「25歳での転職は厳しい?」
「25歳で転職活動したいけど、うまくいくか不安…」
学生から社会人になってある程度経験を積むと、キャリアアップのための他企業への転職や異業種に挑戦したいという方も少なくないでしょう。
しかし、25歳での転職は本当にうまくいくのか、自分にあった職種の求人が見つかるのか不安になりますよね。
結論、25歳の第二新卒の方は、積極的に募集している企業も多いため、自分の希望する仕事が見つかりやすい絶好のタイミングといえます。
- 伸び代を評価されやすい
- 基本的なビジネスマナーを覚えているため面接に有利
- 考えが柔軟なので異業種に転職しやすい
ただし、適切なステップを踏まずに転職した場合、入社しても長続きせずに再度転職を繰り返してしまうケースも珍しくありません。そのため、25歳でスムーズな転職をおこなうためには、自分にはどのようなスキルがあるのか自己分析の徹底や希望する業界に強い転職エージェントを正しく選択する必要があります。
そこで本記事では、これまで転職エージェントとして3,000人以上の転職をサポートしてきた私が実際に25歳で転職した方の実体験をもとに、25歳での転職のメリットや失敗しないポイント、おすすめの転職エージェントを詳しく紹介します。
この記事を読むとわかること
- 25歳でも転職できる3つの理由
- 25歳で転職をする3つのメリット
- 25歳の転職が失敗する3つの理由
- 25歳が相談すべき転職エージェント7選
- 25歳の転職で失敗しないために考えるべき5つのこと
本記事を読むことで、25歳での転職をポジティブに捉えることができ、新たな一歩を踏み出せるでしょう。
編集部が実施した転職経験者500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い20代向け転職エージェント・転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての20代・第二新卒者におすすめの相談先です。
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目次
1. 25歳の転職は遅くない!25歳のタイミングが転職におすすめな理由3つ
私は、幅広い年齢の方の相談に乗ってきましたが、私は多くの方に25歳こそ真剣に転職を考えるべきだと提案しています。
私がそう考えているのには理由は以下の3つがあります。
それぞれ、今まで転職をサポートして来た経験を踏まえて解説していきます。
1-1. 社会人の基礎があり吸収が早く企業が欲しがる世代
まず、25歳は「第二新卒」として扱われます。「第二新卒」には明確な定義がなく、多くの企業は「大卒後入社3年以内」の方のことを指していて25歳の方はそれに該当すると思います。
多くの企業で第二新卒を積極的に採用していますが、それには以下の2つの理由があげられます。
- 新卒よりも社会人としての基礎力がある
- 新卒のようにフレッシュで吸収が早い
新卒のようにフレッシュで長く働けて、それでいて最低限の社会人基礎力が付いているので、多くの企業が欲しがる世代です。
25歳はそのなかでも有利!3年間働いた経験を評価してもらえる
第二新卒のなかでも、25歳は以下の2つの理由から他の年齢に比べて非常に有利です。
- とりあえず3年我慢した忍耐強さを評価してもらえる
- 実績や経験をアピールしやすい
第二新卒としての転職であれば、ライバルは社会人1~3年目の人たちです。
3年続けた粘り強さや、そのなかで得た経験・実績をアピールできれば25歳のあなたは有利に転職を進められます。そして新卒の頃には手の届かなかった大手企業への転職を成功させている方もたくさんいるので、積極的にチャレンジしてみましょう。
Q.高卒の25歳はどうなるの?
高卒の25歳の方もこれからの活躍を期待されて、いい企業に転職できるチャンスはたくさんあります。ただし、大卒以上でないと申し込めない求人があったり、選考ではどうしても大卒には勝てません。卒業してからの経験が長い分、アピールできる経験が多い方もたくさんいらっしゃるかと思います。
転職活動は、基本的には大卒と意識すべきポイントは変わらないので、この記事を参考に積極的にチャレンジしてみましょう。
1-2. 未経験・スキルなしでも異業種に転職できるラストチャンス
25歳は異職種(営業→SEなど)に転職しやすい最後のチャンスと言われています。
25歳を過ぎても異職種に転職できている方はたくさんいますが、給料が下がることや、若い人がライバルになったときに選考が難しくなります。
企業としては、職種の経験がない人を採用し育てるのであれば、給料も安く、長く働いてくれる若い人を欲しがるからです。
そのため、今の職種が少しでも合わないと考えているのであれば、積極的に転職を考えましょう。このチャンスを逃してしまうと以下の男性のように将来ずっと後悔する可能性があります。
「今の仕事が向いてないかも」「なんとなくやりたいことがある」など少しでも違う職種に興味があれば25歳の今考えてみましょう。
1-3. 転職活動を経験することで今の会社を客観的に評価できる
25歳の今、転職を考えておくと、もし会社に残ることになってもこの先の社会人生活にすごくプラスになります。
例として、私が以前アドバイスをしていたYさんのお話を紹介します。
Yさんは25歳になり、「なんとなく」転職活動を始めましたが、以下の理由で今の会社で頑張ろうと結論になったようです。
- 他社と比べると、そこまで悪い会社じゃないと思うようになった
- 興味のあった会社の選考に落ちたことで、転職への意欲がなくなった
仮に残る決断をしても、これからのキャリアがプラスに働く可能性が高いので、転職する・しないに関わらず今のタイミングで動くことにデメリットはありません。
転職活動を始めても、今の会社にバレる可能性は皆無ですので、安心してください。
2. 【必見】25歳で転職するメリット3つ
25歳で転職する3つのメリットは以下のとおりです。
一つずつ解説していきます。
2-1. ポテンシャルが評価される|仕事への固定概念がなく吸収力が高い
25歳の転職は将来への伸び代を期待してポテンシャル採用されやすいです。なぜなら、25歳は第二新卒でまだまだ経験が浅く、スキルや経験が足りていないからです。
例えば、30代や40代で未経験職種の転職が不利といわれている理由は、30代40代になると経験やスキルを見込んで採用するためです。将来性よりも実力を求められるので、未経験職種の転職は厳しいとされています。
25歳の若い年代であれば、職歴や専門スキルがないので、仕事への固定概念がなく育成しやすいです。したがって、30代や20代後半に比べると、ポテンシャルがあれば採用活動を優位に進められます。
2-2. ビジネス経験があれば転職活動が有利になる|社会人としての基礎知識が活かせる
25歳の転職は社会人として身に付けたビジネスマナーや、スキルが転職で有利になります。
25歳であれば、大卒で2~3年、高卒で6~7年の社会人経験があり基本的なビジネスマナーや立ち振る舞いが身についているからです。
経験職なら業界の知識や仕事のノウハウも理解しているので、新卒と同じ選考であれば、経験値で有利です。
2-3. 異業種に転職しやすい|25~29歳の異業種への転職率は67.2%
25歳は異業種でも転職が可能です。
なぜなら、25歳は社会人としての常識的なマナーや柔軟性を持っているので異業種にも対応できる可能性があるからです。
今の転職市場は、人手不足で25歳前後の中途採用を積極的におこなっています。転職サイトdodaのデータをみると、25~29歳の異業種からの転職は67.2%と2番目に高い割合を示します。
参照:doda
基本的にビジネスマナーやスキルがあれば、25歳の異業種への転職は可能なので、やりたい職種がある人や環境を変えたい人は挑戦しましょう。
3. 25歳での転職を失敗する人の特徴3つ
25歳で転職を失敗する人の特徴は以下の3つです。
これから紹介する特徴に当てはまる人は、もう一度なぜ転職したいのか深堀りしましょう。
3-1. 人間関係で転職を考えている|面接で人間関係の不満を語るのはNG
一つ目の特徴は人間関係を理由に転職を考える人です。面接で上司や同僚の不満を転職理由として話す人がいますが、絶対に不満は話してはいけません。
採用側からすると、採用しても「また上司や同僚のせいにして辞めるかも」「転職者にトラブル原因があるのでは」と思われるからです。
仮に、上司や同僚の人間関係が悪くなって転職を考えても、転職理由は違う理由を用意しましょう。
「人間関係が悪い」を、言い換えた転職理由は以下のようなものがあります。
- 周りと連携をとりながらチームワークよく仕事を進めたい
- 仲間と意思疎通をして一つの課題に向かって頑張りたい
- みんなと一緒に気持ちよく働きたい
職場の人間関係で悩んでいる人は以下の記事を参考にしてください。
3-2. 目標なしで転職を考えている|入社後の目標への熱意が大切
仕事や会社が何となく合わないなどの漠然とした理由で転職を考えている人は失敗します。
なぜなら、目標を定めないで転職すると、転職先でも同じ悩みを繰り返してしまうからです。
例えば、目標をもって転職する人は転職がゴールではなく、「会社でどのような働きをするのか」「成果をあげるには何をするのか」を考えています。結果、面接でも説得力のある理由や熱意を伝えることにつながります。
逆に目標がなく転職した場合は、上辺だけで話してしまい熱意も説得力も感じられないので、採用されにくいです。
どうしても転職に対する目標が見つからない方は、以下の3つのポイントを抑えて考えましょう。
- 転職したいきっかけを深掘りする
- 転職に求める条件の優先順位をつける
- 現職を辞めることが目標になっていないか
各ポイントを自分なりに洗い出したものが目標になっているので、ぜひ転職の目標がない人は、3つのポイントで考えてみてください。
3-3. キャリアプランを考えず転職する|転職エージェントへの相談がおすすめ
25歳の転職で、キャリアプランが明確でない方は転職で失敗する可能性があります。理由は、キャリアプランは転職理由や会社探しの軸になるからです。
キャリアプランが明確でないままでは企業の選考通過は難しくなり、理想の仕事や企業も見つけられません。
将来の姿を考え、転職して何を実現したいか考えましょう。一人で考えるのが難しいのであれば、転職サイトを通じてアドバイザーと一緒に考えることもできます。おすすめの転職サイトは「リクルートエージェント」です。無料で利用できるので、転職で行き詰まったときは、ぜひ利用してみてください。
4. 25歳からの転職は気軽に相談でき、支援してくれる相手を作るのがポイント
転職に明確な答えがなく、判断が難しい方も多いです。決めるのが面倒で転職を断念してしまう人もたくさんいます。一人で悩まないように、またできるだけあなたが幸せになる結論を出せるように、手軽に相談できる相手を作りましょう。
25歳は未経験の領域にも、誰もが知っている大手企業にもチャレンジしやすいことで、いい意味でも悪い意味でも選択肢がたくさんあります。
そのため、転職を考え始めてから転職活動を始めるまでには少なくとも以下のことを考え、決める必要があります。
- 転職するべきなのか、会社に残るべきなのか
- 職種は変えたほうがいいか、今のままか
- 業種はどの業種が向いているのか
- どの会社を受けるべきなのか
4-1. 相談相手は転職や希望の職種・業種に詳しい人が好ましい
転職の相談相手は誰でもいいわけではなく、以下のような2つの条件を満たすような人でないときっと後悔します。
- 転職活動について詳しい
- あなたが目指す職種や業種について詳しい
転職の相談ですから、人事の方や人材会社に所属しているような転職に詳しい人でないとあまり役に立たないかもしれません。また転職に関してだけではなく、あなたが目指す職種や業種について詳しくなければいいアドバイスがもらえないでしょう。
まずはこの条件を満たす方に2~3人相談してみることをおすすめします。とはいっても、「身近にこんな人いない!」方も多いと思うので、身近に相談者がいない方向けの無料で使えるサービスを紹介します。
4-2. 転職エージェント|完全無料で転職に関する不安や悩みを解決してくれる
「転職エージェント」は完全無料で使えるサービスで、多くの25歳の方が転職エージェントを使って転職の相談をしています。
転職エージェントは、よくある求人サイトとは違い、登録すると担当者がつきます。担当者に相談しながら転職するかどうか、どこを受けるかを一緒に決める流れです。
そもそも転職すべきなのかなどの軽い気持ちでサービスを利用する方が多くなっています。
いい転職エージェントに巡り会えれば以下の銀行員だった男性のようにキャリアに大きくプラスになります。
転職エージェントはいろいろありますが、「25歳」の強みを最大限に引き出す提案をしてくれるエージェントもあります。
若年層に強い転職エージェントであれば、実績や豊富なノウハウがあるので、転職への成功率がぐっと高まるでしょう。
他にも求人探しから面接・入社後まで徹底サポートをしてくれる
転職エージェントは担当者が身近な相談相手になってくれるだけでなく、もし転職を決意したときは以下のようなサポートをしてくれます。
- 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
- 求人探し
- 求人の応募手続き
- 面接の日程調整
- 配属先の交渉
- 給与・ポジションの交渉
- 雇用契約書の確認
- 入社関連手続き
転職活動で面倒なことはすべて自分の代わりに無料でやってくれて、本番面接以外で企業との直接やりとりはほぼありません。今の仕事やプライベートと面倒手続きを両立させることは非常に苦労します。手間を少しでも減らすために転職エージェントはおすすめです。
身近に頼りになる相談相手がいる方も求人をもらったり、手続きを代理でしてもらったりするために転職エージェントを使ってみるのもいいかもしれません。
完全無料で使えるので試しに使ってみることにデメリットは特にありません。ただし、きちんと仕組みを理解してから使いたい方は「転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識」を参考にしてみてください。
参考. 転職求人サイトとの違い|転職エージェントはなんでも相談できる担当者がいる
「リクナビNEXT」「エン転職 」など、いわゆる求人を検索する「転職求人サイト」と呼ばれるものとの一番の違いが、転職求人サイトでは相談できる担当者がつかないことです。そのため基本的に、相談相手を探すためにも、まずは次の章で紹介しているような「転職エージェント」のなかから選ぶようにしましょう。
転職を成功された多くの25歳のみなさんは転職エージェントを使っています。
5. 25歳の転職を成功に導くおすすめのエージェント7選
この章では、下記3項目に分けてご紹介するので、どこに相談するか迷った場合「すべての人におすすめ」から2~3社登録してみてください。
担当に当たり外れがあるので、2~3社登録してみて、担当者の話をあまり深く考えずに聞いてみましょう。もちろん無料で使えますし、話を聞いて「転職やめた」となってもまったく問題ないのでいくつか登録してみるといいでしょう。
登録したら担当者から電話やメールで連絡があるので、電話が来ても無視しないようにしてください。
5-1. すべての25歳におすすめのエージェント
第二新卒の転職で実績のある大手総合転職エージェント上位5社を並べました。まずは以下のなかから、良い担当者と出会えるようにいくつか登録してみましょう。
※選ぶのに迷った場合、上から25歳の転職者から評判の良い順に紹介しているので、順番に登録してみてください。
登録すると翌営業日には電話がくるので、「○○な状況ですが、転職するべきでしょうか・・・?」などの話から気軽に相談してみましょう。
- リクルートエージェント|求人豊富の大手
https://r-agent.com/ - リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定
https://directscout.recruit.co.jp/ - dodaエージェント|業界最大級。20代30代なら登録必須
http://doda.jp/ - マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1
https://mynavi-agent.jp/ - パソナキャリア|首都圏に強くサポートが定評
http://pasonacareer.jp/
では、一つずつご紹介していきます。
リクルートエージェント|大手だが担当に差がある
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。
レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
doda|業界最大級。20代30代なら登録必須
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
パソナキャリア|首都圏特化でサポート充実
5-2. 自分の経歴に自信のない25歳におすすめのエージェント
社会人未経験や、スキルが身についていない方に関しては先ほどの転職エージェントに登録しても満足いくサポートを受けられない恐れもあります。
ただ、転職エージェントの仕組み上、仕方のないことです。転職エージェントが無料で使えるのは転職を成功させたときに、企業から”紹介料”をもらえるからです。つまり、転職エージェントによっては「この人経験不足だし、転職うまくいくかわからないな」と考えられてしまうと、他の人を優先するようになります。
先ほど紹介した『パソナキャリア』などは未経験でも手厚いサポートをしてくれると評判です。満足いく相談が受けられなかった、よい求人がなかった方におすすめなのが『ハタラクティブ』です。
ハタラクティブ|第二新卒特化型で最大手!
『ハタラクティブ』は、第二新卒や既卒など若年層をターゲットにした特化型転職エージェントで、第二新卒特化型としては最大手です。
2,300件以上の案件に加え、キャリア相談、職務経歴書や面接対策について徹底したサポートで、書類審査通過率91.4%、内定率80.4%という非常に優れた実績です。
いまの経歴に自信のない方でも、違う職種で新たに挑戦したい、これから正社員に挑戦してみたいとお考えの方には非常におすすめできるエージェントです。
公式サイト:
https://hataractive.jp/
また、求人数を多く見たい場合は、『リクルートエージェント(約50万件)』を併せて利用することをおすすめします。
5-3. 自分の経歴に自信がある25歳におすすめのエージェント
25歳で自分の経歴に自信がある方は、今まで紹介したエージェントに加え「ハイキャリア専門」の転職エージェントにも登録して担当とつながっておきましょう。上記で紹介してきた「すべての人におすすめのエージェント」だと、あなたのキャリアを活かせる求人がない可能性もあるからです。
そして、25歳のハイキャリア人材すべての方にもっともおすすめなのが、『JAC Recruitment』です。
JAC Recruitment|外資系や海外進出企業へ転職希望の方におすすめ
『JACリクルートメント』は、ハイクラス求人に特化した転職エージェントです。
30年以上にわたり、約43万人を超える求職者の転職支援を行ってきた信頼と実績があります。担当するキャリアコンサルタントは、各業界・職種の専門知識と経営者視点を持つ少数精鋭のエキスパートなので、心強いパートナーとなるでしょう。
ロンドン発祥の日系転職エージェントということもあって、他の転職エージェントにはないグローバルな求人を多く扱っています。外資系企業や海外進出企業への転職を検討している方におすすめです。
レバテックキャリア|IT・Webに特化した転職エージェント
『レバテックキャリア』は、IT・Webに特化した転職エージェントで、一般的な人材紹介会社としての知名度は低いかもしませんが、IT業界の転職では大手です。
特徴としては、元々システムの受注から始まった会社なので社内のコンサルタントも技術的な知識も豊富です。
知識豊富なコンサルタントが、人事だけでなく現場プロジェクトマネージャーと欲しい人材を共有しているため、質の高い求人が得られます。
特に首都圏・関西・福岡に強いので、街頭の地域在住の方は登録するといいサポートが受けれるでしょう。
6. 25歳の転職を成功させるポイント5つ
25歳の転職で失敗しないために考えるべきことは以下の5つです。
一つずつ詳しく解説していくので、今後の転職活動の参考にしてください。
6-1. 在職中に転職活動することでお金や時間に余裕を持てる
転職活動は在職中におこないましょう。
仕事を辞めて転職活動をおこなうと、金銭的な不安や焦りで適当に転職先を決めてしまうことがあるからです。またモチベーションが下がって、いつまでも転職活動をやらないことも考えられます。
急いで転職先を決めてしまうと、自分が望んでいた仕事内容や環境で働けないことに後悔するでしょう。しかし、転職活動は在職中にするのは絶対ではありません。
例えば、仕事が忙しくて上司からの圧力があれば、転職活動をする気力は残っていないと思います。仕事が手いっぱいで転職活動する時間も気力がない人は、今すぐに辞めたほうがよいでしょう。
なぜなら、そのまま現職場で耐え続けても成長が見込めず、心身ともに疲れてしまうからです。退職して、ゆっくり転職先を決めても良い場合もあるので、自分の状況で判断しましょう。
6-2. 徹底的に自己分析をおこなうことでミスマッチを避けられる
25歳で転職をするときは、徹底的に自己分析をおこないましょう。
自己分析ができていないと、ミスマッチを引き起こす原因になるからです。
例えば、どの職種に向いているのかや今まで経験してきた職種がなぜ合わないのか具体的に理解しておく必要があります。理解すると、自分に合っている職種を見つけられ、長く働ける可能性が高くなるからです。
自己分析の方法が知りたい方は、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
6-3. 企業研究を念入りにおこなえば面接の際に高評価を得られる
企業研究も徹底的におこなう必要があります。理由は、自己分析と同等でミスマッチを防ぐためです。
具体的に、企業研究は何をするのかわからない人も多いでしょう。主に企業研究で調べるものは以下のとおりです。
- 会社概要
- 経営方針
- 経営理念
- 事業内容
以上の4つは必ず調べておきましょう。
調べておけば、志望動機や転職理由に結びつけて熱意や説得力が増します。そして、採用側から「しっかり調べてきたのか」と高評価を受けるので、徹底的に企業研究はおこないましょう。
6-4. 転職で年収が下がる可能性もあることを理解しておく
転職すれば、年収は下がっても仕方がないです。特に未経験や異業種、大手企業からのベンチャー企業の場合は、年収が下がる傾向があります。
求人票や転職サイトに掲載している年収は、必ずしも記載してある年収を保証するものではなくあくまで目安です。「ある程度詳しい年収を知りたい」方は、転職サイトの利用をおすすめします。
転職サイトを利用すればアドバイザーが給与交渉をおこなってくれる場合があります。もちろん、転職者のスキルや経験が給与交渉の可否に関わるので、給与交渉してくれるだけでラッキーぐらいに思っておきましょう。
給与交渉は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
6-5. 採用側に不安感を与えないために転職理由はポジティブに考える
転職理由はポジティブに考えましょう。なぜなら、採用側に不安感を与えないためです。
例えば、転職理由が不満やネガティブだと「自社でも同じ不満をいうのでは?」と警戒されてしまいます。また、仕事をするうえでネガティブな発言や思い込みがあると、仕事の成果もあげられず成長できません。
マイナスな理由があるのは仕方がないですが、すべて本音で伝えると転職が不利になります。前向きな表現に変えて、ポジティブな理由を話せるようにしましょう。
面接で本音を伝えるべきか悩んでいる人は、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
7. 25歳の転職に関するよくある質問と回答
ここで、25歳の方からよくある以下の7つの質問へ答えていきたいと思います。
7-1. 自分の市場価値を知るにはどうすればいいですか?
市場価値は会社のなかではなく、きちんと世間の26歳と比較しなければ正確には測れません。
そこで、自分を客観的に評価できる『MIIDAS』アプリもありますが、少し高く評価される傾向があるので転職エージェントで正確に確認しましょう。3社以上のエージェントに話を聞けば、どのくらいの年収を目指せるのか、どんな領域を目指せるのか見えてくるはずです。
7-2. 25歳の女性でも転職しやすい?
女性の場合も男性と同様、25歳での転職はしやすいと言われています。
女性の場合は、プライベートも重視して、それが転職のきっかけになった方も多くいます。スタンスとして「転職後はきちんと会社に貢献したい」思いを選考時は強くアピールしましょう。
未経験の職種に興味がある場合は25歳で転職を!
女性であっても20代後半以降は即戦力であることが求められます。未経験の方はどんどん不利になっていくため、未経験の職種に転職したい場合は25歳のチャンスを逃さないように転職活動を始めましょう。
結婚・出産後も働く意思をアピールしよう!
企業側は「あなたが結婚してやめてしまうのではないか」「育児と仕事を両立できるのか」などの不安がつきまといます。
採用者の不安を取り除けるように、結婚・出産後も働く意思があることなどを書類や面接などでさりげなくアピールできると望ましいです。
25歳の女性からの評価が特に高かったのが『パソナキャリア』なので、どこに相談すべきか迷った場合は『パソナキャリア』に相談しましょう。
7-3. 25歳で多い転職理由は?
dodaの実施したアンケートでは、20代の転職理由は以下のようなランキングになりました。こちらはあくまでも20代へのアンケートですが、多くの25歳と対話して来た経験から、25歳の退職理由も以下のような傾向でした。
転職理由 | 割合 |
---|---|
1位. ほかにやりたい仕事がある | 13.8% |
2位. 給与に不満がある | 8.0% |
3位. 会社の将来性が不安 | 7.3% |
4位. 残業が多い/休日が少ない | 7.3% |
5位. 専門知識・技術力を習得したい | 4.7% |
出典:doda
以上のように、会社や仕事への不満で辞めるケースが非常に多いです。転職を成功するための秘訣として、たとえ職場や仕事への不満で辞めたくなっても、未来への希望を転職理由にできると印象が良くなります。
例えば、以下の理由です。
- 〇〇なスキルを身につけ、自分をさらに成長させたい
- 〇〇の業務であれば私の強みが大きく活かせると考えた
上記のような転職理由がうまく作れない方は、転職エージェントに思いをぶつけてみましょう。あなたに合わせた転職理由を一緒に考えてくれるはずです。
7-4. 転職回数が多いと次の転職は難しくなる?
25歳で2~3回の転職経験がある人でも、転職は可能です。今までの企業でスキルや実績がある人は、転職回数が問題視されることは少ないからです。
ただし、目標や熱意がない人は採用されにくいでしょう。複数転職を繰り返している人に求められることは、企業や業界に対しての想いや入社後のビジョンが明確かどうかです。
目標やビジョンを明確にするためには、自己分析や企業研究は欠かせません。
7-5. アピールできるスキルや経験がない…どうしたらいい?
25歳だと専門スキルが身についていない方も多いと思うので、「ポータブルスキル」をアピールできるようにしましょう。
一般的に転職で求められるスキルには「専門スキル」と「ポータブルスキル(汎用スキル)」の2種類があります。
どのようなスキル? | 例えば? | |
---|---|---|
専門スキル | 一定の仕事に深く活かせる能力 |
|
ポータブルスキル(汎用スキル) | どのような仕事にでも活かせる能力 |
|
25歳での転職活動では、専門スキルがなくてもポータブルスキルを評価してくれる企業は多いです。特に未経験の業種を受ける方や専門スキルに自信がない方は、ポータブルスキルの観点で自分にできる事を整理してみましょう。
業界や職種に合ったポータブルスキルをアピールしよう
ここでありがちなミスが業界や職種に求められないポータブルスキルをアピールしてしまう事です。
求人要項などの「求める人物像」の欄にはどのようなスキルを持った人が好ましいか書かれているケースが多いため、そこを企業選びや書類作成の参考にしましょう。
迷ったら転職エージェントに相談しよう
アピールできるスキルや経験が思い浮かばず、悩んだときは気軽に転職エージェントに相談してみましょう。転職エージェントにとってもあなたの成功はプラスになるので、遠慮する必要はありません。
7-6. 25歳の面接を成功させるポイントは?
新卒の学生ではなく、高いスキルを身につけた中堅社員でもない「25歳」だからこそ採用担当の方が面接で重視する傾向が強いのが、以下の3つのポイントです。
- 熱意や意欲はあるのか
- 経験を踏まえて志望しているのか
- 社会人としての基礎はできているか
以上のポイントをしっかりと意識して面接にのぞむことが面接の通過率を大きく左右するポイントです。
企業のホームページをチェックしたうえで熱意や意欲を伝える
第二新卒の選考ではポテンシャルが他の年齢層にはないくらい高い比重で評価の対象になります。
そのため、仕事や自己成長への熱意・意欲のアピールが大切です。以下のようなポイントに気をつければ、面接官は熱意や意欲を感じ取ってくれます。
- きちんと受ける会社を調べて面接にのぞむ
- 面接のなかで質問を求められたらその会社に合わせた質問をする
- なるべくハキハキ話す
以上のようなポイントを意識して、意欲を見せましょう。特に面接で企業のホームページをチェックしたうえで、その企業でなくてはダメな理由を語れれば熱意を見せられます。
社会人としての挫折経験を踏まえて志望動機を伝える
第二新卒では熱意や意欲も大切ですが、中途である以上「今までの業務経験」を踏まえて語れるかも大切なポイントです。熱意や意欲だけで語ってしまうと新卒採用を目指す学生と同じレベルになってしまいます。
例えば、同じ志望動機でも、社会人としての挫折経験や苦労を踏まえて語ったほうが重みが増します。きちんと過去を踏まえた未来の話をできるように準備しましょう。
社会人としての基礎力を見せる
企業があえて新卒ではなく、第二新卒の25歳の方を採用するのは「社会人としての基礎力」ができていることが大きな理由の一つです。経験やスキルに自信がなくても「社会人としての基礎力(=ビジネスマナー)」は見せられるようにしましょう。
選考のなかでも以下のようなシーンで、社会人としてのマナーができていないと思われると選考の通過率は一気に低下します。
- 受付や控室での立ち振る舞い・・・言葉遣いや姿勢は悪くないか、スマートフォンをいじっていないか
- 入室時や退室時の態度・・・・・・すぐに顧客先に行かせても恥ずかしくないマナーか
- 面接での言葉遣い・・・・・・・・友人と話すような口調になっていないか
転職活動では、以上のようないわゆる基本的なビジネスマナーを見られるシーンでもあります。マッチした転職先があっても上記のような些細なポイントで落ちないように注意しましょう。
面接対策を丁寧にサポートしてくれる転職エージェントを選ぶ
転職エージェントのなかには、面接対策をサポートしてくれ、模擬面接までおこなってくれる転職エージェントも存在します。25歳で初めて転職をする方は、第一志望の転職先の前に必ず模擬面接を受けるようにしましょう。
紹介した転職エージェントのなかでも『doda』の模擬面接が良かったと答えた方が多かったので、面接が不安な方は『doda』に相談しましょう。
7-7. 25歳からでも公務員を目指せますか?
25歳から公務員への転職は可能です。
公務員の受験には地方や自治体ごとに年齢の制限があります。
- 国家公務員・・・30歳まで
- 地方公務員・・・25~35歳まで
(地域や自治体によって異なります)
民間公務員は年齢問わず応募できますが、国家公務員や地方公務員などは各地方で年齢制限があるので、確認しておきましょう。
7-8. 数年しか働いていない会社の退職方法を知りたいです
退職のタイミングになったときも転職エージェントは助けてくれます。なにをすべきなのか、どうやって退職交渉をするのかを相談すればアドバイスをくれます。基本的には転職エージェントに頼ればいいですが、25歳にありがちな退職の失敗事例を紹介するので気を付けましょう。
焦って転職をミスしないために内定が出る前に退職しない
退職後の就職活動は、収入がないことが多く、貯金の少ない25歳は厳しい生活を強いられる場合があります。
しかし、金銭的余裕がなくなると生活が苦しくなり、精神的にも追いつめられることもあるでしょう。結果、「どこでもいいから早く就職先を決めなければ」と焦りが生まれ、転職に失敗してしまう可能性が高くなります。
金銭面、そして精神面に余裕をもって就職活動をおこなうことは、希望の転職先を見つけるための見えない必須条件の一つです。転職を成功させるためにも、できるだけ転職先を見つけてから、退職をおすすめします。
円満退職するために上司より先に仲のよい同期に話さない
親しい同期でも、直属の上司よりも先に退職のことを話すとバレてしまい、角が立ってしまいます。円満退職をするためにも、必ず社内で最初に相談するのは上司にしましょう。
特に退職が決定していない「転職活動中」などにボロっと話してしまうと以下の25歳の方のように取り返しのつかないことになってしまいます。
現在、在職中でありながら転職を考えていますが、大きな懸念事項があります。
転職は1年以上前から考えていましたが、
つい仲のよい同期に、「自分は来年度に転職を狙う」事を話してしまっていたのです。
その話が支店長にバレてしまい、、
ごまかし切れず、その支店長も自分の部下が最近多数辞めている事から、これ以上自分の部下に辞められると困る。と言われ
人事部に私を飛ばすように申し出られ、(そのときの建前の理由は転職云々ではないと思います)
結果的に関連会社へ在籍出向となりました。
出典:Yahoo知恵袋
同じことにならないように、退職を固く決意したときに初めて上司に伝えるようにしましょう。
具体的に転職先が決まったら転職エージェントに相談するのがベストですが、自分でもマナーを知っておきたい方は「退職の切り出し方で失敗しないための全ポイント」に目を通しておくとよいでしょう。
8. 25歳の転職はチャンス!まずは転職エージェントに相談しよう!
25歳で転職を考える方に向けて、転職エージェントの経験から後悔しないポイントを紹介してきましたが、いかがでしたか?
25歳は転職の大きなチャンスで、特に職種を変える場合などはこのチャンスを逃すと状況はどんどん悪くなるので早めに行動すべきです。
後悔しないための最初の第一歩目は転職エージェントの登録ですが、25歳の方におすすめの転職エージェントは以下の8つです。
すべての25歳におすすめのエージェント
- リクルートエージェント|求人豊富の大手
https://r-agent.com/ - リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定
https://directscout.recruit.co.jp/ - dodaエージェント|業界最大級。20代30代なら登録必須
http://doda.jp/ - マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1
https://mynavi-agent.jp/ - パソナキャリア|首都圏に強くサポートが定評
http://pasonacareer.jp/
自分の経歴に自信のない25歳におすすめのエージェント
自分の経歴に自信がある25歳におすすめのエージェント
まずは登録し、担当者からの連絡が来たら気軽に相談してみましょう。
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