薬剤師転職の面接マニュアル|頻出質問と回答例&好印象を与えるポイントを徹底解説

転職活動において

  • 「面接では、どのように受け答えすればいいんだろう」
  • 「面接官から、どんなことが聞かれるのかな」

と悩んでいる薬剤師の方も多いでしょう。

面接は転職の合否を決める重要な場です。

準備不足のために失敗してしまう人は少なくありませんが、一方、入念な準備を重ねておけば、採用確率を格段に高めることができます。

この記事では、転職コンサルタントとして多くの転職面接にアドバイスし、転職者を成功に導いてきた経験をもとに、面接を突破するための方法やコツを、以下の流れでご紹介します。

(目次)

  1. 薬剤師面接でよく聞かれる質問と回答例
  2. 薬剤師面接の基本的な流れ
  3. 好印象を与える回答のポイント
  4. 回答内容だけじゃない!採用担当者が見ているポイント
  5. 面接に受からない薬剤師の特徴
  6. 面接通過率を格段にアップさせる3つの方法
  7. 面接が不安な方向け!サポート力に定評のある薬剤師転職サイト
  8. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  9. 【図解】転職サイト利用の流れ

全て読めば、面接で頻出の質問への対策ができ、面接突破に一歩近づくでしょう。

<2020年9月:薬剤師転職の最新情報>

コロナ禍による不況で、総求人数は減り、転職の難易度は日を追うごとに高まっています。転職を考えているならば、早めに行動に移すべきです。

特に好条件の求人であるほど、競争が激しくなります。ライバルに差をつけるためにも、転職のプロの力を借りて、しっかりと対策を行いましょう。

  1. このページを見ながら、複数の転職サイト(『薬キャリ』『マイナビ薬剤師』など)に登録する
  2. それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける

未だかつて誰も経験したことのない事態だからこそ、周囲よりもいち早く行動を開始し、戦略的に転職活動を行っていくことが重要です。

1.薬剤師面接でよく聞かれる質問と回答例

薬剤師転職の面接でよくある質問を紹介します。

  1. これまでの職歴を教えてください
  2. 転職理由(退職理由)は何ですか?
  3. 志望動機を教えてください
  4. あなたの長所教えてください(自己PRをしてください)
  5. 今後のキャリアプランについてお聞かせください
  6. 在宅薬剤師や管理薬剤師のご経験はありますか?また今後の希望はありますか?

回答ノウハウも併せて確認しながら、自分なりの回答を考えてみてください。

1-1.これまでの職歴を教えてください

「どのような経歴を持っているのか」は、即戦力として働くことが求められる薬剤師の面接において、頻出の質問です。

口コミ・評判

大学卒業後、病院薬剤師として○○病院にて3年勤務しました。そこでは、病棟業務のほか、患者さまやご家族を対象とした講習会などの企画も携わりました。日々患者様と接する中で、一人ひとりと向き合いたいと思うようになり、○○薬局に転職しました。入社3年目以降は管理薬剤師も任されるようになり、現在はスタッフ10名の管理も行っています。

具体的な経験を簡潔に話したうえで、以下の点を盛り込めるとさらに良いでしょう。

  • その経験から学んだこと
  • その経験をどう生かすか
  • 将来的に身につけたいこと

1-2.転職理由(退職理由)は何ですか?

転職理由は、前向きな内容を伝えることが肝心です。

口コミ・評判

現在勤務している調剤薬局では、調剤・服薬指導などの業務を担っており、一部管理業務なども任されていますが、近年重要性を増している在宅医療・訪問サービスなどには消極的な姿勢です。私自身、地域医療に課題意識を持っており、キャリアアップのためにも在宅医療業務に携わりたいと考えています。そこでこの度、在宅医療に注力している企業への転職を考えるに至りました。

上記は、明確なキャリアビジョンを持っており、それが現職では達成できないという点を端的に伝えています。

仮にネガティブな理由で転職を決意した場合も、なるべくポジティブな言い回しに変換して伝えるようにしましょう。

1-3.志望動機を教えてください

面接者は、この質問であなたの熱意や志望度を図ろうとしています。

転職を希望する会社の理念や方針、特徴などを踏まえた上で、自分がやりたいことと絡めて、その会社でなければならない理由を伝えましょう。

口コミ・評判

御社は、「等しく質の高い医療サービスを受けられることを目指す」を理念に掲げ、地域の課題に合わせた多様な形態の薬局を展開しています。また、スキルアップはもちろん、マネジメント職種や管理部門、OCT、在宅医療などのポジション・業務にチャレンジできるキャリアパスが用意されています。そういった点から、御社に魅力を感じ応募いたしました。

漠然とした内容ではなく、より具体的に表現できると、さらに熱意を伝えられるでしょう。

1-4.あなたの長所教えてください(自己PRをしてください)

長所を聞かれた場合は、あなたの薬剤師としての経験を添えて、強みをアピールしましょう。

口コミ・評判

わたしの強みは、相手の立場に立って物事を考え、状況に応じて、適切な対応を取れることです。日々の業務でも、常に患者様の視点で考え、行動するようにしています。また、随時自分の対応を振り返り、先輩や同僚に相談したりしながら、日々知識の吸収と実践の積み重ねに努めています。例えば、服薬方法の説明の際は、薬の服用で悩みを抱えている患者様に対してはわかりやすく丁寧に説明を行います。一方、急いでいる様子の患者様に対しては、伝えるべきことを端的にお伝えするようにしています。状況を見ながら、服薬指導の方法をコントロールすることを行い、患者様に寄り添った対応を心がけています。

面接官は、あなたが自社の業務を行える技能・スキルを持っているかを見極めています。

そのため、志望先の業務を事前に詳しく調べておき、業務内容に合わせた自己PRを行うことが大切です。

1-5.今後のキャリアプランについてお聞かせください

あなたのキャリアについて、将来像を問う質問です。

面接官は、「あなたが将来についてどの程度明確に考えているか」という点はもちろん、「その将来像が自社で達成できるか」どうか、つまりミスマッチが生じないかという点も見極めています。

口コミ・評判

将来的には、店舗を統括・管理する立場になりたいと考えています。そのため、まずは患者様一人ひとりに寄り添った対応を徹底し、日々業務を遂行しながら、並行して、人材育成のスキルなどを身につけたいと思います。患者様から信頼される薬剤師でありながら、同僚・部下からも頼られるエリアマネージャーとして、地域に根ざした店舗経営をしていくことが理想のキャリアです。

ここでは、自分が理想とするキャリアについて具体的に話し、それを志望先の企業でどのように叶えていきたいかといったビジョンまで伝えられると良いでしょう。

1-6.在宅薬剤師や管理薬剤師のご経験はありますか?また今後の希望はありますか?

具体的な業務内容を挙げて、質問されることもあります。

この際、面接官の意図としては、「業務経験の有無」だけではなく、「応募者の希望やビジョンと、業務内容がミスマッチしていないか」という点を見極めようとしているのです。

したがって、在宅薬剤師や管理薬剤師がない場合でも、特に問題ありません。

口コミ・評判

在宅薬剤師や管理薬剤師の経験はありません。しかし、自身の業務の幅を広げたいと考えているため、在宅薬剤師や管理薬剤師の業務に携わるチャンスがあれば、積極的に取り組みたいと考えています。

「企業がどういう人材を求めているのか」を正しく把握し、未経験業務に対する意欲をアピールすると好印象につながるでしょう。

2.薬剤師面接の基本的な流れ

薬剤師面接は以下の流れで進められます。

  1. 自己紹介
  2. 施設・業務内容の説明
  3. 質疑応答
  4. 逆質問

まずは面接の流れを理解しておきましょう。

2-1.自己紹介

面接場所に入室し、挨拶や雑談を交わしたのち、簡単な自己紹介を求められます。

口コミ・評判

「はじめまして、○○と申します。○○大学を卒業後、薬剤師として調剤薬局で3年間勤めました。今後はより幅広い業務に携わりたいと考えています。病院薬剤師として臨床医療に携わりたいと思い、貴院を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします」

ここではあまり長く喋りすぎないように意識しておきましょう。

おおむね、1~3分程度が目安となります。

端的に下記の要素を伝えることが大切です。

自己紹介で伝えるべきこと

  • 名前、学歴・経歴を端的に述べる
  • 志望動機やキャリアビジョンを簡潔に伝える
  • 「本日はよろしくお願いします」の一言を添える

自己紹介の話し方や振る舞いは、第一印象を大きく左右します。

そのため、話す内容よりも、「表情を明るくする」「姿勢を正す」ことを意識し、ハキハキとした声で話すよう心がけましょう。

なお、はじめに施設・業務内容の説明が簡単に行われ、次に「自己紹介から質疑応答」へと進められるケースもあります。

関連記事:転職面接の自己紹介|第一印象を劇的に上げる5つのポイント

2-2.施設・業務内容の説明

面接時に、施設や業務内容の詳しい説明を受けます。

この時は、相手の目をしっかりと見て、適宜相槌を打つなど、「聞く姿勢」を意識しておきましょう。

また、求人の内容に対する認識が違っていないかをしっかりと確認することも欠かせません。

2-3.質疑応答

面接官からの質問に答える「質疑応答」が行われます。

面接で必ず聞かれる質問は、以下の通りです。

  • 職歴、経験のある業務について
  • 志望動機
  • 転職理由
  • 強み(自己PR)

これらの質問には的確に答えられるよう、入念に準備しておきましょう。

2-4.逆質問

たいていの場合、面接の最後に「何か質問はありますか?」という、いわゆる逆質問を投げかけられます。

ここで行う質問次第で、あなたの印象がプラスにもマイナスにも転んでしまう可能性があります。

例えば、HPを見ればわかるような質問は「この人は本気で面接に臨んでいない」と志望意欲を疑われてしまったり、給与や残業手当などの福利厚生についての質問は「仕事よりも金銭に興味があるのか」と捉えられてしまったりするため、マイナス印象です。

反対に、「もしご縁があって内定を頂けた場合、入職前に勉強しておいたほうがいいことや、事前に準備しておいたほうが良いことはありますか?」といった逆質問は、意欲のアピールにつながり、プラスの印象を与えることができます。

業務内容についての、より詳しい質問も好印象です。

逆質問でどのようなことを聞くかも、事前に考えておきましょう。

関連記事:転職面接のラスト2分で合格を勝ち取るための逆質問21選

3.好印象を与える回答のポイント

面接官からの質問に答える際は、以下の点を押さえておくことで、より的確に伝えられるようになります。

  1. 説得力のある伝え方「PREP法」で話す
  2. 頻出の質問は事前に回答を考えておく

それぞれ詳しく見てみましょう。

3-1.説得力のある伝え方「PREP法」で話す

「PREP法」と呼ばれるプレゼンテーションのフレームワークに沿うことで、伝えたい内容を的確に表現できます。

これは、まず結論を述べ、次にその理由を伝え、わかりやすく具体例を示したうえで、最後に再度結論を伝えるというものです。

これにより自分の意見をわかりやすく相手に伝えることができます。

以下では実際に、「あなたの強みは何ですか?」という面接質問を受けた際の回答例を、PREP法に沿って解説していきます。

(1).「P」Point:結論

最初の回答は「P」結論です。面接者の質問に対して、一言で答えましょう。

口コミ・評判

「わたしの強みは、相手の立場に立って物事を考え、状況に応じて、適切な対応を取れることです。」

ポイントは、最も伝えるべきことを端的に一言で言い表すということです。

また、「薬剤業界の未来を考えて、業界全体で取り組むべきことと、あなたが当院でやりたいことは何ですか?」といった複雑な質問だと詰まってしまう応募者も多いでしょう。

このような時は、話し始めながら考えるのでなく、「少しお時間頂けますか?」と断って10秒ほど考えた後に結論から話しましょう。

(2).「R」Reason:理由

次の回答は「R」理由です。「P」で答えた結論の理由・背景を簡潔に伝えます

口コミ・評判

「日々の業務でも、常に患者様の視点で考え、行動するようにしています。また、随時自分の対応を振り返り、先輩や同僚に相談したりしながら、日々知識の深化・吸収と実践の積み重ねに努めています。

PRした部分がなぜ自分の強みと言えるのか、その背景を伝えるために、自身の仕事経験に沿った事実を話すようにしましょう。

(3).「E」Example:例

理由を伝えた後の回答は「E」例です。自身の回答に真実味を持たせるため、具体的な事例を伝えます。

口コミ・評判

「例えば、服薬方法の説明の際は、薬の服用で悩みを抱えている患者様に対してはわかりやすく丁寧に説明を行います。一方、急いでいる様子の患者様に対しては、伝えるべきことを端的にお伝えするようにしています。状況を見ながら、服薬指導の方法をコントロールすることを行い、患者様に寄り添った対応を心がけています。」

ポイントは、自分の経験を1つに絞ってわかりやすく伝えることです。

複数のエピソードを話してしまうと、一つ一つの事例が薄くなってしまい、散漫な印象を与えます。

自分らしさが伝わる例を、じっくりと一つ話せば十分でしょう。

(4).「P」Point:結論

回答の最後には「P」結論を再度伝えましょう。

口コミ・評判

「このような仕事経験を通して、相手に応じた的確な対応を行えることが私の強みになりました。

回答の最後には再度結論を伝えることで、印象的なPRに繋がります。

3-2.頻出の質問は事前に回答を考えておく

薬剤師面接において、頻出の質問はある程度限られてきます。

上記で紹介したよくある質問に対する回答は、ある程度事前に考えておくと良いでしょう。

必要以上に緊張することなく、リラックスして面接に望めます。

ただし、丸暗記する必要はありません。

むしろ回答を一言一句覚えようとしてしまうと、質問に対して微妙に食い違った返しをしてしまったり、とっさの質問に答えられなかったりしてしまう恐れもあります。

「○○について聞かれたら、実体験のエピソードを添えて○○について話そう」のような、大まかな答え方の流れを考えておく方が望ましいです。

補足:緊張で頭が真っ白になってしまいそうで不安

ある程度回答を考えておいても、想定していなかった質問に対して「すぐに答えが浮かばない」という事態もあるでしょう。

緊張しやすいという方は、「焦らずにゆっくり考えても良い」という心持ちで面接に臨むことをおすすめします。

もし回答がすぐに浮かばなかった場合も、

  • 「すみません、もう一度質問をお伺いしてもよろしい」
  • 「少し考える時間をいただいても良いでしょうか」

と断りを入れ、深く息を吸って落ち着きを取り戻すようにしましょう。

 

4.回答内容だけじゃない!採用担当者が見ているポイント

薬剤師面接において、面接官は回答内容以外にも、以下の点を見極めています。

  1. 態度・表情
  2. コミュニケーションスキル
  3. 社会人マナー

それぞれ詳しく解説します。

4-1.態度・表情

面接は話す内容だけでなく、態度・表情も非常に重要です。

同じことを喋っていても、ハキハキとした態度で自信を持って話すか、おどおどと落ち着きなく話すかで、伝わる印象は全く異なります。

中でも、特に重要なのは、以下の3点です。

  1. 笑顔
  2. 姿勢
  3. 目線

それぞれ簡潔に解説します。

(1).笑顔

笑顔は好印象を与える最大の要素です。

口角を上げ、常に明るい表情でいることを意識してみてください。

緊張するとつい暗い表情になってしまうことも多いため、面接直前は鏡を見て、笑顔の練習をしておくのも良いでしょう。

(2).姿勢

面接官と向き合ったときの姿勢も重要です。

背もたれに大きく寄りかかったり、浅く座ったりしてしまうと、だらしない印象を与えてしまいかねません。

背筋を伸ばし、顎を引くことを意識するだけでも、雰囲気は随分と変わります。

事前に鏡の前で姿勢を確認したり、座っている様子を動画で撮影したりして、自身の姿勢を一度客観視してみるのもおすすめです。

(3).目線

「相手の目を見て話す」ことも、意識しておくべきポイントです。

目線が泳いだり、ずっと下を向いて話したりしてしまうと、どれだけ良い自己PRを伝えても、好印象には繋がりません。

特に薬剤師は他のスタッフ、患者さんとのやり取りが常に発生する仕事なので、「うまくコミュニケーションが取れない人なのではないか」と懸念される恐れもあります。

緊張で目を合わせるのが難しいという方は、「相手の眉間あたりに視線を向ける」ことを意識してみてください。

4-2.コミュニケーションスキル

患者さんと常にやり取りを行う薬剤師の面接では、コミュニケーションスキルの有無も重要な観点となります。

特に服薬指導では、相手に情報を適切に伝えるために、コミュニケーションスキルが何よりも重要です。

経験や業務レベルだけでなく、

  • 質問に対して適切な返答が返ってくるか(会話がきちんと成立しているか)
  • 自分の考えや意見をしっかりと持っていてそれを相手に過不足なく伝達できるか

といった点も採用を左右する要素となることを理解しておきましょう。

4-3.社会人マナー

社会人としてのマナーが身についているかどうかも大切です。

礼儀正しい言葉遣いと態度で受け答えを行いましょう。

また、面接当日は遅くとも10分前には到着しておきたいところです。

やむを得ない理由で遅れる場合は、できるだけ早く連絡をを入れるようにしてください。

不測の事態が起きても動揺しないように、余裕を持って行動しましょう。

面接場所までの道のりは、前日までに確認しておくことをおすすめします。

5.面接に受からない薬剤師の特徴

ある程度キャリアがあるにも関わらず、面接になかなか受からないという人には、以下の特徴があります。

  1. 面接官の質問意図を理解できていない
  2. 回答内容がありきたり
  3. ネガティブな回答が多い

それぞれ理解しておきましょう。

5-1.面接官の質問意図を理解できていない

面接官の質問意図を理解できていないと、的確な回答を行うことができません。

質疑応答がうまく成立しないと、コミュニケーション能力に難があるのではないかと懸念される恐れがあります

面接官の質問には、すべて何かしらの意図があります。

例えば、「あなたの長所を教えてください(自己PRをしてください)」という旨の質問には、

  • 会社の業務に必要なスキルを持っているか
  • 自分のことをどれだけ客観的に把握しているか

を知りたいという意図があります。

質問意図を的確に捉え、それに沿った答えを端的に伝えることを意識しておきましょう。

5-2.回答内容がありきたり

ありきたいの回答内容では、あなたの強みや魅力をすべて伝えきることは難しいでしょう。

特に例文をそのまま丸暗記して喋ってしまうと、ありふれた回答になってしまいます。

この記事で紹介した例文をベースとして、自身の体験や経験、考え方を盛り込み、唯一無二の回答をすることを心がけましょう。

5-3.ネガティブな回答が多い

ネガティブな回答が多い人は、面接官に悪印象を与えてしまいます。

特に人間関係の問題や待遇面の不満などのネガティブな転職理由を、そのまま伝えてしまうのはやめておきましょう。

転職理由はポジティブ・前向きに言い換えて伝えることを意識してください。

【言い換えの具体例】

  • 人間関係が悪かった→チームワークの良好な環境で、周囲と連携を取りながら薬剤師業務に携わりたい
  • 給料が安かった→仕事が正当に評価される環境で働きたい

「志望先の病院であれば活き活きと働けそうである」というニュアンスを伝えられれば、志望動機にも説得力が増し、熱意や就業意欲を伝えられる要素の一つとなるでしょう。

6.面接通過率を格段にアップさせる3つの方法

面接通過率をアップさせるためには、以下の3点を意識しておきましょう。

  1. 情報収集を徹底する
  2. 時間をかけて自己分析を行う
  3. 事前に面接練習を行う

それぞれ詳しく解説します。

6-1.情報収集を徹底する

面接の前には、必ず徹底して情報収集を行っておきましょう。

それにより、志望先の職場に合わせた志望動機を考えられるからです。

また、志望先に合わせた逆質問を行うことで、熱意や意欲のアピールにつながることもあります。

反対に、事前の情報収集が足りていないと、的はずれな自己PRをしてしまうこともあるでしょう。

公式サイトなどがあれば隅々までチェックして、情報収集しておくことをおすすめします。

6-2.時間をかけて自己分析を行う

効果的な自己PRを行うためには、一度時間をかけてしっかりと自己分析をしておくことが欠かせません。

これまで自身が経験した業務を振り返り、志望先の業務に活かせそうなものをピックアップしておきましょう。

また、経歴やキャリアビジョンなどを一度しっかりと考えておけば、予期せぬ質問に対しても、即座に返答しやすくなります。

6-3.事前に面接練習を行う

面接に慣れていない方にとって、緊張してしまうのは当然のことです。

そのため、まずは面接練習などを行い、場の空気感に慣れることも大切です。

例えば、転職サイトを利用することで、模擬面接などの選考対策を実施してもらうことができます。

転職サイトの担当者は、数々の薬剤師転職を支援してきた、いわば転職のプロです。

採用側の視点も踏まえた的確なアドバイスをしてくれます。

面接の振る舞いなどの改善点を聞き、場馴れすることで、次第に自信がつき、過度な緊張を避けることもできるでしょう。

次の章では、選考サポートに定評のある転職サイトを厳選して紹介します。

7.面接が不安な方向け!サポート力に定評のある薬剤師転職サイト

数ある転職サイトの中から、以下の3点を基準に、「選考対策などのサポート力に定評のある薬剤師転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定3つの基準

  1. 求人の質・量:薬剤師求人の量や質は十分かどうか
  2. 提案力:求職者のニーズにぴったりの提案をしてくれるかどうか
  3. サポート力:コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか

さらに、当サイトが薬剤師500人を対象に行った独自アンケートの調査結果を加味し、利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、薬剤師におすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職サイト求人の質・量提案力サポート力
1位.薬キャリ
4.1

4.3

4.1
2位.マイナビ薬剤師
4.2

4.2

3.7
3位.ファルマスタッフ
3.9

3.8

4.1
4位.ファーマキャリア
4.2

3.4

4.1
5位.リクナビ薬剤師
4.2

3.9

3.4

それぞれ詳しく紹介します。

1位.薬キャリ

薬キャリ

『薬キャリ』は、SONYグループが分社してできた薬剤師転職支援サイトです。

15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていたこともあり、病院や医療施設などにおいて圧倒的な知名度を誇ります。

その特徴は何と言ってもオールマイティさです。

また、転職人気の高い病院薬剤師(業界1位)や、調剤薬局(業界3位)以外にも、企業薬剤師求人数も業界1位と様々な職種に強い転職サイトです。

病院とのコネクションが強く、業界や転職の裏事情にも強いと評判です。

さらに、『200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職おすすめランキング』によると、転職サポートが抜群にスピーディな事が分かりました。

転職できるまでのフォローが丁寧という口コミも多く、希望店舗の内情をしっかりヒアリングしてみることをおすすめします。

口コミ・評判
T. K. さん(20代後半)
調剤薬局→ドラッグストア
初めての転職で薬剤師転職に強いと評判のサイトに登録したが、電話やメールが遅くて不安になり、ネットの評判が良かった薬キャリに登録しました。
登録後、すぐに電話と求人を頂け、その後の対応も大変スピーディでした。転職しようと考えていた求人をいくつか伝えると、「◯◯は職場環境が厳しいのでおすすめしない」と内情も教えて頂けました。
なにより担当の方が親身に対応してくれたのでスムーズに転職することができました。

公式サイトを見る
https://pcareer.m3.com/

2位.マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

『マイナビ薬剤師』は、リクルートと並ぶ転職業界最大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職支援サービスです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅し、豊富な求人数を抱えているのも特徴です。

マイナビ薬剤師は応募者との「面談」に力を入れており、親身にアドバイスをしてくれる事で有名です。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方でもおすすめできます。

公式サイトを見る
https://pharma.mynavi.jp/

3位.ファルマスタッフ

ファルマスタッフ』は大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

もともと、出身母体である調剤薬局を中心に扱っていたサイトですが、そのネームバリューゆえに、求人の質・量は業界No.1という強みがあります。

そして、その豊富な求人数からか、正社員&派遣いずれでも全体的に評価が高い傾向にあり、特に、20代薬剤師の正社員転職においては群を抜いていました。

面接が不安な方は、登録しておいて損は無い転職サイトだと言えるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

4位.ファーマキャリア

『ファーマキャリア』は、薬剤師専門の転職エージェントで、希望に合わせた好条件求人をオーダーメイドで提案してくれることが特徴です。

求人数は全部で約25,000件ほどあり、電話対応可なのでいつでも気軽に相談できます。

ファーマキャリアには、優秀なコンサルタントが揃っており、一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しているので、ぜひ登録しておきましょう。

公式サイトを見る:
https://pharmacareer.jp

5位.リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトで、高い評判と多くの転職実績があります。

ドラッグストア求人・高収入求人で業界1位と、大手とのコネクションが強いリクナビ薬剤師ですが、強みは何と言っても「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富で優秀なコンサルタント

求人紹介だけでなく、希望の求人店舗から欠員補充採用があった際に、いち早く連絡をもらう事ができます。

特に初めて転職する方は、『リクナビ薬剤師』の転職エージェントに相談して損はないでしょう。

ネット上での登録の後、必ず対面での面談を申し込む事をおすすめします。

公式サイトを見る
https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

7. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 担当コンサルタントをシビアな目でみる
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

スクリーンショット 2015-10-18 20.29.18

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

キャリアコンサルタントも売上目標があり日々追われています。

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 担当コンサルタントをシビアな目でみる

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではないコンサルタントの場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいものです。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

8. 【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(日程・場所の都合が合わなければ電話面談になります。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

さいごに

薬剤師転職の面接ノウハウを解説しました。

頻出の質問はある程度決まっているので、事前に回答内容を考えておきましょう。

緊張してしまったり、うまく話せなかったりしそうという不安がある方は、選考サポートに強い転職サイトの利用をおすすめします。

上位3サイト(『薬キャリ』、『マイナビ薬剤師』、『ファルマスタッフ』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくことを強く推奨します。

それぞれのサイトの利用者からの評判を知りたい方は、以下を参考にしてください。

また、年代別の薬剤師転職の難易度・年収については、以下にまとめています。

全ての方
20代
30代
40代
50代

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。