教員の方の中には、
「他業種への転職は難しいのかな…」
「教員をどんな理由で辞めるのだろう」
と疑問に思っている人も多いでしょう。
結論から言うと、教員からの転職はかなり難しいのが事実です。
なぜならば、前職が教員だと「ビジネススキルがないのでは?」と不安視する面接官が多いからです。
しかし、教員として培ったスキルをうまくアピールすることができれば、むしろ今までの経験が評価されることもあります。
そこで、転職のプロとして多くの方のキャリアチェンジを支援してきた私が、経験をプラスに変えて、『教員からの転職を成功させるための具体的ノウハウ』を詳しく解説していきます。
(目次)
- 教員からの転職は難しい!転職市場における教員の評価とは?
- 【年代別】教員から転職の難易度
- 教員から転職したい5つの理由とは
- 教員から転職しやすいおすすめの職種
- 教員からの転職を成功させるコツ
- 教員からの転職におすすめの転職エージェントランキング
- 【職種・業界別】おすすめの転職エージェント
- 転職エージェントに断られた場合の全手段
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
- 【FAQ】教員からの転職でよくある疑問と回答
この記事を読めば、教員から転職することへの不安を解消し、「具体的にどう行動したらよいのか?」を解決することができます。
目次
1.教員からの転職は難しい!転職市場における教員の評価とは?
教員から一般企業への転職は、難易度が高いと言われています。
なぜなら、教員は以下のようなイメージを持たれやすいためです。
それぞれ詳しく解説します。
教員への評価1.売上や数字への意識が低い
教員は売上や数字への意識が低いというイメージを持たれやすいです。
なぜなら、教員は日々の業務内で利益や売上を上げた経験がないため「前職で売上をどれだけ伸ばした」といった実績をアピールすることができないからです。
そのため、自己PRも定性的で魅力に欠けるものになってしまうことが多いようです。
教員への評価2.即戦力にならない
教員は即戦力にならないのではないかという懸念を抱く採用担当者も多くいます。
実際教員は、基礎的なビジネススキル(マナー・交渉スキルなど)が備わっていない場合も多く、即戦力にならないと判断されやすいです。
このことから、中途採用では特に、教員で得たスキルがビジネスの場で応用できることを面接でアピールできるか否かが転職成功の鍵となってくるでしょう。
教員への評価3.業務に必要なPCスキルが乏しい
教員は、業務に必要なPCスキルが身についていないという評価を受けることもあります。
なぜなら、企業で当たり前に用いられる業務ツールが学校では使われていないことも多々あるためです。
例としては、Excelを用いた数値分析、パワポの資料作成、チャットツール、クラウド上での書類管理などが挙げられます。
そのため、教員から一般企業に就職するには、基本的なITビジネススキルを事前に身につけておくことが必須となるでしょう。
補足:教員から転職をした先輩たちの体験談
転職して、楽になった
出典元:アンケート
教員からの転職は怖いが、やらなかった悔いは一生残る
僕も教員からの転職するのはかなりリスキーで周りからの反対が多かったです。
公務員の安定を捨てることになるかもだから。。
でも、僕は転職を決めました。
出典元:アンケート
次に、年代別の教員から転職の難易度を紹介します。
2.【年代別】教員から転職の難易度
この章では、年代別の教員からの転職難易度をそれぞれご紹介します。
2-1.20代教員からの転職
20代で前半での転職は比較的易しいです。
なぜならば、20代前半での転職は「第二新卒」として扱われるため、業務経験やスキル以外にも人柄や伸びしろを期待してのポテンシャル採用をしてもらえる可能性が高いからです。
ただ、勤続期間があまりに短いと「仕事を継続できない人なのか?」と疑われる可能性が高いため、転職理由をしっかり話せるようにしておきましょう。
一方、20代後半で転職する場合は、『即戦力採用』がメインとなってくるので、教員で学んだ経験やスキルをより一層上手くアピールする必要があります。
前職の間に何を学び、その能力が次の職場でどう活かすことができるのかしっかり言語化できるようにしておきましょう。
ただ、どのように選考でアピールすべきか転職未経験で何もわからない場合は、「ハタラクティブ」や「マイナビジョブ20s」を利用し、選考対策を行うことが転職への近道でしょう。
2-2.30代教員からの転職
30代の教員から未経験職種への転職はかなり難しいといえますし、転職できたとしても、給与が下がることがほとんどです。
なぜなら30代での転職は第二新卒とは異なり、企業側も転職者にある程度のビジネススキルと業務経験を望んでいるからです。
そのため、30代で転職するなら、教育業界や講師職など、教師として教えてきた経験や実績を活かせる業種への転職が良いでしょう。
また、教育商材の出版社等の教員資格が活かせる仕事もおすすめです。
2-3.40代以降教員からの転職
40代を超えると、教員だけではなく一般企業に努めている方も含め、転職が非常に厳しくなります。
教育業界や教師と似た講師職を除いては、転職はしないほうがよいでしょう。
仮に転職ができたとしても給料は、ほぼ確実に下がります。
ここまで、年代別の教員からの転職の難易度を解説してきました。
次の章では、教員が転職をしたい5つの理由を解説していきます。
3.教員から転職したい5つの理由とは?
教員から一般企業への転職したい理由大きく分けて5つあると考えられます。
以下で一つずつ見ていきましょう。
3-1.勤務時間が長い
教員の転職理由の一つに、勤務時間が長いことを挙げることができます。
具体的には、1週間当たりの学内総勤務時間で、小学校は 55~60 時間、中学校は 60~65 時間程勤務している方が最も多いです。
労働基準法に定める法定労働時間は、週40時間なので、教員の勤務時間は相対的に見てもかなり長いと言えるでしょう。
出典:文部科学省「教員勤務実態調査の集計(速報値)について(概要)」
3-2.人間関係のストレス
教員の転職理由の一つに教師間の人間関係のストレスを挙げる方も多いです。
人によってストレスを感じている部分は違いますが、大きく「生徒」「保護者」「教員同士」の3つに分けられ、最も多いのが、教員同士の人間関係に疲れてしまったという例です。
なぜなら、教師同士の職場は年齢による上下関係がはっきりしており、若手ほど仕事を任されストレスが溜まりやすいからです。
このように「年長者の言うことが絶対」というステレオタイプの文化が根づいている職場では、ストレスを抱えやすいと言えるでしょう。
教員同士の面倒くさい人間関係
出典:Twitter
3-3.給与・待遇への不満
教員の転職理由の一つに、給与や待遇に不満を感じるからというものがあります。
教員の平均年収は、男性440万円、女性361万円で、特に20~30代の若手教員は給与の低さで悩むことが多いです
また、部活動の顧問などで、サービス残業やサービス出勤が多いにも関わらず、給与が低いことに対して不満を抱くことも多いようです。
非常勤雇用、年収低い
今現在自活して食べていけること、将来家庭を持てるくらいの給与であること、期間雇用でないこと(将来設計が可能ということ)、何より雇用があることが、職業として選ばれる上での最低条件ですよね。
出典:Twitter
不安定で低収入な非常勤講師
出典:Twitter
このように、頑張っても頑張らなくても、給与が上がらず生活が苦しいという点は、教員のデメリットと言えます。
3-4.真面目に取り組むほど苦しむ
真面目で完璧主義な教員ほど自分を追い詰めてしまい、精神的に苦しんだ結果、転職に至る人が多いです。
なぜならば、教員は授業だけでなく、常に幅広い業務に追われているので、仕事に終わりというものがなく、完璧主義の方にとってはストレスが溜まりやすい環境だからです。
また教師という仕事の性質上、成果が目に見えにくいため、相対的に勤務時間が長くなってしまい、体力的にも精神的にも疲労してしまいます。
教員の仕事は終わりがない
出典:Twitter
生徒のことを思いやるほど「今日はここまで」と仕事の線引きがしにくく、その結果、教員そのものに疲れ果ててしまい辞めてしまうというケースが多いのでしょう。
3-5.将来への不安
30歳前後までの教員の転職理由として多いのが、将来への不安です。
具体的には、「このまま教員を続けても何もスキルが身につかないのではないか」、「この仕事に将来性があるのか」といった悩みです。
活かせるスキル経験、資格もない
出典:アンケート
ただ、上記のように「スキルアップのため転職したい」と思ったのに、いざ自身が今まで培った経験はなにかと考えてみると思いつかず、転職を断念する人が多いのも事実です。
このような場合は、転職をするかどうかは別として、一度転職経験者や転職エージェントのコンサルタントにキャリア相談をしてみましょう。
人に相談すると、自身が転職をすべきなのか、すべきなのであればどう行動するべきかなど、何かしらの道が開ける可能性が高いです。
ここまで、教員が転職を検討する5つの理由を解説していきました。
次に、教員から転職しやすいオススメの職種を6つ程紹介します。
4.教員から転職しやすいおすすめの職種
この章では、教員から転職しやすいおすすめの職種をご紹介していきます。
4-1.塾・予備校の講師
教員からの転職で最も多いのが、学習塾や予備校への転職です。
学校と違い塾や予備校の講師は成果主義なので、教員同士の上下関係のような人間関係で悩むことも少ない点がメリットと言えます。
先生として教えることが好きな方は、学校教員と同じで大きなやりがいを感じることができる職種です。
4-2.人材業界
人の転機に携わる仕事がしたい場合、人材業界への転職もおすすめです。
なぜならば、人の人生に関わる仕事という観点で考えると、教員と近しい部分があり、今までのスキルや経験をアピールしやすいからです。
また、人材業界は人物面にフォーカスして評価をする企業も多いため、教員での強みを生かすことができれば未経験からの転職もしやすい業界と言えます。
4-3.教材等を扱う出版社
教員での経験を生かせる職種として、教育商材を扱っている出版社等企業もあります。
募集としては多くはないですが、教員免許が優遇されることもあり、専門分野での知識が役立つ職種です。
特に、自分の専門教科が募集されていれば、採用の可能性は非常に高くなるといえます。
4-4.事務職
教員からの転職が多い職種として、事務職も挙げられます。
なぜならば、他職種と比べ、残業が少なく、残業時間に不満を持っていた人に人気の職種だからです。
特に教員の業務内で、ある程度のPCスキルを身に着けた経験のある方は、比較的転職しやすい職種と言えるでしょう。
4-5.営業職
営業職は未経験からの募集も多く、比較的転職活動がしやすい業種です。
また、教員で得たコミュニケーション能力を活かせるため、人と話すことが好きな方には特におすすめできます。
ただ、営業職といっても幅広く、業界によって行う仕事が異なるため、業界研究をしっかり行い、自身に合う業界の営業職に就くことが転職成功への近道と言えるでしょう。
4-6.介護職
介護職も未経験からの募集が多く、転職活動がしやすい業種です。
営業職と同様、教員で得たコミュニケーション能力を直接仕事に活かすことができ、直接人の役に立っている実感を得ることができます。
また、介護職で働く人は以前様々な業界で働いていた方が多いので、全くの未経験でも門戸が広い業界だと言えるでしょう。
続いては、教員からの転職を成功させるコツを解説していきます。
5.教員からの転職を成功させるコツ
この章では、教員からの転職を成功させるコツを解説していきます。
転職活動の際、コツを知っているのと知らないのとでは大きな差になるので、是非確認してみて下さい。
以下から、詳しく説明していきます。
5-1.転職したい理由を明確にしておく
転職したい理由は、必ず面接前に明確にしておきましょう。
なぜならば、「なぜ異業種転職をしようと思ったのか」の経緯は必ず面接で聞かれる項目だからです。
ただ、転職理由を面接官に話す際に、前職のマイナスな面ばかり伝えてしまうのは、あまり印象がよくありません。
そのため、転職理由を話す際は、以下のようにポジティブな印象を与える言葉選びをすることが重要となります。
- 「今後を見据えたうえで、”成長”のために転職を決断した。」
- 「自分自身、新たな”挑戦”をしたいと思い、転職したいと思った。」
そうすることで、「目的のある転職なんだ」「成長意欲が高い人なんだ」というように、面接官に良い印象を与えることができます。
5-2.教員の経験をアピールする練習をする
教員からの転職を成功させるには、自身が積み重ねてきた教員での経験をしっかり伝える事です。
一般的に教員の方がアピールできるポイントとしては、以下が考えられます。
- 集団をマネジメントする能力
- コミュニケーションスキル
- 指導力
- 広範囲の業務をこなしてきた力
- パソコンスキル
- プレゼン力
そのほかにも、専門の教科で培った経験やスキル等、様々なアピールポイントがあるかと思います。
まずは自分のアピールポイントを知るために、紙に書き出してみることをおすすめします。
自分自身のアピールポイントの準備ができたら、残るポイントは伝え方です。
自己PRは、企業にどのような価値を提供できるかという点を意識して伝えるようにしましょう。
- NG例:「私は、○○の経験があるため■■のスキルがあります。」
- OK例:「私は、学年主任の経験があります。この経験で集団をマネジメントする力を身につけました。そのため、チーム体制で動く御社で集る団をマネジメントし、業務を円滑にすことができます。」
上記のOK例のように、あなたを採用することで企業にどのようなメリットがあるのか、まで伝えられると転職成功率がグッと上がります。
5-3.転職エージェントを活用する
未経験転職者が、5-1、5-2を1人で行うのはかなりハードルが高いでしょう。
このことから、転職エージェントを活用することも転職活動を成功させるにおいて重要な要素だと言えます。
実際に教員からの転職に失敗した人は、主に以下のような理由で失敗しています。
- きちんと準備をしないまま転職活動を始めてしまい、情報不足や焦る気持ちから満足の行く転職ができなかった
- 自分にあった仕事がわからず、転職してみたはものの早期離職につながってしまった
- 教師としての経験やスキルをうまくアピールできず不採用を連発し、転職活動そのものに嫌気がさしてしまった
転職エージェントは、求人の選び方はもちろん、採用対策等のサポートまでしてくれるため、上記のような失敗確率を下げることができます。
特に教師からの転職は、一般企業からの転職よりも難易度が高いので、実際に転職エージェントを使用したことがある人の確率はかなり高いです。
補足:転職エージェントを使う際に知っておきたいこと
転職エージェントとは、転職を考えている人をサポートする人材紹介会社のサービスのひとつです。
求職者は転職エージェントを無料で利用することができ、費用の心配はありません。
この章では、教員からの転職を成功させるコツを解説してきました。
次に教員からの転職におすすめの転職エージェントランキングを紹介します。
転職エージェントに登録することで、転職活動を有利にすすめることが出来るので、まずは以下の転職エージェントから2~3社登録してみましょう。
6.教員からの転職におすすめの転職エージェントランキング
この章では、「教員の転職におすすめのエージェント・サイト」のTop5をピックアップしました。
…教員から転職する人向けの求人の量や質は十分かどうか
提案力
…キャリアの築き方や仕事選びの方法など、教員から転職する求職者にぴったりの提案をしてくれるかどうか
サポート力
…教員から転職する求職者の要望を聞きながら、一人一人に合った選考対策を行ってくれる
転職エージェント | 総合評価 | |
1位 | リクルートエージェント | ◎ 4.2 |
2位 | doda | ◎ 4.1 |
3位 | マイナビエージェント | ◎ 4.0 |
4位 | パソナキャリア | ◯ 3.9 |
5位 | type転職エージェント | ◯ 3.6 |
順に見ていきましょう。
1位. リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
2位. doda|求人数No.1・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
3位. マイナビエージェント|初めての転職に強く20代実績No.1
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
4位. パソナキャリア|サポート充実で満足度No.1
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
5位. type転職エージェント|首都圏とIT職種に強い
『type転職エージェント』は、20代後半~30代前半を中心に実績が豊富な総合転職エージェントです。
サポート範囲は、一都三県のみですが、未経験OKの案件を多く保有しているため、職歴に自信がない方も気軽に相談してみましょう。
また、女性の求職者に特化した『type女性の転職エージェント』を運営しており、20代30代を中心に高い満足度評価を得ているので、女性にもおすすめです。
公式サイト:
https://type.career-agent.jp
ここで紹介したランキングは、1~5位まで大手総合型のエージェントになります。
教員から転職を成功させるには、大手総合型のエージェントと専門特化型のエージェントの2つを併せて利用すると、効率的に転職活動をすすめることができます。
なぜなら、それぞれの転職エージェントに強みがあるからです。
- 大手総合型の転職エージェント
→取り扱う求人案件数が多く、幅広い業種と職種、地域をカバーしているので、求職者の希望がどのようなものでも、それに沿った案件を紹介してくれる。 - 業界特化型の転職エージェント
→特定の業界に精通したキャリアアドバイザーがおり、業界の事情にも詳いので、自身の経験を踏まえた有益なアドバイスを期待することが出来る。
2つのエージェントを併用することで、どちらのメリットも享受することができるので、両方のエージェントに登録して転職活動を進めましょう。
次の章では専門特化型のエージェントを含めて、目的別の転職エージェントを紹介していきます。
7. 【職種・業界別】おすすめの転職エージェント
本章では、教員の経験を生かして転職がしやすい、業種について、おすすめのエージェント・派遣会社を紹介します。
ご自身の経験が活かせる業種、行きたいと思う業種に関する項目をご覧ください。
- 7-1. 営業転職におすすめのエージェント
- 7-2. 事務転職におすすめのエージェント・派遣会社
- 7-3. IT・Webエンジニア転職におすすめのエージェント
- 7-4. 介護転職におすすめのエージェント・派遣会社
7-1. 営業転職におすすめのエージェント
ここでは、営業職の求人数が多く、就職前後のサポートが手厚いエージェントを紹介します。
未経験での営業転職からキャリアアップまで、幅広く対応しているので、少なくとも2社登録するのがおすすめです。
こんな人におすすめ | 転職エージェント名 | サポート力 | 営業職の公開求人数 |
全ての方 | リクルートエージェント | ◯ 3.9 |
約2万5,000件 (非公開:約3万9,000件) |
doda | ◯ 3.5 |
約1万7,000件 | |
マイナビエージェント | ◎ 4.3 |
約5,100件 (非公開:約4,700件) |
リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
doda|求人数No.1・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
マイナビエージェント|初めての転職に強く20代実績No.1
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
7-2. 事務転職におすすめのエージェント・派遣会社
転職エージェントには、個人経営のものから全国展開する大手まで幅広くありますが、事務転職であれば「大手総合転職エージェント」と「派遣会社」を組み合わせて使うことがおすすめです。
なぜなら、事務は正社員よりも派遣の方が求人が多いため、両方を使うことで選択肢を増やしながら自分に合った職場を探すことができるからです。
ですので、事務の求人が多く、サポートが充実している転職エージェント・派遣会社を紹介していきます。
転職エージェント名 | サポート力 | 事務職の公開求人数 | |
転職エージェント | リクルートエージェント | ◯ 3.9 |
約5,400件 (非公開:約1万600件) |
doda | ◯ 3.5 |
約2,900件 | |
派遣会社 | テンプスタッフ | ◎ 4.1 |
約2万件 |
スタッフサービス | ◎ 4.0 |
約1万3,900件 | |
ランスタッド | ◎ 4.0 |
約4,000件 |
リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
doda|求人数No.1・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
テンプスタッフ|圧倒的な求人数と女性への対応が高評価
『テンプスタッフ』は、人材業界大手の「パーソルグループ」が運営する派遣会社です。
紹介可能求人の数は、常時5万件以上と、派遣会社の中でもトップレベルです。
また、会社としての教育体制も整っており、利用者から「担当者の対応がよかった」と高評価の声もあがっています。
業界最大手で利用満足度の高い『スタッフサービス』と併せて利用すれば、希望にぴったりの求人をスムーズに見つけられるでしょう。
公式サイト:
https://www.tempstaff.co.jp
※スキルに不安な方向けに「テンプオープンカレッジ」といったスキルアップ支援制度もあります。
スタッフサービス|派遣業界No.1の求人数で他社を圧倒
\n
スタッフサービスは、派遣業界No.1の求人数を保有する大手派遣会社です。
実際、職種・業種ともにほぼ全ての派遣領域をカバーしており、2万件ほど保有しています。
相談できる事業所があり、登録利用者からは「仕事紹介のスピードが早い」「他の派遣会社に比べて圧倒的な求人で選択肢が広い」など、高く評価されています。
担当者の質に関しては評判は分かれるものの、求人数は業界No.1であり選択肢を増やすために、ぜひ一度登録することをおすすめします。
<スタッフサービスの派遣サイト>
ランスタッド|外資求人に強いランスタッド の派遣
『ランスタッド』は、世界最大規模を誇る大手外資系派遣会社です。
求人数は非常に豊富で、特に、事務と製造に強く、派遣先を探しているのであれば、必ず登録したい一社です。
また、外資系企業なだけあって、派遣求人・担当者の雰囲気などに違いがあるので、合う合わない判断するためにまずは話だけでも聞いてみるとよいでしょう。
7-3. IT・Webエンジニア転職におすすめのエージェント
IT転職については、IT人材の転職に特化したエージェントが多くあります。
これらのエージェントにはエンジニア経験のあるキャリアコンサルタントが多いため、大手総合転職エージェントより専門的なアドバイスを受けられることが多いです。
一方で、大手総合転職エージェントの方が求人数は多いので、ここではIT転職におすすめの特化型・大手総合エージェントを紹介します。
転職エージェント名 | サポート力 | IT系公開求人数 | |
IT特化型エージェント | ワークポート | ◎ 4.2 |
約4万2,000件 |
大手総合エージェント | リクルートエージェント | ◯ 3.9 |
約3万5,000件 (非公開:約4万8,000件) |
doda | ◯ 3.5 |
約1万8,000件 |
ワークポート|第二新卒や未経験から目指すなら
『ワークポート』は、IT・WEB業界を始めとした各業界の求人を網羅的に扱う転職エージェントです。
IT・WEB業界が今ほど大きくない頃から、IT分野での転職サポートを行ってきた実績があり、その分企業との信頼関係を築いています。
求人数や取引企業数、転職サポート実績はトップクラスで、ワークポート経由でしか応募できない企業も少なくありません。
また、コンシェルジュ(転職サポートの担当者)の専門性が高く、業界・職種の知識を熟知した担当者がつく仕組みとなっています。
利用者からは「コンシェルジュの対応が非常に丁寧で、履歴書対策から面接対策まで徹底的につきあってくれた」との声が寄せられています。
未経験・第二新卒向けの求人を多く扱っている特徴もあるので、新たな業界に挑戦したいという方におすすめです。
リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
doda|求人数No.1・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
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7-4. 介護転職におすすめのエージェント・派遣会社
介護職は人手不足で、介護業界は未経験でも積極採用を行っているため、60代の採用も増えています。
また、まず『介護職員初任者研修』の資格を取得し、経験を積みながら『介護福祉士』や『ケアマネジャー』などの上位の資格を取得することで、キャリアアップの道も目指すことができます。
ここでは、介護職へ転職する際におすすめの転職エージェント・派遣会社を紹介します。
転職エージェント名 | サポート力 | 提案力 | 求人数 |
レバウェル介護派遣(旧:きらケア派遣) | ◎ 4.2 |
◎ 4.0 |
◎ 4.2 |
かいご畑 | ◎ 4.1 |
◎ 4.1 |
◎ 4.0 |
ミラクス介護 | ◎ 4.0 |
◯ 3.8 |
◎ 4.3 |
マイナビ介護 | ◯ 3.9 |
◯ 3.8 |
◎ 4.2 |
レバウェル介護派遣(旧:きらケア派遣)|スピーディなサポートが好評!
『レバウェル介護派遣(旧:きらケア派遣)』は、レバレジーズキャリアが運営する派遣サイトです。
最大の魅力は、大元のレバレジーズ株式会社の正社員同等の福利厚生を受けられることで、要件を満たすと有給も付与されます。
さらに、数多くの職種、就業形態、そして提供サービスのなかから最適な求人情報を、介護業界に特化したアドバイザーからスピーディーに紹介してもらえるのが嬉しいサービスです。
面接の予定調整や、労働条件交渉のサポートも受けられるので、場所は良いのに賃金が…といった不満点も解消してから就業することが可能です。
担当者のおかげで新しい道が見いだせた!
出典:アンケート
レバウェル介護(旧:きらケア)公式サイト:
https://job.kiracare.jp
かいご畑|未経験の方でも安心して利用できる
『かいご畑』は介護向けの人材紹介サービスから、資格講座まで、介護業界で幅広い事業を行うニッソーネットの転職支援サービスです。
求人数は1万件と、多くの求人数を保有し、悩みをしっかりと聞いてくれた上で求人を紹介してくださると多くの方から好評です。
また、正社員の求人紹介の他に、派遣としての紹介も行なっていますが、派遣スタッフとして勤務する場合は以下のような資格の講座を無料で受けることができます。
- 介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)・・・75,000円→0円
- 介護福祉士 受験対策講座・・・・・・・・・37,000円〜→0円
そのため、資格を取ってキャリアアップしたい!という方がステップアップとして使うのもおすすめです。
サポートしっかりしてくれた!
出典:アンケート
かいご畑公式サイト:
https://kaigobatake.jp
ミラクス介護|10万件の求人から選び放題!
ミラクス介護は、業界最大級の求人数を保有している転職サイトです。
100,000件ほどの求人を保有しており、派遣としても勤務することができるので、希望に合った求人を非常に見つけやすいです。
無料で利用でき、就業までコンサルタントがしっかりサポートしてくれますので、上記2つの転職サイトと併用して利用するようにしましょう
質も量も多くて満足!
求人数は多いので満足している。質も割としっかりしていると思うので概ね満足している。サポート体制、連絡の頻度は特に気にしていなかったが十分満足できる内容であると思う。
転職先への満足度
働きやすさは概ね満足している。給与はやや物足りないと感じているのでやや不満である。残業はほぼほぼないので満足している。やりがいに関しては特に求めていないので不満はない。人間関係についてはそもそも人嫌いであるので期待していない。
出典:アンケート
ミラクス介護公式サイト:
https://www.h-career-support.com/
マイナビ介護|質の高い求人・提案力の高さが評判!
『マイナビ介護』は運営が大手企業で実績のある転職エージェントです。
オススメの求人特集欄には、新しい施設で働きたいオープニングスタッフのみをまとめた求人や、年間休日が110日以上確約されている求人のみなど、希望する条件で求人を探すことができます。
登録すると、元介護士を始め介護の業界に詳しいプロのキャリアアドバイザーから連絡をもらえ、悩みを相談しながら転職について一緒に考えられます。
求人がとにかく多いので、選択肢を増やすためにも上記2社と合わせて登録することをおすすめします。
未経験でも丁寧なサポートで助かった!
出典:アンケート
マイナビ介護公式サイト:
https://kaigoshoku.mynavi.jp
次に、転職エージェントに登録を断られた場合の全手段を解説していきます。
8. 転職エージェントに断られた場合の全手段
転職エージェントで求人を紹介してもらえなかったという方は、以下で紹介する転職サービスを利用しましょう。
順に見ていきましょう。
8-1. 転職サイト
転職エージェントと転職サイトの大きな違いは、「担当者がつくかつかないか」という点です。
転職エージェントであれば、面談をした上で応募作業、面接日程調整、最終交渉などをすべてしてくれますが、転職サイトの場合は、Webサイト上にある求人情報を自分で調べて、全て自分で行う必要があります。
以下に転職エージェントと転職サイトの違いをまとめました。
転職エージェント | 転職サイト | |||
気軽さ | △ | 専任のアドバイザーと打ち合わせをしながら進めるため気軽さはない。 | ◎ | 自分の判断で、マイペースに進めることができる。 |
選択肢 | ◯ | 担当アドバイザーを通して転職サイトにはない非公開求人にも応募可能。 | ◎ | 多いところでは10万件以上の案件が常時掲載されており、選択肢は多い。 |
企業との調整 | ◎ | 専任アドバイザーが面接日程、給与交渉、入社時期まで調整してくれる。 | △ | 応募から面接日程、入社条件の交渉などは全てあなた自身が行う。 |
転職成功率 | ◎ | 面接指導や、企業へ強く推薦してくれる場合もあり、成功率は高い。 | ◯ | 転職サイト経由での応募は膨大なので、書類で落ちる可能性は高い。 |
転職アドバイス | ◎ | 自分では気付くことができない自分の市場価値やキャリアの発見が可能。 | △ | アドバイスを受けることができない。 |
面接対策 | ◎ | エージェントによっては模擬面接でそれぞれの企業の対策ができる。 | △ | 求人情報やHPを見て自分で行わなければならない。 |
情報収集 | ◯ | 転職アドバイザーが、その企業の内部情報を含め情報を提供してくれる。 | △ | 転職サイト上では特に情報は収集できない。 |
このように、転職サイトよりもエージェントの方が圧倒的に優れているので、転職サイトは、あくまでエージェントを使ってうまくいかない(サポートを断られた)時に使うようにしましょう。
なお、求人数が多く評判の良い転職サイトは、以下の通りです。
転職サイト名 | 求人数 |
doda | 約8万件 |
リクナビNEXT | 約4万9,00件 |
type | 約2,500件 |
それぞれ見ていきましょう。
doda|求人数No.1の総合転職サイト
『doda』は「転職サイト」と「転職エージェント」の2つのサービスを提供しています。
doda転職サイトは10万件以上の求人を保有しており、希望に合った会社を見つけることが可能です。
ただし、手軽に一人で転職活動を行いたいのであれば、転職サイトがおすすめですが、基本的にはサポートの手厚い『doda転職エージェント』を利用するのがおすすめです。
doda公式サイト:
https://doda.jp
リクナビNEXT|リクルート運営の転職サイト
『リクナビNEXT』は、転職業界最大手のリクルートが運営する求人型サイトです。
求人件数も首位で(具体的な数値は非公開)、会員数については約1,200万人、2番手が800万前後と言われていますから、国内での優位性は圧倒的No.1です。
年収600万円を超えるようなハイクラス人材であれば、『リクルートダイレクトスカウト』がおすすめですが、年収600万円に満たない方であれば、すべての人におすすめできる転職サイトです。
公式サイトから登録する:
https://next.rikunabi.com/
type|優良企業を多数紹介してくれる
『type』は、東証一部上場の株式会社キャリアデザインセンターサイトが運営する求人型サイトです。
求人数はもちろん、サイトの操作性が非常に良く『リクナビNEXT』と同様の人気度です。求人の幅を広げるためにも、登録しておきましょう。
また、Typeは転職サイトだけではなく、エージェントサービスも提供しているので、サポートの手厚い『type転職エージェント』の利用もおすすめです。
type公式サイト:
https://type.jp/
8-2. 最終手段:ハローワーク
転職サイトを使っても転職がうまくいかなかった方には、ハローワークという手段があります。
『ハローワーク』は、地方の求人には強いという噂もありますが、求人の質が良いかといわれると懸念があり、利用者からは下記のような声も出ています。
- いい条件の求人があまり見当たらない
- 入社してみたら待遇が全然違かった
- 入社してみたらブラックな職場だった
そのため、ハローワークは他の方法が全部ダメだった時にだけ使うようにしましょう。
続いて、転職エージェントを効果的に利用する7つポイントを解説します。
9転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
10【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
11.【FAQ】教員からの転職でよくある疑問と回答
ここでは、教員からの転職でよくある質問を紹介していきます。
Q1.教員の転職に年齢の壁はありますか?
若ければ若いほど良いです。
なぜなら、未経験だと0から企業が育てる必要があり、体力があり素直で吸収率も高い若手の方が育てやすいからです。
世間一般では、キリ良く29歳までというが目安ですので、参考にしてください。
教員以外の仕事でキャリアを構築したい方は、早い段階から積極的に一歩踏み出すことをおすすめします。
Q2.志望動機には何を書くべきでしょうか?
「5章2項:教員の経験をアピールする」で解説した事を伝えることが出来る志望動機にしましょう。
また、「なぜ、その企業を選んだのか」という要素を熱意を持って盛り込むことも需要ですので、ここで自分と、志望企業に整合性があるという事を伝えましょう。
特に、「自らがどのように企業に貢献することが出来るか」など将来性を感じさせる志望動機にすることで、より熱意が伝わります。
12.終わりに
教員から転職するための全知識について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
教員の業務は一見、一般企業で活かしづらいですが、見方を変えて上手くアピールをすることが出きれば、十分転職することが可能だということがわかりました。
教員からの転職を考えている方は、このページで紹介した転職エージェントに登録して、有利に転職活動を進めましょう。
教員からの転職におすすめの転職エージェントランキング
- リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い
- doda|求人の質・転職転職サポートが充実
- マイナビエージェント|初めての転職に強く20代実績No.1
- パソナキャリア|サポート充実で満足度No.1
- type転職エージェント|首都圏とIT職種に強い
営業転職におすすめのエージェント
- リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い
- doda|求人の質・転職転職サポートが充実
- マイナビエージェント|初めての転職に強く20代実績No.1
- CAREERCARVER|リクルート運営のヘッドハンティング型サイト
- ビズリーチ|CMで話題のヘッドハンティング型サイト
事務転職におすすめのエージェント・派遣会社
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IT・Webエンジニア転職におすすめのエージェント
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現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。