「営業職から転職したい」
「営業職以外にも転職できるの?」
と考えていませんか。
営業職として成果を出していれば、その成果が評価されるため、営業職として他社へ転職できることはもちろん、他職種への転職も目指すことができます。販売職やマーケティング、コンサルタント職などで評価されやすいでしょう。
ただし、転職先によっては労働環境の悪化や、40代以上になると転職難易度が上がるなどの懸念点もあるため注意が必要です。
そこでこの記事では、転職のプロとして多くの営業職の転職をサポートしてきた私が、営業職の転職理由や職種ごとの有利な転職先を紹介します。
- 営業職に転職する前に知っておきたい4ポイント
- 営業職の転職事情
- 営業職から他の仕事へ転職できる?
- 他企業の営業職への転職は上手くいく?
- 営業職転職の注意点|後悔しないためのポイントを解説
- 営業職から転職するなら転職エージェントがおすすめ
- 営業職の転職に関するQ&A
それでは、営業職の転職事情について、詳しくみていきましょう。
目次
1. 営業職に転職する前に知っておきたい4ポイント
この章では営業職に転職する前に知っておきたい4ポイントを解説していきます。
- 1-1.営業職転職の際には理解必須!営業職の仕事内容分類
- 1-2.無形商材×法人営業職は転職市場で強い
- 1-3.新型コロナウイルスの影響で対面から「オンライン」へ営業スタイルを変える企業も増えている
- 1-4.営業職の平均年収は435万円!中には1,000万円超えの求人も!
それでは順にご説明していきます。
1-1. 営業職転職の際には理解必須!営業職の仕事内容分類
営業職の仕事内容は企業によって異なります。ここでは、以下4点の違いについて解説していきます。
それでは順に見ていきましょう。
(1)外勤営業職と内勤営業職の違い
営業職には、外勤営業職と内勤営業職という2つの方法があります。以下の表で外勤営業職と内勤営業職の違いをまとめました。
外勤営業職 (フィールドセールス) |
内勤営業職 (インサイドセールス) |
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営業方法 |
外回り 顧客を訪問して提案をして商品やサービスを販売する |
内回り
会社に訪問してくれる顧客に対して商品やサービスを販売する |
内容 |
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必要な能力 |
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外勤営業職は、顧客を訪問して商品を売り込みます。一方で、内勤営業職は社内に訪問してくる顧客に商品を販売します。
(2)新規営業とルート営業の違い
営業職のやり方には新規営業とルート営業(既存営業)があります。
- 新規営業
取引実績のない顧客 - ルート営業(既存営業)
すでに取引している顧客
新規営業の場合、成約するより断られるほうが圧倒的に多いので、地道な努力を続けることが求められます。
一方のルート営業は、既存顧客の現状やニーズをヒアリングによってしっかりと掴み、その上で商品や戦略を提案する力が必要です。
ただ、新規・既存、どちらに重きを置くかは業界や企業によって違いがあります。このため「営業職に転職しよう」と考えている方は、転職先企業がどちらに該当するのか、事前に下調べをしておきましょう。
(3)有形商材と無形商材の違い
営業職における販売商材は、有形商材と無形商材に分類できます。
有形商材 | 無形商材 | |
説明 | モノを売る商材 (形に見える) |
サービスを売る商材 (形に見えない) |
商材例 |
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このように、有形商材は「食品などの目に見えるもの」、無形は「サービスなどの目に見えないもの」ことを言います。
(4)「BtoB」と「BtoC」の違い
営業職のターゲットとしては、法人と個人があります。
法人営業職 | 個人営業職 | |
説明 | 企業を対象にした営業 (BtoB) |
一般消費者を対象にした営業 (BtoC) |
商材例 |
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メリット | 企業相手であるため、動く金額が小さい | 契約を取りやすい |
デメリット |
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法人営業とは「企業」を対象にした営業職のことをいい、動く金額が大きい反面、契約には時間がかかります。
反対に、個人営業とは「一般消費者」を対象にした営業職のことをいい、即契約という場合がある反面、動く金額は小さいです。
1-2.無形商材×法人営業は転職市場で強い
無形商材×法人営業は転職市場で強いと言われています。理由は以下の2点です。
それぞれ解説します。
(1)長期的に市場価値を高めやすい
無形商材の法人営業は、長期的に市場価値(営業職としての能力)を高めやすいです。
なぜなら無形商材は、営業担当者個人の能力によって売れ行きが左右されるからです。
売上を左右する要素が異なる
- 有形商材
値段やスペックなど商品そのものの利用価値が伝わりやすい。営業担当者のスキルよりも、商品の魅力が売上を左右する - 無形商材
形のない商材のため、魅力が伝わりづらい。その商品を使うことでどのようなメリットがあるのか、うまく伝えられるかどうかが、売上を左右する
商品の価値や魅力が伝わりにくいという特徴を持つ無形商材は、顧客のニーズを的確に捉え、より問題解決にフォーカスした提案が必要となります。
また、法人営業は複数人を相手に交渉・調整を行わなければならず、個人相手の営業職以上に、多方面を相手にした柔軟なコミュニケーション能力や、組織を納得させるだけの論理的な提案力が求められます。
したがって、「無形商材×法人営業」の組み合わせは、他の営業職に比べて難易度が高いと言えますが、その分「ヒアリング能力」「論理的なプレゼン能力」「交渉力」など営業職に必要なスキルを総合的に身に付けられます。
結果として長期的な視点に立つと、無形商材の法人営業は市場価値を高めやすいのです。
(2)他の営業方法に比べて給与が高い
無形商材×法人営業職は、営業難易度が高い分、他の営業方法に比べて給与が高い傾向にあります。法人営業職は一度の取引金額が大きく、数千万円単位のお金が動くことも少なくありません。
そのため、法人営業を行う企業は売上高が大きく、結果として社員に還元される給与額も高くなりやすいのです。
また、「無形商材×法人営業職」は、営業担当者個人の能力に依存するため、優秀な営業が転職を示唆すると、企業が高い給与を提示して引き留めようとすることも多いようです。
このことから「営業職に転職して給与アップを狙いたい」という方は、無形商材×法人営業職を視野に入れてみるのもおすすめです。
1-3.新型コロナウイルスの影響で対面から「オンライン」へ営業スタイルを変える企業も増えている
新型コロナウイルスの影響で対面からオンラインへと営業スタイルを変える企業が増えています。
事実、営業職を対象にした調査によると、約9割の方が「オンラインツールを使って営業する機会が増えた」と回答したそうです。
〔出典〕ベルフェイス:9割以上が“オンライン営業”の機会が増えたと回答。ベルフェイス株式会社がオンライン営業の実態を調査,2020年9月3日付.
ITツールを導入し、オンライン商談を行ったり、取引先企業との連絡をチャットで行うなど、新型コロナウイルスの影響により、営業職のスタイルに変化が生じているのです。
ただしオンライン営業には、メリット・デメリットの両面があります。
メリット |
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デメリット |
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このように、オンライン営業職には「営業職活動の効率化」「経費削減」などのメリットがある反面、「コミュニケーションがとりづらい」といったデメリットがあることが分かります。
営業職への転職の際は「どのようなスタイルで営業活動を行っているのか」を事前に確認すると良いでしょう。
1-4.営業職の平均年収は435万円!中には1,000万円超えの求人も!
営業職の平均年収は435万円と言われています(doda:平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金),2021年12月13日付.)。
また、営業職の「男女別/全体の年収分布」は以下のようになりました。
〔出典〕doda:平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金),2021年12月13日付.
上記のグラフを見ると、男女ともに「300~400万円未満」の方が一番多いことが分かります。
しかしその一方で、営業職は「高年収を狙いやすい」という側面があり、高年収求人も見つかりやすいです。
なぜかというと、営業職は「基本給+インセンティブ(成果給)」という形をとっていることが多く、成果が給料に直結しやすいためです。
実際に、年収1,000万円を超える営業職求人も珍しくありません。
『リクルートエージェント』の求人を見てみると、営業職で年収1,000万円を超える公開求人が1,655件、非公開求人が2,145件あることが分かりました。
〔出典〕『リクルートエージェント』求人検索システムによるCareer Theory編集部調べ(2023年10月28日時点)
なお、高収入を目指すなら「利益率が高い商材を扱う企業」への転職を狙うのがおすすめです。
平均給与が高い業界
- 医薬品業界
- ソフトウェア業界
- 金融業界
- 不動産業界
- 広告業界
2. 営業職の転職事情
営業職から転職する人は、営業職以外の他職種に転職する人と、別の会社の営業職へ転職する人で異なる事情があります。
この章では、転職先別の転職理由を紹介します。
2-1. 転職を決意する営業職は多い
転職を決意する営業職は多いです。
営業職の離職率は、業界によって異なります。不動産業界や卸売小売、保険の営業職は離職率が高いですが、一方でメーカーやインフラ系の営業職は離職率が低いのが特徴です。
全体的に、ゼロから新規顧客を得るためにテレアポ(テレフォンアポインター)を繰り返すような営業スタイルの企業は離職率が高いです。
一方で、メーカーやインフラ企業のようなルート営業、既存顧客向けの深耕営業が多い企業・業界は、離職率が低いという特徴があります。
しかし近年では将来性への不安から、他社や営業職以外に転職する人も増えています。営業職の転職理由を見ていきましょう。
2-2. 他社の営業職に転職した人の転職理由
営業職の仕事をしている人が他社の営業職に転職するのには、主に以下3つの理由が挙げられます。
(1)会社・業界の将来性に不安を感じる
会社や業界の将来性に不安を感じ、今後のキャリアを考える人は多いです。
営業職という仕事自体が好きでも、会社が取り扱っている商品や業界に伸び代がなく衰退してしまうと、じきに営業職として活躍することは難しくなるでしょう。
近年のGAFAの台頭、AIや人工知能の普及、2020年の新型コロナウイルス感染拡大などにより、世の中は速いスピードで大きく移り変わっています。
世の中の変化に対応できない企業や商品は淘汰され、当然営業活動や会社の売上にも打撃を与えます。
出社することで一定の給料をもらっていたとしても、業績が悪いと社内の空気は重くなり働きづらくなるでしょう。
業界内で合併などを行うことで生き残る会社もありますが、雇用は今後減少していくと考えられ、将来性への不安から転職する営業職が増えています。
(2)給与に不満がある
給与面への不満から、他社の営業職へ転職を決意する人もいます。具体的には、以下のケースが挙げられます。
- 年収が低い
- 残業代や休日出勤の手当が出ない
- 営業成績が給与に反映されない
- 労働時間と収入が見合わない
このように単純に年収が低いケースだけではなく、それなりの給与を得ていても長時間労働で割に合わないと感じるなど、収入面に不満を感じる営業職の方は多いです。
転職する際は応募企業の業務の実態を、『OpenWork』などの口コミサイトでチェックするなど、リアルな情報の収集が不可欠と言えます。
(3)仕事上の人間関係がうまくいかない
仕事上の人間関係がうまくいかず、他社の営業職に転職する人もいます。
営業職は数字主義であるため、ノルマを達成しないと上司から詰め寄られるなど、人間関係への不満から職場に嫌気がさしてしまったという営業職の方は多いです。
ノルマの厳しさや人間関係は会社により異なる上、その状況を辛いと感じるかどうかも人によって差があるでしょう。
業務内容ではなく社風や人間関係に不満を持ち「ここではやっていけない……」と感じたときに、他社の営業職に転職しようと決意するのです。
2-3. 営業職から他職種へ転職した人の転職理由
会社業界内での転職理由としては、以下の3点があります。
(1)自分のキャリアに希望が持てない
営業職としてのキャリアを積んだ結果、キャリアアップしたいと考えて他職種に転職する人もいます。
営業職はハードな仕事です。20代の頃は良くても、同じ仕事を20年、30年と続けることが難しくなることもあります。
特に営業成績不振の状態が続いたり、役職がつかない、後輩に先を越されて会社に居場所がないなど、給料面以外の悩みも増えます。
営業成績が抜群に良いわけではない場合や、会社の同部署の先輩が理想ではないなどを理由に、キャリアの行き詰まりを感じることもあるでしょう。
「このまま営業職として上手くいかなかったら……」と考え、20代や30代など選択肢が多いうちのキャリアチェンジを決断するのです。
(2)ノルマに追われない仕事がしたい
営業職はノルマが特に厳しい職業です。会社は数字主義で営業成績が昇進や給料に直結するため、常にプレッシャーが付きまといます。
近年では営業職員へのノルマを廃止する会社も出てきていますが、そのような会社でも「個人目標」として数値目標が掲げられているなど、ノルマが形を変えて残っていることがあります。
ノルマや目標が厳しく、精神的なストレスから転職する営業職の方は多いのです。
(3)残業や休日出勤が多いなどワークライフバランスが取れない
残業や休日出勤の多さなどから、ワークライフバランスが取れずに他職種に転職する営業職の人もいます。
ノルマ達成のために休日出勤や残業をせざるを得ない日々が続くなど、プライベートをしっかり取れる環境で働きたいと転職する人も多いのです。
また個人顧客向けの営業職の場合、顧客の休日に合わせた出勤が多い場合もあるでしょう。
20代など若いうちは良くても、年齢を重ねて家庭を持ったときに「家族の時間を大事にしたい」と転職を考える人もいます。
3. 営業職から他の仕事へ転職できる?
本章では、営業職から他の仕事に転職するメリット・デメリットを解説していきます。
一般的にエリートのイメージもある営業職ですが、「営業しかしてこなかったため、異業種で活かせるスキルがない」と、転職には不利と思ってしまうかもしれません。
営業職は他の職種にも転職できるのか、見ていきましょう。
3-1. 【結論】営業職から異職種への転職は有利!
結論として、営業職は他の職種への転職においても有利です。
営業職という職歴は様々なスキルが評価されます。
営業経験があることで期待してもらえる知識・スキル
- 数字への意識が高く成果主義である
- 傾聴力や提案力に長けている
- 厳しいノルマに耐えうる精神力がある
- コミュニケーション能力など個人の能力が高い
営業職は他のどの職種よりも数字への意識が高く、成果主義です。
さらに顧客のニーズをヒヤリングする傾聴力や提案力に長けており、努力し続けられる人材とみなされます。
加えて法人営業経験があれば、BtoBの仕事で欠かせないビジネス経験となります。
また営業職に欠かせないコミュニケーション能力は、どの職種・業界に転職する際でも役立ち、評価されやすいです。
3-2. 営業職から他の仕事へ転職するメリット
営業職の方が他の仕事へ転職すると、以下のようなメリットがあります。
メリット1. 市場価値が高まる
営業職以外の業界や職種も経験することで、経歴の幅が広がり市場価値が高まります。
営業職だけを長年続けていると、その会社で役立つスキルや特定の商品知識は培われますが、他職種や業界では評価されにくい知識も多く、年齢が上がるにつれ転職難度は上がり、異業種を目指す場合は転職時に待遇が下がる可能性が高まります。
異業種で会社以外でも通用するスキルを身につけることで、市場価値が高まり、今後また転職する際に役立てることができるのです。
例えば、現職の会社での個人顧客向けの営業経験を活かして、転職先で法人営業職や管理系の業務経験を積むと、さらに市場価値を高めることができます。
メリット2. ノルマへのストレスがなくなる
営業職以外の他職種への転職では、厳しいノルマへのプレッシャーがなくなり、精神的なストレスが減ります。
営業ノルマの厳しさは会社によって異なりますが、人によっては大きなストレスとなります。営業職以外への転職はもちろん、同じ営業職でも現職よりノルマが少なければ、ストレスは軽減されるでしょう。
転職理由がノルマへのプレッシャーである人は、スキルを身につけて営業職以外の職種へ転職すると、確実にストレスを減らす事ができます。
実際に営業職から経理に転職した人でストレス激減を感じた方がいました。
ブラック営業時代は日々ノルマに追われ、会議では怒号が飛び交い、サービス残業の嵐。それでいて給与は今よりも低い。
ほんと今の仕事環境は夢のような感じです。あの頃の自分に早く経理になれと伝えたい。
営業職は激務や厳しいノルマによりストレスを感じやすい職業です。
他職種へ転職し、会社から完全に離れると、ストレスが減りやすいでしょう。
メリット3. 仕事とプライベートを両立しやすくなる
営業職から別の仕事に転職すると、仕事とプライベートを両立しやすくなります。
土日出勤や残業が多い仕事を選ばなければ、しっかりとプライベートの時間も確保できるようになるでしょう。
一つ注意すべき点は、求人票からは具体的な残業時間や土日出勤の数が読み取りにくいことです。
入社後に残業や土日出勤の多さに気づくこともあるため、『OpenWork』などの口コミサイトを利用して業務の実態を確認しておくことをおすすめします。
3-3. 営業職が他の仕事へ転職するデメリット
一方で、営業職が他の仕事へ転職するのには、以下のようなデメリットが存在します。
デメリット1. 給与が下がることがある
営業職から他の仕事へ転職すると、給与が下がることがあります。
会社の給与体系にもよりますが、営業職の場合、成果報酬型や売上金額に応じて給与が支給されるコミッション制度を導入している企業も多く、営業成績が良い人ほど高給となる場合が多くあります。
このように営業職として高い給与を受け取っていた人が他の仕事に転職すると、その業界の給与水準に合わせた給与となる場合が多く、結果として給与が下がってしまうのです。
営業職として高給を得ていた方は、転職によって給与が下がることを覚悟しておく必要があるでしょう。
デメリット2. 仕事をゼロから覚え直す必要がある
営業職から他職種への転職では、入社後に仕事をゼロから覚え直す必要があるため、仕事に慣れるまで負担が大きくなります。
営業職以外の仕事では、会社規模や職種によってはミスが出ないようにマニュアル化されているものも多く、営業職時代のように「自分の考えややり方を優先して動く」ことができない場合があります。
かつ他の仕事に転職した場合、仕事に慣れるまで重要な業務を任せてもらいにくいでしょう。
もしベンチャー企業などに転職した場合、仕事が体系化されておらず業務を覚えるだけでも苦労するかもしれません。
営業職時代に培ったスキルが活かされないと感じることも多く、慣れるまでは業務に対してストレスを感じやすいです。
デメリット3. 大手企業からの転職の場合、福利厚生が悪くなる
大手企業の営業職から転職する場合、転職先の福利厚生に不満を持ちやすいです。
多くの大手企業は福利厚生が充実しており、社宅または住宅補助、食事補助、財形貯蓄制度など様々な福利厚生があるため、待遇面での不満は感じにくいです。
転職で次の職場に中小企業やベンチャー企業などを選んだ場合、大手企業ほど充実した福利厚生を完備している企業は少なく、不満を感じることもあるでしょう。
月の支出額が増え、補助額が減り、家計負担は増えてしまう可能性が高いです。
3-4. 営業職の経験が活かせる異職種の仕事4選
営業職の経験は異業種や異職種でも十分活かすことができます。
(1)販売職 | 顧客に売る経験をそのまま活かせる
販売職は、営業職で培った顧客に商品を売るための知識や経験を最も活かしやすい仕事です。
「商品やサービスを売ることで会社に貢献する」という点で、販売職と営業職は非常に似ています。
基本的に顧客がエンドユーザーであるため、BtoCの営業職をしていた人は転職先ですぐに活躍できるでしょう。
ただ営業職と同様に、販売目標やノルマが設けられている企業や職場もあるため、転職時には注意する必要があります。
(2)マーケティング | 営業職に近い距離で仕事ができる
営業職からマーケティングに転職すると、営業経験で得た知識やスキルをそのまま活かすことができます。
顧客ニーズの把握や、商品の優位性を説明する際など、営業職時代の商品価値を感じさせられるような表現や魅力的なコミュニケーションが、マーケティングの仕事にも役立つでしょう。
マーケティングは調査や分析を行い、自社の商品を効果的に売り込む方法を考える仕事です。
市場や顧客を分析して自社と市場を結びつけ、売れる仕組みを作るのが主な目的と言えます。
観察力や営業職時代に培った傾聴力が優れている人が適性を発揮しやすいのが特徴で、デジタルシフトが求められる現在において、営業経験はマーケティングの仕事にも大いに役立つでしょう。
(3)経営コンサルタント | 交渉力や顧客の課題解決力が活きる
経営コンサルティングファームは、論理的思考能力の高い人や営業職出身者を積極的に採用する傾向にあります。
近年、IT化やグローバル化に伴い企業の経営課題は複雑化しており、コンサルティングの需要が増大しています。
中途採用の募集人数も多く、未経験者も募集する企業が多いです。
求職者の中にも、営業経験の中で企業経営者との対話を積むうちに、企業の課題解決や経営そのものに貢献できる仕事がしたいと感じたという理由で、営業職から経営コンサルタントに転身する方は多いのです。
営業職と異なる点は、「営業職の実績」そのものよりも「実績を出すための企画やプロセスの検討、実行、成果につなげる過程」が重視される点です。
営業職で実績を出すために、論理的に戦略を考え、実行することで結果を出してきたことをPRできれば、コンサルタントに必要な課題解決力のアピールとなるでしょう。
コンサルティング会社は給与水準も高く、高年収を狙う人におすすめです。
(4) 商品企画・開発 | 顧客とのやり取りを商品に反映させられる
商品企画・開発に転職すると、顧客とのやり取りを商品に直接反映させられるようになります。
営業職として働く中で「こういう商品ならもっと良いのに……」など、顧客とのやり取りを通じてもっと良い商品を作れたら、と感じることもあるでしょう。
商品企画や開発の仕事に就くと、営業職時代に感じた想いを商品に乗せて伝えることができます。
社内における人数が限られており、社内異動で補充をするケースが多いことから、未経験からの転職は狭き門になりやすいですが、新しいアイデアを生むためのクリエイティブ性や理論的に仕事を進めるロジカル性がアピールできれば、道は開けるでしょう。
4. 他企業の営業職への転職はうまくいく?
この章では、他の会社への転職を迷っている方に向けて、他社へ転職するメリットやデメリットを体験談を交えて説明します。
4-1. 【結論】現役営業職が他社へ転職するなら今!
営業職が他社へ転職するなら、今がチャンスです。
営業職は傾聴力や提案力、コミュニケーション能力などが評価されますが、業務が個社で異なるため前職の経験や勤続年数よりも、転職後も長く働ける若手の方が有利となるからです。
営業職からの転職は、早ければ早いほど有利です。迷っている場合は、転職先探しだけでも始めておきましょう。
4-2. 他社の営業職へ転職するメリット&デメリット
職種は営業職そのままに他社へ転職するメリットとデメリットは、それぞれ次の通りです。
メリット1. 年収が大幅にアップする可能性がある
同じ営業職への転職では、スキルや経験が評価される上、成果報酬型やコミッション制度の企業に転職すれば、収入が大幅にアップする可能性があります。
他方、営業職から異業種へ転職する場合では、転職先職種の給与テーブル自体が低めであることも十分に考えられます。
そのため、たとえスキルを評価してもらえて転職先の水準では好待遇のオファーを得られたとしても、職種を変えたために転職後の年収が下がることは多いのです。
よって転職で年収を大幅に上げたい人にとって、他社の営業職を転職先に選ぶメリットは大きいと言えます。
メリット2. 即戦力として活躍しやすい
最大のメリットは、営業経験が活かせることで即戦力として活躍しやすいことです。
他職種への転職では、提案力やコミュニケーション力は活かせても、営業職時代のスキルは活かすことができません。一方で同じ営業職だと、他社でも営業職としての経験を存分に活かすことができます。
経験やスキルが活かしやすい会社への転職は、仕事に慣れるまでにあまり時間がかからないというメリットもあります。
デメリット1. ノルマがキツくなるなど、労働環境が悪化する可能性がある
他社の営業職に転職すると、ノルマがキツくなる、残業が増えるなどで労働環境が悪化する可能性があります。
営業職の職場環境は、会社によって差が大きいです。「ノルマへの精神的な負荷が少ない企業だと思って入社したのに、これでは前職の方がマシだった……」という事態になっては本末転倒でしょう。
いわゆるブラック企業には、求人情報や面接で以下のような共通する特徴があります。
ブラック企業の見分け方
【求人情報】
- 抽象的な言葉が多用されている
- 3ヶ月以上求人が出ている
- 給与が明らかに高い
- 年間休日が105日以下
- みなし残業や裁量労働制の記載がある
- 業務内容が具体的にイメージできない
【面接時】
- 面接官が横柄な態度を取る
- 面接回数が少ない・面接時間が短すぎる
- こちらからの質問に曖昧な回答しかない
- すぐに内定が出る
しっかりと事前調査をして応募するだけでなく、選考の過程でも上記のポイントを参考にしてみてください。
デメリット2. スキルや経験が役に立たないことがある
他社に転職すると、同じ営業職でも前職のスキルや経験が役に立たないことがあります。具体的には以下のような場合です。
- 全く異なる業界に転職した
- 扱う商品が前職と全く異なる
- 営業方法が変わった(ルート営業職→新規営業職など)
- 販売商材が変わった(有形商材→無形商材など)
- ターゲット顧客が変わった(BtoC→BtoBなど)
このように扱う商品が変わるだけでなく、そもそもの前職と営業スタイルが大きく異なる場合なども、前職での経験が活かされにくくなるケースがあるのです。
営業職と言っても非常に幅が広いため、1章で紹介した仕事内容分類が異なると業務内容や職場環境も大きく異なります。
転職先で前職の経験を活かしたいなら、業界や営業方法、商材の形態など、共通点がある企業に転職する方が即戦力として活躍しやすいでしょう。
4-3. 営業職を続けるか別の仕事をするか悩んでいる人がやるべきこと
営業職を続けるか他職種へ転職するか迷っている人は、転職で何を叶えたいのか、理想の働き方が曖昧になっていることが多いです。
以下の3つのステップを踏み、自分がどのように働きたいのか見極めていきましょう。
ステップ1. 今の職場を辞めたい理由を整理する
まず、今の職場を辞めたい理由を書き出してみます。現職に感じている不満を全て挙げて、不満に思う理由を自身で深掘りしてみましょう。
- 給与が割に合わない
月30時間以上の残業をして働いているが、残業代が出ない - 自分の頑張りが評価されていない
結果主義の環境で働きたい - 人間関係が悪い
役職の上下を問わず意見を交わせるような心理的安全性の保たれた会社で働きたい
仕事への不満の根本的な原因を探ってみることで、それを解消するため方法・条件が分かり、会社が自分に合った職場なのか判断しやすくなります。
ステップ2. 10年後の理想と今の現実とのギャップを書き出す
自分が今「どのような生活を送りたいと考えているか」が見えてきたら、次はその目線を未来に向けましょう。
10年後・20年後、あなたはどのような暮らし・働き方をしていたいでしょうか。漠然としたイメージでも問題ありませんし、「さすがに無理かも」と思うようなものでも構いません。
というのも、実は自分の「どうありたいか」を正確にとらえるには、理想と現在の会社との差分=ギャップの把握が大事なのです。
10年後の理想と今の現実とのギャップの具体例
・管理職に就いていること
・年収は850万円を達成していること
・今いる地元に住み続けていること
10年後の理想がイメージできれば、「今いる職場との差分(なぜ今の会社でその理想が達成できないのか)」を考えていきます。
実際に、自分の年齢+10歳の上司で、どれくらいの人が自分の理想の状態になっているのかを調べてみても良いでしょう。
- 管理職に就いていること
会社は、年功序列の風習が残っており、若手が躍進するチャンスは少ない - 年収は850万円を達成していること
不可能ではないが、役職に就くと裁量労働制となり残業が出ない、かつ現職の上司はかなり激務である - 今いる地元に住み続けていること
全国に拠点がある会社のため、転勤の可能性がある
このように「理想と今いる職場との差分(なぜ現職でそれが達成できないのか)」が具体的になれば、どんな仕事・会社を選べば転職先としていいのかが明確になっていきます。
上記の方の場合だと、
- 人事評価に明確な評価制度が取り入れられている
(コンピテンシー評価、360度評価など) - 30代後半のモデル年収が850万円に達している
- 転勤がない
といった軸で転職先を探すのが現実的です。
ステップ3. 転職先に求める条件に優先順位をつける
転職で解決したい問題や、将来の理想像が叶えられる環境を考えるにあたって、さまざまな条件を転職先に求める方も多いと思います。
その場合は、求める条件に優先順位をつけましょう。絶対に外せない条件や妥協しても良い点がハッキリすることで、転職先を絞り込みやすくなります。
まずは、いま思っている転職先に求める条件を、思いつくだけ書き出します。希望条件だけでなく、やりたくないこと・嫌なことも一緒に挙げてみましょう。
転職先に求める条件の例
- 家族との時間を大事にしたいので定時で帰りたい
- 家の近くで働きたい、なるべく電車には乗りたくない
- 住宅手当や育児支援などの福利厚生が充実していてほしい
- 事務作業だけは嫌だ
次に、書き出した条件に理想と妥協点を考えます。
理想 | 妥協 | |
労働時間 | 残業なし | 月残業時間20時間以内 |
勤務地 | 通勤30分以内 | 通勤1時間半以内 |
福利厚生 | 企業内に保育所がある | 住宅手当が出る |
仕事内容 | 雑用なし | 経験を積めば、希望プロジェクトに携われる |
希望条件と妥協点が分かったら、妥協できない条件から選んで並べてみましょう。
- 1位. 労働時間→月残業時間20時間
- 2位. 仕事内容→経験を積めば、希望プロジェクトに携われる
- 3位. 勤務地→通勤1時間半以内
- 4位. 福利厚生→住宅手当が出る
優先順位、妥協条件を決めておくことで、転職先を絞り込みやすくなります。
会社で働き続けると、優先したい項目を満たすことができるのか考えてみましょう。
5. 営業職転職の注意点|後悔しないためのポイントを解説
他社の営業職や他職種へ転職する事はできますが、注意点をおさえておかないと転職を後悔してしまう事があります。
こちらでは、職場別に転職時の注意点を紹介します。
5-1. 営業職から異職種の仕事に転職する場合
営業職から他の仕事に転職する場合は、以下の3点に注意が必要です。
(1)明確な実績を残しておく
営業職から他職種へ転職する場合でもアピールできる、明確な実績を残しておきましょう。
売上高や部署内での成績、経費削減率など会社での実績を数値化します。実績を元に、応募先で自分がどのように貢献できるのかを伝えると、評価されやすいです。
会社での実績のアピール例
- 前職の法人営業経験を活かし、部署内の売上を1年で20%アップさせます。
- リスク管理能力やFPの資格を活かして、会社内の無駄を見つけ出し、15%の経費削減を実現します。
実績を元に将来的な話をすることで、あなたを雇ってスキルを伸ばすと会社にどのようなメリットがあるのかが伝わりやすくなるのです。
(2)40代以上の未経験転職は厳しい
年齢が上がるにつれ、転職難易度は大きく上がります。特に40歳を超えると転職はかなり厳しくなります。
営業職は会社ごとに商品・手法が異なるため、他社の営業職に転職してもイチから覚え直しになることも多いでしょう。
営業職から異業種への転職を40代以降でトライした場合、転職先の業界の知識がない分苦労します。このため、採用側も伸びしろのある若手を優先的に採用しようとするのです。
実際に営業職系の職種では、転職成功者に占める割合が40代以上で最も低い割合となっています。
〔出典〕doda コロナでどう変わった? 転職成功者の平均年齢調査【最新版】,2023年10月28日付.
営業職の仕事を長く続けてきた場合、営業スキルと会社の商品知識以外は身についていないと判断されてしまえば、不利になる場合が多いです。
(3)基本的なITスキルを身につけておく
ExcelやPowerPointなどの基本的なITスキルは身につけておきましょう。営業スタイルや会社によっては、自力での資料作成が不要な場合もあり、パソコンを使う業務に慣れていないことがあります。
しかしほとんどの業界、職種でも基本的なITスキルは求められています。ITスキルがない場合、営業職という経歴があっても、転職において不利になりやすいです。
Word・Excel・PowerPointの基本操作は使えるようにしておきましょう。
5-2. 他社の営業職に転職する場合
他社の営業職に転職する場合は、以下の3点に注意が必要です。
(1)年収と働きやすさの優先度を決めておく
年収と働きやすさのどちらを優先して転職するのか、決めておきましょう。
成果報酬型やコミッション制の企業では、営業職として成績を上げるほど年収も上がりますが、一方で休日は減り長時間労働になるケースも想定されます。心身ともに大きなストレスを感じることもあるでしょう。
一方で給与と営業成績が連動しない企業に転職すると、残業や休日出勤が減って働きやすくなるものの、年収ダウンに不満を抱きやすいです。
高年収と働きやすさを兼ね備える営業職は少ないです。自分がどちらを優先させたいのかを決め、転職先を絞りましょう。
(2)成長産業かつ興味のある業界を選ぶ
営業職として他社に転職するなら、成長産業かつ自身が興味のある業界を選びましょう。
衰退産業での営業職はたとえ転職時の給与が良かったとしても、将来的に縮小する可能性が高いです。さらにいずれ給与額がダウンするか、給与が変わらなかったとしても社内の雰囲気が悪化して働きにくくなるなど、何かしらの弊害が出やすいのです。
また現時点の知識の有無を問わず、何かしらの側面で興味がある業界の方が、転職後に商品知識のインプットがしやすく、自信を持って顧客に提案しやすいでしょう。
よって転職先で長く働きたいと考えているのであれば、成長産業かつ自分が興味を持てる業界を選ぶことで、実務面と精神衛生上の両方で仕事がしやすくなると言えます。
(3)転職後に資格取得が必要な場合がある
転職後に資格取得が必要となる場合があります。
営業職は未経験や無資格で転職できる業界が多いですが、以下の業界は入社後に資格取得が求められる傾向にあります。
営業職する上で資格の取得が必要な業界の例
- 保険業界
- 不動産業界
- MR
資格取得が必要になると、主に業務時間以外の時間を利用して勉強することになります。このため、プライベートの時間を使うことに抵抗がある人は、これらの業界は避けた方が良いでしょう。
6. 営業職の転職には転職エージェントがおすすめ
営業職の転職には、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを利用すると、希望条件に合った求人を代わりに探して紹介してくれ、書類の添削や面接練習などの選考サポートまで受けられるので、転職活動をスムーズに進めることができます。
この章では、営業職におすすめの転職エージェントやエージェントの選び方を紹介します。
6-1. 営業職から異業種を目指す人におすすめの転職エージェント5選
←左右にスクロールできます→
サービス名 | リクルートエージェント | dodaエージェント | パソナキャリア | マイナビAGENT | ビズリーチ |
利用者層 (目安年収) |
20代後半〜50代 (300〜700万円) |
20代後半〜50代 (300〜700万円 ) |
30代前半〜50代 (400〜700万円) |
20代後半~30代 (300〜500万円) |
30代以降 (600万円〜) |
総求人数 | 約37万件 (業界最多!!) |
約18.8万件 | 約3.6万件 | 約6.3万件 | 約8.3万件 |
サポート力 満足度 |
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特徴 | ・求人数No1! ・業界最大手で実績豊富 |
・職種問わず求人が豊富 ・地方の転職に強い |
・年収アップを目指す方に最適 | ・若年層向けサポートが好評 | ・ヘッドハンティングを受けられる ・サービスは有料 |
公式 | ≫公式サイトを見る | ≫公式サイトを見る | ≫公式サイトを見る | ≫公式サイトを見る | ≫公式サイトを見る |
解説 | ≫解説を見る | ≫解説を見る | ≫解説を見る | ≫解説を見る | ≫解説を見る |
※求人数:2023年10月10日更新
(1)リクルートエージェント | 求人数No.1
総合力
求人数No.1で、全国どの職種への転職でもおすすめ
求人の量・質
公開求人数は16万件以上と圧倒的な多さ
サポート力
内定を勝ち取るための面接対策が充実している
『リクルートエージェント』は、Career Theory編集部が行った500人の転職経験者を対象とした調査では、総合評価第1位に輝いた最もおすすめの転職エージェントです。
求人数No.1の総合転職エージェントなので、営業職の経験を活かせる仕事が見つかりやすいです。
公開求人だけでも17万件以上、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人まで含めれば約39.8万件の求人情報を保有しており、主要な転職エージェントのなかでは求人数No. 1に位置しています(2023年10月時点)。
エージェント選びに悩んでいる場合は、まず1番にこの『リクルートエージェント』へ登録しましょう。
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1つの職種しか経験のない私にも多くの求人を紹介してくれた
第二新卒の求職者はキャリアが浅いため、営業職としての経験やスキルが企業側から納得されにくい傾向にあります。
また転職経験が乏しく、中途採用市場において効果的な自己アピールのノウハウも身についていない人がほとんどです。
第二新卒がエージェントを選ぶ際は、求人数の多さだけでなく、転職のプロからいかに効果的な情報提供を受けられるか、柔軟なサポートを受けられるかも重視する必要があります。
書類選考や面接対策のサポートが手厚い
外資系企業や専門職への転職は、企業や選考についての情報収集が1人では難しいため、詳しい担当者がいると安心です。
『リクルートエージェント』は、外資系に転職したい人にもおすすめのサービスと言えるでしょう。
(2)dodaエージェント | 求人の質・転職サポートが評判
総合力
担当に当たり外れが少なく、書類作成や面接対策のサポートが充実しており、好評
求人の量・質
求人の量はリクルートに次いで多く、評価が高い。
サポート力
書類作成や面接対策のサポートが充実していると、評価が高い。
『doda』エージェントは転職支援実績が豊富で、顧客満足度No.1を誇る総合転職エージェントです(2022~2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)。
提案力・求人数ともにトップレベルで、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
特に若年層の求人情報や地方在住者への転職支援に強みを持っており、第二新卒での転職や地方で営業職から転職したい人におすすめです。
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中小企業も優良求人が多い
求人の質に関しては、他の転職サービスと比べても大企業だけでなく中小優良企業も掲載があり、条件の合う求人を探しやすいです。
他社ではあまり案件を紹介してもらえず門前払いも数社ある状況で、これだけ提示してくれたのは本当にありがたかったです。
『doda』エージェントは他社では出会えなかった求人情報を紹介してくれたという口コミが多く見られました。
中途採用市場は、ビジネス経験を会社に活かせる「即戦力採用」がほとんどです。スキルや経験に見合った企業でないと、書類選考の時点で不採用となる場合も多いのです。
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職務経歴書でうまく話題をふり、得意分野に面接の質問を持っていくやり方など、とにかく実践的なテクニックをたくさん教えてくれ、助かりました。
担当者がA4でくれたテクニック集を練習して、面接はうまくのりきって内定をもらえました。
転職経験が乏しい人は、会社が求めているスキルを判断し、効果的にアピールすることが難しいです。
上記のような『doda』エージェントの面接テクニックがあれば、面接時の話題を自分の強みに関する事柄へ引き寄せることができ、より効果的に自己をアピールできることでしょう。
(3)パソナキャリア | サポート充実で満足度が高い
総合力
利用者の満足度No.1!丁寧なサポートに定評があり初めての転職におすすめ
求人の量・質
最大手のdodaやリクルートと比べると劣るが、高年収向け非公開求人も多い。
サポート力
サポートは最高評価。親身・丁寧、転職すべきか悩んでいる方にもフラットに対応。
『パソナキャリア』は、利用者の満足度が高く、丁寧なサポートに定評がある初めての転職におすすめの転職エージェントです。
親身で丁寧なサポートで、営業職から転職すべきか悩んでいる方にも深く寄り添って対応してくれます。
求人数はそれほど多いわけではありませんが、求人の質が良いため、高年収・高待遇の仕事も見つけやすいでしょう。
「不安を最小限に転職活動をしたい」という方におすすめです。
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『パソナキャリア』を利用した人の声
非公開求人も質が高い
よかった点は、キャリアカウンセラーによる非公開求人の質です。
他の転職エージェントも利用しましたが、最も質が良かったです。
具体的には、大手が多いところ、年収や福利厚生面ですぐれている会社が多いところが特によかったです。
悪かった点は、紹介される求人の数が他の転職エージェントに比べ少なめなところです。
非公開求人は、公開して募集をすると応募が殺到してしまうような待遇の良い求人が多いです。公開で募集していないため、倍率があまり高くないことも魅力です。
大手や年収の高い非公開求人を紹介してもらえると、待遇の良い企業に効率よく転職することができます。
女性も使いやすい
女性の転職では、結婚や出産などライフステージの変化に柔軟に対応する企業であるのかを確かめることも重要です。
『パソナキャリア』では担当者が、熱心に相談に乗り、女性が働きやすい職場を紹介してくれるので安心です。
(4)マイナビエージェント | 20代の転職におすすめ
総合力
20〜30代からの評価が高い
求人の量・質
第二新卒や若年層向け求人が多い
サポート力
サポートが熱意があって丁寧と評判
『マイナビエージェント』は業界4、5番手の転職エージェントです。
サポート力に定評があるので異職種への転職でも、営業経験を最大限アピールする方法をアドバイスしてくれます。
第二新卒や20代の案件が多いことから、第二新卒の方は登録してみて担当者とのフィーリングを確かめてみることをおすすめします。
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『マイナビエージェント』を利用した人の声
職務経歴書・履歴書を丁寧に添削してくれた
担当の人の対応がとても素晴らしかった。話もしっかりと聞いてくれた上で提案もしてくれて、他のエージェントさん達よりも心強かったです。
特に、初めての転職だったので職務経歴書・履歴書が不安だったのですが、丁寧に添削してくれたのが印象に残っています。
またお世話になる機会があったら、その担当さんにお願いしたいと思っています。
担当者の質は転職エージェント選びで最も重要といえるポイントです。特に初めての転職で手厚いサポートを求める場合は、選考対策を親身に行ってくれるエージェントがおすすめです。
『マイナビエージェント』は担当者のサポート力に定評があるので、安心です。
担当者が優しい言葉をかけてくれた
転職活動では、転職先がスムーズに決まるのか、転職して後悔しないかなど不安になることが多いです。特に転職経験が浅いと精神的に大きな負担となります。
転職サポート経験の豊富な担当者が相談にのってくれると、転職活動中の精神的負担を軽減することができます。
(5)ビズリーチ | 専門職に特化した求人を見たい人に
総合力
ヘッドハンターの質が均一でないが、求人数が非常に多いので、選択肢を広げるためにも利用すべき1社
求人の量・質
高年収の求人が非常に多く他社を圧倒している
サポート力
ヘッドハンターによるスカウトが受けられるが、担当によって差はある
『ビズリーチ』は、管理職・高年収などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。
企業の求人掲載、求職者の登録の双方に事前審査が行われることにより、営業職の経験を活かした質の高いマッチングを実現しているのが特徴です。
基本的な検索サービスなどは無料で利用できますが、求人応募やプラチナスカウトの受信などの機能は有料会員への登録が必要となります。
- タレント会員
年収750万円未満の方対象 / 月額3,278円(税込) - ハイクラス会員
年収750万円以上の方対象 / 月額5,478円(税込)
月額課金制の転職サイトは業界でも珍しく、利用をためらってしまう人もいるかもしれませんが、その分7万件以上の質の高い高年収求人が揃っているので、「本気で営業職から転職したい」と考える方に特におすすめです。
『ビズリーチ』を利用した人の声
オファー数が多い
ビズリーチはいろんな転職サイトの中でも、ダントツでオファーが来るね!
あのCMは嘘ではない。
メールの頻度がちょうどいい
職種をある程度絞るならビズリーチ一択だと個人的に思う。
うっとうしいメールも少ないし。
あとすごく便利
ヘッドハンティング型転職エージェントは、基本的に自分から応募する求人を選べないためどれだけオファーが来るかが重要です。
ビスリーチは、オファー数が多く希望条件に合った企業を見つけやすいという口コミが多いので安心です。
6-2. 営業職として他社に転職したい人におすすめの転職エージェント3選
←左右にスクロールできます→
サービス名 | リクルートダイレクトスカウト |
JACリクルートメント | パソナキャリア(ハイクラス) |
利用者層 (目安年収) |
30代以降 (800万円〜) |
40代以降 (800〜1,000万円) |
30代前半〜50代 (500万円〜) |
総求人数 | 約110,000 | 約13,000 | 約39,000 |
サポート力 満足度 |
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特徴 | ・ヘッドハンティング型 | ・ハイクラス転職に特化 ・外資系求人も多数 |
・年収700万円以上を目指す方に |
公式 | ≫公式サイトを見る | ≫公式サイトを見る | ≫公式サイトを見る |
解説 | ≫解説を見る | ≫解説を見る | ≫解説を見る |
※求人数:2023年10月更新
(1)リクルートダイレクトスカウト | リクルート運営のヘッドハンティング型転職サービス
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
営業職のハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談することもできます。レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は10万2,106件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスです(2023年10月時点)。
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(2)JACリクルートメント | ハイクラス求人に特化
『JACリクルートメント』は、グローバルのハイキャリア案件に強い転職エージェントです。
とりわけミドルマネジメント層・スペシャリスト職・グローバル人材に特化しており、外資系企業や海外進出企業の営業職求人を多く保有しています。
またスピード感を持った原則24時間以内の状況報告や真摯な対応、専門性の高い各求人企業担当コンサルタントによる複数名での面談など、とても信頼のおけるエージェントです。
各業界・職種の専門知識と経営者視点を持つ少数精鋭のエキスパートにフォローしてもらえるため、「今すぐに転職したい」と考えている人だけでなく、転職先をじっくり見極めたい人にもおすすめです。
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(3)パソナキャリア(ハイクラス向け)|年収700万円以上を目指す方におすすめ
『パソナキャリア』は、3.9万件以上の豊富な求人数に加えて大手の中でも特にキャリアコンサルタントが親身だと評判のエージェントです。特に年収400万円以上の方におすすめです。
年収帯を問わず充実したサポートを行っており、当サイトが実施したアンケートでも利用者満足度No.1の結果でした。
登録するとマッチング度が高い営業職求人を紹介してもらえる「パソナプラチナオファー」の対象となります。
案件は長年の信頼と実績のあるパソナグループならではと定評があり、プラチナオファーからの応募で書類選考率もアップするのが特徴です。
700万円以上のハイクラス・エグゼィティブな高年収の営業職案件が集まりやすく、地方に比べて平均年収も高い大都市(東京、名古屋、大阪)の求人数も豊富です。
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6-3. 営業職が転職エージェント選びで気をつけるポイントは?
営業職が転職エージェントを選ぶときのチェックポイントは、次の3点です。
point 1:求人数が多いかどうか
求人の質と量は、理想の職場に転職できるかどうかを左右する、重要な要素です。
登録者のみが閲覧・応募できる「非公開求人」を多く保有している転職エージェントを利用すれば、さらに選択肢を増やせます。
「なるべく多くの候補の中から、自分の希望条件にぴったりの求人を選びたい」という方は、求人の質・量に強みのある転職エージェントを選びましょう。
point 2:大手企業が運営しているかどうか
転職エージェントは大手企業が運営しているものを中心に利用しましょう。
大手企業が運営する転職エージェント利用をおすすめする理由には
- 保有求人数が多く、登録するだけで選択肢を増やせる
- 支援実績が豊富で、選考通過に関する実用的なノウハウが蓄積されている
- 大手ほどサポート体制が整っている傾向にある
などがあります。
point 3:利用者の口コミが良いかどうか
利用者の口コミから、そのサイトの提案力やサポート力を確認することができます。
特に、
- 希望条件に合った求人を紹介してくれるのか
- 選考対策や退職準備などしっかりとサポートしてくれるのか
は必ず確認しましょう。
年代や希望する職場によっても、口コミは異なる場合もあります。口コミを確認して、自分に合った転職サイトを利用することでスムーズに転職活動を進めることができます。
6-4. 転職エージェントと転職サイトとの違いとは
「転職エージェント」と似たサービスに「転職サイト」がありますが、それぞれの違いは転職活動の進め方です。
転職エージェントは、担当者と一緒に転職活動を進めていきます。これに対して、転職サイトを使う場合、転職活動は全て自分一人で行っていきます。
転職エージェント | 転職サイト | |
気軽さ | △ 登録・相談のハードルが高いと感じる人も |
◎ 自分で求人を検索するだけなので気楽 |
得られる情報 | ◎ 職場の内部情報なども教えてくれる |
△ 求人票の情報だけ |
求人の選択肢 | ◯ 豊富(非公開求人や独占求人があることも) |
◯ 豊富(サイトによっては少ないので注意) |
転職アドバイス | ◎ 転職のプロからのアドバイスが得られる |
× なし |
選考対策 | ◎ 履歴書・職務経歴書の書き方や面接の答え方 |
× なし |
転職成功率 | ◎ 選考対策を入念に行うので、採用確率アップ |
◯ 上手く活用できればスムーズに決まる |
年収アップ率 | ◎ 年収交渉をしてくれるので良い待遇で転職しやすい |
△ 自分で交渉できれば問題ない |
転職サイトではサポートがないので、「良い求人がない」「履歴書の書き方が分からない」と悩んでも、自分でなんとかしなければなりません。
自力で解決できれば問題ないのですが、自分一人だと客観的なアドバイスを受けられず、次第に視野が狭くなっていきやすいので、間違った方向に進んでしまう可能性もあります。
このため、「転職活動に不安がある(履歴書や職務経歴書の書き方が分からない)」「次の転職は絶対失敗したくない(良い職場に入りたい)」という方は、転職エージェントの利用をおすすめします。
(1)そもそも転職エージェントとは
転職エージェントとは、無料で、求人探しから面接対策まで、幅広いサポートをしてくれる『人材紹介サービス』のことです。
登録すると、担当者がつき、あなたの転職理由や希望条件、理想の働き方をしっかりとヒアリングした上で、エージェントが保有する求人から適切な職場を選び、あなたに合った求人を提案してくれます。
応募を決めると、応募書類作成や面接対策もサポートしてくれるので安心です。転職先が決まるまで手厚いサポートが受けられます。
転職エージェントが無料で利用できる理由は、職場から紹介料を受け取って利益を上げる仕組みだからです。
求職者の入社が決まると、転職エージェントは企業から仲介料(年収の30%前後)を受けとっています。そのため、利用者側に料金は一切発生しないのです。
このように、転職エージェントは「紹介料を払ってでも優秀な人材を求めている」企業と、「希望条件に合った職場に転職したい」求職者をつないでくれるサービスとなっています。
(2)営業職が転職エージェントを利用するメリットとは
営業職が転職エージェントを利用するメリットは以下の3点です。
メリット1. 希望条件に合った求人を代わりに探してくれる
まず、転職エージェントでは担当者に年収や勤務地などの希望条件を伝えると、あなたに合った求人を代わりに探してくれます。
エージェントによっては、待遇が良いため公開して募集を行わない非公開求人を保有している場合もあり、自分で探すよりも年収が高い職場が見つかりやすいのです。
仕事を続けながら転職活動をする場合も、自分で求人を探す手間が省けるので便利です。
メリット2. 応募書類の添削や面接練習などの選考対策が受けられる
転職エージェントを利用すると、応募書類の添削や面接練習など選考対策も受けることができます。
担当者がヒアリングを通してあなたの人柄や経歴を把握し、伝え方のコツも教えてくれるので、誰でも魅力的な応募書類を作り上げられます。
転職経験がない、少ない場合、一人で応募書類を作るのは難しいものです。過不足無く経歴を書いたつもりでも、プロの視点でみると内容が不十分であったり、見せ方が適切でなかったりするケースはよくあります。
面接対策でも、転職のプロから客観的な意見がもらえるので、面接のコツが分かり、どのような質問をされるのか想定して面接に臨むことができます。
担当者と万全な対策を行うことで、内定獲得の可能性がアップします。
メリット3. 応募先とのやり取りを代行してくれる
転職エージェントは、企業とのやり取りを代行してくれるので、働きながらの転職活動がスムーズになります。
担当者が代行してくれるやり取り
- 各企業への応募
- 面接の日程調整
- 採用担当者への連絡
- 入社日の調整
在職中に転職活動を行うとなると、細かいスケジュール管理が困難になります。
特に複数求人に応募している場合、それぞれの職場と並行してやり取りを行わなければなりません。予定管理が不十分だと、ダブルブッキングなどのトラブルにつながる恐れもあります。
転職活動に関する煩雑なやり取りを、代わりに行ってくれるのは大きなメリットです。
7. 営業職の転職に関するQ&A
最後に、転職を考えている営業職の方からよく聞かれる質問に答えていきます。
7-1. 営業職の転職編
営業職の転職事情に関連するよくある質問に、転職のプロがお答えします。
Q1.営業職未経験なら、どの業界がおすすめですか?
入社後の研修や実践を通して、専門的な知識やスキルを習得することができ、未経験者の採用を積極的に行っている業界を選びましょう。
以下に紹介する業界は、上記の条件に当てはまることが多く、営業職未経験でも転職しやすいです。
- 人材業界
- インターネット業界
- メディア業界
- 保険業界
- 不動産業界
ただ、未経験業界に挑戦する際は、転職エージェントなどを活用し、事前に業界の知識や事情を詳しく聞いたうえで、転職するようにしましょう。
特にコロナ禍では、業界全体に経済的な影響が波及していることもあるため、注意が必要です。
Q2.未経験の場合、面接でどのようなことを聞かれますか?
未経験の転職の場合、以下のポイントを確認する質問が想定されますので、答えられるように整理しておきましょう。
- 今までの経験を次の会社にどう生かせるのか
- 未経験の領域に飛び込む覚悟はできているのか
また、面接対策については『転職のプロ直伝!1000人以上を面接合格に導いた面接完全ガイド』にて詳しく説明していますので、ご確認ください。
Q3. 自己PRはどのように言えばいいですか?
ご自身の専門分野の経験や、現職での実績を述べましょう。
志望先企業の仕事内容に合わせて、スキルをアピールすることが望ましいです。また、数値化できる成果や行動は、具体的な数字で表現するようにしましょう。
書類の対策は、以下の記事にて詳しくまとめていますのでご確認ください。
Q4.海外の営業職転職で必要な資格やスキルはありますか?
海外の営業職へ転職を目指す場合、ビジネスレベルの英語力は欠かせません。
海外のビジネスパーソン相手に、英語で交渉を行うためには、TOEIC750点相当以上の英語力は必要となるでしょう。
企業によっては、「TOEIC800点以上」のような採用条件を設けていることも多いです。
海外で働くことを視野に入れているのであれば、『DMM英会話』などのビジネス英会話コースのあるオンライン英会話を通して、少しずつ学習しておきましょう。
Q5. 営業職から公務員への転職はできますか?
営業職から公務員へ転職する人は非常に多いです。
ノルマ達成へのプレッシャーから解放される、ワークライフバランスが充実するなどのメリットがありますが、年収は下がりやすい、公務員試験に合格しなければ転職できないなどの注意点もあります。
特に、営業業務と公務員試験の勉強の両立は大きな負担となるでしょう。
公務員か民間企業のどちらが合うのか迷った場合は、転職エージェントに相談することをおすすめします。
7-2. 転職エージェント編
転職エージェントの利用を考える営業職の方から多く寄せられた質問とその答えを転職プロが紹介します。
Q1. 仕事をしているので電話での連絡は避けたいです。
多くのエージェントは希望をすれば、メールやLINEのみで連絡を取ることができます。
ただし、登録時の電話面談のみは行いましょう。電話面談は、担当者に自分の経歴や希望条件を伝え、転職活動の方向性を決める重要な機会です。
電話面談後は、メールのみでやり取りをすることも出来るので、初回の面談だけは30分程度時間をとって面談をすることをおすすめします。
Q2. 転職エージェントの担当者と考え方が合わなかったら……と不安です。
転職サイトでは、担当者をいつでも変更することができます。
口コミの良い大手サイトでも、担当者によっては十分なサポートをしてくれなかったり、自分の性格とは合わないと感じることがあります。
多くの転職エージェントでは、変更フォームへの入力や総合窓口へ連絡すると、担当者を変更することができます。担当者の変更は珍しいことではないので、合わないと感じたらすぐに変更をお願いしてみてください。
Q3. 勤務先・取引先に知られてしまいませんか?
知られることは基本的にありません。
転職エージェントに登録した段階で、あなたの登録した情報は「転職エージェントのキャリアアドバイザーと担当部署」だけが分かる状態となります。勤務先や取引先が仮に転職エージェントで人材を募集している場合でも、あなたの情報にアクセスすることはありません。
唯一知られてしまう可能性としては、「会社のメールアドレスで転職エージェントに登録してしまった場合」です。なので転職エージェントへの登録は必ず個人のアドレスから行うようにしてください。
情報漏洩が気になるという方もいるかもしれませんが、滅多に起きないと考えて大丈夫です。大手転職エージェントでは、各社ともに個人情報を守るために万全の対策を行なっており、厳しい第三者機関の監査が定期的に入っているからです。
Q4. 地方に住んでいるのですが、転職エージェントは利用できますか?
地方でも転職エージェントを利用することができます。大手転職エージェントは全国に相談会場を設け営業職所を持っていたり、電話・Webでの面談を受け付けています。
新型コロナウイルスの影響で、ほとんどの転職エージェントは電話かビデオ電話で面談を行うため、特に困ることはありません。
地域に密着した求人情報を持っているエージェントもいるため、地方で転職を考えている営業職も安心です。
Q5. 転職エージェントは本当に無料なんですか?
有料の転職エージェントはなく、利用は完全無料です。
ただ、唯一例外なのが、『ビズリーチ』です。
ビズリーチは転職エージェントというより、スカウトサービスを受けられる転職サイトで、サービスを完全に利用するためには下記の料金がかかります。
- 年収600万円未満: 3,278円(税込)/30日間
- 年収600万円以上: 5,478円(税込)/30日間
詳しくは『ビズリーチを利用するべき人の3つの条件と活用方法の全て』で解説しているので、気になる方はこちらを参考にしてください。
8. まとめ
営業職の転職事情について説明しました。
営業職は、数字への意識の高さや提案力、コミュニケーション能力が評価されるので異業種への転職も有利です。特に、販売職やマーケティング、コンサルタントへの転職において、営業職出身者は有利となります。
ただし、40代以上の転職では、営業職以外のスキルが身についていないと判断され、不利になることもあるために注意が必要です。
営業職を続けるか別の仕事をするか悩んでいる人は、辞めたい理由や10年後の理想と今の現実とのギャップを書き出しましょう。なぜ現職で理想が達成できないかが分かると、転職先にどのような職場を選べば良いかが明確になります。
転職する際には、希望条件に合った求人を代わりに探してくれ、選考サポートも受けられる転職エージェントを利用することがおすすめです。
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20代後半〜50代 (300〜700万円) |
20代後半〜50代 (300〜700万円 ) |
30代前半〜50代 (400〜700万円) |
20代後半~30代 (300〜500万円) |
30代以降 (600万円〜) |
総求人数 | 約37万件 (業界最多!!) |
約18.8万件 | 約3.6万件 | 約6.3万件 | 約8.3万件 |
サポート力 満足度 |
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特徴 | ・求人数No1! ・業界最大手で実績豊富 |
・職種問わず求人が豊富 ・地方の転職に強い |
・年収アップを目指す方に最適 | ・若年層向けサポートが好評 | ・ヘッドハンティングを受けられる ・サービスは有料 |
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※求人数:2023年10月更新
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現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
人間関係の鬼のようなお仕事やりたくない
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