
『金融業界の転職で、エージェントはどこを選べば良いの?』と思っていませんか。
金融業界の転職といっても、金融業界から別業界への転職なのか、未経験からの転職なのか、専門職として転職するのかなど、あなたの状況にあわせて選ぶべき転職エージェントは全くことなります。
依頼するエージェントを誤ってしまうと、内定率が変わるのはもちろん、年収が数百万円変わったり、ポジションが平社員と課長レベルで差がつく場合もあるので注意が必要です。
このページでは、現役人材コンサルタントの経験をもとに、転職エージェントを活用して金融業界での転職を成功させるために、下記3点をお伝えしていきます。
全て読めば、あなたが本当に使うべき転職エージェントがわかり、最高の条件で金融業界企業の内定を獲得することができるでしょう。
1. 金融業界の転職で使うべきで使うべきエージェント14選
金融業界の求人を取り扱う転職エージェントは、100社以上が存在します。
それぞれの転職エージェントで得意領域が違うので、あなたのニーズに合わせて選びましょう。
どのように選ぶかというと、一番のおすすめは『金融業界に強い総合転職エージェント1社以上』と金融業界の中でも専門性を持っている『特化型エージェント2社以上』を併せて登録することです。
総合転職エージェントは案件数は圧倒的に持っていますが、金融業界の知識に乏しいケースが多いので、特化型エージェントで対策や業界情報を得ながら、総合転職エージェントで転職するイメージです。
下記に金融業界を志望する方の4つのケースでそれぞれおすすめのエージェントを紹介していきますので、1-1の総合転職エージェントに登録した後、1-2〜1-5で2社ほど選び登録してみましょう。
- 1-1 金融業界を志望する全ての方におすすめするエージェント
- 1-2. 金融系専門職として転職し、キャリアアップしたい場合
- 1-3. 外資系への転職で年収UPをしたい場合
- 1-4. 金融業界から別の業界に転職したい場合
- 1-5. 未経験から金融業界に転職したい場合
登録後コンサルタントと話すのは無料なので、すぐ転職する気はなくてもとりあえず話を聞いてみると面白い話が聞けたり、予期せぬ素晴らしい求人と出会える可能性があるのでぜひ活用してみてください。
1-1. 金融業界を志望する全ての方におすすめするエージェント
大手総合転職エージェントの中でも、金融業界に強い2社を厳選しました。
この2社は金融に特化している訳ではないですが、金融業界に特化したエージェントよりも圧倒的に案件数があり、特化型エージェントに相談しても結局下記2社で決まる場合が多いです。
特に最初に紹介する『マイナビ金融 AGENT』は金融業界出身者が多く在籍しており、独自の繋がりで多くの質の高い独占案件を保有しています。
大手総合転職エージェントは他に『マイナビエージェント』や『doda』等がありますが、まずは下記のエージェントをおすすめします。
『リクルートダイレクトスカウト』
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は106,871件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスです。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
公式サイト:
https://directscout.recruit.co.jp/
『iX転職』
『iX転職』は、事業戦略に直結するような希少性の高いハイクラス求人に特化した、転職サービスです。
2019年より開始された比較的新しいサービスですが、運営元は人材業界大手「パーソルキャリア」なので、そのネットワークとノウハウには十分期待できます。
実際にサービス開始から1年で会員数は3万人を突破しており、今もっとも勢いのある転職サイトの一つです。
管理職やエンジニアマネージャー、CFO(最高財務責任者)などの求人を多く扱っており、中には年収1,000万円を超えるような求人もありますので、「さらなるキャリアアップを考えている」という方は、登録しておき、スカウトを待ってみることをおすすめします。
公式サイト:
https://ix-tenshoku.jp/
『ランスタッド』
『ランスタッド』は、オランダに本社を置き、世界39カ国で人材ビジネスを展開する世界最大級の外資系転職エージェントです。
保有求人全体の約半数が「年収800万円以上」の求人で、中には年収2000万円以上のハイクラスな求人も見つけることができます。S&P500企業からスタートアップまで、求人の幅が広いことも特徴的です。
またランスタッドでしか募集をしていない「独占求人」も多く、特にグローバル企業や外資系企業のハイクラスポジションの仕事を見つけられます。
公式サイト:
https://randstad.co.jp
※ランスタッドでは、IT企業の転職に特化したエージェントサービスも行っています。IT業界志望者はこちらを利用してみてください。
『ビズリーチ』
『ビズリーチ』は、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。
企業の求人掲載、求職者の登録の双方に事前審査が行われることにより、質の高いマッチングを実現しているのが特徴です。
基本的な検索サービスなどは無料で利用できますが、求人応募やプラチナスカウトの受信などの機能は有料会員への登録が必要となります。
- タレント会員
年収750万円未満の方対象 / 月額3,278円(税込) - ハイクラス会員
年収750万円以上の方対象 / 月額5,478円(税込)
月額課金制の転職サイトは業界でも珍しく、利用をためらってしまう人もいるかもしれませんが、その分質の高い求人が揃っているので、「本気で転職したい」と考える方に特におすすめです。
公式サイト:
https://bizreach.jp/
『マイナビ金融 AGENT』
『マイナビ金融 AGENT』は、総合的な評価の高いマイナビエージェントが展開する金融業界に特化したサービスです。
大手転職エージェントのマイナビエージェントが母体となっているため案件数が多く、今どのような案件が存在しているのかを知り、またそれに対して自分の応募資格があるのかどうかを確認するという意味で、相談してみると良いでしょう。
キャリアカウンセリングや案件の質としては、『リクルートダイレクトスカウト』のほうが丁寧で充実しているとの評判・口コミが多いです。
公式サイト:
https://mynavi-agent.jp
『パソナキャリア(ハイクラス)』
『パソナキャリア』は、大手の中でも特にキャリアコンサルタントが親身だと評判の良いエージェントです。
年収帯を問わず、充実したサポートを行っており、当サイトが実施したアンケートでも利用者満足度No.1の結果でした。
また、首都圏(東京、名古屋、大阪)を中心に求人数も豊富で、年収600万円以上のハイクラスを目指す全ての方におすすめできます。
パソナキャリア公式サイト:
https://pasonacareer.jp
『JAC Recruitment』
『JAC Recruitment』は、外資系・国内企業のハイキャリアポジションについては国内実績No.1で、イギリスや中国など世界に8拠点を持つグローバル企業です。
金融業界での転職を考えた場合、必ず登録するべきエージェントです。
金融業界出身者が多く在籍しており、独自の繋がりで多くの質の高い独占案件を保有しています。
サポートも非常に丁寧で、キャリアの棚卸、キャリアプラン相談、レジュメ添削、面接対策まで全て無料で提供してくれて、相談をするだけで考えがまとまり、大いに役に立ちます。
現時点である程度ご自身のキャリアに自信がある方や、金融業界で専門職として活躍されていたり、さらなるキャリアアップを狙っている場合には間違いなくおすすめです。
公式サイトを見る:
https://jac-recruitment.jp
1-2. 金融系専門職として転職し、キャリアアップしたい場合
金融系の専門職は、転職市場価値がどの職種も高い傾向にあり、いきなり年収が1.5倍に跳ね上がることなども良くあります。
転職エージェントに登録すればすぐに多くのオファーが来ることと思いますが、慎重に見極めて、最高の条件で転職を決めましょう。
『リクルートダイレクトスカウト』
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は106,871件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスです。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
公式サイト:
https://directscout.recruit.co.jp/
『ビズリーチ』
『ビズリーチ』は管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化した転職エージェントです。
特に金融系では2000万円を超える案件が豊富にあり、金融系専門職の案件は豊富だと言われています。
ただし、今すぐに転職したい場合は不向きのため(ヘッドハンティングをじっくり待たなければならないため)、その場合は『JACリクルートメント』『マイナビ金融 AGENT』を優先して登録しましょう。
1-3. 外資系への転職で年収UPをしたい場合
外資系金融は入社難易度が非常に高いです。また入社後の離職率も高いため、中長期的にみて転職が失敗しないよう、社風や社内制度に関する事前調査は必須です。
面接対策を含めとにかく第三者にフィードバックをたくさん受けないと、入社後も含めて失敗する可能性の高い転職ですから、エージェントをうまく活用することをおすすめします。
『リクルートダイレクトスカウト』
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は106,871件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスです。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
公式サイト:
https://directscout.recruit.co.jp/
『ランスタッド』
『ランスタッド』は、オランダに本社を置き、世界39カ国で人材ビジネスを展開する世界最大級の外資系転職エージェントです。
保有求人全体の約半数が「年収800万円以上」の求人で、中には年収2000万円以上のハイクラスな求人も見つけることができます。S&P500企業からスタートアップまで、求人の幅が広いことも特徴的です。
またランスタッドでしか募集をしていない「独占求人」も多く、特にグローバル企業や外資系企業のハイクラスポジションの仕事を見つけられます。
公式サイト:
https://randstad.co.jp
※ランスタッドでは、IT企業の転職に特化したエージェントサービスも行っています。IT業界志望者はこちらを利用してみてください。
『コトラ』
『コトラ』は外資系金融に特化している転職エージェントです。担当コンサルタントは全員業界出身者で専門性が非常に高く、外部からでは網羅的な把握が難しい各PEファンドの特性なども熟知しています。
外資系金融は転職するのが非常に難しいため、中長期的なサポートを前提に付き合ってくれます。
まずは相談してみて、自分のキャリアで入社できる可能性があるのか、仕事に適性はあるのか、気になる点を聞いてみると良いでしょう。
公式サイトを見る
『ムービンストラテジックキャリア ファンド・M&A 金融転職』
『ムービンストラテジックキャリア』はファンド・M&A金融転職に特化した部門を持っている転職エージェントです。
外資系金融で「入社可能性はあるのか?」「カルチャーはフィットするのか」等々、転職を検討するに当たり様々な疑問に、業界出身の経験から丁寧に答えてくれます。
面接対策も非常に手厚くしてくれるため、外資系金融を受けようと思ったら登録は必須です。
公式サイトを見る
『Spring転職エージェント(アデコ)』
『Spring転職エージェント』は、スイスに本社を置くグローバル企業で、人材サービスにおいて世界一の実績を持ち、売上は国内最大手人材サービスのリクルートの約3倍の2兆5000億円です。
規模が大きく世界中いたるところに拠点があるため、世界規模での案件数は圧倒的で外資系金融の案件数もJACと同等に優れていておすすめです。
公式サイトを見る
1-4. 別の業界に転職したい場合
こちらのケースの場合は、大手総合転職エージェントを使いましょう。
総合転職エージェントはとにかく担当コンサルタントの質が命ですから、とりあえず登録し、その後電話がかかってくるのでその時にどこを使うか決めると良いでしょう。
1-5. 未経験から金融業界に転職したい場合
こちらのケースは「1-4. 別の業界に転職したい場合」と同じく、大手総合転職エージェントを使うことをおすすめします。
総合転職エージェントはとにかく担当コンサルタントの質が命ですから、とりあえず登録し、その後電話がかかってくるのでその時にどこを使うか決めると良いでしょう。
2. 転職エージェントを使う際に注意すべき6つのポイント
この章では、知らないと損する絶対に注意すべき6つのポイントを解説します。
2-1. スカウトメールをお願いした場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
良い案件を案件を優先的に送ってもらうコツがあり、それは「2週間に1回は連絡をする」です。
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
2-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
キャリアコンサルタントも売上目標があり日々追われています。コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
2-3. 担当コンサルタントは合わなければ変更する
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。
現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいコンサルタントの方と
一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
2-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。コンサルタントでよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
2-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではないコンサルタントの場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)
「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」
言ってることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。
2-6. 同じ案件に複数のコンサルタントから応募しない
数社の転職サイトを使っている場合、同じ案件には複数のコンサルタントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となります。
3. まとめ
いかがでしたでしょうか。改めて、ご紹介した転職エージェントをおさらいします。
まずは大手総合転職エージェントは1~2社登録し話を聞いた上で、興味のある業界の特化型エージェントに具体的な相談をしてみましょう。
金融業界を志望する全ての方におすすめするエージェント
金融系専門職として転職し、キャリアアップしたい場合
外資系への転職で年収UPをしたい場合
別の業界に転職したい場合
未経験から金融業界に転職したい場合
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。