【東京都】人気の薬剤師転職サイト5選!都内の転職市場の最新動向&求人探し全手段

薬剤師 転職 東京

東京都内での薬剤師転職をお考えですね。

薬剤師転職は、自分の希望条件に合う求人をどれだけ多く得られるかがカギとなります。

求人情報にうまくアクセスできないと、「早く転職したいのに全然求人が見つからない」「少ない選択肢から妥協して転職先を決めた結果、人間関係が悪い職場だった」といった事態になりかねません。

そこでこの記事では、東京都内での転職をお考えの薬剤師の方に向けて、都内の薬剤師求人探しにおすすめの転職サイトや転職事情、転職活動の流れを徹底的に解説します。

  1. 東京都の薬剤師求人探しにおすすめの転職サイト5選
  2. 東京都の薬剤師転職市場の動向
  3. 東京都の薬剤師求人を探すための全手段
  4. 東京都の薬剤師転職を成功させる手順
  5. 東京都の薬剤師転職で高年収求人を見つけるには?

すべて読めば、転職を成功させるための具体的な方法が分かるでしょう。

1.東京都の薬剤師求人探しにおすすめの転職サイト5選

当サイトでは、転職経験のある薬剤師さん500人を対象に行ったアンケートから、利用者満足度が高かったサイトを厳選しました。

転職サイトの比較・選定基準

  1. 東京の求人数・質(重要!!)
    …どれだけ良質な薬剤師求人を持っているか
  2. 利用者満足度(提案&サポート力)
    …薬剤師一人ひとりのニーズにぴったりの提案・サポートをしてくれるかどうか

回答が得られたサイト満足度の高いものを選定し、求人数が多い順にランキング形式でまとめると、薬剤師転職におすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。※求人数調査:2024/5/07)

転職サイトランキング
1位.ファルマスタッフ

公式サイトを見る詳細を見る

東京都の求人数
7,436件

満足度
4.1

調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上に渡る転職支援実績があり、サポート力も高い
2位.マイナビ薬剤師

公式サイトを見る詳細を見る

東京都の求人数
4,962

満足度
4.0

マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数が魅力の転職サイト。地方在住の方もおすすめ
3位.ファーマキャリア

公式サイトを見る詳細を見る

東京都の求人数
5,112件

満足度
3.9

ヒアリングをもとに、求人をオーダーメイドで提案!希望条件にぴったりの職場を見つけたい方におすすめ
4位.リクナビ薬剤師

公式サイトを見る詳細を見る

東京都の求人数
2,728件

満足度
3.8

人材業界大手リクルート社が運営する転職サイト。ドラッグストアの求人が多く、高年収&好条件の職場が見つかりやすい
薬キャリエージェント
5位.薬キャリエージェント
公式サイトを見る
詳細を見る
東京都の求人数
2,160件

満足度
4.3

薬剤師さんからの利用満足度No1(※エムスリーキャリア調べ)の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価

いずれの転職サイトも電話・WEBでの対応を行っており、居住地を問わず利用可能です。

それぞれ詳しく紹介します。

1位. ファルマスタッフ | 調剤薬局と派遣の求人が豊富

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

2位. マイナビ薬剤師 | 親身なサポート体制が高評価

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

※マイナビのプロモーションを含みます。

3位.ファーマキャリア | 優秀なコンサルタントによるオーダーメイドでの提案力が強み

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

4位. リクナビ薬剤師 | 優秀なアドバイザーが転職活動を全面サポート

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

関連記事

5位. 薬キャリエージェント | 総合満足度No1、実績豊富で利用者満足度95%(※エムスリーキャリア調べ)

薬キャリ

『薬キャリエージェント』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、(※エムスリーキャリア調べ)調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

2.東京都の薬剤師転職市場の動向

「漠然と転職を考えている」という薬剤師さんに向けて、本章では東京都の薬剤師転職市場の動向について解説していきます。

(1).医師・薬剤師の有効求人倍率は下がり続けており、転職難易度は高い

薬剤師の有効求人倍率は年々下がり続けており、2021年以降も厳しい転職市況が続くと考えられています。特に、2020年のコロナ禍で低下した薬剤師の求人倍率は、2021年になってからも一向に回復していません。

以下は、東京労働局が公開している、薬剤師を含む「医師・薬剤師等」の有効求人倍率の推移です。(毎年7月の求人倍率で比較)

東京都有効求人倍率

薬剤師を含む「医師・薬剤師等」有効求人倍率の推移(毎年7月)。2021年現在、6年連続で下降していることが分かる

出典:東京労働局

需要が景気に左右されにくい医療系職種で、求人倍率が2倍未満というのは、かなり異例の事態です。

たとえば、過去20年で最も不景気と言われているリーマンショック時の2009年、全職種平均の有効求人倍率は0.44倍まで下がったにも関わらず、医療系職種の求人倍率は5.86倍と非常に高い水準を保っていました。

それほどまでに高い採用ニーズのある医療系職種でさえ、採用ニーズが例年よりも大幅に下がっている、というのが2021年の転職市場の状況です。

(2).人口10万人あたりの薬剤師数は全国比を大きく上回っており、供給過多の状態

東京都
東京都 全国平均
(人口10万人あたり人員数/施設数)
薬剤師 19,809 146.57 108.35
薬局 6,754 49.97 46.68
在宅療養支援診療所 1,565 11.58 11.54
在宅療養支援病院
140 1.04 1.24
訪問薬局 2,306 17.06 14.83

出典:地域医療情報システム

東京都の人口10万人あたりの薬剤師数は146.57人で、全国平均の108.35人を大きく上回っており、全国比で東京都における薬剤師人材は供給過多の傾向であることが分かります。

薬局・訪問薬局を中心に、薬剤師の勤務先となる各施設数も全国比で多くありますが、転職時は希望の求人が見つかるかどうかが課題と言えます。薬剤師の求人は、地域・施設・診療科で偏りがあり、その偏りはコロナ禍で深刻化しているからです。

また、薬剤師数は年々増加しており、医療系職種のなかでも、薬剤師だけは転職難易度が高い状況が今後も続くだろうと考えられます。

薬剤師の供給過多

薬剤師は毎年1万人が試験に合格しており、現在国内に33万人ほどいます。このペースで薬剤師が増加し続けた場合、長期的にみて「需要を供給が上回る」と予測されています。(参考:厚生労働省

転職を成功させるには、効率的により多くの選択肢を得ることが重要です。前述の転職サイトなどを活用して情報を集めていきましょう。

(3).平均年収は553.6万円

薬剤師平均年収
東京都 553.6万円
全国平均 561.6万円

出典:賃金構造基本調査

東京都薬剤師の平均年収は553.6万円です。全国では20位、全国平均の561.6万円をやや下回ります。

なお、全国トップは静岡県の698.7万円、最下位は長崎県の428.2万円です。年収に地域差がある理由は、地域により薬剤師の需要が大きく異なるためです。

薬剤師が不足している地域では薬剤師需要が高いため年収も高く、薬剤師が十分に足りている地域では需要があまり高くないため年収は比較的低くなります。

(4).東京都の地域医療の特徴

東京都は、日本で一番人口密度が高く、医療資源も集中しています。病院数は全国平均を下回るものの、クリニックと医師数は全国平均を大きく超えています。

東京都
東京都 全国平均
(人口10万人あたり人員数/施設数)
病院 633 4.68 6.47
クリニック 12,069 89.30 68.94
医師 44,357 328.20 244.11

特に医師数は、30年近く増加傾向にあり、今後も更なる医療提供体制の充実が見込まれるでしょう。

東京都の医師数

出典:東京都福祉保健局

また、東京都も高齢者人口の大幅な増加が予測されており、将来的な医療需要の増加が見込まれています。交通網が発達しているものの、高齢者単独世帯も多いことから、病床分離や各地域での在宅医療を進めているところです。

東京都推移

出典:東京都

また、都内での急性期と慢性期で患者の行動が異なるため、高度急性期から各地域での在宅医療に至るまでの医療機関連携の強化を目的として、ネットワーク環境を活用し、カルテ情報などのスムーズな情報共有体制構築を進めています。

東京医療連携

出典:東京都医師会

これらを受けて東京都では、県民が住み慣れた地域で安心して医薬品を使うことができるよう、機能別の薬局を東京都知事が認定しています。

  • 地域連携薬局
    入退院時の医療機関等との情報連携や在宅医療等に、地域の薬局と連携しながら一元的・継続的に対応できる薬局
  • 専門医療機関連携薬局
    がん等の専門的な薬学管理に他医療提供施設と連携して対応できる薬局

よって今後は、薬剤師もチーム医療や在宅医療の知識や技術がより求められるでしょう。薬局やドラッグストア勤務に加え、地域医療に貢献するためのキャリアアップも選択肢にしてもよいかもしれません。

3.東京都の薬剤師求人を探すための全手段

薬剤師の求人探しの手段には、それぞれメリット・デメリットの側面があり自分に合ったものを選択しなければなりません。

そこで薬剤師求人探しの手段を、「求人数」「サポートの専門性」「特徴」の軸で比較表にまとめました。

薬剤師求人探しの手段

結論から言うと、転職活動をスムーズに進めるなら、プロのサポートが受けられる「転職サイト」がおすすめです

(1).転職サイト(民間の人材紹介会社)

転職サイトは、希望に合った施設の求人を紹介してくれる転職支援サービスです。

転職サイトがおすすめな人

  • 転職するのがはじめてで不安
  • 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
  • なるべく早く次の仕事を見つけたい
  • 実績豊富な薬剤師転職のプロにまずは相談したい

転職サイトに登録すると、求職者一人ひとりに担当者(キャリアアドバイザー)がつき、求人探しから選考対策までサポートしてくれます。

転職サイトのサポート

  • キャリア相談
  • 求人紹介・提案
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 面接日の調整
  • 給与交渉
  • 内定後のサポート(入社日の調整、年収の交渉、現職場への退職に関する相談)

希望に合った薬剤師求人をプロ目線で探して提案してくれる点は、非常に魅力的です。

「自宅から20分以内」「給与は今より5万円以上」など条件が複数ある場合、ハローワークや求人広告サイトでは探しづらいことが多々あります。

また、そもそも自分がどのような職場に転職したいか、目的や条件がうまく明確になっていない方も多いでしょう。

ですが転職サイトを利用すれば、キャリアアドバイザーに希望を伝えるだけで、あなたのニーズにマッチした求人を提案してくれます。

連絡手段はメール・電話・LINEがメイン

キャリアアドバイザーとの連絡手段は、メール・電話・LINEがメインです。対面でのやりとりは、2021年現在ほとんど行われていません。

転職サイト利用者に話を伺うと、「メールやLINEなどテキストでのやり取りが楽で良い」という意見が多数派でした。「電話で話をするのが苦手」「休みの日に連絡してほしくない」という方は、メールやLINEでのやり取りが可能なサイトか事前に確認しておきましょう。

なお、薬剤師さんからの評価の高い大手サイト(薬キャリエージェントファルマスタッフマイナビ薬剤師)は、いずれも電話・メール・LINEから、希望の連絡方法を選べるようです。

転職サイトは、特にはじめて転職活動を行う方や、絶対に失敗したくないという方におすすめです。

メリット デメリット

  • 条件に合う求人を探してくれる
  • 非公開求人(一般的な転職サイトにはない求人)の情報が得られる
  • 選考サポートが受けられる
  • 施設のリアルな情報を教えてもらえる

  • 転職を急かされることもある
  • 担当者との相性次第でサービスの質が変わる

(2).ハローワーク

ハローワークは就職支援を行う行政機関です。

ハローワークがおすすめな人

  • 今の職場を辞めてから転職活動する予定
  • 自分のペースで転職活動をしたい

「仕事を辞めて、失業手当を貰いながらゆっくりと転職活動をしたい」と考えている方は、受給申請のためにハローワークを訪れることになります。その際、ハローワークに設置された機械端末で求人を検索したり、窓口の職員に相談したりできます。

ハローワークは国営の機関のため、どの医療機関とも金銭的な利害関係がなく、中立公正な立場で求人紹介や転職アドバイスをしてくれるのが魅力です。転職サイトでは求人応募を強いてきたりすることも稀にありますが、ハローワークではその心配もありません。

メリット デメリット

  • 中立な立場からのアドバイスがもらえる
  • 失業保険手続きと同時に求人探しができる

  • ブラックな求人が多い
  • 虚偽の内容の求人情報もある

求人の質に注意!ハローワークは補助的に使うのがおすすめ

ハローワークは転職活動に役に立つサービスですが、ハローワークだけしか使わないのはハイリスクです。なぜなら、ハローワークには質の低い求人が紛れ込んでいることがある上に、掲載されている求人情報には、嘘が書かれているケースが多くあるからです。

事実、求人票の内容と労働条件が異なるという報告が6,811件も寄せられており、更に医療業界は虚偽報告の件数が最多です。(参考:平成30年度厚生労働省公表資料

そのため、他の手段も活用しながら、あくまで補助的な役割としての使用をおすすめします。

なお、ハローワークを活用した転職については、『ハローワークは使うべき?転職相談の流れとメリット・デメリットを紹介』の記事で解説しているので、気になる方は参考にしてください。

(3).求人広告サイト

求人広告サイトは、薬局・ドラッグストアなどの求人広告を検索できるサービスです。

求人広告サイトがおすすめな人

  • とにかく多くの求人情報を得たい
  • キャリアアドバイザーはつけず、一人で転職活動したい

気軽に求人を検索して、気になったものがあれば応募するという流れで転職活動を進めていきます。

原則キャリアアドバイザーはつかず、自分一人で求人探し・応募を行うので、マイペースに転職活動したい方や、転職意欲はそれほど高くないが、良い求人が見つかれば転職したい方に適しています。

大手検索エンジン『indeed』や、医療福祉系職種専門サイト『ジョブメドレー』『グッピー』が有名です。

メリット デメリット
  • 自分のペースで転職活動できる
  • 転職に関するアドバイスやサポートは受けられない

(4).知人の紹介

知人や友人、元同僚からの紹介で転職するという方法もあります。

おすすめな人

  • 薬学部時代の同級生と未だに交流がある
  • 人間関係などリアルな情報を知っておきたい

紹介のメリットは、求人広告からは分からないリアルな情報も事前に教えてもらうことにより、双方のミスマッチを減らせることです。

また紹介経由の応募は、他の手段経由の応募よりも採用されやすい傾向にあります。会社側にとっても、素性の知らない人を採用するよりは、紹介経由での採用の方が信頼できるからです。

ただし、「面接や見学をしてイメージと違っていたとしても断りづらい」「退職を言い出しづらくなる(早期離職の場合は特に)」などのデメリットも大きいため、注意が必要です。

メリット デメリット
  • 職場のリアルな情報が分かる
  • 採用がすぐ決まることもある
  • 面接や見学後に断りづらい
  • 退職を言い出しづらい

(5).直接応募

働いてみたい勤務先があるなら、そこに直接応募してみるという方法もあります。

直接応募がおすすめな人

  • 働いてみたい薬局などがある
  • 近場で働くと決めている

転職サイトに求人を出していなくても、「人手不足で人材を確保したい」という会社は珍しくありません。そういった場合、公式サイトの採用ページなどで、薬剤師の募集情報を出しているはずです。

直接応募のメリットは、採用される確率が高いことです。転職サイトなどを経由すれば、会社側にコスト(仲介料)がかかりますが、直接応募での人材採用では、ほとんどコストはかかりません。

また求人広告を出していない会社なら、同時期に応募する人も少なく、競争率も低いでしょう。

評判が良くて気になっている会社などあれば、公式ホームページを確認してみましょう。

メリット デメリット
  • 採用確率が高い
  • 勤務先の詳しい情報が事前に分からない

4.東京都の薬剤師転職を成功させる手順

薬剤師転職を成功させるためには、以下の手順に沿って着実に転職活動を進めていきましょう。

それぞれの過程でやるべきことを解説します。

ステップ1. 入念な事前準備を行う

転職活動は、入念な準備から始まります。

まずやるべき準備

  • (1).転職の理由をはっきりさせる
  • (2).譲れない点・妥協できる点を決める
  • (3).大まかにスケジュールを立てる(1~3ヶ月目安)

特に(1),(2)を入念に行うことで、どんな職場で働きたいのかが明確になってきます。この工程を飛ばしていきなり求人探しから始めてしまうと、なんとなくで職場を決めてしまい、入職後に後悔してしまう可能性があるので気を付けましょう。

転職にベストな時期やスケジュール感については『薬剤師転職にベストな時期っていつ?採用に有利なタイミング・スケジュール』で詳しく解説しています。

ステップ2. 複数の手段を併用して求人探しを行う

求人探しは、様々な手段を併用して行うことをおすすめします。

一つの方法に固執してしまうと、好条件の求人を見逃す可能性があるからです。

おすすめの併用パターン

  • (1)転職サイトとハローワークの併用:(失業保険受給中の方)
    …転職サイトから応募しつつ、ハローワークで月々の手続きを行う際に、窓口で相談。求人の応募は、失業保険受給要件である求職活動実績として認められる
  • (2)転職サイトを複数利用:(なるべくたくさん求人を見たい方)
    …複数のサイトを利用すれば、選択肢をグッと増やせる。ただ選択肢が増えすぎても判断に迷うことがあるため、転職サイトのキャリアアドバイザーと相談しながら決めるのがおすすめ

(2)転職サイトの複数利用は、特におすすめです。実際に転職成功者は平均4.2社の転職サイト(エージェント)を利用しているという調査結果も報告されています。(参考:リクナビNEXT

転職サービスの複数登録に関する詳細は『転職エージェントに複数登録すべき理由と4つの注意点』の記事で詳しく解説しています。

補足:薬局・ドラッグストア以外に視野を広げるのもおすすめ

薬剤師資格を活かして働ける職場は、薬局・ドラッグストア以外にも多数存在しています。

特に薬局は、薬剤師数が増加傾向にあるうえに、2019年より薬局事務員のピッキングが一部認められるようになっており、徐々にではありますが、人手が余る状況になっていくことが考えられます。

薬剤師の職場や仕事については、薬剤師の仕事の種類25選!どんな仕事がある?仕事内容をプロが解説』の記事で紹介しているので、気になる方は参考にしてください。

ステップ3. 応募書類の作成を並行する

気になる勤務先があれば、次は履歴書を作成して応募します。

履歴書では、これまでのキャリアを形式的に書くのがメインですが、「志望動機」などのアピール要素を魅力的に記載することで、選考通過率を高められます。

一般職種の中途採用では職務経歴書が必要となりますが、薬剤師の採用で職務経歴書が必要なケースはそれほどありません。ただし企業や法人運営の施設の場合は、提出を求められることもあります。

履歴書の書き方は、『薬剤師転職の履歴書とは|正しい書き方と受かるための全ポイント』を参考にしてください。

ステップ4. 採用面接を受ける

書類選考が通過したら、採用面接を受けます。面接回数は1回であることが多いです。

採用面接では、必ず聞かれる定型質問があるので、事前に応える内容を考えておくと、面接で慌てなくて済みます。

必ず聞かれる定型質問の例

  • 転職理由を教えてください。
  • 志望動機を教えてください
  • 前の職場ではどんな経験をしましたか?
  • 残業や土日勤務はどの程度可能ですか?

薬剤師の面接ノウハウは『薬剤師の転職面接でよく聞かれる質問・回答例10選 | 選考通過率を上げるコツも紹介』で解説しているので、面接が苦手な方はぜひチェックしてみてください。

転職サイトは面接対策もしてくれる!

転職サイトでは、転職のプロによる面接対策も受けられます。

よくある質問に対しての最適な答え方をアドバイスしてもらえるので、面接に苦手意識がある方にとっては心強いでしょう。「面接は緊張する」「うまく振舞えるか不安」という方はぜひ活用をおすすめします。

5.東京都の薬剤師転職で高年収求人を見つけるには?

少ない高年収求人を見つけるためには、以下の4つのコツを試すと良いでしょう。

5-1. 地方×調剤薬局・ドラッグストアを狙う

一つ目のコツは、地方都市求人を狙う事です。

地方になればなるほど薬剤師人気が下がる事から、提示される年収はアップする傾向にあります。狙い目は調剤薬局とドラッグストアです。

高年収求人の探し方を詳しく知りたい方は、『薬剤師が高年収で転職するために必要な全知識』を参考にしてください。

5-2. 病院薬剤師なら公立病院を狙う

病院薬剤師を目指す場合の就業先としては公立病院がおすすめです。

公立病院は国立病院・民間病院と比較して平均年収が最も高いことが分かっているためです。

病院形態 平均年収
国立病院 565万円
公立病院 596万円
民間病院 525万円

(参考:医療経済実態調査

国公立病院は、給与規定により初任給はどの病院でも同額であることや、福利厚生として通勤・住宅・扶養・業績・地域手当の付加、定期昇給があります。

病院数で比較してみると国立病院は全国に329施設しかないのに対し、公立病院は1227施設あるため、国立病院より就職しやすいことも魅力的です。

このように、公立病院は地方公務員として安定して働くことができ、年収も高い傾向にあると言えます。

5-3. 管理薬剤師として転職する

管理薬剤師として転職することも、転職で高年収を得るためおすすめの方法の一つです。

「管理薬剤師」とは、各薬局や店舗に配置される責任者です。

薬局や医薬品を扱う店舗には、最低1人の管理薬剤師を配置することが義務付けられているため管理薬剤師として働ける人は転職しやすく、年収の大幅アップが見込めます。

事実、調剤薬局においては、一般の薬剤師の平均年収は417万円であるのに対し、管理薬剤師は676万円と約260万円年収が高いことが分かっています。(参考:医療経済実態調査

管理薬剤師になるためには資格は必要ありませんが、3年以上の実務経験が推奨されていることが多いです。管理薬剤師になるための詳細を知りたい方は、『管理薬剤師になるには?資格は必要?具体的な道のりを徹底解説』を参考にしてください。

5-4. 在宅医療をおこなっている職場に転職する

高齢化社会が進行するなか需要が高まる「在宅訪問薬剤管理指導」を行っている職場に転職することもおすすめです。

「在宅訪問薬剤管理指導」とは、薬剤師が処方箋に基づいて調剤し、患者の自宅に薬を届けに行き、薬の使用状況や生活状況を確認するサービスです。

需要の高まりにより、在宅訪問薬剤管理を行う薬局数は年々増加しています。

在宅薬剤師の需要(参考:薬剤師に関する基礎資料

グラフを見ると、在宅訪問薬剤管理を行う薬局数は、5年間で3倍以上に増えています。

さらに、在宅訪問薬剤管理指導をしている薬剤師の年収は、550~750万円と高めであることも分かっています。(参考:在宅訪問薬剤管理指導業務の費用に関する研究

需要の高まる在宅医療薬剤師は、今後も高い年収が期待でき、将来的にも高年収が見込める職業です。在宅医療薬剤師について詳しく知りたい方は、『3分でわかる在宅医療薬剤師の働き方となるための3つのコツ』を参考にしてください。

さいごに

おすすめの転職サイトや薬剤師の転職活動の進め方を解説しました。

準備を事前にしっかりと実行できるかどうかが、転職成功の鍵を握ります。

漠然と転職したいと思っている人はもちろん、転職活動に向けて準備しているという人は、ぜひこの記事で紹介したポイントを踏まえて求人探しを進めていきましょう。

信頼できる第三者に相談したいという方は、ハローワークや、この記事で紹介した転職サイトを利用してみてください。

おすすめの転職サイト

あなたの人生がより明るいものになることを心から祈っています。