
「リクナビNEXTってどんなサービス?」「評判はどうなの?」など、気になりますよね。
リクナビNEXT(リクナビネクスト)は、大手人材企業『リクルート』が運営していて安心できるサービスですが、登録前に知っておくべき注意点も存在します。
このページでは、実際に過去にリクナビNEXTを使って転職活動を経験した筆者が、下記の流れでリクナビNEXTについて徹底的に解説していきます。
正直、リクナビNEXTよりも優先して使うべき転職サービスはあります。このページを読めば、何を使って転職活動を始めればいいかわかり、転職の成功率がぐっと高まるでしょう。
リクナビNEXT公式サイト:
https://next.rikunabi.com/
1. リクナビNEXTの利用前に絶対知っておくべきこと
リクナビNEXTは人材業界最大手のリクルート社の転職サービスで、会員は916万人以上、転職者の約8割が使っているとされるサービスです。
圧倒的な知名度があるサービスですが、利用前に絶対に知っておくべきことがあります。
それは、転職サービスには下記の2つのタイプがあり、「リクナビNEXT」は右側の自分で情報を集めて頑張るタイプ(以下、「転職サイト」)だということです。
担当者がサポートしてくれるタイプ(以下、「転職エージェント」)としてリクルート社には「リクルートエージェント」がありますが、この2つは180度違うサービスなので間違えないようにしましょう。
では、順番に解説します。
1-1. リクナビNEXTでは受けられない6つのサービス
リクルートエージェントをはじめとする「転職エージェント」で受けることができて、リクナビNEXTでは受けられないサービスとしては下記の6つが存在します。
それぞれ詳しくご紹介します(※リンクをタップで各項目へジャンプします。)
1.キャリア相談
転職エージェントでは登録すると、担当から連絡があり、面談になるケースが多いです。
そこでは、どんな業界を目指すか、何をアピールするかなど、転職の作戦を一緒に考えます。
リクナビNEXTではこれを自分で考えて転職活動をしなければいけないので、「これでいいのか」不安になることも多いです。
2.求人紹介
転職エージェントではキャリア面談の結果、あなたのスキルや経験にフィットしそうな求人を担当者が選んで紹介してくれます。
だからこそ、ネットに公開されていない「非公開求人」を社内のデータベースから引っ張って来て紹介してくれます。
非公開求人は、公にしたら、応募者が殺到してしまう案件や、極秘プロジェクトに関する案件など応募者にとっていい求人が多いです。
一方で、リクナビNEXTでは基本的にネット上に公開された求人をあなたが求人を検索しないといけません。
スカウトサービスがあるって聞いたけど…
リクナビNEXTにはスカウトサービス呼ばれる、企業や転職エージェントからスカウトが来るサービスがあります。
ただし、一回会ったあなたの担当者があなたのために探した求人とは違い、「条件の合う人みんなに送ってるんだろうな」という求人が多いので、よりあなたにフィットした求人を受け取れるのは転職エージェントです。
求人の数にも大きな差がついており、リクナビNEXTの求人数は2.7万件ほどですが、リクルートエージェントでは28万件以上の求人があります。(2019年12月時点)
大手転職エージェントであれば、このように大量の求人数を保有しているので、よりあなたにフィットした求人を見つけやすいです。
3.履歴書や職務経歴書の添削
転職の際は、履歴書や職務経歴書を提出することになりますが、転職エージェントでは添削などの支援をしてくれます。
しかし、リクナビNEXTではそういったサポートを受けられません。
引用:リクナビNEXT
リクナビNEXTには、上記のようにどうやって書けばいいのか?がまとまったページがありますが、やはりプロに添削してもらった方が、企業ウケする職務経歴書は書きやすいです。
4.面接対策
引用:リクナビNEXT
これも書類作成と同様で、リクナビNEXTはサイト内に上記のような役立つ情報が豊富にありますが、転職エージェントであれば模擬面接など、面接に通るためのサポートをしてくれます。
5.6.面接のセッティング/給与交渉
転職エージェントは下記のように面接日程の調整や内定後の条件交渉などを企業と行ってくれます。
普段の業務とこれらを並行して行うのは意外に大変ですが、リクナビNEXT経由での応募の場合、自分でしなければならないことを理解しておきましょう。
1-2. そのため転職サービスは、こうやって選んでいこう
以上を踏まえ、転職エージェントの方が転職がうまくいきやすく、また手間も少なくなるので、まずは転職エージェントの利用がおすすめです。
特に、年収600万円を超えるようなハイクラス転職を実現したいのであれば、非公開求人が豊富で、年収交渉までしてくれる転職エージェント(例えば、JACリクルートメント)を使うのがおすすめです。
ちなみに、リクルート社も下記のように、転職エージェントを使ったほうが効率的と明記しています。
ただし、担当者によっても当たり外れはあるので、2~3社を使い、「担当者が悪い」「全くサポート・紹介をしてもらえない」など満足できなさそうなら転職サイトであるリクナビNEXTに登録しましょう。
後ほど解説して行きますが、「自分で情報を集めて頑張るタイプ」であれば、リクナビNEXTは最もおすすめのサービスです。
すべて登録は5分程度で、利用は完全無料ですので、以下から1~2社応募して、一番自分と合うキャリアコンサルタントを見つけましょう。
リクナビNEXT:
https://next.rikunabi.com/
また、後ほど転職エージェントについてもおすすめを紹介していきますが、下記の5社が上から順におすすめです。
- パソナキャリア|サポート充実、満足度No.1
http://pasonacareer.jp/ - doda|業界最大級。20代30代は登録必須
http://doda.jp/ - JACリクルートメント|年収600万円以上限定
http://jac-recruitment.jp/ - マイナビエージェント|20代におすすめ
https://mynavi-agent.jp/ - リクルートエージェント|求人数が豊富
https://r-agent.com/
リクルート社のリクルートエージェントもいいサービスの1つですが、「転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!」でアンケートをとった結果、5番目という結果です。
また、専門性に満足できなかった場合、下記業界別に特化型のエージェントを併用すると良いでしょう。
2. 転職サイトではリクナビNEXTがおすすめな理由
「自分で情報を集めて頑張るタイプ」の転職サイトであればリクナビNEXTはもっともおすすめで、リクナビNEXTさえ登録すれば、他の転職サイトは必要ないケースも多いです。
おすすめな理由としては、下記の3つです。
では、それぞれ詳しく説明していきます。
2-1. 求人数が多い
リクナビネクストには2019年12月現在、27,000件以上の求人があり、85%がリクナビ限定求人という具合に、圧倒的な求人数を誇っています。
大手転職サイトの4社と地域別に求人数を比べてみると、下記のような傾向になっていて、リクナビNEXTはどのエリアでも求人数が1位か2位という最上位を占めていました。
マイナビ転職も良さそうだけど…
マイナビ転職も確かに求人数が多く、リクナビネクストを上回る地域もあります。
しかしながら、「新着求人」というところで着目すると、下記のようにリクナビNEXTが圧倒的に多く、リクナビNEXTには常に鮮度の高い求人が豊富にあると言えます。
実際、下記のように、求人に満足できたという人はたくさんいます。
「求人数が多い」という口コミ
2-2. グッドポイント診断で強みが診断できる
「グッドポイント診断」とは、「リクナビNext」内にある会員限定の自己分析ツールです。
選択形式の質問に答えていくと、自分では気づかない特徴や言語化できない強みを見つけてくれます。
自己分析・職務経歴書といった転職活動を進める中で、「自分の強みや自己PRってなんだろう?」と悩むと思います。
その際に、グッドポイント診断は、深層心理に潜む「あなたらしい強み」を発見することができるツールであり、『リクナビNext』に登録すると誰でも無料で受検することが可能です。
詳しい使い方は、下記のリンクを参考にしてみてください。
2-3. サイトやアプリの使い勝手もいい
「サイトの操作性」「求人情報の見やすさ」「スカウト機能」の3つが優れているため、転職サイトとして非常に使いやすいです。
「サイトの操作性」に関しては、さすがITに強い企業のリクルートだけあり、シンプルでストレスなく直感的に操作が可能です。
「求人情報の見やすさ」に関しては、どの企業にするか検討する際に必要な情報の量・質が高いということです。
例えば、実際に社員にインタビューした情報なども見ることができます。
最後に「スカウト機能」に関してですが、事前にあなたの職務経歴書や経歴などを登録することによって、その情報をみた企業やエージェントから直接オファーが届きます。
この機能には下記の2つのような優れた点があるので、面倒くさがりな人には嬉しいですね。
- オファーを受けた企業からは書類選考がないことがある
- リクナビNEXT内に掲載のない非公開の案件のオファーを受けることができる
いまの勤務先や取引先などにバレるのを防止する「企業ブロック機能」もあるので安心です。
以前まではオファーの形に合わせて、下記の3つの種類のオファーに分けられていました。
- オープンオファー
- プライベートオファー
- 興味通知オファー
しかし、いまは統一されて「オファー」1つだけです。
ただ、送り主が企業なのか、転職エージェントなのかわかりにくいことがありますので、送り主はしっかり確認しましょう。
アプリも使い勝手抜群!
リクナビNEXTにはアプリも出ていて、使い勝手は抜群です。
アプリを使えば、通勤時間などの隙間時間で転職活動ができます。
3. その前に登録すべきおすすめ転職エージェント5選
リクナビNEXTに登録すべき前に転職エージェントに2~3社登録するようにしましょう。
転職エージェントは山ほどありますが、選ぶときに注意すべきポイントは下記の3つです。
- 求人の質・量|いい求人を保有しているか
- 提案力|あなたの人生を豊かにする提案をしてくれるか
- サポート|面接・書類対策などの手厚さ
この3つの軸を使い、「転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!」の記事で500人の評判を元に、転職エージェントを『総合型』と『業界特化型』の分類別にランキング化しました。
※基本的には総合型を利用すれば大丈夫ですが、エンジニアや年収600万円を超える方であれば、業界特化型としてご紹介する転職エージェントを利用するのがベストです。
⑴総合型転職エージェントおすすめ5選
- パソナキャリア|サポート充実、満足度No.1
http://pasonacareer.jp/ - doda|業界最大級。20代30代は登録必須
http://doda.jp/ - JACリクルートメント|年収600万円以上限定
http://jac-recruitment.jp/ - マイナビエージェント|20代におすすめ
https://mynavi-agent.jp/ - リクルートエージェント|求人数が豊富
https://r-agent.com/
パソナキャリア|サポート充実で満足度No.1
手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方には特におすすめです。
人材派遣領域で業界最大手の『パソナ』が運営しており、16,000社以上と取引実績があるため、求人数も充実。例えば、年収700万円以上の非公開求人を多く取り扱う『ハイクラス向けサービス』など、幅広い層が満足できる求人がそろっています。
そしてなにより、パソナの社風自体が「利益よりも社会貢献」を重要視しているため、「親身な転職者サポート」を実現しているようで、その結果として「アンケート満足度No.1」という実績を誇っています。
そのため、転職活動をするのであれば、まず登録すべき転職エージェントの一社です。
パソナキャリア公式サイト:
https://pasonacareer.jp
転職エージェントは3社以上登録すると転職成功率がグッと上がるので、少しだけ面倒かもしれませんが、いくつか併用して自分に合うところを見つけましょう。
例えば、業界大手で好条件求人が多い『doda』や、20代に強い『マイナビエージェント』など、転職エージェントによって特徴が分かれるので、可能な限りたくさん登録することが、転職成功への最初の一歩です。
doda|業界最大級。20代30代なら登録必須
『doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方転職や、狭い業界での転職、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられました。
そのため、これから転職を始める全ての人におすすめできます。
doda公式サイト:
http://doda.jp/
※初回の登録に少し手間がかかりますが、一度登録してしまえば、質の高いサポートと好条件な求人を紹介してもらえるので、転職の成功がグッと近づきます。
JACリクルートメント|年収600万円以上限定
『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなくトップレベルといえるでしょう。
キャリアや経験にある程度の自信がある方は、そのキャリアを活かすためにも必ず登録すべき1社です。
※年収600万円以上ない方だと、紹介してもらえない可能性があるので、その場合は『パソナキャリア』など、他の転職エージェントに相談しましょう。
JACリクルートメント公式サイト:
http://jac-recruitment.jp/
マイナビエージェント|20代におすすめの1社
『マイナビエージェント』は、中小企業の案件にも強い大手エージェントです。
それぞれの業界の基礎知識や、面接対策、履歴書の添削など、つまづきがちなポイントについて個別にアドバイスをくれますので、転職を考え始めた段階で必ず登録しておきたいエージェントです。
特に20代~30代向けの案件が多いので、該当の方は必ず登録したい一社です。
また、IT・Webエンジニア特化型の「マイナビエージェント×IT」もありますので、対象の方はそちらに登録してみてください。
マイナビエージェント公式サイト:
https://mynavi-agent.jp/
リクルートエージェント|大手だが担当に差がある
『リクルートエージェント』は、『リクナビNEXT』の運営元であるリクルートが運用している、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
求人の数は業界トップレベルなので、キャリアに自信がなくても問題なく求人を探すことができます。
Uターン転職や、第2新卒、狭い業界での転職、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合も、リクルートエージェントであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられました。
ただ首都圏では、サポート体制や求人の質を踏まえると、『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』のほうが優れているので、こちらと組み合わせて使うことをおすすめします。
リクルートエージェント公式サイト:
https://r-agent.com/
⑵業界特化型転職エージェントおすすめ
特化型の紹介をまとめたのが下の表です。
※名前をクリックすると公式ページにリンクします。詳しく知りたい方は、解説サイトをご覧ください。
リクナビNEXT基本データ
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
会員数 | 約916万人(2019年12月時点) |
公開求人数 | 約1万件 |
新規会員登録数 | 約3万人以上/週 |
利用料金 | 無料 |
そのほかにリクルートにはどんな転職サービスがあるの?
リクナビNEXT、リクルートエージェント以外に様々な転職支援サービスがリクルートには存在します。
- CAREER CARVER(キャリア カーバー):ハイキャリア向けヘッドハンティングサービス
- リクナビ薬剤師:薬剤師向け大手転職サイト
- ナースフル:看護師向け大手転職サイト
- 就職Shop:20代向けの就職、転職支援サービス
- リクナビ派遣:派遣の求人情報サイト
大手のサービスで、使って後悔する可能性は低いです。あなたの希望に合わせて、使っていきましょう。
4. まとめ
リクナビNEXTについて紹介してきましたがいかがでしたか?
リクナビネクストは、求人数も多く、間違いなくおすすめできるサービスですが、転職エージェントのようにサポートをしてもらえないことが致命的です。
そのため、まずは下記のように転職エージェントに2~3社登録し、頼れるところを探すところから始めましょう。
転職エージェントでおすすめなのは下記の5社で、上からおすすめ順に並んでいます。
- パソナキャリア|サポート充実、満足度No.1
http://pasonacareer.jp/ - doda|業界最大級。20代30代は登録必須
http://doda.jp/ - JACリクルートメント|年収600万円以上限定
http://jac-recruitment.jp/ - マイナビエージェント|20代におすすめ
https://mynavi-agent.jp/ - リクルートエージェント|求人数が豊富
https://r-agent.com/
これらを2~3社試した上で、「思うようなサポートを受けられない」という方は「リクナビNEXT」に登録するようにしましょう。
このページを参考にあなたがベストなサービスを選べることを心から祈っています。