「保育園看護師の面接では何を聞かれるんだろう」「上手い答え方が知りたい」とお考えですね。
転職活動における面接は、合否を決める重要な場ですが、準備不足で失敗する方は少なくありません。
しかし、想定される質問を把握しておき、それに対する回答をあらかじめ考えておけば、当日緊張しすぎることなく、スムーズに受け答えができます。
本記事では保育園の転職面接の流れや頻出質問と回答例、通過率をあげるためのポイントを以下の流れで解説します。
全て読めば、面接で聞かれることを把握でき、自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
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目次
1. 保育園看護師の面接で聞かれる質問と回答例
保育園看護師の面接で、よく聞かれる質問と回答をご紹介します。
- 1-1. なぜ病院ではなく、保育園の看護師になろうと思ったのですか?(保育園看護師になりたい理由)
- 1-2. 数ある保育園の中から弊社施設を選んだ理由を教えてください(志望動機)
- 1-3. 前職を退職した理由を教えてください
- 1-4. 自分の長所と思うところを教えてください(自己PR)
- 1-5. 自分の短所と思うところを教えてください
- 1-6. なにか質問はありますか?(逆質問)
それぞれ見ていきましょう。
1-1. なぜ病院ではなく、保育園の看護師になろうと思ったのですか?(保育園看護師になりたい理由)
保育園看護師になりたい理由について聞かれた際は
- 「小児科経験」
- 「実習でこどもと接した経験」
- 「子育てをした経験」
など自分の経験を織り交ぜた内容を伝えるのがベストです。
条件面については触れず、仕事の魅力について、前向きな言葉で伝えましょう。
なぜなら、「病院は夜勤・残業が多いから」といったネガティブな理由をそのまま伝えると、マイナスな印象を与えてしまうからです。
ちなみに小児科経験のある看護師には「予防接種や保健指導の経験はありますか?」「小児科では、どのようなお子さんと関わってきましたか?」といった業務経験に関する質問もされます。
1-2. 数ある保育園の中から弊社施設を選んだ理由を教えてください(志望動機)
ここでは、保育園の方針や理念について述べることをおすすめします。
他の保育園と比べて、どのような点に心を惹かれているのかを意識して伝えると良いでしょう。
加えて「自分がどのようにして保育園の方針・理念に基づき貢献していくか」を伝えれば、熱意をアピールできます。
1-3. 前職を退職した理由を教えてください
退職理由に関しても、「子どもとより多く関わりたい」「他の仕事に挑戦したくなった」といった前向きな言葉で伝えましょう。
「人間関係が悪かった」「仕事がつらくて辞めた」といった理由は、伝えない方が賢明です。
1-4. 自分の長所と思うところを教えてください(自己PR)
前職の小児科病棟では、子どもの年齢や状態に応じて臨機応変なケアを行っていました。
そのため子どもがケガをした際には、症状に合わせて応急処置を行うことができます。
自己PRでは、まず初めに自分の長所を述べてから、根拠となる経験談を伝えましょう。
また、自分の長所をどのように保育園での業務に活かせるのかを述べます。
新卒の方などで経験がない方は、自分の性格の良いところと、看護実習を通して学んだことを伝えることをおすすめします。
1-5. 自分の短所と思うところを教えてください
私の短所は、物事を一人で考えすぎてしまい、頭でっかちになってしまうことです。
例えば、前職の小児科病棟で働き始めた頃、患者さんとの関わりで悩み、一人で考え、悩みすぎてしまうことがありました。
その時は、周りのスタッフに相談し、解決できたので、それ以降、報告・連絡・相談をこまめに行うことを心がけています。
短所に関しては、長所と一貫性を持たせることが大切です。
なお「優柔不断」「人からの指示がないと行動できない」といった短所は伝えないほうが賢明です。
というのも、保育園看護師は園児の容態を診て、適切な処置をすばやく行う必要があるからです。
短所の結論としては「改善を目指して努力している」ことを忘れずに伝えましょう。
1-6. なにか質問はありますか?(逆質問)
質問例
- 入職までに勉強しておいた方が良いことはありますか?
…「この保育園で働きたい」という意欲をアピールする逆質問 - こちらの保育園で働いている(働いていた)看護師の方の勤務スケジュールを教えていただけますか?
… 実際の働き方を知るための逆質問 - こちらの保育園で働いている職員の平均年齢は何歳くらいですか?
… 職場の雰囲気・年齢層を知るための逆質問
上記の例を参考に、3つ程度逆質問を用意しておくことをおすすめします。
入社を想定して、努力しようとしている姿を示すことは、面接官にも好印象です。
注意点として、「待遇面に関する質問」や「調べたらわかる質問」はしないように気をつけましょう。
補足:働き方に関する質問
子育て中の方などは、以下のような質問をされることもあります。
- お子さんが体調悪くなられた時は、誰かお世話をしてくださる方はいますか?
- お子さんを育てながらお仕事されるのは問題なさそうですか?
上記の質問意図は、「突発的な勤務日変更の可能性などを事前に知っておきたい」です。保育園看護師は園に一人しかいないこともあり、やや具体的に質問されることがあります。
答え方はシンプルで「懸念点があれば正直に伝えておく」のがベストです。採用に不利になるかもと思うあまり「大丈夫です!」と伝えてしまう人もいますが、それで仮に採用されたとして働き方や勤務日の調整に苦労することになってしまいます。
2. 採用担当者が注目している3つのポイント
採用担当者は、以下の3つを重点的に見極めながら、採用の判断を下しています。採用側の判断基準を知っておくだけで選考を有利に進められるので、頭に入れておきましょう。
それでは見ていきましょう。
(1). 子どもたちから好かれそうな人柄か
表情の明るさ・性格の前向きさなど、子どもたちから好かれそうな人柄かが重視されます。
というのも、子どもは看護師・保育士の笑顔や優しさを見て心を落ち着かせたり、癒されたりしているからです。
どんな性格の子でも心を開かせることができるような、おおらかな人柄が好まれるため、なるべく明るい表情・トーンで面接に挑みましょう。
(2). 業務に必要な知識・経験はあるか
業務に必要な知識・経験の有無についても、面接官は注目しています。
保育園で働くにあたり、看護師以外の免許は不要ですが「小児科での勤務経験」「保育・育児の経験」があれば就職に有利です。
実際に、以下のような知識があると良いでしょう。
業務に役立つ知識の例
- 小児科での医療・看護知識
… 0~6歳児がかかりやすい病気に関する知識、健康診断の準備法 - 食事・アレルギー、感染症対策の知識
… アレルギー反応が起きた際の緊急対処法、感染症予防に関する保健知識 - 保育士のサポートに役立つ知識
… 読み聞かせ、ピアノ、工作、裁縫などに関する知識
保育園での看護師業務では、保育士のサポートも行うため、小児医療や感染症対策に関する知識だけでなくピアノや工作などの知識も役に立ちます。
現場の裏話(体験談)を補足
実際に保育園で働いた経験からすると、ピアノ・工作の知識はかなり役立ちます。ですが、知識が豊富な人ほど、その知識を前面に出しすぎない方が良いです(特に働き始めてから)。
というのも、保育士さんには保育士独特の世界があり、何カ所か保育園に行ったことありますが、園によってはかなり人間関係がドロドロです。そのため、悪目立ちすると目を付けられることもあります。あくまで保育の主導権は、保育士さん。保育園看護師は、サポートする立場という意識が大切です。
(3). 円滑なコミュニケーションを取ることができる人か
「はい・いいえ」のみで答えられる質問でも、自分なりに一言付け加えるといったコミュニケーション能力も必要です。
また質問に答える際は、なるべく結論を最初に述べてから具体例に繋げると、内容が分かりやすくなります。
「園と雰囲気があっているか」を見られることもあるため、可能な場合は園見学を行ってみましょう。
3. 志望動機・自己PRの伝え方のポイント
志望動機・自己PRを伝える際は、以下の3ポイントを意識しましょう。
それぞれ、解説していきます。
3-1. 看護師のキャリアを強みにアピールする
看護師としての経験をもとに、自分の強みをアピールすることが大切です。
保育園看護師の場合、病棟での経験談と、そこで得た知識について話すと良いでしょう。
実際に以下のようなインタビューに答えている看護師の方がいらっしゃいます。
匿名 さん(総合病院→保育園)
感染症対策や予防接種などに関して、保護者さん向けの掲示物の作成や情報発信、先生方向けに講習会の実施など、看護師として培った知識やスキルを活かせる業務は多いです。
出典:ルミナス保育園
3-2. 実務に直結するスキルは積極的に伝える
保育園看護師の仕事で活かせるスキルは、面接で積極的に伝えましょう。
特に、小児医療や感染症対策の知識は業務に直結するため、これらを強調することがおすすめです。
また幅広い医療・看護知識を使い、日々起こったことに対して柔軟性を持って的確に対応するスキルも重要視されます。
具体的に言うと、
- 発達段階を踏まえた関わり
- 小児の発達理論を考慮したうえでの関わり
などです。
小児の発達は、発達心理学のなかでさまざまな視点から論じられています。特に、下記の理論については1度押さえておくと良いでしょう。
発達理論
- エリクソン「心理社会的発達理論」
人生を8つの発達段階に分け、それぞれ「心理社会的危機」が存在し、人間はその心理社会的危機を乗り越えることで力を身につけることができるとされる。 - ピアジェ「認知発達段階論」
0歳から成人までの認知発達を4つの発達段階に分け、子どもが心身をどのように発達させていくのかを示している。 - フロイト「心理性的発達理論」
0歳から青年期までの心理発達を心のエネルギーであるリビドー(性的衝動)を用いて説明している。心が成長する過程で、リビドーは形を変えて成熟すると考えられている。
3-3. 条件面よりも意欲を前面に出す
面接では条件面よりも「この園で働きたい」という意欲を前面に出すことを推奨します。
志望動機に関しては「家が近いから」「休みが多いから」ではなく、園の方針・理念に貢献したいと伝えると良いでしょう。
また転職後はできる限り長く働きたいという意思を示すことで、採用に近づける可能性が高まります。
補足:事前準備は入念に行う
保育園面接を受ける前に、園の情報をホームページなどを通して確認しておき、園の方針・園児たちの過ごし方を把握しておくと、面接で話を進めやすくなります。
面接の前に準備すること
- 園のホームページを見て、求人情報を印刷する
- 園/担当者の連絡先を控える
- 面接会場への行き方・所要時間を確認する
- 履歴書・職務経歴書が必要な場合は作成し、ファイルに入れておく
- メモを取るために、筆記用具を準備しておく
面接が不安なら転職サイトに相談するのもおすすめ
面接が不安な方は、『看護roo!』や『マイナビ看護師』などの転職サイトを利用することで、担当者からサポートを受けることができます。
また、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職サイトを紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
4.保育園看護師の仕事内容を面接前におさらい
保育園で看護師として働くと、具体的にどのような業務をすることになるのでしょうか?
大きく分けて、以下の3つとなります。
それぞれ簡潔に紹介します。
(1). 子どもの健康管理と保育指導
保育園看護師の業務の大部分を占めるのは、子どもの健康管理と保育指導です。
保育園には多くの子どもが通ってくるため、保育園勤務の看護師として、それぞれの園児に合わせた体調管理を行う必要があります。
例えば、
- アレルギーを持っている
- 体調を崩しやすい
- 気持ちが不安定になりやすい
- 持病がある
のように、子どもの体質・気質は様々です。
このため、保育士の先生と協力をして園児たち一人ひとりに合ったケアをするのが、保育園の看護師の仕事になります。
(2). 職員の健康維持を目的とした保健指導
子どもの健康だけでなく、職員の健康維持を目的とした保健指導も重要な仕事のひとつです。
先生方も同じ人間ですので、時に体調がすぐれないときもあるでしょう。
保育園勤務の看護師はそうした時にも対応をし、先生達がいきいきと子どもの指導ができるようにフォローをするのです。
職員の健康状態をしっかりと見極め、適切な保健指導をするため、日々、様々な変化を気にし続けることが求められます。
(3). 保護者や家庭への健康指導
保護者や家庭向けに、園児が帰宅した後の過ごし方や、予防接種の情報提供などの健康指導をすることも大切な仕事です。
園児の年齢に応じて、予防接種についての情報提供をおこなったり、感染症や流行っている病気、日々の衛生などについての指導をしたりします。
仕事をしている保護者は忙しいことが多いため、保育士の先生と連携して、どうしたら伝わるかを考え工夫しながら、家庭での健康指導につとめます。
保育園看護師の仕事内容をもっと詳しく知りたい方は、『保育園看護師ってどんな仕事?保育園での業務内容や役割を徹底解説』の記事を参考にしてください。
5. 保育園看護師の転職でよくある質問
ここでは、保育園の看護師に関するよくある質問をご紹介します。
- Q1. 保育園の看護師の設置基準はどのようなものなのでしょう?
- Q2. 保育園で看護師として働くうえで、必要な資格やスキルはありますか?
- Q3. 准看護師でも保育園で働くことはできますか?
- Q4. 保育園の看護師の1日のスケジュールを教えてください
- Q5.保育園看護師に転職するメリット・デメリットがあれば知りたい
早速、ご紹介します。
Q1. 保育園の看護師の設置基準はどのようなものなのでしょう?
厚生労働省の定めより、私立保育園では看護師の常駐が義務付けられ、公立保育園では看護師の配置が推奨されています。
公立保育園は自治体の努力により、非常勤の勤務形態を含み、看護師を設置する園が増えていますが、予算の都合上で全ての保育園に看護師が配置されているわけではありません。
また、保育園では慢性的に「保育士不足」を起こしている園が少なくないため、看護師も保育士と同様に必要人数にカウントされることが認められています。
Q2. 保育園で看護師として働くうえで、必要な資格やスキルはありますか?
保育園に勤務する看護師として働く上で必要な資格は、看護師資格のみとなります。
必要なスキルとしては、小児科をはじめとした幅広い医療・看護知識と的確な判断を下せる能力、柔軟な対応力と言えるでしょう。
保育園では日々さまざまなことが起きることはもちろん、大人が想像もできないような突飛な出来事も起こりえます。
このため、想定の範囲外のことが起きても取り乱すことなく、冷静かつ柔軟に対応できる人材が求められます。
加えて、通常の病院とは異なり、1日中小さな子どもと接するため、「子どもが好きである」というのは重要なポイントのひとつでしょう。
Q3. 准看護師でも保育園で働くことはできますか?
准看護師でも、正看護師同様に保育園に勤務することが出来ます。
ただし、正看護師と准看護師のどちらを求めるかは、保育園の募集要項によって異なりますが、保育園の多くは正看護師の有資格者を求めています。
准看護師の資格保有者の方は、求人の概要欄に「准看護師でも可」などの表記があることを確認し、応募することがお勧めです。
どうしても応募したいということであれば、熱意あるアプローチをすることで、保育園側の採用条件が変わることがあるため、チャレンジしても良いでしょう。
Q4. 保育園の看護師の1日のスケジュールを教えてください
保育園看護師の主な1日のスケジュールは、下記のとおりです。
8:30 | 出勤 ミーティング |
出勤後ミーティングをして、園児や職員の体調管理、服薬の情報共有を行います。 |
9:30 | バイタルチェック | 主に乳幼児のバイタルチェックを行います。 (園によって、バイタルサインチェックは違い、看護師が視診のみで終わる場合や、必ず検温する保育園もある) 保護者からの連絡帳にも目を通します。 |
10:00 | 保育業務の補助 | 必要に応じて、おむつ交換や授乳などの保育業務をサポートします。 |
11:15 | 手洗指導 | 手洗いうがいなどを指導します。 夏場はプールの着替えなどにも付き添い、指導を通じて感染症予防に努めます。 |
11:30 | 昼食 | 昼食時に服薬が必要な園児に与薬を行います。 園児が昼寝時間に昼食を取って、休憩を済ませます。 |
13:30 | 庶務・事務作業 | 救急箱の中身のチェックや、健康だよりや記録書類等の作成業務をします。 |
17:30 | 退勤 | 保護者のお迎え等が終了したら、翌日の準備をして業務終了となります。 |
ちなみに保育園の与薬に関しては、ミスがないように様々な規定があります。
与薬できる薬 | 医師の指示に基づいた薬だけ |
医師の指示 | 与薬依頼表(保護者が記載する)を園に提出 |
与薬依頼表の内容 | 指示した医師の氏名、薬の種類、内服方法等を具体的に |
保育園で薬を預かった場合 | 安全に管理を徹底する…施錠のできるところに保管するなど。 与える時、複数の保育士等で…与える本人および量、時間、方法等の確認。 特に座薬は慎重に…かかりつけ医の具体的な指示に基づいて |
Q5.保育園看護師に転職するメリット・デメリットがあれば知りたい
実際に保育園で看護師と働くことのメリット・デメリットは下記の表の通りです。
メリット | デメリット |
早速ご説明します。
メリット1. 休みがカレンダー通りである
看護師でありながら、休みがカレンダー通りであることは、大きなメリットと言えるでしょう。
保育園で看護師として勤務すれば、保育園の暦に合わせての業務になります。
そのため、カレンダー通りにお休みを取得することが出来ます。
ただし、土曜日出勤やイベント行事(夏祭り、クリスマス会など)の参加はあり、その際はカレンダー通りにならないこともあります。
メリット2. 出勤が規則的で夜勤がない
看護師の仕事でありながら、出勤が規則的で夜勤がないことは、大きなメリットのひとつです。
保育園の看護師は、基本的に泊まり勤務はないため、夜勤がありません。
通常の病院勤務のように、時間が不規則になったりすることも少なく、働きやすい環境であると言えます。
メリット3. 子どもに癒される
仕事をしながら子どもに癒されることは、保育園看護師が味わえる大きなメリットです。
多くの子どもたちに囲まれながら勤務することで、子どもの無邪気な笑顔に癒される人も多いでしょう。
もしあなたが子ども好きなのであれば、保育園の看護師になるのは、かなりおすすめです。
メリット4. 看護経験を生かすことができる
看護師としての経験を、保育園での指導に活かすことができます。
小児医療の知識を中心に、急に具合の悪くなった子どもへの対応や、けがをした子どもの応急処置、状況に応じた治療、必要であれば保護者への指導も主な仕事です。
これは、保育士さんにはなかなかできないことであり、看護師としての知識を活用することで、職員だけでなく保護者からの信頼を得ることもあるでしょう。
保育園の先生にアドバイスをすることも出来るため、保育園内の唯一の存在として、充実した毎日を送れるようになるのもメリットの一つです。
デメリット1.病院勤務などの看護師と比べて給料が安い
保育園の看護師として働くと、通常の病院勤務の看護師に比べて給与が安くなってしまいます。
具体的には、私立保育所に勤める常勤看護師の平均年収額は約408万円です。看護師全体の平均年収が約482万円なので、80万円ほど低い水準です。
これは、保育園看護師に夜勤や休日出勤がないためであり、やむを得ないと言えるでしょう。
その分精神的、肉体的な負担も少ないですが、総じて給与が低くなってしまうことは避けられません。
関連記事
≫保育園看護師の給料はどのくらい?病院看護師との違いなども解説
デメリット2.園内に看護師が1人しかいない場合がある
保育園の規模によって異なりますが、園内に看護師が1人しかいない場合があります。(小規模の施設は1人であることも多い)
看護師が1人しかいない場合、園内で起こる病気やけがなどの全てを1人で担当しなければなりません。
その分やりがいのある仕事ではありますが、同時に責任も大きくなりやすいです。
デメリット3. 保護者との関わりに悩むことがある
保育園の看護師として仕事をしていると、保護者との関わりに悩むことがあります。
園児の親御さんはご自分の大切なお子様を預けている手前、小さなことにかなりナイーブになることも少なくありません。
職員側は「大したこと無い」と思っていたことが、いつの間にか大きな問題に発展することもあるのです。
ただし、あなたが献身的に仕事を務め、保護者の方から信頼を得ることが出来れば、大きなやりがいを感じることができるでしょう。
さいごに
いかがでしたか。
保育園で働く看護師の面接で聞かれることとその回答例、面接を受ける際のポイントについて解説してきました。
頻出の質問はある程度決まっているため、面接当日は準備しておいた回答をなるべく明るいトーンで伝えることが大切です。
あなたの面接が上手くいくことを心から祈っています。
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