介護職を辞めたいあなたへ!介護士の本音や悩みの対処法&後悔しない決断の全知識

介護職として働いている方の中には、「仕事に行くのがつらく、今すぐにでも辞めたい」と悩んでいる方も多いでしょう。

結論からいうと、ストレスの限界を迎えたまま、無理をして働き続けるのはおすすめできません。

体調・メンタル面に不調をきたしたり、好きだった介護の仕事が嫌いになってしまったりするかもしれないからです。

ただ、勢いのままに辞めてしまうのは、後悔のもとになるため、まずは自身の辞めたい理由をしっかりと把握して、適切に判断する必要があります。

そこでこの記事では、介護職の転職を数多くの支援してきた私が、「介護職を辞めるべきかどうか、正しく判断するための知識」を詳しく解説します。

【目次】

  1. 介護職を辞めたいと感じる7つの理由
  2. 介護職を辞めたいと感じた時にまずはやるべきこと
  3. 介護職を辞めた場合のお金の不安・疑問を解決
  4. 介護職を辞めるべき?後悔しない選択をするための判断方法
  5. 介護職を辞めたいと思ったら、まずは登録しておきたい転職サイト
  6. 介護職からの転職におすすめの転職エージェント

すべて読めば、介護職を辞めたいという悩みを解消できるでしょう。

1.介護職を辞めたいと感じる7つの理由

介護職の方が「辞めたい」と感じる理由は、以下の7つに分類されます。

  1. 人間関係がうまくいかなくて辛い
  2. 人手が足りず余裕がない
  3. 身体的な負担が大きい
  4. 給料が低くて生活が苦しい
  5. 施設の運営方針が合わない
  6. 利用者からのハラスメント
  7. 自分の性格が介護職に向いてないと感じる

統計データや介護職の方の声をもとに、それぞれ詳しく解説します。

1-1. 人間関係がうまくいかなくて辛い

「人間関係がうまくいかなくて辛い」という悩みは、介護職を辞めたいと感じる理由の一つです。

事実、介護職を辞めた理由の第2位は「職場の人間関係に問題があったため」でした。

令和2年度 介護職 前職をやめた理由

出典:介護労働実態調査

職場の人間関係がうまくいっていないと、以下のような問題を引き起こします。

人間関係の悪さが引き起こす問題

  • 職員同士の連携がうまく取れず、利用者に迷惑をかけてしまう
  • 職場で孤立してしまい、出勤するのがつらくなる
  • 職員の定着率が悪くなり、人手不足が解消されない

実際、当サイトが介護職員を対象に取得したアンケートでは、以下のような意見がありました。

口コミ・評判

匿名(女性)
有料老人ホーム勤務

現在、職場の雰囲気が悪くて悩んでいます。自分自身、些細な事で怒られるし、新人として入ってきた介護士の子に対する当たりが強いです。もちろん怒ることで、新人に仕事を覚えてもらうことが必要であることはわかりますが、変に仕事を押し付けたり、上司のミスも合わせて新人になすりつけている部分もあるように感じます。

私が入職した時はここまでひどくはなかったですが、今はこれにより若手間でも士気が下がっています。「なあなあでもいれば給料もらえるし」という声すら聞こえて、我々介護士は利用者さんがいるから給料が入るのに、利用者さんに呼ばれても行かない人とかざらにいます。

このような環境において、本当に利用者の方やご家族のために仕事ができているのか、ということに不安を感じざるを得ません

アンケート

人間関係の問題は、「先輩から無視されるなどのいじめを受ける」「利用者の家族から陰口を言われる」など多岐にわたります。

1-2. 人手が足りず余裕がない

「職場が常に人手不足で余裕がない」という悩みは、介護職を辞めたいと感じる代表的な理由の一つです。

事実、施設で働く介護職員の5割以上が「人手不足による仕事の負担増」を悩みとして挙げています。

令和2年度 介護職 働く上での悩み

出典:介護労働実態調査

介護業界は、人材不足が特に顕著です。

政府は、介護職員の処遇改善などを通して、人材不足解消に努めていますが、介護の現場は依然として人手不足が続いています。

職員一人あたりの負担が大きくなる中で、「いっそのこと辞めてしまって、余裕のある職場で働きたい」と思うようになる介護職の方も多いようです。

1-3. 身体的な負担が大きい

体を酷使する介護職は、身体的な負担が大きいため、「体力的に限界」と退職を考える方も多いようです。

特に、介護の主な業務である「移乗介助」では、腰を酷使するため、腰痛を抱えている介護職員も少なくありません。

事実、介護職員のおよそ9割が腰痛を抱えていると言われています。

参考:社会福祉施設の介護職職員における腰痛の実態調査

また別の調査では、腰痛を抱える職員の14.6%は「立てないくらいの痛みを抱えている」という結果も報告されています。(参考:介護職者の腰痛事情

このような体調面の不調をきたし、仕事を続けられないと判断するのは、無理もないことだと言えます。

補足:介護職は夜勤の負担も大きい

人手不足の影響から、夜勤時に十分な仮眠や休憩が取れないと悩む介護職の方も多いようです。

事実、夜勤シフト従事者を対象にした調査では、およそ25%以上が「深夜勤務時に仮眠や休憩を取れない」と回答していました。(参考:介護労働実態調査

口コミ・評判

匿名(施設勤務)

最初のころはなかったのですが、私が仕事に慣れてくると徐々に夜勤に入る人数が減り、1人で複数人の利用者様を担当しなくてはならなくなりました。

従業員が足りないことが原因かもしれませんが人を増やしてほしいと言っても、聞いてくれず毎日夜勤に向かう道中で吐きそうになっています。とにかく1人あたりの業務量が多いように感じます。そのため、休みもなかなか取れず、日勤でもみんな深夜まで残っていて、若手で早く帰ろうとすると白い目で見られます。

どうすることも出来ず、とりあえず働いていますが、流石に限界です。

アンケート

1-4.給料が低くて生活が苦しい

給料が低くて生活が苦しいという悩みも、介護職を辞めたいと思うようになる理由の一つです。

実際に、介護職で働く方のおよそ6割以上が「基本給の引き上げ」を希望していることがわかっています。

賃金や手当等についての希望(複数回答)、「基本給の引き上げ」が 64.8%と最も高い

出典:介護労働実態調査

また、給与に対する満足度を調査した結果、「いまの給与に満足している人」の割合は、他の職種合計と比較して低いことがわかりました。

出典:介護労働実態調査

給与は他の職種よりも低水準

介護職員(正規雇用)の平均基本給は、25万2,300円です。

その一方、すべての職種を対象とした調査における平均月収は、30万7,700円でした。(参考:賃金構造基本統計調査

このことから、他の職種に比べて給料が低い職種であると言えるでしょう。

賞与や残業代である程度加算されるケースはあるものの、基本給が低いため生活がギリギリというケースも多いようです。

当サイトの独自アンケートでも、以下のようなコメントがありました。

口コミ・評判

匿名
3人の子どもの育児が終わり、主人の収入だけでは正直苦しく、子育てからの社会復帰をすることにしました。資格もあったので近所の施設で働かせてもらうことになりましたが、ブランクがあるということで月の手取りは15万円ほどです。大きくなったとはいえ、子供の面倒や家事をしなくてはならないので夜勤は滅多にできません。夜勤をしないと給料がもらえないことは知っていましたがさすがに苦しいです。

アンケート

1-5. 施設の運営方針が合わない

施設の考え方や方針が、自分の考えと合わず、我慢しながら働いているという方も多いようです。

実際、介護福祉士資格保有者を対象にした調査では、前職を辞めた理由第2位として「法人・事業所の理念や運営の在り方に不満があった」が挙げられています。(参考:厚生労働省

介護職員が施設の運営方針に不満を抱えやすいケース

  • 事業計画や経営状況の説明がない
  • 十分な給与を支払わないなど、現場の介護職員のことをないがしろにしている
  • 利用者のことよりも、法人の利益を優先しているように思える
  • 風通しが悪く、現場の職員が意見を言えない

施設全体の方針や考え方に納得ができない気持ちを抑えながら、働き続けると、やがてやりがいを感じられなくなったり、モチベーションが下がってしまったりすることもあるでしょう。

組織のあり方を根本的に変えることは難しく、最終的に「転職をする」という決断を下す方も多いようです。

1-6. 利用者からのハラスメント

利用者や利用者の家族からのハラスメントに悩み、退職を考える介護職員の方もいます。

ハラスメントの例

  • 身体的暴力(たたかれる、コップをなげつけられる)
  • 精神的暴力(威圧的な態度で文句を言い続ける、理不尽な要求をする)
  • セクシャルハラスメント

事実、介護職員の7割以上が「利用者やその家族からのセクハラ・暴力等を受けたことがある」と答えています。(参考:介護クラフトユニオン『ハラスメント実態調査』

また、ハラスメントを受けた経験のある方の中には、身体面に影響が出たり、退職を考えたりする方もいるようです。

ハラスメントを受けたことにより、けがや病気になった職員は1~2割、仕事を辞めたいと思ったことのある職員は、2~4割となっています。

参考:厚生労働省『介護現場におけるハラスメント対策マニュアル 』

1-7.自分の性格が介護職に向いてないと感じる

ミスを繰り返したり、先輩からの叱責を受けたりした結果、「自分は介護職に向いていない」と自信を失ってしまう方もいます。

以下のような性格の方は、介護職に向いていないと言われやすいです。

  • 神経質な性格
    …介護職はさまざまな汚れを伴う仕事もある。潔癖で神経質な性格をしている人には不向き
  • 短気な性格
    …高齢者は何度も同じことを伝えなければ理解してもらえない。気長にしっかりと寄り添う姿勢が必須
  • 要領が悪い
    …少人数の施設ではテキパキとした対応が求められる。要領が悪く、何度も些細なミスを繰り返すような人の場合は、なかなかうまく仕事をこなせないこともある。

補足:向き不向きは職場環境次第

向き不向きを判断する際は、職場環境にも目を向けてみてください。介護の仕事がうまくこなせるかどうかは、職場環境次第で大きく左右されるからです。

例えば、人間関係が良好な職場であれば、何かミスがあったとしても、チーム間で連携対応できたり、的確に指導してくれたりするでしょう。

一方、人間関係が悪く、殺伐とした職場の場合、些細なミスを過剰に叱責されたり、指導もなく放置されたりすることもあります。

「自分は介護職に向いてない」といきなり判断せず、まずは環境に問題がないかも考えてみましょう。

ここまでは、介護職を辞めたいと感じる主な理由を紹介しました。

あなたが辞めたいと思う理由が、上記のどれに当てはまるか、一度しっかり確認しておきましょう。

それを踏まえて、次の章からは、「介護職を辞めたいと感じた時にまずはやるべきこと」を紹介していきます。

2. 介護職を辞めたいと感じた時にまずはやるべきこと

介護職を辞めたいと感じた時にまずはやるべきことを、以下にまとめました。

  1. 相談窓口に相談する
  2. 信頼できる人に悩みを聞いてもらう
  3. 職場に改善を求めてみる

勢いで退職するのではなく、まずは上記の解決策を試してみてください。

2-1.相談窓口に相談する

悩みや不満を抱えている方は、まず相談窓口を利用してみましょう。

労働者向けの相談窓口を設置している施設は多く、労働環境からハラスメントなどの悩みを聞いてもらうことができます。

施設に窓口が設置されていない場合は、市区町村の公的機関を利用する方法もあります。

東京都では、福祉従事者の方の抱える様々な悩みや不安を解消し、安心して仕事が続けられるよう、東京都福祉人材センターに委託し各種相談支援を行っています。

福祉の仕事
なんでも相談福祉の仕事に詳しい専門の相談員が、福祉・介護の仕事に特有の悩みや将来に対する不安等の相談をお受けします。

こころスッキリ相談
臨床心理士・産業カウンセラー等が、職場の人間関係やこころの悩み等の相談をお受けします。面談も可能ですので、お気軽にお問合せください。

出典:東京都福祉保健局

まずは一人で悩まず、就業施設やお住まいの地域の窓口に相談してみましょう。

2-2. 信頼できる人に悩みを聞いてもらう

信頼できる関係の人に、悩みを聞いてもらうのもおすすめです。

友人や家族に話を聞いてもらうだけで、気持ちが楽になることもあります。

また、介護業界と関わりのない人に相談することで、客観的なアドバイスをもらうこともできるでしょう。

ストレスを一人で抱え込んでしまうと、だんだんとネガティブな考え方になってしまうので、誰かに聞いてもらうことは非常に大切です。

カウンセリングを受けるのも有効な対策

本格的にメンタルの不調が感じられるならば、カウンセリングを受けてみるというのも一つの方法です。

専門家であるカウンセラーに話してみることで、気分がすっきりするでしょう。

メンタルの状態に合わせて、適切な対処をしてくれるため、精神的に不安定な状態から早期に脱することも期待できます。

2-3. 職場に改善を求めてみる

職場に改善を求めることで、問題が解決することもあります。

たとえば、以下のような場合です。

  • 現場の労働実態を、施設側が正しく把握していない
  • 人員の配置換えなどで対応できる

ただ、人間関係の不満などを直接職場の人に伝えるのは、余計な波風を立てることになるので、極力やめておいたほうが良いでしょう。

ここまでは、「辞めたい」と思ったときの対処法を解説しました。

上記を試してみて、不満が解消しそうにない場合は、退職を検討してみるのも良いでしょう。

3.介護職を辞めた場合のお金の不安・疑問を解決

「介護職をできることならすぐ辞めたいけど、生活のことを考えるとそう簡単には退職できない」と悩みますよね。

次の職場を決めてから退職すれば、収入が途絶えることはありませんが、「次の仕事のことは今すぐに考えられない」「いったん充電期間を設けたい」という方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、以下の2点を満たす方なら、最低限の生活費(3~5カ月)は工面できます。

  1. 失業手当の受給資格がある(離職日以前の2年間に「被保険者期間」が12ヶ月以上ある)
  2. 最低でも3ヶ月分の生活費がある

退職金の支給があれば、更に離職期間を延ばせます。

ただ失業手当の受給要件・期間は人によって違い、更に退職後に思ったより支出が必要なこともあるので、「もし辞めたら、自分の生活はどう変化するのか」を金銭的な観点で入念に確認しておきましょう。

本章では、退職後のお金の不安・疑問について詳しく解説していきます。

基本は転職先を決めてからの退職がベスト

できる限り、在職中に転職活動をして、転職先が決まってから辞めることをおすすめしています。なかなか次の仕事が決まらないと焦ってしまい、妥協せざるを得なくなる可能性があるからです。ブランクが長くなると採用に不利になります。

転職活動のことまでは考えられないという方は、まずは仕事探しの準備(転職サイト・エージェントに登録など)だけでもしておくことをおすすめします。

3-1.辞めたいと思ったら、まず「退職金」「賞与の支給日」を再確認

介護職を辞めたいと思ったら、まず「退職金」「賞与の支給日」を再確認してみてください。いずれも就業規則に記載されているはずです。

退職金は一度にまとまったお金を受け取れるので、辞めた後の生活にゆとりを持てます。退職金の支給条件を一度確認し、「もう少し働けば受け取れる」という場合は、待ってみるのがおすすめです。

退職金の支給条件は職場によって異なりますがが、自己都合退職の場合、最低3年勤続していれば支給されるケースが多いようです。事実、東京都産業労働局の調査では、中小企業の約半数が退職一時金の最低勤続年数を3年と定めています。(参考:中小企業の賃金・退職金事情 令和二年度版

また、賞与支給のタイミングが近いなら、「ボーナスを受け取ってから辞める」方が金銭的なメリットが大きいです。注意点として、賞与額決定の前に退職の意思表示をしてしまうと、減額されたり受け取れなくなったりする可能性があるので気を付けてください。

3-2.「失業手当の申請」をすれば最低限の生活費は工面できる

「失業手当の申請」をすれば、最低限の生活費は工面できます。

失業手当は、仕事を辞めた人に対して国から支払われるお金で、以下の条件を満たせば誰でもハローワークで申請できます。

失業手当を受け取れる条件

  • 再就職しようという意思があること
  • 離職の日以前2年間に、「被保険者期間(雇用保険に入っていた期間)」が通算して12か月以上あること

月々の給料から引かれるお金の中に「雇用保険」がありますが、これが引かれていた月が過去2年で12カ月以上あれば、申請可能です。(同じ職場でなくてもOK)

いくら受け取れる?

失業手当額は、離職前の給与の50~80%ほどです。

参考までに、離職前の給与と失業手当の目安金額をまとめました。(離職時の年齢や給付率によって変動します)

離職前の給与
(月収)
月々受け取れる失業手当
(目安)
15万円11万9,000円
20万円14万5,000円
25万円16万5,000円
30万円17万7,000円
35万円18万3,000円
40万円19万9,000円

※CASIO『生活や実務に役立つ計算サイト』にて30~25歳、被保険者期間5~10年で試算

何か月支給される?

失業手当の給付期間は、雇用保険の加入期間によって、90~150日の間で変動します。

雇用保険加入期間1年未満1年以上、10年未満10年以上、20年未満20年以上
給付日数なし90日120日150日

端的に言うと、勤めていた期間が長い人ほど、より長い期間、失業給付金を受け取れます。

ただ、退職後すぐに給付金を受け取れるわけではありません。

失業手当の受給には、まず申請後7日間の待期期間があり、自己都合退職の場合は、その後さらに給付制限期間(自己都合退職なら2カ月)が設けられます。そのため、その間の生活費は自分で工面しなければなりません。

3-3. すぐに辞めたいなら3ヶ月分の生活費は必須

介護職をすぐに辞めたいなら、最低でも3ヶ月分の生活費が必須です。というのも前述の通り、失業手当の受給には早くても3ヶ月かかるからです。

失業手当は早くても3か月後の支給になる

  • 申請に必要な書類が届くまで:2週間程度
  • 待期期間:7日間
  • 給付制限期間:2カ月(自己都合退職の場合、すぐには受け取れない)

ただ3ヶ月分というのはあくまで最低ラインで、理想は半年~1年分です。次の仕事がすぐ決まれば問題ありませんが、半年以上かかることも珍しくないからです。

特に若年層(20代前半)や、ミドル層(40代後半以降)は、長引く傾向にあるので、生活費の準備は余裕を持っておくべきでしょう。

失業保険について詳しくは『自己都合退職で失業保険受給をするための全知識』の記事を参考にしてください。

3-4.年金の支払いは免除申請できる

退職後は厚生年金から国民年金に切り替わり、年金の支払いは続きますが、特例として失業者は免除できる仕組みがあります。

一般的に年金支払いの免除は前年所得を基準にした審査がありますが、仕事を辞めた場合は「所得を考慮せず」に審査されます。退職理由なども問われないので、比較的スムーズに免除してもらえるでしょう。

更に免除申請により、保険料は全額免除になりますが、満額の納付と比較して1/2を納付したのと同じ扱いをしてもらえるのでお得です。(※満額を払い続けていた人と比較すると、若干将来受け取れる年金額は目減りします)

詳しくは『誰でも使える退職時の年金の全知識』の記事を参考にしてください。

なお、退職時は健康保険の切り替え手続きも必要です。どんな手続きをするのかについては、『5分でわかる退職時の健康保険全知識』で解説しています。

補足:一度退職してから、次の仕事を決めるまでの流れ

介護職を辞めて、ゆっくり仕事を探したいという方は、以下の流れであれば経済的な懸念を最小限に再就職できます。

退職後のスケジュール図解

なお、失業手当受給期間中に再就職が決まった場合、失業手当はストップとなりますが、条件を満たせば代わりに再就職手当を受け取れます。(早く転職が決まるほどお得)

詳しくは厚生労働省ホームページを参考にしてください。

4. 介護職を辞めるべき?後悔しない選択をするための判断方法

介護職を辞めたいと思ったら、まずは以下の2つの方法を通して、「本当に辞めるべきか」を判断しましょう。

  1. 職場を辞めたいのか、介護職そのものを辞めたいのかを考える
  2. 今の職場が「辞めるべき職場の特徴」に当てはまるかどうか見極める

それぞれ詳しく見てみましょう。

4-1. 職場を辞めたいのか、介護職そのものを辞めたいのかを考える

まずは、職場を辞めたいのか、介護職そのものを辞めたいのかを考えましょう。

(1)職場を辞めたい

職場環境に問題がある場合、働く施設を変えるだけで、現状抱えているストレスから解放されます。

職場環境に問題があるケース

  • 労働環境に関する悩み
    …長時間勤務が続くなど
  • 雇用条件に関する悩み
    …給与が低いなど
  • 人間関係に関する悩み
    …パワハラが横行しているなど

人手不足の施設などでは、周囲への申し訳なさもあって気軽に辞めることは難しいかもしれません。

ですが、職場環境の問題の抜本的な解決は難しいため、今の職場に居続ける限り、これから先も我慢を強いられることになってしまうでしょう。

「これ以上辛い思いをして働きたくない」という方は、転職して環境を変えてみるのも一つの方法です。

(2)仕事そのものを辞めたい

介護職そのものを辞めたいという場合、他の職種への転職を検討しましょう。

仕事そのものを辞めたほうが良いケース

  • 体調的に働き続けるのが難しい
    …怪我や腰の痛み
  • 働くモチベーションの低下
    …やりがいや意義を感じられない

介護職は、利用者との距離が近く、やりがいのある仕事です。

しかし、その反面でハラスメントや長時間労働などに疲弊して、モチベーションを失う方も少なくありません。

ポイント

「辞めたい」と感じたときは、自分が何に対して不満を抱えているのか、見極めることにより正しい選択を取ることができます。

求人を探してみたい方はこちらの章も併せてご覧ください

4-2. 今の職場が「辞めるべき職場の特徴」に当てはまるかどうか見極める

今の職場が「辞めるべき職場の特徴」に当てはまるかどうか見極めることも大切です。

辞めるべき職場の特徴

  • 研修制度が整っていない
  • 違法行為が横行している
  • 待遇が著しく悪い
  • 人間関係が悪い

特に「研修制度が整っていない」「人間関係が悪い」職場は、人材の定着率が悪く、介護職員への負担が増す一方でしょう。

働き手を軽視するような経営体制であったり、悪しき風習が根強く残っていたりするような施設は、辞めるべき職場と言えます。

介護転職のプロに相談するのもおすすめ

不満はあるものの転職に踏み出せないという方は、一度転職サイトのキャリアコンサルタントに相談してみるのもおすすめです。

転職サイトとは

転職サイトは、求人探しから選考対策まで転職活動をトータルでサポートしてくれる人材サービスです。

「転職しようか迷っている」という段階でも利用できます。

求人数・求人の質ネットに載せたら応募者が殺到してしまう「非公開求人」を紹介してもらえる。
 内部情報働かないとわからない「人間関係」「職場環境」などの内部事情を教えてくれる。
 テクニック(アドバイス)履歴書・職務経歴書の作成(添削)など、採用されるためポイントを教えてくれる。

「介護職を辞めたいがこの先が不安」「転職すべきか判断できない」という方は、一度プロの意見を聞いてみることをおすすめします。

転職サイトの担当者は、「転職する場合、どのような自己PRをすれば、採用確率が高くなるか」といったノウハウを熟知しており、一人ひとりにあった転職活動の進め方も、具体的にアドバイスしてくれるでしょう。

次の章からは、数ある転職サイトの中から、転職に成功した介護職員の利用満足度が高いものを厳選して紹介します。

登録から利用まですべて無料で行えますので、転職活動の準備に不安のある方は、利用を検討してみてください。

5. 介護職を辞めたいと思ったら、まずは登録しておきたい転職サイト

数ある転職サイトの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い介護職向け転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定基準
  1. 求人の数・質
    …質の高い求人を多く保有しているか評価
  2. 利用者満足度(提案&サポート力)
    …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアコンサルタントに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職サイト求人数|総合満足度
1位.
きらケア
24,000件|◎4.3
介護職スタッフ満足度No1の転職サイト!総求人数は6万件以上と業界トップクラスで、はじめての転職やキャリアアップ転職におすすめ
2位.
かいご畑
9,800件|○3.9
未経験求人が多く、「介護の仕事に挑戦したい」方や、資格なしからの転職におすすめの転職サイト
3位.
マイナビ介護職
55,000件|○3.8
一人ひとりのペースに合ったサポートが好評の転職サイト。平日忙しい方向けに休日相談会などを実施

※この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『介護職300人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!』を参考にしてください。

1位.きらケア

きらケア正社員

きらケア』は、「自宅から徒歩で勤務先に通いたい」「人間関係が良い職場がいい」といった一人ひとりのニーズに応えてくれる転職サイトです。

総求人数は4.4万件以上と業界トップクラスで、地域の専門アドバイザーが「自宅から徒歩で通いたい」「人間関係が良い職場に転職したい」といった細かいニーズに応えてぴったりの職場を提案してくれます。

特に「未経験・無資格可」の求人も多数扱っており、また中でも訪問介護求人は業界最多です。

さらに、「面接に同行してくれる」「ネガティブな情報(離職率や有給消化率など)も包み隠さず教えてくれる」など、転職サイトの中でもサポートのきめ細やかさは群を抜いています。

「はじめての転職で不安」「次の転職は絶対に失敗したくない」という方におすすめです。

公式サイト
https://job.kiracare.jp

当サイトではきらケアのコンサルタントにインタビューを行いました!

きらケアの強みコロナ禍における介護業界の転職事情をお話いただいたので、登録を検討している方はぜひご覧ください。

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2位.かいご畑

かいご畑

かいご畑』は介護向けの人材紹介サービスから、資格講座まで、介護業界で幅広い事業を行うニッソーネットの転職支援サービスです。

総求人数は1万件と、多くの求人数を保有し、悩みをしっかりと聞いてくれた上で求人を紹介してくださると多くの方から好評でした。

また、正社員の求人紹介の他に、派遣としての紹介も行なっていますが、派遣スタッフとして勤務する場合は、介護職員初任者研修などの資格講座を無料で受けられます。

そのため、資格を取ってキャリアアップしたい!という方がステップアップとして使うのもおすすめです。

公式サイト
https://kaigobatake.jp

3位.マイナビ介護職

マイナビ介護』は運営が大手企業で実績のある転職エージェントです。

オススメの求人特集欄には、新しい施設で働きたいオープニングスタッフのみをまとめた求人や、年間休日が110日以上確約されている求人のみなど、希望する条件で求人を探すことができます。

登録すると、元介護士を始め介護の業界に詳しいプロのキャリアアドバイザーから連絡をもらえ、悩みを相談しながら転職について一緒に考えられます。

求人がとにかく多いので、選択肢を増やすためにも上記2社と合わせて登録することをおすすめします。

マイナビ介護公式:
https://kaigoshoku.mynavi.jp/

6. 介護職からの転職におすすめの転職エージェント

この章では、「介護職を辞めて別の仕事に就きたい」と考える方に向けて、他業界転職におすすめの転職エージェントを厳選しました。

転職エージェントの選定基準

  1. 求人数
    …保有している求人の数は豊富かどうか
  2. 提案力
    …介護職からのはじめての転職にぴったりの提案をしてくれるかどうか
  3. サポート体制
    …コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか

結果は以下の通りです。

転職エージェント求人数提案力サポート体制
1位.リクルートエージェント
約311,000 件

4.2

4.1
2位. dodaエージェント
約130,000 件

3.9

4.1
3位. マイナビエージェント
約58,000件

3.9

4.o
4位. パソナキャリア
約37,000 件

3.8

3.9

※求人数:2021年8月更新

それぞれのサービス内容を詳しく紹介します。

1位.リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、求人数No.1の総合転職エージェントです。

公開求人は12万件以上、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると20万以上の求人を扱っています。

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

ただ、コンサルタントに一部ネガティブな口コミもありましたので(※大手なので担当差が大きい)、不安な場合は求人数No.2の『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

公式サイト:
https://r-agent.com/

<補足:リクルートが運営している関連サービス>

2位. dodaエージェント

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

dodaエージェント公式サイト:
http://doda.jp/

3位. マイナビエージェント

スクリーンショット 2016-04-09 18.14.54

丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

そのため、求人数が豊富な大手(例えば、リクルートエージェントdodaエージェントなど)と併用することをおすすめします。

公式サイト:
https://mynavi-agent.jp/

4位. パソナキャリア

『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。

運営元のパソナは人材派遣領域で業界最大手の企業であり、16,000社以上と取引実績があるため、求人数も充実しています。また、年収700万円以上の非公開求人を多く取り扱う『ハイクラス向けサービス』など、サービス内容も多岐にわたります。

そしてなにより、パソナの社風自体が「利益よりも社会貢献」を重要視しているため、「親身な転職者サポート」を実現しているようで、その結果として「アンケート満足度No.2」とリクルートエージェントに次ぐ実績を誇っています。

そのため、転職活動をするのであれば、まず登録すべき転職エージェントの1社です。

公式サイト:
https://pasonacareer.jp

さいごに

介護職を辞めたいと悩む方に向けて、辞めるべきかどうか、正しく判断するための知識を解説しました。

勢いで辞めてしまわず、まずは辞めたい原因を突き止めたうえで、後悔のないよう判断しましょう。

もし一人では答えが出せないという方は、転職サイトのキャリアコンサルタントに相談してみるのもおすすめです。

介護職員からの満足度が高い転職サイト

  1. きらケア正社員
  2. かいご畑
  3. マイナビ介護

別の職種へのキャリアチェンジにおすすめの転職エージェント

  1. リクルートエージェント
  2. dodaエージェント
  3. マイナビエージェント
  4. パソナキャリア

あなたの今後の人生がより明るいものであることを祈っています。