職務経歴書で完璧な転職の志望動機を考える3ステップ

職務経歴書 志望動機

転職活動を始めるため職務経歴書を書こうとして、「志望動機」の書き方に悩んでいませんか?

志望動機は、企業に対するあなたの熱意を伝える大切な項目ですが、「職務経歴書の志望動機って書く必要あるの…?」「1社ごとに志望動機を書くのは大変…」と悩んでいる人はとても多いのです。

このページでは、転職コンサルタントとして多くの転職者を成功に導いてきた知見と経験をもとに、「合格する」志望動機のコツとノウハウをご紹介します。

  1. 職務経歴書に志望動機が必要な3つの理由
  2. 志望動機の書き方3ステップ
  3. 熱意が伝わる志望動機のポイント3点
  4. こんな志望動機はNGな5選

このページを読めば、あなたの職務履歴書はグッと良くなり、転職成功への道が開けるでしょう。

1. 職務経歴書に志望動機が必要な3つの理由

「履歴書には志望動機を書く欄がありますが、職務経歴書にも志望動機を書く必要があるのでしょうか?」

上記は、私が転職コンサルタントとして数々の職務経歴書対策を支援する中で、応募者から何百回と聞かれる質問です。その度に私は、「はい、もちろんです。」と力強く答えています。

まずは、職務経歴書に志望動機が必要な理由を理解することで、「2. 志望動機の書き方3ステップ」で書いてあることの理解が深まるでしょう。

理由1. 採用担当者に興味を持ってもらうため

「履歴書は見ない。基本的に職務経歴書で判断している。」

ネットの記事で見る事も少なく、皆さん驚くかもしれませんが、私がお会いする多くの採用担当者は上記のように発言します。つまり、定型フォーマットの履歴書は人事の保管材料として使っており、書類選考は職務経歴書でジャッジされているのです。

これが、皆さんの熱意を企業に伝える志望動機を職務経歴書に記入すべき理由です。

理由2. 転職コンサルタントに、有利な推薦文を書いてもらうため

多くの採用担当者と同様に、多くの転職コンサルタントも「一人ひとりの転職者にじっくり時間をかける事が難しい」事を知っておきましょう。

転職コンサルタントが推薦文を書く際に参考にするのが、あなたの職務経歴書です。志望動機をしっかPRする事で有利な推薦文を書く事ができ、推薦通過率がグッと高まりますよ。

理由3. 転職面接をスムーズに進めるため

志望動機の必要性は、書類選考だけに留まりません。転職面接の場面でも重要です。

上記の通り、採用担当者は慌ただしい業務の中で、職務経歴書にザッと目を通し、面接に臨みます。面接場面で必ず聞かれる志望動機ですが、面接で聞いて欲しい点を職務経歴書に盛り込む事で、面接を有利に進める事ができるのです。

2. 志望動機の書き方3ステップ

熱意が伝わる志望動機とは何か、ということを本質的に考えていくと下記の3ステップに分解されます。

実際に、私の今までの転職志願者の方へのアドバイス経験からも、「当社を応募する熱意が伝わった!」と人事担当に好評でしたので、ぜひ実践してみてください。

流れ  志望動機例 : 営業
 Step1. 応募企業に惹かれている理由 大学時代に環境学を専攻しており、当時から貴社の環境ビジネスには魅力を感じておりました。
 Step2. 事業・ポジションに惹かれている理由 法人向け営業職として5年間勤務してきましたが、よりグローバルな環境で頑張りたいと考えておりましたところ、今回、貴社の海外営業求人を拝見しまして、「自分もこんな環境で挑戦してみたい」と転職を決意致しました。
 Step3. 応募企業・事業・ポジションに貢献できる根拠 法人営業職では、主に既存顧客へのソリューション営業で高い成果を出しており、今回のポジションで貢献できると考えております。海外営業の職務は未経験ですが、必要とされるであろう情報収集力、海外を飛び回るフットワークの軽さ、タフな交渉力、自分の頭で考える思考力は持ちあわせていると自負しております。

Step1. 応募企業に惹かれている理由

まず初めに、応募企業に惹かれている理由を簡単に書きましょう。

「企業に興味がある」と表現しても似たような企業理念の企業は多く存在します。同業界の中で「なぜその企業を志望したのか?」あなた自身の人生経験に紐付いて書く事がお薦めします。採用担当者との距離をグッと近づける事ができますよ。

Step2. 事業・ポジションに惹かれている理由

次に、事業・ポジションに惹かれている理由を整理して書きます。

ここでは「現在の仕事では満たされない、あなたのやりたい仕事」がある事を書きましょう。その内容が志望理由に繋がりますし、転職する覚悟を採用担当者に伝える事もできます。

Step3. 応募企業・事業・ポジションに貢献できる根拠

最後に、応募企業・事業・ポジションに貢献できる根拠をPRします。

ここでは「現在の仕事で身に付けた、あなたの強み」が活きる事をPRしましょう。もし、経験していない仕事内容だったとしても、必要とされる強みを持ち合わせている事をしっかり書いて下さいね。

自分のやりたい仕事や自身の強いが言語化できていない人は「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」のページに、より詳しい自己分析のやり方をまとめています。ぜひ参考にしてください。

3. 熱意が伝わる志望動機のポイント3点

志望動機はあなたの熱意を伝える大切な項目ですが、「ラブレター」と同様で、熱意を文字で伝える事はとても難易度が高いものです。

この章では、熱意が伝わる志望動機を書く上で必要なポイントを、3つに分けてお伝えします。

3-1. 会社に貢献できる強みは自信を持ってアピール

「自分には誇れる強みがありません」と言う転職者は、とても多いものです。しかし、ここで謙遜はご法度です。

企業は万能なスーパーマンのみを求めている訳ではありません。「志望する会社/職種で貢献できる事」を今までの経験を元にして具体的に書きましょう。「私が経験してきた○○が、貴社の○○の面に貢献できます。」と、自信を持って書いて下さいね。

【Good例】

・法人営業職では既存顧客へのソリューション営業に携わっており、企画力と折衝力を培いました。貴社でも、新しい企画に粘り強く挑戦する事ができると考えております。

3-2. 携わりたいポジションを明確に伝える

アタリマエと思われるでしょうが、意外にも出来ていない人が多いのです。

その典型例は、創業理念や社長に惹かれ入社したいと考えられる「企業への志望度が強すぎる」方。「社長にしか興味が無い人が多すぎる…」とウンザリする人事を何人も見てきました。

特に中途採用では、企業への熱意だけでなく、携わりたい職務やポジションをしっかりと伝える必要がありますよ。

【Bad例】

・社長が出版される本を何冊も読み、創業理念に強く惹かれ応募致しました。どのポジションに配属されても活躍できるように努力致します。

3-3. 文字数は200~300文字程度に

人間が一読して理解できる文章量は、200~300文字程度と言われています。

「長すぎるラブレターは逆効果」、これは恋愛でもビジネスでも一緒です。熱意を伝えたい内容がたくさんあったとしても、おおよそ5~6行程度、200~300文字程度に収めましょう。まずは人事が「もう少し読みたい」と思って貰えれば、書類選考は通過したも同然ですよ。

4. こんな志望動機はNGな5選

「いい志望動機」のコツがある一方で、「NGな志望動機」も存在します。

企業の採用担当者にヒアリングしたところ、業種・職種を問わず「不採用となるNG回答」があるようです。ぜひ、ご自身の志望動機を見つめ直す参考にしてくださいね。

4-1. 待遇面や残業時間が最優先…

「結婚を機に働きぶりを変えようと思います。休みがしっかり取れそうな御社を志望致しました」

ライフステージの変化とともに、働きぶりを変えるのは大事な事です。また、給与や残業が理由で転職活動を行っているのは皆さんの本音かもしれません。

が、あまりにも志望理由として前面に出す事は避け、事業や仕事内容に共感していると伝えた方がベターです。どうしても譲れない条件は、実際の面接場面で人事に直接聞くと良いと思いますよ。

4-2. 地元で働きたい気持ちが全て…

「生まれも育ちも〇〇県です。〇〇県に貢献したいと思い、御社を志望致しました。」

「地元愛」を志望動機でPRする転職者は多くいます。が、企業の地理的な場所を志望理由に挙げるのはNGと言えるでしょう。

待遇面と同じく「働く場所」は転職者にとって重要ですが、採用担当者から見ると「自社で働きたい理由」にはなりません。その企業を志望した理由をしっかり伝え、地元愛は参考程度に付け加えるのが良いと思いますよ。

4-3. 経験を積みたい・キャリアアップしたい…

「将来のキャリアアップを見越して、御社の〇〇職を希望致しました。」

これも、意外と多いキャリアアップをアピールして失敗する「意識高い系」パターン。キャリアアップを考える事はとても大事ですが、採用担当者が第一に判断する軸は「入社後、自社で活躍してくれるか」の一点です。

「会社は勉強をしに行くところではない」ことを肝に銘じ、将来のキャリアアップは参考程度に留めておきましょう。

4-4. 志望理由があいまい…

「御社の理念を見て感動しました。人の役に立つ仕事がしたいと考えています。」

自己分析が十分に出来ていない典型パターン。何社も面接を繰り返している転職者に多いケースです。

漠然とした志望理由に留まらず、事前に企業研究をして、志望理由を説明できるように準備しておきましょう。もし説明できないようであれば、面接に臨まない事をお薦めします。仮に内定が出てしまったとしても、入社後「思った会社と違った」と転職を繰り返す事は避けたいものです。

4-5. 高飛車すぎる志望動機…

「私が入社した暁には、御社の事業成長は間違いありません。」

会社に貢献できる強みをPRする事は大事ですが、言い過ぎると単なる自慢になってしまいます。ビジネスパーソンとしての常識内で、しっかりと自己PRするようご注意くださいね。

さいごに

志望動機のポイントやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

何度もお伝えしますが、採用担当者は「履歴書を見ず、職務経歴書で判断している」と言います。とにかく大事なのは「企業に惹かれた理由と」「貢献できる根拠を」「熱意を持ってPRする」こと。職務経歴書の志望動機はラブレターと一緒です。想いをこめて書いて下さいね!

また、上記以外についても職務経歴書や履歴書でお困りの方は、転職エージェントに聞くのが手っ取り早くおすすめです。その際は無料で上手く転職エージェントを利用しながら簡単に職務経歴書を作成する方法をまとめた『職務経歴書の添削に強いおすすめ転職エージェントと活用法』をご参考ください。

※転職エージェントを利用する際の注意点

転職エージェントは完全無料で使えますが、あなたが内定・転職すると企業側から多額の報酬(提示年収の30%前後)を受け取っていますので、言葉巧みに転職へ誘導してきます。

彼らの営業トークにのせられて焦って転職先を決めてしまうことだけは避けてください。

リクルートエージェント』のような大手エージェントは本気で転職を検討していればおすすめですが、担当のノルマも厳しいため注意しないと営業トークにのせられます。

転職検討段階やまだまだ悩んでいるという方は、商売っ気が少なく親身に相談にのってくれる『DODA』や『パソナキャリア』のような中堅エージェントがおすすめです。

転職活動中はとなりの芝は青く見えるものですから、注意しながら次の可能性を探して下さい。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。