薬剤師の転職面接でよく聞かれる質問・回答例10選 | 選考通過率を上げるコツも紹介

薬剤師 転職 面接

薬剤師の転職活動において

  • 「面接では何を聞かれるんだろう」
  • 「うまく受け答えできるか心配」

と考えていませんか?

転職活動における面接は、合否を決める重要な場です。

準備不足で失敗する方は少なくありませんが、事前に対策をすれば誰でも選考通過率を高めることができます

そこで、本記事では薬剤師の転職面接の流れや頻出質問と回答例、通過率をあげるためのポイントを以下の流れで解説します。

  1. 薬剤師の転職面接の基本的な流れ
  2. 薬剤師の転職面接でよく聞かれる質問と回答例10選
  3. 薬剤師の転職面接で聞いておきたい逆質問17選
  4. 薬剤師の転職面接で好印象を与えるための5ポイント
  5. 薬剤師の転職面接で失敗する人の特徴
  6. 面接通過率を格段にアップさせる3つの方法
  7. 面接が不安な方向け!サポート力に定評のある薬剤師転職サイト
  8. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  9. 【図解】転職サイト利用の流れ

全て読めば、薬剤師の転職面接で対策すべきことがわかり、自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。

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編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

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1.薬剤師の転職面接の基本的な流れ

薬剤師の転職面接は以下の流れで進められます。

まずは面接の流れを理解しておきましょう。

1-1.自己紹介

面接場所に入室し、挨拶や雑談を交わしたのち、簡単な自己紹介を求められます。

口コミ・評判

「はじめまして、○○と申します。○○大学を卒業後、薬剤師として調剤薬局で3年間勤めました。今後はより幅広い業務に携わりたいと考えています。病院薬剤師として臨床医療に携わりたいと思い、貴院を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします」

ここではあまり長く喋りすぎないように意識しておきましょう。

おおむね、1~3分程度が目安となります。

端的に下記の要素を伝えることが大切です。

自己紹介で伝えるべきこと

  • 名前、学歴・経歴を端的に述べる
  • 志望動機やキャリアビジョンを簡潔に伝える
  • 「本日はよろしくお願いします」の一言を添える

自己紹介の話し方や振る舞いは、第一印象を大きく左右します。

そのため、話す内容よりも、「表情を明るくする」「姿勢を正す」ことを意識し、ハキハキとした声で話すよう心がけましょう。

なお、はじめに施設・業務内容の説明が簡単に行われ、次に「自己紹介から質疑応答」へと進められるケースもあります。

関連記事:転職面接の自己紹介|第一印象を劇的に上げる5つのポイント

1-2.施設・業務内容の説明

面接時に、施設や業務内容の詳しい説明を受けます。

この時は、相手の目をしっかりと見て、適宜相槌を打つなど、「聞く姿勢」を意識しておきましょう。

また、求人の内容に対する認識が違っていないかをしっかりと確認することも欠かせません。

1-3.質疑応答

面接官からの質問に答える「質疑応答」が行われます。

面接で必ず聞かれる質問は、以下の通りです。

  • 職歴、経験のある業務について
  • 志望動機
  • 転職理由
  • 強み(自己PR)

これらの質問には的確に答えられるよう、入念に準備しておきましょう。

1-4.逆質問

面接の最後に「何か質問はありますか?」という、いわゆる逆質問を投げかけられます。

ここで行う質問次第で、あなたの印象がプラスにもマイナスにも転ぶ可能性があります。

逆質問の例は『3.薬剤師の転職面接で聞いておきたい逆質問17選』で詳しく紹介しますが、以下でも良い例と悪い例をご紹介します。

【良い例】

  • もしご縁があった際に、即戦力として活躍するために、事前にやっておくといいことはありますか?
  • 私と同年代で活躍されている方の共通点を教えてください。

【悪い例】

  • 年収はいくらもらえますか?
  • 休日出勤や残業はどの程度ありますか?

仕事への意欲が感じられる逆質問は、面接官に良い印象を与えられます。

一方で、給与や福利厚生といった待遇ばかり気にする質問はマイナス印象になることが多いので、できる限り避けるようにしましょう

次章では、実際に質疑応答で聞かれることが多い質問と回答例を紹介します。

2.薬剤師の転職面接でよく聞かれる質問と回答例10選

薬剤師転職の面接でよくある質問と、その回答例を紹介します。

回答例も併せて確認しながら、自分なりの回答を考えてみてください。

2-1.これまでの職歴を教えてください

「どのような経歴を持っているのか」は、即戦力として働くことが求められる薬剤師の面接において、頻出の質問です。

口コミ・評判

大学卒業後、病院薬剤師として○○病院にて3年勤務しました。そこでは、病棟業務のほか、患者さまやご家族を対象とした講習会などの企画も携わりました。日々患者様と接する中で、一人ひとりと向き合いたいと思うようになり、○○薬局に転職しました。入社3年目以降は管理薬剤師も任されるようになり、現在はスタッフ10名の管理も行っています。

具体的な経験を簡潔に話したうえで、以下の点を盛り込めるとさらに良いでしょう。

  • その経験から学んだこと
  • その経験をどう生かすか
  • 将来的に身につけたいこと

2-2.転職理由(退職理由)は何ですか?

転職理由は、前向きな内容を伝えることが肝心です。

口コミ・評判

現在勤務している調剤薬局では、調剤・服薬指導などの業務を担っており、一部管理業務なども任されていますが、近年重要性を増している在宅医療・訪問サービスなどには消極的な姿勢です。私自身、地域医療に課題意識を持っており、キャリアアップのためにも在宅医療業務に携わりたいと考えています。そこでこの度、在宅医療に注力している企業への転職を考えるに至りました。

上記は、明確なキャリアビジョンを持っており、それが現職では達成できないという点を端的に伝えています。

仮にネガティブな理由で転職を決意した場合も、なるべくポジティブな言い回しに変換して伝えるようにしましょう。

関連記事:薬剤師の転職理由の本音を解説!好印象を与える答え方と例文6選

2-3.志望動機を教えてください

面接者は、この質問であなたの熱意や志望度を図ろうとしています。

転職を希望する会社の理念や方針、特徴などを踏まえた上で、自分がやりたいことと絡めて、その会社でなければならない理由を伝えましょう。

口コミ・評判

志望理由は2点あります。
1点目は、御社の「等しく質の高い医療サービスを受けられることを目指す」という理念に即した、地域の課題に合わせた多様な形態の薬局を展開という社会貢献性の高さです。2点目は、スキルアップはもちろん、マネジメント職種や管理部門、OTC、在宅医療などのポジション・業務にチャレンジできる成長環境の充実度です。

漠然とした内容ではなく、より具体的に表現できると、さらに熱意を伝えられるでしょう。

2-4.あなたの長所教えてください(自己PRをしてください)

長所を聞かれた場合は、あなたの薬剤師としての経験を添えて、強みをアピールしましょう。

口コミ・評判

わたしの強みは、相手の立場に立って物事を考え、状況に応じて、適切な対応を取れることです。日々の業務でも、常に患者様の視点で考え、行動するようにしています。また、随時自分の対応を振り返り、先輩や同僚に相談したりしながら、日々知識の吸収と実践の積み重ねに努めています。例えば、服薬方法の説明の際は、薬の服用で悩みを抱えている患者様に対してはわかりやすく丁寧に説明を行います。一方、急いでいる様子の患者様に対しては、伝えるべきことを端的にお伝えするようにしています。状況を見ながら、服薬指導の方法をコントロールすることを行い、患者様に寄り添った対応を心がけています。

面接官は、あなたが自社の業務を行える技能・スキルを持っているかを見極めています。

そのため、志望先の業務を事前に詳しく調べておき、業務内容に合わせた自己PRを行うことが大切です。

2-5.今後のキャリアプランについてお聞かせください

あなたのキャリアについて、将来像を問う質問です。

面接官は、「あなたが将来についてどの程度明確に考えているか」という点はもちろん、「その将来像が自社で達成できるか」どうか、つまりミスマッチが生じないかという点も見極めています。

口コミ・評判

将来的には、店舗を統括・管理する立場になりたいと考えています。そのため、まずは患者様一人ひとりに寄り添った対応を徹底し、日々業務を遂行しながら、並行して、人材育成のスキルなどを身につけたいと思います。患者様から信頼される薬剤師でありながら、同僚・部下からも頼られるエリアマネージャーとして、地域に根ざした店舗経営をしていくことが理想のキャリアです。

ここでは、自分が理想とするキャリアについて具体的に話し、それを志望先の企業でどのように叶えていきたいかといったビジョンまで伝えられると良いでしょう。

2-6.在宅薬剤師や管理薬剤師のご経験はありますか?また今後の希望はありますか?

具体的な業務内容を挙げて、質問されることもあります。

この際、面接官の意図としては、「業務経験の有無」だけではなく、「応募者の希望やビジョンと、業務内容がミスマッチしていないか」という点を見極めようとしているのです。

したがって、在宅薬剤師や管理薬剤師がない場合でも、特に問題ありません。

口コミ・評判

在宅薬剤師や管理薬剤師の経験はありません。しかし、自身の業務の幅を広げたいと考えているため、在宅薬剤師や管理薬剤師の業務に携わるチャンスがあれば、積極的に取り組みたいと考えています。

「企業がどういう人材を求めているのか」を正しく把握し、未経験業務に対する意欲をアピールすると好印象につながるでしょう。

2-7.当社以外で希望している会社と各企業の志望順位を教えてください

当然、転職活動をしている時は複数の企業に応募していると思います。

そのため、面接官は内定辞退を気にして、選考状況や自社の志望順位を聞きます

複数受けていることは正直に答えても大丈夫ですが、よほどのことがない限り、「御社(貴院)が第一志望です」と答えましょう。

口コミ・評判

他社では〇〇社と▲▲社が選考中です。しかし、第一志望は御社のため、内定をいただいたらすぐに承諾して、他社は辞退する予定です

注意点としては、選考を受けている企業が第一志望である理由を自分の言葉で説明できることです。

なぜうちが第一志望なのか?」と質問されて、十分な回答をできないと説得力が欠けてしまいます。

2-8.他店への異動は可能ですか?(調剤薬局・ドラッグストアで聞かれる質問)

全国展開している調剤薬局やドラッグストアで聞かれることが多い質問です。

「異動はしたくない…」と考える人が多いですが、面接中に異動を完全に拒絶してしまうと、選考通過率を大きく下げることに繋がります。

どうしても転勤できない理由がある場合はそのことを正直に伝えましょう。

また、時期が変われば異動できるという方も合わせて伝えておきましょう。

口コミ・評判

転勤は問題ありません。多くの地域で薬剤師として働けることは、自分にとっていい経験になると考えています。ただし、年内は家庭の都合で異動が厳しいため、ご配慮いただけますと幸いです。

なお、特段理由があるわけでもなく、絶対に異動をしたくないという方は、異動がない企業を受けることをおすすめします。

2-9.応募企業はどんな基準で選んでいますか?

あなたが転職活動の軸として定めている要素を確認する質問です。

転職先とのミスマッチがあると、あとであなた自身が苦しい思いをするため、正直に答えましょう。

口コミ・評判

30代のうちは、幅広い業務を経験できて、自身のキャリアの幅を広げられるかどうかを重視しています。そのため、管理薬剤師や在宅薬剤師といった多種多様な働き方ができる貴社は、自分の希望を満たせると考えています。

2-10.なぜ離職期間があるのですか?

あなたが離職していた期間がある場合、高確率で聞かれる質問です。

嘘をつくことは絶対に避けて、正直に答えましょう。

口コミ・評判

離職期間は病気療養していました。すでに完治しており、療養期間は仕事への遅れを取り戻したいという想いから、●●の資格を取得しました。

もし、離職期間に資格の取得や、派遣・アルバイトでのドラッグストア勤務経験といったポジティブなことがあれば、合わせて伝えるようにしましょう。

次章では、質疑応答後に聞いておきたい逆質問について紹介します。

3.薬剤師の転職面接で聞いておきたい逆質問17選

この章では、薬剤師の転職面接の逆質問で聞いておきたい質問を紹介します。

逆質問では、求職者の方から面接官に対して自由に質問をすることができます

質問内容によっては「あんまり自社に興味がないのかな?」「活躍するイメージ見えない…」といったネガティブな印象を与える恐れがあるため、最低限の準備をしておきましょう。

補足:逆質問に「ありません」と回答するのは避けましょう。

理由は以下の3点です。

  • 志望度が低いと思われてしまうから
  • 自発的なコミュニケーションを取れない人だと思われるから
  • 自己PRのチャンスを無駄にしてしまうから

本当に聞きたいことがなかったとしても、以下の質問例を参考にして、準備しておきましょう。

では、詳しく解説します。

3-1. 業務内容について聞く

業務内容に関する逆質問を紹介します。

転職後、どのような業務をすることになるのか気になる方は事前に準備しておきましょう。

ただし、求人票や企業公式サイトを見ればすぐにわかるような質問は悪印象を与えてしまうため、避けるべきです。

  1. 処方内容はどのようなものが多いですか?(do処方・一包化が多いのか等)
  2. 私は●●の資格がありますが、それ活かせる場面はありますか?
  3. 電子薬歴と手書き薬歴のどちらを採用していますか?
  4. 配属される部署の一日がどのような流れか、教えていただけますか?
  5. ◯◯さん(面接官の名前)は、この会社で大変な点はどこにあると感じますか?
  6. 他職種との連携はどのようなケースが多いですか?
  7. 業務内容を踏まえて、入社前に勉強しておくとよいことはありますか?

露骨に自己PRするのはおすすめしませんが、自分の保有する資格について言及したり、入社前に学習すべきことを聞いたりすることで、意欲的な姿勢を印象づけることができます。

3-2. 今後の展望について聞く

会社としての今後の展望について聞く逆質問を紹介します。

これらの質問は「転職後のことを十分に考えていて、活躍が見込めそうな求職者」という印象を与えられます。

ただし、面接官の立場(現場責任者・人事・店長等)を考慮せずに質問してしまうと、回答を得られないこともあるため注意が必要です。

  1. 現在のジェネリック比率と、今後増やす予定があるかどうか教えてください
  2. 病院機能の分化が求められていますが、今後御院ではどのような展望をお持ちですか?
  3. 今後予定している事業展開や、特に力を入れている領域があれば教えてください

3-3. 職場環境・待遇について聞く

職場環境に関する逆質問を紹介します。

基本的にミスマッチを避けるために、気になることは聞いておくべきですが、残業や福利厚生、年収といった待遇面ばかり気にしすぎると、面接官にマイナスな印象を与えてしまいます。

転職サイトを使っている方であれば、コンサルタントに聞いてもらうのがいいでしょう。

  1. 患者層はどのような年齢や性別が多いですか?
  2. 忙しさのピーク帯はいつ頃ですか?
  3. 研修や教育体制はどうなっていますか?
  4. 私の年齢・キャリアの場合、社員の方の平均年収はいくらくらいでしょうか?
  5. 主婦と薬剤師を両立されている方へのケアはどのようなものがあるでしょうか?

3-4. 社風について聞く

社風に関する逆質問を紹介します。

職場や会社の雰囲気が自分に合うか否かは、転職後、気持ちよく働く上で非常に重要な要素であるため、気になることは確認しておきましょう

  1. 会社として、現場で大切にしていることがあれば教えてください
  2. 職場で働いている人の雰囲気を教えてください
  3. 貴院で活躍されている方に共通点はありますか?
  4. ◯◯さん(面接官の名前)は会社の魅力や仕事のやりがいを何だとお考えですか?
  5. 御社の理念にとても共感していますが、それを踏まえて、入社後の行動として強く意識すべき事はありますか?

関連記事:転職面接のラスト2分で合格を勝ち取るための逆質問21選

次章では、質問への受け答え内容や逆質問以外で、面接官に好印象を与えるためのポイントを紹介します。

4.薬剤師の転職面接で好印象を与えるための5ポイント

面接官からの質問に答える際は、以下の点を押さえておくことで、より的確に伝えられるようになります。

それぞれ詳しく見てみましょう。

4-1.説得力のある伝え方「PREP法」で話す

「PREP法」と呼ばれるプレゼンテーションのフレームワークに沿うことで、伝えたい内容を的確に表現できます。

これは、まず結論を述べ、次にその理由を伝え、わかりやすく具体例を示したうえで、最後に再度結論を伝えるというものです。

これにより自分の意見をわかりやすく相手に伝えることができます。

以下では実際に、「あなたの強みは何ですか?」という面接質問を受けた際の回答例を、PREP法に沿って解説していきます。

(1).「P」Point:結論

最初の回答は「P」結論です。

面接者の質問に対して、一言で答えましょう。

口コミ・評判

「わたしの強みは、相手の立場に立って物事を考え、状況に応じて、適切な対応を取れることです。」

ポイントは、最も伝えるべきことを端的に一言で言い表すということです。

また、「薬剤業界の未来を考えて、業界全体で取り組むべきことと、あなたが当院でやりたいことは何ですか?」といった複雑な質問だと詰まってしまう応募者も多いでしょう。

このような時は、話し始めながら考えるのでなく、「少しお時間頂けますか?」と断って10秒ほど考えた後に結論から話しましょう。

(2).「R」Reason:理由

次の回答は「R」理由です。

「P」で答えた結論の理由・背景を簡潔に伝えます

口コミ・評判

「日々の業務でも、常に患者様の視点で考え、行動するようにしています。また、随時自分の対応を振り返り、先輩や同僚に相談したりしながら、日々知識の深化・吸収と実践の積み重ねに努めています。

PRした部分がなぜ自分の強みと言えるのか、その背景を伝えるために、自身の仕事経験に沿った事実を話すようにしましょう。

(3).「E」Example:例

理由を伝えた後の回答は「E」例です。

自身の回答に真実味を持たせるため、具体的な事例を伝えます。

口コミ・評判

「例えば、服薬方法の説明の際は、薬の服用で悩みを抱えている患者様に対してはわかりやすく丁寧に説明を行います。一方、急いでいる様子の患者様に対しては、伝えるべきことを端的にお伝えするようにしています。状況を見ながら、服薬指導の方法をコントロールすることを行い、患者様に寄り添った対応を心がけています。」

ポイントは、自分の経験を1つに絞ってわかりやすく伝えることです。

複数のエピソードを話してしまうと、一つ一つの事例が薄くなってしまい、散漫な印象を与えます。

自分らしさが伝わる例を、じっくりと一つ話せば十分でしょう。

(4).「P」Point:結論

回答の最後には「P」結論を再度伝えましょう。

口コミ・評判

「このような仕事経験を通して、相手に応じた的確な対応を行えることが私の強みになりました。

回答の最後には再度結論を伝えることで、印象的なPRに繋がります。

4-2.頻出の質問は事前に回答を考えておく

薬剤師面接において、頻出の質問はある程度限られてきます。

上記で紹介したよくある質問に対する回答は、ある程度事前に考えておくと良いでしょう。

必要以上に緊張することなく、リラックスして面接に望めます。

ただし、丸暗記する必要はありません。

むしろ回答を一言一句覚えようとしてしまうと、質問に対して微妙に食い違った返しをしてしまったり、とっさの質問に答えられなかったりしてしまう恐れもあります。

「○○について聞かれたら、実体験のエピソードを添えて○○について話そう」のような、大まかな答え方の流れを考えておく方が望ましいです。

補足:「焦らずにゆっくり考えても良い」という心持ちでOK

ある程度回答を考えておいても、想定していなかった質問に対して「緊張で頭が真っ白になってしまいそう」という不安もあるでしょう。

緊張しやすいという方は、「焦らずにゆっくり考えても良い」という心持ちで面接に臨むことをおすすめします。

もし回答がすぐに浮かばなかった場合も、

  • 「すみません、もう一度質問をお伺いしてもよろしいですか?」
  • 「少し考える時間をいただいても良いでしょうか」

と断りを入れ、深く息を吸って落ち着きを取り戻すようにしましょう。

4-3. 態度や表情にも気をつける

面接は話す内容だけでなく、態度・表情も非常に重要です。

同じことを喋っていても、ハキハキとした態度で自信を持って話すか、おどおどと落ち着きなく話すかで、伝わる印象は全く異なります。

中でも、特に重要なのは、以下の3点です。

それぞれ簡潔に解説します。

(1).笑顔

笑顔は好印象を与える最大の要素です。

口角を上げ、常に明るい表情でいることを意識してみてください。

緊張するとつい暗い表情になってしまうことも多いため、面接直前は鏡を見て、笑顔の練習をしておくのも良いでしょう。

(2).姿勢

面接官と向き合ったときの姿勢も重要です。

背もたれに大きく寄りかかったり、浅く座ったりしてしまうと、だらしない印象を与えてしまいかねません。

背筋を伸ばし、顎を引くことを意識するだけでも、雰囲気は随分と変わります。

事前に鏡の前で姿勢を確認したり、座っている様子を動画で撮影したりして、自身の姿勢を一度客観視してみるのもおすすめです。

(3).目線

「相手の目を見て話す」ことも、意識しておくべきポイントです。

目線が泳いだり、ずっと下を向いて話したりしてしまうと、どれだけ良い自己PRを伝えても、好印象には繋がりません。

特に薬剤師は他のスタッフ、患者さんとのやり取りが常に発生する仕事なので、「うまくコミュニケーションが取れない人なのではないか」と懸念される恐れもあります。

緊張で目を合わせるのが難しいという方は、「相手の眉間あたりに視線を向ける」ことを意識してみてください。

4-4. コミュニケーションスキル

患者さんと常にやり取りを行う薬剤師の面接では、コミュニケーションスキルの有無も重要な観点となります。

特に服薬指導では、相手に情報を適切に伝えるために、コミュニケーションスキルが何よりも重要です。

経験や業務レベルだけでなく、

  • 質問に対して適切な返答が返ってくるか(会話がきちんと成立しているか)
  • 自分の考えや意見をしっかりと持っていてそれを相手に過不足なく伝達できるか

といった点も採用を左右する要素となることを理解しておきましょう。

4-5. 社会人マナー

礼儀正しい言葉遣いと態度、服装で面接に臨み、社会人としてのマナーが身についていることを示しましょう。

また、以下についても気をつけましょう。

  • 面接当日は遅くとも10分前には到着しておく
  • やむを得ない理由で遅れる場合はできるだけ早く連絡する
  • 面接場所までの道のりは、前日までに確認しておく

面接の内容が良かったとしても、マナーで減点されてしまうともったいないので、注意しましょう。

次章では、薬剤師の転職面接で失敗してしまう人の特徴について解説します。

5.薬剤師の転職面接で失敗する人の特徴

ある程度キャリアがあるにも関わらず、面接になかなか受からないという人には、以下の特徴があります。

それぞれ理解しておきましょう。

5-1.面接官の質問意図を理解できていない

面接官の質問意図を理解できていないと、的確な回答を行うことができません。

質疑応答がうまく成立しないと、コミュニケーション能力に難があるのではないかと懸念される恐れがあります

面接官の質問には、すべて何かしらの意図があります。

例えば、「あなたの長所を教えてください(自己PRをしてください)」という旨の質問には、

  • 会社の業務に必要なスキルを持っているか
  • 自分のことをどれだけ客観的に把握しているか

を知りたいという意図があります。

質問意図を的確に捉え、それに沿った答えを端的に伝えることを意識しておきましょう。

5-2.回答内容がありきたり

ありきたいの回答内容では、あなたの強みや魅力をすべて伝えきることは難しいでしょう。

特に例文をそのまま丸暗記して喋ってしまうと、ありふれた回答になってしまいます。

この記事で紹介した例文をベースとして、自身の体験や経験、考え方を盛り込み、唯一無二の回答をすることを心がけましょう。

5-3.ネガティブな回答が多い

ネガティブな回答が多い人は、面接官に悪印象を与えてしまいます。

特に人間関係の問題や待遇面の不満などのネガティブな転職理由を、そのまま伝えてしまうのはやめておきましょう。

転職理由はポジティブ・前向きに言い換えて伝えることを意識してください。

【言い換えの具体例】

  • 人間関係が悪かった→チームワークの良好な環境で、周囲と連携を取りながら薬剤師業務に携わりたい
  • 給料が安かった→仕事が正当に評価される環境で働きたい

「志望先の病院であれば活き活きと働けそうである」というニュアンスを伝えられれば、志望動機にも説得力が増し、熱意や就業意欲を伝えられる要素の一つとなるでしょう。

次章では、面接通過率を上げるための方法を紹介します。

6.面接通過率を格段にアップさせる3つの方法

面接通過率をアップさせるためには、以下の3点を意識しておきましょう。

それぞれ詳しく解説します。

6-1.情報収集を徹底する

面接の前には、必ず徹底して情報収集を行っておきましょう。

それにより、志望先の職場に合わせた志望動機を考えられるからです。

また、志望先に合わせた逆質問を行うことで、熱意や意欲のアピールにつながることもあります。

反対に、事前の情報収集が足りていないと、的はずれな自己PRをしてしまうこともあるでしょう。

公式サイトなどがあれば隅々までチェックして、情報収集しておくことをおすすめします。

6-2.時間をかけて自己分析を行う

効果的な自己PRを行うためには、一度時間をかけてしっかりと自己分析をしておくことが欠かせません。

これまで自身が経験した業務を振り返り、志望先の業務に活かせそうなものをピックアップしておきましょう。

また、経歴やキャリアビジョンなどを一度しっかりと考えておけば、予期せぬ質問に対しても、即座に返答しやすくなります。

6-3.事前に面接練習を行う

面接に慣れていない方にとって、緊張してしまうのは当然のことです。

そのため、まずは面接練習などを行い、場の空気感に慣れることも大切です。

例えば、転職サイトを利用することで、模擬面接などの選考対策を実施してもらうことができます。

転職サイトの担当者は、数々の薬剤師転職を支援してきた、いわば転職のプロです。

採用側の視点も踏まえた的確なアドバイスをしてくれます。

面接の振る舞いなどの改善点を聞き、場馴れすることで、次第に自信がつき、過度な緊張を避けることもできるでしょう。

次の章では、選考サポートに定評のある転職サイトを厳選して紹介します。

7.面接が不安な方向け!サポート力に定評のある薬剤師転職サイト

数ある転職サイトの中から、以下の3点を基準に、「選考対策などのサポート力に定評のある薬剤師転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定3つの基準

  1. 求人の質・量:薬剤師求人の量や質は十分かどうか
  2. 提案力:求職者のニーズにぴったりの提案をしてくれるかどうか
  3. サポート力:コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか

さらに、当サイトが薬剤師500人を対象に行った独自アンケートの調査結果を加味し、利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、薬剤師におすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職サイト 求人数 | 利用満足度
1位.
薬キャリエージェント
約6.0万件 | ★★★★★4.5
薬剤師の総合満足度No.1(※エムスリーキャリア調べ)
2位.
マイナビ薬剤師
約4.6万件 | ★★★★☆4.0
親身なサポート体制に高評価
3位.
ファルマスタッフ
約5.1万件 | ★★★★☆3.9
調剤薬局の求人は業界No.1
4位.
ファーマキャリア
約3.6万件 | ★★★★☆3.7
あなたにぴったりのオーダーメイド求人を提案
5位.
リクナビ薬剤師
約2.3万件 | ★★★★☆3.6
転職業界No.1のリクルートのノウハウが豊富

※求人数:2024年5月7日現在

上位3エージェント(『薬キャリエージェント』、『マイナビ薬剤師』、『ファルマスタッフ』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくことを強く推奨します。

それでは、ここからはランキング上位のエージェントを1つずつ紹介していきます。

1位. 薬キャリエージェント|実績豊富で満足度95%

薬キャリ

『薬キャリエージェント』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、(※エムスリーキャリア調べ)調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

2位. マイナビ薬剤師|親身なサポート体制に高評価

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

3位. ファルマスタッフ|調剤薬局と派遣の求人が豊富

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

4位. ファーマキャリア|好条件求人をオーダーメイドで提案

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

5位. リクナビ薬剤師|優秀なアドバイザーが全面サポート

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

8転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

9【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

さいごに

薬剤師転職の面接ノウハウを解説しました。

頻出の質問はある程度決まっているので、事前に回答内容を考えておきましょう。

緊張してしまったり、うまく話せなかったりしそうという不安がある方は、選考サポートに強い転職サイトの利用をおすすめします。

上位3サイト(『薬キャリエージェント』、『マイナビ薬剤師』、『ファルマスタッフ』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくと、転職成功に大きく近づくでしょう。

なお、それぞれのサイトの利用者からの評判を知りたい方は、以下を参考にしてください。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。