30代の未経験転職が厳しい2つの理由|プロが教える成功率を上げる5ポイント

30代 転職 未経験 厳しい

30代で未経験分野への転職を検討している方の中には、

「違う業種に挑戦したいけど、年齢的に遅いだろうか
「厳しいと聞くけど、実際に成功した人はいるのか」

などと悩む方もいるのではないでしょうか。

30代は「即戦力」が求められる世代なので、応募できる未経験OKの求人が少なく、20代と比べると厳しいといえます。

しかし、適切な手順を踏んで転職活動を行えば、30代以降でも未経験の仕事に転職を成功させることができます。

この記事では、転職コンサルタントとして多くの転職者の悩みを解決してきた私が、30代の未経験転職が厳しい理由と成功のための全ステップを解説します。

  1. 30代の未経験転職が厳しい理由
  2. 数値から見る30代の未経験転職率
  3. 30代でも未経験転職しやすい業界・職種
  4. さらに未経験転職成功率を上げる5ポイント
  5. 【30代におすすめ】未経験転職に強いエージェント5選
  6. 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
  7. 【図解】転職エージェント利用の流れ
  8. 【FAQ】30代の未経験転職に関してよくある質問と回答

この記事を読めば、未経験でも希望の業界・職種に転職することができるでしょう。

1. 30代の未経験転職が厳しい理由

30代の未経験転職は20代に比べて厳しく、その理由は以下の2つです。

  1. 「即戦力」が求められるから
  2. 「未経験OK」の求人数が少ないから

本章では、実際の転職経験者の口コミを交えながら順に解説していきます。

1-1.「即戦力」が求められるから

30代以降の中途採用は、第二新卒などの若手とは異なり、「即戦力」として働ける人材を前提として募集をかけています。

そのため、企業は候補者が持つ資格やスキル、これまでの職歴を重視して選考を行うのです。

30代はこれまでの経験で採用される

口コミ・評判

匿名
評価:★★★★☆4
20代はポテンシャルで採用され、30代はこれまでの経験で採用されるけど、40代の氷河期世代は…

出典:Twitter

即戦力が求められがち

口コミ・評判

匿名
出世も視野に入れているのであれば20代後半〜30代前半で転職が適齢期。
それ以降は同業且つ、即戦力が求められがち。

出典:Twitter

さらに30代後半になると、管理職としての経験などの高水準のスキル・経験が求められるようになります。

ですので、同じ30代でも年齢が高くなるほど未経験分野への転職は厳しいものになります。

1-2. 「未経験OK」の求人数が少ないから

さらに、「未経験OK」の求人数がそもそも少ないことも未経験転職が厳しい理由の1つです。

見えない年齢フィルターがある

口コミ・評判

匿名
見えない年齢フィルターは今も変わらず存在していて、実際に転職可能な求人数は35歳で約半分に、30代後半でその半分、40歳以降はさらにその半分になるという感覚でした

出典:Twitter

20代のほうが紹介できる求人数が増える

口コミ・評判

匿名
最近30代前半で、簿記2級×未経験で会計事務所行きたいです!
という相談が増えている気がしますもちろん転職先がないことはないのですが、20代のほうが紹介できる求人数が増えるので、もう数年早ければ…!と悔しく思うこともしばしば。
人生100年時代、数年の差は変わらない気がしますけどね笑

出典:Twitter

様々な求人サイトの求人を一度に検索できるサービス「求人ボックス」で30代向け求人と、その中の「未経験OK」の求人を検索して見ると以下のようになりました。

  • 30代向け正社員求人数:852,496件
  • その内「未経験OK」の求人数:296,096件

実際に求人検索サイト「求人ボックス」で30代向けの「未経験OK」の求人を検索してみると、30代向けの求人のおよそ34%しかありませんでした。

しかし、30代で未経験分野へ転職することは決して不可能ではありません。

次章では、30代の未経験転職成功率と、そのデータから分かる30代の未経験転職の難易度をさらに詳しく解説していきます。

2. 数値から見る30代の未経験転職率

一口に未経験転職と言っても、「業種未経験」「職種未経験」などの状況次第で転職の難易度は異なります。

そこで本章では、以下の流れで30代の未経験転職率を解説していきます。

  1. 30代の異業種転職率
  2. 30代の異職種転職率

では、順に見ていきましょう。

2-1. 30代の異業種転職率

dodaの調査によると30代の異業種転職率は、それぞれ以下の通りでした。

  • 30~34歳:54.0%
  • 35~39歳:50.1%

このように見てみると、30代の転職者のおよそ半分が異業種に転職していることが分かります。

また、異業種転職であっても、職務経験を活かすことを前提としていれば、業界を変えるのはそこまで難しいことではありません

職務経験を活かすことができる異業界・異業種を探すとより未経験分野でも転職先の幅を広げることができます。

2-2. 30代の異職種転職率

dodaの調査によると30代の異業種転職率は、それぞれ以下の通りでした。

  • 30~34歳:28.8%
  • 35~39歳:28.0%

これは、先ほど解説した異業種転職率と比較するとおよそ1/2という結果です。

このことから、異職種への転職は異業種への転職に比べてハードルが高いと分かります。

しかし、異業種・異職種への転職だから必ず厳しい戦いになるとは限らず、転職先の業種・職種を見極めることが非常に重要です。

例えば、メディカル業界への転職者の7割近くは異業種からの転職者なため、未経験転職へのハードルはそれほど高くないと言えます

そこで次章では、30代でも未経験転職しやすい業界・職種を紹介していきます。

3. 30代でも未経験転職しやすい業界・職種

30代でも未経験転職しやすい業界・職種は以下の通りです。

では、順に解説していきます。

3-1. 配送・ドライバー業界

配送・ドライバー業界も未経験者にとって転職しやすいと言われる業界です。

特にタクシー運転手は人手不足なため、運転免許証さえ持っていれば年齢・性別を問わずだれでも働くことができます。

さらに、タクシー業界は中途採用者に向けた第二種運転免許の取得補助制度が手厚い会社が非常に多く、未経験者からでもスムーズに転職可能です。

また、歩合制を採用している企業がほとんどなので、実力次第で収入を上げられる点も魅力的でしょう。

3-2. 介護業界

介護業界は未経験でも正社員として転職しやすいです。

介護業界は人手が非常に不足しており、常に中途採用を募集している企業もあります。

利用者の体に実際に触れる介護業務は資格がないとできませんが、未経験OKの求人が多い「介護助手」には無資格でも応募することが可能です。

介護助手は、掃除洗濯、食事のサポート、レクリエーションの企画・運営などを行います。

また介護業界では、経験・資格の有無やその難易度、夜勤の有無により給与に手当が加算されるのが一般的です。

ですので、実務経験に加えて資格などの評価要素を積み重ねていくことで、未経験からの挑戦でも着実にキャリアも給与アップさせていくことができます。

3-3. IT業界

IT業界は全体的に人手不足で、特にエンジニアであれば学歴不問・未経験から採用する企業も多くなってきました。

エンジニアとはエンジニアリング(工学)の専門的な知識・スキルを持つ技術者で、コンピュータで制御するシステムを作る仕事をします。

一つ技術を持つとその知識を生かして仕事ができ、ゆくゆくはフリーランスで働いたりIT系のコンサルタントとして働いたりと、様々なキャリアプランを描ける点も魅力的です。

もちろん、転職前にスキルを身に着けておくことが大切ですので、ITに強い転職サイト・エージェントを利用しながらスキルや資格の取得につとめましょう

3-4. 販売・接客

販売職は、人柄重視で採用されることが多いため、未経験者でも比較的転職しやすい職種です。

実際に厚生労働省の「一般職業紹介状況(平成30年12月分及び平成30年分)」によると、販売職の有効求人倍率は1.62倍と比較的高くなっています。

また、アパレル業界や飲食業界の接客スタッフであれば、「副店長」「店長」「エリアマネージャー」など細かく職位が設定されているため、キャリアステップの実感が湧きやすくやりがいがあります。

さらに出世できれば、実際の店舗勤務から本社での業務に携われるなど幅広いキャリアの選択肢がある点が魅力的です。

3-5. 営業職

そもそもの求人数が多く、未経験でも挑戦しやすいのが営業職です。

営業職は、顧客に自社のサービスや商品、情報の購入を促し、契約する仕事です。

営業職を通して、コミュニケーションの仕方、商談の進め方、客とのアポ取り、契約の基本など、仕事で基本となるようなことが体系的に学ぶことができます。

給与も、基本給に加えて、インセンティブが加わるので、がっつり稼ぎたいという方にはおすすめです。

保険・美容・金融・商社・不動産など様々な業界で募集があるので、業界への転職を目指す方はねらい目でしょう。

4. さらに未経験転職成功率を上げる5ポイント

30代の未経験転職成功率を飛躍的に上げる対策は、以下の5つです。

  1. 実務経験を補う努力をする
  2. 綿密な業界・職種・企業研究
  3. 自身のスキル・長所の棚卸し
  4. 徹底的に書類・面接対策を行う
  5. 未経験転職に強いエージェント利用

では、これら5つの対策について詳しく解説していきます。

4-1. 実務経験を補う努力をする

実務経験を補うためには、業務で使う資格やスキル取得が必須です。

業務で利用する資格は応募前に取得しておくと、アピールポイントとして書類や面接の通過率を上げることができます。

まれに入社後に資格・スキル取得を支援してくれる会社もありますが、実際に業務を行ってから勉強をするのは非常に大変です。

スキル取得を支援してくれるスクールの中には、その後の転職活動のサポートを行ってくれるものもありますので、ぜひ利用してみましょう。

4-2. 綿密な業界・職種・企業研究

未経験分野を視野に入れた転職なら、綿密な業界・職種・企業研究が欠かせません。

なぜなら、業界・業種への知識や経験が浅いと、説得力のある志望動機を語ることができないからです。

また、イメージだけで転職先を選ぶと、運よく内定をもらえても、働き始めてからミスマッチを感じる可能性があります。

ですので、志望する業界・業種・企業が本当に自分にあっているのかを見極めることが何よりも大切です。

1人で調べるのには限界があるので、転職エージェントのコンサルタントにサポートしてもらいながら知識得ることをお勧めします。

4-3. 自身のスキル・長所の棚卸し

面接でのアピールポイントになる自分のスキル・長所を棚卸しましょう。

特に未経験分野へ転職する方は、アピールできる直接的なスキルや経験がないことがほとんどです。

ですので、いかに人事担当者に「この人なら未経験でもしっかり活躍してくれそう」「こんな人と一緒に働きたい」などと思わせられるかが重要になります。

自分の魅力を的確にアピールするためにも、しっかりと棚卸しして考えてください

また、自分のスキルが見極めきれていないと、本当にそのスキルを活かせる企業や業界を見誤ってしまいます。

つまり、スキルや長所の棚卸しは、長期的に働ける職場を探すためにも必須の作業です。

4-4. 徹底的に書類・面接対策を行う

30代で未経験転職を絶対に成功させたいなら、徹底的に書類・面接対策が必要です。

業界・職種によって選考でアピールすべきポイントや質問内容などが変わる場合があります。

自分が想定していなかった質問をされる可能性もあるので、どんな場合でも柔軟に受け答えできるように準備しておきましょう。

4-5. 未経験転職に強いエージェント利用

最後のポイントは、未経験転職に強い転職エージェントを見極めて利用することです。

未経験転職に強いエージェントを利用すべき理由は3つあります。

未経験転職に強いエージェントを利用すべき理由

  • 長所を活かせる転職先を提案してくれる
  • 未経験OKの求人を比較的多く保有している
  • 徹底的な書類・面接対策を行ってくれる

未経験分野への転職は、これまでのキャリアを直接活かせない場合もあります。

ですので、自分の強みを洗い出し 、適切なアプローチを提案してくれる転職エージェントを利用するようにしましょう。

また、求人サイト上では掲載していない非公開求人を紹介してもらえることもあるので、転職先の選択肢が広がります。

次章では、未経験転職に強いエージェントの中でも30代の方に特におすすめの5社を紹介します。

5.【30代におすすめ】未経験転職に強いエージェント5選

30代が利用すべき未経験転職に強いエージェントは、以下の通りです。

 

にランキング形式でまとめると、薬剤師におすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職エージェント 総合評価
(求人・提案・
サポート)
特徴
1位. リクルートエージェント ★★★★★
4.6
国内最大規模の転職エージェント。求人の質も高く、30代のキャリアアップ転職に最適
2位. パソナキャリア ★★★★★
4.5
女性に向けた提案力・サポート力に定評がある。転職検討段階の方はキャリアが浅い方にも手厚く対応してくれる。
3位. doda ★★★★☆
4.3
求人数No1、業界最大手の転職エージェント。選択肢を増やしたいなら登録必須。
4位. ワークポート ★★★★★
4.5
未経験転職に定評のあるエージェント。IT系や事務職の求人を多く保有している。
5位. マイナビエージェント ★★★★☆
4.2
若手に強い転職エージェント。求人数・サポート共に上位3社には劣る。

なお、5社の選定理由は以下の通りとなります。

未経験転職のエージェントを選ぶ3ポイント

  • 求人の質・量…優良案件が多く、未経験者OKの求人数も十分にある
  • 提案力…求職者のキャリアや長所を踏まえ、適切な求人を紹介してもらえる
  • サポート…面接・書類対策など、選考対策を丁寧に行ってくれる

気になるエージェントは2・3社合わせて登録しておくようにしましょう。

では、紹介していきます。

1位. リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

◆補足:リクルートが運営している関連サービス

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2位. パソナキャリア|サポート充実で満足度No.1

パソナキャリア_新キャプチャ画像

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです

運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。

Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。

親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプラン女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。

パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢有用な提案を受けることができるでしょう。

さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。

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現年収600万円以上なら『パソナキャリア』のハイクラス向けサポートがおすすめ

パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)があります。

取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。

パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。

既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう

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3位. doda|求人数No.2・転職サポートが評判

2024年版dudaトップ画像

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

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4位. ワークポート|第二新卒や未経験からIT転職を目指すなら

ワークポートTOP

ワークポート』は、IT・WEB業界を始めとした各業界の求人を網羅的に扱う転職エージェントです。

IT・WEB業界が今ほど大きくない頃から、IT分野での転職サポートを行ってきた実績があり、その分企業との信頼関係を築いています。

求人数や取引企業数、転職サポート実績はトップクラスで、ワークポート経由でしか応募できない企業も少なくありません。

また、コンシェルジュ(転職サポートの担当者)の専門性が高く、業界・職種の知識を熟知した担当者がつく仕組みとなっています。

利用者からは「コンシェルジュの対応が非常に丁寧で、履歴書対策から面接対策まで徹底的につきあってくれた」との声が寄せられています。

未経験・第二新卒向けの求人を多く扱っている特徴もあるので、新たな業界に挑戦したいという方におすすめです。

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5位. マイナビエージェント|初めての転職に強く20代実績No.1

ハタラクティブ

ハタラクティブ』は、第二新卒や既卒など若年層をターゲットにした特化型転職エージェントで、第二新卒特化型としては最大手です。

2,300件以上の案件に加え、キャリア相談、職務経歴書や面接対策について徹底したサポートで、書類審査通過率91.4%、内定率80.4%という非常に優れた実績です。

いまの経歴に自信のない方でも、違う職種で新たに挑戦したい、これから正社員に挑戦してみたいとお考えの方には非常におすすめできるエージェントです。

公式サイト:
https://hataractive.jp/

また、求人数を多く見たい場合は、『リクルートエージェント(約50万件)』を併せて利用することをおすすめします。

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6転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

7【図解】転職エージェント利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

8. 【FAQ】30代の未経験転職に関してよくある質問と回答

本章では30代の未経験転職に関してよくある以下の質問に回答していきます。

では、順に見ていきましょう。

Q1.転職回数が多いと不利ですか?

転職回数や在籍期間はチェックされますが、それほど気にする必要はありません。

転職回数が多くても納得できる理由がある場合や業務を遂行できる能力が高いと判断された場合は、転職回数に関係なく採用されるからです。

リクナビNEXTの調査結果を見てみると、転職回数3回目以上のだと「長く勤めてくれないのでは」と懸念する企業が多いと分かります。

出典:リクナビNEXT

しかし、実際に採用した方の転職回数の調査結果を見てみると、転職回数が多い人でも採用されているケースが多いと分かります。

出典:リクナビNEXT

つまり、転職回数が多い理由をしっかりと説明し、面接官に納得してもらえることが大切なのです。

Q2.未経験で海外就職は厳しいですか?

これまでのスキル・経験を活かした転職であれば、年齢に関係なく海外就職することは可能です。

しかし、異業種・異職種でいきなり海外で就職するのは非常に厳しいでしょう。

海外就職で求められるのは、「高い専門スキル・経験」「語学力」の2つです。

特に、働きたい国の言語を話せることは大前提ですので、応募前に確実に習得しておきましょう。

Q3. 高卒だと転職に影響しますか?

30代以降でれば、学歴はほとんど影響しません。

これまで説明してきたように、30代の転職者に最も求められるのは「即戦力」となるスキル・資格・経験だからです。

ですので、これまでの経験の中で活かせるスキルをアピールしたり、企業が求める人物像を調査して企業とマッチする人間性を売り出すと良いでしょう。

しかし、企業によっては求人条件に大卒や専門学校卒業以上の学歴を提示しているところもあるため、注意は必要です。

9.終わりに

ここまで30代の未経験転職について詳しく説明していきましたが、いかがでしたか?

20代に比べて未経験分野へのハードルは高くなっていますが、適切なアプローチを行えば希望の未経験転職を実現できる可能性は高まります。

最後に、この記事で紹介した未経験転職に強い転職エージェントを再掲します。

始めに2・3社合わせて登録し、徐々に自分に1番合ったエージェントに絞ってサポートを受けるようにしましょう。

あなたの転職活動が上手くいくことを心から願っています。

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