「転職エージェントにデメリットはあるの?」
「転職に不利になるなら使いたくない」
と考えていませんか?
転職エージェントは、完全無料で利用できる反面、デメリットも存在します。
デメリットを詳しく知らずに安易に利用してしまうと、「一人で転職活動した方が良かった」「エージェントの勢いに押されて、誤った選択をしてしまった」といった後悔に繋がりかねません。
そこでこの記事では、大手のエージェントを経て企業で中途採用を担当している経験から、「転職エージェントのデメリット」「エージェントを使うべき人・使うべきでない人」について詳しく解説します。
- 転職エージェント利用の5つのデメリット
- 転職エージェント利用の7つのメリット
- 転職エージェントを使うべきでない人の特徴
- 転職エージェントを利用すべき人の特徴
- あなたに合った転職エージェントの選び方
- 転職のプロがおすすめする転職エージェント一覧
- 転職エージェント登録後の流れ
- 転職エージェントを最大限活用するための8つのテクニック
すべて読めば、転職エージェントのデメリットが完全に理解でき、あなたが使うべきかどうか正しく判断することができるでしょう。
目次
1. 転職エージェント利用の5つのデメリット
転職エージェントは、その仕組み上、以下のデメリットがあります。
それぞれ詳しく見てみましょう。
デメリット1.自分のペースで転職活動を進めづらい
転職エージェントは、自分のペースで転職活動を進めづらいという側面もあります。
たとえば、目先の売上やノルマのために、転職者の意向をあまり考えてない提案をしてきたり、逐一連絡を取ってきたりと、やや強引に転職させようとしてくるキャリアアドバイザーも少なからず存在します。
これは、転職エージェントが、求職者を企業に紹介することで収益を上げる仕組みだからです。
(転職エージェントは完全無料で使えますが、あなたが内定・転職すると企業側から仲介手数料を受け取っていますので、積極的に転職へ誘導してきます)
エージェントは「なるべく早く内定を決めて欲しい」というのが本音なので、ゆっくり時間をかけてマイペースに転職活動をしたいという方にとっては、対応が少々煩わしいと感じられるかもしれません。
応募まで時間がかかる点に注意
転職エージェントは、まずヒアリングを実施して、求職者のニーズを把握してから求人紹介を行うので応募までにある程度時間がかかります。「気軽に求人を見たい」「早く応募したい」という方は、転職サイトの方が向いていることもあります。
デメリット2.希望求人に応募できないケースもある
転職エージェントを利用したからといって、必ずしも希望求人に応募できるわけではありません。
というのも、エージェントは企業応募の前段階で、社内選考を行い、応募者にスクリーニングをかけるのが一般的だからです。
社内選考を行う3つの理由
- 企業からの信頼を得る必要があるから
エージェントにとってのお客様(お金を払う人)は、求職者ではなく企業。エージェントは「良い人材を紹介できる」という信頼を企業から得るためにも、できるだけレベルの高い求職者を紹介したいと考える - 採用代行の役割があるから
転職エージェントは、求職者の転職を支援する役割と同時に、企業の採用を代行する(良い人材を探して紹介する)という役割を担う。そのため、採用基準に満たない求職者は、あらかじめ選別しておく必要がある - より高い報酬を得るため
同一の求人に複数の応募がある場合、より高年収で内定が見込める求職者を積極的に斡旋することもある
このため、「この企業に応募したい」と伝えても、スキルや経歴が企業の求める基準に満たない場合、断られることもあります。
※「社内選考後に企業への連絡を行う」と説明するケースもあれば、応募をしたふりをして「他社から紹介の人材に内定が決まった」といった報告がされることもあります。
デメリット3.担当者との相性次第でサービスの質が変わる
エージェントサービスの質に満足できるかどうかは、担当者のスキル次第です。
人材業界は離職率が高いので、入社間もない経験不足の新人が担当になってしまうことも十分考えられます。
また、いくらスキルがあったとしても、性格的に相性の悪いアドバイザーもいるでしょう。(「態度が高圧的に感じる」「イマイチ信用できない」など)
スキルの低いキャリアアドバイザーに担当されてしまうと、転職活動が上手く進められず、かえって足手まといになることもあるので注意が必要です。
多くのエージェントでは、問い合わせ窓口を設けており、担当変更の旨を伝えることで柔軟に対応してくれます。ただ、必ずしも良い担当者がつくとは限らないので、効率的に転職活動を進めるなら、複数のエージェントを使ってみて一番相性の良いサービスを選ぶのが賢明です。
デメリット4.担当者との調整が手間なこともある
エージェントを利用すると、面談を行って希望条件のすり合わせを行ったり、随時くる連絡に対応したりする必要があります。
自分一人で転職活動を進めるわけではないので、これらの工程が少々手間に感じられる人もいるでしょう。
エージェントによっては、なるべく早く転職を決めてもらおうと頻繁に連絡してくることもあり、煩わしさを感じるかもしれません。
デメリット5.サポート期間が決まっているエージェントもある
たいていのエージェントは、無期限でサポートしてくれますが、中には3ヶ月や6ヶ月などのサポート期間が定められているサービスも存在します。
また、無期限のサポートではあるものの、3ヶ月を過ぎたあたりから対応を後回しにされるケースもあります。
特に利用者が多いサービスの場合、長期的なサポートは期待できないので、状況に合わせて転職サイトなどのサービスを使うのも良いでしょう。
ただ、転職活動は漫然と進めていくよりも、3ヶ月ほどの期間を目安として設けて効率的に行っていく方が、やる気も低下せず、求職者に好ましいです。
そのため、「転職活動を効率的に行いたい」「早く転職を決めたい」という方にとって、モチベーションを維持するという意味ではむしろ利点と言えるでしょう。
ここまでのまとめ
転職エージェントのデメリットを解説しました。
- 自分のペースで転職活動を進めづらい
- 希望求人に応募できないケースもある
- 担当者との相性次第でサービスの質が変わる
- 担当者との調整が手間なこともある
- サポート期間が決まっているエージェントもある
ただ一方で、転職エージェントはデメリットを上回るほどのメリットがあるので、「転職を成功させたい」という方ほど、積極的な利用をおすすめします。
次の章では、転職エージェントのメリットを詳しく解説していきます。
2.転職エージェント利用の7つのメリット
転職エージェント利用のメリットは、以下の通りです。
- あなたに合った転職先を提案してくれる
- 転職のプロにキャリア相談ができる
- 応募書類の添削を受けられる
- 面接対策ができ、選考通過率がアップする
- 企業とのやり取りを代行してくれる
- あなたのことを企業の採用担当者にアピールしてくれる
- 内定決定後もサポートしてくれる
それぞれ詳しく見てみましょう。
メリット1.あなたに合った転職先を提案してくれる
転職エージェントを利用する最大の利点は、非公開求人を含む求人情報の中から、あなたに合った転職先を提案してくれることです。
非公開求人とは
事業戦略上などの理由から、一般的な求人情報サイトでは募集されない求人のこと。
公開募集してしまうと応募が殺到してしまうような好条件な求人(給与・ポジション)であるケースが多い。
なお、非公開求人は転職エージェントに登録することで、閲覧・応募ができるようになります。
また、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ、「こんな人がいるのですが、御社で採用しませんか?」と、エージェントが企業に営業しにいくケースも多々あります。
転職サイトを見て「特に良い求人がない」と思っていたとしても、諦めずにエージェントに相談して、非公開求人を探すことを推奨します。
メリット2.転職のプロにキャリア相談ができる
キャリアコンサルタントとの面談(対面・WEB)を通して、自身のキャリアについての相談ができるのは、大きなメリットです。
「コロナ禍のいま、転職できるのだろうか」という不安や、「転職すべきか分からない」という悩みに対して、転職エージェントはプロの視点で丁寧に回答・アドバイスしてくれます。
客観的な意見をもらうことで、視野が広がったり、取るべき行動が明確になったりすることもあるでしょう。
キャリアの分岐点で「間違った選択はしたくない」という方は、一度キャリア相談をしてみることをおすすめします。
転職活動中・後も相談可能!
- 「円満退職するためにはどうやって上司に伝えれば良いのだろう」
- 「内定を得られたものの、本当に承諾すべきか迷う」etc.
メリット3.応募書類の添削を受けられる
転職エージェントを利用すれば、応募書類の添削を受けられます。
エージェントがヒアリングを通してあなたの人柄や経歴を把握し、伝え方のコツも教えてくれるので、誰でも魅力的な応募書類を作り上げることが可能です。
自分一人で応募書類を作るのは難しいもので、過不足無く経歴を書けたつもりでも、プロの視点からみると内容が不十分であったり、見せ方が適切でなかったりするケースはよくあります。
実際、求職者の作成した職務経歴書には「レイアウトや分量、内容」について修正すべき箇所があることが多いようです。(参考:ミドルの転職「エージェント200社を対象にしたアンケート」)
企業の採用担当者に伝わる職務経歴書を書くには、転職のプロであるエージェントに直接教わるのが効率的です。
メリット4.面接対策ができ、選考通過率がアップする
エージェントを利用する大きなメリットの一つが、面接対策ができることです。
面接対策が効果的な3つの理由
- 企業が重視するポイントが分かる
エージェントは、企業の採用担当者と頻繁にやり取りをしており、「その企業がどんな人材を求めているか」を正確に把握している - 面接に関する情報が蓄積されている
多くの転職支援実績があるエージェントであれば、企業ごとに「どのような質問がされるか」といった具体的な情報が、社内に蓄積されている - 模擬面接で客観的なフィードバックがもらえる
印象を良くするポイントなど、一人では分からない面接のコツを、模擬面接(練習)を通して教えてもらえる
応募先企業に合った面接対策を行うことができるので、採用される確率を高めることができます。
エージェントによっては面接担当者の人柄や、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
メリット5.企業とのやり取りを代行してくれる
エージェントは、企業とのやり取りを代行してくれます。
エージェントが代行してくれるやり取り
- 各企業への応募
- 面接の日程調整
- 採用担当者への連絡
在職中に転職活動を行うとなると、細かいスケジューリングが困難になります。
特に複数社に応募している場合、それぞれの企業と並行してやり取りを行わなければならなりません。
油断するとダブルブッキングなどのトラブルにつながる恐れもあります。
転職活動に関する煩雑なやり取りを、代わりに行ってくれるのは大きなメリットです。
メリット6.あなたのことを企業の採用担当者にアピールしてくれる
エージェントは、あなたのことを企業の採用担当者にアピールする役割を担っています。
たとえば、応募の際に推薦状を書いてくれる、面接では伝えきれなかったあなたの魅力や人柄を直接伝えてくれるなどのように、あなたの採用通過をアシストしてくれるのです。
メリット7.内定決定後もサポートしてくれる
転職エージェントのサポートは、内定が決まったらで終わりではありません。
たとえば、内定後の年収交渉や入社日の調整なども、代行してくれます。
とくに転職時には、現職の引き継ぎや退職関連の手続きなどで、忙しくなりやすいでしょう。
もし引き継ぎなどの簡易で、入社日が延びそうになっても、エージェントが交渉を行ってくれます。
ここまでのまとめ
エージェント利用には、以下のメリットがあることが分かりました。
- あなたに合った転職先を提案してくれる
- 転職のプロにキャリア相談ができる
- 応募書類の添削を受けられる
- 面接対策ができ、選考通過率がアップする
- 企業とのやり取りを代行してくれる
- あなたのことを企業の採用担当者にアピールしてくれる
- 円満退職をサポートしてくれる
ここまでの内容を踏まえて、次の章では「転職エージェントを使うべきでない人・使うべき人の特徴」をまとめます。
3.転職エージェントを使うべきでない人の特徴
メリット・デメリットの両側面を踏まえると、以下に該当する人はエージェントを利用しても、思ったほどメリットを得られないでしょう。
転職エージェントを利用するべきではない人
- 半年以上ゆっくりと時間をかけて転職したい
- 自分のやり方で転職活動したい
- スキルや経験が一切ないにも関わらず、転職先の理想が高すぎる
時間をかけて転職したい人は、『doda(サイト版)』や『リクナビNEXT』などの転職サイト(求人広告サイト)の利用がおすすめです。
補足正社員未経験者はまず若年層特化型エージェントを使うべき
転職エージェントは、紹介した求職者の年収に応じて報酬が決まるので、正社員経験のない人(キャリアの浅い人)は、利用を断られたり、後回しにされたりする可能性があります。
ただ、エージェントの中には「20代のフリーター」や「正社員就職を目指す方」向けのサービス(『JAIC』や『ハタラクティブ』)もあるので、こちらに登録すれば、若年層の就職に特化したサポートを受けられます。
4.転職エージェントを利用すべき人の特徴
以下に該当する方は、デメリットよりもメリットの方が大きいので、積極的にエージェントを使うことをおすすめします。
転職エージェントを利用するべき人
- 転職するのがはじめて
- まずは転職相談をしてみたい
- 早く転職先を決めたい
- 平日休みにくい(企業との調整が難しい)
- できるだけ多くの求人情報を得たい
- 履歴書や職務経歴書を書くのに悩んでいる
- どうすれば面接選考に通過するか分からない
利用は全て無料なので、まずは2~3社登録してみて、複数の担当者と実際に話してみることを推奨します。
そうすれば、自分と相性の合う担当者を選ぶことができ、手厚いサポートを受けながら安心して転職活動を進められるでしょう。
ただ、転職エージェントの種類は様々なので、選び方をしっかりと理解しておく必要があります。
そこで次の章では、あなたに合った転職エージェントの選び方を解説していきます。
5.あなたに合った転職エージェントの選び方
転職エージェントの選び方のポイントは、以下の通りです。
それぞれ詳しく見てみましょう。
5-1.まずは総合型と特化型の2パターンあることを理解する
転職エージェントには、業界を横断して大量の案件を持つ『総合型転職エージェント』と、業界や対象とする層を絞って専門的に案件を持つ『業界・職種特化型エージェント』の2つに分けられます。
それぞれ説明していきます。
(1)総合型転職エージェント
業界・職種を横断して、様々な種類の求人を扱っているのが、総合型転職エージェントです。
たとえば、大手人材企業リクルート社が運営する『リクルートエージェント』や、パーソルキャリアの『dodaエージェント』などが挙げられます。
総合型転職エージェントは、総求人数も多く、自分の希望条件に合った職場を見つけやすいのが特徴です。
また、対象となる業界・職種が広いので、キャリアアドバイザーとのヒアリングを通して「自分では意識していなかったが、こういう仕事が向いているかもしれない」といった発見も期待できます。
こんな人におすすめ!
- 転職したいが、方向性が漠然としている
- 業界にこだわりがない
- 今までとは違う仕事に挑戦したい
- とりあえずキャリア相談したい
初めて転職エージェントを利用するという方は、まずは総合型の利用をおすすめします。
(2)特化型エージェント
特定の「業界」や「キャリア(年代)」の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーがいるのが、特化型転職エージェントです。
業界特化型は、たとえば、IT業界に特化し、IT・WEBエンジニアの求人をメインに紹介する『レバテックキャリア』や外資系企業に強い『エンワールド・ジャパン』などが挙げられます。
また、20代のキャリアが浅い求職者と、年収600万円以上を目指したいという求職者では、使うべきサービスが異なりますので、キャリアに特化したサービスを選ぶのも重要です。
たとえば、
- まだ十分な職歴がなく、何を書けば良いか分からない方…若年層向けのサポートに強い『マイナビジョブ20’s』
- これまでのキャリアを活かして、より高年収を目指したい方…ハイクラス向けサービス『リクルートダイレクトスカウト』
を使うことで、より自分の現状に合ったサポートが受けられます。
このように、自分のキャリアに合わせて選び分けることが重要です。
こんな人におすすめ!
- いまの仕事と同じ業界で転職をしたい
- キャリアが浅くて転職できるか不安(既卒・第二新卒)
- 希望する業界のプロに相談したい
- 業界特有の面接対策を受けたい
総合型と比べると、特定の業界に特化しているため求人数は多くありませんが、業界・職種特化型エージェントはいわば「その業界の転職のプロ」なので、業界の事細かな転職情報を得られたり、その職種ならではの選考対策を受けられたりするメリットがあります。
とくにコロナ禍では、業界や年代によって転職のしやすさは大きく異なりますので、「転職先の業界が明確に決まっている」「第二新卒に特化したサポートを受けたい」という方は、特化型エージェントをおすすめします。
5-2.初めて転職エージェントを使うなら大手を選ぶ
初めて転職エージェントを使うなら、必ず大手エージェントを選ぶべきです。
なぜなら全国的に事業展開している大手エージェントは、保有求人数が多く、登録するだけで選択肢を増やせるからです。
特に企業が採用を控えつつあるコロナ禍において、選択肢の多さは転職成功に直結するので、「まずはできるだけ求人情報を得ること」が最優先となります。
また、転職支援実績が豊富な大手は、選考通過に関する実用的なノウハウが蓄積されており、役に立つアドバイスを受けられます。
中小企業が運営するエージェントも、一人あたりのサポートが手厚くなるという点では良いのですが、大手と比べると求人数とサポート内容が心もとないので、初めて転職エージェントを使うならなるべく大手を選ぶことを意識しておきましょう。
5-3.複数のエージェントに登録し担当者との相性を見極める
前述の通り、エージェントのサービスの質は、担当者(キャリアアドバイザー)によって左右されます。
キャリアアドバイザーはいわば転職を二人三脚で進めるパートナーのような存在なので、本当に信頼できる人物かどうかを見極めなければなりません。
相性の見極めポイント
- 相談に親身に乗ってくれるか
- 話しやすい人柄か
- 求人提案の量やペースが適切と感じられるか
一社のエージェントにはじめから絞るのではなく、2~3社に登録してみて、キャリアアドバイザーの対応や相性を比較検討することをおすすめします。
6.転職のプロがおすすめする転職エージェント一覧
転職エージェントは数が多く、どれが自分に合っているか分からないという方も多いでしょう。
そこで本章では、当サイトが独自に取得した転職エージェント利用者500人へのアンケートをもとに、利用者満足度の高いおすすめのサービスを厳選しました。
- 大手総合エージェント一覧
- 業界・職種特化型エージェント一覧
それぞれ詳しく見てみましょう。
大手総合エージェント一覧
利用者からの評判が良い大手総合エージェントは、以下の通りです。
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
リクルートエージェント | 業界最大手エージェント。選択肢を増やしたいなら登録必須 公式サイト 口コミ評判 |
dodaエージェント | 求人数No.2の転職エージェント。求人の質も高く、キャリアアップ転職に最適 公式サイト 口コミ評判 |
マイナビエージェント | サポートが充実しており、はじめての転職に強い。 公式サイト 口コミ評判 |
パソナキャリア | 現年収500万円以上・東名阪での転職におすすめ。 公式サイト 口コミ評判 |
ワークポート | IT系や営業職の未経験求人に強い 公式サイト 口コミ評判 |
特化型エージェント一覧
利用者からの評判が良い特化型エージェントは、以下の通りです。
業界・職種 | 転職エージェント | 特徴 |
ハイキャリア | リクルートダイレクトスカウト | リクルート運営のヘッドハンティング型サイト 公式サイト 口コミ評判 |
既卒・第二新卒 | マイナビジョブ20’s | 初めての二卒転職におすすめ 公式サイト 口コミ評判 |
女性 | マイナビエージェント(女性の転職) | 女性の転職サポートに特化 公式サイト 口コミ評判 |
IT | レバテックキャリア | ITエンジニア・クリエイター実績No.1 公式サイト 口コミ評判 |
不動産 | 不動産キャリアエージェント | 不動産業界に特化したサポートが受けられる 公式サイト |
コンサル | アクシスコンサルティング | コンサルファームへの転職に強い 公式サイト 口コミ評判 |
広告 | マスメディアン | 広告業界に特化したエージェント 公式サイト |
看護師 | 看護roo | 看護師満足度No.1 公式サイト 口コミ評判 |
薬剤師 | 薬キャリエージェント | 実績豊富で満足度95%(※エムスリーキャリア調べ) 公式サイト 口コミ評判 |
介護 | レバウェル介護(旧:きらケア正社員) | 実績豊富で満足度No. 1 公式サイト 口コミ評判 |
7. 転職エージェント登録後の流れ
上記までで、転職エージェントのメリット、デメリット、選び方を説明してきました。
この章では、実際に転職エージェントに登録した場合の、サービスの流れについて解説します。
特に準備は必要いらず気軽に身をゆだねれば良いのですが、エージェントを初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. 登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
繰り返しになりますが、登録する際は、転職エージェントサービスなのかどうかを確認するようにしてください。
例えば、「doda」と検索するとdodaの派遣登録サイトが出てくるように、転職エージェントと紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
不安な方は、転職エージェントサービスの各公式ページはそれぞれ下記の通りですので登録前にご参考ください。
リクルートエージェント
dodaエージェント
マイナビエージェント
パソナキャリア
リクルートダイレクトスカウト
ハタラクティブ
Step 2. 電話がかかってくる
登録すると、転職エージェントから数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたがエージェントのオフィスに訪問することもあれば、エージェントが近くまで来てくれることもあります。(都合が合わなければ電話の場合もあります。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのエージェントに意見をもらえば、考えがまとまっていき後悔ない転職をすることができるでしょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件〜50件ほど紹介してもらいます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行います。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げましょう。
Step 6. 応募する
選考書類が完成したら、エージェントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、エージェントが企業に営業してくれます。
転職サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べるとエージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定はエージェントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、エージェントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、エージェントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど大手エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
8. 転職エージェントを最大限活用するための8つのテクニック
最後に、業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。
さっと目を通して、「こんなこともあるんだ」程度に意識するだけで、転職エージェントを最大限活用できますので、ご参考にしてください。
7-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。
7-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
7-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する
担当のアドバイザーに情をうつしてはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
テキスト担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。
現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と
一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
7-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
7-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」
言ってることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。
7-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。
7-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。
この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。
内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。
7-8. 丁寧に、マナーを守って対応する
時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。
大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。
感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。
まとめ
転職エージェントのデメリットについて、解説しました。
サービスの仕組み上、いくつかデメリットはあるものの、ほとんどの人にとってはメリットの方が大きいため、積極的な利用をおすすめします。
完全無料なのでまずは登録して気軽に相談してみましょう。
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。