『即戦力採用で有名なビズリーチは、20代でも利用できるのだろうか?』と気になっている人も多いかもしれません。
結論、ビズリーチに年齢制限はないので、20代であっても登録することはできます。
そして、登録さえすれば、ビズリーチの豊富な求人数とヘッドハンターからのスカウト機能によって、転職をグッと有利に進めることができます。
ただ、もともと年収700万円を超えるような方向けの『ハイクラス転職サイト』なので、現状で最低でも年収400万円以上あり、スキルや経験がある20代であることが前提となります。
そのため、この記事では、転職コンサルタントの経験を持つ私が、キャリアアップを目指す20代がビズリーチを使うべき理由を、以下の流れで紹介していきます。
編集部が実施した転職経験者500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い20代向け転職エージェント・転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての20代・第二新卒者におすすめの相談先です。
左右にスクロールできます。
おすすめ転職サイト | 口コミ満足度 | 公開求人数 | おすすめポイント |
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約34.8万件
(+非公開求人約27.4万件) |
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約4,100件
(すべて20代対象の求人) |
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約18.4万件 |
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〔求人数〕2023年2月14日時点
目次
1. 意外にもビズリーチを利用する20代は多い
ビズリーチには年齢制限がないので、利用している20代も多いのが事実です。
実際に、公式で掲載されている利用者年齢分布のグラフを見ると、年齢層の中心はやはり30代40代ではありつつも、『20代が17%以上占めている』ということがわかります。
また、『CareerTheory編集部で実施した500人へのアンケート』でも、ビズリーチを利用して転職に成功したという口コミが多く寄せられていましたので、以下に何件か紹介します。
上記以外にも、ビズリーチ経由で転職を成功させた20代の口コミは多数見られました。
とはいえ、もともとはハイクラス転職サイトなので、ある程度の経験と実績がある20代であることが前提となります。
参考:キャリアに自信がない20代の場合未経験職種への挑戦や第二新卒クラスであれば、ビズリーチはおすすめできません。
その場合は、『第二新卒に強い転職サイト・転職エージェントおすすめ13選』で紹介しているような『パソナキャリア』や『ハタラクティブ』で、丁寧なサポートを受けつつ、転職活動を進めたほうが良いでしょう。
2.キャリアアップを目指す20代がビズリーチに登録すべき3つの理由
ここでは、キャリアアップを目指す20代がビズリーチを利用すべき理由を3つに分けて紹介します。
では順番に説明します。(※上記をクリックするとそれぞれの説明欄にジャンプします)
2-1.求人数が非常に豊富で、転職の選択肢が広がるため
ビズリーチは転職サイトとして最大規模の求人数を保有しています。
実際に、主要転職サイトにおける2021年7月時点での求人数を比較すると、以下のように、圧倒的に多くの求人数を保有していることがわかります。(実際には、募集が終わっている求人もいくつか含まれているので、ご参考までに。)
そして、ただ求人数が多いだけではなく、全体の3分の1以上が年収1,000万円以上と、質が高いことが特徴です。(もちろん400万円前後のミドル求人も豊富です。)
ビズリーチ公式HPより引用
このように、ビズリーチは高年収やそれ以外を含めて、非常に多くの求人数があるため、その結果として、転職でうまく年収をあげることができた、、という口コミがたくさんありました。
参考までにいくつかご紹介します。
これまでのスキルを活かして年収1,000万円に!
年収を維持する事が転職の条件
いかがでしょうか。
このようにビズリーチは『求人数が非常に豊富』で『その質も高い』ため、キャリアに自信がある人もない人もまずは利用することで、20代転職でキャリアアップできる可能性をより大きくすることができます。
2-2.自分のクラスにあった質の高いヘッドハンターを指名できるため
ビズリーチは審査さえ通れば、ヘッドヘンタ―を直接指名して連絡を取ることができます。
もし、キャリアに自信がある場合であれば、その業界やクラスに精通したヘッドハンターが担当に着いたほうが良いので、自分からアプローチができる機能を持つビズリーチは、ハイクラスな方にもおすすめできる転職サイトです。
参考:ビズリーチのヘッドハンターにはランクがある
ビズリーチには、2021年7月時点で4,700名以上ものヘッドハンターが実名登録しており、実績に応じて5種類のランク付けがされています。
- D < C < B < A <S
上記5段階のランクの評価基準は以下3項目での定量評価です。
- 直近6か月の採用決定人数
- 採用された会員の決定年収
- 送信したプラチナスカウトの返信率
最後のプラチナスカウトの返信率は正直、ヘッドハンターとしての能力に関係ありませんが、とはいえ、採用決定人数や決定年収などは高いに越したことがないので、このランクは一定の参考になるでしょう。
また、実際に『ヘッドハンターを経由して転職を成功させた』という口コミが、『CareerTheoryが実施しているアンケート』にいくつか寄せられていたので、以下に紹介します。
好条件の求人を紹介してもらって納得のいく転職ができた!
このようにヘッドハンターからは、自分では仕入れられない情報を入手する事ができる為、積極的に相談する事をおすすめします。
ビズリーチに登録した後、登録しているヘッドハンターを検索する事ができるので、あなたの希望するヘッドハンターを探しましょう。
ビズリーチ公式HPより引用
2-3.ヘッドハンターからのスカウトで自分の市場価値を認識できるため
ビズリーチは登録後、その登録状況に応じて、ヘッドハンターからスカウトが来るので、その数や内容で自分自身の市場価値を把握することができます。(とはいえ、テキトーな登録内容でもスカウトが来るケースがあるので、あくまで参考値ですが。)
ただ、転職市場において自分の市場価値が低い場合、登録しても一切スカウトが届かない場合も多々あります。
ヘッドハンターから面談希望のメールが来るのであれば、少なくとも今のあなたの市場価値は職務経歴書上においては自信を持って良いでしょう。
あなたのスキルや経験を活かしキャリアップできる転職を実現させる為に、まずは面談希望のスカウトメールが届くかどうかあなたの市場価値を登録して確認してみましょう。
参考1. 20代でスカウトをもらうならキャリトレもおすすめ
キャリトレにもビズリーチと同様に「プラチナスカウト」があり、スカウトを利用して転職することができます。
キャリトレは20代の転職ライト層をターゲットにしているので、ビズリーチと比較して気軽に使えることが特徴です。
ビズリーチ | キャリトレ | |
ターゲット | ハイキャリア(現年収500万円以上) | ハイキャリア志向(現年収は問わない)の20代 |
求人の質 | ハイキャリア(現年収500万円以上) | 挑戦する20代のための求人 |
求人の数 | 13万 | 10万 |
費用 | 無料(一部有料) | 無料 |
特徴 | ヘッドハンター検索機能が充実 | 求人レコメンド機能あり |
ですが、転職エージェントと違い手厚いサポートは期待できないので、求人探し~応募まで、自分で行う必要があります。
ビズリーチとキャリトレの違いは以下のようになります。
3.ビズリーチを利用して転職を成功させる3ポイント
ビズリーチを利用してキャリアップを成功させたいと思っている方は、以下3つを意識して転職活動を進めるようにしましょう。
順に紹介していきます。
3-1.へッドハンターの目にとまるよう職務経歴書を充実させる
こちら言うまでもないかもしれませんが、職務経歴書を充実させておかないと、ヘッドハンターがサポートを断る可能性があります。
特に、以下の二つはできるだけ具体的に書くようにしてください。
- 企業名
- 役職・部署名
- 職務内容
一目見ただけで、企業名・担当業務内容がわかるように記載するようにしましょう。
3-2.プロフィール欄の任意項目をしっかり記入しておく
任意項目もしっかりと記載しておくようにしてください。
自分のスキルや強み、経験をアピールするためにも、しっかり記入しておきましょう。
特にしっかり記入して欲しいところは以下の4つです。
それでは順に説明していきます。
No.1|職務要約
まずは職務要約です。
ビズリーチ公式ページの引用になりますが、下記5点を意識して書きましょう。
- コアスキルに書いたキーワードはすべて含める
- 主観的な内容や表現は排除し、客観的な視点で事実を伝える
- 経験に対する成果は具体的な数字やファクトで表現する
- 職務経歴をまとめるのではなく、キャリアストーリーとしてまとめる
- コアスキルを証明できるように構成する
例:
大手総合商社のビズリーチ商事で審査部門からキャリアをスタートし、最初の7年間は事業投資及び事業戦略の立案、次の4年間は投資先事業の組織作り・事業立ち上げを行って参りました。
のべ700件の事業投資審査と75件(計2200億円)の投資判断を行った実績を持ち、豊富な事業構造分析の経験から、事業戦略の策定・実行を最も得意としております。
事業運営の成功事例としては、米国ケーブルテレビ会社との合弁子会社、ビズリーチ・ケーブルテレビ社にプロジェクト責任者として出向した際、戦略立案からオペレーションまで担当。 2年間で売上100億円達成、国内トップシェア(70%)の獲得を実現し、対象者5万人中3人の社長表彰を受けました。
私費留学にてMBA(ルクサ大学大学院)取得後、現在はポストIPOベンチャーのビズリーチ・コマース社にて、事業管理部にて経営企画、事業戦略、M&A 案件を担当しております。英語はビジネスレベルで使用可能です。
引用:ビズリーチ公式ページ 「職務経歴アドバイス」より
No.2|コアスキル
次にコアスキルを記入します。
今いる業界に紐づくような知識やスキルの優位性を書くと、受けが良いです。
特記事項は、キャリアに空白がある場合や、出版経歴などがあれば書きましょう。
もし特に書く事がない場合は、メッセージボックスとして転職全般に関する希望を書きましょう。
例えば、『年収は低くても良いので、事業立ち上げの経験を求めます』などです。
あるいは、「良い案件があればすぐにでもキャリアアップをしたいと考えております」と入力すれば、ヘッドハンターも気合をいれて案件を紹介してくれるのでおすすめです。
No.3|希望年収
次に希望年収ですが、あまり高く設定しすぎるとスカウトが減ってしまうので、気をつけましょう。
ただし、「本当に良い案件があった時だけたまにスカウトが来れば良い」と考えている方は、あえてハードルを上げてしまうのも手です。
No.4|希望業種・職種・勤務地
次に、希望職種・業種・勤務地を入力していきますが、こちらは注意が必要です。
基本的にハイキャリア向け案件は、今までの経験を活かすことが前提で、未経験者については取り扱いはされないケースが多いため、最初の方に書いた経験職種や業種となるべくリンクさせましょう。
さっき何を入力したっけ…という方も、一通り入力が終わった後に修正できますので、安心して次に進みましょう。
まずは希望業種から書きます。
次に、希望職種です。
最後に勤務地です。
より魅力的な人材だと判断されるためにも、細かいところまでしっかりと記載しておくようにしましょう。
3-3.ヘッドハンターに連絡をしてみる
ビズリーチは転職サイトの中では珍しく、自分からヘッドハンターに対してアプローチをすることができるサービスなので、ランクの高く実績が豊富なヘッドハンターに連絡してみましょう。
特に、経歴に厚みが出始める20代の転職は、その実力によって転職難易度が大きく変わるので、しっかりと実績があり、丁寧にサポートしてくれるアドバイザーの質によって、転職後の満足度が大きく変わる傾向にあります。
3-4.ここまでの内容まとめ
ここまでビズリーチを20代転職で使うべき理由と、活用ポイントについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ビズリーチは『求人数が多い』かつ『優秀なヘッドハンターを選べる』という利点を持った転職サイトであり、その特徴は20代転職においても十分発揮されるため、ぜひ利用すべきです。
ビズリーチ公式:
https://bizreach.jp
そして登録したら、職務経歴書をしっかりと記載して、ヘッドハンターに連絡をしてみましょう。
とはいえ、職務経歴書の作成や面接対策もすべて一人でしなければならないのが大変だ、という方は、転職エージェントも併用するとなおいいでしょう。
補足:転職エージェントがやってくれること
- 面倒な手続きをすべて代行してくれる
- あなたのPRポイントを整理できる
- 過去データから万全な面接対策をしてくれる
- あなたに合った非公開求人を探してきてくれる
- あなたのことを営業してくれるため、他の候補者より有利になる
- 年収交渉を引き受けてくれる
- 退職トラブルの相談相手になってくれる
4.20代がビズリーチと併用したい転職エージェント4選
20代からの転職であればまず『ビズリーチ』に登録すべきですが、他にも転職エージェントを利用することで、成功率をグッと上げることが可能です。
『CareerTheory編集部が500人に実施したアンケート』にあった口コミを分析すると、以下の転職エージェントが好評な傾向にありました。
では、それぞれ個別に説明していきます。
『リクルートエージェント』求人数が多く・サポートも充実
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
『マイナビジョブ20’s』全求人が20代対象の専門転職エージェント
『マイナビジョブ20’s』は、全求人が20代対象で第二新卒・既卒に特化した転職エージェントです。
マイナビグループの転職支援サービスは、もとより20代・30代の若手に強みを持つ人気サービス。
そのマイナビが手掛ける20代専門の転職エージェントである『マイナビジョブ20’s』は、20代の抱えるキャリア・転職の悩みにぴったりのサポートを提供してくれると大評判です。
書類添削、面接対策の他にも、自己分析に役立つ適性診断を受けられるため、非常にサポート体制が充実しています。
キャリアが浅いうちの転職では、選考対策よりも、その前提となる自己分析やキャリアプランニングのほうをしっかり突き詰めておかないと、思わぬミスマッチ・後悔につながることが多くあります。
『マイナビジョブ20’s』なら20代の転職支援実績豊富なキャリアアドバイザーがアドバイスを提供してくれるうえ、随時開催の個別転職相談会でキャリア全般の悩みから相談することも可能です。
若手人材のキャリア支援に関するエキスパート集団なので、これほど心強いものはないでしょう。
加えて、「職種・業種が未経験でもOK」という求人が50%以上(公開求人数は約3,700件)あるため、新たな職種・業界に挑戦したい人にもおすすめな一社です。
まずは登録して、相談だけでもしてみてください。
マイナビジョブ20’s公式サイト:
https://mynavi-job20s.jp/
『doda』業界最大手で提案力が高い
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
『パソナキャリア(ハイクラス)』サポートに定評あり
『パソナキャリア(ハイクラス向け)』は、大手人材サービス会社「パソナグループ」が運営するハイクラス向け転職エージェントです。
豊富な求人数を誇る『パソナキャリア(ハイクラス)』は、充実したサポート体制が魅力のハイクラス向けの人材サービスです。
年収800万円以上のハイクラス求人が非常に豊富であり、ハイクラス転職にグッと近づくことができます。
また、『パソナキャリア(ハイクラス)』では多くの独占求人を保有しており、希少な求人を求めて登録する方も数多くいます。
なにより、注目すべきなのが利用者満足度の高さです。
2019〜2022年オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門において、4年連続総合1位を獲得し、実績と信頼を兼ね揃えたサービスであることは疑いようがありません。
CareerTheory編集部が行ったアンケート調査でも、「満足のいく転職ができた」「サポートがよかった」という声が多く寄せられています。
「なるべく多くのハイクラス求人を見比べたい」「サポート体制が整った転職エージェントを探している」とお考えの方は、『パソナキャリア(ハイクラス)』をぜひ利用してください。
5.ビズリーチを使う20代向けの関連記事3選
6. まとめ
いかがでしたでしょうか。
キャリアアップを目指す20代は、ビズリーチを利用すべきで、登録したら職務経歴書を登録して、ヘッドハンターに連絡をしてみましょう。
- ビズリーチ|求人数豊富で、優秀なヘッドハンターを探せる
https://bizreach.jp
さらに、以下のような他転職エージェントを併用すると、よりよい求人に出会える可能性がグッと上がるでしょう。
- リクルートエージェント|求人数は圧倒的・転職サポートも充実
https://r-agent.com - マイナビジョブ20’s|全求人が20代対象の特化型転職エージェント
https://mynavi-job20s.jp/
- dodaエージェント|業界最大手で提案力が高い
https://doda.jp - パソナキャリア(ハイクラス)|さらなるハイキャリアを目指す人におすすめ
https://pasonacareer.jp
あなたが最高の転職ができることを陰ながら祈っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。