「今の病院は仕事がきついし、ストレスも多く疲れた」
「いじめのない、人間関係の良い職場に転職したい!」
看護師業務の緊張感に加えて、女性の多い職場ならではの悩みで孤立していませんか?
人間関係は解決が難しい問題ですが、相手との関わり方を少し変えるだけで上手くやり過ごせたり、いじめの標的にならずに済んだりと改善できます。
この記事では人間関係の悪い職場で悩んだ、看護師からのインタビューと専門家のアドバイスをもとに、心理学的な知見から解決方法を紹介していきます。
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この記事では人間関係の悪い職場で悩んだ、看護師からのインタビューと専門家のアドバイスをもとに、心理学的な知見から解決方法を紹介していきます。
「とりあえず3年我慢したけど、今の職場はストレスが多く耐えられない」
「いろいろ経験できて、今よりも年収が高いクリニックや病院に転職できないかな?」
現在の業務内容や役割に不満があり、転職したいけど早すぎる転職は”仕事できない人”と思われないかとお悩みではないですか。
実際に3年目までに転職する人は38.4%と3人に1人の割合で、多くの看護師が今後のキャリアを真剣に考えるタイミングとなっています。
3年目は一人立ちできる時期ですが、スムーズに転職が決まるとは限りません。そのため、ポイントを抑えた転職活動を進めいく必要があります。
この記事では、看護師3年目の転職活動を成功させるポイントを具体的な事例を踏まえて解説していきます。
最後まで読めば3年目の転職で、直面する課題や疑問が解消でき、転職で失敗しないコツがわかります。
編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての看護師におすすめの相談先です。
左右にスクロールできます。
おすすめ転職サイト | 口コミ満足度 | 公開求人数 | おすすめポイント |
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約5.9万件 |
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約4.6万件 |
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約14.1万件 |
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〔求人数〕2023年1月5日時点
「今の職場をどうしても続けられなさそう」と悩んでいる方は、転職を前向きに考えてみることをおすすめします。
「看護師は3年間続けることで1人前とみなされる」と言われるため、3年以内に転職することへ抵抗を感じるかもしれませんが、3年目で環境を変える看護師は実は意外と多いです。
事実、看護師を含む医療福祉業界に就職した新卒者の38.4%、つまり3人に1人は、就職後3年以内に離職していることが分かっています。(参考:厚生労働省)
もちろんこれは離職者の数なので(結婚で退職した人などを含む)、全員が転職したわけではありませんが、3年目で環境を変えるという選択はそれほど珍しいことではないと言えます。
ただ、転職自体は可能なものの、ハードルはやや高いと言えます。次章では、転職市場において3年目という経歴がどのように影響するのか、具体的に解説していきます。
看護師は3年目でも転職することは出来ますが、以下のような理由から転職難易度はやや高めであると言えます。
まずは3年目という年数が、どのように評価されるのかを正しく把握しておきましょう。
3年目では、後輩にマンツーマンで指導するプリセプターなど、指導側の業務を経験できていません。
そのため、「人材が不足していて、新人を指導できる人材が欲しい」という病院の採用要件から外れてしまいます。
看護師の中途採用は「即戦力かどうか」が何より重視されます。選考に進んだとしても、教える技術がないと判断された場合、採用につながらないでしょう。
プリセプターは3年目以降で担当することが多いので、業務経験不足は3年目転職の一番のネックと言えるでしょう。
他にも、ICUや手術室など高い専門性が求められる職場では、豊富な実務経験が求められるため、経験の浅い3年目の看護師の採用率は低くなります。
そのため、専門性の高い職場でキャリアアップしたいと考えている方は、転職先で必要とされているスキルを確認してから、転職時期を判断しましょう。
3年以内の退職となると、どうしても「すぐ辞める人材」といった印象を持たれやすくなります。
看護師だけに限らず「仕事3年勤めて一人前」と言われることがありますが、やはりこの考え方を持っている看護師や採用担当者は珍しくありません。
そのため、3年未満の職歴しかない=うちの病院も短期離職する可能性があるのでは、といった懸念につながるのです。
採用担当者は「この人はすぐに辞めたりしないだろうか」という点もかなり慎重に見極めています。看護師の採用・教育には非常にお金がかかるからです。
すぐ退職されてしまうと病院にとって多大な損失となってしまうことから、採用に慎重な姿勢を示す病院も少なくありません。
例えば、一般企業を対象にしたものではありますが、採用担当者が選考で一番課題としているのは「早期離職の可能性が高そうな人材でないか」であるという調査もあります。(参考:採用面接の悩みに関するアンケート調査結果)
このように、離職後の転職活動が難航しやすくなることも、3年目の転職は避けた方がいい理由の一つです。
3年目での転職と丸3年働いてからの転職では、転職後の給与に差が出ます。
というのも、チームリーダーを経験したことや、3年間勤務したことから1人前と見なされることが多いため、丸3年働いた後転職すると、次の転職先での給与水準が高くなりやすいからです。
看護師を採用する際、経験年数を賃金処遇に考慮すると答えた医療機関は全体の90%以上でした。
出典:日本看護協会
こちらは2012年とやや古い調査にはなりますが、看護師の採用要件が時代によってガラリと変わることは考えにくいため、現状も経験年数は賃金にかなり影響していると判断して良いでしょう。
少なくとも、経験年数が浅いキャリアでの転職では、年収アップはかなり厳しいはずです。
また、退職金は勤続年数が丸3年ないと支給されない医療機関が多く、3年目の転職では数ヶ月の差で損をしてしまうことになります。
出典:マイナビ看護師
給与が低いために転職を考えている方は、転職先で給与アップしやすい条件を考えて転職時期を慎重に考えましょう。
看護師の最初の転職は、今の職場を続けられそうであるのならば、5年目がベストと言えます。
5年目の看護師はチームリーダーやプリセプターを経験し、後輩の指導もしているため、「看護師として一人前で即戦力となる人材」と評価されるからです。
また、4年以上同じ職場で働いていることで「転職してもすぐには辞めない忍耐力がある」と評価されるでしょう。
看護師としての経験をアピールできるので、転職も成功しやすくなります。
3年目の転職を成功させるには、以下の要点を押さえて転職活動を進めましょう。
転職活動は、まず転職の軸を決めるところから始めます。
転職の軸とは、今回の転職で必ず実現したいことです。ここが曖昧なままだと、気づかないうちに同じような職場に転職する可能性があります。
まずは転職の理由をはっきりと言葉にしてみてください。次の職場を選ぶ判断基準となります。
もちろん結婚などライフステージの変化が理由の場合、この段階は飛ばして構いませんが、現職に対しての不満が理由の場合は、その理由をはっきりさせる必要があります。
このように理由を具体的にすれば、転職先探しの指針がはっきりします。この方の場合は、以下のような軸で仕事を探すと良いでしょう。
転職先探しの指針
次に、「絶対に譲れない点」を1つ決めましょう。複数ある場合は優先順位をつけます。
また、この段階で「これは妥協しても良いと思える点」も考えておくと好ましいです。
実際に転職経験のある看護師さんの声を具体例として紹介します。
なかなか求人が見つからないという事態になると転職期間が長引くので、妥協できる点も考えておくのがスピード転職の秘訣です。
転職理由と譲れない条件がはっきりしたら、その内容に沿って、求人探しを行います。
求人探しの手段は、転職サイトやハローワークなど多岐にわたります。一つの方法に固執してしまうと、好条件の求人を見逃す可能性があるので注意しましょう。
3年目の転職で最もおすすめなのは、看護師専門転職サイトです。
転職サイトには「非公開求人」というものがあります。これは、ハローワークや求人広告サイトでは公開していない珍しい求人のことです。(広く公開すると応募が殺到するような好待遇であることが多い)
このため、条件の良い求人が見つかりやすい傾向にあります。
また転職サイトを活用するにしても、その種類はたくさんあり、それぞれが「独占求人」と呼ばれるさらにレアな求人を扱っています。独占求人は、そのサイトでしか扱っていない求人です。転職サイトと長い取引関係にある病院・施設であることが多く、転職サイト経由で応募した場合、選考にパスしやすい特徴があります。
「求人探し=ハローワーク」と考えがちですが、様々な転職サイトを駆使することで、他の看護師さんが見つけられていない好条件求人に応募できるようになります。
転職サイトについては後述します。
採用担当者は、3年目で転職する方に対して「採用してもまたすぐに辞めないか」ということを最も心配しています。
3年目で辞めたい理由が仕事のきつさや人間関係などネガティブなものである場合は、ポジティブな言葉に変換して伝えましょう。
転職理由の回答例
患者さん一人一人に寄り添った看護をしたいと思っていましたが、それが難しいと感じたからです。
前の病院では、人手不足のため残業時間が毎日3時間以上は当たり前、時には5時間以上になるときもありました。疲労が溜まっていき、日々の業務に十分に取り組めない状態が続いてしまっていました。患者さん一人一人にじっくり向き合い、丁寧な看護をしたいと思い、貴院で働きたいと考えました。
上記では「残業が多すぎる」というネガティブな理由を、「患者さん一人一人に寄り添った看護」という理想の看護像を阻害するものとして伝えています。
このように、理想の看護を行っていくための前向きな転職活動であることをアピールしてみるのも良いでしょう。
3年目になると、1.2年目の転職と比べ仕事の選択肢が広がり、多様な職場から内定を得られるようになりますので、これまでの経験を直接活かせる環境を選ぶことも重要です。
経験のある業務はもちろん、下記のように少し違った職場でも自分のやってきたことが評価・優遇されるケースがあります。
前職は脳外科病棟で働いていました。命に関わる方の対応がすごく重圧で、また人間関係の悩みもあり、転職を考えていました。しかし、3年目ということで、少し転職するのが怖かったです。とりあえず話だけでもと、転職サイトに相談し、紹介してもらったのが回復リハビリテーション病棟。
脳外科の患者さんがいることからその経験を活かして欲しいと言っていただけました。
実際、転職して悩みを解決できたのと、あと2年目までの経験が生きてるなと毎日実感しています。
これに対して、「3年目だけど全く未経験の領域に挑戦したい!」という場合は、少々転職活動期間が長引く可能性があります。その点は理解した上で転職活動のスケジュールを立てておきましょう。
転職先が決まるまで、今の病院は辞めない方が良いです。なぜなら、無給の期間が発生してしまうからです。
看護師の転職活動期間は、だいたい3ヶ月程度かかります。3年目は本章でお伝えした通りやや難易度が高いので、それ以上かかることもあるでしょう。
無給期間が長引くのは精神的に良くありませんし、「早く決めなければ」と焦ってしまい、判断を誤る可能性もあります。「転職前と同じような病院だった」と入職後に後悔してしまっては元も子もありません。
3年目は貯金ができている方も少なく、その中で退職をしてしまうと金銭的に苦しくなり、焦って妥協した転職となってしまいやすいです。
また寮に住んでいる方は、退職すると退去しなければならないため、生活面での苦労が大きくなります。
そのため、できるだけ「転職先を見つけてから退職」の流れが好ましいです。
3年目の転職で大切なポイントについてお話してきましたが、実際に転職活動を始める際は、まずは身近な相談相手を作ることから始めましょう。
詳しくお話していきます。
看護師3年目の方は「どのタイミングで転職していいのか」、「転職するにしても、どこに転職すれば良いのか」などわからないことが多いでしょう。
そのため、看護師の仕事や転職について詳しい人に相談することをおすすめします。
ただ、相談相手は誰でもいいわけではなく、以下のような2つの条件を満たすような人であると良いです。
そもそも転職の相談であるため、人事の方や人材会社に所属しているような転職に詳しい人でないとあまり役に立ちません。
また、転職に関してだけではなく、看護師の転職自体に詳しくなければ、良いアドバイスはもらえないでしょう。
そのため、まずはこの条件を満たす方に2~3人相談してみることをおすすめします。
とはいっても「身近にこんな人いない!」という方向けに、無料で使えるサービスをご紹介します。
看護師向けの「転職サイト」という完全無料で使えるサービスがあり、多くの方がこのサービスを使って転職のプロに相談をしています。
転職サイトに登録すると担当者がつき、転職して良いのか、どこに転職すれば良いのかといった相談に乗ってくれます。
転職サイトは、あなたの悩みを親身に聞きアドバイスをくれることから、多くの看護師が転職を検討する時に使っています。
また、あなたが転職を決めた場合は、あなたの悩みを解消するような転職先を紹介し、全力でサポートしてくれます。
悩みにフィットした転職先を紹介してくれるため、悩んでいる今のあなたにぴったりなサービスです。
転職サイトでは担当者が身近な相談相手になってくれるだけでなく、もし転職を決意したときは以下のようなサポートをしてくれます。
また、以下のような転職活動で面倒なことは全て自分の代わりに無料でやってくれるため、面接以外で病院と直接やりとりすることはほぼありません。
そのため、手間を少しでも減らすためにも転職サイトはおすすめです。
数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。
転職サイト | 求人数|総合満足度 |
---|---|
1位 看護roo! |
55,907件|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) |
135,763件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 マイナビ看護師 |
60,875件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2022年8月更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
看護roo!の詳しい情報は、下記の記事でもご覧になれます。
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を提供しています。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の詳細は、下記の記事も参考にしてみてください。
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。
数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
マイナビ看護師の特徴
加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。
こんな看護師さんにおすすめ
なお、マイナビ看護師の詳細は、下記の記事でも確認できます。またおすすめの転職サイトについて、より詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
この章では、3年目の看護師によくある質問5つに答えていきます。
それぞれ見ていきましょう。
結論から言うと、約384万円です。(e-stat「賃金構造基本統計調査 (2020年公開)」1~4年の給与と賞与額より概算)
参考までに、看護師の年収の口コミサイト「ナースな私のお給料」に投稿された3年目の方の給料の一例を、以下の表で紹介します。
3年目の看護師の年収事情 | ||||
都道府県 | 年齢(歳) | 職場 | 月給(万円) | 年収(万円) |
石川県 | 24 | 市立病院 (一般・療養) |
270,960 | 4,251,520 |
東京都 | 25 | 一般病院 | 323,500 | 4,902,000 |
高知県 | 24 | 一般病院 | 244,959 | 3,439,508 |
東京都 | 24 | 一般病院 | 357,300 | 4,887,600 |
東京都 | 24 | 大学病院 | 310,190 | 3,832,280 |
大阪府 | 24 | 三次救急病院 | 304,723 | 4,616,676 |
上記のように同じ3年目でも開きがあり、職場によっては3年目の平均年収を上回るので、収入アップを重視する方は転職を検討してみると良いでしょう。
以下の3つの要素に注目し、給料の高い求人を探しましょう。
ただし、夜勤手当や賞与の金額は転職先に聞きづらく、なかなか情報を得ることができません。
その際は転職サイトを活用し、求人票には載っていない情報を集めましょう。
看護師も利用できますが、ハローワーク1本での転職はおすすめしません。
なぜなら、ハローワークには質の低い求人が紛れ込んでいることがあり、ブラックな職場に転職してしまう危険があるからです。
ハローワークの利用には以下のようなメリット・デメリットがあるため、自分に向いているかどうか考えてみましょう。
メリット
デメリット
関連記事:看護師の転職でハローワークは使うべき?利用の流れやメリット・デメリットを徹底解説
退職の切り出しがうまくできるか心配な方は、下記のポイントを押さえましょう。
引き留めに合った場合も、自分の意志を強く持ち丁寧に伝えましょう。
転職サイト経由で転職をしていた場合、退職の切り出し方から交渉まであなたに合ったアドバイスをくれるので安心です。
自分が辞めることで、周囲に迷惑がかかってしまうのではないかと感じている方もいるかと思います。
確かに、あなたが退職することで、周囲に負担がかかってしまうことはあるかもしれませんが、それはあくまで一時的なものです。
看護師の退職によって業務に問題が発生しそうならば、病院はただちに採用活動を行ったり、人員配置を工夫したりするなどの行動に移るでしょう。
職場はいつの間にか、滞りなく回るようになるものです。
職場への負担をかけたくないと思うのであれば、「なるべく早めに退職の意向を伝える」「引継ぎ資料を入念に作成する」など、退職の影響をなるべく抑える方向性で考えてみると良いでしょう。
看護師の3年目での転職について話してきましたが、いかがでしたか?
看護師の転職にベストなタイミングは入職後4~5年目以降であり、3年目でも転職先を見つけることは十分可能ですが、キャリアプランによっては早すぎる場合があります。
そのため、今転職すべきかどうか、自分の転職理由と共にもう一度考えてみて判断してください。
「この病院ってもしかしてブラック病院…?」
「転職先がブラック病院だったらどうしよう」
といった不安や悩みをお持ちではないですか。
ブラック病院には特徴があり、9個のチェックリストで今の職場がブラックかどうか判別できます。
また、求人広告、面接、職場見学でポイントを抑え、入職前にブラック病院かどうか判断しましょう。
この記事では、まず1章で今働いている職場がブラック病院なのか見分ける特徴を紹介します。2章からは、ブラック病院を辞めるべき理由と、ブラック病院を避けて転職活動を成功させる方法を解説します。
最後まで読むと、ブラック病院からの脱出し、ホワイトな職場環境を見つけるための一歩を踏み出すことができるでしょう。
編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての看護師におすすめの相談先です。
左右にスクロールできます。
おすすめ転職サイト | 口コミ満足度 | 公開求人数 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
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約5.9万件 |
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約4.6万件 |
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約14.1万件 |
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〔求人数〕2023年1月5日時点
劣悪な職場環境で人材を酷使するブラック病院には次の9個の特徴があります。
あなたの病院はいくつ当てはまったでしょうか。
3つ以上当てはまった方は、ブラック病院に勤務している可能性が高いです。
入職後の労働条件が、求人票や面接で聞いていた条件と異なるのは、ブラック病院の特徴です。
例えば、「残業時間が求人票より多い」「年間休日数が少なかった」というようなケースです。
(出典:看護師お悩み相談室)
うちの病院は残業は月7時間程度。と求人に出ています。
でも実際は月100時間に近いくらいです。
これってひどすぎますよね。監査?でひっかからないんでしょうかね。
(出典:看護師お悩み相談室)
残業代の未払いが当たり前、サービス残業が多いのはブラック病院の特徴です。
一部の勤務先には、残業代が支払われなかったり、先にタイムカードを切るなどしてサービス残業をさせている職場も実際にあります。
特に、勤務時間前後の患者に関する情報収集の時間や、定時内に時間を取ることが難しいという理由で、定時よりも早く出社して仕事をしている場合は要注意です。
勤務先との雇用契約を結んでいる以上、病院などの職場は、定時後はもちろん、定時前に仕事をしていた時間の残業代を支払う義務があります。
年次有給休暇が取得しづらい職場も、ブラック病院の可能性があります。
目安として、有給取得率が20%未満の場合、かなりの確率でブラック病院です。日本看護協会の調査によると、有給取得率が20%未満の正規看護職員は6.5%と非常に少ないです。
(参考:平成 22~27 年度「看護職のワーク・ライフ・バランス(WLB)インデックス調査」データ分析報告書)
また、
など、有給の取得を制限する行為は労働基準法違反となります。もしこれらが当てはまるようであれば、ブラック病院の可能性が高いです。
上司や先輩が明らかに「指導」の範囲を越えて、高圧的に叱責を繰り返したり、嫌がらせを行ったりする場合です。
いじめやパワハラは指導ではありません。人格や容姿を否定したり馬鹿にしたりする発言や、必要以上に威圧的な叱責を繰り返し行うことはパワハラに当たります。
パワハラ事例
私もパワハラ受けて、メンタルやられてしまって、病院変えました。
以前の病院では、「休憩とってる暇があるなら、働いて!」「あなたが休憩とったからインシデントが起きたのよ!」「私の時代は休むなんてあり得なかった。座薬入れてでも来たもんよ!」「太ってるからストレス感じてないよね」等々言われました。私はそれでトイレも休憩室も行けなくなり、失禁も何回もしました。
(出典:看護roo!)
ブラック病院の特徴として、掃除が行き届いておらず、不衛生なことが挙げられます。
衛生管理は患者さんのためはもちろん、そこで働くスタッフの健康を守る上でとても大切な事です。
そのような当たり前の意識が徹底されていない病院は、患者の事も看護師の事も大切にしていない可能性が高いのです。
看護師の入退職が多いこともブラック病院の特徴です。
看護師の平均的な勤続年数は10年前後で、「出産・育児・子どものため」「結婚」などの理由で職場を離れるのが一般的です。
それにもかかわらず、入職して短期間で退職するスタッフが多いということは、何かしら異常なところがあると考えられます。例えば、給料や休暇などの待遇面の不満、パワハラなどの人間関係の不満が溢れている可能性があります。
スタッフの入れ替わりが異常に多いと感じたら、ブラック病院の可能性を疑いましょう。
ブラック病院は、基本的に一人が負担する業務量が多く、激務なケースが多いです。
これもやはり、離職率が高い事による人手不足が原因で、一人当たりの受け持つ業務量が多くなってしまっているのです。
例えば、7対1の看護体制(看護師1名が入院患者7名を受け持つ体制)を取っているのにも関わらず、7名以上の患者の受け持ちを強いられているような場合は要注意です。
入職当初から病棟の雰囲気は良いとは言えないな…という感じではあったのですが、あれよあれよという間に看護師が辞めていき、今では看護師不足のお陰で日勤で15人から20人受け持つことが当たり前になってしまいました。
患者さんお一人にかけられる時間はわずかで、日々業務をこなすだけ。国に提出する勤務表はあたかも7対1がとれているかのように既に退職した看護師や外来の看護師の名前が使われています。
(出典:看護roo!)
勤務時間外に研修や勉強会への参加を強制されたうえ、勤務扱いにならず手当が付かないケースです。
日本看護協会のサイトにも、参加が強制されている研修・勉強会は、時間外勤務として残業代が支払われる必要があると明記されています。
職員に対する研修・教育時間は次の場合に労働時間と見なされ、勤務時間外に行われた場合には時間外勤務として割増賃金の支給が必要です。
- 研修教育の内容が業務そのものか、業務と密接に関連するものである
- 参加が強制されているか、名目上「自由参加」とされていても欠席すると何らかの不利益措置がある
- 職員自身の労働安全衛生に関する教育
必ずしもこれだけでブラック病院とは言い切れませんが、休日に勉強会に強制的に参加させられているのに手当が付かない場合は注意が必要です。
退職したくてもやめさせてもらえないもらえない場合です。
ブラック病院は離職率が高く、人手不足な事が多いため、退職を願い出ても引き止められたり、辞めさせてもらえなかったりするケースがあります。
なかには、引継ぎや後任者が見つからない等の理由をつけて、半年以上やめさせてもらえない職場もあります。
法的には、退職の意志を伝えてから2週間経過すれば退職することは可能です。退職を聞き入れてもらえないのは、ブラック病院の特徴です。
ここまで、ブラック病院の9個の特徴について解説しました。
3つ以上該当する場合は、ブラック病院の恐れがあります。
特に、残業代や有給休暇に関する項目が当てはまった場合、その病院は労働基準法に違反している可能性が高いです。できるだけ早く退職を検討することをおすすめします。
もし、あなたが今勤務されている病院がブラック病院だと分かったら、できるだけ早く退職することをおすすめします。
理由は次の4点です。
ブラック病院で長時間拘束され、嫌な人間関係に悩まされ続けるストレスから精神を病んでしまう人は少なくありません。
心身に支障をきたして、最悪の場合、看護師として働くこともできなくなってしまいます。
ブラック病院の特徴に当てはまっていると感じたら、できるだけ早く退職を検討しましょう。
ブラック病院ではスキルアップが望めません。
というのも、拘束時間が長い傾向があり、プライベートな時間、自己研鑽に充てる時間を確保できないのです。
スキルアップの為の勉強の時間も取れず、看護師としての成長が遅くなってしまう可能性が高いです。
ブラック病院では医療の質を下げてしまう可能性もあるのです。
パワハラ上司との人間関係や拘束時間が長いことによるストレスに加え、一人当たりの業務量も多いため、目の前の看護に集中できないためです。本来であれば、一番気を遣うべき患者さんに集中できなくなってしまいます。
実際に、看護師の45.8%が、「看護職員数が足りない」「看護以外の業務が多い」等の理由で「十分な看護提供ができていない」と感じています。
(参考:メディカルサポネット 『看護師白書2019年度版』)
ブラックな職場環境に慣れてしまうと、自分自身もブラックな体質に染まってしまいます。
自分でも気づかない内に、同僚やスタッフにブラックな方働き方を強いるようになってしまうのです。
自身がブラック病院に加担してしまう前に、退職することを検討しましょう。
ブラック病院なるべく早く辞めたほうが理由は次の4点でした。
そもそも一番大切なのは、ブラック病院に入職しないことです。
そこで次の章では、入職前にブラック病院かどうかを見分ける方法について紹介していきます。
求人票からブラック病院を見分けるには次の4点を確認してみてください。
2つ以上当てはまる求人は、ブラック病院の可能性があります。
求人情報が常に掲載されている病院は、ブラック病院の可能性が高いです。
というのも、ブラック病院は人の入れ替わりが激しいため、とにかく人手を欲しており、常に求人を募集しています。
例えば、「病院名 看護 求人」で検索した際に複数の求人サイトに掲載している病院、ハローワークで常に張り出されている求人は人手不足の可能性大です。
また、「大量募集」や「急募」のフレーズが入っている求人も、人手不足のブラック病院の可能性があるので注意が必要です。
また、求人票の給与や手当などの労働条件についての記載が曖昧な病院も怪しいです。
例えば、賃金が月額20万~30万など幅広めに提示されていたり、手当についての記載が無かったりする求人もあります。そのような求人を見て入職してみたら、求人票の金額は諸々の手当を含んだ金額で、基本給はもっと低かったというようなケースがあります。
労働条件に関して、少しでも曖昧な部分があれば、入職前に必ず確認する必要があります。
ハローにしても、求人を紹介してる媒体にしても、同じ会社なのにそういう条件の記載がバラバラで、統一されていない会社は避けるべき。
都合のいいように就職後変えられる可能性大。
就業規則見せてもらえず、見せてもらっても作成時と現状が違っていたり、ロクなことがありません。
(出典:看護roo!)
ざっくり、月○円〜などと書いてある求人は要注意。
残業代も込です、夜勤手当も込です…あとからあとから色々訂正してくることが多いです。
注意が言ってもどこ吹く風、病院は痛くも痒くもありません。
(出典:看護師お悩み相談室)
求人票の段階で明らかに年間休日が少ない病院は注意するべきです。特に年間休日が109日以下の病院は明らかに少なすぎるため、要注意です。
日本看護協会の調査によると、年間休日数が109日以下の施設は18.4%と非常に少ないです。一方で、55%以上の施設が120日以上の年間休日を定めています。
このように、年間休日数が109日以下の病院は、全体を見ても明らかに少ないため注意が必要です。
(参考:平成 22~27 年度「看護職のワーク・ライフ・バランス(WLB)インデックス調査」データ分析報告書)
求人票に明らかにポジティブな表現が用いられている病院は注意したほうが良いでしょう。
というのも、良い面を妙に押し出してくる病院にはネガティブな面が隠れているケースがあるためです。
他のブラック病院の特徴とあわせて見受けられるようであれば要注意です。
(出典:看護師お悩み相談室)
ブラック病院の判断は、働きやすい等の主観的な意見ではなく、年間休日数などの客観的な指標に基づいて判断するべきです。
面接の際にブラック病院かどうか見分けるためには、次の4点を確認しましょう。
2つ以上当てはまる病院はブラック病院の可能性が高いです。
面接官の態度が威圧的な、圧迫面接を行う病院はブラック病院の可能性があります。
普段から職員を尊重することができていない職場かもしれません。職場見学や先輩訪問で、面接官以外のスタッフも注意深く確認しましょう。
威圧的に面接されて職場に入ったら、次に気に入る人材がきたらすぐに解雇されます。
人をみてやってるし、好き嫌いを毎日の仕事でも態度にかなりだすので、居心地も非常に悪かったです。
ナースも即日解雇あるんだ…って体験して、面接からおかしいところは要注意ですよ。
(出典:看護師お悩み相談室)
こちらから聞いてもいないのに、職場の働きやすさなどポジティブな面を強調してくる場合は怪しいです。
これも求人情報と同様で、甘い言葉の後ろにネガティブな面が隠れている恐れがあります。他の特徴と一緒に見受けられる場合は注意した方が良いでしょう。
口コミなどの第三者からの情報を入念にチェックするようにしましょう。
面接の時に、おいしい話しかされず(毎月の皆勤手当、食事補助などの手当ての話、人間関係が良い、年末のクルーズ食事会など)
何が何でも入職するよう院長と事務長に詰め寄ってこられて、結局お断りしました。たぶん人の入れ替わりが激しい職場なので1人でも多く入れたいのだと思います。
(出典:看護roo!お悩み掲示板)
労働条件について質問をした際に、回答を濁したり、嫌な顔をされる場合も要注意です。
きちんとした施設であれば、労働条件について明瞭な回答を返してくれるはずです。回答を濁される場合は、労働条件についてやましいことを抱えている可能性が高いです。
次のような質問の答えが曖昧な場合は注意が必要です。
ただし採用側からすると、労働条件ばかりを気にする人材は敬遠される可能性があるため注意してください。
面接でその場で即採用され、入職を急かされるような病院は注意が必要です。
その場採用が全てブラック病院というわけではありませんが、入職を急かしてくるような場合は、人手不足で目先の人材を確保しようとしている可能性が高いのです。
面接で即採用された場合は、一旦冷静になってブラック病院の特徴が無いか確認することをおすすめします。
即採なんて、どんなに人の出入りが激しい病院なんだ?と、逆に不安です。
たまたま急に辞めたといっても、即採用となるとどんなに人気がない病院なんだとなります。」
(出典:看護師お悩み相談室)
職場見学では、次の10点に注意しましょう。3つ以上当てはまる場合はブラック病院の可能性が高いです。
感染症の影響で職場見学の機会は少なくなっていますが、面接の時に簡単に案内してもらうなど、1度は働く環境をチェックできると良いでしょう。
次のような特徴の職場は、人手不足で常に忙しく、教育体制も行き届いていない恐れがあります。
整理整頓ができていない、掃除が行き届いていない
院内、ナースステーションの掃除が行き届いていなかったり、カルテなどの書類が整理整頓できていない病院は人手不足の疑いがあります。
看護師さんに笑顔が無かったり、白衣や髪型など身だしなみが崩れている病院も、身なりに気を使う余裕もないブラック病院の可能性があります。
また、高圧的な上司がいるなど、人間関係に難がある病院には次のような特徴があります。
看護師の年齢に偏りがある場合は要注意です。ベテラン看護師は多いのに、若手の看護師がいないような場合、新人の定着率が良くない病院の特徴です。
また、案内してくれる看護師さんの態度が冷たかったり、新人の看護師が萎縮して働いていたりする場合は、高圧的、威圧的な人がいる可能性が高いです。働きやすい職場とは言えないので注意が必要です。
ここまで求人・面接・職場見学で注意すべきブラック病院のチェックポイントを紹介しました。
求人でチェックするのは次の4点です。 2つ以上当てはまる病院は注意が必要です。
面接では次の4点に注意してください。 2つ以上当てはまる場合は注意が必要です。
職場見学では次の10点に注意してください。3つ以上当てはまる場合は注意が必要です。
ブラック病院を回避するには情報収集が大切です。
「口コミをチェックする」「転職サイトを活用する」という二つの手段を取りましょう。
面接や求人広告、職場見学でブラック病院を見分ける事に加えて、「実際に働いていた方の口コミ」「看護師転職のプロのキャリアアドバイザー」を活用することで、ブラック病院を回避できる可能性が高まります。
第三者からリアルな情報収集をすることが、ブラック病院を回避するコツです。
看護師が病院の評判を投稿している口コミサイトを活用して情報を得ることは欠かせません。
例えば、『ナスコミ』や『ナース専科』、『病院転職ラボ』は、実際にその病院で働いた方が「人間関係」や「労働の実態」などのリアルな評価を投稿しているサイトです。
などのリアルな情報は要チェックです。
※口コミの閲覧には、サイトへの登録と口コミの投稿(病院転職ラボの場合は口コミの投稿又は転職サイトへの登録)が必要となります。
また、Google mapで、患者さんからの口コミも確認しておきましょう。看護師さんや医師の雰囲気について書かれている口コミも多いです。極端に悪い評価が付けられている病院は、医療の質、患者さんへの対応が悪い可能性があります。
ブラック病院に就職しない為に、転職サイトを活用することもおすすめできます。
看護師転職のプロであるキャリアアドバイザーが、病院についてしっかりリサーチをした上で、おすすめの求人を紹介してくれます。
求人探し、情報リサーチのツールとして利用すると効率的に転職をすすめることができます。
関連記事:
≫看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング
今回はブラック病院の特徴と見分け方について解説してきました。
ブラック病院に入職してしまうと、スキルアップが遅れしまうだけでなく、精神的に追い詰められて看護師として働けなくなる可能性もあります。
ブラック病院の特徴は次の9点でした。
転職を考える際には、今回紹介したブラック病院の見分け方を参考に、後悔のないキャリアを歩まれることをお祈りしています。
「もう少し給料を上げたい」
「年収の高い病院ってどこかな?」
今よりも多くの給料を得たいと思ったら、副業をはじめたり、違う職場への転職を検討したりしましょう。
転職するにあたって気になるのが、他の病院の給料事情ではないでしょうか。
他施設の給与形態を知る機会はほとんどないため、どのような職場にいけば高収入を得られるかわからないですよね。
そこで本記事では、元看護師の私が、公的データや転職サイトなどの求人検索結果を踏まえて、給料が高い病院の特徴と傾向を解説します。
この記事を参考に職場探しをおこなえば、給料アップに向けて行動できるようになるでしょう。
編集部が実施した看護師723名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての看護師におすすめの相談先です。
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〔求人数〕2023年1月5日時点
この章ではまず、日本看護協会が公表しているデータに基づき、看護師の給料が高い病院の特徴を4つご紹介します。
病院の規模が大きいと、看護師の給料が高いことがわかっています。
病床数 | 月収 (万円) |
目安年収 (万円) |
500~ | 34.6 | 494.7 |
400~499 | 33.5 | 481.5 |
300~399 | 32.9 | 474.3 |
200~299 | 31.7 | 459.9 |
100~199 | 31.3 | 455.1 |
~99 | 30.8 | 449.1 |
規模が大きい病院の多くは、最先端医療や救急医療などの重要な役割を担っているため、病院の収入源である診療報酬も高いです。その分、看護師に求められる知識やスキルは高度ですが、給料にも反映されやすくなっています。
都市部にある病院の多くは、看護師の給料が高いことがわかっています。
以下は勤続10年の看護師の給与データですが、都市部ほぼ給与水準が高いことが分かります。
【勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職を想定)の給料】
給料が高い都道府県名 | 月収(万円) | 目安年収(万円) |
東京都 | 34.9 | 498.3 |
千葉県 | 34.2 | 489.9 |
神奈川県 | 34.0 | 487.5 |
大阪府 | 33.8 | 485.1 |
静岡県 | 33.5 | 481.5 |
このように都道府県によって給料水準が異なるのは、生活水準の差があるからです。都市部にいくほど家賃や物価が高い傾向があるため、看護師の給料も地域ごとの生活水準が反映されています。
看護師の収入は、その病院をどこが運営しているかによっても違います。
以下は、勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職を想定)の平均月収と目安年収を、どこが運営しているかで分けて高い順に並べたものです
設置主体 | 月収 | 目安年収 |
私立学校法人 | 36.1 | 513 |
日本赤十字社 | 35.1 | 501 |
会社 | 34.5 | 494 |
社会保険関係団体
|
34.2 | 490 |
公立 | 33.5 | 482 |
国立 | 33.4 | 480 |
済生会 | 32.6 | 471 |
社会福祉法人 | 32.6 | 471 |
厚生連 | 32.2 | 466 |
医療生協 | 32.2 | 466 |
公益法人 | 32.1 | 465 |
その他医療機関 | 31.5 | 458 |
その他法人 | 31.3 | 455 |
医療法人 | 30.7 | 448 |
※日本看護協会「2020 年 病院看護実態調査 」をもとに試算
30代前半看護師の平均年収は約460万円であり、一見、多くの職場がそれを上回っているように見えます。
しかし、看護師の職場の多くが医療法人運営であり、年収高い順にみると最下位に位置しています。このことから、私立学校法人や社会保険関係団体など、一部のとりわけ高給の職場が、看護師年収の全体平均を引き上げている可能性も考えられます。
こうした給料の違いは、経営母体の大きさや経営状況が関係しており、経営母体が大きい病院ほど給料が安定しているといえます。
労働環境が整っている病院では、看護師の給料も高く設定されている傾向にあります。
下記の中で当てはまる項目が多い病院ほど、労働環境が良いといえるでしょう。
看護師の給料が高い病院を探す際は、こうした労働環境にも注目して病院を選ぶことをおすすめします。
医療スタッフのレベルは、病院経営に直結
一般病院を利用する患者を対象に「病院を選んだ理由」を聞いた調査では「専門性が高い医療を提供している(26.5%)」と同じくらい、「医師や看護師が親切(21.5%)」を理由に病院を選んでいるという結果もあります。(参考:令和2(2020)年受療行動調査(概数)の概況)
意外にも、提供する医療と同程度、スタッフの対応が病院選び影響しているようです。
病院側は労働環境を整えて、給与水準を上げることで、優秀な看護師を集めようとしています。
ここまでは、日本看護協会が公表しているデータをもとに、給料の高い病院を紹介しました。
次章では、実際に募集されている求人情報をもとに、給料の高い病院の特徴をより具体的に解明していきます。
この章では、筆者が実際に看護師の給料が高い病院を求人検索し、見えた傾向をご紹介します。
<検索に利用したサイトと検索条件>
■マイナビ看護師(以下の条件で絞り込み)
・看護師
・病院
・年収500万以上可
■レバウェル看護(旧 看護のお仕事)(以下の条件で絞り込み)
・正社員・パート
・正看護師
・病院
・高給与
(検索日時:2021年11月20日)
上記の検索条件で表示された求人を分類してみると、以下の病院ほど高月収であることが分かりました。
順番に見ていきましょう。
国立・公立病院や公的医療機関では、充実した諸手当や高水準のボーナスが支給されるため看護師の年収が高くなっています。
上記の病院には、以下のような特徴があります。
昇給は緩やかですが、長く働くことでもらえる給料が確実に増えていくので、高収入かつ安定を求める方におすすめの職場です。
都市部にある私立大学病院では、ボーナスの支給額がトップレベルであり、看護師も高年収が狙えます。
都市部の私立大学病院の特徴は、以下の通りです。
一例ですが、順天堂大学付属病院や慶応義塾大学病院では年間ボーナスが6カ月分以上の支給実績がありました。
出典:順天堂大学付属病院
出典:慶応義塾大学病院
ただ、経営状態によって看護師の給料が左右されやすいので、前年度のボーナス支給実績などを参考に病院を選ぶことをおすすめします。
先進医療技術を学びながら、高年収を目指したい方におすすめの職場といえるでしょう。
大手企業グループが運営する病院は経営母体が大きく、看護師の給料も高い傾向にあります。
上記の病院には、以下のような特徴があります。
今回調査したセコムや東急グループなどの大企業経営病院では、月収が30万円以上のところも多く、高めの水準であることが確認できました。
また、東急グループが運営する病院では福利厚生としてパスモが支給が明記されているところもあり、ユニークな特色といえるでしょう。
出典:マイナビ看護師
中規模以上の病院でスキルを磨きながらしっかり稼ぎたい方におすすめの職場です。
二次救急指定病院では緊急性の高い患者が多く、看護師にも高いスキルが求められる分、給料も高い傾向にあります。
二次救急指定病院の特徴は、以下の通りです。
二次救急指定病院が高給な理由は、救急患者や紹介入院の患者が多く、看護師に求められるスキルが高いからです。
実際に、厚生労働省が発表する『病床機能報告』では、救急車で搬送される患者さんの半数以上が二次救急指定病院に搬送され治療を受けているという結果もあります。
求められることが多い分、給与やボーナスに反映されるのがモチベーションになるという看護師は多いです。
高収入を得ながら看護師として成長できる環境で働きたい方にはピッタリの職場でしょう。
循環器・産科・精神科などの専門病院では、専門性の高い医療が提供されており、看護師にも仕事内容に見合った高い給料が支給されます。
上記の病院には、以下のような特徴があります。
また、病院ではありませんが、美容系のクリニックも高収入が期待できます。施設形態にこだわらない方は併せてチェックしてみると良いでしょう。
スペシャリストとしてステップアップしながら、給料が高い職場で働きたい方にはおすすめといえます。
郊外にある療養型病院は、看護師の給料が高く一定の人気があります。
上記の病院には、以下のような特徴があります。
特に近年注目の職場は「回復期リハビリテーションを提供する病院」です。
ここでは、脳血管疾患や骨折などでADLが低下した患者さんに対して、退院後の生活を見据えたリハビリを行っています。
高齢化社会の影響で、回復リハ病棟のニーズは高まっており、実際に療養型医療施設の回復リハ病床の割合は年々増えています。(参考:令和元年度 病院の経営状況)
ニーズが高まる一方で、郊外では都心に比べて医療スタッフが集まりにくいため、給料を高く設定している施設も散見されます。
この傾向は今後も続くと予測できるので、好待遇の職場で働くなら視野に入れてみると良いでしょう。高齢者看護に興味があり、高収入の職場で働きたい方におすすめします。
看護師の給料を上げる現実的かつ具体的な方法は、以下の6通りあります。
それぞれ詳しく説明します。
給料アップの最も現実的な方法は、単発・スポットの仕事をすることです。(※副業になるので、就業規則を確認は必須)
単発・スポットは、主に介護施設などの医療行為を行わない施設に、1日~数日だけ派遣され、看護師として施設スタッフのサポートを行います。
「1日だけ介護施設の夜勤をする」「3日間だけ訪問入浴の介助の仕事をする」といった柔軟な働き方が可能です。給料も高めに設定されており、日給2~3万円の求人も見られます。
さらに2021年4月以降は、新型コロナウイルスワクチン接種に限り、医療施設での単発の仕事も可能になりました。
補足:ワクチン接種に限り医療機関への看護師派遣が可能になった(2021年4月改正省令)
看護師の派遣は原則、介護施設など医療行為を行わない施設でのみ可能ですが、新型コロナウイルスワクチンの接種に限り、医療現場への看護師派遣が解禁となりました。
働く場所はワクチン接種を実施している病院・診療所で、期間は令和4年2月28日までと定められています。(変更の可能性あり)
参考:労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律施行規則の一部を改正する省令の公布・施行について
単発・スポットの求人は、転職サイト・派遣サイトなどを使って探せます。
例えば、看護師転職・派遣支援サービスの『MCナースネット』では、スケジュールが空いている日を選択すると、その日に募集している求人が一覧で表示されます。
「夜勤を増やしたいけど、今の病院ではなかなかできない」という方は、単発の仕事をしてみるのもおすすめです。
現職の給料アップを目指しているなら、普段から上司と良好な関係を築いておくことも重要です。
看護師の給料は、在籍年数の長さが評価基準となりますが、それ以外にも「師長の評価」も関係します。分かりやすく言うと、師長が認めている看護師ほど給料が上がりやすいということです。
看護師の仕事の成果は、売上などで客観的に測れるわけではないので、どうしても「上司の主観的な印象」が大きく影響してきます。
実際に、スタッフのうち何人かをプラス評価(収入アップなど)するという時には、良い印象を持っている部下を推薦するということもあるようです。
そのため、普段から良好な関係を築いておき、高評価を受けやすくするという姿勢も、給料アップには必要と言えるでしょう。
時間はかかりますが、主任・師長などの管理職に就いて給与アップを目指すのも現実的な方法です。
実際にフルタイム勤務の看護師の平均年収が519万2,417 円であったのに対して、中間管理職は648万3,444円と、100万円以上の給与アップを期待できます。(日本看護協会の調査)
看護師の管理職として、具体的には以下の役職があります。
看護師の管理職
端的にいうと、看護師の管理職は「看護の現場のまとめ役」です。複数人のスタッフをまとめ上げるマネジメント力や忍耐力が求められます。
一般的に、管理職の資質があると認めた看護師を看護師長が推薦し、まずは看護主任を目指します。
大病院などの規模が大きく看護師の多い病院だと、競争が激しく管理職に就くのには最低でも10年以上かかりますが、中・小規模の病院であれば、看護師経験10年未満で管理職に就けるケースもめずらしくありません。
ちなみに、筆者が以前勤務していた大学病院では、特別な条件・手続がなくても、10年以上勤めていれば主任看護師として認定を受けていました。(そもそも10年以上勤続する看護師が少なく、自動的に主任に昇格するようになっていました)
時間はかかりますが、着実にステップアップしながら給料を上げる方法と言えます。
基本給が高い他の職場に転職するというのも一つの方法です。
病院の経営母体や規模によって昇給率が異なるため、業務内容は変わらなくても年収が上がることは多々あります。
このまま働き続けても大幅な給与アップが見込めないなら、給与水準が高い他の職場への転職がおすすめです。
病院によってですが、以下のような明確な昇給基準を定めていることもあります。
特に規模の大きな病院ほど、このような基準を明確に定めているケースが多いです。
現職のまま一番早く収入を増やしたいなら、夜勤の回数を増やすのが現実的な方法です。
夜勤手当は、三交代制で4,000~5,000円、二交代制で1万円ほどが相場で、シフトによって深夜割増賃金が加算されるため、夜勤の有無で月3~6万円ほど収入が変わることもあります。
また、夜勤専従という働き方を選ぶことで、サービス残業もなくなり月の給与がアップしたという方もいるようです。
この方のように、働き方を夜勤専従に変えるだけで、簡単に収入アップさせられます。正社員のまま夜勤専従になると、福利厚生やボーナスなどももらえるので、安定して働けるでしょう。
現職で収入を増やす場合、各種手当の申請を見直すことも大切です。
特に看護師の手当の申請見直しで問題になるのが残業代です。
日本医療労働組合連合会が発表した『2019 年秋・退勤時間調査』では、看護師の7割以上が始業前・終業後の残業代を申請できていないことが明らかになっています。
この調査では、残業代を申請していない理由について「請求できない雰囲気がある」「請求出来ると思わなかった」と回答している人が3割以上おり、一人あたりの不払い残業代は少なく見積もっても 1 人当たり月 58,750 円になるようです。
残業管理や申請方法は職場側が整備しなくてはならないものですが、個人でも残業に対する意識を変えていく必要があります。残業以外にも、職場で規定されている諸手当を見直し、申請漏れのないようにしましょう。
ネット上の情報には、認定看護師や認定看護師資格の取得を給料アップの方法として紹介していることも多いですが、これは全くおすすめできません。
費用対効果が悪すぎるからです。
例えば認定看護師の資格取得には、授業料・実習費などを合わせると100万円以上のコストがかかります。その上、専門の教育機関で6ヶ月以上、計615時間の教育課程をクリアしなければなりません。
それが給料に還元されれば問題ありませんが、実際はそうではありません。
専門看護師・認定看護師の資格を取得しても、昇給・手当がつくとは限らず、看護協会の資料によると、「病院の約6割は、認定看護師・専門看護師の資格手当や昇給がない」ようです。
出典:日本看護協会
そして仮に給与に反映されても、月およそ5,000円アップするくらいが相場です。
このことから、給料アップの目的だけで資格取得を検討するのは現実的ではありません。職場を変える方が、手軽かつ現実的と言えるでしょう。
数ある転職サイトのなかから、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下のとおりとなりました。
転職サイト | 求人数|総合満足度 |
---|---|
1位 看護roo! |
55,907件|◎4.3 利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。 |
2位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) |
135,763件|○3.8 総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる |
3位 マイナビ看護師 |
60,875件|◎4.1 求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい |
※求人数2022年8月更新
この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。
『看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の看護師転職サイトです。
登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しています。
看護roo!の特徴
さらに、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるため、希望にぴったりの求人を見つけやすくなるでしょう。
『看護roo!』は、30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスです。
信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートが魅力といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
看護roo!の詳しい情報は、下記の記事でもご覧になれます。
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており、現場のリアルな情報を提供しています。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の特徴
「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえるのもポイントです。
また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアアドバイザーに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的といえます。
こんな看護師さんにおすすめ
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の詳細は、下記の記事も参考にしてみてください。
『マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。
数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。
マイナビ看護師の特徴
加えて、面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれるサービスも提供しています。自分のペースで転職活動を進めるのに最適な転職サイトといえるでしょう。
こんな看護師さんにおすすめ
なお、マイナビ看護師の詳細は、下記の記事でも確認できます。またおすすめの転職サイトについて、より詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
看護師が転職する時は、給料以外で大切にしたいポイントが3つあります。
順番に見ていきましょう。
仕事をする上で人間関係や労働環境は重要なポイントです。
当然ですが、どれほど高収入の職場であっても、人間関係や労働環境が悪いと長く続けるのが難しくなってしまいますよね。
人間関係や労働環境は求人票から知ることはできないので、転職サイトのキャリアアドバイザーに相談したり、「ナスコミ」や「medico(旧:病院転職ラボ)」などの口コミサイトでチェックすることをおすすめします。
また、産休・育休制度の有無や取得率、ママさん看護師の在籍率なども合わせてチェックしておくと、長く働ける病院かどうか判断しやすくなるでしょう。
働くうえで、やりがいがもてるかどうかも重要なポイントです。
仕事にやりがいをもって働ける人ほど、仕事に楽しさを見つけられ長く働き続けられるでしょう。
とくに、2020年以降新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療従事者の労働環境が悪化しており、自治労の調査では鬱を発症する人も増加傾向にあることがわかっています。
こうした過酷な労働環境の中で、モチベーションを保ちながら働くには、やりがいがあったほうが良いのは間違いないでしょう。
看護師として働くなら、キャリアプランも重要です。
看護師として今の環境でキャリアを積むのか、環境を変えて違う分野に挑戦するのか、資格取得に向けて勉強するのかなど、看護師のキャリアは多種多様です。
キャリアを積むことで給料アップができますし、キャリアプランを描くことで仕事へのやる気も湧いてくるでしょう。
具体的なキャリアプランは、日本看護協会が運営する「ナースストリート | 看護職のキャリアと働き方応援サイト」や「看護職のキャリアと働き方支援サイト」を参考にしたり、転職サイトのキャリアアドバイザーに相談するのがおすすめです。
ぜひご参考になさってください。
看護師の給料が高い病院には、以下のような特徴がありました。
また、上記の特徴以外にも、以下の病院は高年収を目指しやすいことも分かりました。
年収アップを目指して転職を考える際は、上記の職場を候補に入れてみましょう。
もし病院という枠組みを超えて「看護師が高年収で働ける職場」を見つけたいという方は、『看護師の給料が高い6つの職場|年収アップを目指す看護師必見』の記事も参考にしてください。
あなたが収入アップできるよう、祈っております。
「クリニックへ転職しようかな」と考えていませんか。
クリニックは国内に10万施設以上あるため、求人を見つけること自体はそう難しくありません。
ですがクリニックは、「夜勤がなく、病院より落ち着いて働ける」「自宅から通いやすい」といった理由から、看護師の転職先として非常に人気なため、入念な事前準備をしておかないと想像以上に転職が上手くいかない可能性があります。
そこでこの記事では、キャリアコンサルタントとして看護師の転職サポートをしてきた私が「クリニックの転職事情」や「登録しておくべきサイト」を紹介していきます。
「保育園看護師の面接では何を聞かれるんだろう」「上手い答え方が知りたい」とお考えですね。
転職活動における面接は、合否を決める重要な場ですが、準備不足で失敗する方は少なくありません。
しかし、想定される質問を把握しておき、それに対する回答をあらかじめ考えておけば、当日緊張しすぎることなく、スムーズに受け答えができます。
本記事では保育園の転職面接の流れや頻出質問と回答例、通過率をあげるためのポイントを以下の流れで解説します。
助産師として就職してみたものの「助産師を辞めたくてしょうがない」「今の仕事が何故かわからないけど辛い」と、思い悩んでいませんか?
実際に転職コンサルタントとして多くの助産師を支援してきましたが「お産の介助がうまくできない」「悲しい経験や多くの問題に直面する」「仕事が激務」など、真剣に悩んでいる方が多いと感じます。
このページでは、転職コンサルタントとして多くの助産師の悩み相談を受けてきた筆者が、「仕事を辞めたい」と思う助産師の皆さんに向けて、本当に助産師を辞めるべきかを判断するヒントをまとめています。
「正看護師でも日勤で働きたい」「給料は下がる?」とお考えですね。
結論から言うと正看護師でも日勤のみシフトは可能です。ただ、病院の求人は夜勤前提のものが多いので、転職の際は病院以外の職場も視野に入れた方が良いでしょう。
その場合、職場によって給与相場が異なるので、思ったよりも給与が低めになることもあり得えます。
そこでこの記事では、日勤のみの正看護師として働く上で知っておくべき職場とお金事情について詳しく解説していきます。
「ICUで働きたいけど、自分に適性はあるのかな」とお考えですね。
結論、以下に該当するほどICU看護師の適性があると言えます。
反対に、以下に該当する方は、ICUというかなり特殊な環境下の仕事は不向きです。
この記事では、ICU看護師の具体的な仕事内容を踏まえながら、上記の適性について詳しく解説していきます。
「オペ室(手術室)看護師が辛い…」
「病棟看護師に移りたい・・・」
と悩んでいる看護師さんは多いかと思います。
オペ室看護師は他の職種に比べて高収入ですが、その分仕事の緊張感やストレスが高い、勉強し続ける必要があるなど、他の診療科とくらべて大変なことも多いです。
そもそも看護師の中でも、向き・不向きがはっきりしてる仕事であるため、「向いてなくて辛い…」と悩む人はたくさんいらっしゃいます。
そこでこのページでは、元看護師で現役人材コンサルタントの経験から、オペ室看護師が辛いと感じる原因やその対処方法について、ご紹介します。
続きを読む
「老人ホームの看護師って給料どのくらい?」とお考えですね。
結論から言うと、老人ホームで働く看護師の給料は、常勤スタッフで31万円です。年収換算するとおよそ456万円となります。
ただこれは全ての施設形態での平均なので、働く場所によって様々です。
そこでこの記事では、老人ホームで働く看護師の給料について、複数の公的調査データをもとに解説します。
「ブランクがあって復職したいけれど、医療現場についていけるか不安。」
「復帰したら長く続けたいけど、家庭と両立しながら働ける職場はある?」
このようにブランクから復職したい気持ちはあっても、医療現場についていけるか・復職後の働き方について不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
実際、この2つを理由にブランクからの復帰を踏みとどまっている看護師が多いのが実情です。
では、どうしたらこれらの不安を解消してスムーズに職場復帰できるのでしょうか。
ブランクのある看護師は、
この2点を押さえておけば、スムーズに復職できます。
今回は、現役看護師の筆者がブランクのある看護師の復職方法についてこの2つのポイントに焦点を当てて解説します。
この記事を読めば、復職に関する不安が解消され、看護師としてのキャリアを再スタートする1歩を踏み出せるでしょう。
「看護師の転職先探しにハローワークは使うべきだろうか」と考えていませんか。
結論からいうと、看護師転職でハローワークの利用はおすすめできません。
ハローワークは多くの求人情報を得られる反面、質の悪い求人も紛れていることがあるからです。
失業保険の手続きでハローワークを訪れた際に、求人を探すことになると思いますが、ハローワークだけでの転職活動はリスクがあるので、できる限り他の求人探しの手段と並行しての利用をおすすめします。
この記事では、転職コンサルタントとして看護師転職をサポートしてきた私が、「ハローワークのメリット・デメリット」や「効率的な求人探しの手段」について解説していきます。
「夜勤はきついって聞くけどそんなに大変なの?」と考えていませんか。
生活リズムが不規則になる夜勤は、体力的な負荷の大きい働き方です。ただその一方で、夜勤手当により、年収が同世代の働く人よりかなり高くなる側面もあります。
夜勤が合うかどうかは、個人の体質による部分も大きいです。朝起きるのが苦手な人にとってはむしろ働きやすい勤務形態のようですが、一方でニキビができたり生理不順になったりと、体の具合を悪化させることもあるようです。
この記事では、実際に夜勤を経験した看護師複数名に話を伺い、夜勤看護師のリアルな働き方をまとめました。
「看護師の平均年収っていくら?」「周りと比べて自分はどうなんだろう」とお考えですね。
結論から言うと、看護師の平均年収は492万円です。
看護師はよく「他職種の同世代と比べて高年収」と言われやすいですが、夜勤・残業手当ありきの激務が前提なこともあり、「正直、仕事と給料が見合ってない」と感じる看護師さんはかなり多いです。
この記事では、公的調査をベースにややこしい看護師のお金事情をどこよりも分かりやすく解説します。周りの看護師は実際どれくらい稼いでいるのか、気になるところを見ていきましょう。
「看護師になりたいけど、最短でなるにはどうしたらいいの?」
「社会人や主婦におすすめの学校が知りたい」
とお悩みですね。
看護師になるためには、法律で定められた看護師養成課程の学校(以下、看護学校)を卒業し、看護師国家試験に合格する必要があります。
看護学校には4つの種類があり、学校によっては最短3年で看護師国家試験の受験資格を得ることができます。
ただ、各学校のカリキュラムによって得られるメリットや適性は異なるため、4つの看護学校を比較したうえで、ご自身に合った学校を選ぶことが大切です。
そこでこの記事では、20歳で看護師資格を得た私が、看護師になるための方法や看護学校に関する知識などについて、以下の流れでご紹介します。
「特別養護老人ホームの看護師はどんな仕事をしているの?」「そもそも特養のことがわからない」とお考えですね。
特別養護老人ホームとは、在宅での生活が困難な高齢者が入居できる公的な介護施設の一つです。
利用者は原則要介護3以上の方で、日常生活のさまざまな場面でケアを必要としています。
介護のイメージが強い方もいるかもしれませんが、利用者が穏やかに過ごすためには看護師の専門的な知識やスキルが欠かせません。
そこで、本記事では、特別養護老人ホームで働く看護師の仕事内容や役割などを以下の流れで解説します。
看護師の中途採用面接を控えつつ、
とお考えですね。
前提として、「前職の悪いところ・不満点」を直接伝えるのは避けてください。理由は以下の2つです。
ただその一方、嘘の退職理由を作り上げるのもNGです。他の回答と矛盾が生じる可能性があるからです。嘘が露呈すれば、不採用に繋がります。
では「転職理由はどう伝えるべきか」の結論を先にお伝えすると、以下の3点を押さえておけば、納得感のある転職理由になります。
伝え方の要点
重要なのは「どんな理由を言うか」ではなく「どのように伝えるか」です。この記事では、元看護師で転職コンサルタントの私が、看護師の転職理由の適切な伝え方を例文と一緒に紹介します。
看護師として転職したいと考える際
と不安になりますよね。
転職先を探すには7つの方法があり、ご自身のスケジュールや転職ペースに合わせて選択し、行動することが大切です。
なお、当サイトが看護師100人を対象に「職場探しはどのようにしておこないましたか?」とアンケートを実施した結果、「転職サイト」が最多でした。
本記事では、看護師の転職方法の解説と、転職活動を進める流れを詳しく紹介しています。
すべて読めば看護師の転職方法について理解が深まり、転職成功率を高められるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
オペ室看護師(手術室看護師・オペ看)は、手術において患者・医師の双方をサポートする仕事です。
例えばテレビドラマでよくある「医師にメスを渡す」のような業務は、オペ室看護師の仕事の一つです。担当業務は他にも「手術器械の準備」や「手術前後の患者のフォロー」など多岐に渡ります。
看護師資格以外に特段必要な資格はありませんが、専門的かつ高度な技術が求められる仕事です。
この記事では、オペ室看護師の仕事内容や役割について、どこよりも分かりやすく網羅的に解説します。