仕事を休みがちになるのは甘え?もしかしてうつ病?原因と対処法を解説

仕事 休みがち
  • 最近、仕事を休みがちな日が続いている
  • 行かなければいけないと分かっているのに、体が動かない

などの悩みを抱えていませんか?

仕事を休みがちな状態を長く続けることは望ましくありません。

単なるモチベーションの低下などではなく、メンタルの危険信号であることも少なくないからです。

早急に原因を明確にして、対処していく必要があります。

そこでこの記事では、キャリアコンサルタントとしてこれまで多くの仕事の悩みを解決してきた私が、「仕事を休みがちになってしまう原因」や「具体的な対処法」について解説していきます。

  1. 仕事を休みがちになってしまう6つの原因
  2. 仕事を休みがちになりやすい人の特徴
  3. 仕事を休みがちになってしまったときの対処法6つ
  4. 仕事を休みがちになるのは、うつの危険信号の可能性もある
  5. 仕事を休みがちな状態を続けるとどうなる?【会社や周囲の反応】
  6. 心のバランスを崩してしまう前に、転職で環境を変えることも視野に入れよう
  7. サポートと提案力に強みのある転職エージェント
  8. 【FAQ】仕事を休みがちな方によくある質問と回答

すべて読めば、どうしても仕事に行けないという悩みの原因が分かり、どのような行動を取ればよいか明確になるでしょう。

この記事を読むとわかること

  • 仕事を休みがちになったときの対処法
  • 仕事の休みがちとうつ病の関連性
  • 仕事を休みがちになったときの周囲の反応
  • 転職するならおすすめの転職エージェント
  • 仕事を休みがちな人のよくある質問と回答
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1. 仕事を休みがちになってしまう6つの原因

仕事を休みがちになる原因

仕事を休みがちになってしまうのには、以下のような原因が考えられます。

  1. 人間関係のストレス
  2. ハードワークによって疲れが溜まっている
  3. 常に高レベルのプレッシャーを感じている
  4. ミスを繰り返してしまう
  5. 業務内容そのものが自分に合っていない
  6. 体調不良が続いている

まずは仕事を休みがちになってしまう原因を突き止め、自身の状態を正確に理解しましょう。

1-1. 人間関係のストレス

職場の人間関係がうまくいっていないことで、ストレスを感じてしまい、仕事のモチベーションを下げてしまうことは、往々にしてあり得ます。

人間関係のストレスを抱えやすい職場の例

  • チーム内全体の雰囲気が悪く、ギクシャクしている
  • 上司や同僚など特定の人物との相性が悪い
  • ハラスメントが横行している

特に会社は一日の大半を過ごす場所です。このような職場環境で働いているのであれば、常に過度なストレスに晒されていることになります。

職場の嫌な上司の顔を思い浮かべるだけで、会社に行きたくないという気持ちが生まれてしまうこともあるでしょう。

次第に仕事を休みがちになってしまうことも不思議ではありません。

人間関係のストレスで転職を決めた

1-2. ハードワークによって疲れが溜まっている

日々の疲労が蓄積しているため、体調面に悪影響を及ぼしているというケースも考えられます。

過度な疲労が蓄積しやすい職場の例

  • 長時間労働が慢性化している
  • 社員一人あたりに過剰な負担がかかっている
  • 常に人手不足の状態にある

このような職場環境の場合、いつの間にか、疲れを溜めてしまっている可能性が高いです。

自分では特に問題ないと思っていても、体は消耗しきっているということも少なくありません。

体の不調は、徐々にメンタルの不調へとつながります。

やがて、「仕事に行かなくてはならないのに、どうしても体が動かない」といった事態に陥ってしまうこともあるのです。

残業続きで疲れが取れない

1-3. 常に高レベルのプレッシャーを感じている

常に高いプレッシャーを感じている状態は、心身ともにストレスを与えます。

その結果、無意識下で防衛機制(苦痛に直面した際、不安やストレスを減弱させる心理的なメカニズム)が働き、仕事を休みがちになってしまうのです。

高レベルのプレッシャーを感じやすい職場

  • 現実的に実現不可能なノルマを課せられる
  • ノルマが未達の場合、激しい叱責を受けるなど、大きなストレスにさらされる
  • 命に関わるなど、失敗が許されないような業務に従事している

このような状況下で働いている場合、自分では無理をしているつもりはなくても、精神的に日々消耗し続けていることも考えられます。

ノルマが増やされてクリアできない

1-4. ミスを繰り返してしまう

業務に慣れておらず、ミスを何度も繰り返してしまうことで、自己肯定感が下がり、次第に仕事に行くことがつらいと感じてしまうこともあります。

特に些細なミスを発生させてしまったり、自分の不注意のせいで周囲に何度も迷惑をかけてしまったりすることで、「自分は邪魔になってしまっているのではないか」と考えるようになる方も少なくないようです。

このような状況が続いてしまうと、

  • 周囲の視線が怖く感じられるようになる
  • 会社に自分の居場所がないように思えてくる

など、精神的にダメージを受けていくため、次第に辞めたいという気持ちが強くなり、会社を休みがちになってしまうのです。

ミスが続いてしまい自己嫌悪

1-5. 業務内容そのものが自分に合っていない

仕事が休みがちになる理由として、業務内容そのものがあなたに合っていないという可能性も考えられます。

特にこれは、上記の「常に高レベルのプレッシャーを感じている」「ミスを繰り返してしまう」の状態を引き起こす、根本的な原因であるとも言えます。

業務内容が合っていないケースの具体例

  • 人と接するのが苦手なのに、営業などを任されている
  • 体育会系の社風がそもそも自身の性格と合わない

またそれ以外にも、「商品やサービス自体に愛着が持てない」「自分の仕事が誰かの役に立っているとは思えない」といった感情も、仕事へのモチベーションを低下させる原因として挙げられるでしょう。

退職も考えてしまう

1-6. 体調不良が続いている

体調不良に伴い、何度も欠勤することで、休みすぎて会社に行きづらくなったり、「さぼっていると思われているのではないか」と邪推してしまったりすることもあるでしょう。

普段から社内のコミュニケーションが活発であったり、休みを取りやすい風土が根付いている職場であれば、休暇・欠勤そのものには何の問題もないはずです。

しかし雰囲気がギスギスしているような職場で働いている場合、体調不良が続くだけで「なんとなく居づらい」と感じてしまうこともあるようです。

欠勤して迷惑をかけてしまった

2. 仕事を休みがちになりやすい人の特徴

仕事を休みがちになる人の特徴

仕事を休みがちになる人には、以下のような性格的な特徴が見られます。

  1. 真面目な人
  2. 責任感が強い人
  3. 努力家の人

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1. 真面目な人

真面目な人ほど、仕事でストレスを抱えてしまい、結果として休みがちになってしまうことがあります。

日々の業務に真剣に取り組んでいるからこそ、常に神経をすり減らして仕事をしたり、自分を過度に追い込んでしまったりするのです。

また真面目な人ほど仕事が回ってきてしまい、体力的に負担がかかってしまうという側面もあります。

2-2. 責任感が強い人

責任感が強い人も、必要以上にストレスを抱えてしまう傾向にあります。

その性格ゆえ、些細なミスをしてしまった際なども「相手に迷惑をかけてしまった」と自分を強く責めてしまうのです。

また「任されたタスクを期待以上の水準で必ずやり遂げなければならない」といったように、自らを追い込んでしまい、心と体のバランスを崩してしまうという方も少なくありません。

2-3. 努力家の人

努力家の人や、向上心が人一倍強い人も、無理をしすぎてしまう傾向にあります。

周りの期待に応えようという一心で業務に打ち込むあまり、自分でも気づかぬうちに、メンタルや体調を崩してしまうのです。

このような方の場合、限界まで自分を追い込んだ結果、燃え尽き症候群のようになり、ある日突然仕事を休みがちになってしまうこともあるようです。

ここまでのまとめ

仕事を休みがちになってしまうのには、会社・職場の環境や、性格の特徴が要因として挙げられることが分かりました。

では、このような状況を改善するためには具体的にどうすれば良いのでしょうか。

次の章では、仕事を休みがちになってしまったときの対処法を紹介します。

3. 仕事を休みがちになってしまったときの対処法6つ

仕事を休みがちになったときの対処法

仕事を休みがちになってしまっときに、実践すべき行動は以下の通りです。

  1. 仕事を休みがちになっている原因を突き止める
  2. 仕事とプライベートのオンオフを切り替える
  3. 第三者に相談する
  4. 異動願いを出す
  5. まとまった休暇を取る・休職する
  6. 転職する

手軽なものから試していきましょう。

3-1. 仕事を休みがちになっている原因を突き止める

まず何よりも先に行っておくべきなのが、仕事を休みがちになっている原因をしっかりと突き止めることです。

何が原因となっているのか理解できていなければ、正しい対策を取ることができません。

例えば、職場環境に問題があるのに、自分の考え方や認識を無理に改めようとしても、効果は期待できないでしょう。

上記で解説した6つの原因の中に当てはまるものはないか、一度じっくり考えてみることが大切です。

3-2. 仕事とプライベートのオンオフを切り替える

日々の生活において、仕事とプライベートのオンオフをしっかりと切り替えることを意識してみてください。

特に真面目な人や責任感の強い人は、仕事のミスや問題を、引きずってしまいやすい傾向にあります。

オンオフの切り替えが上手くできていないと、休日も仕事のことが頭から離れず、ゆっくり頭と体を休められないでしょう。

結果として、疲れが蓄積してしまい、ストレスを溜め込んでしまうのです。

業務時間外は極力仕事のことを考えなくて済むように、

  • 没頭できる趣味を見つける
  • リフレッシュする(人と会う、外出するなど)

ことを意識的に行いましょう。

3-3. 第三者に相談する

メンタル面の不調の原因がはっきりと分からない時は、第三者に相談するのも効果的な方法です。

身近な人や信頼できる友人に、仕事の悩みなどを聞いてもらうだけで、気分が晴れることもあります。

また、沈鬱な気持ちになっている際は、視野が狭くなってしまうことも少なくありません。

その際は、客観的な視点からもらえるアドバイスが、役に立つこともあるでしょう。

3-4. 異動願いを出す

本格的に環境を変える手段として、まずは部署の異動願いを出すことを検討してみましょう。

同じ社内でも、部署が変わるだけで、関わる人間関係はまったく違うものになります。

まずは部署の異動が可能かどうか、人事担当者などに相談してみてください。

上司や同僚との関係に疲弊してしまっているという方にとっては、効果的な改善となるでしょう。

3-5. まとまった休暇を取る・休職する

心身ともに疲れ切っているという方は、まとまった休暇を取ることをおすすめします。

一度頭を仕事・会社から切り離して、気分転換をすることで、気持ちを新たに業務に取り組める可能性があります。

数日~数週間程度の休みでは改善しそうにない場合は、休職手続きを取るという手段も検討してみましょう。

3-6. 転職する

仕事を休みがちになってしまう状況を根本的に改善するためには、環境を変えることが最も有効な手段です。

もしも今の職場や労働環境、会社の業務体制が合わないというのであれば、転職を考えてみることをおすすめします。

今は多少我慢できていたとしても、自分に合わない環境で仕事を続けていけば、やがていつか限界がやってくるでしょう。

いざ転職活動をしようとしても、精神的に疲弊している状態では、思うようにうまくいかないこともあります。

いずれにせよ、あなたのキャリアにとってプラスになるとは言い難いものです。

仕事を休みがちになっていることに対して、危機感や焦燥感を抱いているのであれば、少しでも早いうちに環境を変えるための行動を取っておくことを強く推奨します。

転職を意識している方向け

選択肢として転職を意識している方は、『心のバランスを崩してしまう前に、転職で環境を変えることも視野に入れよう』にて具体的な方法を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ここまでのまとめ

「仕事を休みがちになる原因」と「対処法」について解説しました。

あなたの悩みの種が、「ただ仕事に慣れていないだけ」「一時的に疲れが溜まっているだけ」といったものであれば、時間の経過とともに、いずれ解決できるでしょう。

しかし、仕事を休みがちといった問題は、あまり楽観視すべきではありません。

なぜなら、その背景には、深刻なメンタル面の不調が関係していることが多いからです。

「うつ」の危険信号である可能性も無視できません。

そこで次の章では、仕事を休みがちな方に起こりえるメンタル面の問題について解説します。

4. 仕事を休みがちになるのは、うつの危険信号の可能性もある

仕事を休みがちの原因「うつ病」の解説

「仕事に行かなければいけないのは理解しているが、体が動かない」といった状態は、うつなどのメンタルヘルスの危険信号である可能性も考えられます。

  1. うつ病とは一体何か?
  2. うつ病は気づかぬうちに発症する
  3. 症状が深刻になるほど、回復までに時間がかかる

それぞれ詳しく解説します。

4-1. うつ病とは一体何か?

うつ病とは、メンタル・体調の不具合が重なり、気分が強く落ち込む精神状態のことです。

眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。参考:厚生労働省

うつ病の患者数は年々増加しており、厚生労働省の調査によると患者数はおよそ73万人にも及ぶと推定されています。

決して特別なものではありません。

また著しく気分が落ち込む「抑うつ状態」は、一時的なものではなく、継続して起こるため、仕事や日常生活のあらゆる場面に支障をきたします。

4-2. うつ病は気づかぬうちに発症する

うつ病は、気づかぬうちに発症してしまっているというケースがほとんどです。

本人が即座に自覚できることはほとんどありません。しかしながら、何かしらの危険信号は体調・メンタルの変化として現れていることがあります。

以下は、うつ病のサインと言われている症状です。

こころの症状からだの症状
  • 抑うつ気分
  • 不安・あせり
  • 遠くへ行きたい・消えてしまいたい
  • 興味または喜びの喪失
  • 意欲の低下・おっくう感
  • 自分を責める
  • 会話や本などの内容が頭に入ってこない
  • 睡眠障害
  • 食欲の減退
  • 疲労感・倦怠感
  • 動悸・息苦しさ・口が渇くなど
  • からだの重さや痛み

参考:うつ病 こころとからだ

「仕事を休みがち」という状態は、上記のうちの「疲労感・倦怠感」「意欲の低下・おっくう感」などの現れであると考えることもできます。

もちろん、仕事への意欲が低下している人が必ずしもメンタルヘルスに問題を抱えているわけではありません。

しかしながら、「あまりにも気分の落ち込み方が激しい」「睡眠障害など明らかな変化が現れている」といった場合には、うつの危険信号である可能性も考慮しておくべきでしょう。

4-3. 症状が深刻になるほど、回復までに時間がかかる

メンタルヘルスは、症状が深刻になるほど、回復までに時間がかかります。

短期間で改善することはほとんどありません。

日常生活へ支障をきたし、会社を辞めざるを得なくなる人も存在します。

その場合、長期間の療養が必要になったり、復職が難しくなったりと、さらなる困難が生じることもあるのです。

それゆえに、メンタルヘルスの問題を抱えている方は、うつ病になってしまう前に、環境の改善を試みるなどの対処をしておくべきなのです。

5. 仕事を休みがちな状態を続けるとどうなる?【会社や周囲の反応】

仕事を休み続けたときの周囲の反応

仕事を休みがちな状態を続けると会社や周囲の反応はどうなるのでしょうか。具体的にみていきましょう。

  1. メンタルの不調の場合、理解を得られるケースはほとんどない
  2. クビになることはないが、徐々に会社に居づらくなるのは確実

5-1. メンタルの不調の場合、理解を得られるケースはほとんどない

仕事を休みがちになってしまう原因が、前述したメンタルヘルスにある場合、周囲からの理解を得るのは難しいでしょう。

精神的な問題は、客観的に判断できないからです。特にメンタルヘルスに理解のない職場の場合、

・「甘えているのではないか」
・「仮病なのではないか」

というレッテルを貼られてしまうことも考えられます。

このような環境は、抗うつ状態にある人にとって、悪影響をもたらします。

出社そのものが苦痛に感じられるのであれば、環境を改善することも視野に入れるべきでしょう。

補足:妊娠や家族の問題などが原因の場合は理解が得られやすい

仕事を休みがちな原因が、客観的に判断できる場合は、周囲からの理解が得やすくなります。

例えば、妊娠や子育て、身体的なケガ、家族の介護などは、比較的理解の得やすい原因です。

5-2. クビになることはないが、徐々に会社に居づらくなるのは確実

仕事が休みがちになったからといって、クビになるということは基本的にありません。

労働契約法では、「解雇には正当な理由が必要である」と定められているからです。

このため、数日間の欠勤が何度が続くくらいであれば、解雇されることはないと考えてよいでしょう。

しかし、「あまりに長期的な欠勤が続く」「無断欠勤が度重なる」といった場合は、「解雇をする正当な理由がある」と判断される可能性もあります。

6. 心のバランスを崩してしまう前に、転職で環境を変えることも視野に入れよう

精神疾患になる前に、職場環境を変えることの解説

「仕事を休みがちな状態」は、メンタルの危険信号である可能性も考えられます。

もしも精神的に限界を感じているのであれば、心のバランスを崩してしまう前に、転職を行って環境を変えることも視野に入れておきましょう。

転職をすることに不安を感じる方は、まずは転職エージェントに相談してみることをおすすめします。

転職エージェントとは

一般的な求人サイトと異なり、求職者一人に対してキャリアコンサルタントが担当し、転職活動をサポートしてくれるサービスです。

求人の紹介から、面接対策まで、転職活動を総合的に支援してくれます。

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※毎日仕事に行くのが怖いと感じるほど追い詰められている方は、『もう悩まない!「仕事に行くのが怖い」毎日を今すぐ抜け出す11の方法』をご覧ください。

7.サポートと提案力に強みのある転職エージェント

仕事を休みがちな人におすすめの転職エージェント

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転職エージェントの選定基準

  1. 求人数:求人の数は豊富かどうか
  2. 提案力:求職者にぴったりの提案をしてくれるかどうか
  3. サポート体制:コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか

その結果、おすすめの転職エージェントは以下の通りとなりました。

転職エージェント求人数提案力サポート体制
1位.マイナビエージェント
約5万8,000件

4.1

4.3
2位.dodaエージェント
約13万件

3.9

3.8
3位.リクルートエージェント
約31万件

3.6

3.5
4位.パソナキャリア
約36,000件

3.8

3.9
5位.type転職エージェント

約2万2,000件

3.6

3.6

それぞれ詳しく説明します。

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8.【FAQ】仕事を休みがちな方によくある質問と回答

仕事を休みがちな人にあるよくある質問と回答

仕事を休みがちな方によくある質問と回答をまとめました。

気になることがあれば、ここで解決しておきましょう。

Q1仕事を休みがちになっているのは甘えでしょうか

仕事を休みがちになっている状況は、決して甘えではありません。

前述の通り、何かしらの環境要因や性格的な側面が影響して、精神に不調をきたしていると考えられるからです。

むしろ、真面目で誠実な人ほど、自分に問題があるのではないかと思ってしまい、さらに気分が落ち込んでしまうことも多いものです。

むやみに自分を責めず、まずは会社の環境を客観的に把握し、どこに原因があるのかを考えましょう。

Q2休みがちな状況が続いています。いっそのこと退職した方が良いのでしょうか?

突発的に退職してしまうことは、おすすめできません。

退職後の再就職がうまくいかない場合、ブランクが空いてしまったり、収入が途絶えてしまったりする恐れがあるからです。

会社を退職しようと考えている場合でも、まずは転職エージェントなど第三者に相談し、客観的な意見とアドバイスをもらってから行動するようにしましょう。

とはいえ、精神的に限界であると感じているのであれば、速やかに退職へと移ることを推奨します。

Q3パートや派遣の場合、休みがちな状況が続くとクビになってしまうのでしょうか?

非正規雇用の場合、あまりにも休みが多い場合は、失職へとつながってしまうことも考えられます。

特に派遣社員の場合は、契約更新が行われないという事態も想定されるでしょう。

ただ、これらは会社側の理解・許容度によって異なります。

正当な理由があれば休んでも問題ないという職場であれば、柔軟に対応してもらえるでしょう。

Q4立て続けに休んだあと、会社に行きづらいのですがどうすればよいでしょうか?

過剰に気にしすぎないことが大切です。

気にしすぎてしまうと、「サボっていると噂されたのではないか」のように、余計な邪推をしてしまい、精神的にプラスになりません。

休んでしまったことで周囲に負担をかけたのであれば、その点についてはしっかりと謝意を伝え、そのうえで、自分の業務へと速やかに取り掛かりましょう。

Q5どのくらいの頻度で休むと、「休みがちだ」と思われるのでしょうか?

「休みがちだ」と判断される基準は、周囲との比較が基準となると考えておきましょう。

極端な例ですが、普段から休む人が一切いないような職場であれば、数日欠勤しただけでも、「休みがちだ」と判断されます。

反対に、休みがちな人が他にもいるのであれば、あなただけが休んでばかりだと思われることもないはずです。

このような印象さえも、環境・職場次第であるという点を理解しておきましょう。

8. さいごに

仕事を休みがちな人の記事まとめ

仕事が休みがちになってしまうという悩みに対しての、原因と対策を解説しました。

メンタル面の不調に陥らないためにも、職場の環境を客観的に把握することと、むやみやたらに自分を責めないことが何より重要です。

もしも環境を変えることを考えているのであれば、以下の転職エージェントにまずは相談してみましょう。

あなたの人生がよりよいものになることを願っています。