、資格以外でも、コミュニケーションスキルや勤続経験による危険察知能力など、経験を積んだことによる目に見えないスキルがあります。

自分がどのようなスキルや知識を持っているのか分析し、それを採用担当にアピールできるかどうかが重要です。

4-2. 一人で判断しない

前述した「目に見えないスキル」に関して、自分自身で長所だと思っているところでも、果たして自分固有のスキルなのか、希望先のニーズに合っているかを一人で判断することは非常に困難です。

また、自分自身が長所ではないと思っているところでも、採用側から見ると魅力的である可能性もあります。

そのため、自分一人で判断するのではなく、ドラッグストアや薬局などで実際に働いている人、または現場で求められているスキルを多く知っている人に協力してもらい、自分の希望と能力にマッチした転職先を探すことが望ましいです。

4-3. 不安なところは転職サイトに相談すべき

現場で求められているスキルについての知識や、就業先の雰囲気や志向などの募集要項だけではわからないところについての知識が豊富なのが転職サイトです。

実際に、薬剤師として働いている知人に話を聞くと、知人の職場のことはよくわかりますが、同業種のほかの職場の実態に関しての情報は集まりにくいです。

一方で、転職サイトを利用すると、転職相談・求人紹介を専門に扱っているため、希望に合った求人を見つけやすくなります。

また、以下の記事も参考になるかと思います。

これらの内容を踏まえて、転職活動を有利に進めるために、ぜひ転職サイトを利用してみましょう。

5転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

6【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

スクリーンショット 2016-08-21 17.30.24

Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

7.【FAQ】50代薬剤師の転職でよくある疑問と解答

この章では薬剤師の転職で気になるポイントをFAQ形式で紹介していきます。

以上の3点について回答していきます。

Q1. 年収はどのように変化しますか?

その人のスキルによります。

人事院の平成30年度の所得実態調査によると50代薬剤師の平均月収は45万円前後です。

ボーナスを春夏2か月分が2回と仮定すると、平均年収は700万円ほどでしょう。

他業種では50代の年収の平均は約550万円ほどなので、比較的高い年収が見込めるとは思います。

ただ、同調査によると、病院勤務の薬剤師はほかの勤務先よりも給与が低い傾向にあり、注意が必要です。

出典:人事院「職種別民間給与実態調査」

Q2. 売り手市場はいつまで続きますか?転職は今考えるべきですか?

高齢化による医療関係の需要は継続的に増加するため、全体的に売り手市場となっています

また、この傾向は5~10年は少なくとも続くと思われます。

しかし、その後日本はOECD加盟国の中でもトップクラスに薬剤師・薬学部卒業生が多いため、将来的には薬剤師の数が飽和するともいわれています。

出典:日医総研「医療関連データの国際比較」

薬剤師の数が飽和すれば、有効求人倍率も下がります。

50代は年齢面でも不利になることが考えられるので、もし転職を決意したなら、なるべく早めに転職サイトなどに登録・相談することをおすすめします。

Q3. 各就業先の転職状況はどうなっていますか?

本記事で薬剤師の主な就業先として挙げた3ヶ所の、薬剤師の転職事情は次の通りです。

1. ドラッグストア

ドラッグストア業界は2000年頃から、医薬品のみならず食料品や化粧品などを取り扱うことにより業績を伸ばし続け、出店数もここ10年増え続けています。

ドラッグストアが増えるということは、ドラッグストアで勤務する必要のある薬剤師または登録販売者の数も増え続けるということです。

つまり、業界の成長に薬剤師の数が追いつかず、販売者不足に陥っています。

2. 調剤薬局

調剤薬局ではドラッグストアよりも薬剤師を必要としています。

調剤することは薬剤師法19条により薬剤師、または処方箋を書いた医師自身にのみ許可されています。

したがって、登録販売者を雇用することができず、ドラッグストアよりも薬剤師の需要が高くなっています。

3. 病院

病院でも薬剤師の不足が叫ばれています。

病院では薬剤師が足りず、医師自身が調剤を行うことが多く、医師への負担の増加が問題視されています。

負担軽減策であった「病棟薬剤業務実施加算」も薬剤師の不足が原因で多く届け出されていないのが現状です。

そのため、病院でも薬剤師の需要が非常に高まっており、売り手市場となっている業界の一つと言えるでしょう。

8. 薬剤師の転職ノウハウに関連する記事

薬剤師の転職ノウハウに関連する記事を集めました。

以下の記事も併せてお読みいただくことで、薬剤師の転職に関する知識が深まります。

転職先
ノウハウ・コツ
 業界別年収アップのコツ

9. さいごに

50代の転職は、「年収やこれまでのキャリア」「職場の雰囲気」「勤務先の意向・志向」など、考慮すべき点はたくさんあります。

自分の希望に沿った求人を効率よく探すためにも、以下のような転職サイトを閲覧し、広く求人情報を集めることをお勧めします。

あなたの転職活動の成功を陰ながら応援しております。

あわせて読みたい

薬剤師向けのおすすめ転職エージェントランキング5選|選び方や活用するメリットなども解説

200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職サイトおすすめランキング

【2023年最新版】薬剤師転職サイトおすすめ10選!気になる転職事情や転職成功のコツも徹底解説