女性薬剤師向け転職サイト・エージェント6選|最高の転職のためにプロが解説

「女性薬剤師はどの転職サイトを使うのが良いのだろう」「ライフイベントに合わせた働き方がしたい」と悩んでいませんか?

結論から申し上げると、女性薬剤師が転職を考える際には、結婚や出産、育児、配偶者の転勤といった家庭事情などを踏まえ、慎重に転職先を決定する必要があります。

そこでこの記事では、転職コンサルタントとして数多くの薬剤師転職をアドバイスしてきた私が、女性薬剤師におすすめの転職サイトと、ライフイベントを含めて充実した仕事をするために押さえるべきポイントについて解説します。

  1. 【女性】薬剤師に特化したおすすめ転職サイト6選
  2. 女性薬剤師特有の悩み
  3. 女性薬剤師ならではの強み
  4. 女性薬剤師が転職後に後悔するケースは多い
  5. 女性薬剤師転職成功のための5つのステップ
  6. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  7. 【図解】転職サイト利用の流れ
  8. 薬剤師の転職ノウハウに関連する記事

このページを読めば、転職活動の成功に近づき、次の職場で理想とする仕事ができるでしょう。

1. 【女性】薬剤師に特化したおすすめ転職サイト6選

まずは、数ある転職サイトの中から、女性薬剤師転職に最もおすすめのものを、以下の点を基準に選定しました。

  1. 公開求人数:ホームページで公開している求人数
  2. 求人の質:紹介してくれる求人の質は良いか
  3. サポート体制:サポート体制に強みがあるか

その結果、女性薬剤師転職に強みがある転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職エージェント公開求人数 | サポート力
1位.
薬キャリエージェント
約6万件 | ★★★★☆4.3
抜群にスピーディで丁寧な転職サポートが強み
2位.
マイナビ薬剤師
約5.8万件 | ★★★★☆4.4
全国主要都市で面談を実施。面接が不安な人におすすめ
3位.
ファルマスタッフ
約5.1万件 | ★★★★☆3.9
希望に沿った好条件求人を提案。コンサルタントが優秀
4位.
ファーマキャリア
約4.9万件 | ★★★★☆3.8
求人数は業界トップクラス。調剤薬局求人に強み
5位.
リクナビ薬剤師
約4.1万件 | ★★★☆☆3.4
スピーディな対応が高評価。「やや強引」といった口コミも
6位.
ママ薬PLUS
非公開 | ★★★★☆4.0
女性薬剤師専門の転職サイト。コンサルタントの質が良いと評判

※求人数は2021年9月時点

薬剤師転職を考えている方は、まず上記の中から気になるサービスを2~3社に登録・利用してみることをおすすめします。

そのうえで、担当のコンサルタントとの相性が良い転職サイトをメインに、転職活動を進めていきましょう。

それでは、ご紹介します。

1-1. 薬キャリエージェント|実績豊富で満足度95%

薬キャリ

『薬キャリ』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

当サイトでは薬キャリのコンサルタントにインタビューを行いました!

薬キャリの強みコロナ禍における薬剤師の転職事情をお話いただいたので、転職を検討している方はぜひご覧ください。

こちらをタップ ▼

薬剤師の人生を照らす転職を――薬剤師満足度No1『薬キャリ』のコンサルタントによる「求職者ファースト」の転職支援とは

1-2. マイナビ薬剤師|親身なサポート体制に高評価

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

1-3.ファルマスタッフ|20代薬剤師におすすめ!

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

1-4. ファーマキャリア|好条件求人をオーダーメイドで提案

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

1-5.リクナビ薬剤師|優秀なアドバイザーが全面サポート

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

1-6. ママ薬PLUS|働くママ薬剤師を応援するための転職サイト

ママ薬PLUS』は働くママ薬剤師を応援するための転職サイトです。

女性の理想の働き方や将来のビジョンに沿ったフォローアップをしており、スキルアップ研修も充実しています。

登録をすると非公開求人の紹介も受けられ、コンサルタントも質が良いと評判の転職サイトです。

全体的に高い評判ではありますが、求人件数が非公開であり、求人数がネックとなる可能性があります。

総求人数が少なければ、良い求人に出会える確率が下がりやすくなるため、先に紹介した「薬キャリエージェント」や「マイナビ薬剤師」と併用して使うことで、満足がいく転職活動ができるでしょう。

公式サイトを見る:
https://www.mamayaku.com/

2. 女性薬剤師特有の悩み

薬剤師業界は女性が多く、それゆえの悩みも多いと言われています。

女性薬剤師が仕事をする上でよくある悩みは下記2つです。

  1. 女性は産休や育休を取る人も多く、職場が人手不足になりがち
  2. 男性薬剤師と比べて昇進しにくく、年収が上がりにくい

早速ご紹介します。

2-1. 女性は産休や育休を取る人も多く、職場が人手不足になりがち

薬剤師業界は女性が多い職場であるがゆえに、産休や育休が重なることも多く、常に欠員に悩まされている会社は多くあります

在籍している薬剤師数が少なくなることで、業務量の増加から残業が増えたりすることもあるでしょう。

また、出産後に復帰した場合なども、時短勤務や派遣で勤務する薬剤師も多くいるため、人が不足しがちです。

人手不足により休みがとりにくかったり、その状態が長く続くことで体調を崩しやすくなったりするため、注意しましょう。

2-2. 男性薬剤師と比べて昇進しにくく、年収が上がりにくい

女性薬剤師は男性薬剤師と比べて昇進がしづらく、それに伴い年収も上がりにくい傾向があります。

男性と比べて女性は、産休や育休によって仕事をしない期間が発生しやすい傾向があるため、管理薬剤師や本部スタッフなどの役職は男性に任せようとする会社も多くあるのです。

また、薬剤師は長時間労働になりやすいため、育児が仕事に影響することを懸念し、自ら昇進を辞退する女性も見受けられます。

そもそも薬剤師は比較的高年収ですが、何年働いてもなかなか昇給しなかったり、長時間勤務や夜勤をしても、残業代が給料に反映されなかったりと、年収が上がりにくい職業なのです。

3. 女性薬剤師ならではの強み

さまざまな悩みもある薬剤師ですが、女性が多い職業だけにその強みも多くあります。

  1. 女性患者から相談されやすく喜ばれやすい
  2. ライフイベントで一度退職しても復帰しやすい
  3. 配偶者の転勤があっても仕事を続けやすい

ひとつずつ見ていきましょう。

3-1. 女性患者から相談されやすく喜ばれやすい

女性の薬剤師は、女性患者にとって相談しやすい相手であり、薬剤師さんが女性で助かったという声が多くあります。

医師が診療する際は、男性の割合が多いため、診察時は話しにくかったことを女性薬剤師には相談できたなど患者さんに喜ばれやすいのです。

女性特有の悩みを女性薬剤師に話すことで、心が楽になったり、育児を経験しているママ薬剤師なら子育て中のお母さんへのアドバイスもできます。

病院薬剤師だけでなく、婦人科や小児科近くの薬局に勤務している女性薬剤師はその強みを発揮しやすいでしょう。

3-2. ライフイベントで一度退職しても復帰しやすい

薬剤師は女性が多い職場だからこそ、出産や育児で一度退職しても復帰しやすいメリットがあります。

薬剤師は国家資格であるため、子育てや介護で一時的に離職したとしても、復帰先さえ見つかればいつでも復帰可能です。

新卒で正社員入社をした後にライフイベントを経て退職、復職時に契約社員や派遣社員、パートタイムを選択するなど、雇用形態を自由に変えやすい点も強みと言えるでしょう。

また、雇用形態に関係なく高待遇での復帰がしやすく、その点は薬剤師以外の職業には少ない貴重なメリットと言えます。

3-3. 配偶者の転勤があっても仕事を続けやすい

女性薬剤師は、配偶者の転勤があっても仕事を続けやすいというメリットがあります。

配偶者の転勤により女性が退職をするケースは多くありますが、薬剤師で全国展開している会社に勤めている場合、退職せずに店舗異動をすることで、仕事を続けられるのです。

同じ会社内の店舗異動であれば、システムや就業規則が同じであるため、転職して新しい職場に勤務するよりも負荷が少なく、新しい生活にも順応しやすいでしょう。

4. 女性薬剤師が転職後に後悔するケースは多い

メリットが多く転職がしやすい女性薬剤師ですが、転職後に後悔するケースは多くあります。

  1. 新しい職場にやりがいがなかった
  2. 家庭や育児に理解がなかった
  3. 人間関係が悪く仕事がしにくい職場だった

ひとつずつ、ご紹介します。

4-1. 新しい職場にやりがいがなかった

せっかく転職をしても、新しい職場にやりがいがなく後悔する人もいます。

やりがいを求めて別の調剤薬局に転職しても、例えば専門病院の門前薬局で扱う薬がいつも同じであるなど、変化が少ない職場を選んでしまうとやりがいを感じづらくなります。

また、調剤併設のドラッグストアに転職をしても、処方箋の少なさから調剤業務が少なく、空いた時間で品出しや商品陳列などの調剤業務以外の仕事がメインとなってしまうような場合もあります。

薬剤師としての「やりがい」は人によって異なるため、ご自身がやりたいことや希望の働き方を明確にしたうえで、その仕事ができる環境かどうか事前に確認することをおすすめします。

4-2. 家庭や育児に理解がなかった

会社として産休や育休の制度があっても、取得実績がないために、家庭や育児に対する理解がされないということもあり得ます。

また、男性薬剤師が上司で育児について詳しくなかったり、育児中の働き方を分かってもらえない職場だったりすると、子育て中の薬剤師は転職したことを後悔するかもしれません。

さらに、少人数で運営をしている小さな薬局などは、薬剤師数の少なさから、子供の学校行事による欠勤や急な発熱による早退が難しくなる可能性があります。

家庭や育児と両立するためには、職場の理解がある方が仕事がしやすくなることは言うまでもありません。

産休や育休の取得実績だけでなく、子育て経験が多い女性がいるのかなど、転職先の実態を事前にチェックしてから入社を決めましょう

4-3. 人間関係が悪く仕事がしにくい職場だった

入社をしてみてから、職場の人間関係の悪さに気づいたり、イメージと違ったために仕事がしにくく後悔するということがあります。

薬剤師業界は女性が多いため、人間関係が悪い職場もあり、入社してみたら仲の良い人たちが固まっていて輪に入れないなど、自分ひとりではどうにもできないこともあるでしょう。

職場では長い時間を過ごすことになるため、人間関係のストレスは仕事に影響を及ぼしがちです。

ストレスが重なることで体調を崩す可能性も高くなります。

補足. 転職後に後悔しないためには、転職サイトの活用がおすすめ

転職後に後悔しないためには、転職サイトを活用し、コンサルタントと二人三脚で転職活動を進めることがおすすめです。

この章でお伝えした3点は、転職活動時の情報不足によるものであり、面接時や遅くとも入社前に確認をすれば防げる可能性が高くなります。

転職先の環境や実態は転職コンサルタントが把握している場合が多くありますので、後悔しない転職活動をするためにも転職サイトを活用し、コンサルタントの力を借りることがおすすめです。

5. 女性薬剤師転職成功のための5つのステップ

薬剤師転職を成功させるためには、以下の5つのステップを踏むことを意識しましょう。

  1. 転職をするための優先軸を決める
  2. ライフイベントに関する制度を事前にチェックする
  3. 良質な求人をできるだけ多く集める
  4. 人間関係や職場環境など本当にあなたに合った就業先かを検討する
  5. 入念な準備を経て選考を受ける

それぞれ詳しく解説していきます。

ステップ1. 転職をするための優先軸を決める

転職をする際にまず最初にきめるべきは、何を優先するかです。

やりがい、育児、年収など希望を全て叶えられれば良いですが、そうならない場合もあります。

また、やりがいがある職場や年収が高い職場は、残業が多かったり、体力的に激務だったりする場合もあり、育児との両立が困難である可能性があります。

このため転職をする際には、何を優先するのかを最初に考えておくことで、就職先が選びやすくなるでしょう。

ステップ2. ライフイベントに関する制度を事前にチェックする

将来的に結婚出産を考えている女性であれば、産休や育休の制度があるか、それが運用されているのかを事前に確認することがおすすめです。

制度がない職場であれば、子供ができてから仕事を続けることが難しくなるかもしれません。

また、制度があってもそれを使っている人がいなければ、せっかく転職しても、制度が使いにくいために仕事がしづらくなる可能性があります。

制度の有無だけでなく、4-2章でご紹介したように実際の取得状況まで確認をしたうえで転職活動を進めるとよいでしょう。

ステップ3. 良質な求人をできるだけ多く集める

まずは良質な求人情報を、できるだけ多く集めましょう。

選択肢が多いほど、細かい要望に合致する求人を見つけやすくなり、結果として、自らの希望にぴったりの求人に出会える確率を高めることができます。

情報収集は転職サイトを活用するのが一番の近道

情報収集を行うならば、まずは薬剤師転職に特化した転職サイトを利用しましょう。

良質な薬剤師求人は、転職サイトが独占して保有していたり、一般的な求人サイトでは公開されていなかったりすることが多々あります。

効率的に多くの求人情報を集めるならば、複数の転職サイトに登録し、検索することが最善の方法です。

ステップ4. 人間関係や職場環境など本当にあなたに合った就業先かを検討する

転職を検討している就業先が、本当にあなたにあっているのかどうかを見極めることも欠かせません。

職場の内部の情報は、以下の方法で確認しましょう。

職場の内部事情を事前に知るには

  1. 面接時に採用担当者へ質問する
  2. 転職サイトのキャリアアドバイザーから、情報を教えてもらう
  3. 知人の紹介で転職する場合は、事前に遠慮なく聞いておく

面接時に採用担当者へ質問するのがもっとも確実ですが、状況次第ではなかなか質問しづらいケースも想定されます。

また紹介で転職するケースはそれほどないでしょう。

したがって、内部の情報を知るためには、転職サイトのキャリアアドバイザーから事前に聞いておくというのが、最も現実的な方法です。

ステップ5. 入念な準備を経て選考を受ける

行き当たりばったりの応募・面接では、選考通過の確率も低くなり、転職活動がむやみに長引いてしまう恐れがあります。

就業先へ応募する際は、書類作成から面接対策まで、事前の入念な準備が欠かせません

例えば、確実に聞かれるであろう「頻出の質問」に対する回答を、あらかじめ考えておくだけで、スムーズな応答が可能になり、的確に自分をアピールすることができるでしょう。

面接で頻出する質問

  • 「あなたの強みは何ですか?」
  • 「なぜ転職しようと思ったのですか?」
  • 「弊社を志望した動機を教えてください」
  • 「弊社に活かせるスキルや経験を教えてください」

また、面接特有の空気感に緊張してしまい、本番で思うように受け答えができないという方も少なくありません。

このような事態を防ぐためにも、面接の練習を行っておくことが大切です。

薬剤師転職のプロの視点を得られるとなお良し

転職サイトを利用すれば、薬剤師転職のノウハウを熟知したプロフェッショナルから、的確な面接アドバイスをもらうことができます。

特に「面接に不慣れ」「緊張してしまう」という方にとっては、心強い助けとなるでしょう。

この5ステップをうまく行うためには、転職サイトの利用がおすすめ

高年収の求人を狙うためには、薬剤師に特化した転職サイトに登録することが欠かせません。

転職サイトを利用することで、以下のようなサポートを受けることができます。

サポート例

  1. 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
  2. 求人探し
  3. 求人の応募手続き
  4. 面接の日程調整
  5. 配属先の交渉
  6. 給与・ポジションの交渉
  7. 雇用契約書の確認
  8. 入社関連手続き

転職サイトの担当者は、数多くの薬剤師転職を成功に導いてきた実績があり、「どのように自己PRをすれば、採用確率が高くなるか」といったノウハウを熟知しています。

一人ひとりに合った転職活動の進め方も、具体的にアドバイスしてくれるでしょう。

転職理由をうまく伝える方法が分からないという方は、一度プロの意見を聞いてみることをおすすめします。

登録から利用まですべて無料で行えますので、転職活動の準備に不安のある方は、利用を検討してみてください。

6転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

7【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

スクリーンショット 2016-08-21 17.30.24

Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

8. 薬剤師の転職ノウハウに関連する記事

薬剤師の転職ノウハウに関連する記事を集めました。

以下の記事も併せてお読みいただくことで、薬剤師の転職に関する知識が深まります。

転職先
ノウハウ・コツ
 業界別年収アップのコツ

9. さいごに

女性薬剤師の転職について、よくある悩みや職場で活躍するためのポイントをご紹介しました。

理想通りの転職を実現するためには、情報収集をして、正しい手順で転職活動をしていくことが欠かせません。

そのためにはまず、下記の転職サイト2~3社にぜひ登録してみてください。

女性薬剤師の転職に強く、必ず登録すべき転職サイト5選

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

あわせて読みたい

薬剤師向けのおすすめ転職エージェントランキング5選|選び方や活用するメリットなども解説

200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職サイトおすすめランキング

【2023年最新版】薬剤師転職サイトおすすめ10選!気になる転職事情や転職成功のコツも徹底解説